JPH11514504A

JPH11514504A - 通信ネットワークを通じてコマーシャル・メッセージを選択的に配布する装置および方法

Info

Publication number: JPH11514504A
Application number: JP8509717A
Authority: JP
Inventors: ビーカールスジョン
Original assignee: ビーカールスジョン
Priority date: 1994-09-08
Filing date: 1995-09-07
Publication date: 1999-12-07
Also published as: US5515098A; AU3589595A; WO1996008109A1; MX9701823A; EP0806114A4; EP0806114A1; US5661516A; CA2199177A1

Abstract

(57)【要約】ここには、個別にアドレス指定可能な加入者端末（「コンバータ（１４）」）にコマーシャル・メッセージを配布する装置および方法が提供される。ネットワーク上に設けたサーバ（１０）がコマーシャル・メッセージにルーティング情報およびコンバータ・アドレスで選択的にタグ付けし、メッセージをネットワークを通じて送信してアドレス指定されたコンバータ（１４）によって受信、表示させる。アドレスは、加入者（１５）の世帯のメンバーに関する統計その他の情報に関連したデータベースに記憶されている情報に基づいて選ばれる。サーバ（１０）は選択したコマーシャル・メッセージを選択した世帯に送る。

Description

【発明の詳細な説明】通信ネットワークを通じてコマーシャル・メッセージを選択的に配布する装置および方法発明の分野本発明は、全般的には、オンディマンド式消費者注文テレビジョン、一層詳しくは、このような環境で宣伝、コマーシャル・メッセージを配布する方法に関する。発明の背骨放送業界、広告業界は、歴史的に、放送広告を売るための基礎として、広範囲人口統計学によって定義された大勢の視聴者（たとえば、平均年間所得を超えた収入のある３５−４９歳の女性とか１８−３４歳の男性）を予測して集めるプログラミング能力に焦点を合わせてきた。このシステムは、ネットワーク・チャネルおよび地方局の数が限られているために、現行形態の放送産業、特にテレビジョンで役に立っている。さらに、放送業界は大衆に限られたプログラミング・メニューを届けるため、大衆も広告主も多くの選択を持てない。ケーブル・テレビジョンが出現したときすら、プログラミングはまだ限られたものであり、視聴者を予測するしかなかった。光学繊維ケーブルや個別の家庭用人口衛星信号レセプタを使用することによって、５００以上のチャネル環境が直ぐに普通になると予想されている。さらに、高容量ビデオ記憶能力の進歩やテレビジョン送信のディジタル・フォーマットに向かう動きに伴って、オンディマンド・テレビジョンの実現が近くなっている。そうなると、加入者が送信時にプログラムを見るか、視聴者の選択によってケーブル・ネットワークの中央局にあるディジタル・ライブラリに格納されているプログラムを見るかを選択することができる。視聴オプションの増加が予測されているが、そうなると、或る所与のチャネルでのインプログラム参加あるいはプリセット・タイム・スロットの販売を通じて広告主のために効果的に決まった視聴者を集めるのがますます難しくなろう。 Kaufmanの米国特許第5,260,778号（その開示内容を参考資料としてここに援用する）は、通信ネットワークを通じてメッセージの選択的な配布を行う装置を開示している。加入者側のコンバータはマルチレベル・グルーピング構造に従ってアドレス指定される。たとえば、２レベル・グルーピング構造では、各コンバータがプライマリ・グループの１メンバーとして割り当てられ、また、１つまたはそれ以上のサブグループにも割り当てられ得る。こうして、ヘッドエンドは、メッセージに適当なグループ識別子をタグ付けすることによって或るグループの加入者を目標にすることができる。この装置は多数のチャネルを備えたケーブル・ネットワークでは有用であるかもしれないが、より動的な視聴オンディマンド環境では、各コンバータを個別にアドレス指定する必要があるかもしれないので、不適となろう。