JP4345046B2 - インクジェットプリンタ及び画像記録方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【技術分野】
本発明は、インクジェットプリンタに関し、特に副走査方向に複数のインク噴射ノズル(以下、単にノズルと称する。)を実質的に等間隔に配置したヘッドを有し、小改行と大改行を行うインクジェットプリンタに関する。
【0002】
【背景技術】
インクジェットプリンタは、ノズルから微少なインク滴を噴射して紙などの媒体に付着させ、付着したインク滴のドットで画像を形成するものである。モノクロプリンタの場合には、使用されるインクは一色であるが、カラープリンタの場合には、シアン、マゼンタ、イエロー及び黒等の4色以上のインクを噴射する4種類以上のノズルが使用される。
【0003】
図1は、インクジェットプリンタの断面図である。プリント開始に応じて送り出しローラ11が回転し、用紙カセット10に収容された媒体(シート紙)がガイド12を沿って送り出される。送り出されたシート紙は、ローラ13の下を通ってヘッド20の下に送られ、更に紙送りローラ14と15の間に挟まれる。紙送りローラ14と15を回転駆動することにより、シート紙を所望量だけ搬送することができる。ヘッド20にはノズル21が設けられており、図示していないアクチュエータを駆動することにより、ノズル21からインクが噴射される。ヘッド20はガイド22に沿って紙面移動方向に垂直な方向に移動可能であり、ヘッド20の移動を主走査、その移動方向を主走査方向、それに垂直な方向、すなわちここではシート紙の移動方向を副走査方向と呼ぶのが一般的である。1回の主走査の間に、プリントするドット位置でインクを噴射することにより、1個のノズルに対応する1行分のドットがプリントできる。1回の主走査によるプリントの後、シート紙が1行分送られ、再び上記の1行分のドットプリントが行われ、次の行のドットがプリントされる。以上の動作を繰り返すことによりシート紙全面にプリントが行われる。プリントの終了したシート紙は、トレイ16に排出される。なお、参照番号3で示す部分は、ノズル21の先端が乾燥して詰まるのを防止するための部材で、非プリント時にはノズル21の先端をカバーする。
【0004】
ノズルが1個で、1回の主走査の間にドット1行分のプリントを行うのでは、1枚のシート紙にプリントを行うのに、主走査を非常に多くの回数行う必要があり、プリント時間が長いという問題、すなわちプリント速度が遅いという問題を生じる。そこで、副走査方向に複数のノズルを配置して、1回の主走査で複数のドット行を同時にプリントすることにより、プリント速度を向上させることが行われている。
【0005】
図2は、カラー・インクジェット・プリンタのヘッドにおけるノズルの配列例を示す図である。図2の(1)は、各色のノズルを副走査方向に1列に配列した例を示し、黒インク用ヘッド31K、シアンインク用ヘッド31C、マゼンタインク用ヘッド31M及びイエローインク用ヘッド31Yが主走査方向にずれて配置されている。各ヘッドでは、複数(m個)のノズル32−1〜32−mが、ドットピッチの整数倍の間隔で配列されている。同じドットに各色のインクを噴射するには、主走査方向のずれと主走査速度で決定される時間差分だけずれて、各色用ヘッドからインクが噴射される。
【0006】
各ノズルにはピエゾ素子など構成されるインクを噴射するための機構を設ける必要があり、ある程度の空間を必要とする。そのため、ノズルをドットに対応させて隣接して配列することはできず、ノズルを副走査方向に所定の間隔で配列する。ノズルをこのように配列した場合のプリント動作については、後述する。
【0007】
図2の(2)は、副走査方向に所定の間隔で配列されたノズル列を複数配列することにより、副走査方向のノズルの配列間隔を実質的に狭くした配列を示す。図2の(1)と同様に、黒、シアン、マゼンタ及びイエローの4色のヘッドが設けられており、各ヘッドには2列のノズル列34−1と34−2が設けられている。2列のノズル列は副走査方向にノズル間隔の1/2ずらして配列されており、主走査方向から見ると2列のノズル列は副走査方向に等間隔で配列されている。この間隔は、1列のノズル列のノズル間隔の1/2であり、以下この実質的な間隔を副走査方向の配列間隔と呼ぶ。同じドット列にインクを噴射するには、主走査方向のずれと主走査速度で決定される時間差分だけずれて、各列のノズルからインクが噴射される。これにより、各列のノズル間隔の1/2のピッチでノズルを配列した時と同じプリントが行える。ノズル列の列数を増加させればその分だけ実質的な配列間隔を狭くすることができ、例えば、6ドットピッチで配列されたノズル列を6列設ければ、1回の主走査で隣接したドットを同時にプリントできる。しかし、このようなノズルが副走査方向に密な配列はヘッドの大きさやコストの点から難しい。本発明は、ノズルが副走査方向に1ドット以上の間隔を空けて配置されたヘッドを対象とする。なお、図2では、カラー・インクジェット・プリンタのヘッドを示したが、本発明はモノクロ・インクジェット・プリンタとカラー・インクジェット・プリンタの両方に適用可能である。以下説明を簡単にするためにモノクロ・インクジェット・プリンタを例として説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0008】
図3は、m個のノズル36−1〜36−mが副走査方向に所定の間隔(4ドットピッチ)で配置されたヘッドで、プリントする時の副走査方向のヘッドとプリント媒体(紙)との間の相対的な移動を示す図である。ここでは、帯状の縦線をプリントするものとして説明する。ヘッドが、35aで示す位置で主走査を行い、m個のノズルでm行のドットをプリントする。これにより、4ドットピッチの1ドット幅のm本の横線がプリントされ、横線の間には3ドット分の空白が存在する。次に、ヘッドが媒体に対して副走査方向に相対的に移動して、35bで示す位置に移動する。この移動を小改行という。その位置で主走査を行い、mドット行をプリントする。この時プリントされるmドット行は、前にプリントされたmドット行の下側に隣接しており、2ドット幅のm本の横線になる。この時、横線の間には2ドット分の空白が存在する。更に、ヘッドが35cで示す位置に小改行して主走査を行い、mドット行をプリントする。これにより、3ドット幅のm本の横線になり、横線の間には1ドット分の空白が存在する。更に、ヘッドが35dで示す位置に小改行して主走査を行い、mドット行をプリントする。これにより、副走査方向に4×mドットの幅の長方形がプリントされる。次に、ヘッドが35eで示す位置に移動する。これを大改行という。この大改行の移動量は、ドットピッチの(4×m−3)倍である。以下、上記と同様の動作を繰り返すことにより、媒体全面に渡るプリントが行える。
【0009】
図3に示すように、上記のようなプリント動作を行った場合、最初の4ドット行は第1のノズルから噴射したインクで、次の4ドット行は第2のノズルから噴射したインクでという具合にプリントされ、4×mドット行の最後の4ドット行は第mのノズルから噴射したインクでプリントされ、以下4×mドット行毎に同じように繰り返される。
【0010】
ノズルは微細な穴であり、プレス加工などにより複数のノズルが同時に形成される。プレス加工の型は精密に作成され、精密なプレス加工で作成されるが、すべてのノズルを同じように作成することはできず、ノズル位置のずれやインクの飛翔角度のずれが生じるのが避けられない。ノズル位置のずれは、そのまま媒体におけるインクの付着位置のずれになる。インクの飛翔角度のずれは、ノズルの先端から媒体までの距離に角度ずれを乗じた量だけ付着位置のずれを生じる。従って、この2つの要因による付着位置のずれの和が実際のずれであり、実際には飛翔角度のずれによる付着位置のずれが大きい。
【0011】
図4は、3個のノズル37−1〜37−3から噴射したインクの媒体への付着位置が、図示のように38−1〜38−3で示す位置にずれた場合を示す。ここでは飛翔角度のずれは副走査方向にのみずれるように示したが、実際にはあらゆる方向にずれる。ノズル37−1と37−3から噴射したインクは上側にずれ、ノズル37−2から噴射したインクは下側にずれるとする。このようなヘッドを使用して、図3に示すように4ドット行ずつを同じノズルでプリントすると、4ドット行は同じ方向に同じ量だけずれるので、ノズル37−1からのインクでプリントされる4ドット行と、ノズル37−2からのインクでプリントされる4ドット行の間にはインクが付着しない白い(媒体が白の場合)横線が生じ、ノズル37−2からのインクでプリントされる4ドット行と、ノズル37−3からのインクでプリントされる4ドット行の間は2行のドット行が重なり、濃い横線が生じる。このように、4ドット行ピッチで濃淡の横線が生じることになる。なお、飛翔角度が主走査方向にずれた場合には、縦線に4ドットピッチでジッタが生じる。
【0012】
図5は、インク噴射ノズルの作成方法を説明する図である。図5の(1)と(2)に示すように、ノズルは、ノズルの穴形状を有するピンを複数個所定の間隔で配列した型42で薄いノズル板41をプレスすることにより形成される。実際のノズル間隔(ノズルピッチ)と同じ間隔で多数のピンを有する型を作るのは難しいため、例えば、実際のノズルピッチdの2倍の間隔2dで、ノズル数(m)の半分のピン数(m/2)の型を形成する。このような型でプレスすることにより、図5の(3)に示すように、間隔2dでm/2個のノズル穴が形成される。次に、図5の(4)に示すように型とノズル板41の相対位置をノズルピッチdだけずらし、図5の(5)に示すようにプレスする。これにより、図5の(6)のように、間隔dで配列されたm個のノズルが形成される。ピンの間隔を3d以上として、ピン数を更に低減し、プレスの回数を増加させれば、型の製作はより容易である。
【0013】
図5のような作成方法とは別に、図6に示すような作成方法も考えられる。図6の(1)と(2)に示すように、例えば、m/2個のピンを間隔dで配列した型を作り、ノズル板41をプレスすることにより、間隔dでm/2個のノズル穴が形成される。次に、図6の(4)に示すように型とノズル板41の相対位置をd×m/2だけずらし、図6の(5)に示すようにプレスする。これにより、図6の(6)のように、間隔dで配列されたm個のノズルが形成される。しかし、この方法では、2回のプレス加工時に上側半分と下側半分にそれぞれ力が加えられるため、ノズル板41が図6の(7)と(8)に示すように、ノズル板41の中央部で歪が生じることがある。また、狭い間隔でピンを作るのが難しいという問題があり、ノズル板のノズル穴は一般的には図5で説明した方法で形成される。
【0014】
上記のように、ピンでノズル板をプレスしてノズル穴を形成する場合、例えば、ピンの方向が垂直からずれていると穴の方向がずれ飛翔角度にずれを生じる。図5で説明した作成方法でノズル穴を形成する場合、隣接する2つのノズルは同じピンでプレスして形成されるため、飛翔角度はほぼ同じになる。そのため、図4R>4で説明した各ノズルの飛翔角度のずれにより発生する濃淡の横線は、2倍の8ドットピッチで発生し、より目立つようになる。もし、ピンの間隔を3倍以上にすると、濃淡の横線は3倍以上のドットピッチで発生するので、より一層目立つようになる。また、飛翔角度が主走査方向にずれて縦線にジッタが発生する場合も、ジッタの間隔が長くなるので、より目立つようになる。
【0015】
以上のように、複数のノズルを配列したヘッドを使用して、図3で説明したような小改行と大改行を繰り返す方法でプリントを行う場合、ノズルの飛翔角度のずれによる横方向の濃淡や縦線のジッタが発生し、画質を低下させるという問題がある。このような問題を解決するため、米国特許第4198642号は「インターレース方式」と呼ばれる技術を開示している。また、特開平11−28827号公報、特開平11−34398号公報、特開平9−11509号公報及び特開平9−71009号公報などは、「インターレース方式」を改良した技術を開示している。
【0016】
インターレース方式」は、N個のノズルをドットピッチのk倍の間隔で配置したヘッドを使用してプリントする場合に、Nとkを互いに粗の関係になる整数とし、1回の主走査が終了する毎に所定量の改行を行う方式で、全面を同一の改行量で印刷できる。しかし、このインターレース方式でプリントを行うには、一般的にヘッドに配置されるすべてのノズルを同じように使用せずに駆動ノズル数を制限したり、または、ノズルの駆動率をノズル毎に異ならせる必要がある。インクジェットプリンタにおいては、ノズル毎にノズルの駆動率が異なることで、ノズルの状態が変化し、ノズル部でインクが外気に触れることによるインク粘度の変化や、ノズル駆動率の近いによる駆動能力のばらつきなどが発生し、ノズル間のインクの飛翔特性のばらつきが大きくなると共に、駆動ノズル数の制限のため実質的にプリント速度が低下するという問題が発生する。
【0017】
このため、インクジェットのヘッドに搭載されているすべてのノズルを同じ駆動率で印刷するには、上記のような一定の改行量でプリントできるインターレース方式は使用できず、小改行と大改行を組み合わせた相対移動を行ってプリントする必要がある。しかし、小改行と大改行を組み合わせた方式では、上記のように、ノズル間の飛翔角度の差に起因する画質の低下がある。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、このような問題を解決するもので、小改行と大改行を組み合わせた方式でプリントした場合でも高画質が得られるインクジェットプリンタの実現を目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】
