JP2001180045A - 画像記録装置 - Google Patents

画像記録装置

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JP2001180045A
JP2001180045A JP36938099A JP36938099A JP2001180045A JP 2001180045 A JP2001180045 A JP 2001180045A JP 36938099 A JP36938099 A JP 36938099A JP 36938099 A JP36938099 A JP 36938099A JP 2001180045 A JP2001180045 A JP 2001180045A
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Toshimitsu Danzuka
俊光 弾塚
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インクジェットプリンタ等の画像記録装置に
おいて、複数のインク吐出ノズルを有する記録ヘッド5
をキャリッジ4に搭載して、被記録媒体Mに対して主走
査方向に移動し、これと垂直方向へ被記録媒体Mを移動
させる副走査とを繰り返して画像を記録する場合、画像
のむらや筋等を見え難くするためには、1枚の画像を記
録するために必要な主走査の回数が増えて、記録に要す
る時間が増加する問題点を解消する手段を提供する。 【解決手段】 このため、複数の記録素子が1回の主走
査によって記録し得る画像領域をSとし、nを0を含む
正の整数としたとき、Sがn回重なるように、副走査の
移動量を制御して画像記録する際に、nの値の増加に応
じて主走査の移動速度を増加させるよう構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリンタ、特にイ
ンクジェットプリンタ等の画像記録装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来から、プリンタ等の画像記録装置は
広く研究・開発されており、中でも、インクを吐出・飛
翔させて画像記録を行うインクジェットプリンタは、民
生機器として一般に普及している。
【0003】この種のインクジェットプリンタのうち、
多くのものは、複数のインク吐出ノズルを有した記録ヘ
ッドをキャリッジに搭載し、このキャリッジを被記録媒
体に対して移動させる主走査と、この主走査方向と垂直
な方向へ被記録媒体を移動させる副走査とを繰り返しな
がら、画像の記録を行っていく。
【0004】このようなインクジェットプリンタの中に
は、複数のインク吐出ノズルを有する記録ヘッドが、1
回の主走査によって記録し得る副走査方向の画像幅より
も、被記録媒体の副走査移動量を小さくして、複数回の
主走査に分けて画像を記録し、複数のインク吐出ノズル
から吐出されるインク滴のインク量のばらつきや着弾位
置ずれ等から生ずる画像のむらや筋等を相殺させて見え
難くするように構成されているものがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに構成すると、1枚の画像を記録するために必要な主
走査の回数が増えてしまい、このため画像記録に要する
時間が増加してしまうという問題点が存在していた。
【0006】本発明は、以上のような局面に鑑みてなさ
れもので、これらの問題点を解決するための手段の提供
を目的としいる。
【0007】
【課題を解決するための手段】このため、本発明におい
ては、以下の各項(1)〜(5)のいずれかに示す画像
記録装置を提供することにより、前記目的を達成しよう
とするものである。
【0008】(1)複数の記録素子を有する記録ヘッド
と被記録媒体とを、第1相対移動である主走査と、前記
主走査方向と略垂直方向への第2相対移動である副走査
とを行って画像を記録する画像記録装置において、前記
複数の記録素子が1回の前記主走査によって記録し得る
画像領域をSとし、nを0を含む正の整数としたとき、
前記Sがn回重なるように、前記副走査の移動量を制御
して画像を記録するに際し、前記nの値の増加に応じ
