JP2001030476A - 印刷装置、印刷方法、および記録媒体 - Google Patents
印刷装置、印刷方法、および記録媒体Info
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- JP2001030476A JP2001030476A JP11202595A JP20259599A JP2001030476A JP 2001030476 A JP2001030476 A JP 2001030476A JP 11202595 A JP11202595 A JP 11202595A JP 20259599 A JP20259599 A JP 20259599A JP 2001030476 A JP2001030476 A JP 2001030476A
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Abstract
た大型ヘッドで画像を印刷する際に、ノズルユニットの
繋ぎ目部分が目立って画質を悪化させることを防止す
る。 【解決手段】 複数のノズルユニットを副走査方向に並
べて集合ヘッドを構成し、該集合ヘッドを主走査および
副走査させながら画像を印刷する。集合ヘッドの副走査
量は、ノズルユニットの繋ぎ目が、既にノズルユニット
の繋ぎ目で形成された位置からノズルピッチ分以上離れ
た位置にくるような副走査量とする。このような副走査
量で集合ヘッドを副走査させれば、ノズルユニットの繋
ぎ目部分が重なって印刷されることが無くなるので、画
質の悪化を回避することができる。毎回の副走査量は一
定値としてもよく、複数の副走査量を含んだ1組の副走
査量を使用しても良い。また、副走査量に合わせて、ノ
ズルユニットの接続位置を変更しても良い。
Description
するノズルユニットを複数個組み合わせて集合ヘッドを
構成し、該集合ヘッドを用いて画像を印刷する技術に関
する。
からインク滴を吐出して印刷媒体上にインクドットを形
成することによって画像を印刷する印刷装置が、各種画
像機器の出力装置として広く使用されている。かかる印
刷装置では、以下のように、ヘッドの主走査と副走査と
を繰り返しながら画像を印刷している。すなわち、イン
クドットを形成しながらヘッドをノズル列と交差する方
向に主走査させてインクドットの列(以下、ラスタ)を
複数本形成し、次いで、ヘッドをラスタ方向と交差する
方向に副走査させた後、再び主走査を行うことによって
新たな位置にラスタを複数本形成する。こうしてヘッド
の主走査と副走査とを繰り返し、印刷媒体上の全ての位
置にラスタを形成し終わると、画像の印刷を終了する。
を図るためには、ヘッドのノズル数を増やして、1回の
主走査で形成されるラスタの本数を増加させることが有
効である。特に、A3用紙ないしA0用紙等のいわゆる
大判用紙に印刷する場合には、用紙が大判化する分だけ
形成すべきラスタ数も増加するので、ヘッドを大型化し
てノズル数を増やすことによる効果が大きいものと考え
られる。
新たなヘッドを製造する代わりに、従来より使用されて
いるヘッドのノズルユニットを複数組み合わせて大型ヘ
ッドを構成することにすれば便利であると考えられる。
かかる方法によれば、例えば、更に大きなヘッドが必要
になったときにも、より多くのノズルユニットを組み合
わせて所望のノズルユニットを構成することが可能であ
る。また、従来型のヘッドの製造技術を転用することが
できるので、一体型の大型ヘッドを製造する場合に比べ
て製造も容易なものにすることができる。
ユニットを組み合わせて大型ヘッド構成し、この大型ヘ
ッドを用いて画像を印刷する場合、各ノズルユニット毎
に僅かとはいえインク吐出特性に違いがあり、ノズルユ
ニット間の僅かな特性の違いが印刷画質の悪化を引き起
こすおそれがある。また、ノズルユニットを組み付ける
際に組付位置の誤差が生じると、そのノズルユニットで
形成される全ドットの位置が一律に一定量だけずれてし
まうので、このようなノズルユニット毎の組み付け誤差
の違いにより、ノズルユニットの繋ぎ目に相当する部分
で印刷画質の悪化を引き起こすおそれがある。
合わせて大型ヘッドを構成し、かかる大型ヘッドで画像
を印刷する場合に、ノズルユニットの繋ぎ目に相当する
部分で印刷画質が悪化することを回避する技術を提供す
ることを目的とする。
述の課題の少なくとも一部を解決するため、本発明の印
刷装置は、次の構成を採用した。すなわち、複数のノズ
ルからなるノズルアレイを設け、該ノズルからインク滴
を吐出して、印刷媒体上にインクドットを形成すること
によって画像を形成する印刷装置であって、複数のノズ
ルユニットを、前記ノズルアレイの方向たる副走査方向
に位置をずらして配列した集合ヘッドと、前記集合ヘッ
ドを前記副走査方向と交差する方向たる主走査方向に移
動させながら前記インクドットを形成することにより、
前記印刷媒体上に該ドットの列たるラスタを、互いにラ
スタk本分の間隔をあけて形成するラスタ形成手段と、
前記集合ヘッドを、前記主走査方向と交差する方向たる
副走査方向に所定量だけ移動させる副走査手段とを備
え、前記副走査手段は、前記印刷媒体上の有効範囲内に
含まれる全てのラスタを記録し得るように前記集合ヘッ
ドを副走査しつつ、前記各ノズルユニットの最後部のノ
ズルが、該副走査前に他のノズルユニットの最後部のノ
ズルがあった位置からラスタk本分以上離れた位置にく
るように副走査することを要旨とする。
印刷方法は、ノズルアレイを構成する複数のノズルから
インク滴を吐出して印刷媒体上にインクドットを形成し
ながら、該ノズルアレイと該印刷媒体との相対位置を変
更することによって画像を形成する印刷方法であって、
ノズルユニットを前記ノズルアレイの方向に位置をずら
して配列することによって形成された集合ヘッドを、前
記ノズルアレイの方向と交差する方向に移動させながら
インクドットを形成することで、前記印刷媒体上に該イ
ンクドットの列たるラスタを、互いにラスタk本分の間
隔をあけて形成し、前記集合ヘッドを前記ノズルアレイ
の方向の所定量だけ移動させるに際して、前記印刷媒体
上の有効範囲内に含まれる全てのラスタを記録し得るよ
うに移動させつつ、前記各ノズルユニットの最後部のノ
ズルが、該副走査前に他のノズルユニットの最後部のノ
ズルがあった位置からラスタk本分以上離れた位置にく
るように移動させて画像を印刷することを要旨とする。
は、複数のノズルユニットを並べて構成されたノズルア
レイからインク滴を吐出しながら集合ヘッドを主走査す
ることにより、ラスタk本分の間隔をあけて等間隔にラ
スタを形成し、集合ヘッドの主走査と副走査とを行いな
がら、印刷媒体上に画像を印刷する。ここで、kは1以
上の自然数である。集合ヘッドを副走査する際に、集合
ヘッドを構成している各ノズルユニットの最後部のノズ
ル、すなわち副走査する方向と反対側の端部にあるノズ
ルが、他のノズルユニットの最後部のノズルがあった位
置からラスタk本分以上離れるように副走査する。この
ため、ある主走査時にノズルユニットの繋ぎ目で印刷さ
れた部分は、他の主走査時には必ずノズルユニットの境
目以外の部分で印刷され、ノズルユニットの繋ぎ目の部
分が重ねて印刷されることがない。その結果、ノズルユ
ニット間で印刷に関する特性が多少異なりノズルユニッ
トの繋ぎ目部分で画質が悪化し易くなっていても、印刷
画像上の特定部分に集中することがないので画質の悪化
が目立ちにくく、むしろ印刷していくうちにこれを緩和
することができ、最終的には良好な画質を得ることが可
能となる。
ことをより明確に説明するために、先ず、各ノズルユニ
ットの繋ぎ目部分が重なるように副走査した場合に印刷
画質が悪化する理由を説明し、次いで、ノズルユニット
の繋ぎ目部分が重ならないように副走査すると印刷画質
の悪化が回避できることを説明する。その後、ノズルユ
ニットの繋ぎ目部分が重ならないように副走査するため
の条件について説明する。
れる集合ヘッドを用いて画像を印刷する際に、各ノズル
ユニットの繋ぎ目部分が重なるように副走査を行った場
合に、印刷画質が悪化する理由を概念的に説明する説明
図である。
Cで構成した集合ヘッドを、あたかも1つのヘッドのよ
うに主走査および副走査させて、画像を印刷する様子を
概念的に示した説明図である。図13に示す例では、ノ
ズルユニットA,B,Cは互いにノズル配列が同じノズ
ルユニットであるとし、集合ヘッドを集合ヘッド全長の
1/3だけ副走査させるものとしている。尚、ノズルア
レイを副走査させて印刷媒体上の全ラスタを記録可能と
するためには、ノズルアレイと副走査量との間に所定の
関係が成り立たなければならない。この条件については
別途、項を改めて詳述する。また本明細書中では、ノズ
ルアレイの副走査量を適切に選択することによって、印
刷媒体上の全ラスタを形成可能とすることを、「インタ
ーレースを完成させる」とも呼ぶ。
る。集合ヘッドで1回目の主走査を行う場合、集合ヘッ
ドを構成する3つのノズルユニットはそれぞれA1,B
1,C1の位置にあり、ノズルユニットAないしノズル
ユニットCはそれぞれの位置にラスタを形成する。次い
で、集合ヘッドを集合ヘッド全長の1/3の長さだけ副
走査させるとノズルユニットAはA2の位置に移動し、
ノズルユニットBはB2の位置に、ノズルユニットCは
C2の位置に移動して、それぞれの位置にラスタを形成
する。次の副走査後には、ノズルユニットAはA3に、
ノズルユニットBはB3に、ノズルユニットCはC3に
それぞれラスタを形成する。こうして集合ヘッドの主走
査と副走査とを繰り返しながら印刷媒体上の全ラスタを
形成し終わると、印刷媒体上に所望の画像が印刷される
ことになる。
は連続したノズルアレイを構成しているが、ノズルユニ
ットの個体差によりインク滴を吐出する特性が微妙に異
なって複数のノズルユニットで構成されていることが分
かってしまう場合がある。また、ノズルユニットの取り
付け誤差により、例えばノズルユニットBがノズルユニ
ットAよりdLだけ離れて、従ってノズルユニットCに
dLだけ近づいて取り付けられていたとすると、ノズル
ユニットBで形成するラスタは一様にdLだけずれて形
成されることになるので、このような場合にはノズルユ
ニットAとノズルユニットBとの境目の部分、あるいは
ノズルユニットBとノズルユニットCとの境目の部分が
目立ちやすくなる。
分に着目すると、この部分では、1回目の主走査時にお
けるノズルユニットBとノズルユニットCの境目と、2
回目の主走査時におけるノズルユニットAとノズルユニ
ットBの境目とが重なっている。前述したように、ノズ
ルユニットの個体差あるいはノズルユニットの取り付け
誤差等の要因により、ノズルユニットの境目で印刷され
た箇所は画質が悪化しやすいため、矢印P12の部分の
ように、ノズルユニットの境目部分が重ねて印刷される
と、この部分でノズルユニットの繋ぎ目が目立つことが
あり、印刷画質を悪化させてしまう場合がある。もちろ
ん、このようにノズルユニットの繋ぎ目が目立って印刷
画質を悪化させる現象は、矢印P12の位置に限らず、
図13中の矢印P23、矢印P34等、他の部分でも生
じる可能性がある。
査量に誤差があると、集合ヘッドの最後端の部分が目立
って、画質を悪化させる要因となる。これを、図13の
位置P12を例にとって説明する。A2の領域とA3の
領域は、ともに等間隔でラスタが形成されており、どち
らの領域も同じノズルユニットAで形成されているの
で、2つの領域間でラスタの間隔は全く同じと考えてよ
い。しかし、集合ヘッドの副走査量に誤差が含まれてい
て、例えばdSだけ副走査量が多かったとすると、領域
A2と領域A3の境界にはラスタ間隔がdSだけ広くな
った部分が生じることになり、この部分で2回目の主走
査で印刷された部分(A2の領域)と3回目の主走査で
印刷された部分(A3の領域)との境目が目立ち易くな
る。副走査量がdSだけ少ない場合には、領域A2と領
域A3の境界にラスタ間隔がdSだけ狭くなった部分が
生じることになり、同様にこの部分で2つの領域の境目
が目立ち易くなる。このように、副走査量に誤差がある
と、集合ヘッドの最後端の部分に、ラスタ間隔の不連続
な箇所が現れて、画質を悪化させ易くなるのである。
ニットの個体差や取り付け誤差による画質の悪化要因
と、ノズルユニットの副走査量の誤差による画質の悪化
要因とが重複して現れるので、この部分で印刷画質がき
わめて悪化し易くなっている。例えば、矢印P12の位
置では、ノズルユニットA2とノズルユニットB2との
境界部分に発生する悪化要因と、ノズルユニットA2と
ノズルユニットA3との境目部分に発生する悪化要因と
が重複して現れるため、きわめて画質が悪化しやすくな
っている。実際には、個々の要因では画質上の問題が生
じないように、ノズルユニットの個体差や取り付け誤差
の減少、あるいは副走査量の誤差などは小さなものに抑
制されているが、これら要因が累積すれば印刷画質の悪
化は避けることができない。このことは、矢印P12の
位置に限らず、矢印P23やP34等の他の箇所にも同
様にあてはまる。このような理由により、ノズルユニッ
トの繋ぎ目部分が重なるように副走査すると印刷画質が
悪化する場合が生じるのである。
重ならないように副走査している場合の一例を示した説
明図である。ノズルの総数やノズル間の間隔等は図13
に示した例と同じであり、副走査量も同じとしている
が、ノズルユニットの繋ぎ目位置を変更して、集合ヘッ
ドを副走査したときにノズルユニットの繋ぎ目部分が重
ならないようにしている。尚、図14では、ノズルユニ
ットの繋ぎ目位置を変更するために、集合ヘッドを構成
するノズルユニットの数を3つから2つに変更している
が、A,B,C各ノズルユニットに含まれるノズル数
を、ノズルユニット毎に変更してもよいのはもちろんで
ある。
すると、この部分はノズルユニットAとノズルユニット
Bの繋ぎ目部分で印刷されているので、2つのノズルユ
ニットの個体差やノズルユニット取り付け誤差などによ
る画質の悪化要因が存在する。しかし図13の場合のよ
うに、他の画質悪化要因が重複して現れることはないの
で、ノズルユニット個体差や取り付け誤差を小さくする
ことによって、実際上は、この部分で大きく画質が悪化
することを避けることが可能である。
集合ヘッドの副走査量の誤差による画質悪化要因が存在
するが、他の画質悪化要因が重複して現れることはな
い。従って、副走査量の誤差をある程度縮小することに
よって、実際上は、この部分で大きく画質が悪化するこ
とを回避することができる。
の画質悪化要因が同一箇所に重複して現れることがない
ので、個々の要因では画質が悪化しない程度に、ノズル
ユニットの個体差や取り付け誤差あるいは副走査量の送
り誤差を縮小しておけば、実際には画質が悪化すること
を回避することが可能となる。
を適切に行って、集合ヘッドを構成するノズルユニット
の繋ぎ目部分が重ならないようにすることができれば、
実際上は、かかる部分での画質が悪化することを回避す
ることができる。以下に、ノズルユニットの繋ぎ目部分
が重ならないように副走査するために満足すべき条件に
ついて説明する。
ルユニットA・B間の繋ぎ目部分と、m回目の主走査時
におけるノズルユニットC・D間の繋ぎ目部分を拡大し
て示した説明図である。図中では、ノズルユニットに実
際に設けられているノズルを太い実線で示している。ま
た、各ノズルが等間隔に並んでいることを分かり易く表
現するために、各ノズルの間に仮想的なノズルを細い破
線で示している。図15に示した例では、各ノズルはノ
ズル4個分の間隔をあけて等間隔で並んでおり、隣り合
うノズルユニット(図中のノズルユニットAとノズルユ
ニットB、あるいはノズルユニットCとノズルユニット
D)のノズル間隔もノズル4個分となっている。
AとノズルユニットBの境界部分(図中のノズルユニッ
トAnとノズルユニットBnの間の領域IAB)には、
前述したようにノズルユニットの個体差やノズルユニッ
トの位置決め誤差による画質の悪化要因が存在してい
る。同様に、m回目の主走査時におけるノズルユニット
CとノズルユニットDの境界部分(図中の領域ICD)
にもノズルユニットの個体差等による画質の悪化要因が
存在している。従って、図15(a)に示す条件では、
図中にIAB+ICDと表示した領域で2つの画質悪化
要因が重複して発生することになれば、この部分で画質
の悪化が生じ易くなるのである。
示す例に対して、ノズル2つ分だけ多くした場合を図1
5(b)に示す。図から明らかなように、図15(b)
の場合は、ノズルユニットA・B間に発生する画質悪化
要因と、ノズルユニットC・D間に発生する画質悪化要
因とが重複して発生する部分は存在しない。従って、個
々の悪化要因単独では画質を悪化させることの無い程度
に、ノズルユニット個体差や取り付け誤差を抑制するこ
とで、実際上は、この部分で画質が悪化することを回避
することができる。
図15(a)に示す例に対して、ノズル8個分だけ少な
くした場合を示した説明図である。図15(c)に示す
場合にも、ノズルユニットA・Bの画質悪化要因とノズ
ルユニットC・Dの画質悪化要因とが重複して発生する
部分は存在せず、従って、ノズルユニットの個体差や取
り付け誤差を抑制することで、実際上は、画質の悪化を
回避することが可能となる。
ズルユニットの最後部にあるノズル(ノズルユニットB
あるいはノズルユニットDの最後部に●印で示したノズ
ル)に着目すれば、ノズルユニットの繋ぎ目部分が重な
らないように副走査するためには、次の条件を満足すれ
ばよいことが分かる。すなわち、ノズルユニットの最後
部にあるノズル(例えば、ノズルユニットDの最後部に
ある●印で示したノズル)が、以前にノズルユニットの
最後部のノズル(例えば、ノズルユニットBの最後部に
ある●印で示したノズル)が存在した位置から、ノズル
ピッチk以上離れた位置にくるように副走査すれば、ノ
ズルユニットの繋ぎ目部分が重ならないようにすること
ができる。
の誤差による画質悪化要因についてもあてはまる。すな
わち副走査量に誤差が含まれていると、副走査前に形成
