JP3718374B2 - メモリ混載半導体集積回路装置及びそのテスト方法 - Google Patents

メモリ混載半導体集積回路装置及びそのテスト方法 Download PDF

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  • Tests Of Electronic Circuits (AREA)
  • For Increasing The Reliability Of Semiconductor Memories (AREA)
  • Semiconductor Integrated Circuits (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、メモリとロジック部が1つのチップに混載されたメモリ混載半導体集積回路装置及びそのテスト方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やマイクロプロセッサ等のロジック部に大規模メモリマクロを混載した半導体集積回路装置が種々提案されている。この種のメモリ混載LSIにおいて、メモリマクロの通常動作は、ロジック部からの信号により制御され、たとえばロジック部から読み出し命令が出されると、メモリマクロは選択されたアドレスのデータをロジック部に出力する。同様にロジック部からの書き込み命令が入力されると、命令と同時に入力されるデータが選択されたメモリマクロのアドレスに書き込まれる。この種のメモリ混載LSIにおいて、メモリマクロのテストを行うには2つの方法がある。1つは専用のテスト回路を設けることなく、ロジック部を介してメモリマクロを動作制御してテストを行う方式であり、もう1つは専用のテスト回路を内蔵し、テスト用入力出力パッドを設けてロジック部とは無関係にテストを行うという方式である。前者は大規模メモリマクロではベクター長が長くなることから、実用的でなく、一般的に後者のテスト方式が用いられる。
【0003】
専用のテスト回路が設けられた従来のメモリ混載半導体集積回路装置の第1の例の構成を図26に示す。この第1の従来例のメモリ混載半導体集積回路装置100は、ゲートアレイあるいはスタンダードセルにより構成されるロジック部3と、メモリマクロ5と、メモリマクロ5の動作特性を評価するテスト回路110と、を備えている。なお、このメモリ混載半導体集積回路装置100にはn個の端子からなるテスト入力端子群20と、m個の端子からなるテスト出力端子群21とを有するI/O部2が周辺に設けられている。
【0004】
テスト回路110はテスト信号発生器140を備えている。テスト信号発生器140は、テスタ(図示せず)からnビットのテストコマンドが入力されるテスト入力端子群20に、テスト入力配線23を介して接続されるとともに、mビットのテストデータを出力するためにテスト出力配線24を介してテスト出力端子群21に接続されている。そしてこのテスト信号発生器140は上記テストコマンドをデコードしてメモリマクロ5をテスト動作させるためのテスト信号17aを発生する。
【0005】
メモリマクロ5は一般に図27に示すように、メモリセルアレイ71、カラムアドレスデコーダ72、およびロウアドレスデコーダ74からなるメモリ70を複数組、備えている。そして上記テスト信号17aがメモリマクロ5内のテストすべきメモリセルアレイ71に入力されると、このメモリセルアレイ71からmビットのテストデータ出力17bがテスト回路150に出力される。このテストデータ出力17bはテスト回路150およびテスト出力配線24を介してテスト出力端子群21に出力される。そして、このテスト出力端子群21に出力されたテストデータ出力に基づいてテスタ(図示せず)がパス・フェイルを判断する。
【0006】
なお、メモリマクロ5は、テスト信号17aを受けるための端子およびテストデータ出力17bを出力するための端子の他に、通常動作における入力18aを受けるための端子およびデータ出力18bを出力するための端子を有している。
【0007】
次にメモリ混載半導体集積回路装置の第2の従来例を図28に示す。この第2の従来例のメモリ混載半導体集積回路装置は図26に示す第1の従来例のメモリ混載半導体集積回路装置のテスト回路110をテスト回路110Aに置換えるとともにI/O部(図示せず)にテストクロック入力端子22を設けた構成となっている。
【0008】
テスト回路110Aは、クロックに同期してnビットのテストコマンドを取込むフリップフロップ回路12と、フリップフロップ回路12の出力をデコードしてメモリマクロ5をテスト動作させるためのテスト信号を発生するテスト信号発生器140とを備えている。なお、図面上では1個のフリップフロップ回路12しか示していないが実際はn個のフリップフロップ回路が設けられている。
【0009】
テスタ40から出力されるテストコマンドはリード配線42、プローブカード針43、テスト入力端子群20、およびテスト入力配線23を介してフリップフロップ12に入力される。またテスタ40から出力されるテストクロックはリード配線42、プローブカード針43、テストクロック入力端子22、およびテストクロック配線25を介してフリップフロップ回路12に入力されるとともにメモリマクロ5にクロック入力17cとして入力される。
【0010】
なお、メモリマクロ5から出力されるmビットのテストデータ出力17bはテスト回路110A、テスト出力配線24を介してテスト出力端子群21に出力される。
【0011】
この第2の従来例のメモリ混載半導体集積回路装置のウェハーテストは次のようにして行われる。まず、プローブカード針43をテスト入力端子群20、テスト出力端子群21、およびテストクロック入力端子22に接続する。その後、テスタ40からテストコマンドをテスト入力端子群20に入力するとともにテストクロックをテストクロック入力端子22に入力する。
【0012】
すると、テスト入力端子群20に入力されたテストコマンドはテストクロック入力端子22に入力されたテストクロックに同期してフリップフロップ回路12に取込まれる。そして上記テストクロックに同期してフリップフロップ回路12から出力され、取込みテストコマンドとなる。この取込みテストコマンドはテスト信号発生器140においてデコードされてメモリマクロ5をテスト動作させるためのテスト信号17aとなりメモリマクロ5に送られる。その後メモリマクロ5からmビットのテストデータ出力17bがテスト回路110A、テスト出力配線24を介してテスト出力端子群21に出力される。そしてこのテスト出力端子群21に出力されたテストデータ出力17bはプローブカード針43、リード配線42を介してテスタ40に送られる。このテストデータ出力17bに基づいてテスタ40によってパス・フェイルが判断される。
【0013】
なおこの第2の従来例のメモリ混載半導体集積回路装置においてはテスト入力配線23、テスト出力配線24、およびテストクロック入力配線25の長さと容量は製品毎に異なっている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
上述のように構成された第1の従来のメモリ混載半導体集積回路装置においては、テスト入力端子群20からメモリマクロ5の入力端までに不良があるか、またはメモリマクロ5の出力端からテスト出力端子群21までに不良があったときにテストを行っても、メモリマクロ5内に不良があるのか、それともテスト経路(例えば、テスト入力マクロ外配線22およびテスト回路110)に不良があるのかを同定することができず、解析に多大な時間を費やしてしまい、テストに多大な時間がかかるという問題がある。
【0015】
また、上記第1の従来例においては、テスト入力端子群20からテスト回路110までのテスト入力配線23の各々の配線長が、異なる場合が生じる可能性があり、これにより、配線容量がテスト入力配線23の各々で異なって各テストコマンドがテスト信号発生器140に入力するまでに各テストコマンド間でスキューが生じてしまい、テスト回路が誤動作するという問題があった。
【0016】
また、上記第2の従来例においては、テスト入力配線23、テスト出力配線24、およびテストクロック入力配線の長さが、製品毎に違っているため、テストする際には1品種毎にキャリブレーションを行う必要がある。このキャリブレーションを行うためには、動作が安定したチップが必要であるか、または内部波形を観測する必要があり、テストに多大な時間がかかるという問題があった。
【0017】
また、上記第2の従来例においては、テスト信号発生器140の前段にフリップフロップ12が設けられているのでテストコマンドをクロックに同期して取込むことが可能となり、各テストコマンド間でスキューが生じるという問題がなくなるが、メモリマクロ5の評価を行うときにメモリマクロ5の入力のタイミングを変えて評価することができないという問題が生じる。
【0018】
本発明は上記事情を考慮してなされたものであって、第1の目的はテスト時間を可及的に短くすることのできるメモリ混載半導体集積回路装置を提供することにある。
【0019】
また第2の目的はテスト回路が誤動作するのを可及的に防止することのできるメモリ混載半導体集積回路装置を提供することにある。
【0020】
また第3の目的は、メモリマクロの入力のタイミングを変えてテストすることのできるメモリ混載半導体集積回路装置を提供することにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】
本発明によるメモリ混載半導体集積回路装置の第1の態様は、ロジック部と、前記ロジック部と同一半導体基板上に混載されるメモリマクロと、テストコマンドまたはテストデータからなるテスト入力信号を入力するためのテスト入力端子と、前記テストコマンドに基づいて出力切換信号と前記メモリマクロをテスト動作させるためのテスト信号とを発生するテスト信号発生器と、前記テスト信号によってテスト動作した前記メモリマクロの出力および前記テストデータのうちの一方を、前記出力切換信号に応じて選択して出力するスイッチ回路と、を有するテスト回路と、前記スイッチ回路の出力を受け、外部に出力するテスト出力端子と、を備えたことを特徴とする。