本発明の目的は、選んだターゲット世帯に広告プログラミングを動的に配布する方法および装置を提供することにある。本発明の別の目的は、所定の特徴に基づいて特定の加入者に広告プログラミングを配布することにある。本発明によれば、ネットワーク上の個別のアドレス指定できる加入者端末（「コンバータ」）にコマーシャル・メッセージを配布する装置および方法を得ることができる。ネットワークを通じて配布されるべきコマーシャル・メッセージは、各メッセージ毎に受け手のカテゴリを識別する埋め込み情報を含んでいる。ネットワークの中心に位置するサーバは、コマーシャル・メッセージに選択的に加入者のコンバータ・アドレスをタグ付けし、識別しているカテゴリに応じる。次に、コマーシャル・メッセージがネットワークを通じて送られ、アドレス指定されたコンバータに接続したテレビジョン受像機に受信され、表示される。アドレスは、営業の目的である製品またはサービスの実際の消費者である世帯に関する情報に匹敵する、人口統計および加入者の世帯に関する他の情報に関連したデータベースに格納されている情報に基づいてサーバによって選ばれる。図面の簡単な説明本発明の前記および他の特徴は添付図面に関連して行う以下の好ましい実施例の詳細な説明からより容易に明らかとなろう。第１図は、コマーシャル・メッセージを配布する装置のブロック図である。第２図は、本発明で有用なコンバータのブロック図である。第３図は、本発明による配布センタの好ましい実施例のブロック図である。第４図は、大部分の受信視聴者に広告を送る目的のために加入者を評価する方法のフローチャートである。第５図は、本発明を具体化している広域ネットワークの好ましい形態を説明するブロック図である。好ましい実施例の詳細な説明第１図は本発明による好ましい装置の全体的なブロック図である。メッセージ配布センタ５はネットワーク媒体１７を通じて複数の加入者１５（１つを示している）と通信をしている。開示したネットワークは、高速パケット・スイッチング技術、好ましくは、公知タイプの同期転送モード・スイッチング（ＡＴＭ）を使用していると好ましい。当業者であれば、多数の普通の高速ネットワークのうちの任意のものを使用し得ることがわかるであろう。メッセージ配布センタ５は、放送局による放送、ディジタル的に記憶あるいは記録された映画やプログラム、コマーシャル・メッセージを含む選ばれたテレビジョン・プログラムの配布、送信を制御する。メッセージ配布センタ５はサーバ１０（後により詳しく説明する）を包含し、このサーバは送信されるプログラミング、広告情報ならびにプログラミング、広告情報の配布を制御する情報を含むデータ・ストリームを生成する。このデータ・ストリームはネットワーク媒体１７を通じて送信される。サーバ１０は高速プロセッサ（図示せず）上で作動すると好ましい。当業者ならば、メッセージ配布センタがネットワーク１７上のコンバータの数に応じていくつかのサーバを運転するいくつかの高速プロセッサを含み得ることは了解できよう。メッセージ配布センタ５は、また、ネットワーク媒体を通じてサーバ１０の生成した情報を送信する送信機１２も包含する。こうして、メッセージ配布センタ５の機能はデータを作成し、ネットワーク媒体１７を通じて加入者１５にデータを送信することにある。各加入者１５は送信されてきたデータを受信するコンバータ１４（後により詳しく説明する）を持たなければならない。コンバータ１４はデータからテレビジョン受像機１６に表示するに適した信号を抽出する。第３図に示すように、情報ストリームを創り出す際、サーバ１０はいくつかのデータベース、ライブラリ（３２、３４、３８）にアクセスして情報を集める。また、放送プログラムやケーブル・プログラムのようなアナログまたはディジタルのリアルタイム・プログラム３５を提供することもできる。サーバ１０は、圧縮したディジタルその他の記憶フォーマットで予め記録したプログラムからなる予記録ディジタル・ライブラリ３２にアクセスする。たとえば、このプログラムはＣＤ−ＲＯＭ、レーザディスク、磁気テープのような公知の種々のタイプの記憶媒体に格納してもよい。