JP2000356875A - 画像形成装置、記憶媒体、およびベルト体厚さ情報の更新方法 - Google Patents

画像形成装置、記憶媒体、およびベルト体厚さ情報の更新方法

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JP2000356875A JP2000003713A JP2000003713A JP2000356875A JP 2000356875 A JP2000356875 A JP 2000356875A JP 2000003713 A JP2000003713 A JP 2000003713A JP 2000003713 A JP2000003713 A JP 2000003713A JP 2000356875 A JP2000356875 A JP 2000356875A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 転写材搬送ベルトの厚さむらに起因する色ズ
レの発生を防止する。 【解決手段】 予め、搬送ベルト100の全周にわたる
厚さプロファイルを得ておく。画像形成時、フォトセン
サ21により、駆動ローラ11により回動される搬送ベ
ルト100のホームポジションを検知し、搬送ベルト1
00の回動位置を検知する。搬送ベルト100につい
て、厚さ変動に起因した速度Vの速度変動ΔVhを計算
により求め、さらに、感光体ドラム1a〜1dから転写
材Tへ転写される各色のトナー像について、搬送ベルト
速度変動による搬送ベルト移動方向上の転写位置のズレ
量を計算により求め、転写位置のズレ量を事前に予測す
る。この転写位置のズレに対して、感光体ドラム1a〜
1dに対するLED3a〜3dによる露光の副走査方向
の露光開始タイミングを変える補正を加える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、複写機、
プリンタ、あるいはファクシミリなどとされる電子写真
方式の画像形成装置、該画像形成装置に用いられる記憶
媒体およびベルト体厚さ情報の更新方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真プロセスを利用した画像
形成装置は、光、磁気、電荷などを利用して潜像を形成
し、該潜像を顕像化して可視画像を得る画像形成ステー
ションと、画像形成ステーション上の画像を転写するべ
く画像形成ステーションへと転写材を搬送する手段と、
この転写材上に転写された画像を転写材に定着せしめる
定着手段とを有している。
【0003】画像形成ステーションは、例えば電子写真
感光体(像担持体)または種々の特性および形状をなす
他の像形成媒体を有し、さらに該電子写真感光体または
像形成媒体に対応してさまざまな潜像形成手段および現
像手段が設けられて構成されている。
【0004】特に複数の画像形成ステーションを用いて
転写材上に画像を重ね合わせフルカラーの画像を得るカ
ラー画像形成装置においては、転写材上に画像を転写す
る転写手段から定着手段までの転写材の搬送には、静電
吸着力を用いて転写材をベルト表面に吸着し、搬送する
手段が優れているために用いられることが多い。
【0005】上記形式の画像形成装置に関する本出願人
による一公知例として、特開平2−13976号公報を
挙げることができる。図17に上記公報に基づく画像形
成装置の一例を示し、概略的に説明する。
【0006】図17において、画像形成装置は3つの画
像形成ステーションI、II、IIIを有し、画像形成ステ
ーションI、II、IIIの下方には転写材を搬送するため
の転写材搬送ベルト(以下、「搬送ベルト」という)1
26を備えた搬送ベルト装置139が配置され、搬送ベ
ルト装置139の出口部には転写材上の画像を転写材に
定着するための熱ローラ対56a、56bを備えた定着
手段56が配置されている。画像形成ステーションI、
II、IIIは、像担持体である感光体ドラム111、11
2、113、帯電器114、115、116、現像器1
17、118、119、転写帯電器120、121、1
22、およびクリーナ123、124、125を備えて
いる。
【0007】搬送ベルト126は樹脂材料で作られ、転
写材を安定して吸着・搬送しうるように、作動中は吸着
用帯電器133を用いて表面が帯電され、転写材を静電
吸着する。
【0008】搬送ベルト126は駆動ローラ131と従
動ローラ134に所定のテンションで張架されており、
駆動ローラ131が回転駆動されることで、搬送ベルト
126は所定の搬送速度で走行するようになっている。
【0009】さらに搬送手段であるレジストローラ対4
9から送り出された転写材Tが、搬送ベルト126上に
波打つことなく良好に静電吸着されるように、搬送ベル
ト装置139の従動ローラ134と、これに接して配設
された押さえローラ52により、これらの間を通過中
に、帯電している搬送ベルト126上に押圧されるこの
際、レジストローラ対49の搬送速度は、搬送ベルト1
26の搬送速度より僅かに速めに設定されており、レジ
ストローラ49と押さえローラ52間で転写材Tにルー
プを形成させることにより、転写材Tにレジストローラ
49の搬送速度の影響が及ばないようにしている。
【0010】また、高湿環境下においては、搬送ベルト
126が十分に帯電されず、転写材Tに浮き上がりが生
ずることがある。転写材Tに浮き上がりが生じた場合
は、転写ズレ、レジズレ(画像形成位置のズレ)、転写
抜けなどの問題が発生することがあるため、これに対処
するために、補助ローラ200とアイドルローラ203
が搬送ベルト126を挟んで対向し、回転自在に設けら
れている。
【0011】カラー画像の場合、画像品位を決定する要
素の一つとして「色ずれ」がある。これは各色の画像位
置が副走査方向、あるいは主走査方向にずれたり、相対
的に平行でない場合に発生する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上述した構成の装置で
は、各色の画像形成を複数の異なる場所で行っているた
め、従来の、各色の画像形成を1つの転写位置で繰り返
し行なう装置に比べて色ずれが発生しやすい。
【0013】色ずれのうち副走査方向のものに注目する
と、その発生原因は例えば静的なものとして、各ドラム
間距離や露光位置のずれ、転写時の転写材の搬送速度を
規制するベルト体の駆動ローラの直径など、主に組み立
て時の誤差や部品精度に起因するもの、また、動的なも
のとして、像担持体、ベルト体の回転速度変動などがあ
る。
【0014】上記色ずれ原因のうち、動的な原因に関し
ては一般には補正が困難であり、像担持体やベルト体の
回転速度変動に関して極力抑える必要があるため、駆動
源の精度や制御方法にさまざまな工夫がなされている。
また、駆動の構成に関しても、例えば各画像形成部のな
す距離を、ベルト体の駆動ローラの周長の整数倍に設定
することで、前記駆動ローラの偏心が色ずれに悪影響を
与えない工夫がなされている。
【0015】しかしながら、上記ベルト体の回転速度変
動の主要な原因として、ベルト体の厚さむらを上げるこ
とができる。
【0016】転写材搬送ベルトや中間転写ベルト、ある
いは感光体ベルトなどのいわゆるベルト体は、従来、シ
ート材をつなぎ合わせてつなぎ目のある無端状のベルト
体としていた。しかし、上記つなぎ目では画像が形成で
きないため、画像形成の生産性向上の観点から、つなぎ
目のない、いわゆるシームレスベルト体を製作して用い
る傾向にある。例えば、遠心成形法といわれるところの
回転金型中にて原料溶液をキャスティングして焼成する
工法によって製作されるベルト体では製法上の制約か
ら、ベルト体の周方向の厚みにむらが出やすい。この厚
みむらは、周方向にわたって厚い薄いを何度も繰り返す
むらではなく、周方向一周で厚い薄いがサイン波状に現
れることが多い。
【0017】上記従来例における装置においては、シー
ムレスのベルト体を用いた場合、ベルト体の位置につい
てはまったく考慮することなく、転写材を吸着して搬送
し、その上に各画像形成ステーションI、II、IIIによ
って画像を形成し転写していた。
【0018】任意の時刻におけるベルト体の搬送速度
は、駆動ローラ131の直径と駆動ローラ131に巻き
付けられた部分のベルト体の厚さによって決まる。すな
わち、駆動ローラ131の直径をDとし、ベルト体の平
均厚さをdとすると、D+dで決まるピッチ円と、駆動
ローラ131の回転数Nによって(D+d)×Nとで決
まる。
【0019】ベルト体には実際には、d+δからd−δ
まで厚さにむらがあるとして、搬送速度の最大値は(D
+d+δ)×Nであり、最小値は(D+d−δ)×Nと
なり、この2つの速度の値の間をベルト一周(ベルトの
周長をLとする)に従ってゆるやかに変化する。
【0020】再び図17に戻り説明する。
【0021】画像形成ステーションIによって形成され
た画像が転写材T上に転写されて、所定の時間後に画像
形成ステーションII、IIIで画像が形成されるタイミン
グは、画像形成ステーションIからの距離L2−1、L
3−1を、搬送ベルト126の平均速度(D+d)×N
で走行すると仮定した時間、すなわち(L2−1)/
(D+d)×N、(L3−1)/(D+d)×Nだけず
らせて画像が形成される。
【0022】しかし、前述した理由から、搬送ベルト1
26の搬送速度は、平均速度を中心に速い場合と遅い場
合を繰り返しており、搬送ベルト126の位相によって
は、画像形成ステーションIによって形成された画像に
対して、画像形成ステーションII、IIIによって形成さ
れ、転写される画像は先行したり遅延したりし、これが
色ずれとなって画像の品位を劣化させていた。
【0023】以上の搬送ベルト126の速度変動によっ
てもたらされる画像の位置ズレなどの関係を図18に模
式的に示す。
【0024】図18において、グラフの横軸は時間tを
表し、縦軸は搬送ベルトの速度変動ΔVを示す。また、
グラフの上方には小文字y1、m1、c1を付した両方
向矢印の実線により、感光体ドラム111、112、1
13に対する露光タイミングを示し、グラフの下方に
は、大文字Y1、M2、C1を付したクロス線により、
その露光による潜像を現像したトナー像が1枚目の転写
材T1に転写される様子を示した。添え字2以下につい
てもこれに準ずる。画像形成は、単独に行なったり、添
え字nまで繰り返して実施される。
【0025】図18に示されるように、転写材T1、T
2、… 、Tn内で、搬送ベルト126の速度変動に起
因する各色のトナー像Y〜C間に位置ズレが発生し、ま
た転写材T1−T2間、T2−Tn間のように転写材間
で各色のトナー像に位置ズレが生じている。
【0026】このとき、搬送ベルトの速度変動ΔVの実
線で示した小刻みのAC成分的な変動が、駆動ローラ回
転周期の速度変動(駆動ローラ偏心による速度変動)Δ
Vωに相当し、破線で示した大きなうねり成分的な変動
が、搬送ベルトの厚さ変動による速度変動ΔVhに相当
する。
【0027】駆動ローラ131の回転周期の速度変動に
よる色ズレは、例えば駆動ローラ131の回転周期と感
光体ドラム111〜113の隣り合う同士の間の配設間
隔とを等しくすることにより、単一の転写材の画像内で
は色ズレの変動をもつが、複数の転写材間では画像に差
がなく、色ズレに転写材間で差がないものとすることが
可能である。しかし、搬送ベルトの厚さ変動による色ズ
レを防止するはできない。
【0028】上記従来例においては、複数の像担持体に
接するように配置された転写材搬送ベルト126を備え
た画像形成装置について説明したが、同様のことは、複
数の像担持体に接するように配置されたベルト体として
の中間転写ベルトを備えた画像形成装置、あるいは、ベ
ルト体としての感光体ベルトに複数の画像形成部によっ
て画像を重ねる画像形成装置についてもいうことができ
る。
【0029】従って、本発明の主な目的は、転写材搬送
ベルトに担持された転写材に形成される像の色ズレを防
止することができる画像形成装置を提供することであ
る。
【0030】本発明の他の目的は、ベルト体に形成され
る像の色ズレを防止することができる画像形成装置を提
供することである。
【0031】本発明の他の目的は、ベルト体の移動方向
におけるベルト体の厚さ情報を容易かつ確実に更新でき
る更新方法を提供することである。
【0032】本発明の他の目的は、ベルト体の移動方向
におけるベルト体の厚さ情報を更新するコンピュータ読
み取り可能なプログラムが格納された記録媒体であっ
て、前記ベルト体の移動方向におけるベルト体の厚さ情
報を入力するプログラムコードと、記憶手段に記憶され
ている前記ベルト体の厚さ情報を、新たに入力された前
記ベルト体の厚さ情報に更新するプログラムコードと、
を含むことを特徴とするコンピュータ読み取り可能なプ
ログラムが格納された記憶媒体を提供することである。
【0033】
【課題を解決するための手段】上記目的は本発明に係る
画像形成装置、記憶媒体、およびベルト体厚さ情報の更
新方法にて達成される。要約すれば、本発明は、複数の
像担持体と、前記複数の像担持体上に複数色の像をそれ
ぞれ形成する像形成手段と、転写材を担持搬送する転写
材搬送ベルトと、前記転写材搬送ベルトに駆動力を伝達
する駆動ローラと、を有し、前記像形成手段により形成
された前記複数の像担持体上の複数色の像は前記転写材
搬送ベルトに担持された転写材に順次重ねて転写される
画像形成装置において、前記転写材搬送ベルトの移動方
向における、前記転写材搬送ベルトの厚さ情報を記憶す
る記憶手段と、前記転写材搬送ベルトの所定の位置を検
出する検出手段と、前記記憶手段に記憶された前記情報
および前記検出手段による検出結果に基づいて、前記像
形成手段により前記各像担持体に像を形成開始するタイ
ミングを制御する制御手段と、を有することを特徴とす
る画像形成装置である。
【0034】本発明による第2の態様によれば、複数の
像担持体と、前記複数の像担持体上に複数色の像をそれ
ぞれ形成する像形成手段と、転写材を担持搬送する転写
材搬送ベルトと、前記転写材搬送ベルトに駆動力を伝達
する駆動ローラと、を有し、前記像形成手段により形成
された前記複数の像担持体上の複数色の像は前記転写材
搬送ベルトに担持された転写材に順次重ねて転写される
画像形成装置において、前記転写材搬送ベルトの移動方
向における、前記転写材搬送ベルトの厚さ情報を記憶す
る記憶手段と、前記転写材搬送ベルトの所定の位置を検
出する検出手段と、前記記憶手段に記憶された前記情報
および前記検出手段による検出結果に基づいて、前記像
担持体の移動方向における、前記像形成手段により前記
各像担持体に形成する像の長さを制御する制御手段と、
を有することを特徴とする画像形成装置が提供される。
【0035】上記各発明において、一実施態様によれ
ば、さらに、前記転写材搬送ベルトに転写材を搬送する
搬送手段を有し、前記制御手段は、前記搬送手段による
転写材の搬送開始タイミングに基づいて、前記像形成手
段により前記各像担持体に像を形成開始するタイミング
を制御する。
【0036】本発明の他の実施態様によれば、前記記憶
手段は、前記転写材搬送ベルトのある位置を基準にして
測定された前記転写材搬送ベルトの移動方向における厚
さ情報を記憶する。
【0037】本発明の他の実施態様によれば、前記転写
材搬送ベルトの移動方向において、前記転写材搬送ベル
トの前記所定の位置とある位置とは所定の距離離れてい
る。
【0038】本発明の他の実施態様によれば、前記記憶
手段は、前記転写材搬送ベルトの前記所定の位置を基準
にして測定された前記転写材搬送ベルトの移動方向にお
ける厚さ情報を記憶する。
【0039】本発明の他の実施態様によれば、前記制御
手段は、前記転写材搬送ベルトの前記所定の位置を基準
にして測定された前記転写材搬送ベルトの移動方向にお
ける厚さ情報に基づいて、前記像形成手段により前記各
像担持体に像を形成開始するタイミングを制御する。
【0040】本発明の他の実施態様によれば、さらに、
前記駆動ローラに駆動力を与える駆動源を備える。
【0041】本発明の他の実施態様によれば、さらに、
前記転写材搬送ベルトに張力を与えるローラを備える。
【0042】本発明の他の実施態様によれば、前記制御
手段は、単一の転写材に像を形成するために、前記記憶
手段に記憶された前記転写材搬送ベルトの移動方向にお
ける少なくとも2つの情報に基づいて、前記像形成手段
により前記各像担持体に像を形成開始するタイミングを
それぞれ制御する。
【0043】本発明の他の実施態様によれば、前記制御
手段は、前記転写材搬送ベルトの移動方向における転写
材の長さに応じて、前記転写材搬送ベルトに同時に担持
可能な転写材の数を制御する。
【0044】本発明の他の実施態様によれば、前記転写
材搬送ベルトの移動方向における転写材の長さに応じ
て、前記転写材搬送ベルトの転写材を担持する位置は実
質的に固定される。
【0045】本発明の他の実施態様によれば、前記制御
手段は、前記記憶手段に記憶された前記情報および前記
検出手段による検出結果に基づいて、前記像担持体の移
動方向における、前記像形成手段により前記各像担持体
に形成する像の長さを制御する。
【0046】本発明の他の実施態様によれば、前記像形
成手段は、帯電された前記各像担持体表面を露光して潜
像を形成する露光手段を備える。
【0047】本発明の他の実施態様によれば、前記制御
手段は、前記記憶手段に記憶された前記情報および前記
検出手段による検出結果に基づいて、前記露光手段によ
る前記各像担持体への像露光開始タイミングを制御す
る。
【0048】本発明の他の実施態様によれば、前記像形
成手段は、帯電された前記各像担持体をそれぞれ露光す
る複数の露光手段を備える。
【0049】本発明の他の実施態様によれば、前記制御
手段は、前記記憶手段に記憶された前記情報および前記
検出手段による検出結果に基づいて、前記各露光手段に
よる前記各像担持体への露光開始タイミングを制御す
る。
【0050】本発明による他の態様によれば、ベルト体
と、前記ベルト体に駆動力を伝達する駆動ローラと、前
記ベルト体上に複数色の像を形成する像形成手段と、を
有し、前記像形成手段により形成された前記ベルト体上
に順次形成された複数色の像が転写材に転写される画像
形成装置において、前記ベルト体の移動方向における、
前記ベルト体の厚さ情報を記憶する記憶手段と、前記ベ
ルト体の所定の位置を検出する検出手段と、前記記憶手
段に記憶された前記情報および前記検出手段による検出
結果に基づいて、前記像形成手段により前記像形成手段
により前記ベルト体に像を形成開始するタイミングを制
御する制御手段と、を有することを特徴とする画像形成
装置が提供される。
【0051】また、本発明による他の態様によれば、ベ
ルト体と、前記ベルト体に駆動力を伝達する駆動ローラ
と、前記ベルト体上に複数色の像を形成する像形成手段
と、を有し、前記像形成手段により前記ベルト体上に順
次形成された複数色の像を転写材に転写する画像形成装
置において、前記ベルト体の移動方向における、前記ベ
ルト体の厚さ情報を記憶する記憶手段と、前記ベルト体
の所定の位置を検出する検出手段と、前記記憶手段に記
憶された前記情報および前記検出手段による検出結果に
基づいて、前記像形成手段により前記ベルト体に形成す
る像の長さを制御する制御手段と、を有することを特徴
とする画像形成装置が提供される。
【0052】上記各発明にて、一実施態様によれは、前
記記憶手段は、前記ベルト体のある位置を基準にして測
定された前記ベルト体の移動方向における厚さ情報を記
憶する。
【0053】本発明にて他の実施態様によれば、前記ベ
ルト体の移動方向において、前記ベルト体の前記所定の
位置とある位置とは所定の距離離れている。
【0054】本発明にて他の実施態様によれば、前記記
憶手段は、前記ベルト体の前記所定の位置を基準にして
測定された前記ベルト体の移動方向における厚さ情報を
記憶する。
【0055】本発明にて他の実施態様によれば、前記制
御手段は、前記ベルト体の前記所定の位置を基準にして
測定された前記ベルト体の移動方向における厚さ情報に
基づいて、前記像形成手段により前記ベルト体に像を形
成開始するタイミングを制御する。
【0056】本発明にて他の実施態様によれば、さら
に、前記駆動ローラに駆動力を与える駆動源を備える。
【0057】本発明にて他の実施態様によれば、さら
に、前記ベルト体に張力を与えるローラを備える。
【0058】本発明にて他の実施態様によれば、前記制
御手段は、単一の転写材に像を形成するために、前記記
憶手段に記憶された前記ベルト体の移動方向における少
なくとも2つの情報に基づいて、前記像形成手段により
前記ベルト体に各色の像を形成開始するタイミングをそ
れぞれ制御する。
【0059】本発明にて他の実施態様によれば、前記制
御手段は、転写材の搬送方向における転写材の長さに応
じて、前記ベルト体に同時に担持可能な像の数を制御す
る。
【0060】本発明にて他の実施態様によれば、転写材
の搬送方向における転写材の長さに応じて、前記ベルト
体の像を担持する位置は実質的に固定される。
【0061】本発明にて他の実施態様によれば、さら
に、前記ベルト体に転写材を搬送する搬送手段を有し、
前記制御手段は、前記検出手段による検出結果に基づい
て前記搬送手段による転写材の搬送開始タイミングを制
御する。
【0062】本発明にて他の実施態様によれば、前記制
御手段は、前記記憶手段に記憶された前記情報および前
記検出手段による検出結果に基づいて、前記ベルト体の
移動方向における、前記像形成手段により前記ベルト体
に形成する像の長さを制御する。
【0063】本発明にて他の実施態様によれば、前記像
形成手段は、複数色の像をそれぞれ担持する複数の像担
持体と、帯電された前記各像担持体表面を露光して潜像
を形成する露光手段と、を備え、前記各像担持体から前
記ベルト体に複数の像を順次重ねて形成する。
【0064】本発明にて他の実施態様によれば、前記制
御手段は、前記記憶手段に記憶された前記情報および前
記検出手段による検出結果に基づいて、前記露光手段に
よる前記各像担持体への露光開始タイミングを制御す
る。
【0065】本発明にて他の実施態様によれば、前記像
形成手段は、像を担持する複数の像担持体と、帯電され
た前記各像担持体表面を露光して潜像をそれぞれ形成す
る複数の露光手段と、を備え、前記各像担持体から前記
ベルト体に複数色の像を順次重ねて形成する。
【0066】本発明にて他の実施態様によれば、前記制
御手段は、前記記憶手段に記憶された前記情報および前
記検出手段による検出結果に基づいて、前記各露光手段
による前記各像担持体への露光開始タイミングを制御す
る。
【0067】本発明にて他の実施態様によれば、前記像
形成手段は、帯電された前記ベルト体表面を露光して潜
像を形成する露光手段と、前記ベルト体上に形成された
複数色の像としてそれぞれ現像する複数の現像手段と、
を備える。
【0068】本発明にて他の実施態様によれば、前記制
御手段は、前記記憶手段に記憶された前記情報および前
記検出手段による検出結果に基づいて、前記露光手段に
よる前記ベルト体への像露光開始タイミングを制御す
る。
【0069】本発明にて他の実施態様によれば、前記ベ
ルト体は感光体である。
【0070】本発明にて他の実施態様によれば、前記像
形成手段は、帯電された前記ベルト体表面を露光して潜
像を形成する複数の露光手段と、前記ベルト体上に形成
された潜像を複数色の像としてそれぞれ現像する複数の
現像手段と、を備える。
【0071】本発明にて他の実施態様によれば、前記制
御手段は、前記記憶手段に記憶された前記情報および前
記検出手段による検出結果に基づいて、前記各露光手段
による前記ベルト体への像露光開始タイミングを制御す
る。
【0072】本発明の他の態様によれば、ベルト体の移
動方向におけるベルト体の厚さ情報を更新するための更
新方法において、前記ベルト体の移動方向におけるベル
ト体の厚さ情報を入力する入力工程と、記憶手段に記憶
されている情報を、前記入力工程で入力された情報に制
御手段により更新する更新工程と、を有するベルト体の