て、前記主走査の移動速度を増加させることを特徴とす
る画像記録装置。
【0009】(2)前記nの値が0のときの前記主走査
の移動速度をFとしたとき、前記nの値が0以外のとき
の前記主走査の移動速度は、(n+1)×Fであること
を特徴とする前項(1)記載の画像記録装置。
【0010】(3)前記複数の記録素子の駆動周波数
は、前記nの値に拘らず一定であることを特徴とする前
項(1)及び(2)のいずれか記載の画像記録装置。
【0011】(4)前記1回の主走査中に前記複数の記
録素子が記録するドットが、前記主走査方向と垂直方向
に繋がり得るように、前記複数の記録素子が配列されて
いることを特徴とする前項(1)乃至(3)のいずれか
記載の画像記録装置。
【0012】(5)前記記録ヘットは、インクを吐出・
飛翔させて画像記録を行うインクジェットヘッドである
ことを特徴とする前項(1)乃至(4)のいずれか記載
の画像記録装置。
【0013】
【作用】以上のような本発明構成により、複数回の主走
査に別けて画像を記録する場合における画像記録時間の
増加を、最小限に抑えることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を、
複数の実施例に基づき、図面を参照してそれぞれ詳細に
説明する。
【0015】
【実施例】(第1の実施例)図1に、本発明を適用した
インクジェットプリンタの各実施例の概略斜視図を示す
(図1は後述する第2〜第5実施例にも共用する)。
【0016】図1において、被記録媒体(以下、“メデ
ィア”と称する)Mは、副走査モータ1の駆動に伴って
図中矢印R方向に回転するプラテンローラ2及び不図示
の搬送ローラ群によって、図中矢印F方向に送られる。
【0017】このメディア搬送方向(副走査方向)と垂
直な方向に、各ガイドシャフト3a及び3bが平行に配
設されており、キャリッジ4に搭載されたインクジェッ
トヘッド5が、主走査モータ6の駆動によって図中矢印
S方向に往復走査する。
【0018】メディアMは、副走査モータ1によって間
欠送りされるが、メディアMが停止している時に、イン
クジェットヘッド5は、図中矢印S方向に往復走査し、
画像信号に応じたインク滴を吐出して画像記録を行う。
【0019】図例のインクジェットヘッド5には、副走
査方向Fのピッチが300dpi(ドット数/インチ)
になるように配列されたインク吐出ノズルが32個備え
られている。
【0020】本実施例におけるインクジェットヘッド5
は、インク吐出ノズル内に設けられたヒータに電圧パル
スを印加し、熱エネルギーによってインク内に気泡を生
じさせ、その圧力によってインク滴を吐出させるような
周知の方式のインクジェットヘッドであり、その駆動周
波数は、インクのリフィル速度等の様々な理由から6k
Hzに設定されており、それ以上の駆動周波数で本実施
例のインクジェットヘッド5を駆動することは難しい。
【0021】また。本実施例のインクジェットプリンタ
の解像度は、300dpi(主走査方向)×300dp
i(副走査方向)であり、インクジェットヘッド5から
吐出されるインク滴1滴のメディアM上ドット直径は、
メディアMの種類によって異なるが、約120μm〜約
140μmである。
【0022】本実施例の図1のインクジェットプリンタ
には、“高速モード”と“高画質モード”とが準備され
ているが、以下に、まず、“高速モード”の動作につい
て説明する。
【0023】〈高速モード〉{(32/300) ×6}インチ(主
走査方向)×{(32/300) ×6}インチ(副走査方向)の画
像サイズのベタを記録する場合を例に挙げて、図1及び
図2〜4を参照して説明する。図2〜4は、それぞれ本
実施例ないし後述する第4実施例の“高速モード”の画
像形成方法の説明図(その1)〜(その3)を示す。
【0024】図1において、メディアMは、プラテンロ
ーラ2等の回転によって所定の画像記録開始位置にま
で、搬送され停止する。
【0025】その後、インクジェットヘッド5は、図中
矢印S方向に往復走査のうちの往走査(往1走査)を行
い、この際に、図2に例示したような画像の記録を行
う。この時の、インクジェットヘッド5の駆動周波数は
6kHzであり、解像度は主走査方向,副走査方向共3