ライブラリ３２には、各プログラムにおけるコマーシャル・ブレークが生じる時刻および各ブレークの持続時間に関する情報も格納されている。同じ情報がリアルタイム・プログラムにも付随する。多くのタイプのプログラミングにおいて、この情報は、一定の持続時間のブレークが所定の時刻に生じることになるから、不要であるかもしれない。送信ストリームにおいてプログラミング情報を提供することに加えて、サーバ１０はコマーシャル・メッセージも提供する。サーバ１０はコマーシャル・メッセージのライブラリ３８にアクセスする。このライブラリは普通のフォーマットで記憶されたコマーシャル・メッセージをすべて含んでいる。各コマーシャル・メッセージは、メッセージの受け手のカテゴリを識別する埋め込み情報を含んでいるという点で、「スマート・コマーシャル」である。以下により充分に説明するように、この埋め込み情報はコマーシャル・メッセージ管理サーバ（ＣＭＭＳ）１１で利用されてこの埋め込み情報で識別される受け手の各カテゴリに対応する１セットの加入者アドレスを生成する。送信ストリームにコマーシャル・メッセージを組み込むプロセスにおいて、サーバ１０はそのデータベースとライブラリにアクセスし、ＣＭＭＳ１１と協動してコマーシャル・メッセージ・スケジュール３１を作り出す。このスケジュールが送信されるデータ・ストリームに挿入されることになる、ライブラリ３８からのコマーシャル・メッセージの選択、タイミングを制御する。サーバ１０が或る特定の加入者のためのプログラミングを選んだときにはいつでも、サーバは適切な付随するコマーシャル・ブレークのためのスペースをスケジュール３１内に予約する。各ブレーク中に各加入者のために挿入される実際のメッセージはＣＭＭＳ１１で決定され、スケジュール３１に挿入するためにサーバ１０に送られる。ＣＭＭＳ１１は、コマーシャル・メッセージの必要なルーティングについての情報を含むコマーシャル・ルーティング・データベース３３と、個々の加入者世帯に関連した統計情報を含む世帯データベース（後により詳しく説明する）とにアクセスする。コマーシャル・ルーティング・データベース３３に含まれた情報およびコマーシャル・メッセージ（サーバ１０から送られたもの）に埋め込まれた情報に基づいて、ＣＭＭＳ１１は、或るコマーシャル・メッセージを受信する或る世帯あるいは世帯グループを選び、その情報をサーバ１０に送り、コマーシャル・メッセージ・スケジュール３１に記憶させる。コマーシャル・メッセージを受信する世帯の選択はコマーシャル・ルーティング・データベース３３に記憶されている要件と組み合わせた世帯統計に基づいてもよいし、あるいは、コマーシャル・メッセージを或る種のプログラミングあるいは或る種の視聴日時またはこれら両方と関連させてもよい。プログラム材料にブレークが生じたとき、コマーシャル・メッセージ・スケジュール３１はどのメッセージが各世帯に送られることになるかを決定し、サーバ１０はデータベース３４からのルーティング情報をそのビット・ストリームに埋め込むことによってそれを行うことになる。このようにして、それぞれのコマーシャル・メッセージは、それに関連した適当なルーティング情報をもつ。コマーシャル・ルーティング・データベース３３はコマーシャル・メッセージのためにルーティング要件のトラックを保持する。データベースは、どのくらいの頻度で各コマーシャル・メッセージを各ユーザあるいは各ユーザ・グループに送信すべきか、各メッセージを各ユーザあるいは各ユーザ・グループの実際に送信する回数のような情報を含む。このデータベースは、或る種のコマーシャル・メッセージを或る種のプログラミングあるいは或る種の視聴タイム・スロットと組み合わせてもよい。データベース３３、３４、３６の任意のものあるいはすべてが独立したサーバ（図示せず）あるいは多数のサーバによって維持され、絶えず更新されてもよい。たとえば、データベース３６がサーバのネットワークによって維持され、各サーバが或る世帯グループについてその領域を定める情報を提供するようになっていてもよい。また、サーバ１０が時にはコマーシャル・メッセージを送る必要がないかも知れず、その代わりに、コマーシャル・メッセージの別のソースへの制御を廃棄しなければならないということも考えられる。