JP2003303151A - Push型情報配信システム、push型情報配信方法、及びpush型情報配信用プログラム - Google Patents

Push型情報配信システム、push型情報配信方法、及びpush型情報配信用プログラム

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JP2003303151A
JP2003303151A JP2002110148A JP2002110148A JP2003303151A JP 2003303151 A JP2003303151 A JP 2003303151A JP 2002110148 A JP2002110148 A JP 2002110148A JP 2002110148 A JP2002110148 A JP 2002110148A JP 2003303151 A JP2003303151 A JP 2003303151A
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JP2002110148A
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Rina Hayasaka
里奈 早坂
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NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 より効果的な情報配信や情報配信効果調査の
ために、様々な配信タイミングを制御できるようにす
る。 【解決手段】 PUSH型情報配信システム1は、ルールDB
104に記憶された配信ルールによって情報配信が制御さ
れる。配信ルールは、配信のきっかけとなる条件を指定
する配信タイミングと、前記条件以外の条件が必要な場
合に限り設けられる配信条件と、配信内容という三つの
要素によって成り立つ。タイミング監視手段111〜113
は、配信ルールに指定された配信タイミングを監視し、
状態判定手段13はある配信ルールの配信タイミングの発
生時にその配信ルールに指定された配信条件が満たされ
ているかどうかを判定し、満たされている場合、アクシ
ョン起動手段14が配信ルールに指定された配信内容に従
ってアクションプログラムを起動し、情報配信を行わせ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、PUSH型情報配信シ
ステム、PUSH型情報配信方法、及びPUSH型情報配信用プ
ログラムに関し、特に配信タイミングの制御と一連の情
報配信の制御を実現できる、PUSH型情報配信システム、
PUSH型情報配信方法、及びPUSH型情報配信用プログラム
に関する。
【0002】
【従来の技術】ネットワークを経由した情報(テキス
ト、画像、映像を含む)の配信方法は大きく次の3種類
に分けられる。1)PULL型情報配信、2)PUSH型情報配
信、3)その他 である。1)のPULL型情報配信とは、
情報受信者が情報取得要求を出し、それに答える形で情
報を配信する形態をいう。WEBブラウザにURLを打ち込ん
でページを表示させる、検索サイトに情報のキーワード
を入力して関連するサイト一覧を表示する、などがこれ
にあたる。2)のPUSH型情報配信は、情報受信者の要求
タイミング以外のタイミングで情報が一方的に配信され
るもので、指定時刻にメールを配信するメールマガジン
サービスなどがこれにあたる。3)のその他は、1、2
に当てはまらないもので、メールに挿入する広告やWEB
ページのバナー広告などがこれにあたる。
【0003】本発明は、特に広告の配信やマーケティン
グ調査を目的として行うPUSH型情報配信に関するもので
ある。一般的にPUSH型情報配信は、次のステップで行わ
れる。1)前処理、2)配信タイミング決定、3)配信
情報選択、4)配信実行 5)フィードバック(ないこ
ともある)。つまり、前処理として配信する情報や情報
受信者(ユーザと呼ぶ)の登録が行われた後で、決定さ
れた配信タイミングに、選択された配信情報を、配信す
る。配信した情報に対するユーザの行動(閲覧したか、
クーポンを利用したかなど)を解析し、配信手順の修正
に用いる場合もある(フィードバックと呼ぶ)。
【0004】従来のPUSH型配信技術は、いかに利用者に
効果的な情報を選択するか(前記のステップ3)に重点
をおいたものが多かった。こういった技術の一例が、特
許第3186683号に記載されている(第一の従来技術と呼
ぶ)。第一の従来技術では、利用者間でやりとりされる
情報を利用者の興味情報として保存し、情報提供者が新
しい情報の配信を行う場合に、その新しい情報と内容の
近い情報をやりとりしている利用者を対象に配信するも
のである。こういった技術では、配信タイミングは全て
の情報において固定(毎週火曜日など)であったり、情
報ごとに情報提供者が指定したタイミングであったりし
ているものがほとんどである。
【0005】広告配信を目的とするPUSH型情報配信で
は、より効果的に情報配信をすることが大切である。つ
まり、ユーザにとって意味のある情報を意味のあるタイ
ミングで配信することが求められている。第一の従来技
術では、ユーザにとって意味のある情報を選択すること
ができるが、意味のあるタイミングでの配信が不可能で
あった。
【0006】さて、ユーザごとに異なる配信タイミング
をシステムが判定して配信を実行するシステムもいくつ
かある。例えば、特開2001-326960号公報に記載された
技術(第二の従来技術と呼ぶ)は、あらかじめ定義した
複数のエリアがあったときに、携帯端末の位置を監視し
つづけ、あるエリアから別のエリアに移動した際に新し
いエリアの広告情報を携帯端末に配信する、というもの
である。この第二の従来技術に類似する技術が特願2001
-293574号で提案されている(第三の従来技術と呼
ぶ)。この第三の従来技術では、移動体の位置を監視し
つづけ、移動体の移動先エリアと現在の日時および時間
帯に基づいて配信情報を選択し配信している。
【0007】こういった技術では、「ある場所に来
る」、「ある日時のある時間帯にある場所に来る」とい
う一種類のタイミングしか捉えることができなかった。
ユーザにとって効果的な情報配信タイミングが「ある場
所に来る」時や「ある日時のある時間帯にある場所に来
る」時とは限らないため、効果的な情報配信手段として
は不十分であった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、広告
配信などにおいて効果的なPUSH型情報配信を行うために
は、ユーザにとって意味のある情報を意味のあるタイミ
ングで配信する必要がある。また、マーケティング調査
など、ユーザの反応を調べる目的でPUSH型情報配信を行
うときには、同じ配信情報であっても配信するタイミン
グによって反応が異なることが多いことを考えると、調
査を行う業者が様々な配信タイミングを制御できること
は大切な機能である。
【0009】ところが、第一ないし第三の従来技術では
制御できる配信タイミングが非常に限られたものしかな
かった。また、適用する環境に固有の配信タイミング
が、適用する環境ごとに存在することが多く、これらに
柔軟に対応できるシステムが望まれていた。
【0010】また従来技術では、情報配信が一回で完結
しており、複数回の情報配信の組み合わせによる一連の
情報配信を制御することが困難であった。具体的には、
「情報Aにアクセスした人には、その一週間後に情報Bを
配信する。さらに情報Bを利用して購買した人には、そ
の二日後にダイレクトメールを発送する。」などであ
る。こういった、個々のユーザに対する一連の情報配信
の制御は、CRM(Customer Relationship Management)
に有効な技術である。
【0011】
【発明の目的】本発明の第一の目的は、様々な配信タイ
ミングを制御できるシステムを提供することである。よ
り具体的には、本発明は、複数の配信タイミングを情報
配信のパラメータとして利用することで、より効果的な
情報配信や情報配信効果調査を実現できるシステムを提
