JP3562308B2 - 印刷装置および印刷方法 - Google Patents

印刷装置および印刷方法 Download PDF

Info

Publication number
JP3562308B2
JP3562308B2 JP11420298A JP11420298A JP3562308B2 JP 3562308 B2 JP3562308 B2 JP 3562308B2 JP 11420298 A JP11420298 A JP 11420298A JP 11420298 A JP11420298 A JP 11420298A JP 3562308 B2 JP3562308 B2 JP 3562308B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
scanning direction
nozzles
main scanning
dots
print head
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP11420298A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH1128827A (ja
Inventor
昌彦 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP11420298A priority Critical patent/JP3562308B2/ja
Priority to US09/074,320 priority patent/US6334665B1/en
Priority to EP98303770A priority patent/EP0878772B1/en
Priority to DE69837692T priority patent/DE69837692T2/de
Priority to AT98303770T priority patent/ATE361505T1/de
Publication of JPH1128827A publication Critical patent/JPH1128827A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3562308B2 publication Critical patent/JP3562308B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/485Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by the process of building-up characters or image elements applicable to two or more kinds of printing or marking processes
    • B41J2/505Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by the process of building-up characters or image elements applicable to two or more kinds of printing or marking processes from an assembly of identical printing elements
    • B41J2/5056Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by the process of building-up characters or image elements applicable to two or more kinds of printing or marking processes from an assembly of identical printing elements using dot arrays providing selective dot disposition modes, e.g. different dot densities for high speed and high-quality printing, array line selections for multi-pass printing, or dot shifts for character inclination
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06KGRAPHICAL DATA READING; PRESENTATION OF DATA; RECORD CARRIERS; HANDLING RECORD CARRIERS
    • G06K15/00Arrangements for producing a permanent visual presentation of the output data, e.g. computer output printers
    • G06K15/02Arrangements for producing a permanent visual presentation of the output data, e.g. computer output printers using printers
    • G06K15/10Arrangements for producing a permanent visual presentation of the output data, e.g. computer output printers using printers by matrix printers
    • G06K15/102Arrangements for producing a permanent visual presentation of the output data, e.g. computer output printers using printers by matrix printers using ink jet print heads
    • G06K15/105Multipass or interlaced printing

