JP2000354067A - プッシュ型ネットワーク - Google Patents

プッシュ型ネットワーク

Info

Publication number
JP2000354067A
JP2000354067A JP2000006726A JP2000006726A JP2000354067A JP 2000354067 A JP2000354067 A JP 2000354067A JP 2000006726 A JP2000006726 A JP 2000006726A JP 2000006726 A JP2000006726 A JP 2000006726A JP 2000354067 A JP2000354067 A JP 2000354067A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
packet
content
identifier
push
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000006726A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3457243B2 (ja
Inventor
Naoaki Yamanaka
直明 山中
Eiji Oki
英司 大木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority to JP2000006726A priority Critical patent/JP3457243B2/ja
Publication of JP2000354067A publication Critical patent/JP2000354067A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3457243B2 publication Critical patent/JP3457243B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 プッシュ型サービスのトラヒックを効率良く
転送する。 【解決手段】 パケットにコンテンツを識別する識別子
であるコンテンツ識別子またはこのコンテンツ識別子お
よびそのコンテンツが属するカテゴリを識別するための
カテゴリ識別子を付与し、ユーザ側が事前に配布を必要
としているコンテンツ識別子またはコンテンツ識別子お
よびまたはカテゴリ識別子の情報を分配網に登録し、分
配網では、当該コンテンツまたはコンテンツおよびまた
はカテゴリを下流のユーザが必要としているときは通過
させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は複数の宛先にコンテ
ンツをコピーして配信するプッシュ型サービスに利用す
る。ここで、プッシュ型サービスとは、情報提供端末が
送出した一つのパケットを複数のユーザ端末に複写して
配信するサービスであるが、このときに、情報提供端末
はユーザ端末の状態を認識することなく定期的あるいは
所定の時刻にパケットの転送を行うことができる。ま
た、ユーザは、任意の時間帯にユーザ端末を操作し、配
信された情報を取り出すことができる。
【0002】
【従来の技術】従来のデータグラムのネットワークの構
成を説明する図を図44、図45、図46に示す。図4
4は従来のパケットの構成を示す図である。図45は従
来のネットワークの構成を示す図である。図46は従来
の同報されるパケットの構成を示す図である。ネットワ
ークには、図45に示すように、ルーティングテーブル
80を持ったルータ70があり、ソースから、図44に
示すように、宛先(DA)のついたパケットがネットワ
ーク内に送り込まれると、ルータ70では、自分の下流
に当該宛先が存在する場合にはこのパケットを通過させ
る構成である。
【0003】宛先は網内でユニークであり、もし、複数
の宛先にパケットを送付したい場合は、図46に示すよ
うに、複数のパケットをコピーして生成し、それぞれに
宛先(DA1、DA4、…、DA7など)を付加して網
内に送る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】将来のマルチメディア
では、プッシュ型サービスの増加にともない、複数宛先
に同報するパケットのトラヒックが増加してくることが
予想される。この場合には、従来例で説明したようなネ
ットワークは効率的とは言えない。特に、最近は、WW
W(World Wide Web)においてもプッシュ型のサービスが
増えており、天気予報から最新のテクニカルニュースコ
ンテンツまで自動的に配信してくる。このようなサービ
スは、従来のようなユニークな宛先を用いたポイント−
トウ−ポイントネットワークでは効率良く転送できな
い。
【0005】例えば、ソース側から送出された一つのパ
ケットを複写し、このパケットに複数の宛先のアドレス
をそれぞれ付与しなければならない。すなわち、宛先数
分の異なるアドレスが付与されたパケットを多数生成す
る必要があり、その生成には時間を要する。
【0006】また、パケットを配信すべき宛先は一定で
はなく、時々刻々変化しているような状況では、ソース
側は、その変化をリアルタイムで把握することが困難で
あることから、すでに消滅した宛先に対するパケットを
生成したり、あるいは、新たに追加された宛先に対する
パケットを生成できなかったりといった事態が発生す
る。
【0007】ユーザ側については、自分が希望していな
いコンテンツの情報が配信されたり、あるいは、自分が
希望するコンテンツの情報がなかなか配信されないとい
った事態が発生する。自分が希望していないコンテンツ
の情報については、ユーザはこれを利用せずに削除する
ことになるため、分配網にとっては無効なトラヒックと
なる。
【0008】本発明は、このような背景に行われたもの
であって、プッシュ型サービスに用いるパケットの生成
を簡単に行うことができるプッシュ型ネットワークを提
供することを目的とする。本発明は、パケットを配信す
べき宛先の変化にリアルタイムで対応することができる
プッシュ型ネットワークを提供することを目的とする。
本発明は、ユーザが希望するコンテンツおよびまたはカ
テゴリの情報のみを配信することができるプッシュ型ネ
ットワークを提供することを目的とする。本発明は、プ
ッシュ型サービスのトラヒックを効率良く転送すること
ができるプッシュ型ネットワークを提供することを目的
とする。本発明は、分配網の各ノードにおけるメモリ資
源を有効に利用することができるプッシュ型ネットワー
クを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、パケットにコ
ンテンツを識別する識別子であるコンテンツ識別子また
はこのコンテンツ識別子およびそのコンテンツが属する
カテゴリの識別を行うためのカテゴリ識別子を付与し、
ユーザ側が事前に配布を必要としているコンテンツ識別
子またはコンテンツ識別子およびまたはカテゴリ識別子
の情報を分配網に登録し、分配網では、当該コンテンツ
またはコンテンツおよびまたはカテゴリを下流のユーザ
が必要としているときは通過させるようなコンテンツフ
ィルタまたはコンテンツフィルタおよびカテゴリフィル
タを持つことを最も主要な特徴とする。従来の技術と
は、パケットの形式、フィルタテーブルの持ち方、およ
び、要求するコンテンツ識別子およびまたはカテゴリ識
別子をユーザ側が設定する点が異なる。
【0010】すなわち、本発明は、情報提供端末から送
出される一つのパケットに収容された情報を複写して複
数の同一情報のパケットを生成する手段と、この生成す
る手段により生成されたパケットを複数のユーザ端末に
配信する手段とを備えたプッシュ型ネットワークであ
る。
【0011】ここで、本発明の特徴とするところは、パ
ケットに収容された情報のコンテンツの識別を行うため
のコンテンツ識別子またはこのコンテンツ識別子および
そのコンテンツが属するカテゴリの識別を行うためのカ
テゴリ識別子をパケットに付与する手段が設けられ、前
記配信する手段は、前記コンテンツ識別子または前記コ
ンテンツ識別子およびまたはカテゴリ識別子にしたがっ
てそのパケットを所定のユーザ端末に配信するか否かを
判定する手段を備えたところにある。
【0012】例えば、前記コンテンツ識別子をパケット
に付与する手段が設けられ、前記配信する手段は、前記
コンテンツ識別子にしたがってそのパケットを所定のユ
ーザ端末に配信するか否かを判定する手段を備える構成
とすることができる。
【0013】このときに、前記判定する手段は、宛先対
応に設けられコンテンツ識別子の情報が登録されたテー
ブルを含み、パケットに付与されたコンテンツ識別子が
このテーブルに登録されたコンテンツ識別子の情報と一
致すればそのパケットを通過させる手段を含むことが望
ましい。
【0014】また、前記テーブルにユーザからの申告に
したがってコンテンツ識別子の情報を登録する手段を備
えることが望ましい。
【0015】これにより、同報を行うための複数のパケ
ットには、網内でユニークに割当てられている複数の宛
先の識別子をそれぞれ個別に付加することなく、当該パ
ケットのコンテンツを識別するための同一の識別子を付
加するだけでよいため、パケットの生成手順を簡単化す
ることができる。
【0016】また、宛先となるユーザが自らテーブルに
コンテンツ識別子の情報を登録することができるため、
ユーザが必要とするコンテンツを分配網側が認識し、無
駄となるパケット転送を省くことができる。これによ
り、トラヒックの増加を抑えることができる。さらに、
ユーザ側では、無駄となるパケットの到着がないため、
受信情報を効率良く処理することができる。また、ユー
ザ側がコンテンツを分配網に登録するのであるから、宛
先となるユーザの状況が時々刻々変化するような場合で
も、ソース側はその変化を意識することなくコンテンツ
の配信を行うことができる。
【0017】このようなことから、本発明のプッシュ型
ネットワークを用いればプッシュ型サービスのトラヒッ
クを効率良く転送することができる。
【0018】また、テーブルに登録されているコンテン
ツ識別子のうち、不要となったコンテンツ識別子を削除
することが望ましい。
【0019】すなわち、前記テーブルに登録されたコン
テンツ識別子の情報を当該コンテンツ識別子が付与され
た一連のパケットの通過後に前記テーブルから削除する
手段を備えることが望ましい。これにより、不要となっ
たコンテンツ識別子がいつまでもテーブルに残ることな
く、メモリ資源の有効利用を図ることができる。
【0020】前記削除する手段は、前記一連のパケット
の通過後の所定時間経過後に前記コンテンツ識別子の情
報を前記テーブルから削除する手段を備える構成とする
こともできる。これにより、同一のコンテンツ識別子を
有する一連のパケットが通過した後に、再び、同一のコ
ンテンツ識別子が付与された新たなパケットが発生した
場合でも、一定時間以内であれば、これを通過させるこ
とができる。
【0021】あるいは、前記テーブルに登録されたコン
テンツ識別子の情報をあらかじめ設定された時刻に前記
テーブルから削除する手段を備える構成としてもよい。
【0022】これにより、時刻によって無効となってし
まうようなコンテンツについては、パケットの有無にか
かわらず、コンテンツ識別子の削除を行い、メモリ資源
の有効利用を図ることができる。さらに、情報が既に無
効となっている時刻に、誤って転送される無効なパケッ
トがあっても、コンテンツ識別子が時刻によって削除さ
れているため、無効なパケット転送を回避することがで
きる。
【0023】あるいは、前記判定する手段は、コンテン
ツ識別子の情報の削除を要求するパケットを受信し該当
するコンテンツ識別子の情報を前記テーブルから削除す
る手段を備える構成とすることもできる。このとき、前
記ユーザ端末または前記情報提供端末は、前記コンテン
ツ識別子の情報の削除を要求するパケットを送信する手
段を備えることが望ましい。
【0024】例えば、前記ユーザに到来するパケットに
は、前記情報提供端末から当該ユーザに至る経路情報が
書込まれ、前記ユーザは、コンテンツ識別子の情報の削
除を要求するパケットを前記経路情報にしたがって送出
する手段を備え、前記テーブルを有するノードは、この
削除を要求するパケットを受信し該当するコンテンツ識
別子の情報を前記テーブルから削除する手段を備える構
成とすることもできる。これにより、ユーザは、配信を
希望していたが不要となったコンテンツがある場合に
は、その旨を分配網に通知することにより、テーブルか
ら該当するコンテンツ識別子の情報を削除することがで
きる。
【0025】このように、ユーザまたは情報提供者の判
断によって、コンテンツ識別子の情報を削除することが
できる。したがって、ユーザは、不要となったコンテン
ツの情報の配信を中止させることができる。また、情報
提供者は、情報の配信を禁止したい宛先があるときに
は、当該宛先に対応するコンテンツ識別子の情報を削除
することにより、これを実現することができる。
【0026】あるいは、前記判定する手段は、通過した