されているラスタ間隔と、新たに形成するラスタの間隔
とが微妙にずれるので、集合ヘッドの最後部のノズルに
隣接する部分が不連続となり、この部分にノズルユニッ
トの繋ぎ目が目立ってしまう。図16に示す例を用いて
説明する。図16は、n回目の主走査時におけるノズル
ユニットA・Bの繋ぎ目部分と、n+1回目の主走査時
におけるノズルユニットAの最後部との位置関係を拡大
して示した説明図である。副走査量に誤差が含まれてい
ると、n+1回目の主走査時にノズルユニットAの最後
部で形成されるラスタの位置は、n回目の主走査時に形
成されているラスタに対して間隔がラスタの整数倍とは
ならない中途半端な位置に形成されることになって、画
像を見る者に不連続な感じを与える結果、ノズルユニッ
トAの最後部に隣接する領域(図中のEa)で画質が悪
化してしまう場合がある。更に、この部分にはノズルユ
ニットA・B間で発生する画質の悪化要因も存在してい
るので、2つの悪化要因が重複することがあれば、それ
だけ画質の悪化が認識されやすくなる。従って、ノズル
ユニットAの最後部のノズル位置と、他のノズルユニッ
トのノズル位置とが、ノズルピッチk以上離れていれ
ば、かかる画質悪化要因の重複による画質の悪化を回避
することができることになる。
印刷媒体上に有効範囲内に含まれる全てのラスタを記録
し得るように、前記集合ヘッドを副走査しつつ、前記各
ノズルユニットの最後部のノズルが、該副走査前に他の
ノズルユニットの最後部のノズルがあった位置からラス
タk本分以上離れた位置にくるように副走査する。従っ
て、ノズルユニットの個体差等によってノズルユニット
の境目に生じる画質悪化要因や、ノズルユニットの副走
査量の誤差によって集合ヘッドの最後部に生じる画質悪
化要因が重複して発生することがないので、画質の悪化
を回避することが可能となる。
タ本数に相当するラスタN本分とするとともに、該集合
ヘッドを構成する各ノズルユニットの繋ぎ目が次の条件
を満たすような印刷装置とすることもできる。ここで、
実効ラスタ本数とは1回の主走査で形成される正味のラ
スタ本数である。例えば、1本のラスタを2回の主走査
に分けて形成する場合がある。このときのようにN’本
のラスタをs回の主走査で形成した場合、主走査1回あ
たりN’/s本のラスタを形成したと考えることができ
るから、実効ラスタ本数はN’/s本となる。このよう
な実効ラスタ本数をN本として、集合ヘッドを構成する
各ノズルユニットの最後部のノズルから、実効ラスタ本
数の整数倍だけ離れた位置を想定し、各ノズルユニット
の繋ぎ目がこの想定位置からラスタk本分以上離れた位
置となるように、各ノズルユニット間の接続位置を調整
する。尚、副走査量を実効ラスタ本数に相当するラスタ
N本分とするのは、この条件が、後述するようにインタ
ーレースを完成させるための必要条件だからである。
ある場合は、各ノズルユニットの最後部のノズルは副走
査するたびにラスタN本分だけ移動するから、かかる位
置がノズルユニットの繋ぎ目部分からラスタk本分以上
離れた位置となるように副走査すれば、ノズルユニット
の繋ぎ目部分が重複して画質を悪化させることがない。
同様に、集合ヘッドの最後部が他のノズルユニットの繋
ぎ目部分に重なることもなくなるので、副走査量の送り
誤差に起因する悪化要因と、ノズルユニット個体差等に
よる悪化要因とが重複することによって発生する画質の
悪化も回避することが可能となる。
場合であっても、集合ヘッドの実効ラスタ数Nとノズル
総数とが、必ず一致するわけではないことを付言してお
く。つまり、集合ヘッドに設けられたノズルの中から、
所定のノズルピッチとなるように適宜ノズルを選択し
て、選択したノズルのみを用いてインク滴を吐出するこ
ともあり得るからである。
本数に相当するラスタN本分とするとともに、集合ヘッ
ドを次のような構成とすることもできる。すなわち、該
集合ヘッドは1回の主走査毎に、互いにラスタk本分の
間隔をあけて等間隔にラスタを形成し、該集合ヘッドを
構成する各ノズルユニットは、1回の主走査毎にn本の
ラスタを形成するようにする。このとき、インターレー
スを完成させるためには、後述するように、Nとkとが
「互いに素の関係」にあればよい。そして、(n/s)
≧kを満足するような集合ヘッドの構成とする。このよ
うなN,k,n,sを選択すれば、ノズルユニットの繋
ぎ目や集合ヘッドの最後部が、他のノズルユニットの繋
ぎ目部分に重複することを避けることができる。ここで
Nとkとが「互いに素の関係」とは、2つの整数Nとk
との最大公約数が1であるような関係をいう。
ニットの繋ぎ目や集合ヘッドの最後部が、他のノズルユ
ニットの繋ぎ目部分に重複することを避けられる理由に
ついては、インターレースを完成させる条件とも関連す
るので、後ほどまとめて説明する。
成と、集合ヘッドの副走査量が次のような関係を満たす
ような印刷装置とすることもできる。すなわち、集合ヘ
ッドは、主走査を行う度にラスタk本分の間隔をあけて
等間隔にラスタを形成し、各ノズルユニット毎にn本の
ラスタを形成するようにする。また、集合ヘッドの副走
査量は、複数種類の送り量を含む1組の送り量を予め記
憶しておき、該記憶されている送り量を順次累積した各
累積値と、n×kの整数倍の値との差の絶対値が、k以
上の値となるような1組の副走査送り量とする。
次集合ヘッドを副走査すると、各ノズルユニットの繋ぎ
目部分は、副走査送り量を累積した値だけ一律にずれて
いく。各ノズルユニットはn本のラスタを形成し、各ラ
スタの間隔はラスタk本分であるから、ノズルユニット
の繋ぎ目部分はラスタn×k本分の間隔をおいて存在し
ていることになる。従って、副走査量の累積値とn×k
の整数倍の値との差の絶対値が、k未満となれば、ノズ
ルユニットの繋ぎ目が重複していることになる。逆に
は、差の絶対値がk以上の値となるように、副走査送り
量の値を選択して記憶しておけば、集合ヘッドを副走査
してもノズルユニットの繋ぎ目部分が重複することはな
い。
に、先ず集合ヘッドの構成すなわち、1回の主走査で形
成するラスタ間隔や、ラスタ数、および集合ヘッドを構
成するノズルユニットの構成等を決定し、決定した集合
ヘッドの構成に基づいて、前述の各条件を満足するよう
な副走査量を選択することも可能であるし、逆に、副走
査量を選択してから、集合ヘッドの構成や、各ノズルユ
ニットの繋ぎ目位置を決定するようにすることもでき
る。
配列して構成した集合ヘッドを備えた印刷装置と、該印
刷装置を制御するコンピュータとを備えたシステムにお
いて、前述した方法で該集合ヘッドの副走査と主走査と
を行わせることによっても実現することができる。従っ
て、本発明は、かかる方法を実現するプログラムをコン
ピュータで読みとり可能に記録した記録媒体としての態
様をも含んでいる。すなわち、本発明の記録媒体は、ノ
ズルアレイを構成する複数のノズルからインク滴を吐出
して印刷媒体上にインクドットを形成しながら、該ノズ
ルアレイと該印刷媒体との相対位置を変更することによ
って画像を形成するプログラムを、コンピュータで読み
取り可能に記録した記録媒体であって、前記ノズルアレ
イと前記印刷媒体との相対位置を、該ノズルアレイの方
向と交差する方向に移動させながらインクドットを形成
することで、前記印刷媒体上に該インクドットの列たる
ラスタを、互いにラスタk本分の間隔をあけて形成する
機能と、前記相対位置を前記ノズルアレイの方向の所定
量だけ移動させるに際して、前記印刷媒体上の有効範囲
内に含まれる全てのラスタを記録し得るように移動させ
るに際して、前記ノズルを構成する複数のノズルユニッ
トの最後部の各ノズルが、他のノズルユニットの最後部
のノズルがあった位置からラスタk本分以上離れた位置
にくるように移動させる機能とを実現するプログラムを
記録したことを要旨とする。
ュータが読み込んで、複数のノズルユニットで構成され
る集合ヘッドの主走査と副走査とを制御することによ
り、ノズルユニットの繋ぎ目部分等が重複することによ
って画質が悪化することを回避することが可能となる。
1は、本発明における実施例としての印刷装置の構成を
示す説明図である。図示するように、この印刷装置は、
コンピュータ80にカラープリンタ20が接続されてお
り、コンピュータ80に所定のプログラムがロードされ
実行されることによって、全体として印刷装置として機
能する。印刷しようとするカラー原稿は、コンピュータ
80に接続されたカラースキャナ21を用いて取り込ま
れたり、あるいはコンピュータ80上で各種のアプリケ
ーションプログラム91により作成した画像等が使用さ
れる。これらの画像のデータORGは、コンピュータ8
0内のCPU81により、カラープリンタ20が印刷可
能な画像データに変換され、画像データFNLとしてカ
ラープリンタ20に出力される。カラープリンタ20
は、この画像データFNLに従って、印刷媒体上に各色
のインクドットを形成する結果、印刷用紙上にカラー原
稿に対応するカラー画像が印刷されることになる。
