JP2001004712A - メモリ混載半導体集積回路装置及びそのテスト方法 - Google Patents

メモリ混載半導体集積回路装置及びそのテスト方法

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JP2001004712A JP11175783A JP17578399A JP2001004712A JP 2001004712 A JP2001004712 A JP 2001004712A JP 11175783 A JP11175783 A JP 11175783A JP 17578399 A JP17578399 A JP 17578399A JP 2001004712 A JP2001004712 A JP 2001004712A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 テスト時間を可及的に短くすることを可能に
する。 【解決手段】 ロジック部3と、ロジック部と同一半導
体基板上に混載されるメモリマクロ5と、テストコマン
ドまたはテストデータからなるテスト信号を入力するた
めのテスト入力端子20と、テストコマンドに基づいて
出力切換信号15とメモリマクロをテスト動作させるた
めのテスト信号17aとを発生するテスト信号発生器1
4と、テスト信号によってテスト動作したメモリマクロ
の出力17bおよびテストデータのうちの一方を、出力
切換信号に応じて選択して出力するスイッチ回路16
と、を有するテスト回路10と、スイッチ回路の出力を
受け、外部に出力するテスト出力端子21と、を備えた
ことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、メモリとロジック
部が1つのチップに混載されたメモリ混載半導体集積回
路装置及びそのテスト方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ASIC(Application Specific
Integrated Circuit)やマイクロプロセッサ等のロジッ
ク部に大規模メモリマクロを混載した半導体集積回路装
置が種々提案されている。この種のメモリ混載LSIに
おいて、メモリマクロの通常動作は、ロジック部からの
信号により制御され、たとえばロジック部から読み出し
命令が出されると、メモリマクロは選択されたアドレス
のデータをロジック部に出力する。同様にロジック部か
らの書き込み命令が入力されると、命令と同時に入力さ
れるデータが選択されたメモリマクロのアドレスに書き
込まれる。この種のメモリ混載LSIにおいて、メモリ
マクロのテストを行うには2つの方法がある。1つは専
用のテスト回路を設けることなく、ロジック部を介して
メモリマクロを動作制御してテストを行う方式であり、
もう1つは専用のテスト回路を内蔵し、テスト用入力出
力パッドを設けてロジック部とは無関係にテストを行う
という方式である。前者は大規模メモリマクロではベク
ター長が長くなることから、実用的でなく、一般的に後
者のテスト方式が用いられる。
【0003】専用のテスト回路が設けられた従来のメモ
リ混載半導体集積回路装置の第1の例の構成を図26に
示す。この第1の従来例のメモリ混載半導体集積回路装
置100は、ゲートアレイあるいはスタンダードセルに
より構成されるロジック部3と、メモリマクロ5と、メ
モリマクロ5の動作特性を評価するテスト回路110
と、を備えている。なお、このメモリ混載半導体集積回
路装置100にはn個の端子からなるテスト入力端子群
20と、m個の端子からなるテスト出力端子群21とを
有するI/O部2が周辺に設けられている。
【0004】テスト回路110はテスト信号発生器14
0を備えている。テスト信号発生器140は、テスタ
(図示せず)からnビットのテストコマンドが入力され
るテスト入力端子群20に、テスト入力配線23を介し
て接続されるとともに、mビットのテストデータを出力
するためにテスト出力配線24を介してテスト出力端子
群21に接続されている。そしてこのテスト信号発生器
140は上記テストコマンドをデコードしてメモリマク
ロ5をテスト動作させるためのテスト信号17aを発生
する。
【0005】メモリマクロ5は一般に図27に示すよう
に、メモリセルアレイ71、カラムアドレスデコーダ7
2、およびロウアドレスデコーダ74からなるメモリ7
0を複数組、備えている。そして上記テスト信号17a
がメモリマクロ5内のテストすべきメモリセルアレイ7
1に入力されると、このメモリセルアレイ71からmビ
ットのテストデータ出力17bがテスト回路150に出
力される。このテストデータ出力17bはテスト回路1
50およびテスト出力配線24を介してテスト出力端子
群21に出力される。そして、このテスト出力端子群2
1に出力されたテストデータ出力に基づいてテスタ(図
示せず)がパス・フェイルを判断する。
【0006】なお、メモリマクロ5は、テスト信号17
aを受けるための端子およびテストデータ出力17bを
出力するための端子の他に、通常動作における入力18
aを受けるための端子およびデータ出力18bを出力す
るための端子を有している。
【0007】次にメモリ混載半導体集積回路装置の第2
の従来例を図28に示す。この第2の従来例のメモリ混
載半導体集積回路装置は図26に示す第1の従来例のメ
モリ混載半導体集積回路装置のテスト回路110をテス
ト回路110Aに置換えるとともにI/O部(図示せ
ず)にテストクロック入力端子22を設けた構成となっ
ている。
【0008】テスト回路110Aは、クロックに同期し
てnビットのテストコマンドを取込むフリップフロップ
回路12と、フリップフロップ回路12の出力をデコー
ドしてメモリマクロ5をテスト動作させるためのテスト
信号を発生するテスト信号発生器140とを備えてい
る。なお、図面上では1個のフリップフロップ回路12
しか示していないが実際はn個のフリップフロップ回路
が設けられている。
【0009】テスタ40から出力されるテストコマンド
はリード配線42、プローブカード針43、テスト入力
端子群20、およびテスト入力配線23を介してフリッ
プフロップ12に入力される。またテスタ40から出力
されるテストクロックはリード配線42、プローブカー
ド針43、テストクロック入力端子22、およびテスト
クロック配線25を介してフリップフロップ回路12に
入力されるとともにメモリマクロ5にクロック入力17
cとして入力される。
【0010】なお、メモリマクロ5から出力されるmビ
ットのテストデータ出力17bはテスト回路110A、
テスト出力配線24を介してテスト出力端子群21に出
力される。
【0011】この第2の従来例のメモリ混載半導体集積
回路装置のウェハーテストは次のようにして行われる。
まず、プローブカード針43をテスト入力端子群20、
テスト出力端子群21、およびテストクロック入力端子
22に接続する。その後、テスタ40からテストコマン
ドをテスト入力端子群20に入力するとともにテストク
ロックをテストクロック入力端子22に入力する。
【0012】すると、テスト入力端子群20に入力され
たテストコマンドはテストクロック入力端子22に入力
されたテストクロックに同期してフリップフロップ回路
12に取込まれる。そして上記テストクロックに同期し
てフリップフロップ回路12から出力され、取込みテス
トコマンドとなる。この取込みテストコマンドはテスト
信号発生器140においてデコードされてメモリマクロ
5をテスト動作させるためのテスト信号17aとなりメ
モリマクロ5に送られる。その後メモリマクロ5からm
ビットのテストデータ出力17bがテスト回路110
A、テスト出力配線24を介してテスト出力端子群21
に出力される。そしてこのテスト出力端子群21に出力
されたテストデータ出力17bはプローブカード針4
3、リード配線42を介してテスタ40に送られる。こ
のテストデータ出力17bに基づいてテスタ40によっ
てパス・フェイルが判断される。
【0013】なおこの第2の従来例のメモリ混載半導体
集積回路装置においてはテスト入力配線23、テスト出
力配線24、およびテストクロック入力配線25の長さ
と容量は製品毎に異なっている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上述のように構成され
た第1の従来のメモリ混載半導体集積回路装置において
は、テスト入力端子群20からメモリマクロ5の入力端
までに不良があるか、またはメモリマクロ5の出力端か
らテスト出力端子群21までに不良があったときにテス
トを行っても、メモリマクロ5内に不良があるのか、そ
れともテスト経路(例えば、テスト入力マクロ外配線2
2およびテスト回路110)に不良があるのかを同定す
ることができず、解析に多大な時間を費やしてしまい、
テストに多大な時間がかかるという問題がある。
【0015】また、上記第1の従来例においては、テス
ト入力端子群20からテスト回路110までのテスト入
力配線23の各々の配線長が、異なる場合が生じる可能
性があり、これにより、配線容量がテスト入力配線23
の各々で異なって各テストコマンドがテスト信号発生器
140に入力するまでに各テストコマンド間でスキュー
が生じてしまい、テスト回路が誤動作するという問題が
あった。
【0016】また、上記第2の従来例においては、テス
ト入力配線23、テスト出力配線24、およびテストク
ロック入力配線の長さが、製品毎に違っているため、テ
ストする際には1品種毎にキャリブレーションを行う必
要がある。このキャリブレーションを行うためには、動
作が安定したチップが必要であるか、または内部波形を
観測する必要があり、テストに多大な時間がかかるとい
う問題があった。
【0017】また、上記第2の従来例においては、テス
ト信号発生器140の前段にフリップフロップ12が設
けられているのでテストコマンドをクロックに同期して
取込むことが可能となり、各テストコマンド間でスキュ
ーが生じるという問題がなくなるが、メモリマクロ5の
評価を行うときにメモリマクロ5の入力のタイミングを
変えて評価することができないという問題が生じる。
【0018】本発明は上記事情を考慮してなされたもの
であって、第1の目的はテスト時間を可及的に短くする
ことのできるメモリ混載半導体集積回路装置を提供する
ことにある。
【0019】また第2の目的はテスト回路が誤動作する
のを可及的に防止することのできるメモリ混載半導体集
積回路装置を提供することにある。