パケットのコンテンツ識別子と同一のコンテンツ識別子
を有するパケットが、最終パケットが通過後、一定時間
経過しても一つも到着しなかったら、そのコンテンツ識
別子の情報を前記テーブルから削除する手段を備えた構
成とすることもできる。これにより、既に配信が完了し
たコンテンツを各ノードが自律的に検出し、そのコンテ
ンツ識別子の情報をテーブルから削除することができ
る。
【0027】または、前記判定する手段は、前記コンテ
ンツ識別子が付与されたパケットを受信したノードまた
はユーザから送出された受信完了を通知するパケットを
受信すると該当するコンテンツ識別子の情報を前記テー
ブルから削除する手段を備える構成とすることもでき
る。これにより、パケットが宛先に届いたことを確認
し、該当するコンテンツ識別子を削除することができる
ため、パケットが宛先に届く以前に誤ってコンテンツ識
別子の情報をテーブルから削除してしまうといった事態
を回避することができる。
【0028】前記登録する手段は、ユーザの申告するコ
ンテンツ識別子が書き込まれたリクエストパケットを受
信する手段と、この受信する手段により受信されたリク
エストパケットに書き込まれたコンテンツ識別子にした
がってコンテンツ識別子の情報を前記テーブルに登録す
る手段を含む構成とすることが望ましい。
【0029】これにより、ユーザが配信を希望するコン
テンツを分配網に自由に登録することができる。したが
って、プッシュ型サービスのトラヒックを効率良く転送
することができる。
【0030】前記登録する手段は、複数の前記判定する
手段に対して一つ設けられる構成とすることができる。
この場合に、前記登録する手段は、コンテンツ対応にそ
のコンテンツのパケットの送信元となる情報提供端末を
記憶する手段と、この記憶する手段の記憶内容にしたが
って該当情報提供端末から該当ユーザ端末までの経路を
探索する手段と、この探索する手段の探索結果にしたが
って当該経路上の前記判定する手段の前記テーブルにユ
ーザから申告されたコンテンツ識別子の情報を登録する
手段とを備えることが望ましい。
【0031】このように、ユーザから申告されたコンテ
ンツ識別子の情報を各判定する手段のテーブルに登録す
るためには、該当情報提供端末から該当ユーザ端末まで
の経路を探索し、その経路上にあるノードのテーブルに
ユーザから申告されたコンテンツ識別子の情報を登録す
ることが必要になる。本発明では、コンテンツ対応にそ
のコンテンツのパケットの送信元となる情報提供端末を
記憶しておき、これにより経路探索を行う。
【0032】あるいは、前記登録する手段は、前記判定
する手段毎にそれぞれ設けられる構成とすることもでき
る。この場合に、前記登録する手段は、コンテンツ対応
にそのコンテンツのパケットの送信元となる情報提供端
末を記憶する手段と、この記憶する手段の記憶内容にし
たがって該当情報提供端末から該当ユーザ端末までの経
路を探索する手段と、到来するリクエストパケットをこ
のリクエストパケットに書き込まれた情報提供端末まで
の経路情報にしたがって転送する手段とを備え、この転
送する手段は、到来するリクエストパケットに情報提供
端末までの経路先情報がないときには前記経路を探索す
る手段により探索された経路情報にしたがって該当情報
提供端末までの経路情報を当該リクエストパケットに書
き込む手段を含むことが望ましい。
【0033】このように、前記登録する手段を多数分散
して配置する場合には、例えば、最初にリクエストパケ
ットを受信したノードが該当情報提供端末から該当ユー
ザ端末までの経路探索を行い、経路情報をリクエストパ
ケットに書き込む。一度、経路情報が書き込まれたら、
以降のノードではもはや経路探索を行う必要はなく、当
該経路情報にしたがってリクエストパケットの転送を行
うことができる。
【0034】あるいは、前記登録する手段は、コンテン
ツ対応にそのコンテンツのパケットの送信元となる情報
提供端末を記憶する手段と、この記憶する手段の記憶内
容にしたがって到来するリクエストパケットに書き込ま
れた情報提供端末までの経路を探索する手段と、この探
索する手段の探索結果にしたがって前記リクエストパケ
ットの経路情報を更新する手段とを備える構成とし、各
ノードでリクエストパケットが到来する度に、その都度
経路探索を行うようにすれば、情報提供端末からみた下
流のノードで不適切な経路が探索された場合でもそれ以
降の上流ノードで経路情報を改めることができる。例え
ば、リクエストパケットの転送途中で網内に伝送路の障
害が発生したようなときには、ユーザ端末に最も近いノ
ードで探索した経路はすでに不適切な経路となっている
可能性がある。このような場合には各ノードで経路情報
を更新することにより、常に適切な経路を選択すること
ができる。
【0035】前記登録する手段は、到来するリクエスト
パケットに書き込まれた情報提供端末の宛先情報対応に
ルーティングすべき出力ポートの情報を記憶する手段を
備えた構成としてもよい。
【0036】このようにすれば、各ノードで保持する必
要があるのは次段のノードまでのルーティング情報であ
り、分配網全体のトポロジ情報を保持する必要はなく、
各ノードが保持する情報量を低減させることができる。
【0037】前記登録する手段は、到来するリクエスト
パケットを当該ノードに接続された全ての出力方路に送
出する手段と、この送出する手段による送出履歴情報を
リクエストパケットに書き込む手段と、前記送出履歴情
報にしたがって当該リクエストパケットのホップ数を検
出する手段と、同一パケットが複数方路から到来したと
きにはこの検出する手段の検出結果にしたがって複数の
パケットのいずれかを選択する手段とを含む構成とする
こともできる。
【0038】これにより、各ノードは分配網全体のトポ
ロジ情報あるいは次段のノードまでのルーティング情報
などの情報を一切保持する必要がなくなる。同一のリク
エストパケットが複数到着した場合には、例えば、ホッ
プ数が最小のものを選択するようにすればよい。
【0039】また、前記判定する手段により配信すると
判定されたパケットを一時蓄積する手段を備えた構成と
することができる。この一時蓄積する手段は、パケット
転送先のパケット受け入れ速度が所定の速度以下である
とき当該転送先に転送すべきパケットを一時蓄積する手
段を備えることが望ましい。
【0040】すなわち、通過ノードにパケットを一時蓄
積する手段を設け、スループットが低下したパケット転
送先があるときには、この一時蓄積する手段にパケット
を蓄積することにより、スループット低下点よりも上流
の通過ノードのスループットの低下を回避する構成とす
ることもできる。
【0041】このように、配信すると判定されたパケッ
トを一時蓄積する手段を備えることにより、網内にスル
ープットの低下した箇所が発生した場合には、この箇所
に転送されるパケットは、この箇所の直前まで到着した
時点でこの一時蓄積する手段により蓄積される。したが
って、スループットの低下した箇所の上流に関しては、
当該スループットの低下の影響を受けることなくパケッ
トの転送を行うことができる。これにより、一部の配信
先のスループットの低下が網全体に影響することがな
い。
【0042】また、複数の前記情報提供端末が配置され
る場合には、複数の情報提供端末に対して送出許可を与
えるトークンを巡回させる手段と、トークンを受け取っ
た一つの情報提供端末およびまたは通過ノードからコン
テンツを送出させる手段とを備えることが望ましい。
【0043】これにより、複数の情報提供端末または通
過ノードから送出されるパケットが互いに衝突すること
を回避することができる。
【0044】あるいは、前記情報提供端末と前記ユーザ
端末との間には、通過ノードが階層的に配置され、各階
層には、複数の前記情報提供端末または前記通過ノード
が配置され、階層毎に設けられ、各階層毎のトラヒック
情報を収集する手段と、この収集する手段により収集さ
れたトラヒック情報にしたがって複数の前記情報提供端
末およびまたは前記通過ノードに対して送出許可を与え
る手段と、送出許可を受け取った一つの情報提供端末お
よびまたは通過ノードからコンテンツを送出させる手段
とを備える構成とすることもできる。
【0045】これにより、複数の情報提供端末または通
過ノードから送出されるパケットが互いに衝突すること
を回避することができるとともに、トラヒック状況にし
たがってパケットの転送を行うことができる。例えば、
下流のトラヒックが輻輳している情報提供端末または通
過ノードからのパケット転送を避け、比較的下流のトラ
ヒックの少ない情報提供端末または通過ノードからのパ
ケット転送を優先的に行うといった制御を実行すること
ができる。
【0046】ここまでは、コンテンツ識別子のみを用い
て本発明のプッシュ型ネットワークを実現する例を示し
たが、次に、コンテンツ識別子およびまたはカテゴリ識
別子を用いて本発明のプッシュ型ネットワークを実現す
る例を示す。
【0047】パケットに収容された情報内容のコンテン
ツの識別を行うためのコンテンツ識別子およびそのコン
テンツが属するカテゴリの識別を行うためのカテゴリ識
別子をパケットに付与する手段が設けられ、前記配信す
る手段は、前記コンテンツ識別子およびまたはカテゴリ
識別子にしたがってそのパケットを所定のユーザ端末に
配信するか否かを判定する手段を備えた構成とすること
もできる。
【0048】このときには、前記判定する手段は、宛先
対応に設けられ前記カテゴリ識別子およびまたは前記カ
テゴリ識別子に対応する前記コンテンツ識別子の情報が
登録されたテーブルを含み、パケットに付与されたカテ
ゴリ識別子がこのテーブルに登録されたカテゴリ識別子
の情報と一致し、かつ当該パケットに付与されたコンテ
ンツ識別子が当該カテゴリ識別子に対応してこのテーブ
ルに登録されたコンテンツ識別子の情報と一致すればそ
のパケットを通過させる手段を含むことが望ましい。
【0049】また、前記テーブルにユーザからの申告に
したがって当該ユーザが配信を希望する情報内容または
配信を拒否する情報内容のコンテンツ識別子およびまた
はカテゴリ識別子の情報を登録する手段を備えたり、あ
るいは、前記テーブルに情報提供者からの申告にしたが
って当該情報提供者が配信を希望する情報内容または配
信を禁止する情報内容のコンテンツ識別子およびまたは
カテゴリ識別子の情報を宛先対応に登録する手段を備え
たりすることもできる。
【0050】すなわち、本発明は、パケットに情報内容
のコンテンツおよびカテゴリを識別するコンテンツ識別
子およびカテゴリ識別子を付与し、ユーザ側(ディステ
ィネーション側)は事前に配信を希望する情報内容ある
いは配信を拒否する情報内容のコンテンツ識別子および
またはカテゴリ識別子の情報を分配網に登録する。分配
網内の各ノードでは、当該コンテンツおよびまたはカテ
ゴリの情報を下流のユーザが必要としているときは通過
させるフィルタを持つことにより、不要なパケットがユ
ーザに転送されることを回避することができる。
【0051】これにより、特定のカテゴリのパケットは
全て不通過としたり、あるいは反対に、特定のカテゴリ
のパケットは無条件に通過させるといったことができ
る。このように、ユーザは、コンテンツだけではなく、
カテゴリによっても配信されるパケットを選択すること
ができる。これにより、ユーザは、コンテンツだけで配
信されるパケットを選択する場合と比較してさらにきめ
の細かいフィルタリングを行うことができる。あるい
は、ユーザは、カテゴリ識別子の情報だけをテーブルに
登録し、コンテンツに関しては不問とする条件を設定す
ることにより、情報の選択範囲を広くすることもでき
る。また、ネットワーク側は、カテゴリにより大まかな
フィルタリングを行った後に、コンテンツによるフィル
タリングを行うことにより、フィルタリングを効率良く
実行することができる。
【0052】情報提供者側では、個々のユーザの宛先を
個別にパケットに付与することなく、単に、コンテンツ
識別子およびカテゴリ識別子をパケットに付与すること
により、そのコンテンツおよびまたはカテゴリのパケッ
トを必要としているユーザに、パケットを配信すること
ができる。
【0053】あるいは、情報提供者が特定の宛先に配信
を希望する情報内容または配信を禁止する情報内容のコ
ンテンツ識別子およびまたはカテゴリ識別子を分配網に
登録しておくことができるようにすることにより、特定
のコンテンツおよびまたはカテゴリの情報を積極的に特
定のユーザに配信したり、または、特定のコンテンツお
よびまたはカテゴリの情報を特定のユーザに配信禁止と
したりすることもできる。
【0054】なお、前記テーブルに登録されたコンテン
ツ識別子およびまたはカテゴリ識別子の情報の削除およ
び登録する手段の構成に関しては、前述したコンテンツ
識別子の場合と同様である。すなわち、前記テーブルに
登録されたコンテンツ識別子およびまたはカテゴリ識別
子の情報を当該コンテンツ識別子およびカテゴリ識別子
が付与された一連のパケットの通過後に前記テーブルか
ら削除する手段を備えた構成としたり、前記削除する手
段は、前記一連のパケットの通過後の所定時間経過後に
前記コンテンツ識別子およびまたはカテゴリ識別子の情
