JPH10221920A - カラー画像形成装置 - Google Patents

カラー画像形成装置

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Publication number
JPH10221920A
JPH10221920A JP9023805A JP2380597A JPH10221920A JP H10221920 A JPH10221920 A JP H10221920A JP 9023805 A JP9023805 A JP 9023805A JP 2380597 A JP2380597 A JP 2380597A JP H10221920 A JPH10221920 A JP H10221920A
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JP
Japan
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image forming
image
color
unit
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Prior art date
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Application number
JP9023805A
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English (en)
Inventor
Satoru Haneda
哲 羽根田
Kunio Shigeta
邦男 重田
Yotaro Sato
洋太郎 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の像形成体とそれに接触する中間転写体
とによってカラー画像を形成する装置において、不使用
の像形成体に対しては中間転写体を離間させて、その双
方の消耗、劣化を軽減する。 【解決手段】 画像の転写域に設けられるアースローラ
26とバイアスローラ27を取り付けた支持部材50を
円盤部材52の回動によって上下動出来るように構成し
て置いて、使用する画像形成部20の選択に応じロータ
リーソレノイド等による弾性的な動力により前記の円盤
部材52を回動して前記のアースローラ26とバイアス
ローラ27を上方に移動し、それによってベルト部材1
0の周面を画像形成を行う感光体ドラム21の周面に接
触させて特定色の画像の転写域を形成させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の像形成体を
用いてカラーのトナー画像を形成するカラー画像形成装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】複数の像形成体によるトナー像の重ね合
わせによってカラー画像を形成するカラー画像形成装置
の多くは、電子写真方式による画像の形成方式がとられ
ている。図1にその一つのタイプのカラー画像形成装置
の要部を示す。
【0003】図1において、A,B,C,Dは画像処理
順に並列配置された各画像形成部であって、それぞれイ
エロー、マゼンタ、シアン、黒色の各単色のトナー像を
形成するユニットである。
【0004】各画像形成部は、イエローのトナー像を形
成する画像形成部Aに示すようにドラム状の像形成体
1、帯電器2、露光部3、現像器4それにクリーニング
装置5の各像形成手段をそれぞれ備えている。このよう
な構成により、先ず画像形成部Aの像形成体1にイエロ
ーのトナー像が形成される。このトナー像は転写ベルト
8によって矢示方向に搬送されて来る転写紙Pに対して
転写器7の作用によって転写されることになる。
【0005】この間に画像形成部Bにおいては像形成体
上にマゼンタのトナー像が形成され、前述した転写紙P
のイエローのトナー像に重ね合わせて転写される。同様
にして画像形成部Cによりシアンのトナー像が、さらに
画像形成部Dにより黒色のトナー像が順次重ね合わされ
て転写紙P上にカラーのトナー像が形成される。このよ
うにしてカラーのトナー像を形成した転写紙Pは転写ベ
ルト8により継続して定着器6に搬送されてトナー画像
