JP2005300953A - カラー画像形成装置、その駆動制御方法及び駆動制御用プログラム - Google Patents

カラー画像形成装置、その駆動制御方法及び駆動制御用プログラム Download PDF

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Yohei Miura
洋平 三浦
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俊之 高橋
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雄二 松田
Jun Hosokawa
潤 細川
Nobuhito Yokogawa
信人 横川
Toshiyuki Ando
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Abstract

【課題】 マシンのダウンタイムを発生させずに、副走査方向の色ずれを適正に補正できるようにする。
【解決手段】 副走査方向の色ずれは各種要素が複合した結果として生ずるが、副走査方向の色ずれの発生に関しては各装置毎に固有の傾向ないしは癖がある点に着目し、当該装置の副走査方向の色ずれ特性を製品出荷前に予め測定して記憶部に格納しておき、市場における実使用段階では記憶部に格納された副走査方向の色ずれ特性を利用して無端ベルトに対する駆動源を制御して当該無端ベルトの平均走行速度を変更させて(S4又はS7)、その色ずれを補正することで、トナーパターン方式のようなマシンのダウンタイムを生ずることなく、副走査方向の色ずれを適正に補正できるようにした。
【選択図】 図6


Description

本発明は、色毎に設けられた複数個の静電写真方式の画像プロセス部が有する感光体上のトナー像を無端ベルト上に順次重ね合せて転写するようにしたカラー画像形成装置、その駆動制御方法及び駆動制御用プログラムに関する。
カラー画像形成の代表的方法として、複数の感光体上に形成される色の異なるトナー画像を直接転写紙に重ねながら転写させる直接転写方式と、複数の感光体上に形成される色の異なるトナー画像を中間転写体に重ねながら転写させ、しかる後に転写紙に一括して転写させる中間転写方式がある。これらの直接転写方式及び中間転写方式の画像形成装置は、複数の感光体を転写紙又は中間転写体に対向させ並べて配置することから、タンデム方式と呼ばれ、感光体毎にマゼンタ(M)、シアン(C)、イエロー(Y)、ブラック(K)の各色に対して静電潜像の形成、現像などの電子写真プロセスを実行させ、直接転写方式では走行中の転写紙上に、中間転写方式においては走行中の中間転写体上に転写動作を行なう。
このようなタンデム方式のカラー画像形成装置では、直接転写方式にあっては、転写紙を支持しながら走行する記録媒体搬送ベルトなる無端ベルトを、中間転写方式にあっては、感光体から画像を受け取り担持する中間転写ベルトなる無端ベルトを採用するのが一般的である。そして、一般的に、4個の感光体を含む画像プロセス部を無端ベルトの一走行辺に並べて設置する。このような構造上、タンデム方式のカラー画像形成装置では、各色のトナー画像を精度よく重ねることが色ずれの発生を防止する上で重要であり、各色間の位置合せ技術が重要な課題となっている。
このような各色の位置合わせについては、従来から様々な発明がなされている。
その一例として、無端ベルト上に色合せ用のトナーパターンを各色について形成し、基準色のトナーパターンに対する他の色のトナーパターンの色ずれをセンサにより検出し、その検出結果に応じて、光書込み装置による書き出しタイミングを調整する等の制御方式を採るものがある。
また、例えば特許文献1によれば、環境変化や装置内の温度上昇により生ずる転写材搬送手段(無端ベルト)の周長に応じて、転写材搬送手段の搬送速度を変更することで、色ずれを防止するようにしている。
特開2001−215857公報
上述したようないわゆるタンデム方式のカラー画像形成装置では、その構成上、各色間の色ずれが発生しやすい。各色の色ずれの成分としては、主に、
・スキュー
・副走査方向のレジストずれ
・主走査方向の倍率誤差
・主走査方向のレジストずれ
のようなものがある。
前述のトナーパターン方式を図11を参照して説明する。図11に、記録紙搬送ベルト又は中間転写ベルトなる無端ベルト200上に形成された色合せ用のトナーパターン列201の一例を示す。このトナーパターン列201としては、K,Y,C,Mの各色について横線パターン、斜め線パターンとして各々形成し、これらのトナーパターン列201を主走査方向に並べられたセンサ202〜204により検出することによって、基準色(この場合、黒K)に対するスキュー、副走査レジストずれ、主走査レジストずれ、主走査倍率誤差を計測し、この計測結果から、各種のずれ量、補正量を演算し、各ずれ成分の補正をメインCPU等により行うというものである。
スキューずれの補正は、光書込ユニットの内部にある各色のレーザ光を折り返すためのミラーの傾きを変更することによってなされる。ミラーに傾きを付勢するための駆動源としてはステッピングモータを用いている。副走査方向及び主走査方向のレジストずれの補正は、書出しタイミングを調整することによってなされる。さらに、マーク検知、演算の結果、主走査方向の倍率が基準色に対してずれているときは、周波数を非常に小さいステップで変更できるデバイス、例えばクロックジェネレータ等を用いることにより倍率を変更できる。
ところが、このようなトナーパターン方式のように、各色毎のトナーパターンを形成し、そのパターンを検出して自動色合せを行うと、マシンのダウンタイムが発生してしまい、コピー生産性を損なうものとなる。特に、副走査方向の色ずれを考慮した場合、無端ベルトの速度変動等も考慮し、実際には図11に示したようなトナーパターン列201を副走査方向に複数組(例えば、8組)形成し、それらの検出結果の平均値を算出することで補正値を求めるようにしているものであり、紙間等のタイミングだけでトナーパターンを形成するわけにはいかず、マシンのダウンタイムは避けられない現状にある。
また、特許文献1の場合、温度上昇等に起因して生ずる無端ベルトの周長の変化に着目し、その周長の変化に応じて無端ベルトの搬送速度を変更させているわけであるが、副走査方向の色ずれは、無端ベルトの周長の変化だけでなく、光書込ユニット内の光学素子の影響、無端ベルトの速度変動、装置筐体自体の伸縮等の要素が複合された結果として生ずるものであり、無端ベルトの周長の変化だけに着目した色ずれ補正では不十分である。
本発明の目的は、マシンのダウンタイムを発生させずに、副走査方向の色ずれを適正に補正できるようにすることである。
請求項1記載の発明は、色毎に設けられた複数個の静電写真方式の画像プロセス部が有する感光体上のトナー像を無端ベルト上に順次重ね合せて転写するようにしたカラー画像形成装置において、前記無端ベルトを回転駆動させる駆動源と、予め測定された当該装置の副走査方向の色ずれ特性を格納した記憶部と、格納された色ずれ特性に従いその色ずれを補正するように前記駆動源を制御して前記無端ベルトの平均走行速度を変更させる制御手段と、を備える。