【0020】また第3の目的は、メモリマクロの入力の
タイミングを変えてテストすることのできるメモリ混載
半導体集積回路装置を提供することにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明によるメモリ混載
半導体集積回路装置の第1の態様は、ロジック部と、前
記ロジック部と同一半導体基板上に混載されるメモリマ
クロと、テストコマンドまたはテストデータからなるテ
スト入力信号を入力するためのテスト入力端子と、前記
テストコマンドに基づいて出力切換信号と前記メモリマ
クロをテスト動作させるためのテスト信号とを発生する
テスト信号発生器と、前記テスト信号によってテスト動
作した前記メモリマクロの出力および前記テストデータ
のうちの一方を、前記出力切換信号に応じて選択して出
力するスイッチ回路と、を有するテスト回路と、前記ス
イッチ回路の出力を受け、外部に出力するテスト出力端
子と、を備えたことを特徴とする。
【0022】なお、前記スイッチ回路は、前記出力切換
信号に応じて、前記メモリマクロの出力、前記テスト入
力信号、第1の所定値、および第2の所定値のうちの一
つを選択して出力するように構成しても良い。
【0023】なお、前記テスト回路は、前記テスト入力
端子を介して送られてくる前記テスト入力信号をクロッ
ク信号に同期して取込み、この取込んだ信号を前記クロ
ック信号に同期して出力する同期取込み回路を有し、前
記テスト信号発生器は前記同期取込み回路の出力を受
け、前記スイッチ回路は前記出力切換信号に応じて前記
メモリマクロの出力および前記同期取込み回路の出力の
うちの一方を選択して出力するように構成しても良い。
【0024】なお、前記同期取込み回路はD型フリップ
フロップであることが好ましい。
【0025】また本発明によるメモリ混載半導体集積回
路装置の第2の態様は、ロジック部と、前記ロジック部
と同一半導体基板上に混載されるメモリマクロと、テス
トコマンドまたはテストデータからなるテスト入力信号
を入力するためのテスト入力端子と、前記テスト入力端
子を介して入力されるテスト入力信号を、制御信号に応
じて、クロック信号に同期して取込み出力するかまたは
直ちに取込んで直ちに出力するタイミング調整回路と、
前記タイミング調整回路を介して送られてくる前記テス
トコマンドに基づいて前記メモリマクロをテスト動作さ
せるためのテスト信号を発生するテスト信号発生器と、
を有するテスト回路と、前記テスト信号によってテスト
動作した前記メモリマクロの出力を受け、外部に出力す
るテスト出力端子と、を備えたことを特徴とする。
【0026】なお、前記テスト信号発生器は、前記テス
トコマンドに基づいて出力切換信号を発生するとともに
前記メモリマクロにテスト信号を発生し、前記テスト回
路は、前記メモリマクロの出力および前記タイミング調
整回路の出力のうちの一方を前記出力切換信号に応じて
選択し、前記テスト出力端子に出力するスイッチ回路を
更に備えるように構成しても良い。
【0027】なお、前記タイミング調整回路は、前記テ
スト入力端子を介して送られてくる信号を前記クロック
信号に同期して取込み、この取込んだ信号を前記クロッ
ク信号に同期して出力する同期取込み回路と、前記テス
ト入力端子を介して送られてくる信号と前記同期取込み
回路の出力の一方を前記制御信号に基づいて選択し、出
力するスイッチ手段と、を備えているように構成しても
良い。
【0028】なお、前記同期取込み回路はリセット機能
付きD型フリップフロップであり、前記スイッチ手段
は、前記テスト入力端子を介して送られてくる信号と前
記制御信号とを受けるORゲートと、このORゲートの
出力と前記D型フリップフロップの出力を受けるAND
ゲートとを備えるように構成しても良い。
【0029】なお、前記制御信号が入力されるための制
御信号入力端子を更に備えるように構成しても良い。
【0030】なお、前記テスト信号発生器は特定のテス
トコマンドに基づいて前記制御信号を発生する手段を更
に備えているように構成しても良い。
【0031】なお、前記テスト入力端子と前記テスト回
路との間にテスト入力配線が設けられており、前記テス
ト入力端子から前記テスト入力配線を介して送られてく
る前記テストデータが前記テスト入力配線の配線遅延の
影響を受けないように前記スイッチ回路に入力するよう
に構成されていても良い。
【0032】なお、前記テストデータは前記テスト入力
配線から直接前記スイッチ回路に送られるように構成さ
れていても良い。
【0033】なお、前記テストデータは前記テスト入力
配線からバッファを介して前記スイッチ回路に送られる
ように構成されていても良い。
【0034】本発明によるメモリ混載半導体集積回路装
置のテスト方法の第1の態様は、テストコマンドを前記
テスト入力端子に前記出力切換信号を活性化するステッ
プと、次に、テストデータを前記テスト入力端子に入力
するステップと、前記スイッチ回路から出力されるデー
タを前記テスト出力端子を介して受信し、この受信した
データと前記テストデータと比較するステップと、を備
えたことを特徴とする。
【0035】また本発明によるメモリ混載半導体集積回
路装置のテスト方法の第2の態様は、テストコマンドを
前記テスト入力端子に入力し、前記出力切換信号を活性
化するステップと、次に、確実に入力され得るタイミン
グで前記テスト入力端子にテストデータを入力するステ
ップと、前記テストデータの前記テスト入力端子に入力
するタイミングを変えて、前記テストデータを前記テス
ト入力端子に入力することを繰返すステップと、前記ス
イッチ回路から出力されるデータを前記テスト出力端子
を介して受信し、この受信したデータに基づいて、前記
テスト入力端子に入力される信号のセットアップ時間ま
たはホールド時間を決定するステップと、を備えたこと
を特徴とする、なお、前記決定されたセットアップ時間
またはホールド時間を有する信号を前記テスト入力端子
に入力して前記メモリマクロのテストをするステップを
更に備えるように構成しても良い。
【0036】また本発明によるメモリ混載半導体集積回
路装置のテスト方法の第3の態様は、活性化した制御信
号を前記タイミング調整回路に入力するステップと、テ
ストコマンドを前記テスト入力端子に入力し、前記出力
切換信号を活性化するステップと、次ぎに、確実に入力
され得るタイミングで前記テスト入力端子にテストデー
タを入力するステップと、前記テストデータの前記テス
ト入力端子に入力するタイミングを変えて、前記テスト
データを前記テスト入力端子に入力することを繰返すス
テップと、前記スイッチ回路から出力されるデータを前
記テスト出力端子を介して受信し、この受信したデータ
に基づいて、前記テスト入力端子に入力される信号のセ
ットアップ時間またはホールド時間を決定するステップ
と、を備えたことを特徴とする。
【0037】なお、前記決定されたセットアップ時間ま
たはホールド時間に基づいて修正されたセットアップ時
間またはホールド時間を求めるステップと、前記制御信
号を非活性状態にして前記修正されたセットアップ時間
またはホールド時間を有する信号を前記テスト入力端子
に入力し、この信号を前記タイミング調整回路に直ちに
取込ませた後、直ちに出力させることによりテストを行
うステップと、を更に備えるように構成しても良い。
【0038】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)本発明によ
るメモリ混載半導体集積回路装置の第1の実施の形態の
構成を図1に示す。この第1の実施の形態のメモリ混載
半導体集積回路装置1は、ゲートアレイあるいはスタン
ダードセルにより構成されるロジック部3と、メモリマ
クロ5と、メモリマクロ5の動作特性を評価するテスト
回路10と、を備えている。なお、このメモリ混載半導
体集積回路装置1にはn個のテスト入力端子からなるテ
スト入力端子群20およびm個のテスト出力端子からな
るテスト出力端子群21を有するI/O部2が設けられ
ている。
【0039】テスト回路10はテスト信号発生器14
と、スイッチ回路16とを備えている。テスト信号発生
器14は、テスト入力配線23を介してテスト入力端子
群20に接続される。そしてこのテスト信号発生器14
は図示しないテスタからテスト入力端子群20およびテ
スト入力配線23を介して送られてきたnビットのテス
トコマンドをデコードして、メモリマクロ5をテスト動
作させるための信号すなわちテスト信号17a及び活性
化された入力出力接続信号(出力切換信号)15を発生
する。なお、テスト信号発生器14は、テストコマンド
をデコードしないでテストコマンドをテスト信号として
出力するように構成しても良い。
【0040】なお、テスト信号17aがメモリマクロ5
に入力されると、メモリマクロ5からmビットのテスト
データ出力17bが出力される。
【0041】スイッチ回路16はテスト信号発生器14
から活性化された入力出力接続信号15を受信したとき
にはテスト入力端子群20およびテスト入力配線23を
介して送られてくるテストコマンドを選択する。上記活
性化された入力出力接続信号15を受信しないとき、す
なわち入力出力接続信号が非活性状態のときにはメモリ
マクロ5から出力されるテストデータ出力17bを選択
して出力する。スイッチ回路16の出力はテスト出力配
線24、テスト出力端子群21を介して図示しないテス
タに送られ、パス・フェイルが判断される。
【0042】なお、メモリマクロ5はテスト信号17a
を受けるための端子およびテストデータ出力17bを出
力するための端子の他に、通常動作における入力18a
を受けるための端子および通常動作におけるデータ出力
18bを出力するための端子を有している。
【0043】次にこの第1の実施の形態のメモリ混載半
導体集積回路装置の動作を図2、図3を参照して説明す
る。説明を簡単にするため、テスト入力端子群20に入
力される信号を2ビットの信号TI[0],TI[1]
の信号とし、テスト出力端子群21から出力される信号
を2ビットの信号TO[0],TO[1]とする。
【0044】まず図示しないテスタから、入力出力接続
信号15を活性化するための入力出力接続命令を示す信
号TI[0],TI[1]をテスト入力端子群20に入
力する(図2の時刻t参照)。するとこの信号TI
[0],TI[1]はテスト配線23を介してテスト信
号発生器14に送られ、このテスト信号発生器14から
活性化された入力出力接続信号15が出力される(図2
の時刻t参照)。この活性化された入力出力接続信