00dpiであるのでキャリッジ4の主走査速度は、
(6,000/300)インチ/秒=20インチ/秒≒
508mm/秒である。
【0026】なお、この時用いたメディアである専用フ
ィルム上のインク滴1滴のドット直径は約120μmで
あった。
【0027】このような往1走査の後、副走査モータ1
の駆動に伴ったプラテンローラ2の回転によって、メデ
ィアMは、上記往1走査の際に記録された副走査方向の
画像幅である(32/300)インチ≒2.71mm送ら
れる。
【0028】その後、インクジェットヘッド5の復走査
(復1走査)が行われ、往1走査の際と同じ画像が記録
される(図3参照)。
【0029】この時も、インクジェットヘッド5の駆動
周波数は6kHzであり、キャリッジ4の主走査速度
は、20インチ/秒である。
【0030】この後、メディアMは再び(32/30
0)インチ送られ、同様の動作をあと2回繰り返して画
像記録を終了し(図4参照)、プラテンローラ2等の回
転によって、メディアMは排出される。
【0031】なお、ベタ以外の画像に対する動作は、ベ
タ画像記録の際と同様であるが、周知の誤差拡散法を用
いて2値化された画像信号に応じて、所定の画素に対す
るドット記録を行わない(ドットを間引く)ことによっ
て、画像形成を行う。
【0032】一方、高画質モードにおいて、本実施例の
インクジェットプリンタは、メディアMの副走査移動量
を高速モード時の(1/4)倍にし、4回の主走査に分
けて画像を記録することによって、複数のインク吐出ノ
ズルから吐出させるインク滴のインク量のばらつきや着
弾位置ずれ等から生ずる画像のむらや筋を相殺させて、
見え難くするようにしている。
【0033】〈高画質モード〉次に、“高画質モード”
の動作について、前記高速モード時と同一の画像を記録
する際に例を挙げて、図1及び図5〜12の高画質モー
ドの画像形成方法の説明図(その1)〜(その8)を参
照してなら説明する。
【0034】高画質モードにおいては、メディアMが所
定の画像記録開始位置にまで搬送されて停止すると、イ
ンクジェットヘッド5は、図1中矢印S方向に往走査
(往1走査)され、その際に図5に示したような画像を
記録する。
【0035】このときの、インクジェットヘッド5の駆
動周波数は、高速モード時と同一の6kHzであり、キ
ャリッジ4の主走査速度は、高速モード時の4倍の80
インチ/秒≒2032mm/秒である。
【0036】また、画像記録に用いられるインク吐出ノ
ズルは、図5の紙面において下側(以下、単に“下側”
と称する。また、図5の紙面上側も、単に“上側”と称
する)の8つのノズルである。
【0037】往1走査の後、メディアMは、 {(32/300÷4}インチ=(8/300)≒0.
68mm 副走査され、その後、インクジェットヘッド5の復走査
(復1走査)による画像記録が行われて、その結果、図
6に示したような画像が形成される。
【0038】このときも、インクジェットヘッド5の駆
動周波数は6kHzであり、キャリッジ4の主走査速度
は、80インチ/秒である。また、画像記録に用いられ
るインク吐出ノズルは、下側の16個のノズルである。
【0039】以後の各主走査においても、インクジェッ
トヘッド5の駆動周波数は6kHzであり、キャリッジ
4の主走査速度は、80インチ/秒である。
【0040】復1走査の後、再びメディアMは、(8/
300)副走査され、再度の往走査(往2走査)の際の
画像記録が加えられて、図7のような画像が形成され
る。使用されるインク吐出ノズルは下側の24ノズルで
ある。
【0041】さらに、(8/300)インチの副走査の
後、再度の復走査(復2走査)の際の画像記録が加えら
れて、図8のような画像が形成される。この時には、3
2個あるすべてのノズルが使用される。
【0042】以後、同様に、副走査及び復2走査の際と
主走査方向の座標のみが異なる画像を記録しながらの1
0回の往復走査が行われることによって、図9に示した
ような画像が形成される。
【0043】その後、副走査及び往2走査の際と同様の
画像(但し、使用されるインク吐出ノズルは上側の24
ノズルであり、また、主走査方向の座標は異なる)を記
録しながらの往13走査(図10参照)、復1走査の際
