JP3244752B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP3244752B2
JP3244752B2 JP03954992A JP3954992A JP3244752B2 JP 3244752 B2 JP3244752 B2 JP 3244752B2 JP 03954992 A JP03954992 A JP 03954992A JP 3954992 A JP3954992 A JP 3954992A JP 3244752 B2 JP3244752 B2 JP 3244752B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、記録ヘッドが記録媒体
上を移動走査しながらインクジェット方式により画像記
録を行う画像形成装置であって、複写機、ファクシミリ
装置、コンピュータ等の出力に好適に用いられる画像形
成装置に関する。また、本発明は、前記画像形成装置に
より画像が形成された記録物に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、インクジェット方式による、シリ
アル型の画像形成装置が商品化されている。これらは、
複数の吐出口からインク滴を吐出させる記録ヘッドを
紙、OHP用シート、布等の記録媒体の搬送方向(副走
査方向)に対して垂直方向、すなわち主走査方向にシリ
アルスキャンさせ、非記録時に記録媒体を記録幅に等し
い送り量で間欠的に副走査方向に搬送するものである。
この記録方法は記録信号に応じてインクを記録媒体に吐
出させて記録を行うものであり、ランニングコストが安
く、静かな記録方式として特徴を有している。また、多
数のノズルを記録媒体と記録ヘッドとの相対移動方向
(主走査方向)と垂直な方向、すなわち副走査方向に直
線状に形成した記録ヘッドを用いることにより、記録ヘ
ッドと記録媒体を相対的に主走査方向に1回スキャン
(走査)するだけでノズル数に対応した幅を記録するこ
とができるため、比較的容易に高速化を達成することが
可能である。
【0003】更に、昨今では3〜4色の記録ヘッドを搭
載し、フルカラーで画像形成出来る記録装置も実用化さ
れている。上記記録装置は比較的容易にA1等の大判記
録が可能であるため、画像を読み取るリーダーを接続し
て原稿を複写するA1版カラー画像形成装置も製品化さ
れている。
【0004】また、従来の捺染装置としては代表的なも
のとして、シルクスクリーン版を用いて布帛等に直接印
刷するシルクスクリーン捺染方式がある。シルクスクリ
ーン捺染法は、印刷すべき原画像に対しその原画像に使
われている色毎にスクリーン版を作成しシルクの目を通
してインクを直接布帛に転写して染色を行う方法であ
る。しかしながらこの様なスクリーン捺染方式に於いて
は、スクリーン版を作成するに当たり多大な工数と日数
を要するほか、印刷に要する各色のインクの調合、スク
リーン版の位置合わせ等の作業も要する。さらに装置も
大きく使用する色の数に比例して大型化し設置スペース
を要するほか、上記スクリーン版の保存スペースも必要
である。
【0005】そこで、このようなシルクスクリーン捺染
方式の問題を解決するため、本発明者は微少のインクを
飛翔させ画像形成を行う、インクジェット記録方式を用
い直接布帛上に印刷する染色装置、さらにシステムとし
て、原画像を読み取り装置によりコンピューターに取り
込み様々な画像の加工後、前記インクジェット記録部に
記録信号を送り込む装置を研究中である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の商品の実用化に伴い、画質の向上、画像形成速度の向
上が大きな課題である。特に捺染のように高画質を要求
される記録に、記録紙を間欠的に副走査方向に搬送しな
がら記録ヘッドを記録紙上に主走査方向に往復走査させ
て画像を形成していく、いわゆるシリアル型インクジェ
ット記録装置を採用すると、主走査方向の記録ヘッドの
移動距離が長いため、複数のノズルのインク吐出量は、
記録時の記録ヘッドの昇温により主走査の移動の最初と
最後で変動し、主走査が進むにつれて濃度が増し、記録
ヘッドの走査方向に濃度傾きが発生するという問題があ
った。
【0007】この1走査内の濃度傾きはマクベス光学濃
度(OD)0.15以下と小さな値であるが、記録紙の
主走査方向の幅より大きな画像出力を複数枚の記録紙に
分割して記録するモードを有する画像形成装置に於いて
は、たとえばA1の大きさの記録紙にそれぞれ別個に記
録を行い、記録後にそれらをつないで1枚の大きさとす
る場合、そのつなぎ目の微小な濃度差が段差となって視
覚上目だったものとなり、無地の布帛に対して捺染を行
う場合のようにきわめて高い濃度均一性が要求される記
録においては、画質上重大な問題となるものである。
【0008】本発明は上記問題点に鑑みなされたもので
あり、その目的は、記録ヘッドを主走査方向へ走査して
画像の形成を行う画像形成装置において、記録媒体の主
走査方向の幅より大きな画像出力を複数の画像に分割し
て記録する際に、主走査方向に沿って隣接する画像間の
つなぎ目の濃度差を視覚上目立ちにくくして記録品位の
高い大判画像出力が得られる画像形成装置を提供するこ
とにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明に係る画像形成装置は、インクを吐出するための吐出
口を配列した記録ヘッドを用い、被記録媒体にインクを
吐出して画像を形成する画像形成装置において、前記記
録ヘッドを、前記記録ヘッドの前記吐出口の配列方向と
は異なる主走査方向に沿って、前記被記録媒体に対して
相対的に往復走査させる主走査手段と、前記被記録媒体
を、前記主走査方向と異なる副走査方向に沿って、前記
記録ヘッドに対して相対的に走査させる副走査手段と、
前記主走査手段による前記記録ヘッドの走査中に前記記
録ヘッドからインクを吐出して画像を形成する画像形成
動作と、前記副走査手段により前記被記録媒体を走査さ
せる副走査動作とを繰り返し、前記被記録媒体上に画像
を形成する画像形成制御手段と、 前記画像形成制御手
段による前記画像形成動作を、前記主走査方向の両端の
いずれかの側から前記記録ヘッドの走査を開始させて行
うよう制御する主走査制御手段と、を備え、前記主走査
制御手段は、前記被記録媒体の前記主走査方向の幅より
大きな画像を複数の画像に分割して前記被記録媒体上に
形成するモードにおいて、分割された複数の画像のう
ち、所定の画像を形成するときと、前記所定の画像に対
して前記主走査方向に沿って隣接する画像を形成すると
きとで、前記画像形成動作における前記記録ヘッドの走
査を開始する側を異ならせることを特徴とする。ここ
で、前記画像形成制御手段は、前記被記録媒体の前記主
走査方向の幅より大きな画像を複数の画像に分割して前
記被記録媒体上に形成するモードにおいて、分割された
複数の画像を、前記主走査方向に沿って隣接する順に形
成するとともに、前記主走査制御手段は、順に記録する
前記複数の画像について、奇数番目の画像を形成すると
きと、偶数番目の画像を形成するときとで、前記画像形
成動作における前記記録ヘッドの走査を開始する側を異
ならせることを特徴とする。
【0010】また、本発明の画像形成装置の主走査手段
は、主走査方向に複数個並設された記録ヘッドを非画像
形成時に記録媒体の表面と鉛直方向の軸廻りに相対的に
180゜回転させて、主走査方向に対する前記記録ヘッ
ドの並び順序を主走査方向の往動時と復動時で一致させ
る回転手段を備えることを特徴とする。
【0011】また、前記画像形成装置は、原稿の画像を
読み取る画像読み取り手段をさらに備え、前記記録ヘッ
ドは、前記画像読み取り手段から出力された画像信号に
基づき、記録を行うことを特徴とする。さらに前記画像
読み取り手段は、複数の画像読み取り素子が配列された
画像読み取り部と、前記画像読み取り部を搭載し、前記
画像読み取り部を前記画像読み取り素子の配列方向とは
異なる方向に原稿に対して相対的に主走査させるキャリ
ッジとを有し、前記キャリッジを制御して主走査方向の
両端側にそれぞれ設けられた読み取り開始ポジションの
いずれかから主走査を開始させるキャリッジ制御手段を
さらに備えることを特徴とする。
【0012】また、前記画像形成制御手段は、前記被記
録媒体の前記主走査方向の幅より大きな画像を複数の画
像に分割して前記被記録媒体上に形成するモードにおい
て、分割された複数の画像を、前記主走査方向に沿って
隣接する順に形成するとともに、前記キャリッジ制御手
段は、前記キャリッジを制御して、前記分割された複数
の画像を順に記録する際の、奇数番目の画像と偶数番目
の画像を記録するために原稿画像の読み取りを行うに際
して、前記キャリッジの主走査をそれぞれ異なる読み取
り開始ポジションから行わせることを特徴とする。
【0013】また、前記記録ヘッドは、熱エネルギーに
よってインクに状態変化を生起させ、該状態変化に基づ
いてインクを吐出口から吐出させるものであることが好
ましい。
【0014】また、対応する吐出口毎にインクに熱によ
る状態変化を生起させる熱エネルギー発生手段を有する
ことを特徴とする。
【0015】
【作用】本発明の画像形成装置において、記録ヘッドを
インクの吐出口列方向とは異なる方向に記録媒体に対し
て相対的に主走査させる主走査手段を制御し、被記録媒
体の主走査方向の幅より大きな画像を複数の画像に分割
して被記録媒体上に形成する場合に、分割された複数の
画像のうち、所定の画像を形成するときの記録ヘッドの
走査を開始する側と、所定の画像に対して主走査方向に
沿って隣接する画像を形成するときの記録ヘッドの走査
を開始する側とを異ならせる。
【0016】これにより、分割された複数の画像のう
ち、所定の画像と、隣接画像とのつなぎ部分について、
所定の画像のつなぎ部分が記録ヘッドの主走査の最後で
記録された場合は、隣接画像のつなぎ部分についても記
録ヘッドの主走査の最後で記録されることになる。従っ
て、分割された複数の画像について、所定の画像と、所
定の画像に対して主走査方向に隣接する画像とのつなぎ
部分の濃度をほぼ同じにすることができ、つなぎ部分が
視覚上目だった濃度の段差となることがない。
【0017】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を具体
的に説明する。本発明の実施例として、シリアル型のイ
ンクジェット方式のフルカラー画像形成装置の画像形成
部の斜視図を図1に、フルカラー画像形成装置の主要部
の断面図を図2に示す。図2に於いてA1サイズの原稿
を読み込む読み取り部15に置かれた原稿は、原稿照射
