JP2001001510A - 印刷装置、印刷方法、および記録媒体 - Google Patents

印刷装置、印刷方法、および記録媒体

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JP2001001510A
JP2001001510A JP17200699A JP17200699A JP2001001510A JP 2001001510 A JP2001001510 A JP 2001001510A JP 17200699 A JP17200699 A JP 17200699A JP 17200699 A JP17200699 A JP 17200699A JP 2001001510 A JP2001001510 A JP 2001001510A
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博明 東條
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孝和 深野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数のノズルユニットを組み合わせて構成し
た大型ヘッドで画像を印刷する際に、ノズルユニットの
繋ぎ目部分が目立って画質が悪化してしまうことを防止
する。 【解決手段】 複数のノズルユニットを配列して集合ヘ
ッドを形成する際に、ノズルユニットの端部にある少な
くとも1つのノズルと、他のノズルユニットの端部のノ
ズルとが、ノズル列と交差する方向に重複するように配
列する。こうして形成した集合ヘッドを主走査させて印
刷媒体上にラスタを形成する際に、ノズルユニットが重
複している部分では、該重複したノズルユニットのイン
クドットを混在させてラスタを形成する。こうすれば、
たとえ隣接したノズルユニットのインク吐出特性が若干
異なっていたとしても、ノズルユニットの繋ぎ目部分が
目立ちにくくなるので、画質の悪化を回避することがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、インク滴を吐出
するノズルユニットを複数個組み合わせて集合ヘッドを
構成し、該集合ヘッドを用いて画像を印刷する技術に関
する。
【0002】
【従来の技術】ヘッドに複数のノズルを設け、各ノズル
からインク滴を吐出して印刷媒体上にインクドットを形
成することによって画像を印刷する印刷装置が、各種画
像機器の出力装置として広く使用されている。かかる印
刷装置では、以下のように、ヘッドの主走査と副走査と
を繰り返しながら画像を印刷している。すなわち、イン
クドットを形成しながらヘッドをノズル列と交差する方
向に主走査させてインクドットの列(以下、ラスタ)を
複数本形成し、次いで、ヘッドをラスタ方向と交差する
方向に副走査させた後、再び主走査を行うことによって
新たな位置にラスタを複数本形成する。こうしてヘッド
の主走査と副走査とを繰り返し、印刷媒体上の全ての位
置にラスタを形成し終わると、画像の印刷を終了する。
【0003】かかる印刷装置において、印刷速度の向上
を図るためには、ヘッドのノズル数を増やして、1回の
主走査で形成されるラスタの本数を増加させることが有
効である。特に、A3用紙ないしA0用紙等のいわゆる
大判用紙に印刷する場合には、用紙が大判化する分だけ
形成すべきラスタ数も増加するので、ヘッドを大型化し
てノズル数を増やすことによる効果が大きいものと考え
られる。
【0004】このようなヘッドの大型化を図る場合に、
新たなヘッドを製造する代わりに、従来より使用されて
いるヘッドを複数組み合わせて大型ヘッドを構成するこ
とにすれば便利であると考えられる。すなわちインク滴
を吐出するという、ヘッドの機能上から最も重要な部品
であるノズルユニットは、従来のヘッドに使用されてい
るものを使用し、これを複数配列することでノズル数の
多い大型ヘッドを構成するのである。かかる方法によれ
ば、例えば、更に多ノズル数のヘッドが必要になったと
きにも、より多くのノズルユニットを組み合わせて所望
のヘッドを構成することが可能である。また、ノズルユ
ニット自体は、従来型のヘッドの製造技術で製造するこ
とができるので、大きなノズルユニットを製造する場合
に比べて容易に製造することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、複数のノズル
ユニットを組み合わせて大型ヘッド構成し、この大型ヘ
ッドを用いて画像を印刷する場合、各ノズルユニット毎
に僅かとはいえインク吐出特性に違いがあり、ノズルユ
ニット間の僅かな特性の違いが印刷画質の悪化を引き起
こすおそれがある。また、ノズルユニットを組み付ける
際に組付位置の誤差が生じると、そのユニットで形成さ
れる全ドットの位置が一律に一定量だけずれてしまうの
で、このようなユニット毎の組み付け誤差の違いによ
り、ノズルユニットの繋ぎ目に相当する部分で印刷画質
の悪化を引き起こすおそれがある。
【0006】この発明は、複数のノズルユニットを組み
合わせて大型ヘッドを構成し、かかる大型ヘッドで画像
を印刷する場合に、ノズルユニットの繋ぎ目に相当する
部分で印刷画質が悪化することを回避する技術を提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】上
述の課題の少なくとも一部を解決するため、本発明の印
刷装置は、次の構成を採用した。すなわち、ノズルユニ
ットに設けられたノズル列からインク滴を吐出し、印刷
媒体上にインクドットを形成することによって画像を形
成する印刷装置であって、複数の前記ノズルユニットか
ら構成され、各ノズルユニットの端部にある少なくとも
1つのノズルと他のノズルユニットの端部のノズルとが
前記ノズル列と交差する方向に重複するように、前記各
ノズルユニットを配置した集合ヘッドと、前記集合ヘッ
ドを、ノズル列と交差する方向たる主走査方向に移動さ