これは、たとえば、サーバ１０が階層ネットワークの一部であり、サーバ１０より下のローカルステーションによるコマーシャル・メッセージの挿入のための時間が予約されているときに生じる可能性がある。それ故、サーバ１０は或る指定時間にわたってなんらコマーシャル・メッセージを挿入せず、その時間の終わりに直ちに情報を挿入し始めることになる。先の説明からわかるように、コマーシャル・メッセージ・スケジュール３１から決定された通りに、サーバ１０は、好ましくはライブラリ３２に記憶されている或る特定のプログラムまたは個々の加入者（おそらくはサブサーバ）から到来するリアルタイム・プログラムについてのリクエストを受けた後に、送信機１２を通じて情報を送信する。サーバ１０は、また、代わりに週日および日時に基づいて情報を送り始め、そして、同じ情報を多くの加入者へルート割り当てすることができる。独立した、好ましくはディジタルのチャネルを通じて、サーバ１０は、各加入者に、次のコマーシャル・メッセージについてはどのチャネルにアクセスすべきかを制御する指令を送信する。サーバ１０は各コマーシャル・メッセージを受信チャネルにルート割り当てする。或るコマーシャル・ブレークが加入者の受信したプログラミングで生じたとき、加入者のコンバータ１４がサーバ１０によって指令されたコマーシャル・チャネルを受信するように制御される。コマーシャル・ブレークが終わると、コンバータ１４はサーバ１０からプログラミングを受信するように復帰する。先に述べたように、加入者はネットワーク１７に接続したコンバータ１４を持たなければならない。コンバータ１４は、第２図に示すように、公知のアドレス指定可能なデータ受信機２２を経てコンバータのネットワーク・アドレスでアドレス指定された情報を受信する。情報はアナログ、ディジタルの信号を含み得る。ディジタル信号の処理のみが第２図に示してあるが、ここでは、アナログ信号が普通のコンポーネント（図示せず）によって処理されると仮定する。この好ましい実施例では、コマーシャル・メッセージおよびそれに関連した制御情報はディジタルである。データ受信機２２は、マイクロプロセッサ２４による処理のために高速メモリ（図示せず）でディジタル情報を緩衝し、整理してすべての制御、フレーミング情報（ルーティング情報を含む）を剥ぎ取ると好ましい。マイクロプロセッサ２４は緩衝されたデータにアクセスし、任意のディジタル・プログラムおよびコマーシャル・データをデコンプレスし、このデコンプレスされたデータをディジタル信号としてディジタル−アナログ・コンバータ２６に出力する。ディジタル−アナログ・コンバータ２６はマイクロプロセッサ２４からのディジタル信号をアナログ信号に変換する。モジュレータ２８はプロセッサ１０によって指令されたチャネルからのコマーシャル信号を適当なテレビジョン周波数に変調し、テレビジョン受像機１６によって見られている或る特定のチャネルに表示させる。当業者ならば理解できるように、もしこのテレビジョンがディジタル・テレビジョンであるならば、ディジタル信号を変調アナログ信号に変換するステップはバイパスしてもよく、マイクロプロセッサがディジタル・データをそのテレビジョンに適切なフォーマットに単純フォーマットすることになる。コンバータ１４の機能は、情報を受信し、テレビジョン受像機に表示するのに適した信号を出力することにある。上述したように、コマーシャル・メッセージはプロファイル・データベース３６に記憶されたプロファイル世帯データに基づいてＣＭＭＳ１１によって選ばれる。第４図は加入者に送られるべきコマーシャルを決定するためにＣＭＭＳ１１で利用される好ましい方法を説明するフローダイアグラムである。多数の商品、サービスのカテゴリ（特殊なブランドに限られるかも知れない）が予め定められ、これらの同じカテゴリがスマート・コマーシャルに埋め込んだ情報の一部として使用される。厳しいすなわち組織的な調査を用いて、所定の製品／サービスのカテゴリあるいはブランドについての「消費者」すなわち高頻度ユーザ世帯の代表的なサンプルを選ぶ（ステップ１）。このサンプルはすべての米国世帯について予測するための統計学的分析を支えるに充分な大きさである、すなわち、統計的サンプルである。