と同様の画像(但し、使用されるインク吐出ノズルは上
側16ノズル)を記録しながらの復13走査(図11参
照)、往1走査の際と同様の画像(但し、使用されるイ
ンク吐出ノズルは上側の8ノズル、また、主走査方向の
座標は異なる)を記録しながらの往14走査が行われて
画像記録が終了し(図12参照)、プラテンローラ2等
の回転によって、メディアMは排出される。
【0044】ベタ以外の画像に対する動作も、ベタ画像
記録の際と同様である(但し、周知の誤差拡散法を用い
て2値化された画像信号に応じて、所定の画素に対する
ドットが間引かれる)。
【0045】以上のように構成,制御したことによっ
て、副走査量を高速モードの(1/4倍)にし、画像の
むらや筋を見え難くした高画質モードにおいても、画像
記録に要する時間を前記高速モードに比べて、1.5回
の往復主走査時間([{32/300}×6÷80×
3]秒=0.024秒)+副走査時間等のその他のロス
時間のみに抑えることができるようになった。
【0046】(第2の実施例)以下に、本第2の実施例
における“高画質モード”の動作について、前記第1の
事例の場合と同一の画像を記録する事例を、図1及び図
13〜15の高画質モードの画像形成方法の説明図(そ
の1)〜(その3)を参照しながら、説明する。
【0047】高画質モードの動作以外に関して、前記第
1の実施例と同じであるので、重複説明は省略する。
【0048】本第2実施例の高画質モードにおいては、
メディアMが所定の画像記録開始位置にまで搬送されて
停止すると、インクジェットヘッド5は、図1中、S方
向に往1走査され、その際に図13に示したような画像
を記録する。この時のインクジェットヘッド5の駆動周
波数は、高速モード時と同一の6kHzであり、キャリ
ッジ4の主走査速度も高速モード時と同一の20インチ
/秒である。但し、使用される32個ノズル(全ノズ
ル)のうちの下側24ノズルに関しては、図13に示し
たように、インク吐出を行わない画素もある。
【0049】往1走査の後、メディアMは、前記第1の
実施例同様、(8/300)インチ副走査され、その
後、第1の実施例における復2走査の際と、主走査方向
の座標のみが異なる画像を、インクジェットヘッド5の
復1走査の際に記録し、結果として、図14に示したよ
うな画像が形成される。この時の、インクジェットヘッ
ド5の駆動周波数は、往1走査時と同一の6kHzであ
り、キャリッジ4の主走査速度は、往1走査時の4倍の
80インチ/秒である。また、画像記録には、全てのノ
ズルである32ノズルが使用される。
【0050】その後、副走査及び復1走査時と主走査方
向の座標のみが異なる画像を記録しながらの、10回の
往復走査と往12走査とが行われることによって、図1
5に示したような画像が形成される。この時も、インク
ジェットヘッド5の駆動周波数は6kHzであり、キャ
リッジ4の主走査速度は80インチ/秒である。
【0051】最後に、メディアMが(8/300)イン
ク副走査された後、インクジェットヘッド5の復12走
査が行われ、図15においてまだドットが記録されてい
ない画素に対するドットの記録が行われる。この時の、
インクジェットヘッド5の駆動周波数は6kHzであ
り、キャリッジ4の主走査速度は高速モード時と同一の
20インチ/秒である。
【0052】復12走査の後、メディアMは、プラテン
ローラ2等の回転によって排出される。
【0053】なお、ベタ以外の画像に対する動作も、ベ
タ画像記録の際と同様である(但し、周知の誤差拡散法
を用いて2値化された画像信号に応じて、所定の画素に
対するドットが間引かれる)。
【0054】以上のように構成,制御することによって
も、高画質モードにおける画像記録時間を、高速モード
に比べて、3回の往復主走査時間(0.048秒)+副
走査時間等のその他のロス時間(副走査の回数が少ない
ため第1の実施例より短い)のみに抑えることができる
ようになった。
【0055】(第3の実施例)以下に、本第3実施例に
おける“高画質モード”の動作について、前記第1及び
第2の各実施例の時の同一画像を記録する際を例に挙げ
て、図1及び図16〜20の高画質モードの画像形成方
法(その1)〜(その5)を参照しながら、説明する。
【0056】高画質モードの動作以外に関しては、前記
第1及び第2の実施例と同様であるので、重複説明は省
略する。
【0057】本第3実施例の高画質モードにおいては、
メディアMが所定の画像記録開始位置にまで搬送されて
停止すると、インクジェット5は、図1中、S方向に往
1走査され、その際に図16に示したような画像を記録
する。
【0058】この時の、インクジェットヘッド5の駆動
周波数は、高速モード時と同一の6kHzであり、キャ
リッジ4の主走査速度は、高速モード時の4倍の80イ
ンチ/秒である。但し、画像記録に用いられるインク吐
出ノズルは下側8ノズルであり、各ノズルの駆動タイミ
ングは、第1及び第2の実施例のときを基準として、
{1/300)÷80}秒=(1/24,000)秒≒
41.6μsecずつずれている。
【0059】往1走査の後、メディアMは、第1及び第
2の実施例同様、(8/300)インチ副走査され、そ
の後、インクジェットヘッド5の復1走査による画像記
録が行われて、その結果、図17に示したような画像が
形成される。この時、インクジェットヘッド5の駆動周
波数は6kHzであり、キャリッジ4の主走査速度は8
0インチ/秒である。
【0060】また、画像記録に用いられるインク吐出ノ
ズルは下側16ノズルであり、各ノズルの駆動タイミン
グは、前記第1及び第2の実施例の時を基準として、
(1/24,000)秒ずつずれている。
【0061】以後の各主走査においても、インクジェッ
トヘッド5の駆動周波数は6kHzであり、キャリッジ
4の主走査速度は80インチ/秒である。また、各ノズ
ルの駆動タイミングは、前記第1及び第2の実施例の時
を基準として、(1/24,000)秒ずつずれてい
る。
【0062】復1走査の後、再びメディアMは、(8/
300)インチ副走査され、往2走査の際の画像記録が
加えられて、図18のような画像が形成される。使用さ
れるインク吐出ノズルは下側の24ノズルである。
【0063】さらに、(8/300)インチの副走査の
後、復2走査の際の画像記録が加えられて、図19のよ
うな画像が形成される。この時には、32個ある全ての
ノズルが使用される。
【0064】以後、同様に、副走査及び復2走査の際と
主走査方向の座標のみが異なる画像を記録しながらの1
0回の往復走査が行われることによって、図20に示す
ような画像が形成される。
【0065】その後、副走査及び往2走査の際と同様の
画像(但し、使用されるインク吐出ノズルは上側の24
ノズルであり、また、主走査方向の座標は異なる)を記
録し乍らの往13走査、復1走査の際と同様の画像(但
し、使用されるインク吐出ノズルは上側16ノズル)を
記録し乍らの復13走査、往1走査の際と同様の画像
(但し、使用されるインク吐出ノズルは上側の8ノズ
ル、また、主走査方向の座標は異なる)を記録し乍らの
往14走査が行われて画像記録が終了し、プラテンロー
ラ2等の回転によって、メディアMは排出される。
【0066】なお、ベタ以外の画像に対する動作も、ベ
タ画像記録の際と同じである(但し、周知の誤差拡散法
を用いて2値化された画像信号に応じて、所定の画素に
対するドットが間引かれる)。
【0067】以上のように構成、制御することによって
も、前記第1の実施例と同様の効果を得ることができ
た。
【0068】(第4の実施例)前記第1〜第3の各実施
例の“高画質モード”におけるキャリッジ4の主走査速
度(但し、第2の実施例においはその一部)は、80イ
ンチ/秒≒2032mm/秒と高速であるため、高価な主
走査モータ6や、より剛性の高いメカ構成等が必要とな
り、装置のコストが比較的高い。
【0069】そのため、本実施例4の高画質モードにお
いては、キャリッジ4の主走査速度を40インチ/秒≒
1016mm/秒とし、それに応じてインクジェットヘッ
ド5の駆動周波数を3kHz(画像の解像度は300d
pi)として、低コスト化を計った。
【0070】その他の構成,制御に関しては、前述の第
3の実施例と同じであるので、重複説明は省略する。
【0071】以上のように、構成,制御することによっ
ても、本発明は有効であった。
【0072】(第5の実施例)前記第1〜第4の実施例
におけるインクジェットヘッド5には、32個のインク
吐出ノズル(副走査方向のピッチ;300dpi)が備
