JP2001002357A - 乗客用エスカレータ - Google Patents

乗客用エスカレータ

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JP2001002357A JP11175699A JP17569999A JP2001002357A JP 2001002357 A JP2001002357 A JP 2001002357A JP 11175699 A JP11175699 A JP 11175699A JP 17569999 A JP17569999 A JP 17569999A JP 2001002357 A JP2001002357 A JP 2001002357A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外デッキへの幼児などの進入を防止できるよ
うにする。 【解決手段】 往路のステップ2の踏み面の先端を結ぶ
ノーズラインNLを含む面を機械室1と欄干6との境界
とする。欄干6と機械室1とには、共通のフレーム17
を用い、欄干6は、このフレーム17の外側の板状部材
15aとフレーム17の内側の板状部材15bとで構成
する。これら板状部材15a,15b間の空間には、ノ
ーズラインNLを含む面よりも高い位置に駆動装置13
などからなるハンドレール8の復路を形成する。また、
板状部材15a,15bの上端には、これらの内部を上
側から塞ぐカバー6aが設けられ、このカバー6aにハ
ンドレール8の往路が形成されている。ここで、欄干6
の外側面(板状部材15a)間の距離をL1、機械室1
の左右幅をL2とすると、L2≦L1に設定する。これに
より、外側デッキをなくすことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、乗客を運ぶエスカ
レータに係り、特に、既設の階段などに設置するのに好
適な乗客用エスカレータに関する。
【0002】
【従来の技術】図17は従来の乗客用エスカレータの一
例を示す図であって、1は機械室、2はステップ(踏
段)、3は駆動装置、4は外装カバー、5a,5bはカ
バープレート、6は欄干、7はハンドレールガイド、8
はハンドレール、9はスカートガード、10は外デッキ
である。
【0003】同図において、乗客用エスカレータは、外
見構造上、階段状に配列される複数のステップ2と、こ
れらステップ2を上方もしくは下方に移動させるための
機械室1と、これらステップ2の両側に配置されてこれ
らステップ2の移動方向に沿う欄干6とから大略構成さ
れている。ここで、図17は、機械室1の部分を縦断面
図で示し、それより上の欄干6などを含む部分は、側面
図を示している。
【0004】機械室1は外装カバー4内に収納されてお
り、この外装カバー4は、下階乗降部A及び上階乗降部
Cで水平となって、これら下階乗降部A,上階乗降部C
間の中間傾斜部Bで上下方向に傾斜している。外装カバ
ー4内、即ち、機械室1の上階乗降部C側には、ステッ
プ2を移動させるとともに、その移動方向を反転させる
ための駆動装置3が設けられ、同様に、図示しないが、
機械室1の下階乗降部A側にも、同様の駆動部が設けら
れている。これにより、ステップ2の列は階段を形成す
るように配列された状態で、機械室1内の上側を、例え
ば、矢印Xで示すように、下方に往路移動する。このと
き、かかる配列状態のステップ2の列は外部に露出され
ており、乗客がこのステップ2の上面に載ることによ
り、下の階に運ばれることになる。下階乗降部Aの部分
に搬送されたステップ2は、その部分の機械室1に設け
られた駆動部(図示せず)によって方向転換され、機械
室1内の下側、即ち、上記往路の下側を上方に復路移動
する。この外装カバー4の下階乗降部A及び上乗降部C
での上面は、乗客が乗客用エスカレータに乗り降りする
ための概略平坦面のカバープレート5a,5bで構成さ
れており、これらカバープレート5a,5bは取外し可
能に取り付けられて機械室1内の駆動装置3などの修理
が容易に行なうことができるようにしている。
【0005】かかる外装カバー4の上面のステップ2の
両側には、下階乗降部Aから上階乗降部Cに亘って、ス
カートガード9が設けられ、移動するステップ2の左右
両側で隙間が生じないようにしている。そして、これら
スカートガード9よりも外側、下階乗降部Aから上階乗
降部Cに亘って、欄干6が取り付けられている。
【0006】この欄干6の上端面と、下階乗降部A及び
上階乗降部Cでの側端面とには、1本のハンドレールガ
イド7が取り付けられており、このハンドレールガイド
7に無端状のハンドレール8が移動可能に取り付けられ
ている。このハンドレール8の欄干6の上端面での移動
方向(即ち、往路の移動方向)は、矢印Yで示すよう
に、ステップ2の往路での移動方向(矢印X)と同方向
であり、また、ハンドレール8の往路での移動速度もス
テップ2の往路での移動速度と等しくなるように制御さ
れる。
【0007】スカートガード9の下階乗降部A及び上階
乗降部C側の先端面には、夫々ハンドレール8の出入り
口が設けられており、いま、ステップ2及びハンドレー
ル8が夫々矢印X,Y方向に移動しているものとする
と、ハンドレールガイド7に案内されて移動してきたハ
ンドレール8は、スカートガード9の下階乗降部A側先
端面の出入り口からスカートガード9内に入り込み、こ
のスカートガード9内または機械室1内を通ってスカー
トガード9の上階乗降部C側先端面の出入り口から外部
に出て、再びハンドレールガイド7に案内されて移動す
る。このようにハンドレール8を移動させるための駆動
部(図示せず)が、スカートガード9内または機械室1
内に設けられている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来の乗客用エ
スカレータでは、図17において、中間傾斜部Bでの欄
干6の高さ寸法a(スカートガード9の高さ寸法も含
む:なお、ここで、高さ寸法とは、ステップ2の移動方
向に対して垂直の方向での寸法をいう)に対し、機械室
1の外装カバー4の高さ寸法bが大きくなっている。一
例として示すと、a=800[mm]に対してb=88
0[mm]となっており、さらに、例えば、ロビーなど
で乗客用エスカレータを1階の床面から2階の床面に立
て掛けるようにして、この乗客用エスカレータの下を通
り抜けできるように設置する場合には、この乗客用エス
カレータの外側底面に照明などを設ける場合もあるが、
このような場合には、この外装カバー4の高さ寸法bが
上記の880[mm]よりもさらに大きくなる。このよ
うにこの外装カバー4の高さ寸法bが大きくなる原因
は、機械室1内でのステップ2の往路と復路との中心間
隔を小さくするのに制限が加わることによるものであ
る。
【0009】一方、乗客用エスカレータの設置方法とし
ては、例えば、駅やデパートなどで、上記のように、既
設の階段部分に設けてこの階段と並設されるようにした
り、1階の床面から2階の床面に立て掛けるようにした
りすることが行なわれるが、上記のように、機械室1の
外装カバー4の高さ寸法が高いと、既設の階段部分に設
置する場合、単にこの乗客用エスカレータを階段上に置
くだけの設置方法では、ステップ2の面が高くなり、上
方に天井などがある場合には、ステップ2の面からこの