せる主走査手段と、前記集合ヘッドを、前記主走査方向
と交差する方向たる副走査方向に移動させる副走査手段
と、前記集合ヘッドの主走査中に各ノズルからインク滴
を吐出してインクドットの列たるラスタを形成するとと
もに、ノズルが重複して配置された前記ノズルユニット
の重複部分では、各ノズルユニットのインクドットを混
在させて前記ラスタを形成するラスタ形成手段とを備え
ることを要旨とする。
【0008】また、上記の印刷装置に対応する本発明の
印刷方法は、ノズルユニットに設けられたノズル列から
インク滴を吐出し、印刷媒体上にインクドットを形成す
ることによって画像を形成する印刷方法であって、前記
各ノズルユニットの端部にある少なくとも1つのノズル
と他のノズルユニットの端部のノズルとが前記ノズル列
と交差する方向に重複するように、複数の前記ノズルユ
ニットが配置された集合ヘッドを駆動し、前記集合ヘッ
ドを、ノズル列と交差する方向たる主走査方向と、該主
走査方向と交差する方向たる副走査方向とに移動させる
とともに、前記集合ヘッドの主走査中に各ノズルからイ
ンク滴を吐出してインクドットの列たるラスタを形成す
るとともに、ノズルが重複して配置された前記ノズルユ
ニットの重複部分では、各ノズルユニットのインクドッ
トを混在させて前記ラスタを形成して前記画像を印刷す
ることを要旨とする。
【0009】かかる印刷装置および印刷方法においてラ
スタを形成する際には、ノズルユニットが重複して配置
された部分では、重複するノズルユニットのインクドッ
トを混在させてラスタを形成する。従って、隣り合って
組み付けられているノズルユニット間でインク吐出特性
が僅かに違っていたり、ノズルユニット組み付けの際の
誤差があっても、ノズルユニットの繋ぎ目部分が目立た
なくなるので、印刷画質の悪化を回避することができ
る。
【0010】かかる印刷装置においては、ノズルユニッ
トが重複して配置されている部分では、インクドットを
形成するノズルユニットを交互に選択してラスタを形成
するようにしてもよい。
【0011】ノズルユニットが重複している部分で、重
複しているノズルユニットを交互に選択してラスタを形
成すれば、この重複には各ノズルユニットの特性が同じ
割合で現れる。そのため、このようにして印刷された重
複部分は、どちらのノズルユニットで印刷された領域と
の境目も目立ちにくくなり、印刷画質の悪化を回避する
ことができる。また、かかる方法によれば、ノズルユニ
ットの重複部分で各ノズルユニットのドットを混在して
形成するための処理を、簡便な方法で実現することがで
きる。
【0012】また、かかる印刷装置においては、ノズル
ユニットが重複している部分で次のようにしてドットを
形成してもよい。すなわち、インクドットを形成しよう
とする画素位置からノズルユニットの端部までの距離を
調べ、端部までの距離が大きいノズルユニットほど選択
されやすくする。
【0013】このようにして選択したノズルユニットで
インクドットを形成すれば、ノズルユニットの繋ぎ目部
分で、あるノズルユニットで形成されたドットから他の
ノズルユニットのドットへなめらかに移り変わり、繋ぎ
目が目立たなくなる。すなわち、2つのノズルユニット
A,Bの繋ぎ目部分のラスタを形成する場合、ノズルユ
ニットA側のラスタはユニットAのドットで主に形成さ
れ、ノズルユニットB側のラスタはユニットBのドット
で主に形成される。従って、このようにノズルユニット
を選択してドットを形成すれば、ノズルユニットの繋ぎ
目部分が目立たなくなり、印刷画質の悪化を回避するこ
とができる。
【0014】また、本発明は、複数のノズルユニットを
配列して構成した集合ヘッドを備えた印刷装置と、該印
刷装置を制御するコンピュータとを備えたシステムにお
いて、ノズルユニットの重複部分では、重複しているノ
ズルユニットのドットが混在するようにドットを形成す
ることによっても実現することができる。従って、本発
明は、かかる方法を実現するプログラムをコンピュータ
で読みとり可能に記録した記録媒体としての態様をも含
んでいる。すなわち、本発明の記録媒体は、ノズルユニ
ットに設けられたノズル列からインク滴を吐出し、印刷
媒体上にインクドットを形成することによって画像を形
成する印刷方法を実現するプログラムを、コンピュータ
で読み取り可能に記録した記録媒体であって、前記各ノ
ズルユニットの端部にある少なくとも1つのノズルと他
のノズルユニットの端部のノズルとが前記ノズル列と交
差する方向に重複するように、複数の前記ノズルユニッ
トが配置された集合ヘッドを、ノズル列と交差する方向
たる主走査方向と、該主走査方向と交差する方向たる副
走査方向とに移動させる機能と、前記集合ヘッドの主走
査中に各ノズルからインク滴を吐出してインクドットの
列たるラスタを形成するとともに、ノズルが重複して配
置された前記ノズルユニットの重複部分では、各ノズル
ユニットのインクドットを混在させて前記ラスタを形成
する機能とを実現するプログラムを記録したことを要旨
とする。
【0015】かかる機能を実現するプログラムをコンピ
ュータが読み込んで、集合ヘッドの主走査と副走査とを
行いながらインクドットを形成する際に、ノズルユニッ
トが重複した部分では、各ノズルユニットのドットが混
在するように形成させることによって、ノズルユニット
の繋ぎ目部分が目立って印刷画質が悪化することを回避
することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】A.装置の構成 本発明の実施の形態を、実施例に基づいて説明する。図
1は、本発明における実施例としての印刷装置の構成を
示す説明図である。図示するように、この印刷装置は、
コンピュータ80にカラープリンタ20が接続されてお
り、コンピュータ80に所定のプログラムがロードされ
実行されることによって、全体として印刷装置として機
能する。印刷しようとするカラー原稿は、コンピュータ
80に接続されたカラースキャナ21を用いて取り込ま