供することである。また、前述のシステムにおいて、情
報配信を行う業者が、配信タイミングや配信条件、配信
する情報の内容、配信形態を、配信ルールによって自由
に制御できることも目的としている。また、前述のシス
テムでは、複数の配信タイミングを監視することによっ
て発生するシステム負荷を分散できることも目的として
いる。さらに前述のシステムでは、適用する環境に依存
する様々な配信タイミングを容易に利用できることも目
的としている。さらに前述のシステムでは、得られた配
信タイミングに行う処理を一種類の情報配信方法に特定
せずに、状況に応じた情報配信方法を選択できること、
また一つの配信タイミングにおいて行う処理を複数定義
できることも目的としている。さらに前述のシステムで
は、ある事象が発生してから一定時間後を配信タイミン
グとする制御が可能になることも目的としている。
【0012】本発明の第二の目的は、複数回の情報配信
の組み合わせによって、一連の情報配信を制御できるシ
ステムを提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明のPUSH型情報配信
システムは、配信のきっかけとなる条件を指定する配信
タイミングと、前記条件以外の条件が必要な場合に限り
設けられる配信条件と、配信内容という三つの要素によ
って成り立つ配信ルールによって情報配信を制御する。
つまり、前記配信ルールに指定された配信タイミングの
発生時に、前記配信ルールに指定された配信条件を満た
している場合に、前記配信ルールに指定された配信内容
に従って情報配信を行う。従って、配信タイミングの異
なる複数の配信ルールを使用することにより、様々な配
信タイミングの制御が可能となる。
【0014】また本発明のPUSH型情報配信システムは、
前記配信ルールに指定された配信タイミングの発生を通
知する複数個のタイミング監視手段と、前記配信タイミ
ングにおいて前記配信ルールに指定された配信条件が合
致しているかを判定する状態判定手段と、前記配信ルー
ルに指定された配信処理を起動するアクション起動手段
とを備えるようにしてよい。ここで、個々のタイミング
監視手段は、配信タイミングの種類毎(配信のきっかけ
となる条件毎)に設けられる。このような構成によれ
ば、システムの負荷を分散しながら、複数の配信タイミ
ングを制御できる。
【0015】また本発明のPUSH型情報配信システムにお
いて、前記タイミング監視手段は、配信のきっかけとな
る条件成立時から前記配信ルールによって指示された時
間待機してから配信タイミング発生を通知するものであ
ってよい。このような構成によれば、ある事象の発生な
ど配信のきっかけとなる条件が成立してから一定時間後
を配信タイミングに指定する配信制御が可能となる。
【0016】また本発明のPUSH型情報配信システムは、
利用者を取り巻く状況を取得するシステムから情報を取
得して前記タイミング監視手段に通知するアダプタを備
えるようにしてよい。このような構成によれば、様々な
種類の前記利用者を取り巻く状況を取得するシステムを
配信タイミングの制御に使うことが可能となる。
【0017】また本発明のPUSH型情報配信システムにお
いて、前記アクション起動手段は、配信処理を行う複数
のプログラムのうち前記配信ルールに指定された識別子
を持つプログラムを起動するものであってよい。このよ
うな構成によれば、配信処理をアクション起動手段とそ
れから起動されるプログラムとによって実行でき、配信
ルールに前記プログラムの識別子を記載することによっ
て、配信ルールごとに情報の配信方法や、処理内容を選
択することができる。
【0018】また本発明のPUSH型情報配信システムは、
一つの前記配信ルールに、複数の配信内容要素を記述す
るようにしてよい。このような構成によれば、一つのタ
イミングに対して複数の情報配信やその他の処理を起動
することができる。
【0019】また本発明のPUSH型情報配信システムは、
前記アクション起動手段から起動されるプログラムの一
つとして、属性変更プログラムを備えるようにしてよ
い。ここで、属性変更プログラムは配信制御のために定
義された属性を変更するプログラムである。このような
構成によれば、ある配信ルールの配信タイミング時に別
の配信ルールで参照する配信制御のために定義された属
性を自動的に変更することができる。これにより、複数
の配信ルールの連動が可能になり、ある行動を行ったユ
ーザに限定した情報配信などが可能となる。例えば、8
月中に店舗Aを訪問したユーザの属性を1に変更するとい
う配信ルールと、9月1日に前記属性が1のユーザにメー
ル配信するという配信ルールとを連動させて、8月中に
店舗Aを訪問したユーザだけに9月1日に店舗Aの割引情報
を配信する、といった配信制御が可能になる。
【0020】また本発明のPUSH型情報配信システムは、
前記アクション起動手段から起動されるプログラムの一
つとして、配信ルールを作成するプログラムを備えるよ
うにしてよい。このような構成によれば、ある配信プロ
グラムの配信タイミング時に新たな配信ルールを自動的
に生成することができ、既存の配信ルールと自動生成し
た配信ルールとの連動により、複数回の情報配信の組み
合わせによる一連の情報配信の制御が可能になる。
【0021】本発明のPUSH型情報配信システムは、より
具体的には、図1に示されるような配信ルールによって
情報配信が制御される。配信ルールは、一つの配信タイ
ミング(R1)と、0個以上の配信条件(R2,R2')と、一
つの配信内容(R3)といった要素で構成される。配信タ
イミング(R1)は、情報配信を実行するきっかけとなる
条件(ユーザの状態変化や位置の状態変化、時刻など)
をパラメータで指定した情報である。配信条件(R2、R
2')は、配信タイミングで指定する条件以外の付加的な
条件を課す場合に限り設けられるもので、配信タイミン
グ(R1)の成立時にユーザや位置などが満たしていなく
てはならない条件をパラメータで指定する情報である。
配信内容(R3)は、配信対象者と配信方法、配信される
情報を示した情報である。
【0022】また、本発明の第一のPUSH型情報配信シス
テムは、効果的な情報配信や情報配信効果の調査を行う
事業者が設定する配信ルールを管理するルールデータベ
ース(図2の104)と、位置やユーザに関する情報を管理
する状態データベース(図2の100)と、配信する情報
(コンテンツと呼ぶ)を管理する配信コンテンツデータ
ベース(図2の103)とを備え、配信ルールに記述されて
いる配信タイミングの発生を監視する複数個のタイミン
グ監視手段(図2の111、112、113)と、配信
タイミングが取得された時に配信条件が合致しているか
否か判定する状態判定手段(図2の13)と、配信条件
が合致しているときにルールの配信内容に記述された配
信処理の実行を指示するアクション起動手段(図2の1
4)と、実際に配信処理などを行う複数のアクションプ
ログラム(図2の161、162)と、を有する。この
ような構成を採用し、配信ルールに基づいて情報配信を
行うことで、本発明の第一の目的を達成することができ
る。
【0023】また、本発明の第二のPUSH型情報配信シス
テムは、第一のPUSH型情報配信システムの構成に加え
て、アクションプログラム群の中にルール作成手段(図
14の164、165)を有する。このような構成を採用し、あ
る情報配信が実行されたときに次の情報配信のためのル
ールを設定することによって、本発明の第二の目的を達
成することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0025】本発明の第1の実施の形態において、情報
配信を制御する配信ルールの構成は、図1に示すよう
に、一つの配信タイミングR1と、0個以上の配信条件R2,
R2'と、一つの配信内容R3といった要素で構成される。
配信タイミングR1は、情報配信を実行するためのタイミ
ングを示した情報であり、配信のきっかけとなる条件
(ユーザの状態変化や位置の状態変化、時刻など)をパ
ラメータとする情報である。配信条件R2、R2'は、配信
するための条件として配信タイミングR1で指定する配信
