JPH1148467A - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

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JPH1148467A
JPH1148467A JP21073697A JP21073697A JPH1148467A JP H1148467 A JPH1148467 A JP H1148467A JP 21073697 A JP21073697 A JP 21073697A JP 21073697 A JP21073697 A JP 21073697A JP H1148467 A JPH1148467 A JP H1148467A
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JP
Japan
Prior art keywords
recording medium
ink jet
print head
integer
scanning
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP21073697A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshihisa Saruta
稔久 猿田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP21073697A priority Critical patent/JPH1148467A/ja
Publication of JPH1148467A publication Critical patent/JPH1148467A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バンディングを低減し、かつドットサイズの
微小化を行うことができ、高画質を得ることができるイ
ンクジェット記録装置を提供する。 【解決手段】 キャリッジ駆動回路5によりモーター4
を駆動し、キャリッジベルト3に当接された印字ヘッド
固定台2と印字ヘッド1は記録媒体10の幅方向の動作
を行う。この動作時に印字ヘッド1は印字データ制御回
路11からの印字データに応じて、記録媒体10の所定
の位置にインク滴を吐出する。この走査が終了すると、
記録媒体搬送制御回路9はモータ8を駆動し、記録媒体
10を所定の量だけ移動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェット記
録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、インクジェット記録装置は、イン
クが充填された圧力室に電気機械変換素子を配接し、電
気信号を印加することで圧力室内に圧力を発生させ、ノ
ズルよりインク滴を吐出させ、文字、画像を形成するも
のであった。このようなインクジェット記録装置におい
て、印刷速度を向上するためには、より多くのノズルを
有するインクジェット式印字ヘッドが必要となってきて
いる。しかし、多ノズル化は、より大きな記録媒体の搬
送量を必要とするため、搬送量にほぼ比例して劣化する
記録媒体の搬送精度が、画質に多大なる損失を与えるす
じ、いわゆるバンディングという課題を発生させる。こ
のバンディングに対し、米国特許第4198642号明
細書に開示されるように、印刷ピッチより粗であるノズ
ル間隔を有するインクジェット式印字ヘッドを有し、印
刷ピッチ、ノズル間隔、ノズル数で定まる量の記録媒体
の搬送を1走査毎に繰り返す方法がある。この方法は、
記録媒体の搬送精度によるバンディングが、ノズル間隔
で発生するため、バンディングの記録媒体搬送方向の周
期が短く、視覚的にごまかしやすい効果がある。さら
に、米国特許第5359355号明細書では記録媒体の
幅方向に形成される1ラインを複数回の走査で形成する
方法を開示している。これらの方法をくみあわせること
で、バンディングは低減できる。また、一方ではドット
のサイズを微小化して、ドットの視認性を低減させる方
法が進んでいる。このドットサイズの微小化と前述のバ
ンディング低減方法と組み合わせて、写真と比較できる
ほどの高画質が得るようになってきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ドットサイズ
の微小化は、従来印刷解像度に比べ、比較的大きなドッ
トを打ち込む方法では問題にならなかった、最大のイン
ク滴を打ち込む領域に記録媒体の下地部分が筋になって
見える、つまりべた部が埋まらないという白筋現象を引
き起こす。図10にドットのイメージ図を示す。記録媒
体搬送方向のドットの重なりが小さく、記録媒体を搬送
するメカニズムの搬送精度が悪い、もしくはノズルから
吐出されるインク滴が搬送方向に曲がることにより白筋
現象が発生する。さらに、前述のバンディングを低減す
る方法は、一走査内、または各走査間で、ドット間の干
渉を低くし、滲みにくくする。滲みにくくすることは高
画質化のために有効であるが、ドット間の干渉がない分
だけ、べた部を埋まりにくくしている。もちろん、ドッ
トサイズの微小化にたいし、印刷解像度をあげる方法が
ある。しかし、印刷解像度をあげることにより、印字ヘ
ッドの走査回数が増え、印刷速度が低下する課題が発生
する。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、 紙送り方向に印刷解像度PのK倍(K
は自然数)の間隔で配置された、N個のノズルを有する
インクジェット式印字ヘッドと、前記インクジェット式
印字ヘッドを記録媒体の幅方向に移動する印字ヘッド移