ランプ31により光が照射され、副走査方向(A1サイ
ズの長手方向)及び主走査方向(A1サイズの短手方
向)に移動可能な主走査ユニット上に搭載されたCCD
センサ12により、その反射光或いは透過光が読み取ら
れる。読み取られた原稿の画像信号は、画像処理装置1
3により必要な画像処理が加えられた後、画像形成部の
記録ヘッド8に送られる。ヘッド8は256個のノズル
(吐出口)を16個/mm(400dpi)の密度で設
けた記録ヘッドであり、各ノズルにはこれに連通する流
路に吐出エネルギーを発生するヒーター(発熱体)を備
えている。ヒーターは印加される電気パルスに応じて熱
を発生し、これによりインク中に膜沸騰と呼ばれる状態
変化を生じさせ、この膜沸騰による気泡(バブル)の成
長に伴って上記ノズルからインクが吐出される。
【0018】次に、本発明における記録手段として本実
施例のインクジェット記録装置に用いられる記録ヘッド
の吐出原理について詳述する。インクジェット記録装置
に適用される記録ヘッドは、一般に微細な液体吐出口
(オリフィス)、液路およびこの液路の一部に設けられ
るエネルギー作用部と、該作用部にある液体に作用させ
る液滴形成エネルギーを発生するエネルギー発生手段と
を備え、交換可能である。このようなエネルギーを発生
するエネルギー発生手段としてはピエゾ素子等の電気機
械変換体を用いたもの、レーザ等の電磁波を照射して、
そこにある液体に吸収させて発熱させ、該発熱による作
用で液滴を吐出、飛翔させるようにしたもの、あるいは
電気熱変換体によって液体を加熱して液体を吐出させる
ようにしたもの等がある。その中でも熱エネルギーによ
って液体を吐出させるインクジェット記録方式に用いら
れる記録ヘッド部は、記録用の液滴を吐出して飛翔用液
滴を形成するための液体吐出口(オリフィス)を高密度
に配列することができるために高解像力の記録をするこ
とが可能である。
【0019】また、電気熱変換体をエネルギー発生手段
として用いた記録ヘッド部は、記録ヘッド部として全体
的なコンパクト化も容易で、かつ、最近の半導体分野に
おける技術の進歩と信頼性の向上が著しいIC技術やマ
イクロ加工技術の長所を十二分に活用でき、長尺化及び
面状化(2元化)が容易であること等から、マルチノズ
ル化、高密度実装化が容易で、しかも大量に生産性よ
く、製造コストも安価なインクジェット記録用ヘッド部
を提供することが可能である。
【0020】このようにエネルギー発生手段に電気熱変
換体を用い、半導体製造プロセスを経て製造されたイン
クジェット用記録ヘッド部は、一般には各インク吐出口
に対応した液路を設け、該液路ごとに該液路を満たす液
体に熱エネルギーを作用させて、対応するインク吐出口
から液体を吐出して飛翔用液滴を形成する手段としての
電気熱変換体が設けられ、各液路には、各液路に連通し
ている共通液室から液体が供給される構造となってい
る。なお、インク吐出部の製造方法としては、第1の基
板上に少なくとも液路を形成するための固体層と、少な
くとも液路の壁の形成に利用する活性エネルギー線硬化
性材料層と、第2の基板を順次積層した後、該第2の基
板上にマスクを積層し、該マスクの上方から活性エネル
ギー線を照射して、活性エネルギー線硬化性材料層の少
なくとも液路の壁を構成部分として硬化させ、更に固体
層と活性エネルギー線硬化性材料層の未硬化部分を二つ
の基板間から除去し、少なくとも液路を形成する方法が
ある(特開昭62−253457号公報参照)。
【0021】ヘッド8はフルカラー画像を形成するた
め、図1に示すように単色の記録ヘッド8K,8C,8
M,8Yから構成されている。ここで8Kはブラック
用、8Cはシアン用、8Mはマゼンタ用、8Yはイエロ
ー用である。ロール紙トレイ1より供給される紙、フィ
ルム、布等のA1短手幅の記録が可能な記録材2は搬送
ローラー対3及びテンションローラー対4に挟持され、
矢印14の方向(副走査方向)に搬送される。16はそ
の長手方向が搬送ローラー対3と平行を成すプラテンで
あり、記録材の浮きやシワの発生を防止するため、不図
示の吸引手段によって記録材を吸引している。
【0022】図1の画像形成部に於いてキャリッジ7上
に回転可能に支持された支持部材11上にはキャリッジ
の移動方向に4個の記録ヘッド8K、8M,8C,8Y
が配設されている。前記4個の各記録ヘッドは400d
piの密度で記録材に相対して、キャリッジの移動方向
(主走査方向)と直角方向(副走査方向)に配列された
ノズルを有しており、画像処理装置13から送られてき
た画像信号に基づいて、各記録ヘッドでブラック、マゼ
ンタ、シアン、イエローの各色の画像形成を行う。
【0023】図3は、本実施例の画像形成装置の主要部
の構成を表わしたブロック図である。図3において、1
00は装置全体の制御を司るメインCPUであり、メイ
ンCPU100には、プリンタの制御動作を司るプリン
タ制御CPU102,読み取り制御動作を司るリーダ制
御CPU104、画像表示動作を処理するメイン画像処
理部106、操作者による入力部としての操作部108
が接続されている。ここで、プリンタ制御CPU102
とリーダ制御CPU104は、それぞれプリンタ部、リ
ーダ部の動作制御を行うもので、メインCPU100と
はマスタとスレーブの関係に設定されている。上述した
メイン画像処理部106は、マスキング、黒抽出、4値