のきっかけとなる条件以外の付加的な条件を指定する情
報であり、ユーザの状態や位置の状態、ルールが有効に
働く時間範囲などをパラメータとする情報である。付加
的な条件を課さない場合、配信条件R2、R2'は省略され
る。配信内容R3は、配信対象者と配信方法、配信される
情報を示した情報である。
【0026】本発明の第1の実施の形態におけるシステ
ム構成を図2に示す。これによると、PUSH型情報配信シ
ステム1と、ユーザを取り巻く状況を把握する状況取得
システム群2から構成される。
【0027】PUSH型情報配信システム1は、状況取得シ
ステム群2から得られるデータを受けて、設定された配
信ルールに記述されている配信タイミングの発生を監視
する複数個のタイミング監視手段111、112、113と、配
信タイミングが発生した時に、タイミング監視手段11
1、112、113から対象となる配信ルールとタイミング発
生の原因となったデータを受け取り、配信ルールに記述
された配信条件が合致しているか否か判定する状態判定
手段13と、状態判定手段13から、配信条件が合致した配
信ルールと配信の原因となったデータを受け取り、配信
ルールに記述されたアクションの実行を指示するアクシ
ョン起動手段14と、アクション起動手段14によって起動
される複数のアクションプログラム161、162と、配信ル
ールを蓄積しているルールデータベース104と、配信す
るコンテンツを蓄積している配信コンテンツデータベー
ス103と、情報配信対象者や位置などの状態を蓄積する
状態データベース100と、を有する。ただし、これらの
データベース(100,103,104)はシステムの外部のデー
タベースサーバーに配置させて運用することも可能であ
る。
【0028】状況取得システム群2は、複数の状況取得
システム21、22から構成される。各状況取得システム2
1、22は、本発明を適用する環境に依存し、ユーザの位
置を取得するシステムであったり、気温を測定するシス
テムであったり、POSレジスタシステムと連携してユー
ザの購買行動データを取得するシステムであったりす
る。利用できる状況取得システムの数が多いほど、制御
できる配信タイミングの数が増える。
【0029】タイミング監視手段111、112、113は、配
信の制御に利用する配信タイミングの数だけ存在し、そ
れぞれ担当となる配信タイミングを監視している。つま
り、タイミング監視手段は、配信ルールの配信タイミン
グR1で指定されるパラメータの種類の数だけ存在するこ
とになる。図では3つ存在するが、1つであっても、3
つ以上であってもよい。タイミング監視手段111,112が
監視するのは、対応する状況取得システム21,22から得
られるデータで、状況取得システム21,22が変化を通知
する場合と、タイミング監視手段111,112が一定周期で
状況取得システム21,22にデータを取りにいく場合とが
ある。タイミング監視手段113は時刻を監視するため、
それに対応する状況取得システムは存在しない。それぞ
れのタイミング監視手段111〜113は、互いに独立してお
り、更に状態判定手段13と、アクション起動手段14と
も、処理がそれぞれ独立しているために、別々の装置で
動作させることが可能である。
【0030】次に、本発明の第1の実施の形態における
PUSH型情報配信処理の流れを、図3を用いて説明する。
まずは図3(a)のフローチャートに沿って、時刻以外の
配信タイミングが指定された場合の配信制御処理を説明
する。
【0031】まずタイミング監視手段111,112が、ルー
ルデータベース104の中から、配信タイミングR1を参照
して、それぞれが監視するルールを取得して設定する
(ステップA1)。
【0032】次に、タイミング監視手段111,112は、状
況取得システム21,22から状況データを取得して変化を
判定する(ステップA2)。
【0033】タイミング監視手段(111、112のいずれ
か)は、状況変化の内容を、状況データベース100に登
録する(ステップA3)。例えばユーザの移動という状況の
場合は、ユーザの居場所や位置に存在する人数が変更さ
れる。
【0034】次に、タイミング監視手段(111、112のい
ずれか)は、設定された複数のルールの中で、配信タイ
ミングR1に記述された条件に合致しているものを検索す
る(ステップA4)。合致するルールがなければ処理は終
了され、次に状態変化が通知されるのを待つ。
【0035】合致するルールがあった場合は、合致ルー
ルと状況変化の内容を状態判定手段13に通知する(ステ
ップA5)。
【0036】次に、状態判定手段13は、タイミング監視
手段(111,112のいずれか)から通知された合致ルールの
配信条件R2と、状態変化を発生させたユーザ識別子など
からユーザの属性・状態、場所の状態、時刻などとが合
致しているかどうかを判定する(ステップA6)。判定に必
要なデータは状態データベース100から取得する。判定
で条件と状態が合致しなければ処理を終了し、再びタイ
ミングが発生するのを待つ。
【0037】判定で条件と合致した場合、アクション起
動手段14に実行を指示する(ステップA7)。ここでは、
ステップA6と同様、合致ルールと状態変化の内容が通知
される。
【0038】アクション起動手段14は、合致ルールの配
信内容R3を参照して、指定された配信方法に対応するア
クションプログラムに対して、配信対象者と、配信され
る情報を通知して、起動を指示する(ステップA8)。ま
た、配信ルールに配信内容R3が複数指定されている場合
は複数回処理を繰り返す。これはつまり、一つのタイミ
ングに複数種類のアクションを関連付けて実行できるこ
とを意味する。
【0039】通知をうけたアクションプログラム(161、
162)は、状態データベース100から、配信に必要なメー
ルアドレスなどのユーザ情報を取得する。更に、配信コ
ンテンツデータベース103に問い合わせて、配信コンテ
ンツデータを取得する。以上で得られたデータから、実
際の配信処理を実行する(ステップA9)。アクションプ
ログラム161、162は、ルール毎に指定することができる
ため、ある情報はメールで配信し、別の情報は電光掲示
板に提示する、など自由に制御できる。
【0040】時刻によって配信タイミングが指定されて
いる配信ルールに沿った情報配信は、処理が一部異な
る。この処理の流れを図3(b)のフローチャートに示
す。図3(a)と異なる部分だけ説明する。
【0041】時刻によって配信タイミングが指定されて
いる配信ルールは、時刻を監視するタイミング監視手段
113に設定される(ステップA1’)。タイミング監視手
段113は、設定されたルールに記述されている時刻まで
の時間を計算し、そこまでのタイマーを設定する(ステ
ップA10)。タイマーが発火したときに、合致ルールを
状態判定手段13に通知する(ステップA5’)。以下、図
3(a)と同様の処理が行われる。
【0042】第2の実施の形態では、第1の実施の形態
をより具体的に説明する。
【0043】第2の実施の形態にて用いる、配信ルール
の構成例を図4に示す。配信ルールは4段階の階層で構
成されている。ルート要素R0が一つあり、その下に位置
する親要素は、配信タイミングR1、配信条件R2、配信内
容R3、の3種類である。
【0044】配信タイミングR1は、情報配信が実行さ
れるタイミングを表現している。図2の例では、これが
更にユーザ状態変化R11、位置状態変化R12、時刻R13、
汎用状態変化R14に分類されている。
【0045】ユーザ状態変化R11とは、具体的には配信
対象者がある場所へ入ったり、ある商品を購入したり、
年齢が変更したり、といったユーザに関する変化タイミ
ングを表現する。適用する環境に応じて孫要素であるユ
ーザ状態a R111、ユーザ状態b R112が定義され、利用さ
れる。
【0046】位置状態変化R12は、判定対象位置R121で
指定された位置に関して、位置に関するデータの変化タ
イミングを表現する。具体的な例としてはその位置に存
在する人数や、扱う商品の残数などが挙げられる。適用
する環境に応じて孫要素である位置状態a R122、位置状
態b R123が定義される。
