JP2000025272A - インクジェット記録装置 - Google Patents
インクジェット記録装置Info
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- ink jet
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- Ink Jet (AREA)
- Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
- Dot-Matrix Printers And Others (AREA)
Abstract
高画質を得ることができるインクジェット記録装置を提
供することを目的とする。 【解決手段】 1走査終了後に印刷ピッチP分紙送りを
実行する制御を、K+m回繰り返した後にP×n×K分
紙送りする搬送手段と、K+m回の走査の内、1回目か
ら、m(mは1以上の整数)回目の走査を第1走査群と
し、K+1回目からK+m回目の走査を第2走査群とし
た時に、第1走査群と第2走査群をそれぞれ相補的に記
録する。
Description
ドを用いて印刷媒体の表面にドットの記録を行う技術に
関する。
クが充填された圧力室に電気機械変換素子を配接し、電
気信号を印可することで圧力室内に圧力を発生させて、
ノズルからインクを吐出させることで、文字、画像を形
成するものであった。このようなインクジェット記録装
置において、印刷速度を向上するためには、より多くの
ノズルを有するインクジェット式印字ヘッドが必要とな
ってきている。しかし、多ノズル化は、より大きな記録
媒体の搬送量を必要とするため、搬送量にほぼ比例して
劣化する記録媒体の搬送精度が、画質に多大なる損失を
与えるすじ、いわゆるバンディングという課題を発生さ
せる。このバンディングに対し、特公平−6−3519
1号公報に開示されるように、記録媒体搬送前の記録領
域と記録媒体搬送後の記録領域つなぎめ部分の1ドット
ラインを重複させて、記録する方法がある。
ジェト記録装置は、高速印刷ピッチ化、微少ドット化が
進み、写真と比較できるほどの高画質が得られるまで進
歩し、従来の技術でごまかしていたバンディングが目立
つようになってきた。特公平6−35191号公報に示
される従来例では、つなぎめ部分のラスタを相補的に行
うことを特徴としているが、印字ヘッドの走査方向の位
置精度誤差が悪くなると、つなぎめ部分の濃度がその他
の記録領域に比べて低く、または濃くなり、バンディン
グとして見えてしまう課題があり、多ノズル化すること
により、このつなぎめ部分の周期が大きくなることでバ
ンディングが認識しやすくなる。
決するために、紙送り方向に印刷ピッチPのK倍(Kは
自然数)の間隔で配置されたn個のノズル開口列を備え
たインクジェット式印字ヘッドと、1走査終了後に印刷
ピッチP分紙送りを実行する制御を、K+m回繰り返し
た後にP×n×K分紙送りする搬送手段と、K+m回の
走査の内、1回目から、m(mは1以上の整数)回めの
走査を第1走査群とし、K+1回目からK+m回目の走
査を第2走査群とした時に、第1走査群と第2走査群と
が相補的に記録する制御を行う印字制御手段を具備する
ことを特徴とするインクジェット記録装置。
複数のノズル開口列が走査方向に配置され、各ノズル開
口列から、異なる色のインクが吐出されるインクジェッ
ト式印字ヘッドであって、走査方向に往復動作する手段
を具備し、K+mが偶数であることを特徴とする。
ェット記録装置の一実施例を示すものであって、1は印
字ヘッド、2は印字ヘッド固定台、3はキャリッジベル
ト、4はモーター、5はモーター4を駆動するキャリッ
ジ駆動回路、6〜9は記録媒体搬送手段であり、6はプ
ラテンローラー、7はベルト、8はモーター、9はモー
ター8を駆動する記録媒体搬送制御回路、10は記録媒
体、11は印字データ制御手段である印字データ制御回
路である。キャリッジ駆動回路5によりモーター4を駆
動し、キャリッジベルト3の当接された印字ヘッド固定
台2と印字ヘッド1は記録媒体10の幅方向に動作を行
う。この動作時に印字ヘッド1は印字データ制御回路1
1からの印字データに応じて、記録媒体10の所定の位
置にインク滴を吐出する。この走査が終了すると記録媒
体搬送制御回路9はモーター8を駆動し、記録媒体10
を所定の量だけ移動させる。図2は印字ヘッド1のノズ
ルの配列図である。20はノズル、#1、#2、#3、
・・・・はノズル番号である。
る。本実施例はn=12、P=1/360DPI(DP
I=dot/inch)、K=4、m=1の実施例であ
る。21は記録媒体上に形成されるドットである。ま
た、印字ヘッド1の移動は記録媒体10に対する相対的
な移動を示している。図3のパス数は走査の順番を示
し、ラスタ番号は搬送方向のライン番号である。図3の
パス数1では各ノズルに対応したラスタ番号のデータを
間欠的に記録する。但し、ページの最初のパスでは、#
1のノズルはすべてのデータを記録する。
の対応表を示す。つまり、#1のノズルはラスタ番号1
の記録を、#2のノズルはラスタ番号5の記録を、#3
のノズルはラスタ番号9の記録を行う。この走査が終了
すると、記録媒体搬送制御回路9はモーター8を駆動
し、プラテンローラー6を回転させ、記録媒体10を1
/360DPI搬送する。連続してパス数2の走査を行
う。パス数2の走査は、図4の対応表どうりにすべての
データを記録する。以上の動作をパス数4まで繰り返