れたり、あるいはコンピュータ80上で各種のアプリケ
ーションプログラム91により作成した画像等が使用さ
れる。これらの画像のデータORGは、コンピュータ8
0内のCPU81により、カラープリンタ20が印刷可
能な画像データに変換され、画像データFNLとしてカ
ラープリンタ20に出力される。カラープリンタ20
は、この画像データFNLに従って、印刷媒体上に各色
のインクドットを形成する結果、印刷用紙上にカラー原
稿に対応するカラー画像が印刷されることになる。
【0017】コンピュータ80は、各種の演算処理を実
行するCPU81や、データを一時的に記憶するRAM
83、各種のプログラムを記憶しておくROM82,ハ
ードディスク26等から構成されている。また、SIO
88をモデム24を経由して公衆電話回線PNTに接続
すれば、外部のネットワーク上にあるサーバSVから必
要なデータやプログラムをハードディスク26にダウン
ロードすることが可能となる。
【0018】カラープリンタ20は、カラー画像の印刷
が可能なプリンタであり、本実施例では、印刷用紙上に
シアン・マゼンタ・イエロ・ブラックの合計4色のドッ
トを形成することによって、カラー画像を印刷するイン
クジェットプリンタを使用している。本実施例で使用し
たインクジェットプリンタのインク吐出方式は、後述す
るようにピエゾ素子PEを用いる方式を採用している
が、他の方式によりインクを吐出するノズルユニットを
備えたプリンタを用いるものとしてもよい。例えば、イ
ンク通路に配置したヒータに通電し、インク通路内に発
生する泡(バブル)によってインクを吐出する方式のプ
リンタに適用するものとしてもよい。
【0019】図2は、本印刷装置のソフトウェアの構成
を概念的に示すブロック図である。コンピュータ80に
おいては、すべてのアプリケーションプログラム91は
オペレーティングシステムの下で動作する。オペレーテ
ィングシステムには、ビデオドライバ90やプリンタド
ライバ92が組み込まれていて、各アプリケーションプ
ログラム91から出力される画像データは、これらのド
ライバを介して、カラープリンタ20に出力される。
【0020】アプリケーションプログラム91が印刷命
令を発すると、コンピュータ80のプリンタドライバ9
2は、アプリケーションプログラム91から画像データ
を受け取って、所定の画像処理を行い、プリンタが印刷
可能な画像データに変換する。図2に概念的に示すよう
に、プリンタドライバ92が行う画像処理は、解像度変
換モジュール93と、色変換モジュール94と、ハーフ
トーンモジュール95と,ラスタ変換モジュール96の
大きく4つのモジュールから構成されている。各モジュ
ールで行う画像処理の内容は後述するが、プリンタドラ
イバ92が受け取った画像データは、これらモジュール
で変換された後、最終的な画像データFNLとしてカラ
ープリンタ20に出力される。尚、本実施例のカラープ
リンタ20は、画像データFNLに従って、ドットを形
成する役割を果たすのみであり、画像処理は行っていな
いが、もちろん、カラープリンタ20で画像変換の一部
を行うものであってもよい。
【0021】図3に、本実施例のカラープリンタ20の
概略構成を示す。このカラープリンタ20は、図示する
ように、キャリッジ40に搭載された各色毎のノズルユ
ニット51ないし54を駆動してインクの吐出およびド
ット形成を行う機構と、このキャリッジ40をキャリッ
ジモータ30によってプラテン36の軸方向に往復動さ
せる機構と、紙送りモータ35によって印刷用紙Pを搬
送する機構と、制御回路60とから構成されている。
【0022】各色毎の集合ヘッド51ないし54は、複
数のノズルユニットから構成されており、各ノズルユニ
ットに設けられているノズルが集まって、1体の集合ヘ
ッドを形成している。集合ヘッドの構成については後述
する。
【0023】キャリッジ40をプラテン36の軸方向に
往復動させる機構は、プラテン36の軸と並行に架設さ
れたキャリッジ40を摺動可能に保持する摺動軸33
と、キャリッジモータ30との間に無端の駆動ベルト3
1を張設するプーリ32と、キャリッジ40の原点位置
を検出する位置検出センサ34等から構成されている。
【0024】印刷用紙Pを搬送する機構は、プラテン3
6と、プラテン36を回転させる紙送りモータ35と、
図示しない給紙補助ローラと、紙送りモータ35の回転
をプラテン36および給紙補助ローラに伝えるギヤトレ
イン(図示省略)とから構成されている。印刷用紙P
は、プラテン36と給紙補助ローラの間に挟み込まれる
ようにセットされ、プラテン36の回転角度に応じて所
定量だけ送られる。
【0025】制御回路60の内部には、コンピュータ8
0とのデータのやり取りを行うPCインターフェース6
4,紙送りモータ35やキャリッジモータ30等とのデ
ータのやり取りを行う周辺機器入出力部(PIO)6
5,集合ヘッド51ないし54にドットのオン・オフ信
号を供給する駆動バッファ67,これらを制御するCP
U61やデータを一時的に記憶するRAM63等が設け
られている。また、制御回路60内には、駆動波形を出
力する発振器70,発振器70の出力を集合ヘッド51
ないし54に所定のタイミングで分配する分配出力器6
9も設けられている。
【0026】CPU61は、キャリッジモータ30に駆
動信号を出力しながら、発振器70に対してトリガ信号
を出力し、これに同期をとりながら、RAM63に蓄え
られているドットのオン・オフ信号を読み出して駆動バ
ッファ67に出力する。こうしてCPU61の制御の
下、キャリッジ40の主走査を行いながら、ノズルユニ
ットに設けられた各ノズルからインク滴を吐出する。ま
た、CPU61はキャリッジの動きに同期して、紙送り
モータ35の動きも制御している。こうして印刷用紙上
の適切な位置にインクドットが形成される。
【0027】キャリッジ40には黒(K)インクを収納
するインクカートリッジ42と、シアン(C)・マゼン
タ(M)・イエロ(Y)の合計3色のインクを収納する
