JP2000504535A - アナログ―ディジタル変換 - Google Patents

アナログ―ディジタル変換

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Abstract

(57)【要約】 A/D変換では、入力信号(IN)と少なくとも1つの基準レベル(REF)との各比較に基づいてディジタルコード(DC)を得る。A/D変換特性を改善するために、入力信号(IN)と各基準レベル(REF)とを少なくとも1回の比較に対して入れ替えるようにする(SW)。ディジタルコード(DC)は、各極性及び大きさが少なくとも平均で、いずれの入替えにもほぼ無関係となるディジタル出力コード(DOC)を得るように処理される(POPR)。

Description

【発明の詳細な説明】 アナログ−ディジタル変換 発明の分野 本発明はアナログ−ディジタル(A/D)変換装置及びディジタルコードを入 力信号と少なくとも1つの基準レベルとのそれぞれの比較に基づいて得る方法に 関するものである。本発明は斯種のA/D変換装置を内蔵している信号処理装置 にも関するものである。 背景技術 US−A4,831,379(代理人の整理番号PHA1,137)には従来 のA/D変換器が開示されている。この従来のA/D変換器は64個の入力増幅 器のアレイを具えている。iを0から63までの範囲の整数とすると、各増幅器 Aiはアナログ入力電圧と、これに対応する基準電圧VRiとの差を増幅して、 増幅出力電圧VAiを発生する。この増幅出力電圧VA0〜VA63が折返しア レイ及び補間回路にて処理されて、相補信号VD0/VDN0---VD31/V DN31を発生し、これらの信号から出力回路がディジタル出力コードを取出し ている。 発明の概要 本発明の目的は従来のものに較べて優れたA/D変換特性を呈するタイプのA /D変換を提供することにある。 請求の範囲1及び8には本発明によるA/D変換装置及び方法をそれぞれ規定 してある。請求の範囲9には本発明により信号処理装置を規定してある。本発明 を有利に実施するのに随意使用し得る追加の特徴については従属項に規定してあ る。 本発明は次のような点を考慮したものである。A/D変換特性は、入力信号と 実際に比較される1個以上の基準レベルによって実質上決定される。実際上、入 力信号と実際に比較される基準レベルは、偏差がない場合に最適なA/D変換特 性が得られることになる公称基準レベルから多かれ、少なかれずれてしまう。こ の偏差が生じる理由は、A/D変換を行なう部品が公差、温度依存性等の影響を 受けるからである。このようなことは、入力信号と比較される基準レベルを提供 する基準レベル部品について言えるだけでなく、ディジタルコードを得るために 比較及び追加の動作を行なう変換用の回路部品についても言えることである。 本発明によれば、入力信号と各基準レベルとを少なくとも一回の比較に対して 入替えるようにする。変換用の回路部品が理想的なものである場合には、或る所 定レベルの入力信号に対して、入替え前と、後に得られるディジタルコードは極 性が相違するだけで、大きさは同じとなる。しかし、変換用の回路部品は公差、 温度依存性等の影響を受けることからして、入替えの結果、ディジタルコードの 大きさが相違することになる。そこで、本発明によれば、ディジタルコードを処 理して、出力コードの各極性及び大きさが少なくとも平均でいずれの入替えにも ほぼ無関係となるディジタル出力コードを得るようにする。これにより、公差、 温度依存性等がA/D変換特性に及ぼす悪影響を十分に低減させることができる 。例えば、名目上等間隔とする複数の基準レベルに基づいてA/D変換する従来 のものに較べて、本発明によれば、その変換特性をかなり優れた直線性のものと することができる。 本発明の他の利点は次の通りである。従来のものに較べて、公差、温度依存性 等について左程厳格な要件を満たす必要のない回路部品で満足のゆくA/D変換 特性を得ることができる。