【0047】時刻R13は、時刻で配信タイミングを指定
するものであり、具体的には月日、時刻を指定する。
【0048】汎用状態変化R14とは、ユーザや位置の状
態変化に加わらない汎用の変化タイミングを表現するも
ので、具体的には気温の変化タイミングや、情報配信を
行う業者が手動で与えるタイミングなどを表現する。適
用する環境に応じて、孫要素である汎用状態a R141が定
義される。
【0049】1つの配信ルールにおける配信タイミング
R1には、子要素と孫要素が必ず一つずつ記述されること
になる(但し、子要素が時刻R13のとき孫要素は省略さ
れる)。また、定義されて利用できる孫要素の数だけ、
利用できる配信タイミングの種類があることになる。例
えば図4の場合、配信タイミングR1の設定パターンは、
(R11,R111)、(R11,R112)、(R12,R121)、(R12,R1
22)、(R12,R123)、(R13)、(R14,R141)の合計7
パターンであるため、利用できる配信タイミングの種類
は7種類である。この数と同じ数だけ、タイミング監視
手段111,112,113が用意される。
【0050】配信条件R2は、配信タイミングとなった時
刻において、配信対象のユーザや指定した位置が満たし
ているべき条件を記述する。この条件を満たしていない
場合は、配信はなされない。図4の例では、ユーザ状態
R21、位置状態R22、有効時刻R23、汎用状態R24の4つに
分類されている。
【0051】ユーザ状態R21は、配信対象となるユーザ
の満たしているべき条件を示す。具体的には性別が男性
だとか、年齢が30代だとかいった静的な属性のほかに、
ある場所にいるとか、ある場所に5分以上滞在している
といった行動の属性による条件も記述される。条件判定
の対象となるユーザは、配信タイミングがユーザ状態変
化R11で指定されている場合は配信タイミングを発生さ
せたユーザとなり、それ以外では、孫要素の判定対象ユ
ーザR211によって指定されたユーザとなる。適用する環
境に応じて、ユーザ状態a R212, ユーザ状態b R213が定
義される。
【0052】位置状態R22は、判定対象位置R221で指定
された位置が満たしているべき条件を示す。具体的には
位置に存在する人数の範囲や、扱う商品の残数、バーゲ
ン中か否かなどを条件として記述できる。適用する環境
に応じて、位置状態a R221、位置状態b R222が定義され
る。
【0053】有効時刻R23は、月、曜日、日、時間範囲
のいずれか、及び組み合わせを利用して、配信が有効な
時間範囲を指定する。
【0054】汎用状態R24は、ユーザや位置以外の状態
を表現するもので、例えば気温などが挙げられる。適用
する環境に応じて汎用状態a R241が定義される。
【0055】配信タイミングR1の場合と異なり、配信条
件R2には、複数の子要素や孫要素を記述して、条件を組
み合わせることができる。勿論、子要素と孫要素を1つ
だけ記述してもよく、条件判定が必要ない場合は全く記
述されなくてもよい。
【0056】配信内容R3は、条件判定が全て合致した場
合に行われる配信の内容を記述している。配信対象ユー
ザR31と配信データR32、配信方法R33で構成される。
【0057】配信対象ユーザR31は、ユーザ状態変化R11
の原因となったユーザ以外のユーザに対して情報配信を
行う場合に記述され、配信対象となるユーザを指定す
る。配信データR32は配信するコンテンツの識別子を、
配信方法R33は、配信処理を行うアクションプログラム
の識別子(プログラム名)を記述する。
【0058】配信内容R3は、一つのルールに複数記述す
ることができる。一つの配信内容R3には、配信データR3
2が必ず一つ記述されていなくてはならない。
【0059】ルールの記述例を図5に示す。ルールを階
層構造で記述するためにここでは、XML(eXtensible Ma
rkup Language)形式で記述している。
【0060】行L0の要素タグがルート要素R0にあたる。
要素の属性としてルールの識別子(この場合は20)が指
定されている。
【0061】行L1の要素タグが配信タイミングR1、L2が
ユーザ状態変化R11にあたる。行L3の要素がユーザ状態a
R111の一例で、この場合は「識別子が5である場所に入
った時」というタイミングを表現している(id=3は、ユ
ーザ状態の識別子を表しており、この場合は識別子3の
ユーザ状態はユーザの移動を意味している)。
【0062】行L4の要素タグが配信条件R2、L5がユーザ
状態R21にあたる。行L6はユーザ状態a R211の一例で、
この場合は「配信対象ユーザは男性だ」という条件を示
している(id=4は、ユーザ状態の識別子を表しており、
この場合は識別子4のユーザ状態はユーザの性別を意味
している)。行L7は、有効時刻R23にあたり、この例で
は「10:00から15:00の間」という条件を示している。
【0063】行L8は配信内容R3、行L9は配信データR3
2、配信方法R33にあたる。この場合は「MailDeliverと
いう識別子のアクションプログラムで識別子100番のコ
ンテンツを配信する」ことを示している。
【0064】従って図5のルールは、「識別子5の場所
に入ったユーザが男性であり、時刻が10:00から15:00の
間であった場合、100番のコンテンツをそのユーザにメ
ール配信する」という配信ルールを表現している。
【0065】第2の実施の形態におけるシステムの構成
例を図6に示す。
【0066】図6において、PUSH型情報配信システム1
は、設定された配信ルールに記述されている配信タイミ
ングの発生を監視する複数個のタイミング監視手段11
1、112、113と、状況取得システム群2から取得できる
それぞれのデータを対応するタイミング監視手段111、1
12に伝達するアダプタ121、122と、配信タイミングが発
生した時に、タイミング監視手段111、112、113から対
象となる配信ルールとタイミング発生の原因となったデ
ータを受け取り、配信ルールに記述された配信条件が合
致しているか否か判定する状態判定手段13と、状態判定
手段13から、配信条件が合致した配信ルールと配信の原
因となったデータを受け取り、配信ルールに記述された
アクションの実行を指示するアクション起動手段14と、
配信ルールの集合をそれぞれ対応するタイミング監視手
段111、112、113に設定するルール設定手段15と、アク
ション起動手段14によって起動される複数のアクション
プログラム161、162と、配信ルールを蓄積しているルー
ルデータベース104と、配信するコンテンツを蓄積して
いる配信コンテンツデータベース103と、情報配信対象
者の情報を蓄積するユーザ情報データベース102と、店
舗などの場所の位置情報を蓄積する位置情報データベー
ス101と、を有する。
【0067】状況取得システム群2は、複数の状況取得
システム21、22から構成される。各状況取得システム2
1、22は、本発明を適用する環境に依存し、ユーザの位
置を取得するシステムであったり、気温を測定するシス
テムであったり、POSレジスタシステムと連携してユー
ザの購買行動データを取得するシステムであったりす
る。利用できる状況取得システムの数が多いほど、制御
できる配信タイミングの数が増える。
【0068】タイミング監視手段111、112、113は、配
信の制御に利用する配信タイミングの数だけ存在し、そ
れぞれ担当となる配信タイミングを監視している。アダ
プタ121,122は、状況取得システム21,22からデータを取
得して変化を検出し、タイミング監視手段111,112に通
知する役割を持つ。ただし、時間の変化を監視するタイ
ミング監視手段(図6では113)は、状況取得システムか
らデータを取得しないために対応するアダプタは存在し
ない。また、一つの状況取得システムに対して、複数の
アダプタが対応する場合もある。例えば、ユーザの位置
を取得するシステムに対して、ユーザの移動を通知する
アダプタと、ユーザの滞留時間の変化を通知するアダプ
タと、位置に存在する人数の変化を通知するアダプタが
存在する場合などである。
【0069】アダプタからタイミング監視手段への通知