請求項2記載の発明は、色毎に設けられた複数個の静電写真方式の画像プロセス部が有する感光体上のトナー像を無端ベルト上に順次重ね合せて転写するようにしたカラー画像形成装置において、前記各感光体を個別に回転駆動させる複数個の駆動源と、予め測定された当該装置の副走査方向の色ずれ特性を格納した記憶部と、格納された色ずれ特性に従いその色ずれを補正するように前記各駆動源を制御して前記各感光体の平均走行速度を変更させる制御手段と、を備える。
請求項3記載の発明は、請求項1記載のカラー画像形成装置において、前記制御手段は、前記無端ベルトの移動距離情報又は移動速度情報を検出する手段と、検出された移動距離情報又は移動速度情報を用いて所定の目標値との位置偏差又は速度偏差を算出する手段と、算出された位置偏差又は速度偏差に対して所定の演算処理を行いその演算結果に従い前記駆動源を制御する手段と、を備え、格納された色ずれ特性に従い前記目標値を変更することにより平均走行速度を変更させる。
請求項4記載の発明は、請求項2記載のカラー画像形成装置において、前記制御手段は、前記各感光体の移動距離情報又は移動速度情報を検出する手段と、検出された移動距離情報又は移動速度情報を用いて所定の目標値との位置偏差又は速度偏差を算出する手段と、算出された位置偏差又は速度偏差に対して所定の演算処理を行いその演算結果に従い前記駆動源を制御する手段と、備え、格納された色ずれ特性に従い前記目標値を変更することにより平均走行速度を変更させる。
請求項5記載の発明は、請求項1又は2記載のカラー画像形成装置において、前記副走査方向の色ずれ特性は、当該装置内部の環境温度に依存した基準色に対する色ずれ特性であり、当該装置内部の環境温度を検出する温度センサを備え、前記制御手段は、検出された環境温度の情報と格納された色ずれ特性とに従い前記駆動源を制御するタイミング及びその制御量を決定する。
請求項6記載の発明は、請求項5記載のカラー画像形成装置において、前記温度センサは、前記感光体に対して光書込みを行う露光装置内に配設され当該露光装置内の温度を環境温度として検出する。
請求項7記載の発明は、請求項5又は6記載のカラー画像形成装置において、前記制御手段は、環境温度の情報が所定値に比べて高いと検出されたタイミングでは、平均走行速度が速くなるように前記駆動源を制御する。
請求項8記載の発明は、請求項5ないし7の何れか一記載のカラー画像形成装置において、前記制御手段は、環境温度の情報が所定値に比べて低いと検出されたタイミングでは、平均走行速度が遅くなるように前記駆動源を制御する。
請求項9記載の発明は、請求項3又は4記載のカラー画像形成装置において、前記副走査方向の色ずれ特性は、当該装置内部の環境温度に依存した基準色に対する色ずれ特性であり、当該装置内部の環境温度を検出する温度センサを備え、前記制御手段は、検出された環境温度の情報と格納された色ずれ特性とに従い前記駆動源を制御するタイミング及びその制御量を決定する。
請求項10記載の発明は、請求項9記載のカラー画像形成装置において、前記温度センサは、前記感光体に対して光書込みを行う露光装置内に配設され当該露光装置内の温度を環境温度として検出する。
請求項11記載の発明は、請求項9又は10記載のカラー画像形成装置において、前記制御手段は、環境温度の情報が所定値に比べて高いと検出されたタイミングでは、前記目標値が大きくなるように変更する。
請求項12記載の発明は、請求項9ないし11の何れか一記載のカラー画像形成装置において、前記制御手段は、環境温度の情報が所定値に比べて低いと検出されたタイミングでは、前記目標値が小さくなるように変更する。
請求項13記載の発明は、請求項1,2,9又は10記載のカラー画像形成装置において、前記副走査方向の色ずれ特性は、連続通紙枚数に依存した基準色に対する色ずれ特性であり、連続通紙枚数を計数する計数手段を備え、前記制御手段は、計数された連続通紙枚数の情報と格納された色ずれ特性とに従い前記駆動源を制御するタイミング及びその制御量を決定する。
請求項14記載の発明は、請求項1又は3記載のカラー画像形成装置において、前記制御手段が前記無端ベルトの平均走行速度を変更するタイミングは、前記無端ベルトに対して何れの色についても転写プロセスが行われていない期間中である。
請求項15記載の発明は、請求項2又は4記載のカラー画像形成装置において、前記制御手段が前記各感光体の平均走行速度を変更するタイミングは、各々対応する感光体にする潜像形成及び転写プロセスが行われていない期間中である。
請求項16記載の発明は、請求項1ないし15の何れか一記載のカラー画像形成装置において、前記無端ベルトは、記録媒体を搬送する記録媒体搬送ベルトである。
請求項17記載の発明は、請求項1ないし15の何れか一記載のカラー画像形成装置において、前記無端ベルトは、各感光体上のトナー像が直接転写される中間転写ベルトである。
請求項18記載の発明は、色毎に設けられた複数個の静電写真方式の画像プロセス部が有する感光体上のトナー像を無端ベルト上に順次重ね合せて転写するカラー画像形成装置の駆動制御方法であって、予め測定されて記憶部に格納された当該装置の副走査方向の色ずれ特性に従いその色ずれを補正するように前記無端ベルトを回転駆動させる駆動源を制御して当該無端ベルトの平均走行速度を変更させる工程を備える。
請求項19記載の発明は、色毎に設けられた複数個の静電写真方式の画像プロセス部が有する感光体上のトナー像を無端ベルト上に順次重ね合せて転写するカラー画像形成装置の駆動制御方法であって、予め測定されて記憶部に格納された当該装置の副走査方向の色ずれ特性に従いその色ずれを補正するように前記各感光体を個別に回転駆動させる複数個の駆動源を制御して前記各感光体の平均走行速度を変更させる工程を備える。
請求項20記載の発明の駆動制御用プログラムは、色毎に設けられた複数個の静電写真方式の画像プロセス部が有する感光体上のトナー像を無端ベルト上に順次重ね合せて転写するカラー画像形成装置が備えるコンピュータにインストールされ、当該コンピュータに、予め測定されて記憶部に格納された当該装置の副走査方向の色ずれ特性に従いその色ずれを補正するように前記無端ベルトを回転駆動させる駆動源を制御して当該無端ベルトの平均走行速度を変更させる制御機能を実行させる。
請求項21記載の発明の駆動制御用プログラムは、色毎に設けられた複数個の静電写真方式の画像プロセス部が有する感光体上のトナー像を無端ベルト上に順次重ね合せて転写するカラー画像形成装置が備えるコンピュータにインストールされ、当該コンピュータに、予め測定されて記憶部に格納された当該装置の副走査方向の色ずれ特性に従いその色ずれを補正するように前記各感光体を個別に回転駆動させる複数個の駆動源を制御して前記各感光体の平均走行速度を変更させる制御機能を実行させる。