インクカートリッジ43とが装着されている。もちろ
ん、Kインクと多色のインクとを同じインクカートリッ
ジに収納等してもよい。また、多色のインクをそれぞれ
別のカートリッジに収納しても構わない。複数のインク
を1つのカートリッジに収納可能とすれば、インクカー
トリッジをコンパクトに構成することができる。キャリ
ッジ40にインクカートリッジ42,43を装着する
と、カートリッジ内の各インクは図示しない導入管を通
じて、各色毎の集合ヘッド51ないし54に供給され
る。各集合ヘッドに供給されたインクは、以下に説明す
る方法によって吐出され、印刷用紙上にドットを形成す
る。
【0028】図4(a)は集合ヘッドを構成するノズル
ユニットの内部構造を示した説明図である。各色の集合
ヘッド51ないし54を構成する各ノズルユニットには
320個のノズルNzが設けられていて、各ノズルに
は、インク通路50とその通路上にピエゾ素子PEが設
けられている。ピエゾ素子PEは、周知のように、電圧
の印加により結晶構造が歪み、極めて高速に電気−機械
エネルギの変換を行う素子である。本実施例では、ピエ
ゾ素子PEの両端に設けられた電極間に所定時間幅の電
圧を印可することにより、図4(b)に示すように、ピ
エゾ素子PEが電圧の印加時間だけ伸張し、インク通路
50の一側壁を変形させる。この結果、インク通路50
の体積はピエゾ素子PEの伸張に応じて伸縮し、この収
縮分に相当するインクが、粒子IpとなってノズルNz
から高速で吐出される。このインクIpがプラテン36
に装着された印刷用紙Pに染み込むことにより、印刷用
紙Pの上にドットが形成される。尚、ピエゾ素子PEに
印可する電圧波形を制御することによって、吐出するイ
ンク滴の大きさを制御することも可能である。吐出する
インク滴の大きさを制御すれば、印刷用紙に形成される
インクドットの大きさを制御することが可能である。
【0029】図5は、複数のノズルユニットで各色の集
合ヘッドを構成している様子を示す説明図である。図示
するように、各色の集合ヘッドは4つのノズルユニット
から構成されていて、各ノズルユニットは端部にある所
定数のノズルが、他のノズルユニットの端部のノズルと
主走査方向に重複するように配列されている。各ノズル
ユニットには、320個のノズルが160個ずつ2列に
千鳥状に設けられていてる。このように構成された各色
集合ヘッドは、あたかも全体が1つの大きなヘッドのよ
うに機能して、印刷媒体上にインクドットを形成する。
尚、それぞれのノズルは必ずしも千鳥状に配列する必要
はないが、千鳥状に配列すれば、ノズルピッチkの値を
小さくすることができる利点がある。
【0030】図5に示すように、各色の集合ヘッド51
ないし54はキャリッジ40の搬送方向に位置がずれて
いる。また、各色集合ヘッド毎のノズルについても、千
鳥状に配置しているのでキャリッジ40の搬送方向に位
置がずれている。カラープリンタ20の制御回路60
は、キャリッジ40を搬送しながら、これらノズル位置
の違いを考慮し適切なタイミングでそれぞれのPE素子
を駆動してインク滴を吐出している。
【0031】以上のようなハードウェア構成を有するカ
ラープリンタ20は、キャリッジモータ30を駆動する
ことによって、各色の集合ヘッド51ないし54を印刷
用紙Pに対して主走査方向に移動させ、また紙送りモー
タ35を駆動することによって、印刷用紙Pを副走査方
向に移動させる。制御回路60の制御の下、キャリッジ
40の主走査および副走査を繰り返しながら、適切なタ
イミングでノズルを駆動してインク滴を吐出することに
よって、カラープリンタ20は印刷用紙上にカラー画像
を印刷している。
【0032】B.画像処理の概要 上述のように、カラープリンタ20は、画像データFN
Lの供給を受けてカラー画像を印刷する機能を有する
が、カラープリンタ20に供給する画像データFNLは
コンピュータ80がカラー画像に所定の画像処理を行っ
て生成する。図6は、コンピュータ80がカラープリン
タ20に画像データFNLを出力して、画像を印刷する
処理の概要を示したフローチャートである。かかる処理
は、コンピュータ80のプリンタドライバ92内で、C
PU81の各機能を用いて実現される。以下、同図に従
って、画像処理の概要を説明する。
【0033】図6に示すように、画像処理が開始される
と、CPU81は初めに画像データを入力する(ステッ
プS100)。この画像データは図2で説明したように
アプリケーションプログラム91から供給されるデータ
であり、画像を構成する各画素毎にR・G・Bそれぞれ
の色について、0〜255の値の256階調を有するデ
ータである。
【0034】CPU81は、画像データを受け取ると、
解像度変換、色変換、多値化処理等の所定の画像処理を
行って、カラープリンタ20が印刷可能な画像データF
NLに変換する(ステップS102)。すなわち、入力
画像の解像度をカラープリンタ20の印刷解像度に変換
し(解像度変換)、R・G・Bを用いた加法混色による
表現をC・M・Y・Kを用いた減法混色による表現に変
換し(色変換)、256階調を有する画像データをドッ
トの有無による表現形式に変換する(多値化処理)。
【0035】こうして画像処理を終了すると、CPU8
1は最後にラスタ分類処理を開始する(ステップS10
4)。画像処理後の画像データはドットの有無による表
現に変換されていて、各ドットは集合ヘッドを主走査さ
せながらラスタ単位で形成される。ラスタ分類処理は、
画像データを構成するラスタのそれぞれについて、何回
目の主走査中にどのノズルユニットで形成するかを、ラ
スタ単位で分類していく処理である。本実施例のカラー
プリンタ20では、ラスタ分類処理によってノズルユニ
ットの重複部分で形成するラスタを選別し、選別された
ラスタは重複するノズルユニットのドットが混在するよ
うにドットの形成を制御している。このため、たとえ、
隣り合うノズルユニットのインク吐出特性が異なってい
たとしても、画像を印刷したときにノズルユニットの繋
ぎ目部分が目立つことなく、印刷画質の悪化を防ぐこと
ができる。ノズルユニットの繋ぎ目部分におけるドット
形成については、後ほど詳述する。
【0036】こうして、ラスタ分類処理が終了すると、
画像データはプリンタが印刷可能な画像データFNLと
して、カラープリンタ20のそれぞれのヘッドに出力さ
れる(ステップS106)。この画像データFNLに従
って、カラープリンタ20がドットを形成することで印
刷用紙上に画像が印刷される。
【0037】C.ノズルユニットの繋ぎ目部分における
ドット形成 図7(a)は集合ヘッドを模式的に表した説明図であ
る。図5でも触れたが、集合ヘッドは4つのノズルユニ
ットAないしDから構成されていて、各ノズルユニット
には320個のノズルが設けられている。隣り合うノズ
ルユニットは、端部にある10ノズル分が互いに主走査
方向に重複して配列されている。このような集合ヘッド
を主走査させながらインク滴を吐出すると、ノズルユニ
ットAの320個のノズルのうちで重複しているノズル
は10ノズルだけなので、ノズルユニットA単独部分で
は310本分のラスタを形成し、ノズルユニットAとB
との重複部分で10本分のラスタを形成する。ノズルユ
ニットBについては、両端でユニットAとCとに重複し
ているから、ノズルユニットB単独部分では300本分
のラスタを形成する。同様に、ノズルユニットC単独部
分では300本分のラスタを、ノズルユニットD単独部
分では310本分のラスタを形成し、それぞれの重複部
分では10本分のラスタを形成する。図7(a)には、
集合ヘッドを主走査したときに、4つのノズルユニット
AないしDで形成されるラスタの本数と互いの位置関係
を模式的に示している。図中の数字は、対応する部分で
形成されるラスタの本数を示したものである。各々32
0個のノズルを有する4つのノズルユニットを上述のよ
うに配列して形成しているので、集合ヘッドは1250
個のノズルを備えた大型ヘッドとして機能する。
【0038】図7(b)は、集合ヘッドを副走査させな
がら次々とラスタを形成していく様子を概念的に表した
説明図である。図7(b)の左側には副走査を行う前と
後での集合ヘッドの位置を示し、それぞれの集合ヘッド
の右側には、主走査時に形成されるラスタ群を斜線のハ
ッチングを施して模式的に表示している。
【0039】集合ヘッドを主走査する度に、ノズルユニ
ットAないしDがそれぞれ単独でラスタを形成する領域
と、それら領域の間に2つのノズルユニットが重複して
ラスタを形成する領域とが現れる。図中で「A1」と表
示した領域は1回目の主走査でノズルユニットAにより
ラスタが形成される領域であり、「B1」と表示した領
域は1回目の主走査でノズルユニットBによりラスタが
形成される領域である。また、「AB1」と表示した領
域は1回目の主走査で2つのノズルユニットAとBとを
用いてラスタが形成される領域であることを示してい
る。
【0040】また、1回目の主走査時にノズルユニット
Dで形成された領域と、2回目の主走査時にノズルユニ
ットAで形成される領域との繋ぎ目部分が目立ち、印刷
画質を悪化させることのないよう、この部分でもノズル
ユニットDとノズルユニットAとを用いてラスタを形成
する。つまり、図7(a)で示したように、集合ヘッド
は1250個のノズルを備えた大型ヘッドとして機能す
るが、1回目の主走査時のラスタと2回目の主走査時の
ラスタとがラスタ10本分だけ重複するように、1回あ
たりの副走査量をラスタ1240本分としている。図中
で「DA2」と表示している領域は、2回目の主走査時
のノズルユニットAと1回目の主走査時のノズルユニッ
トDの2つのノズルユニットを用いてラスタが形成され
る領域であることを示している。
【0041】本実施例のカラープリンタ20は、集合ヘ
ッドを、このようにしてラスタ1240本分ずつ副走査
させながら、次々にラスタを形成していく。その結果、
図7(b)に示すようにノズルユニットA,B,C,D
がそれぞれ単独でラスタを形成する領域と、それら領域
の間で2つのノズルユニットを用いてラスタを形成する
領域とが、ちょうどラスタ1240本分を周期として繰
り返して形成されることになる。従って画像を印刷する
ためには、図6の画像処理(ステップS102)でドッ
トの有無による表現に変換された画像データを、集合ヘ
ッドの主走査に合わせながら、適切なタイミングで各々
のノズルユニットに供給しなければならない。そこで、
図6のラスタ分類処理(ステップS104)では、画像
処理後の画像データを構成するラスタの1つ1つについ
て、どのノズルユニットに何回目の主走査のタイミング
で供給すればよいかを次のようにして判断している。
【0042】(1)ラスタ分類処理:図8は、本実施例
のカラープリンタ20で行われるラスタ分類処理の流れ
を示すフローチャートである。また、図9には集合ヘッ
ドを主走査しながら印刷用紙上に画像を形成していく様
子を概念的に表している。図9の破線で囲った領域が集
合ヘッドによってラスタが形成されていく領域である。
前述したように集合ヘッドは4つのノズルユニットから
構成されていて、1回主走査をする毎に1240本のラ
スタを形成していく。以下、本実施例のカラープリンタ
20で行うラスタ分類処理について、図8および図9を
参照しながら説明する。
【0043】ラスタ分類処理を開始すると、初めに判断
の対象とするラスタ(着目ラスタ)のラスタ番号LNを
取得する(ステップS200)。ラスタ番号LNとは、
印刷範囲の中でのラスタの位置を示す番号であり、図9
に示すように印刷領域の上端からそのラスタが何番目に
あるかを示す値である。
【0044】次いで、着目ラスタを何回目の主走査で形
成するか、すなわち着目ラスタの主走査時期MNを算出
する(ステップS202)。図9に示すように、集合ヘ
ッドは1回の主走査毎に1240本のラスタを形成する
から、着目ラスタの主走査時期MNは次式によって求め
ることができる。 MN=int(LN/1240)+1 ・・・(1) ここで、int(A)とはAの整数部分を出力する演算
子である。例えば、着目ラスタのラスタ番号LN=31
0とすると、(1)式は、 MN=int(310/1240)+1=0+1=1 となるから、ラスタ番号310のラスタは1回目の主走
査で形成されるラスタであることが分かる。
【0045】こうして主走査時期MNを算出すると、次
は着目ラスタを形成するノズルユニットを判断する。そ
のための準備としてヘッドオフセットHOFを算出する
(ステップS204)。ヘッドオフセットHOFは次式
を用いて算出する。 HOF=LN−1240×(MN−1) ・・・(2) ヘッドオフセットHOFとは、上式から分かるように、
着目ラスタを集合ヘッドの最上部から何番目のラスタと
して形成するかを示す値である。図9に示す例では、着
目ラスタは4回目の主走査で形成されているから、
(2)式から、(LN−1240×3)番目のラスタと
して形成されることになる。
【0046】ヘッドオフセットHOFが求まると、これ
を基に着目ラスタを形成するノズルユニット番号NZU
を算出する(ステップS206)。図9に示すように、
集合ヘッドを構成する4つのノズルユニットには、順番
に1ないし4の番号がつけられており、この番号がノズ
ルユニット番号である。ノズルユニット番号NZUは、
次式を用いて算出する。 NZU=int(HOF/310)+1 ・・・(3) つまり集合ヘッドはノズルユニット番号1ないし4の4
つのノズルユニットで構成されているから、集合ヘッド
が1回の主走査で形成する1240本分のラスタを4等
分して、各領域の310本分のラスタをそれぞれのノズ
ルユニットが形成すると考えることができる。もちろ
ん、ノズルユニットの重複部分では2つのノズルユニッ
トを用いてラスタを形成しているので、ヘッドオフセッ
トHOFのみからノズルユニットを選択することはでき
ないが、これについては後から修正すればよい。
【0047】以上の処理を行うことによって、着目ラス
タについての主走査時期MNとノズルユニット番号NZ
Uが決定されたら、それを着目ラスタの主走査時期MN
およびノズルユニット番号NZUとして一旦記憶し(ス
テップS208)、ノズルユニットの重複部に対応する
ラスタについては、次のようにして修正する。
【0048】重複部の修正を行う準備として、先ず、着
目ラスタについてのユニットオフセットUOFを算出す
る(ステップS210)。ユニットオフセットUOFと
は次のような値である。前述したように、1回の主走査
で形成される1240本のラスタは310本ずつ、4つ
のノズルユニットで形成されると考えることができる
が、図9に示すように各ノズルユニットの上部から10
ラスタは他のノズルユニットと混在して形成されてい
る。そこで、着目ラスタが各ノズルユニットの上部から
何番目に相当するかを知る必要がある。各ノズルユニッ
トの上部から何番目に相当するかを示す値を、ユニット
オフセットUOFと呼ぶ。UOFは次式によって求める
ことができる。 UOF=HOF−int(HOF/310)×310 ・・・(4)
【0049】(4)式によりユニットオフセットUOF
を求めたら、この値が10以下か否かを判断する(ステ
ップS212)。つまり、UOFの値が10以上となる
ラスタは単独のノズルユニットでラスタを形成している
ので、選択したノズルユニットを修正する必要はない。
しかし、UOFが10以下のラスタは複数のノズルユニ
ットを用いてラスタを形成しているので、先に選択した
ノズルユニットを再度修正する必要がある。そこで、ス
テップS212では、UOFの値が10以下か否かを判
断している。
【0050】ユニットオフセットUOFの値が10以下
と判断された場合は、選択したノズルユニットの修正を
行うが、その前に、ノズルユニット番号NZUが1番で
あるか否かを判断しておく(ステップS214)。これ
は次の理由による。図9に示すように、NZUが1番の
ノズルユニットは前回の主走査のNZU4番のノズルユ
ニットと混在してラスタを形成している。従ってNZU
が1番の場合は、選択したノズルユニットだけでなく主
走査時期も修正しなければならないので、初めにNZU
が1番であるか否かを判断しておくのである。また、ス
テップS212において、ユニットオフセットUOFの
値が10より大きいと判断された場合は、ステップS2
08で求められた主走査時期MNおよびノズルユニット
番号NZUを採用する。
【0051】選択したノズルユニットの修正は、着目ラ
スタを構成する偶数番目のドットのみ修正する。こうす
ることで、奇数番目のドットは先に選択していたノズル
ユニットで形成され、偶数番目のドットは修正したノズ
ルユニットで形成されることになり、2つのノズルユニ
ットで交互にドットが形成される。
【0052】ステップS214でノズル番号NZUが1
番と判断されていた場合、着目ラスタを構成する全ドッ
トについて、偶数番目のドットか否かを判断し(ステッ
プS216)、偶数番目のドットについては主走査時期
を1つ前の主走査時期に、ノズルユニット番号は1番か
ら4番に修正する(ステップS218)。奇数番目のド
ットについては修正せず、ステップS208で記憶した
値を採用する。
【0053】ステップS214でノズル番号NZUが1
番ではない場合についてもほぼ同様に、着目ラスタを構
成する全ドットについて、偶数番目のドットか否かを判
断し(ステップS220)、偶数番目のドットについて
はノズルユニット番号NZUを1つ前の番号に修正する
(ステップS222)。奇数番目のドットについては修
正せず、ステップS208で記憶した値を採用する。
【0054】以上のようにして、ノズルユニット重複部
での修正も終了すると、全てのラスタについて処理を終
了したかどうかを判断し(ステップS226)、未処理
のラスタが残っている場合は、ステップS200に戻っ
て続く一連の処理を行う。こうして全てのラスタについ
て、主走査時期とノズルユニットを決定したら、ラスタ
分類処理を終了して、図6の印刷処理ルーチンに戻り、
ラスタ分類処理で決定したタイミングで各ノズルユニッ
トに画像データを出力する。
【0055】図9のフローチャートを用いて説明したよ
うに、ノズルユニットの重複部で2つのノズルユニット
のドットを混在させてラスタを形成して印刷された画像
の一例を図10(a)に示す。尚、本実施例のカラープ
リンタ20では、集合ヘッドは4つのノズルユニットで
構成され、各ノズルユニットには320個のノズルが設
けられているが、紙面に表現する都合から図10では、
集合ヘッドは2つのノズルユニットで構成されているも
のとし、ノズルユニットあたりのノズル数やノズルユニ
ットの重複部分の長さも実際より短いものとして表現し
ている。
【0056】図10(a)に示したのと同じノズルユニ
ットを使用し、2つのノズルユニットが互いに重複しな
いように配列して集合ヘッドを構成した場合に、得られ
る印刷画像を図10(b)に示す。図10(b)では、
ノズルユニットの繋ぎ目部分を明確に認識することがで
きる。このように、複数のノズルユニットを配列して集
合ヘッドを構成する場合、インク吐出特性がノズルユニ
ット間で若干異なっていると繋ぎ目部分で画質が悪化す
ることがある。これに対して、図10(a)ではノズル
ユニットの繋ぎ目部分が目立ちにくくなっている。従っ
て、隣接するノズルユニットのインク吐出特性が若干異
なっていても、ノズルユニットの繋ぎ目部分が目立つこ
とがないので、画質の悪化を回避することができる。
【0057】図10(a)に示す例では、ノズルユニッ
トの重複部分で、同じノズルユニットで形成されるドッ
トが縦に並んでいるため、この部分に画像の濃淡などの
特徴的な周期が認識されて、画質が悪化してしまう場合
が起こる可能性がないではない。そのような場合は、図
11(a)に示すように、ノズルユニットの重複部分
で、2つのノズルユニットのドットを市松模様状に形成
しても構わない。2つのドットを市松状に形成する場
合、ラスタ分散処理の概要は次のようなものになる。す
なわち、図8に示したフローチャートでは、着目ラスタ
を構成している偶数番目のドットを修正しているが、着
目ラスタのユニットオフセットUOFが奇数の場合は偶
数番目のドットを修正し、UOFが偶数の場合は奇数番
目のドットを修正すれば、ほぼ図8と同様の処理を行う
ことによって実現することができる。
【0058】また、図11(a)に示した例では、縦に
同じノズルユニットのドットが並ぶことはないが、2種
類のドットが一定のパターンで形成されている。このこ
とにより画質が悪化してしまう可能性を避けるために
は、ノズルユニットの重複部分のドットを修正する処理
において、乱数を発生させ、乱数の値が所定の閾値より
大きくなるか否か等によって、修正するドットをランダ
ムに選択するようにすることも可能である。こうしてラ
ンダムにドットを修正した例を図11(b)に示す。図
示されるように、このようにすればドットが一定のパタ
ーンで形成されることがなく、従って、ドットの形成パ
ターンが一定なために生じ得る画質の悪化を避けること
ができる。
【0059】また、図12に示すようにすれば、ノズル
ユニットの繋ぎ目部分を更に目立たなくすることができ
る。すなわち、ノズルユニットの重複部分で、2つのノ
ズルユニットのドットを均一に発生させるのではなく、
形成割合を滑らかに変化させるのである。図12に示し
た例では、ノズルユニットAとノズルユニットBとが重
複している部分はラスタ4本分であるから、全ドットが
ノズルユニットAで形成されている領域から全ドットが
ノズルユニットBで形成されている領域に、4段階の中
間状態を経て移り変わるようにする。つまり、2つのノ
ズルユニットが重複している部分のラスタ中で、ノズル
ユニットBの端部にあるラスタについては、20%のド
ットをノズルユニットBのドットで置き換える。ノズル
ユニットBの端部から2番目のラスタについては、40
%のドットをノズルユニットBのドットで置き換える。
端部から3番目のラスタについては60%のドットを、
更に端部から4番目のラスタについては80%のドット
を、ノズルユニットBのドットで置き換えていく。こう
して端部から5番目のラスタでちょうど全てのドットが
ノズルユニットBで形成されるように、重複部分のドッ
トの形成割合をなめらかに変化させていくのである。こ
のように、ノズルユニットの重複部分において、端部ま
での距離が大きくなるほど、そのノズルユニットのドッ
トの形成割合を大きくしていけば、重複部分でのノズル
ユニットの繋ぎ目を、更に目立たなくすることができ
る。図8に示すフローチャートでは着目ラスタの偶数番
目のドットを修正しているが、ユニットオフセットUO
Fの値に応じて、修正するドットを徐々に増加させるよ
うにすれば良い。
【0060】以上、各種の実施例について説明してきた
が、本発明は上記すべての実施例に限られるものではな
く、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様で実
施することができる。例えば、上述の機能を実現するソ
フトウェアプログラム(アプリケーションプログラム)
を、通信回線を介してコンピュータシステムのメインメ
モリまたは外部記憶装置に供給し実行するものであって
もよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の印刷装置の概略構成図である。
【図2】ソフトウェアの構成を示す説明図である。
【図3】本実施例のプリンタの概略構成図である。
【図4】本実施例のプリンタにおけるドット形成原理を
示す説明図である。
【図5】本実施例のプリンタで用いられる集合ヘッドが
複数のノズルユニットを配列して構成されている様子を
示す説明図である。
【図6】本実施例における印刷処理ルーチンの流れを示
すフローチャートである。
【図7】本実施例のカラープリンタで使用される集合ヘ
ッドとラスタとの関係を示す説明図である。
【図8】本実施例のカラープリンタで行われるラスタ分
類処理の流れを示すフローチャートである。
【図9】本実施例のカラープリンタで行われるラスタ分
類処理の考え方を示す説明図である。
【図10】本実施例のカラープリンタが集合ヘッドを用
いて印刷する画像の一例を示す概念図である。
【図11】本実施例のカラープリンタが集合ヘッドを用
いて画像を印刷する他の態様を示す概念図である。
【図12】本実施例のカラープリンタが集合ヘッドを用
いて画像を印刷する他の一例を示す概念図である。
【符号の説明】
20…カラープリンタ 21…カラースキャナ 24…モデム 26…ハードディスク 30…キャリッジモータ 31…駆動ベルト 32…プーリ 33…摺動軸 34…位置検出センサ 35…紙送りモータ 36…プラテン 40…キャリッジ 42,43…インクカートリッジ 50…インク通路 51〜54…集合ヘッド 60…制御回路 61…CPU 63…RAM 64…PCインターフェース 67…駆動バッファ 69…分配出力器 70…発振器 80…コンピュータ 81…CPU 82…ROM 83…RAM 88…SIO 90…ビデオドライバ 91…アプリケーションプログラム 92…プリンタドライバ 93…解像度変換モジュール 94…色変換モジュール 95…ハーフトーンモジュール 96…ラスタ変換モジュール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 深野 孝和 長野県諏訪市大和三丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内 (72)発明者 小杉 康彦 長野県諏訪市大和三丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内 Fターム(参考) 2C056 EA08 EC08 EC69 EC75 FA10 FA13 HA10 HA22 2C057 AF31 AG15 AG16 AG44 AN01 BA04 BA14

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ノズルユニットに設けられたノズル列か
    らインク滴を吐出し、印刷媒体上にインクドットを形成
    することによって画像を形成する印刷装置であって、 複数の前記ノズルユニットから構成され、各ノズルユニ
    ットの端部にある少なくとも1つのノズルと他のノズル
    ユニットの端部のノズルとが前記ノズル列と交差する方
    向に重複するように、前記各ノズルユニットを配置した
    集合ヘッドと、前記集合ヘッドを、ノズル列と交差する
    方向たる主走査方向に移動させる主走査手段と、 前記集合ヘッドを、前記主走査方向と交差する方向たる
    副走査方向に移動させる副走査手段と、 前記集合ヘッドの主走査中に各ノズルからインク滴を吐
    出してインクドットの列たるラスタを形成するととも
    に、ノズルが重複して配置された前記ノズルユニットの
    重複部分では、各ノズルユニットのインクドットを混在
    させて前記ラスタを形成するラスタ形成手段とを備えた
    印刷装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の印刷装置であって、 前記ラスタ形成手段は、前記ノズルユニットの重複部分
    では、該ドットを形成するノズルユニットを交互に選択
    して、前記ラスタを形成する手段である印刷装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の印刷装置であって、 前記ラスタ形成手段は、前記ノズルユニットの重複部分
    では、ドットを形成しようとする画素からノズルユニッ
    トの端部までの距離が大きくなる程、該ノズルユニット
    の選択割合を増加させて前記ラスタを形成する手段であ
    る印刷装置。
  4. 【請求項4】 ノズルユニットに設けられたノズル列か
    らインク滴を吐出し、印刷媒体上にインクドットを形成
    することによって画像を形成する印刷方法であって、 前記各ノズルユニットの端部にある少なくとも1つのノ
    ズルと他のノズルユニットの端部のノズルとが前記ノズ
    ル列と交差する方向に重複するように、複数の前記ノズ
    ルユニットが配置された集合ヘッドを駆動し、 前記集合ヘッドを、ノズル列と交差する方向たる主走査
    方向と、該主走査方向と交差する方向たる副走査方向と
    に移動させるとともに、 前記集合ヘッドの主走査中に各ノズルからインク滴を吐
    出してインクドットの列たるラスタを形成するととも
    に、ノズルが重複して配置された前記ノズルユニットの
    重複部分では、各ノズルユニットのインクドットを混在
    させて前記ラスタを形成して前記画像を印刷する印刷方
    法。
  5. 【請求項5】 ノズルユニットに設けられたノズル列か
    らインク滴を吐出し、印刷媒体上にインクドットを形成
    することによって画像を形成する印刷方法を実現するプ
    ログラムを、コンピュータで読み取り可能に記録した記
    録媒体であって、 前記各ノズルユニットの端部にある少なくとも1つのノ
    ズルと他のノズルユニットの端部のノズルとが前記ノズ
    ル列と交差する方向に重複するように、複数の前記ノズ
    ルユニットが配置された集合ヘッドを、ノズル列と交差
    する方向たる主走査方向と、該主走査方向と交差する方
    向たる副走査方向とに移動させる機能と、 前記集合ヘッドの主走査中に各ノズルからインク滴を吐
    出してインクドットの列たるラスタを形成するととも
    に、ノズルが重複して配置された前記ノズルユニットの
    重複部分では、各ノズルユニットのインクドットを混在
    させて前記ラスタを形成する機能とを記録した記録媒
    体。
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