す。
かったドットに対して補完的に記録する。この時#12
ノズルではノズルに対応したラスタ番号のデータを間欠
的に記録する。この走査の終了後の搬送は記録媒体10
を44/360DPI分搬送する。パス数6の走査は、
各ノズルに対応したラスタ番号のデータを間欠的に記録
する。この時、#1のノズルはパス数5の#12ノズル
で記録しなかったドットに対して補完的に記録する。パ
ス数7〜9までの走査はパス数2〜4と同様に走査と搬
送を繰り返す。パス数10の走査はパス数5と同様にパ
ス数6で記録しなかったドットに対して補完的に記録す
る。
に示すように、相補的に記録するラスタ(ドット配列2
2の●○●○部)がノズルピッチで形成され、つなぎ目
のみ相補的に記録した場合に比べ、相補的に記録したラ
スタ間の距離が短くなる。ところで、図7に示すように
人間の視覚特性は空間周波数が大きくなると濃度差の認
識がしにくくなる特性がある。主走査方向のドットピッ
チを720DPIと仮定すると、図8のようにラスタ方
向に位置ずれが発生した時のバンディングのピッチは4
ラスタ分の4/720インチ=0.14mmであり、こ
れに対応する空間周波数(ピッチの逆数)は約7サイク
ル/mmである。図7から、この程度の空間周波数のバ
ンディングは視覚的に認識しにくい特性を有することが
解る。
例はn=12、P=1/360DPI(dot/inc
h)、K=3、m=2の実施例である。23は記録媒体
上に形成されるドットである。また、印字ヘッド1の移
動は記録媒体10に対する相対的な移動を示している。
図5のパス数は走査の順番を示し、ラスタ番号は搬送方
向のライン番号である。図5のパス数1からパス数2で
は各ノズルに対応したラスタ番号のデータを間欠的に記
録する。但し、ページの最初のパスからパス数2まで
は、#1のノズルはすべてのデータを記録する。
の対応表を示す。つまり、パス数1では#1のノズルは
ラスタ番号1の記録を、#2のノズルはラスタ番号4の
記録を、#3のノズルはラスタ番号7の記録を行う。こ
の走査が終了すると、記録媒体搬送制御回路9はモータ
ー8を駆動し、プラテンローラー6を回転させ、記録媒
体10を1/360DPI搬送する。パス数2でも、パ
ス数1と同様に各ノズルに対応したラスタ番号のデータ
を間欠的に記録し、記録媒体10を1/360DPI搬
送する。連続してパス数3の走査を行う。パス数3の走
査は図6の対応表どうりにすべてのデータを記録する。
パス数4の走査ではパス数1で記録しなかったドットに
対して補完的に記録する。この時、#12ノズルではノ
ズルに対応したラスタ番号のデータを間欠的に記録す
る。この走査の終了後の搬送も1/360DPI搬送す
る。連続してパス数5の走査を行う。
数2で記録しなかったドットに対して補完的に記録す
る。この時も#12ノズルではノズルに対応したラスタ
番号のデータを間欠的に記録する。この走査の終了後の
搬送は記録媒体10を32/360DPI搬送する。パ
ス数6の走査は各ノズルに対応したラスタ番号のデータ
を間欠的に記録する。この時、#1のノズルはパス数4
の#12ノズルで記録しなかったドットに対して補完的
に記録し、記録媒体10を1/360DPI搬送する。
パス数7の走査ではパス数6と同様に各ノズルに対応し
たラスタ番号のデータを間欠的に記録する。この時も、
#1のノズルはパス数5の#12ノズルで記録しなかっ
たドットに対して補完的に記録する。
降の走査の記録を相補的にm回繰り返す。23は記録媒
体上に記録されるドットであり、24は本実施例におけ
るドット配列である。
に示すインクジェット式印字ヘッドは図10に示すよう
な複数のノズル開口列を有するインクジェット式印字ヘ
ッドである。各ノズル開口列は、それぞれCyan(以
後Cとする)、Magenta(以後Mとする)、Ye
llow(以後Yとする)のインクを吐出して、記録媒
体にドットを形成するインクジェット式印字ヘッドであ
り、n=12、P=1/360DPI(dot/inc
h)、K=3、m=1の実施例である。図1のインクジ
ェット記録装置において、印字ヘッド1は走査を行い記
録媒体10に記録を行う(以後往動作とする)が、連続
した次の走査を前記走査と反対の走査方向に記録を行う
(以後復動作とする)ことにより単方向の走査のみで記
録する場合より高速な記録が可能となる。
的記録を行わない場合の相対移動を示す。ここで往復記
録を行った場合は、図に示す様に、往動時に形成される
ドットの色の重なり順はCMYであり、復動時はYMC
の順に色が重なる。一般的に色の重なり順が変わること
により、色が異なることはよく知られている。例えばR
edはMとYで形成されるが、色の重なり順が変われ
ば、色の異なるRedとなる。図11に示すA領域とB
領域を比較すると、A領域はCMYの重なり順となるド
ットが2/3、YMCの重なり順となるドットが1/3
に対し、B領域では逆にCMYの重なり順となるドット
が1/3、YMCの重なり順となるドットが2/3であ
る。このことから、A領域とB領域で同じ色を記録しよ
うとしても異なる色になることがわかる。
明したと同様の記録動作を行い、パス数1とパス数4、
及びパス数5とパス数8で相補的記録を行うと、図に示
すようにA領域、B領域共にCMYの重なり順となるド
ットが1/2、YMCの重なり順となるドットが1/2
となり、同一色が得られる。
記録するラスタ間の距離をノズルピッチで形成し、バン
ディングの発生を認識しずらくすることにより、高画質