請求項1,18又は20記載の発明によれば、副走査方向の色ずれは各種要素が複合した結果として生ずるものであるが、このような副走査方向の色ずれの発生に関しては各装置毎に固有の傾向ないしは癖があるものであり、当該装置の副走査方向の色ずれ特性が製品出荷前に予め測定されて記憶部に格納されており、市場における実使用段階ではこのような記憶部に格納された副走査方向の色ずれ特性を利用して無端ベルトに対する駆動源を制御して当該無端ベルトの平均走行速度を変更させることでその色ずれを補正するので、トナーパターン方式のようなマシンのダウンタイムを生ずることなく、副走査方向の色ずれを適正に補正することができる。
請求項2,19又は21記載の発明によれば、副走査方向の色ずれは各種要素が複合した結果として生ずるものであるが、このような副走査方向の色ずれの発生に関しては各装置毎に固有の傾向ないしは癖があるものであり、当該装置の副走査方向の色ずれ特性が製品出荷前に予め測定されて記憶部に格納されており、市場における実使用段階ではこのような記憶部に格納された副走査方向の色ずれ特性を利用して各感光体に対する駆動源を制御して各感光体の平均走行速度を変更させることでその色ずれを補正するので、トナーパターン方式のようなマシンのダウンタイムを生ずることなく、副走査方向の色ずれを適正に補正することができる。
請求項3又は4記載の発明によれば、無端ベルトや感光体の移動量又は移動速度を検出しフィードバック制御を行うことで無端ベルトや感光体の走行速度を安定させる制御系を有する場合、記憶部に格納されている副走査方向の色ずれ特性に従いその目標値を変更するだけで、容易に無端ベルトや感光体の平均走行速度を変更させて、副走査方向の色ずれを防止することができる。
請求項5又は9記載の発明によれば、副走査方向の色ずれを生ずる要因の一つとして装置内部の環境温度に着目し、各種要素が複合した結果として生ずる色ずれ特性を環境温度をパラメータとして予め測定して記憶部に格納しておき、装置内部の環境温度を監視してその温度情報を考慮して色ずれ補正のための制御タイミング等を決定するので、装置内部の環境温度に応じた適正な色ずれ補正が可能となる。
請求項6又は10記載の発明によれば、露光装置内の温度を環境温度として検出するようにしているので、露光装置内の温度変化に伴うミラー、レンズ等の光学部品の位置変動に起因する副走査方向の色ずれを適正に補正することができる。
請求項7又は11記載の発明によれば、環境温度が所定値に比べて高いと検出されたタイミングでは平均走行速度が速くなるように制御するので、環境温度に依存する副走査方向の色ずれを適正に補正することができる。
請求項8又は12記載の発明によれば、環境温度が所定値に比べて低いと検出されたタイミングでは平均走行速度が遅くなるように制御するので、環境温度に依存する副走査方向の色ずれを適正に補正することができる。
請求項13記載の発明によれば、副走査方向の色ずれを生ずる要因の一つとして連続通紙枚数に着目し、各種要素が複合した結果として生ずる色ずれ特性を連続通紙枚数をパラメータとして予め測定して記憶部に格納しておき、画像形成動作に伴う連続通紙枚数を監視してその連続通紙枚数を考慮して色ずれ補正のための制御タイミング等を決定するので、連続通紙枚数に応じた適正な色ずれ補正が可能となる。
請求項14記載の発明によれば、無端ベルトの平均走行速度を変更させて副走査方向の色ずれを補正する上で、その変更タイミングとして無端ベルトに対して何れの色についても転写プロセスが行われていない期間中、例えば、紙間等のタイミングとしているので、形成される画像に悪影響を及ぼすことなく速度変更を行わせることができる。
請求項15記載の発明によれば、各感光体の平均走行速度を変更させて副走査方向の色ずれを補正する上で、その変更タイミングとして各感光体に対して潜像形成及び転写プロセスが行われていない期間中、例えば、紙間等のタイミングとしているので、形成される画像に悪影響を及ぼすことなく速度変更を行わせることができる。
請求項16記載の発明によれば、いわゆる直接転写方式の場合に副走査方向の色ずれを補正することができる。
請求項17記載の発明によれば、いわゆる中間転写方式の場合に副走査方向の色ずれを補正することができる。
本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。本実施の形態のカラー画像形成装置は、電子写真方式を採用する直接転写方式によるフルカラーレーザプリンタへの適用例である。
まず、カラー画像形成装置(カラーレーザプリンタ)の基本構成を図1及び図2を参照して説明する。
図1は、カラー画像形成装置(カラーレーザプリンタ)の構成例を示す縦断側面図である。本実施の形態のカラーレーザプリンタ1は、そのプリンタハウジング2の一側方に記録媒体としての転写紙Pを積層保持する給紙トレイ3を有し、プリンタハウジング2の上面にはプリント後の転写紙Pが排出される排紙スタッカ部4を有する。プリンタハウジング2には、その上方部分に、オペレータによる操作を受け付ける操作部や、各種情報を表示する表示部が設けられている(何れも図示せず)。
プリンタハウジング2は、その内部に、転写紙Pを積層保持する2つの給紙カセット5を有する。プリンタハウジング2の内部には、給紙カセット5又は給紙トレイ3から給紙された転写紙Pを、画像プロセス部6、定着部7等を経由して排紙スタッカ部4へ案内する転写紙案内路8が形成されている。転写紙案内路8の各所には、転写紙Pに搬送力を付与する複数対の搬送ローラ9が設けられている。搬送ローラ9は、搬送モータ(図示せず)によって回転駆動され、転写紙案内路8中で転写紙Pを所望の方向へ搬送する。これらの搬送ローラ9のうち、画像プロセス部6よりも転写紙案内路8における転写紙Pの案内方向上流側直前位置に配置されたものは、レジストローラ9aとなっている。また、給紙カセット5及び給紙トレイ3の入口には、給紙機構10が設けられている。給紙機構10は、給紙カセット5又は給紙トレイ3に積層された転写紙Pを転写紙案内路8へ給送する。
画像プロセス部6は、M(マゼンタ)、C(シアン)、Y(イエロー)、K(ブラック)に対応するトナー像が形成される複数個の感光体11(11M,11C,11Y,11K)を備えている。これらの感光体11は、図1中、右から、11M,11C,11Y,11Kの順に配列されている。これらの感光体11の表面は、画像形成に際して光書込ユニット12によって露光走査される被走査面とされている。
各感光体11M,11C,11Y,11Kには、複数個のローラ13に巻回されて一方向に回転自在な無端ベルトとしての記録媒体搬送ベルト14が当接されている。記録媒体搬送ベルト14は、ローラ13の回転に追従して回転することにより転写紙Pを搬送する機能と、搬送する転写紙Pを各感光体11(11M,11C,11Y,11K)へ押し付ける機能とを果たす。