上記目的を実現するため、本発明のインクジェットプリンタは、小改行の量をノズルの配列間隔の整数倍に1ドットピッチを加えた量とし、異なる飛翔角度のノズルで隣接したドット行をプリントすることにより、濃淡の横線や縦線のジッタが細かいピッチで発生するようにして、目立たなくする。
【0020】
すなわち、本発明のインクジェットプリンタは、同一のインクを噴射するB個(Bは整数)のインク噴射ノズルが、副走査方向に実質的に一定のノズル間隔で配置され、前記副走査方向に垂直な主走査方向に移動可能なヘッドと、記録媒体を前記インクヘッドに対して前記副走査方向に相対移動させる副走査機構と、を備えるインクジェットプリンタであって、前記ノズル間隔は、ドットピッチ(d)のA倍(Aは2以上の整数)の間隔であり、プリント動作は、前記主走査方向の1回のプリント走査(主走査)と、前記ノズル間隔のn倍(nは整数)に1ドットピッチを加えた量((A×n+1)×d)だけ前記記録媒体を前記インクヘッドに対して前記副走査方向に相対移動させる小改行を行った後、前記主走査方向の1回のプリント走査を行う動作を、C×A−1回(Cは整数)繰り返す小改行プリントと、その後、(B×A−(A×n+1)×(C×A−1))×dだけ前記記録媒体を前記インクヘッドに対して前記副走査方向に相対移動させる大改行を複数回の前記小改行に対して1回行う大改行プリントを繰り返す動作であることを特徴とする。
【0021】
図7は、本発明の原理を説明する図である。図示のように、m個のノズル51−1〜51−mが、4ドットピッチで配列されている。各ノズルはそれぞれ飛翔角度が異なるとする。まず、もっとも左側のノズル51−1〜51−mの位置で主走査方向の1回のプリント走査(主走査)を行う。この時、画像の先端のドット行がノズル51−4によりプリントされる位置になるようにする。次に、5ドットピッチの小改行を行った後に、1回のプリント走査を行う。この時のノズル51−1〜51−mの位置を、左から2番目の位置に示す。この小改行と1回のプリント走査の組を3回繰り返す。これにより参照番号52で示したノズル51−4〜51−1の組により右側の4つのドット55−4〜55−1の行がプリントされ、同様に参照番号53で示したノズルの組により右側の4つのドット56−m〜56−m−3の行がプリントされる。このように、隣接する4つのドット行の組は、それぞれ異なるノズルによりプリントされるので、たとえノズルからのインクの飛翔角度に差があっても、1ドット行毎にずれが生じるので目立たなくなる。
【0022】
小改行と1回のプリント走査の組小改行を3回繰り返すと、5−4から56−m−3までのドット行が密にプリントされる。参照番号54で示したノズルの組のうち、左側の3個に対応するドット行57−m、57−m−1、57−m−2のドット行は、上記の動作でプリントされるが、57−1は空白である。ノズル51−1をこの空白のドット行をプリントするように大改行する。従って、大改行の移動量は、(4×m−5×3)ドットピッチである。以下、同様の動作を繰り返すことにより、全面に渡りプリントが行われる。
【0023】
ここで、上記の動作を一般化した式で表現する。例えば、ノズルの配列ピッチをドットピッチdのA倍、ノズル数をBとすると、小改行の移動量は(A+1)×dであり、これを(A−1)回行うので、小改行による合計移動量は(A+1)×(A−1)×dである。大改行では、最初の状態から先頭のノズルが最後のノズルの次の位置にくればよい。最初の状態で先頭のノズルが最後のノズルの次の位置に移動するための移動量はB×A×dである。上記のように、小改行による合計移動量は(A+1)×(A−1)×dであるから、B×Aからこれを減じれば、大改行の移動量は(B×A−(A+1)×(A−1))×dである。
【0024】
図7の例では、各ノズルはそれぞれ飛翔角度が異なるので、小改行は次のノズルの1ドット先の位置に移動する量である。図5で説明したような作成方法でノズルを作成した場合、隣接するノズルは同じ飛翔角度になる。n個の隣接するノズルが同じ飛翔角度の場合には、小改行ではn個先のノズルの1ドット先の位置に移動する必要がある。そのため、小改行の移動量は(A×n+1)dであり、大改行の移動量は(B×A−(A×n+1)(A−1))dである。なお、小改行でnの整数倍の先のノズルの1ドット先の位置に移動するようにしてもよい。
【0025】
上記の説明では、各ドット行は1個のノズルによる1回のプリント走査(主走査)でプリントされるとした。一般に、このような動作をシングルパス記録モードと呼ぶ。これに対して、各ドット行を複数のノズルによる複数回の主走査でプリントする動作をマルチパス記録モードと呼ぶ。なお、これは1色のヘッドの場合で、カラープリンタの場合には、各色について1ドット行を1回の主走査でプリントする場合をシングルパス記録モードと呼び、各色について1ドット行を複数回の主走査でプリントする場合をマルチパス記録モードと呼ぶ。
【0026】
図8は、本発明の原理をより一般化した時の小改行と大改行を説明する図である。図示のように、B個のノズルが、Aドットピッチで配列されており、隣接するn個のノズルが同じ飛翔角度であるとする。更に、1ドット行をC回の主走査でプリントするマルチパス記録モードであるとする。小改行の移動量は(A×n+1)×dであり、これを(C×A−1)回行うので、小改行の合計移動量は(A×n+1)×(C×A−1)×dである。従って、大改行の移動量は、(B×A−(A×n+1)×(C×A−1))×dである。プリンタは、シングルパス記録モードで動作するものでも、マルチパス記録モードで動作するものでも、そのいずれかを任意に選択できるものでもよい。隣接するノズルが同時にインクを噴射するとクロストークの問題が発生するので、マルチパス記録モードの時には、隣接するノズルを同時に駆動しないように制御することが望ましい。
【0027】
また、マルチパス記録モードで主走査方向にも連続した複数のドットをプリントする時には、C回のうちの各回でプリントするドット位置をランダムに決定するようにしてもよい。これにより、ノズルからのインクの噴射方向のばらつきによる影響は更に目立たなくなる。
【0028】
【発明を実施するための最良の形態】
以下、本発明の実施例を説明する。説明を簡単にするために、実施例のインクジェットプリンタはモノクロプリンタであるとするが、カラープリンタであっても本発明を適用することが可能であり、各色のヘッド毎に以下に説明する動作を行えばよい。実施例のインクジェットプリンタは、図1に示すような断面を有し、媒体のヘッドに対する副走査方向の移動が従来例と異なるだけである。従って、異なる部分のみを説明し、他の部分についての説明は省略する。
【0029】
図9は、本発明の第1実施例のインクジェットプリンタのヘッドにおけるノズルの配列と、媒体のヘッドに対する副走査方向の相対移動を示す図である。図示のように、16個のノズル61−1〜61−16が6ドットピッチ間隔で1列に配列されている。これらのノズルは、図5の方法で作成され、隣接する2個が同じインク飛翔角度を有する。このプリンタは、シングルパス記録モードで動作し、1ドット行を1回の主走査でプリントする。従って、前述の小改行と大改行の移動量を算出する式における、Aは6であり、Bは16であり、Cは1であり、nは2である。よって、小改行の移動量は(2×6+1)×d、すなわち13ドットピッチであり、大改行の移動量は(16×6−13×5)×d、すなわち31ドットピッチである。図9において、縦線をプリントする時には、縦線の先端がノズル61−11の位置から印字を開始する。参照番号62は、1回目の大改行が行われるまでの動作ではプリントしない部分を示し、63は1回目の大改行が行われるまでの動作ですべてのドット行がプリントされる部分を示し、64は1回目の大改行が行われるまでの動作と1回目の大改行の後2回目の大改行が行われるまでの動作とでプリントされる部分を示す。
【0030】
図10は、第1実施例において帯状の縦線をプリントする時に各ドットをプリントするノズルを示す図であり、図11は各ドットがプリントされる順番を示す図である。図示のように、隣接するドット行は、2個以上離れたノズルによりプリントされるので、かならず飛翔角度が異なる。従って、ノズルの飛翔角度が異なっても、濃淡の横線や縦線のジッタは、短いピッチで生じるので、目立たない。
【0031】
図12は、本発明の第2実施例のインクジェットプリンタのヘッドにおけるノズルの配列と、媒体のヘッドに対する副走査方向の相対移動を示す図である。図示のように、32個のノズル61−1〜61−32が6ドットピッチ間隔で1列に配列されている。これらのノズルは、図5の方法で作成され、隣接する2個が同じインク飛翔角度を有する。このプリンタは、第1実施例で説明したのと同様にシングルパス記録モードでも動作するが、1ドット行を2回の主走査でプリントするマルチパス記録モードでも動作する。ここでは、マルチパス記録モードについて説明する。前述の小改行と大改行の移動量を算出する式における、Aは6であり、Bは32であり、Cは2であり、nは2である。よって、小改行の移動量は(2×6+1)×d、すなわち13ドットピッチであり、大改行の移動量は(32×6−13×11)×d、すなわち49ドットピッチである。
【0032】
図13と図14は、第2実施例において帯状の縦線をプリントする時の各ドットがプリントされる順番と各ドットをプリントするノズルを示す図である。図示のように、隣接するドット行は、2個以上離れたノズルによりプリントされる。また、1ドット行の隣接するドットは、2つのノズルで交互にプリントされるので、ノズルの飛翔角度が異なることによるずれは、一層目立たなくなる。
【0033】
図15は、第2実施例の変形例における帯状の縦線をプリントする時の各ドットがプリントされる順番を示す図である。副走査方向のヘッドに対する媒体の相対移動は第2実施例と同じであり、同じドット行は同じ2つのノズルでプリントされる。しかし、図15の(1)に示すように、例えば、ノズル61−25と61−26は、主走査時には交互に動作して異なる列のドットをプリントする。以下同様に、隣接するノズルは同時には動作しないようにすると、図15の(2)に示すように6ドットの列が格子状にプリントされる。次に、ノズル61−13がノズル61−25と同じドット行を、ノズル61−14がノズル61−26と同じドット行をプリントするが、この時に残っている空白部のドットをプリントする。従って、隣接するノズルが同時には動作しない。以上のような動作を6回繰り返すと図15の(3)に示すような形で各ドットが図示のノズルでプリントされる。なお、図15の(3)では2ドット列のみを示したが、後はこれの繰り返しである。
【0034】
図16は、本発明の第3実施例のインクジェットプリンタのヘッドにおけるノズルの配列を示す図である。図示のように、16個のノズル71−1、71−4、…、71−46を6ドットピッチ(6d)で1列に配列した第1の組と、16個のノズル71−2、71−5、…、71−47を6dで1列に配列した第2の組と、16個のノズル71−3、71−6、…、71−48を6dで1列に配列した第3の組とを設ける。第2の組は、第1の組に対して、主走査方向に所定量ずれており、副走査方向に2dずれている。また、第3の組は、第2の組に対して、主走査方向に所定量ずれており、副走査方向に2dずれている。主走査時に各組を駆動するタイミングを主走査方向のずれに対応してずらすことにより、図1616の(2)に示すように、48個のノズル72−1〜72−48を2dの間隔で配列したノズルと等価なプリントが行える。図16に示した第3実施例のヘッドでは、隣接する6個、例えば、ノズル72−1〜72−6が同じインク飛翔角度を有する。
【0035】
図17は、第3実施例のマルチパス記録モードにおける、媒体のヘッドに対する副走査方向の相対移動を示す図である。図示のように、小改行の移動量は13dである。
【0036】
図18は、第3実施例のマルチパス記録モードにおける、帯状の縦線をプリントする時の各ドットがプリントされる順番を示す図である。図示のように、隣接するノズルは同時には駆動されないように制御される。第3実施例では、6回の主走査で所定範囲内のドットがすべてプリントされる。
【0037】
図19は、第3実施例の変形例における、帯状の縦線をプリントする時の各ドットがプリントされる順番を示す図である。マルチパス記録モードでは各ドット行の主走査方向の所定の範囲内をC回の主走査に分けてプリントするが、この変形例ではC回のうちの各回でプリントするドット位置をランダムに決定する。まずプリントする主走査方向の幅を適当な複数の範囲に分割する。乱数発生器で第1の乱数を発生させ、各範囲内で、1/C(ここではC=3)の確率で、最初の主走査でプリントするドットを決定する。同様に、この範囲内のドットから1回目の主走査でプリントしたドットを除き、第2の乱数を発生させ、その範囲内で1/(C−1)の確率で、2回目の主走査でプリントするドットを決定する。以下、同様に決定し、C回の主走査でこの範囲内のドットがすべてプリントされるように決定する。
【0038】
第3実施例の変形例では、小改行と大改行を行う従来技術のインクジェットプリンタに比べて、ノズルからのインクの噴射方向のばらつきによる濃淡の線や縦線のジッタなどは、見えにくい短い周期で発生する上、ランダムに分散するので、より一層目立たなくなる。
【0039】
【産業上の利用の可能性 】
本発明により、小改行と大改行を行うインクジェットプリンタにおいて、ノズルの飛翔角度のばらつきにより画像むらの発生やジッタが見えにくくなり、画質が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、インクジェットプリンタの断面図である。
【図2】 図2の(1)と(2)は、副走査方向に一定の間隔で配列された複数のインク噴射ノズルの配列例を示す図である。