移動方向におけるベルト体の厚さ情報を更新するための
更新方法が提供される。
【0073】上記発明にて、一実施態様によれば、前記
制御手段は、前記記憶手段に格納されている前記ベルト
体の厚さ情報に基づいて、前記ベルト体または前記ベル
ト体に担持された転写材に像を形成開始するタイミング
を制御する。
【0074】上記発明にて、他の実施態様によれば、前
記制御手段は、前記記憶手段に格納されている前記ベル
ト体の厚さ情報に基づいて、前記ベルト体または前記ベ
ルト体に担持された転写材に形成する像の長さを制御す
る。
【0075】上記発明にて、他の実施態様によれば、前
記ベルト体の厚さ情報は入力手段により入力される。
【0076】本発明による他の態様によれば、ベルト体
の移動方向における前記ベルト体の厚さ情報を更新する
コンピュータ読み取り可能なプログラムが格納された記
録媒体であって、前記ベルト体の移動方向におけるベル
ト体の厚さ情報を入力するプログラムコードと、記憶手
段に記憶されている前記ベルト体の厚さ情報を、新たに
入力された前記ベルト体の厚さ情報に更新するプログラ
ムコードと、を含むことを特徴とするコンピュータ読み
取り可能なプログラムが格納された記憶媒体が提供され
る。
【0077】上記発明にて、一実施態様によれば、前記
記憶手段に格納されているベルト体の厚さ情報に基づい
て、前記ベルト体または前記ベルト体に担持された転写
材に像を形成開始するタイミングを制御するプログラム
コードを含む。
【0078】上記発明にて、他の実施態様によれば、前
記記憶手段に格納されているベルト体の厚さ情報に基づ
いて、前記ベルト体または前記ベルト体に担持された転
写材に形成する像の長さを制御するプログラムコードを
含む。
【0079】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る画像形成装
置、記憶媒体、およびベルト体厚さ情報の更新方法を図
面に則して更に詳しく説明する。
【0080】実施例1 まず、本発明の第1実施例について図1〜図7により説
明する。
【0081】図1に示されているように、本実施例にお
けるカラー画像形成装置としてのカラー電子写真複写装
置は4つの画像形成ステーションPa、Pb、Pc、P
dを備えており、各画像形成ステーションPa〜Pdに
は、それぞれ、像担持体としての専用の回転する感光体
ドラム1a、1b、1c、1dが配設されている。各感
光体ドラム1a〜1dの周りには、その回転方向に沿っ
て、それぞれ、専用の帯電部2a、2b、2c、2d、
露光部(LED)3a、3b、3c、3d、現像部4
a、4b、4c、4d、転写部5a、5b、5c、5
d、およびクリーニング部6a、6b、6c、6dが配
置されている。
【0082】一方、各画像形成ステーションPa〜Pd
を水平に貫通する態様で、各感光体ドラム1a〜1dの
下方には、無端ベルト状の転写材搬送ベルト(以下、
「搬送ベルト」という)100を備えた搬送ベルト装置
7が配置されており、その一端側に配置された搬送手段
であるレジストローラ対8により給紙される転写材Tを
各画像形成ステーションPa〜Pdの転写部5a〜5d
を通して搬送するように構成されている。
【0083】このようなカラー電子写真複写装置では、
カラー画像は、以下のように形成される。
【0084】すなわち、まず始めに第1の画像形成ステ
ーションPaの帯電部2aおよび露光部3aを用いて、
公知の電子写真手段により、感光体ドラム1a上に原稿
画像のイエロー成分色の潜像を形成した後、現像部3a
でイエロートナーを有する現像剤により該潜像を可視画
像化し、搬送ベルト装置7にて搬送されてきた転写材T
に転写部5aにおいて可視画像化されたイエロートナー
像を転写する。
【0085】そして、このイエロートナー像が転写材T
に転写されている間に、第2画像形成ステーションPb
において、上記イエロートナー像の場合と同様に、感光
体ドラム1b上に原稿画像のマゼンタ成分色の潜像が形
成され、続いて現像部4bでマゼンタトナーによるマゼ
ンタトナー像が得られ、そして先の第1画像形成ステー
ションPaでイエロートナー像の転写が終了した転写材
Tが第2画像形成ステーションPbの転写部5bに搬入
されると、イエロートナー像が転写された転写材T上の
所定の位置にこのマゼンタトナー像が転写される。
【0086】以下、シアン色、ブラック色について同様
な方法で画像形成が行なわれ、転写材T上に4色のトナ
ー像の重ね合わせが終了すると、転写材Tには、搬送ベ
ルト装置7の他端側に配置された定着部10に搬送され
て、ここで定着され、転写材T上に多色(フルカラー)
画像が得られる。
【0087】一方、転写が終了したそれぞれの感光体ド
ラム1a〜1dは、クリーニング手段6a〜6dにて、
その上に残留している残留トナーが除去され、引き続き
行なわれる次の潜像形成に備える。
【0088】ここで、上記のカラー画像形成装置に用い
られる転写材を搬送するための搬送ベルト装置7を図1
と図2によってさらに説明する。
【0089】まず図2において、搬送ベルト装置7の搬
送ベルト100は、駆動ローラ11および第1、第2、
第3従動ローラ12、13、14に張設されており、駆
動源25により駆動された駆動ローラ11の回転により
搬送ベルト100は図示矢印方向に走行する。
【0090】第1〜第3従動ローラ12〜14のうち、
第1従動ローラ12は、駆動ローラ11とともに搬送ベ
ルト装置7に対して位置が固定されている。
【0091】第2従動ローラ13は、搬送ベルト100
にばねなどの弾性部材13aにより所定の張力を与える
テンションローラの働きを兼ねている。
【0092】第3従動ローラ14は、その軸線を転写面
(転写材搬送面)内において駆動ローラ11に対する平
行度を調整できる構成を有し、アライメントローラの働
きをする。この第3従動ローラ14のアライメントを調
整することで、搬送ベルト100の主走査方向(ベルト
の移動方向と直交する方向)への寄り挙動を制御するこ
とが可能であり、搬送ベルト100が、どちらかへ寄り
すぎることのないほぼ中立の状態に設定することが可能
である。
【0093】図2に示すように、本実施例の搬送ベルト
装置7は、第3従動ローラ14の近傍に第4従動ローラ
15が設けられ、更に第4従動ローラ15と対をなす押
えローラ16が設けられており、両ローラ15、16が
搬送ベルト100を挟んだ状態で回転自在に構成されて
いる。
【0094】図3に示すように、搬送ベルト100の幅
方向(ベルトの移動方向と直交する方向)の両端部の内
周面側には転写が行われる領域外において誘導リブ10
1A、101Bが接着されており、テンションローラを
兼ねる第2従動ローラ13の両肩部に対応して搬送ベル
ト100の寄り、蛇行が規制されるようになっている。
【0095】つぎに、図4を用いて周方向における搬送
ベルト100の厚みデータ(変動)を測定する測定法の
一実施例について説明する。
【0096】図示するように測定対象の搬送ベルト10
0を2つの金属製導電体ローラ110、120に巻回さ
せ、このとき、40Nのテンションを得るように張る。
そして、ローラ110、120に巻回されたベルト10
0の表面上に所定距離はなして渦電流計130を設置す
る。各厚さデータは、搬送ベルト100に予め設けられ
たスリット100aがフォトセンサ21を通過する時間
(タイミング)を基準に測定される。
【0097】渦電流計130により、あるタイミングに
おける、ベルト100の移動方向と直交する方向の任意
の3点(好ましくは、等間隔に図面上手前側、奥側、最
奥側)のデータを測定する。当然のことであるが、任意
の3点は、ベルト100が駆動ローラ110、120に
支持される領域内の点である。この3点の厚みデータの
平均値を演算し、その結果を所定の記憶装置(不図示)
に格納する。
【0098】このような工程をベルトの移動方向につい
て連続的(離散的)に測定し、各平均値を上記記憶装置
に格納することで、一連の厚さデータの測定は終了す
る。
【0099】この記憶装置に記憶された各データは、後
述するラベルに印刷される。
【0100】なお、上記記憶装置によるデータの記憶工
程を省いて、任意の3点のデータの平均値を順次印刷し
てもよい。
【0101】また、各厚さデータは、厚さデータとベル
トの位置とを関連させるために、スリット100aを基
準にして測定したが、これに限られない。スリット10
0aとの位置関係が特定されているベルト上の他の位置
を基準にして各厚さデータを測定してもよい。
【0102】つぎに、本発明の特徴部分について説明す
る。
【0103】本実施例の搬送ベルト100は例えば遠心
成形法によって形成されていることから、本発明では、
この搬送ベルト100の成形後、ベルト100の厚さを
周方向全周で測定して、周方向断面の厚さ分布(厚さプ
ロファイル)を予め求める。
【0104】スリット100aは搬送ベルト1周の基点
(ホームポジション)とするものであり、このスリット
100aの位置を基準にして、搬送ベルト100の周方
向における厚さプロファイルを管理する。
【0105】搬送ベルト100の厚さは、搬送ベルト幅
方向(ベルトの移動方向と直交する方向)上ではほぼ変
動がないので、幅方向上の複数の位置で測ってもよい
が、簡単にするには図1において幅方向手前側、真ん
中、奥側のいずれかで測定すればよい。また、搬送ベル
ト100は1回の製造で多数本製造されており、一緒に
同時に製造された搬送ベルトならば、いずれも、周方向
上の厚さ変動がほぼ同一傾向になることが経験上知られ
ている。従って、1本の搬送ベルトの周方向断面の厚さ
プロファイルを求めておけば、これと同時に製造した搬
送ベルトについては、測定した搬送ベルトの1周に亘る
厚さプロファイルで代用することができる。同時に製造
した搬送ベルトにも上記と同様のホームポジションを、
これを付けたのと同じ厚さプロファイルの位相を示す個
所に付けておく。図5に搬送ベルトの厚さhの代表的な
周方向プロファイルを示す。
【0106】一方、検出手段としてのフォトセンサ21
により、画像形成時、駆動ローラ11により回動される
搬送ベルト100のホームポジションを検知すれば、搬
送ベルト100の回動位置を検知することができる。従
って、周方向厚さプロファイルを管理された搬送ベルト
100について、厚さ変動に起因した速度Vの速度変動
ΔVhを計算により求めることができ、さらに、感光体
ドラム1a〜1dから転写材Tへ転写される各色のトナ
ー像について、搬送ベルト速度変動による搬送ベルト移
動方向上の転写位置のズレ量を計算により求めることが
できて、転写位置のズレ量を事前に予測することができ
る。搬送ベルトの厚さ変動による速度変動ΔVhの分布
(プロファイル)を図6に示す。
【0107】この転写位置のズレに対して、本発明で
は、転写位置のズレが生じる感光体ドラムに対する露光
の副走査方向の走査に、露光開始タイミングを変える補
正を加えるようにした。この補正により、転写材上で位
置ズレを生じることなく各色のトナー像を重ねて、色ズ
レのないカラー画像を形成でき、また実用上問題ない程
度の色ズレはあるが、簡便には、複数の転写材上にカラ
ー画像を転写材間で位置ズレなく形成したりするなどの
色ズレの補正制御をすることができる。
【0108】本実施例による色ズレ補正を行なったとき
の画像の位置ズレなどの関係を模式的に図7に示す。
【0109】図7において、グラフの横軸は時間tを表
し、縦軸は搬送ベルトの厚さ変動による速度変動ΔVh
を示す。グラフの上方の小文字ty1は、1枚目の転写
材の画像形成における感光体ドラム1aに対するイエロ
ー(Y)画像の副走査方向の露光開始時間を示し、ま
た、Δtm1、Δtc1、Δtk1は、それぞれ感光体
ドラム1b、1c、1d、1dに対するマゼンタ
(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各画像の副走
査方向の露光開示時間についての、本来の時間からの早
めまたは遅らせた時間量、つまり露光開始時間の補正量
を示す。添え字2以下についてもこれに準ずる。
【0110】例えば1枚目の転写材について、図7で
は、マゼンタ、マゼンタ、シアン、ブラックの画像につ
いて搬送ベルト搬送方向に位置ズレが予測され、転写材
上でのそれらの画像の先端を一致させるために、位置ズ
レ量に応じて副走査方向の露光開始時間をΔt(Δtm
1、Δtc1、Δtk1)だけ早めている。
【0111】以上のように、搬送ベルト100の速度変
動によるトナー像の転写材への転写位置ズレを予測し
て、転写位置のズレが予測されたときには、その予測さ
れたトナー像に対応する感光体ドラムへの露光の副走査
方向の走査について、露光開始時間を予測した位置ズレ
量の分Δtだけ早めるまたは遅延する補正を行なうこと
により、図7の例えば1枚目の転写材T1にY1〜K1
の文字を付したクロス線で示したように、転写材に各色
のトナー像をそれらの先端に位置ズレを生じることなく
転写することができる。
【0112】なお、上述の各感光体ドラムへの露光開始
タイミングの制御は、図1に示したように、CPU22
に接続されたレジストローラ対8による転写材Tの給紙
タイミングを基に、搬送ベルト100上に担持される転
写材Tの位置を予測することで行なっている。
【0113】上記のように、本実施例によれば、転写材
上に重ね転写される各色のトナー像の先端を一致させる
ことができるので色ズレを抑制することができた。
【0114】実施例2 つぎに、本発明の第2実施例について図1および図8に
より説明する。
【0115】搬送ベルト100の厚さむらに基づく速度
変動により転写位置ズレ(色ズレ)が生じる画像には、
画像全体について搬送ベルト搬送方向への伸縮が生じ、
これによる位置ズレが無視できない場合がある。すなわ
ち、転写位置で搬送ベルトが増速すれば画像は伸長し、
逆に減速すれば画像は短縮し、いずれも、画像全体に搬
送ベルト移動方向の位置ズレを生じる。
【0116】そこで本実施例では、画像全体の位置ズレ
量を予測して、図8に示すように、各露光時間Ly1、
Lm1、Lc1、Lk1を増減する補正を行なうことに
より、画像全体の位置ズレ量を解消する構成とした。す
なわち、画像の伸長による画像全体の位置ズレであれ
ば、感光体ドラムへの露光の副走査方向の走査を全体の
露光時間を短縮して行ない、画像の短縮による位置ズレ
であれば、全体の露光時間を伸長して走査を行なう構成
とした。
【0117】以上のように、搬送ベルト100の速度変
動によるトナー像の転写材への転写位置ズレを予測して
転写位置ズレが予測されたときには、そのトナー像に対
応する感光体ドラムへの露光の副走査方向の走査につい
て、予測した画像全体の位置ズレ量に応じて露光時間を
伸縮する補正を行なうことにより、図8の例えば1枚目
の転写材T1にY1〜K1のクロス線で示されるよう
に、転写材上に各色のトナー像搬送ベルト移動方向に一
定の同一長さで転写することができる。
【0118】上述の各感光体ドラム1への露光時間の制
御は、CPU22に接続されたレジストローラ対8によ
る転写材Tの給紙タイミング情報を基に、搬送ベルト1
00上に担持される転写材Tの位置を予測することで行
なっている。
【0119】上記のように、本実施例によれば、転写材
上に重ね転写される各色のトナー像の長さを一致させる
ことができるので、色ズレを抑制することができた。
【0120】実施例3 つぎに、本発明の第3実施例について図1および図9に
より説明する。
【0121】本実施例では、転写材上に転写される各色
のトナー像の先端を一致させると共に、各色のトナー像
の長さも一致させて色ズレを防止している。
【0122】図9に示すように、例えば1枚目の転写材
について、マゼンタ、シアン、ブラックの画像について
搬送ベルト搬送方向に位置ズレが予測され、転写材上で
のそれらの画像の先端を一致させるために、位置ズレ量
に応じて副走査方向の露光開始時間をΔt(Δtm1、
Δtc1、Δtk1)だけ早めている。
【0123】以上のように、搬送ベルト100の速度変
動によるトナー像の転写材への転写位置ズレを予測し
て、転写位置のズレが予測されたときには、その予測さ
れたトナー像に対応する感光体ドラムへの露光の副走査
方向の走査について、露光開始時間を予測した位置ズレ
量の分Δtだけ早める、または遅延する補正を行うこと
により、図9の例えば1枚目の転写材T1にY1〜K1
の文字を付したクロス線で示したように、転写材に各色
のトナー像をそれらの先端に位置ズレを生じることなく
転写することができる。
【0124】図9のグラフ上方の大文字Ly1〜Lk1
を付した両方向矢印の点線は、各画像の露光時間から上
記の露光開始時間の補正量分Δtを差し引いた露光時間
を示す(ただし、イエローについてはΔt=0であり、
Ly1=y1)。
【0125】さらに、本実施例では、各色のトナー像に
おける先端の位置ズレ補正に加えて、画像全体の位置ズ
レ量を予測して増減する補正をしており、この各露光時
間Ly1〜Lk1に露光開始時間の補正量分Δtを加え
た露光時間で露光することにより、画像全体の位置ズレ
量を解消するようにしてある。すなわち、画像の伸長に
よる画像全体の位置ズレであれば、感光体ドラムへの露
光の副走査方向の走査を全体の露光時間を短縮して行
い、画像の短縮による位置ズレであれば、全体の露光時
間を伸長して走査を行う。
【0126】以上のように、搬送ベルト100の速度変
動によるトナー像の転写材への転写位置ズレを予測し
て、転写位置のズレが予測されたときには、そのトナー
像に対応する感光体ドラムへの露光の副走査方向の走査
について、予測した画像全体の位置ズレ量に応じて露光
時間を伸縮する補正を行うことにより、図9のたとえば
1枚目の転写材T1にY1〜K1のクロス線で示される
ように、転写材上に各色のトナー像を搬送ベルト移動方
向に一定の同一長さで転写することができた。
【0127】上記のように、本実施例によれば、転写材
上に4色のトナー像を先端および後端を一致させて転写
でき、色ズレない良好なカラー画像を形成することがで
きる。
【0128】実施例4 つぎに、本発明の第4実施例について説明する。
【0129】上記第1〜第3実施例では、搬送ベルト1
00の全周にわたる搬送ベルトの厚さムラのデータ(プ
ロファイル)を用いて色ズレの補正制御を行なっている
が、この全周にわたる厚さ方向プロファイルに関してす
べての補正計算を行なうのは煩雑であり膨大な計算量に
なるので、このような制御を実現するには制御装置が複
雑で高価なものになってしまうおそれがある。
【0130】そこで、ベルト全周をN個に分割し、それ
ぞれの区間内における厚さの分布を平均し、そこで得ら
れたN個の数値で簡易なベルト厚さプロファイルとして
扱うことにより、複雑な計算を省略し制御をより単純に
扱うことが可能となる。
【0131】このベルト全周にわたる厚さ方向プロファ
イルを例えばベルト全周を8ブロック(区間)に等分
し、その分割された1区間ではその区間内の測定された
厚さの平均値1つでプロファイルを代表させることによ
り、8個の厚さデータ代表値によってベルト全周にわた
り厚さのプロファイルを示すことが可能であり、その様
子を図10に示す。
【0132】ここで、転写材搬送方向の画像情報に対応
する露光間隔(各感光体ドラムへの露光開始タイミン
グ)に対して、上記、測定管理された搬送ベルトの全周
域の厚さプロファイルによって生じる速度変動を代表し
た数値に対応した露光時間間隔を長短する補正を、スリ
ット100aを起点としてベルト全周に対してN回実施
し、変動する搬送速度に段階的に対応した時間間隔で露
光を行なうことにより、ベルトの厚さ変動により速度が
変動する搬送ベルト上に吸着し搬送される転写材に対し
て、その速度変動の影響を大きく受けずに所定の画像を
形成することができる。
【0133】つまり、単一の転写材上に画像形成を行な
う複数の像担持体間の移動距離内での搬送ベルトの速度
変動、位置ズレを予測し、搬送ベルトの速度変動から生
じる位置ズレを離散的な数値で代表し、理想的な位置と
誤差を極力小さくなるように補正することができる。ま
た、複数の転写材上での画像の相対的な位置関係を一定
のものとすることができる。
【0134】具体的に、下記の表1〜表4を用いて説明
する。
【0135】搬送ベルトの厚さ変動に起因する速度変動
Vhからくる転写位置ズレの量をベルト全周8ブロック
に等分割した離散的な数値で予測し、露光時間を以下の
ように補正することにより、画像を転写材上で一致させ
ることが可能である。
【0136】表1に示すように、ブロック1〜8に対応
する平均厚さ(μm)をH1〜H8とする。
【0137】
【表1】 そしてまずは、表2に示すように、搬送ベルトの厚さデ
ータH1〜H8に基づく速度変動hから各色(Y、M、
C、Bk)ごとの転写位置ズレ量Yx1〜Yx8、Mx
1〜Mx8、Cx1〜Cx8、Kx1〜Kx8を各ブロ
ックごとに8ヶ所予測計算する。
【0138】
【表2】 そこで、表3に示すように、基準となる像担持体(本実
施例ではイエローY用)への副走査方向の露光位置に合
わせて、他の像担持体への副走査方向の露光位置を本来
設置されている位置よりMe1〜Me8、Ce1〜Ce
8、Ke1〜Ke8ずらす量を決定する。
【0139】
【表3】 さらに、表4に示すように、基準となる像担持体(本実
施例ではYトナー用)への副走査方向の露光開始時間に
対して他の像担持体への副走査方向の露光開始時間を本
来設定されている露光開始時間から、Mt1〜Mt8、
Ct1〜Ct8、Kt1〜Kt8だけ遅延もしくは先行
するように補正する。
【0140】
【表4】 これにより、転写材T1上での各色のトナー像の先端を
略一致させることができる。
【0141】なお、搬送ベルト上のホームポジション
(スリット100a)に対して各ブロックの相対位置
は、ある一つのブロックとホームポジションとの間の位
置的関係が規定されていれば、すべての相対位置は規定
することができるので、搬送ベルトが回転している間
に、ホームポジションがセンサーを横切る時間に対し
て、搬送ベルト上の各ブロックがどの露光装置に対応す
るかも事前に予測することは可能である。
【0142】また本実施例においても、前述の実施例と
同様に、8個の厚さムラデータを用いて、各感光体ドラ
ムに形成する副走査方向(回転方向と直交する方向)の
像(静電潜像)の長さを制御してもよい。すなわち、各
感光体ドラムへの露光時間(例えば、ある1つの画像を
形成するための露光開始時間(1本目のライン)から露
光終了時間(最終ライン)までの時間)を制御すること
により色ズレを抑制することができる。
【0143】このように、各搬送ベルト毎に厚さデータ
を事前に用意しておくことにより、画像形成装置出荷
時、および搬送ベルト交換時などに装置に別途用意した
入力手段(例えば、装置上部に設けられる液晶表示部)
により記憶手段としてのROM23(図1参照)にデー
タとして入力し、画像形成時に制御手段としてのCPU
22により常に上記補正を露光手段3a〜3dに施すこ
とにより高品質な画像を形成することが可能となる。
【0144】なお、本実施例においては、ベルトの厚さ
データを8個用いて色ズレ補正制御を行なったが、これ
に限るものではない。使用する1つの転写材に対して少
なくとも2個の厚さデータを用いて各色の像を感光体ド
ラム上に良好に形成することで上記色ズレ補正制御を行
なうのが好ましくは、これに準じて種々の装置にて使用
するベルトの厚さデータ数を決定すればよい。
【0145】実施例5 つぎに、本発明の第5実施例について図1、図11およ
び図12により説明する。
【0146】本実施例では、搬送ベルト100に吸着、
担持される転写材の位置が固定されている点が前述の実
施例と大きく異なる点である。従って、記憶手段である
ROM23に記憶するデータ容量をさらに小さくするこ
とができ、CPU22の負荷も小さくすることができ
る。
【0147】図11(a)は、搬送ベルト100が1周
回転する間の搬送速度の変化を表すグラフである。横軸
には角度θをとってあり、2πラジアンで搬送ベルト1
00の1周を表し、すなわち、搬送ベルト100の周方
向の位置を表している。横軸θの目標の原点は上記スリ
ット100aに基づくフォトセンサ21の出力信号によ
り任意に定めることができる。縦軸は、搬送ベルト10
0の転写材搬送面における速度vを表している。
【0148】図11(a)では、説明を容易化するため
に、搬送ベルト100の1周期で理想的なサインカーブ
を描いて搬送速度v(θ)が変化するモデル化された一
例を示している。すなわち、搬送速度v(θ)はθの関
数の形で、v(θ)=A・sinθ Aは定数で表さ
れる量だけ、1周期における平均速度Vに対して増減し
た速度として表現できる。
【0149】搬送ベルト100は、前述したように、製
法(遠心成形法)上の制約から厚さの差(ムラ)があ
り、平均厚さよりも厚い部分が駆動ローラ11に巻回さ
れている状態では駆動ピッチ円直径が大きくなる分だ
け、搬送速度v(θ)は大きくなり、平均速度Vよりも
上方に表される。
【0150】逆に、搬送ベルト100の平均の厚さより
も薄い部分が駆動ローラ11に巻回されている状態で
は、駆動ピッチ円が小さくなる分だけ、搬送速度v
(θ)は小さくなり、平均速度Vよりも下方に表され
る。
【0151】図11(a)に表したようなベルトの厚さ
データに基づく搬送速度v(θ)のプロファイルは搬送
ベルト100のそれぞれについて予め実測するのが好ま
しい。
【0152】あるいは、搬送ベルト100の製造上で厚
さのばらつき方が安定していれば搬送速度を実測するこ
となしに、ベルトの厚さムラのプロファイルを得ること
もできる。
【0153】図11(b)は、搬送ベルト100が1周
回転する間の搬送ベルト100上の各点が、搬送速度v
(θ)が一定という理想的な条件の場合にあるべき位置
からの位置ずれの変化を表すグラフである。横軸にはθ
をとってあり、2πラジアンで搬送ベルト100の1周
を表しているのは、前述の図11(a)における搬送速
度v(θ)のグラフと同じである。
【0154】縦軸は、搬送方向における位置ずれ量δ
(θ)を表している。位置ずれ(変位)は速度を1回積
分した形であるから、 δ(θ)=∫v(θ)dθ=−Bcosθ Bは定数 で表される量だけ、理想位置から先行または遅延した位
置として表現できる。縦軸の正の領域は搬送ベルトの各
点が理想位置よりも先行していることを意味し、負の領
域は搬送ベルトの各点が理想位置よりも遅延しているこ
とを意味している。
【0155】図12(a)〜図12(d)は、本実施例
において、ある所定サイズの転写材(転写紙)を連続的
にコピーした場合の各転写材が各画像形成ステーション
Pa、Pb、Pc、Pdを通過する際の位置ずれδ
(θ)を示すグラフである。
【0156】本実施例の前提条件としては、搬送ベルト
100の1周長がL、駆動ローラ11の1回転による搬
送距離はL1で、LとL1との間にはL=10×L1、
すなわち、駆動ローラ11が10回転することで搬送ベ
ルト100は1周だけ回るように設定されている。
【0157】各画像形成ステーション間の距離はL1で
ある。また、本実施例でとり上げる所定サイズの転写材
は、搬送ベルトの移動方向に2L1の寸法をもってい
る。
【0158】複数の所定サイズの転写材に連続してコピ
ーをする場合は、転写材は搬送ベルト100の上に、
2.5L1のピッチで吸着される。すなわち、搬送ベル
ト100上にはスリット100aを基準として、予め定
められた4ヶ所に転写材を毎回吸着するようになってい
る。
【0159】図12(a)は、連続コピーしている状態
の1、5、9、13、・・・枚目の転写材が各画像形成
ステーションPa、Pb、Pc、Pdを通過する際の位
置ずれ量δを示している。画像形成ステーションPaで
転写材に画像を転写している際の位置ずれはa1で示す
範囲であり、この間の平均位置ずれ量はδa1である。
【0160】画像形成ステーションPbで転写材上に画
像を転写している際の位置ずれ量δはa1で示した範囲
からL1だけ位相がずれているb1で示す範囲であり、
この間の平均位置ずれ量はδb1である。
【0161】以下同様に、画像形成ステーションPcで
は、c1で示す範囲であり、この間の平均位置ずれ量は
δc1、画像形成ステーションPdではd1で示す範囲
であり、この間の平均位置ずれ量はδd1である。
【0162】図12(b)は、連続コピーしている状態
の2、6、10、14、・・・枚目の転写材が各画像形
成ステーションPa、Pb、Pc、Pdを通過する際の
位置ずれ量δを示している。
【0163】前述したように、各転写材は2.5L1の
ピッチで搬送ベルト100上に順次吸着されていくの
で、画像形成ステーションPaで転写材上に画像を転写
している際の位置ずれ量δはa1で示した範囲から2.
5L1だけ位相がずれたa2で示す範囲であり、この間
の平均位置ずれ量はδa2である。以下、同様にしてb
2とδb2、c2とδc2、d2とδd2が定まる。
【0164】図12(c)は、連続コピー状態の3、
7、11、15、・・・枚目の転写材について、図12
(d)は、連続コピー状態の4、8、12、16、・・
・枚目の転写材について各画像形成ステーションPa、
Pb、Pc、Pdを通過する際の位置ずれ量δと平均位
置ずれ量を示している。搬送中の位置ずれ量を示す範囲
と平均位置ずれ量の命名については、上述したのと同様
であるから説明は省略する。
【0165】本実施例における要点は、以下の通りであ
る。
【0166】例えば、図12(a)において、1、5、
9、13・・・枚目の転写材に対して各画像形成ステー
ションPa、Pb、Pc、Pdにおける画像書き込みタ
イミングを調整して、搬送速度のばらつきに起因する画
像ずれ(色ずれ)が最小になるように補正するわけであ
るが、前述した平均ずれ量δa1、δb1、δc1、δ
d1を搬送ベルト100の平均速度Vで除したものが各
画像形成ステーションにおける書き込みタイミングの調
整値であり、これらをta1、tb1、tc1、td1
とおく。これらの調整値ta1、tb1、tc1、td
1は予め装置本体のメモリ(記憶手段)に記憶されてい
る。
【0167】調整値が負の値をとるta1、tb1は理
想のタイミングよりもそれぞれ所定量遅れて画像が形成
され、正の値をとるtc1、td1は理想のタイミング
よりもそれぞれ所定量先行して画像が形成される。
【0168】図12(b)、図12(c)、図12
(d)を用いて説明したように、搬送ベルト100のそ
れぞれの所定箇所に吸着され、搬送される転写材につい
ても、同様な調整が行われる。この場合、装置本体の記
憶手段に記憶されるべき調整値はta1〜td1、ta
2〜td2、ta3〜td3、ta4〜td4の都合1
6個である。
【0169】以上のように、本実施例においては、複数
の像担持体に接するように配置された搬送ベルトを備え
た画像形成装置において、予め測定された搬送ベルトの
周方向の厚さムラのプロファイル、すなわち、ROM2
3に記憶されたベルトの厚さ情報に対応させて複数の画
像形成部における露光装置3a〜3dによる画像書込タ
イミングを制御手段としてのCPU22により調整する
ことで、搬送ベルト100の周方向の厚さむらによって
生ずる色ずれ、色むらをを最小限に抑えることができ
る。
【0170】本実施例においても、前述の実施例と同様
に、各感光体ドラムへの露光時間(副走査方向の像長
さ)を制御してもよく、同様に色ズレを抑制することが
できる。
【0171】なお、本実施例では、所定サイズの転写材
に画像形成する場合、ベルトの転写材担持位置は4ヶ所
になっているが、これに限らない。転写材のサイズに応
じてベルトの転写材担持位置の数(転写材と転写材との
間隔をCPUにより増減させる制御を行なってもよい。
これにより、複数の転写材に連続して画像を形成する場
合、ベルト周長を有効に使用でき、画像形成のスループ
ットの向上を図ることができる。
【0172】実施例6 つぎに、本発明の第6実施例について図13により説明
する。
【0173】本実施例のベルト体としての中間転写ベル
ト301は、第1〜第5実施例にて示した転写材搬送ベ
ルト100に対応している。
【0174】図14において、中間転写ベルト301
は、駆動ローラ302、および従動ローラ303、30
4の3本のローラに張設され、矢印A方向へ回転走行す
る。中間転写ベルト301の水平部上方には所定の間隔
で4つの感光体ドラム306a、306b、306c、
306dが並置され、これらに対応して中間転写ベルト
301を挟んだ形で、転写電極307a、307b、3
07c、307dが当接している。なお、各感光体ドラ
ム306a〜306dの周囲に一次帯電器330a、3
30b、330c、330d、露光装置340a、34
0b、340c、340d、および現像装置350a、
350b、350c、350dがそれぞれ図1に示した
と同様に配設されている。
【0175】従動ローラ304と感光体ドラム306a
との間に設けられた検出手段であるフォトセンサ321
は、図1で示したフォトセンサ21と対応しており、中
間転写ベルト301に設けられたスリット301aを検
知することで、中間転写ベルト301の周方向の基準位
置を認識する。
【0176】中間転写ベルト301は、駆動源370の
駆動力により駆動される駆動ローラ302によってA方
向に走行しながら、その表面に順次感光体ドラム306
a〜306d上に形成された各色のトナー像が重ね転写
されていく。
【0177】従動ローラ303の近傍には搬送手段であ
るレジストローラ対309が配置され、給紙カセット
(不図示)から搬送されてきた転写材を、タイミングを
とってガイド板310の間を通して、従動ローラ303
と、転写コロトロン311で作られた転写ポイントへと
所定速度で送り込む。
【0178】中間転写ベルト301上に重ねられた各色
のトナー像は、転写ポイントにおいて、転写材に一括し
て転写される。転写材は駆動ローラ313と、従動ロー
ラ314に張架された搬送ベルト312によって搬送さ
れ、ガイド315に案内されて定着ローラ対316へと
送り込まれる。転写材に転写された各色のトナー像は、
定着ローラ対316の熱と圧力によってフルカラー画像
として定着される。
【0179】転写を終えた中間転写ベルト301は、従
動ローラ304に隣接配置されたクリーナ308によっ
て転写残トナーが掻き落とされ、次の画像転写に備え
る。
【0180】本実施例においては、中間転写ベルト30
1の厚さむらに基づく速度プロファイル、露光開始タイ
ミング、露光時間の調整値とその記憶手段などについて
の説明を省略するが、発明の思想は第1〜第5実施例に
全く準ずるものであり、中間転写ベルト301の厚さむ
らに起因するところの走行速度むらに基づく色ズレ、色
むらを最小限に抑えることができる。
【0181】なお、本実施例では、中間転写ベルト上の
スリット301aの通過による検知信号に基づいて、転
写材の2次転写部への給送タイミングならびに中間転写
ベルト上にトナー像が担持されるべき位置、画像間隔が
CPU360により決定される。
【0182】実施例7 つぎに、本発明の第7実施例について図14により説明
する。
【0183】本実施例においてベルト体である感光体ベ
ルト401は第1〜第5実施例で示した搬送ベルト10
0に対応している。
【0184】図14において、感光体ベルト401は、
駆動ローラ402および従動ローラ403、404の3
本のローラに張架され、矢印A方向に走行する。
【0185】感光体ベルト401の水平部上方には、感
光体ベルト401の表面に一様な電荷を与えるコロトロ
ン406、感光体ベルト401に静電潜像に書き込むL
EDアレイ407、および静電潜像をトナーで顕像化す
る現像器408を1セットとしたステーションが4色分
並列配置されている(図中、添え字a、b、c、dによ
って指示)。
【0186】従動ローラ404とコロトロン406aと
の間に配置されたフォトセンサ421は、図1にて示し
たフォトセンサ21と対応しており、感光体ベルト40
1に設けられたスリット401aを検知することで感光
体ベルト401の周方向の基準位置を認識する。
【0187】感光体ベルト401は、駆動源430の駆
動力によって駆動される駆動ローラ402によってA方
向へ走行しながら、その表面に順次各色のトナー像が重
ねられていく。
【0188】従動ローラ403の近傍には搬送手段とし
てのレジストローラ対410が配置され、給紙カセット
(不図示)から搬送されてきた転写材をタイミングをと
ってガイド板411の間を通して、従動ローラ403と
転写コロントロン412で作られた転写ポイントへと所
定の速度で送り込む。
【0189】感光体ベルト401上に重ねられた各色の
トナー像は、転写ポイントにおいて転写材上に一括して
転写される。転写材は駆動ローラ414と従動ローラ4
15に張架された搬送ベルト413によって搬送され、
ガイド416に案内されて定着ローラ対417へ送り込
まれる。
【0190】転写材上に転写された各色のトナー像は、
定着ローラ対417の熱と圧力によってフルカラー画像
として定着される。
【0191】感光体ベルト401は、従動ローラ404
に隣接配置されたクリーニングブレード409によって
転写残トナーが掻き落とされ、次の画像形成に備える。
【0192】本実施例においては、感光体ベルト401
の厚さむらに基づく速度プロファイル、露光開始タイミ
ング、露光時間の調整値とその記憶手段などについての
説明を省略するが、発明の思想は第1〜第5実施例に全
く準ずるものであり、感光体ベルト401の厚さむらに
起因するところの走行速度むらに基づく色ずれ、色むら
を最小限に抑えることができる。
【0193】なお、本実施例では、感光ベルト上のスリ
ット401aの通過による検知信号に基づいて、転写材
の転写部へ給送タイミングならびに感光ベルト上にトナ
ー像が形成(現像)されるべき位置がCPU420によ
り決定される。
【0194】ところで、上記第1〜第7実施例におい
て、各感光体ドラムをLEDにて露光していたが、これ
に限られず、レーザー光発生装置からのレーザー光をポ
リゴンミラー、反射ミラーなどを介して各感光体ドラム
を露光する方式を用いてもよい。
【0195】実施例8 つぎに、上記実施例に関連し、装置内のベルトの寿命に
よる交換時、または装置の工場出荷時に、ベルト体の移
動方向におけるベルト体厚さデータ(情報)を入力する
方法について詳しく述べる。
【0196】図15に示すようなベルトの厚さデータA
〜H(本実施例では8個)が書かれたラベル500がベ
ルト100と共に同梱されている。
【0197】ユーザーは、装置上部に配置された入力手
段としての液晶表示部26(図1参照)から上記各デー
タを、もともとROM23に格納されていたデータを更
新するために入力する。この場合、バーコード読み取り
装置にて読み込み、装置に接続されたケーブルにより各
データを入力してもよい。
【0198】また、図16に示すように、各データはラ
ベルではなく、ベルト裏面(転写材担持面とは反対の
面)の端部(転写材非担持領域)に所定の方法で書き込
んでもよい。
【0199】なお、ベルト1本、1本を管理、特定する
ためのシリアルナンバーも記されている。
【0200】以上のように、本実施例によれば、ベルト
の厚さデータを入力手段26からROM23に、容易
に、かつ確実に入力して更新し、画像形成時、ROM2
3に記憶されたデータに基づいて前述の実施例のように
CPU22により色ズレ補正制御を行なうことができ
る。
【0201】なお、上記実施例における上記色ズレ補正
制御を行なうために、ベルトの交換時などに記憶手段に
記憶された当初のベルトの厚さデータから新たな厚さデ
ータに更新するソフトウエアのプログラムデータを記憶
した記憶媒体を画像形成装置に供給し、画像形成装置の
コンピュータ(CPU)が記憶媒体に格納されたプログ
ラムコードを読み出し実行することによって達成され
る。
【0202】この場合、記憶媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が本発明の新規な機能を実現すること
になり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本
発明を構成することになる。
【0203】プログラムを供給するための記憶媒体とし
ては、例えば、フロッピーディスク、ハードディスク、
光ディスク、光磁気ディスク、CO−ROM、CD−
R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、V
DVなどを用いることができる。
【0204】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することにより、上記色ズレ補正制御が
実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に
基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレー
ティングシステム)などが実際の処理の一部または全部
を行ない、その処理によって上記実施例の機能が実施さ
れる場合も含まれる。
【0205】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指
示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに
備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行な
い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現さ
れる場合も含まれる。
【0206】また、本発明の機能処理をコンピュータで
実現するために、該コンピュータにインストールされる
プログラムコード自体も本発明を実現するものである。
つまり、本発明のクレームでは、本発明の機能処理を実
現するためのコンピュータプログラム自体も含まれる。
【0207】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の画像形成装置によれば、転写材搬送ベルトの移動方向
における、前記転写材搬送ベルトの厚さ情報を記憶する
記憶手段と、前記転写材搬送ベルトの所定の位置を検出
する検出手段と、前記記憶手段に記憶された前記情報お
よび前記検出手段による検出結果に基づいて、前記像形
成手段により前記各像担持体に像を形成開始するタイミ
ング、あるいは、前記各像担持体に形成する像の長さを
制御する制御手段と、を有することにより、転写材搬送
ベルトに担持された転写材に形成される像の色ズレを防
止することができ、高品質画像を得ることができる。
【0208】また、ベルト体の移動方向における、前記
ベルト体の厚さ情報を記憶する記憶手段と、前記ベルト
体の所定の位置を検出する検出手段と、前記記憶手段に
記憶された前記情報および前記検出手段による検出結果
に基づいて、前記像形成手段により前記像形成手段によ
り前記ベルト体に像を形成開始するタイミング、あるい
は、前記ベルト体に形成する像の長さを制御する制御手
段と、を有することにより、前記ベルト体に形成される
像の色ズレを防止することができ、高品質画像を得るこ
とができる。
【0209】また、本発明によれば、ベルト体の移動方
向におけるベルト体の厚さ情報を容易かつ確実に更新で
きる更新方法を提供できる。
【0210】さらに、本発明によれば、ベルト体の移動
方向におけるベルト体の厚さ情報を更新するコンピュー
タ読み取り可能なプログラムが格納された記録媒体であ
って、 前記ベルト体の移動方向におけるベルト体の厚
さ情報を入力するプログラムコードと、記憶手段に記憶
されている前記ベルト体の厚さ情報を、新たに入力され
た前記ベルト体の厚さ情報に更新するプログラムコード
と、を含むことを特徴とするコンピュータ読み取り可能
なプログラムが格納された記憶媒体を提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像形成装置の一実施例を示す概
略構成図である。
【図2】搬送ベルト装置の一実施例を示す説明図であ
る。
【図3】図2の搬送ベルト装置の要部を示す斜視図であ
る。
【図4】ベルトの厚さデータを測定するための測定系を
示す説明図である。
【図5】ベルトの厚さ変動を示す図である。
【図6】ベルトの速度変動を示す図である。
【図7】第1実施例における色ズレ補正制御を行なった
結果を示す図である。
【図8】第2実施例における色ズレ補正制御を行なった
結果を示す図である。
【図9】第3実施例における色ズレ補正制御を行なった
結果を示す図である。
【図10】ベルトのブロック毎の厚さ変動を示す図であ
る。
【図11】ベルトの速度変動(a)と、ベルトの位置ズ
レ変動(b)を示す図である。
【図12】ベルトの位置ズレを示す説明図である。
【図13】第6実施例に係る画像形成装置を示す概略構
成図である。
【図14】第7実施例に係る画像形成装置を示す概略構
成図である。
【図15】ベルトの厚さデータが記録されたラベルを示
す図である。
【図16】ベルトの厚さデータが記録されたベルト裏面
を示す図である。
【図17】従来の画像形成装置の一例を示す説明図であ
る。
【図18】従来例における色ズレの状態を説明する図で
ある。
【符号の説明】
1a、1b、1c、1d 感光体ドラム(像担持体) 3a、3b、3c、3d 感光体ドラム(像担持体) 8、309、410 レジストローラ(搬送手
段) 11,302、402 駆動ローラ 21、321、421 フォトセンサ(検出手段) 22、360、420 CPU(制御手段) 23 ROM(記憶手段) 26 液晶表示部(入力手段) 100 転写材搬送ベルト 100a、301a、401a スリット 301 中間転写ベルト(ベルト
体) 306a、306b、306c、306d 感光体ドラ
ム(像担持体) 401 感光体ベルト(ベルト体) 403、404 従動ローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H027 DA38 DA50 EB04 EC02 EC06 EC20 ED06 ED16 EE02 EE07 EE08 EF09 FA30 2H030 AA01 AA06 AB02 AD05 AD12 AD17 BB02 BB16 BB23 BB44 BB53 BB56 2H032 AA05 BA18 CA01 CA11

Claims (81)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の像担持体と、前記複数の像担持体
    上に複数色の像をそれぞれ形成する像形成手段と、転写
    材を担持搬送する転写材搬送ベルトと、前記転写材搬送
    ベルトに駆動力を伝達する駆動ローラと、を有し、前記
    像形成手段により形成された前記複数の像担持体上の複
    数色の像は前記転写材搬送ベルトに担持された転写材に
    順次重ねて転写される画像形成装置において、 前記転写材搬送ベルトの移動方向における、前記転写材
    搬送ベルトの厚さ情報を記憶する記憶手段と、前記転写
    材搬送ベルトの所定の位置を検出する検出手段と、前記
    記憶手段に記憶された前記情報および前記検出手段によ
    る検出結果に基づいて、前記像形成手段により前記各像
    担持体に像を形成開始するタイミングを制御する制御手
    段と、を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 さらに、前記転写材搬送ベルトに転写材
    を搬送する搬送手段を有し、前記制御手段は、前記搬送
    手段による転写材の搬送開始タイミングに基づいて、前
    記像形成手段により前記各像担持体に像を形成開始する
    タイミングを制御することを特徴とする請求項1の画像
    形成装置。
  3. 【請求項3】 前記記憶手段は、前記転写材搬送ベルト
    のある位置を基準にして測定された前記転写材搬送ベル
    トの移動方向における厚さ情報を記憶することを特徴と
    する請求項1の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記転写材搬送ベルトの移動方向におい
    て、前記転写材搬送ベルトの前記所定の位置とある位置
    とは所定の距離離れていることを特徴とする請求項3の
    画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記記憶手段は、前記転写材搬送ベルト
    の前記所定の位置を基準にして測定された前記転写材搬
    送ベルトの移動方向における厚さ情報を記憶することを
    特徴とする請求項1の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は、前記転写材搬送ベルト
    の前記所定の位置を基準にして測定された前記転写材搬
    送ベルトの移動方向における厚さ情報に基づいて、前記
    像形成手段により前記各像担持体に像を形成開始するタ
    イミングを制御することを特徴とする請求項5の画像形
    成装置。
  7. 【請求項7】 さらに、前記駆動ローラに駆動力を与え
    る駆動源を備えることを特徴とする請求項1の画像形成
    装置。
  8. 【請求項8】 さらに、前記転写材搬送ベルトに張力を
    与えるローラを備えることを特徴とする請求項1の画像
    形成装置。
  9. 【請求項9】 前記制御手段は、単一の転写材に像を形
    成するために、前記記憶手段に記憶された前記転写材搬
    送ベルトの移動方向における少なくとも2つの情報に基
    づいて、前記像形成手段により前記各像担持体に像を形
    成開始するタイミングをそれぞれ制御することを特徴と
    する請求項1の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 前記制御手段は、前記転写材搬送ベル
    トの移動方向における転写材の長さに応じて、前記転写
    材搬送ベルトに同時に担持可能な転写材の数を制御する
    ことを特徴とする請求項1の画像形成装置。
  11. 【請求項11】 前記転写材搬送ベルトの移動方向にお
    ける転写材の長さに応じて、前記転写材搬送ベルトの転
    写材を担持する位置は実質的に固定されることを特徴と
    する請求項10の画像形成装置。
  12. 【請求項12】 前記制御手段は、前記記憶手段に記憶
    された前記情報および前記検出手段による検出結果に基
    づいて、前記像担持体の移動方向における、前記像形成
    手段により前記各像担持体に形成する像の長さを制御す
    ることを特徴とする請求項1から11のいずれかの画像
    形成装置。
  13. 【請求項13】 前記像形成手段は、帯電された前記各
    像担持体表面を露光して潜像を形成する露光手段を備え
    ることを特徴とする請求項1から11のいずれかの画像
    形成装置。
  14. 【請求項14】 前記制御手段は、前記記憶手段に記憶
    された前記情報および前記検出手段による検出結果に基
    づいて、前記露光手段による前記各像担持体への像露光
    開始タイミングを制御することを特徴とする請求項13
    の画像形成装置。
  15. 【請求項15】 前記像形成手段は、帯電された前記各
    像担持体をそれぞれ露光する複数の露光手段を備えるこ
    とを特徴とする請求項1から11のいずれかの画像形成
    装置。
  16. 【請求項16】 前記制御手段は、前記記憶手段に記憶
    された前記情報および前記検出手段による検出結果に基
    づいて、前記各露光手段による前記各像担持体への露光
    開始タイミングを制御することを特徴とする請求項15
    の画像形成装置。
  17. 【請求項17】 複数の像担持体と、前記複数の像担持
    体上に複数色の像をそれぞれ形成する像形成手段と、転
    写材を担持搬送する転写材搬送ベルトと、前記転写材搬
    送ベルトに駆動力を伝達する駆動ローラと、を有し、前
    記像形成手段により形成された前記複数の像担持体上の
    複数色の像は前記転写材搬送ベルトに担持された転写材
    に順次重ねて転写される画像形成装置において、 前記転写材搬送ベルトの移動方向における、前記転写材
    搬送ベルトの厚さ情報を記憶する記憶手段と、前記転写
    材搬送ベルトの所定の位置を検出する検出手段と、前記
    記憶手段に記憶された前記情報および前記検出手段によ
    る検出結果に基づいて、前記像担持体の移動方向におけ
    る、前記像形成手段により前記各像担持体に形成する像
    の長さを制御する制御手段と、を有することを特徴とす
    る画像形成装置。
  18. 【請求項18】 さらに、前記転写材搬送ベルトに転写
    材を搬送する搬送手段を有し、前記制御手段は、前記搬
    送手段による転写材の搬送開始タイミングに基づいて、
    前記像形成手段により前記各像担持体に形成する像の長
    さを制御することを特徴とする請求項17の画像形成装
    置。
  19. 【請求項19】 前記記憶手段は、前記転写材搬送ベル
    トのある位置を基準にして測定された前記転写材搬送ベ
    ルトの移動方向における厚さ情報を記憶することを特徴
    とする請求項17の画像形成装置。
  20. 【請求項20】 前記転写材搬送ベルトの移動方向にお
    いて、前記転写材搬送ベルトの前記所定の位置とある位
    置とは所定の距離離れていることを特徴とする請求項1
    9の画像形成装置。
  21. 【請求項21】 前記記憶手段は、前記転写材搬送ベル
    トの前記所定の位置を基準にして測定された前記転写材
    搬送ベルトの移動方向における厚さ情報を記憶すること
    を特徴とする請求項17の画像形成装置。
  22. 【請求項22】 前記制御手段は、前記転写材搬送ベル
    トの前記所定の位置を基準にして測定された前記転写材
    搬送ベルトの移動方向における厚さ情報に基づいて、前
    記像形成手段により前記各像担持体に形成する像の長さ
    を制御することを特徴とする請求項21の画像形成装
    置。
  23. 【請求項23】 さらに、前記駆動ローラに駆動力を与
    える駆動源を備えることを特徴とする請求項17の画像
    形成装置。
  24. 【請求項24】 さらに、前記転写材搬送ベルトに張力
    を与えるローラを備えることを特徴とする請求項17の
    画像形成装置。
  25. 【請求項25】 前記制御手段は、単一の転写材に像を
    形成するために、前記記憶手段に記憶された前記転写材
    搬送ベルトの移動方向における少なくとも2つの情報に
    基づいて、前記像形成手段により前記各像担持体に形成
    する像の長さをそれぞれ制御することを特徴とする請求
    項17の画像形成装置。
  26. 【請求項26】 前記制御手段は、前記転写材搬送ベル
    トの移動方向における転写材の長さに応じて、前記転写
    材搬送ベルトに同時に担持可能な転写材の数を制御する
    ことを特徴とする請求項17の画像形成装置。
  27. 【請求項27】 前記転写材搬送ベルトの移動方向にお
    ける転写材の長さに応じて、前記転写材搬送ベルトの転
    写材を担持する位置は実質的に固定されることを特徴と
    する請求項26の画像形成装置。
  28. 【請求項28】 前記像形成手段は、帯電された前記各
    像担持体表面を露光して潜像を形成する露光手段を備え
    ることを特徴とする請求項17から27のいずれかの画
    像形成装置。
  29. 【請求項29】 前記制御手段は、前記記憶手段に記憶
    された前記情報および前記検出手段による検出結果に基
    づいて、前記露光手段による前記各像担持体への露光時
    間を制御することを特徴とする請求項28の画像形成装
    置。
  30. 【請求項30】 前記像形成手段は、帯電された前記各
    像担持体をそれぞれ露光する複数の露光手段を備えるこ
    とを特徴とする請求項17から27のいずれかの画像形
    成装置。
  31. 【請求項31】 前記制御手段は、前記記憶手段に記憶
    された前記情報および前記検出手段による検出結果に基
    づいて、前記各露光手段による前記各像担持体への露光
    時間を制御することを特徴とする請求項30の画像形成
    装置。
  32. 【請求項32】 ベルト体と、前記ベルト体に駆動力を
    伝達する駆動ローラと、前記ベルト体上に複数色の像を
    形成する像形成手段と、を有し、前記像形成手段により
    形成された前記ベルト体上に順次形成された複数色の像
    が転写材に転写される画像形成装置において、 前記ベルト体の移動方向における、前記ベルト体の厚さ
    情報を記憶する記憶手段と、前記ベルト体の所定の位置
    を検出する検出手段と、前記記憶手段に記憶された前記
    情報および前記検出手段による検出結果に基づいて、前
    記像形成手段により前記像形成手段により前記ベルト体
    に像を形成開始するタイミングを制御する制御手段と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  33. 【請求項33】 前記記憶手段は、前記ベルト体のある
    位置を基準にして測定された前記ベルト体の移動方向に
    おける厚さ情報を記憶することを特徴とする請求項32
    の画像形成装置。
  34. 【請求項34】 前記ベルト体の移動方向において、前
    記ベルト体の前記所定の位置とある位置とは所定の距離
    離れていることを特徴とする請求項33の画像形成装
    置。
  35. 【請求項35】 前記記憶手段は、前記ベルト体の前記
    所定の位置を基準にして測定された前記ベルト体の移動
    方向における厚さ情報を記憶することを特徴とする請求
    項32の画像形成装置。
  36. 【請求項36】 前記制御手段は、前記ベルト体の前記
    所定の位置を基準にして測定された前記ベルト体の移動
    方向における厚さ情報に基づいて、前記像形成手段によ
    り前記ベルト体に像を形成開始するタイミングを制御す
    ることを特徴とする請求項35の画像形成装置。
  37. 【請求項37】 さらに、前記駆動ローラに駆動力を与
    える駆動源を備えることを特徴とする請求項32の画像
    形成装置。
  38. 【請求項38】 さらに、前記ベルト体に張力を与える
    ローラを備えることを特徴とする請求項32の画像形成
    装置。
  39. 【請求項39】 前記制御手段は、単一の転写材に像を
    形成するために、前記記憶手段に記憶された前記ベルト
    体の移動方向における少なくとも2つの情報に基づい
    て、前記像形成手段により前記ベルト体に各色の像を形
    成開始するタイミングをそれぞれ制御することを特徴と
    する請求項32の画像形成装置。
  40. 【請求項40】 前記制御手段は、転写材の搬送方向に
    おける転写材の長さに応じて、前記ベルト体に同時に担
    持可能な像の数を制御することを特徴とする請求項32
    の画像形成装置。
  41. 【請求項41】 転写材の搬送方向における転写材の長
    さに応じて、前記ベルト体の像を担持する位置は実質的
    に固定されることを特徴とする請求項40の画像形成装
    置。
  42. 【請求項42】 さらに、前記ベルト体に転写材を搬送
    する搬送手段を有し、前記制御手段は、前記検出手段に
    よる検出結果に基づいて前記搬送手段による転写材の搬
    送開始タイミングを制御することを特徴とする請求項3
    2の画像形成装置。
  43. 【請求項43】 前記制御手段は、前記記憶手段に記憶
    された前記情報および前記検出手段による検出結果に基
    づいて、前記ベルト体の移動方向における、前記像形成
    手段により前記ベルト体に形成する像の長さを制御する
    ことを特徴とする請求項32から42のいずれかの画像
    形成装置。
  44. 【請求項44】 前記像形成手段は、複数色の像をそれ
    ぞれ担持する複数の像担持体と、帯電された前記各像担
    持体表面を露光して潜像を形成する露光手段と、を備
    え、前記各像担持体から前記ベルト体に複数の像を順次
    重ねて形成することを特徴とする請求項32から42の
    いずれかの画像形成装置。
  45. 【請求項45】 前記制御手段は、前記記憶手段に記憶
    された前記情報および前記検出手段による検出結果に基
    づいて、前記露光手段による前記各像担持体への露光開
    始タイミングを制御することを特徴とする請求項44の
    画像形成装置。
  46. 【請求項46】 前記像形成手段は、像を担持する複数
    の像担持体と、帯電された前記各像担持体表面を露光し
    て潜像をそれぞれ形成する複数の露光手段と、を備え、
    前記各像担持体から前記ベルト体に複数色の像を順次重
    ねて形成することを特徴とする請求項32から42のい
    ずれかの画像形成装置。
  47. 【請求項47】 前記制御手段は、前記記憶手段に記憶
    された前記情報および前記検出手段による検出結果に基
    づいて、前記各露光手段による前記各像担持体への露光
    開始タイミングを制御することを特徴とする請求項46
    の画像形成装置。
  48. 【請求項48】 前記像形成手段は、帯電された前記ベ
    ルト体表面を露光して潜像を形成する露光手段と、前記
    ベルト体上に形成された複数色の像としてそれぞれ現像
    する複数の現像手段と、を備えることを特徴とする請求
    項32から42のいずれかの画像形成装置。
  49. 【請求項49】 前記制御手段は、前記記憶手段に記憶
    された前記情報および前記検出手段による検出結果に基
    づいて、前記露光手段による前記ベルト体への像露光開
    始タイミングを制御することを特徴とする請求項48の
    画像形成装置。
  50. 【請求項50】 前記ベルト体は感光体であることを特
    徴とする請求項49の画像形成装置。
  51. 【請求項51】 前記像形成手段は、帯電された前記ベ
    ルト体表面を露光して潜像を形成する複数の露光手段
    と、前記ベルト体上に形成された潜像を複数色の像とし
    てそれぞれ現像する複数の現像手段と、を備えることを
    特徴とする請求項32から42のいずれかの画像形成装
    置。
  52. 【請求項52】 前記制御手段は、前記記憶手段に記憶
    された前記情報および前記検出手段による検出結果に基
    づいて、前記各露光手段による前記ベルト体への像露光
    開始タイミングを制御することを特徴とする請求項51
    の画像形成装置。
  53. 【請求項53】 前記ベルト体は感光体であることを特
    徴とする請求項52の画像形成装置。
  54. 【請求項54】 ベルト体と、前記ベルト体に駆動力を
    伝達する駆動ローラと、前記ベルト体上に複数色の像を
    形成する像形成手段と、を有し、前記像形成手段により
    前記ベルト体上に順次形成された複数色の像を転写材に
    転写する画像形成装置において、 前記ベルト体の移動方向における、前記ベルト体の厚さ
    情報を記憶する記憶手段と、前記ベルト体の所定の位置
    を検出する検出手段と、前記記憶手段に記憶された前記
    情報および前記検出手段による検出結果に基づいて、前
    記像形成手段により前記ベルト体に形成する像の長さを
    制御する制御手段と、を有することを特徴とする画像形
    成装置。
  55. 【請求項55】 前記記憶手段は、前記ベルト体のある
    位置を基準にして測定された前記ベルト体の移動方向に
    おける厚さ情報を記憶することを特徴とする請求項54
    の画像形成装置。
  56. 【請求項56】 前記ベルト体の移動方向において、前
    記ベルト体の前記所定の位置とある位置とは所定の距離
    離れていることを特徴とする請求項55の画像形成装
    置。
  57. 【請求項57】 前記記憶手段は、前記ベルト体の前記
    所定の位置を基準にして測定された前記ベルト体の移動
    方向における厚さ情報を記憶することを特徴とする請求
    項54の画像形成装置。
  58. 【請求項58】 前記制御手段は、前記ベルト体の前記
    所定の位置を基準にして測定された前記ベルト体の移動
    方向における厚さ情報に基づいて、前記像形成手段によ
    り前記ベルト体に形成する像の長さを制御することを特
    徴とする請求項57の画像形成装置。
  59. 【請求項59】 さらに、前記駆動ローラに駆動力を与
    える駆動源を備えることを特徴とする請求項54の画像
    形成装置。
  60. 【請求項60】 さらに、前記ベルト体に張力を与える
    ローラを備えることを特徴とする請求項54の画像形成
    装置。
  61. 【請求項61】 前記制御手段は、単一の転写材に像を
    形成するために、前記記憶手段に記憶された前記ベルト
    体の移動方向における少なくとも2つの情報に基づい
    て、前記像形成手段により前記ベルト体に形成する各色
    の像の長さをそれぞれ制御することを特徴とする請求項
    54の画像形成装置。
  62. 【請求項62】 前記制御手段は、転写材の搬送方向に
    おける転写材の長さに応じて、前記ベルト体に同時に担
    持可能な像の数を制御することを特徴とする請求項54
    の画像形成装置。
  63. 【請求項63】 転写材の搬送方向における転写材の長
    さに応じて、前記ベルト体の像を担持する位置は実質的
    に固定されることを特徴とする請求項62の画像形成装
    置。
  64. 【請求項64】 さらに、前記ベルト体に転写材を搬送
    する搬送手段を有し、前記制御手段は、前記検出手段に
    よる検出結果に基づいて前記搬送手段による転写材の搬
    送開始タイミングを制御することを特徴とする請求項5
    4の画像形成装置。
  65. 【請求項65】 前記像形成手段は、複数色の像をそれ
    ぞれ担持する複数の像担持体と、帯電された前記各像担
    持体表面を露光して潜像を形成する露光手段と、を備
    え、前記各像担持体から前記ベルト体に複数色の像を順
    次重ねて形成することを特徴とする請求項54から64
    のいずれかの画像形成装置。
  66. 【請求項66】 前記制御手段は、前記記憶手段に記憶
    された前記情報および前記検出手段による検出結果に基
    づいて、前記露光手段による前記各像担持体への露光開
    始タイミングを制御することを特徴とする請求項65の
    画像形成装置。
  67. 【請求項67】 前記像形成手段は、複数色の像をそれ
    ぞれ担持する複数の像担持体と、帯電された前記各像担
    持体表面を露光して潜像をそれぞれ形成する複数の露光
    手段と、を備え、前記各像担持体から前記ベルト体に複
    数色の像を順次重ねて形成することを特徴とする請求項
    54から64のいずれかの画像形成装置。
  68. 【請求項68】 前記制御手段は、前記記憶手段に記憶
    された前記情報および前記検出手段による検出結果に基
    づいて、前記各露光手段による前記各像担持体への露光
    開始タイミングを制御することを特徴とする請求項67
    の画像形成装置。
  69. 【請求項69】 前記像形成手段は、帯電された前記ベ
    ルト体表面を露光して潜像を形成する露光手段と、前記
    ベルト体上に形成された潜像を複数色の像としてそれぞ
    れ現像する複数の現像手段と、を備えることを特徴とす
    る請求項54から64のいずれかの画像形成装置。
  70. 【請求項70】 前記制御手段は、前記記憶手段に記憶
    された前記情報および前記検出手段による検出結果に基
    づいて、前記露光手段による前記ベルト体への像露光開
    始タイミングを制御することを特徴とする請求項69の
    画像形成装置。
  71. 【請求項71】 前記ベルト体は感光体であることを特
    徴とする請求項70の画像形成装置。
  72. 【請求項72】 前記像形成手段は、帯電された前記ベ
    ルト体表面を露光して潜像をそれぞれ形成する複数の露
    光手段と、前記ベルト体上に形成された潜像を複数色の
    像としてそれぞれ現像する複数の現像手段と、を備える
    ことを特徴とする請求項54から64のいずれかの画像
    形成装置。
  73. 【請求項73】 前記制御手段は、前記記憶手段に記憶
    された前記情報および前記検出手段による検出結果に基
    づいて、前記各露光手段による前記ベルト体への像露光
    開始タイミングを制御することを特徴とする請求項72
    の画像形成装置。
  74. 【請求項74】 前記ベルト体は感光体であることを特
    徴とする請求項73の画像形成装置。
  75. 【請求項75】 ベルト体の移動方向におけるベルト体
    の厚さ情報を更新するための更新方法において、前記ベ
    ルト体の移動方向におけるベルト体の厚さ情報を入力す
    る入力工程と、記憶手段に記憶されている情報を、前記
    入力工程で入力された情報に制御手段により更新する更
    新工程と、を有するベルト体の移動方向におけるベルト
    体の厚さ情報を更新するための更新方法。
  76. 【請求項76】 前記制御手段は、前記記憶手段に格納
    されている前記ベルト体の厚さ情報に基づいて、前記ベ
    ルト体または前記ベルト体に担持された転写材に像を形
    成開始するタイミングを制御することを特徴とする請求
    項75の更新方法。
  77. 【請求項77】 前記制御手段は、前記記憶手段に格納
    されている前記ベルト体の厚さ情報に基づいて、前記ベ
    ルト体または前記ベルト体に担持された転写材に形成す
    る像の長さを制御することを特徴とする請求項75また
    は76の更新方法。
  78. 【請求項78】 前記ベルト体の厚さ情報は入力手段に
    より入力されることを特徴とする請求項75の更新方
    法。
  79. 【請求項79】 ベルト体の移動方向における前記ベル
    ト体の厚さ情報を更新するコンピュータ読み取り可能な
    プログラムが格納された記録媒体であって、 前記ベルト体の移動方向におけるベルト体の厚さ情報を
    入力するプログラムコードと、 記憶手段に記憶されている前記ベルト体の厚さ情報を、
    新たに入力された前記ベルト体の厚さ情報に更新するプ
    ログラムコードと、を含むことを特徴とするコンピュー
    タ読み取り可能なプログラムが格納された記憶媒体。
  80. 【請求項80】 前記記憶手段に格納されているベルト
    体の厚さ情報に基づいて、前記ベルト体または前記ベル
    ト体に担持された転写材に像を形成開始するタイミング
    を制御するプログラムコードを含むことを特徴とする請
    求項79の記憶媒体。
  81. 【請求項81】 前記記憶手段に格納されているベルト
    体の厚さ情報に基づいて、前記ベルト体または前記ベル
    ト体に担持された転写材に形成する像の長さを制御する
    プログラムコードを含むことを特徴とする請求項79ま
    たは80の記憶媒体。
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