は、一定周期でアダプタが状況取得システムからデータ
を取得し変化を検出して行う場合と、状況取得システム
自身がアダプタに対して変化を通知して行う場合とがあ
る。このような、状況取得システムに依存する部分はア
ダプタで吸収し、タイミング監視手段には変化があった
ときだけ通知がなされる。
【0070】それぞれのタイミング監視手段と対応する
アダプタは、それぞれが独立しており、状態判定手段13
と、アクション起動手段14も、処理がそれぞれ独立して
いるために、別々の装置で動作させることが可能であ
る。
【0071】ユーザデータベース102、位置情報データ
ベース101、コンテンツデータベース103、ルールデータ
ベース104で保持している内容について説明する。
【0072】ユーザデータベース102は、情報を受信す
るユーザに関する情報を保持する。各ユーザデータには
識別子が振られ、識別子ごとに汎用定義された複数の属
性データが保持されている。属性は、ユーザの名前、メ
ールアドレス、年齢、性別、現時点の居場所など適用す
るシステムに応じて汎用に定義する。それぞれの属性に
も識別子が振られている。
【0073】位置情報データベース101は、店舗や商店
街などの広がりを持った単位の位置を定義し、さらに位
置に関する情報を保持する。各位置データには識別子が
振られ、識別子ごとに汎用定義された複数の属性データ
と、物理的な位置情報が保持される。物理的な位置情報
は、例えば2組の緯度経度によって定義された面積であ
ったり、2組の緯度、経度、高度によって定義された直
方体であったりする。この情報から、あるユーザの居場
所を緯度、経度、高度というデータで得られた場合に、
そのユーザがどの店舗、あるいは商店街にいるのかを判
定できる。
【0074】配信コンテンツデータベース103は、配信
する情報を保持している。情報にはそれぞれ識別子が振
られ、識別子を指定することでコンテンツを取得でき
る。
【0075】ルールデータベース104は、システムで扱
う全ての配信ルールを保持している。配信ルールには識
別子が振られており、識別子を指定することでルールデ
ータを取得できる。
【0076】次に、本発明の第2の実施の形態における
PUSH型情報配信処理の流れと処理の中で扱われるデータ
構造を図3、図7〜図9を用いて説明する。図3(a)は
処理の流れを示すフローチャートである。この図を用い
て、図5で示したルールに沿った情報配信処理を例にと
りあげて説明する。
【0077】まずルール設定手段15が、配信ルールの中
の配信タイミングR1を参照して、指定してある孫要素が
同じルール毎(つまり配信のきっかけとなる条件が同じ
ルール毎)に分類し、配信タイミングR1の孫要素に対応
するタイミング監視手段(111、112、113のいずれか)
に設定する(ステップA1)。図5のルールでは、ユーザ
の移動が配信タイミングに指定されているため、ユーザ
の移動を監視するタイミング監視手段に設定される。
【0078】次に、アダプタ121,122が、状況取得シス
テムから状況データを取得して変化を判定し、タイミン
グ監視手段111、112に通知する(ステップA2)。ここで
通知されるデータ構成を図7に示す。図7に示した状況
変化通知データD1は、変化を発生させたユーザの識別子
D11、変化が発生した位置の識別子D12、変化タイプD1
3、変化した値D14で構成される(変化発生ユーザ識別子
D11、変化発生位置識別子D12は必要な場合にだけ値が設
定される)。例えば、ユーザの移動を監視するタイミン
グ監視手段へは、移動したユーザの識別子と、移動対象
となった場所の識別子、入ってきたか出て行ったかの区
別が通知される。この場合変化タイプD13は使用されな
い。変化タイプD13は、例えばユーザの静的属性の変化
を複数まとめて監視するタイミング監視手段に対応する
アダプタが、あるユーザの年齢変更を通知する際には、
タイプ識別子に年齢変化を示す属性の識別子を指定し、
変化した値D14には年齢を指定する。
【0079】タイミング監視手段(111、112のいずれ
か)は、通知された状況変化通知データD1の内容を、ユ
ーザ情報データベース102、位置情報データベース101に
登録する(ステップA3)。ユーザの移動という通知データ
の場合、ユーザの居場所や位置に存在する人数が変更さ
れる。
【0080】次に、タイミング監視手段(111、112のい
ずれか)は、設定された複数のルールの中で、配信タイ
ミングR1に記述された条件が合致しているものを検索す
る(ステップA4)。合致するルールがなければ処理は終
了され、次に状態変化が通知されるのを待つ。
【0081】合致するルールがあった場合は、合致ルー
ルと状況変化通知データの一部を状態判定手段13に通知
する(ステップA5)。ここで通知されるデータ構成を図
8に示す。図8に示したタイミング発生通知データD2
は、状況変化通知データD1に記述されていた変化発生ユ
ーザ識別子D21と合致したルールの識別子D22で構成され
る(変化発生ユーザ識別子D21は指定されない場合もあ
る)。
【0082】次に、状態判定手段13は、タイミング発生
通知データD2内の合致ルール識別子D23で指定されるル
ールの配信条件R2と、変化発生ユーザ識別子D21を持つ
ユーザの属性・状態、場所の状態、時刻などとが合致し
ているかどうかを判定する(ステップA6)。判定に必要な
データはユーザ情報データベース102、位置情報データ
ベース101から取得する。図5のルールの場合、ユーザ
の性別と時刻に関して判定を行う。判定で条件と状態が
合致しなければ処理を終了し、再びタイミングが発生す
るのを待つ。
【0083】判定で条件と合致した場合、アクション起
動手段14に実行を指示する(ステップA7)。ここで通
知されるデータはタイミング発生通知データD2と同じも
のである。
【0084】アクション起動手段14は、通知データD2の
中の合致ルール識別子D23で指定される配信ルールの配
信内容R3を参照して、配信データR32に指定されている
配信アクションに対して起動指示を行う(ステップA
8)。アクション起動通知データの構成を図9に示す。
配信コンテンツ識別子D32は、配信ルールの配信データR
32に指定されているコンテンツ識別子が設定される。ア
クション対象ユーザ識別子D31には、配信ルールに配信
対象ユーザR31が指定されていない場合には、通知デー
タの中の変化発生ユーザ識別子D21がそのまま設定され
る。配信対象ユーザR31が指定されている場合は、ユー
ザ情報データベース102に問い合わせて、R31で指定され
た条件に合うユーザ識別子を取得する。得られたユーザ
識別子それぞれについて、アクションプログラムへ通知
を行う。
【0085】また、配信ルールに配信内容R3が複数指定
されている場合は複数回処理を繰り返す。これはつま
り、一つのタイミングに複数種類のアクションを関連付
けて実行している。
【0086】通知をうけたアクションプログラム(161、
162)は、アクション対象ユーザ識別子D31から、ユーザ
情報データベース102に問い合わせて、配信に必要とな
るデータ(メールアドレスなど)を取得する。更に、配信
コンテンツ識別子D32から、配信コンテンツデータベー
ス103に問い合わせて、配信コンテンツデータを取得す
る。以上で得られたデータから、実際の配信処理を実行
する(ステップA9)。アクションプログラム161、162
は、ルール毎に指定することができるため、ある情報は
メールで配信し、別の情報は電光掲示板に提示する、な
ど自由に制御できる。
【0087】時刻によって配信タイミングが指定されて
いる配信ルールに沿った情報配信は、処理が一部異な
る。この処理の流れを図3(b)のフローチャートに示
す。図3(a)と異なる部分だけ説明する。
【0088】時刻によって配信タイミングが指定されて
いる配信ルールは、時刻を監視するタイミング監視手段
113に設定される(ステップA1’)。タイミング監視手
段113は、設定されたルールに記述されている時刻まで
の時間を計算し、そこまでのタイマーを設定する(ステ
ップA10)。タイマーが発火したときにタイミング発生
通知データD2を状態判定手段13に通知する(ステップA