天井までの距離(空頭)を充分確保できないことにな
る。このために、この乗客用エスカレータを設置する部
分の階段を壊し、さらに、その部分をさらに掘り起こし
て、図18にハッチングして示すように、外装カバー4
の少なくとも一部を埋め込むようにすることが必要とな
る。また、乗客用エスカレータを1階の床面から2階の
床面に立て掛けるようにして設置する場合でも、2階の
この乗客用エスカレータを設置する部分での天井の高さ
が充分でない場合には、空頭を充分確保するために、こ
の天井を高くする作業が必要となる。
【0010】このように、従来の乗客用エスカレータ
は、それを既設の施設に設置する場合、その設置のため
の作業が手間がかかるものとなり、設置のためのコスト
が上昇するとともに、作業期間が長くなるという問題が
あった。
【0011】また、図17に示すように、ハンドレール
8の出入り口がスカートガード9の先端面に設けられて
いるので、これら出入り口部分では、カバープレート5
a,5bの表面とハンドレール8との間にかなりの隙間
dが存在する。そこで、いま、ハンドレール8が矢印Y
方向に移動する状態にあるとすると、この場合には、こ
の乗客用エスカレータは下りとなっているので、この乗
客用エスカレータで降りてきた乗客がカバープレート5
a上を通過することはあっても、通常、下の階の乗客に
カバープレート5aに近づくことがないが、例えば、幼
児などが近づいてスカートガード9の先端面のハンドレ
ール8が入り込んでいくその出入り口を覗き込む可能性
もあり、このような場合、幼児の頭部がハンドレール8
によって引っ張られて隙間dに嵌まりこんでしまうよう
なことも考えられる。この出入り口に安全装置が設けら
れ、もしもこのような事態が発生した場合には、これが
作動してハンドレール8が停止することになるが、幼児
の頭部が嵌まりこんでから安全装置が作動するようなこ
とになると、非常に危険である。このように、安全性に
ついても、さらに、考慮が必要となる。
【0012】さらにまた、上記従来の乗客用エスカレー
タでは、欄干6の外側には、外装カバー4の上面をなし
て機械室1の上部を覆う外デッキ10がある幅をもって
欄干6に沿い設けられているが、子供などが悪戯にハン
ドレール8に掴まりながらこの外デッキ10の上面を移
動するようなこともある。これを防止するために、この
外デッキ10の面上に障害物を置いたり、天井からこの
外デッキ10の上方に障害物を吊るしたりしているが、
単に障害物として用いられるだけであって、普通の乗客
にとっては目障りとなる場合もある。
【0013】本発明は、以上の点に鑑みてなされたもの
であって、その目的は、安全性を確保できるようにした
乗客用エスカレータを提供することにある。
【0014】本発明の他の目的は、安全性を確保しつつ
さらに有効な機能が得られるようにした乗客用エスカレ
ータを提供することにある。
【0015】本発明のさらに他の目的は、既設施設への
設置作業の簡略化を実現可能とした乗客用エスカレータ
を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、欄干の内部を中空にし、その中空部にハ
ンドレールを案内移動させる復路を形成した構成とする
ものである。かかる欄干としては、所定の間隔をもって
平行にもしくは並行に配列された板状部材からから構成
されるものであり、また、左右の欄干の外面間の距離L
1に対し、機械室の左右幅L2がL2≦L1であるようにす
る。
【0017】また、本発明は、ステップの往路のノーズ
ラインよりも下側にハンドレールの復路を形成し、外デ
ッキの面を該ノーズラインを含む面にほぼ一致させる構
成とする。そして、該外デッキの上階乗降部側と下階乗
降部側とに、2つの面に表示部を備え、かつ外デッキへ
の進入を防止するための進入防止兼表示装置を取り付け
た構成とする。これら進入防止兼表示装置の一方の表示
部は上階乗降部側を向き、他方の表示部は下階乗降部側
を向いており、これら表示部の表示を制御するコントロ
ール部を設けた構成とする。
【0018】さらに、本発明は、乗降部における欄干の
先端部でのハンドレールの軌道を円弧状をとし、この円
弧状軌道の下端部からハンドレールの出入り口までの軌
道が、この円弧状軌道から下方に傾斜したこの円弧状軌
道の接線に沿う構成とする。そして、ハンドレールの出
入り口は、この円弧状軌道の接線に沿って設けられ、ハ
ンドレールの出入り口の先端部と乗降部でのカバープレ
ートの面との間の間隔が、幼児の頭部の挟み込みを防止
するために規定された値以上とし、また、ハンドレール
の円弧状軌道の下端部からハンドレールの出入り口まで
のハンドレールの軌道の乗降部でのカバープレートの面
に対する傾斜角は、このカバープレートの先端部近傍で
の標準として規定される幼児の目の高さから見て、円弧
状軌道の下端部からハンドレールの出入り口までのハン
ドレールの軌道が隠れる角度に設定する。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
用いて説明する。図1〜図3は本発明による乗客用エス
カレータの第1の一実施形態を示す構成図であって、図
1は縦断面図、図2は側面図、図3は図1の分断線D−
Dに沿う横断面図である。また、これらの図面におい
て、3a,3bはステップ2の駆動装置、6aはカバ
ー、9aは内側デッキカバー、11はガイド、12は送
りローラ、13はハンドレールの駆動装置、14a,1
4bはハンドレールの出入り口、15a,15bは板状
部材、16aは前輪、16bは後輪、17はフレームで
あり、図17に対応する部分には同一符号を付けて重複
する説明を省略する。
【0020】図1及び図2において、この第1の実施形
態では、欄干6内にハンドレール8の駆動装置13やガ
イド11,送りローラ12などが設けられることによ
り、ハンドレール8の復路が欄干6内に形成されてい
る。欄干6は、駆動装置13の部分の横断面を示す図3
に示すように、フレーム17によって機械室1と一体化
されており、このフレーム17の外側面に取り付けられ
た板状部材15aとこのフレーム17よりも内側で板状
部材15aと所定の間隔をもってこの板状部材15aと
平行にもしくは上側ほど間隔が狭まるように並行に配置
された板状部材15bとで構成され、これら板状部材1
5a,15b間に形成される空間内に図1に示すような
ハンドレール8の復路が形成されている。また、板状部
材15a,15bの頂端部間にこれら板状部材15a,
15b間の空間を上側から覆うカバー6aが設けられて
おり、このカバー6a上にハンドレール8を案内するハ
ンドレールガイド7が設けられている。かかる板状部材
15a,15bとしては、ハンドレール8の復路などの
欄干6の内部が見えないようにするために、鋼板や曇り
ガラス,アクリル板などの不透明なものが用いられる。
【0021】ここで、図1に一点鎖線で示すように、ス
テップ2の往路での各ステップ2の踏み面の先端部を結
ぶ直線をノーズラインNLという。このノーズラインN
Lの下階乗降部Aへの延長がほぼカバープレート5aの
面となり、また、上階乗降部Cへの延長がほぼカバープ
レート5aの延長となる。この第1の実施形態では、こ
のノーズラインNLより上部分が欄干6であり、このノ
ーズラインNLよりの下部分が機械室1としている。従