号15をスイッチ回路16が受信すると、スイッチ回路
16はテスト入力端子群20から入力された信号を選択
するように動作する。この状態で図示しないテスタから
テスト入力端子群20にテストコマンドを示す信号TI
[0],TI[1]を入力すると(図2の時刻t
照)、この信号TI[0],TI[1]はテスト入力配
線23を介してスイッチ回路16に入力され、スイッチ
回路16からそのまま出力される。このスイッチ回路1
6の出力はテスト出力配線24を介してテスト出力端子
群21から出力される(図2の時刻t参照)。この
ときテスト入力配線23、スイッチ回路16、およびテ
スト出力配線24のいずれかに欠陥がなければ、テスト
出力端子群21から出力される信号TO[0],TO
[1]は、TO[0]=TI[0]かつTO[1]=T
I[1]となってテストコマンドに一致したものとな
る。欠陥がある場合は信号TO[0],TO[1]の値
と対応する信号TI[0],TI[1]の値とは異なる
ものとなる。最後に、図示しないテスタからリセット命
令を示す信号TI[0],TI[1]をテスト入力端子
群20に入力すると(図2の時刻t 参照)、テスト
信号発生器14によって入力出力接続信号15が非活性
状態にされる(図2の時刻t参照)。これにより入
力出力接続テストが終了する。
【0045】メモリマクロ5をテストする場合は、入力
出力接続信号15を活性化させないようなテストコマン
ドを用いて行えば良い。このようなテストコマンドがテ
スト入力端子群20に入力されると、このテストコマン
ドはテスト信号発生器14によってデコードされて、メ
モリマクロ5をテスト動作させるテスト信号17aとし
てメモリマクロ5に送られる。するとテストマクロ5か
らテスト結果を示すテストデータ出力17bがメモリマ
クロ5からスイッチ回路16、テスト出力配線24を介
してテスト出力端子群21に送られる。これによりメモ
リマクロ5に欠陥があるか否かを調べることができる。
【0046】以上説明したように、本実施の形態によれ
ば、テスト入力配線23を伝播するテスト入力信号を、
スイッチ回路16およびテスト出力配線24を介してテ
スト出力端子群21から出力することができる。このた
め、メモリマクロ5に欠陥があるのかそれともメモリマ
クロ5以外のテスト回路10および配線23,24に欠
陥があるのかの判別を迅速に行うことが可能となり、テ
ストの解析にかかる時間を可及的に短くすることができ
る。これによりテスト時間を可及的に短くすることがで
きる。
【0047】また通常、テスト信号発生器14、スイッ
チ回路16、テスト入力配線23、テスト出力配線24
はコンピュータによって自動的に配置および配線され
る。
【0048】このため、図1では直線として描かれた配
線は、実際には折れ曲がった配線である場合もある。更
に、n本のテスト入力配線23も全て同じ長さであると
は限らない。即ち、n本のテスト入力配線23のそれぞ
れが異なる配線遅延を有する場合もある。このため、配
線間でスキューが発生してしまう。しかし、本実施の形
態において、テスト入力配線23の配線遅延によるスキ
ューの影響が無いような位置から、テスト入力配線23
を伝播するテスト入力信号をスイッチ回路16に入力す
るように構成している。すなわち、テスト入力配線23
がテスト回路10に入力して直ちにスイッチ回路16に
入力されている。このため、スキューに起因したテスト
不良を防止することができるので、信頼性の高いテスト
を行うことが可能となる。このとき、テスト入力端子群
20に入力されるテスト入力信号のタイミングを変えて
テストすることも可能となる。
【0049】また、上記実施の形態においては上記テス
ト入力信号はテスト入力配線23から直接スイッチ回路
16に送られるように構成されている。しかし、上記テ
スト入力信号をテスト入力配線23から、例えばバッフ
ァ(図示せず)等を介してスイッチ回路16に送るよう
に構成しても良い。
【0050】上記第1の実施の形態のメモリ混載半導体
集積回路装置のテストの手順を図3に示す。まず図3の
ステップF1に示すように上述した入力出力接続テスト
を行う。すなわち入力出力接続信号15を活性化して入
力端子群20または出力端子群21からメモリマクロ5
までの間に不良があるか否かのテストを行う。このとき
不良が発見された場合(NGの場合)は、上記メモリ混
載半導体集積回路装置(チップ)は不良品であるとし
て、テストを終了する。不良が発見されず、OKの場合
は図3のステップF2に示すように通常のダイソートテ
スト、すなわち入力出力接続信号15を非活性状態にし
てメモリマクロ5のテストを行う。このとき不良が発見
された場合(NGの場合)は、不良品であるとしてテス
トを終了する。不良が発見されずOKの場合は良品とし
て例えば組立等の次の工程を行う。このようにすること
により、入力端子群20または出力端子群21からメモ
リマクロ5までの間に不良がある半導体集積回路装置
(チップ)をテストせずに済み、テスト時間を短縮する
ことができる。
【0051】次に上記第1の実施の形態のメモリ混載半
導体集積回路装置にかかるスイッチ回路16の第1の具
体例の構成を図4に示す。この具体例のスイッチ回路1
6は、テスト入力端子群20に含まれるテスト入力端子
の数nとテスト出力端子群21に含まれるテスト出力端
子の数mとの間に m≦2n≦2m の関係がある場合に用いられる。
【0052】この第1の具体例のスイッチ回路16はm
個のマルチプレクサ16a,…16aを有して
いる。今、テスト入力端子群20に入力されるテストコ
マンドのn個のビット値をTI[0],…,TI[n−
1]とし、メモリマクロ5から出力されるテストデータ
出力17bのm個のビット値をMO[0],…,MO
[m−1]とし、スイッチ回路16から出力される信号
のm個のビット値をTO[0],…,TO[m−1]と
する。マルチプレクサ16a(i=0,…,n−
1)はビット値TI[i]を入力端子E1で受信し、ビ
ット値MO[i]を入力端子E2で受信し、入力出力接
続信号15をS端子で受信し、出力端子から信号TO
[i]を出力する。そしてマルチプレクサ16a
(i=0,…,n−1)は上記入力出力接続信号1
5が活性状態のときには入力された2つのビット値TI
[i],MO[i]のうちビット値TI[i]を選択
し、非活性状態のときにはビット値MO[i]を選択
し、この選択したビット値を信号TO[i]として出力
するように構成されている。
【0053】また、残りのマルチプレクサ16a
(i=n,…,m−1)は、入力端子E1でビット
値TI[i−n]を受信し、入力端子E2でビット値M
O[i]を受信し、S端子で入力出力接続信号15を受
信し、出力端子から値TO[i]を出力する。そしてこ
のマルチプレクサ16a(i=n,…,m−1)は
上記入力出力接続信号15が活性状態のときには入力さ
れた2つのビット値TI[i−n],MO[i]のうち
ビット値TI[i]を選択し、非活性状態のときにはビ
ット値MO[i]を選択し、この選択したビット値をT
O[i]として出力するように構成されている。
【0054】次にスイッチ回路16の第2の具体例の構
成を図5に示す。このスイッチ回路16は m≦n≦2m である場合に用いられるものであって、m個のマルチプ
レクサ16b,…16bm−1 を備えている。
【0055】マルチプレクサ16b(i=0,…,
n−m−1)は、入力端子E1にビット値TI[i]を
受け、入力端子E2にビット値TI[m+i]を受け、
入力端子E3にビット値MO[i]を受け、S端子に2
ビットの入力出力接続信号15を受け、出力端子から値
TO[i]を出力する。2ビットの入力出力接続信号1
5の各ビット値を15[0],15[1]とすると、上
記マルチプレクサ16b(i=0,…,n−1)
は、15[0]が活性状態のとき(15[0]=
「H」)、TI<i>を選択し、15[1]が活性状態
のとき(15[1]=「H」)、TI[m+1]を選択
し、15[0]および15[1]が共に非活性状態のと
き(15[0]=15[1]=「L」)、MO[i]を
選択し、この選択したビット値をTO[i]として出力
する。なお、15[0]および15[1]が共に「H」
となる状態は禁止されているものとする。
【0056】また、残りのマルチプレクサ16b
(i=n−m,…,m−1)は、入力端子E1にビ
ット値TI[i]を受け、入力端子E3にビット値MO
[i]を受け、入力端子E2に任意の信号、例えばTI
[i]を受け、S端子に15[0],15[1]からな
る2ビットの入力出力接続信号15を受け、出力端子か
らビット値TO[i]を出力する。そしてこのマルチプ
レクサ16b(i=n−m,…,m−1)は15
[0]が活性状態のとき、入力端子E1に入力されたビ
ット値を選択し、15[1]が活性状態のとき、入力端
子E2に入力されたビット値を選択し、15[0]およ
び15[1]が共に非活性状態のとき、入力端子E3に
入力されたビット値を選択し、この選択されたビット値
をTO[i]として出力するように構成されている。
【0057】次に第1の実施の形態のメモリ混載半導体
集積回路装置にかかるテスト信号発生器14の具体的な
構成を図6に示す。説明を簡単にするためにテスト入力
端子群20から送られてくるテストコマンドを示す信号
を3ビットの信号TI[0],TI[1],TI[2]
とする。そして、これらの信号TI[0],TI
[1],TI[2]をデコードして入力出力接続信号1
5を生成する機能のみを図6に示してある。すなわち、
テストコマンドをデコードしてテスト信号17aを得る
構成は図6では省略してある。
【0058】この図6に示すテスト信号発生器14はN
ANDゲート14a,14bと、RSラッチ回路14c
とを備えている。RSラッチ回路14cはS端子、
端子への入力信号が各々「L」,「H」のときQ端
子から出力される信号は「H」となり、S端子、R
端子への入力信号が各々「H」,「L」のときはQ
端子から出力される信号は「L」となり、S端子、
端子への入力信号が各々「H」,「H」のときは
Q端子から出力される信号は前の値が保持された信号と
なる。なおS端子、R端子への入力信号が各々
「L」,「L」となることは禁止されている。
【0059】今、RSラッチ回路14cのQ端子から出
力される入力出力接続信号15を活性化するテストコマ
ンドはTI[0]=「L」,TI[1]=「H」,TI
[2]=「L」である。このテストコマンドがテスト信
号発生器14に入力されると、NANDゲート14aの
出力は「L」でNANDゲート14bの出力は「H」と
なるからRSラッチ回路14cから出力される入力出力
接続信号15は活性化される。
【0060】また、入力出力接続信号15を非活性状態
に戻すテストコマンドはTI[0]=「H」,TI
[1]=「H」,TI[2]=「L」である。このテス
トコマンドがテスト信号発生器14に入力されると、N
ANDゲート14aの出力は「H」でNANDゲー14
bの出力は「L」となるから、RSラッチ回路14cか
ら出力される入力出力接続信号15は「L」となって非
活性状態にされる。
【0061】(第2の実施の形態)次に本発明によるメ
モリ混載半導体集積回路装置の第2の実施の形態の構成
を図7に示す。この第2の実施の形態のメモリ混載半導
体集積回路装置は図1に示す第1の実施の形態のメモリ
混載半導体集積回路装置においてスイッチ回路16をス
イッチ回路16Aに置換えた構成となっている。
【0062】このスイッチ回路16Aには、次の4種類
の入力信号 a)テスト入力端子群20を介して図示しないテスタか
ら入力されるテスト信号、 b)「H」レベルを示す電源電圧Vcc信号、 c)「L」レベルを示す接地電圧GND信号、 d)メモリマクロ5から送られてくるテストデータ出
力、 が入力される。そしてスイッチ回路16Aはテスト信号
発生器14から送られてくる入力出力接続信号15に応
じて上記4種類の入力の中から1種類の入力信号を選択
し、この選択した入力信号をテスト出力配線24を介し
てテスト出力端子群21に出力するように構成されてい
る。例えば、入力出力接続信号15を3ビットの信号と
し、そのビット値を示す信号を15[0],15
[1],15[2]とすると、信号15[0]が活性状
態のときには、テスト入力端子群20を介して入力され
たテスト信号が選択され、信号15[1]が活性状態の
ときには電源電圧Vcc信号が選択され、信号15
[2]が活性状態のときには接地電圧GND信号が選択
され、3つの信号15[0],15[1],15[2]
のいずれもが活性状態でないときにはメモリマクロ5か
ら出力されるテストデータ出力が選択されるように構成
されている。
【0063】次にこの第2の実施の形態の動作を図8を
参照して説明する。説明を簡単にするため、テスト入力
端子群20を介して入力されるテストコマンドは2ビッ
トの信号TI[0],TI[1]とし、テスト出力端子
群21から出力される信号を2ビットの信号TO
[0],TO[1]と仮定する。図8に示すように時刻
に入力出力接続命令がテスト入力端子群20に入力
されると、テスト信号発生器14から出力される入力出
力接続信号15のうち信号15<0>が時刻tで活性
化される。その後、時刻tでテスト入力端子20を
介して図示しないテスタからテストデータが入力される
と、このテストデータがスイッチ回路16によって選択
されて時刻tでテスト出力端子群21から出力され
る。このとき、テスト入力配線23、テスト回路10、
およびテスト出力配線24に不良がなければ、テスト出
力端子群21から出力されるTO[0],TO[1]
は、テスト入力端子群20に入力された信号TI
[0],TI[1]に各々一致することになる。
【0064】これに反して例えば図8の時刻tに示
すように信号TO[0]は入力された信号TI[0]一
致するが、信号TO[1]が、入力された信号TI
[1]に一致しない場合は、テスト入力配線23、テス
ト回路10、またはテスト出力配線24のいずれかに不
良があることになる。この場合は、上記のうちのどれに
不良があるかを特定するために入力出力接続信号15の
うちの15[0]を非活性状態にするとともに信号15
[1]を活性状態にするVcc出力命令をテスト入力端
子群20に入力すると(時刻t参照)、テスト信号
発生器14によって信号15[0]は非活性状態にさ
れ、信号15[1]は活性状態にされる(時刻t
照)。すると、TO[0],TO[1]は共に「H」レ
ベルになる(図8の時刻t参照)。
【0065】次に接地出力命令をテスト入力端子群20
に入力すると(時刻t参照)、テスト信号発生器1
4によって信号15[1]は非活性状態にされ、信号1
5[2]は活性状態にされる(時刻t参照)。する
とTO[0],TO[1]は共に「L」レベルとなる
(図8の時刻t10参照)。次に上記入力出力接続テス
トを終了させるリセット命令をテスト入力端子群20に
入力すると(時刻t11参照)、入力出力接続信号15
が全て非活性状態にされ(時刻t12参照)、入力出力
接続テストが終了する。この場合、Vcc出力命令、接
地出力命令が入力されたとき、すなわち上記命令を入力
するとき以外はテスト入力配線23が用いられないとき
に不良が発見されず、テスト入力配線23を介してテス
トデータ入力されたときに不良が発見されたため、欠陥
はテスト入力配線23に欠陥があると推定されることに
なる。仮にテスト出力配線24に欠陥があれば、Vcc
出力命令または接地出力命令が入力されたときに不良が
発見されることになる。
【0066】以上説明したことにより、テスト入力配線
23およびテスト出力配線24のうちのどちらに欠陥が
あるか否かを容易に調べることが可能となり、テスト解
析に要する時間を短縮することができる。これによりテ
スト時間を短くすることができる。
【0067】更にこの第2の実施の形態も第1の実施の
形態と同様に、テスト入力配線23を伝播するテスト入
力信号を、スイッチ回路16Aおよびテスト出力配線2
4を介してテスト出力端子群21から出力することがで
きる。このため、メモリマクロ5に欠陥があるのかそれ
ともメモリマクロ5以外の部分に欠陥があるのかの判別
を迅速に行うことが可能となり、テスト解析に要する時
間を更に短縮することができる。
【0068】また、第1の実施の形態で説明したと同様
に、テスト入力配線23の配線遅延によるスキューの影
響が無いような位置から、テスト入力配線23を伝播す
るテスト入力信号をスイッチ回路16Aに入力するよう
に構成している。すなわち、テスト入力配線23がテス
ト回路10に入力して直ちにスイッチ回路16Aに入力
されている。このため、スキューに起因したテスト不良
を防止することが可能となり、信頼性の高いテストを行
うことができる。
【0069】またこのときテスト入力信号のタイミング
を変えてテストすることも可能である。
【0070】また、第1の実施の形態で説明したと同様
にテスト入力配線23からのテスト入力信号を、例えば
バッファ(図示せず)等を介してスイッチ回路16Aに
送るように構成しても良い。
【0071】なお、第2の実施の形態においてメモリマ
クロをテストする場合は、第1の実施の形態の場合と同
様に入力出力接続信号15を非活性状態にしてテスト入
力端子群20にテストコマンドを入力して行う。
【0072】(第3の実施の形態)次に本発明によるメ
モリ混載半導体集積回路装置の第3の実施の形態の構成
を図9に示す。この第3の実施の形態のメモリ混載半導
体集積回路装置は、図1に示す第1の実施の形態のメモ
リ混載半導体集積回路装置において、クロックに同期し
て動作するフリップフロップ回路12を新たに設けた構
成となっている。このフリップフロップ回路12は図面
上では1個しか示されていないがテスト入力端子の数に
等しい個数だけ設けられている。そしてこのフリップフ
ロップ回路12はテスタ40からリード配線42、プロ
ーブカード針43、テストクロック入力端子22、およ
びテストクロック入力配線25を介して送られてくるテ
ストクロックに同期して、テストコマンドまたはテスト
データを取込み、テスト信号発生器14およびスイッチ
回路16に送出する。なお、上記テストコマンドまたは
テストデータはテスタ40からリード配線42、プロー
ブカード針43、テスト入力端子20、およびテスト入
力配線23を介して入力される。
【0073】この実施の形態においては、テストを行う
場合は、まずプローブカード針43をテスト入力端子群
20、テスト出力端子群21、およびテストクロック入
力端子22に各々接触させ、テストコマンドをテスタ4
0から発生することにより行う。テスト入力端子群20
およびテスト出力端子群21からメモリマクロ5の入口
までのテストは、第1の実施の形態の場合と同様に、テ
スト信号発生器14からスイッチ回路16に送られる入
力出力接続信号15を活性状態にして行う。またメモリ
マクロ5をテストする場合は第1の実施の形態の場合と
同様に、上記入力出力接続信号15を非活性状態にして
行う。なお上記テストにおいて、第1の実施の形態と異
なるのはテストコマンドがテストクロックに同期してフ
リップフロップ12によって取込まれた後、テスト信号
発生器14に送られることである。
【0074】このようにして第3の実施の形態は第1の
実施の形態と同様のテストを行うことができる。
【0075】以上説明したように、この第3の実施の形
態においては、テストコマンドがテストクロックに同期
して取込まれるのでテストコマンド間のスキューは考慮
しなくても良く、テスト回路10が誤動作するのを防止
することができる。また、この第3の実施の形態も第1
の実施の形態と同様に、テスト入力配線23を伝播する
テスト入力信号を、スイッチ回路16およびテスト出力
配線24を介してテスト出力端子群21から出力するこ
とができる。このため、メモリマクロ5に欠陥があるの
かそれともメモリマクロ5以外の部分に欠陥があるのか
の判別を迅速に行うことが可能となり、テスト解析に要
する時間を短縮することができる。これにより、テスト
時間を短くすることができる。
【0076】更にこの第3の実施の形態のメモリ混載半
導体集積回路装置においては、キャリブレーション即
ち、テスト入力端子群20の各々の端子に入力されるテ
スト入力信号のセットアップ時間およびホールド時間の
決定を容易に行うことが可能である。このキャリブレー
ションの方法を図10乃至図13を参照して説明する。
【0077】以下説明を簡単にするためにテスト入力端
子群20から入力されるテストコマンドまたはテストデ
ータは2ビットの信号TI[0],TI[1]とし、テ
スト出力端子群21から出力されるテストデータ出力を
2ビットの信号TO[0],TO[1]とする。
【0078】「H」側のセットアップ時間を決定する方
法を図10を参照して説明する。まず入力出力接続信号
15を活性状態にするテストコマンドを、テストクロッ
ク入力端子22に入力されるテストクロックに同期して
テスタ40からテスト入力端子群20に送出する(図1
0の時刻t参照)。すると、このテストコマンドは
フリップフロップ12に上記テストクロックに同期して
取込まれ、テスト信号発生器14に送られる。そしてテ
スト信号発生器14によって次のテストクロックの立上
がりで入力出力接続信号15が活性状態(本実施の形態
では「H」状態)にされる(時刻t参照)。この状
態においては、スイッチ回路16からテスト出力配線2
4を介してテスト出力端子群21に出力される信号は、
テスト回路等に不良がなければテスト入力端子群20か
らテスト入力配線23およびフリップフロップ回路12
を介してスイッチ回路16に入力された信号となる。こ
のため、入力出力接続信号15が活性状態になった後の
最初のテストクロックの立上がりから、テスト入力端子
群20に入力されたデータがそのままテスト出力端子群
21に出力されることになる。
【0079】まず、確実に入力され得るセットアップタ
イミング(図10においては、2ns)でテスト入力端
子群20に入力される信号TI[0],TI[1]を各
々「H」,「H」レベルとする(時刻t参照)。こ
れらの信号はフリップフロップ12によってテストクロ
ックの次の立上がりで取込まれ(時刻t参照)、そ
のサイクル内でテスト出力端子群21から出力される信
号TO[0],TO[1]が各々「H」,「H」レベル
となる(時刻t参照)。その後、次のテストクロッ
クの立上がりのとき確実に入力されるホールドタイミン
グ(図10においては、2ns(図示せず))で、信号
TI[0],TI[1]を各々「L」,「L」レベルに
する(時刻t参照)。これらの信号はフリップフロ
ップ12によって、次のテストクロックの立上がりで取
込まれ(時刻t参照)、そのサイクル内で信号TO
[0],TO[1]が各々「L」,「L」レベルとなる
(時刻t参照)。
【0080】続いてセットアップタイミングを所定時間
(図10においては1ns)だけ少なくして上述のステ
ップを繰返す。なお、信号TI[0],TI[1]を各
々「H」,「H」レベルから「L」,「L」レベルにす
るホールドタイミングは変えずに確実に入力されるタイ
ミング(図10では2ns)とする。このようにするこ
とにより、出力信号TO[0],TO[1]は各々一旦
「L」,「L」レベルにるので、入力信号TI[0],
TI[1]の「H」レベルが入力されるようになったと
き、すなわち出力信号TO[0],TO[1]が「H」
レベルにならなくなったときの1ステップ前のセットア
ップ時間が「H」側のセットアップ時間となる。図10
においては、信号TI[1]は、テストクロックの立上
がりと同時に「H」レベルが入力されると(時刻t
参照)、フリップフロップ12に取込まれなくなるので
(時刻t参照)、信号TI[1]の「H」側のセッ
トアップ時間は1ns必要であることが分かる。また信
号TI[0]については、テストクロックより1ns遅
らせるとフリップフロップ12に取込まれなくなるので
(時刻t10,t11参照)、信号TI[0]の「H」
側のセットアップ時間は0nsであることが分かる。し
たがって信号TI[1]はテストクロックより1ns早
く入力する必要があることになる。
【0081】最後に時刻t12でリセット命令をテスト
入力端子群20に入力すると、テストクロックの次の立
上がりでフリップフロップ12に取込まれ、テスト信号
発生器14から出力される入力出力接続信号15が非活
性状態となる(時刻t13参照)。この後、メモリマク
ロ5をテストすることが可能となる。
【0082】次に図11を参照して「L」側のセットア
ップ時間を決定する方法を説明する。
【0083】まず、入力出力接続信号15を活性状態に
するテストコマンド(入力出力接続命令)をテスト入力
端子群20に入力し(図11の時刻t参照)、入力
出力接続信号15を活性状態にする(時刻t
照)。
【0084】続いて確実に入力され得るセットアップタ
イミング(図11においては2ns)で、入力信号TI
[0],TI[1]を各々「L」,「L」レベルとする
(時刻t参照)。これらの信号はフリップフロップ
12によってテストクロックの次の立上がりで取込まれ
(時刻t参照)、そのサイクル内で出力信号TO
[0],TO[1]が各々「L」,「L」レベルとなる
(時刻t参照)。その後、テストクロックの次の立
上がりのとき確実に入力されるホールドタイミング(図
11においては2ns(図示せず))で信号TI
[0],TI[1]を各々「H」,「H」レベルにする
(時刻t参照)。これらの信号はフリップフロップ
12によって、テストクロックの次の立上がりで取込ま
れ(時刻t参照)、そのサイクル内で信号TO
[0],TO[1]が各々「H」,「H」レベルとなる
(時刻t参照)。
【0085】続いてセットアップタイミングを所定時間
(図11においては1ns)だけ少なくして上述のステ
ップを繰返す。このようにすることにより、出力信号T
O[0],TO[1]は各々一旦「H」,「H」レベル
になるので、入力信号TI[0],TI[1]の「L」
レベルが入力されなくなったとき、すなわち出力信号T
O[0],TO[1]が「L」レベルにならなくなった
ときの1ステップ前のセットアップ時間が、「L」側の
セットアップ時間となる。図11においては信号TI
[1]は、テストクロックの立上がりと同時に「L」レ
ベルが入力されると(時刻t参照)、フリップフロ
ップ12に取込まれなくなるので(時刻t 参照)、
信号TI[1]の「L」側のセットアップ時間は1ns
必要であることが分かる。また信号TI[0]について
は、テストクロックより1ns遅らせると、フリップフ
ロップ12に取込まれなくなるので(時刻t10,t
11参照)、信号TI[0]の「L」側のセットアップ
時間は0nsであることが分かる。
【0086】最後に時刻t12でリセット命令をテスト
入力端子群20に入力すると、テストクロックの次の立
上がりでフリップフロップ12に取込まれ、テスト信号
発生器14から出力される入力出力接続信号15が非活
性状態となる(時刻t13参照)。図10、図11から
分かるようにセットアップ時間は信号TI[0]は0n
s、信号TI[1]は1nsであるため、テスタ40か
ら入力する場合、信号TI[0]は0ns、信号TI
[1]は1nsのセットアップ時間を設定する。
【0087】次に図12を参照して「H」側のホールド
時間を決定する方法を説明する。
【0088】まず入力出力接続信号15を活性状態にす
る入力出力接続命令をテスト入力端子群20に入力し
(図12の時刻t参照)、入力出力接続信号15を
活性状態にする(時刻t参照)。
【0089】続いて確実に入力され得るセットアップタ
イミング(図12においては2ns(図示せず))で、
入力信号TI[0],TI[1]を各々「H」,「H」
レベルとする(時刻t参照)。これらの信号はフリ
ップフロップ12によってテストクロックの次の立上が
りで取込まれ(時刻t参照)、そのサイクル内で出
力信号TO[0],TO[1]が各々「H」,「H」レ
ベルとなる(時刻t 参照)。
【0090】その後、テストクロックの次の立上がりの
とき確実に入力されるホールドタイミング(図12にお
いては2ns)で信号TI[0],TI[1]を各々
「L」,「L」レベルにする(時刻t参照)。これ
らの信号はフリップフロップ12によって、テストクロ
ックの次の立上がりで取込まれ(時刻t参照)、そ
のサイクル内で信号TO[0],TO[1]が各々
「L」,「L」レベルとなる(時刻t参照)。
【0091】続いてホールドタイミングを所定時間(図
12においては1ns)だけ少なくして上述のステップ
を繰返す。このようにすることにより、出力信号TO
[0],TO[1]は各々一旦「L」,「L」レベルと
なるので、入力信号TI[0],TI[1]の「H」レ
ベルが入力されなくなったとき、すなわち出力信号TO
[0],TO[1]が「H」レベルにならなくなったと
きの1ステップ前のホールド時間が「H」側のホールド
時間となる。図12におていは、信号TI[0]の
「H」側のホールド時間は1nsであり(時刻t
参照)、信号TI[1]の「H」側のホールド時
間は0nsである(時刻t10,t11参照)。
【0092】最後に時刻t12でリセット命令をテスト
入力端子群20に入力すると、このリセット命令はテス
トクロックの次の立上がりでフリップフロップ12に取
込まれ、テスト信号発生器14から出力される入力出力
接続信号15が非活性状態となる(時刻t13参照)。
【0093】次に図13を参照して「L」側のホールド
タイミングを決定する方法を説明する。
【0094】まず入力出力接続命令をテスト入力端子群
20に入力し(図13の時刻t参照)、入力出力接続
信号15を活性状態にする(時刻t参照)。
【0095】続いて確実に入力され得るセットアップタ
イミング(図13においてはセットアップ時間が2ns
(図示せず))で、入力信号TI[0],TI[1]を
各々「L」,「L」レベルとする(時刻t参照)。
これらの信号はフリップフロップ12によってテストク
ロックの次の立上がりで取込まれ(時刻t参照)、
そのサイクル内で出力信号TO[0],TO[1]が各
々「L」,「L」レベルとなる(時刻t参照)。
【0096】その後、テストクロックの次の立上がりの
とき確実に入力されるホールドタイミング(図13にお
いてはホールド時間が2ns)で信号TI[0],TI
[1]を各々「H」,「H」レベルにする(時刻t
参照)。これらの信号はフリップフロップ12によっ
て、テストクロックの次の立上がりで取込まれ(時刻t
参照)、そのサイクル内で信号TO[0],TO
[1]が各々「H」,「H」レベルとなる(時刻t
参照)。
【0097】続いてホールドタイミングを所定時間(図
13においては1ns)だけ少なくして上述のステップ
を繰返す。このようにすることにより、出力信号TO
[0],TO[1]は各々一旦「H」,「H」レベルと
なるので、入力信号TI[0],TI[1]の「L」レ
ベルが入力されなくなったとき、すなわち出力信号TO
[0],TO[1]が「L」レベルにならなくったとき
の1ステップ前のホールド時間が「L」側のホールド時
間となる。図13においては、信号TI[0]の「L」
側のホールド時間は1nsであり、信号TI[1]の
「L」側のホールドタイミングは0nsである(時刻t
10,t11参照)。
【0098】最後に、時刻t12でリセット命令をテス
ト入力端子群20に入力すると、このリセット命令はテ
ストクロックの次の立上がりでフリップフロップ12に
取込まれ、入力出力接続信号15が非活性状態になる
(時刻t13参照)。
【0099】図12、図13から分かるようにホールド
時間はTI[0]が1ns、TI[1]が0nsである
ため、テスタ40から入力する場合はTI[0]は0n
s、TI[1]は1nsのホールド時間を設定する。
【0100】以上説明したようにしてテスト入力信号の
セットアップ時間およびホールド時間を設定することが
できるので、1端子づつテスト回路10の入口までの経
路についてキャリブレーションを容易に行うことが可能
となり、テストに要する時間を可及的に短かくすること
ができる。
【0101】上述のキャリブレーションを用いた高速テ
ストの手順を図14を参照して説明する。まず図10乃
至図13で説明した方法を用いて(図14のステップF
10参照)、各端子のスキュー値すなわちセットアップ
時間およびホールド時間を取得する(図14のステップ
F11参照)。このスキュー値の取得は、各チップまた
は各ウェハーまたは各ロット単位で行う。そしてこの取
得されたスキュー値はテスタ40の変数として取込ま
れ、このスキュー値を有する信号を用いて高速テストを
行う(図14のステップF12参照)。
【0102】このように上述のキャリブレーション機能
を用いてより正確な高速テストを実施することができ
る。
【0103】なお、上述の第3の実施の形態のメモリ混
載半導体集積回路装置をテストする場合には、端子群2
0,21,22とテスタ40との間にはリード配線42
とプローブカード針43を用いて接続した。メモリ混載
半導体集積回路装置が図15に示すようにモールド樹脂
28で封止されている場合には、各端子群20,21,
22とボンディング線26によって接続された外側の端
子29a,29b,29cにテスタ40のリード配線4
2を接続すれば良い。この場合、ボンディング線26の
長さは全て同じなので、テスタ40からメモリ混載半導
体集積回路装置までのスキューを考慮する必要がないと
いう利点がある。
【0104】(第4の実施の形態)次に本発明によるメ
モリ混載半導体集積回路装置の第4の実施の形態の構成
を図16に示す。この第4の実施の形態のメモリ混載半
導体集積回路装置は、図示しないロジック部と、メモリ
マクロ5と、テスト回路10と、n個のテスト入力端子
20,…,20n−1 からなるテスト入力端子群
20と、m個のテスト出力端子からなるテスト出力端子
群21と、クロック信号CLKが入力されるCLK端子
22と、制御信号28が入力される制御信号入力端子2
7と、を備えている。
【0105】テスト回路10は、タイミング調整回路5
,…,50n−1 と、テスト信号発生器14
と、テストデータ出力ドライバ18と、を備えている。
タイミング調整回路50(i=0,…,n−1)
は、テスト入力端子20を介して送られてくるテス
ト入力信号(テストコマンドまたはテストデータ)を、
制御信号28に応じて、クロック信号CLKに同期して
取込んで1クロック後に出力するか、または直ちに取込
んで直ちに出力するように構成されている。このタイミ
ング調整回路50(i=0,…,n−1)は例えば
図17に示すように、リセット機能を有するD型のフリ
ップフロップ51と、スイッチ回路52とから構成され
る。このタイミング調整回路50(i=0,…,n
−1)においては、フリップフロップ51の入力端子に
はテスト入力端子20を介して送られてくるテスト
入力信号が入力され、リセット端子には制御信号28が
入力され、クロック端子にはクロック信号CLKが入力
される。またスイッチ回路52はOR回路52aと、A
ND回路52bとから構成される。そしてOR回路52
aはテスト入力信号と制御信号28とに基づいてOR演
算を行い、演算結果をAND回路52bに送出する。A
ND回路52bはフリップフロップ51の出力とOR回
路52aの出力とに基づいてAND演算を行い、演算結
果である出力信号55をテスト信号発生器14に送出す
る。
【0106】上記タイミング調整回路50(i=
0,…,n−1)の動作を図18を参照して説明する。
初期状態で、図17に示すフリップフロップ51内のノ
ードN1とノードN2は「L」レベルであるものとす
る。制御信号28が「H」レベルの状態のときにクロッ
ク信号CLKが入力されると、このクロック信号CLK
の立上がり時にテスト入力信号のデータがラッチされる
とともにノードN1のデータがノードN2へ転送され
る。またクロック信号CLKの立上がり時には、ラッチ
されていたデータがノードN1へ転送されるが、ノード
N2のデータは前の値を保持している。したがって図1
8に示す時刻tでラッチされたテスト入力信号のデ
ータAは、時刻tでノードN1へ転送され、時刻t
でノードN1からノードN2に転送される。このた
め、時刻t後にデータAが論理ゲート回路52から
出力信号55として出力される。なお、時刻tでは
データBがラッチされるため、時刻tより1クロッ
ク後の時刻tではデータBが出力信号55として出
力される。
【0107】一方、制御信号28が「L」レベルの状態
のときには、フリップフロップ51のノードN1および
ノードN2は「H」レベルに固定されるため、クロック
信号CLKに同期した動作は行われず、入力されたテス
ト入力信号が直ちにスイッチ回路52から出力される。
したがって図18の時刻tにおいて制御信号28が
「L」レベルとなるため、入力されたテスト入力信号が
そのままスイッチ回路52から出力されることになる。
【0108】テスト信号発生器14はタイミング調整回
路50,…,50n−1 から送られて来るテスト
入力信号(テストコマンド)をデコードし、メモリマク
ロ5をテストするテスト信号17aを発生する。なお、
クロック信号CLKはメモリマクロ5にも送られてい
る。テスト信号17aを受けたメモリマクロはテストデ
ータ出力17bをテストデータ出力ドライバ18を介し
てテスト出力端子群21に出力する。なおテスト信号発
生器14はテストコマンドをデコードしないでテストコ
マンドをテスト信号として出力するように構成しても良
い。
【0109】以上説明したように本実施の形態において
は、テスト入力端子群20を介して入力されたテスト入
力信号を制御信号28に応じて、タイミング調整回路5
(i=0,…,n−1)がクロック信号CLKに同
期して取込んでテスト信号発生器14に送出するか、ま
たはクロック信号CLKに関係なく直ちに取込んでテス
ト信号発生器14に送出するように構成されているた
め、上記制御信号を「L」レベルにすることによりメモ
リマクロ5の入力信号のタイミングを変えてテストする
ことが可能となり、入力信号の遅れおよび進みに関する
仕様をメモリマクロ5が満足しているか否かをテストす
ることができる。
【0110】また制御信号を「H」レベルにしてクロッ
ク信号CLKに同期してテスト入力信号を取込むことに
より、テスト信号発生器14に入力する際のスキューを
無視することが可能となり、テスト回路10が誤動作す
るのを防止することができる。
【0111】(第5の実施の形態)次に本発明によるメ
モリ混載半導体集積回路装置の第5の実施の形態の構成
を図19に示す。この実施の形態のメモリ混載半導体集
積回路装置は、図16に示す第4の実施の形態のメモリ
混載半導体集積回路装置のテスト信号発生器14をテス
ト信号発生器14Aに置換えるとともに制御信号入力端
子27を削除した構成となっている。そしてテスト信号
発生器14Aは、テスト入力端子群20およびタイミン
グ調整回路50,…,50n−1 を介して送られ
てくる特定のテストコマンドに基づいて制御信号28を
発生し、それ以外のテストコマンドをデコードしてテス
ト信号を発生し、メモリマクロ5に送出するように構成
されている。
【0112】このテスト信号発生器14Aの制御信号2
8を発生する部分の具体的な構成を図20に示す。この
テスト信号発生器14AはNANDゲート14a,14
bと、R−S型フリップフロップ14cとを備えてい
る。なお、説明を簡単にするため図20においてはテス
ト入力端子20,…,20n−1 の個数nは3、
したがってタイミング調整回路50,…,50
n−1 からテスト信号発生器14Aに送られてくるテ
ストコマンド55は3ビットのコマンド入力信号55
[0],55[1],55[2]からなると仮定してい
る。
【0113】NANDゲート14aはコマンド入力信号
55[0],55[1]の反転信号と、コマンド入力信
号55[2]とに基づいてNAND演算を行い、演算結
果をR−S型フリップフロップ14cのセット端子S
に送出する。NANDゲート14bはコマンド入力
信号55[0],55[1]と、コマンド入力信号55
[2]の反転信号とに基づいてNAND演算を行い、演
算結果をR−S型フリップフロップ14cのリセット端
子Rに送出する。
【0114】R−S型フリップフロップ14cはセット
端子に入力される信号Sが「L」レベルでかつリセ
ット端子に入力される信号Rが「H」レベルのとき
は、制御信号28となる出力信号Qが「L」レベル
となるように動作する。また信号Sが「H」レベル
でかつ信号Rが「L」レベルのときは信号Q
「H」レベルとなるように動作する。また、信号
,Rが共に「H」レベルのときには信号Q
が前の状態を保持するように動作する。なお、信号
,Rが共に「L」レベルとなる入力は禁止さ
れている。
【0115】このテスト信号発生器14Aの動作を説明
する。
【0116】制御信号28の初期状態は「L」レベルと
する。このとき、制御信号28を活性化するためのテス
トコマンド、すなわちコマンド入力信号55[0]が
「H」レベル、信号55[1]が「H」レベル、信号5
5[2]が「L」レベルであるテストコマンド55がテ
スト信号発生器14Aに入力されると、NANDゲート
14aの出力は「H」レベル、NANDゲート14bの
出力は「L」レベルとなるので、R−S型フリップフロ
ップ14cの出力、すなわち制御信号28は「H」レベ
ルとなり、活性状態となる。
【0117】一方、制御信号28を活性状態から非活性
状態にするテストコマンド、すなわちコマンド入力信号
55[0]が「L」レベル、信号55[1]が「L」レ
ベル、信号55[2]が「H」レベルであるテストコマ
ンド55がテスト信号発生器14Aに入力されると、N
ANDゲート14aの出力は「L」レベル、NANDゲ
ート14bの出力は「H」レベルとなるので、フリップ
フロップ14cから出力される制御信号28は「L」と
なり、非活性状態になる。
【0118】以上説明したように特定のテストコマンド
を入力することにより制御信号28を活性状態にした
り、非活性状態にすることが可能となるので、この第5
の実施の形態のメモリ混載半導体集積回路装置も第4の
実施の形態と同様にテストを行うことができる。これに
より、第4の実施の形態と同様の効果を有することがで
きる。
【0119】なお、この第5の実施の形態は第4の実施
の形態に比べて制御信号入力端子27を省略することが
可能となる。
【0120】(第6の実施の形態)次に本発明によるメ
モリ混載半導体集積回路装置の第6の実施の形態の構成
を図21に示す。この第6の実施の形態のメモリ混載半
導体集積回路装置は、図19に示す第5の実施の形態の
メモリ混載半導体集積回路装置において、テスト信号発
生器14A、テストデータ出力ドライバ18を各々テス
ト信号発生器14B、スイッチ回路61に置換えた構成
となっている。
【0121】テスト信号発生器14Bは第5の実施の形
態のテスト信号発生器14Aの機能の他に、特定のテス
トコマンドに基づいて、出力切換信号60をスイッチ回
路61に送る機能を有している。スイッチ回路61は出
力切換信号60に応じて、メモリマクロ5から送られて
くるテストデータ出力かまたは、タイミング調整回路5
,…,50n−1 の出力を選択してテスト出力
端子群21に送出するように構成されている。
【0122】テスト信号発生器14Bの制御信号28を
発生する部分と、出力切換信号60を発生する部分の具
体的な構成を図22に示す。このテスト信号発生器14
Bは、NANDゲート14a,14bおよびR−S型フ
リップフロップ14cからなる制御信号28を発生する
部分と、NANDゲート14dおよびR−S型フリップ
フロップ14eからなる出力切換信号60を発生する部
分とを有している。制御信号28を発生する部分は第5
の実施の形態で説明済のため、説明を省略する。なお、
説明を簡単にするため図22においては、第5の実施の
形態の場合と同様にテスト信号発生器14Bに入力され
るテストコマンド55は3ビットのコマンド入力信号5
5[0],55[1],55[2]からなるものと仮定
する。
【0123】NANDゲート14dはコマンド入力信号
55[0]の反転信号、コマンド入力信号55[1],
55[2]に基づいてNAND演算を行い、演算結果を
R−S型フリップフロップ14eのセット端子S
送出する。またフリップフロップ14eは、リセット端
子RにNANDゲート14bの出力が入力され、出
力端子Qから出力切換信号60が出力される構成となっ
ている。したがってこの例においては、コマンド入力信
号55[0]が「H」レベル、信号55「1],55
[2]が共に「L」レベルのときにのみ、出力切換信号
60が「H」になる。
【0124】次にスイッチ回路61の具体的な構成を図
23に示す。図23に示すスイッチ回路61はテスト入
力端子群20のテスト入力端子の個数nとテスト出力端
子群21のテスト出力端子の個数mが同じ場合、すなわ
ちm=nの場合の構成を示している。このスイッチ回路
61は各タイミング調整回路50(i=0,…,n
−1)毎に、インバータ62と、NANDゲート64,
65,66と、インバータ67,68とを備えている。
【0125】NANDゲート64は出力切換信号60を
インバータ62によって反転した信号と、メモリマクロ
5の出力(m個の出力のうちの1つの出力)とを受けて
NAND演算を行い、演算結果をNANDゲート66に
送出する。NANDゲート65はタイミング調整回路5
(i=0,…,n−1)の出力55と、出力
切換信号60を受けてNAND演算を行い、演算結果を
NANDゲート66に送出する。NANDゲート66は
NANDゲート64,65の出力に基づいてNAND演
算を行う。NANDゲート66の出力は直列に接続され
たインバータ67,68を通ってテスト出力信号とな
り、対応する出力端子に送出される。
【0126】この図23に示すスイッチ回路61におい
ては、出力切換信号60が「H」レベルのときには、メ
モリマクロ5の出力に関係なくNANDゲート64の出
力が常に「H」レベルとなるため、テスト出力信号はタ
イミング調整回路50(i=0,…,n−1)から
送られてくる信号55となる。
【0127】一方、出力切換信号60が「L」レベルの
ときには、信号55の値に依らずNANDゲート6
5の出力が常に「H」レベルとなるため、テスト出力信
号はメモリマクロ5の出力となる。
【0128】以上説明したように、第6の実施の形態に
おいては、出力切換信号60が例えば「H」レベルのと
きにはテスト入力端子群20を介して入力されたテスト
入力信号をテスト出力端子群21を介して得ることがで
き、また出力切換信号60が「L」レベルのときにはメ
モリマクロ5から送られてくるテストデータ出力をテス
ト出力端子群を介して得ることができる。これにより、
テスト回路10内に不良があるか、それともメモリマク
ロ5内に不良があるかを容易に解析することが可能とな
り、テスト解析に要する時間を可及的に減少させること
ができる。なお、この第6の実施の形態も第5の実施の
形態と同様の効果を得ることができる。
【0129】なお、上記実施の形態においては、スイッ
チ回路61の具体的な構成はm=nの場合であったが、
m≠nの場合は第1の実施の形態で説明した、例えば図
4、または図5に示すスイッチ回路16を用いれば良
い。このとき入力出力接続信号15が出力切換信号60
となる。
【0130】また、上記第4乃至第6の実施の形態にお
いては、各テスト入力端子20(i=0,…,n−
1)に入力されたテスト入力信号のスキューを測定する
ことが可能であり、この得られたスキュー値を用いて1
品種毎にキャリブレーションを行うことが可能となる。
以下、これを図24および図25を参照して説明する。
【0131】まず図24のステップF21に示すように
制御信号28をON、すなわち、「H」レベルにする。
すると、テスト入力端子群20から入力されるテスト入
力信号はクロック信号CLKに同期してタイミング調整
回路50,…,50n− に取込まれてテスト信
号発生器に送出されることになる。そこで、図10乃至
図13を参照して第3の実施の形態で説明したと同様に
して、各テスト入力端子に入力されるテスト入力信号の
セットアップ時間およびホールド時間を求める(図24
のステップF22,F23参照)。例えばまず図25に
示すように、出力切換信号60を「H」レベルにし、テ
スト入力信号TI[0],TI[1],TI[2]をタ
イミング調整回路、スイッチ回路を介してテスト出力端
子21から出力するようにする。その後、各テスト入力
信号TI[0],TI[1],TI[2]のセットアッ
プタイミングを変えてテストを行い、テスト出力端子2
1から出力されるテスト出力信号TO[0],TI
[1],TI[2]を検査することにより、スキュー
値、すなわちセットアップ時間およびホールド時間を各
ピン(入力端子)毎に取得する。
【0132】各スキュー値を取得した後は、制御信号2
8をOFFにする(図24のステップF24参照)。そ
の後、上記スキュー値を用いてキャリブレーションを行
うことが可能となり、入力される信号の遅れおよび進み
に関する仕様をメモリマクロ5が満足しているか否かを
テストすることができる(図24のステップF25参
照)。
【0133】上記スキュー値はテスト入力端子群20か
らテスト回路10までのものなので、テスト回路10の
入口からメモリマクロ5の入口までの信号遅延時間を上
記スキュー値に加算して、上記スキュー値を修正する必
要がある。テスト回路10の入口からメモリマクロ入口
までは製品によって異ならないため、遅延時間としては
設計段階で求めた値、または実際に測定した値を使用す
る。このようにしてスキュー値を修正し、この修正され
たスキュー値を有するテスト入力信号をテスト入力端子
群に入力して、メモリマクロ5が仕様を満足しているか
否かのテストを行なう。
【0134】なお、上記第1乃至第6の実施の形態にお
いては、テスト回路とメモリマクロとは分離されていた
が、メモリマクロ内にテスト回路を設けるようにしても
良い。
【0135】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、テ
スト時間を可及的に短くすることができる。
【0136】また、テスト回路が誤動作するのを可及的
に防止することができる。
【0137】またメモリマクロが、入力の遅れおよび進
みに関する仕様を満足しているか否かをテストすること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の構成を示すブロッ
ク図。
【図2】第1の実施の形態の動作を説明するタイミング
チャート。
【図3】第1の実施の形態のメモリ混載半導体集積回路
装置のテスト手順を示すフローチャート。
【図4】本発明によるメモリ混載半導体集積回路装置に
かかるスイッチ回路の具体例の構成を示す回路図。
【図5】スイッチ回路の他の具体例の構成を示す回路
図。
【図6】テスト信号発生器の具体例の構成を示す回路
図。
【図7】本発明の第2の実施の形態の構成を示すブロッ
ク図。
【図8】第2の実施の形態の動作を説明するタイミング
チャート。
【図9】本発明の第3の実施の形態の構成を示すブロッ
ク図。
【図10】第3の実施の形態のメモリ混載半導体集積回
路装置を用いてセットアップ時間を求める方法を説明す
るタイミングチャート。
【図11】第3の実施の形態のメモリ混載半導体集積回
路装置を用いてセットアップ時間を求める方法を説明す
るタイミングチャート。
【図12】第3の実施の形態において、ホールド時間を
求める方法を説明するタイミングチャート。
【図13】第3の実施の形態において、ホールド時間を
求める方法を説明するタイミングチャート。
【図14】第3の実施の形態において高速テストの方法
を説明するフローチャート。
【図15】第3の実施の形態の変形例の構成を示すブロ
ック図。
【図16】本発明の第4の実施の形態の構成を示すブロ
ック図。
【図17】第4の実施の形態に用いられるタイミング調
整回路の一具体例を示す回路図。
【図18】図17に示すタイミング調整回路の動作を説
明するタイミングチャート。
【図19】本発明の第5の実施の形態の構成を示すブロ
ック図。
【図20】第5の実施の形態に用いられるテスト信号発
生器の一具体例を示す回路図。
【図21】本発明の第6の実施の形態の構成を示すブロ
ック図。
【図22】第6の実施の形態に用いられるテスト信号発
生器の一具体例の構成を示す回路図。
【図23】第6の実施の形態に用いられるスイッチ回路
の一具体例の構成を示す回路図。
【図24】第4乃至第6の実施の形態におけるテスト方
法を説明するフローチャート。
【図25】第4乃至第6の実施の形態においてスキュー
値を求める方法を説明するタイミングチャート。
【図26】従来のメモリ混載半導体集積回路装置の第1
の例を示すブロック図。
【図27】メモリマクロの構成を説明する模式図。
【図28】従来のメモリ混載半導体集積回路装置の第2
の例を示すブロック図。
【符号の説明】
1 メモリ混載半導体集積回路装置 2 I/O部 3 ロジック部 5 メモリマクロ 10 テスト回路 12 D型フリップフロップ 14 テスト信号発生回路 15 入力出力接続信号(出力切換信号) 16 スイッチ回路 17a テスト信号 17b テストデータ出力 20 テスト入力端子群 21 テスト出力端子群 23 テスト入力配線 24 テスト出力配線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮 野 信 治 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝マイクロエレクトロニクスセン ター Fターム(参考) 2G032 AA01 AA07 AB02 AD05 AG01 AK11 AK14 AK15 5F038 CD06 DF01 DT02 DT04 DT07 EZ20

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ロジック部と、 前記ロジック部と同一半導体基板上に混載されるメモリ
    マクロと、 テストコマンドまたはテストデータからなるテスト入力
    信号を入力するためのテスト入力端子と、 前記テストコマンドに基づいて出力切換信号と前記メモ
    リマクロをテスト動作させるためのテスト信号とを発生
    するテスト信号発生器と、前記テスト信号によってテス
    ト動作した前記メモリマクロの出力および前記テストデ
    ータのうちの一方を、前記出力切換信号に応じて選択し
    て出力するスイッチ回路と、を有するテスト回路と、 前記スイッチ回路の出力を受け、外部に出力するテスト
    出力端子と、 を備えたことを特徴とするメモリ混載半導体集積回路装
    置。
  2. 【請求項2】前記スイッチ回路は、前記出力切換信号に
    応じて、前記メモリマクロの出力、前記テスト入力信
    号、第1の所定値、および第2の所定値のうちの一つを
    選択して出力するように構成されていることを特徴とす
    る請求項1記載のメモリ混載半導体集積回路装置。
  3. 【請求項3】前記テスト回路は、前記テスト入力端子を
    介して送られてくる前記テスト入力信号をクロック信号
    に同期して取込み、この取込んだ信号を前記クロック信
    号に同期して出力する同期取込み回路を有し、 前記テスト信号発生器は前記同期取込み回路の出力を受
    け、前記スイッチ回路は前記出力切換信号に応じて前記
    メモリマクロの出力および前記同期取込み回路の出力の
    うちの一方を選択して出力することを特徴とする請求項
    1記載のメモリ混載半導体集積回路装置。
  4. 【請求項4】前記同期取込み回路はD型フリップフロッ
    プであることを特徴とする請求項3記載のメモリ混載半
    導体集積回路装置。
  5. 【請求項5】ロジック部と、 前記ロジック部と同一半導体基板上に混載されるメモリ
    マクロと、 テストコマンドまたはテストデータからなるテスト入力
    信号を入力するためのテスト入力端子と、 前記テスト入力端子を介して入力される前記テスト入力
    信号を、制御信号に応じて、クロック信号に同期して取
    込み出力するかまたは直ちに取込んで直ちに出力するタ
    イミング調整回路と、前記タイミング調整回路を介して
    送られてくる前記テストコマンドに基づいて前記メモリ
    マクロをテスト動作させるためのテスト信号を発生する
    テスト信号発生器と、を有するテスト回路と、 前記テスト信号によってテスト動作した前記メモリマク
    ロの出力を受け、外部に出力するテスト出力端子と、 を備えたことを特徴とするメモリ混載半導体集積回路装
    置。
  6. 【請求項6】前記テスト信号発生器は、前記テストコマ
    ンドに基づいて出力切換信号を発生するとともに前記メ
    モリマクロにテスト信号を発生し、 前記テスト回路は、前記メモリマクロの出力および前記
    タイミング調整回路の出力のうちの一方を前記出力切換
    信号に応じて選択し、前記テスト出力端子に出力するス
    イッチ回路を更に備えたことを特徴とする請求項5記載
    のメモリ混載半導体集積回路装置。
  7. 【請求項7】前記タイミング調整回路は、前記テスト入
    力端子を介して送られてくる信号を前記クロック信号に
    同期して取込み、この取込んだ信号を前記クロック信号
    に同期して出力する同期取込み回路と、 前記テスト入力端子を介して送られてくる信号と前記同
    期取込み回路の出力の一方を前記制御信号に基づいて選
    択し、出力するスイッチ手段と、を備えていることを特
    徴とする請求項5乃至6のいずれかに記載のメモリ混載
    半導体集積回路装置。
  8. 【請求項8】前記同期取込み回路はリセット機能付きD
    型フリップフロップであり、前記スイッチ手段は、前記
    テスト入力端子を介して送られてくる信号と前記制御信
    号とを受けるORゲートと、このORゲートの出力と前
    記D型フリップフロップの出力を受けるANDゲートと
    を備えたことを特徴とする請求項7記載のメモリ混載半
    導体集積回路装置。
  9. 【請求項9】前記制御信号を入力するための制御入力端
    子を更に備えたことを特徴とする請求項5乃至8のいず
    れかに記載のメモリ混載半導体集積回路装置。
  10. 【請求項10】前記テスト信号発生器は特定のテストコ
    マンドに基づいて前記制御信号を発生する手段を更に備
    えていることを特徴とする請求項5乃至8のいずれかに
    記載のメモリ混載半導体集積回路装置。
  11. 【請求項11】前記テスト入力端子と前記テスト回路と
    の間にテスト入力配線が設けられており、前記テスト入
    力端子から前記テスト入力配線を介して送られてくる前
    記テストデータが前記テスト入力配線の配線遅延の影響
    を受けないように前記スイッチ回路に入力するように構
    成されていることを特徴とする請求項1または2記載の
    メモリ混載半導体集積回路装置。
  12. 【請求項12】前記テストデータは前記テスト入力配線
    から直接前記スイッチ回路に送られるように構成されて
    いることを特徴とする請求項11記載のメモリ混載半導
    体集積回路装置。
  13. 【請求項13】前記テストデータは前記テスト入力配線
    からバッファを介して前記スイッチ回路に送られるよう
    に構成されていることを特徴とする請求項11記載のメ
    モリ混載半導体集積回路装置。
  14. 【請求項14】請求項1乃至4のいずれかに記載のメモ
    リ混載半導体集積回路装置において、 テストコマンドを前記テスト入力端子に前記出力切換信
    号を活性化するステップと、次に、テストデータを前記
    テスト入力端子に入力するステップと、 前記スイッチ回路から出力されるデータを前記テスト出
    力端子を介して受信し、この受信したデータと前記テス
    トデータと比較するステップと、 を備えたことを特徴とするメモリ混載半導体集積回路装
    置のテスト方法。
  15. 【請求項15】請求項3記載のメモリ混載半導体集積回
    路装置において、 テストコマンドを前記テスト入力端子に入力し、前記出
    力切換信号を活性化するステップと、 次に、確実に入力され得るタイミングで前記テスト入力
    端子にテストデータを入力するステップと、 前記テストデータの前記テスト入力端子に入力するタイ
    ミングを変えて、前記テストデータを前記テスト入力端
    子に入力することを繰返すステップと、 前記スイッチ回路から出力されるデータを前記テスト出
    力端子を介して受信し、この受信したデータに基づい
    て、前記テスト入力端子に入力される信号のセットアッ
    プ時間またはホールド時間を決定するステップと、 を備えたことを特徴とするメモリ混載半導体集積回路装
    置のテスト方法。
  16. 【請求項16】前記決定されたセットアップ時間または
    ホールド時間を有する信号を前記テスト入力端子に入力
    して前記メモリマクロのテストをするステップを更に備
    えたことを特徴とする請求項15記載のメモリ混載半導
    体集積回路装置のテスト方法。
  17. 【請求項17】請求項6記載のメモリ混載半導体集積回
    路装置において、 活性化した制御信号を前記タイミング調整回路に入力す
    るステップと、 テストコマンドを前記テスト入力端子に入力し、前記出
    力切換信号を活性化するステップと、 次ぎに、確実に入力され得るタイミングで前記テスト入
    力端子にテストデータを入力するステップと、 前記テストデータの前記テスト入力端子に入力するタイ
    ミングを変えて、前記テストデータを前記テスト入力端
    子に入力することを繰返すステップと、 前記スイッチ回路から出力されるデータを前記テスト出
    力端子を介して受信し、この受信したデータに基づい
    て、前記テスト入力端子に入力される信号のセットアッ
    プ時間またはホールド時間を決定するステップと、 を備えたことを特徴とするメモリ混載半導体集積回路装
    置のテスト方法。
  18. 【請求項18】前記決定されたセットアップ時間または
    ホールド時間に基づいて修正されたセットアップ時間ま
    たはホールド時間を求めるステップと、 前記制御信号を非活性状態にして前記修正されたセット
    アップ時間またはホールド時間を有する信号を前記テス
    ト入力端子に入力し、この信号を前記タイミング調整回
    路に直ちに取込ませた後、直ちに出力させることにより
    テストを行うステップと、 を更に備えたことを特徴とする請求項17記載のメモリ
    混載半導体集積回路装置のテスト方法。
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