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、印刷媒体上を印刷ヘッドが走査しながら印刷を行う印刷装置に関し、該印刷装置において画質を向上するための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
シリアルインクジェットプリンタのように印刷媒体上を印刷ヘッドが主走査および副走査しながら印刷を行うプリンタにおける画質向上の技術として、米国特許第4198642号明細書に示された「インターレース方式」と呼ばれる発明がある。図23は、インターレース方式の一例を示す説明図である。まず、以下の説明で用いられる各種のパラメータについて説明する。図23の例では、ドットの形成に使用されるノズルの個数Nは3個である。図23中のノズルピッチk[ドット]は、記録画像のピッチ(ドットピッチw)を単位として、印刷ヘッドにおけるノズルの中心点間隔を表した値である。図23の例ではk=2である。図23中のLは、副走査における紙送り量を意味しており、この例では3ラスタに相当する。
【0003】
図23において、2桁の数字を含む丸は、それぞれドットの記録位置を示している。丸の中の2桁の数字のうち、左側の数字はノズル番号を示しており、右側の数字は記録の順番(何回目の主走査で記録されたか)を示している。
【0004】
図23に示す、インターレース方式の記録では、1回目の主走査において、2番ノズル、3番ノズルにより各ラスタのドットを形成する。1番ノズルではドットを形成しない。次に、図23に示す通り、3ラスタ分の紙送りを行った後、2回目の主走査を行いつつ、1番ノズルから3番ノズルまでを用いて各ラスタを形成する。以後、同様に3ラスタ分の紙送りと、主走査によるラスタの形成とを繰り返し実行することにより、画像を記録する。1回目の主走査において1番ノズルによりラスタを形成しなかったのは、該ラスタの下に隣接するラスタは2回目以降の主走査で形成され得ないからである。
【0005】
インターレース方式とは、このようにラスタを副走査方向に間欠的に形成しつつ、画像を記録する方式をいう。図23では、特定のノズルピッチについて説明したが、ノズルピッチk、ノズル個数N等に応じて種々の送り量Lでのインターレース方式による記録が可能である。一般に、インターレース方式では印刷ヘッド上のノズル列の構成と副走査の方法に特徴があり、ノズル列は副走査方向に配列されたN個のノズルで構成され、隣り合うノズルの中心点間距離が画素のピッチのk倍に設定されているとき、Nとkが互いに素である整数に選ばれている。そして主走査のあとに行われる副走査の距離が画素のピッチのN倍に設定されている。
【0006】
このインターレース方式は、ノズルの位置精度のばらつきやインク吐出特性のばらつきによるドットの形成位置のずれを記録画像上で分散させることができるという利点がある。従って、ノズルのピッチや吐出特性にばらつきがあっても、これらの影響を緩和して画質を向上させる効果がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来のインターレース方式の技術においては副走査方向については隣接するドットを異なるノズルで形成しているのに対して、主走査方向については同じノズルでドットを形成していた。従って、各ノズル毎のインク吐出特性のばらつきによりラスタ全体のドットの形成位置にずれが生じ、画質が低下することがあった。もちろん、インターレース方式を採用しない場合であっても同様の問題が生じていた。
【0008】
ラスタ全体のずれを解消して画質を向上させるために、いわゆるオーバラップ方式による印刷を採用することもできる(例えば、特開平3−207665号公報や特公平4−19030号公報等に記載の技術等)。オーバラップ方式とは、各ラスタを2回以上の主走査で、かつそれぞれ異なるノズルを用いて形成する印刷方法である。例えば、各ラスタを2回の主走査で形成する場合、1回目の主走査では各ラスタの一端から奇数番目の画素のみを形成する。その後、副走査を行い、2回目の主走査では異なる異なるノズルで上記ラスタ上の偶数番目の画素を形成する。
【0009】
オーバラップ方式を採用すれば、ラスタ全体のドットの形成位置にずれが生じることを抑制することができ、画質を向上することができる。ところが、オーバラップ方式では、各ラスタの形成に2回以上の主走査を必要とするため、印刷速度の低下という別の問題を招くことになる。
【0010】
一方、近年、各画素にドットを重ねて形成することにより、各画素ごとの階調表現を豊かにすることを狙ったプリンタも提案されている。かかるプリンタにおいてもドットを重ねて形成するために、各ラスタにつき2回以上の主走査を必要としており、印刷速度の低下を招くことがあった。
【0011】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】
本発明は、印刷速度の低下を招くことなく、各ラスタ上のドットの形成位置のずれを抑制し、画質の向上を図るための技術を提供することを第1の目的とする。また、ドットを重ねて形成することを許容した印刷装置において、印刷速度の向上を図る技術を提供することを第2の目的とする。かかる課題の少なくとも一部を解決するために本発明は以下の構成を採用した。
【0012】
本発明の印刷装置は、
印刷ヘッドを印刷媒体に対して相対的に往復動する主走査を行いつつ該主走査方向に並ぶドット列たるラスタを形成して、該印刷媒体上に画像を印刷する印刷装置であって、
前記印刷ヘッドは、一主走査中に一ラスタ上に同一種類のドットを形成可能な複数のノズルを備えることを要旨とする。
【0013】
かかる印刷装置によれば、少なくとも一部のラスタについては、一主走査中に該ラスタ上に異なるノズルによりドットを形成することが可能となる。この結果、各ノズルの特性に起因するドットの形成位置のずれをラスタ上で分散させることができ画質を向上することができる。また、ラスタの形成に要する主走査の回数を増やすことなく、かかる効果を得ることができる。この結果、上記印刷装置によれば、印刷速度の低下を招くことなく、画質を向上することが可能となる。
【0014】
なお、上記印刷装置によれば、一主走査中に複数のノズルを用いてラスタ上の同じ画素に複数のドットを形成することも可能である。従って、各画素にドットを重ねて形成することを許容する印刷装置として、上記印刷装置を適用すれば、各画素の階調表現を増すことにより画質を向上しつつ、その印刷速度を向上することができる。
【0015】
上記印刷装置において、
前記複数のノズルの主走査方向の間隔は、該方向の画素のピッチの整数倍であるものとすることが望ましい。
【0016】
かかる印刷装置によれば、各画素にドットを形成する際のノズルの駆動タイミングを全ノズルで一致させることができる。駆動タイミングを全ノズルで一致させた上で、各ノズルのオン・オフを制御すれば任意の画素にドットを形成することができる。従って、各ノズルを駆動する駆動回路または駆動機構を簡易化することが可能となる。
【0017】
本発明の印刷装置は、
さらに、
前記複数のノズルの駆動を制御して、該複数のノズルによりそれぞれ前記ラスタ上の異なる位置にドットを形成する駆動手段を備えるものとすることができる。
【0018】
かかる印刷装置によれば、前記複数のノズルを用いて各ラスタの異なる位置にドットを形成することができるため、ドットの形成位置のずれを分散し、画質を向上することができる。かかる駆動手段としては、各ノズルをそれぞれ異なるタイミングで駆動するものおよび同じタイミングで駆動するものの双方が含まれる。
【0019】
上記印刷装置において、
前記複数のノズルは、
主走査方向のドットのピッチを単位として表した該ノズルの主走査方向の間隔k1と、該主走査方向に並設された前記複数のノズルの数N1とが互いに素となる関係で配置されたノズルであるものとすることが望ましい。
【0020】
この場合にはさらに、
前記駆動手段は、
前記主走査方向にN1ドットごとにドットを形成するタイミングで、かつ、前記複数のノズルを同時に駆動してドットを形成する手段であるものとすることが望ましい。
【0021】
かかる印刷装置では、一定の間隔、即ち主走査方向にN1ドット移動するごとにドットを形成する間隔で、各ノズルを同じタイミングでオン状態とすれば、異なる画素にドットを形成することができる。従って、上記印刷装置によれば、ドットを形成するための制御が容易となり、またノズルを駆動するための駆動回路等も簡易化することができる。
【0022】
上述の効果について具体的に説明する。図11はA,B2列のノズルを備える印刷ヘッドによりドットが形成される様子を示した説明図である。2列のノズルを備えているのでN1=2である。両者の主走査方向の間隔は3ドット分である。つまり、k1=3である。N1とk1は互いに素となる関係に設定されている。かかる印刷ヘッドにより形成されるドットの様子を図11の「○」および「□」で示した。「○」がAのノズル列に対応し、「□」がBのノズル列に対応する。