って、ステップ2の往・復路は機械室内に含まれる。
【0022】機械室1は、図3に示すように、フレーム
17によって機械強度が強化された枠組が形成され、こ
の枠組の左右面及び底面に外装カバー4が取り付けられ
ている。この機械室1の上面は開放されており、この上
面に沿ってステップ2がその往路を移動する。
【0023】また、この第1の実施形態では、機械室1
内でのステップ2の往路と復路との中心間隔を小さくす
ることにより、機械室1が占める高さ寸法を小さくして
いる。このために、この機械室1を収納した外装カバー
4の高さ寸法も小さくしている(なお、ここでいう高さ
寸法とは、上記従来技術の説明と同様、ステップ2の移
動方向に対して垂直の方向の寸法をいう)。このように
することにより、図2において、欄干6の高さ寸法aと
外装カバー4の高さ寸法bとの関係をa≧bとしてい
る。例えば、欄干6の高さ寸法aを、上記従来の乗客用
エスカレータと同様に、800[mm]としてとき、外
装カバー4の高さ寸法bを580+α[mm]とする。
但し、α[mm]は外装カバー4の外側底面に照明装置
などを設けた場合の外装カバー4の高さ寸法の増加分で
ある。
【0024】ところで、機械室1内でのステップ2の往
路と復路との中心間隔を小さくする方法としては、本出
願人が特願平11ー120462号で既に提案してお
り、この方法を用いることができる。これは、次のよう
な方法である。
【0025】即ち、図3において、ステップ2には、前
輪シャフトに勘合した前輪16aと後輪シャフトに勘合
した後輪16bとが設けられ(図1では、小さい丸印で
後輪のみを示している)、前輪シャフトが駆動装置3
a,3b(図1)によって駆動される無端状のチェーン
(図示せず)に連結され、このチェーンが移動すること
によって前輪シャフトが移動させられ、これにより、前
輪16aが無端状の前輪レール(図示せず)に沿って、
また、後輪16bが無端状の後輪レール(図示せず)に
沿って夫々移動することにより、ステップ2が往路,復
路を移動するものであるが、この場合、図3に示すよう
に、前輪16aの軌道(上記の前輪レールで決まる)を
後輪16bの軌道(上記の後輪レールで決まる)の外側
とし、ステップ2の往路(機械室1での上側の軌道)で
は、前輪16aと後輪16bの軌道を同じ高さとし、か
つ、駆動装置3a,3b(図1)で往路から復路に移動
方向が反転した後のステップ2の形状を適宜所定の角度
を維持するように変化させるなどすることにより、往路
の前輪16aと復路の前輪16aとの高さ方向の間隔M
を縮小できるようにするものである。この間隔Mを小さ
くすることができることにより、機械室1の高さ寸法、
従って、外装カバー4の高さ寸法bを縮小できるのであ
る。
【0026】図4(a),(b)は図1,図2における
下階乗降部Aの部分のハンドレール8の往路と復路の境
界部分を示す側面図であって、18は安全スイッチであ
り、前出図面に対応する部分には同一符号を付けて重複
する説明を省略する。
【0027】図4(a)において、欄干6の先端部は点
Oを中心点とする角度φ1の範囲が半径R1の円弧状をな
している。欄干6上を矢印方向に、かつノーズラインN
Lにほぼ平行に移動してきたハンドレール8は、下階乗
降部Aにおいて、この半径R1の円弧面に沿って移動し
て移動方向を反転し、カバープレート5aの面に対して
所定の角度θ1の角度で出入り口14aから機械室1内
に入り込む。この出入り口14aの先端部には、安全ス
イッチ18が設けられており、これに触れると、ステッ
プ2とハンドレール8とが自動的に停止するようにして
いる。
【0028】いま、位置P1をカバープレート5aの先
端、位置P2を出入り口14a内に入り込んだハンドレ
ール8の外側の面がノーズラインNLと交差する点とす
ると、幼児が位置P1に立ったときに、ハンドレール8
が角度φ1の円弧軌道を通過してから出入口14aに達
するまでの間のハンドレール8の外側の面がこの幼児か
らは見えないほぼ最大の角度に角度θ1を設定する。こ
れにより、幼児には、ハンドレール8が出入り口14a
に入り込むことが見えにくくなり、これに対する興味を
呼び起こさないようにすることができる。
【0029】また、安全スイッチ18が設けられている
出入り口14aの先端のカバープレート5aからの高さ
3を、ハンドレール8が角度φ1範囲の円弧軌道を通過
してから出入口14aに達するまでの間で幼児の頭部が
挟み込まれないような値に設定する。ここでは、例え
ば、通常、図17に示した従来の乗客用エスカレータで
のカバープレート5aの表面とハンドレール8との間の
隙間dに設定される値である191〔mm〕に設定す
る。
【0030】次に、角度θ1及び出入り口14aの取付
け位置位置P2の一例について説明する。
【0031】いま、幼児の目の高さをh1、円弧軌道の
中心点Oのカバープレート5aからの高さをh2、この
円弧軌道の半径をR1、角度φ1範囲の円弧軌道の先端で
のハンドレール8の外側の面に接する垂線とカバープレ
ート5aとの交点の位置P3と位置P1との間の距離をl
1として、位置P1にいる幼児の目の高さ位置P4と位置
2とを結ぶ直線が円弧状軌跡の接線をなし、この接線
に沿ってハンドレール8が円弧軌道と出入り口14aと
の間を移動するものとする。このとき、上記の夫々の値
と角度θ1との間には、 {(l1+R1)sinθ1−R1}/cosθ1=h1−h2 ……(1) の関係がある。
【0032】そこで、幼児として5才児を例にして、そ
の平均的な目の高さh1をほぼ900〔mm〕とし、h2
=590〔mm〕、l1=650〔mm〕、R=330
〔mm〕とすると、角度θ1 はほぼ36.17゜とな
る。
【0033】また、位置P2,P3間の距離をl2は、 l2=h1・cotθ1−l1 ……(2) で表わされるから、上記の数値例からすると、ほぼl2
= 576〔mm〕となる。このようにして、出入り口
14aの取付け位置P2とその傾斜角度θ1が決まる。
【0034】図4(b)に示す具体例は、欄干6の先端
部の円弧軌道の半径R2を図4(a)に示した半径R1より
も小さくし、かつこの円弧軌道の中心点O'の高さh2'
を図4(a)での中心点Oよりも低くしたものである(即
ち、R2<R1,h2’<h2)。このため、ノーズライン
NLにほぼ平行に移動してきたハンドレール8は、下階
乗降部Aにおいて、角度φ2範囲の半径R2の円弧軌道に
入る前に、曲線(エスコートライン)状をなす軌道を通
過する。
【0035】ここで、図示する高さ,距離を図4(a)
と対応させると、h1’=h1,h3’=h3,l3=l1
あり、また、位置P1,P2,P3,P4は図4(a)での
位置P1,P2,P3,P4に対応するものである。位置P
4,P2間を結ぶ直線は、この円弧軌道の接線をなすもの
であり、この接線のカバープレート5aに対する傾斜角
θ2は、上記式(1)と同様に、 {(l3+R2)sinθ2−R2}/cosθ2=h1’−h2’ ……(3) と表わされ、また、位置P2,P3間の距離4は、上記式
(2)から、 l4=h1’・cotθ2−l3 ……(4) で表わされる。
【0036】そこで、図4(a)に示した具体例と同様、
1’=h1=900〔mm〕,l3=l1=650〔mm〕
とし、また、R2=300〔mm〕,h2’=490〔m
m〕とすると、上記式(3)から角度θ2はほぼ40.