【図3】 図3は、図2の(1)と(2)のような複数のインク噴射ノズルを有するヘッドでプリントする場合の副走査方向におけるヘッドと媒体の相対移動動作を説明する図である。
【図4】 図4は、ノズル毎のインクスポット位置のずれの影響を説明する図である。
【図5】 図5の(1)から(6)は、複数のインク噴射ノズルを作成する方法を説明する図である。
【図6】 図6の(1)から(8)は、複数のインク噴射ノズルを作成する別の方法を説明する図である。
【図7】 図7は、本発明の原理を説明する図である。
【図8】 図8は、より一般化した本発明の原理を説明する図である。
【図9】 図9は、本発明の第1実施例におけるノズル配列と副走査方向のヘッドと媒体の相対移動を示す図である。
【図10】 図10は、第1実施例において帯状の縦線をプリントする時の各ドットをプリントするノズルを示す図である。
【図11】 図11の(1)から(6)は、第1実施例において縦線をプリントする時のドットのプリントされる順序を示す図である。
【図12】 図12は、本発明の第2実施例におけるノズル配列と副走査方向のヘッドと媒体の相対移動を示す図である。
【図13】 図13の(1)から(6)は、第2実施例において帯状の縦線をプリントする時のドットのプリントされる順序を示す図である。
【図14】 図14の(1)から(6)は、第2実施例において帯状の縦線をプリントする時のドットのプリントされる順序を示す図である。
【図15】 図15の(1)から(3)は、第2実施例において帯状の縦線をプリントする時のドットのプリントされる順序の変形例を示す図である。
【図16】 図16の(1)と(2)は、本発明の第3実施例におけるノズル配列を示す図である。
【図17】 図17は、第3実施例における副走査方向のヘッドと媒体の相対移動を示す図である。
【図18】 図18の(1)から(6)は、第3実施例において帯状の縦線をプリントする時のドットのプリントされる順序を示す図である。
【図19】 図19の(1)から(6)は、第3実施例の変形例において帯状の縦線をプリントする時のドットのプリントされる順序を示す図である。

Claims (10)

  1. 同一のインクを噴射するB個(Bは整数)のインク噴射ノズルが、副走査方向に実質的に一定のノズル間隔で配置され、前記副走査方向に垂直な主走査方向に移動可能なヘッドと、
    記録媒体を前記インクヘッドに対して前記副走査方向に相対移動させる副走査機構と、
    を備えるインクジェットプリンタであって、
    前記ノズル間隔は、ドットピッチ(d)のA倍(Aは2以上の整数)の間隔であり、
    プリント動作は、前記主走査方向の1回のプリント走査と、前記ノズル間隔のn倍(nは整数)に1ドットピッチを加えた量((A×n+1)×d)だけ前記記録媒体を前記インクヘッドに対して前記副走査方向に相対移動させる小改行を行った後前記主走査方向の1回のプリント走査を行う動作を、C×A−1回(Cは整数)繰り返す小改行プリントと、その後、(B×A−(A×n+1)×(C×A−1))×dだけ前記記録媒体を前記インクヘッドに対して前記副走査方向に相対移動させる大改行を複数回の前記小改行に対して1回行う大改行プリントを繰り返す動作であることを特徴とするインクジェットプリンタ。
  2. 請求項1に記載のインクジェットプリンタであって、
    前記Cが1で、1回の主走査方向の走査でプリント可能なドットを、1回のプリント走査でプリントするシングルパス記録モードと、前記Cが2以上で、1回の主走査方向の走査でプリント可能なドットを、C回のプリント走査でプリントするマルチパス記録モードと、を切り換える手段を備えたことを特徴とするインクジェットプリンタ。
  3. 請求項1に記載のインクジェットプリンタであって、
    前記Cが1で、1回の主走査方向の走査でプリント可能なドットを、1回のプリント走査でプリントするシングルパス記録モードと、前記Cが2以上で、1回の主走査方向の走査でプリント可能なドットを、C回のプリント走査でプリントするマルチパス記録モードと、を切り換える手段を備えたことを特徴とするインクジェットプリンタ。
  4. 請求項2又は3に記載のインクジェットプリンタであって、
    前記マルチパス記録モードでは、隣接する前記インク噴射ノズルを同時に駆動しないように制御されるインクジェットプリンタ。
  5. 請求項2乃至のいずれか1項に記載のインクジェットプリンタであって、
    前記マルチパス記録モードで前記主走査方向に複数のドットを連続してプリントする時には、隣接する前記インク噴射ノズルは交互に動作して異なる列のドットを形成することを特徴とするインクジェットプリンタ。
  6. 請求項1乃至のいずれか1項に記載のインクジェットプリンタであって、
    前記インク噴射ノズルは、連続したm個が同一のインク飛翔特性を有し、前記nは、前記mの整数倍であることを特徴とするインクジェットプリンタ。
  7. 請求項1乃至のいずれか1項に記載のインクジェットプリンタであって、
    隣接した前記インク噴射ノズルが異なるインク飛翔特性を有する場合には、前記nは1であることを特徴とするインクジェットプリンタ。
  8. 同一のインクを噴射するB個(Bは整数)のインク噴射ノズルが、副走査方向に実質的に一定のノズル間隔で配置され、前記副走査方向に垂直な主走査方向に移動可能なヘッドと、記録媒体を前記インクヘッドに対して前記副走査方向に相対移動させる副走査機構と、を備え、前記ノズル間隔は、ドットピッチ(d)のA倍(Aは2以上の整数)の間隔であるインクジェットプリンタの画像記録方法であって、
    プリント動作は、前記主走査方向の1回のプリント走査と、前記ノズル間隔のn倍(nは整数)に1ドットピッチを加えた量((A×n+1)×d)だけ前記記録媒体を前記インクヘッドに対して前記副走査方向に相対移動させる小改行を行った後前記主走査方向の1回のプリント走査を行う動作を、C×A−1回(Cは整数)繰り返す小改行プリントと、その後、(B×A−(A×n+1)×(C×A−1))×dだけ前記記録媒体を前記インクヘッドに対して前記副走査方向に相対移動させる大改行を複数回の前記小改行に対して1回行う大改行プリントを繰り返す動作であることを特徴とする画像記録方法。
  9. 同一のインクを噴射するB個(Bは整数)のインク噴射ノズルが、副走査方向に実質的に一定のノズル間隔で配置され、前記副走査方向に垂直な主走査方向に移動可能なヘッドと、
    記録媒体を前記インクヘッドに対して前記副走査方向に相対移動させる副走査機構と、
    を備えるインクジェットプリンタであって、
    前記ノズル間隔は、ドットピッチ(d)のA倍(Aは2以上の整数)の間隔であり、
    プリント動作は、前記主走査方向の1回のプリント走査と、前記ノズル間隔のn倍(nは整数)に1ドットピッチを加えた量((A×n+1)×d)だけ前記記録媒体を前記インクヘッドに対して前記副走査方向に相対移動させる小改行を行った後前記主走査方向の1回のプリント走査を行う動作を、C×A−1回(Cは整数)繰り返す小改行プリントと、その後、(B×A−(A×n+1)×(C×A−1))×dだけ前記記録媒体を前記インクヘッドに対して前記副走査方向に相対移動させる大改行を複数回の前記小改行に対して1回行う大改行プリントを繰り返す動作であり、前記Cが2以上で、1回の主走査方向の走査でプリント可能なドットを、C回のプリント走査でプリントするマルチパス記録モードで前記主走査方向に複数のドットを連続してプリントする時には、前記C回のうちの各回でプリントされるドット位置はランダムに決定されることを特徴とするインクジェットプリンタ。
  10. 同一のインクを噴射するB個(Bは整数)のインク噴射ノズルが、副走査方向に実質的に一定のノズル間隔で配置され、前記副走査方向に垂直な主走査方向に移動可能なヘッドと、記録媒体を前記インクヘッドに対して前記副走査方向に相対移動させる副走査機構と、を備え、前記ノズル間隔は、ドットピッチ(d)のA倍(Aは2以上の整数)の間隔であるインクジェットプリンタの画像記録方法であって、
    プリント動作は、前記主走査方向の1回のプリント走査と、前記ノズル間隔のn倍(nは整数)に1ドットピッチを加えた量((A×n+1)×d)だけ前記記録媒体を前記インクヘッドに対して前記副走査方向に相対移動させる小改行を行った後前記主走査方向の1回のプリント走査を行う動作を、C×A−1回(Cは整数)繰り返す小改行プリントと、その後、(B×A−(A×n+1)×(C×A−1))×dだけ前記記録媒体を前記インクヘッドに対して前記副走査方向に相対移動させる大改行を複数回の前記小改行に対して1回行う大改行プリントを繰り返す動作であり、前記Cが2以上で、1回の主走査方向の走査でプリント可能なドットを、C回のプリント走査でプリントするマルチパス記録モードで前記主走査方向に複数のドットを連続してプリントする時には、前記C回のうちの各回でプリントされるドット位置はランダムに決定されることを特徴とする画像記録方法。
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