従って、本発明によれば、従来のものに較べてコスト 的に安価なもの、例えばMOSトランジスタだけで実現することができる。さら に、A/D変換を集積回路で行なう場合に、従来のものよりも小形の部品を用い ることができる。このように、部品を小形化すればするほど寄生容量が小さくな り、これはA/D変換の高周波特性にとって有利である。さらに、このように回 路部品を小形化すれば、A/D変換回路以外の回路用のスペースを残すことがで きる。従って、本発明は特に、A/D変換とディジタル信号処理とを、例えば集 積回路形態にて単一の信号処理装置に併合させるのに好適である。 以下、本発明を図面を参照して説明する。 図面の簡単な説明 図面中、 図1は本発明の基本原理を概念的な図式形態にて示した図であり; 図2aはディジタル出力コードを得る第1の方法を概念的な図式形態にて示し た図であり; 図2bは図2aの方法でディジタルコードを発生する後処理回路の例を示すブ ロック図であり; 図3a及び図3bはディジタル出力コードを得る第2の方法を概念的な図式形 態にて示した図であり; 図3cは図3a〜図3bの方法でディジタルコードを発生する後処理回路の例 を示すブロック図であり; 図4aはディジタル出力コードを得る第3の方法を概念的な図式形態にて示し た図であり; 図4bは図4aの方法でディジタルコードを供給する後処理回路の例を示すブ ロック図であり; 図5は本発明を有利に実現するのに随意使用し得るサンプル−ホールド動作を 信号の図式形態にて示した図であり; 図6は本発明を有利に実現するのに随意使用し得る入替え方法を概念的な図式 形態にて示した図であり; 図7は本発明を有利に実現するのに随意使用し得る変換回路の例を示すブロッ ク図であり; 図8は本発明によるA/D変換装置の例を示すブロック図であり; 図9は本発明によるディジタル信号処理装置のブロック図である。 なお、図面を通して同じような要素には同様な参照符号を付して示してある。 図面についての詳細な説明 図1は本発明の基本原理を示す。変換回路CONVは入力信号INと少なくと も1個の基準レベルREFとの各比較に基づいてディジタルコードDCを発生す る。入力信号INとそれぞれの基準レベルREFを少なくとも1回の比較のたび に入替える。このことを図1に逆方向の一対の矢印によって示しており、信号は 変換回路のプラス(+)入力端子+及びマイナス(−)入力端子−に供給するこ とができる。後処理回路POPRはディジタルコードDCを処理して、それぞれ の極性及び大きさが、少なくとも平均して、いずれの入替えにもほぼ無関係とな るディジタル出力コードDOCを得るようにする。 所望なディジタル出力コードDOCを得ることができる様々な方法がある。こ のうちの3つの方法を以下図2a,図2b,図3a,図3b,図3c,図4a及 び図4bにつき説明する。 図2aは所望なディジタル出力コードDOCを得る第1の方法を示す。ディジ タル出力コードDOC(i)は、入替え前のディジタル出力コードDC(i)+ と、入替え後のディジタル出力コードDC(i)−との差Δの関数として発生さ れる。変換回路CONVの一部を成す回路部品の公差、温度依存性等(以後、変 換部品の非理想性と称する)は、ディジタル出力コードDC(i)+及びDC( i)−にほぼ同程度の影響を及ぼす。図2aでは、 ディジタルコードDC(i )+及びディジタルコードDC(i)−が、例えば変換部品の非理想性のために +εの大きさの誤差を呈する。しかし、これらのディジタルコードDC(-i)+ とDC(i)−との差は、この大きさの誤差+εには無関係であり、従って、各 基準レベルREFに対する入力信号INに依存するだけである。このように、図 2の方法によれば、A/D変換特性が変換部品の非理想性に実質上感応しないよ うにすることができる。 図2bは図2aの方法で出力コードDOCを発生する後処理回路の例を示す。 この図2bの後処理回路は遅延回路DEL及び減算回路SUBを具えている。遅 延回路DELは変換回路CONVから受信したディジタルコードDC(i)+を 遅延する。減算器SUBは、それが遅延回路DELから受信したコードDC(i )+からコードDC(i)−を差引くか、又はその逆のことをする。さらに減算 器SUBは、ディジタルコードDC(i)+とDC(i)−とから得た差Δを随 意縮小して、ディジタル出力コードDOC(i)を得るようにすることができる 。 図3aと図3bは共に、所望なディジタル出力コードDOCを得る第2の方法 を示す。図3aは、入力信号INと各基準レベルREFとの入替えをランダムな 方法で行なう場合に得られる一連のディジタルコードDC(i),DC(i+1 ),---DC(i+N)を示す。この場合には結果的に、ディジタルコードが正 の極性を呈する機会が各ディジタルコードに対して50パーセント(p=50% )あり、ディジタルコードが負の極性を呈する機会が50%(p=50%)ある 。図3aでは、正極性のディジタルコードを時間軸tの+側に示してあり、負極 性のディジタルコードを−側に示してある。すべてのディジタルコードDC(i ),DC(i+1)---DC(i+N)は、変換部品の非理想性により或る大き さの誤差+εを有している。 図3bはランダムな方法で行われる入替えによりディジタルコードDC(i) ,DC(i+1),---DC(i+N)を反転したり、非反転とすることによっ て得られるディジタル出力コードDOC(i),DOC(i+1),---DOC (i+N)を示す。この場合には結果として、+εの大きさの誤差がホワイトノ イズに有効に変換される。その理由は、ディジタル出力コードDOC(i),D OC(i+1),---DOC(i+N)における或る大きさの誤差の極性がラン ダムに変化するからである。図3a〜図3bの方法では、ディジタル出力コード を確立させるのに1つのディジタルコードを必要とするだけであるが、図2aに 示す方法ではディジタル出力コードを確立させるのに2つのディジタルコードを 必要とする。従って、図3a〜図3bの方法によれば、図2aの方法よりも変換 速度を高めることができる。 図3cは図3a〜図3bの方法でディジタル出力コードDOCを得るA/D変 換装置の例を示す。この図3cのA/D変換装置は、入力信号INと各基準レベ ルREFとをランダムに入替えるために、擬似ランダム発生回路PRGに結合さ れるスイッチング回路SWを具えている。後処理回路POPRは可制御インバー タINVを具えている。この可制御インバータINVも、前記入替えにより得ら れるディジタルコードDCを反転したり、非反転とするために、擬似ランダム発 生回路PRGに結合させる。 図4aは所望なディジタル出力コードDOCを得る第3の方法を示す。図4a におけるディジタルコードDC(0)+及びDC(0)−は、入力信号と基準レ ベルとの入替え前と後にそれぞれ得たものである。これら双方のディジタルコー ドは変換部品の非理想性による或る大きの誤差+εを有している。ディジタルコ ードDC(0)十とDC(0)−との和Σは2εにほぼ等しい。誤差コードcε を前記和Σから取出し、これを一旦記憶し、且つ後に他のディジタルコードDC (i)を補正するのに用いて、ディジタル出力コードDOC(i)を得るように する。従って、図4aの方法によれば各ディジタル出力コードに対する+εの大 きさの誤差(これは図2aの方法の場合にもあった)を本質的になくすことがで きる。さらに、図4aの方法によれば、図2の方法よりも変換速度を高くするこ とができる。 図4bは図4aの方法でディジタル出力コードDOCを得る後処理回路POP Rの例を示す。これはセレクタSELと、遅延回路DELと、算術回路ALUと 、メモリMEMと、減算回路SUBとを具えている。図4bの後処理回路POP Rは較正モードと変換モードで作動することができる。較正モードではセレクタ SELを位置Cにして、ディジタルコードDC(0)+及びDC(0)−を算術 回路ALUに供給すると共に遅延回路DELによりディジタルコードDC(0) +を遅延させる。算術回路ALUは補正コードcεを計算し、この補正コードを メモリMEMに記憶させる。変換モードでは、セレクタSELを位置Dにして、 ディジタルコードDC(i)を減算器SUBへ供給する。メモリMEMは誤差コ ードcεを減算器SUBへ供給し、この減算器はディジタルコードDC(i)か ら誤差コードcεを差引く。これによりディジタル出力コードDOC(i)が得 られる。 なお、ディジタル出力コードDOCを得る図4の方法については次のようなこ とに注意すべきである。実際上、図4aに示したような+εの大きさの誤差は、 特に複数の基準レベルREFを用いる場合に、入力信号INの大きさの関数とし て変化し得る。この場合には、様々な各大きさの入力信号に対する複数の誤差コ ードcε(1) ,cε(2) ,---cε(K)を決定し、後にこれらの誤差コードを 記憶するのが有利である。或る所定のディジタルコードを補正するには、複数の 誤差コードcε(1) ,cε(2) ,---cε(K)のうちから、大きさが最も整合 する誤差コードを選択する。随意、2つ以上の誤差コードを選択して、これらの 誤差コード間の補間をとることもできる。この場合には、斯くして得た補間誤差 コードを用いて、該当するディジタルコードを補正する。このような補間による 利点は、十分に正確な補正をするのに比較的少ないメモリ容量で済むことにある 。 本発明を有利に実施するためのオプションは、サンプル−ホールド回路を用い て入力信号INを変換回路CONVに時間−離散法で供給することにある。この オプションの利点を図5を参照して説明する。図5は時間(t)を示す水平軸と 大きさ(M)を示す垂直軸とを有している信号のグラフである。破線は入力信号 INを示し、実線はサンプル−ホールド回路(図示せず)によって得られる入力 信号の時間−離散バージョンINtd を示している。 図5の入力信号INが変換回路CONVに供給され、しかも各基準レベルRE Fとの入替えが例えば時間t1とt2との間にて行われる場合には、この入替え の前と後に得られるディジタルコードの大きさが相違することになる。この大き さの相違は変換部品の非理想性に起因しているだけでなく、入力信号INそのも のの変動にも起因している。このような相違は、後処理回路PROPが変換部品 の非理想性による悪影響を相殺し得る程度に低減させることができる。しかし、 入力信号の時間−離散バージョンINtdを変換回路CONVに供給する場合に は、斯様なパーフォーマンスの低減が生じなくなる。 上述したオプションに加えて、本発明を有利に実施する他のオプションは、入 力信号の時間−離散バージョンINtdのサンプリング速度の2倍で入替えを行 なうことである。このオプションを図5に関連付けて図6に示してある。図6の 時間軸tは図5の時間軸に相当する。サンプリング期間Δtはt1とt2との差 である。従って、サンプリング速度は1/Δtである。図6は入替えを+行と− 行によって示しており、これらの行に比較すべきレベル、即ちINtd及びRE Fを位置させることができる。Δt/2の時間間隔後に、信号は2つの行にて相 対的に位置を変え、即ち信号は入替えられる。 本発明を有利に実施する他のオプションは、図1の変換回路CONVに補間回 路を設け、この補間回路を、比較を行なう入力段のアレイと、ディジタルコード DCを供給するラッチのアレイとの間に結合させることにある。このオプション の利点を図7につき説明する。図7は2つの入力段A(i)及びA(i+1)と 、補間回路INTと、3つのラッチLA(j),LA(j+1)及びLA(j+ 2)とを示している。入力段A(i),A(i+1)は入力信号INを各基準レ ベルREF(i)及びREF(i+1)と比較し、これに応答してそれぞれの比 較信号C(i)及びC(i+1)を供給する。補間回路INTは比較信号C(i )及びC(i+1)に応答して3つのラッチ入力信号L(j),L(j+1)及 びL(j+2)を発生する。 図7の補間回路INTがない場合には、3つのラッチ入力信号L(j),L( j+1)及びL(j+2)を供給するために、2つでなく、3つの入力段が必要 となる。この場合には、REF(i)とREF(i+1)との間の追加の基準レ ベルが必要となる。従って、補間回路INTを設けることによって基準レベルの 間隔をさらに離すことができる。前述したように、入力信号INと実際に比較さ れる基準レベルは、変換部品の非理想性に一部起因して、公称基準レベルから或 る程度ずれる。このずれによる偏差の大きさは、2つの隣接する実際の基準レベ ルが、これらに対応する公称基準レベルの大きさとは反対の高−低関係にある大 きさとなる。この場合のA/D変換特性は単調なものでなくなり、かなりのひず みを生じることになる。 基準レベルの間隔を離間させるにつれて、偏差がさらに大きくなり、A/D変 換特性が単調でなくなる。従って、補間回路を用いることにより、公差、温度依 存性等による、変換部品に課せられる要件をゆるめることができる。 図8は上述したオプションの特徴を含んでいる本発明によるA/D変換装置の 一例を示す。この図8のA/D変換装置は、次のような主要部品、即ちサンプル −ホールド回路S&Hと、スイッチング回路SW(1)---SW(N)のアレイ と、変換回路CONVと、後処理回路POPRと、クロック回路CLKとを具え ている。変換回路CONVは次のような部品、即ち、増幅器A(1)---A(N )のアレイと、折返し兼補間回路F&Iと、ラッチ兼符号化回路L&Eとを具え ている。 図8のサンプル−ホールド回路S&Hは、入力信号をその時間−離散バージョ ンINtdに変換する。この時間−離散バージョンINtdは、ぞれぞれの基準 レベルREF(1)---REF(N)と一緒にスイッチング回路SW(1)---S W(N)を経てそれぞれ増幅器A(1)---A(N)のアレイへと供給される。 増幅器A(1)---A(N)のアレイは入力信号INの時間−離散バージョン と基準レベルREF(1)---REF(N)との比較をそれぞれ行なう。これら の比較結果が折返し兼補間回路F&Iにて処理されて、ラッチ入力信号L(1) ---L(X)を発生する。ラッチ兼符号化回路L&Eは、これに供給されるラッ チ入力信号L(1)---L(X)からディジタルコードDCを取出す。後処理回 路POPRはディジタルコードDCを処理して、ディジタル出力コードDOCを 発生する。これは、例えば図2bに示すようにして行なうことができる。クロッ ク回路CLKはクロック信号Fckをスイッチング回路SW(1)---SW(N) のアレイと、後処理回路POPRとに供給する。クロック回路は、さらに、周波 数がクロック信号Fckのそれぞれ1/2及び2倍のクロック信号Fck/2及び2 Fckもサンプル−ホールド回路S&H及びラッチ兼符号回路L&Eにそれぞれ供 給する。 なお、国際特許出願IB96/00834、IB96/00536及びIB9 6/00869(代理人の整理番号PHN15,450,PHN15,845及 びPHN15,909)には折返兼補間回路F&Iに有利に適用し得る技法につ いて記載されている。これらの出願も対応する出願と一緒に参考までにここに含 めるものとする。 図9はディジタル信号処理回路DSPと、図1の基本原理によるA/D変換装 置ADCとを具えている信号処理装置を示す。A/D変換処理装置ADCはアナ ログ入力信号AINに応答してディジタル信号DINをディジタル信号処理回路 DSPに供給する。ディジタル信号処理回路DSPはディジタル信号DINを処 理して所望なディジタル出力信号DOUTを得る。 本発明は上述した例のみに限定されるものでなく、請求の範囲を逸脱すること なく、幾多の変更を加え得ること勿論である。この点について次のようなことが 云える。 様々なユニットにおける機能又は機能的な要素を物理的に広げる方法は多数あ る。この点に関し、図面は極めて図式的なものであり、これらは本発明の可能な 例をそれぞれ示したに過ぎない。さらに、本発明は幾つかの個別要素を具えてい るハードウェアによって実現したり、少なくとも部分的には適当にプログラムし たコンピュータによって実現したりすることができる。 サンプル−ホールドとは、例えばトラックホールドを含むように広義に解釈さ れるべきものとする。図8に示したサンプル−ホールド回路S&Hは、例えば米 国特許第5,298,801(代理人の整理番号PHN13,834)に記載さ れているようにして実現することができる。 括弧内の参照符号は請求の範囲を限定するものとして解釈すべきものではない 。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 入力信号(IN)と、少なくとも1つの基準レベル(REF)とのそれぞれ の比較に基づいてディジタルコード(DC)を発生する変換回路(CONV) を有しているA/D変換装置において、当該A/D変換装置が: 少なくとも1回の比較に対して、前記入力信号(IN)と、前記それぞれの 基準レベルとの入替えをするスイッチング手段(SW)と; 前記ディジタルコード(DC)を処理して、それぞれの極性及び大きさが少 なくとも平均して、いずれの入替えにも実質上無関係となるディジタル出力コ ード(DOC)を得る後処理手段(POPR)と; を具えていることを特徴とするA/D変換装置。 2. 前記後処理手段(POPR)を、前記ディジタル出力コード(DOC(i) )が入替え前のディジタルコード(DOC(i)+)と、入替え後のディジタ ルコード(DOC(i)−)との差(△)の関数として発生されるように構成 したことを特徴とする請求の範囲1に記載のA/D変換装置。 3. 前記スイッチング手段(SW)を前記入替えがランダムな方法で行われるべ く構成し、且つ前記後処理手段(POPR)が前記入替えに従って前記ディジ タルコード(DC)を反転したり、しなかったりするためのインバータ(IN V)を具えていることを特徴とする請求の範囲1に記載のA/D変換装置。 4. 前記後処理手段(POPR)が: 入替え前のディジタルコード(DOC(0)+)と、入替え後のディジタル コード(DOC(0)−)との和から誤差コード(cε)を導出する誤差導出 手段(DEL,ALU)と; 前記誤差コード(cε)を記憶する記憶手段(MEM)と; 他のディジタルコード(DC(i))を前記誤差コード(cε)で補正して 、ディジタル出力コード(DOC(i))を得る補正手段(SUB)と; を具えていることを特徴とする請求の範囲1に記載のA/D変換装置。 5. 前記A/D変換装置が、前記入力信号(IN)を前記変換回路(CONV) に時間−離散法(INdt)で供給するサンプル−ホールド手段(S&H)を 具えていることを特徴とする請求の範囲1に記載の方法。 6. 前記スッチング手段(SW)を前記入替えが前記サンプル−ホールド手段( S&H)のサンプリング速度の2倍の速度で行われるように結合させたことを 特徴する請求の範囲5に記載のA/D変換装置。 7.前記変換回路(CONV)が、前記比較を行なう入力段(---A(i),A (i+1)---)のアレイと、ディジダルコード(DC)を供給するラッチ( --- L(j),L(j+1),L(j+2)---)のアレイとの間に結合させ た補間手段(INT)を具えていることを特徴とする請求の範囲1に記載のA /D変換装置。 8. 入力信号(IN)と少なくとも1つの基準レベル(REF)との各比較に基 いてディジタルコード(DC)を得るステップを具えているA/D変換方法に おいて、当該方法が: 前記入力信号と前記各基準レベルとを前記比較を行なう前に入替えるステッ プ(SW)と; 前記ディジタルコード(DC)を処理して、それぞれの極性及び大きさが平 均していずれの入替えにも実質上無関係となるディジタル出力コード(DOC )を得るステップ(POPR)と; を具えていることを特徴とするA/D変換方法。 9. ディジタル信号処理回路(DSP)及び該ディジタル信号処理回路にディジ タル信号(DIN)を供給するための請求の範囲1に記載のA/D変換装置( ADC)を具えている信号処理装置。
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