な画像が得られるインクジェット記録装置を提供するも
のである。また複数の色を持ちK+mが偶数であって、
往復動作記録をする場合には、バンディングの発生を認
識しずらくするばかりでなく、均一な色が得られる高画
質なカラーインクジェット記録装置を提供するものであ
る。
示す図。
列を示す図。
スタ番号の対応を示す図。
ドと記録媒体との相対移動を示す図。
スタ番号の対応を示す図。
な階調数の関係を示すグラフ。
状態を示す説明図。
ドと記録媒体との相対移動を示す図。
置を示す図。
録媒体との相対移動を示す図。
Claims (2)
- 【請求項1】 紙送り方向に印刷ピッチPのK倍(Kは
自然数)の間隔で配置されたn個のノズル開口列を備え
たインクジェット式印字ヘッドと、1走査終了後に印刷
ピッチP分紙送りを実行する制御を、K+m回繰り返し
た後にP×n×K分紙送りする搬送手段と、K+m回の
走査の内、1回目から、m(mは1以上の整数)回目の
走査を第1走査群とし、K+1回目からK+m回目の走
査を第2走査群とした時に、第1走査群と第2走査群を
それぞれ相補的に記録する制御を行う印字制御手段を具
備することを特徴とするインクジェット記録装置。 - 【請求項2】 前記インクジェット式印字ヘッドは複数
のノズル開口列が走査方向に配置され、各ノズル開口列
から、異なる色のインクが吐出されるインクジェット式
印字ヘッドであって、走査方向に往復動作する手段を具
備し、K+mが偶数であることを特徴とする第1項記載
のインクジェット記録装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19213298A JP2000025272A (ja) | 1998-07-07 | 1998-07-07 | インクジェット記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19213298A JP2000025272A (ja) | 1998-07-07 | 1998-07-07 | インクジェット記録装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000025272A true JP2000025272A (ja) | 2000-01-25 |
Family
ID=16286222
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19213298A Withdrawn JP2000025272A (ja) | 1998-07-07 | 1998-07-07 | インクジェット記録装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000025272A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001042016A1 (fr) * | 1999-12-06 | 2001-06-14 | Fujitsu Limited | Imprimante a jet d'encre |
JP2009045834A (ja) * | 2007-08-20 | 2009-03-05 | Canon Inc | インクジェット記録装置およびインクジェット記録方法 |
-
1998
- 1998-07-07 JP JP19213298A patent/JP2000025272A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001042016A1 (fr) * | 1999-12-06 | 2001-06-14 | Fujitsu Limited | Imprimante a jet d'encre |
US6595614B2 (en) | 1999-12-06 | 2003-07-22 | Fujitsu Limited | Ink-jet printer |
JP2009045834A (ja) * | 2007-08-20 | 2009-03-05 | Canon Inc | インクジェット記録装置およびインクジェット記録方法 |
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Legal Events
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A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050914 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20051018 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
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A521 | Written amendment |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060307 |
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A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20060426 |