JPH0849237A - 法面覆工構造及び法面覆工用マット - Google Patents
法面覆工構造及び法面覆工用マットInfo
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Abstract
容易に行うことができ、更に、補強盛り土工法の壁面構
造に用いることができ、しかも、コンクリートブロック
のように剛性が大きく、機械的強度の高い表面構造材を
補強土工法の壁面に用いながら、補強部材の伸びが生じ
ても、或いはジオテキスタイル等の伸びの大きな補強部
材を用いても壁面が崩壊しないで追従し、かつ、緑化も
可能な法面覆工構造及び法面覆工用マットを提供する。 【構成】 ネット又はシート2bに複数個のブロック2aを
所定間隔おきに取り付けることにより構成され、法面1
に設置される覆工用マット2と、地盤中に埋設され、前
記覆工用マット2を前記法面1に固定する複数本の補強
部材3とを備えて構成する。
Description
される盛り土や切り土地盤の地表面を覆工するために適
用される法面覆工構造及び法面覆工用マットに関する。
に、盛り土や切り土の地表面は、勾配が急な場合、崩壊
しないように保護する必要があるが、従来、この種の保
護工法としては、法面上に鉄筋コンクリート製の法枠を
構築したり、或いは法面上にモルタルやコンクリート等
を直接吹き付ける等の方法が行われている。
トパネルに補強部材を連結し、この補強部材の上に盛り
土層を構築する工程を繰り返し行う方法等が知られてい
る(図20参照)。
ルや金網で法面の表面を被覆すると共に、これらを補強
部材として盛り土層の中に埋設しながら盛り土する方
法、或いはコンクリートパネルを直立させ、このコンク
リートパネルにネット、アンカー、金属製帯状体等の補
強部材を連結しながら盛り土して土留め擁壁を構築する
補強土工法が知られている。
トブロックを張り付けたシートを岸辺の地形の凹凸に沿
って設置する洗掘防止を行う方法が知られている。
ように構成されているが、法面上に鉄筋コンクリート製
の法枠を構築する方法は、盛り土や切り土の壁面が複雑
に起伏している場合等には、型枠の組立及び鉄筋の配筋
等が面倒で、施工が面倒になる等の課題があった。
を直接吹き付ける方法は、法面がモルタル等の吹付け材
で完全に覆われてしまうので、緑化ができなくなってし
まう等の課題があった。
面を被覆すると共に、これらを補強部材として盛り土層
中に埋設しながら盛り土する方法は、法面の表面が合成
樹脂や金網等で覆われるため、機械的強度や耐久性が不
充分となる等の課題があった。
のコンクリートパネルにネット、アンカー、金属製帯状
体等の補強部材を連結しながら盛り土して土留め擁壁を
構築する方法は、コンクリートパネルに可撓性がないの
で、盛り土内部の補強部材に伸びが生ずると、コンクリ
ートパネルが変位してしまい、しかも、コンクリートパ
ネルに変位に対する順応性がないので、破壊してしまう
等の課題があった。
きいジオテキスタイルを補強部材として連結すると、ジ
オテキスタイルの伸びによってコンクリート壁面が破壊
してしまい、不適当であった。
ックを張り付け、これを岸辺に設置して洗掘防止を行う
方法は、シートが可撓性を有するために護岸表面の凹凸
に追随して設置できるので、現地盤と密着性がよく洗掘
防止に役立つ等のメリットがあるが、この方法はあくま
で、緩やかな護岸斜面を河川の洗掘防止のために使用す
るのが目的であって、切り土法面のような急勾配の斜面
では、コンクリートブロックのような重量部材が張り付
けられたシートは、簡単に滑り落ちてしまったり、コン
クリートブロックがシートから剥離してしまうことがあ
り、また、同様の理由で直立に近い法面や補強土擁壁の
壁面部材として用いることは考えられていなかった。
なされたもので、複雑に起伏する急傾斜の切り土法面の
覆工も容易に行うことができ、また、補強盛り土工法の
壁面構造に用いることができ、しかも、コンクリートブ