動手段と、記録媒体の幅方向に形成される1ラインがm
回(mは2以上の整数)の走査で相補的に記録するよう
制御する印字データ制御手段と、走査終了後の記録媒体
の搬送が、K回目の走査毎にN/m×P±1/L×P(
N/mは整数、Lは2以上の整数)分記録媒体を搬送す
る記録媒体搬送手段を具備することを特徴とする。
【0005】また、N個のノズルを有し、前記ノズルは
h個(hは2以上の整数)のブロックにわかれ、紙送り方
向の各ノズルの間隔は、ブロック内は印刷解像度PのK
倍(Kは自然数)の間隔で配置、隣接するブロック間は
P ±1/L×Pで配置された、インクジェット式印字
ヘッドと、前期インクジェット式印字ヘッドを記録媒体
の幅方向に移動する印字ヘッド移動手段と、記録媒体の
幅方向に形成される1ラインがm回(mは2以上の整
数)の走査で相補的に記録するよう制御する印字データ
制御手段と、走査終了後の記録媒体の搬送が、N/m×
P分記録媒体を搬送する記録媒体搬送手段を具備するこ
とを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】図1は本発明に使用するインクジ
ェット記録装置の一実施例を示すものであって、1は印
字ヘッド、2は印字ヘッド固定台、3はキャリッジベル
ト、4はモーター、5はモーター4を駆動するキャリッ
ジ駆動回路、6〜9は記録媒体搬送手段であり、6はプ
ラテンローラ、7はベルト、8はモーター、9はモータ
ー8を駆動する記録媒体搬送制御回路、10は記録媒
体、11は印字データ制御手段である印字データ制御回
路である。キャリッジ駆動回路5によりモーター4を駆
動し、キャリッジベルト3に当接された印字ヘッド固定
台2と印字ヘッド1は記録媒体10の幅方向の動作を行
う。この動作時に印字ヘッド1は印字データ制御回路1
1からの印字データに応じて、記録媒体10の所定の位
置にインク滴を吐出する。この走査が終了すると、記録
媒体搬送制御回路9はモータ8を駆動し、記録媒体10
を所定の量だけ移動させる。
【0007】図2は印字ヘッド1のノズルの配列図であ
る。20はノズル、#1、#2、#3、・・はノズル番
号である。
【0008】図3を用いて本実施の記録方法を説明す
る。本実施例はN=12、P=720DPI(DPI=
dot/inch)、K=4、L=2、m=4の実施例で
ある。21は記録媒体上に形成されるドットである。ま
た、印字ヘッド1の移動は記録媒体10に対する相対的
な移動を示している。図3のpass数は走査の順番を
示し、水平位置は記録媒体の幅方向のドットの位置で、
本実施例では4回の走査で1ラインを形成するが、各走
査により記録されるドットが重なり合わないよう1〜4
の水平位置をもち、各pass毎に設定している。ま
た、ラスタ番号は搬送方向のラインの番号である。
【0009】図3のpass数1では各ノズルに対応し
たラスタ番号のデータを記録する。図4に各pass毎
のノズル番号とラスタ番号の対応表を示す。つまり#1
のノズルはラスタ番号1の記録を、#2のノズルはラス
タ番号5の記録を、#3のノズルはラスタ番号9の記録
を行う。この時水平方向の記録位置は奇数桁の位置であ
る。この走査が終了すると、記録媒体搬送制御回路9は
モータ8を駆動し、プラテンローラ6を回転させ、記録
媒体10を3/720DPI搬送する。連続して、pa
ss数2の走査を行う。pass数2の走査はpass
数1同様、図4の対応表どうり記録する。以上の動作を
pass数4まで行い、pass数4終了後の搬送は記
録媒体10を2.5/720DPI搬送する。pass
数5〜8までは走査終了後の搬送はpass数1〜4同
様3/720DPI搬送する。pass5〜8の水平方
向の記録位置は偶数桁位置である。pass数8終了後
の搬送は記録媒体10を3.5/720DPI搬送す
る。このようにpass数が4の倍数毎に2.5/72
0DPI送りと3.5/720DPI送りを交互に行
い、記録するラスタ位置によって桁方向の記録位置も偶
数位置と奇数位置を打ち分けているのである。以上の動
作をpass数16まで行うことにより、21で示すよ
うな千鳥配置のドットを形成する。
【0010】図3の中央部の拡大図である、図5に示す
ような、ドットが千鳥配列に形成される。図10と比較
すると、ラスタ間の重なる面積が大きくなり、白筋の発
生が軽減できる。なお、上記ではラスタ位置に応じて奇
数桁と偶数桁を打ち分けていたが、各ラスタで偶数奇数
すべての桁位置を記録してもよい。
【0011】図6に本発明の別の実施例を示す。本実施
例はN=10、P=720DPI(DPI=dot/i
nch)、K=4、L=2、m=2の実施例である。図3
で説明したと同様に、図7の対応表に従い、各走査の記
録を行う。また記録媒体10の搬送もpass数が4の
倍数毎に4.5/720DPI送りと5.5/720D
PI送りを交互に行い、その他のpass数での搬送は
5/720DPI送りである。
【0012】図8に本発明の別の実施例を示す。図8は
本発明の印字ヘッド1のノズル配列である。図8の12
個のノズルは#1〜#3、#4〜#6、#7〜#9、#
10〜#12の4つのブロックに別れ、各ブロック内の
ノズル間隔は4/720DPI、各ブロック間は#1〜
#3のブロックと#4〜#6のブロック間(#3と#4
のノズル間隔)が、4.5/720DPI、#4〜#6
のブロックと#7〜#9のブロック間(#6と#7のノ
ズル間隔)が、5.5/720DPI、#7〜#9のブ
ロックと#10〜#12のブロック間(#9と#10の
ノズル間隔)が、4.5/720DPIで配置されてい
る。図8の印字ヘッドを用いれば、図9に示す各走査終
了後の記録媒体10の搬送量が一定にでき、図3で示し
たと同様な効果が得られる。尚、図9の実施例の各pa