行するCPU81や、データを一時的に記憶するRAM
82、各種のプログラムを記憶しておくROM83,ハ
ードディスク26等から構成されている。また、SIO
88をモデム24を経由して公衆電話回線PNTに接続
すれば、外部のネットワーク上にあるサーバSVから必
要なデータやプログラムをハードディスク26にダウン
ロードすることが可能となる。
が可能なプリンタであり、本実施例では、印刷用紙上に
シアン・マゼンタ・イエロ・ブラックの合計4色のドッ
トを形成することによって、カラー画像を印刷するイン
クジェットプリンタを使用している。本実施例で使用し
たインクジェットプリンタのインク吐出方式は、後述す
るようにピエゾ素子PEを用いる方式を採用している
が、他の方式によりインクを吐出するノズルユニットを
備えたプリンタを用いるものとしてもよい。例えば、イ
ンク通路に配置したヒータに通電し、インク通路内に発
生する泡(バブル)によってインクを吐出する方式のプ
リンタに適用するものとしてもよい。
を概念的に示すブロック図である。コンピュータ80に
おいては、すべてのアプリケーションプログラム91は
オペレーティングシステムの下で動作する。オペレーテ
ィングシステムには、ビデオドライバ90やプリンタド
ライバ92が組み込まれていて、各アプリケーションプ
ログラム91から出力される画像データは、これらのド
ライバを介して、カラープリンタ20に出力される。
令を発すると、コンピュータ80のプリンタドライバ9
2は、アプリケーションプログラム91から画像データ
を受け取って、所定の画像処理を行い、プリンタが印刷
可能な画像データに変換する。図2に概念的に示すよう
に、プリンタドライバ92が行う画像処理は、解像度変
換モジュール93と、色変換モジュール94と、ハーフ
トーンモジュール95と,インターレースモジュール9
6の大きく4つのモジュールから構成されている。各モ
ジュールで行う画像処理の内容は後述するが、プリンタ
ドライバ92が受け取った画像データは、これらモジュ
ールで変換された後、最終的な画像データFNLとして
カラープリンタ20に出力される。尚、本実施例のカラ
ープリンタ20は、画像データFNLに従って、ドット
を形成する役割を果たすのみであり、画像処理は行って
いないが、もちろん、カラープリンタ20で画像変換の
一部を行うものであってもよい。
概略構成を示す。このカラープリンタ20は、図示する
ように、キャリッジ40に搭載された各色毎の集合ヘッ
ド51ないし54を駆動してインクの吐出およびドット
形成を行う機構と、このキャリッジ40をキャリッジモ
ータ30によってプラテン36の軸方向に往復動させる
機構と、紙送りモータ35によって印刷用紙Pを搬送す
る機構と、制御回路60とから構成されている。
数のノズルユニットから構成されており、各ノズルユニ
ットに設けられているノズルが集まって、一体のノズル
アレイを形成している。集合ヘッドの構成については後
述する。
往復動させる機構は、プラテン36の軸と並行に架設さ
れたキャリッジ40を摺動可能に保持する摺動軸33
と、キャリッジモータ30との間に無端の駆動ベルト3
1を張設するプーリ32と、キャリッジ40の原点位置
を検出する位置検出センサ34等から構成されている。
6と、プラテン36を回転させる紙送りモータ35と、
図示しない給紙補助ローラと、紙送りモータ35の回転
をプラテン36および給紙補助ローラに伝えるギヤトレ
イン(図示省略)とから構成されている。印刷用紙P
は、プラテン36と給紙補助ローラの間に挟み込まれる
ようにセットされ、プラテン36の回転角度に応じて所
定量だけ送られる。
0とのデータのやり取りを行うPCインターフェース6
4,紙送りモータ35やキャリッジモータ30等とのデ
ータのやり取りを行う周辺機器入力部(PIO)65,
集合ヘッド51ないし54にドットのオン・オフ信号を
供給する駆動バッファ67,これらを制御するCPU6
1やデータを一時的に記憶するRAM63等が設けられ
ている。また、制御回路60内には、駆動波形を出力す
る発振器70,発振器70の出力を集合ヘッド51ない
し54に所定のタイミングで分配する分配出力器69も
設けられている。
動信号を出力しながら、発振器70に対してトリガ信号
を出力し、これに同期をとりながら、RAM63に蓄え
られているドットのオン・オフ信号を読み出して駆動バ
ッファ67に出力する。こうしてCPU61の制御の
下、キャリッジ40の主走査を行いながら、ノズルユニ
ットに設けられた各ノズルからインク滴を吐出する。ま
た、CPU61はキャリッジの動きに同期して、紙送り
モータ35の動きも制御している。こうして印刷用紙上
の適切な位置にインクドットが形成される。
するインクカートリッジ42と、シアン(C)・マゼン
タ(M)・イエロ(Y)の合計3色のインクを収納する
インクカートリッジ43とが装着されている。もちろ
ん、Kインクと多色のインクとを同じインクカートリッ
ジに収納等しても良く、多色のインクを各々別のインク
カートリッジに収納しても良い。複数のインクを1つの
カートリッジに収納可能とすれば、インクカートリッジ
をコンパクトに構成することができる。キャリッジ40
にインクカートリッジ42,43を装着すると、カート
リッジ内の各インクは図示しない導入管を通じて、各色
毎の集合ヘッド51ないし54に供給される。各ノズル
ユニットに供給されたインクは、以下に説明する方法に
よって吐出され、印刷用紙上にドットを形成する。
ユニットの内部構造を示した説明図である。各色の集合
ヘッド51ないし54を構成する各ノズルユニットには
320個のノズルNzが設けられていて、各ノズルに
は、インク通路50とその通路上にピエゾ素子PEが設
けられている。ピエゾ素子PEは、周知のように、電圧
の印加により結晶構造が歪み、極めて高速に電気−機械
エネルギの変換を行う素子である。本実施例では、ピエ
ゾ素子PEの両端に設けられた電極間に所定時間幅の電
圧を印可することにより、図4(b)に示すように、ピ
エゾ素子PEが電圧の印加時間だけ伸張し、インク通路
50の一側壁を変形させる。この結果、インク通路50
の体積はピエゾ素子PEの伸張に応じて伸縮し、この収
縮分に相当するインクが、粒子IpとなってノズルNz
から高速で吐出される。このインクIpがプラテン36
に装着された印刷用紙Pに染み込むことにより、印刷用
紙Pの上にドットが形成される。尚、ピエゾ素子PEに
印可する電圧波形を制御することによって、吐出するイ
ンク滴の大きさを制御することも可能である。吐出する
インク滴の大きさを制御すれば、印刷用紙に形成される
インクドットの大きさを制御することが可能である。
各色毎に集合ヘッドを構成している様子を示す説明図で
ある。図5(a)に示すように、各色の集合ヘッドは4
個のノズルユニットを縦列に配置して構成されており、
各ノズルユニットには320個のノズルがノズルピッチ
kで設けられている。つまり、集合ヘッドあたり128
0(4×320)個のノズルが存在して、1つのノズル
アレイを構成している。また、各ノズルユニットの間隔
は、ノズルユニットの繋ぎ目部分でもノズル間隔がノズ
ルピッチkとなるように位置決めされている。その結
果、集合ヘッドはあたかも全体が1つの大型ヘッドのよ
うに機能する。
5(b)に示すように、ヘッドの一部が重なるような配
置とすることで、ノズルユニットの繋ぎ目部分のノズル
間隔をノズルピッチkに設定することが可能となる。
尚、図5(b)に示した例では、ノズルピッチkを小さ
な値に設定するために、各ノズルユニットの320個の
ノズルを千鳥状に配列している。こうすればノズルユニ
ット製造上のノズル間隔を変えることなく、あたかもノ
ズル間隔を半分にしたのと同様のノズルピッチkとする
ことができる。
ないし54は、キャリッジ40の搬送方向に位置がずれ
ている。また、図5(b)に示した場合のようにノズル
を千鳥状に配置した場合には、各色集合ヘッド内のノズ
ルに関しても、キャリッジ40の搬送方向に位置がずれ
ることになる。カラープリンタ20の制御回路60は、
キャリッジ40を搬送しながら、これらノズル位置の違
いを考慮し適切なタイミングでそれぞれのノズルユニッ
トを駆動してインク滴を吐出している。
ラープリンタ20は、キャリッジモータ30を駆動する
ことによって、各色の集合ヘッド51ないし54を印刷
用紙Pに対して主走査方向に移動させ、また紙送りモー
タ35を駆動することによって、印刷用紙Pを副走査方
向に移動させる。制御回路60の制御の下、キャリッジ
40の主走査および副走査を繰り返しながら、適切なタ
イミングでノズルを駆動してインク滴を吐出することに
よって、カラープリンタ20は印刷用紙上にカラー画像
を印刷している。
Lの供給を受けてカラー画像を印刷する機能を有する
が、カラープリンタ20に供給する画像データFNLは
コンピュータ80がカラー画像に所定の画像処理を行っ
て生成する。図6は、コンピュータ80がカラープリン
タ20に画像データFNLを出力して、画像を印刷する
処理の概要を示したフローチャートである。かかる処理
は、コンピュータ80のプリンタドライバ92内で、C
PU81の各機能を用いて実現される。以下、同図に従
って、画像処理の概要を説明する。
と、CPU81は初めに各色の集合ヘッドの副走査量に
ついてのデータを取得する(ステップS100)。後述
するように、インターレースを完成させるためには、ノ
ズルピッチkやノズル数などによって定まる所定条件を
満足する副走査量とする必要がある。このため、集合ヘ
ッドの構成に合わせて予め求められた副走査値の値が、
コンピュータ80のROM82に予め設定されており、
ステップS100の処理ではROM82に設定されてい
る副走査量を読み出しておくのである。
る(ステップS102)。この画像データは図2で説明
したようにアプリケーションプログラム91から供給さ
れるデータであり、画像を構成する各画素毎にR・G・
Bそれぞれの色について、0〜255の値の256階調
を有するデータである。
解像度変換、色変換、多値化処理等の所定の画像処理を
行って、カラープリンタ20が印刷可能な画像データF
NLに変換する(ステップS104)。すなわち、入力
画像の解像度をカラープリンタ20の印刷解像度に変換
し(解像度変換)、R・G・Bを用いた加法混色による
表現をC・M・Y・Kを用いた減法混色による表現に変
換し(色変換)、256階調を有する画像データをドッ
トの有無による表現形式に変換する(多値化処理)。
1は最後にインターレース処理を開始する(ステップS
106)。この処理は、画像処理中の多値化処理でドッ
トの有無による表現に変換された画像データを、カラー
プリンタ20に転送すべき順序に並べ替える処理であ
る。すなわち、前述のようにカラープリンタ20は、キ
ャリッジ40の主走査と副走査を繰り返しながら、集合
ヘッド51ないし54を駆動して印刷用紙Pの上にドッ
ト列(ラスタ)を形成していく。図5を用いて説明した
ように、各色の集合ヘッド51ないし54には、複数の
ノズルNzが設けられているので、1回の主走査で複数
本のラスタを形成することができるが、それらラスタは
互いにノズルピッチkだけ離れている。そこで、1回の
主走査で、まずノズルピッチkだけ離れた複数のラスタ
を形成し、次いで集合ヘッドを副走査させ、既に形成し
たラスタの間に新たなラスタを形成していくといった制
御が必要となる。集合ヘッドの副走査量は先にステップ
S100で取得しておいた値を使用する。このような制
御を行うと、カラープリンタ20が実際にドットを形成
する順序は、画像データ上での画素の順序と異なった順
序となるので、インターレース処理において画像データ
の並べ替えを行う。
ータはプリンタが印刷可能な画像データFNLとして、
カラープリンタ20に出力される(ステップS10
8)。この画像データFNLに従って、カラープリンタ
20がドットを形成することで印刷用紙上に画像が印刷
される。
のノズルユニットを配列して集合ヘッドを構成し、該集
合ヘッドを駆動して画像を印刷している。前述したよう
に、集合ヘッドのノズルユニットの繋ぎ目部分には、ノ
ズルユニットの個体差やノズルユニットの取り付け誤差
に起因する画質悪化要因が存在している。また、集合ヘ
ッドを副走査するときの副走査量に誤差があると、集合
ヘッドの最後部に相当する部分に画質の悪化要因が発生
する。本実施例のカラープリンタ20は、ノズルユニッ
トの繋ぎ目部分や集合ヘッドの最後部が重複しないよう
に、集合ヘッドを副走査しているので、画質の悪化要因
が累積して印刷画質を悪化させることを避けることがで
きる。以下では、本実施例のカラープリンタ20がイン
ターレースを完成させながら、ノズルユニットの繋ぎ目
部分あるいは集合ヘッドの最後部が互いに重複すること
を避けつつ、適切に副走査を行うことで印刷画質の悪化
を回避している方法について説明する。先ず、インター
レースを完成するために、如何なる条件を満足する必要
があるかについて簡単に説明し、その後、画質の悪化を
回避するために、副走査量が満足すべき条件について説
明する。
件 ノズルの構成(ノズルピッチkおよびノズル総数)が与
えられたとき、インターレースを完成させる方法には、
いくつかの方法が知られている。もっとも単純な方法
は、副走査量を一定として1回の主走査でラスタを完成
させる方法である。この方法を拡張した方法としては、
2つの方法が知られている。第1の拡張方法は、1つの
ラスタをs回の主走査で完成させる方法(以降、オーバ
ーラップと呼ぶ)である。第1の拡張方法では副走査量
は一定値である。第2の拡張方法は、副走査量を複数の
値を組み合わせて使用する方法(以降、変則送りと呼
ぶ)である。第2の拡張方法(変則送り)に、第1の拡
張方法を組み合わせることも可能である。すなわち、1
つのラスタを1回の主走査で完成させるように副走査量
を設定することも可能であるし、s回の主走査で完成さ
せるように設定することも可能である。説明の都合上、
初めに最も単純な方法についてインターレースを完成さ
せるための条件を説明し、次いで、第1の拡張方法、第
2の拡張方法についてインターレースを完成させる条件
を順次説明する。
もっとも単純な条件:この条件は、毎回の副走査量を一
定として、各ラスタは1回の主走査で完成させる場合
に、インターレースを完成させるために副走査量が満足
すべき条件である。
ノズル総数N)が与えられたときに、副走査量Lがイン
ターレースを完成させるための条件を説明する説明図で
ある。図7ではノズル数N=4(個)、ノズルピッチk
=3(ドット)という単純な状態を考え、副走査量L=
4(ラスタ)を選択した場合を示している(以下、各単
位は省略)。図中の一番左側の○印は、初回の主走査で
形成されるラスタの先頭ドットの位置を示し、○印の右
側に続く線は、各ドットの位置に形成されるラスタを簡
略化して表したものである。ここではノズルピッチが3
なので、各ラスタの間には今後に形成されるべきラスタ
が2本ずつ存在している。この明細書では、このような
ラスタのことを未形成ラスタと呼ぶ。この未形成のラス
タと初回に形成されたラスタとのオフセットFを考えれ
ば、図7に示すようにオフセットFの値は必ず1か2の
値となる。つまり全てのラスタはオフセットFが0(初
回に形成されるラスタ)であるか、1または2の、3種
類のラスタに分類される。
後に形成されるラスタの先頭ドットの位置を□印で示
す。尚、ここではインターレースが完成される条件を問
題としているので、ラスタが形成される副走査方向の位
置に意味があり、ラスタが形成され始める主走査方向の
位置は重要ではない。そこで図7では、ラスタの形成開
始位置を各ラスタ毎に主走査方向に少しずつずらしてあ
る。このために図7では、□印のドットは○印のドット
の右側に表現されている。こうすることによって、ラス
タの形成開始位置を見れば、そのラスタを形成するため
に何回の副走査が行われたかを即座に知ることができ
る。
の後に形成されるラスタは全てオフセットF=1の位置
のラスタである。2回目の副走査の後に形成されるラス
タの先頭ドットを△印で示す。ラスタの先頭位置を主走
査方向にずらして図示しているので、図7では△印の列
は□印の列の右側に位置している。2回目の副走査後に
はオフセットF=2の位置にラスタが形成される。3回
目の副走査後には再びオフセットF=0の位置にラスタ
が形成される。このラスタを、△印の列の右側に○印で
示す。初回の主走査で形成される4本のラスタを一群と
し、3回目の主走査で形成される4本のラスタを他の一
群として、両者の位置関係を考えると、2つの間にはラ
スタの形成されていないオフセット0のラスタは存在せ
ず、また重複して形成されているラスタもない。つまり
3回目の副走査後に形成された一群のラスタは、初回に
形成された一群のラスタに連続して形成されている。
置に、その次の副走査後はオフセットF=2の位置に、
という順序で順次ラスタが形成されていく。しかもオフ
セットF=0の位置のラスタだけに注目して考えれば、
前回形成された一群のラスタに必ず連続して形成され
る。つまりこのような3回のラスタ形成を1サイクルと
して繰り返していけば、未形成ラスタが残ることなく、
連続してラスタが形成されることになり、最終的にはラ
スタの重複や空隙が生じることはない。
一定で各ラスタを1回の主走査で形成する場合にインタ
ーレースを完成させるための条件は、図7の例を参考と
して次のように導き出すことができる。
回の主走査で形成されるラスタはN本であり、各ラスタ
間には未形成ラスタが(k−1)本ずつ存在する。これ
ら未形成ラスタの全ては、オフセットFが1〜(k−
1)の、合計(k−1)種類に分類される。副走査・主
走査を1回行う毎に、オフセット値が同じ位置にラスタ
が形成されるから、全ての未形成ラスタ位置にラスタを
形成するには(k−1)回の副走査・主走査を行う必要
がある。
様子は、次のように考えれば理解しやすい。ノズルピッ
チkの場合、初回の主走査によってN本のラスタが形成
されると同時に(k−1)種類の未形成ラスタが発生す
る。続いて副走査・主走査を1回行うたびに1種類の未
形成ラスタ位置にラスタが形成され、副走査・主走査を
(k−1)回繰り返すことによって、全ての未形成ラス
タが埋められると、1サイクルが完了する。1サイクル
完了後に新たに副走査・主走査を行うと、再び新たな
(k−1)種類の未形成ラスタが発生し、(k−1)回
の副走査・主走査を繰り返すことで全ての未形成ラスタ
位置にラスタを形成する。以上のようにラスタを形成し
ながら、印刷媒体上の有効範囲に含まれる全てのラスタ
を形成し終わると画像の印刷を終了する。
サイクルが隙間なく繰り返されなければならない。図7
の例から明らかなように、このための条件は、副走査量
をLとすれば、k回の副走査によって進むラスタ数が、
ノズル数Nとノズルピッチkを乗算した値でなければな
らない。すなわち、 (k回)×(副走査量L)=(ノズル数N)×(ノズル
ピッチk) を満たさなければならず、この式から1回の副走査量L
はノズル数Nと等しくなければならないことが分かる。
成ラスタ位置に重複なくラスタを形成するには、副走査
量Lとノズルピッチkが「互いに素」の関係にある必要
がある。つまりLとkが互いに素の関係にあれば、1〜
(k−1)回の副走査をしたときに、それぞれのオフセ
ットの値が重複することなく、1〜(k−1)の値を採
る。このことは次のように考えれば容易に分かる。
すると、(L×a)=(α×k)+cを満足する整数α
が存在する。同様にb回の副走査後のオフセット値もc
とすると、(L×b)=(β×k)+cを満足する整数
βが存在する。両式の差を採ると、(a−b)×L=
(α−β)×kが成り立つ。ところが、Lとkは互いに
素であるからLとkの最小公倍数はL×kでなければな
らず、この式と矛盾してしまう。従ってa回の副走査後
のオフセット値と、b回の副走査後のオフセット値とが
同じ値cを採ることはない。すなわちLとkが互いに素
の関係にあれば、1〜(k−1)回の副走査をしたとき
に、それぞれのオフセットの値が重複することなく、1
〜(k−1)の値を採るのである。
毎回同じ量の副走査を行い、かつ各ラスタを1回の主走
査で形成する場合、「ノズル数Nとノズルピッチkとが
互いに素の関係にあって、かつ副走査量Lがノズル数N
と同じ値となる。」という条件を満足させれば、インタ
ーレースを完成させることができることになる。
においてインターレースを完成させるための条件:第1
の拡張方法では、副走査量は一定であるが、各ラスタを
s回に主走査に分けて完成させる。かかる方法によれ
ば、あるノズルでたとえ正常にラスタを形成することが
できなくなったとしても、他のノズルでこれを補うこと
により、画質の悪化を最小限に抑制することが可能であ
る。尚、各ラスタを完成させるために必要な主走査の回
数を、以下ではオーバーラップ数と呼ぶ。
合についても、1回の主走査で形成する場合とほぼ同様
に考えることができる。ノズル数N、ノズルピッチkと
すると、初回の主走査でラスタが形成された直後には、
まだ完成していないN本のラスタと、ラスタ間にそれぞ
れ(k−1)本ずつの未形成ラスタが存在している。す
なわちこの場合も、全てのラスタはオフセットFが0〜
kの値をとるk種類のラスタに分類される。仮にオーバ
ーラップ数s=2(各ラスタは2回の主走査で完成す
る)とすれば、1サイクルが2k回の副走査で構成され
ることになる。これは、s=1の場合のちょうど2倍と
なっている。
のサイクルを完了するだけでなく、完了した各サイクル
が連続して、隙間が生じないようにしなければならな
い。すなわち各サイクルのオフセットF=0の値の一群
のラスタは、前回のサイクルのオフセットF=0の一群
のラスタに連続して形成される必要がある。1サイクル
中では副走査をs×k回行い、1回の副走査量はLであ
るから、完了した各サイクルが連続するための条件は、
1サイクルで進むラスタの数:s×kが、(ノズル数
N)×(ノズルピッチk)と等しくなることであり、結
局、副走査量L=(ノズル数N)/sでなければならな
い。このように副走査を行えば、k種類の全てのラスタ
にs回ずつ主走査を行い、重複や空隙なくラスタを形成
することができ、インターレースを完成させることがで
きる。オーバーラップ数sとして主走査1回当たりに正
味に形成されるラスタ数である実効ラスタ数(N/s)
を考えると、前述したもっとも単純な場合は、第1の拡
張方法において、s=1である特殊な場合であると考え
ることもできる。
てインターレースを完成させるための条件:第2の拡張
方法(変則送り)においては、予め定められた複数の副
走査量を使用する。副走査量が同一とする前述した条件
では、インターレースを完成させるために、実効ラスタ
数(N/s)とノズルピッチkとが互いに素の関係にな
ければならない。しかしこの関係を満足することは必ず
しも容易ではなく、このため、ノズルユニットに実装さ
れているノズルのうち数個を殺して互いに素の関係を満
足させなければならない場合も生ずる。これでは全ての
ノズルを活用できない分だけ印刷の速度が低下してしま
う。以下に説明する変則送りと呼ばれる方法で副走査を
行えば、実効ラスタ数(N/s)とノズルピッチkとが
互いに素の関係になくてもインターレースを完成させる
ことができるので、印刷速度の低下を避けることができ
る。
同一とする方法の変形であることが理解できる。ノズル
数N、ノズルピッチkとし、簡単のためにs=1の場合
を考える。1回目の主走査では、N本のラスタと各ラス
タ間に(k−1)種類の未形成ラスタが発生する。この
未形成ラスタの全てにラスタを形成するには、副走査の
送り方法によらず(k−1)回の副走査を必要とする。
つまり変則送りにおいても、初回のラスタ形成分も含め
ると1サイクルはk回の副走査で構成される。また各サ
イクルが連続していなければならないから、変則送りに
おいても(1サイクルで進むラスタの数)=(ノズル数
N)×(ノズルピッチk)が成り立つ。ところが変則送
りでは、毎回の副走査量が同じという条件を外して、未
形成ラスタの位置にラスタが形成されるように、毎回の
副走査量を選んでいる。変則送りが、毎回同じ量だけ副
走査する方法と異なっているのは、この部分のみであ
る。このことから変則送りが成立するための条件は、先
に導いた条件に対して、毎回の副走査量が同じという条
件を外せば得られることが分かる。
スを完成させるための条件を次のようにまとめることが
できる。s=1、ノズル数N、ノズルピッチkとする
と、 [条件1]:1サイクルは、k回の副走査で構成され、 [条件2]:1サイクルの送り量すなわち副走査量の合
計は、N×kに等しく、 [条件3]:1サイクル中にオフセット1〜(k−1)
の値が1回ずつ、全て表れる、 ような副走査量の組を選択すればインターレースを完成
することができる。
8,ノズルピッチk=4,s=1の場合を考える。ノズ
ル数Nとノズルピッチkは互いに素の関係にない。[条
件1]と[条件2]を共に満足する組として、{10,
7,6,9}を選んでみる。1回目の副走査によって形
成されるラスタのオフセット値は、mod(10,4)
=2、すなわちオフセット値F=2である。ここでmo
dは剰余演算子であり、mod(a,b)はaをbで除
算したときの余りの値をとる。2回目の副走査後は、1
回目と会わせた副走査量は17となっているから、mo
d(17,4)=1より、オフセット値F=1となる。
同様にして、3回目の副走査は、mod(23,4)=
3より、オフセット値F=3となる。1サイクル中にオ
フセット1〜3が1回ずつ表れるから、このような副走
査量の組は[条件3]も満足する。
に変則送りを行い、ラスタが形成されていく様子を確認
した結果が図8である。図7と同様に、図中の○はラス
タの先頭ドットの位置を、右側に続く線はラスタを表し
ている。図8をみると、3回の副走査で全ての未形成ラ
スタの位置にラスタが形成され、4回目の副走査で新た
なサイクルが始まることが分かる。更に、4回目の副走
査で形成されたラスタは、前のサイクルで形成されたラ
スタに連続して形成されている。従ってこのようなサイ
クルを繰り返していけば、重複や空隙を生じることなく
ラスタを形成できることが確認できる。
回の主走査で完成することも可能である。そのような変
則送りが成立するための条件は、もっとも単純な条件か
ら第1の拡張を行ったときと同様に考えればよい。つま
り、ノズル数N、ノズルピッチkとすると、 [条件1’]:1サイクルは、s×k回の副走査で構成
され、 [条件2’]:1サイクルの送り量すなわち副走査量の
合計はN×kに等しく、 [条件3’]:1サイクル中にオフセット1〜(k−
1)の値がs回ずつ全て表れる、 ような副走査量の組を選択すればインターレースを完成
させることができる。
合ヘッドの副走査方法 本実施例のカラープリンタ20は、複数のノズルユニッ
トを配列して集合ヘッドを構成し、該集合ヘッドをあた
かも1つのヘッドのように主走査および副走査させなが
ら印刷媒体上に画像を印刷している。このとき、ノズル
ユニット間の繋ぎ目部分が重複して印刷されていたり、
あるいは集合ヘッドの最後部がノズルユニットの繋ぎ目
部分と重複して印刷されると、この部分で画質悪化要因
が累積するため、きわめて画質が悪化し易くなる。この
ような画質の悪化を避けるため、前述したように、本実
施例のカラープリンタ20は、インターレースを完成さ
せつつ、ノズルユニットの繋ぎ目部分が重複しないよう
に、更に、集合ヘッドの最後部がノズルユニットの繋ぎ
目部分と重複しないように、適切な副走査量を選択して
集合ヘッドの副走査を行っている。このような副走査量
の選択方法には、いくつかの態様が存在する。以下で
は、各態様について説明する。
プリンタ20の第1の実施態様は、集合ヘッドが1種類
のノズルユニットを複数用いて構成されている態様であ
る。このような場合は、次のような条件を満足するよう
に副走査量を選択し、そのような副走査量が選択できな
い場合には、ノズルユニットの仕様あるいはノズルユニ
ットの個数を変更する。
ーラップ数sとして、各ノズルユニットのノズル数n、
1つの集合ヘッドはM個のノズルユニットで構成されて
いるものとする。つまり1つの集合ヘッドは、ノズル総
数がM×n×s個、ノズルピッチkの大きなヘッドと同
等の機能を有することになる。前述したように、この場
合は、(n/s)≧kを満たすことができれば、ノズル
ユニットの繋ぎ目部分が重複したり、集合ヘッドの最後
部がノズルユニットの繋ぎ目部分と重複することを避け
ることができる。以下、図9を用いて、この理由を説明
する。
成されている場合、ノズルユニットの繋ぎ目部分はM−
1個、集合ヘッドの最後部を含めれば、画質悪化要因を
含んだ箇所は集合ヘッドにM個存在している。主走査を
行うと画質悪化要因を含んだ箇所がM個形成され、副走
査を行う度に、このような箇所が位置を変えてM箇所ず
つ形成されることになる。前述したように、ノズルピッ
チk、オーバーラップ数sとすると1サイクルはk×s
回の副走査で構成されるから、画質悪化要因を含んだ箇
所は1サイクル中にM×k×s箇所発生する。しかも、
副走査量は一定で、インターレースを完成させる条件は
満足されているものとしているから、このような箇所
は、局在することなく均一に分布していると考えること
ができる。ノズルユニットの繋ぎ目部分はノズルピッチ
相当、すなわちラスタk本分の幅を持っているから、結
局、1サイクル行う間にラスタにしてM×k×k×s本
分の画質悪化要因を含んだ箇所が発生する。
ルピッチkのノズルユニットと考えることもできる。従
って、1サイクル中の副走査量の合計は、ラスタにして
M×n×k本分に相当する。結局、1サイクルすなわち
ラスタM×n×k本分の領域中に、M×k×k×s本分
の画質悪化要因を含んだ箇所が局在することなく形成さ
れるから、これら箇所が重ならないためには、M×n×
k≧M×k×k×sが成り立てばよい。従って、n≧k
×sを満たすことができれば、ノズルユニットの繋ぎ目
部分が重複したり、集合ヘッドの最後部がノズルユニッ
トの繋ぎ目部分と重複することを避けながら副走査する
ことができるのである。
ば、ノズルユニットの繋ぎ目部分等が重複することなく
副走査することができることを具体例によって確認す
る。本実施例のカラープリンタ20は、320個のノズ
ルを備えたノズルユニットを4つ連結して各色の集合ヘ
ッドを構成しているから(図5参照)、集合ヘッドあた
りのノズル数は1280個となる。仮に、オーバーラッ
プ数s=1とすると、実効ラスタ数は1280となる。
従って、副走査量一定でインターレースを完成させるた
めには、ノズルピッチkが1280と互いに素の関係に
ある整数であればよい。ここでは、k=7とすると、ノ
ズルユニットあたりのノズル数n=320、オーバーラ
ップ数s=1、ノズルピッチk=7であるから、n≧k
×sを満足する。図10はこのような構成の集合ヘッド
を、副走査している一例を示した説明図である。集合ヘ
ッド全体のノズル数は1280個、ノズルピッチk=7
であるので、ラスタ1280本分の副走査を7回行えば
インターレースが完成する。図10では、ノズルユニッ
ト繋ぎ目部分の位置を分かり易くするために、実際より
太めに表しているが、集合ヘッドを1サイクル分副走査
しても、ノズルユニットの繋ぎ目部分あるいは集合ヘッ
ドの最後部が重複していないことが分かる。
プリンタ20の第2の実施態様は、集合ヘッドを複数種
類のノズルユニットを用いて構成する態様である。つま
り集合ヘッドを副走査したときに、ノズルユニットの繋
ぎ目部分が重ならないように、集合ヘッドの分割位置を
決めてやるのである。このように集合ヘッドの分割位置
を決定する一例として、第1の実施態様と同じノズル配
列を有する集合ヘッドの分割位置を決めていく方法を以
下に説明する。図11は、第1の実施態様と同じノズル
配列、すなわちノズル総数1280個、ノズルピッチk
=7の仕様の集合ヘッドについて、集合ヘッドの分割位
置を決定するための考え方を説明する説明図である。
ヘッドを、一定量ずつ副走査している様子を示した説明
図である。この段階では、集合ヘッドにノズルユニット
の繋ぎ目部分は存在していないから、画質悪化要因を含
んでいる部分は集合ヘッドの最後部のみである。この画
質悪化要因を含んだ部分は、集合ヘッドを1回だけ副走
査させると、集合ヘッド最後部のノズルがあった位置か
ら、1274番目のラスタから1280番目のラスタま
での領域に移動する。尚、ここでは、画質悪化要因を含
む部分はノズルピッチ相当の幅を持つものとしている。
更にもう1回副走査を行うと、画質悪化要因を含む部分
は、2554番目から2560番目のラスタにかけての
領域に移動する。図11(a)には、このようにして副
走査する度に集合ヘッドの最後部が移動していく領域
を、ラスタの番号で示している。
1つ決定している様子を示した説明図である。集合ヘッ
ドの最後部が現れる領域(図11(a)参照)と、ノズ
ルユニットの分割位置が重複すると、画質悪化要因が累
積してきわめて画質が悪化しやすくなるので、この領域
を避けて分割位置を決定する。図11(b)の例では、
1500番目から1506番目のラスタ位置で集合ヘッ
ドを分割している。もちろん、集合ヘッドの最後部が現
れる領域と重なりさえしなければ、集合ヘッドの分割位
置はどのような位置に決定してもよい。分割位置すなわ
ちノズルユニットの繋ぎ目位置を1つ決定すると、副走
査にともなってノズルユニットの繋ぎ目部分が現れる領
域が決まる。図11(b)に示した例では、2780番
〜2786番目のラスタ位置、4060番〜4066番
目のラスタ位置、等にノズルユニットの繋ぎ目部分が現
れる。集合ヘッドの最後部もノズルユニットの繋ぎ目位
置も、ともに副走査量の周期で現れるので、集合ヘッド
の分割位置を初めに決定するときに最後部が現れる領域
を避けておけば、その後は何回副走査しても、集合ヘッ
ドの最後部とノズルユニットの繋ぎ目部分とが重複する
ことはない。尚、図11(b)の右端には、集合ヘッド
の最後部が現れるラスタ番号を小さな文字で表示し、ノ
ズルユニットの繋ぎ目部分が現れるラスタ番号を大きな
文字で表示している。
(b)を参照しながら、集合ヘッドの最後部と既に決定
済みの分割位置が現れる領域のどちらにも重ならないよ
うに、新たな分割位置を決定すればよい。このような方
法を用いれば、印刷画質を悪化させないようなノズルユ
ニットの配列を容易に決定することができる。例えば、
入手可能な複数種類のノズルユニットを組み合わせて集
合ヘッドを設計することができるので、設計自由度を大
きく向上させることができる。
プリンタ20の第3の実施態様は、集合ヘッドを副走査
したときにノズルユニットの繋ぎ目部分が重ならないよ
うに、複数種類の副走査量を用いる態様である。第3の
実施態様の一例を図12に示す。集合ヘッドは4つのノ
ズルユニットから構成され、各ノズルユニットには32
0個のノズルが設けられている。また、ノズルピッチk
=4、オーバーラップ数s=1とする。このようなノズ
ル構成では、ノズル総数とノズルピッチkとが互いに素
の関係とならないので、副走査量一定とするとインター
レースを完成することができない。しかし、このような
場合でも、変則送りで副走査すればインターレースを完
成させることができる。
の前述の条件をあてはめれば、1サイクル中は4回の副
走査で構成され(前述の条件1)、1サイクルの副走査
量の合計は5120(=320×4×4)で(前述の条
件2)、1サイクル中のオフセット1〜3の値が1回ず
つ現れる(前述の条件3)必要がある。図12の例で
は、集合ヘッドを4回に分けて副走査しており、各副走
査量の合計は5120(=602+1303+1802
+1413)である。また、1回目の副走査後に形成さ
れるラスタのオフセットは、mod(602,4)=
2、2回目の副走査後はmod(602+1303,
4)=1、3回目の副走査後はmod(602+130
3+1802,4)=3となるから、オフセット1〜3