5’)。このとき、変化発生ユーザ識別子D21に値は設
定されず、合致ルール識別子D22に、対象となるルール
の識別子を設定する。以下、図3(a)と同様の処理が行
われる。
【0089】次に、本発明の第3の実施の形態について
説明する。本実施の形態では、ある条件が満たされたタ
イミングから一定時間経過した時刻(この、待機させる
一定の時間をオフセットと呼ぶ)を配信タイミングとす
る配信制御を実現する。例えば、ある店舗を訪問してか
ら1分経過した時に、本日のオススメの商品を紹介する
メールを配信する、といった配信制御がこれにあたる。
【0090】本実施の形態におけるシステムの構成は、
第1及び第2の実施の形態のシステム構成(図2、図
6)と同じである。また、配信ルールの構成も、第1及
び第2の実施の形態で用いたルール構成(図1、図4)と
同様のものが利用できる。ただし、配信タイミングR1と
いう要素の属性に、オフセットを設定できる。
【0091】本実施の形態の処理手順を図10に示す。
第1の実施の形態と異なる手順のみを説明する。タイミ
ング監視手段は、通知された状態変化通知データD1に合
致するルールがあった場合に、そのルールの配信タイミ
ングR1要素の属性にオフセットが設定されているかどう
か判定する(ステップB1)。
【0092】オフセットが設定されていなければ、即刻
タイミング発生通知データD2を状態判定手段に通知する
(ステップA5)。
【0093】オフセットが設定されている場合は、タイ
ミング発生通知データD2をオフセットで指定された時間
の間待機させる(ステップB2)。オフセットの時間が経
過したときに、タイミング発生通知データD2を状態判定
手段に通知する(ステップA5)。
【0094】このようにすることで、ある条件が満たさ
れたタイミングから一定時間経過した時刻を配信タイミ
ングとする配信制御を実現できる。また、配信タイミン
グ発生時には条件が合致していたが、オフセット時間経
過した時に状態が変わってしまって条件が合致しない場
合に、誤配信をしないという効果もある。
【0095】次に、本発明の第4の実施の形態について
説明する。本実施の形態では、ある行動を行ったユーザ
に限定した情報配信を実現する。具体例として、8月中
に店舗Aに訪問したユーザだけに9月1日に店舗Aの割引情
報を配信する、といった配信制御について詳細を説明す
る。
【0096】本実施の形態におけるシステム構成を図1
1に示す。図6のシステム構成と異なる点は、アクショ
ン起動手段14によって起動されるアクションプログラム
の中にユーザ属性変更プログラム163が存在しているこ
とである。また、状況取得システム21は、ユーザの店舗
訪問を監視するために位置取得システムになっている。
このシステムは、アダプタ121を通じて、ユーザの様々
な位置への訪問をタイミング監視手段111に通知する。
また、アクションプログラム162は具体的にメール配信
プログラムになっている。
【0097】本実施の形態では、二つの配信ルールを利
用する(図12にルール構成を記載)。一つ目のルール
(図12(a))では、8月中にユーザが店舗Aを訪問する
と、そのユーザの属性10(識別子10のユーザ属性)を1に
変更することが記述されている。ここで、ユーザ属性10
は、この配信制御のために定義された属性であり、初期
値として1以外の数値が入っている。ユーザ属性10を1
に変更する作業は、ユーザ属性変更プログラム163が行
う。二つ目のルール(図12(b))は、9月1日に、ユー
ザ属性10が1になっているユーザに対してコンテンツ5
をメール配信する制御を実現する。このコンテンツ5は
店舗Aの割引情報である。
【0098】これらの配信ルールに従って、図3(a)の
フローチャートの通りに情報配信が行われる。詳細を説
明する。まずルール設定手段15が、図12(a)のルール
をタイミング監視手段111に設定する(ステップA1)。
アダプタ121は、位置取得システム21から得られるユー
ザの位置からユーザの移動を検出し、タイミング監視手
段に通知する(ステップA2)。また、ユーザ情報データ
ベース102の内容も更新する(ステップA3)。通知され
た状況変化通知データD1に含まれている変化発生位置識
別子D12が店舗Aであった場合に、タイミング監視手段11
1は状態判定手段13に通知する(ステップA4、A5)。状
態判定手段13は、通知された時が8月中であるかどうか
を判定し(ステップA6)、8月であればアクション起動
手段14に通知する(ステップA7)。アクション起動手段14
は図12(a)のルールに基づきユーザ属性変更プログラ
ム163を起動する(ステップA8)。ここで、ユーザ属性
変更プログラム163に通知されるデータは、図7に示し
たアクション起動通知データD3とは異なる。図13に属
性変更用アクション起動通知データD3’を示す。ユーザ
属性変更プログラム163は、通知データD3'のD31に指定
されているユーザ識別子の、変更属性識別子D34で指定
されている属性の値を、変更属性値D35に設定する。こ
の例では属性10の値を1に設定する(ステップA9)。
【0099】次に、図12(b)のルールに従った配信手
順を図3(a)のフローチャートに従って説明する。図1
2(b)のルールは、時刻を監視するタイミング監視手段1
13に設定される(ステップA1)。9月1日10:00になる
と、タイミング監視手段113によって状態判定手段13に
図12(b)のルール識別子が通知される(ステップA2,A
4,A5)。図12(b)のルールには、配信条件R2の記述が
ないために、状態判定手段13はルール識別子をそのまま
アクション起動手段14に通知する(ステップA6、A7)。
アクション起動手段14は、ユーザ属性10が1であるユー
ザの識別子リストをユーザ情報データベース102から取
得する。取得したユーザ識別子それぞれに対して、その
ユーザ識別子と図12(b)のルールの配信データR32に記
載されているコンテンツ識別子5とを、メール配信プロ
グラム162に通知する(ステップA8)。メール配信プロ
グラム162は通知されたデータに基づいてメール配信を
行う(ステップA9)。
【0100】このようにして、ある行動を行ったユーザ
に限定した情報配信が実現できる。
【0101】次に、本発明の第5の実施の形態について
説明する。本実施の形態では、複数回の情報配信の組み
合わせによる一連の情報配信を制御する。
【0102】具体例として、「URL1にアクセスした人
には、その一週間後にクーポン1をメール配信する。さ
らにクーポン1を利用して購買した人には、その二日後
にダイレクトメール1を発送する。」といった配信制御
について詳細を説明する。
【0103】本実施の形態におけるシステム構成を図1
4に示す。図6のシステム構成と異なる点は、アクショ
ン起動手段14によって起動されるアクションプログラム
の中にルール作成プログラム1(164)、ルール作成プ
ログラム2(165)、DM(ダイレクトメール)発送プログ
ラム166が存在していることである。ルール作成プログ
ラム164は、プログラムが起動した日から1週間後の午
後5時に、指定されたユーザにクーポン1を配信するル
ールを、システムに登録する機能を持つ。ルール作成プ
ログラム165は、プログラムが起動した日から2日後の午
前10時に、指定されたユーザにダイレクトメール1を発
送するルールをシステムに登録する機能を持つ。また、
状況取得システム21は、ユーザの購買行動を監視する
ためにPOSレジスタシステムになっており、利用したク
ーポンの番号など取得できる。状況取得システム22は、
ユーザのWEBアクセスを監視するためにWEBサーバとなっ
ている。これらは、アダプタ121、122を通じて、ユーザ
が購買を実行したときや指定されたWEBコンテンツにア
クセスしたときにタイミング監視手段111、112に通知す
る。
【0104】本実施の形態では、最初に配信ルールが二
つ登録されている(図15(a)、(c)にルール構成を記
載)。まず、図15(a)のルールにより、図3(a)の手順
で配信制御が行われる。具体的に説明すると、まず登録
されたルールはWEBアクセスに関するものであるため、