【0023】
図12は、この印刷ヘッドが主走査方向に移動した時点でのドットの形成の様子を示した説明図である。N1ドット、つまり2ドット分移動した時点でのドットの形成を示した。図12に示す通り、ドットが未形成の画素にドットを形成することができる。図13および図14は、さらに主走査方向に印刷ヘッドが移動した時点でのドットの形成の様子を示した説明図である。図示される通り、それぞれドットが未形成の画素にドットを形成することができる。
【0024】
以上では、N1=2、k1=3の場合を例にとって説明したが、その他の場合でも、両者が互いに素となる関係に選ばれている場合には、同様の効果を得ることができる。
【0025】
本発明の印刷装置において、
前記印刷ヘッドは、前記複数のノズルの組を、前記主走査方向と交差する方向に、該方向のドットのピッチの整数倍となる一定の間隔で複数組備える印刷ヘッドであるものとすることもできる。
【0026】
かかる印刷装置によれば、複数のラスタを同時に形成することが可能となるため、印刷速度を向上することができる。これは、見方を変えれば、主走査方向に並設された前記複数のノズルが、それぞれ主走査方向と交差する方向に該方向のドットのピッチの整数倍となる一定の間隔で並ぶノズル列から構成されていることを意味する。例えば、図11に示したノズル列A,Bを有するような場合を意味する。もちろん、上記印刷装置において、主走査方向に複数のノズルが並設されていない部分を含むものとしても構わない。
【0027】
この場合においては、さらに、
前記印刷ヘッドは、前記整数k2と、該ノズルの組の数N2とが互いに素となる関係で配列された前記複数のノズルの組を有するヘッドであるものとすることが望ましい。
【0028】
また、さらに前記ラスタを形成する度に前記交差する方向に、前記印刷媒体を前記印刷ヘッドに対し、副走査の方向のドットのピッチのN2倍の送り量で、相対的に移動する副走査を行う副走査手段を備えるものとすることが望ましい。
【0029】
かかる印刷装置によれば、インターレース方式による印刷が可能となる。従って、各ノズルの特性に応じて生じるドットの形成位置のずれをラスタ上で分散させるとともに、ラスタ間でも分散させることが可能となり、画質をより向上することができる。
【0030】
本発明の印刷方法は、
印刷ヘッドを印刷媒体に対して相対的に往復動する主走査を行いつつ該主走査方向に並ぶドット列たるラスタを形成して、該印刷媒体上に画像を印刷する印刷方法であって、
前記印刷ヘッドは、一主走査中に一ラスタ上に同一種類のドットを形成可能な複数のノズルを、主走査方向のドットのピッチを単位として表した該ノズルの主走査方向の間隔k1と、該ノズルの数N1とが互いに素となる関係で配置した印刷ヘッドであり、
(a)前記印刷ヘッドを主走査方向に駆動する工程と、
(b)前記主走査方向にN1ドットごとにドットを形成するタイミングで、かつ、前記複数のノズルを同時に駆動してドットを形成する工程とを備えることを要旨とする。
【0031】
かかる印刷方法を採用すれば、先に印刷装置について説明した通り、各ラスタを異なるノズルで形成することができ、画質を向上することができる。また、そのための制御を容易に実現することができる。
【0032】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態を実施例に基づいて詳細に説明する。
(1)装置の構成:
図1は、本発明の印刷装置の一実施例としてのカラープリンタ22を用いた画像処理装置の構成を示すブロック図である。図示するように、コンピュータ90にスキャナSCNとカラープリンタ22とが接続されている。コンピュータ90は、スキャナSCN等から取り込まれた画像を種々のアプリケ−ションプログラムにより扱うことができる。このアプリケーションプログラムから画像の印刷指令が出されると、コンピュータ90は、内部に備えられたプリンタドライバを起動して画像データをプリンタ22で印刷可能な印刷データに変換し、プリンタ22に出力する。プリンタ22は、この印刷データを受け取って、後述する種々の制御を実行しつつ画像を印刷する。後述する通り、本実施例のプリンタ22は、種々のモードで印刷を行うことができる。コンピュータ90からプリンタ22に転送されるデータには、印刷モードを指定するためのデータも含まれている。
【0033】
なお、コンピュータ90は、フレキシブルディスクドライブ15やCD−ROMドライブ16を備えており、それぞれフレキシブルディスクFDやCD−ROMに記録されたプログラムを読みとり可能である。また、コンピュータ90は、モデム18を介して公衆電話回線PNTに接続可能となっている。コンピュータ90は、公衆電話回線PNTを通じて外部のネットワークに接続されている特定のサーバーSVに接続してプログラムをコンピュータ90内部のハードディスクにダウンロードすることも可能である。また、コンピュータ90は、プリンタ22に種々のデータを転送可能であるから、上記プログラムをプリンタ22に転送することもできる。
【0034】
図2は本実施例のソフトウェア構成を示すブロック図である。印刷ヘッド駆動部17、主走査駆動部11、副走査駆動部12、CPU,RAM,ROM等により構成された制御部19により制御される。主走査駆動部11は印刷ヘッドを往復動する主走査を行い、副走査駆動部12は、用紙を主走査方向に対して交差する副走査方向に搬送する。印刷ヘッド駆動部17は、コンピュータ90から送られるデータに基づいて印刷ヘッドのノズルを駆動して、用紙にインクを吐出し、画像を出力する。制御部19はこれらの各部分の動作を制御する。
【0035】
次に、図3によりプリンタ22の概略構成を説明する。図示するように、このプリンタ22は、副走査モータ2によって印刷媒体1を搬送する機構と、主走査モータ3によってキャリッジ8をプラテン26の軸方向に往復動させる機構と、キャリッジ8に搭載された印刷ヘッド17a〜17fを駆動してインクの吐出およびドット形成を行う機構と、これらの副走査モータ2,主走査モータ3,印刷ヘッド17a〜17fおよび操作パネル32との信号のやり取りを司る制御回路40とから構成されている。以下、この順に各機構等について説明する。
【0036】
紙、フィルム等の印刷媒体1は、副走査モーター2により駆動される駆動ローラーと押さえローラーにより副走査方向に搬送される。副走査方向とは、図3中に示す通り、キャリッジ8が往復動する方向に直交する方向をいう。
【0037】
キャリッジ8をプラテン26の軸方向に往復動させる機構は、プラテン26の軸と並行に架設されキャリッジ8を摺動可能に保持する摺動軸34と、主走査モータ3との間に無端の駆動ベルト10を張設するプーリ38と、キャリッジ8の原点位置を検出する位置検出センサ39等から構成されている。主走査モーター3により駆動ベルト10が駆動され、キャリッジ8は主走査方向へ往復動する。
【0038】
キャリッジ8は黒インク(Bk)用のインクタンク15bと、シアン(C1),ライトシアン(C2)、マゼンタ(M1),ライトマゼンダ(M2)、イエロ(Y)の5色のインクを収納したカラーインク用インクタンク15cが搭載可能である。シアンおよびマゼンダの2色については、濃淡2種類のインクを備えていることになる。キャリッジ8の下部には計6個の印刷ヘッド17aないし17fが形成されている。キャリッジ8の底部には、この各色用印刷ヘッドにインクタンクからのインクを導くインク供給路16(図4参照)が立設されている。キャリッジ8に黒(Bk)インク用のインクタンク15bおよびカラーインク用インクタンク15cを上方から装着すると、各インクタンクに設けられた接続孔にインク供給路16が挿入され、各インクタンクから印刷ヘッド17aないし17fへのインクの供給が可能となる。
【0039】
インクの吐出およびドット形成を行う機構について説明する。図4は印刷ヘッド17aの内部の概略構成を示す説明図である。インクタンク15bがキャリッジ8に装着されると、図4に示すように毛細管現象を利用してインクタンク内のインクがインク供給路16を介して吸い出され、印刷ヘッド17aに導かれる。なお、初めてインクカートリッジが装着されたときには、専用のポンプによりインクを印刷ヘッド17aに吸引する動作が行われるが、本実施例では吸引のためのポンプ、吸引時に印刷ヘッド17aを覆うキャップ等の構成については図示および説明を省略する。他の印刷ヘッド17bないし17fについても同様の構成をなしている。
【0040】
各色の印刷ヘッド17aないし17fには、後で説明する通り、各色毎に48個のノズルNzが設けられており(図6参照)、各ノズル毎に電歪素子の一つであって応答性に優れたピエゾ素子PEが配置されている。ピエゾ素子PEとノズルNzとの構造を詳細に示したのが、図5である。図5上段に図示するように、ピエゾ素子PEは、ノズルNzまでインクを導くインク通路68に接する位置に設置されている。ピエゾ素子PEは、周知のように、電圧の印加により結晶構造が歪み、極めて高速に電気−機械エネルギの変換を行う素子である。本実施例では、ピエゾ素子PEの両端に設けられた電極間に所定時間幅の電圧を印加することにより、図5下段に示すように、ピエゾ素子PEが電圧の印加時間だけ伸張し、インク通路68の一側壁を変形させる。この結果、インク通路68の体積はピエゾ素子PEの伸張に応じて収縮し、この収縮分に相当するインクが、粒子Ipとなって、ノズルNzの先端から高速に吐出される。このインク粒子Ipがプラテン26に装着された印刷媒体1に染み込むことにより、印刷が行われる。
【0041】
図6は、印刷ヘッド17a〜17fにおけるインクジェットノズルNzの配列を示す説明図である。これらのノズルの配置は、各色ごとに記録媒体1上にインク滴を吐出するノズルを複数個持つ6組のノズル群から成っている。各ノズル群には48個のノズルNzが2列の直線状に配列されている。説明の便宜上、直線状に配列された一方のノズルをノズル群Aと呼び、他方をノズル群Bと呼ぶものとする。
【0042】
図7に印刷ヘッド17aの拡大図を示す。図示する通り、ノズル群Aおよびノズル群Bはそれぞれ副走査方向に一列に並んだ24個のノズルで構成されている。各ノズルの副走査方向の間隔は、副走査方向のドットの記録ピッチと同じである。また、ノズル群Aとノズル群Bは、それぞれ対応するノズルの副走査方向の位置が一致している。ノズル群Aとノズル群Bとの主走査方向の間隔は、ノズル群の数N1と、主走査方向のドットの記録ピッチを単位として表した場合の各ノズル群の主走査方向の間隔k1が互いに素となるように設定されている。本実施例では、印刷ヘッド17aにノズル群Aとノズル群Bの2つが備えられているから、ノズル群の数N1は2である。従って、ノズル群の主走査方向の間隔k1は奇数に選択し、図7に示す通り、上記間隔k1を3ドットピッチに設定している。図7中で破線で示した円は、主走査方向に記録されるドットのサイズを示している。もちろん、ノズル群の間隔をその他の奇数で設定しても構わない。このようにノズル群の数N1とノズル群の主走査方向の間隔k1とが互いに素となるように設定する理由については、本実施例におけるドットの形成の様子と併せて後で説明する。なお、その他の印刷ヘッド17b〜17fについても同様の構成となっている。
【0043】
プリンタ22の制御回路40の内部構成を説明するとともに、図6に示した複数のノズルNzからなる印刷ヘッド17a〜17fを駆動する方法について説明する。図8は制御回路40の内部構成を示す説明図である。図8に示す通り、この制御回路40の内部には、CPU41,PROM42,RAM43の他、コンピュータ90とのデータのやりとりを行うPCインタフェース44と、副走査モータ2、主走査モータ3および操作パネル32などとの信号をやりとりする周辺入出力部(PIO)45と、計時を行うタイマ46と、印刷ヘッド17a〜17fにドットのオン・オフの信号を出力する駆動用バッファ47などが設けられており、これらの素子および回路はバス48で相互に接続されている。
【0044】
また、制御回路40には、所定周波数で駆動波形(図9参照)を出力する発信器51、および発信器51からの出力を印刷ヘッド17a〜17fに所定のタイミングで分配する分配器55も設けられている。制御回路40は、コンピュータ90で処理された画像データを受け取り、これを一時的にRAM43に蓄え、所定のタイミングで駆動用バッファ47に出力する。また、制御回路40は、キャリッジ8の主走査の制御、各ノズルの駆動の制御、および副走査の制御等を行っている。
【0045】
制御回路40が印刷ヘッド17a〜17fに対して信号を出力する形態について説明する。図9は、印刷ヘッド17aを例にとって、その接続について示す説明図である。印刷ヘッド17aのノズル群A,Bは、それぞれ駆動用バッファ47をソース側とし、分配出力器55をシンク側とする回路に介装されている。各ノズルを駆動するためのピエゾ素子PEは、その電極の一方が駆動用バッファ47の各出力端子に、他方が一括して分配出力器55の出力端子に、それぞれ接続されている。分配出力器55からは図9に示す通り、発信器51の駆動波形がノズル群A,Bに対して出力されている。CPU41から各ノズル毎にオン・オフを定め、駆動用バッファ47の各端子に信号を出力すると、駆動波形に応じて、駆動用バッファ47側からオン信号を受け取っていたピエゾ素子PEだけが駆動される。この結果、駆動用バッファ47からオン信号を受け取っていたピエゾ素子PEのノズルから一斉にインク粒子Ipが吐出される。
【0046】
以上説明したハードウェア構成を有するプリンタ22は、副走査モータ2により用紙Pを搬送しつつ、キャリッジ8を主走査モータ3により往復動させ、同時に各色の印刷ヘッド17a〜17fに備えられたピエゾ素子PEを駆動して、各色インクの吐出を行い、ドットを形成して用紙P上に多色の画像を形成する。
【0047】
なお、印刷ヘッド17a〜17fには、本実施例で採用している圧電振動子の振動によりインクに圧力を発生させてインクを吐出するもの、発熱体によりインクを加熱して発泡させ、その膨張圧力によりインクを吐出させるもの等、種々の方式の印刷ヘッドが適用可能である。また、インクジェット方式に限らず熱転写方式やインパクトドット方式の印刷ヘッドなどを用いた記録装置においても本発明を適用可能である。
【0048】
(2)印刷制御処理:
次に、ドットを形成して画像を印刷するための印刷制御処理の内容について図10を用いて説明する。図10は印刷制御処理の流れを示すフローチャートである。この処理は、プリンタ22のCPU41(図8参照)が実行する処理である。印刷制御処理が開始されると、CPU41は画像データを読み込む(ステップS100)。この画像データは、コンピュータ90が処理したデータであり、プリンタ22の各印刷ヘッド17a〜17fにより各ラスタを形成する際のドットのオン・オフを示すデータ列である。本実施例では、全ての画像データを読み込んでから印刷を開始するものとしているが、1回の主走査に必要なデータを順次読み込むものとすることもできる。
【0049】
こうして読み込まれた画像データに対し、CPU41は各ノズル群でドットを形成するためのデータを設定する(ステップS110)。本実施例では、図7に示した通り、各ラスタにドットを形成可能なノズルをそれぞれの印刷ヘッドに2つずつ備えている。先に説明したノズル群Aおよびノズル群Bの2つである。従って、ステップS110で、CPU41は各ラスタに形成されるべきドットをこれらのノズル群に割り当てる処理を行うのである。各ノズル群へのデータの割り当て方法については後述する。設定されたデータは、図8に示した駆動用バッファ47に転送される。
【0050】
次に、CPU41は主走査モータ3を駆動してキャリッジ8の主走査を行い、各印刷ヘッド17a〜17fを駆動してドットを形成する(ステップS120)。主走査およびドットの形成のタイミングについて図11〜図14を用いて説明する。
【0051】
図11は、主走査が開始された時点でのキャリッジ8の位置および印刷ヘッド17aにより形成されるドットの様子を示した説明図である。キャリッジ8は図11において左右方向に主走査を行う。ドットを形成する際には、図11の右方向に移動しているものとする。説明の便宜上、図11において左側をノズル群Aとし、右側をノズル群Bとする。ノズル群Aにより形成されるドットを「○」で示し、ノズル群Bにより形成されるドットを「□」で示した。それぞれのシンボル中の数字は第1のタイミングで形成されたドットであることを意味している。本実施例では、図7に示した通り、ノズル群Aとノズル群Bとの主走査方向の間隔が3ドット分である。従って、ドットは図11に示す通り、主走査方向に3ドット分の間隔を開けて形成される。ノズル群Aに対応するドットは、後述する通り、このドットに主走査方向に隣接するドットを形成し得ない。従って、本実施例では、図11に示すタイミングにおいて、ノズル群Aではドットを形成しない。図11においてノズル群Aに対応するドットが破線で示しているのは、実際にはドットが形成されないことを意味している。
【0052】
なお、図示の都合上、図11ではノズル数および形成されるドット数を減らして示してあるが、実際には合計48個のドットが形成されることになる。また、図示の都合上、図11では黒のドットを記録する印刷ヘッド17aのみを示しているが、他の印刷ヘッドについても同様にドットが形成される。
【0053】
キャリッジ8は上記ドットを形成した後、右側に移動し、第2のタイミングでドットを形成する。この時のキャリッジ8の位置および形成されるドットの様子を図12に示す。図12に示すタイミングにおいては、図11において形成されたドットから、主走査方向に2ドット分移動した画素にドットを形成する。つまり、印刷ヘッド17aの主走査方向の移動速度は、1ドットを記録する間に主走査方向のドットピッチのN1倍となるようにする。N1とは印刷ヘッドに備えられているノズル群の数である。本実施例では、ノズル群Aとノズル群Bの2つが備えられているため、N1=2となる。