化、ガンマ補正等の画像処理を行う。
【0024】また、プリンタ制御CPU102とメイン
画像処理部106には同期メモリ10が接続されてい
る。この同期メモリ110は、入力動作の時間バラツキ
の吸収及び記録ヘッドの機構上の並びによる遅延補正を
行うためのものである。そしてこの同期メモリ110の
出力は記録ヘッド256に接続されている。プリンタ制
御CPU102は、プリンタ部の入力駆動の制御を行
い、主走査及び副走査を司るプリンタ部駆動系114に
接続されている。また、リーダ制御CPU104は、シ
ェーディング補正、色補正、ガンマ補正等の読み取り系
で必要な補正処理を行う入力系画像処理部116と、リ
ーダの入力駆動の制御を行い主走査、副走査を司るリー
ダ部駆動系118とに接続されている。
【0025】さらに入力系画像処理部116にはCCD
ライトセンサ26が接続されており、この入力系画像処
理部116はメイン画像処理部106に接続されてい
る。ここで、画像読み取り手段を構成するリーダ部21
2はメインCPU100,リーダ制御CPU104,メ
イン画像処理部106、操作部108、入力系画像処理
部116、リーダ部駆動系118、並びにイメージセン
サとしてのCCDライトセンサ26とから構成されてい
る。また、プリンタ部220は、プリンタ制御CPU1
02、同期メモリ110、記録ヘッド256、並びにプ
リンタ部駆動系114とから構成されている。
【0026】次に画像形成を行うプロセスを、図4及び
図5に示すフローチャートならびに図7及び図8を用い
て説明する。図4は、メインCPU100が行う原稿の
読み取り動作の制御手順を示すフローチャートであり、
図5は、メインCPU100が行う記録媒体への記録動
作の制御手順を示すフローチャートである。また、図7
はシリアル型カラーインクジェット記録装置の画像読み
取り部を示した図である。本実施例においては、原稿サ
イズがA1であり、記録サイズをその200%に拡大す
る場合について説明する。
【0027】図8は、200%拡大時の原稿と出力の関
係を示す図である。図8(a)はA1の大きさの原稿を
示す。この場合、図8(a)に示すようにまず原稿の下
半分41が図7に示す画像読み取り部によって矢印A方
向に読み取られ、図8(b)に示すようにA1を長手方
向に2枚つないだサイズのうち下半分の出力45が画像
形成部によって記録される。その後原稿の上半分47が
画像読み取り部によって矢印B方向に読み取られ、図8
(b)に示す2枚目の出力51の記録が画像形成部によ
って行われる。
【0028】まず、原稿の下半分41の読み取りと出力
45(1枚目)の画像形成について説明する。コピーが
開始されると、記録開始に先だって記録紙が奇数枚であ
るか否かを判断する(ステップS11)。この結果、奇
数枚目であるとき、図7において、CCDセンサ12を
有する主走査ユニット53は、記録開始前にホームポジ
ションセンサー55で決定される第1の読み取り開始場
所である手前のホームポジション側へセットされる。次
に主走査ユニット53が主走査レール56に案内されつ
つ主走査方向Aの向きに移動しつつ1ライン分の画像読
み取りを開始する(ステップS12)。画像読み取りに
際しては、原稿照射ランプ31から原稿へ照射された光
の反射光あるいは透過光が主走査ユニット53上に搭載
されたCCDセンサ12により読み取られる。
【0029】そして原稿読み取り部15の主走査ユニッ
ト53はホームポジションセンサー59で決定される他
方のホームポジション(第2の読み取り開始場所)へ到
着する(ステップS13)。このようにして1行分の画
像読み取りが終了すると、次に副走査モーターM2によ
り、正確に読み取り幅に等しい送り量だけ副走査ユニッ
ト57が副走査方向Cの方向に1ライン分移動される
(ステップS14)。このようにして全ライン分の読み
取りが完了するまで繰り返される(ステップS15)。
【0030】一方、読み取られた原稿の画像信号は、画
像処理装置13により必要な画像処理が加えられた後、
画像形成部の記録ヘッド8に送られる。記録開始に先だ
って記録紙が奇数枚であるか否かが判断され(ステップ
S20)、この結果、奇数枚目であるとき、図1におい
て、記録ヘッド8を支持する支持部材11を搭載したキ
ャリッジ7は、初め第1の印字開始場所5にあり、不図
示の駆動手段によって、摺動可能に係合する2本のガイ
ド軸17に案内されながら、矢印20方向に記録材2を
走査し、ヘッド8からインクを吐出する(ステップS2
1)。そして記録材2の右端から左端まで走査し、ヘッ
ド8に並んだインクノズルの副走査方向の幅(記録幅)
で1行分記録を行い、第2の印字開始場所6に到着する
(ステップS22)。
【0031】記録ヘッド8はキャリッジ7の進行方向に
ブラック、マゼンタ、シアン、イエローの順に配されて
おり、記録材に対する画像形成もこの順番で行われる。
なお、18は不図示のインクタンクから記録ヘッド8に
インクを供給するインク供給チューブであり、19は記
録ヘッドの一部に設けられるヘッド駆動回路や制御信号
を送信するためのフレキシブルケーブルである。また、
記録部においては、パルスモーター9により伝達手段1
0を介して搬送ローラー対3及びテンションローラー対
4が駆動され、正確に記録幅に等しい送り量だけ記録材
2が搬送される(ステップS23)。そして再び、第1
の印字開始場所5にキャリッジ7が戻った後、全ライン
の記録が完了するまで上記の動作を繰り返し、順次画像
を形成していく(ステップS24)。
【0032】次に、原稿の上半分47の読み取りと出力
51(2枚目)の画像形成について説明する。コピーが
開始されると、記録開始に先だって記録紙が奇数枚であ
るか否かを判断する(ステップS11)。この結果、偶
数枚目であるとき、図7において、CCDセンサ12を
有する主走査ユニット53は、記録開始前にホームポジ
ションセンサー59で決定される第2の読み取り開始場
所である他方のホームポジション側へセットされる。
【0033】次に主走査ユニット53が主走査レール5
6に案内されつつ主走査方向Bの向きに移動しつつ1ラ
イン分の画像読み取りを開始する(ステップS31)。
画像読み取りに際しては、原稿照射ランプ31から原稿
へ照射された光の反射光あるいは透過光が主走査ユニッ
ト53上に搭載されたCCDセンサ12により読み取ら
れる。
【0034】そして原稿読み取り部15の主走査ユニッ
ト53はホームポジションセンサー55で決定される手
前側のホームポジション(第1の読み取り開始場所)へ
到着する(ステップS32)。このようにして1行分の
画像読み取りが終了すると、次に副走査モーターM2に
より、正確に読み取り幅に等しい送り量だけ副走査ユニ
ット57が副走査方向Cの方向に1ライン分移動される
(ステップS33)。このようにして全ライン分の読み
取りが完了するまで繰り返される(ステップS34)。
そしてステップS35において読み取りが終了であると
判断したときに読み取り操作は終了する。
【0035】一方、読み取られた原稿の画像信号は、画
像処理装置13により必要な画像処理が加えられた後、
画像形成部の記録ヘッド8に送られる。記録開始に先だ
って記録紙が奇数枚であるか否かが判断され(ステップ
S20)、この結果、奇数枚目でないとき、すなわち偶
数枚目であるとき、第2の印字開始場所6にあるキャリ
ッジ7上では駆動手段22が、記録ヘッド8を支持する
支持部材11を記録材が形成する平面に直交する軸廻り
に180゜回転する(ステップS40)。
【0036】次にキャリッジ7は、第2の印字開始場所
6にあり、不図示の駆動手段によって、摺動可能に係合
する2本のガイド軸17に案内されながら、矢印21方
向に記録材2を走査し、ヘッド8からインクを吐出する
(ステップS41)。そして記録材2の左端から右端ま
で走査し、ヘッド8に並んだインクノズルの副走査方向
の幅(記録幅)で1行分記録を行い、第1の印字開始場
所5に到着する(ステップS42)。
【0037】記録ヘッド8は前記ステップS40におけ
る回転により、今回もキャリッジ7の進行方向にブラッ
ク、マゼンタ、シアン、イエローの順に配されており、
記録材に対する画像形成もこの順番で行われる。よっ
て、キャリッジの移動方向に対する記録ヘッドの並び順
序をキャリッジの往移動時と復移動時に一致させること
が可能となり、カラー記録を行う画像記録装置において
も、奇数枚目と偶数枚目の色重ね順が変わらないので、
繋ぎ目の色味変化が少なく、記録品位の高い大判画像出
力が可能となる。
【0038】また、記録部においては、パルスモーター
9により伝達手段10を介して搬送ローラー対3及びテ
ンションローラー対4が駆動され、正確に記録幅に等し
い送り量だけ記録材2が搬送される(ステップS4
3)。そして再び、第2の印字開始場所6にキャリッジ
7が戻った後、全ラインの記録が完了するまで上記の動
作を繰り返し、順次画像を形成していく(ステップS4
4)。そしてステップS45において記録が終了である
と判断したときに記録操作は終了する。
【0039】なお、本実施例においては200%拡大の
コピーを行う場合について説明したが、200%以上の
記録を行う場合には、奇数枚目は1枚目と同じ画像読み
取り動作並びに画像形成動作を行い、偶数枚目は2枚目
と同じ画像読み取り動作並びに画像形成動作を行う。一
方、画像出力された記録媒体の奇数枚目と偶数枚目のつ
なぎ部は接着剤等により貼り合わせることにより、所望
の画像が形成された記録結果物が得られる。
【0040】以上述べたように本実施例によれば、奇数
枚目と偶数枚目の画像出力のつなぎ部分は、画像の書き
終わりでつながる。したがって、記録を続けることによ
るヘッドの昇温により複数のノズルのインク吐出量が主
走査の移動の最初と最後で変動し、ヘッドの走査方向に
濃度傾きが発生したとき、従来は、たとえば奇数枚目の
つなぎ部分が画像の書き終りであり、偶数枚目のつなぎ
部分が画像の書き始めである場合、奇数枚目と偶数枚目
の画像出力のつなぎ目が視覚上目だった濃度の段差とな
ったが、本実施例によれば、奇数枚目と偶数枚目の画像
出力のつなぎ目が視覚上目だった濃度の段差となること
がない。
【0041】よって、記録紙の主走査方向の幅より大き
な画像出力を複数枚の記録紙に分割して記録するモード
を有する画像形成装置に於いて、記録品位の高い大判画
像出力が可能となる。尚、本実施例において例えば30
0%拡大のコピーを行う場合には、3枚の画像をつなげ
ることとなり、1枚目と2枚目のつなぎ部分は画像の書
き終わりでつながり、2枚目と3枚目は画像の書き始め
でつながる為、同様に画像出力のつなぎ目が視覚上目だ
った濃度の段差となることがない。
【0042】(他の実施例)他の実施例について以下、
説明する。この実施例における読み取り動作のフローチ
ャートを図6に示し、200%拡大時の原稿と出力の関
係を図9に示す。まず1枚目の記録を行う場合は、前述
の実施例と同じ原稿読み取り操作を行う。一方、2枚目
の記録を行う場合は前述の実施例とは異なり、図9
(a)に示すように、主走査ユニット53が主走査レー
ル56に案内されつつ1枚目と同じ主走査方向Aの向き
に移動しつつ1ライン分の画像読み取りを開始する(ス
テップS51)。
【0043】そして原稿読み取り部15の主走査ユニッ
ト53はホームポジションセンサー59で決定される他
方のホームポジション(第2の読み取り開始場所)へ到
着する(ステップS52)。このようにして1行分の画
像読み取りが終了すると、次に副走査モーターM2によ
り、正確に読み取り幅に等しい送り量だけ副走査ユニッ
ト57が副走査方向Cの方向に1ライン分移動される
(ステップS53)。
【0044】次に、画像データを1ライン分メモリーに
蓄え、反転した後に記録部へ送る(ステップS54)。
このために本実施例における画像形成装置は、CCDが
読み取った画像データを主走査方向の1画素ピッチずつ
の単位で順次複数画素ピッチ分記憶するメモリーと、記
憶した1画素ピッチずつの単位の画像データを記憶時と
逆順に取り出す手段を有している。画像記録動作は前述
の実施例と同じである。本実施例では、主走査ユニット
53による画像読み取りを奇数枚目と偶数枚目で同じ方
向に移動時に行うので、画像読み取り制御が容易であ
る。また、1枚目と2枚目のつなぎ部分の画像欠けや画
像重なりの少ない品位の高い画像出力を行うことが可能
である。
【0045】本実施例においても、奇数枚目と偶数枚目
の画像出力のつなぎ部分は、画像の書き終わりでつなが
る。したがって、前述の実施例と同様、奇数枚目と偶数
枚目の画像出力のつなぎ目が視覚上目だった濃度の段差
となることがなく、記録紙の主走査方向の幅より大きな
画像出力を複数枚の記録紙に分割して記録するモードを
有する画像形成装置に於いて、記録品位の高い大判画像
出力が可能となる。また、前述の実施例と同様に、20
0%を越える拡大時には、奇数枚目と偶数枚目の画像出
力のつなぎ部分はいずれも画像の書き始めまたは書き終
わりでつながる為、画像出力のつなぎ目が視覚上目だっ
た濃度の段差となることがない。
【0046】本発明は、特にインクジェット記録方式の
中でも熱エネルギーを利用して飛翔的液滴を形成し、記
録を行うインクジェット方式の記録装置において優れた
効果をもたらすものである。
【0047】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書、同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式はいわゆるオンデマンド
型、コンティニュアス型のいずれにも適用可能である
が、特に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)
が保持されているシートや液路に対応して配置されてい
る電気熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越
える急速な温度上昇を与える少なくとも一つの駆動信号
を印加することによって、電気熱変換体に熱エネルギー
を発生せしめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさ
せて、結果的にこの駆動信号に一対一で対応した液体
(インク)内の気泡を形成できるので有効である。この
気泡の成長、収縮により吐出用開口を介して液体(イン
ク)を吐出させて、少なくとも一つの滴を形成する。こ
の駆動信号をパルス形状とすると、即時適切に気泡の成
長収縮が行われるので、特に応答性に優れた液体(イン
ク)の吐出が達成でき、より好ましい。
【0048】このパルス形状の駆動信号としては、米国
特許第4463359号明細書、同第4345262号
明細書に記載されているようなものが適している。な
お、上記熱作用面の温度上昇率に関する発明の米国特許
第4313124号明細書に記載されている条件を採用
すると、さらに優れた記録を行うことができる。
【0049】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体
の組み合わせ構成(直線状液流路または直角液流路)の
他に熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開
示する米国特許第4558333号明細書、米国特許第
4459600号明細書を用いた構成としてもよい。
【0050】加えて、複数の電気熱変換体に対して、共
通するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開
示する特開昭59−123670号公報や熱エネルギー
の圧力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を開
示する特開昭59−138461号公報に基づいた構成
とすることもできる。
【0051】加えて、装置本体に装着されることで、装
置本体との電気的な接続や装置本体からのインクの供給
が可能になる交換自在のチップタイプの記録ヘッド、あ
るいは記録ヘッド自体に一体的にインクタンクが設けら
れたカートリッジタイプの記録ヘッドを用いてもよい。
【0052】また、本発明の記録装置の構成として設け
られる、記録ヘッドに対しての回復手段、予備的な補助
手段等を付加することは本発明の効果を一層安定できる
ので好ましいものである。これらを具体的に挙げれば、
記録ヘッドに対してのキャッピング手段、クリーニング
手段、加圧あるいは吸引手段、電気熱変換体あるいはこ
れとは別の加熱素子あるいはこれらの組み合わせによる
予備加熱手段、記録とは別の吐出を行う予備吐出モード
を行うことも安定した記録を行うために有効である。
【0053】さらに、記録装置の記録モードとしては黒
色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘッ
ドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによってで
もよいが、異なる色の複色カラー、または混色によるフ
ルカラーの少なくとも一つを備えた装置とすることもで
きる。
【0054】以上説明した本発明実施例においては、イ
ンクを液体として説明しているが、室温やそれ以下で固
化するインクであって、室温で軟化するもの、もしくは
液体であるもの、あるいは上述のインクジェット方式で
はインク自体を30℃以上70℃以下の範囲内で温度調
整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあるように温
度制御するものが一般的であるから、使用記録信号付与
時にインクが液状をなすものであればよい。
【0055】加えて、積極的に熱エネルギーによる昇温
をインクの固形状態から液体状態への状態変化のエネル
ギーとして使用せしめることで防止するか、またはイン
クの蒸発防止を目的として放置状態で固化するインクを
用いるかして、いずれにしても熱エネルギーの記録信号
に応じた付与によってインクが液化し、液状インクとし
て吐出するものや、記録媒体に到達する時点では既に固
化し始めるもの等のような、熱エネルギーによって初め
て液化する性質のインクの使用も本発明には適用可能で
ある。このような場合インクは、特開昭54−5684
7号公報あるいは特開昭60−71260号公報に記載
されるような、多孔質シート凹部または貫通孔に液状ま
たは固形物として保持された状態で、電気熱変換体に対
して対向するような形態としてもよい。本発明において
は、上述した各インクに対して最も有効なものは、上述
した膜沸騰方式を実行するものである。
【0056】さらに加えて、本発明に係る記録装置の形
態としては、上述のようなワードプロセッサやコンピュ
ータ等の情報処理機器の画像出力端末として一体または
別体に設けられるものの他、リーダ等と組み合わせた複
写装置、さらには送受信機能を有するファクシミリ装置
の形態を採るものであっても良い。
【0057】
【発明の効果】以上述べた様に、本発明によれば、被記
録媒体の主走査方向の幅より大きな画像を複数の画像に
分割して被記録媒体上に形成する場合の、所定の画像
と、その所定の画像に対して主走査方向に沿って隣接す
る画像とのつなぎ部分は、画像の書き始めまたは書き終
わりでつながるので、記録ヘッドから吐出されるインク
吐出量が、記録によるヘッドの主走査の移動の最初と最
後で変動してヘッドの走査方向に濃度傾きが発生して
も、濃度差が目立たないものとなり、被記録媒体の主走
査方向の幅より大きな画像出力を記録品位を高くして出
力することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明をシリアル型のフルカラー画像形成装置
に適用したときの画像形成部の斜視図である。
【図2】上記フルカラー画像形成装置の主要部の断面図
である。
【図3】本発明に係る画像形成装置の主要部の構成を表
したブロック図である。
【図4】原稿の読み取り動作の制御手順を示すフローチ
ャートである。
【図5】記録媒体への記録動作の制御手順を示すフロー
チャートである。
【図6】他の実施例における原稿の読み取り動作の制御
手順を示すフローチャートである。
【図7】画像形成装置の画像読み取り部を示した図であ
る。
【図8】本発明の実施例における200%拡大時の原稿
と出力の関係を示す図である。
【図9】他の実施例における200%拡大時の原稿と出
力の関係を示す図である。
【符号の説明】
3 搬送ローラー対 4 テンションローラー対 7 キャリッジ 8 記録ヘッド 9 パルスモーター 10 伝達手段 11 支持部材 12 CCDセンサ 13 画像処理装置 15 原稿読み取り部 16 プラテン 17 ガイド軸 22 駆動手段 31 原稿照射ランプ 53 主走査ユニット 57 副走査ユニット 100 メインCPU 102 プリンタ制御CPU 104 リーダ制御CPU

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクを吐出するための吐出口を配列し
    た記録ヘッドを用い、被記録媒体にインクを吐出して画
    像を形成する画像形成装置において、 前記記録ヘッドを、前記記録ヘッドの 前記吐出口の配列
    方向とは異なる主走査方向に沿って、前記被記録媒体に
    対して相対的に往復走査させる主走査手段と、 前記被記録媒体を、前記主走査方向と異なる副走査方向
    に沿って、前記記録ヘッドに対して相対的に走査させる
    副走査手段と、前記主走査手段による前記記録ヘッドの走査中に前記記
    録ヘッドからインクを吐出して画像を形成する画像形成
    動作と、前記副走査手段により前記被記録媒体を走査さ
    せる副走査動作とを繰り返し、前記被記録媒体上に画像
    を形成する画像形成制御手段と、 前記画像形成制御手段による前記画像形成動作を、前記
    主走査方向の両端のいずれかの側から前記記録ヘッドの
    走査を開始させて行うよう制御する主走査制御手段と、 を備え、 前記主走査制御手段は、前記被記録媒体の前記主走査方
    向の幅より大きな画像を複数の画像に分割して前記被記
    録媒体上に形成するモードにおいて、分割された複数の
    画像のうち、所定の画像を形成するときと、前記所定の
    画像に対して前記主走査方向に沿って隣接する画像を形
    成するときとで、前記画像形成動作における前記記録ヘ
    ッドの走査を開始する側を異ならせること を特徴とする
    画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記画像形成制御手段は、前記被記録媒
    体の前記主走査方向の幅より大きな画像を複数の画像に
    分割して前記被記録媒体上に形成するモードにおいて、
    分割された複数の画像を、前記主走査方向に沿って隣接
    する順に形成するとともに、前記主走査制御手段は、
    に記録する前記複数の画像について、奇数番目の画像を
    形成するときと、偶数番目の画像を形成するときとで、
    前記画像形成動作における前記記録ヘッドの走査を開始
    する側を異ならせることを特徴とする請求項1記載の画
    像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記主走査手段は、主走査方向に複数個
    並設された記録ヘッドを非画像形成時に記録媒体の表面
    と鉛直方向の軸廻りに相対的に180゜回転させて、主
    走査方向に対する前記記録ヘッドの並び順序を主走査方
    向の往動時と復動時で一致させる回転手段を備えること
    を特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 原稿の画像を読み取る画像読み取り手段
    をさらに備え、前記記録ヘッドは、前記画像読み取り手
    段から出力された画像信号に基づき、記録を行うことを
    特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記画像読み取り手段は、複数の画像読
    み取り素子が配列された画像読み取り部と、前記画像読
    み取り部を搭載し、前記画像読み取り部を前記画像読み
    取り素子の配列方向とは異なる方向に原稿に対して相対
    的に主走査させるキャリッジとを有し、前記キャリッジ
    を制御して主走査方向の両端側にそれぞれ設けられた読
    み取り開始ポジションのいずれかから主走査を開始させ
    るキャリッジ制御手段をさらに備えることを特徴とする
    請求項記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記画像形成制御手段は、前記被記録媒
    体の前記主走査方向の幅より大きな画像を複数の画像に
    分割して前記被記録媒体上に形成するモードにおいて、
    分割された複数の画像を、前記主走査方向に沿って隣接
    する順に形成するとともに、前記キャリッジ制御手段
    は、前記キャリッジを制御して、前記分割された複数の
    画像を順に記録する際の、奇数番目の画像と偶数番目の
    画像を記録するために原稿画像の読み取りを行うに際し
    て、前記キャリッジの主走査をそれぞれ異なる読み取り
    開始ポジションから行わせることを特徴とする請求項
    記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記画像読み取り素子が読み取った画像
    データを主走査方向に1画素ピッチずつ順次複数画素ピ
    ッチ分記憶するメモリーと、前記メモリーに記憶した画
    像データを記憶時と逆順に取り出して前記記録ヘッドへ
    出力する手段をさらに有することを特徴とする請求項6
    記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記記録ヘッドは、熱エネルギーによっ
    てインクに状態変化を生起させ、該状態変化に基づいて
    インクを吐出口から吐出させることを特徴とする請求項
    1ないしのいずれかに記載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記記録ヘッドは、対応する吐出口毎に
    インクに熱による状態変化を生起させる熱エネルギー発
    生手段を有することを特徴とする請求項記載の画像形
    成装置。
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