ロックのように剛性が大きく、機械的強度の大きい壁面
構造材を補強土工法の壁面に用いながら、補強部材の伸
びが生じても、或いはジオテキスタイル等の伸びの大き
な補強部材を用いても壁面が崩壊しないで順応し、か
つ、緑化も可能な法面覆工構造及び法面覆工用マットを
提供することを目的とする。
1項記載の法面覆工構造は、ネット又はシートに複数個
のブロックを取り付けることにより構成され、かつ、地
表面に設置される覆工用マットと、地盤中に埋設され、
前記覆工用マットを前記地表面に固定する複数本の補強
部材とを備えて構成されている。
工構造は、ネット又はシートに複数個のブロックを取り
付けることにより構成され、かつ、地表面に設置される
覆工用マットと、地盤中に埋設され、前記覆工用マット
を前記地表面に固定する複数本の補強部材と、前記覆工
用マットと前記地表面との間に充填され、前記覆工用マ
ットと前記地表面とを一体化する充填材とを備えて構成
されている。
工構造は、所定高さに構築された盛り土層と、ネット又
はシートに複数個のブロックを取り付けることにより構
成され、かつ、前記盛り土層の法面に添え付けられた覆
工用マットとを備えて構成されている。
工構造は、所定高さに構築された盛り土層と、ネット又
はシートに複数個のブロックを取り付けることにより構
成され、かつ、前記盛り土層の法面に添え付けられた覆
工用マットと、前記盛り土層内に敷設され、前記覆工用
マットを前記盛り土層の法面に固定する補強部材とを備
えて構成されている。
工構造は、前3項及び4項の法面覆工構造において、盛
り土層が軽量盛り土材や硬化材より構築されている。
工構造は、請求項第1項又は第4項記載の法面覆工構造
において、覆工用マットと補強部材とが一体的に構築さ
れている。
工構造は、請求項第6項記載の法面覆工構造において、
覆覆工用マットは略L字状に構成された自立性金属網
と、この自立性金網に取り付けられた複数個のブロック
とを備えて構成されている。
工構造は、請求項第3及び第4項記載の法面覆工構造に
おいて、覆工用マットと盛り土層との間に複数個の土の
うを設置して構成されている。
工用マットは、ネット又はシートに複数個のブロックを
取り付けることにより構成される覆工用マットの前記ネ
ット又はシート、或いは前記ブロックに前記覆工用マッ
トを地表面に固定する複数本の補強部材を取り付けるこ
とにより構成されている。
工用マットは、ネット又はシートに複数個のブロックを
取り付けることにより構成される覆工用マットの前記ネ
ット又はシートの前記ブロックを有する部分は地表面に
位置し、前記ネット又はシートの前記ブロックを有しな
い部分は地盤中に位置するように構成されている。
工用マットは、ネットの交点部をブロックの中に内在す
るように取り付けた複数個のブロックを有することによ
り構成されている。
の一実施例を示し、図において、符号1は道路等に面し
て形成された盛土又は切り土等の法面、2は複数個のブ
ロック2aとネット又はシート2bより構成され、かつ、法
面1の上に設置され、法面1を保護する覆工用マット、
3は法面1の地盤中に埋設され、覆工用マット2を法面
1に固定する補強部材、そして、符号4は法面1と覆工
用マット2との間に充填され、法面1と覆工用マット2
との間を埋め、法面1と覆工用マット2とを一体化する
モルタル、コンクリート、硬化性流動体、或いは現地で
発生し、硬化材が混入された土や排水性のある材料、更
には、発泡ウレタンや硬化性軽量盛土材等からなる充填
材である。
に連結された例を示し、5は補強部材3をネット又はシ
ート2bに連結する連結金具であり、補強部材3は切り土
の地盤中に奥深く埋め込むことにより固定されている。
結された例を示し、補強部材3は切り土表面と覆工用マ
ット2との間に充填された充填材4の中に埋設して固定
されている。
たネット又はシート2bの上に複数個のブロック2aを所定
間隔おきに取り付けることにより構成されている(図
3,図4(a),(b) 参照)。
2bの上に接着材で一個一個接着することにより取り付け
られているが、ネット又はシート2bをサンドイッチ状に
挟んだ状態にコンクリートを打設する等してブロック2a
をネット又はシート2bと一体的に形成することによりき
わめて強固な構造とすることができる。
に自由に追従し、法面1に密着して敷設できるように優
れた可撓性を有し、かつ、耐腐食性及び耐候性に優れ
た、例えば金網類、織布、不織布、合成樹脂ネット、ジ
オテキスタイル等より形成されている。
状保持性を有することが好ましい場合は、ネット2bとし
て複数本の鉄筋を交差させ、交点部を溶接することによ
り構成された溶接金網やエキスパンドメタルが使用され
ることがある。
工用マット2を形成するための上部型枠6と下部型枠7
とを示し、6aはネット2bが嵌めこまれる溝を示す。ま
た、7aは型枠台、7bはネット2bが嵌め込まれる溝を示
す。
部型枠7の上にネット2bを張り、その上に上部型枠6を
設置し、下部型枠7及び上部型枠6のます目の中にコン
クリートを打設し、充分養生したのち、上部型枠6及び
下部型枠7を脱型することにより、図7に図示するよう
な覆工用マット2が形成される。
7を不織布や発泡スチロール、ダンボール等の可撓性の
材料より形成し、コンクリート内にそのまま埋め殺しと
すれば、上部型枠6及び下部型枠7はブロック2a間の隙
間と同様の機能をなし、本発明の覆工用マットを形成す
ることができる。
外せるように構成できることはいうまでもない。
ク、その他現場の環境に応じて様々な形状、大きさ、色
彩の天然石、或いは合成樹脂製ブロックより形成されて
いる。
間に隙間を有し、かつ、ネット又はシート2bが可撓性を
有するので、ブロック2aそのものが剛性材であるにもか
かわらず、覆工用マット2が背部の土圧や外部からの圧
力によって変位しても、ブロック2aそのものが破壊され
ず、コンクリート体としての強固な覆工効果を発揮でき
る。
けてもよく、或いは、ブロック2a,2a 間に植生ができる
ように間隔を開けて取り付けてもよい。
用いた場合は、背部の土砂や充填物がブロック2aの隙間
から流出しないようにその背部に透水性又は不透水性の
シート(図省略)を設置することもできる。
形状の擬似玉石や擬石を形どったブロックを使用するこ
とができる。
ク2aどうしが直接接触する程であっても、応力集中を防
止できるので、覆工用マット2の可撓性は保持される。
地盤に固定する補強部材との連結は、補強部材をブロッ
ク2aに直接連結する場合(図1,図8(a),(b) 参照)
と、補強部材をネット又はシート2bに連結する場合(図
1参照)とがある。
一部のブロック2aの背面部に補強部材8を取り付けたも
のであるが、補強部材8のフック8aに補強部材3を更に
連結してもよい(図8(c) 参照)。
所定間隔おきに埋設され、その端部に覆工用マット2の
ブッロク2aが補強部材8のフック8aを介して移動しない
ように固定されている(図8(c) 参照)。
ット2によって覆われ、この場合、補強部材3には鉄筋
若しくは帯状鋼材、鉄筋網、エキスパンドメタル、或い
は合成樹脂製補強部材やジオテキスタイル等、任意の引
張材が使用されている。
面や切り土壁面をきわめて簡単に覆工できる効果があ
る。
発明に係る法面覆工構造の他の実施例を示し、図におい
て、符号9は自然の風化等により凹凸状に形成された地
山面、10はこの地山面に所定の勾配を有して格子状に組
み立てられた枠組、11はこの枠組10の上に敷設され、覆
工面を構成する覆工用マット、12は地山面9の地盤中に
深く埋設され、枠組10及び覆工用マット11を地山面に固
定する補強部材、そして、符号13は地山面9と覆工用マ
ット11との間に充填され、地山面9と覆工用マット11と
の間を埋めるコンクリート、モルタル、或いは現地で発
生する土等の充填材である。
しくは接合ボルトで連結しながら格子状に組み立てられ
ている。また、覆工用マット11及び補強部材12には実施
例1のものと全く同じものも使用されている。尚、補強
部材12は充填材13の中に埋設されていてもよい。
凹凸状に形成された、きわめて硬質の地山面も容易に覆
工できる効果がある。
法面覆工構造の他の実施例を示し、図において、符号14
は入念に転圧しつつ、所定の高さまで盛られた盛り土
層、15はこの盛り土層14の先端に連結しつつ、複数段に
積み重ねられ、盛り土層14の法面を崩壊しないように保
持する覆工用マットである。
付けられるネット15a と、このネット15a に壁面に沿っ
て上下及び横方向に所定間隔おきに取り付けられた複数
個のブロック15b とを備えて構成されている(図12(a),
(b) 参照)。
内に水平に突設され、覆工用マット15を盛り土層14の法
面に固定する脚部15c が形成されている。脚部15c には
補強部材16が連結金具16a を介して取り付けられてい
る。
された部材として現場に搬入されてもよい(例えば、図
15(a) 参照)。
用マット15のネット15a が鋼製ネットでも、合成樹脂製
ネットでもよいが、鉄筋網を用いると、自立性があるの
で施工がし易くなる。
(a) はブロック15b を取り付ける前のネット15a を示
す。
縦鉄筋と横鉄筋とを格子状に配置し、その接点部を一体
的に溶接することにより構成される鉄筋グリットより形
成されているが、ラス金網、或いはエキスパンドメタル
等より形成されることもある。
トを連結するためのリング15d が形成されている。
15のネット15a の網目に突出され、かつ、リング15d に
鉄筋等からなる連結棒17が挿入されて上下覆工用マット
15が連結されている。
個のブロック15b を取り付けることにより構成された覆
工用マット15の構造を示す図である。
ブロック15b を一度に打設できる型枠内にネット15a を
略水平に張り、その上からコンクリートを打設し養生し
た後、型枠を脱型することにより構成される(図5,図
6参照)。
す。この補強部材18の端部にはリング18a が形成されて
いる。
とを鉄筋等からなる横棒17によって連結した構造を示す
断面図である。
して連結する覆工用マットを示しているが、リング15d
を無くして脚部15c を補強部材18を兼ねるように長く延
在することにより、補強部材18と覆工用マット15とが一
体に構成された構造とみなしてもよい。
用いた構造を示す。図13(a) は固定プレート19が脚部15
c に溶接されており、固定プレート19には溝が形成され
た鋼棒が溶接されている。図13(b) は支圧アンカーを示
し、符号20は支圧プレートである。
された脚部21c,21c を有する覆工用マット21の断面図で
ある。図14(b)は上下の覆工用マット21,21 をボルト22
によって連結した構造の断面図である。尚、覆工用マッ
ト21のネット21b は金網でも合成樹脂ネットでもよい。
b と補強部材16とが一体に構成された覆工用マットを示
す。
状況を示す。下部覆工用マット15の上端のリング15d が
上部覆工用マット15の目を通して突出せしめ、横棒17を
リング15d に挿入することによって上下覆工用マット15
が連結されている。
15を用いて構成した補強土構造物の断面図である。ま
た、図16(b) は、地盤上に相対して覆工用マット15を設
置し、かつ、盛り土14を盛り土する工程を繰り返し行っ
て構築された補強土構造物の例である。
泡剤を入れた軽量盛り土材であるモルタルと土と固化剤
の混合物等の固結性流動体を用いてもよいし、合成樹脂
性発泡ブロックや発泡ガラスビーズで形成されたブロッ
クでもよい。流動体を用いた場合は、覆工用マット15の
背面に不織布やシート等を設けて、外部に流動体が流出
しないようにすることができる。
方法を図17(a) 〜(d) に基いて説明する。
いた覆工用マット15を設置し、この覆工用マット15の脚
部15c に鉄筋等の補強部材18を連結する( 図17(a) )。
また、覆工用マット15の内側に土砂流失防止用シートを
取り付ける。尚、土砂流失防止用シートを取り付ける代
わりに植生マットを設置してもよい。
し、充分に転圧して盛り土層14a 構築する( 図17(a) 参
照) 。
c に補強部材18が連結され、かつ、鉄筋網の剛性とL型
の形状により特に支持しなくとも自立している。
行って盛り土層14a と連続する盛り土層14b を構築する
(図17(b) )。この場合、覆工用マット15と、この覆工
用マットの上側に設置された覆工用マット15とを連結す
る(図17(b) 参照)。
土層14a の上に覆工用マット15を設置してすぐに、上部
の覆工用マット15の壁面部の内側に下部の覆工用マット
15の壁面部の上端部を重ね合わせると共に、上部覆工用
マット15の網目より下部覆工用マット15の上端のリング
15d を突出させ、かつ、このリング15d に横から連結棒
17を水平に挿入する(図15(b) 参照)。
り土砂を投入し、充分に転圧する(図17(b) 参照)。
上端部が上側の覆工用マット15に前記のような方法で連
結されているので、下側の覆工用マット15の立ち上がり
部が転圧で前に傾くようなことはない。
し行って盛り土層14を連続して構築することにより(図
17(c),(d) 参照) 、盛り土層全体を構築する(図11参
照)。
他に固結材を混入した改良土や軽量盛り土材を用いても
よく、また、発泡モルタル等のような施工時は流動性の
ある硬化性流動体を用いることもできる。
によって腹付け工法に用いることもできる。
トを用いた覆工用マットによる補強土構造物の施工方法
を示したものである。
3a に複数個のブロック23b を取り付けることにより構
成された覆工用マット23と、この覆工用マット23の先端
にネット23a を所定長さ延長して形成された補強部材24
とが一体的に形成された例を示す。
位置に複数の土のう26を所定の高さに積み上げ、その背
部に盛り土層25を構築したものである。
材24を立ち上げ巻き込んだ状態を示す。
の上に盛り材を巻き出し、転圧して盛り土層25を構築し
た状況を示す。このようにすることにより安定した盛り
土層の端部を構築できる。
タイル(ネット)と覆工用マット21とを横棒17によって
固定した場合の例を示す。
れ、この発明に係る請求項第1項記載の法面覆工構造
は、既設法面に、ネット又はシートに複数個のブロック
を所定間隔おきに取り付けて構成される覆工用マットを
設置し、この覆工用マットを前記既設法面に複数本の補
強部材で固定し、請求項第2項記載の法面覆工構造は、
更に前記覆工用マットと前記既設法面との間にコンクリ
ート或いは土等の充填材を充填することにより構築され
ているので、法面が複雑に起伏していても、覆工用マッ
トを法面の凹凸に追従させて設置することにより、既設
法面を容易に覆工できる効果がある。
5記載の法面覆工構造は、軽量盛り土構造であり、第4
項記載の法面覆工構造は、転圧しつつ所定高さに盛られ
た盛り土層の先端部に、前記盛り土層の法面に設置され
るネットと、このネットに所定間隔おきに設置される複
数個のブロックとを備えて構成される覆工用マットを設
置することにより構築されているので、機械的強度の優
れたブロックを用いながら変位に順応できる覆工が可能
な盛り土構造を構築できる効果がある。
することにより、ネット又はシートに複数個のブロック
が所定間隔おきに取り付けられ、隣接するブロック間に
法面が露出する隙間を設けることにより、法面の緑化が
図れる効果もある。
は、自立性を有する覆工用マットを使用することによ
り、施工の容易性が図れ、請求項第8項記載の法面覆工
構造は、覆工用マットと補強部材とを一体化することに
より施工の迅速化が図れ、更に、請求項第9項及び第10
項記載の覆工用マットを使用すれば、施工性の向上を図
れる効果がある。
はその一部平面図である。
視図である。
ある。
その縦断面図である。
である。
図、(b) は断面L字状に形成された覆工用マットのの斜
視図、(c) は補強部材の一部側面図、(d) は断面L字状
に形成されたネットの縦断面図である。
部側面図、(b) は支圧アンカーの側面図である。
工用マットからなる盛り土補強構造の縦断面図である。
用マットの連結部の拡大断面図である。
る。
工方法を示す工程図である。
施工方法を示す工程図である。
ある。
材、5…連結金具、6…上部型枠、7…下部型枠、8…
補強部材、9…地山面、10…枠組、11…覆工用マット、
12…補強部材、13…充填材、14…盛り土層、15…覆工用
マット、16…補強部材、17…横棒、18…補強部材、19…
固定プレート、20…支圧プレート。
Claims (11)
- 【請求項1】 ネット又はシートに複数個のブロックを
取り付けることにより構成され、かつ、地表面に設置さ
れる覆工用マットと、地盤中に埋設され、前記覆工用マ
ットを前記地表面に固定する複数本の補強部材とを備え
てなることを特徴とする法面覆工構造。 - 【請求項2】 ネット又はシートに複数個のブロックを
取り付けることにより構成され、かつ、地表面に設置さ
れる覆工用マットと、地盤中に埋設され、前記覆工用マ
ットを前記地表面に固定する複数本の補強部材と、前記
覆工用マットと前記地表面との間に充填され、前記覆工
用マットと前記地表面とを一体化する充填材とを備えて
なることを特徴とする法面覆工構造。 - 【請求項3】 所定高さに構築された盛り土層と、ネッ
ト又はシートに複数個のブロックを取り付けることによ
り構成され、前記盛り土層の法面に添え付けられる覆工
用マットとを備えてなることを特徴とする法面覆工構
造。 - 【請求項4】 所定高さに構築された盛り土層と、ネッ
ト又はシートに複数個のブロックを取り付けることによ
り構成され、前記盛り土層の法面に添え付けられる覆工
用マットと、前記盛り土層の中に複数層に敷設され、前
記覆工用マットを前記盛り土層の法面に固定する複数の
補強部材とを備えてなることを特徴とする法面覆工構
造。 - 【請求項5】 盛り土層は軽量盛り土材又は硬化材から
なることを特徴とする請求項第3項又は第4項記載の法
面覆工構造。 - 【請求項6】 覆工用マットと補強部材とを一体に形成
してなることを特徴とする請求項第1項又は第4項記載
の法面覆工構造。 - 【請求項7】 覆工用マットは略L字状に構成された自
立性金属網と、この自立性金網に取り付けられた複数個
のブロックとを備えてなることを特徴とする請求項第6
項記載の法面覆工構造。 - 【請求項8】 覆工用マットと盛り土層との間に複数個
の土のうを設置してなることを特徴とする請求項第3項
又は第4項記載の法面覆工構造。 - 【請求項9】 ネット又はシートに複数個のブロックを
取り付けることにより構成される覆工用マットにおい
て、前記ネット又はシート、或いは前記ブロックに前記
覆工用マットを地表面に固定する複数本の補強部材を取
り付けてなることを特徴とする覆工用マット。 - 【請求項10】 ネット又はシートに複数個のブロック
を取り付けることにより構成される覆工用マットにおい
て、前記ネット又はシートの前記ブロックを有する部分
は地表面に位置し、前記ネット又はシートの前記ブロッ
クを有しない部分は地盤中に位置するように構成してな
ることを特徴とする覆工用マット。 - 【請求項11】 ネットに複数個のブロックを取り付け
ることにより構成される覆工用マットにおいて、前記ネ
ットの交点部が前記ブロックに内在されるように前記ブ
ロックを前記ネットに取り付けてなることを特徴とする
覆工用マット。
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- 1994-08-09 JP JP06187078A patent/JP3129605B2/ja not_active Expired - Fee Related
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