12゜であり、また、位置P2,P3間の距離l4は、上
記式(4)から、ほぼ415〔mm〕となる。
【0037】以上、下階乗降部Aについて説明したが、
上階乗降部C(図1)の部分についても同様である。
【0038】このようにして、幼児がカバープレート5
aの部分にきたときには、ハンドレール8が出入り口1
4aに入り込む部分をみることができないようにするも
のであるから、その部分に興味がいくようなこともなく
なり、また、仮にその部分に興味をもって頭を近づける
ようなことがあっても、出入り口14aの先端部分で頭
部の径よりも充分大きな間隔をもたせることができ、こ
の結果、傾斜した軌道を降下するハンドレール8の部分
では、さらに、カバープレート5aの面から大きく離れ
ていることになるので、ハンドレール8とカバープレー
ト5aの面との間に幼児の頭部が挟まるようなことはな
い。
【0039】なお、出入り口14aに入り込んだハンド
レール8は、機械室1内に入り込むことなく、図1に示
したように、欄干6内に形成された復路を進むことにな
る。
【0040】図5はこの第1の実施形態を既設の階段部
分に設置した状態を示す図であって、前出図面に対応す
る部分には同一符号を付けている。
【0041】同図において、この第1の実施形態の乗客
用エスカレータを既設の階段に設置する場合、この乗客
用エスカレータ本体をこの階段に乗せるようにして設置
しても、上記のように、機械室1の外装カバー4の高さ
寸法を縮小できた分、上記従来の乗客用エスカレータを
同様の方法で設置した場合に比べ、中間傾斜部Bの部分
でのステップ2(図1)の往路での高さを低くすること
ができる。従って、上記従来の乗客用エスカレータを同
様の方法で設置した場合に必要な空頭を確保できない場
合でも、この第1の実施形態手は、充分確保することが
できるようになるし、例えこれが確保できなくとも、既
設部分を変更するための作業が軽減されることになる。
【0042】なお、図5において、下階乗降部Aや上階
乗降部Cでのカバープレート5a,5bを夫々の階床と
ほぼ同一平面とするために、機械室1の下階乗降部Aと
上階乗降部Cとの部分(ハッチングで示す)を埋め込む
必要があるが、上記従来の乗客用エスカレータの場合に
比べ、埋め込む部分が大幅に少なくなり、埋め込み作業
が大幅に簡単になる。
【0043】図6はこの第1の実施形態の乗客用エスカ
レータを1階から2階に立て掛けるようにして設置した
状態を示す図を示すものであって、図示するように、機
械室1の下階乗降部Aの部分を1階の階床に埋め込み、
機械室1の上階乗降部Cの部分を2階の階床に埋め込む
ことによって取り付けられる。
【0044】この第1の実施形態の乗客用エスカレータ
をこのように取り付ける場合も、機械室1の高さ寸法が
小さいので、上記従来の乗客用エスカレータに比べて、
このような埋め込み作業が簡単になるし、外装カバー4
の底面の高さも高くなり、この第1の実施形態の乗客用
エスカレータの1階の階床からの高さを充分確保でき
て、乗客用エスカレータの下を人が通過するのに充分な
スペースを確保できる。
【0045】以上、第1の実施形態について説明した
が、図3に示したように、欄干6に厚みをもたせて内部
を中空にし、かかる欄干の内部にハンドレール8の復路
を設けるようにしたものであるから、スカートガード9
内にハンドレール8の復路が設けられてい従来の乗客用
エスカレータの構成に対し、ハンドレール8の復路の位
置が充分高い位置となるので、外デッキもこれに伴って
高い位置に設定されることになる。この第1の実施形態
では、かかる外デッキの位置を欄干6のハンドレール8
の往路が設けられている上面に設定したのと同等のもの
であり、また、この第1の実施形態では、機械室1と欄
干6とに共通のフレーム17を使用していることから、
両側の欄干6の外面間の距離L1が、外装カバー4の左
右両面間の距離L2に対し、L2≦L1とするものである
が、このことからすると、外デッキというものをなくし
た構成をなしているものと言うことができる。
【0046】以上の構成からして、従来の乗客用エスカ
レータが有していたような外デッキをなくすことができ
るものであるから、かかる外デッキが存在することによ
る上記のような問題を解消できることになる。
【0047】また、上記のL2≦L1という関係を有する
ことから、この第1の実施形態の乗客用エスカレータを
2台以上並設しても、隣り合う乗客用エスカレータ間で
これらの欄干6の側面を接触させたり、極めて近接させ
てこれら乗客用エスカレータを設置することができるか
ら、これら乗客用エスカレータ間に隙間が生じないよう
にすることができ、無駄なスペースが生ずることない
し、また、従来の乗客用エスカレータのような外デッキ
が有る場合での乗客用エスカレータ間に生ずるスペース
を塞ぐような手段を講ずる必要もない。
【0048】次に、本発明による乗客用エスカレータの
第2の実施形態を図7〜図16により説明する。ここ
で、図7はこの第2の実施形態の縦断面図、図8は図7
の分断線E−Eに沿う横断面図であって、15は板状部
材であり、図1〜図3に対応する部分には同一符号をつ
けて重複する説明を省略する。
【0049】図1〜図3で説明した第1の実施形態はハ
ンドケール8の復路を欄干6内に設けたものであった
が、この第2の実施形態は、図7,図8に示すように、
機械室1内の上部に設けたものである。
【0050】そこで、図8において、機械室1がフレー
ム17によって枠組みされ、この枠組の左右面と底面と
に外装カバー4が取り付けられており、この枠組みの上
面の中央部が開放されてステップ2の通路をなし、ま
た、この枠組みの上面の両脇部に夫々1枚の板状部材か
らなる欄干6が設けられている。この欄干6も、不透明
な板状部材15からなるようにしてもよいが、透明な板
上部材15(ガラス板やアクリル板など)としてもよ
い。
【0051】機械室1内では、その上部で、かつステッ
プ2の往路よりも若干外側に送りローラ12などからな
るハンドレール8の復路が形成されている。欄干6は、
このハンドレール8の往路の真上に機械室1に対して直
立しており、欄干6とステップ2の左右側の端部との間
にスカートガード9が設けられている。
【0052】この第2の実施形態においても、ノーズラ
インNLを機械室と欄干6との境界とし、上記のよう
に、ハンドレール8の復路をこのノーズラインNLより
も下部に配置する。そして、欄干6の高さ寸法と機械室
1の高さ寸法とは、上記第1の実施形態と同様、a≧b
とする。これにより、設置に際して第1の実施形態と同
様の効果が得られる。
【0053】ところで、この第2の実施形態では、図8
に示すように、欄干6が1枚の板状部材15からなるも
のであるから、その厚さが非常に薄いこと、また、機械
室1内にハンドレール8の復路が設けられているなどし
て、機械室1の横幅L2(=左右の外装カバー4間の距
離)が大きく、左右の欄干6間の距離L1と機械室1の
横幅L2との間で L1≦L2 の関係となるので、従来の乗客用エスカレータと同様、
左右の欄干6夫々の外側に下階乗降部Aと上階乗降部C
(図7)に亘る外デッキ10が生ずる。
【0054】この外デッキ10の面は上記のノーズライ
ンNLを含む面に一致もしくはほぼ一致するようにして
いる。従来の乗客用エスカレータでは、外デッキ10と
スカートガード9の上面の内デッキとを同じ高さとし、
スカートガード9の内部の欄干6の直下にハンドレール
8の復路を形成していた。従って、機械室1の上面が実
質的にノーズラインNLよりも上方にあることになって
いた。
【0055】これに対し、この第2の実施形態では、ハ
ンドレール8の復路をノーズラインNLの下部に配置し
たので、外デッキ10をノーズラインNLまで下げるこ
とができ、機械室1の高さ寸法bをさらに小さくしてい
る。そして、このように機械室の高さ寸法を小さくする
ことは、機械室1の両側面の外装カバー4の高さ寸法を
小さくでき、材料の節減が可能となってコストの低下を
もたらすことになるし、また、従来では、機械室1の両
側面と底面とで別々に外装カバー4を貼り付けていたも
のであるが、側面の高さ寸法が小さくなった分、外装カ
バー4を両側面と底面とで一体として枠状に成型加工し
たものが扱い易くなって使用し易くなり、外装カバー4
の取付けの手間も軽減される。
【0056】さらに、ノーズラインNLに基づいて機械
室1と欄干6とに分離構成しているために、メンテナン
ス等において、駆動部を多く内蔵している機械室1の外
カバー(外装カバー4)を外すことにより、必要な個所
のみが露出され、作業性が向上する。さらにまた、ノー
ズラインが装置の外観から容易に確認できるので、エス
カレータに乗り込む前に稼動面の位置を認識でき、利用
者に安心感を与えることになる。また、単純な構成とな
っており、装置を外観から見たときに視覚を制御し、装
置の軽快感を提供することで利用者に安心感を与えるこ
とになる。
【0057】なお、この第2の実施形態においても、図
4で説明したように、下階乗降部Aや上階乗降部Cが構
成されている。但し、出入り口14aから入り込んでハ
ンドレールは、機械室1内に形成された復路に案内され
てを移動する。
【0058】図9は既設の階段部分に設置されてこの第
2の実施形態の乗客用エスカレータを、また、図10
は、例えば、1階から2階へ立て掛けるようにして設置
されてこの第2の実施形態の乗客用エスカレータを夫々
示しているが、欄干6の外側に外デッキ10が存在し、
このために、子供などがこの外デッキ10に沿って上っ
たり、下ったりする場合もあり、非常に危険である。
【0059】この第2の実施形態は、さらに、かかる危
険を防止するとともに、かかる外部デッキの有効利用を
図るようにしたものである。
【0060】図11は図6〜図10に示した第2の実施
形態の下階乗降部Aの部分を示す斜視図であって、19
は進入防止兼表示装置、20a,20bは表示部であ
り、前出図面に対応する部分には同一符号を付けて重複
する説明を省略する。
【0061】同図において、いま、乗客用エスカレータ
が壁際に設置されているものとすると、壁とは反対側の
外デッキ10のカバープレート5aの近くに2つの表示
部20a,20bを有する進入防止兼表示装置19を取
り付ける。勿論、この乗客用エスカレータと壁との間に
階段などがあって、これらが充分離れている場合には、
壁側の外デッキ10にも、同様の位置に進入防止兼表示
装置19を取り付ける。ここでは、下階乗降部Aの部分
についてではあるが、上階乗降部C(図6,図7)につ
いても同様である。
【0062】図12は図11に示した進入防止兼表示装
置19の一具体例の形状と取付状態を示す側面図であっ
て、19a,19bは表示面、19cは底面、19dが
取付面、19eは側面であり、前出図面に対応する部分
には同一符号を付けて重複する説明を省略する。
【0063】同図において、進入防止兼表示装置19は
横断面が矩形状の箱形状をなしているが、1つの面が傾
斜しており、従って、側面19eが台形状をなしてい
る。即ち、一方の表示面19bと底面19cとは互いに
平行で対向しており、進入防止兼表示装置19の先端面
をなす他方の表示面19aは、側面19e側から見て、
これら表示面19bと底面19cとに垂直となっている
が、この表示面19cに対向する取付面19dは、側面
19eから見て、表示面19bに対して30゜、底面1
9cに対して150゜傾斜している。そして、表示面1
9bに図11に示した表示部20bが設けられ、表示面
19aに図11に示した表示部20aが設けられてい
る。
【0064】かかる構成の進入防止兼表示装置19は、
下階乗降部Aにおける外デッキ10の水平な部分に、取
付面19dがこの外デッキ10の面上に置かれるように
して、取り付けられる。これにより、進入防止兼表示装
置19は、全体として、外デッキ10の面(即ち、水平
面)に対してカバープレート5a側に30゜傾斜した姿
勢となり、このため、表示面19aは、垂直面V1より
も中間傾斜部B側に30゜傾斜して、カバープレート5
a側を仰ぎ見るような姿勢となる。また、表示面19b
は、垂直面V2よりも下階乗降部A側に60゜傾斜し
て、中間傾斜部B側を仰ぎ見るような姿勢となってい
る。このように進入防止兼表示装置19が外デッキ10
に取り付けられることにより、乗客は、カバープレート
5a側からは表示面19aの表示部20aを、また、移
動するステップ2に乗っているときに、表示面19bの
表示部20bを夫々見ることができる。
【0065】また、子供がこの進入防止兼表示装置19
を跨いで外デッキ10に入り込むことができないように
するために、進入防止兼表示装置19の大きさを定め
る。例えば、図12に示す取付状態で、この進入防止兼
表示装置19の最も高い所となる表示面19a,19b
の境界の角部J1の外デッキ10からの高さh1を500
〔mm〕にし、また、カバープレート5a側から見て最
も手前側となる表示面19aと底面19cとの境界の角
部J2から最も奥部となる表示面19bと取付部19d
との境界の角部J3との間の水平距離(奥行き)l1を1
000〔mm〕にすると、表示面19bの長さをほぼ1
000〔mm〕とし、表示面19aの長さをほぼ270
〔mm〕とし、底面19cの長さをほぼ530〔mm〕
とし、取付面19dの長さをほぼ540〔mm〕とすれ
ばよい。
【0066】このようにして、外デッキ10の下階乗降
部A側の端部と上階乗降部C側の端部とに夫々かかる構
成の進入防止兼表示装置19を取り付けることにより、
子供などが外デッキ10に入り込むのを防止することが
できるし、また、表示面19a,19bでの表示部20
a,20bに指示や案内,広告など情報表示をすること
ができる。
【0067】なお、図12で示した寸法や角度は一例と
して示したものであって、本発明はこれに限定されるも
のではない。例えば、表示面19a,19bは乗客が見
易いようにすればよいのであって、これら表示面19
a,19bの外デッキ10に対する傾斜角は適宜決めら
れるものであり、このため、これら表示面19a,19
bがなす角度は90゜に限定されるものではない。
【0068】図13は進入防止兼表示装置19の取付部
の一具体例を示すものであって、図13(a)は横断面
図、図13(b)は縦断面図であり、10’はデッキカ
バー、19fはケース、21は欄干固定フレーム、22
は固定角フレーム、23はネジ、24a,24bはフロ
ントカバーである。なお、前出図面に対応する部分には
同一符号を付けて重複する説明は省略する。
【0069】図13(a)において、機械室1を枠組み
して外装カバー4が取り付けられているフレーム17の
上端部には、欄干固定フレーム21が固定されており、
これによって欄干6が指示されている。なお、ハンドレ
ール8の復路を形成する送りローラ12なども、このフ
レーム17によって支持されている。この欄干固定フレ
ーム21の外側の面には、断面形状がL字状をなす固定
角フレーム22が固定されており、この固定角フレーム
22の上面にデッキカバー10’が取り付けられて外デ
ッキ10(図11,図12)を形成している。
【0070】かかる固定角フレーム22とデッキカバー
10’との重なり部分に、図13(a),(b)に示す
ように、ネジ23により、進入防止兼表示装置19の取
付面19d(図12)の前後の左右2ヵ所が固定されて
おり、このようにして、進入防止兼表示装置19は取外
し可能に外デッキ10に固定されている。
【0071】また、図13(b)に示すように、進入防
止兼表示装置19を形成するケース19fの表示面19
a,19b側に夫々開口が設けられ、このケース19f
内に夫々の開口に画面が一致するように、表示面19a
側に表示部20aが、表示面19b側に表示部20bが
夫々取り付けられており、さらに、これら開口に、これ
ら表示部20a,20bの画面を保護するための透明な
フロントカバー24a,24bが設けられている。
【0072】図14(a),(b)は進入防止兼表示装
置19の表示制御システムの具体例を示す図であって、
19A,19Bは進入防止兼表示装置、25はコントロ
ール部、26a〜26cは伝送路であり、前出図面に対
応する部分には同一符号を付けて重複する説明を省略す
る。
【0073】図14(a),(b)において、この具体
例は、下階乗降部Aの進入防止兼表示装置19Aの表示
部20a,20b(図11)の表示内容と上階乗降部C
の進入防止兼表示装置19Cの表示部20a,20b
(図11)の表示内容とを、同じコントロール部25で
変更制御できるようにしたものである。図14(a)に
示す具体例では、コントロール部25から進入防止兼表
示装置19A,19B毎に独立に機械室1内を通して伝
送線26a,26bが配線され、図14(b)に示す具
体例では、コントロール部25から共通の伝送線26が
下階乗降部Aでの機械室1内に配線され、これが進入防
止兼表示装置19Aに接続されているとともに、この共
通伝送線26から伝送線26cが分岐され、機械室1内
を通って進入防止兼表示装置19Bに接続されている。
【0074】図14(a)に示す表示制御システムで
は、コントロール部25で進入防止兼表示装置19A,
19Bのいずれかを指定することにより、表示制御信号
と表示情報とを別々の伝送線26aまたは26bを介し
て進入防止兼表示装置19Aまたは19Bに伝送され
る。コントロール部25はCPUやキーボード,ディス
プレイ,メモリなどから構成されており、メモリには表
示すべき情報が格納されている。具体的には、例えば、
進入防止兼表示装置19A,19Bの表示部20a,2
0b毎に区分して表示情報が格納されている。
【0075】ここで、この表示制御システムの一動作例
を説明すると、いま、進入防止兼表示装置19Aを表示
させる場合には、キーボードでこの進入防止兼表示装置
19Aの指定操作を行なうと、この進入防止兼表示装置
19Aの表示部20a,20b毎の表示情報がメモリか
ら読み出されてディスプレイに表示され、カーソル操作
を行なうなどして所望とする表示情報を選択することが
できる。しかる後、キーボードで表示開始の操作を行な
うと、伝送線26a側が稼働状態となり、これら選択さ
れた表示情報が表示制御信号とともに伝送路26aを介
して進入防止兼表示装置19Aに伝送される。この表示
制御信号は、進入防止兼表示装置19Aの表示部20
a,20bのいずれに表示情報を表示すべきかを指定す
る指定情報を含んでいる。
【0076】一方、進入防止兼表示装置19Aには、マ
イコンなどからなる表示制御装置が内蔵されており、こ
の表示制御装置は、伝送されてきた表示制御信号と表示
情報とを受信すると、この表示制御信号の指定情報から
表示部20a,20bのいずれを表示させるべきかを判
定し、指定された表示部20aまたは20bでこの表示
情報を表示させる。伝送されてきた表示情報が表示部2
0aのものと表示部20bのものとである場合には、表
示制御信号にはこれら表示部20a,20bを指定する
指定情報が含まれており、これにより、表示部20a,
20bに夫々所望の情報が表示される。
【0077】以上のことは他方の進入防止兼表示装置1
9Bについても同様であり、その表示部20a,20B
のいずれか一方または両方に所望の情報を表示させるこ
とができる。
【0078】図14(b)に示す表示制御システムにつ
いても、基本的には、図14(a)に示した表示制御シ
ステムと同様であるが、表示制御信号に含まれる指定情
報としては、進入防止兼表示装置19A,19Bのいず
れであるかも指定する。進入防止兼表示装置19A,1
9Bのいずれも、コントロール部25からの表示制御信
号を受信するが、指定情報が自己を指定していないとき
には、表示制御装置は動作しない。かかる指定情報とし
ては、例えば、進入防止兼表示装置19A,19Bの表
示部20a,20b毎にアドレスを設定し、このアドレ
スを指定するものであればよい。
【0079】以上のようにして、進入防止兼表示装置1
9A,19Bの表示部20a,20b毎に所望の情報を
表示させることができるし、また、表示を必要としない
ときには、表示させないようにすることもできる。
【0080】図15は表示部20a,20bの表示情報
の一具体例を示す図であって、前出図面に対応する部分
には同一符号を付けて重複する説明を省略する。
【0081】図15(a)は上り運転の場合を示すもの
であって、下階乗降部A側の進入防止兼表示装置19A
では、この乗客用エスカレータの乗客が乗る側を向いた
表示部20aに、この乗客用エスカレータに乗ろうとす
る乗客に対して上階である、例えば、デパートなどの場
合、2階フロアーを案内する、例えば、「2F ファッ
ション」といったような案内情報を表示し、上昇するス
テップ2側を向いた表示部20bには、「上り専用」と
いったようなこの乗客用エスカレータの運転状態を表わ
す情報を表示する。上階乗降部C側の進入防止兼表示装
置19Bでは、2階フロアー側を向いた表示部20a
に、「上り専用」といったようなこの乗客用エスカレー
タの運転状態を表わす情報を表示し、上昇してくるステ
ップ2側を向いた表示部20bに、この乗客用エスカレ
ータに乗っている乗客に対して上階である、例えば、2
階フロアーを案内する、例えば、「2F ファッショ
ン」といったような案内情報を表示する。
【0082】このようにして、進入防止兼表示装置19
Aでの表示部20aや進入防止兼表示装置19Bでの表
示部20bといった乗客が見易い側の表示部に乗客が行
こうとするフロアの案内情報を表示し、また、上階の顧
客がこの乗客用エスカレータの運転方向を前もって知る
ことができるように、上階乗降部C側の進入防止兼表示
装置19Bの上階から容易に見ることができる側の表示
部20aに、この乗客用エスカレータの運転方向を示す
情報を表示するものであるから、乗客あるいは顧客は、
乗客用エスカレータを利用するに際し、有益な情報を得
ることができるし、また、ステップの移動方向を見なく
とも、自分が利用できるエスカレータであるか否かを顧
客は知ることができる。
【0083】図15(b)は降下する乗客用エスカレー
タの場合を示すものであって、この場合には、下階乗降
部A側の進入防止兼表示装置19Aでは、表示部20a
に「下り専用」という情報を表示し、表示部20bに、
例えば、「1F アクセサリ」といったような案内情報
を表示する。上階乗降部C側の進入防止兼表示装置19
Bでは、表示部20bに「下り専用」という情報を表示
し、表示部20aには、例えば、「1F アクセサリ」と
いったような案内情報を表示する。この場合も、上記と
同様の効果が得られる。
【0084】なお、図15(a)に示す運転状態の場
合、下階乗降部Aでの進入防止兼表示装置19Aの表示
部20bに「上り専用」と表示するようにしたが、この
乗客用エスカレータの乗客には明らかなことであるし、
また、上階に居る顧客からは容易に読み取れないことも
あるので、図16(a)に示すように、この表示部20
bには何も表示しないようにしてもよいし、あるいはま
た、例えば、「IF アクセサリ」などのように、下階
フロアーの案内をするようにしてもよい。このようにす
ると、下階フロアーを見ないできた顧客の案内ができる
ことになる。
【0085】同様にして、図15(b)に示す運転状態
の場合も、図16(b)に示すように、上階乗降部Bで
の進入防止兼表示装置19Bの表示部20aに何も表示
しないようにしてもよいし、例えば、「2F ファッシ
ョン」などのように、上階フロアーの案内をするように
してもよい。
【0086】以上のように、この第2の実施形態では、
外デッキに所定の形状,大きさの進入防止兼表示装置を
取り付けることにより、子供などが外デッキに入り込む
のを阻止することができるし、また、この進入防止兼表
示装置で有効な内容の情報を表示させることができ、危
険防止と案内とを同時に達成することができる。
【0087】なお、上記では、進入防止兼表示する情報
内容をエスカレータの運転状態と案内としたが、これに
限るものではなく、駅などのホーム案内や催し物などの
宣伝内容など他の情報内容を表示するようにしてもよ
い。
【0088】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ハンドレールの復路を欄干内に設けたものであるから、
ハンドレールの復路位置が高くなり、その分外デッキが
高くなるし、あるいは外デッキをなくすことができ、幼
児などが外デッキに入り込むような危険性がなくなる。
また、左右の欄干の外側の面間の距離L1に対し、機械
室の左右幅L2がL2≦L1となるようにするものである
から、複数の乗客用エスカレータを並設する場合、隣接
する乗客用エスカレータでの欄干の間の隙間をなくすこ
とができ、かかる隙間を塞ぐような作業が不要となる。
【0089】また、本発明によると、ステップの往路の
ノーズラインよりも下側にハンドレールの復路を形成
し、外デッキの面を該ノーズラインを含む面にほぼ一致
させる構成としているので、機械室の高さ寸法を小さく
することができ、機械室に取り付ける外装カバーの必要
面積が低減できて、該外装カバーの取付け作業の手間を
軽減し、かつコスト低減が実現できる。
【0090】さらに、本発明は、上記のようなノーズラ
インを含む面に一致した面の外デッキには、上階乗降部
側と下階乗降部側とに夫々表示部を備えた進入防止兼表
示装置を設けた構成とするので、幼児などの外デッキへ
の進入を防止することができるばかりでなく、表示部に
案内や宣伝などの情報を表示することができ、外デッキ
の有効利用を図ることができる。
【0091】さらにまた、本発明は、欄干の先端部(乗
降部)でのハンドレールがその出入り口に入り込む軌道
を幼児に分かりにくくするとともに、その部分でのハン
ドレールとガードプレートとの間隔を充分に大きくする
ことができるものであるから、欄干の先端部での幼児に
対する安全性を充分に確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による乗車用エスカレータの第1の実施
形態を示す縦断面図である。
【図2】図1に示した第1の実施形態の側面図である。
【図3】図1の分断線D−Dに沿う横断面図である。
【図4】図1に示した第1の実施形態の下階乗降部での
安全対策のためのハンドレールの軌道の具体例を示す図
である。
【図5】図1〜図3に示した第1の実施形態の設置状態
の一例を示す側面図である。
【図6】図1〜図3に示した第1の実施形態の設置状態
の他の例を示す側面図である。
【図7】本発明による乗車用エスカレータの第2の実施
形態を示す縦断面図である。
【図8】図1の分断線E−Eに沿う横断面図である。