【0022】
なお、前記スイッチ回路は、前記出力切換信号に応じて、前記メモリマクロの出力、前記テスト入力信号、第1の所定値、および第2の所定値のうちの一つを選択して出力するように構成しても良い。
【0023】
なお、前記テスト回路は、前記テスト入力端子を介して送られてくる前記テスト入力信号をクロック信号に同期して取込み、この取込んだ信号を前記クロック信号に同期して出力する同期取込み回路を有し、前記テスト信号発生器は前記同期取込み回路の出力を受け、前記スイッチ回路は前記出力切換信号に応じて前記メモリマクロの出力および前記同期取込み回路の出力のうちの一方を選択して出力するように構成しても良い。
【0024】
なお、前記同期取込み回路はD型フリップフロップであることが好ましい。
【0025】
また本発明によるメモリ混載半導体集積回路装置の第2の態様は、ロジック部と、前記ロジック部と同一半導体基板上に混載されるメモリマクロと、テストコマンドまたはテストデータからなるテスト入力信号を入力するためのテスト入力端子と、前記テスト入力端子を介して入力されるテスト入力信号を、制御信号に応じて、クロック信号に同期して取込み出力するかまたは直ちに取込んで直ちに出力するタイミング調整回路と、前記タイミング調整回路を介して送られてくる前記テストコマンドに基づいて前記メモリマクロをテスト動作させるためのテスト信号を発生するテスト信号発生器と、を有するテスト回路と、前記テスト信号によってテスト動作した前記メモリマクロの出力を受け、外部に出力するテスト出力端子と、を備えたことを特徴とする。
【0026】
なお、前記テスト信号発生器は、前記テストコマンドに基づいて出力切換信号を発生するとともに前記メモリマクロにテスト信号を発生し、前記テスト回路は、前記メモリマクロの出力および前記タイミング調整回路の出力のうちの一方を前記出力切換信号に応じて選択し、前記テスト出力端子に出力するスイッチ回路を更に備えるように構成しても良い。
【0027】
なお、前記タイミング調整回路は、前記テスト入力端子を介して送られてくる信号を前記クロック信号に同期して取込み、この取込んだ信号を前記クロック信号に同期して出力する同期取込み回路と、前記テスト入力端子を介して送られてくる信号と前記同期取込み回路の出力の一方を前記制御信号に基づいて選択し、出力するスイッチ手段と、を備えているように構成しても良い。
【0028】
なお、前記同期取込み回路はリセット機能付きD型フリップフロップであり、前記スイッチ手段は、前記テスト入力端子を介して送られてくる信号と前記制御信号とを受けるORゲートと、このORゲートの出力と前記D型フリップフロップの出力を受けるANDゲートとを備えるように構成しても良い。
【0029】
なお、前記制御信号が入力されるための制御信号入力端子を更に備えるように構成しても良い。
【0030】
なお、前記テスト信号発生器は特定のテストコマンドに基づいて前記制御信号を発生する手段を更に備えているように構成しても良い。
【0031】
なお、前記テスト入力端子と前記テスト回路との間にテスト入力配線が設けられており、前記テスト入力端子から前記テスト入力配線を介して送られてくる前記テストデータが前記テスト入力配線の配線遅延の影響を受けないように前記スイッチ回路に入力するように構成されていても良い。
【0032】
なお、前記テストデータは前記テスト入力配線から直接前記スイッチ回路に送られるように構成されていても良い。
【0033】
なお、前記テストデータは前記テスト入力配線からバッファを介して前記スイッチ回路に送られるように構成されていても良い。
【0034】
本発明によるメモリ混載半導体集積回路装置のテスト方法の第1の態様は、
テストコマンドを前記テスト入力端子に前記出力切換信号を活性化するステップと、次に、テストデータを前記テスト入力端子に入力するステップと、
前記スイッチ回路から出力されるデータを前記テスト出力端子を介して受信し、この受信したデータと前記テストデータと比較するステップと、
を備えたことを特徴とする。
【0035】
また本発明によるメモリ混載半導体集積回路装置のテスト方法の第2の態様は、
テストコマンドを前記テスト入力端子に入力し、前記出力切換信号を活性化するステップと、
次に、確実に入力され得るタイミングで前記テスト入力端子にテストデータを入力するステップと、
前記テストデータの前記テスト入力端子に入力するタイミングを変えて、前記テストデータを前記テスト入力端子に入力することを繰返すステップと、
前記スイッチ回路から出力されるデータを前記テスト出力端子を介して受信し、この受信したデータに基づいて、前記テスト入力端子に入力される信号のセットアップ時間またはホールド時間を決定するステップと、
を備えたことを特徴とする、
なお、前記決定されたセットアップ時間またはホールド時間を有する信号を前記テスト入力端子に入力して前記メモリマクロのテストをするステップを更に備えるように構成しても良い。
【0036】
また本発明によるメモリ混載半導体集積回路装置のテスト方法の第3の態様は、
活性化した制御信号を前記タイミング調整回路に入力するステップと、
テストコマンドを前記テスト入力端子に入力し、前記出力切換信号を活性化するステップと、
次ぎに、確実に入力され得るタイミングで前記テスト入力端子にテストデータを入力するステップと、
前記テストデータの前記テスト入力端子に入力するタイミングを変えて、前記テストデータを前記テスト入力端子に入力することを繰返すステップと、
前記スイッチ回路から出力されるデータを前記テスト出力端子を介して受信し、この受信したデータに基づいて、前記テスト入力端子に入力される信号のセットアップ時間またはホールド時間を決定するステップと、
を備えたことを特徴とする。
【0037】
なお、前記決定されたセットアップ時間またはホールド時間に基づいて修正されたセットアップ時間またはホールド時間を求めるステップと、
前記制御信号を非活性状態にして前記修正されたセットアップ時間またはホールド時間を有する信号を前記テスト入力端子に入力し、この信号を前記タイミング調整回路に直ちに取込ませた後、直ちに出力させることによりテストを行うステップと、
を更に備えるように構成しても良い。
【0038】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)
本発明によるメモリ混載半導体集積回路装置の第1の実施の形態の構成を図1に示す。この第1の実施の形態のメモリ混載半導体集積回路装置1は、ゲートアレイあるいはスタンダードセルにより構成されるロジック部3と、メモリマクロ5と、メモリマクロ5の動作特性を評価するテスト回路10と、を備えている。なお、このメモリ混載半導体集積回路装置1にはn個のテスト入力端子からなるテスト入力端子群20およびm個のテスト出力端子からなるテスト出力端子群21を有するI/O部2が設けられている。
【0039】
テスト回路10はテスト信号発生器14と、スイッチ回路16とを備えている。テスト信号発生器14は、テスト入力配線23を介してテスト入力端子群20に接続される。そしてこのテスト信号発生器14は図示しないテスタからテスト入力端子群20およびテスト入力配線23を介して送られてきたnビットのテストコマンドをデコードして、メモリマクロ5をテスト動作させるための信号すなわちテスト信号17a及び活性化された入力出力接続信号(出力切換信号)15を発生する。なお、テスト信号発生器14は、テストコマンドをデコードしないでテストコマンドをテスト信号として出力するように構成しても良い。
【0040】
なお、テスト信号17aがメモリマクロ5に入力されると、メモリマクロ5からmビットのテストデータ出力17bが出力される。
【0041】
スイッチ回路16はテスト信号発生器14から活性化された入力出力接続信号15を受信したときにはテスト入力端子群20およびテスト入力配線23を介して送られてくるテストコマンドを選択する。上記活性化された入力出力接続信号15を受信しないとき、すなわち入力出力接続信号が非活性状態のときにはメモリマクロ5から出力されるテストデータ出力17bを選択して出力する。スイッチ回路16の出力はテスト出力配線24、テスト出力端子群21を介して図示しないテスタに送られ、パス・フェイルが判断される。
【0042】
なお、メモリマクロ5はテスト信号17aを受けるための端子およびテストデータ出力17bを出力するための端子の他に、通常動作における入力18aを受けるための端子および通常動作におけるデータ出力18bを出力するための端子を有している。
【0043】
次にこの第1の実施の形態のメモリ混載半導体集積回路装置の動作を図2、図3を参照して説明する。説明を簡単にするため、テスト入力端子群20に入力される信号を2ビットの信号TI[0],TI[1]の信号とし、テスト出力端子群21から出力される信号を2ビットの信号TO[0],TO[1]とする。
【0044】