を固着してプリントを終了する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述した単色の各トナ
ー像の重ね合わせに際しては、第1に転写紙Pが転写部
において各像形成体の周面に確実に密着されることと、
第2に転写紙Pが先行して転写したトナー像を次の画像
形成部の像形成体の回転周期に対して正確なタイミング
をもって搬送されることが必要であって、そのため転写
ベルト8は各像形成体に対し適度の圧接力をもって接す
ると同時に常に一定した速度をもって搬送されることが
必要である。
【0007】このことは、転写ベルト上にトナー像を順
次重ね合わせてカラーのトナー像を形成した後、転写紙
上にトナー像を一括転写する方式の場合でも同じであ
る。
【0008】しかしながら、かかる画像形成装置によっ
て特定した単色の画像を形成する場合に、像形成体に中
間転写体を接触状態として置くと、作像に必要としない
像形成体も回動させることから感光体や転写体の劣化や
消耗を早めることとなり好ましくない。
【0009】かかる理由から、作像に必要としない画像
形成部は中間転写体と非接触状態として動作させず、作
像に必要とする画像形成部の像形成体のみが無理なく中
間転写体と接触状態を保って中間転写体上に必要とする
色構成のトナー像が形成される構成とすることが必要で
ある。また前記の各画像形成部は使用時にのみ作動され
てその像形成体に対し中間転写体が接触状態とされるこ
とが望ましいが、色構成を異にする画像が転写材の表裏
に連続して形成される場合には、中間転写体の接離やク
リーニングの作動によって画像の形成や転写の動作に影
響を及ぼし、形成される画像の画質を低下させることが
あってはならない。
【0010】本発明は、この点を解決して改良した結
果、使用する画像形成部の像形成体にのみ中間転写体を
接触状態とし、不使用の画像形成部の像形成体に対して
は非接触状態とすると共にその切替動作を画像の形成、
転写時を避けて行うことを可能としたカラー画像形成装
置の提供を目的としたものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的は、像形成体と
前記像形成体の周囲に帯電手段、像露光手段および現像
手段を配設した画像形成部を複数組並列配置し、前記各
像形成体に形成したトナー像をローラ間に張設された中
間転写体上に順次重ね合わせてカラートナー像を形成
し、前記カラートナー像を転写材に一括転写するカラー
画像形成装置において、黒色像に対応する黒色の画像形
成部を前記中間転写体の搬送最上流あるいは最下流に配
設すると共に、前記黒色の画像形成部の備える像形成体
は他色の画像形成部の備える像形成体より前記中間転写
体の周面に対し近接して配置されることを特徴とするカ
ラー画像形成装置(請求項1に係わる発明)、および像
形成体と前記像形成体の周囲に帯電手段、像露光手段お
よび現像手段を配設した画像形成部を複数組並列配置
し、前記各像形成体に形成したトナー像をローラ間に張
設された中間転写体上に重ね合わせてカラートナー像を
形成し、前記カラートナー像を転写材の一方の面に一括
転写し、前記各像形成体に形成したトナー像を前記転写
材の他方の面に順次重ね合わせて転写して両面画像を形
成するカラー画像形成装置において、黒色像に対応する
黒色の画像形成部を前記中間転写体の搬送最上流あるい
は最下流に配設すると共に、前記黒色の画像形成部の備
える像形成体は他色の各画像形成部の備える像形成体よ
り前記中間転写体に対し近接して配置されることを特徴
とするカラー画像形成装置(請求項3に係わる発明)、
および像形成体と前記像形成体の周囲に帯電手段、像露
光手段および現像手段を配設した画像形成部を複数組有
し、前記各像形成体に形成したトナー像を中間転写体上
に順次重ね合わせてカラートナー像を形成し、前記カラ
ートナー像を転写材の一方の面に一括転写し、前記像形
成体に形成したトナー像を前記転写材の他方の面に順次
重ね合わせて転写して両面画像を形成するカラー画像形
成装置において、前記中間転写体は前記各画像形成部の
像形成体に対し接離可能とし、接離動作のタイミングを
前記像形成体上のトナー像の形成以前あるいは形成され
たトナー像の前記中間転写体への転写終了後とすること
を特徴とするカラー画像形成装置(請求項5に係わる発
明)、および像形成体と前記像形成体の周囲に帯電手
段、像露光手段および現像手段を配設した画像形成部を
複数組有し、前記各像形成体に形成したトナー像を中間
転写体上に順次重ね合わせてカラートナー像を形成し、
前記カラートナー像を転写材の一方の面に一括転写し、
前記像形成体に形成したトナー像を前記転写材の他方の
面に順次重ね合わせて転写して両面画像を形成するカラ
ー画像形成装置において、前記中間転写体は、前記転写
材に対するカラートナー像の転写位置より前記カラート
ナー像のクリーニング位置までの間隔が形成する画像の
最大幅より大であることを特徴とするカラー画像形成装
置(請求項6に係わる発明)によって達成される。
【0012】
【発明の実施の形態】各実施形態の説明に先立って本発
明の対象とするカラー画像形成装置の構成とその機能に
ついて説明する。
【0013】前記の装置は、カラー画像を転写材の表裏
に記録する両面画像形成の機能を備えるもので、原稿画
像は予め別体の画像読取装置により読み取られ、表裏の
各画像データとしてメモリに記憶し格納されていて、装
置の画像形成プロセスに応じて出力されるようになって
いる。
【0014】図2は本発明のカラー画像形成装置の構成
例を示したもので、装置本体のほぼ中央部には中間転写
体として使用されるベルト部材10が左右に配設された
張設部材たる駆動ローラ11と従動ローラ12に掛け渡
され、テンションローラ13の付勢によって張設状態と
されて前記の駆動ローラ11の回転により反時計方向へ
と循環して搬送される。
【0015】上記ベルト部材10は厚さ0.5〜2.0
mmの無端状のゴムベルトで、シリコンゴム或いはウレ
タンゴムの108〜1013Ω・cmの抵抗値をもつ半導
電性基体と、ゴムの基体の外側にトナーフィルミング防
止層として厚さ5〜50μmのフッ素コーティングを行
った2層構成とされる。この層も同様な半導電性が好ま
しい。ゴムベルト基体の代わりに厚さ0.1〜0.5m
mの半導電性のポリエステルやポリスチレン、ポリエチ
レン、ポリエチレンテレフタレート等を使用することも
できる。
【0016】前記のベルト部材10は前記のテンション
ローラ13の反対側の片面に、それぞれイエロー
(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)および黒(K)
の各トナー像を形成する画像形成部20(Y)、20
(M)、20(C)および20(K)を搬送上流側すな
わち右方より順をもって並列配置している。
【0017】前記の各画像形成部20は、それぞれ感光
体ドラム21とその周面に配置したコロナ帯電器22、
露光光学系23、現像器24とクリーニング装置25か
ら構成されていて、各感光体ドラム21は時計方向に1
回転する過程においてコロナ帯電器22の放電により周
面の感光体に一様の電位が印加され、一様の電位が印加
された感光体は裏面画像データの入力による露光光学系
23の露光により静電潜像を形成し、その潜像を現像器
24により顕像化して順次特定色のトナー像を形成す
る。
【0018】前記の各画像形成部20において各感光体
ドラム21上に形成されたイエロー(Y)、マゼンタ
(M)、シアン(C)および黒(K)の各トナー像は、
アースローラ26による除電とバイアスローラ27によ
る帯電作用とにより前記のベルト部材10に順次転写さ
れて重ね合わせてカラーのトナー像とされて先ず裏面画
像が形成される。
【0019】裏面画像のカラートナー像を担持したベル
ト部材10は継続して搬送され、一方ではこれに並行し
て転写材である記録紙Pが給紙カセット30より搬出ロ
ーラ31の作動により搬出されてタイミングローラ32
に給送される。
【0020】給送された記録紙Pはタイミングローラ3
2の作動によりベルト部材10上の裏面画像の位置に同
期して給紙され、紙帯電器10aの帯電によりベルト面
に吸着されて一体で搬送される。
【0021】さらに記録紙Pの搬送タイミングに対応し
て前記の各画像形成部20においては表面画像データの
入力による表面画像の各トナー像の形成が順次開始さ
れ、各感光体ドラム21上に形成されたイエロー
(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)および黒(K)
の各トナー像は前記のアースローラ26とバイアスロー
ラ27の作用により記録紙Pの上面に順次転写され重ね
合わせてカラー画像とされて表面画像が記録される。な
おこの時形成される表面画像は、感光体ドラム21上で
は裏面画像形成とは互いに鏡像となるよう画像データが
変換されている。
【0022】次いで記録紙Pはその下面に裏面転写器1
0bによりベルト部材10上の裏面画像を一括して転写
され、紙分離AC徐電器10Cにより除電されてベルト
部材10より分離して定着装置40において表裏のトナ
ーを定着され、排紙路41を経てトレイ42上に排出さ
れる。
【0023】担持する画像の転写を終えた各感光体ドラ
ム21およびベルト部材10はそれぞれのクリーニング
装置25あるいは14によって残留トナーを除去、清掃
して次なる画像形成に備える。
【0024】(実施形態1)請求項1と2ならびに請求
項3と4に係わる発明の実施形態を図3および図4によ
って説明する。
【0025】本実施形態においては前記の各画像形成部
20は図3に示す如くベルト部材10の搬送上流側より
例えばマゼンタ(M)、イエロー(Y)、シアン(C)
の順で黒(K)を最下流に配置され、さらに駆動ローラ
11と従動ローラ12の間に直線状に張設したベルト部
材10の周面に対し、黒(K)の画像形成部20(K)
の感光体ドラム21が他色の各画像形成部20の感光体
ドラム21より近接した位置を占めるよう何れも離間し
た固定位置に配置されている。
【0026】一方、前記のアースローラ26およびバイ
アスローラ27は、T字状の支持部材50に取り付けら
れガイドレール51に沿って上下されるようになってい
て、支持部材50下端に設けられた作動ピン50Aがロ
ータリソレノイドに対し弾性部材(何れも図示せず)を
介して接続する円盤部材52の切欠部に係合されてい
る。
【0027】カラーのトナー像形成に際しては、前述の
各ロータリソレノイドがすべて作動することにより前記
の各円盤部材52が何れも図上で反時計方向に回動して
すべての支持部材50を上昇し、その結果アースローラ
26とバイアスローラ27の移動によって図2に示すよ
うにベルト部材10の周面は各画像形成部20の感光体
ドラム21の周面に対し弾性的に当接し接触状態とされ
てそれぞれの画像の転写域が形成される。
【0028】また黒(K)のモノクロ画像形成に際して
は、黒(K)の画像形成部20(K)の感光体ドラム2
1に対向する支持部材50のみを僅かに上昇することに
よりベルト部材10の周面は図3において破線をもって
示す如く黒(K)以外の各画像形成部20の感光体ドラ
ム21の周面に対しては非接触状態を保って黒(K)の
画像形成部20(K)の感光体ドラム21に対してのみ
接触して黒(K)の画像の転写域だけが形成される。
【0029】次に黒(K)とそれ以外の1つの色とを重
ね合わせるトナー像の形成に際しては、図4(a)に示
す如く黒(K)と例えばイエロー(Y)の双方の画像形
成部20の各感光体ドラム21に対向する支持部材50
を上昇することにより、ベルト部材10の周面はマゼン
タ(M)及びシアン(C)の各画像形成部20の感光体
ドラム21に対しては非接触状態を保って黒(K)とイ
エロー(Y)の画像の各転写域だけが形成される。なお
イエロー(Y)に替えてマゼンタ(M)或いはシアン
(C)の色を黒(K)に重ね合わせる場合にもそれぞれ
特定した色の画像の各転写域だけを形成し、画像形成に
与からない感光体ドラムは非接触状態に無理なくの保つ
ようにすることも出来る。
【0030】更に黒(K)と緑或いは赤色とを重ね合わ
せるトナー像の形成も可能であって、重ね合わせるトナ
ー像が緑色の場合には図4(b)に示す如く黒(K)と
シアン(C)及びイエロー(Y)の各画像形成部20の
各感光体ドラム21に対向する支持部材50を上昇する
ことにより、ベルト部材10の周面はマゼンタ(M)の
画像形成部20(M)の感光体ドラム21に対してのみ
非接触状態を保って黒(K)とシアン(C)及びイエロ
ー(Y)の画像の各転写域が形成される。
【0031】同様にして黒(K)に重ね合わせるトナー
像が赤色の場合には、図4(c)に示す如く黒(K)と
イエロー(Y)及びマゼンタ(M)の各画像形成部の各
感光体ドラム21に対向する支持部材50を上昇するこ
とにより、ベルト部材10の周面はシアン(C)の画像
形成部20(C)の感光体ドラム21に対してのみ非接
触状態を保って黒(K)とイエロー(Y)及びマゼンタ
(M)の画像の各転写域が形成される。
【0032】なおベルト部材10は前記のテンションロ
ーラ13の付勢により張力が常に一定に保たれているの
で、前記の各支持部材52が上下動しても周長に変化は
生ぜず常に同一の周期をもって循環して搬送されること
となる。
【0033】このようにベルト部材10は不使用の画像
形成部20の感光体ドラム21に対しては非接触の状態
に置かれるので、ベルトの疲労による画像形成の性能の
劣化が防止されることとなる。又、画像形成部は回動を
停止しておくことができることから感光体や現像剤の劣
化を防止されることとなる。
【0034】なお本実施形態においては黒(K)の画像
形成部20(K)をベルト部材10の搬送最下流に配置
した場合について説明したが、最上流に配置しても同じ
く感光体ドラム21の周面を他の画像形成部20の感光
体ドラム21よりベルト面に対して近接させることによ
り、最も使用頻度の高い黒(K)を含むカラー画像は使
用する画像形成部20の画像の転写域を特定して無理な
く形成することが可能である。
【0035】(実施形態2)請求項5並びに請求項6に
係わる発明の実施形態を図3及び図5によって説明す
る。
【0036】本実施形態においては前記の各画像形成部
20は図3に示す如くベルト部材10の搬送上流側より
例えばマゼンタ(M)、イエロー(Y)、シアン(C)
及び黒(K)の順をもってそれぞれの感光体ドラム21
が駆動ローラ11と従動ローラ12の間に直線状に張設
したベルト部材10の周面に対し離間して配置されてい
る。
【0037】一方前記のアースローラ26及びバイアス
ローラ27は、T字状の支持部材50に取り付けられガ
イドレール51に沿って上下されるようになっていて、
支持部材50下端に設けた作動ピン50Aがロータリソ
レノイドに対し弾性部材(何れも図示せず)を介して接
続する円盤部材52の切欠部に係合されている。
【0038】トナー像形成に際しては、指定した色の画
像形成部材20の感光体ドラム21に対向する支持部材
50がロータリソレノイドの作動により上昇し、その結
果アースローラ26とバイアスローラ27の移動によっ
てベルト部材10の周面は指定した色の画像形成部20
の感光体ドラム21の周面に対して弾性的に当接して接
触状態として指定した色の画像の転写域が形成されるよ
うになっている。
【0039】図5はフルカラーの画像形成時における画
像の形成・転写のプロセスを示すタイムチャートであ
る。画像形成に当たっては、各画像形成部20における
画像形成に先立って各ロータリソレノイドは作動してベ
ルト部材10の周面に感光体ドラム21が当接した状態
となり、ベルト部材10の1周目の搬送に同期して各画
像形成部20において帯電と裏面画像データによる像露
光、現像が開始されてそれぞれの感光体ドラム21上に
マゼンタ(M)、イエロー(Y)、シアン(C)及び黒
(K)の各トナー像画形成され、移動回転するベルト部
材10のベルト上に順次重ね合わせて転写されカラーの
裏面画像が形成される。このベルト部材10のベルト上
への裏面画像の転写が終えた時点で、表面画像の画像形
成に与らない画像形成部20があるときは、画像形成に
与らない画像形成部20のロータリソレノイドの作動は
解除されて非接触状態となる。
【0040】続いてベルト部材10の2周目の搬送時
に、前記の裏面画像に同期して各画像形成部20におい
て帯電と表面画像データによる像露光、現像が開始され
て、それぞれの感光体ドラム21上にマゼンタ(M)、
イエロー(Y)、シアン(C)及び黒(K)の各トナー
像が形成され、給紙された記録紙Pの上面に順次重ね合
わせて転写され表面画像が形成される。
【0041】本発明においては、前記の各感光体ドラム
21の周面に対するベルト部材10の周面の接触或いは
離間の動作は、1周目の最初の画像形成部20の感光体
ドラム21にトナー像の形成が開始される以前即ち本実
施形態の場合にはマゼンタ(M)の画像形成部20
(M)において像露光が開始される以前(図示Iの範
囲)と最終の画像形成部20の感光体ドラム21のトナ
ー像の転写が終了してから2周目の最初の画像形成部2
0の感光体ドラム21にトナー像の形成が開始される迄
の間即ち本実施形態の場合には黒(K)の画像形成部2
0(K)によるトナー像の転写が終了してから再びマゼ
ンタ(M)の画像形成部20(M)において像露光が開
始される迄の間(図示IIの範囲)と、更に2周目の最終
の画像形成部20即ち本実施形態の場合には黒(K)の
画像形成部20(K)の感光体ドラム21のトナー像の
転写を終了以後(図示IIIの範囲)に限定して実施され
る。
【0042】その結果ベルト部材10は、各画像形成部
20による画像の形成時並びに転写時に感光体ドラム2
1に対するベルト面の接触或いは離間の動作を避けるこ
とが出来るので、感光体ドラム21及びベルト部材10
は所定の周速をもって円滑に搬送され、形成される画像
には負荷変動による縞目や画像のズレが生じることがな
い。
【0043】なおモノカラーの画像形成時には不使用の
画像形成部20の感光体ドラム21に対してベルト部材
10を接触状態としないので、モノカラーの色構成によ
っては使用する画像形成部20の感光体ドラム21に対
するベルト面の接触動作は、前記の図I、II及びIIIの
各タイミングよりさらに広いタイミング内で行うことが
できる。
【0044】またベルト部材10は、前記の裏面転写器
10bによる裏面画像の転写位置より前記のクリーニン
グ装置14によるベルト面のクリーニング位置に至る搬
送下流側の周面の長さが本装置の形成可能な画像の最大
幅より大きい長さに設定されている。従って本実施形態
においては、記録紙Pの裏面画像の転写が終えた時点に
おいては記録紙Pの先端はクリーニング装置14に達し
ていない。
【0045】前記のベルト部材10の接離を可能とする
クリーニング装置14は、図5に示す如くその作動(摺
接によるクリーニング動作)を記録紙Pに対する裏面画
像の転写終了後に開始し、ベルト部材10に対する次の
裏面画像の転写を終えてから感光体ドラム21上に表面
画像の形成を開始するまでの間に解除することによって
ベルト部材10の周面全域のクリーニングが可能となっ
て、その結果画像転写されるベルト部材10は常にクリ
ーニングされた状態にあり、画像形成、転写中にクリー
ニングの作動による周速の変動を免れることが出来て、
形成される画像には負荷変動による縞目や画像のズレが
生じることがない。
【0046】
【発明の効果】本発明により、形成する画像の色構成に
応じて複数の画像形成ユニットを選択して無理なく使用
することが実現され、画像形成に与らない画像形成ユニ
ットは離間した状態となるのでその結果感光体や中間転
写体の劣化や消耗が軽減し、長期にわたり高品質の画像
形成の可能なカラー画像形成装置が提供されることとな
った。前記の装置は請求項1及び2により片面画像形成
の装置としてまた請求項3及び4により両面画像形成の
装置として有効に適用され、更に画像形成ユニットの選
択や中間転写体のクリーニング作動に伴う画像形成条件
の変動はそれぞれ請求項5及び6の各発明によって解消
され、良質の画像が保証されることとなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】像形成体と転写材搬送手段との関係を示す説明
図。
【図2】本発明のカラー画像形成装置の断面構成図。
【図3】像形成体と中間転写体の位置関係を示す説明
図。
【図4】画像の色構成に応じた画像形成域の構成を示す
説明図。
【図5】画像形成と転写のプロセスを示すタイムチャー
ト。
【符号の説明】
10 ベルト部材 11 駆動ローラ 12 従動ローラ 13 テンションローラ 14,25 クリーニング装置 20 画像形成部 21 感光体ドラム 22 帯電器 23 露光光学系 24 現像器 26 アースローラ 27 バイアスローラ 30 給紙カセット 40 定着装置 50 支持部材 51 ガイドレール 52 円盤部材 P 記録紙

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像形成体と前記像形成体の周囲に帯電手
    段、像露光手段および現像手段を配設した画像形成部を
    複数組並列配置し、前記各像形成体に形成したトナー像
    をローラ間に張設された中間転写体上に順次重ね合わせ
    てカラートナー像を形成し、前記カラートナー像を転写
    材に一括転写するカラー画像形成装置において、黒画像
    に対応する黒色の画像形成部を前記中間転写体の搬送最
    上流あるいは最下流に配設すると共に、前記黒色の画像
    形成部の備える像形成体は他色の各画像形成部の備える
    像形成体より前記中間転写体の周面に対し近接して配置
    されることを特徴とするカラー画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記各像形成体はそれぞれのバイアスロ
    ーラの移動により前記中間転写体と接触状態とされるこ
    とを特徴とする請求項1記載のカラー画像形成装置。
  3. 【請求項3】 像形成体と前記像形成体の周囲に帯電手
    段、像露光手段および現像手段を配設した画像形成部を
    複数組並列配置し、前記各像形成体に形成したトナー像
    をローラ間に張設された中間転写体上に順次重ね合わせ
    てカラートナー像を形成し、前記カラートナー像を転写
    材の一方の面に一括転写し、前記各像形成体に形成した
    トナー像を前記転写材の他方の面に順次重ね合わせて転
    写して両面画像を形成するカラー画像形成装置におい
    て、黒画像に対応する黒色の画像形成部を前記中間転写
    体の搬送最上流あるいは最下流に配設すると共に、前記
    黒色の画像形成部の備える像形成体は他色の各画像形成
    部の備える像形成体より前記中間転写体の周面に対し近
    接して配置されることを特徴とするカラー画像形成装
    置。
  4. 【請求項4】 前記各像形成体はそれぞれのバイアスロ
    ーラの移動により前記中間転写体と接触状態とされるこ
    とを特徴とする請求項3記載のカラー画像形成装置。
  5. 【請求項5】 像形成体と前記像形成体の周囲に帯電手
    段、像露光手段および現像手段を配設した画像形成部を
    複数組有し、前記各像形成体に形成したトナー像を中間
    転写体上に順次重ね合わせてカラートナー像を形成し、
    前記カラートナー像を転写材の一方の面に一括転写し、
    前記像形成体に形成したトナー像を前記転写材の他方の
    面に順次重ね合わせて転写して両面画像を形成するカラ
    ー画像形成装置において、 前記中間転写体は前記各画像形成部の像形成体に対し接
    離可能とし、接離動作のタイミングを前記像形成体上の
    トナー像の形成以前あるいは形成されたトナー像の前記
    中間転写体への転写終了後とすることを特徴とするカラ
    ー画像形成装置。
  6. 【請求項6】 像形成体と前記像形成体の周囲に帯電手
    段、像露光手段および現像手段を配設した画像形成部を
    複数組有し、前記各像形成体に形成したトナー像を中間
    転写体上に順次重ね合わせてカラートナー像を形成し、
    前記カラートナー像を転写材の一方の面に一括転写し、
    前記像形成体に形成したトナー像を前記転写材の他方の
    面に順次重ね合わせて転写して両面画像を形成するカラ
    ー画像形成装置において、 前記中間転写体は、前記転写材に対するカラートナー像
    の転写位置より前記カラートナー像のクリーニング位置
    までの間隔が形成する画像の最大幅より大であることを
    特徴とするカラー画像形成装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006276562A (ja) * 2005-03-30 2006-10-12 Casio Electronics Co Ltd ベルトユニット及び画像形成装置
JP2007108788A (ja) * 1999-06-14 2007-04-26 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2008009011A (ja) * 2006-06-28 2008-01-17 Ricoh Co Ltd 転写装置及び画像形成装置
JP2013113907A (ja) * 2011-11-25 2013-06-10 Ricoh Co Ltd 転写装置及び画像形成装置

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