【図9】図7,図8に示した第2の実施形態の設置状態
の一例を示す斜視図である。
【図10】図7,図8に示した第2の実施形態の設置状
態の他の例を示す斜視図である。
【図11】図7,図8に示した第2の実施形態の下階乗
降部の部分を示す斜視図である。
【図12】図11に示す進入防止兼表示装置の一具体例
とその取付状態を示す側面図である。
【図13】図12に示した進入防止兼表示装置の取付方
法を示す図である。
【図14】図7,図8に示した第2の実施形態の進入防
止兼表示装置の表示制御システムの具体例を示す構成図
である。
【図15】図7,図8に示した第2の実施形態の進入防
止兼表示装置の一表示例を示す図である。
【図16】図7,図8に示した第2の実施形態の進入防
止兼表示装置の他の表示例を示す図である。
【図17】従来の乗客用エスカレータの一例を示す断面
図である。
【図18】図17に示した乗客用エスカレータの既設階
段への設置状態を示す図である。
【符号の説明】
1 機械室 2 ステップ(踏段) 3,3a,3b 駆動部 4 外装カバー 5a,5b カバープレート 6 欄干 6a カバー 7 ハンドレールガイド 8 ハンドレール 9 スカートガード 10 外デッキ 10’ デッキカバー 11 ガイド 12 送りローラ 13 ハンドレールの駆動装置 14a,14b ハンドレールの出入り口 15a,15b 板状部材 16a 前輪 16b 後輪 17 フレーム 18 安全スイッチ 19,19A,19B 進入防止兼表示装置 19a,19b 表示面 20a,20b 表示部 21 欄干固定フレーム 22 固定角フレーム 23 ネジ 24a,24b フロントカバー 25 コントロール部 26,26a〜26c 伝送線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B66B 27/00 B66B 27/00 A 29/04 29/04 G J 31/00 31/00 A (72)発明者 熊谷 健太 東京都国分寺市東恋ケ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所デザイン研究所内 (72)発明者 斎藤 忠一 茨城県ひたちなか市市毛1070番地 株式会 社日立製作所昇降機グループ内 (72)発明者 小嶋 和平 茨城県ひたちなか市市毛1070番地 株式会 社日立製作所水戸事業所内 Fターム(参考) 3F321 AA01 AA04 AA11 CE05 CE06 CE07 CE13 CE37 CE38 CF11 FA13 FB04 FB17 GA10 GA26 GA32

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステップの列を循環移動させる機械室の
    上面の左右両側に欄干が設けられ、該欄干の上端面に沿
    ってハンドレールの往路が形成された乗客用エスカレー
    タにおいて、 該欄干は夫々内部が中空に形成されており、 該欄干夫々の内部に該ハンドレールを案内移動させる復
    路が形成されていることを特徴とする乗客用エスカレー
    タ。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記欄干は夫々、所定の間隔をもって平行にもしくは並
    行に配列された板状部材からなり、 平行にもしくは並行に配列された該板状部材の間の空間
    内に前記ハンドレールの前記復路が形成されていること
    を特徴とする乗客用エスカレータ。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、 一方の前記欄干の外側の面と他方の前記欄干の外側の面
    との間の距離L1に対し、前記機械室の左右幅L2が L2≦L1 であることを特徴とする乗客用エスカレータ。
  4. 【請求項4】ステップの列を循環移動させる機械室の上
    面の左右両側に欄干が設けられ、該欄干の上端面に沿っ
    てハンドレールの往路が形成された乗客用エスカレータ
    において、 往路における該ステップの踏み面の先端を結ぶ直線をノ
    ーズラインとして、該欄干と該機械室との境界面を該ノ
    ーズラインを含む面とし、 該ハンドレールの復路を該機械室内に設けるとともに、
    該欄干の外側の外デッキの面を該ノーズラインを含む面
    に一致もしくはほぼ一致させたことを特徴とする乗客用
    エスカレータ。
  5. 【請求項5】 請求項1,2,3または4において、 乗降部における前記欄干の先端部での前記ハンドレール
    の軌道は円弧状をなしており、 該円弧状軌道の下端部から前記ハンドレールの出入り口
    までの軌道が、該円弧状軌道から下方に傾斜した該円弧
    状軌道の接線に沿っていることを特徴とする乗客用エス
    カレータ。
  6. 【請求項6】 請求項5において、 前記ハンドレールの出入り口は、前記円弧状軌道の接線
    に沿って設けられ、 前記ハンドレールの出入り口の先端部と前記乗降部での
    カバープレートの面との間の間隔が、幼児の頭部の挟み
    込みを防止するために規定された値以上であることを特
    徴とする乗客用エスカレータ。
  7. 【請求項7】 請求項5または6において、 前記円弧状軌道の下端部から前記ハンドレールの出入り
    口までの前記ハンドレールの軌道の前記乗降部でのカバ
    ープレートの面に対する傾斜角は、このカバープレート
    の先端部近傍での標準として規定される幼児の目の高さ
    から見て、前記円弧状軌道の下端部から前記ハンドレー
    ルの出入り口までの前記ハンドレールの軌道が隠れる角
    度に設定することを特徴とする乗客用エスカレータ。
  8. 【請求項8】 請求項4において、 前記外デッキの上階乗降部側と下階乗降部側とに、2つ
    の面に表示部を備え、かつ前記外デッキへの進入を防止
    するための進入防止兼表示装置を取り付けたことを特徴
    とする乗客用エスカレータ。
  9. 【請求項9】 請求項8において、 前記進入防止兼表示装置の一方の前記表示部は前記上階
    乗降部側を向き、他方の前記表示部は前記下階乗降部側
    を向いていることを特徴とする乗客用エスカレータ。
  10. 【請求項10】 請求項9において、 前記上階乗降部側と前記下階乗降部との前記進入防止兼
    表示装置の前記各表示部の表示を制御するコントロール
    部を設けたことを特徴とする乗客用エスカレータ。
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