人口統計学を使用して、広範囲のカテゴリにおけるこれらの世帯についての人口調査、実地踏査データその他の利用できるデータ、情報を集める（ステップ２）。この情報は消費者世帯の統計的プロファイルに編集する（ステップ３）。また、同じデータをすべての世帯に関して集め（ステップ４）、すべての世帯の統計的プロファイルを創り出す（ステップ５）。製品またはサービスについてターゲット世帯を特徴づける努力において、消費者世帯のプロファイルをすべての世帯のプロファイルと比較するか相関させる（ステップ６）。次にこれらのプロファイル間の人口統計学的差異に注目し（ステップ７）、各情報カテゴリを重要性で重み付けする（ステップ８）。たとえば、重み付けはカテゴリの発生差、発生頻度の程度を考慮する統計分析に基づくものであってもよい。次に、商品／サービスの各カテゴリについて各世帯の格付けを行う（ステップ９）。一例として、或る製品（高級乗用車）について、格付けｙは次のように定めることができる。すなわち、ｙ＝ 0.040425*A + 0.045920*B + 0.043766*C + 0.036453*D + 0.033336*E + 0.015284*F + 0.012396*G + 0.023163*H + 0.027470*I + 0.018362*J + 0.016994*K. 表Ｉは各インデックス変数Ａ−Ｋが高級乗用車についてのコマーシャル・メッセージに関連した好ましい実施例においてどんな情報カテゴリを表しているかを示している。各変数Ａ−Ｋの前の乗数は前述の統計分析などによって決定されるその変数の重み付け係数である。上記式における１つの変数について挿入される値は、その変数についての表からおよびその変数に適用する条件から決定される。たとえば、或るホワイトカラー世帯があるとして、変数Ｂは表IIIの「ホワイトカラー」についてのインデックス値を取ることになる。すべての加入者が上記の式で適切な値を挿入し、「ｙ」について解答を得ることによって点数を付けられる。点数が高ければ高いほど、その加入者が相当する製品あるいはサービスを購入する可能性が高いことになる。変数Ａ−Ｇは個々の加入者世帯に特に関連のある変数であり、変数Ｈ−Ｋは加入者の家の場所に関連する変数である。この特別な等式からわかるように、職業、居住期間および性別はこの特別な製品について最も重要なファクタである。変数Ａ−Ｋについてありそうな値が表II−ＸIIに示してある。各欄は次のように定義する。値：変数が取り得る可能性のある条件。全体のパーセント：与えられた値を有する全分析サンプルのパーセント。この欄の入力値は常に１００％まで加算する。ターゲットのパーセント：値の条件に合致する高頻度ユーザすなわちターゲット・ユーザのパーセント。全体のパーセントと異なり、ターゲット・パーセントは１００％まで加算しない。しかしながら、各カテゴリについてのターゲット・ユーザのパーセントと「全体のパーセント」値との積（分析サンプルのサイズに関連したカテゴリのサイズ）は分析サンプルのターゲット・ユーザのパーセントに加算する。インデックス値：「ターゲット・パーセント」欄の入力と同じ欄の「全体」入力との比。広告主が広告時間を購入するとき、そのメッセージを受信する家庭に対するカットオフ百分位数を指定することができる。こうすれば、広告主がその製品に対する加入者（上記の式によって判断される）の３０番目の百分位数（トップ３０％）をターゲットとしたい場合、サーバ１０はトップ３０パーセント内にあると思われる加入者にのみコマーシャル・メッセージを送ることになる。これにより、広告主は広告資金をより効率よく使うことができる。第５図は、本発明を具体化している階層広域ネットワークのための好ましい構成を示すブロック図である。大域ヘッドエンド５０は第５図の配布センタとほぼ同じ機能を果たすネットワーク全体の配布センタである。大域ヘッドエンド５０は複数の地域ヘッドエンド５２（これも配布センタ５に類似している）と連絡しており、各地域ヘッドエンドは配布センタ５と連絡している。しかしながら、ここで、地域ヘッドエンド５２と局所配布センタ５の間に１つまたはそれ以上の付加的ヘッドエンド・レベルがあり得ることは了解されたい。ヘッドエンド５０、５２等は地域配布センタ５に類似しているが、各々がその全責任領域についてデータベースを維持している点で異なる。