タイミング監視手段112に設定される(ステップA1)。
ユーザのWEBアクセスは、WEBサーバ22からアダプタ122
を通じてタイミング監視手段112に通知される(ステッ
プA2)。ここで、状態変化通知データD1の変化値D14に
は、アクセスしたURLが設定される。URL1へのアクセス
が発生した場合に、タイミング監視手段112は状態判定
手段13に図15(a)のルール識別子とユーザ識別子を通
知する(ステップA4、A5)。図15(a)のルールは配信
条件R2が設定されていないため、状態判定手段13はその
ままデータをアクション起動手段14に通知する(ステッ
プA6、A7)。アクション起動手段14は、図15(a)の配
信内容R3からルール作成プログラム164を起動する(ス
テップA8)。ルール生成プログラム164は、与えられた
ユーザ識別子と起動された時刻から新しい配信ルールを
作成して登録する(ステップA9)。このステップで登録
されるルールの例を図15(b)に示す。配信タイミングR
1の時刻R13要素には、起動した日付から1週間後(ここ
では3月22日)の午後5時が設定されており、配信内容R3
の配信対象ユーザR31要素には、アクション起動手段か
ら与えられたユーザ識別子が設定される。図15(b)の
ような配信ルールの自動生成は、例えば、時刻R13要素
および配信対象ユーザR31要素の内容を空白にしたルー
ルを用意しておき、ルール生成プログラム164が時刻R13
要素と配信対象ユーザR31要素に値を設定することで可
能である。
【0105】次に、このルール(図15(b))に基づい
て配信制御がなされる。具体的には、まずこのルール
(図15(b))は、時刻を監視するタイミング監視手段1
13に設定される(ステップA1)。次に、3月22日17:00
に、タイミング監視手段113によって状態判定手段13に
ルールが通知される(ステップA2、A4、A5)。図15
(b)のルールは配信条件R2が設定されていないため、状
態判定手段13はそのままデータをアクション起動手段14
に通知する(ステップA6,A7)。アクション起動手段14
は、図15(b)の配信内容R3からメール配信プログラム1
62を起動する(ステップA8)。メール配信プログラム16
2は、図15(b)の配信対象ユーザR31のユーザ識別子を
持つユーザに、配信データR32に指定されたコンテンツ
識別子(図15(b)ではクーポン1)で指定されたコン
テンツをメール配信する。
【0106】配信されたクーポン1を利用するタイミン
グで行われる情報配信の配信ルールはあらかじめ用意さ
れている(図15(c))。図15(c)に基づいて行われる
配信制御を図6(a)のフローチャートに沿って説明す
る。まず、このルール(図15(c))は、購買を監視す
るタイミング監視手段111に登録される(ステップA
1)。ユーザの購買行動は、POSシステムからアダプタ12
1を通じてタイミング監視手段111に通知される(ステッ
プA2)。ここで、購買の際に利用したクーポン番号が、
状態変化通知データD1の変化値D14に設定されて伝えら
れる。クーポン1を利用した購買があった場合、タイミ
ング監視手段111は状態判定装置13に通知する(ステッ
プA4,A5)。状態判定手段13はそのままデータをアクシ
ョン起動手段14に通知する(ステップA6,A7)。アクシ
ョン起動手段14は、図15(c)の配信内容R3からルール
作成プログラム2(165)を起動する(ステップA8)。
ルール作成プログラム2(165)は、与えられたユーザ識別
子と起動された時刻から新しい配信ルールを作成して登
録する(ステップA9)。このステップで登録されるルー
ルの例を図13(d)に示す。配信タイミングR1の時刻R13
要素には、起動した日付から二日後(ここでは4月2日と
なっている)の午前10時が設定されており、配信内容R3
の配信対象ユーザR31要素には、アクション起動手段か
ら与えられたユーザ識別子が設定される。
【0107】最後に、このルール(図15(d))に基づ
いた配信制御がなされる。具体的には、まずこのルール
(図15(d))は、時刻を監視するタイミング監視手段1
13に設定される(ステップA1)。次に、4月2日10:00
に、タイミング監視手段113によって状態判定手段13に
ルールが通知される(ステップA2,A4,A5)。状態判定手
段13はそのままデータをアクション起動手段14に通知す
る(ステップA6,A7)。アクション起動手段14は、図1
5(d)の配信内容R3からダイレクトメール発送プログラ
ム166を起動する(ステップA8)。ダイレクトメール発
送プログラム166は、配信対象ユーザR31のユーザ識別子
をもつユーザに、配信データR32に指定されたダイレク
トメール番号1のダイレクトメールを発送する。
【0108】以上のように、複数の配信ルールと、ルー
ル設定プログラムを利用することで、一人一人のユーザ
と双方向に繰り返し行う情報配信の制御が可能となる。
【0109】以上本発明の実施の形態について説明した
が、本発明は以上の実施の形態にのみ限定されず、その
他各種の付加変更が可能である。また、本発明のPUSH型
情報配信システムは、その有する機能をハードウェア的
に実現することは勿論、コンテンツとPUSH型情報配信用
プログラムとで実現することができる。PUSH型情報配信
用プログラムは、磁気ディスクや半導体メモリ等のコン
ピュータ可読記録媒体に記録されて提供され、コンピュ
ータの立ち上げ時などにコンピュータに読み取られ、そ
のコンピュータの動作を制御することにより、そのコン
ピュータを前述した各実施の形態におけるPUSH型情報配
信システムとして機能させる。
【0110】
【発明の効果】本発明の第一の効果は、複数の配信タイ
ミングを情報配信のパラメータとして利用でき、様々な
配信タイミングを制御できることである。これにより、
より効果的な情報配信や情報配信効果調査を実現でき
る。
【0111】本発明の第二の効果は、ユーザの行動を配
信タイミングとして利用できることである。これによ
り、よりユーザの状況に適応した情報配信を実現でき
る。
【0112】本発明の第三の効果は、ある事象が発生し
た瞬間から一定時刻後を配信タイミングとして指定する
ことができることである。これにより、より柔軟な配信
制御を実現できる。
【0113】本発明の第四の効果は、配信タイミング監
視手段を分散して配置できるため、複数の配信タイミン
グを監視することによって発生するシステム負荷を分散
できることである。
【0114】本発明の第五の効果は、配信タイミング監
視手段が、配信条件判定や配信を実行する手段から独立
しているために新しい配信タイミングを監視する機能の
追加が容易で、適用する環境に依存する様々な配信タイ
ミングを容易に追加できることである。
【0115】本発明の第六の効果は、配信を実行するア
クションプログラムを特定せずに、ルールに指定された
プログラム名から起動する構成をとることによって、新
しい配信手段を容易に追加できることである。これによ
って、状況ごとに配信形態を選択することができる。
【0116】本発明の第七の効果は、ユーザの属性を変
更するプログラムを用意し、ある事象が発生したときに
ユーザの属性を変更する配信ルールを作成し、この属性
を配信判定に利用することで、ある行動をとったユーザ
に限定した情報配信が実現できることである。
【0117】本発明の第八の効果は、新しいルールを作
成するプログラムを用意し、ある事象が発生したとき
に、発生させたユーザに関するルールを登録すること
で、複数回にわたる一連の情報配信を制御できることで
ある。これにより、ユーザの反応に応じて、一人一人異
なる情報配信を設計できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明で利用する配信ルールの構成を示す図で
ある。
【図2】本発明の第一の実施の形態におけるシステム構
成を示すブロック図である。
【図3】本発明の第1、第2、第3、第4、第5の実施
の形態における処理の流れを示すフローチャートであ
る。
【図4】本発明で利用する配信ルールの構成例を示す図
である。