各感光体11M,11C,11Y,11Kの周囲には、対応する感光体11M,11C,11Y,11Kの表面を一様に帯電させる帯電装置15、対応する感光体11M,11C,11Y,11Kを露光走査して各感光体11M,11C,11Y,11Kの表面に所定の静電潜像を形成する露光装置としての光書込ユニット12、静電潜像毎にトナーを付着させることで所定色のトナー像を形成する現像装置16、記録媒体搬送ベルト14を介して転写バイアスを印加することによって感光体11M,11C,11Y,11Kの表面に形成されたトナー像を転写紙Pに転写させる転写装置17、感光体11M,11C,11Y,11Kの表面の電荷を一掃して感光体11M,11C,11Y,11Kの表面に残存するトナーを除去するクリーナ18等が設けられている。
ここで、光書込ユニット12は、レーザビームを発生する光源(図示せず)、ポリゴンミラー19、f−θレンズ20、反射ミラー21等を備え、画像データに基づいて各感光体11M,11C,11Y,11Kの表面にレーザ光を走査しながら照射する。また、当該装置(カラーレーザプリンタ1)内部の環境温度としてこの光書込ユニット12内の温度を検出する温度センサ、例えばサーミスタ104が光書込ユニット12内の所定位置に設けられている。
また、定着部7は、加圧ローラ22に定着ベルト23が加圧配置されて構成されており、定着部7を通過する転写紙Pに対して加圧及び加熱することにより転写紙Pにトナー像を定着させる。
図2は、転写ユニットの概略構造を拡大して示す側面図である。前述した記録媒体搬送ベルト14とこの記録媒体搬送ベルト14を回転動作自在に保持する複数個のローラ13とは、転写ユニット24を構成する。この転写ユニット24で使用する記録媒体搬送ベルト14は、体積抵抗率が10 〜1011Ωcmである高抵抗の無端状単層ベルトであり、その材質はPVDF(ポリフッ化ビニリデン)である。この記録媒体搬送ベルト14は、画像プロセス部6の各感光体11M,11C,11Y,11Kに接触対向する各転写位置を通過するように、複数個のローラ13に掛け回されている。
これらのローラ13のうち、転写紙Pの搬送方向上流側の入口ローラ13aには、電源PSから所定電圧が印加された静電吸着ローラ25が記録媒体搬送ベルト14の外周面から対向配置されている。これらの入口ローラ13aと静電吸着ローラ25との間を通過した転写紙Pは、記録媒体搬送ベルト14の上に静電吸着される。
転写装置17は、各転写位置において転写電界を形成する。つまり、各感光体11M,11C,11Y,11Kに対向する位置には、記録媒体搬送ベルト14の裏面に接触するように、転写バイアス印加部材として機能する転写ローラ26M,26C,26Y,26Kが配設されている。これらの転写ローラ26M,26C,26Y,26Kは、スポンジ等を外周に設けたバイアスローラであり、各転写バイアス電源27M,27C,27Y,27Kから転写ローラ26M,26C,26Y,26Kのローラ心金に転写バイアスが印加される。この印加された転写バイアスの作用により、記録媒体搬送ベルト14に転写電荷が付与され、各転写位置において該記録媒体搬送ベルト14と感光体11M,11C,11Y,11Kの表面との間に所定強度の転写電界が形成される。また、転写装置17は、転写が行なわれる領域での転写紙Pと感光体11M,11C,11Y,11Kとの間の接触を適切に保ち、最良の転写ニップを得るために、複数個のバックアップローラ28を備えている。なお、本実施の形態では、各感光体11M,11C,11Y,11Kにおいてその潜像形成のための露光位置と転写紙P上への転写位置とは180°位相がずれた位置(丁度半周だけ異なる位置)に設定されている。
そして、転写装置17において、転写ローラ26M,26C,26Yとその近傍に配置されるバックアップローラ28とは、回転軸29を中心として回動自在の揺動ブラケット30に回転自在に一体的に保持されている。揺動ブラケット30は、カム軸31に固定されたカム32が矢印の方向に回動することで時計方向に揺動し、各感光体11M,11C,11Yに対する記録媒体搬送ベルト14を介しての転写ローラ26M,26C,26Yの当接を解除する。このような機構により、ブラックのみの画像形成時には、感光体11M,11C,11Yと記録媒体搬送ベルト14との接触を避けることが可能となっている。
ここで、記録媒体搬送ベルト14は、複数個のローラ13のうちの一つである駆動ローラ13bが駆動源であるステッピングモータ101に駆動されて回転動作する。そのための動力伝達構造として、本実施の形態では、ステッピングモータ101の回転軸102と駆動ローラ13bの回転軸34との間に動力伝達ベルト35を掛け渡している。また、駆動ローラ13bの近傍であってこの駆動ローラ13bよりも記録媒体搬送ベルト14の走行方向下流側には、記録媒体搬送ベルト14をその外周面から押し込むように配置された押圧ローラ33が設けられている。この押圧ローラ33は、駆動ローラ13bに対する記録媒体搬送ベルト14の巻き付け角を確保し、記録媒体搬送ベルト14に対する駆動ローラ13bの摩擦力を増大している。
さらに、駆動ローラ13bに巻き付けられた記録媒体搬送ベルト14の外周面には、ブラシローラ36とクリーニングブレード37とから構成されたクリーニング装置38が接触配置されている。このクリーニング装置38は、記録媒体搬送ベルト14の表面に付着したトナー等の異物を除去する。
なお、各感光体11M,11C,11Y,11Kに対しては各々を個別に回転駆動させる駆動源であるステッピングモータ103M,103C,103Y,103Kが連結されている(図2参照)。
このような構成において、給紙カセット5又は給紙トレイ3から給紙機構10によって転写紙案内路8に給送された転写紙Pは、搬送ガイド(図示せず)にガイドされながら搬送ローラ9で搬送され、レジストローラ9aが配置されている一時停止位置に送られ、この位置で一旦停止される。そして、一旦停止された転写紙Pは、レジストローラ9aにより所定のタイミングで画像プロセス部6に送り出され、記録媒体搬送ベルト14に担持され、各感光体11M,11C,11Y,11Kに向けて搬送される。この際、各感光体11M,11C,11Y,11Kでは、帯電装置15による一様帯電、光書込ユニット12による色別の静電潜像形成、現像装置16での静電潜像へのトナー付着によるトナー像形成がなされている。このため、各感光体11M,11C,11Y,11Kと対応する転写ローラ26M,26C,26Y,26Kとの間の転写ニップに転写紙Pが達すると、これらの転写ニップ部において、転写電界やニップ圧の作用によって転写紙Pにトナー像の転写がなされる。この際、各感光体11M,11C,11Y,11Kで形成された各色のトナー像が転写紙Pに順次重ね合わされ、これによって転写紙P上にはフルカラーのカラー画像が形成される。
なお、トナー像転写後の感光体11M,11C,11Y,11Kの表面は、クリーナ18によってクリーニングされ、次の静電潜像の形成に備えられる。