個々で、大域ヘッドエンド・データベースが大域ヘッドエンドのところでまとめて得ることができ、データベースの対応する部分が適切な下方レベルの配布センタに送られることは了解されたい。あるいは、各配布センタ・レベルがそれ自体のデータベースを維持し、より高いレベルに上向きに情報を送達し、そこで適切な蓄積データベースを組み立ててもよい。ヘッドエンドと局所配布センタの本質的な差異は、局所配布センタのみがコンバータ・アドレスを生成し、加入者と直接連絡するということである。ヘッドエンドはスマート・コマーシャルを含む情報を下向きに送信するが、これらのスマート・コマーシャルはコマーシャルを受信するグループを示すルーティング情報を含んでいる。これは、コマーシャルによってカバーされ得る各種の製品あるいはサービスを表すターゲット・グループ・コードを定め、コマーシャルと関連したターゲット・グループ・コード（単数または複数）を百分位数指標と共に送ることによって行われる。したがって、高級乗用車についてのコマーシャル・メッセージは高級乗用車についてのターゲット・グループ・コードを含むと共に、高級乗用車についてターゲットとされる消費者グループの３０番目の百分位数すなわちトップ３０パーセントにそのコマーシャルが送信されることになっていることを示す「３０」を含む。これは第３図のライブラリ３８に記憶されているコマーシャルに埋め込まれたと同じタイプの情報である。ここで、第５図のシステムにおいて、広告情報が任意レベルで挿入できることを了解されたい。たとえば、プログラミングは既に満たされた或るコマーシャル・メッセージ・スロットと共に大域ヘッドエンド５０から下向きに送信され得る。それ故、地域ヘッドエンド５０も他のコマーシャル・メッセージ・スロットを満たし得る。こうして、或るプログラミングが局所配布センタ５に到達するときまでに、コマーシャル・メッセージ・スロットの多くは既に満たされていることになる。それは局所配布センタまでであってより高いレベルで挿入される各コマーシャル・メッセージを伴うグループ配布コードを受信してから剥ぎ取り、その記述に合致する領域における実際の加入者にとって適切なルーティング情報に替える。より高いレベルで満たされていないプログラミングの任意のコマーシャル・スロットを利用して任意の下位レベル配布センタによって満たすことができることはもちろんである。本発明をその好ましい実施例を参照しながら特別に図示し、説明してきたが、形態および細部における種々の変更が発明の精神および範囲から逸脱することなくなし得ることは当業者であれば理解できよう。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，ＬＵ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＫＥ，ＭＷ，ＳＤ，ＳＺ，ＵＧ)，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＥ，ＨＵ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＳ，ＵＺ，ＶＮ

Claims

【特許請求の範囲】１．通信ネットワークを通じてメッセージを選択的に配布する装置であって、通信ネットワークによって奉仕される複数の加入者世帯における、各々がネットワーク・アドレスを有する複数の加入者端末とネットワークを通じて通信するコントローラと、このコントローラと作動可能に組み合わせてあり、前記加入者端末のネットワーク・アドレスを含み、前記加入者世帯の各々と関連し、人口統計データを含む加入者プロファイルを含むデータ・リザーバと、コマーシャル・メッセージ源と、前記コントローラと作動可能に組み合わせてあり、前記コマーシャル・メッセージの少なくとも１つを選択し、前記少なくとも１つの加入者端末と組み合わされた加入者プロファイル・データに基づいて前記加入者端末の少なくとも１つに送る選択手段と、前記コントローラと作動可能に組み合わせてあり、選択された少なくとも１つのコマーシャル・メッセージを前記少なくとも１つの加入者端末のネットワーク・アドレスで識別する識別手段とを包含し、前記コントローラが前記コマーシャル・メッセージ源から前記識別手段によって識別されたコマーシャル・メッセージをネットワークを通じて前記少なくとも１つの加入者に送信するようになっていることを特徴とする装置。