報を前記テーブルから削除する手段を備えた構成とした
り、前記テーブルに登録されたコンテンツ識別子および
またはカテゴリ識別子の情報をあらかじめ設定された時
刻に前記テーブルから削除する手段を備えた構成とした
り、記判定する手段は、コンテンツ識別子およびまたは
カテゴリ識別子の情報の削除を要求するパケットを受信
し該当するコンテンツ識別子およびカテゴリ識別子の情
報を前記テーブルから削除する手段を備えた構成とした
りすることができる。
【0055】このとき、前記ユーザ端末は、前記コンテ
ンツ識別子およびまたはカテゴリ識別子の情報の削除を
要求するパケットを送信する手段を備える構成とした
り、前記情報提供端末は、前記コンテンツ識別子および
またはカテゴリ識別子の情報の削除を要求するパケット
を送信する手段を備えた構成としたりすることができ
る。
【0056】あるいは、前記判定する手段は、通過した
パケットのコンテンツ識別子およびカテゴリ識別子と同
一のコンテンツ識別子およびカテゴリ識別子を有するパ
ケットが、最終パケットが通過後、一定時間経過しても
一つも到着しなかったら、そのコンテンツ識別子および
またはカテゴリ識別子の情報を前記テーブルから削除す
る手段を備えた構成としたり、前記判定する手段は、前
記コンテンツ識別子およびカテゴリ識別子が付与された
パケットを受信したノードまたはユーザ端末から送出さ
れた受信完了を通知するパケットを受信すると該当する
コンテンツ識別子およびまたはカテゴリ識別子の情報を
前記テーブルから削除する手段を備えた構成とすること
もできる。
【0057】前記登録する手段は、ユーザの申告するコ
ンテンツ識別子およびまたはカテゴリ識別子が書き込ま
れたリクエストパケットを受信する手段と、この受信す
る手段により受信されたリクエストパケットに書き込ま
れたコンテンツ識別子およびまたはカテゴリ識別子にし
たがってコンテンツ識別子およびまたはカテゴリ識別子
の情報を前記テーブルに登録する手段を含む構成とした
り、前記登録する手段は、複数の前記判定する手段に対
して一つ設けられ、コンテンツおよびまたはカテゴリ対
応にそのコンテンツおよびまたはカテゴリのパケットの
送信元となる情報提供端末を記憶する手段と、この記憶
する手段の記憶内容にしたがって該当情報提供端末から
該当ユーザ端末までの経路を探索する手段と、この探索
する手段の探索結果にしたがって当該経路上の前記判定
する手段の前記テーブルにユーザから申告されたコンテ
ンツ識別子およびまたはカテゴリ識別子の情報を登録す
る手段とを備えた構成とすることができる。
【0058】あるいは、前記登録する手段は、前記判定
する手段毎にそれぞれ設けられ、コンテンツおよびまた
はカテゴリ対応にそのコンテンツおよびまたはカテゴリ
のパケットの送信元となる情報提供端末を記憶する手段
と、この記憶する手段の記憶内容にしたがって該当情報
提供端末から該当ユーザ端末までの経路を探索する手段
と、到来するリクエストパケットをこのリクエストパケ
ットに書き込まれた情報提供端末までの経路情報にした
がって転送する手段とを備え、この転送する手段は、到
来するリクエストパケットに情報提供端末までの経路情
報がないときには前記経路を探索する手段により探索さ
れた経路情報にしたがって該当情報提供端末までの経路
情報を当該リクエストパケットに書き込む手段を含む構
成としたり、前記登録する手段は、コンテンツおよびま
たはカテゴリ対応にそのコンテンツおよびまたはカテゴ
リのパケットの送信元となる情報提供端末を記憶する手
段と、この記憶する手段の記憶内容にしたがって到来す
るリクエストパケットに書き込まれた情報提供端末まで
の経路を探索する手段と、この探索する手段の探索結果
にしたがって前記リクエストパケットの経路情報を更新
する手段とを備えた構成としたり、前記登録する手段
は、到来するリクエストパケットに書き込まれた情報提
供端末の宛先情報対応にルーティングすべき出力ポート
の情報を記憶する手段を備えた構成としたり、前記登録
する手段は、到来するリクエストパケットを自ノードに
接続された全ての出力方路に送出する手段と、この送出
する手段による送出履歴情報をリクエストパケットに書
き込む手段と、前記送出履歴情報にしたがって当該リク
エストパケットのホップ数を検出する手段と、同一パケ
ットが複数方路から到来したときにはこの検出する手段
の検出結果にしたがって複数のパケットのいずれかを選
択する手段とを含む構成とすることができる。
【0059】以上では、コンテンツ識別子のみを用いる
例と、コンテンツ識別子およびまたはカテゴリ識別子の
双方を用いる例とを説明したが、カテゴリ識別子のみを
用いる例も考えられる。この場合には、前述したコンテ
ンツ識別子のみを用いる例の説明におけるコンテンツお
よびコンテンツ識別子をカテゴリおよびカテゴリ識別子
として解釈することにより、同様に説明することができ
る。
【0060】
【発明の実施の形態】(第一実施例)本発明第一実施例
のプッシュ型ネットワークの構成を図1ないし図3を参
照して説明する。図1は本発明第一実施例のプッシュ型
ネットワークの構成を示す図である。図2は本発明第一
実施例のパケットの構成を示す図である。図3は本発明
第一実施例のコンテンツフィルタの構成を示す図であ
る。
【0061】本発明は、図1に示すように、情報提供端
末7から送出される一つのパケットに収容された情報を
複写して複数の同一情報のパケットを生成する手段であ
る複写ノード2と、この複写ノード2により生成された
パケットを複数のユーザ端末8に配信する手段である分
配網10とを備えたプッシュ型ネットワークである。
【0062】ここで、本発明の特徴とするところは、図
2に示すように、パケットに収容された情報のコンテン
ツの識別を行うためのコンテンツ識別子をパケットに付
与する手段であるコンテンツID付与部3が設けられ、
分配網10は、前記コンテンツ識別子にしたがってその
コンテンツ識別子が付与されたパケットを所定のユーザ
端末8に配信するか否かを判定する手段であるコンテン
ツフィルタ1を備えたところにある。
【0063】図3に示すように、コンテンツフィルタ1
は、宛先対応にコンテンツ識別子の情報が登録されたC
OIテーブル13を含み、パケットに付与されたコンテ
ンツ識別子がCOIテーブル13に登録されたコンテン
ツ識別子の情報と一致すればそのパケットを通過させる
手段である通過・廃棄コントローラ12を含む。このC
OIテーブル13には、ユーザからの申告にしたがって
コンテンツ識別子の情報を登録することができる。
【0064】本発明第一実施例のプッシュ型ネットワー
クの動作を図1ないし図4を参照して説明する。図4は
本発明第一実施例のプッシュ型ネットワークの具体的配
信の例を示す図である。図3に示すように、コンテンツ
フィルタ1は、ユーザから申告のあったコンテンツ識別
子の情報を登録しているCOIテーブル13、パケット
内のコンテンツ識別子(COI)を読み取り、比較する
パケットヘッダ解析部11、および、当該パケットの通
過もしくは廃棄を決定する通過・廃棄コントローラ12
より構成される。
【0065】到着したパケットは、パケットヘッダ解析
部11でCOIビットを読み取られ、通過・廃棄コント
ローラ12では、COIテーブル13内に当該COI値
が格納されている場合はこのパケットを通過させ、格納
されていない場合は廃棄する。COIテーブル13の追
加または削除は、ユーザからの要または不要コマンドに
より実行する。
【0066】ユーザは自分の必要とするコンテンツ識別
子の情報をあらかじめ分配網10に送る。各コンテンツ
フィルタ1は、このコンテンツ識別子の情報をCOIテ
ーブル13に登録する。コンテンツ識別子は、例えば、
テレビ番組のGコードのように各コンテンツ毎にユニー
クである。
【0067】ソースから分配網10内に転送されたパケ
ットは、そのコンテンツ識別子をコンテンツフィルタ1
のパケットヘッダ解析部11により判読される。コンテ
ンツフィルタ1の通過・廃棄コントローラ12は、その
コンテンツ識別子がCOIテーブル13に登録されてい
るコンテンツ識別子の情報と一致する場合には、そのパ
ケットを通過させるが、そのコンテンツ識別子がCOI
テーブル13に登録されているコンテンツ識別子の情報
と一致しない場合には廃棄する。
【0068】図4の例では、ユーザ#1、#2、#7
は、分配網10に対して“コンテンツ識別子(COI)
=8”を申告する。分配網10では、これを受けてユー
ザ#1、#2、#7へのパケットの転送に係わるコンテ
ンツフィルタ1のCOIテーブル13に“COI=8”
を登録する。したがって、ソース側から送出されたコン
テンツ識別子(COI)=8を有するパケットは、#
1、#2、#7へのパケットの転送に係わるコンテンツ
フィルタ1を通過し、ユーザ#1、#2、#7に転送さ
れる。
【0069】このように、ソース側は定期的にコンテン
ツを配信すると、あらかじめ申し出を行ったユーザにマ
ルチキャストして転送されていく。
【0070】(第二実施例)本発明第二実施例のプッシ
ュ型ネットワークの構成を図2、図5、図6を参照して
説明する。図2は本発明第一実施例のパケット構成を示
す図であるが、本発明第二実施例と共通である。図5は
本発明第二実施例のプッシュ型ネットワークの要部ブロ
ック構成図である。図6は本発明第二実施例のコンテン
ツフィルタの要部ブロック構成図である。
【0071】本発明はプッシュ型ネットワークであっ
て、図5に示すように、情報提供端末7から送出される
一つのパケットに収容された情報を複写して複数の同一
情報のパケットを生成する手段である複写ノード2と、
この複写ノード2により生成されたパケットを複数のユ
ーザ端末8に配信する手段である分配網10とを備え、
情報提供端末7には、パケットに収容された情報内容の
コンテンツの識別を行うためのコンテンツ識別子をパケ
ットに付与する手段であるコンテンツID付与部3が設
けられ、分配網10は、前記コンテンツ識別子にしたが
ってそのパケットを所定のユーザ端末に配信するか否か
を判定する手段であるコンテンツフィルタ1を備え、コ
ンテンツフィルタ1は、図6に示すように、宛先対応に
設けられ前記コンテンツ識別子の情報が登録されたCO
Iテーブル13と、パケットに付与されたコンテンツ識
別子がこのCOIテーブル13に登録されたコンテンツ
識別子の情報と一致すればそのパケットを通過させる手
段であるパケットヘッダ解析部11および通過・廃棄コ
ントローラ12とを含み、COIテーブル13にユーザ
からの申告にしたがって当該ユーザが配信を希望する情
報内容のコンテンツ識別子の情報を登録するプッシュ型
ネットワークである。
【0072】本発明第二実施例では、図6に示すよう
に、COIテーブル13に登録されたコンテンツ識別子
の情報を当該コンテンツ識別子が付与された一連のパケ
ットの通過後に削除する手段としてのCOIテーブルク
リア部4を備えたことを特徴とする。
【0073】本発明第二実施例のプッシュ型ネットワー
クの動作を図5ないし図9を参照して説明する。図7は
同一コンテンツを有する複数のパケットの構成例を示す
図である。図8は本発明第二実施例の動作を示すフロー
チャートである。図9は本発明第二実施例のCOIテー
ブルの例を示す図である。
【0074】プッシュ型ネットワークでは、ユーザは自
分の必要とするコンテンツ識別子を網に送り、各通過ノ
ード内のコンテンツフィルタ1は、これらのコンテンツ
識別子をCOIテーブル13にストアする。コンテンツ
識別子はテレビ番組のGコードのように各コンテンツご
とにユニークである。ソースが分配網10内に転送した
パケットは各コンテンツフィルタ1でCOIテーブル1
3にある場合は通過させ、COIテーブル13にない場
合は廃棄する。このように、ソースが定期的にコンテン
ツを配信するとあらかじめ申し出を行ったユーザにマル
チキャストして転送されていく。
【0075】図8に示すように、パケットが通過した
後、図6に示すCOIテーブルクリア部4で、通過した
パケットのコンテンツ識別子をCOIテーブル13から
削除する。
【0076】図7のように、同一のコンテンツ識別子を
有するパケットが複数のパケットに分割され、網内を転
送される場合もある。このような場合には、それぞれの
パケットには、先頭パケットを示すBOC(Beginning O
f Contents) 、中間パケットを示すMOC(Middle Of C
ontents)、最後尾パケットを示すEOC(End Of Conten
ts) が付与される。この場合に、同一のコンテンツ識別
子を有する一連のパケットの通過は、最後尾パケットの
通過を検出することにより認識することができる。例え
ば、COI=#180のコンテンツが通過すると、CO
Iテーブルクリア部4は、図9のように、COIテーブ
ルクリア信号をCOIテーブルに送出し、COI=#1
80の登録を削除する。
【0077】このように、不要になったコンテンツ識別
子の登録をCOIテーブル13から削除することによ
り、テーブルメモリのリソースを有効に利用できる。
【0078】(第三実施例)本発明第三実施例のコンテ
ンツフィルタの構成を図10を参照して説明する。図1
0は本発明第三実施例のコンテンツフィルタの要部ブロ