まず図示しないテスタから、入力出力接続信号15を活性化するための入力出力接続命令を示す信号TI[0],TI[1]をテスト入力端子群20に入力する(図2の時刻t参照)。するとこの信号TI[0],TI[1]はテスト配線23を介してテスト信号発生器14に送られ、このテスト信号発生器14から活性化された入力出力接続信号15が出力される(図2の時刻t参照)。この活性化された入力出力接続信号15をスイッチ回路16が受信すると、スイッチ回路16はテスト入力端子群20から入力された信号を選択するように動作する。この状態で図示しないテスタからテスト入力端子群20にテストコマンドを示す信号TI[0],TI[1]を入力すると(図2の時刻t参照)、この信号TI[0],TI[1]はテスト入力配線23を介してスイッチ回路16に入力され、スイッチ回路16からそのまま出力される。このスイッチ回路16の出力はテスト出力配線24を介してテスト出力端子群21から出力される(図2の時刻t参照)。このときテスト入力配線23、スイッチ回路16、およびテスト出力配線24のいずれかに欠陥がなければ、テスト出力端子群21から出力される信号TO[0],TO[1]は、TO[0]=TI[0]かつTO[1]=TI[1]となってテストコマンドに一致したものとなる。欠陥がある場合は信号TO[0],TO[1]の値と対応する信号TI[0],TI[1]の値とは異なるものとなる。最後に、図示しないテスタからリセット命令を示す信号TI[0],TI[1]をテスト入力端子群20に入力すると(図2の時刻t参照)、テスト信号発生器14によって入力出力接続信号15が非活性状態にされる(図2の時刻t参照)。これにより入力出力接続テストが終了する。
【0045】
メモリマクロ5をテストする場合は、入力出力接続信号15を活性化させないようなテストコマンドを用いて行えば良い。このようなテストコマンドがテスト入力端子群20に入力されると、このテストコマンドはテスト信号発生器14によってデコードされて、メモリマクロ5をテスト動作させるテスト信号17aとしてメモリマクロ5に送られる。するとテストマクロ5からテスト結果を示すテストデータ出力17bがメモリマクロ5からスイッチ回路16、テスト出力配線24を介してテスト出力端子群21に送られる。これによりメモリマクロ5に欠陥があるか否かを調べることができる。
【0046】
以上説明したように、本実施の形態によれば、テスト入力配線23を伝播するテスト入力信号を、スイッチ回路16およびテスト出力配線24を介してテスト出力端子群21から出力することができる。このため、メモリマクロ5に欠陥があるのかそれともメモリマクロ5以外のテスト回路10および配線23,24に欠陥があるのかの判別を迅速に行うことが可能となり、テストの解析にかかる時間を可及的に短くすることができる。これによりテスト時間を可及的に短くすることができる。
【0047】
また通常、テスト信号発生器14、スイッチ回路16、テスト入力配線23、テスト出力配線24はコンピュータによって自動的に配置および配線される。
【0048】
このため、図1では直線として描かれた配線は、実際には折れ曲がった配線である場合もある。更に、n本のテスト入力配線23も全て同じ長さであるとは限らない。即ち、n本のテスト入力配線23のそれぞれが異なる配線遅延を有する場合もある。このため、配線間でスキューが発生してしまう。しかし、本実施の形態において、テスト入力配線23の配線遅延によるスキューの影響が無いような位置から、テスト入力配線23を伝播するテスト入力信号をスイッチ回路16に入力するように構成している。すなわち、テスト入力配線23がテスト回路10に入力して直ちにスイッチ回路16に入力されている。このため、スキューに起因したテスト不良を防止することができるので、信頼性の高いテストを行うことが可能となる。このとき、テスト入力端子群20に入力されるテスト入力信号のタイミングを変えてテストすることも可能となる。
【0049】
また、上記実施の形態においては上記テスト入力信号はテスト入力配線23から直接スイッチ回路16に送られるように構成されている。しかし、上記テスト入力信号をテスト入力配線23から、例えばバッファ(図示せず)等を介してスイッチ回路16に送るように構成しても良い。
【0050】
上記第1の実施の形態のメモリ混載半導体集積回路装置のテストの手順を図3に示す。まず図3のステップF1に示すように上述した入力出力接続テストを行う。すなわち入力出力接続信号15を活性化して入力端子群20または出力端子群21からメモリマクロ5までの間に不良があるか否かのテストを行う。このとき不良が発見された場合(NGの場合)は、上記メモリ混載半導体集積回路装置(チップ)は不良品であるとして、テストを終了する。不良が発見されず、OKの場合は図3のステップF2に示すように通常のダイソートテスト、すなわち入力出力接続信号15を非活性状態にしてメモリマクロ5のテストを行う。このとき不良が発見された場合(NGの場合)は、不良品であるとしてテストを終了する。不良が発見されずOKの場合は良品として例えば組立等の次の工程を行う。このようにすることにより、入力端子群20または出力端子群21からメモリマクロ5までの間に不良がある半導体集積回路装置(チップ)をテストせずに済み、テスト時間を短縮することができる。
【0051】
次に上記第1の実施の形態のメモリ混載半導体集積回路装置にかかるスイッチ回路16の第1の具体例の構成を図4に示す。この具体例のスイッチ回路16は、テスト入力端子群20に含まれるテスト入力端子の数nとテスト出力端子群21に含まれるテスト出力端子の数mとの間に
m≦2n≦2m
の関係がある場合に用いられる。
【0052】
この第1の具体例のスイッチ回路16はm個のマルチプレクサ16a,…16aを有している。今、テスト入力端子群20に入力されるテストコマンドのn個のビット値をTI[0],…,TI[n−1]とし、メモリマクロ5から出力されるテストデータ出力17bのm個のビット値をMO[0],…,MO[m−1]とし、スイッチ回路16から出力される信号のm個のビット値をTO[0],…,TO[m−1]とする。マルチプレクサ16a(i=0,…,n−1)はビット値TI[i]を入力端子E1で受信し、ビット値MO[i]を入力端子E2で受信し、入力出力接続信号15をS端子で受信し、出力端子から信号TO[i]を出力する。そしてマルチプレクサ16a(i=0,…,n−1)は上記入力出力接続信号15が活性状態のときには入力された2つのビット値TI[i],MO[i]のうちビット値TI[i]を選択し、非活性状態のときにはビット値MO[i]を選択し、この選択したビット値を信号TO[i]として出力するように構成されている。
【0053】
また、残りのマルチプレクサ16a(i=n,…,m−1)は、入力端子E1でビット値TI[i−n]を受信し、入力端子E2でビット値MO[i]を受信し、S端子で入力出力接続信号15を受信し、出力端子から値TO[i]を出力する。そしてこのマルチプレクサ16a(i=n,…,m−1)は上記入力出力接続信号15が活性状態のときには入力された2つのビット値TI[i−n],MO[i]のうちビット値TI[i]を選択し、非活性状態のときにはビット値MO[i]を選択し、この選択したビット値をTO[i]として出力するように構成されている。
【0054】
次にスイッチ回路16の第2の具体例の構成を図5に示す。このスイッチ回路16は
m≦n≦2m
である場合に用いられるものであって、m個のマルチプレクサ16b,…16bm−1 を備えている。
【0055】
マルチプレクサ16b(i=0,…,n−m−1)は、入力端子E1にビット値TI[i]を受け、入力端子E2にビット値TI[m+i]を受け、入力端子E3にビット値MO[i]を受け、S端子に2ビットの入力出力接続信号15を受け、出力端子から値TO[i]を出力する。2ビットの入力出力接続信号15の各ビット値を15[0],15[1]とすると、上記マルチプレクサ16b(i=0,…,n−1)は、15[0]が活性状態のとき(15[0]=「H」)、TI<i>を選択し、15[1]が活性状態のとき(15[1]=「H」)、TI[m+1]を選択し、15[0]および15[1]が共に非活性状態のとき(15[0]=15[1]=「L」)、MO[i]を選択し、この選択したビット値をTO[i]として出力する。なお、15[0]および15[1]が共に「H」となる状態は禁止されているものとする。
【0056】
また、残りのマルチプレクサ16b(i=n−m,…,m−1)は、入力端子E1にビット値TI[i]を受け、入力端子E3にビット値MO[i]を受け、入力端子E2に任意の信号、例えばTI[i]を受け、S端子に15[0],15[1]からなる2ビットの入力出力接続信号15を受け、出力端子からビット値TO[i]を出力する。そしてこのマルチプレクサ16b(i=n−m,…,m−1)は15[0]が活性状態のとき、入力端子E1に入力されたビット値を選択し、15[1]が活性状態のとき、入力端子E2に入力されたビット値を選択し、15[0]および15[1]が共に非活性状態のとき、入力端子E3に入力されたビット値を選択し、この選択されたビット値をTO[i]として出力するように構成されている。
【0057】
次に第1の実施の形態のメモリ混載半導体集積回路装置にかかるテスト信号発生器14の具体的な構成を図6に示す。説明を簡単にするためにテスト入力端子群20から送られてくるテストコマンドを示す信号を3ビットの信号TI[0],TI[1],TI[2]とする。そして、これらの信号TI[0],TI[1],TI[2]をデコードして入力出力接続信号15を生成する機能のみを図6に示してある。すなわち、テストコマンドをデコードしてテスト信号17aを得る構成は図6では省略してある。
【0058】
この図6に示すテスト信号発生器14はNANDゲート14a,14bと、RSラッチ回路14cとを備えている。RSラッチ回路14cはS端子、R端子への入力信号が各々「L」,「H」のときQ端子から出力される信号は「H」となり、S端子、R端子への入力信号が各々「H」,「L」のときはQ端子から出力される信号は「L」となり、S端子、R端子への入力信号が各々「H」,「H」のときはQ端子から出力される信号は前の値が保持された信号となる。なおS端子、R端子への入力信号が各々「L」,「L」となることは禁止されている。
【0059】
今、RSラッチ回路14cのQ端子から出力される入力出力接続信号15を活性化するテストコマンドはTI[0]=「L」,TI[1]=「H」,TI[2]=「L」である。このテストコマンドがテスト信号発生器14に入力されると、NANDゲート14aの出力は「L」でNANDゲート14bの出力は「H」となるからRSラッチ回路14cから出力される入力出力接続信号15は活性化される。
【0060】
また、入力出力接続信号15を非活性状態に戻すテストコマンドはTI[0]=「H」,TI[1]=「H」,TI[2]=「L」である。このテストコマンドがテスト信号発生器14に入力されると、NANDゲート14aの出力は「H」でNANDゲー14bの出力は「L」となるから、RSラッチ回路14cから出力される入力出力接続信号15は「L」となって非活性状態にされる。
【0061】
(第2の実施の形態)
次に本発明によるメモリ混載半導体集積回路装置の第2の実施の形態の構成を図7に示す。この第2の実施の形態のメモリ混載半導体集積回路装置は図1に示す第1の実施の形態のメモリ混載半導体集積回路装置においてスイッチ回路16をスイッチ回路16Aに置換えた構成となっている。
【0062】
このスイッチ回路16Aには、次の4種類の入力信号
a)テスト入力端子群20を介して図示しないテスタから入力されるテスト信号、
b)「H」レベルを示す電源電圧Vcc信号、
c)「L」レベルを示す接地電圧GND信号、
d)メモリマクロ5から送られてくるテストデータ出力、
が入力される。そしてスイッチ回路16Aはテスト信号発生器14から送られてくる入力出力接続信号15に応じて上記4種類の入力の中から1種類の入力信号を選択し、この選択した入力信号をテスト出力配線24を介してテスト出力端子群21に出力するように構成されている。例えば、入力出力接続信号15を3ビットの信号とし、そのビット値を示す信号を15[0],15[1],15[2]とすると、信号15[0]が活性状態のときには、テスト入力端子群20を介して入力されたテスト信号が選択され、信号15[1]が活性状態のときには電源電圧Vcc信号が選択され、信号15[2]が活性状態のときには接地電圧GND信号が選択され、3つの信号15[0],15[1],15[2]のいずれもが活性状態でないときにはメモリマクロ5から出力されるテストデータ出力が選択されるように構成されている。
【0063】
次にこの第2の実施の形態の動作を図8を参照して説明する。説明を簡単にするため、テスト入力端子群20を介して入力されるテストコマンドは2ビットの信号TI[0],TI[1]とし、テスト出力端子群21から出力される信号を2ビットの信号TO[0],TO[1]と仮定する。図8に示すように時刻tに入力出力接続命令がテスト入力端子群20に入力されると、テスト信号発生器14から出力される入力出力接続信号15のうち信号15<0>が時刻tで活性化される。その後、時刻tでテスト入力端子20を介して図示しないテスタからテストデータが入力されると、このテストデータがスイッチ回路16によって選択されて時刻tでテスト出力端子群21から出力される。このとき、テスト入力配線23、テスト回路10、およびテスト出力配線24に不良がなければ、テスト出力端子群21から出力されるTO[0],TO[1]は、テスト入力端子群20に入力された信号TI[0],TI[1]に各々一致することになる。
【0064】
これに反して例えば図8の時刻tに示すように信号TO[0]は入力された信号TI[0]一致するが、信号TO[1]が、入力された信号TI[1]に一致しない場合は、テスト入力配線23、テスト回路10、またはテスト出力配線24のいずれかに不良があることになる。この場合は、上記のうちのどれに不良があるかを特定するために入力出力接続信号15のうちの15[0]を非活性状態にするとともに信号15[1]を活性状態にするVcc出力命令をテスト入力端子群20に入力すると(時刻t参照)、テスト信号発生器14によって信号15[0]は非活性状態にされ、信号15[1]は活性状態にされる(時刻t参照)。すると、TO[0],TO[1]は共に「H」レベルになる(図8の時刻t参照)。
【0065】
次に接地出力命令をテスト入力端子群20に入力すると(時刻t参照)、テスト信号発生器14によって信号15[1]は非活性状態にされ、信号15[2]は活性状態にされる(時刻t参照)。するとTO[0],TO[1]は共に「L」レベルとなる(図8の時刻t10参照)。次に上記入力出力接続テストを終了させるリセット命令をテスト入力端子群20に入力すると(時刻t11参照)、入力出力接続信号15が全て非活性状態にされ(時刻t12参照)、入力出力接続テストが終了する。この場合、Vcc出力命令、接地出力命令が入力されたとき、すなわち上記命令を入力するとき以外はテスト入力配線23が用いられないときに不良が発見されず、テスト入力配線23を介してテストデータ入力されたときに不良が発見されたため、欠陥はテスト入力配線23に欠陥があると推定されることになる。仮にテスト出力配線24に欠陥があれば、Vcc出力命令または接地出力命令が入力されたときに不良が発見されることになる。
【0066】
以上説明したことにより、テスト入力配線23およびテスト出力配線24のうちのどちらに欠陥があるか否かを容易に調べることが可能となり、テスト解析に要する時間を短縮することができる。これによりテスト時間を短くすることができる。
【0067】
更にこの第2の実施の形態も第1の実施の形態と同様に、テスト入力配線23を伝播するテスト入力信号を、スイッチ回路16Aおよびテスト出力配線24を介してテスト出力端子群21から出力することができる。このため、メモリマクロ5に欠陥があるのかそれともメモリマクロ5以外の部分に欠陥があるのかの判別を迅速に行うことが可能となり、テスト解析に要する時間を更に短縮することができる。
【0068】
また、第1の実施の形態で説明したと同様に、テスト入力配線23の配線遅延によるスキューの影響が無いような位置から、テスト入力配線23を伝播するテスト入力信号をスイッチ回路16Aに入力するように構成している。すなわち、テスト入力配線23がテスト回路10に入力して直ちにスイッチ回路16Aに入力されている。このため、スキューに起因したテスト不良を防止することが可能となり、信頼性の高いテストを行うことができる。
【0069】
またこのときテスト入力信号のタイミングを変えてテストすることも可能である。
【0070】
また、第1の実施の形態で説明したと同様にテスト入力配線23からのテスト入力信号を、例えばバッファ(図示せず)等を介してスイッチ回路16Aに送るように構成しても良い。
【0071】
なお、第2の実施の形態においてメモリマクロをテストする場合は、第1の実施の形態の場合と同様に入力出力接続信号15を非活性状態にしてテスト入力端子群20にテストコマンドを入力して行う。
【0072】
(第3の実施の形態)
次に本発明によるメモリ混載半導体集積回路装置の第3の実施の形態の構成を図9に示す。この第3の実施の形態のメモリ混載半導体集積回路装置は、図1に示す第1の実施の形態のメモリ混載半導体集積回路装置において、クロックに同期して動作するフリップフロップ回路12を新たに設けた構成となっている。このフリップフロップ回路12は図面上では1個しか示されていないがテスト入力端子の数に等しい個数だけ設けられている。そしてこのフリップフロップ回路12はテスタ40からリード配線42、プローブカード針43、テストクロック入力端子22、およびテストクロック入力配線25を介して送られてくるテストクロックに同期して、テストコマンドまたはテストデータを取込み、テスト信号発生器14およびスイッチ回路16に送出する。なお、上記テストコマンドまたはテストデータはテスタ40からリード配線42、プローブカード針43、テスト入力端子20、およびテスト入力配線23を介して入力される。
【0073】
この実施の形態においては、テストを行う場合は、まずプローブカード針43をテスト入力端子群20、テスト出力端子群21、およびテストクロック入力端子22に各々接触させ、テストコマンドをテスタ40から発生することにより行う。テスト入力端子群20およびテスト出力端子群21からメモリマクロ5の入口までのテストは、第1の実施の形態の場合と同様に、テスト信号発生器14からスイッチ回路16に送られる入力出力接続信号15を活性状態にして行う。またメモリマクロ5をテストする場合は第1の実施の形態の場合と同様に、上記入力出力接続信号15を非活性状態にして行う。なお上記テストにおいて、第1の実施の形態と異なるのはテストコマンドがテストクロックに同期してフリップフロップ12によって取込まれた後、テスト信号発生器14に送られることである。
【0074】
このようにして第3の実施の形態は第1の実施の形態と同様のテストを行うことができる。
【0075】
以上説明したように、この第3の実施の形態においては、テストコマンドがテストクロックに同期して取込まれるのでテストコマンド間のスキューは考慮しなくても良く、テスト回路10が誤動作するのを防止することができる。また、この第3の実施の形態も第1の実施の形態と同様に、テスト入力配線23を伝播するテスト入力信号を、スイッチ回路16およびテスト出力配線24を介してテスト出力端子群21から出力することができる。このため、メモリマクロ5に欠陥があるのかそれともメモリマクロ5以外の部分に欠陥があるのかの判別を迅速に行うことが可能となり、テスト解析に要する時間を短縮することができる。これにより、テスト時間を短くすることができる。
【0076】
更にこの第3の実施の形態のメモリ混載半導体集積回路装置においては、キャリブレーション即ち、テスト入力端子群20の各々の端子に入力されるテスト入力信号のセットアップ時間およびホールド時間の決定を容易に行うことが可能である。このキャリブレーションの方法を図10乃至図13を参照して説明する。
【0077】
以下説明を簡単にするためにテスト入力端子群20から入力されるテストコマンドまたはテストデータは2ビットの信号TI[0],TI[1]とし、テスト出力端子群21から出力されるテストデータ出力を2ビットの信号TO[0],TO[1]とする。
【0078】
「H」側のセットアップ時間を決定する方法を図10を参照して説明する。まず入力出力接続信号15を活性状態にするテストコマンドを、テストクロック入力端子22に入力されるテストクロックに同期してテスタ40からテスト入力端子群20に送出する(図10の時刻t参照)。すると、このテストコマンドはフリップフロップ12に上記テストクロックに同期して取込まれ、テスト信号発生器14に送られる。そしてテスト信号発生器14によって次のテストクロックの立上がりで入力出力接続信号15が活性状態(本実施の形態では「H」状態)にされる(時刻t参照)。この状態においては、スイッチ回路16からテスト出力配線24を介してテスト出力端子群21に出力される信号は、テスト回路等に不良がなければテスト入力端子群20からテスト入力配線23およびフリップフロップ回路12を介してスイッチ回路16に入力された信号となる。このため、入力出力接続信号15が活性状態になった後の最初のテストクロックの立上がりから、テスト入力端子群20に入力されたデータがそのままテスト出力端子群21に出力されることになる。
【0079】
まず、確実に入力され得るセットアップタイミング(図10においては、2ns)でテスト入力端子群20に入力される信号TI[0],TI[1]を各々「H」,「H」レベルとする(時刻t参照)。これらの信号はフリップフロップ12によってテストクロックの次の立上がりで取込まれ(時刻t参照)、そのサイクル内でテスト出力端子群21から出力される信号TO[0],TO[1]が各々「H」,「H」レベルとなる(時刻t参照)。その後、次のテストクロックの立上がりのとき確実に入力されるホールドタイミング(図10においては、2ns(図示せず))で、信号TI[0],TI[1]を各々「L」,「L」レベルにする(時刻t参照)。これらの信号はフリップフロップ12によって、次のテストクロックの立上がりで取込まれ(時刻t参照)、そのサイクル内で信号TO[0],TO[1]が各々「L」,「L」レベルとなる(時刻t参照)。
【0080】
続いてセットアップタイミングを所定時間(図10においては1ns)だけ少なくして上述のステップを繰返す。なお、信号TI[0],TI[1]を各々「H」,「H」レベルから「L」,「L」レベルにするホールドタイミングは変えずに確実に入力されるタイミング(図10では2ns)とする。このようにすることにより、出力信号TO[0],TO[1]は各々一旦「L」,「L」レベルにるので、入力信号TI[0],TI[1]の「H」レベルが入力されるようになったとき、すなわち出力信号TO[0],TO[1]が「H」レベルにならなくなったときの1ステップ前のセットアップ時間が「H」側のセットアップ時間となる。図10においては、信号TI[1]は、テストクロックの立上がりと同時に「H」レベルが入力されると(時刻t参照)、フリップフロップ12に取込まれなくなるので(時刻t参照)、信号TI[1]の「H」側のセットアップ時間は1ns必要であることが分かる。また信号TI[0]については、テストクロックより1ns遅らせるとフリップフロップ12に取込まれなくなるので(時刻t10,t11参照)、信号TI[0]の「H」側のセットアップ時間は0nsであることが分かる。したがって信号TI[1]はテストクロックより1ns早く入力する必要があることになる。
【0081】
最後に時刻t12でリセット命令をテスト入力端子群20に入力すると、テストクロックの次の立上がりでフリップフロップ12に取込まれ、テスト信号発生器14から出力される入力出力接続信号15が非活性状態となる(時刻t13参照)。この後、メモリマクロ5をテストすることが可能となる。
【0082】
次に図11を参照して「L」側のセットアップ時間を決定する方法を説明する。
【0083】
まず、入力出力接続信号15を活性状態にするテストコマンド(入力出力接続命令)をテスト入力端子群20に入力し(図11の時刻t参照)、入力出力接続信号15を活性状態にする(時刻t参照)。
【0084】
続いて確実に入力され得るセットアップタイミング(図11においては2ns)で、入力信号TI[0],TI[1]を各々「L」,「L」レベルとする(時刻t参照)。これらの信号はフリップフロップ12によってテストクロックの次の立上がりで取込まれ(時刻t参照)、そのサイクル内で出力信号TO[0],TO[1]が各々「L」,「L」レベルとなる(時刻t参照)。その後、テストクロックの次の立上がりのとき確実に入力されるホールドタイミング(図11においては2ns(図示せず))で信号TI[0],TI[1]を各々「H」,「H」レベルにする(時刻t参照)。これらの信号はフリップフロップ12によって、テストクロックの次の立上がりで取込まれ(時刻t参照)、そのサイクル内で信号TO[0],TO[1]が各々「H」,「H」レベルとなる(時刻t参照)。
【0085】
続いてセットアップタイミングを所定時間(図11においては1ns)だけ少なくして上述のステップを繰返す。このようにすることにより、出力信号TO[0],TO[1]は各々一旦「H」,「H」レベルになるので、入力信号TI[0],TI[1]の「L」レベルが入力されなくなったとき、すなわち出力信号TO[0],TO[1]が「L」レベルにならなくなったときの1ステップ前のセットアップ時間が、「L」側のセットアップ時間となる。図11においては信号TI[1]は、テストクロックの立上がりと同時に「L」レベルが入力されると(時刻t参照)、フリップフロップ12に取込まれなくなるので(時刻t参照)、信号TI[1]の「L」側のセットアップ時間は1ns必要であることが分かる。また信号TI[0]については、テストクロックより1ns遅らせると、フリップフロップ12に取込まれなくなるので(時刻t10,t11参照)、信号TI[0]の「L」側のセットアップ時間は0nsであることが分かる。
【0086】
最後に時刻t12でリセット命令をテスト入力端子群20に入力すると、テストクロックの次の立上がりでフリップフロップ12に取込まれ、テスト信号発生器14から出力される入力出力接続信号15が非活性状態となる(時刻t13参照)。図10、図11から分かるようにセットアップ時間は信号TI[0]は0ns、信号TI[1]は1nsであるため、テスタ40から入力する場合、信号TI[0]は0ns、信号TI[1]は1nsのセットアップ時間を設定する。
【0087】
次に図12を参照して「H」側のホールド時間を決定する方法を説明する。
【0088】
まず入力出力接続信号15を活性状態にする入力出力接続命令をテスト入力端子群20に入力し(図12の時刻t参照)、入力出力接続信号15を活性状態にする(時刻t参照)。
【0089】
続いて確実に入力され得るセットアップタイミング(図12においては2ns(図示せず))で、入力信号TI[0],TI[1]を各々「H」,「H」レベルとする(時刻t参照)。これらの信号はフリップフロップ12によってテストクロックの次の立上がりで取込まれ(時刻t参照)、そのサイクル内で出力信号TO[0],TO[1]が各々「H」,「H」レベルとなる(時刻t参照)。
【0090】
その後、テストクロックの次の立上がりのとき確実に入力されるホールドタイミング(図12においては2ns)で信号TI[0],TI[1]を各々「L」,「L」レベルにする(時刻t参照)。これらの信号はフリップフロップ12によって、テストクロックの次の立上がりで取込まれ(時刻t参照)、そのサイクル内で信号TO[0],TO[1]が各々「L」,「L」レベルとなる(時刻t参照)。
【0091】
続いてホールドタイミングを所定時間(図12においては1ns)だけ少なくして上述のステップを繰返す。このようにすることにより、出力信号TO[0],TO[1]は各々一旦「L」,「L」レベルとなるので、入力信号TI[0],TI[1]の「H」レベルが入力されなくなったとき、すなわち出力信号TO[0],TO[1]が「H」レベルにならなくなったときの1ステップ前のホールド時間が「H」側のホールド時間となる。図12におていは、信号TI[0]の「H」側のホールド時間は1nsであり(時刻t,t参照)、信号TI[1]の「H」側のホールド時間は0nsである(時刻t10,t11参照)。
【0092】
最後に時刻t12でリセット命令をテスト入力端子群20に入力すると、このリセット命令はテストクロックの次の立上がりでフリップフロップ12に取込まれ、テスト信号発生器14から出力される入力出力接続信号15が非活性状態となる(時刻t13参照)。
【0093】
次に図13を参照して「L」側のホールドタイミングを決定する方法を説明する。
【0094】
まず入力出力接続命令をテスト入力端子群20に入力し(図13の時刻t参照)、入力出力接続信号15を活性状態にする(時刻t参照)。
【0095】
続いて確実に入力され得るセットアップタイミング(図13においてはセットアップ時間が2ns(図示せず))で、入力信号TI[0],TI[1]を各々「L」,「L」レベルとする(時刻t参照)。これらの信号はフリップフロップ12によってテストクロックの次の立上がりで取込まれ(時刻t参照)、そのサイクル内で出力信号TO[0],TO[1]が各々「L」,「L」レベルとなる(時刻t参照)。
【0096】
その後、テストクロックの次の立上がりのとき確実に入力されるホールドタイミング(図13においてはホールド時間が2ns)で信号TI[0],TI[1]を各々「H」,「H」レベルにする(時刻t参照)。これらの信号はフリップフロップ12によって、テストクロックの次の立上がりで取込まれ(時刻t参照)、そのサイクル内で信号TO[0],TO[1]が各々「H」,「H」レベルとなる(時刻t参照)。
【0097】
続いてホールドタイミングを所定時間(図13においては1ns)だけ少なくして上述のステップを繰返す。このようにすることにより、出力信号TO[0],TO[1]は各々一旦「H」,「H」レベルとなるので、入力信号TI[0],TI[1]の「L」レベルが入力されなくなったとき、すなわち出力信号TO[0],TO[1]が「L」レベルにならなくったときの1ステップ前のホールド時間が「L」側のホールド時間となる。図13においては、信号TI[0]の「L」側のホールド時間は1nsであり、信号TI[1]の「L」側のホールドタイミングは0nsである(時刻t10,t11参照)。
【0098】
最後に、時刻t12でリセット命令をテスト入力端子群20に入力すると、このリセット命令はテストクロックの次の立上がりでフリップフロップ12に取込まれ、入力出力接続信号15が非活性状態になる(時刻t13参照)。
【0099】
図12、図13から分かるようにホールド時間はTI[0]が1ns、TI[1]が0nsであるため、テスタ40から入力する場合はTI[0]は0ns、TI[1]は1nsのホールド時間を設定する。
【0100】
以上説明したようにしてテスト入力信号のセットアップ時間およびホールド時間を設定することができるので、1端子づつテスト回路10の入口までの経路についてキャリブレーションを容易に行うことが可能となり、テストに要する時間を可及的に短かくすることができる。
【0101】
上述のキャリブレーションを用いた高速テストの手順を図14を参照して説明する。まず図10乃至図13で説明した方法を用いて(図14のステップF10参照)、各端子のスキュー値すなわちセットアップ時間およびホールド時間を取得する(図14のステップF11参照)。このスキュー値の取得は、各チップまたは各ウェハーまたは各ロット単位で行う。そしてこの取得されたスキュー値はテスタ40の変数として取込まれ、このスキュー値を有する信号を用いて高速テストを行う(図14のステップF12参照)。
【0102】
このように上述のキャリブレーション機能を用いてより正確な高速テストを実施することができる。
【0103】
なお、上述の第3の実施の形態のメモリ混載半導体集積回路装置をテストする場合には、端子群20,21,22とテスタ40との間にはリード配線42とプローブカード針43を用いて接続した。メモリ混載半導体集積回路装置が図15に示すようにモールド樹脂28で封止されている場合には、各端子群20,21,22とボンディング線26によって接続された外側の端子29a,29b,29cにテスタ40のリード配線42を接続すれば良い。この場合、ボンディング線26の長さは全て同じなので、テスタ40からメモリ混載半導体集積回路装置までのスキューを考慮する必要がないという利点がある。
【0104】
(第4の実施の形態)
次に本発明によるメモリ混載半導体集積回路装置の第4の実施の形態の構成を図16に示す。この第4の実施の形態のメモリ混載半導体集積回路装置は、図示しないロジック部と、メモリマクロ5と、テスト回路10と、n個のテスト入力端子20,…,20n−1 からなるテスト入力端子群20と、m個のテスト出力端子からなるテスト出力端子群21と、クロック信号CLKが入力されるCLK端子22と、制御信号28が入力される制御信号入力端子27と、を備えている。
【0105】
テスト回路10は、タイミング調整回路50,…,50n−1 と、テスト信号発生器14と、テストデータ出力ドライバ18と、を備えている。タイミング調整回路50(i=0,…,n−1)は、テスト入力端子20を介して送られてくるテスト入力信号(テストコマンドまたはテストデータ)を、制御信号28に応じて、クロック信号CLKに同期して取込んで1クロック後に出力するか、または直ちに取込んで直ちに出力するように構成されている。このタイミング調整回路50(i=0,…,n−1)は例えば図17に示すように、リセット機能を有するD型のフリップフロップ51と、スイッチ回路52とから構成される。このタイミング調整回路50(i=0,…,n−1)においては、フリップフロップ51の入力端子にはテスト入力端子20を介して送られてくるテスト入力信号が入力され、リセット端子には制御信号28が入力され、クロック端子にはクロック信号CLKが入力される。またスイッチ回路52はOR回路52aと、AND回路52bとから構成される。そしてOR回路52aはテスト入力信号と制御信号28とに基づいてOR演算を行い、演算結果をAND回路52bに送出する。AND回路52bはフリップフロップ51の出力とOR回路52aの出力とに基づいてAND演算を行い、演算結果である出力信号55をテスト信号発生器14に送出する。
【0106】
上記タイミング調整回路50(i=0,…,n−1)の動作を図18を参照して説明する。初期状態で、図17に示すフリップフロップ51内のノードN1とノードN2は「L」レベルであるものとする。制御信号28が「H」レベルの状態のときにクロック信号CLKが入力されると、このクロック信号CLKの立上がり時にテスト入力信号のデータがラッチされるとともにノードN1のデータがノードN2へ転送される。またクロック信号CLKの立上がり時には、ラッチされていたデータがノードN1へ転送されるが、ノードN2のデータは前の値を保持している。したがって図18に示す時刻tでラッチされたテスト入力信号のデータAは、時刻tでノードN1へ転送され、時刻tでノードN1からノードN2に転送される。このため、時刻t後にデータAが論理ゲート回路52から出力信号55として出力される。なお、時刻tではデータBがラッチされるため、時刻tより1クロック後の時刻tではデータBが出力信号55として出力される。
【0107】
一方、制御信号28が「L」レベルの状態のときには、フリップフロップ51のノードN1およびノードN2は「H」レベルに固定されるため、クロック信号CLKに同期した動作は行われず、入力されたテスト入力信号が直ちにスイッチ回路52から出力される。したがって図18の時刻tにおいて制御信号28が「L」レベルとなるため、入力されたテスト入力信号がそのままスイッチ回路52から出力されることになる。
【0108】
テスト信号発生器14はタイミング調整回路50,…,50n−1 から送られて来るテスト入力信号(テストコマンド)をデコードし、メモリマクロ5をテストするテスト信号17aを発生する。なお、クロック信号CLKはメモリマクロ5にも送られている。テスト信号17aを受けたメモリマクロはテストデータ出力17bをテストデータ出力ドライバ18を介してテスト出力端子群21に出力する。なおテスト信号発生器14はテストコマンドをデコードしないでテストコマンドをテスト信号として出力するように構成しても良い。
【0109】
以上説明したように本実施の形態においては、テスト入力端子群20を介して入力されたテスト入力信号を制御信号28に応じて、タイミング調整回路50(i=0,…,n−1)がクロック信号CLKに同期して取込んでテスト信号発生器14に送出するか、またはクロック信号CLKに関係なく直ちに取込んでテスト信号発生器14に送出するように構成されているため、上記制御信号を「L」レベルにすることによりメモリマクロ5の入力信号のタイミングを変えてテストすることが可能となり、入力信号の遅れおよび進みに関する仕様をメモリマクロ5が満足しているか否かをテストすることができる。
【0110】
また制御信号を「H」レベルにしてクロック信号CLKに同期してテスト入力信号を取込むことにより、テスト信号発生器14に入力する際のスキューを無視することが可能となり、テスト回路10が誤動作するのを防止することができる。
【0111】
(第5の実施の形態)
次に本発明によるメモリ混載半導体集積回路装置の第5の実施の形態の構成を図19に示す。この実施の形態のメモリ混載半導体集積回路装置は、図16に示す第4の実施の形態のメモリ混載半導体集積回路装置のテスト信号発生器14をテスト信号発生器14Aに置換えるとともに制御信号入力端子27を削除した構成となっている。そしてテスト信号発生器14Aは、テスト入力端子群20およびタイミング調整回路50,…,50n−1 を介して送られてくる特定のテストコマンドに基づいて制御信号28を発生し、それ以外のテストコマンドをデコードしてテスト信号を発生し、メモリマクロ5に送出するように構成されている。
【0112】
このテスト信号発生器14Aの制御信号28を発生する部分の具体的な構成を図20に示す。このテスト信号発生器14AはNANDゲート14a,14bと、R−S型フリップフロップ14cとを備えている。なお、説明を簡単にするため図20においてはテスト入力端子20,…,20n−1 の個数nは3、したがってタイミング調整回路50,…,50n−1 からテスト信号発生器14Aに送られてくるテストコマンド55は3ビットのコマンド入力信号55[0],55[1],55[2]からなると仮定している。
【0113】
NANDゲート14aはコマンド入力信号55[0],55[1]の反転信号と、コマンド入力信号55[2]とに基づいてNAND演算を行い、演算結果をR−S型フリップフロップ14cのセット端子Sに送出する。NANDゲート14bはコマンド入力信号55[0],55[1]と、コマンド入力信号55[2]の反転信号とに基づいてNAND演算を行い、演算結果をR−S型フリップフロップ14cのリセット端子Rに送出する。
【0114】
R−S型フリップフロップ14cはセット端子に入力される信号Sが「L」レベルでかつリセット端子に入力される信号Rが「H」レベルのときは、制御信号28となる出力信号Qが「L」レベルとなるように動作する。また信号Sが「H」レベルでかつ信号Rが「L」レベルのときは信号Qが「H」レベルとなるように動作する。また、信号S,Rが共に「H」レベルのときには信号Qが前の状態を保持するように動作する。なお、信号S,Rが共に「L」レベルとなる入力は禁止されている。
【0115】
このテスト信号発生器14Aの動作を説明する。
【0116】
制御信号28の初期状態は「L」レベルとする。このとき、制御信号28を活性化するためのテストコマンド、すなわちコマンド入力信号55[0]が「H」レベル、信号55[1]が「H」レベル、信号55[2]が「L」レベルであるテストコマンド55がテスト信号発生器14Aに入力されると、NANDゲート14aの出力は「H」レベル、NANDゲート14bの出力は「L」レベルとなるので、R−S型フリップフロップ14cの出力、すなわち制御信号28は「H」レベルとなり、活性状態となる。
【0117】
一方、制御信号28を活性状態から非活性状態にするテストコマンド、すなわちコマンド入力信号55[0]が「L」レベル、信号55[1]が「L」レベル、信号55[2]が「H」レベルであるテストコマンド55がテスト信号発生器14Aに入力されると、NANDゲート14aの出力は「L」レベル、NANDゲート14bの出力は「H」レベルとなるので、フリップフロップ14cから出力される制御信号28は「L」となり、非活性状態になる。
【0118】
以上説明したように特定のテストコマンドを入力することにより制御信号28を活性状態にしたり、非活性状態にすることが可能となるので、この第5の実施の形態のメモリ混載半導体集積回路装置も第4の実施の形態と同様にテストを行うことができる。これにより、第4の実施の形態と同様の効果を有することができる。
【0119】
なお、この第5の実施の形態は第4の実施の形態に比べて制御信号入力端子27を省略することが可能となる。
【0120】
(第6の実施の形態)
次に本発明によるメモリ混載半導体集積回路装置の第6の実施の形態の構成を図21に示す。この第6の実施の形態のメモリ混載半導体集積回路装置は、図19に示す第5の実施の形態のメモリ混載半導体集積回路装置において、テスト信号発生器14A、テストデータ出力ドライバ18を各々テスト信号発生器14B、スイッチ回路61に置換えた構成となっている。
【0121】
テスト信号発生器14Bは第5の実施の形態のテスト信号発生器14Aの機能の他に、特定のテストコマンドに基づいて、出力切換信号60をスイッチ回路61に送る機能を有している。スイッチ回路61は出力切換信号60に応じて、メモリマクロ5から送られてくるテストデータ出力かまたは、タイミング調整回路50,…,50n−1 の出力を選択してテスト出力端子群21に送出するように構成されている。
【0122】
テスト信号発生器14Bの制御信号28を発生する部分と、出力切換信号60を発生する部分の具体的な構成を図22に示す。このテスト信号発生器14Bは、NANDゲート14a,14bおよびR−S型フリップフロップ14cからなる制御信号28を発生する部分と、NANDゲート14dおよびR−S型フリップフロップ14eからなる出力切換信号60を発生する部分とを有している。制御信号28を発生する部分は第5の実施の形態で説明済のため、説明を省略する。なお、説明を簡単にするため図22においては、第5の実施の形態の場合と同様にテスト信号発生器14Bに入力されるテストコマンド55は3ビットのコマンド入力信号55[0],55[1],55[2]からなるものと仮定する。
【0123】
NANDゲート14dはコマンド入力信号55[0]の反転信号、コマンド入力信号55[1],55[2]に基づいてNAND演算を行い、演算結果をR−S型フリップフロップ14eのセット端子Sに送出する。またフリップフロップ14eは、リセット端子RにNANDゲート14bの出力が入力され、出力端子Qから出力切換信号60が出力される構成となっている。したがってこの例においては、コマンド入力信号55[0]が「H」レベル、信号55「1],55[2]が共に「L」レベルのときにのみ、出力切換信号60が「H」になる。
【0124】
次にスイッチ回路61の具体的な構成を図23に示す。図23に示すスイッチ回路61はテスト入力端子群20のテスト入力端子の個数nとテスト出力端子群21のテスト出力端子の個数mが同じ場合、すなわちm=nの場合の構成を示している。このスイッチ回路61は各タイミング調整回路50(i=0,…,n−1)毎に、インバータ62と、NANDゲート64,65,66と、インバータ67,68とを備えている。
【0125】
NANDゲート64は出力切換信号60をインバータ62によって反転した信号と、メモリマクロ5の出力(m個の出力のうちの1つの出力)とを受けてNAND演算を行い、演算結果をNANDゲート66に送出する。NANDゲート65はタイミング調整回路50(i=0,…,n−1)の出力55と、出力切換信号60を受けてNAND演算を行い、演算結果をNANDゲート66に送出する。NANDゲート66はNANDゲート64,65の出力に基づいてNAND演算を行う。NANDゲート66の出力は直列に接続されたインバータ67,68を通ってテスト出力信号となり、対応する出力端子に送出される。
【0126】
この図23に示すスイッチ回路61においては、出力切換信号60が「H」レベルのときには、メモリマクロ5の出力に関係なくNANDゲート64の出力が常に「H」レベルとなるため、テスト出力信号はタイミング調整回路50(i=0,…,n−1)から送られてくる信号55となる。
【0127】
一方、出力切換信号60が「L」レベルのときには、信号55の値に依らずNANDゲート65の出力が常に「H」レベルとなるため、テスト出力信号はメモリマクロ5の出力となる。
【0128】
以上説明したように、第6の実施の形態においては、出力切換信号60が例えば「H」レベルのときにはテスト入力端子群20を介して入力されたテスト入力信号をテスト出力端子群21を介して得ることができ、また出力切換信号60が「L」レベルのときにはメモリマクロ5から送られてくるテストデータ出力をテスト出力端子群を介して得ることができる。これにより、テスト回路10内に不良があるか、それともメモリマクロ5内に不良があるかを容易に解析することが可能となり、テスト解析に要する時間を可及的に減少させることができる。なお、この第6の実施の形態も第5の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
【0129】
なお、上記実施の形態においては、スイッチ回路61の具体的な構成はm=nの場合であったが、m≠nの場合は第1の実施の形態で説明した、例えば図4、または図5に示すスイッチ回路16を用いれば良い。このとき入力出力接続信号15が出力切換信号60となる。
【0130】
また、上記第4乃至第6の実施の形態においては、各テスト入力端子20(i=0,…,n−1)に入力されたテスト入力信号のスキューを測定することが可能であり、この得られたスキュー値を用いて1品種毎にキャリブレーションを行うことが可能となる。以下、これを図24および図25を参照して説明する。
【0131】
まず図24のステップF21に示すように制御信号28をON、すなわち、「H」レベルにする。すると、テスト入力端子群20から入力されるテスト入力信号はクロック信号CLKに同期してタイミング調整回路50,…,50n−1 に取込まれてテスト信号発生器に送出されることになる。そこで、図10乃至図13を参照して第3の実施の形態で説明したと同様にして、各テスト入力端子に入力されるテスト入力信号のセットアップ時間およびホールド時間を求める(図24のステップF22,F23参照)。例えばまず図25に示すように、出力切換信号60を「H」レベルにし、テスト入力信号TI[0],TI[1],TI[2]をタイミング調整回路、スイッチ回路を介してテスト出力端子21から出力するようにする。その後、各テスト入力信号TI[0],TI[1],TI[2]のセットアップタイミングを変えてテストを行い、テスト出力端子21から出力されるテスト出力信号TO[0],TI[1],TI[2]を検査することにより、スキュー値、すなわちセットアップ時間およびホールド時間を各ピン(入力端子)毎に取得する。
【0132】
各スキュー値を取得した後は、制御信号28をOFFにする(図24のステップF24参照)。その後、上記スキュー値を用いてキャリブレーションを行うことが可能となり、入力される信号の遅れおよび進みに関する仕様をメモリマクロ5が満足しているか否かをテストすることができる(図24のステップF25参照)。
【0133】
上記スキュー値はテスト入力端子群20からテスト回路10までのものなので、テスト回路10の入口からメモリマクロ5の入口までの信号遅延時間を上記スキュー値に加算して、上記スキュー値を修正する必要がある。テスト回路10の入口からメモリマクロ入口までは製品によって異ならないため、遅延時間としては設計段階で求めた値、または実際に測定した値を使用する。このようにしてスキュー値を修正し、この修正されたスキュー値を有するテスト入力信号をテスト入力端子群に入力して、メモリマクロ5が仕様を満足しているか否かのテストを行なう。
【0134】
なお、上記第1乃至第6の実施の形態においては、テスト回路とメモリマクロとは分離されていたが、メモリマクロ内にテスト回路を設けるようにしても良い。
【0135】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、テスト時間を可及的に短くすることができる。
【0136】
また、テスト回路が誤動作するのを可及的に防止することができる。
【0137】
またメモリマクロが、入力の遅れおよび進みに関する仕様を満足しているか否かをテストすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の構成を示すブロック図。
【図2】第1の実施の形態の動作を説明するタイミングチャート。
【図3】第1の実施の形態のメモリ混載半導体集積回路装置のテスト手順を示すフローチャート。
【図4】本発明によるメモリ混載半導体集積回路装置にかかるスイッチ回路の具体例の構成を示す回路図。
【図5】スイッチ回路の他の具体例の構成を示す回路図。
【図6】テスト信号発生器の具体例の構成を示す回路図。
【図7】本発明の第2の実施の形態の構成を示すブロック図。
【図8】第2の実施の形態の動作を説明するタイミングチャート。
【図9】本発明の第3の実施の形態の構成を示すブロック図。
【図10】第3の実施の形態のメモリ混載半導体集積回路装置を用いてセットアップ時間を求める方法を説明するタイミングチャート。
【図11】第3の実施の形態のメモリ混載半導体集積回路装置を用いてセットアップ時間を求める方法を説明するタイミングチャート。
【図12】第3の実施の形態において、ホールド時間を求める方法を説明するタイミングチャート。
【図13】第3の実施の形態において、ホールド時間を求める方法を説明するタイミングチャート。
【図14】第3の実施の形態において高速テストの方法を説明するフローチャート。
【図15】第3の実施の形態の変形例の構成を示すブロック図。
【図16】本発明の第4の実施の形態の構成を示すブロック図。
【図17】第4の実施の形態に用いられるタイミング調整回路の一具体例を示す回路図。
【図18】図17に示すタイミング調整回路の動作を説明するタイミングチャート。
【図19】本発明の第5の実施の形態の構成を示すブロック図。
【図20】第5の実施の形態に用いられるテスト信号発生器の一具体例を示す回路図。
【図21】本発明の第6の実施の形態の構成を示すブロック図。
【図22】第6の実施の形態に用いられるテスト信号発生器の一具体例の構成を示す回路図。
【図23】第6の実施の形態に用いられるスイッチ回路の一具体例の構成を示す回路図。
【図24】第4乃至第6の実施の形態におけるテスト方法を説明するフローチャート。
【図25】第4乃至第6の実施の形態においてスキュー値を求める方法を説明するタイミングチャート。
【図26】従来のメモリ混載半導体集積回路装置の第1の例を示すブロック図。
【図27】
メモリマクロの構成を説明する模式図。
【図28】
従来のメモリ混載半導体集積回路装置の第2の例を示すブロック図。
【符号の説明】
1 メモリ混載半導体集積回路装置
2 I/O部
3 ロジック部
5 メモリマクロ
10 テスト回路
12 D型フリップフロップ
14 テスト信号発生回路
15 入力出力接続信号(出力切換信号)
16 スイッチ回路
17a テスト信号
17b テストデータ出力
20 テスト入力端子群
21 テスト出力端子群
23 テスト入力配線
24 テスト出力配線

Claims (18)

  1. ロジック部と、
    前記ロジック部と同一半導体基板上に混載されるメモリマクロと、
    テストコマンドまたはテストデータからなるテスト入力信号を入力するためのテスト入力端子と、
    前記テストコマンドに基づいて出力切換信号と前記メモリマクロをテスト動作させるためのテスト信号とを発生するテスト信号発生器と、前記テスト信号によってテスト動作した前記メモリマクロの出力および前記テストデータのうちの一方を、前記出力切換信号に応じて選択して出力するスイッチ回路と、を有するテスト回路と、
    前記スイッチ回路の出力を受け、外部に出力するテスト出力端子と、
    を備えたことを特徴とするメモリ混載半導体集積回路装置。
  2. 前記スイッチ回路は、前記出力切換信号に応じて、前記メモリマクロの出力、前記テスト入力信号、第1の所定値、および第2の所定値のうちの一つを選択して出力するように構成されていることを特徴とする請求項1記載のメモリ混載半導体集積回路装置。
  3. 前記テスト回路は、前記テスト入力端子を介して送られてくる前記テスト入力信号をクロック信号に同期して取込み、この取込んだ信号を前記クロック信号に同期して出力する同期取込み回路を有し、
    前記テスト信号発生器は前記同期取込み回路の出力を受け、前記スイッチ回路は前記出力切換信号に応じて前記メモリマクロの出力および前記同期取込み回路の出力のうちの一方を選択して出力することを特徴とする請求項1記載のメモリ混載半導体集積回路装置。
  4. 前記同期取込み回路はD型フリップフロップであることを特徴とする請求項3記載のメモリ混載半導体集積回路装置。
  5. ロジック部と、
    前記ロジック部と同一半導体基板上に混載されるメモリマクロと、
    テストコマンドまたはテストデータからなるテスト入力信号を入力するためのテスト入力端子と、
    前記テスト入力端子を介して入力される前記テスト入力信号を、制御信号に応じて、クロック信号に同期して取込み出力するかまたは直ちに取込んで直ちに出力するタイミング調整回路と、前記タイミング調整回路を介して送られてくる前記テストコマンドに基づいて前記メモリマクロをテスト動作させるためのテスト信号を発生するテスト信号発生器と、を有するテスト回路と、
    前記テスト信号によってテスト動作した前記メモリマクロの出力を受け、外部に出力するテスト出力端子と、
    を備えたことを特徴とするメモリ混載半導体集積回路装置。
  6. 前記テスト信号発生器は、前記テストコマンドに基づいて出力切換信号を発生するとともに前記メモリマクロにテスト信号を発生し、
    前記テスト回路は、前記メモリマクロの出力および前記タイミング調整回路の出力のうちの一方を前記出力切換信号に応じて選択し、前記テスト出力端子に出力するスイッチ回路を更に備えたことを特徴とする請求項5記載のメモリ混載半導体集積回路装置。
  7. 前記タイミング調整回路は、前記テスト入力端子を介して送られてくる信号を前記クロック信号に同期して取込み、この取込んだ信号を前記クロック信号に同期して出力する同期取込み回路と、
    前記テスト入力端子を介して送られてくる信号と前記同期取込み回路の出力の一方を前記制御信号に基づいて選択し、出力するスイッチ手段と、を備えていることを特徴とする請求項5乃至6のいずれかに記載のメモリ混載半導体集積回路装置。
  8. 前記同期取込み回路はリセット機能付きD型フリップフロップであり、前記スイッチ手段は、前記テスト入力端子を介して送られてくる信号と前記制御信号とを受けるORゲートと、このORゲートの出力と前記D型フリップフロップの出力を受けるANDゲートとを備えたことを特徴とする請求項7記載のメモリ混載半導体集積回路装置。
  9. 前記制御信号を入力するための制御入力端子を更に備えたことを特徴とする請求項5乃至8のいずれかに記載のメモリ混載半導体集積回路装置。
  10. 前記テスト信号発生器は特定のテストコマンドに基づいて前記制御信号を発生する手段を更に備えていることを特徴とする請求項5乃至8のいずれかに記載のメモリ混載半導体集積回路装置。
  11. 前記テスト入力端子と前記テスト回路との間にテスト入力配線が設けられており、前記テスト入力端子から前記テスト入力配線を介して送られてくる前記テストデータが前記テスト入力配線の配線遅延の影響を受けないように前記スイッチ回路に入力するように構成されていることを特徴とする請求項1または2記載のメモリ混載半導体集積回路装置。
  12. 前記テストデータは前記テスト入力配線から直接前記スイッチ回路に送られるように構成されていることを特徴とする請求項11記載のメモリ混載半導体集積回路装置。
  13. 前記テストデータは前記テスト入力配線からバッファを介して前記スイッチ回路に送られるように構成されていることを特徴とする請求項11記載のメモリ混載半導体集積回路装置。
  14. 請求項1乃至4のいずれかに記載のメモリ混載半導体集積回路装置において、
    テストコマンドを前記テスト入力端子に入力し前記出力切換信号を活性化するステップと、次に、テストデータを前記テスト入力端子に入力するステップと、
    前記スイッチ回路から出力されるデータを前記テスト出力端子を介して受信し、この受信したデータと前記テストデータと比較するステップと、
    を備えたことを特徴とするメモリ混載半導体集積回路装置のテスト方法。
  15. 請求項3記載のメモリ混載半導体集積回路装置において、
    テストコマンドを前記テスト入力端子に入力し、前記出力切換信号を活性化するステップと、
    次に、確実に入力され得るタイミングで前記テスト入力端子にテストデータを入力するステップと、
    前記テストデータの前記テスト入力端子に入力するタイミングを変えて、前記テストデータを前記テスト入力端子に入力することを繰返すステップと、
    前記スイッチ回路から出力されるデータを前記テスト出力端子を介して受信し、この受信したデータに基づいて、前記テスト入力端子に入力される信号のセットアップ時間またはホールド時間を決定するステップと、
    を備えたことを特徴とするメモリ混載半導体集積回路装置のテスト方法。
  16. 前記決定されたセットアップ時間またはホールド時間を有する信号を前記テスト入力端子に入力して前記メモリマクロのテストをするステップを更に備えたことを特徴とする請求項15記載のメモリ混載半導体集積回路装置のテスト方法。
  17. 請求項6記載のメモリ混載半導体集積回路装置において、
    活性化した制御信号を前記タイミング調整回路に入力するステップと、
    テストコマンドを前記テスト入力端子に入力し、前記出力切換信号を活性化するステップと、
    次ぎに、確実に入力され得るタイミングで前記テスト入力端子にテストデータを入力するステップと、
    前記テストデータの前記テスト入力端子に入力するタイミングを変えて、前記テストデータを前記テスト入力端子に入力することを繰返すステップと、
    前記スイッチ回路から出力されるデータを前記テスト出力端子を介して受信し、この受信したデータに基づいて、前記テスト入力端子に入力される信号のセットアップ時間またはホールド時間を決定するステップと、
    を備えたことを特徴とするメモリ混載半導体集積回路装置のテスト方法。
  18. 前記決定されたセットアップ時間またはホールド時間に前記テスト回路から前記メモリマクロまでの信号遅延時間を足し合わせ、修正されたセットアップ時間またはホールド時間を求めるステップと、
    前記制御信号を非活性状態にして前記修正されたセットアップ時間またはホールド時間を有する信号を前記テスト入力端子に入力し、この信号を前記タイミング調整回路に直ちに取込ませた後、直ちに出力させることによりテストを行うステップと、
    を更に備えたことを特徴とする請求項17記載のメモリ混載半導体集積回路装置のテスト方法。
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