２．請求の範囲第１項記載の装置において、前記コマーシャル・メッセージ源によって提供されるコマーシャル・メッセージがコマーシャル・メッセージを受信するつもりの世帯の少なくとも１つの特徴を識別する情報を含んでいることを特徴とする装置。３．請求の範囲第１項記載の装置において、前記データ・リザーバが、さらに、前記少なくとも１つのコマーシャル・メッセージの主題事項の実際の消費者の特徴を識別するターゲット世帯プロファイル・データを含み、さらに、装置が、加入者のプロファイル・データを前記ターゲット・プロファイル・データと比較する手段とを包含し、前記選択手段が加入者プロファイル・データとターゲット・プロファイル・データとの比較に関連した加入者端末に送るべきコマーシャルを選択することを特徴とする装置。４．請求の範囲第２項記載の装置において、さらに、世帯の全体的な母集団を表すデータと前記少なくとも１つのコマーシャル・メッセージの主題事項の実際の消費者を表す消費者世帯データとの比較によって前記ターゲット世帯プロファイル・データを生成する手段を包含することを特徴とする装置。５．通信ネットワークを通じてメッセージを選択的に配布する装置であって、コマーシャル・メッセージ源と、通信ネットワークによって奉仕される複数の加入者世帯における複数の加入者端末とネットワークを通じて通信し、ネットワークを通じてコマーシャル・メッセージ源から加入者へのコマーシャル・メッセージの送信を制御するコントローラとを包含し、加入者端末の各々がネットワーク・アドレスを有する装置において、前記コントローラと作動可能に組み合わせてあり、加入者端末のネットワーク・アドレスと、加入者世帯の各々と組み合わせてあり、統計データを含む加入者プロファイル・データとを含むデータ・リザーバと、コントローラと作動可能に組み合わせてあり、前記少なくとも１つの加入者端末と組み合わせた加入者プロファイル・データに基づいて加入者端末の少なくとも１つに送信するためのコマーシャル・メッセージの少なくとも１つを選択する選択手段と、前記コントローラと作動可能に組み合わせてあり、選択された少なくとも１つのコマーシャル・メッセージを前記少なくとも１つの加入者端末のネットワーク・アドレスで識別する識別手段とを包含することを特徴とする装置。６．請求の範囲第５項記載の装置において、前記データ・リザーバが、さらに、前記少なくとも１つのコマーシャル・メッセージの主題事項の実際の消費者の特徴を識別するターゲット世帯プロファイル・データを含み、装置が加入者のプロファイル・データと前記ターゲット・プロファイル・データを比較する手段を包含し、前記選択手段が加入者のプロファイル・データとターゲット・プロファイル・データとの比較に関連して加入者端末へ送るためのコマーシャルを選ぶことを特徴とする装置。７．請求の範囲第６項記載の装置において、さらに、世帯の全体的な母集団を表すデータと前記少なくとも１つのコマーシャル・メッセージの主題事項の実際の消費者を表す消費者世帯データとの比較によって前記ターゲット世帯プロファイル・データを生成する手段を包含することを特徴とする装置。８．通信ネットワークを通じて、ネットワーク・アドレスを有する加入者世帯における複数の加入者端末の少なくとも１つにコマーシャル・メッセージを選択的に配布する装置であって、記憶された一群のコマーシャル・メッセージのうちの各コマーシャル・メッセージをコマーシャル・メッセージの主題事項の実際の消費者に共通の加入者世帯の特徴を表す製品コードと関連させる手段と、各製品コードで表される特徴に対する前記複数の加入者端末の各々についての加入者世帯プロファイル・データの一致に基づいて、各製品コードに関して前記複数の加入者端末に優先順位を付ける手段と、前記コマーシャル・メッセージ群から前記加入者端末へのコマーシャル・メッセージの送信を制御して、或る製品コードに対する指定優先度の端末のみがその製品コードで識別されるコマーシャル・メッセージを受信するようにしたことを特徴とする装置。９．請求の範囲第８項記載の装置において、前記複数の加入者端末の優先順位を付ける手段が、各製品コードに関して、消費者世帯を表すプロファイル・データをすべての世帯を表すプロファイル・データと比較し、発生頻度に関連した各異なった特徴に関して重み付けファクタを生成する手段と、種々の特徴の存在についてそれぞれの加入者世帯プロファイル・データを分析し、異なった特徴が存在するときに対応する重み付けファクタを加入者優先度に加えることによって製品コードに関して加入者優先度を計算する手段とを包含することを特徴とする装置。１０．通信ネットワークを通じて、ネットワーク・アドレスを有する加入者世帯における複数の加入者端末の少なくとも１つにコマーシャル・メッセージを選択的に配布する方法であって、一群の記憶されたコマーシャル・メッセージのうちの各コマーシャル・メッセージを、それぞれのコマーシャル・メッセージの主題事項の実際の消費者に共通の加入者世帯プロファイルの特徴を表す製品コードと関連させる段階と、各製品コードによって表される特徴に対する、前記複数の加入者端末の各々についての加入者世帯プロファイル・データの一致に基づいて各製品コードに関して前記複数の加入者端末に優先順位を付ける段階と、前記コマーシャル・メッセージ群から前記加入者端末へのコマーシャル・メッセージの送信を制御して、製品コードに対する指定優先度の端末のみがその製品コードをタグ付けされたコマーシャル・メッセージを受信するようにする段階とを包含することを特徴とする装置。１１．請求の範囲第１０項記載の方法において、指定優先度が前記製品コードに含まれていることを特徴とする方法。１２．請求の範囲第１１項記載の方法において、前記複数の加入者端末に優先順位を付ける段階が、各製品コードに関して、消費者世帯を表すプロファイル・データをすべての世帯を表すプロファイル・データと比較し、発生頻度に関連した各異なった特徴に関して重み付けファクタを生成する段階と、種々の特徴の存在についてそれぞれの加入者世帯プロファイルを分析し、異なった特徴が存在するときに対応する重み付けファクタを加入者の優先度に加えることによって製品コードに関して加入者の優先度を計算する段階とを包含することを特徴とする方法。１３．通信ネットワークを通じてメッセージを選択的に配布する方法であって、コマーシャル・メッセージ源と、通信ネットワークによって奉仕される複数の加入者世帯における複数の加入者端末とネットワークを通じて通信し、ネットワークを通じてコマーシャル・メッセージ源から加入者へのコマーシャル・メッセージの送信を制御するコントローラとを包含し、各加入者端末がネットワーク・アドレスを有する装置に関連して使用されるようになっている方法において、コントローラと作動可能に組み合わせたデータ・リザーバを維持し、このリザーバが加入者端末のネットワーク・アドレスと、加入者世帯の各々と組み合わせてあり、統計データを含む加入者プロファイル・データとを包含する段階と、前記少なくとも１つの加入者端末と組み合った加入者プロファイル・データに基づいて加入者端末の少なくとも１つの加入者端末に送信するためのコマーシャル・メッセージの少なくとも１つを選択する段階と、選ばれた少なくとも１つのコマーシャル・メッセージを前記少なくとも１つの加入者端末のネットワーク・アドレスで識別する段階とを包含することを特徴とする方法。１４．請求の範囲第１３項記載の方法において、前記データ・リザーバが、さらに、前記少なくとも１つのコマーシャル・メッセージの主題事項の実際の消費者の特徴を識別するターゲット世帯プロファイル・データを包含し、前記方法が、さらに、加入者プロファイル・データとターゲット・プロファイル・データを比較する段階を包含し、前記選択段階が、加入者プロファイル・データとターゲット・プロファイル・データとの比較に関連して加入者端末に送信するためのコマーシャルを選ぶことを特徴とする方法。１５．請求の範囲第１４項記載の方法において、さらに、世帯の全体的な母集団を表すデータと、前記少なくとも１つのコマーシャル・メッセージの主題事項の実際の消費者を表す消費者世帯データとを比較することによって前記ターゲット世帯プロファイル・データを生成する段階を包含することを特徴とする方法。