の値が1回ずつ現れており、全ての条件を満足するので
インターレースを完成することができる。
ットの繋ぎ目部分あるいは集合ヘッドの最後部が現れる
位置を、図12中に斜線で示す。図12から明らかなよ
うに、適切な副走査量を選択することにより、ノズルユ
ニットの繋ぎ目部分や集合ヘッドの最後部が重複するこ
とを避けることができる。従って、ノズルユニットの個
体差や取り付け誤差、あるいは集合ヘッドの副走査量の
誤差などによって生ずる画質悪化要因が、印刷画像上の
同一箇所に重複して発生して印刷画像を悪化させること
はない。
が、本発明は上記すべての実施例に限られるものではな
く、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様で実
施することができる。例えば、上述の機能を実現するソ
フトウェアプログラム(アプリケーションプログラム)
を、通信回線を介してコンピュータシステムのメインメ
モリまたは外部記憶装置に供給し実行するものであって
もよい。
示す説明図である。
複数のノズルユニットを配列して構成されている様子を
示す説明図である。
すフローチャートである。
完成させる条件を説明する説明図である。
レースを完成させる条件を説明する説明図である。
を配列して集合ヘッドを構成した場合に、画質が悪化し
ないための条件を説明する説明図である。
避することができる一例を示す説明図である。
避できるように集合ヘッドの分割位置を決める方法を例
示した説明図である。
避することができる一例を示す説明図である。
副走査を行った場合に、印刷画質が悪化する理由を概念
的に説明する説明図である。
うに副走査する一例を示した説明図である。
・B間の繋ぎ目部分と、m回目の主走査時におけるノズ
ルユニットC・D間の繋ぎ目部分を拡大して示した説明
図である
・B間の繋ぎ目部分と、n+1回目の主走査時における
集合ヘッドの最後部を拡大して示した説明図である
Claims (7)
- 【請求項1】 複数のノズルからなるノズルアレイを設
け、該ノズルからインク滴を吐出して、印刷媒体上にイ
ンクドットを形成することによって画像を形成する印刷
装置であって、 複数のノズルユニットを、前記ノズルアレイの方向たる
副走査方向に位置をずらして配列した集合ヘッドと、 前記集合ヘッドを前記副走査方向と交差する方向たる主
走査方向に移動させながら前記インクドットを形成する
ことにより、前記印刷媒体上に該ドットの列たるラスタ
を、互いにラスタk本分の間隔をあけて形成するラスタ
形成手段と、 前記集合ヘッドを、前記主走査方向と交差する方向たる
副走査方向に所定量だけ移動させる副走査手段とを備
え、 前記副走査手段は、前記印刷媒体上の有効範囲内に含ま
れる全てのラスタを記録し得るように前記集合ヘッドを
副走査しつつ、前記各ノズルユニットの最後部のノズル
が、該副走査前に他のノズルユニットの最後部のノズル
があった位置からラスタk本分以上離れた位置にくるよ
うに副走査する手段である印刷装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の印刷装置であって、 前記ラスタ形成手段は、1回の主走査で形成される正味
のラスタたる実効ラスタをN本形成する手段であり、 前記副走査手段は、前記集合ヘッドを、N本分のラスタ
に相当する距離だけ副走査させる手段であり、 前記集合ヘッドは、前記各ノズルユニットの最後部のノ
ズル位置が、該集合ヘッドの最後部のノズルからNの整
数倍の本数のラスタに相当する距離だけ離れた位置から
ラスタk本分以上離れた位置にくるように、前記各ノズ
ルユニットを配列した印刷装置。 - 【請求項3】 請求項1記載の印刷装置であって、 前記ラスタ形成手段は、1回の主走査で形成される正味
のラスタたる実効ラスタをN本形成するにあたって、前
記ノズルユニット毎に同数のラスタを、Nと互いに素の
関係にあるk本分のラスタに相当する間隔をあけて形成
するとともに、該ノズルユニットあたりk本以上の実効
ラスタを形成する手段であり、 前記副走査手段は、N本分のラスタに相当する一定距離
だけ副走査させる手段である印刷装置。 - 【請求項4】 請求項1記載の印刷装置であって、 前記集合ヘッドを副走査する送り量の組を記憶する副走
査送り量記憶手段を備え、 前記副走査手段は、該組として記憶されている前記送り
量に従って前記集合ヘッドを順次副走査する手段であ
り、 前記ラスタ形成手段は、前記ノズルユニット毎にn本の
ラスタを互いにラスタk本分の間隔をあけて形成する手
段であり、 前記副走査送り量記憶手段は、前記記憶される各副走査
送り量の組として、該副走査送り量を順次累積した各累
積値とn×kの整数倍の値との差の絶対値が、k以上と
なるような値の組を記憶している手段である印刷装置。 - 【請求項5】 複数のノズルからなるノズルアレイを設
け、該ノズルからインク滴を吐出して、印刷媒体上にイ
ンクドットを形成することによって画像を形成する印刷
装置であって、 複数のノズルユニットを、前記ノズルアレイの方向たる
副走査方向に位置をずらして配列した集合ヘッドと、 前記集合ヘッドを前記ノズルアレイの方向と交差する方
向に移動させながら前記インクドットを形成することに
より、前記印刷媒体上に該ドットの列たるラスタを、互
いにラスタk本分の間隔をあけて形成するラスタ形成手
段と、 前記集合ヘッドを、前記ラスタの方向と交差する方向た
る副走査方向に所定量だけ移動させて、前記印刷媒体上
の有効範囲内に含まれる全てのラスタを記録し得るよう
に副走査させる副走査手段とを備え、 前記ノズルユニットは、該集合ヘッドを副走査したとき
に、前記各ノズルユニットの最後部のノズルが、該副走
査前に他のノズルユニットの最後部のノズルがあった位
置からラスタk本分以上離れた位置にくるように、前記
各ノズルユニットの配列が選択されているユニットであ
る印刷装置。 - 【請求項6】 ノズルアレイを構成する複数のノズルか
らインク滴を吐出して印刷媒体上にインクドットを形成
しながら、該ノズルアレイと該印刷媒体との相対位置を
変更することによって画像を形成する印刷方法であっ
て、 ノズルユニットを前記ノズルアレイの方向に位置をずら
して配列することによって形成された集合ヘッドを、前
記ノズルアレイの方向と交差する方向に移動させながら
インクドットを形成することで、前記印刷媒体上に該イ
ンクドットの列たるラスタを、互いにラスタk本分の間
隔をあけて形成し、 前記集合ヘッドを前記ノズルアレイの方向の所定量だけ
移動させるに際して、前記印刷媒体上の有効範囲内に含
まれる全てのラスタを記録し得るように移動させつつ、
前記各ノズルユニットの最後部のノズルが、該副走査前
に他のノズルユニットの最後部のノズルがあった位置か
らラスタk本分以上離れた位置にくるように移動させて
画像を印刷する印刷方法。 - 【請求項7】 ノズルアレイを構成する複数のノズルか
らインク滴を吐出して印刷媒体上にインクドットを形成
しながら、該ノズルアレイと該印刷媒体との相対位置を
変更することによって画像を形成するプログラムを、コ
ンピュータで読み取り可能に記録した記録媒体であっ
て、 前記ノズルアレイと前記印刷媒体との相対位置を、該ノ
ズルアレイの方向と交差する方向に移動させながらイン
クドットを形成することで、前記印刷媒体上に該インク
ドットの列たるラスタを、互いにラスタk本分の間隔を
あけて形成する機能と、 前記相対位置を前記ノズルアレイの方向の所定量だけ移
動させるに際して、前記印刷媒体上の有効範囲内に含ま
れる全てのラスタを記録し得るように移動させるに際し
て、前記ノズルを構成する複数のノズルユニットの最後
部の各ノズルが、他のノズルユニットの最後部のノズル
があった位置からラスタk本分以上離れた位置にくるよ
うに移動させる機能とを実現するプログラムを記録した
記録媒体。
Priority Applications (6)
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7110595B2 (en) | 2001-12-07 | 2006-09-19 | Ricoh Company, Ltd. | Method of and apparatus for image processing, and computer product |
US7677693B2 (en) | 2005-06-01 | 2010-03-16 | Samsung Electronics Co., Ltd | Line printing type inkjet image forming apparatus and method of enhancing printed image quality |
-
1999
- 1999-07-16 JP JP20259599A patent/JP3503533B2/ja not_active Expired - Fee Related
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