ック構成図である。本発明第三実施例のコンテンツフィ
ルタ1では、図10に示すように、COIテーブルクリ
ア部4は、前記一連のパケットの通過後の所定時間経過
後に前記コンテンツ識別子の情報を削除する手段として
のタイマ15を備えることを特徴とする。
【0079】次に、本発明第三実施例のコンテンツフィ
ルタの動作を図11を参照して説明する。図11は本発
明第三実施例のコンテンツフィルタの動作を示すフロー
チャートである。本発明第二実施例では、パケットが通
過した後に、直ちにCOIテーブル13のクリアの動作
を開始した。これに対し、本発明第三実施例では、図1
1に示すように、パケットが通過した後に、図10に示
すタイマ15によりある一定時間が経過した後に、CO
Iテーブルクリア部4は、COIテーブル13のクリア
の動作を開始する。
【0080】したがって、パケットが通過した後でも、
同一のコンテンツ識別子を持つパケットが到着した場合
には、一定時間内であれば、当該パケットを通過させる
ことができる。
【0081】本発明第三実施例のコンテンツフィルタに
は二通りの用途が考えられる。第一の用途は、あらかじ
めユーザが登録したコンテンツ識別子を有するパケット
が通過したら、一定時間後にこれをCOIテーブル13
から削除する用途であり、通常は数時間ないし数日間の
内に行われる。第二の用途は、タイマ15の設定値を数
週間あるいは数ヶ月といったきわめて長い時間に設定す
ることにより、情報提供者側で情報の提供がすでに終了
してしまっているコンテンツを識別して削除する用途で
ある。
【0082】第二の用途の場合に、情報提供者は、コン
テンツ識別子の情報がCOIテーブル13から削除され
ることを回避したい場合には、定期的に所定のコンテン
ツ識別子を付与したダミーのパケットを送信することに
より、これを回避することができる。
【0083】(第四実施例)本発明第四実施例のコンテ
ンツフィルタの構成を図12を参照して説明する。図1
2は本発明第四実施例のコンテンツフィルタの要部ブロ
ック構成図である。本発明第四実施例のコンテンツフィ
ルタ1は、図12に示すように、COIテーブル13に
登録されたコンテンツ識別子の情報をあらかじめ設定さ
れた時刻に削除する手段であるクリア時刻設定部16を
備えることを特徴とする。
【0084】次に、本発明第四実施例のコンテンツフィ
ルタの動作を図13を参照して説明する。図13は本発
明第四実施例のコンテンツフィルタの動作を示すフロー
チャートである。本発明第二実施例では、パケットが通
過した後に、直ちにCOIテーブル13のクリアの動作
を開始した。これに対し、本発明第四実施例では、図1
3に示すように、コンテンツ毎にCOIテーブル13を
クリアする時刻を図12に示すクリア時刻設定部16に
あらかじめ設定しておく。設定時刻になったならば、C
OIテーブルクリア部4は、COIテーブル13の当該
コンテンツ識別子をクリアする。
【0085】これにより、発信される時刻に情報の価値
があるニュースなどのコンテンツに対し、ある時刻を過
ぎた場合は、情報の価値が低下しているので、COIテ
ーブル13に登録されたコンテンツ識別子が不要と判断
されてクリアされる。
【0086】(第五実施例)本発明第五実施例のコンテ
ンツフィルタの構成を図14および図15を参照して説
明する。図14は本発明第五実施例のプッシュ型ネット
ワークの構成例を示す図である。図15は本発明第五実
施例のコンテンツフィルタの要部ブロック構成図であ
る。本発明第五実施例のコンテンツフィルタ1は、図1
5に示すように、情報提供端末7から送信されるコンテ
ンツ識別子の削除を要求するCOIテーブルクリアパケ
ットを受信し該当するコンテンツ識別子を削除する手段
であるCOIテーブルクリア部4を備えたことを特徴と
する。
【0087】次に、本発明第五実施例のコンテンツフィ
ルタの動作を図16および図17を参照して説明する。
図16は本発明第五実施例のCOIテーブルクリアパケ
ットの構成を示す図である。図17は本発明第四実施例
のコンテンツフィルタの動作を示すフローチャートであ
る。本発明第五実施例では、COIテーブル13をクリ
アする場合は、図17に示すように、図14に示すサー
バ(ソース)が、COIテーブルクリアパケットを網内
に送出する。図16のように、COIテーブルクリアパ
ケットでは、通常のコンテンツを転送するパケットにク
リアパケット識別子(CLR)が付与されており、この
値によりCOIテーブルクリアパケットと判断できる。
【0088】COIテーブルクリアパケットも分配網1
0内を、通常のパケットと同様に転送され、COIテー
ブル13によりフィルタがかかり、通過したり廃棄した
りする。図15に示すパケットヘッダ解析部11が、図
16に示すCOIテーブルクリアパケットを検出する
と、図15に示すCOIテーブルクリア部4は、COI
テーブル13の当該コンテンツ識別子をクリアする。
【0089】(第六実施例)本発明第六実施例のコンテ
ンツフィルタの構成を図18および図19を参照して説
明する。図18は本発明第六実施例のプッシュ型ネット
ワークの構成例を示す図である。図19は本発明第六実
施例のコンテンツフィルタの要部ブロック構成図であ
る。本発明第六実施例のコンテンツフィルタ1は、図1
9に示すように、コンテンツ識別子が付与されたパケッ
トを受信したノードまたはユーザから送出された受信完
了を通知するパケットを受信すると該当するコンテンツ
識別子を削除する手段である受信完了通知パケット解析
部18を備えたことを特徴とする。
【0090】次に、本発明第六実施例のコンテンツフィ
ルタの動作を図20を参照して説明する。図20は本発
明第六実施例のコンテンツフィルタの動作を示すフロー
チャートである。本発明第六実施例のコンテンツフィル
タでは、図20に示すように、コンテンツを通過ノード
より下流のノードまたはユーザが当該コンテンツを受信
したら、上流ノードへ受信完了を通知する受信完了通知
パケットを送出する。上流ノードでは、受信完了通知パ
ケットを受信する。
【0091】図19に示す受信完了通知パケット解析部
18が下流のリーフとなるすべてのまたは一部のノード
からの当該パケットの到来を検出したら、下流への受信
が完了したと判断し、COIテーブルクリア部4は、C
OIテーブル13の当該コンテンツ識別子をクリアす
る。
【0092】(第七実施例)本発明第七実施例のコンテ
ンツフィルタの構成を図21および図22を参照して説
明する。図21は本発明第七実施例のプッシュ型ネット
ワークの構成例を示す図である。図22は本発明第七実
施例のコンテンツフィルタの要部ブロック構成図であ
る。本発明第七実施例のコンテンツフィルタ1は、図2
2に示すように、ユーザ端末8から送信されるコンテン
ツ識別子の削除を要求するクレームパケットを受信し該
当するコンテンツ識別子を削除する手段であるクレーム
パケット解析部19を備えたことを特徴とする。
【0093】次に、本発明第七実施例のコンテンツフィ
ルタの動作を図23を参照して説明する。図23は本発
明第七実施例のコンテンツフィルタの動作を示すフロー
チャートである。本発明第七実施例では、COIテーブ
ル13をクリアする場合は、図23に示すように、ユー
ザ(ディステイネーション)が、受信を希望しないコン
テンツ識別子のクレームパケットを網内に送出する。ク
レームパケットの経路は、図21に示すように、サーバ
からユーザまでパケットが転送される逆の経路である。
この経路情報は、例えば、ユーザに到着するパケット
に、通過した経路の情報を付加することにより、ユーザ
に伝えられる。図22に示すクレームパケット解析部1
9により、クレームパケットを受信したことを検出した
ノードは、当該ノードより下流のノードでクレームパケ
ットを発信したユーザ以外に影響がない場合のみ、CO
Iテーブルクリア部4によりCOIテーブル13の当該
コンテンツ識別子をクリアする。
【0094】(第八実施例)本発明第八実施例のプッシ
ュ型ネットワークの構成を図5、図2、図3、図24、
図25、図26を参照して説明する。図5は本発明第二
実施例のプッシュ型ネットワークの要部ブロック構成図
であるが、本発明第八実施例のプッシュ型ネットワーク
の要部ブロック構成図と共通である。図2は本発明第一
実施例で用いるパケットの構成を示す図であるが、本発
明第八実施例で用いるパケットの構成を示す図と共通で
ある。図3は本発明第一実施例のコンテンツフィルタの
要部ブロック構成図であるが、本発明第八実施例のコン
テンツフィルタの要部ブロック構成図と共通である。図
24は本発明第八実施例のプッシュ型ネットワークの構
成を示す図である。図25は本発明第八実施例のコンテ
ンツフィルタ設定装置の要部ブロック構成図である。図
26は本発明第八実施例のリクエストパケットの構成図
である。
【0095】本発明は、プッシュ型ネットワークであっ
て、本発明の特徴とするところは、図5に示すように、
情報提供端末7から送出される一つのパケットに収容さ
れた情報を複写して複数の同一情報のパケットを生成す
る手段である複写ノード2と、この複写ノード2により
生成されたパケットを複数のユーザ端末8に配信する手
段である分配網10とを備え、パケットに収容された情
報内容のコンテンツの識別を行うためのコンテンツ識別
子をパケットに付与する手段であるコンテンツID付与
部3が設けられ、分配網10は、前記コンテンツ識別子
にしたがってそのパケットを所定のユーザ端末8に配信
するか否かを判定する手段としてのコンテンツフィルタ
1を備え、コンテンツフィルタ1は、図3に示すよう
に、宛先対応に設けられコンテンツ識別子の情報が登録
されたCOIテーブル13を含み、パケットに付与され
たコンテンツ識別子がこのCOIテーブル13に登録さ
れたコンテンツ識別子の情報と一致すればそのパケット
を通過させる手段である通過・廃棄コントローラ12を
含み、図24に示すように、コンテンツフィルタ1のC
OIテーブル13にユーザからの申告にしたがってコン
テンツ識別子の情報を登録する手段であるコンテンツフ
ィルタ設定装置20を備え、このコンテンツフィルタ設
定装置20は、図25に示すように、ユーザの申告する
コンテンツ識別子が書き込まれたリクエストパケットを
受信する手段であるコンテンツID解析部21と、この
コンテンツID解析部21により受信されたリクエスト
パケットに書き込まれたコンテンツ識別子にしたがって
コンテンツ識別子の情報をCOIテーブル13に登録す
る手段であるコンテンツフィルタ設定部23を含むとこ
ろにある。
【0096】次に、本発明第八実施例のプッシュ型ネッ
トワークの動作を説明する。ユーザは自分の必要とする
情報内容を示すコンテンツ識別子を分配網10に送り、
図5に示す各通過ノード内のコンテンツフィルタ1は、
これらのコンテンツ識別子(COI)を図3に示すCO
Iテーブル13にストアする。コンテンツ識別子はテレ
ビ番組のGコードのように各コンテンツごとにユニーク
である。情報提供端末7から分配網10内に転送された
パケットは各コンテンツフィルタ1でCOIテーブル1
3にある場合は通過させ、COIテーブル13にない場
合には当該コンテンツフィルタ1で廃棄する。このよう
に、情報提供端末側は定期的にコンテンツを配信する
と、パケットはあかじめ申し出を行ったユーザにマルチ
キャストして転送されていく。
【0097】本発明第八実施例では、図24に示すよう
に、ユーザがコンテンツフィルタ1を設定するために、
コンテンツフィルタ設定装置20がネットワークの情報
提供端末側に置かれている。コンテンツフィルタ設定装
置20は、ネットワーク内のコンテンツフィルタ1を集
中的に管理している。
【0098】ユーザがあるコンテンツの情報を持ったパ
ケットを受信するには、情報提供端末7からユーザ端末
8まで、該当するコンテンツのパケットが通過するよう
に、各ノードのコンテンツフィルタ1を設定しなければ
ならない。
【0099】まず、ユーザは、ネットワークにコンテン
ツの受信を要求するリクエストパケットを送出する。リ
クエストパケットは、図26に示すように、リクエスト
パケットを識別するリクエストパケット識別子RQ、コ
ンテンツ識別子COI、情報提供端末7のアドレスを示
すソースアドレスSAの領域をもっている。
【0100】リクエスト識別子RQとコンテンツ識別子
COIは、ユーザが設定するものである。また、ソース
アドレスSAは、ユーザが設定する場合もあるし、ある
いは、網管理者側が設定する場合もある。例えば、コン
テンツを発信する情報提供端末としてのサーバをユーザ
が特定する場合にはソースアドレスSAをユーザが設定
する。また、コンテンツを発信するサーバを特定しない
場合は、ユーザはソースアドレスSAを設定せず網管理
者側が設定する。
【0101】ユーザから分配網10内に送出されたリク
エストパケットは、ノードを経由して、コンテンツフィ
ルタ設定装置20に転送される。図25に示すように、
コンテンツフィルタ設定装置20では、コンテンツID
解析部21でコンテンツ識別子(COI)を解析する。
その際、リクエストパケットに、ソースアドレスSAが
設定されていない場合は、コンテンツ情報記憶部25
で、当該コンテンツを発信する適当なサーバのアドレス
を検索する。コンテンツ情報記憶部25では、コンテン
ツをどのサーバが発信しているかの情報を更新してい
る。経路探索部22は、ユーザとソースを発信するサー
バ間の経路をネットワークトポロジ情報記憶部24の情
報を基に探索する。探索経路は、例えば、最短経路や最
小ホップ経路を選択する。ネットワークトポロジ情報記
憶部24では、網管理者やネットワークエレメントから
トポロジ情報を更新している。
【0102】コンテンツフィルタ設定部23では、サー
バからユーザまでの経路上のノードにおいて、サーバか
ら発信された当該コンテンツが通過できるように該当す
るコンテンツフィルタ1を設定する。
【0103】このようにコンテンツフィルタ1を設定す
ることにより、従来のように、ソースのサーバがユーザ
の数だけコンテンツをコピーすることなく、定期的に送
ってくるようなプッシュ型サービスのトラヒックを効率
よく転送するプッシュ型ネットワークを実現できる。
【0104】(第九実施例)本発明第九実施例のプッシ
ュ型ネットワークを図27ないし図29を参照して説明
する。図27は本発明第九実施例のコンテンツフィルタ
の設定を説明するための図である。図28は本発明第九
実施例のコンテンツフィルタ設定装置の要部ブロック図
である。図29は本発明第九実施例のリクエストパケッ
トを説明する図である。本発明第九実施例では、コンテ
ンツフィルタ設定装置30が各ノードに配備されてい
る。ユーザからリクエストパケットを受信した最初のノ
ードは、図28に示す経路探索部33で経路を探索す
る。経路を探索したら、図29のリクエストパケットに
ユーザまたは該当ノードからサーバまでの経路情報を書
き込む。リクエストパケットは、サーバ向きへの上流ノ
ードへ転送される。また、コンテンツフィルタ設定部3
4は、当該コンテンツフィルタ1を設定する。
【0105】下流ノードから転送されたリクエストパケ
ットを受信したノードは、コンテンツフィルタ設定装置
30で、リクエストパケットに経路情報があれば、経路
探索を行わず、サーバ向きへの上流ノードへ転送する。
また、コンテンツフィルタ設定部34は、当該コンテン
ツフィルタ1を設定する。
【0106】このようにして、リクエストパケットは、
サーバとユーザ間の経路上を上流方向に転送され、コン
テンツフィルタ1を設定していく。
【0107】本発明第九実施例では、分散的にコンテン
ツフィルタ設定装置30を配備しているので処理能力の
向上が図られる。
【0108】(第十実施例)本発明第十実施例のプッシ
ュ型ネットワークを図30を参照して説明する。図30
は本発明第十実施例のコンテンツフィルタ設定装置の要
部ブロック構成図である。本発明第九実施例では、ユー
ザからリクエストパケットを受信したノードは、経路探
索をして、それより上流のノードは、経路情報に基づい
て、リクエストパケットを転送している。
【0109】これに対し、本発明第十実施例では、各ノ
ードで、各ノードからサーバまでの経路探索を行う。各
ノードで経路を探索し、変更があれば経路情報を書き換
える。これにより、下流のノードで最適な経路が選択さ
れなくても、上流ノード側で経路を変更することができ
る。例えば、下流のノードで選択した経路に障害が発生
し、この時点でリクエストパケットが未だサーバに到達
していない場合には、上流ノード側で更新した経路情報
にしたがってリクエストパケットが転送されるので、障
害箇所を回避した転送を行うことができる。
【0110】すなわち、図28に示す本発明第九実施例
のコンテンツフィルタ設定装置30では、経路探索部3
3を迂回するパケットがあるが、図30に示す本発明第
十実施例のコンテンツフィルタ設定装置40では、いず
れのパケットも必ず経路探索部43を通過するようにな
っている。
【0111】(第十一実施例)本発明第十一実施例のプ
ッシュ型ネットワークを図31を参照して説明する。図
31は本発明第十一実施例のコンテンツフィルタ設定装
置の要部ブロック構成図である。第九実施例、第十実施
例では、ネットワークトポロジ情報を基に、サーバから
当該ノードまでの経路探索を行っていた。第十一実施例
では、経路探索を行わずに、サーバのソースアドレスS
Aから、ルーティングテーブル55を参照して、次の上
流ノードへ転送する。ルーティングテーブル55では、
ソースアドレスSAとノードの出力すべきポート番号が
書かれている。ルーティングテーブル55は、ネットワ
ークのトポロジの情報等から作成される。
【0112】このように、各ノードで経路探索するため
に、ネットワークトポロジ情報を保持しておく必要がな
い。その代わりに、ルーティングテーブル55を保持し
ておけばよいので各ノードが保持する情報量を低減させ
ることができる。
【0113】(第十二実施例)本発明第十二実施例のプ
ッシュ型ネットワークを図32〜図35を参照して説明
する。図32は本発明第十二実施例のコンテンツフィル
タの設定を説明するための図である。図33は本発明第
十二実施例のコンテンツフィルタ設定装置の要部ブロッ
ク構成図である。図34は本発明第十二実施例のリクエ
ストパケットを説明するための図である。図35は本発
明第十二実施例のCF設定パケットを説明するための図
である。本発明第八実施例〜第十一実施例では、ソース
のサーバ側にリクエストパケットを転送するために、経
路探索またはルーティングテーブルの探索を行ってい
た。また、上流に転送される途中でコンテンツフィルタ
1を設定していた。これに対し、本発明第十二実施例で
は、リクエストパケットをフラッディングして、リクエ
ストパケットがソースのサーバまで到着したら、サーバ
からユーザ方向に、コンテンツフィルタの設定を行う。
【0114】図32のように、ユーザからリクエストパ
ケットを受信したノード#1は、受信したポート以外の
すべてのポートにパケットをコピーして転送する。図3
3に示すコンテンツフィルタ設定装置60のフラッディ
ング部64で、送出履歴情報としての当該ノードの情報
やユーザから当該ノードまでの距離の情報をパケットに
書き込み、パケットをコピーして受信したポート以外の
すべてのポートに転送する。距離は、例えば、ホップ数
や伝送リンクの長さ等から決定される。このようにし
て、リクエストパケットは分配網10内を伝搬する。伝
搬される毎に距離は加算される。また、通過したノード
の数も累積されて加算される。
【0115】ノード#5においては、経路#1−#2−
#5と経路#1−#3−#5の複数の経路からリクエス
トパケットがくる。同一のリクエストであることは、コ
ンテンツ識別子COI、リクエストパケット識別子RQ
によって判断できる。特に、リクエストパケット識別子
RQは、ユーザ毎のリクエストパケットが識別できるよ
うに設定しておく。複数の経路から同一のリクエストの
リクエストパケットを受信したら、リクエストパケット
解析部62で1つだけを選択して、コピーして他のノー
ドに転送する。選択されなかった同一リクエストのリク
エストパケットは廃棄される。
【0116】また、経由ノード数を制限するホップリミ
ットHLをユーザまたはネットワークがあらかじめ設定
しておき、通過したノード数がホップリミットHLより
超えたら、廃棄される。また、リクエストパケットは、
通過したノードには、逆方向に転送しない。
【0117】ここで、複数の経路から同一のリクエスト
のリクエストパケットを選択する方法として、最も早く
到達したリクエストパケットを選択する方法がある。2
番目に到着したリクエストパケットは廃棄する。また、
最も早く到着した時から、ある一定の時間を設定してお
き、その時間内に到着したリクエストパケットのうち、
距離が最小のもの、または、通過したノード数が最小の
ものを選択する方法がある。
【0118】ネットワークを伝搬したリクエストパケッ
トは、ソースのサーバに到着する。ソースのサーバも、
通過ノードと同様にして1つのリクエストパケットを選
択する。当該リクエストパケットの通過経路が、サーバ
がユーザまでコンテンツを転送する経路となり、図35
に示すコンテンツフィルタ(CF)設定パケットにコン
テンツ転送経路が書き込まれる。CF設定パケットは、
コンテンツ転送経路にしたがって、経路上のノードのコ
ンテンツフィルタ設定装置60で、コンテンツフィルタ
を設定していく。
【0119】このように、本発明第十二実施例では、サ
ーバのアドレスがなくても、サーバまでフラッディング
によりリクエストパケットを転送できる。
【0120】(第十三実施例)本発明第十三実施例のプ
ッシュ型ネットワークの構成を図2、図5、図36を参
照して説明する。図2は本発明第一実施例のパケットの
構成を示す図であるが、本発明第十三実施例のパケット
の構成を示す図と共通である。図5は本発明第二実施例
のプッシュ型ネットワークの構成を示す図であるが、本
発明第十三実施例のプッシュ型ネットワークの構成を示
す図と共通である。図36は本発明第十三実施例のコン
テンツフィルタの構成を示す図である。
【0121】本発明は、図5に示すように、情報提供端
末7から送出される一つのパケットに収容された情報を
複写して複数の同一情報のパケットを生成する手段であ
る複写ノード2と、この複写ノード2により生成された
パケットを複数のユーザ端末8に配信する手段である分
配網10とを備えたプッシュ型ネットワークである。
【0122】ここで、本発明の特徴とするところは、図
2に示すように、パケットに収容された情報のコンテン
ツの識別を行うためのコンテンツ識別子をパケットに付
与する手段であるコンテンツID付与部3が設けられ、
分配網10は、前記コンテンツ識別子にしたがってその
コンテンツ識別子が付与されたパケットを所定のユーザ
端末8に配信するか否かを判定する手段であるコンテン
ツフィルタ1を備え、図36に示すように、コンテンツ
フィルタ1により配信すると判定されたパケットを一時
蓄積する手段である蓄積装置9を備えたところにある。
【0123】図36に示すように、コンテンツフィルタ
1は、宛先対応にコンテンツ識別子の情報が登録された
COIテーブル13を含み、パケットに付与されたコン
テンツ識別子がCOIテーブル13に登録されたコンテ
ンツ識別子の情報と一致すればそのパケットを通過させ
る手段である通過・廃棄コントローラ12を含む。この
COIテーブル13には、ユーザからの申告にしたがっ
てコンテンツ識別子の情報を登録することができる。
【0124】本発明におけるパケットは図2に示すよう
に、コンテンツを識別する識別子(COI)を有してい
る。ユーザは自分の必要とするコンテンツ識別子を網に
送り、各通過ノード内のコンテンツフィルタ1は、これ
らのコンテンツ識別子をCOIテーブル13に登録す
る。なお、通過ノードは図示せずその中のコンテンツフ
ィルタ1のみ図示することとする。コンテンツ識別子は
テレビ番組のGコードのように各コンテンツ毎にユニー
クである。情報提供端末7が分配網10内に転送したパ
ケットは、そのパケットに付与されたコンテンツ識別子
が各コンテンツフィルタ1のCOIテーブル13に登録
されているコンテンツ識別子の情報と一致する場合は通
過させる。また、そのパケットに付与されたコンテンツ
識別子が各コンテンツフィルタ1のCOIテーブル13
に登録されているコンテンツ識別子の情報と不一致の場
合はそのパケットを当該コンテンツフィルタ1で廃棄す
る。
【0125】このとき、パケット転送先のパケット受け
入れ速度がトラヒックの増加その他の原因により所定の
速度以下である場合には、転送すべきパケットを一時的
に蓄積装置9に蓄積させる。そして、蓄積されたパケッ
トをパケット転送先の受け入れ速度に合わせて送出す
る。
【0126】このような蓄積装置9を設けることによ
り、パケット受け入れ速度が所定の速度以下であるノー
ドが存在する場合でも、そのノードよりも上流にあるノ
ードでは、所定の速度でパケットの転送を行うことがで
きる。したがって、一部のノードにおけるスループット
の低下が網全体に及ぼす影響を除去することができる。
【0127】図37は蓄積装置9のメモリ内容消去状況
を説明するための図である。tは時間の経過を示してい
る。分配網10内をマルチキャストして転送されるコン
テンツは下位のノードへコピーされると、その都度、消
去される。t=1で、Aが二つのノードにA1、A2と
してコピーされると、t=2でAは消去され、A1は3
つのノードにA3、A4、A5としてコピーされる。A
1はコピーが終了したのでt=3で消去され、同時にA
2が下位のノードにコピーされる。つまり、パイプライ
ン的にコンテンツをコピー転送している。そのため、あ
る配信先にボトルネックがあったとしても、その影響は
網内全体には及ばず一部となる。
【0128】このように、情報提供端末7は定期的にコ
ンテンツを配信するとあらかじめ申し出を行ったユーザ
にマルチキャストして転送されていく。各ノードの蓄積
装置9は必要十分な容量を持っている。
【0129】(第十四実施例)本発明第十四実施例のプ
ッシュ型ネットワークを図38を参照して説明する。図
38は本発明第十四実施例のプッシュ型ネットワークの
構成を示す図である。本発明第十四実施例では、複数の
情報提供端末7が配置されている。複数の情報提供端末
7が同時にコンテンツを配信するためにトークンを回
し、A、B、Cの順に送出権を得る。情報提供端末7が
送出すべきコンテンツを有していない場合は、次の情報
提供端末7に送出権のトークンを渡す。このようにし
て、複数のコンテンツの送り元がいても、互いに衝突す
ることなく自由にコンテンツの配信が行える。
【0130】(第十五実施例)本発明第十五実施例のプ
ッシュ型ネットワークを図39を参照して説明する。図
39は本発明第十五実施例のプッシュ型ネットワークの
構成を示す図である。本発明第十五実施例では、複数の
情報提供端末7が配置され、コンテンツフィルタ1を含
む通過ノードが階層構造に配置されている。各階層の分
配網には、コントローラ6が備えられており、例では
A、B、Cより最も適した情報提供端末7に対して送出
許可を与えるシステムとなっている。
【0131】ここで、最も適した情報提供端末7あるい
は通過ノードとは、下流の通過ノードにおけるトラヒッ
クが少なく、パケットをスムースに転送できる情報提供
端末7あるいは通過ノードとする。このためにコントロ
ーラ6は、各階層におけるトラヒック情報を収集し、最
も適した情報提供端末7あるいは通過ノードを選択す
る。
【0132】(第十六実施例)本発明第十六実施例のプ
ッシュ型ネットワークの構成を図40ないし図42を参
照して説明する。図40は本発明第十六実施例のパケッ
トの構成図である。図41は本発明第十六実施例のプッ
シュ型ネットワークの要部ブロック構成図である。図4
2は本発明第十六実施例のコンテンツフィルタの要部ブ
ロック構成図である。
【0133】本発明は、図41に示すように、情報提供
端末7から送出される一つのパケットに収容された情報
を複写して複数の同一情報のパケットを生成する手段で
ある複写ノード2と、この複写ノード2により生成され
たパケットを複数のユーザ端末8に配信する手段である
分配網10とを備えたプッシュ型ネットワークである。
【0134】ここで、本発明の特徴とするところは、図
40に示すように、パケットに収容された情報内容のコ
ンテンツの識別を行うためのコンテンツ識別子(CO
I)およびそのコンテンツが属するカテゴリの識別を行
うためのカテゴリ識別子(CAI)をパケットに付与す
る手段である情報内容識別子付与部17が設けられ、分
配網10は、図41に示すように、前記カテゴリ識別子
および前記コンテンツ識別子にしたがってそのパケット
を所定のユーザ端末に配信するか否かを判定する手段で
あるコンテンツフィルタ1を備えたところにある。
【0135】コンテンツフィルタ1は、宛先対応に設け
られ、図42に示すように、前記カテゴリ識別子および
前記カテゴリ識別子に対応する前記コンテンツ識別子の
情報が登録されたCAI・COIテーブル14を含み、
パケットに付与されたカテゴリ識別子がこのCAI・C
OIテーブル14に登録されたカテゴリ識別子の情報と
一致し、かつ当該パケットに付与されたコンテンツ識別
子が当該カテゴリ識別子に対応してこのCAI・COI
テーブル14に登録されたコンテンツ識別子の情報と一
致すればそのパケットを通過させる手段であるパケット
ヘッダ解析部11および通過・廃棄コントローラ12を
含む。
【0136】CAI・COIテーブル14には、ユーザ
からの申告にしたがって当該ユーザが配信を希望する情
報内容または配信を拒否する情報内容のカテゴリ識別子
およびコンテンツ識別子の情報を登録することができ
る。あるいは、CAI・COIテーブル14に情報提供
者からの申告にしたがって当該情報提供者が配信を希望
する情報内容または配信を禁止する情報内容のカテゴリ
識別子の情報を宛先対応に登録することができる。
【0137】次に、本発明第十六実施例の動作を説明す
る。情報提供者は、図41に示すように、情報提供端末
7の情報内容識別子付与部17により、主情報に、その
主情報の内容に対応するカテゴリ識別子(CAI)およ
びコンテンツ識別子(COI)を付与する。主情報にカ
テゴリ識別子およびコンテンツ識別子が付与されたパケ
ットは分配網10に転送される。このようにしてパケッ
トに付与される情報内容識別子は図40に示すようにカ
テゴリを示すフィールドと各コンテンツを示すフィール
ドに階層化されたものである。
【0138】ユーザは自分の必要とするカテゴリ識別子
およびまたはコンテンツ識別子を分配網10に送り、各
通過ノード内のコンテンツフィルタ1は、これらのカテ
ゴリ識別子およびまたはコンテンツ識別子をCAI・C
OIテーブル14にストアする。図43はCAI・CO
Iテーブル14の登録状況を示す図である。ソースから
分配網10内に転送されたパケットは各コンテンツフィ
ルタ1のパケットヘッダ解析部11によりそのヘッダに
書込まれたカテゴリ識別子およびコンテンツ識別子が解
析され、CAI・COIテーブル14に登録されたカテ
ゴリ識別子およびコンテンツ識別子と一致した場合には
通過させ、一致しない場合には廃棄する。このように、
ソース側は定期的にコンテンツを配信するとあらかじめ
申し出を行ったユーザにマルチキャストして転送されて
いく。
【0139】例えば、料理のレシピ情報を希望するユー
ザがレシピ情報全般の配信を希望する場合には、「料理
レシピ」に相当するカテゴリ識別子を分配網10に登録
する。しかし、このユーザが料理レシピ情報の一部の情
報である特定の料理のレシピ情報の配信しか希望しない
場合には、当該特定の料理のレシピに相当するコンテン
ツ識別子を分配網10に登録する。
【0140】また、情報提供者が分配網10のCAI・
COIテーブル14に、配下のネットワークに配信しな
いカテゴリのカテゴリ識別子を登録することもできる。
これにより、所定のカテゴリについては、配下のネット
ワークには配信しないようにカテゴリ識別子を用いてフ
ィルタリングできる。すなわち、図43に示すように、
コンテンツ識別子に依らず不配信とするカテゴリ識別子
もあれば、無条件で通過するカテゴリ識別子もある。無
条件で通過するカテゴリ識別子については一般的なマル
チキャストに用いることになる。
【0141】このようなカテゴリ識別子による不配信を
用いれば、特定のユーザに悪影響のあるコンテンツの情
報の配信を禁止したり、もしくは企業のセキュリティ管
理上許可されていないユーザによるコンテンツ識別子の
設定を防止することも可能である。このように、ユーザ
がコンテンツ識別子を任意設定できるカテゴリと、そう
でないカテゴリとをつくることができる。
【0142】なお、コンテンツ識別子およびカテゴリ識
別子の双方を用いた本発明第十六実施例におけるCAI
・COIテーブル14へのコンテンツ識別子およびまた
はカテゴリ識別子の登録および削除に関する実施例の詳
細は、前述したコンテンツ識別子のCOIテーブル13
への登録および削除の実施例と同様に説明することがで
きる。
【0143】また、本発明第一実施例〜第十五実施例に
おけるコンテンツおよびコンテンツ識別子をカテゴリお
よびカテゴリ識別子として解釈することにより、カテゴ
リ識別子のみを用いて本発明を実現する実施例を同様に
説明することができる。
【0144】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
プッシュ型サービスに用いるパケットの生成を簡単に行
うことができる。また、パケットを配信すべき宛先の変
化にリアルタイムで対応することができる。さらに、ユ
ーザが希望するコンテンツおよびまたはカテゴリの情報
のみを配信することができる。これにより、プッシュ型
サービスのトラヒックを効率良く転送することができ
る。また、分配網の各ノードにおけるメモリ資源を有効
に利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明第一実施例のプッシュ型ネットワーク構
成を示す図。
【図2】本発明第一実施例のパケットの構成を示す図。
【図3】本発明第一実施例のコンテンツフィルタの構成
を示す図。
【図4】本発明第一実施例のプッシュ型ネットワークの
具体的配信の例を示す図。
【図5】本発明第二実施例のプッシュ型ネットワークの
要部ブロック構成図。
【図6】本発明第二実施例のコンテンツフィルタの要部
ブロック構成図。
【図7】同一コンテンツを有する複数のパケットの構成
例を示す図。
【図8】本発明第二実施例の動作を示すフローチャー
ト。
【図9】本発明第二実施例のCOIテーブルの例を示す
図。
【図10】本発明第三実施例のコンテンツフィルタの要
部ブロック構成図。
【図11】本発明第三実施例のコンテンツフィルタの動
作を示すフローチャート。
【図12】本発明第四実施例のコンテンツフィルタの要
部ブロック構成図。
【図13】本発明第四実施例のコンテンツフィルタの動
作を示すフローチャート。
【図14】本発明第五実施例のプッシュ型ネットワーク
の構成を示す図。
【図15】本発明第五実施例のコンテンツフィルタの要
部ブロック構成図。
【図16】本発明第五実施例のCOIテーブルクリアパ
ケットの構成を示す図。
【図17】本発明第四実施例のコンテンツフィルタの動
作を示すフローチャート。
【図18】本発明第六実施例のプッシュ型ネットワーク
の構成を示す図。
【図19】本発明第六実施例のコンテンツフィルタの要
部ブロック構成図。
【図20】本発明第六実施例のコンテンツフィルタの動
作を示すフローチャート。
【図21】本発明第七実施例のプッシュ型ネットワーク
の構成を示す図。
【図22】本発明第七実施例のコンテンツフィルタの要
部ブロック構成図。
【図23】本発明第七実施例のコンテンツフィルタの動
作を示すフローチャート。
【図24】本発明第八実施例のプッシュ型ネットワーク
の構成を示す図。
【図25】本発明第八実施例のコンテンツフィルタ設定
装置の要部ブロック構成図。
【図26】本発明第八実施例のリクエストパケットの構
成図。
【図27】本発明第九実施例のコンテンツフィルタの設
定を説明するための図。
【図28】本発明第九実施例のコンテンツフィルタ設定
装置の要部ブロック図。
【図29】本発明第九実施例のリクエストパケットを説
明する図。
【図30】本発明第十実施例のコンテンツフィルタ設定
装置の要部ブロック構成図。
【図31】本発明第十一実施例のコンテンツフィルタ設
定装置の要部ブロック構成図。
【図32】本発明第十二実施例のコンテンツフィルタの
設定を説明するための図。
【図33】本発明第十二実施例のコンテンツフィルタ設
定装置の要部ブロック構成図。
【図34】本発明第十二実施例のリクエストパケットを
説明するための図。
【図35】本発明第十二実施例のCF設定パケットを説
明するための図。
【図36】本発明第十三実施例のコンテンツフィルタの
構成を示す図。
【図37】蓄積装置のメモリ内容消去状況を説明するた
めの図。
【図38】本発明第十四実施例のプッシュ型ネットワー
クの構成を示す図。
【図39】本発明第十五実施例のプッシュ型ネットワー
クの構成を示す図。
【図40】本発明第十六実施例のパケットの構成図。
【図41】本発明第十六実施例のプッシュ型ネットワー
クの要部ブロック構成図。
【図42】本発明第十六実施例のコンテンツフィルタの
要部ブロック構成図。
【図43】CAI・COIテーブルの登録状況を示す
図。
【図44】従来のパケットの構成を示す図。
【図45】従来のプッシュ型ネットワークの構成を示す
図。
【図46】従来の同報されるパケットの構成を示す図。
【符号の説明】
1 コンテンツフィルタ 2 複写ノード 3 コンテンツID付与部 4 COIテーブルクリア部 5 送出コントローラ 6 コントローラ 7 情報提供端末 8 ユーザ端末 9 蓄積装置 10 分配網 11 パケットヘッダ解析部 12 通過・廃棄コントローラ 13 COIテーブル 14 CAI・COIテーブル 15 タイマ 16 クリア時刻設定部 17 情報内容識別子付与部 18 受信完了通知パケット解析部 19 クレームパケット解析部 20、30、40、50、60 コンテンツフィルタ設
定装置 21、32、42、52 コンテンツID解析部 22、33、43 経路探索部 23、34、44、54 コンテンツフィルタ設定部 24、35、45 ネットワークトポロジ情報記憶部 25、36、46、56 コンテンツ情報記憶部 31、41、51、61 リクエストパケット受信部 53 ルーティングテーブル検索部 55、80 ルーティングテーブル 62 リクエストパケット解析部 63 リクエストパケット廃棄部 64 フラッディング部 65 CF設定パケット解析部 66 CF設定パケット受信部 70 ルータ CFS CF設定パケット識別子 HL ホップリミット SA ソースアドレス CAI カテゴリ識別子 COI コンテンツ識別子 RQ リクエストパケット識別子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 特願平11−96945 (32)優先日 平成11年4月2日(1999.4.2) (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平11−98101 (32)優先日 平成11年4月5日(1999.4.5) (33)優先権主張国 日本(JP)

Claims (44)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報提供端末から送出される一つのパケ
    ットに収容された情報を複写して複数の同一情報のパケ
    ットを生成する手段と、この生成する手段により生成さ
    れたパケットを複数のユーザ端末に配信する手段とを備
    えたプッシュ型ネットワークにおいて、 パケットに収容された情報のコンテンツの識別を行うた
    めのコンテンツ識別子またはこのコンテンツ識別子およ
    びそのコンテンツが属するカテゴリの識別を行うための
    カテゴリ識別子をパケットに付与する手段が設けられ、 前記配信する手段は、前記コンテンツ識別子または前記
    コンテンツ識別子およびまたは前記カテゴリ識別子にし
    たがってそのパケットを所定のユーザ端末に配信するか
    否かを判定する手段を備えたことを特徴とするプッシュ
    型ネットワーク。
  2. 【請求項2】 前記コンテンツ識別子をパケットに付与
    する手段が設けられ、前記配信する手段は、前記コンテ
    ンツ識別子にしたがってそのパケットを所定のユーザ端
    末に配信するか否かを判定する手段を備えた請求項1記
    載のプッシュ型ネットワーク。
  3. 【請求項3】 前記判定する手段は、宛先対応に設けら
    れコンテンツ識別子の情報が登録されたテーブルを含
    み、 パケットに付与されたコンテンツ識別子がこのテーブル
    に登録されたコンテンツ識別子の情報と一致すればその
    パケットを通過させる手段を含む請求項2記載のプッシ
    ュ型ネットワーク。
  4. 【請求項4】 前記テーブルにユーザからの申告にした
    がってコンテンツ識別子の情報を登録する手段を備えた
    請求項3記載のプッシュ型ネットワーク。
  5. 【請求項5】 前記テーブルに登録されたコンテンツ識
    別子の情報を当該コンテンツ識別子が付与された一連の
    パケットの通過後に前記テーブルから削除する手段を備
    えた請求項3記載のプッシュ型ネットワーク。
  6. 【請求項6】 前記削除する手段は、前記一連のパケッ
    トの通過後の所定時間経過後に前記コンテンツ識別子の
    情報を前記テーブルから削除する手段を備えた請求項5
    記載のプッシュ型ネットワーク。
  7. 【請求項7】 前記テーブルに登録されたコンテンツ識
    別子の情報をあらかじめ設定された時刻に前記テーブル
    から削除する手段を備えた請求項3記載のプッシュ型ネ
    ットワーク。
  8. 【請求項8】 前記判定する手段は、コンテンツ識別子
    の情報の削除を要求するパケットを受信し該当するコン
    テンツ識別子の情報を前記テーブルから削除する手段を
    備えた請求項3記載のプッシュ型ネットワーク。
  9. 【請求項9】 前記ユーザ端末は、前記コンテンツ識別
    子の情報の削除を要求するパケットを送信する手段を備
    えた請求項8記載のプッシュ型ネットワーク。
  10. 【請求項10】 前記情報提供端末は、前記コンテンツ
    識別子の情報の削除を要求するパケットを送信する手段
    を備えた請求項8記載のプッシュ型ネットワーク。
  11. 【請求項11】 前記判定する手段は、通過したパケッ
    トのコンテンツ識別子と同一のコンテンツ識別子を有す
    るパケットが、最終パケットが通過後、一定時間経過し
    ても一つも到着しなかったら、そのコンテンツ識別子の
    情報を前記テーブルから削除する手段を備えた請求項3
    記載のプッシュ型ネットワーク。
  12. 【請求項12】 前記情報提供端末は、所定のコンテン
    ツ識別子が付与されたダミーパケットを前記一定時間以
    内に送信する手段を備えた請求項11記載のプッシュ型
    ネットワーク。
  13. 【請求項13】 前記判定する手段は、前記コンテンツ
    識別子が付与されたパケットを受信したノードまたはユ
    ーザ端末から送出された受信完了を通知するパケットを
    受信すると該当するコンテンツ識別子の情報を前記テー
    ブルから削除する手段を備えた請求項3記載のプッシュ
    型ネットワーク。
  14. 【請求項14】 前記登録する手段は、ユーザの申告す
    るコンテンツ識別子が書き込まれたリクエストパケット
    を受信する手段と、この受信する手段により受信された
    リクエストパケットに書き込まれたコンテンツ識別子に
    したがってコンテンツ識別子の情報を前記テーブルに登
    録する手段を含む請求項4記載のプッシュ型ネットワー
    ク。
  15. 【請求項15】 前記登録する手段は、複数の前記判定
    する手段に対して一つ設けられ、コンテンツ対応にその
    コンテンツのパケットの送信元となる情報提供端末を記
    憶する手段と、この記憶する手段の記憶内容にしたがっ
    て該当情報提供端末から該当ユーザ端末までの経路を探
    索する手段と、この探索する手段の探索結果にしたがっ
    て当該経路上の前記判定する手段の前記テーブルにユー
    ザから申告されたコンテンツ識別子の情報を登録する手
    段とを備えた請求項4記載のプッシュ型ネットワーク。
  16. 【請求項16】 前記登録する手段は、前記判定する手
    段毎にそれぞれ設けられた請求項4記載のプッシュ型ネ
    ットワーク。
  17. 【請求項17】 前記登録する手段は、コンテンツ対応
    にそのコンテンツのパケットの送信元となる情報提供端
    末を記憶する手段と、この記憶する手段の記憶内容にし
    たがって該当情報提供端末から該当ユーザ端末までの経
    路を探索する手段と、到来するリクエストパケットをこ
    のリクエストパケットに書き込まれた情報提供端末まで
    の経路情報にしたがって転送する手段とを備え、この転
    送する手段は、到来するリクエストパケットに情報提供
    端末までの経路情報がないときには前記経路を探索する
    手段により探索された経路情報にしたがって該当情報提
    供端末までの経路情報を当該リクエストパケットに書き
    込む手段を含む請求項16記載のプッシュ型ネットワー
    ク。
  18. 【請求項18】 前記登録する手段は、コンテンツ対応
    にそのコンテンツのパケットの送信元となる情報提供端
    末を記憶する手段と、この記憶する手段の記憶内容にし
    たがって到来するリクエストパケットに書き込まれた情
    報提供端末までの経路を探索する手段と、この探索する
    手段の探索結果にしたがって前記リクエストパケットの
    経路情報を更新する手段とを備えた請求項16記載のプ
    ッシュ型ネットワーク。
  19. 【請求項19】 前記登録する手段は、到来するリクエ
    ストパケットに書き込まれた情報提供端末の宛先情報対
    応にルーティングすべき出力ポートの情報を記憶する手
    段を備えた請求項16記載のプッシュ型ネットワーク。
  20. 【請求項20】 前記登録する手段は、到来するリクエ
    ストパケットを自ノードに接続された全ての出力方路に
    送出する手段と、この送出する手段による送出履歴情報
    をリクエストパケットに書き込む手段と、前記送出履歴
    情報にしたがって当該リクエストパケットのホップ数を
    検出する手段と、同一パケットが複数方路から到来した
    ときにはこの検出する手段の検出結果にしたがって複数
    のパケットのいずれかを選択する手段とを含む請求項1
    6記載のプッシュ型ネットワーク。
  21. 【請求項21】 前記判定する手段により配信すると判
    定されたパケットを一時蓄積する手段を備えた請求項1
    記載のプッシュ型ネットワーク。
  22. 【請求項22】 前記一時蓄積する手段は、パケット転
    送先のパケット受け入れ速度が所定の速度以下であると
    き当該転送先に転送すべきパケットを一時蓄積する手段
    を備えた請求項21記載のプッシュ型ネットワーク。
  23. 【請求項23】 複数の前記情報提供端末が配置され、
    複数の情報提供端末に対して送出許可を与えるトークン
    を巡回させる手段と、トークンを受け取った一つの情報
    提供端末からコンテンツを送出させる手段とを備えた請
    求項1記載のプッシュ型ネットワーク。
  24. 【請求項24】 前記情報提供端末と前記ユーザ端末と
    の間には、通過ノードが階層的に配置され、各階層に
    は、複数の前記情報提供端末または前記通過ノードが配
    置され、階層毎に設けられ、各階層毎のトラヒック情報
    を収集する手段と、この収集する手段により収集された
    トラヒック情報にしたがって複数の前記情報提供端末お
    よびまたは前記通過ノードに対して送出許可を与える手
    段と、送出許可を受け取った一つの情報提供端末および
    または通過ノードからコンテンツを送出させる手段とを
    備えた請求項1記載のプッシュ型ネットワーク。
  25. 【請求項25】 前記コンテンツ識別子および前記カテ
    ゴリ識別子をパケットに付与する手段が設けられ、前記
    配信する手段は、前記コンテンツ識別子およびまたは前
    記カテゴリ識別子にしたがってそのパケットを所定のユ
    ーザ端末に配信するか否かを判定する手段を備えた請求
    項1記載のプッシュ型ネットワーク。
  26. 【請求項26】 前記判定する手段は、宛先対応に設け
    られ前記カテゴリ識別子およびまたは前記カテゴリ識別
    子に対応する前記コンテンツ識別子の情報が登録された
    テーブルを含み、パケットに付与されたカテゴリ識別子
    がこのテーブルに登録されたカテゴリ識別子の情報と一
    致し、かつ当該パケットに付与されたコンテンツ識別子
    が当該カテゴリ識別子に対応してこのテーブルに登録さ
    れたコンテンツ識別子の情報と一致すればそのパケット
    を通過させる手段を含む請求項25記載のプッシュ型ネ
    ットワーク。
  27. 【請求項27】 前記テーブルにユーザからの申告にし
    たがって当該ユーザが配信を希望する情報内容または配
    信を拒否する情報内容のコンテンツ識別子およびカテゴ
    リ識別子の情報を登録する手段を備えた請求項26記載
    のプッシュ型ネットワーク。
  28. 【請求項28】 前記テーブルに情報提供者からの申告
    にしたがって当該情報提供者が配信を希望する情報内容
    または配信を禁止する情報内容のコンテンツ識別子およ
    びまたはカテゴリ識別子の情報を宛先対応に登録する手
    段を備えた請求項26記載のプッシュ型ネットワーク。
  29. 【請求項29】 前記テーブルに登録されたコンテンツ
    識別子およびまたはカテゴリ識別子の情報を当該コンテ
    ンツ識別子およびカテゴリ識別子が付与された一連のパ
    ケットの通過後に削除する手段を備えた請求項26記載
    のプッシュ型ネットワーク。
  30. 【請求項30】 前記削除する手段は、前記一連のパケ
    ットの通過後の所定時間経過後に前記コンテンツ識別子
    およびまたはカテゴリ識別子の情報を前記テーブルから
    削除する手段を備えた請求項29記載のプッシュ型ネッ
    トワーク。
  31. 【請求項31】 前記テーブルに登録された前記コンテ
    ンツ識別子およびまたはカテゴリ識別子の情報をあらか
    じめ設定された時刻に前記テーブルから削除する手段を
    備えた請求項26記載のプッシュ型ネットワーク。
  32. 【請求項32】 前記判定する手段は、コンテンツ識別
    子およびまたはカテゴリ識別子の情報の削除を要求する
    パケットを受信し該当するコンテンツ識別子およびまた
    はカテゴリ識別子の情報を前記テーブルから削除する手
    段を備えた請求項26記載のプッシュ型ネットワーク。
  33. 【請求項33】 前記ユーザ端末は、前記コンテンツ識
    別子およびまたはカテゴリ識別子の情報の削除を要求す
    るパケットを送信する手段を備えた請求項32記載のプ
    ッシュ型ネットワーク。
  34. 【請求項34】 前記情報提供端末は、前記コンテンツ
    識別子およびまたはカテゴリ識別子の情報の削除を要求
    するパケットを送信する手段を備えた請求項32記載の
    プッシュ型ネットワーク。
  35. 【請求項35】 前記判定する手段は、通過したパケッ
    トのコンテンツ識別子およびカテゴリ識別子と同一のコ
    ンテンツ識別子およびカテゴリ識別子を有するパケット
    が、最終パケットが通過後、一定時間経過しても一つも
    到着しなかったら、そのコンテンツ識別子およびまたは
    カテゴリ識別子の情報を前記テーブルから削除する手段
    を備えた請求項26記載のプッシュ型ネットワーク。
  36. 【請求項36】 前記情報提供端末は、所定のコンテン
    ツ識別子およびカテゴリ識別子が付与されたダミーパケ
    ットを前記一定時間以内に送信する手段を備えた請求項
    35記載のプッシュ型ネットワーク。
  37. 【請求項37】 前記判定する手段は、前記コンテンツ
    識別子およびカテゴリ識別子が付与されたパケットを受
    信したノードまたはユーザ端末から送出された受信完了
    を通知するパケットを受信すると該当するコンテンツ識
    別子およびまたはカテゴリ識別子の情報を前記テーブル
    から削除する手段を備えた請求項26記載のプッシュ型
    ネットワーク。
  38. 【請求項38】 前記登録する手段は、ユーザの申告す
    るコンテンツ識別子およびまたはカテゴリ識別子が書き
    込まれたリクエストパケットを受信する手段と、この受
    信する手段により受信されたリクエストパケットに書き
    込まれたコンテンツ識別子およびまたはカテゴリ識別子
    にしたがってコンテンツ識別子およびカテゴリ識別子の
    情報を前記テーブルに登録する手段を含む請求項27記
    載のプッシュ型ネットワーク。
  39. 【請求項39】 前記登録する手段は、複数の前記判定
    する手段に対して一つ設けられ、コンテンツおよびまた
    はカテゴリ対応にそのコンテンツおよびまたはカテゴリ
    のパケットの送信元となる情報提供端末を記憶する手段
    と、この記憶する手段の記憶内容にしたがって該当情報
    提供端末から該当ユーザ端末までの経路を探索する手段
    と、この探索する手段の探索結果にしたがって当該経路
    上の前記判定する手段の前記テーブルにユーザから申告
    されたコンテンツ識別子およびまたはカテゴリ識別子の
    情報を登録する手段とを備えた請求項27記載のプッシ
    ュ型ネットワーク。
  40. 【請求項40】 前記登録する手段は、前記判定する手
    段毎にそれぞれ設けられた請求項27記載のプッシュ型
    ネットワーク。
  41. 【請求項41】 前記登録する手段は、コンテンツおよ
    びまたはカテゴリ対応にそのコンテンツおよびまたはカ
    テゴリのパケットの送信元となる情報提供端末を記憶す
    る手段と、この記憶する手段の記憶内容にしたがって該
    当情報提供端末から該当ユーザ端末までの経路を探索す
    る手段と、到来するリクエストパケットをこのリクエス
    トパケットに書き込まれた情報提供端末までの経路情報
    にしたがって転送する手段とを備え、この転送する手段
    は、到来するリクエストパケットに情報提供端末までの
    経路情報がないときには前記経路を探索する手段により
    探索された経路情報にしたがって該当情報提供端末まで
    の経路情報を当該リクエストパケットに書き込む手段を
    含む請求項40記載のプッシュ型ネットワーク。
  42. 【請求項42】 前記登録する手段は、コンテンツおよ
    びまたはカテゴリ対応にそのコンテンツおよびまたはカ
    テゴリのパケットの送信元となる情報提供端末を記憶す
    る手段と、この記憶する手段の記憶内容にしたがって到
    来するリクエストパケットに書き込まれた情報提供端末
    までの経路を探索する手段と、この探索する手段の探索
    結果にしたがって前記リクエストパケットの経路情報を
    更新する手段とを備えた請求項40記載のプッシュ型ネ
    ットワーク。
  43. 【請求項43】 前記登録する手段は、到来するリクエ
    ストパケットに書き込まれた情報提供端末の宛先情報対
    応にルーティングすべき出力ポートの情報を記憶する手
    段を備えた請求項40記載のプッシュ型ネットワーク。
  44. 【請求項44】 前記登録する手段は、到来するリクエ
    ストパケットを自ノードに接続された全ての出力方路に
    送出する手段と、この送出する手段による送出履歴情報
    をリクエストパケットに書き込む手段と、前記送出履歴
    情報にしたがって当該リクエストパケットのホップ数を
    検出する手段と、同一パケットが複数方路から到来した
    ときにはこの検出する手段の検出結果にしたがって複数
    のパケットのいずれかを選択する手段とを含む請求項4
    0記載のプッシュ型ネットワーク。
JP2000006726A 1999-01-25 2000-01-14 プッシュ型ネットワーク Expired - Fee Related JP3457243B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000006726A JP3457243B2 (ja) 1999-01-25 2000-01-14 プッシュ型ネットワーク

Applications Claiming Priority (11)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1587299 1999-01-25
JP1587799 1999-01-25
JP9694099 1999-04-02
JP9694599 1999-04-02
JP11-15872 1999-04-05
JP11-98101 1999-04-05
JP9810199 1999-04-05
JP11-96945 1999-04-05
JP11-96940 1999-04-05
JP11-15877 1999-04-05
JP2000006726A JP3457243B2 (ja) 1999-01-25 2000-01-14 プッシュ型ネットワーク

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000354067A true JP2000354067A (ja) 2000-12-19
JP3457243B2 JP3457243B2 (ja) 2003-10-14

Family

ID=27548613

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000006726A Expired - Fee Related JP3457243B2 (ja) 1999-01-25 2000-01-14 プッシュ型ネットワーク

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3457243B2 (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003303151A (ja) * 2002-04-12 2003-10-24 Nec Corp Push型情報配信システム、push型情報配信方法、及びpush型情報配信用プログラム
US7327724B2 (en) 2001-05-22 2008-02-05 Nokia Corporation Method, network device, and terminal device for controlling context activation
JP2009278624A (ja) * 2008-05-16 2009-11-26 Palo Alto Research Center Inc コンテンツセントリックネットワークにおけるインタレストおよびコンテンツの拡散の制御
JP2013033448A (ja) * 2011-06-30 2013-02-14 Canon Marketing Japan Inc 情報処理装置およびその制御方法、プログラム
JP2013058056A (ja) * 2011-09-08 2013-03-28 Fujitsu Ltd 配信システム、配信方法、及び配信プログラム
KR101361549B1 (ko) * 2011-06-24 2014-02-12 한국전자통신연구원 컨텐츠 id를 기반으로 ip 패킷을 전송하기 위한 시스템 및 그 방법
JP2015062142A (ja) * 2009-06-19 2015-04-02 日本技術貿易株式会社 コンテンツ配信装置、コンテンツ配信方法、コンテンツ中継装置、コンテンツ中継方法およびこれらのプログラム
US9015799B2 (en) 2012-03-09 2015-04-21 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Content transmitter, content transmitting method and program
JP2015097409A (ja) * 2008-01-16 2015-05-21 クゥアルコム・インコーポレイテッドQualcomm Incorporated インテリジェントクライアント:デジタル放送ネットワーク上のマルチチャネルスイッチング

Citations (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0951297A (ja) * 1995-05-30 1997-02-18 Mitsubishi Electric Corp 衛星通信システム及び衛星通信方法及び衛星信号受信端末及び情報センタ配信装置
JPH09200386A (ja) * 1996-01-23 1997-07-31 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> マルチメディアサービス網
JPH09326825A (ja) * 1996-06-04 1997-12-16 Chokosoku Network Computer Gijutsu Kenkyusho:Kk マルチキャスト接続方法
JPH1028143A (ja) * 1996-07-11 1998-01-27 Toshiba Corp ノード装置及びパケット転送方法
JPH1032594A (ja) * 1996-04-04 1998-02-03 Lucent Technol Inc Atmネットワークにおける階層的マルチキャストルーティング用システムおよび方法
JPH10126420A (ja) * 1996-08-29 1998-05-15 Mitsubishi Electric Corp 通信コネクションの帯域変更方法
JPH10200543A (ja) * 1997-01-13 1998-07-31 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 通信網
JPH10210029A (ja) * 1997-01-17 1998-08-07 Lucent Technol Inc マルチキャスト情報を分配するソースノードから開始されるマルチキャスト接続に参加する方法
JPH10215244A (ja) * 1996-11-27 1998-08-11 Sony Corp 情報伝送装置及び方法並びに情報受信装置及び方法並びに情報記憶媒体
JPH10247917A (ja) * 1997-03-04 1998-09-14 Mitsubishi Electric Corp マルチキャスト通信方式
WO1998057497A1 (en) * 1997-06-11 1998-12-17 Koninklijke Philips Electronics N.V. Method of controlling reception in data broadcast receiver
JPH1155256A (ja) * 1997-08-06 1999-02-26 Fujitsu Ltd マルチポイント接続における再接続処理方法
JPH1168965A (ja) * 1997-08-08 1999-03-09 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 情報報知型無線通信方法
JPH11205343A (ja) * 1998-01-09 1999-07-30 Nec Corp Atmマルチキャストシステム
JPH11205312A (ja) * 1998-01-08 1999-07-30 Fujitsu Ltd マルチキャスト通信システム及びマルチキャスト通信システムにおけるマルチキャスト通信方法並びにマルチキャスト通信システムに使用される発信端末及びマルチキャスト通信装置
JPH11275099A (ja) * 1998-03-20 1999-10-08 Fujitsu Ltd ポイント対マルチポイントabrコネクション設定制御方式
JPH11514504A (ja) * 1994-09-08 1999-12-07 ビー カールス ジョン 通信ネットワークを通じてコマーシャル・メッセージを選択的に配布する装置および方法
JP2000078161A (ja) * 1998-09-03 2000-03-14 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> Ip網での通信資源予約方法
JP2000134199A (ja) * 1998-10-21 2000-05-12 Fore Syst Inc マルチキャスト樹を蓄積するための効果的な手段
JP2000253043A (ja) * 1999-03-01 2000-09-14 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> パケット通信方法
JP2002525975A (ja) * 1998-09-18 2002-08-13 ブリティッシュ・テレコミュニケーションズ・パブリック・リミテッド・カンパニー 階層マルチキャスティング

Patent Citations (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11514504A (ja) * 1994-09-08 1999-12-07 ビー カールス ジョン 通信ネットワークを通じてコマーシャル・メッセージを選択的に配布する装置および方法
JPH0951297A (ja) * 1995-05-30 1997-02-18 Mitsubishi Electric Corp 衛星通信システム及び衛星通信方法及び衛星信号受信端末及び情報センタ配信装置
JPH09200386A (ja) * 1996-01-23 1997-07-31 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> マルチメディアサービス網
JPH1032594A (ja) * 1996-04-04 1998-02-03 Lucent Technol Inc Atmネットワークにおける階層的マルチキャストルーティング用システムおよび方法
JPH09326825A (ja) * 1996-06-04 1997-12-16 Chokosoku Network Computer Gijutsu Kenkyusho:Kk マルチキャスト接続方法
JPH1028143A (ja) * 1996-07-11 1998-01-27 Toshiba Corp ノード装置及びパケット転送方法
JPH10126420A (ja) * 1996-08-29 1998-05-15 Mitsubishi Electric Corp 通信コネクションの帯域変更方法
JPH10215244A (ja) * 1996-11-27 1998-08-11 Sony Corp 情報伝送装置及び方法並びに情報受信装置及び方法並びに情報記憶媒体
JPH10200543A (ja) * 1997-01-13 1998-07-31 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 通信網
JPH10210029A (ja) * 1997-01-17 1998-08-07 Lucent Technol Inc マルチキャスト情報を分配するソースノードから開始されるマルチキャスト接続に参加する方法
JPH10247917A (ja) * 1997-03-04 1998-09-14 Mitsubishi Electric Corp マルチキャスト通信方式
WO1998057497A1 (en) * 1997-06-11 1998-12-17 Koninklijke Philips Electronics N.V. Method of controlling reception in data broadcast receiver
JPH1155256A (ja) * 1997-08-06 1999-02-26 Fujitsu Ltd マルチポイント接続における再接続処理方法
JPH1168965A (ja) * 1997-08-08 1999-03-09 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 情報報知型無線通信方法
JPH11205312A (ja) * 1998-01-08 1999-07-30 Fujitsu Ltd マルチキャスト通信システム及びマルチキャスト通信システムにおけるマルチキャスト通信方法並びにマルチキャスト通信システムに使用される発信端末及びマルチキャスト通信装置
JPH11205343A (ja) * 1998-01-09 1999-07-30 Nec Corp Atmマルチキャストシステム
JPH11275099A (ja) * 1998-03-20 1999-10-08 Fujitsu Ltd ポイント対マルチポイントabrコネクション設定制御方式
JP2000078161A (ja) * 1998-09-03 2000-03-14 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> Ip網での通信資源予約方法
JP2002525975A (ja) * 1998-09-18 2002-08-13 ブリティッシュ・テレコミュニケーションズ・パブリック・リミテッド・カンパニー 階層マルチキャスティング
JP2000134199A (ja) * 1998-10-21 2000-05-12 Fore Syst Inc マルチキャスト樹を蓄積するための効果的な手段
JP2000253043A (ja) * 1999-03-01 2000-09-14 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> パケット通信方法

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7327724B2 (en) 2001-05-22 2008-02-05 Nokia Corporation Method, network device, and terminal device for controlling context activation
JP2003303151A (ja) * 2002-04-12 2003-10-24 Nec Corp Push型情報配信システム、push型情報配信方法、及びpush型情報配信用プログラム
JP2015097409A (ja) * 2008-01-16 2015-05-21 クゥアルコム・インコーポレイテッドQualcomm Incorporated インテリジェントクライアント:デジタル放送ネットワーク上のマルチチャネルスイッチング
JP2009278624A (ja) * 2008-05-16 2009-11-26 Palo Alto Research Center Inc コンテンツセントリックネットワークにおけるインタレストおよびコンテンツの拡散の制御
US10104041B2 (en) 2008-05-16 2018-10-16 Cisco Technology, Inc. Controlling the spread of interests and content in a content centric network
JP2015062142A (ja) * 2009-06-19 2015-04-02 日本技術貿易株式会社 コンテンツ配信装置、コンテンツ配信方法、コンテンツ中継装置、コンテンツ中継方法およびこれらのプログラム
KR101361549B1 (ko) * 2011-06-24 2014-02-12 한국전자통신연구원 컨텐츠 id를 기반으로 ip 패킷을 전송하기 위한 시스템 및 그 방법
JP2013033448A (ja) * 2011-06-30 2013-02-14 Canon Marketing Japan Inc 情報処理装置およびその制御方法、プログラム
JP2013058056A (ja) * 2011-09-08 2013-03-28 Fujitsu Ltd 配信システム、配信方法、及び配信プログラム
US9015799B2 (en) 2012-03-09 2015-04-21 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Content transmitter, content transmitting method and program

Also Published As

Publication number Publication date
JP3457243B2 (ja) 2003-10-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6757283B1 (en) Push network
US7417990B2 (en) Layer 2 switch
US6853639B1 (en) Information relay device and method with multicast protocol conversion function and information network system using the same
CN100444574C (zh) 虚拟局域网标记网络内的组播优化
JP4342966B2 (ja) パケット転送装置
TWI268065B (en) Method and apparatus for managing multicast groups in a system area network
EP0637149B1 (en) Method for establishing multicast virtual circuits
KR960014986B1 (ko) 패킷 전송시스템 및 패킷 교환 포인트와, 패킷 경로지정 방법 및 데이타 패킷 경로지정 방법
JP4382528B2 (ja) マルチキャストネットワーク装置,マルチキャストネットワークシステムおよびマルチキャスト方法
JP3123467B2 (ja) ブリッジ
KR100859712B1 (ko) 위조된 멀티캐스트 패킷을 막는 장치 및 그 방법
EP1388971A2 (en) Method for forwarding a multicast message in network communication
JPWO2005060187A1 (ja) クラスタシステム、クラスタメンバ、故障復旧方法及びプログラム
US20090290585A1 (en) Data link layer switch ith multicast capability
US7583796B2 (en) Apparatus and method for generating a data distribution route
JP2003309601A (ja) マルチキャスト通信装置およびシステム
US8688853B2 (en) Method and apparatus for maintaining multicast lists in a data network
US6643289B1 (en) Method of MPOA status change notification
JP3457243B2 (ja) プッシュ型ネットワーク
Lauder et al. Hierarchical network routing
JP2006279937A (ja) 無線基地局、無線端末および無線アクセスネットワーク
JP3904885B2 (ja) データの配布経路を生成する装置および方法
JP2003032299A (ja) マルチキャストネットワークにおけるランデブーポイントの制御方法及び装置
JP3700654B2 (ja) パケット転送装置
JP3013832B2 (ja) Atmマルチキャストシステム

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080801

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080801

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090801

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090801

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100801

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees