JP5353413B2 - 画像記録方法および画像記録装置 - Google Patents

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本発明は、複数の記録素子が一方向に配列されている複数の短尺記録素子列が、互いに隣接する端部において記録素子が重なり領域を有する状態で前記一方向に配置されて長尺記録素子列として構成されたラインヘッドを用いて、記録素子から記録媒体に付着せしめてドットを形成して印画する画像記録方法および画像記録装置に関する。
インクジェットプリンタなどでは、複数のノズル(記録素子)からインク(記録材)を吐出させて記録紙(記録媒体)上に画像を形成している。
このようなプリンタとして、記録紙の主走査方向をカバーするような長尺ラインヘッドを用いた画像記録装置が存在している。このような画像記録装置では、ラインヘッドを固定した状態で主走査方向の記録を行い、該ラインヘッド方向(主走査方向)と直交する方向(副走査方向)に記録紙を搬送することで画像を形成することができる。
ここで、記録紙の幅をカバーするような長尺のラインヘッドは、短いヘッドに比べると、製造コストが高い、製造時の歩留まりが悪い、信頼性が低い、また、記録素子の一部が破損しただけでも高価なラインヘッド全体を交換する必要があり、修理にかかるコストが高いという欠点がある。
このような問題に対して、特許文献1(特公平4-38589号)では、短いヘッド(短尺ヘッド)をノズル列方向に複数並べることで、図12のようにして、長尺ラインヘッドを構成する方法が提案されている。
しかし、このような構成では、長尺ヘッドの基本的な問題は解決できるものの、短尺ヘッドを組み合わせたことによって新たな発生する問題、すなわち、ヘッド間の調整が非常に困難であるという問題が生じてくる。
特に最近は、印画解像度が高くなる傾向にあるため、この問題に対する対応は急務である。たとえば、1440dpi(ドット/25.4mm)の解像度で画像記録する場合には、記録素子ピッチは約17μm になる。
このように短尺ヘッドを組み合わせて長尺ヘッドを構成する場合の新たな問題に対して、各種の提案がなされている。たとえば、ノズル列方向に間引く、ノズル間方向に間引く、境目を揺らす、カラーのヘッドの場合に各色で重ねる位置をずらす、などである。
また、特許文献2(特許第3702711号)では短尺ヘッドの記録素子を数個重畳させ、位置に応じて規則的に、もしくは乱数を使って不規則に各ヘッドに振り分ける方法が開示されている。
特公平4-38589号公報 特許第3702711号公報
しかし、この特許文献2のような方法では下記のような不具合があった。図13はドット率50%(ドット率=(ドット形成画素/ドット形成可能画素)×100)における誤差拡散パターンにおいて、記録素子の重畳領域で乱数を発生させ、乱数に応じて各ヘッドへ画素毎に振り分けた図である。
図13の(a1)(a2)にあるように、隣接する2つの短尺ヘッド間の重なり合う部分(重複領域)で分配がなされる。そして、これら2つの短尺ヘッドによってドットが出力された場合に、2つの短尺ヘッドが理想的な状態で配置されていれば、図13(b)のように問題なくドットが記録紙上に形成される。
また、この図13(b)のパターンにおいて、解像度1440dpi、ドット径40μmを想定し、実際の印字を再現すると図14(a)のようになる。
ここで、図14(a)において、隣接する短尺ヘッドの配置にズレや偏りが生じている場合を想定したものが、図14(b)である。図14(b)では、一方のヘッドが本来の位置に対して1/2ノズル分だけ、ヘッド同士が離れる方向にずれて配置された場合を想定している。
図14(b)からわかるように、各ヘッドの想定的な位置のズレが生じることで、双方のドット密度が低くなって重なり合う部分において、偏りによって視覚的にも目立つ空白部分が発生することになる。ここでは、目立つ空白部分が3カ所発生しており、破線の円で囲って示してある。この場合、視覚的には、空白が見えるだけでなく、擬似的な輪郭が発生してしまうこともある。
なお、本件出願の発明者がこのような不具合を検証した結果、ハーフトーン処理で発生させたドットパターンを、2つの隣接する短尺ヘッドへ分解するときに、振り分け後の各ヘッドのドットパターンにおいて、局所的に一方のヘッドに振り分けが集中している(低周波成分を多く含んでいる)場合に、このような現象が起きることが判明した。この根拠について図15、図16を使って簡単に説明する。
図15は100%のドット率のドットパターンを、2つの隣接する短尺ヘッドへ分解するとき、低周波を多く含む乱数規則を用いて振り分けた結果(図15(a1)及び図15(a2))と、低周波成分が少なく、かつ、どの隣接ドット間隔も所定の距離で分布するブルーノイズ特性を持つ振り分け規則を用いて振り分けた結果(図15(b1)及び図15(b2))である。
また、図16(a)は、図15(a1)及び図15(a2)の振り分け結果に基づいて、2つの隣接する短尺ヘッドで画像を形成する際、お互いのヘッドが1/2ノズル分だけ相対的に離れる方向にずれて配置された状態でドットを形成したときの、実際の記録を想定したシミュレーション画像である。
同様に、図16(b)は図15(b1)及び図15(b2)の振り分け結果に基づいて、2つの隣接する短尺ヘッドで画像を形成する際、お互いのヘッドが1/2ノズル分だけ相対的に離れる方向にずれて配置された状態でドットを形成したときの、実際の記録を想定したシミュレーション画像である。
従来例のとおり、低周波成分を多く含む乱数パターンを用いて振り分けた図15(a1)(a2)は、振り分け後のヘッド重なり部において各ヘッドが担当するドットパターンに大きな分布ムラがある(低周波成分を多く含む)が、低周波成分の少ないブルーノイズ特性パターンをつかって振り分けた図15(b1)(b2)は、ドットが一方のヘッドに振り分けが固まらず、振り分け後のヘッド重なり部において各ヘッドが担当するドットパターンに大きな隙間がない。
この結果、図16(a)はヘッド配置のずれによって生じる隙間が大きく、かつその隙間が粗く分布するのに対して、図16(b)はヘッドの配置ずれによって生じる隙間は小さく、かつその隙間が細かく分布することがわかった。
つまり、割り振られたパターンに大きな偏りがあると、短尺ヘッドの配置ズレが生じた場合に、濃度変動箇所(隙間が生じる箇所)が固まってしまう傾向にある(図16(a))。これに対して、(図16(b))のように、一方のヘッドに偏らないように振り分け箇所を分散させることで濃度変動箇所(隙間が生じる箇所)が分散され視認されにくくなる。こうすることで、少なくとも100%ドット率に関しては各ヘッドに偏り無く振り分けることができる。
しかしながら、100%未満のドット率領域に関しては、ブルーノイズ特性を持つ分配処理規則とハーフトーン後のドットデータとの間になんらかの関係を持たなければ、パターン間の干渉が生じ、各短尺ヘッドに分解後されたパターンはホワイトノイズ的(低周波成分を多く含んだ状態)となり、図13(b)のような100%未満のドット率の中間調における不均一なドットデータの振り分け(図13(a1)、(a2))は改善されない。
ここで述べるパターン間の干渉とは、オフセット印刷物に見られるような、網点化による階調再現で発生する干渉モアレのようなものであるが、本発明で問題となる現象は、多少これとは異なる。網点の場合、規則的パターン同士の重なりであるため、干渉パターンは周期的なパターンとなって現れる。これに対し、ブルーノイズ特性を持つようなパターン間の干渉の場合、パターン自身が擬似ランダムであるので、それを重ねることによって生じる干渉パターンはホワイトノイズ的になる。パターン干渉の具体例を図17に示す。
図17(a)はドット率30%のブルーノイズ特性を持ったハーフトーンパターンであり、図17(b)はハーフトーンパターンとはなんら関係のない、別のブルーノイズ特性を持った50%の振り分け規則である。図17(c1)は、図17(a)と図17(b)を重ね合わせ、(a)の黒ドットと、(b)の振り分け規則の白の領域と重なった部分を抽出した図であり、図17(c2)は、同じく図17(a)と図17(b)を重ね合わせ、(a)の黒ドットと、(b)の振り分け規則の黒の領域と重なった部分を抽出した図である。 このように、50%の振り分け規則がたとえブルーノイズ特性を持ったものでも、ドットパターンとの間になんら関係性を持たないと、ドットパターンと振り分け規則のパターンとの間で干渉が発生し、この干渉によって振り分け後のパターンはホワイトノイズ的になってしまう。
本発明は以上の問題点を解決するものであり、複数の記録素子が一方向に配列されている複数の短尺記録素子列が、互いに隣接する端部において記録素子が重なり領域を有する状態で前記一方向に配置されて長尺記録素子列として構成されたラインヘッドを用いて画像記録する際に、重なり部において、隣接する短尺記録素子列の重なり領域でのドットのズレなどによって画質の劣化を生じさせることのない画像記録方法および画像記録装置を実現することを目的とする。
上述した課題を解決する本願発明は、以下に述べる通りである。
(1)請求項1記載の発明は、複数の記録素子が一方向に配列されている複数の短尺記録素子列が、互いに隣接する端部において記録素子が重なり領域を有する状態で前記一方向に配置されて長尺記録素子列として構成されたラインヘッドを用いた画像記録方法であって、多値の入力画像データと、予め保持している閾値マトリクスにおける前記入力画像データに対応する位置から読み出した閾値との比較によってハーフトーン処理し、記録素子から記録材を出力して記録すべきドットに対応したハーフトーンデータを発生させるハーフトーン処理ステップと、前記重なり領域において、前記ハーフトーンデータを、前記閾値マトリクスに応じて前記ハーフトーンデータと干渉しないように決定した分配処理規則により、ドット毎に隣接するいずれの短尺記録素子列で記録するか振り分ける振り分け処理ステップと、前記振り分け処理ステップで振り分けられたドットを、前記ラインヘッドに含まれるそれぞれの短尺素子列の記録素子により記録するように該記録素子を駆動する記録ステップと、を備え、前記閾値マトリクスは、前記ハーフトーン処理ステップにおいて発生するハーフトーンパターンの低周波成分が抑制されるよう設計された閾値マトリクスであることを特徴とする画像記録方法である。
ここで、低周波成分が抑制されるよう設計された閾値マトリクスとは、ブルーノイズ閾値マトリクスやグリーンノイズ閾値マトリクスなど視覚的にムラと感じるDC成分を除く低周波数帯の成分をその他の高周波成分に比べて抑制されるように作成された閾値マトリクスを指している。
(2)請求項2記載の発明は、複数の記録素子が一方向に配列されている複数の短尺記録素子列が、互いに隣接する端部において記録素子が重なり領域を有する状態で前記一方向に配置されて長尺記録素子列として構成されたラインヘッドと、多値の入力画像データと、予め保持している閾値マトリクスにおける前記入力画像データに対応する位置から読み出した閾値との比較によってハーフトーン処理し、記録素子から記録材を出力して記録すべきドットに対応したハーフトーンデータを発生させるハーフトーン処理部と、前記重なり領域において、前記ハーフトーンデータを、前記閾値マトリクスに応じて前記ハーフトーンデータと干渉しないように決定した分配処理規則により、ドット毎に隣接するいずれの短尺記録素子列で記録するか振り分ける振り分け処理部と、前記振り分け処理部で振り分けられたドットを、前記ラインヘッドに含まれるそれぞれの短尺素子列の記録素子により記録するように該記録素子を駆動する駆動手段と、を備え、前記閾値マトリクスは、前記ハーフトーン処理部において発生するハーフトーンパターンの低周波成分が抑制されるよう設計された閾値マトリクスであることを特徴とする画像記録装置である。
ここで、低周波成分が抑制されるよう設計された閾値マトリクスとは、ブルーノイズ閾値マトリクスやグリーンノイズ閾値マトリクスなど視覚的にムラと感じるDC成分を除く低周波数帯の成分をその他の高周波成分に比べて抑制されるように作成された閾値マトリクスを指している。
(3)請求項3記載の発明は、前記分配処理規則は、前記振り分け処理部における前記閾値読み出し位置を前記ハーフトーン処理部の前記閾値読み出し位置と一致させ、該位置に対応して読み出した閾値を用いて作成したパターンを使って振り分ける規則である、ことを特徴とする請求項2記載の画像記録装置である。
(4)請求項4記載の発明は、前記分配処理規則は、前記振り分け処理部における前記閾値読み出し位置を前記ハーフトーン処理部の前記閾値読み出し位置と一致させ、該位置に対応して読み出した閾値を使って振り分ける規則である、ことを特徴とする請求項2記載の画像記録装置である。
(5)請求項5記載の発明は、前記記録材はインクであり、前記記録素子は前記インクを吐出するノズルである、ことを特徴とする請求項2乃至請求項4のいずれか一項に記載の画像記録装置である。
以上説明した本願発明によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)請求項1記載の画像記録方法の発明では、複数の記録素子が一方向に配列されている複数の短尺記録素子列が、互いに隣接する端部において記録素子が重なり領域を有する状態で前記一方向に配置されて長尺記録素子列として構成されたラインヘッドを用いて画像記録する際に、入力の多値の入力画像データと、予め保持している閾値マトリクスにおける前記入力画像データに対応する位置から読み出した閾値との比較によってハーフトーンデータを発生させ、前記重なり領域において、発生させたハーフトーンデータを、以上の閾値マトリクスに応じて前記ハーフトーンデータと干渉しないように決定した分配処理規則により、ドット毎に隣接するいずれの短尺記録素子列で記録するか振り分け、このように振り分け処理ステップで振り分けられたドットをラインヘッドに含まれるそれぞれの短尺素子列の記録素子により記録する。
なお、この閾値マトリクスは、その閾値マトリクスで処理したドットパターンにおいて低周波成分が抑制されるように設計されたマトリクスである。また、低周波成分が抑制されるように設計されたマトリクスの具体例としては、ブルーノイズ閾値マトリクスやグリーンノイズ閾値マトリクスなど視覚的にムラと感じるDC成分を除く低周波数帯の成分をその他の高周波成分に比べて抑制されるように作成された閾値マトリクスがある。
これにより、複数の記録素子が一方向に配列されている複数の短尺記録素子列が、互いに隣接する端部において、記録素子が重なり領域を有する状態で前記一方向に配置されて長尺記録素子列として構成されたラインヘッドを用いて画像記録する際に、ハーフトーン処理に用いた閾値マトリクスを用いてハーフトーンデータと干渉しないように決定される分配処理規則を用いることで、ハーフトーン処理と振り分け処理とが相関持った状態になり、結果として、分解後のパターンにおいて上述したハーフトーンパターンと振り分けパターンの間のパターン干渉に起因する低周波成分の増加が抑制される。
また、閾値マトリクスで発生するドットパターンは低周波成分が抑制される閾値マトリクスを用いているので、分解後のそれぞれのデータは、低周波成分を抑制された状態を維持できる。したがって、隣接する短尺記録素子列の重なり領域でのドットのズレなどが存在していても、記録されるドットにまとまった空白領域が生じにくくなり、画質の劣化が生じなくなる。
(2)請求項2記載の画像記録装置の発明では、複数の記録素子が一方向に配列されている複数の短尺記録素子列が、互いに隣接する端部において記録素子が重なり領域を有する状態で前記一方向に配置されて長尺記録素子列として構成されたラインヘッドを用いて画像記録する際に、入力の多値の入力画像データと、予め保持している閾値マトリクスにおける前記入力画像データに対応する位置から読み出した閾値との比較によってハーフトーンデータを発生させ、前記重なり領域において、発生させたハーフトーンデータを、以上の閾値マトリクスに応じて前記ハーフトーンデータと干渉しないように決定した分配処理規則により、ドット毎に隣接するいずれの短尺記録素子列で記録するか振り分け、このように振り分け処理部で振り分けられたドットをラインヘッドに含まれるそれぞれの短尺素子列の記録素子により記録する。
なお、この閾値マトリクスはその閾値マトリクスで処理したドットパターンにおいて低周波成分が抑制されるように設計されたマトリクスである。また、低周波成分が抑制されるように設計されたマトリクスの具体例としては、ブルーノイズ閾値マトリクスやグリーンノイズ閾値マトリクスなど視覚的にムラと感じるDC成分を除く低周波数帯の成分をその他の高周波成分に比べて抑制されるように作成された閾値マトリクスがある。
これにより、複数の記録素子が一方向に配列されている複数の短尺記録素子列が、互いに隣接する端部において記録素子が重なり領域を有する状態で前記一方向に配置されて長尺記録素子列として構成されたラインヘッドを用いて画像記録する際に、ハーフトーン処理に用いた閾値マトリクスを用いてハーフトーンデータと干渉しないように決定される分配処理規則を用いることで、ハーフトーン処理と振り分け処理とが相関持った状態になり、結果として、分解後のパターンにおいて上述したハーフトーンパターンと振り分けパターンの間のパターン干渉に起因する低周波成分の増加が抑制される。
また閾値マトリクスで発生するドットパターンは低周波成分が抑制される閾値マトリクスを用いているので、分解後のそれぞれのデータは低周波成分を抑制された状態を維持できる。したがって隣接する短尺記録素子列の重なり領域でのドットのズレなどが存在していても、記録されるドットにまとまった空白領域が生じにくくなり、画質の劣化が生じなくなる。
(3)請求項3記載の画像記録装置の発明では、複数の記録素子が一方向に配列されている複数の短尺記録素子列が、互いに隣接する端部において記録素子が重なり領域を有する状態で前記一方向に配置されて長尺記録素子列として構成されたラインヘッドを用いて画像記録する際に、振り分け規則を、ハーフトーン処理を行うときに用いた閾値マトリクスを用い、かつ閾値の読み出し順序も同じにした状態で、位置に対応して得られる閾値から作成するパターンを用いて振り分ける規則としている。
ここで、ハーフトーン処理に用いる閾値マトリクスは、そのマトリクスを構成するどの閾値で2値化処理を行っても、閾値処理によって発生するドット同士の固まりが生じないように設計されている。たとえば閾値マトリクスを用いて発生させた50%ドットパターンは閾値マトリクスを用いて発生させた25%ドットパターンを含む。したがって、振り分け規則を、ハーフトーン処理を行うときに用いた閾値マトリクスを用い、かつ閾値の読み出し順序も同じにした状態にすることで振り分け規則で一方の短尺記録素子に割り振られたドットパターンは閾値マトリクスを用いて閾値処理したパターンと同じパターンが得られる。
これにより、ハーフトーン処理と振り分け処理とが相関を持った状態になり、パターン干渉を防ぐことができ、結果として分解後パターンの低周波成分の増加を抑制することができる。従って、このような振り分けを行うことで隣接する短尺記録素子列の重なり領域でのドットのズレなどが存在していても、記録されるドットにまとまった空白領域が生じにくくなり、画質の劣化が生じなくなる。
(4)請求項4記載の画像記録装置の発明では、複数の記録素子が一方向に配列されている複数の短尺記録素子列が、互いに隣接する端部において記録素子が重なり領域を有する状態で前記一方向に配置されて長尺記録素子列として構成されたラインヘッドを用いて画像記録する際に、振り分け規則を、ハーフトーン処理を行うときに用いた閾値マトリクスを用い、かつ閾値の読み出し順序も同じにした状態で、位置に対応して得られる閾値を用いて振り分ける規則としている。
このようにすることで、ハーフトーン処理と振り分け処理とが相関を持った状態になり、パターン干渉を防ぐことができ、結果として分解後パターンの低周波成分の増加を抑制することができる。従って、このような振り分けを行うことで隣接する短尺記録素子列の重なり領域でのドットのズレなどが存在していても、記録されるドットにまとまった空白領域が生じにくくなり、画質の劣化が生じなくなる。
(5)請求項5記載の画像記録装置の発明では、複数の記録素子が一方向に配列されている複数の短尺記録素子列が、互いに隣接する端部において記録素子が重なり領域を有する状態で一方向に配置されて長尺記録素子列として構成されたラインヘッドを用いて、インクを記録媒体に向けて吐出して画像記録する際に、隣接する短尺記録素子列の重なり領域でのドットのズレなどが存在していても、記録されるドットにまとまった空白領域が生じにくくなり、画質の劣化が生じなくなる。
本発明の実施形態の画像記録装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態の画像記録装置の記録素子の配置を示す説明図である。 本発明の実施形態の画像記録装置の構成を示す斜視図である。 本発明の実施形態の処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態の処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態の処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態の画像記録装置の処理を示す模式図である。 本発明の実施形態の画像記録装置の処理を示す説明図である。 本発明の実施形態の画像記録装置の処理を示す説明図である。 本発明の実施形態の処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態の処理を示すフローチャートである。 一般的な長尺ラインヘッドの構成を示す説明図である。 従来の画像記録装置による記録の様子を示す説明図である。 従来の画像記録装置による記録の様子を示す説明図である。 100%ドット密度での振り分けの様子を示す説明図である。 100%ドット密度でヘッドの位置ずれが起きた場合の様子を示す説明図である。 振り分け規則を示す説明図である。
以下、本発明の第一実施形態について、図を参照して説明する。まず、本発明の実施形態である画像記録方法および画像記録装置について説明する。
なお、以下の実施形態では、画像記録装置としてインクジェットプリンタを具体例に用いて説明を行う。従って、記録材としてはインク、記録素子としてはインクを吐出するノズルが該当する。
(1)実施形態の構成:
なお、この実施形態では、画像記録装置100の特徴に関する構成要件を中心に説明する。したがって、画像記録装置として一般的であり、周知となっている電源回路や電源スイッチなどといった基本的な構成要件については省略した状態で示している。
制御部101は画像形成の各種制御を行う制御部であり、本実施形態では特に、複数の記録素子が一方向に配列されている複数の短尺記録素子列が、互いに隣接する端部において記録素子が重なり領域を有する状態で前記一方向に配置されて長尺記録素子列として構成されたラインヘッドを用いて画像記録する際に、多値の画像データを所定のハーフトーン処理規則に応じてハーフトーン処理し、記録素子から記録材を出力して記録すべきドットに対応したハーフトーンデータを発生させるハーフトーン処理ステップと、重なり領域において、前記ハーフトーンデータを、干渉を発生しないように決定した分配処理規則により、ドット毎に隣接するいずれの短尺記録素子列で記録するか振り分ける振り分け処理ステップと、振り分け処理ステップで振り分けられたドットを、ラインヘッドに含まれるそれぞれの短尺素子列の記録素子により記録するように該記録素子を駆動する記録ステップと、を実行する際の各種制御を行う。
なお、以上のハーフトーン処理ステップでは、所定のハーフトーン処理規則として、多値の入力画像データと、予め保持している閾値マトリクスにおける入力画像データに対応する位置から読み出した閾値との比較によってハーフトーン処理し、記録素子から記録材を出力して記録すべきドットに対応したハーフトーンデータを発生させる。また、以上の振り分け処理ステップでは、重なり領域において、ハーフトーンデータを、閾値マトリクスに応じてハーフトーンデータと干渉しないように決定した分配処理規則により、ドット毎に隣接するいずれの短尺記録素子列で記録するか振り分ける。また、閾値マトリクスは、ハーフトーン処理ステップにおいて発生するハーフトーンパターンの低周波成分が抑制されるよう設計された閾値マトリクスである。
記憶部105は各種データを保持する記憶手段であり、この実施形態では特に、マトリクスパターンとして、ブルーノイズマトリクス、グリーンノイズマトリクスなど、そのマトリクスを用いて得られる擬似ランダムパターンの空間周波数において低周波成分がその他の周波数成分に比べて抑制されている公知の各種のマトリクスを記憶しておく。
ラスタライズ処理部110は、コンピュータなどの外部から与えられるベクタデータなどの各種形式の画像データをビットマップなどラスタデータに変換する画像処理手段である。入力データ解像度が印字解像度と異なる場合は、この時点で拡大、縮小の処理を行い、ラスタライズ後のデータ解像度を印画解像度と同じにする。
ハーフトーン処理部120は、所定のハーフトーン処理規則に基づいて、多値のデータをドット数による面積階調などでハーフトーンを表現した状態のドットを発生するハーフトーン処理手段である。なお、このハーフトーン処理部120では、所定のハーフトーン処理規則として、記憶部105に記憶してあるブルーノイズマトリクス、グリーンノイズマトリクスなどのマトリクス値を用いてラスタライズ後のデータを閾値処理することで、記録すべきドットに対応するハーフトーンデータを発生する。すなわち、ハーフトーン処理部120では、所定のハーフトーン処理規則として、多値の入力画像データと、予め保持している閾値マトリクスにおける入力画像データに対応する位置から読み出した閾値との比較によってハーフトーン処理し、記録素子から記録材を出力して記録すべきドットに対応したハーフトーンデータを発生させる。ここで、閾値マトリクスは、ハーフトーン処理ステップにおいて発生するハーフトーンパターンの低周波成分が抑制されるよう設計された閾値マトリクスである。
振り分け処理部130は、干渉を発生しないように決定された分配処理規則によって、後述する短尺ヘッドの重なり領域においてハーフトーンデータを隣接するいずれの短尺記録素子列で記録するか振り分ける処理を実行する振り分け処理手段である。ここで、この振り分け処理部130は、重なり領域において、ハーフトーンデータを、閾値マトリクスに応じてハーフトーンデータと干渉しないように決定した分配処理規則により、ドット毎に隣接するいずれの短尺記録素子列で記録するか振り分ける。なお、この振り分け処理部130において、本発明では、ハーフトーン処理により印字すると決定されたドットを、ABいずれのヘッドで形成するかを、干渉を発生しないように決定される分配処理規則により割り当てることで、ハーフトーン処理と振り分け処理とが相関を持った(又は一致した)状態になる。
駆動部140は、後述する各短尺ヘッド(短尺記録素子列)に含まれる各記録素子を駆動してインクを吐出させる駆動手段(ドライバ)であり、この実施形態では駆動部140Aと駆動部140Bとを備えて構成されている。
ラインヘッド150は、複数の記録素子が一方向に配列されている短尺ラインヘッド(短尺記録素子列)複数が、互いに隣接する端部において記録素子が重なり領域を有する状態で前記一方向に配置されて長尺記録素子列として構成されたラインヘッドである。なお、この実施形態では、ラインヘッド150は短尺ヘッド150Aと150Bとで構成されている。
なお、この実施形態におけるラインヘッド150としては、図1のように2つの短尺ヘッドにより構成された状態を図2に示す。ここで、短尺ヘッド140Aのみによって画像記録の際にドットが形成される領域を、領域aaとする。同様に、短尺ヘッド140Bのみによって画像記録の際にドットが形成される領域を、領域bbとする。そして、短尺ヘッド140Aと短尺ヘッド140Bとの両方によってドットが形成される領域を、領域abとする。なお、この図2は、ラインヘッド150のインクが吐出される側からみた様子を示している。なお、ここで各短尺ヘッドに含まれる記録素子数は模式的にしめしており、実際には、画像記録の密度に応じて、更に多数の記録素子が配列される。また、実際には、さらに多くの短尺ヘッドが組み合わされてラインヘッド150が構成される。
また、画像記録装置100としては、図3の斜視図のようにして、ラインヘッド150の長手方向(主走査方向)と直交する方向(副走査方向)に駆動ローラR1とR2とで記録紙を搬送しつつ、ラインヘッド150の各記録素子から記録紙に対してインクの吐出を行う。あるいは、ラインヘッド150を移動させるなど、ラインヘッド150と記録紙とを相対的に、搬送方向(副走査方向)に移動させればよい。
そして、必要に応じて、定着部160から記録紙上のインクに対して熱あるいは紫外線などを照射して、インクにより記録された画像の定着を行う。
(2)実施形態の全体処理:
以下、フローチャートを参照して、画像記録装置による動作(画像記録方法)を説明する。
図4は本実施形態の画像記録装置100の画像記録の際の全体の概略動作を示すフローチャートである。
この画像記録装置100では、コンピュータなどの外部から与えられるベクタデータなどの各種形式の画像データを、ラスタライズ処理部110において、ビットマップ形式などラスタデータに変換する(図4中のステップS401)。この際に、外部からのベクタ形式のデータや、変換されたビットマップ形式のラスタデータは、必要に応じて記憶部105に記憶される。
そして、画像が階調を有する多値データにより構成されている場合には、最終的にインク吐出有り/インク吐出無しの二値で擬似的に階調を表現するために、ハーフトーン処理を行う(図4中のステップS402)。
すなわち、ハーフトーン処理部120は、所定のハーフトーン処理規則に基づいて、多値のデータを、面積階調などでハーフトーンを表現した状態のドットを発生させる。
なお、このハーフトーン処理部120では、所定のハーフトーン処理規則として、記憶部105に記憶してあるブルーノイズマトリクス、グリーンノイズマトリクスなどの閾値処理することで発生するハーフトーンパターンの低周波成分が抑制されるよう設計された閾値マトリクス値をもちいてラスタライズ後のデータを閾値処理し、記録すべきドットに対応するハーフトーンデータを発生する。
本実施例では、64ドット×64ドットのマトリクスパターンを使用し、ラスタライズ後の多値の画素値を対応するマトリクス値と比較し、量子化することで、ハーフトーンデータを生成した。
ここで、以上の重なり領域(図2の領域ab)については、ラインヘッド150に含まれる短尺ヘッド150A/150Bのいずれによって記録を行うか、データ振り分け処理を実行して、ドット毎に記録を担当するヘッドを決定する(図4中のステップS403)。
すなわち、振り分け処理部130は、以上のハーフトーンで用いられた閾値マトリクスに応じた分配処理規則を用い、後述する短尺ヘッドの重なり領域において隣接するいずれの短尺記録素子列で記録するか振り分ける処理を実行する。この振り分け処理部130において、本発明では、ハーフトーン処理により印字すると決定されたドットを、その位置のドットの発生のときに用いた閾値を用いて、ABいずれのヘッドで形成するかを割り当てる。
そして、領域aaについては短尺ヘッド150A、領域bbについては短尺ヘッド150B、領域abについては振り分け処理により決定されたいずれかの短尺ヘッド150Aまたは150Bにより、記録紙に対してインクを吐出して画像記録を行う(図4中のステップS404)。
(3)実施形態の詳細処理:
(3−1)ハーフトーン処理:
ここで、図5を参照して、ハーフトーン処理部120によるハーフトーン処理(図4中のステップS402)について詳しく説明する。
このハーフトーン処理部120は、ハーフトーン処理として、ビットマップ形式のラスタデータの各画素について、順次位置に対応した閾値マトリクスとの比較を行うことで、ハーフトーン処理されたデータを生成していく。
まず、ビットマップ形式のラスタデータについて、注目座標を初期値のx=0,y=0
に設定する(図5中のステップS501)。ただし、この座標において、x軸方向をノズル列方向(ラインヘッド150の長手方向=主走査方向)、y軸方向を搬送方向(主走査方向と直交する副走査方向)とする(図2参照)。
そして、この注目座標のyが、y方向の画像データの最大座標値ymaxより小さいかを判断し、ymaxに達した時点(図5中のステップS502でNO)で処理を完了する。
また、この注目座標のxが、x方向の画像データの最大座標値xmaxより小さいかを判断し、xmaxに達した時点(図5中のステップS503でNO)で、yをインクリメントすると共にxを0に再びセットして(図5中のステップS508)、次のラインについて処理を実行する。
ここで、注目座標の画素ついて、該画素の濃度値PX(x,y)と、該注目座標の画素を閾値マトリクスに割り当てたときの該マトリクスにおける閾値TH(x’,y’)を比較する(図5中のステップS504)。
なお、閾値マトリクスがx方向にC画素、y方向にD画素のサイズであるとすると、xをCで除算したときの余りがx’であり、yをDで除算したときの余りがy’になる。すなわち、TH(x’,y’)とは、以上のx’とy’とを閾値マトリクスに当てはめて、その閾値マトリクス内の閾値を読み出すことを意味する。
本実施例でのように、64ドット×64ドットのマトリクスパターンを使用した場合には、閾値マトリクスはx方向に64画素、y方向に64画素のマトリクスサイズであり、注目画素PXの座標が(x,y)のとき、x’,y’はそれぞれxを64で除算したときの余り、yを64で除算したときの余りになる。そして、以上のx’とy’とを閾値マトリクスに当てはめて、その閾値マトリクス内の閾値を読み出す。
そして、PX(x,y)>TH(x’,y’)であれば(図5中のステップS504でYES)、該マトリクスにおける閾値THの位置で、ドットを形成する(図5中のステップS505)。
一方、PX(x,y)>TH(x’,y’)でなけば(図5中のステップS504でNO)、該マトリクスにおける閾値THの位置で、ドットを形成しない(図5中のステップS506)。このように、注目座標の画素の濃度と閾値マトリクスとの比較によって、ドット形成/非形成を判断し、ハーフトーン処理を実行する。
さらに、注目座標としてx方向に1画素分インクリメントして(図5中のステップS507)、以上の注目座標の画素の濃度と閾値マトリクスの閾値との比較によるドット形成/非形成の判断(図5中のステップS504,S505,S506)を、x方向の最大値xmaxまで続ける(図5中のステップS507,S503)。
そして、この注目画像のx座標が、x方向の最大値xmaxに達した時点(図5中のステップS503でNO)で、yをインクリメントすると共にxを0に再びセットして(図5中のステップS508)、次のラインについて処理を実行する。そして、全ての画素についてハーフトーン処理を実行して、注目座標がxmax、ymaxに達した時点で以上の処理を終了する(図5中のエンド)。
図7は以上の処理を模式的に表した説明図である。ここでは、記録紙P上にラインヘッド150により画像データAdの記録を行う様子を模式的に示している。この図7において、C画素×D画素のマトリクスAmは、上述している閾値マトリクスに対応しており、画像データAdは入力画像の全体をあらわしている。なお、一般的に閾値マトリクスは画像データのサイズに対して小さい。したがって、上述するように注目画像の座標を閾値マトリクスのサイズで割った余りの閾値を比較することで、結果として閾値マトリクスをx方向及びy方向に繰り返し適応したことと同じ効果をもつ。
(3−2)データ振り分け処理:
ここで、図6を参照して、振り分け処理130によるデータ振り分け処理(図4中のステップS403)について詳しく説明する。
この振り分け処理部130は、データ振り分け処理として、特に、ラインヘッド150に含まれる複数の短尺ヘッドの重なり領域(図2の領域ab)について、短尺ヘッド150A/150Bのいずれによって記録を行うか、各ドット毎に記録を担当するヘッドを決定する。
なお、この振り分け処理部130では、所定の分配処理規則として、第一に、ハーフトーン処理部120で発生したハーフトーンデータを、閾値マトリクスに応じてハーフトーンデータと干渉しないように決定する分配処理規則を用いて、各ヘッドのデータを作成している。
ここでは、望ましい例として、この振り分け処理部130では、分配処理規則を決定する際、閾値読み出し位置をハーフトーン処理部の閾値読み出し位置と一致させ、位置に対応して読み出した閾値を使って振り分けるという規則を用いて振り分け処理を行う。
以上のハーフトーン処理部120によるハーフトーン処理で生成されたデータの各ドットについて、データ振り分け処理として、短尺ヘッド150A/150Bのいずれによって記録を行うか、ドット毎に記録を担当するヘッドを決定する。
なお、重なり領域に属さないドットについてはいずれの短尺ヘッドで記録すべきかは明らかであるが、この実施形態では画像データの全ドットについていずれの短尺ヘッドで記録すべきかを決定してフラグ形式のデータを付与する。
まず、ハーフトーン処理で生成されたドットデータについて、注目座標を初期値のx=0,y=0に設定する(図6中のステップS601)。ここで、振り分け処理部130においてもハーフトーン処理部120と同様、x軸方向をノズル列方向、y軸方向を搬送方向とする。
そして、この注目座標のyが、y方向の画像データの最大座標値ymaxより小さいかを判断し、ymaxに達した時点(図6中のステップS602でNO)で処理を完了する。
また、この注目座標のxが、x方向の画像データの最大座標値xmaxより小さいかを判断し、xmaxに達した時点(図6中のステップS603でNO)で、yをインクリメントすると共にxを0に再びセットして(図6中のステップS608)、次のラインについて処理を実行する。
ここで、この注目座標のxが、短尺ヘッド150Aのみの領域aaのx方向の最大値(
短尺ヘッド150Bとの重なり領域abにならない範囲でのx方向の最大値)xaa_maxより小さいかを判断する(図6中のステップS604)。
注目座標のxが、短尺ヘッド150Aのみの領域aaのx方向の最大値xaa_maxより小さければ(図6中のステップS604でYES)、領域aaの範囲内のドットであるため、CPU101は、ヘッド150Aで出力することを示すフラグを該ドットに関連付けて記憶部105に記憶する(図6中のステップS607)。
この注目座標のxが、短尺ヘッド150Aのみの領域aaのx方向の最大値(短尺ヘッド150Bとの重なり領域abにならない範囲でのx方向の最大値)xaa_maxより大きい場合(図6中のステップS604でNO)には、この注目座標のxが、短尺ヘッド150Bのみの領域bbのx方向の最小値(短尺ヘッド150Bとの重なり領域abにならない範囲でのx方向の最小値)xbb_minより大きいかを判断する(図6中のステップS605)。
注目座標のxが、短尺ヘッド150Aのみの領域bbのx方向の最小値xbb_minより大きければ(図6中のステップS605でYES)、領域bbの範囲内のドットであるため、CPU101は、ヘッド150Bで出力することを示すフラグを該ドットに関連付けて記憶部105に記憶する(図6中のステップS608)。
そして、この注目座標のxが、短尺ヘッド150Aのみの領域aaのx方向の最大値(短尺ヘッド150Bとの重なり領域abにならない範囲でのx方向の最大値)xaa_maxより大きい場合(図6中のステップS604でNO)であって、短尺ヘッド150Aのみの領域bbのx方向の最小値xbb_minより小さければ(図6中のステップS605でNO)、重なり領域である領域abの範囲内のドットであるため、CPU101は、以下のようにして、いずれの短尺ヘッドで出力すべきかを決定すると共に、その決定された短尺ヘッドで出力することを示すフラグを該ドットに関連付けて記憶部105に記憶する(図6中のステップS607またはS608)。
ここで、振り分け処理部130では、振り分け処理を実行する際の所定の分配処理規則として、ハーフトーン処理規則に応じ、干渉を発生しないように決定した分配処理規則を用いる。本実施例では、所定の分配処理規則として、ハーフトーン処理規則と分配処理規則とで相関を有するマトリクスパターンを使用する。この具体例として、ハーフトーン処理規則と分配処理規則とで同じマトリクスパターンを同じドット位置に割り当てて使用する。
以下、ハーフトーン処理で使用した閾値マトリクスと同じマトリクスパターンを用い、かつ読み出し開始位置及び読み出し順序もハーフトーン処理部と同じくし、かつその読み出された閾値をつかって振り分けを行う処理について、より具体的に説明する。
ここで、注目座標のドットついて、該注目座標のドットを閾値マトリクスに割り当てたときの該マトリクスにおける閾値TH(x’,y’)と、重複領域における相対x座標値をマトリクス中の閾値の最大値THmaxに正規化して得られる相対座標閾値変換値THmax−α(x−xaa_max)とを比較する(図6中のステップS606)。
ここで、閾値TH(x’,y’)は、ハーフトーン処理で使用したものと同じ値であり、閾値マトリクスがx方向にC画素、y方向にD画素であるとすると、xをCで除算したときの余りがx’、yをDで除算したときの余りがy’であり、このx’とy’とを閾値マトリクスに当てはめて、閾値マトリクスから読み出された閾値である。
また、相対座標閾値変換値THmax−α(x−xaa_max)は、
更に詳しくは、以下のようになる。
THmax−α(x−xaa_max)
=THmax−(THmax/(xbb_min−xaa_max))(x−xaa_max)
たとえば、閾値マトリクス内の閾値の最大値THmaxが255であり、重なり領域のドット数が14ドットであるとすると、相対座標閾値変換値は、
THmax−α(x−xaa_max)
=255−(255/14)(x−xaa_max)
と表現できる。
また、ここでは、αを固定の比例係数とすることで、相対座標閾値変換値が、重なり領域のドット位置(x−xaa_max)に応じてリニアに変化する具体例を示したが、これに限定されるものではない。すなわち、相対座標閾値変換値が二次曲線的に変化するような式を定めてもよい。
そして、TH(x’,y’)>THmax−α(x−xaa_max)であれば(図6中のステップS606でYES)、短尺ヘッド150Bによりドットを形成する(図6中のステップS608)。
一方、TH(x’,y’)>THmax−α(x−xaa_max)でなけば(図6中のステップS606でNO)、短尺ヘッド150Aによりドットを形成する(図6中のステップS607)。
このようにして、振り分け処理部130では、ハーフトーン処理規則に応じ、干渉を発生しないように決定した分配処理規則を用いて、振り分け処理を実行する(図6中のステップS604,S605,S606,S607,S608)。
さらに、注目座標としてx方向に1画素分インクリメントして(図6中のステップS609)、以上の注目座標のドットの振り分け処理(図6中のステップS604,S605,S606,S607,S608)を、x方向の最大値xmaxまで続ける(図6中のステップS609,S603)。
そして、この注目座標のxが、x方向の最大値xmaxに達した時点(図6中のステップS603でNO)で、yをインクリメントすると共にxを0に再びセットして(図6中のステップS610)、次のラインについて処理を実行する。そして、全てのドットについて振り分け処理を実行して、注目座標がxmax、ymaxに達した時点で以上の処理を終了する(図6中のエンド)。
このようにして作成したデータを図8に示す。図8(a1)は一方のヘッドに振り分けられたドットのデータ、図8(a2)は他方のヘッドに振り分けられたドットのデータを示す。また、図8(b)は図8(a1)と図8(a2)を重ねた様子を示す図である。
従来例の図13(a1)、図13(a2)と本実施形態の図8とを比較してもわかるように、従来のように乱数を使って各ヘッドへ振り分けた場合は、乱数パターンによる振り分け規則とハーフトーンパターンとの干渉によって、それぞれのヘッドに割り当てられたドットデータは、そのそれぞれのドットパターンに低周波成分が多く含まれてしまっているのに対して、本実施例(図8)ではハーフトーンパターンと振り分け規則が同じディザマトリクスから作成されており、干渉が抑えられている。このため、図8(a1)、図8(a2)のように、それぞれのヘッドに割り当てられたドットパターンの低周波成分の上昇が抑制されているのがわかる。
つまり、以上のような振り分け処理を実行することで、ドット率が100%未満の場合であっても重なり領域のドットが両方の短尺ヘッドに高周波的に分散される。
また、この図8(b)のパターンにおいて実際の印字を想定したドット径を発生させると図9(a)のようになる。また、従来例の図14と同じように一方のヘッドが本来の位置に対して1/2ノズル分だけ、ヘッド同士が離れる方向にずれて配置された図を図9(b)に示す。
従来例の図14の場合と本実施形態の図9とを比較してわかるように、隣接する短尺ヘッドの重なり領域でのドットのズレなどが存在していても、記録されるドットにまとまった空白領域が生じにくくなり、画質の劣化が生じなくなる。すなわち、本実施形態によれば、図14(b)のようなまとまった空白領域が生じにくくなり、結果として画質の劣化が抑制され、ヘッドとヘッドの間の重なり部においても滑らかな変化を実現できる。
(4)その他の実施形態:
なお、以上の実施形態において、ハーフトーン処理と振り分け処理とで使用する相関を有するマトリクスパターンとして、ブルーノイズマトリクスを使用したが、その他、グリーンノイズマトリクスなど各種のマトリクスを使用するが可能である。
また、以上の実施形態では、説明をわかりやすくするために、2つの短尺ヘッド150A,150Bによるラインヘッド150の具体例を用いたが、3以上の短尺ヘッドによるラインヘッドの場合にも適用可能である。
また、以上の実施形態では、150A,150Bのつながりについて、振り分け比率を徐々に変化させているが、重なり部の振り分け比率を50%に固定しても良い。この場合であっても、乱数を使って振り分ける場合に比べて良好なつながりを得ることができる。
また、以上の実施形態では、説明をわかりやすくするためにハーフトーン処理部120と振り分け処理部130を別の処理部(別のステップ)で記載したが、ハーフトーン処理部120と振り分け処理部130を統合することも可能である。このように構成することで、類似する処理を2度繰り返すことが無いため、処理の高速化が可能となる。
また、このとき、相対座標変換値として、
PX(x、y)−β(x−xaa_max)
=PX(x、y)−(PX(x、y)/(xbb_min−xaa_max))(x−xaa_max)
としても良い。
こうすることで、ハーフトーンデータにおけるどのドット密度領域であってもつなぎ部の領域を(xaa_max<x<xbb_min)の範囲にすることができる。
また、以上の実施形態では、振り分け処理部130において、ハーフトーン処理部120と同じ閾値マトリクス値を用いたが、分配処理規則を決定する際、閾値読み出し位置をハーフトーン処理部120の閾値読み出し位置と一致させ、位置に応じて読み出した閾値マトリクスから作成した振り分けパターンを使って振り分けても良い。
具体的には、図10に示す振り分けマスク作成処理のように、x軸方向(主走査方向)はヘッドの重なり部の始まりxaa_maxから終わりxbb_minまで(図10中のステップS601’,S602’,S603’〜S609’,S610’)、y軸方向(副走査方向)はハーフトーン処理部120で適応したマトリクスサイズのTHAを作成しておく(図10中のステップS606’〜S608’)。
そして、この図10により作成した振り分けパターンを、図11に示すデータ振り分け処理のように、x軸方向(主走査方向)はヘッドの重なり部の始まりxaa_maxから終わりxbb_minまで(図11中のステップS601”〜S605”,S609’〜S610’)、振り分け処理規則(図11中のステップS606”〜S608”)として用いて、振り分け処理を実行する。
この図10〜図11のように処理することでも、以上の実施例と同様の効果が得られるだけでなく、演算負荷も抑えることができる。
また、以上の画像記録装置100では、定着部160を用いたが、定着部を有さない画像記録であっても、また、定着部が画像記録装置の外部に存在する画像記録装置であっても、本実施形態を適用可能である。
また、以上の画像記録装置100はインクジェットプリンタに好適であるが、インクジェット以外の他の記録方式の記録装置や印刷装置にも適用可能である。
また、以上の実施形態の記録とは、インク吐出による記録だけを意味するのではなく、発光表示に適用することも可能である。すなわち、短尺ヘッドを複数組み合わせたラインヘッドを移動させて発光駆動する画像表示装置であっても、以上の実施形態を適用することが可能である。
100 画像記録装置
101 制御部
105 記憶部
110 ラスタライズ処理部
120 ハーフトーン処理部
130 振り分け処理部
140 駆動部
140A 第一の駆動部
140B 第二の駆動部
150 ラインヘッド
150A 第一の短尺ヘッド
150B 第二の短尺ヘッド

Claims (5)

  1. 複数の記録素子が一方向に配列されている複数の短尺記録素子列が、互いに隣接する端部において記録素子が重なり領域を有する状態で前記一方向に配置されて長尺記録素子列として構成されたラインヘッドを用いた画像記録方法であって、
    多値の入力画像データと、予め保持している閾値マトリクスにおける前記入力画像データに対応する位置から読み出した閾値との比較によってハーフトーン処理し、記録素子から記録材を出力して記録すべきドットに対応したハーフトーンデータを発生させるハーフトーン処理ステップと、
    前記重なり領域において、前記ハーフトーンデータを、前記閾値マトリクスに応じて前記ハーフトーンデータと干渉しないように決定した分配処理規則により、ドット毎に隣接するいずれの短尺記録素子列で記録するか振り分ける振り分け処理ステップと、
    前記振り分け処理ステップで振り分けられたドットを、前記ラインヘッドに含まれるそれぞれの短尺素子列の記録素子により記録するように該記録素子を駆動する記録ステップと、を備え、
    前記閾値マトリクスは、前記ハーフトーン処理ステップにおいて発生するハーフトーンパターンの低周波成分が抑制されるよう設計された閾値マトリクスである、
    ことを特徴とする画像記録方法。
  2. 複数の記録素子が一方向に配列されている複数の短尺記録素子列が、互いに隣接する端部において記録素子が重なり領域を有する状態で前記一方向に配置されて長尺記録素子列として構成されたラインヘッドと、
    多値の入力画像データと、予め保持している閾値マトリクスにおける前記入力画像データに対応する位置から読み出した閾値との比較によってハーフトーン処理し、記録素子から記録材を出力して記録すべきドットに対応したハーフトーンデータを発生させるハーフトーン処理部と、
    前記重なり領域において、前記ハーフトーンデータを、前記閾値マトリクスに応じて前記ハーフトーンデータと干渉しないように決定した分配処理規則により、ドット毎に隣接するいずれの短尺記録素子列で記録するか振り分ける振り分け処理部と、
    前記振り分け処理部で振り分けられたドットを、前記ラインヘッドに含まれるそれぞれ
    の短尺素子列の記録素子により記録するように該記録素子を駆動する駆動手段と、
    を備え、
    前記閾値マトリクスは、前記ハーフトーン処理部において発生するハーフトーンパターンの低周波成分が抑制されるよう設計された閾値マトリクスである、
    ことを特徴とする画像記録装置。
  3. 前記分配処理規則は、前記振り分け処理部における前記閾値読み出し位置を前記ハーフトーン処理部の前記閾値読み出し位置と一致させ、該位置に対応して読み出した閾値を用いて作成したパターンを使って振り分ける規則である、
    ことを特徴とする請求項2記載の画像記録装置。
  4. 前記分配処理規則は、前記振り分け処理部における前記閾値読み出し位置を前記ハーフトーン処理部の前記閾値読み出し位置と一致させ、該位置に対応して読み出した閾値を使って振り分ける規則である、
    ことを特徴とする請求項2記載の画像記録装置。
  5. 前記記録材はインクであり、
    前記記録素子は前記インクを吐出するノズルである、
    ことを特徴とする請求項2乃至請求項4のいずれか一項に記載の画像記録装置。
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