ss毎のノズル番号とラスタ番号の対応は図4と同一で
ある。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように、本発明はバンディ
ングを低減でき、かつ微小ドット化が可能な高画質な画
像が得られるインクジェット記録装置を提供するもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のインクジェット記録装置の一実施例を
示す図。
【図2】本発明のインクジェット印字ヘッドのノズル配
列を示す図。
【図3】本発明のインクジェット印字ヘッドと記録媒体
との相対移動を示す図。
【図4】各pass毎のノズル番号とラスタ番号の対応
を示す図。
【図5】本発明によるドットイメージ図。
【図6】本発明の別の実施例のインクジェット印字ヘッ
ドと記録媒体との相対移動を示す図。
【図7】各pass毎のノズル番号とラスタ番号の対応
を示す図。
【図8】本発明の第2の発明であるインクジェット印字
ヘッドのノズル配列を示す図。
【図9】本発明の第2の発明であるインクジェット印字
ヘッドと記録媒体との相対移動を示す図。
【図10】従来方法によるドットイメージ図。
【符号の説明】
1 印字ヘッド 2 キャリッジ軸 3 キャリッジベルト 4 モーター 5 キャリッジ駆動回路 6 プラテンローラ 7 ベルト 8 モーター 9 記録媒体搬送制御回路 10 記録媒体 11 印字データ制御回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紙送り方向に印刷解像度PのK倍(Kは
    自然数)の間隔で配置された、N個のノズルを有するイ
    ンクジェット式印字ヘッドと、前記インクジェット式印
    字ヘッドを記録媒体の幅方向に移動する印字ヘッド移動
    手段と、記録媒体の幅方向に形成される1ラインがm回
    (mは2以上の整数)の走査で相補的に記録するよう制
    御する印字データ制御手段と、走査終了後の記録媒体の
    搬送が、K回目の走査毎にN/m×P±1/L×P(N
    /mは整数、Lは2以上の整数)分記録媒体を搬送する
    記録媒体搬送手段を具備することを特徴とするインクジ
    ェット記録装置。
  2. 【請求項2】 N個のノズルを有し、前記ノズルはm個
    (mは2以上の整数)のブロックにわかれ、紙送り方向
    の各ノズルの間隔は、ブロック内は印刷解像度PのK倍
    (Kは自然数)の間隔で配置、隣接するブロック間はP
    ±1/L×Pで配置された、インクジェット式印字ヘッ
    ドと、前期インクジェット式印字ヘッドを記録媒体の幅
    方向に移動する印字ヘッド移動手段と、記録媒体の幅方
    向に形成される1ラインがm回(mは2以上の整数)の
    走査で相補的に記録するよう制御する印字データ制御手
    段と、走査終了後の記録媒体の搬送が、N/m×P分記
    録媒体を搬送する記録媒体搬送手段を具備することを特
    徴とするインクジェット記録装置。
JP21073697A 1997-08-05 1997-08-05 インクジェット記録装置 Withdrawn JPH1148467A (ja)

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JP21073697A JPH1148467A (ja) 1997-08-05 1997-08-05 インクジェット記録装置

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JP21073697A JPH1148467A (ja) 1997-08-05 1997-08-05 インクジェット記録装置

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JPH1148467A true JPH1148467A (ja) 1999-02-23

Family

ID=16594267

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JP21073697A Withdrawn JPH1148467A (ja) 1997-08-05 1997-08-05 インクジェット記録装置

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008006689A (ja) * 2006-06-29 2008-01-17 Brother Ind Ltd 画像形成装置
JP2009220583A (ja) * 2009-07-06 2009-10-01 Brother Ind Ltd 画像形成方法、画像形成装置、及びプログラム
US7894096B2 (en) 2004-03-31 2011-02-22 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image-forming method
JP2011201326A (ja) * 2011-07-21 2011-10-13 Brother Industries Ltd 画像形成装置

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JP2008006689A (ja) * 2006-06-29 2008-01-17 Brother Ind Ltd 画像形成装置
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A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20041005