【0054】
続いて、主走査方向に2ドット分移動したタイミングで、ドットを形成する。このときの様子を図13に示す。さらに続くタイミングで形成されたドットの様子を図14に示す。このようにキャリッジ8が2ドット分移動する度に、ノズル群Aおよびノズル群Bの双方を用いて同時にドットを形成すれば、図14に示すように主走査方向に隙間なく、またドット同士の重複を生じることなくドットを形成することができる。
【0055】
図10におけるノズル群データの設定(ステップS110)では、図11〜図14に示した記録が実現されるように、各ラスタの画像データが各ノズル群A,Bに割り当てられる。図11〜図14に示した通り、ノズル群A,Bはそれぞれ主走査方向に2画素ごとにドットを形成する。従って、ノズル群データの設定においては、各ラスタを構成する画像データのうち、主走査方向に見て奇数番目の画素に対応するデータをノズル群Bに割り当て、偶数番目のデータをノズル群Aに割り当てるのである。
【0056】
先に図7により、本実施例のノズル群の間隔k1と、ノズル群の数N1とは互いに素となる関係に選ばれていることを説明した。かかる関係を選んだ場合には、本実施例のキャリッジ8が主走査方向に移動しながら、全ノズル群を同じタイミングで駆動してドットを形成することにより、主走査方向に隙間なくドットを形成することが可能となる。従って、各印刷ヘッドの制御が容易になる。また、制御部40の回路構成が簡単になるという利点もある。つまり、各ノズル群でドットの形成タイミングをずらすためには、図8の構成において、発信器51から出力される駆動波形をそれぞれのノズル群に異なるタイミングで出力するためのディレイ回路が必要となる。ノズル群の間隔に関する上記条件が満足されているときは、かかるディレイ回路が不要となるため、図9に示すように回路構成を簡単なものとすることができるのである。もちろん、印刷ヘッドの制御および駆動波形の出力タイミングの調整が可能であれば、上記条件を満足しない間隔でノズル群を配置しても構わない。
【0057】
以上の処理により、各ラスタが形成されたことになる。次にCPU41は、印刷が終了したか否かを判定する(ステップS130)。印刷の終了は、RAM43等に蓄えられた画像データを全て出力し終えたか否かにより判定される。印刷が終了していない場合には、次に副走査を実行する(ステップS140)。
【0058】
図15は、副走査を行ってドットを形成する様子を示した説明図である。図15の左側に示したのが、それぞれ1回目、2回目、3回目の主走査における印刷ヘッド17aの副走査方向の位置を示している。図15で印刷ヘッド17aの位置を左右方向にもずらしているのは、単に図の重なりを回避するためである。なお、図示の便宜上、図15ではノズル数を各ノズル群につき12個ずつ、合計24個に減らして示した。
【0059】
図15の右側には、各主走査において形成されるドットの様子を示している。「○」はノズル群Aにより形成されたドットを意味し、「□」はノズル群Bにより形成されるドットを意味している。それぞれのシンボル中の数字は主走査の回数に対応している。
【0060】
図15に示す通り、主走査を行ってラスタを形成する度に、12ドット分の副走査を行う。図15のL=12は副走査の送り量を示している。各ノズル群に備えられているノズルの数に相当する量だけ副走査を実行するのである。本実施例のプリンタ22は、実際には各ノズル群に24個のノズルが備えられているため、副走査の送り量は24ドットピッチとなる。以上で示した主走査および副走査を繰り返し実行して、本実施例のプリンタ22は画像を印刷する。
【0061】
以上で説明した本実施例のプリンタ22によれば、図15に示す通り、各ラスタについてノズル群Aとノズル群Bにより形成されたドットが交互に並んだ状態で画像を印刷することができる。つまり、主走査方向の1ラインは必ずノズル群Aのノズルとノズル群Bのノズルの2個のノズルで記録される。従って、各ノズル毎のインク吐出特性のばらつきに起因するドットのずれが生じた場合でも、そのずれをラスタ上で分散させることができるため、印刷された画像の画質を向上することができる。本実施例のプリンタ22が印刷を実行する際のスキャン繰り返し数は値1である。つまり、各ラスタを1回の主走査で形成することができる。従って、印刷速度を低下させることなく上記画質の向上を図ることができる。
【0062】
(3)第2実施例:
次に本発明の第2の実施例を説明する。本発明の第2実施例は、印刷ヘッド117aの構成が第1実施例の印刷ヘッド17aと異なる。図16は本発明の第2の実施の形態の印刷ヘッド117aのノズル群を示している。印刷ヘッド117aも第1実施例の印刷ヘッド17aと同様、それぞれ24個ずつのノズルを一列に配列したノズル群Aとノズル群Bを有している。また、両者の主走査方向の間隔k1は3ドットピッチ相当である。但し、本実施例の印刷ヘッド17aは、ノズル群Aとノズル群Bが副走査方向に1ドット分だけずれて配列されている。なお、図16では、図示の都合上、各ノズル群のノズル数をそれぞれ12に減らして示した。
【0063】
かかる印刷ヘッド117aを用いた場合の印刷制御処理の内容は図10と同じである。この制御処理が実行された場合、主走査方向に2つのノズルが並んでいる部分(図16のP2部分)については、図11〜図14に示したのと同じ状態でドットが形成される。主走査方向にノズルが並列されていない部分(図16のP1,P3)については、図11〜図14の「○」または「□」のいずれか一方のドットしか形成し得ない。例えば、1回目の主走査では、図16のL1における「□」のドットしか形成し得ない。
【0064】
1回目の主走査を終えた後、副走査を行ってドットを形成すると、図16に示す通り、L1のラスタについては、P1に相当するノズルにより「○」のドットが形成される。従って、第2実施例の印刷ヘッド117aを用いた場合も、図16に示す通り、支障なく画像を印刷することができる。なお、第2実施例では、ノズル群Aとノズル群Bとの副走査方向のずれを1ドット分にしているが、ノズル群Aとノズル群Bが副走査方向に画素のピッチの整数倍だけ更に大きくずらした配列で印刷ヘッドを構成した場合も、同様にして画像を印刷することができる。
【0065】
図16に示される通り、第2実施例のプリンタ22においても、各ラスタを異なるノズルで形成できるため、画質を向上することができる。第2実施例では、ラスタL1およびL2が、異なる主走査に分けて形成されることにより画質が向上する利点もある。第1実施例では、各主走査で画像が形成される領域(図15のA1,A2,A3)には重複部分が存在しない。従って、各副走査の送り量に誤差が生じた場合には、それぞれの領域間に空白部分が生じる可能性もある。第2実施例のプリンタ22によれば、各主走査で形成される領域間は、それぞれラスタL1,L2において重複している。従って、副走査の送り量に誤差が生じた場合でも、その誤差をラスタ上で分散させることができ、画質を向上することができる。
【0066】
(4)第3実施例:
次に、本発明の第3の実施例について説明する。本発明の第3実施例は、印刷ヘッド217aの構成が第1実施例の印刷ヘッド17aと異なる。図17は本発明の第3の実施例の印刷ヘッド227aのノズル群を示している。第3実施例の印刷ヘッド217aは、ノズル群A、ノズル群B、ノズル群Cの3組(N1=3)のノズル群で構成されている。各ノズル群に備えられているノズルの数はそれぞれ24個ずつである。ノズル群Aとノズル群Bとの間隔、およびノズル群Bとノズル群Cとの間隔は双方ともに、ノズル群の数N1=3と互いに素の関係になるように画素のピッチの4倍(k1=4)になっている。もちろん、他の偶数や値5などの種々の値に設定することが可能である。
【0067】
かかる印刷ヘッド217aを用いた場合のドットの形成の様子を示したのが図17〜図20である。図17はドットの形成を開始した時点でのドットの形成の要すを示している。図17中「○」のシンボルはノズル群Aで形成されるドット、「□」はノズル群Bで形成されるドット、「◎」はノズル群Cで形成されるドットを意味している。なお、実際には、図17に示すタイミングにおいては、ノズル群Cでのみドットが形成される。ノズル群Aおよびノズル群Bに対応する画素はキャリッジ8の主走査中に隣接する画素にドットを形成し得ないからである。
【0068】
図18はキャリッジ8が図中の右方向に3ドットピッチ移動したタイミングで形成されるドットの様子を示している。本実施例では印刷ヘッド217aの主走査方向の移動速度を1画素記録時間当たり画素のピッチの3倍(N1=3)となるようにする。つまり、3ドットピッチ移動する度に各ノズル群を駆動してドットを形成する。各ノズル群の記録タイミングは同一とする。キャリッジの移動量は、ノズル群の数N1と一致している。ドットを形成する間のキャリッジ8の移動量とノズル群の数N1との関係は第1実施例と同様である。なお、このタイミングにおいては、ノズル群Aではドットが形成されない。
【0069】
さらに、3ドットピッチ移動してドットを記録した場合の様子を図19および図20に示す。このようにキャリッジ8が3ドット分移動する度に、ノズル群A〜Cを用いて同時にドットを形成すれば、図20に示すように主走査方向に隙間なく、またドット同士の重複を生じることなくドットを形成することができる。また、このようにして主走査を行った後、図15に示すのと同様の副走査を行えば、所定の領域に画像を形成することができる。
【0070】
上記印刷装置によれば、図20に示す通り、各ラスタを3つの異なるノズルを用いて形成することができる。この結果、ノズルの特性に基づくドットの形成位置のずれをより分散させることが可能となり、高画質な印刷を実現することができる。
【0071】
なお、第3実施例の印刷装置においても、図16に示したと同様、各ノズル群を副走査方向にずらした配置を採ることが可能である。また、第3実施例では、ノズル群の数N1が値3の場合を示したが、更に多くのノズル群を備えるものとすることもできる。
【0072】
(5)第4実施例:
次に本発明の第4の実施例について説明する。図21は本発明の第4の実施の形態の印刷ヘッド317aのノズル群を示している。ノズル群はノズル群A、ノズル群Bの2組のノズル群で構成されている。両者の主走査方向の間隔k1は、ノズル群の数N1=2と素になる値として、k1=3に設定されている。また、第1実施例〜第3実施例で示したノズル群と異なり、本実施例では、各ノズル群はノズルが副走査方向に一定の間隔を空けて配置されている。各ノズル群Aおよびノズル群Bにそれぞれ備えられるノズル数をN2と、副走査方向の画素のピッチを単位として表した場合のノズルの副走査方向の間隔k2とが互いに素になる値に設定されている。第4実施例では、各ノズル列のノズル数N2を23、ノズルの副走査方向の間隔を画素のピッチの4倍(k2=4)に設定した。上記条件を満足する範囲でその他種々の設定が可能である。なお、ノズル数N2と副走査方向の間隔k2との間の上記条件の意味については後述する。
【0073】
かかる印刷ヘッド317aにより形成されたドットの様子を図21の右側に示した。「○」はノズル群Aにより形成されたドットを意味し、「□」はノズル群Bにより形成されたドットを意味している。図中の破線のシンボルは各ドットの位置関係を明確にするための目安に過ぎない。ノズル群の主走査方向の位置関係は第1実施例および第2実施例と同じであるから、図示するように双方のノズル群により形成されるドットを交互に配置してラスタを形成することができる。印刷ヘッドの主走査方向の移動速度も、第1実施例および第2実施例と同様、1画素記録時間当たり画素のピッチの3倍(N1=3)である。
【0074】
こうして主走査を行った後、副走査を行ってドットを記録する。この様子を図22に示した。それぞれの記号等の意味は図15と同様である。なお、図示の都合上、ノズル群Aおよびノズル群Bはそれぞれ副走査方向に3つのノズルを備えるものとして示した。印刷ヘッド317aの副走査方向の移動量を画素のピッチのN2倍とする。図22に示した例では、副走査方向のノズル数N2は値3である。従って図22に示す通り、3ドットピッチに相当する送り量で副走査を実行する。図22中のL=3はそれぞれ副走査の送り量を示している。
【0075】
上記副走査を行いながら形成されたドットを図22の右側に示した。図示する通り、領域A4において隙間なく、またドットの重複を生じることなく画像を印刷することが可能となっている。ラスタR1〜R3は隣接するラスタを形成し得ないため、1回目および2回目では、これらのラスタにはドットを形成しない。かかる記録は副走査方向のノズル数N2とノズルの間隔k2とを素となる関係で設定したことにより実現されるものである。上記条件を満足しない場合には、既に形成されたラスタ上を再度異なるノズルが走査することがあり、印刷を効率的に行うことができない。かかる点を顧みなければ、ノズル数N2および間隔k2をいかなる値に設定しても構わない。図22ではそれぞれ3つのノズルを備える印刷ヘッド317aを例に説明したが、第4実施例に備えられている23個のノズルの他、種々のノズル数においても同様の記録を実現することができる。
【0076】
上記印刷装置によれば、主走査方向の1ラインを異なる2種類のノズルで画素を記録することが出来る。同時に、インターレース方式による記録も実現している。従って、上記印刷装置によれば、各ラスタ上でドットの形成位置のずれを分散して画質を向上することができる。また、ラスタ間で生じるドットの形成位置のずれをも分散することができるため、画質を更に向上することができる。
【0077】
また上記実施例では、各ノズルで異なる画素にドットを形成する場合を例にとって説明したが、同じ画素に重ねてドットを形成することもできる。ドットを重ねて形成する場合には、各画素ごとに多階調が表現可能となり、画質を向上することができる。この場合においても、各ラスタを形成するための主走査の回数を増やす必要がないため、印刷速度を低下させることもない。
【0078】
以上、本発明の種々の実施例について説明してきたが、本発明はこれらに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で、種々の形態による実施が可能である。上述の実施例では6色のインクを備えるカラープリンタを例にとって説明したが、本発明はインクの色数には依存せず、単色のプリンタに適用することも可能である。また、上記印刷装置では、印刷のための制御処理をプリンタ22のCPU41が実行しているが、コンピュータ90のCPUが行うものとしても構わない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の印刷装置の概略構成図である。
【図2】ソフトウェアの構成を示す説明図である。
【図3】本発明のプリンタの概略構成図である。
【図4】本発明のプリンタのドット印刷ヘッドの概略構成を示す説明図である。
【図5】本発明のプリンタにおけるドット形成原理を示す説明図である。
【図6】本発明のプリンタにおけるノズル配置例を示す説明図である。
【図7】本発明のプリンタにおけるノズル配置の拡大図である。
【図8】プリンタの制御装置の内部構成を示す説明図である。
【図9】ドットを形成するための信号が印刷ヘッドに送られる様子を示す説明図である。
【図10】本実施例における印刷制御処理ルーチンの流れを示すフローチャートである。
【図11】第1実施例の印刷ヘッドによる第1のタイミングにおけるドットの形成の様子を示す説明図である。
【図12】第1実施例の印刷ヘッドによる第2のタイミングにおけるドットの形成の様子を示す説明図である。
【図13】第1実施例の印刷ヘッドによる第3のタイミングにおけるドットの形成の様子を示す説明図である。
【図14】第1実施例の印刷ヘッドによる第4のタイミングにおけるドットの形成の様子を示す説明図である。
【図15】第1実施例によるドットの記録の様子を示す説明図である。
【図16】第2実施例によるドットの記録の様子を示す説明図である。
【図17】第3実施例の印刷ヘッドによる第1のタイミングにおけるドットの形成の様子を示す説明図である。
【図18】第3実施例の印刷ヘッドによる第2のタイミングにおけるドットの形成の様子を示す説明図である。
【図19】第3実施例の印刷ヘッドによる第3のタイミングにおけるドットの形成の様子を示す説明図である。
【図20】第3実施例の印刷ヘッドによる第4のタイミングにおけるドットの形成の様子を示す説明図である。
【図21】第4実施例のプリンタにおけるノズル配置の拡大図である。
【図22】第4実施例によるドットの記録の様子を示す説明図である。
【図23】従来技術におけるインターレース方式でのドットの記録の様子を示す説明図である。
【符号の説明】
1…印刷媒体
2…紙送りモータ
3…主走査モータ
8…キャリッジ
10…駆動ベルト
11…主走査駆動部
12…副走査駆動部
15b…黒インク用のインクタンク
15c…カラーインク用インクタンク
15…フレキシブルドライブ
16…ハードディスク
16…インク供給路
17…印刷ヘッド駆動部
17a、17b、17c、17d、17e、17f…インク吐出用印刷ヘッド
18…モデム
19…制御部
22…カラープリンタ
26…プラテン
32…操作パネル
34…摺動軸
38…プーリ
39…位置検出センサ
40…制御回路
41…CPU
42…プログラマブルROM(PROM)
43…RAM
44…PCインタフェース
45…周辺入出力部(PIO)
46…タイマ
47…転送用バッファ
48…バス
51…発信器
55…分配出力器
68…インク通路
90…パーソナルコンピュータ
117a、217a、317a…インク吐出用印刷ヘッド

Claims (9)

  1. 印刷ヘッドを印刷媒体に対して相対的に往復動する主走査を行いつつ該主走査方向に並ぶドット列たるラスタを形成して、該印刷媒体上に画像を印刷する印刷装置であって、
    前記印刷ヘッドは、複数色のインクに対応したノズルが主走査方向に配列されるとともに、各色についても主走査方向に、ドットのピッチよりも間隔を開けて配置された複数のノズルを備え、
    前記各色について前記複数のノズルは、
    主走査方向のドットのピッチを単位として表した該ノズルの主走査方向の間隔k1と、該主走査方向に並設された前記複数のノズルの数N1とが互いに素となる関係で配置されたノズルである印刷装置。
  2. 前記各色について前記複数のノズルの主走査方向の間隔は、該方向の画素のピッチの整数倍であることを特徴とする請求項1記載の印刷装置。
  3. 請求項1記載の印刷装置であって、
    さらに、
    前記各色について前記複数のノズルの駆動を制御して、該複数のノズルによりそれぞれ前記ラスタ上の異なる位置にドットを形成する駆動手段を備える印刷装置。
  4. 請求項1記載の印刷装置であって、
    前記k1と前記N1の間には「k1>N1」なる関係が成立する印刷装置。
  5. 請求項3記載の印刷装置であって、
    前記駆動手段は、
    前記主走査方向にN1ドットごとにドットを形成するタイミングで、かつ、前記各色について前記複数のノズルを同時に駆動してドットを形成する手段である印刷装置。
  6. 請求項1記載の印刷装置であって、
    前記印刷ヘッドは、前記各色について前記複数のノズルの組を、前記主走査方向と交差する方向に、該方向のドットのピッチの整数倍となる一定の間隔k2で複数組備える印刷ヘッドである印刷装置。
  7. 請求項6記載の印刷装置であって、
    前記印刷ヘッドは、前記整数k2と、該ノズルの組の数N2とが互いに素となる関係で配列された前記複数のノズルの組を有するヘッドである印刷装置。
  8. 請求項7記載の印刷装置であって、
    さらに前記ラスタを形成する度に前記交差する方向に、前記印刷媒体を前記印刷ヘッドに対し、副走査の方向のドットのピッチのN2倍の送り量で、相対的に移動する副走査を行う副走査手段を備える印刷装置。
  9. 印刷ヘッドを印刷媒体に対して相対的に往復動する主走査を行いつつ該主走査方向に並ぶドット列たるラスタを形成して、該印刷媒体上に画像を印刷する印刷方法であって、
    前記印刷ヘッドは、複数色のインクに対応したノズルが主走査方向に配列されるとともに、各色についても主走査方向に、ドットのピッチよりも間隔を開けて配置された複数のノズルを、主走査方向のドットのピッチを単位として表した該ノズルの主走査方向の間隔k1と、該ノズルの数N1とが互いに素となる関係で配置した印刷ヘッドであり、
    (a)前記印刷ヘッドを主走査方向に駆動する工程と、
    (b)前記主走査方向にN1ドットごとにドットを形成するタイミングで、かつ、前記複数のノズルを同時に駆動してドットを形成する工程とを備える印刷方法。
JP11420298A 1997-05-14 1998-04-08 印刷装置および印刷方法 Expired - Fee Related JP3562308B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11420298A JP3562308B2 (ja) 1997-05-14 1998-04-08 印刷装置および印刷方法
US09/074,320 US6334665B1 (en) 1997-05-14 1998-05-08 Printing system and method of printing
EP98303770A EP0878772B1 (en) 1997-05-14 1998-05-13 Printing system and method of printing
DE69837692T DE69837692T2 (de) 1997-05-14 1998-05-13 Drucksystem und -verfahren
AT98303770T ATE361505T1 (de) 1997-05-14 1998-05-13 Drucksystem und -verfahren