次に、本実施の形態の制御系の概略構成例を図3に示す概略ブロック図を参照して説明する。この制御系としては、ROM111及びRAM112とともにマイクロコンピュータを構成するCPU113が設けられている。このCPU113はROM111内に格納された駆動制御用プログラムに従い、記録媒体搬送ベルト14用のステッピングモータ101や、各感光体11M,11C,11Y,11K用のステッピングモータ103M,103C,103Y,103Kの駆動制御を始めとして、当該カラーレーザプリンタ1全体の制御を受け持つ。RAM112には各種処理を行う上で必要なデータ等を一時格納するための等の作業領域として使われる。また、ROM111内には、駆動制御用プログラム、その他の各種プログラムが格納されている他、記憶部としても機能し、工場出荷前に予め測定された当該カラーレーザプリンタ1の副走査方向の色ずれ特性が格納されている。もっとも、この副走査方向の色ずれ特性は不揮発性RAMやバッテリによりバックアップされたRAM或いはEEPROMなどを記憶部として格納させておくようにしてもよい。
また、I/Oインターフェース114を介し、ステッピングモータ101,103M,103C,103Y,103Kを始めとし、当該カラーレーザプリンタ1を制御する上で必要なその他の入出力装置が接続されている。CPU113、ROM111、RAM112、I/Oインターフェース114は、アドレスバス115及びデータバス116にて接続されており、アドレスの指定及びデータの入出力を行っている。
ここで、ROM111に予め格納されている当該カラーレーザプリンタ1の副走査方向の色ずれ特性について説明する。本実施の形態の当該色ずれ特性は、当該カラーレーザプリンタ1内部、より具体的には、光書込ユニット12内の環境温度に依存した基準色(ここでは、ブラックK)に対する色ずれ特性である。例えば、図4は当該カラーレーザプリンタ1についてその工場出荷前の段階で予め光書込ユニット12内の環境温度を例えば10〜50℃の間で変化させ、サーミスタ104により検出される光書込ユニット12内の環境温度と副走査方向の色ずれ量との関係を示す特性図である。特性M−Kは基準色ブラックKに対するマゼンタMの色ずれ特性、特性C−Kは基準色ブラックKに対するシアンCの色ずれ特性、特性Y−Kは基準色ブラックKに対するイエローYの色ずれ特性を各々示している。このような副走査方向の色ずれ量は、光書込ユニット12内のf−θレンズ20、反射ミラー21等の位置変動の影響、記録媒体搬送ベルト14の速度変動、プリンタハウジング2自体の伸縮等の各種要因が複合された結果として生ずるものであり、かつ、各カラーレーザプリンタ1毎に必ずしも一致せず、各カラーレーザプリンタ1毎に固有の傾向ないしは癖がある。この特性として、図4に示すように、環境温度と色ずれ量との間に相関関係が見られることから、本実施の形態では、副走査方向の色ずれを生ずる要因の一つとして装置内部の環境温度に着目し、各種要素が複合した結果として生ずる色ずれ特性を環境温度T1をパラメータとして予め測定してROM111に格納させておくものである。
図4に示す特性をさらに考察すると、各色毎の環境温度依存のずれ量の変化率は、図示例の場合、
M−K:23.355[μm/deg]
C−K:10.597[μm/deg]
Y−K:14.838[μm/deg]
………………………………(1)
の如くなっている。
また、記録媒体搬送ベルト14上でのブラックKの転写点(基準点)に対する各色感光体11M,11C,11Yの転写点の距離は、
M−K:98*3=294[mm]
C−K:98*2=196[mm]
Y−K:98 = 98[mm]
………………………………(2)
の如くなっている。
よって、これらの(1)(2)式から、各々の転写点間距離を考慮した色ずれの変化率は、
M−K:23.355/294=0.07944*10−3[/deg]
C−K:10.597/196=0.05407*10−3[/deg]
Y−K:14.838/ 98=0.15141*10−3[/deg]
………………………………(3)
となる。
ここに、記録媒体搬送ベルト14は共通な移動体であり、各色単位で駆動制御することはできないので、各々の転写点間距離を考慮した色ずれの変化率の色間の平均値を算出すると、
平均値:0.09497*10−3[/deg]…………………………(3′)
となる。
従って、この(3′)式に示す特性を副走査方向の色ずれに関する特性としてROM111に格納しておき、サーミスタ104により検出される環境温度が1[deg]変換した際には、ステッピングモータ101を駆動制御して記録媒体搬送ベルト14の平均走行速度を0.09497*10−3[/deg]の割合だけ変化させるように変更させることで、色ずれを防止ないしは許容範囲内に減少させることができる。
ここで、転写紙P上の画像のずれ方向と搬送方向との関係について考えると、図5に示すように、環境温度が上昇すると+側にずれていき、環境温度が下降すると−側にずれていく。従って、現在の環境温度T1が前回補正時の温度よりも高い温度として検出された場合には、記録媒体搬送ベルト14の平均走行速度が速くなるようにステッピングモータ101を制御し、逆に、現在の環境温度T1が前回補正時の温度よりも低い温度として検出された場合には、記録媒体搬送ベルト14の平均走行速度が遅くなるようにステッピングモータ101を制御することが好ましい。また、実際に記録媒体搬送ベルト14の平均走行速度を変更制御するタイミングとしては、記録媒体搬送ベルト14に対して何れの色についても転写プロセスが行われていない期間中、例えば、紙間等のタイミングとなるように制御される。転写プロセス実行中に速度変更を行うと画像形成動作が正常に行われず、異常画像を生じてしまうためであり、このようなタイミング制御とすることで形成される画像に悪影響を及ぼすことなく速度変更を行わせることができる。
これらの点を考慮して、ROM111に格納された駆動制御用プログラムに従いCPU113により制御手段、制御工程或いは制御機能として実行される記録媒体搬送ベルト14の速度制御例について、図6に示す概略フローチャートを参照して説明する。なお、ここでは、サーミスタ104により検出された環境温度が前回補正時の環境温度(所定値)から5℃変化したらステッピングモータ101の制御を行うようにタイミング設定されているものとする。まず、サーミスタ104により検出される環境温度情報を随時読み込む(ステップS1)。読み込んだ環境温度情報を前回の環境温度(所定値)と比較し、その差ΔT1が5℃以上高くなっていた場合には(S2のY)、その時点で記録媒体搬送ベルト14に対して各色の転写プロセスが行われているか否かをチェックし(S3)、行われていなければ(S3のN)そのまま、行われていれば(S3のY)、終了するまで待機し、記録媒体搬送ベルト14の平均走行速度が速くなるように(3′)式の特性に従いステッピングモータ101を制御する(S4)。
一方、読み込んだ環境温度情報を前回の環境温度(所定値)と比較し、その差ΔT1が5℃以上低くなっていた場合には(S2のN,S5のY)、その時点で記録媒体搬送ベルト14に対して各色の転写プロセスが行われているか否かをチェックし(S6)、行われていなければ(S6のN)そのまま、行われていれば(S6のY)、終了するまで待機し、記録媒体搬送ベルト14の平均走行速度が遅くなるように(3′)式の特性に従いステッピングモータ101を制御する(S7)。
ところで、より実際的な制御例として、記録媒体搬送ベルト14の走行性安定化のために当該記録媒体搬送ベルト14の移動距離又は移動量を検出してフィードバック制御する制御システムを備えている場合には、検出された環境温度に従いそのフィードバック制御系に与える目標値を変更することにより、当該記録媒体搬送ベルト14の平均走行速度を適正かつ簡単に変更制御することができる。図7はこのフィードバック制御系の構成例を示す機能ブロック図である。まず、記録媒体搬送ベルト14を回転動作自在に支持するローラ13のうちの1つのローラ13cの回転状態としてその各速度を検出するロータリエンコーダ110(検出する手段)が設けられている。そして、CPU113内部の制御周期タイマより、ロータリエンコーダ110から得られるエンコーダパルスのパルス数から従動ローラ13cの進み角[rad]を演算し、目標値である目標角変位[rad]と比較し(位置偏差又は速度偏差を算出する手段)、得られた偏差E(S)に対し高周波成分をカットするためのフィルタ演算部121でフィルタ演算(ローパスフィルタ演算)を行い、さらに位置コントローラ122により例えばPI制御演算を行い、基準周波数F0(S)[Hz]と足し合わせて駆動パルス周波数F(S)[Hz]を変更するものである(制御する手段)。ここで、従動ローラ13cと記録媒体搬送ベルト14との間にはスリップがないように設計されており、動ローラ13cの角変位と記録媒体搬送ベルト14の移動距離とは等価である。
図7において、目標値である目標角変位を変更することで記録媒体搬送ベルト14の平均走行速度を変更することができるが、検出された現在の環境温度T1が前回補正を行った際の環境温度よりも高い場合には目標角変位を大きくし、記録媒体搬送ベルト14の平均搬送速度が速くなるようにステッピングモータ101を制御する。逆に、現在の環境温度T1が前回補正を行った際の環境温度よりも低い場合には目標角変位を小さくし、記録媒体搬送ベルト14の平均搬送速度が遅くなるようにステッピングモータ101を制御する。
ところで、本実施の形態では、色ずれを補正するために記録媒体搬送ベルト14の平均走行速度が変更されるようにステッピングモータ101を制御するようにしたが、記録媒体搬送ベルト14と感光体11M,11C,11Y,11Kとは相対的なものであり、記録媒体搬送ベルト14の平均走行速度を変更させる制御に代えて、感光体11K用を基準として、各感光体11M,11C,11Yの平均走行速度が変更されるようにステッピングモータ103M,103C,103Yを制御するようにしてもよい。
例えば、図4に示したような条件下で、各感光体11M,11C,11Y,11Kの直径が30[mm]であり、かつ、前述したように露光点と転写点とが180°位相がずれた構成であるとすると、露光点と転写点との間の距離は、何れの感光体11M,11C,11Y,11Kについても、
30*3.14/2=47.10[mm] ……………(4)
となる。
環境温度に応じて各色の感光体11M,11C,11Yの平均走行速度を変更させれば、(1)式に示したような色ずれ量の変化を打ち消すことができる。具体的には、(3)(4)式から、各色の感光体11M,11C,11Yの平均走行速度の変化率が、
M−K:23.355/47.10=0.49586*10−3[/deg]
C−K:10.597/47.10=0.22499*10−3[/deg]
Y−K:14.838/47.10=0.31503*10−3[/deg]
となるようにステッピングモータ103M,103C,103Yを制御すればよい。
この場合の制御態様は、記録媒体搬送ベルト14用の場合と同様であり、現在の環境温度T1が前回補正時の温度よりも高い温度として検出された場合には、感光体11M,11C,11Yの平均走行速度が速くなるようにステッピングモータ103M,103C,103Yを制御し、逆に、現在の環境温度T1が前回補正時の温度よりも低い温度として検出された場合には、感光体11M,11C,11Yの平均走行速度が遅くなるようにステッピングモータ103M,103C,103Yを制御することが好ましい。また、実際に感光体11M,11C,11Yの平均走行速度を変更制御するタイミングとしては、各々対応する感光体に対する潜像形成及び転写プロセスが行われていない期間中、例えば、紙間等のタイミングとなるように制御される。潜像形成及び転写プロセス実行中に速度変更を行うと当該感光体に対する画像形成動作が正常に行われず、異常画像を生じてしまうためであり、このようなタイミング制御とすることで形成される画像に悪影響を及ぼすことなく速度変更を行わせることができる。
また、ROM111に格納された駆動制御用プログラムに従いCPU113により制御手段、制御工程或いは制御機能として実行される感光体11M,11C,11Yの速度制御例については、図6に示した概略フローチャートに準じて行えばよい。或いは、各感光体11M,11C,11Yの軸上に設けたエンコーダ(図示せず)等を利用し、図7に示したようなフィードバック制御系によって駆動制御するものとし、環境温度に応じて目標値を変更させることで感光体11M,11C,11Yの平均走行速度を変更させるようにしてもよい。
次に、別の実施の形態について図8及び図9を参照して説明する。本実施の形態では、ROM111に予め格納しておく当該カラーレーザプリンタ1の副走査方向の色ずれ特性を変更したものである。本実施の形態の当該色ずれ特性は、印刷動作に伴う連続通紙枚数に依存した基準色(ここでは、ブラックK)に対する色ずれ特性である。例えば、図8は当該カラーレーザプリンタ1についてその工場出荷前の段階でリピート印刷をその枚数(=連続通紙枚数)が1000枚になるまで行なった場合の連続通紙枚数(例えば、A4サイズ換算枚数)と副走査方向の色ずれ量との関係を示す特性図である。特性M−Kは基準色ブラックKに対するマゼンタMの色ずれ特性、特性C−Kは基準色ブラックKに対するシアンCの色ずれ特性、特性Y−Kは基準色ブラックKに対するイエローYの色ずれ特性を各々示している。このような副走査方向の色ずれ量は、前述した場合と同様に、光書込ユニット12内のf−θレンズ20、反射ミラー21等の位置変動の影響、記録媒体搬送ベルト14の速度変動、プリンタハウジング2自体の伸縮等の各種要因が複合された結果として生ずるものであり、かつ、各カラーレーザプリンタ1毎に必ずしも一致せず、各カラーレーザプリンタ1毎に固有の傾向ないしは癖がある。この特性として、図8に示すように、連続通紙枚数と色ずれ量との間に相関関係が見られることから、本実施の形態では、副走査方向の色ずれを生ずる要因の一つとしてリピート印刷に伴う連続通紙枚数に着目し、各種要素が複合した結果として生ずる色ずれ特性を連続通紙枚数をパラメータとして予め測定してROM111に格納させておくものである。
図8に示す特性をさらに考察すると、各色毎の連続通紙枚数依存のずれ量の変化率は、図示例の場合、
M−K:0.4577[μm/枚]
C−K:0.3321[μm/枚]
Y−K:0.2826[μm/枚]
………………………………(5)
の如くなっている。
また、記録媒体搬送ベルト14上でのブラックKの転写点(基準点)に対する各色感光体11M,11C,11Yの転写点の距離は、(2)式で前述した通りである。
よって、これらの(5)(2)式から、各々の転写点間距離を考慮した色ずれの変化率は、
M−K:0.4577/294= 1.557*10−3[/枚]
C−K:10.597/196= 1.694*10−3[/枚]
Y−K:14.838/ 98=10.20 *10−3[/枚]
………………………………(6)
となる。
ここに、記録媒体搬送ベルト14は共通な移動体であり、各色単位で駆動制御することはできないので、各々の転写点間距離を考慮した色ずれの変化率の色間の平均値を算出すると、
平均値:4.48*10−3[/枚]…………………………(6′)
となる。
従って、この(6′)式に示す特性を副走査方向の色ずれに関する特性としてROM111に格納しておき、印刷動作に伴う連続通紙枚数が例えば100枚を超える毎に、ステッピングモータ101を駆動制御して記録媒体搬送ベルト14の平均走行速度を4.48*10−3×100の割合だけ変化させるように変更させることで、色ずれを防止ないしは許容範囲内に減少させることができる。
なお、実際に記録媒体搬送ベルト14の平均走行速度を変更制御するタイミングとしては、記録媒体搬送ベルト14に対して何れの色についても転写プロセスが行われていない期間中、例えば、紙間等のタイミングとなるように制御される。転写プロセス実行中に速度変更を行うと画像形成動作が正常に行われず、異常画像を生じてしまうためであり、このようなタイミング制御とすることで形成される画像に悪影響を及ぼすことなく速度変更を行わせることができる。
これらの点を考慮して、ROM111に格納された駆動制御用プログラムに従いCPU113により制御手段、制御工程或いは制御機能として実行される記録媒体搬送ベルト14の速度制御例について、図9に示す概略フローチャートを参照して説明する。なお、ここでは、色ずれの許容誤差が50[μm]程度であるとし、連続通紙枚数が200枚を超えるタイミングでステッピングモータ101の制御を行うように設定されているものとする。また、例えばA3/A4サイズ共用機の場合であれば、通紙枚数としてはA3通紙時にはA4で2枚に換算して計数するものとする。
まず、計数手段(図示せず)により連続通紙枚数を監視し、その連続通紙枚数が200枚に達したか否かをチェックする(S11)。連続通紙枚数が200枚に達した場合には(S11のY)、その時点で記録媒体搬送ベルト14に対して各色の転写プロセスが行われているか否かをチェックし(S12)、行われていなければ(S12のN)そのまま、行われていれば(S12のY)、終了するまで待機し、記録媒体搬送ベルト14の平均走行速度が速くなるように(6′)式の特性に従いステッピングモータ101を制御する(S13)。
ところで、本実施の形態では、色ずれを補正するために記録媒体搬送ベルト14の平均走行速度が変更されるようにステッピングモータ101を制御するようにしたが、記録媒体搬送ベルト14と感光体11M,11C,11Y,11Kとは相対的なものであり、記録媒体搬送ベルト14の平均走行速度を変更させる制御に代えて、感光体11K用を基準として、各感光体11M,11C,11Yの平均走行速度が変更されるようにステッピングモータ103M,103C,103Yを制御するようにしてもよい。
また、前述の各実施の形態では、記録媒体搬送ベルト14を無端ベルトとする直接転写方式のカラーレーザプリンタ1への適用例として説明したが、図10に示すような、中間転写ベルト131を無端ベルトとする中間転写方式のカラーレーザプリンタ132についても同様に適用することができる。なお、図10では図1又は図2に示した部分と同等の機能を果たす部分については同一符号を付して示す。
即ち、カラーレーザプリンタ132では、図1に示した記録媒体搬送ベルト14に代えて中間転写ベルト131を設け、感光体11M,11C,11Y,11K上に形成されたトナー像を一旦中間転写ベルト131上に直接転写させた後に、中間転写ベルト131上のトナー像を転写手段としての転写ベルト133により転写紙P45に転写するように構成されている。この転写ベルト133は転写紙Pを定着部7へ搬送する機能も備えている。
この場合、中間転写ベルト131又は各感光体11M,11C,11Yの平均走行速度を変更制御の対象として前述した場合と同様に制御するようにすればよい。
なお、前述の実施の形態では、露光光としてはレーザ光を用いた例を示したが、これに限らず、例えばLEDアレイ等を用いてLED光で光書込みを行うタイプでも良い。さらに、ベルトの速度、位置検出に際し従動ローラ13c軸に取付けたロータリエンコーダ110により行っているが、これに限らず例えばベルト表面又は裏面に形成されたスケールやトナーマークを検出する方式であっても良い。また、駆動源としてはステッピングモータ101,103としているがこれに限らず、DCモータ、ACモータ等でも良い。さらに、制御コントローラが行う制御演算としてはPI制御としたが、これに限らず、P制御、PID制御、H∞制御、PLL制御等でも良い。
本発明の一実施の形態のカラーレーザプリンタの構成例を示す縦断側面図である。 その転写ユニットの概略構造を拡大して示す側面図である。 制御系の概略構成例を示す概略ブロック図である。 光書込ユニット内の環境温度と副走査方向の色ずれ量との関係を示す特性図である。 転写紙上の画像のずれ方向と搬送方向との関係を示す説明図である。 記録媒体搬送ベルトの速度制御例を示す概略フローチャートである。 フィードバック制御系の構成例を示す機能ブロック図である。 別の実施の形態として連続通紙枚数と副走査方向の色ずれ量との関係を示す特性図である。 その記録媒体搬送ベルトの速度制御例を示す概略フローチャートである。 中間転写方式のカラーレーザプリンタの構成例を示す縦断側面図である。 トナーパターン方式を示す説明図である。
符号の説明
6 画像プロセス部
11 感光体
12 露光装置
14 記録媒体搬送ベルト、無端ベルト
101 駆動源
103 駆動源
104 温度センサ
111 記憶部
131 中間転写ベルト、無端ベルト
P 記録媒体

Claims (21)

  1. 色毎に設けられた複数個の静電写真方式の画像プロセス部が有する感光体上のトナー像を無端ベルト上に順次重ね合せて転写するようにしたカラー画像形成装置において、
    前記無端ベルトを回転駆動させる駆動源と、
    予め測定された当該装置の副走査方向の色ずれ特性を格納した記憶部と、
    格納された色ずれ特性に従いその色ずれを補正するように前記駆動源を制御して前記無端ベルトの平均走行速度を変更させる制御手段と、
    を備えることを特徴とするカラー画像形成装置。
  2. 色毎に設けられた複数個の静電写真方式の画像プロセス部が有する感光体上のトナー像を無端ベルト上に順次重ね合せて転写するようにしたカラー画像形成装置において、
    前記各感光体を個別に回転駆動させる複数個の駆動源と、
    予め測定された当該装置の副走査方向の色ずれ特性を格納した記憶部と、
    格納された色ずれ特性に従いその色ずれを補正するように前記各駆動源を制御して前記各感光体の平均走行速度を変更させる制御手段と、
    を備えることを特徴とするカラー画像形成装置。
  3. 前記制御手段は、
    前記無端ベルトの移動距離情報又は移動速度情報を検出する手段と、
    検出された移動距離情報又は移動速度情報を用いて所定の目標値との位置偏差又は速度偏差を算出する手段と、
    算出された位置偏差又は速度偏差に対して所定の演算処理を行いその演算結果に従い前記駆動源を制御する手段と、
    を備え、格納された色ずれ特性に従い前記目標値を変更することにより平均走行速度を変更させる、ことを特徴とする請求項1記載のカラー画像形成装置。
  4. 前記制御手段は、
    前記各感光体の移動距離情報又は移動速度情報を検出する手段と、
    検出された移動距離情報又は移動速度情報を用いて所定の目標値との位置偏差又は速度偏差を算出する手段と、
    算出された位置偏差又は速度偏差に対して所定の演算処理を行いその演算結果に従い前記駆動源を制御する手段と、
    を備え、格納された色ずれ特性に従い前記目標値を変更することにより平均走行速度を変更させる、ことを特徴とする請求項2記載のカラー画像形成装置。
  5. 前記副走査方向の色ずれ特性は、当該装置内部の環境温度に依存した基準色に対する色ずれ特性であり、
    当該装置内部の環境温度を検出する温度センサを備え、
    前記制御手段は、検出された環境温度の情報と格納された色ずれ特性とに従い前記駆動源を制御するタイミング及びその制御量を決定する、ことを特徴とする請求項1又は2記載のカラー画像形成装置。
  6. 前記温度センサは、前記感光体に対して光書込みを行う露光装置内に配設され当該露光装置内の温度を環境温度として検出する、ことを特徴とする請求項5記載のカラー画像形成装置。
  7. 前記制御手段は、環境温度の情報が所定値に比べて高いと検出されたタイミングでは、平均走行速度が速くなるように前記駆動源を制御する、ことを特徴とする請求項5又は6記載のカラー画像形成装置。
  8. 前記制御手段は、環境温度の情報が所定値に比べて低いと検出されたタイミングでは、平均走行速度が遅くなるように前記駆動源を制御する、ことを特徴とする請求項5ないし7の何れか一記載のカラー画像形成装置。
  9. 前記副走査方向の色ずれ特性は、当該装置内部の環境温度に依存した基準色に対する色ずれ特性であり、
    当該装置内部の環境温度を検出する温度センサを備え、
    前記制御手段は、検出された環境温度の情報と格納された色ずれ特性とに従い前記駆動源を制御するタイミング及びその制御量を決定する、ことを特徴とする請求項3又は4記載のカラー画像形成装置。
  10. 前記温度センサは、前記感光体に対して光書込みを行う露光装置内に配設され当該露光装置内の温度を環境温度として検出する、ことを特徴とする請求項9記載のカラー画像形成装置。
  11. 前記制御手段は、環境温度の情報が所定値に比べて高いと検出されたタイミングでは、前記目標値が大きくなるように変更する、ことを特徴とする請求項9又は10記載のカラー画像形成装置。
  12. 前記制御手段は、環境温度の情報が所定値に比べて低いと検出されたタイミングでは、前記目標値が小さくなるように変更する、ことを特徴とする請求項9ないし11の何れか一記載のカラー画像形成装置。
  13. 前記副走査方向の色ずれ特性は、連続通紙枚数に依存した基準色に対する色ずれ特性であり、
    連続通紙枚数を計数する計数手段を備え、
    前記制御手段は、計数された連続通紙枚数の情報と格納された色ずれ特性とに従い前記駆動源を制御するタイミング及びその制御量を決定する、ことを特徴とする請求項1,2,9又は10記載のカラー画像形成装置。
  14. 前記制御手段が前記無端ベルトの平均走行速度を変更するタイミングは、前記無端ベルトに対して何れの色についても転写プロセスが行われていない期間中である、ことを特徴とする請求項1又は3記載のカラー画像形成装置。
  15. 前記制御手段が前記各感光体の平均走行速度を変更するタイミングは、各々対応する感光体にする潜像形成及び転写プロセスが行われていない期間中である、ことを特徴とする請求項2又は4記載のカラー画像形成装置。
  16. 前記無端ベルトは、記録媒体を搬送する記録媒体搬送ベルトである、ことを特徴とする請求項1ないし15の何れか一記載のカラー画像形成装置。
  17. 前記無端ベルトは、各感光体上のトナー像が直接転写される中間転写ベルトである、ことを特徴とする請求項1ないし15の何れか一記載のカラー画像形成装置。
  18. 色毎に設けられた複数個の静電写真方式の画像プロセス部が有する感光体上のトナー像を無端ベルト上に順次重ね合せて転写するカラー画像形成装置の駆動制御方法であって、
    予め測定されて記憶部に格納された当該装置の副走査方向の色ずれ特性に従いその色ずれを補正するように前記無端ベルトを回転駆動させる駆動源を制御して当該無端ベルトの平均走行速度を変更させる工程を備える、ことを特徴とするカラー画像形成装置の駆動制御方法。
  19. 色毎に設けられた複数個の静電写真方式の画像プロセス部が有する感光体上のトナー像を無端ベルト上に順次重ね合せて転写するカラー画像形成装置の駆動制御方法であって、
    予め測定されて記憶部に格納された当該装置の副走査方向の色ずれ特性に従いその色ずれを補正するように前記各感光体を個別に回転駆動させる複数個の駆動源を制御して前記各感光体の平均走行速度を変更させる工程を備える、ことを特徴とするカラー画像形成装置の駆動制御方法。
  20. 色毎に設けられた複数個の静電写真方式の画像プロセス部が有する感光体上のトナー像を無端ベルト上に順次重ね合せて転写するカラー画像形成装置が備えるコンピュータにインストールされ、当該コンピュータに、
    予め測定されて記憶部に格納された当該装置の副走査方向の色ずれ特性に従いその色ずれを補正するように前記無端ベルトを回転駆動させる駆動源を制御して当該無端ベルトの平均走行速度を変更させる制御機能を実行させる、ことを特徴とする駆動制御用プログラム。
  21. 色毎に設けられた複数個の静電写真方式の画像プロセス部が有する感光体上のトナー像を無端ベルト上に順次重ね合せて転写するカラー画像形成装置が備えるコンピュータにインストールされ、当該コンピュータに、
    予め測定されて記憶部に格納された当該装置の副走査方向の色ずれ特性に従いその色ずれを補正するように前記各感光体を個別に回転駆動させる複数個の駆動源を制御して前記各感光体の平均走行速度を変更させる制御機能を実行させる、ことを特徴とする駆動制御用プログラム。
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