えられていた。
【0073】本第5実施例では、インクジェットヘッド
5に、副走査方向のビッチが150dpiになるように
配列された16個のインク吐出ノズルが備えられてる例
について説明する。
【0074】なお、本第5実施例においても、インクジ
ェットヘッド5から吐出されるインク滴1滴のメディア
上ドット直径は、メディアの種類に応じて、約120μ
m〜約140μmである。また、その他の構成について
は、前述第1〜第4の各実施例と同じく、図1に概略斜
視図を示したような構成であるので、重複説明は省略す
る。
【0075】本第5実施例のインクジェットプリンタに
おいても、高速モードと高画質モードとが準備されてい
るが、以下に、まず、“高速モード”の動作について、
前記第1〜第3の実施例の時と同一の画像を記録する場
合を例に挙げて、図1及び図21〜22 第5実施例の
高速モードの画像形成方法の説明図(その1〜その2)
を参照しながら説明する。なお、本第5実施例のインク
ジェットプリンタの解像度は、前記第1〜第4の各実施
例と同じく、主走査方向,副走査方向ともに300dp
iである。
【0076】図1において、メディアMは、プラテンロ
ーラ2等の回転によって所定の画像記録開始位置にまで
搬送され停止する。
【0077】その後、インクジェットヘッド5は、図1
矢印S方向に往1走査を行い、この際に、図21に示し
たような画像の記録を行う。このときの、インクジェッ
トヘッド5の駆動周波数は6kHzであり、キャリッジ
4の主走査速度は20インチ/秒である。また、この時
用いたメディアである専用フィルム上のインク滴1滴の
ドット直径は約120μmであった。
【0078】このような往1走査の後、副走査モータ1
の駆動に伴ったプラテンローラ2の回転によって、メデ
ィアMは、(1/300)インチ≒84.7μm送られ
る。
【0079】その後、インクジェットヘッド5の復1走
査が行われ、往1走査の際と同じ画像が記録されて、そ
の結果、図22に示したような画像が形成される。この
時も、インクジェットヘッド5の駆動周波数は6kHz
であり、キャリッジ4の主走査速度は、20インチ/秒
である。
【0080】この後、メディアMは(31/300)イ
ンチ≒2.62mm送られ、同様の動作を後5回繰り返し
て画像記録を終了し、プラテンローラ2等の回転によっ
て、メディアMは排出される。
【0081】なお、ベタ以外の画像に対する動作も、ベ
タ画像記録の際と同様である(但し、周知の誤差拡散法
を用いて2値化された画像信号に応じて、所定の画素に
対するドットが間引かれる)。
【0082】一方、“高画質モード”における動作を、
図1及び図23〜31 第5実施例の高画質モードの画
像形成方法の説明図(その1)〜(その9)を参照しな
がら説明する。
【0083】メディアMが所定の画像記録開始位置にま
で搬送されて停止すると、インクジェットヘッド5は、
図1中矢印S方向に往1走査され、その際に、図23に
示したような画像を記録する。
【0084】このときの、インクジェットヘッド5の駆
動周波数は、高速モード時と同一の6kHzであり、キ
ャリッジ4の主走査速度は、高速モード時の2倍の40
インチ/秒≒1016mm/秒である。
【0085】また、画像記録に用いられるインク吐出ノ
ズルは、下側の3ノズルである。
【0086】往1走査の後、メディアMは、(7/30
0)インチ≒0.59mm副走査され、その後、インクジ
ェットヘッド5の復1走査による画像記録が行われて、
その結果、図24に示したような画像形成される。
【0087】この時も、インクジェットヘッド5の駆動
周波数は6kHzであり、キャリッジ4の主走査速度
は、40インチ/秒である。また、画像記録に用いられ
るインク吐出ノズルは、下側の7ノズルである。
【0088】以後の各主走査においても、インクジェッ
トヘッド5の駆動周波数は6kHzであり、キャリッジ
4の主走査速度は、40インチ/秒である。
【0089】復1走査の後、再びメディアMは、(7/
300)インチ副走査され、往2走査の際の画像記録が
加えられて、図25のような画像が形成される。使用さ
れるインク吐出ノズルは下側の10ノズルである。
【0090】さらに、(7/300)インチの副走査の
後、復2走査の際の画像記録が加えられて、図26のよ
うな画像が形成される。このときには、下側の14ノズ
ルが使用される。
【0091】以後、同様に、副走査及び下側14ノズル
を用いての、復2走査の際と、主走査方向の座標のみが
異なる画像を、記録しながらの11回の往復走査と往1
4走査が行われることによって、図27に示したような
画像が形成される。
【0092】その後、(7/300)インチの副走査の
後、復14走査の際の画像記録が加えられて、図28に
示したような画像が形成される。
【0093】この時、下側3番目から14番目までの1
2ノズルが使用される。そして、副走査及び下側6番目
から14番目までの9ノズルを用いての往15走査によ
る画像記録(図29参照)、下側10番目から14番目
までの5ノズルを用いての復15走査による画像記録
(図30参照)、下側12番目から14番目までの2ノ
ズルを用いての往16走査による画像記録が行われて画
像記録が終了し(図31参照)プラテンローラ2等の回
転によって、メディアMは排出される。
【0094】ベタ以外の画像に対する動作も、ベタ画像
記録の際と同様である。(但し、周知の誤差拡散法を用
いて2値化された画像信号に応じて、所定の画素に対す
るドットが間引かれる)。
【0095】以上のように構成、制御することによって
も、本発明は有効であった。
【0096】なお、前記第1〜第5の各実施例において
は、インクジェットヘッド5に、インク吐出ノズル内に
設けられたヒータに電圧パルスを印加し、熱エネルギー
によってインク内に気泡を生じさせ、その圧力によって
インク滴を吐出させるような方式のインクジェットヘッ
ドを用いたが、これのみに限定されることなく、他の方
式のインクジェットヘッドであっても差し支えない。
【0097】また、インクジェット方式に限らず、他の
画像記録方式であっても、本発明は有効である。
【0098】さらに、前記第1〜第5の各実施例におけ
る画像記録装置の解像度は、300dpi(主走査方
向)×300dpi(副走査方向)であったが、本発明
が画像記録装置の解像度に依存しないのは明らかであ
る。
【0099】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
複数回の主走査に分けて画像を記録することによって、
各記録素子のばらつき等から生ずる画像のむらや筋等を
見え難くしたような画像記録装置の画像記録に要する時
間を、最小限に抑えることが可能になるという効果が得
られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 各実施例のインクジェットプリンタの概略斜
視図
【図2】 第1〜第4実施例の高速モードの画像形成方
法の説明図(その1)
【図3】 第1〜第4実施例の高速モードの画像形成方
法の説明図(その2)
【図4】 第1〜第4実施例の高速モードの画像形成方
法の説明図(その3)
【図5】 第1実施例の高画質モードの画像形成方法の
説明図(その1)
【図6】 第1実施例の高画質モードの画像形成方法の
説明図(その2)
【図7】 第1実施例の高画質モードの画像形成方法の
説明図(その3)
【図8】 第1実施例の高画質モードの画像形成方法の
説明図(その4)
【図9】 第1実施例の高画質モードの画像形成方法の
説明図(その5)
【図10】 第1実施例の高画質モードの画像形成方法
の説明図(その6)
【図11】 第1実施例の高画質モードの画像形成方法
の説明図(その7)
【図12】 第1実施例の高画質モードの画像形成方法
の説明図(その8)
【図13】 第2実施例の高画質モードの画像形成方法
の説明図(その1)
【図14】 第2実施例の高画質モードの画像形成方法
の説明図(その2)
【図15】 第2実施例の高画質モードの画像形成方法
の説明図(その3)
【図16】 第3実施例の高画質モードの画像形成方法
の説明図(その1)
【図17】 第3実施例の高画質モードの画像形成方法
の説明図(その2)
【図18】 第3実施例の高画質モードの画像形成方法
の説明図(その3)
【図19】 第3実施例の高画質モードの画像形成方法
の説明図(その4)
【図20】 第3実施例の高画質モードの画像形成方法
の説明図(その5)
【図21】 第5実施例の高速モードの画像形成方法の
説明図(その1)
【図22】 第5実施例の高速モードの画像形成方法の
説明図(その2)
【図23】 第5実施例の高画質モードの画像形成方法
の説明図(その1)
【図24】 第5実施例の高画質モードの画像形成方法
の説明図(その2)
【図25】 第5実施例の高画質モードの画像形成方法
の説明図(その3)
【図26】 第5実施例の高画質モードの画像形成方法
の説明図(その4)
【図27】 第5実施例の高画質モードの画像形成方法
の説明図(その5)
【図28】 第5実施例の高画質モードの画像形成方法
の説明図(その6)
【図29】 第5実施例の高画質モードの画像形成方法
の説明図(その7)
【図30】 第5実施例の高画質モードの画像形成方法
の説明図(その8)
【図31】 第5実施例の高画質モードの画像形成方法
の説明図(その9)
【符号の説明】
1 副走査モータ 2 プラテンローラ 3a,3b ガイドシャフト 4 キャリッジ 5 インクジェットヘッド(記録ヘッド) 6 主走査モータ M 被記録媒体 S 主走査方向 F 副走査方向

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の記録素子を有する記録ヘッドと被
    記録媒体とを、第1相対移動である主走査と、前記主走
    査方向と略垂直方向への第2相対移動である副走査とを
    行って画像を記録する画像記録装置において、 前記複数の記録素子が1回の前記主走査によって記録し
    得る画像領域をSとし、nを0を含む正の整数としたと
    き、前記Sがn回重なるように、前記副走査の移動量を
    制御して画像を記録するに際し、前記nの値の増加に応
    じて、前記主走査の移動速度を増加させることを特徴と
    する画像記録装置。
  2. 【請求項2】 前記nの値が0のときの前記主走査の移
    動速度をFとしたとき、 前記nの値が0以外のときの前記主走査の移動速度は、
    (n+1)×Fであることを特徴とする請求項1記載の
    画像記録装置。
  3. 【請求項3】 前記複数の記録素子の駆動周波数は、前
    記nの値に拘らず一定であることを特徴とする請求項1
    及び2のいずれか記載の画像記録装置。
  4. 【請求項4】 前記1回の主走査中に前記複数の記録素
    子が記録するドットが、前記主走査方向と垂直方向に繋
    がり得るように、前記複数の記録素子が配列されている
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか記載の画像
    記録装置。
  5. 【請求項5】 前記記録ヘットは、インクを吐出・飛翔
    させて画像記録を行うインクジェットヘッドであること
    を特徴とする請求項1乃至4のいずれか記載の画像記録
    装置。
JP36938099A 1999-12-27 1999-12-27 画像記録装置 Withdrawn JP2001180045A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008143091A (ja) * 2006-12-12 2008-06-26 Canon Inc インクジェット記録装置およびインクジェット記録方法
JP2010120222A (ja) * 2008-11-18 2010-06-03 Ricoh Co Ltd 画像形成装置、画像形成方法及びプログラム
US8430469B2 (en) 2009-03-25 2013-04-30 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Liquid discharging appratus

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JP2010120222A (ja) * 2008-11-18 2010-06-03 Ricoh Co Ltd 画像形成装置、画像形成方法及びプログラム
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