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9-124577 1997-05-14
JP12457797 1997-05-14
JP11420298A JP3562308B2 (ja) 1997-05-14 1998-04-08 印刷装置および印刷方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1128827A JPH1128827A (ja) 1999-02-02
JP3562308B2 true JP3562308B2 (ja) 2004-09-08

Family

ID=26453019

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11420298A Expired - Fee Related JP3562308B2 (ja) 1997-05-14 1998-04-08 印刷装置および印刷方法

Country Status (5)

Country Link
US (1) US6334665B1 (ja)
EP (1) EP0878772B1 (ja)
JP (1) JP3562308B2 (ja)
AT (1) ATE361505T1 (ja)
DE (1) DE69837692T2 (ja)

Families Citing this family (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6158841A (en) * 1998-02-17 2000-12-12 Seiko Epson Corporation Dot recording with plural nozzle groups
JP2000022910A (ja) * 1998-06-26 2000-01-21 Canon Inc ファクシミリ装置及び記録制御方法
JP3078260B2 (ja) * 1998-06-26 2000-08-21 キヤノン株式会社 読み取りシステム及びその制御方法及び記憶媒体
US6267467B1 (en) * 1998-12-24 2001-07-31 Seiko Epson Corporation Color printing using a vertical nozzle array head
US6416162B1 (en) 1998-12-24 2002-07-09 Seiko Epson Corporation Color printing using a vertical nozzle array head
EP1681165A3 (en) * 1999-03-10 2009-04-01 Seiko Epson Corporation Dot formation position misalignment adjustment performed using pixel-level information indicating dot non-formation
US6775022B2 (en) * 1999-04-14 2004-08-10 Canon Kabushiki Kaisha Printer control based on head alignment
JP4345046B2 (ja) 1999-12-06 2009-10-14 富士フイルム株式会社 インクジェットプリンタ及び画像記録方法
US6648440B2 (en) * 2001-06-27 2003-11-18 Hewlett-Packard Development Company, L.P. System and method for using lower data rates for printheads with closely spaced nozzles
US6812953B2 (en) * 2002-01-24 2004-11-02 Hewlett-Packard Development Company, L.P. System for reducing the effect of aerodynamic induced errors in a drop-on-demand printing system
US7517052B2 (en) * 2003-12-15 2009-04-14 Canon Kabushiki Kaisha Ink-jet head and ink-jet recording apparatus using the head
JP4513802B2 (ja) * 2006-12-20 2010-07-28 セイコーエプソン株式会社 印刷装置
JP2009083434A (ja) * 2007-10-03 2009-04-23 Brother Ind Ltd 画像記録装置
JP2015074112A (ja) * 2013-10-07 2015-04-20 株式会社ミマキエンジニアリング 印刷装置及び印刷方法
CN104553313B (zh) * 2013-10-23 2017-02-08 北大方正集团有限公司 打印图像数据处理方法及装置
JP2016132242A (ja) * 2015-01-22 2016-07-25 株式会社ミマキエンジニアリング 印刷装置及び印刷方法

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4069486A (en) 1976-06-28 1978-01-17 International Business Machines Corporation Single array ink jet printer
US4198642A (en) 1978-01-09 1980-04-15 The Mead Corporation Ink jet printer having interlaced print scheme
US4540996A (en) * 1982-05-11 1985-09-10 Canon Kabushiki Kaisha Recording apparatus
US4748453A (en) * 1987-07-21 1988-05-31 Xerox Corporation Spot deposition for liquid ink printing
US4967203A (en) * 1989-09-29 1990-10-30 Hewlett-Packard Company Interlace printing process
US5583550A (en) * 1989-09-29 1996-12-10 Hewlett-Packard Company Ink drop placement for improved imaging
JPH07108498B2 (ja) 1990-05-09 1995-11-22 本田技研工業株式会社 工具ヘッド交換式工作機械
JPH04338563A (ja) * 1991-05-15 1992-11-25 Minolta Camera Co Ltd 画像記録装置
JP3029165B2 (ja) 1992-12-04 2000-04-04 キヤノン株式会社 インクジェット記録装置
JP3606403B2 (ja) * 1995-04-27 2005-01-05 セイコーエプソン株式会社 印刷装置および印刷方法
US5988790A (en) 1996-04-11 1999-11-23 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Multiple element printer and method of adjusting thereof

Also Published As

Publication number Publication date
EP0878772A3 (en) 2001-01-17
DE69837692D1 (de) 2007-06-14
EP0878772A2 (en) 1998-11-18
JPH1128827A (ja) 1999-02-02
EP0878772B1 (en) 2007-05-02
DE69837692T2 (de) 2007-09-06
ATE361505T1 (de) 2007-05-15
US6334665B1 (en) 2002-01-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3702711B2 (ja) 印刷装置および印刷方法
JP3562308B2 (ja) 印刷装置および印刷方法
JP3757661B2 (ja) 印刷装置、印刷方法および記録媒体
JP3575415B2 (ja) プラテンを汚すことなく印刷用紙の端部まで行う印刷
US6203134B1 (en) Dot recording method and dot recording device
JPH11291506A (ja) 印刷装置および印刷方法並びに記録媒体
JPH10278247A (ja) ドット記録方法およびドット記録装置
JP3663899B2 (ja) 印刷装置および印刷方法並びに記録媒体
US6226101B1 (en) Dot recording using specific schemes at the end of recording medium
JP2001018387A (ja) 印刷装置
JP3663911B2 (ja) 印刷装置および印刷方法並びに記録媒体
US20020080211A1 (en) Color printing using a vertical nozzle array head
WO1998052761A1 (fr) Imprimante et procede d'impression associe
JP4147711B2 (ja) カラー印刷とモノクロ印刷とでインクカートリッジを交換する印刷
JPH09169109A (ja) 印刷装置
JP3729199B2 (ja) 印刷装置、印刷方法および記録媒体
JP2001334654A (ja) 異なるタイミングで形成されるドット間の形成位置のずれの調整
JP3992003B2 (ja) 印刷装置およびその方法
JP3695210B2 (ja) ドット記録装置
JP4096658B2 (ja) 印刷ヘッドの機械的な振動を考慮した双方向印刷
JP3800839B2 (ja) 記録対象位置の隣接を防止するドット記録方法及び装置、並びに、そのためのプログラムを記録した記録媒体
JP3674313B2 (ja) 印刷装置およびその方法
JP3740918B2 (ja) 縦配列ヘッドを用いたカラー印刷装置及び印刷方法、並びに、記録媒体
JP4048686B2 (ja) 黒インクを使用するカラー印刷において中央近辺のブラックノズルを使用する印刷
JP3849702B2 (ja) ドット記録装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040210

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040511

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040524

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090611

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100611

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110611

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110611

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120611

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130611

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees