JP2001008816A - 炊飯器 - Google Patents

炊飯器

Info

Publication number
JP2001008816A
JP2001008816A JP11187650A JP18765099A JP2001008816A JP 2001008816 A JP2001008816 A JP 2001008816A JP 11187650 A JP11187650 A JP 11187650A JP 18765099 A JP18765099 A JP 18765099A JP 2001008816 A JP2001008816 A JP 2001008816A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rice cooker
rice
lid
communication hole
foam
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP11187650A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3922837B2 (ja
Inventor
Hideki Matsubara
秀樹 松原
Tamotsu Enomoto
有 榎本
Toshimichi Obara
敏道 小原
Kanji Kawarabayashi
幹治 河原林
Machiko Abe
真千子 阿部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Osaka Gas Co Ltd
Original Assignee
Osaka Gas Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Osaka Gas Co Ltd filed Critical Osaka Gas Co Ltd
Priority to JP18765099A priority Critical patent/JP3922837B2/ja
Publication of JP2001008816A publication Critical patent/JP2001008816A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3922837B2 publication Critical patent/JP3922837B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 おねばの外部への吹き出しを防止するととも
に、加熱手段の制御を容易にして炊飯器の構成を容易に
することが可能となる炊飯器の提供。 【解決手段】 炊飯釜1が装着される筒状のケーシング
2と、炊飯釜1の上部を閉じる状態と開く状態とに開閉
自在にケーシング2に支持されかつ外部に連通する外部
連通孔3を備えている蓋4と、炊飯釜1を加熱する加熱
手段とが備えられている炊飯器であって、炊飯に伴って
炊飯釜1から発生するおねばに対して、それが外部連通
孔3を通して外部に漏出する前に作用して、おねばに形
成されている泡を潰す泡破壊手段14が備えられている
炊飯器。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、炊飯釜が装着され
る筒状のケーシングと、前記炊飯釜の上部を閉じる状態
と開く状態とに開閉自在に前記ケーシングに支持されか
つ外部に連通する外部連通孔を備えている蓋と、前記炊
飯釜を加熱する加熱手段とが備えられている炊飯器に関
する。
【0002】
【従来の技術】上記のような炊飯器において、炊飯釜内
の上端部の温度を検出する温度センサを設け、炊飯のた
めに加熱手段を制御しながら、温度センサの検出情報に
基づいておねばの吹き上がりを検出したとき、すなわち
温度センサの検出温度が沸点から下がったときには、お
ねばの吹き上がりを防止するように加熱手段を制御する
(例えば、加熱手段による加熱量を減少させる制御を行
う)ことによって、炊飯釜の水量を誤っても、炊飯に伴
って炊飯釜から発生するおねばが外部に吹き出すのを防
止するものが知られている(例えば、特開平10−51
30号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の炊飯器では、炊飯のために加熱手段を制御するとと
もに、温度センサの検出情報に基づいておねばの吹き上
がりを検出したときには、おねばの吹き上がりを防止す
るように加熱手段を制御しているので、おねばの外部へ
の吹き出しを防止するために、加熱手段を特別に制御す
る必要があり、その分だけ制御が複雑になり、炊飯器の
構成が複雑化するという不利があった。
【0004】本発明は、かかる点に着目してなされたも
のであり、その目的は、おねばの外部への吹き出しを防
止するとともに、加熱手段の制御を容易にして炊飯器の
構成を容易にすることが可能となる炊飯器を提供する点
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明によれば、炊飯釜が装着され
る筒状のケーシングと、炊飯釜の上部を閉じる状態と開
く状態とに開閉自在にケーシングに支持されかつ外部に
連通する外部連通孔を備えている蓋と、炊飯釜を加熱す
る加熱手段とが備えられている炊飯器において、炊飯に
伴って炊飯釜から発生するおねばに対して、それが外部
連通孔を通して外部に漏出する前に作用して、おねばに
形成されている泡を潰す泡破壊手段が備えられている。