【図5】本発明で利用する配信ルールの記述例を示す図
である。
【図6】本発明の第2の実施の形態におけるシステム構
成を示すブロック図である。
【図7】アダプタからタイミング監視手段に通知される
データ形式を示す図である。
【図8】タイミング監視手段から状態判定手段、状態判
定手段からアクション起動手段に通知されるデータ形式
を示す図である。
【図9】アクション起動手段からアクションプログラム
に通知されるデータ形式を示す図である。
【図10】本発明の第3の実施の形態における処理の流
れを示すフローチャートである。
【図11】本発明の第4の実施の形態におけるシステム
構成を示すブロック図である。
【図12】本発明の第4の実施の形態において利用され
る配信ルールの構成を示す図である。
【図13】本発明の第4の実施の形態においてアクショ
ン起動手段からアクションプログラムに通知されるデー
タ形式を示す図である。
【図14】本発明の第5の実施の形態におけるシステム
構成を示すブロック図である。
【図15】本発明の第5の実施の形態において利用され
る配信ルールの構成を示す図である。
【符号の説明】
1…PUSH型情報配信システム 2…状況取得システム群 13…状態判定手段 14…アクション起動手段 21,22…状況取得システム 100…状態データベース 103…配信コンテンツデータベース 104…ルールデータベース 111〜113…タイミング監視手段 161,162…アクションプログラム

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配信のきっかけとなる条件を指定する配
    信タイミングと、前記条件以外の条件が必要な場合に限
    り設けられる配信条件と、配信内容という三つの要素に
    よって成り立つ配信ルールがあって、前記配信ルールに
    指定された配信タイミングの発生時に、前記配信ルール
    に指定された配信条件を満たしている場合に、前記配信
    ルールに指定された配信内容に従って情報配信を行うPU
    SH型情報配信システム。
  2. 【請求項2】 配信のきっかけとなる条件を指定する配
    信タイミングと、前記条件以外の条件が必要な場合に限
    り設けられる配信条件と、配信内容という三つの要素に
    よって成り立つ配信ルールがあって、ある利用者につい
    て、前記配信ルールに指定された配信タイミングの発生
    時に、前記配信ルールに指定された配信条件を満たして
    いる場合に、前記配信ルールに指定された配信内容を前
    記利用者に配信するPUSH型情報配信システム。
  3. 【請求項3】 前記配信ルールに指定された配信タイミ
    ングの発生を通知する複数個のタイミング監視手段と、
    前記配信タイミングにおいて前記配信ルールに指定され
    た配信条件が合致しているかを判定する状態判定手段
    と、前記配信ルールに指定された配信処理を起動するア
    クション起動手段とを備える請求項1または2に記載の
    PUSH型情報配信システム。
  4. 【請求項4】 前記タイミング監視手段は、配信のきっ
    かけとなる条件成立時から前記配信ルールによって指示
    された時間待機してから配信タイミング発生を通知する
    ものである請求項3に記載のPUSH型情報配信システム。
  5. 【請求項5】 利用者を取り巻く状況を取得するシステ
    ムから情報を取得して前記タイミング監視手段に通知す
    るアダプタを備える請求項3または4に記載のPUSH型情
    報配信システム。
  6. 【請求項6】 前記アクション起動手段は、配信処理を
    行う複数のプログラムのうち前記配信ルールに指定され
    た識別子を持つプログラムを起動するものである請求項
    3乃至5の何れか1項に記載のPUSH型情報配信システ
    ム。
  7. 【請求項7】 一つの前記配信ルールに、複数の配信内
    容要素が記述されている請求項3乃至6の何れか1項に
    記載のPUSH型情報配信システム。
  8. 【請求項8】 前記アクション起動手段から起動される
    プログラムの一つとして、属性変更プログラムを備える
    請求項3乃至7の何れか1項に記載のPUSH型情報配信シ
    ステム。
  9. 【請求項9】 前記アクション起動手段から起動される
    プログラムの一つとして、配信ルールを作成するプログ
    ラムを備える請求項3乃至8の何れか1項に記載のPUSH
    型情報配信システム。
  10. 【請求項10】 配信のきっかけとなる条件を指定する
    配信タイミングと、前記条件以外の条件が必要な場合に
    限り設けられる配信条件と、配信内容という三つの要素
    によって成り立つ配信ルールを記憶するルール記憶手段
    を備えたコンピュータを、前記配信ルールに指定された
    配信タイミングの発生を通知する複数個のタイミング監
    視手段、前記配信タイミングにおいて前記配信ルールに
    指定された配信条件が合致しているかを判定する状態判
    定手段、前記配信ルールに指定された配信処理を起動す
    るアクション起動手段、として機能させるPUSH型情報配
    信用プログラム。
  11. 【請求項11】 前記タイミング監視手段は、配信のき
    っかけとなる条件成立時から前記配信ルールによって指
    示された時間待機してから配信タイミング発生を通知す
    るものである請求項10に記載のPUSH型情報配信用プロ
    グラム。
  12. 【請求項12】 前記コンピュータを、更に、利用者を
    取り巻く状況を取得するシステムから情報を取得して前
    記タイミング監視手段に通知するアダプタとして機能さ
    せる請求項10または11に記載のPUSH型情報配信用プ
    ログラム。
  13. 【請求項13】 前記アクション起動手段は、配信処理
    を行う複数のプログラムのうち前記配信ルールに指定さ
    れた識別子を持つプログラムを起動するものである請求
    項10乃至12の何れか1項に記載のPUSH型情報配信用
    プログラム。
  14. 【請求項14】 一つの前記配信ルールに、複数の配信
    内容要素が記述されている請求項10乃至13の何れか
    1項に記載のPUSH型情報配信用プログラム。
  15. 【請求項15】 前記アクション起動手段から起動され
    るプログラムの一つが属性変更プログラムである請求項
    10乃至14の何れか1項に記載のPUSH型情報配信用プ
    ログラム。
  16. 【請求項16】 前記アクション起動手段から起動され
    るプログラムの一つが、配信ルールを作成するプログラ
    ムである請求項10乃至15の何れか1項に記載のPUSH
    型情報配信用プログラム。
  17. 【請求項17】 a)配信のきっかけとなる条件を指定
    する配信タイミングと、前記条件以外の条件が必要な場
    合に限り設けられる配信条件と、配信内容という三つの
    要素によって成り立つ配信ルールで指定された前記配信
    タイミングの発生を監視するステップと、b)前記配信
    タイミングの発生時に前記配信ルールに指定された配信
    条件が満たされているか否かを判定するステップと、
    c)前記配信条件が満たされている場合に前記配信ルー
    ルに指定された配信処理を起動するステップと、を含む
    PUSH型情報配信方法。
  18. 【請求項18】 前記ステップa)において、配信のき
    っかけとなる条件成立時から前記配信ルールによって指
    示された時間経過後に前記配信タイミングが発生したも
    のとする請求項17に記載のPUSH型情報配信方法。
  19. 【請求項19】 前記ステップa)の処理を複数のタイ
    ミング監視手段によって分担して処理する請求項17ま
    たは18に記載のPUSH型情報配信方法。
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