つまり、炊飯に伴って炊飯釜から発生するおねばには、
水蒸気を含む液体、すなわち泡が形成されるが、その泡
を泡破壊手段にて潰すことによって、おねばが外部連通
孔を通して外部に漏出する前におねばを液体成分と水蒸
気とに分解することができ、その分解された水蒸気は外
部連通孔を通して外部に排出されることになるので、お
ねばを分解された液体成分のみとすることができ、おね
ばの容積を減少させることができる。したがって、泡破
壊手段にておねばに形成されている泡を潰すことによっ
て、おねばが外部連通孔を通して外部に漏出する前にお
ねばの容積を減少させることができるので、おねばの外
部への吹き出しを防止するために加熱手段を特別に制御
することもなく、加熱手段の制御を容易にして炊飯器の
構成を容易にするとともに、おねばの外部への吹き出し
を防止することが可能となる。
【0006】また、泡破壊手段を備えることによって、
おねばの外部への吹き出しを防止することが可能となる
ので、炊飯釜の容量を比較的大きなものとする構成をと
くに必要とせず、おねばの外部への吹き出しを防止する
ことができ、結果的に炊飯器の小型化を図ることも可能
となる。
【0007】請求項2に記載の発明によれば、蓋が、そ
の内方側に、内蓋部を備えて構成され、内蓋部が、蓋と
自己との間に形成される蓋内部空間と炊飯釜の内部とを
連通する釜連通孔を備えるとともに、蓋にて炊飯釜の上
部を閉じる状態において下方を向くように蓋から延設さ
れている取付け部に装着され、取付け部に上下動可能に
装着されて、自重により下方側へ移動した状態において
内蓋部の釜連通孔を閉じる移動体が設けられ、泡破壊手
段が、泡破壊用の作用部を移動体に備えさせて構成され
ている。つまり、炊飯釜から発生するおねばは、釜連通
孔を閉じている移動体を上方へ押圧作用して釜連通孔を
開いて蓋内部空間に噴出することになるが、おねばに形
成されている泡を破壊する泡破壊手段が泡破壊用の作用
部を移動体に備えてさせて構成されているので、泡破壊
手段を移動体とは別体で構成するものに比べて、蓋の構
成を利用して泡破壊手段の設置が容易になるとともに、
泡破壊用の作用部を釜連通孔を通して蓋内部空間に噴出
するおねばに対して的確に作用させることが可能とな
り、おねばの外部への吹き出しを的確に防止することが
できる。
【0008】請求項3に記載の発明によれば、泡破壊用
の作用部が、おねばとの接触により移動体を取付け部に
沿う軸心周りに回転させるように回転力を付与する翼状
部を備えて構成されている。つまり、泡破壊用の作用部
がおねばと接触することによって、翼状部が移動体を取
付け部に沿う軸心周りに回転させるように回転力を付与
するので、移動体がおねばに形成されている泡と接触し
た状態で取付け部に沿う軸心周りに回転することにな
り、その泡に対して移動体の回転方向の外力を与えるこ
とが可能となり、おねばに形成されている泡を確実に潰
すことが可能となる。また、移動体を回転させたときの
回転力を利用することにより、おねばに対して外力を与
えることができるので、移動体の下面側に突状部を備え
て突状部がおねばと接触することによりおねばに形成さ
れている泡を潰すものよりも、おねばに形成されている
泡に対して回転力を利用して大きな外力を与えることが
可能となる。
【0009】請求項4に記載の発明によれば、泡破壊用
の作用部が、おねばとの接触によりおねばに形成されて
いる泡を潰す突状部を備えて構成されている。つまり、
突状部が、おねばと接触することによって、おねばに形
成されている泡に対して外力を与えることが可能とな
り、おねばに形成されている泡を確実に潰すことが可能
となる。また、突状部とおねばが接触することによりお
ねばに形成されている泡を潰すことができるので、おね
ばとの接触により移動体を回転させる翼状部を備えて移
動体の回転力を利用しておねばに形成されている泡を潰
すものよりも、おねばに形成されている泡に対して確実
に外力を与えることが可能となる。
【0010】請求項5に記載の発明によれば、内蓋部に
おける釜連通孔の存在箇所から離れた箇所に、蓋内部空
間と炊飯釜の内部を連通する内蓋連通孔が形成され、か
つ、内蓋連通孔の形成箇所が、蓋にて炊飯釜の上部を閉
じる状態において釜連通孔の存在箇所よりも低くなるよ
うに構成されている。つまり、移動体に備えられている
泡破壊用の作用部にておねばを液体成分と水蒸気とに分
解されるが、内蓋連通孔を通して分解された液体成分を
炊飯釜の内部に戻すことが可能となる。したがって、蓋
内部空間に泡破壊用の作用部にて分解された液体成分が
貯留するのを防止することができ、おねばの外部への吹
き出しを確実に防止することが可能となる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明にかかる炊飯器を図面に基
づいて説明する。この炊飯器は、都市ガスやプロパンガ
スなどのガス燃焼式のものであって、図1〜3に示すよ
うに、炊飯釜1が挿脱自在に装着される筒状のケーシン
グ2と、炊飯釜1の上部を閉じる状態と開く状態とに開
閉自在にケーシング2に枢支されかつ外部に連通する外
部連通孔3を備えている蓋4と、ケーシング2に装着さ
れた炊飯釜1を加熱する加熱手段としてのバーナ5と、
炊飯のためにバーナ5の燃焼を制御する制御部Hと、そ
の制御部Hに制御情報を指令する操作部Tとから構成さ
れている。
【0012】前記ケーシング2は、筒状の外枠6、その
外枠6の底部側に設置されている下枠7、および、外枠
6と自己との間における空間のうち上端部分を閉じる状
態で外枠6の内側に間隔を隔てて挿入される内胴8から
構成され、下枠7には、炊飯釜を加熱するバーナ5が設
けられている。そして、ケーシング2に装着された炊飯
釜1と内胴8との間の空間が、バーナ5による燃焼排ガ
スを外部に排出する排気路9として形成されている。
【0013】前記蓋4は、その内方側に、内蓋部10を
備えて構成され、この内蓋部10が、炊飯釜1の上部を
閉じる状態において下方を向くように蓋4から延設され
ている棒状の取付け部11に取付けパッキン11aを介
して着脱自在に装着されるとともに、蓋4と自己との間
に形成される蓋内部空間12と炊飯釜1の内部とを連通
する釜連通孔13を備えて構成されている。また、取付
け部11に着脱自在にかつ上下動可能に装着されて、自
重により下方側へ移動した状態において、内蓋部10の
釜連通孔13を閉じる移動体としてのフロート14が設
けられている。
【0014】そして、図4および5に示すように、炊飯
に伴って炊飯釜1から発生するおねばに対して、それが
外部連通孔3を通して外部に漏出する前に作用して、お
ねばに形成されている泡を潰す泡破壊手段が、泡破壊用
の作用部をフロート14に備えさせて構成されている。
つまり、泡破壊用の作用部が、おねばとの接触によりフ
ロート14を取付け部11に沿う軸心周りに回転させる
ように回転力を付与する翼状部としてのフィン15を備
えて構成されている。したがって、フロート14がおね
ばに形成されている泡を潰す泡破壊手段として作用し、
そのフロート14に泡破壊用の作用部として作用するフ
ィン15を備えさせている。
【0015】説明を加えると、炊飯に伴って炊飯釜1か
ら発生するおねばが、自重により釜連通孔13を閉じて
いるフロート14を上方へ押し上げて、釜連通孔13を
開いて蓋内部空間12に噴出されることになるが、その
ときに、おねばがフロート14のフィン15に接触する
ことによりフロート14がおねばと接触した状態で取付
け部11に沿う軸心周りで回転させるようにしている。
そして、フロート14の回転力を利用しておねばに対し
てフロート14の回転方向に外力を与えて、おねばに形
成されている泡、すなわち水蒸気を含む液体を、液体成
分と水蒸気とに分解するようにしている。このようにし
て、フロート14の回転により分解された水蒸気と液体
成分のうち、水蒸気は外部連通孔3を通して外部に排出
されることになり、蓋内部空間12には分解された液体
成分のみが残り、おねばの容量を減少させることがで
き、おねばの外部への吹き出しを防止することが可能と
なる。
【0016】また、内蓋部10には、蓋内部空間12と
炊飯釜1の内部とを連通する内蓋連通孔16が、内蓋部
10における釜連通孔13の存在箇所から離れた箇所に
形成されるとともに、その内蓋連通孔16の形成箇所
が、蓋4にて炊飯釜1の上部を閉じる状態において釜連
通孔13の存在箇所よりも低くなるように構成されてい
る。つまり、フロート14の回転により分解された液体
成分を釜連通孔13の存在箇所から離れた内蓋連通孔1
6の形成箇所に案内して、内蓋連通孔16を通して蓋内
部空間12から炊飯釜1の内部に戻すようにしている。
このようにして、フロート14の回転により分解された
液体成分を炊飯釜1の内部に戻すことによって、その液
体成分が極力蓋内部空間12に貯留しないようにして、
おねばの外部への吹き出しをより確実に防止することが
可能となる。
【0017】なお、内蓋部10の形成部材が屈曲形成に
てフロート14の外周を覆うように構成され、この内蓋
部10の形成部材の屈曲形成により釜連通孔13を通し
て蓋内部空間12に噴出するおねばがフロート14に確
実に接触するようにしている。また、この内蓋部10の
形成部材にてフロート14の外周を覆うように形成する
構成を、内蓋部10の形成部材とは別の部材で形成する
ようにしてもよい。
【0018】前記バーナ5に対して燃焼ガスを供給する
燃料供給路17には、バーナの燃焼量を調整する電磁操
作式の比例弁18と、燃料供給を断続する電磁操作式の
2個の開閉弁19が設けられ、バーナ5の近くには、バ
ーナ5に点火するイグナイタ20、バーナ5に着火した
ことを検出するフレームロッド21がそれぞれ設けられ
ている。また、炊飯釜の底の温度を検出する温度センサ
22が、炊飯釜1をケーシング2に装着した状態で炊飯
釜1の底外面に接当するように設けられている。
【0019】前記操作部Tは、保温動作のON/OFF
を指令する保温キー23、予約時刻や現在時刻をセット
するときにON操作する予約キー24、予約時刻や現在
時刻をセットする時・分キー25、白米、炊き込み、お
かゆ、玄米などのメニューを選択するメニューキー2
6、キー操作の取り消しや予約・炊飯・保温の停止を指
令する停止キー27、炊飯・タイマー炊飯を行うときに
ON操作する炊飯キー28、燃焼状態、選択されたメニ
ュー、異常状態などを表示する表示部29のそれぞれが
備えられている。
【0020】前記制御部Hは、マイクロコンピュータを
利用して、前記操作部Tの制御指令に基づいて、炊飯の
ためにバーナ5の燃焼を制御して、炊飯工程、予約炊飯
工程、保温工程のそれぞれの工程を実行するように構成
されている。つまり、制御部Hは、基本的には、炊飯の
開始が指令されると、開閉弁19を開弁させ、イグナイ
タ20にてバーナ5の点火動作を行い、フレームロッド
21によってバーナ5の着火を確認する。そして、炊飯
中には、それぞれの燃焼条件に基づいて比例弁18の開
度を調整して、バーナ5の燃焼量を調整し、炊飯が終了
すると、比例弁18および開閉弁19を閉弁させてバー
ナ5の燃焼を停止させるように構成されている。
【0021】各工程について説明すると、炊飯工程は、
予備炊き工程、本炊き工程、および、蒸らし工程を順に
行って炊飯完了後に自動的に保温工程を実行する。そし
て、予備炊き工程は、予約時刻の45分までにバーナ5
に点火させて、炊飯工程にて炊飯を行い予約時刻後に自
動的に保温工程を実行する。また、保温工程は、炊飯釜
の底の温度を検出する温度センサ22の検出温度が保温
用設定温度になるように、図外の電気式ヒータを作動さ
せて保温する。
【0022】前記予備工程においては、温度センサ22
の検出温度が予め設定されている予備炊き用設定温度に
なるように比例弁18にてバーナ5の燃焼量が調整さ
れ、このバーナ5の燃焼量の調整を予備炊き用設定時間
の間継続するように構成されている。また、本炊き工程
においては、予め設定されている本炊き用燃焼条件、例
えば、温度センサ22の検出温度が予め設定されている
温度カーブになるように、比例弁18にてバーナ5の燃
焼量が調整され、温度センサ22の検出温度が加熱停止
用設定温度以上になると、比例弁18および開閉弁19
を閉弁させてバーナ5の燃焼を停止させるように構成さ
れている。前記蒸らし工程は、本炊き工程の終了後、予
め設定されている蒸らし用設定時間の間継続するように
構成されている。
【0023】〔別実施形態〕 (1)上記実施形態では、泡破壊手段が泡破壊用の作用
部をフロート14に備えさせて構成されているが、例え
ば、おねばに形成されている泡を潰す泡破壊部材を炊飯
釜1の内部に設置するなど、泡破壊手段の設置箇所につ
いては適宜変更が可能である。
【0024】(2)上記実施形態では、泡破壊用の作用
部がおねばとの接触によりフロート14が回転するよう
に構成されているが、フロート14を強制的に回転駆動
させる電動モータなどを備えるようにしてもよい。つま
り、炊飯中において、電動モータによりフロート14を
回転駆動させて、その回転力によりフィン15に接触し
ているおねばに対して外力を与えて、おねばに形成され
ている泡を水蒸気と液体成分とに分解するようにしてい
る。
【0025】また、上記構成に代えて、図6に示すよう
に、フロート14の下面部に、おねばとの接触によりお
ねばに形成されている泡を潰す突状部30を備えるよう
にしてもよい。説明を加えると、炊飯に伴って炊飯釜1
から発生するおねばが、自重により釜連通孔13を閉じ
ているフロート14を上方へ押し上げて、釜連通孔13
を開いて蓋内部空間12に噴出されることになるが、そ
のときに、おねばがフロート14の突状部30と接触す
ることによって、おねばに形成されている泡に対して外
力を与えて、おねばを液体成分と水蒸気とに分解するよ
うにしている。なお、突状部30は、フロート14の下
面部の全面部または一面部に備えるようにしてもよく、
さらに、フロート14の側周部にも備えてもよい。な
お、上述のように、突状部30を備えたフロート14を
強制的に回転駆動させる電気モータを備えて、炊飯中に
電気モータによりフロート14を回転駆動させるように
してもよい。
【0026】また、上記構成に代えて、フロート15に
上述のフィン15とそのフィン15に上述の突状部30
とを備えるようにしてもよく、あるいは、フィン15と
突状部30を備えるフロート14を強制的に回転駆動さ
せる電気モータなどを備えて、炊飯中に電気モータによ
りフロート14を回転駆動させるようにしてもよい。
【0027】つまり、泡破壊用の作用部は、おねばに形
成されている泡を水蒸気と液体成分に分解することがで
きるものであればよく、その構成については、上述のよ
うに適宜変更が可能である。
【0028】(3)上記実施形態では、内蓋部10に内
蓋連通孔16を形成するようにしているが、この内蓋連
通孔16を形成しなくてもよい。
【0029】(4)上記実施形態では、保温機能や予約
炊飯機能などを備えた炊飯器を例示しているが、これに
限ることなく、例えば、単に炊飯を行うだけのものでも
よい。また、上記実施形態において、炊飯釜1を加熱す
るバーナ5に加え、保温工程やむらし工程を行うための
電気ヒータをケーシング2の底部側や蓋内部空間12に
設けるようにしてもよい。
【0030】(5)上記実施形態では、加熱手段をガス
燃焼式のバーナを用いて、ガス燃焼式の炊飯器に適応し
た例を示しているが、コイルへの電流供給により炊飯釜
を加熱する電気炊飯釜、あるいは、灯油などを用いたそ
の他の燃焼式炊飯器に適応することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】炊飯器の斜視図
【図2】炊飯器の正面断面図
【図3】炊飯器の側面断面図
【図4】炊飯器の要部拡大図
【図5】移動体の斜視図
【図6】別実施形態における炊飯器の要部拡大図
【符号の説明】
1 炊飯釜 2 ケーシング 3 外部連通孔 4 蓋 5 加熱手段 10 内蓋部 11 取付け部 12 蓋内部空間 13 釜連通孔 14 泡破壊手段を備えさせた移動体 15 泡破壊用の作用部としての翼状部 16 内蓋連通孔 30 泡破壊用の作用部としての突状部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小原 敏道 大阪府大阪市中央区平野町四丁目1番2号 大阪瓦斯株式会社内 (72)発明者 河原林 幹治 大阪府大阪市中央区平野町四丁目1番2号 大阪瓦斯株式会社内 (72)発明者 阿部 真千子 大阪府大阪市中央区平野町四丁目1番2号 大阪瓦斯株式会社内 Fターム(参考) 4B055 AA02 BA53 CA01 CA09 CA22 CA24 CA61 CA71 CA73 CB03 CB08 CB13 CB27 CC52 CC58 CC61 CD59

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炊飯釜が装着される筒状のケーシング
    と、前記炊飯釜の上部を閉じる状態と開く状態とに開閉
    自在に前記ケーシングに支持されかつ外部に連通する外
    部連通孔を備えている蓋と、前記炊飯釜を加熱する加熱
    手段とが備えられている炊飯器であって、 炊飯に伴って前記炊飯釜から発生するおねばに対して、
    それが前記外部連通孔を通して外部に漏出する前に作用
    して、前記おねばに形成されている泡を潰す泡破壊手段
    が備えられている炊飯器。
  2. 【請求項2】 前記蓋が、その内方側に、内蓋部を備え
    て構成され、 前記内蓋部が、前記蓋と自己との間に形成される蓋内部
    空間と前記炊飯釜の内部とを連通する釜連通孔を備える
    とともに、前記蓋にて前記炊飯釜の上部を閉じる状態に
    おいて下方を向くように前記蓋から延設されている取付
    け部に装着され、 前記取付け部に上下動可能に装着されて、自重により下
    方側へ移動した状態において前記内蓋部の前記釜連通孔
    を閉じる移動体が設けられ、 前記泡破壊手段が、泡破壊用の作用部を前記移動体に備
    えさせて構成されている請求項1に記載の炊飯器。
  3. 【請求項3】 前記泡破壊用の作用部が、前記おねばと
    の接触により前記移動体を前記取付け部に沿う軸心周り
    に回転させるように回転力を付与する翼状部を備えて構
    成されている請求項2に記載の炊飯器。
  4. 【請求項4】 前記泡破壊用の作用部が、前記おねばと
    の接触により前記おねばに形成されている泡を潰す突状
    部を備えて構成されている請求項2または3に記載の炊
    飯器。
  5. 【請求項5】 前記内蓋部における前記釜連通孔の存在
    箇所から離れた箇所に、前記蓋内部空間と前記炊飯釜の
    内部を連通する内蓋連通孔が形成され、かつ、前記内蓋
    連通孔の形成箇所が、前記蓋にて前記炊飯釜の上部を閉
    じる状態において前記釜連通孔の存在箇所よりも低くな
    るように構成されている請求項2〜4のいずれか1項に
    記載の炊飯器。
JP18765099A 1999-07-01 1999-07-01 炊飯器 Expired - Fee Related JP3922837B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18765099A JP3922837B2 (ja) 1999-07-01 1999-07-01 炊飯器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18765099A JP3922837B2 (ja) 1999-07-01 1999-07-01 炊飯器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001008816A true JP2001008816A (ja) 2001-01-16
JP3922837B2 JP3922837B2 (ja) 2007-05-30

Family

ID=16209825

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18765099A Expired - Fee Related JP3922837B2 (ja) 1999-07-01 1999-07-01 炊飯器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3922837B2 (ja)

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005312595A (ja) * 2004-04-28 2005-11-10 Zojirushi Corp 炊飯器用ふきこぼれ防止装置
JP2009279237A (ja) * 2008-05-23 2009-12-03 Sanyo Electric Co Ltd 電気炊飯器
JP2011101760A (ja) * 2009-11-12 2011-05-26 Tiger Vacuum Bottle Co Ltd 電気炊飯器による炊飯方法と電気炊飯器
JP2011120865A (ja) * 2009-11-13 2011-06-23 Zojirushi Corp 加熱調理器およびその調理方法
JP2012024458A (ja) * 2010-07-27 2012-02-09 Zojirushi Corp 加熱調理器およびその調理方法
WO2012081598A1 (ja) * 2010-12-14 2012-06-21 シャープ株式会社 加熱調理器および炊飯器
JP2012147902A (ja) * 2011-01-18 2012-08-09 Masaaki Kimura 釜底中央部に強く周辺部に弱く不均一に加熱し均一に炊く炊飯器
CN103260478A (zh) * 2010-12-09 2013-08-21 夏普株式会社 电饭锅
JP2013192704A (ja) * 2012-03-19 2013-09-30 Sharp Corp 加熱調理器
KR101411724B1 (ko) 2012-03-06 2014-06-25 미디어 그룹 코 엘티디 전기밥솥 및 전기밥솥 내부의 거품이 넘치는 것을 방지하는 방법
CN105877467A (zh) * 2016-06-27 2016-08-24 黎维林 一种全自动煮饭装置的电饭锅锅盖启闭机构
CN105902199A (zh) * 2016-06-27 2016-08-31 黎维林 一种全自动煮饭装置的淘米筒
CN105942838A (zh) * 2016-06-27 2016-09-21 黎维林 一种全自动煮饭装置及其工作方法
CN107713755A (zh) * 2017-11-16 2018-02-23 江门市乐米电器有限公司 一种电热产品破泡组件

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104398146B (zh) * 2012-03-06 2017-07-25 美的集团股份有限公司 电饭煲

Cited By (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005312595A (ja) * 2004-04-28 2005-11-10 Zojirushi Corp 炊飯器用ふきこぼれ防止装置
JP2009279237A (ja) * 2008-05-23 2009-12-03 Sanyo Electric Co Ltd 電気炊飯器
JP2011101760A (ja) * 2009-11-12 2011-05-26 Tiger Vacuum Bottle Co Ltd 電気炊飯器による炊飯方法と電気炊飯器
JP2011120865A (ja) * 2009-11-13 2011-06-23 Zojirushi Corp 加熱調理器およびその調理方法
JP2012024458A (ja) * 2010-07-27 2012-02-09 Zojirushi Corp 加熱調理器およびその調理方法
CN103260478A (zh) * 2010-12-09 2013-08-21 夏普株式会社 电饭锅
CN103260479A (zh) * 2010-12-14 2013-08-21 夏普株式会社 加热烹调器和电饭锅
WO2012081598A1 (ja) * 2010-12-14 2012-06-21 シャープ株式会社 加熱調理器および炊飯器
JP5796018B2 (ja) * 2010-12-14 2015-10-21 シャープ株式会社 加熱調理器および炊飯器
JP2012147902A (ja) * 2011-01-18 2012-08-09 Masaaki Kimura 釜底中央部に強く周辺部に弱く不均一に加熱し均一に炊く炊飯器
KR101411724B1 (ko) 2012-03-06 2014-06-25 미디어 그룹 코 엘티디 전기밥솥 및 전기밥솥 내부의 거품이 넘치는 것을 방지하는 방법
JP2013192704A (ja) * 2012-03-19 2013-09-30 Sharp Corp 加熱調理器
CN105877467A (zh) * 2016-06-27 2016-08-24 黎维林 一种全自动煮饭装置的电饭锅锅盖启闭机构
CN105902199A (zh) * 2016-06-27 2016-08-31 黎维林 一种全自动煮饭装置的淘米筒
CN105942838A (zh) * 2016-06-27 2016-09-21 黎维林 一种全自动煮饭装置及其工作方法
CN107713755A (zh) * 2017-11-16 2018-02-23 江门市乐米电器有限公司 一种电热产品破泡组件

Also Published As

Publication number Publication date
JP3922837B2 (ja) 2007-05-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2001008816A (ja) 炊飯器
KR20010095713A (ko) 전기 압력밥솥의 증기배출장치
KR100656669B1 (ko) 가열조리기
US6269808B1 (en) Liquid heating cooker
JP5043536B2 (ja) 調理器
JP2714707B2 (ja) 自動圧力煮炊機
JP3919551B2 (ja) 炊飯器
KR101192711B1 (ko) 가스렌지의 제어시스템
JP2008226750A (ja) 電磁調理器
JP2001008819A (ja) 燃焼式炊飯器
JP4004363B2 (ja) ガスコンロ
JP4208136B2 (ja) 炊飯器
JP7452866B2 (ja) フライヤーの油量判定プログラム及びフライヤー
JP2001070150A (ja) 炊飯器
KR100197751B1 (ko) 전기보온밥솥에서 뜸 공정 제어 방법
KR100614805B1 (ko) 가스렌지
JP3252821B2 (ja) 炊飯器
JP7220085B2 (ja) 加熱調理器
KR0122471Y1 (ko) 깨볶음기
JP2005152196A (ja) 炊飯器
JP2523728Y2 (ja) パルス燃焼式フライヤ−装置
JP2000245620A (ja) 燃焼式炊飯器
JP2000316712A (ja) 炊飯器
JPH0898768A (ja) 蒸気発生装置、その制御装置および制御方法
KR950007401B1 (ko) 조리장치

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050117

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060721

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060810

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061010

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070208

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070220

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees