JPH11205343A - Atmマルチキャストシステム - Google Patents

Atmマルチキャストシステム

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JPH11205343A
JPH11205343A JP10013536A JP1353698A JPH11205343A JP H11205343 A JPH11205343 A JP H11205343A JP 10013536 A JP10013536 A JP 10013536A JP 1353698 A JP1353698 A JP 1353698A JP H11205343 A JPH11205343 A JP H11205343A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ATMコネクションレスネットワークで各ノ
ードの負荷を軽減するとともに、マルチキャストツリー
生成のための管理を容易にしたATMマルチキャストシ
ステムを提供すること。 【解決手段】 複数のユーザネットワークを収容するエ
ッジノード11〜15と中継ノード16〜19とマルチ
キャストサーバノード20で構成されるATMコネクシ
ョンレスネットワーク10において、ユーザネットワー
クで実行されたブロードキャストによりエッジノードで
マルチキャストアドレスを付加された転送パケットが一
旦マルチキャストサーバノード20に転送される。さら
に各ノードに有するマルチキャストアドレスに対応した
テーブルに基づいて、マルチキャストが行われる。各エ
ッジノードで対応するマルチキャストアドレスが登録さ
れていないときには、上位側ノードに転送停止メッセー
ジが送信され、転送が停止される。この転送停止メッセ
ージが順次上位側ノードに送信されることによって、マ
ルチキャストツリーが容易に構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、選択同報通信形式
であるマルチキャストを行うATMマルチキャストシス
テムに係わり、詳細にはマルチキャストノードおよび複
数のエッジノードをそれぞれ送信元および送信先とした
マルチキャスト転送経路をユーザグループごとに構築し
て中継ノードの処理負担を軽減するようにしたATMマ
ルチキャストシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、広帯域通信技術として情報を固定
長のセル単位に分割して送受信を行う非同期転送モード
(Asynchronous Transfer Mode:ATM)交換方式が
注目されている。しかし、このようなATM交換方式を
用いた通信装置は、通信に先立ってコネクションの設定
を行わなければならず、ローカルエリアネットワーク
(Local Area Network:LAN)等に代表されるデー
タパケット通信のような各情報パケットの中の宛先情報
に基づいた情報転送が行われるコネクションレス方式の
網に対しては通信設定の手順が大きく異なるため、この
ままでは収容することができない。そこで予め終端末間
に半固定的なパスを設定して、コネクションレス方式の
網にこのようなATM交換方式の通信装置を設けること
ができるようにしている。
【0003】このようなATMコネクションレスネット
ワークでは、ユーザネットワークを収容する複数のエッ
ジノードが物理的に隔離され分散されて配置されてい
る。この分散されたユーザネットワークの任意のネット
ワークから同じユーザネットワークを構成する他のネッ
トワーク全体に一斉同報通知形式であるブロードキャス
トを行うためには、そのネットワークを収容するエッジ
ノードから他の同じユーザネットワークを収容するエッ
ジノードに対してATMコネクションレスネットワーク
内の転送を行うことになる。ユーザネットワークを収容
するエッジノードからは他のユーザネットワークを収容
する複数のエッジノードに対して同報選択通知形式であ
るマルチキャストを行っていた。
【0004】図17はこのような従来提案されたATM
マルチキャストシステムの構成の概要を表わしたもので
ある。このATMマルチキャストシステムは、ATMコ
ネクションレスネットワーク150に複数エッジノード
151,152,153,154,155が分散されて
おり、それぞれ図示しないユーザグループを構成するユ
ーザネットワークを収容している。これらのエッジノー
ド間の情報転送を行うために、中継ノード156,15
7,158,159が配置されており、同じユーザグル
ープを構成するネットワークを転送するときには複数の
ネットワークパスを構成することができる。このような
パスをマルチキャストツリーと呼ぶ。エッジノード15
2,155にはこのユーザグループを構成するネットワ
ークが収容されていないとすると、マルチキャストツリ
ー160はエッジノード151からエッジノード15
3,154へのマルチキャストツリーである。したがっ
てエッジノード151に収容されたユーザネットワーク
からブロードキャストが行われた場合には、エッジノー
ド153,154に対してマルチキャストツリー160
に沿ってマルチキャストが行われることになる。
【0005】マルチキャストツリー161は同じように
エッジノード153からエッジノード151,154へ
のマルチキャストツリーであり、エッジノード153に
収容されたネットワークからブロードキャストが行われ
た場合には、中継ノード157,156と順に経由して
エッジノード161に至るパスに、中継ノード157,
159を順に経由してエッジノード154に至るパスに
それぞれ沿ってマルチキャストが行われる。マルチキャ
ストツリー162も同様にしてエッジノード154から
エッジノード151,エッジノード153に対してマル
チキャストが行われる。
【0006】ところでこのようなATMマルチキャスト
システムでは、マルチキャストを行うために送信元エッ
ジノードから送信先エッジノードに対して転送経路を示
すマルチキャストツリーが、分散されたユーザグループ
を構成するユーザネットワークを収容するエッジノード
の数に相当する分だけ必要になってしまう。すなわちユ
ーザグループごとに対応するパスを設定する必要がある
ため、網全体の管理を非常に煩雑なものにしている。
【0007】このような問題点を解決することを目的と
して、ネットワーク内にグループ通信サーバを設け、ユ
ーザネットワークからブロードキャストが実行されたと
きにはこのユーザネットワークを収容するエッジノード
は一旦このグループ通信サーバに転送するようにしたA
TMマルチキャストシステムが提案されている。このよ
うなATMマルチキャストシステムは、グループ通信サ
ーバにテーブルを設け、コネクションレス通信で用いら
れるグループ通信用の識別子に対応して、このグループ
通信サーバより各グループ通信に含まれる複数のユーザ
ネットワークに至る仮想パスとともに、グループ通信サ
ーバより全ノードへのブロードキャスト用の仮想パスを
予め設定しておくようになっている。あるユーザネット
ワークからブロードキャストが実行されると、このユー
ザネットワークを収容するエッジノードは前述したよう
にグループ通信サーバに一旦転送する。グループ通信サ
ーバでは、ユーザネットワークでのブロードキャスト実
行時に設定されたグループ通信用の識別子に対応する仮
想パスが設定されているときには、この仮想パスにした
がって転送パケットを送信する。また、対応する仮想パ
スが設定されていないときには、ブロードキャスト用の
仮想パスにしたがって全中継ノードに転送されるように
なっている。エッジノードでは、各自収容しているグル
ープ通信の終端末の収容リストを設けており、グループ
通信サーバから転送されてきた転送パケットは、この収
容リストに従い、自エッジノードが収容しているグルー
プ通信の転送パケットであれば、このユーザネットワー
クに転送する。しかし、自エッジノードが収容しないグ
ループ通信の転送パケットであれば、廃棄するようにな
っている。
【0008】このようなグループ通信サーバを設け、グ
ループ通信ごとに仮想パスとブロードキャスト用の仮想
パスを予め設定するとともに、転送パケットをエッジノ
ードで収容するユーザネットワークに応じてこの転送パ
ケットを廃棄するATMマルチキャストシステムに関す
る技術は、例えば特開平5−219095号公報や特開
平5−219096号公報に開示されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来提案された図17
のATMマルチキャストシステムでは、各中継ノードは
マルチキャストツリーのための転送用テーブルを作成し
て、それぞれ保持する必要がある。ネットワークの規模
が拡大し、ユーザネットワークが分散化すると、このよ
うなテーブルの規模もそれに応じて大きくなってしまう
ばかりでなく、このテーブルに基づいて処理を行う中継
ノードの負荷も大きくなってしまうという問題点があ
る。
【0010】また、各中継ノードにおいてマルチキャス
トツリーのための転送用テーブルの作成はネットワーク
管理装置による遠隔作業により行われたり、あるいは中
継ノードごとに設けたローカル端末による設定が静的に
行われている。これにより、これらのテーブルの管理が
非常に煩雑であり、障害発生時の対応が難しくなってお
り、システムの保守性にも問題がある。
【0011】さらに例えば特開平5−219095号公
報に開示されている「ATM交換システムにおけるグル
ープ通信方式」を用いたATMマルチキャストシステム
では、グループ通信サーバからグループ通信ごとの仮想
パスと、グループ通信サーバから全ノードへのブロード
キャスト用仮想パスを、グループ通信サーバに予め設定
しておく必要がある。このような例えばネットワーク管
理装置による初期設定とグループ通信サーバによるマル
チキャストツリーの一括管理を行っているが、グループ
通信サーバに設定されていないときは必ずブロードキャ
スト用の仮想パスで転送されてしまい、ネットワークに
負荷をかけることになってしまい、ネットワークの規模
が大きくなると、ネットワークとしてのスループットに
大きな問題となる。さらに、ネットワーク構成が変更に
なるたびに、最適な負荷でのマルチキャストツリーを再
構成して、ルーティングのためのリストの再設定をする
必要がある。
【0012】また例えば特開平5−219095号公報
や特開平5−219096号公報にそれぞれ開示されて
いる「ATM交換システムにおけるグループ通信方式」
を用いたATMマルチキャストシステムでは、グループ
通信サーバからマルチキャストされてきたパケットを受
信したエッジノードは宛先が自エッジノードで収容して
いるユーザネットワーク宛てであるかをチェックし、自
エッジノードで収容するユーザネットワーク宛てではな
いときには、このマルチキャストパケットを廃棄するよ
うになっている。このようにネットワーク管理装置など
でグループ通信サーバのマルチキャストツリーのルーテ
ィングのためのリストが改めて設定されるまでは、この
グループ通信サーバに設定されていない識別子のグルー
プ通信が行われるたびにブロードキャスト用の仮想パス
によって全ノードに対してブロードキャストが行われて
しまい、ネットワークに毎回重い負荷をかけることにな
る。
【0013】そこで本発明の目的は、ATMコネクショ
ンレスネットワークで各ノードの負荷を軽減するととも
に、マルチキャストツリー生成のための管理を容易にし
たATMマルチキャストシステムを提供することにあ
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、(イ)複数のユーザを収容するネットワークを識別
するための識別情報とこれらネットワークのブロードキ
ャストパケットの送受信先である中継ノードの識別情報
とこれら識別情報に対応した同報選択通知形式であるマ
ルチキャストを行うためのマルチキャストアドレスとを
格納するエッジノードテーブルと、(ロ)このユーザか
らのブロードキャストパケットを受信するとこのエッジ
ノードテーブルに格納されこのブロードキャストパケッ
トに対応したマルチキャストアドレスをこのパケットに
付与するとともにこのパケットをエッジノードテーブル
の中継ノードの識別情報に基づいて転送するエッジノー
ド送信手段と、(ハ)転送パケットが入力される入力イ
ンタフェースを識別するための識別情報とこの転送パケ
ットに付与されたマルチキャストアドレスとこれら識別
情報とマルチキャストアドレスに対応した転送パケット
が出力される出力インタフェースを識別するための識別
情報とを格納する中継ノードテーブルと、(ニ)この転
送パケットのマルチキャストアドレスとこの転送パケッ
トが入力される入力インタフェースの識別情報としての
入力インタフェース識別情報に基づいた中継ノードテー
ブルに格納された出力インタフェース識別情報により対
応する出力インタフェースからこの転送パケットを転送
する中継ノードと、(ホ)このマルチキャストアドレス
とこのマルチキャストアドレスに対応したマルチキャス
トの相手先である中継ノードの識別情報とを格納するマ
ルチキャストノードテーブルと、(ヘ)この中継ノード
から転送されてきた転送パケットのマルチキャストアド
レスよりこのマルチキャストノードテーブルに格納され
た中継ノードの識別情報に基づいてマルチキャストパケ
ットとして同報選択通知を行うマルチキャストノード
と、(ト)このマルチキャストパケットのマルチキャス
トアドレスに対応してこのエッジノードテーブルに登録
されているユーザのネットワークの識別情報に対応した
ネットワークにのみこのマルチキャストパケットを転送
するエッジノード転送手段とをATMマルチキャストシ
ステムに具備させる。
【0015】すなわち請求項1記載の発明では、ユーザ
ネットワークを収容するエッジノードごとに、ユーザネ
ットワーク識別情報と中継ノード識別情報とマルチキャ
ストアドレスを格納するエッジノードテーブルを備え
た。また、各エッジノード間を中継する中継ノードごと
に、転送パケットが入出力される入力インタフェース識
別情報と出力インタフェース情報とマルチキャストアド
レスを格納する中継ノードテーブルを備えた。また、マ
ルチキャストサーバノードには、マルチキャストアドレ
スとマルチキャスト先の中継ノード識別情報を格納する
マルチキャストノードテーブルを備えた。エッジノード
が収容するユーザネットワークからブロードキャストが
実行されると、エッジノードテーブルよりマルチキャス
トアドレスを付加して一旦各中継ノードを経由してマル
チキャストサーバノードに転送し、マルチキャストサー
バノードからエッジノードで付加されたマルチキャスト
アドレスに基づいてマルチキャストを行うようにした。
各中継ノードでは、中継ノードテーブルより、マルチキ
ャストアドレスと入力インタフェース識別情報に基づい
て次の転送先が決定されるようにした。また、エッジノ
ードでは、受信したマルチキャストパケットを、エッジ
ノードテーブルよりそのマルチキャストアドレスを識別
して、エッジノードに収容するユーザネットワークに対
してのみ、このマルチキャストパケットを転送するよう
にした。
【0016】請求項2記載の発明では、(イ)複数のユ
ーザを収容するネットワークを識別するための識別情報
とこれらネットワークのブロードキャストパケットの送
受信先である中継ノードの識別情報とこれら識別情報に
対応した同報選択通知形式であるマルチキャストを行う
ためのマルチキャストアドレスとを格納するエッジノー
ドテーブルと、(ロ)このユーザからのブロードキャス
トパケットを受信するとこのエッジノードテーブルに格
納されこのブロードキャストパケットに対応したマルチ
キャストアドレスをこのパケットに付与するとともにこ
のパケットをこのエッジノードテーブルの中継ノードの
識別情報に基づいて転送するエッジノード送信手段と、
(ハ)転送パケットが入力される入力インタフェースを
識別するための識別情報とこの転送パケットに付与され
たマルチキャストアドレスとこれら識別情報とマルチキ
ャストアドレスに対応した転送パケットが出力される出
力インタフェースを識別するための識別情報とを格納す
る中継ノードテーブルと、(ニ)この転送パケットのマ
ルチキャストアドレスとこの転送パケットが入力される
入力インタフェースの識別情報としての入力インタフェ
ース識別情報に基づいたこの中継ノードテーブルに格納
された出力インタフェース識別情報により対応する出力
インタフェースからこの転送パケットを転送する中継ノ
ードと、(ホ)このマルチキャストアドレスとこのマル
チキャストアドレスに対応したマルチキャストの相手先
である中継ノードの識別情報とを格納するマルチキャス
トノードテーブルと、(ヘ)この中継ノードから転送さ
れてきた転送パケットのマルチキャストアドレスよりこ
のマルチキャストノードテーブルに格納された中継ノー
ドの識別情報に基づいてマルチキャストパケットとして
同報選択通知を行うマルチキャストノードと、(ト)こ
のマルチキャストノードから前記中継ノードを介して転
送されてきたマルチキャストパケットのマルチキャスト
アドレスがこのエッジノードテーブルに登録されている
か否かを判別するマルチキャストアドレス判別手段と、
(チ)このマルチキャストアドレス判別手段によってこ
のマルチキャストアドレスが登録されていると判別され
たときにはこのマルチキャストパケットのマルチキャス
トアドレスに対応してエッジノードテーブルに登録され
ているこのユーザのネットワークの識別情報に対応した
ネットワークにのみ転送するエッジノード転送手段と、
(リ)このマルチキャストアドレス判別手段によってこ
のマルチキャストアドレスが登録されていないと判別さ
れたときには中継ノードに対してこのマルチキャストア
ドレスのデータの転送停止メッセージを送信する第1の
転送停止メッセージ送信手段と、(ヌ)この第1の転送
停止メッセージ送信手段によって送信された転送停止メ
ッセージを受信すると前記中継ノードテーブルに格納さ
れたこの転送停止を行うマルチキャストアドレスに対応
する出力インタフェースの識別情報を無効化する中継ノ
ード転送停止設定手段と、(ル)この転送停止メッセー
ジによって転送停止を行うマルチキャストアドレスに対
して中継ノードテーブルに格納された出力インタフェー
スの識別情報がすべて無効であるときにはこの転送停止
となるマルチキャストパケットの送信元に対してさらに
転送停止メッセージを送信する第2の転送停止メッセー
ジ送信手段と、(ヲ)この第2の転送停止メッセージ送
信手段によって送信された転送メッセージを受信すると
マルチキャストノードテーブルに格納されたこの転送停
止を行うマルチキャストアドレスに対応する格納情報を
無効化するマルチキャストノートテーブル無効化手段と
をATMマルチキャストシステムに具備させる。
【0017】すなわち請求項2記載の発明では、ユーザ
ネットワークを収容するエッジノードごとに、ユーザネ
ットワーク識別情報と中継ノード識別情報とマルチキャ
ストアドレスを格納するエッジノードテーブルを備え
た。また、各エッジノード間を中継する中継ノードごと
に、転送パケットが入出力される入力インタフェース識
別情報と出力インタフェース情報とマルチキャストアド
レスを格納する中継ノードテーブルを備えた。また、マ
ルチキャストサーバノードには、マルチキャストアドレ
スとマルチキャスト先の中継ノード識別情報を格納する
マルチキャストノードテーブルを備えた。エッジノード
が収容するユーザネットワークからブロードキャストが
実行されると、エッジノードテーブルよりマルチキャス
トアドレスを付加して一旦各中継ノードを経由してマル
チキャストサーバノードに転送し、マルチキャストサー
バノードからエッジノードで付加されたマルチキャスト
アドレスに基づいてマルチキャストを行うようにした。
各中継ノードでは、中継ノードテーブルより、マルチキ
ャストアドレスと入力インタフェース識別情報に基づい
て次の転送先が決定されるようにした。また、エッジノ
ードでは、受信したマルチキャストパケットについてマ
ルチキャストアドレス判別手段により、エッジノードテ
ーブルにそのパケットのマルチキャストアドレスが登録
されているかの判別を行うようにした。マルチキャスト
アドレスが登録されているときには、そのマルチキャス
トパケットを該当するユーザネットワークに対して転送
を行うようにした。また、マルチキャストアドレスが登
録されていないときには、そのマルチキャストパケット
を廃棄するとともに、第1の転送停止メッセージ送信手
段によって、この転送パケットの送信元である上位側ノ
ードに対して転送停止メッセージを送信するようにし
た。この転送停止メッセージを受信した中継ノードで
は、中継ノードテーブルに登録されたこの転送停止を要
求するパケットのマルチキャストアドレスに対応した出
力インタフェース識別情報を無効化するようにした。さ
らに第2の転送停止メッセージ送信手段によって、転送
停止メッセージにより削除された出力インタフェース識
別情報がすべて無効化されたマルチキャストアドレスに
ついては、さらに上位側ノードに対して転送停止メッセ
ージを送信するようにした。この転送停止メッセージを
マルチキャストサーバノードで受信すると、マルチキャ
ストアドレスに対応するマルチキャストノードテーブル
の登録情報も無効化するようにした。
【0018】請求項3記載の発明では、請求項1または
請求項2記載のATMマルチキャストシステムで、エッ
ジノードテーブルに転送パケットのマルチキャストアド
レスが登録されていないときにはユーザのネットワーク
を識別するための識別情報とこれらネットワークからの
ブロードキャストパケットの転送先である中継ノードの
識別情報とこれら識別情報に対応したマルチキャストア
ドレスの設定をエッジノードテーブルに対して行うエッ
ジノード初期設定部とを具備することを特徴としてい
る。
【0019】すなわち請求項3記載の発明では、さらに
エッジノードテーブルに転送パケットのマルチキャスト
アドレスが登録されていないときには、エッジノードテ
ーブルに対して、収容するユーザネットワークに応じて
マルチキャストアドレスを設定するようにした。
【0020】請求項4記載の発明では、請求項1または
請求項2記載のATMマルチキャストシステムで、中継
ノードテーブルに転送パケットのマルチキャストアドレ
スが登録されていないときには転送パケットが入力され
る入力インタフェースを識別するための識別情報とこの
転送パケットに付与されたマルチキャストアドレスとこ
の入力インタフェースと組の出力インタフェース以外の
全出力インタフェースの識別情報を中継ノードテーブル
に対して登録する中継ノード設定部とを具備することを
特徴としている。
【0021】すなわち請求項4記載の発明では、さらに
中継ノードテーブルで初めて受信したマルチキャストア
ドレスに対しては、この転送パケットの送信元以外の出
力インタフェースに対してブロードキャストを行うよう
に、中継ノードテーブルに出力インタフェース識別情報
を登録するようにした。
【0022】請求項5記載の発明では、請求項1または
請求項2記載のATMマルチキャストシステムで、この
マルチキャストノードテーブルに転送パケットのマルチ
キャストアドレスが登録されていないときにはマルチキ
ャストノードテーブルにこのマルチキャストアドレスと
全出力インタフェースの識別情報を登録するマルチキャ
ストアドレス設定部とを具備することを特徴としてい
る。
【0023】すなわち請求項5記載の発明では、さらに
マルチキャストノードテーブルで初めて受信したマルチ
キャストアドレスに対しては、全出力インタフェースに
対してブロードキャストを行うようにマルチキャストサ
ーバノードテーブルに登録するようにした。
【0024】請求項6記載の発明では、請求項3〜5記
載のATMマルチキャストシステムで、マルチキャスト
アドレスを指定するためのマルチキャスト指定手段と、
このマルチキャストアドレス指定手段によって指定され
たマルチキャストアドレスを用いてマルチキャストを実
行するマルチキャスト実行手段とを備え、このマルチキ
ャスト実行手段によって実行されたマルチキャストによ
り前記エッジノードテーブルと前記中継ノードテーブル
と前記マルチキャストノードテーブルの格納情報の更新
を行うことを特徴としている。
【0025】すなわち請求項6記載の発明では、さらに
ネットワーク管理装置などでマルチキャストアドレスを
指定してマルチキャストを実行するマルチキャストコマ
ンドを備えるようにした。
【0026】請求項7記載の発明では、請求項1または
請求項2記載のATMマルチキャストシステムで、中継
ノードテーブルに登録されているマルチキャストアドレ
スごとに登録されていない出力インタフェースに対して
定期的に転送確認メッセージを送信する転送確認メッセ
ージ送信手段と、この転送確認メッセージ送信手段によ
りエッジノードテーブルにマルチキャストアドレスに対
応する登録情報の更新を行うときには中継ノードに対し
て転送要求メッセージを送信する転送要求メッセージ送
信手段とを備え、この転送要求メッセージにより転送確
認メッセージを送信した前記中継ノードテーブルのマル
チキャストアドレスに対応する登録情報の更新を行うこ
とを特徴としている。
【0027】すなわち請求項7記載の発明では、中継ノ
ードテーブルに登録されているマルチキャストアドレス
ごとに、これと対応した出力インタフェースについて、
登録されていない出力インタフェースに対して定期的に
転送確認メッセージを送信し、エッジノードからの転送
要求メッセージにより中継ノードテーブルに対応する出
力インタフェースの更新を行うようにした。
【0028】
【発明の実施の形態】
【0029】
【実施例】以下実施例につき本発明を詳細に説明する。
【0030】図1は本発明の一実施例におけるATMマ
ルチキャストシステムの構成の概要を表わしたものであ
る。このATMマルチキャストシステムは、ATMコネ
クションレスネットワーク10に、それぞれ複数のユー
ザネットワークを収容するエッジノード11,12,1
3,14,15と、これらエッジノード間を中継してA
TMで接続されている中継ノード16,17,18,1
9とを有している。
【0031】マルチキャストサーバノード20が中継ノ
ード19に接続されており、ユーザネットワークからの
ブロードキャスト実行時にはこのユーザネットワークを
収容する各エッジノードからマルチキャストサーバノー
ド20に対して半固定的にパスが設定されている。ま
た、マルチキャストサーバノード20では、各ユーザネ
ットワークからのブロードキャストパケットを受信する
と、ブロードキャストパケットを送信したユーザネット
ワークに応じて転送すべきエッジノードへのパスを登録
したマルチキャストサーバノードテーブルを有してい
る。したがって、ユーザネットワークからブロードキャ
ストが実行されると、このユーザネットワークを収容し
ているエッジノードは、ブロードキャストであることを
検出して、一旦マルチキャストサーバノード20に対し
て転送し、マルチキャストサーバノード20では、この
受信したブロードキャストパケットをマルチキャストサ
ーバノードテーブルに基づいて対応する中継ノードある
いはエッジノードへ転送するようになっている。
【0032】中継ノード16,17,18,19もまた
マルチキャストサーバノードからのマルチキャストある
いはユーザネットワークからのブロードキャストに応じ
て次段の中継ノードあるいはエッジノードに転送するよ
うになっている。
【0033】図2はこのようなATMコネクションレス
ネットワークでユーザネットワークを収容するエッジノ
ードのインターフェースの構成を表わしたものである。
このエッジノード21は、ユーザインタフェース23を
有しており、転送するパケットと入出力方向に応じてエ
ッジノードテーブルの登録情報に基づいて中継インタフ
ェース22との転送データの送受信を行うようになって
いる。
【0034】図3はこのエッジノードテーブルの構成を
表わしたものである。エッジノードテーブル24は、マ
ルチキャストアドレス25と、このエッジノードが収容
するユーザネットワークの識別子でもあるユーザインタ
フェースID(IDentifier:ID)26と、エッジノー
ド間を接続する中継ノードの識別子でもある中継インタ
フェースID27がそれぞれ登録されるようになってい
る。
【0035】このエッジノードテーブル24の登録情報
によれば、例えば、ユーザインタフェースID26が
“1”であるユーザネットワークをユーザインタフェー
ス“1”、中継インタフェースID27が“1”である
中継ノードを中継インタフェース“1”とすると、ユー
ザインタフェース“1”からブロードキャストが実行さ
れたことを検出したエッジノードは、マルチキャストア
ドレス“www.xxx.yyy.zzz”として中継
インタフェース“1”に対して、このユーザネットワー
クからのブロードキャストパケットを転送するようにな
っている。また、中継インタフェース“2”を介してマ
ルチキャストサーバノード20からマルチキャストアド
レスが“ppp.qqq.rrr.sss”であるマル
チキャストパケットが転送されてきたときには、ユーザ
インタフェース“2”のユーザネットワークに対してこ
のマルチキャストパケットの転送を行うようになってい
る。
【0036】次にこのようなエッジノードが行う転送デ
ータに対する処理内容について詳細に説明する。
【0037】図4はこのようなエッジノードが収容する
ユーザネットワークからのブロードキャストを受信した
ときの処理内容を表わしたものである。このエッジノー
ドでは、運用開始時など初めて受信したマルチキャスト
アドレスについては、エッジノードテーブル24に対し
て、収容しているユーザネットワークが接続されたイン
タフェースをユーザインタフェースID26として、さ
らに転送先を中継インタフェース27として、対応する
マルチキャストアドレス25の設定が行われるようにな
っている。ユーザネットワークから例えばイーサネット
(Ethernet)等のブロードキャストパケットを受信する
と(ステップS41:Y)、エッジノードごとに有する
エッジノードテーブルを検索し(ステップS42)、予
めユーザネットワークごとに対応して設定されている中
継インタフェースIDとマルチキャストアドレスを取り
出すようになっている。そして、受信したブロードキャ
ストパケットにこのマルチキャストアドレスを付与して
マルチキャストサーバノード20に対して転送して(ス
テップS43)、一連の処理を終了する。
【0038】図5はこのエッジノードがマルチキャスト
サーバノード20から、収容するユーザネットワークに
対するマルチキャストパケットを受信したときの処理内
容を表わしたものである。このエッジノードが、マルチ
キャストサーバノード20からマルチキャストツリーと
して分散している中継ノードを介して転送データを受信
すると(ステップS52:Y)、エッジノードテーブル
に基づいて受信データのマルチキャストアドレスを識別
し、自エッジノードが収容しているユーザネットワーク
宛てであるか否かの判別を行う(ステップS53)。自
エッジノードが収容するユーザネットワーク宛てである
と判別されると(ステップS53:Y)、エッジノード
テーブルにマルチキャストアドレスとこの転送データの
入力インタフェースである中継インタフェースIDと転
送データの出力インタフェースであるユーザインタフェ
ースIDを登録し(ステップS54)、該当するユーザ
ネットワークが接続されているインタフェースにブロー
ドキャストとして転送を行って(ステップS55)、一
連の処理を終了するようになっている。
【0039】また自エッジノードが収容するユーザネッ
トワーク宛てではないと判別されると(ステップS5
3:N)、転送すべき転送先がないためこの転送データ
を廃棄する(ステップS56)とともに、この転送デー
タの入力側である上流の中継ノードに対してこのマルチ
キャストアドレスのデータの転送停止メッセージを送信
して(ステップS57)、一連の処理を終了するように
なっている。
【0040】次にこれまで説明したエッジノードを中継
する中継ノードについて説明する。
【0041】図6はこの中継ノードのインタフェースの
構成を表わしたものである。この中継ノード61は、入
出力インタフェース62,63を有しており、入出力イ
ンタフェース62と入出力インタフェース63は機能的
に同一のものである。これらの入出力インタフェースへ
のデータの送受信は、中継ノードごとに有する中継ノー
ドテーブルの登録情報に基づいて行われるようになって
いる。
【0042】図7はこの中継ノードテーブルの構成を表
わしたものである。中継ノードテーブル71は、マルチ
キャストアドレス72と、この中継ノードに入力したイ
ンタフェースを識別するための入力インタフェースID
73と、この中継ノードから出力するインターフェース
を識別するための出力インタフェースID84がそれぞ
れ登録されるようになっている。
【0043】この中継ノードテーブル71の登録情報に
よれば、例えば、入力インタフェースID73が“1”
である入力インタフェース“1”からマルチキャストア
ドレス72が“www.xxx.yyy.zzz”のマ
ルチキャストパケットが入力されたときには、出力イン
タフェースID71が“2”、“3”、“4”である出
力インタフェース“2”と出力インタフェース“3”、
出力インタフェース“4”に対して受信したマルチキャ
ストパケットを転送するようになっている。また、同様
に入力インタフェース“1”からマルチキャストアドレ
ス“sss.ttt.uuu.vvv”の転送パケット
は、出力インタフェース“3”と出力インタフェース
“4”に転送される。
【0044】次にこのような中継ノードが行う転送デー
タに対する処理内容について詳細に説明する。
【0045】図8はこのような中継ノードが他のノード
から転送データを受信したときの処理内容を表わしたも
のである。この中継ノードでは、転送データを受信する
と(ステップS81:Y)、この転送データのマルチキ
ャストアドレスが中継ノードテーブルに登録されている
か否かの判別を行う(ステップS82)。中継ノードテ
ーブルに登録されているとき(ステップS82:Y)に
は、転送データがこの中継ノードに入力されてきた入力
インタフェースと転送データのマルチキャストアドレス
より中継ノードテーブルに登録された出力インタフェー
スに対して転送データを転送して(ステップS83)、
一連の処理を終了するようになっている。
【0046】また転送データのマルチキャストアドレス
が中継ノードに登録されていない(ステップS82:
N)ときには、新しいマルチキャストグループとして、
中継ノードテーブルに対して入力インタフェースIDと
新しいマルチキャストアドレスとともに出力インタフェ
ースIDを登録して(ステップS84)、一連の処理を
終了するようになっている。ここで登録される出力イン
タフェースIDは、入力インタフェースIDと組になっ
ている出力インタフェースID以外の全てを登録するよ
うになっている。すなわち初めて受信したマルチキャス
トアドレスのデータは、そのデータを転送してきたノー
ド以外の全てに対して転送を行うように登録を行う。
【0047】上述したようにエッジノードはマルチキャ
ストパケットの宛先が自エッジノードの収容するユーザ
ネットワーク宛てではないときには、上流側に対して転
送停止メッセージを送信する(図5のステップS57)
ようになっているが、この中継ノードがエッジノードか
らの転送停止メッセージとともに転送停止するマルチキ
ャストアドレスを受信することになる。
【0048】図9は中継ノードがこのような転送停止メ
ッセージを受信したときの処理内容を表わしたものであ
る。この中継ノードが転送停止メッセージを受信すると
(ステップS91:Y)、中継ノードテーブルから削除
するマルチキャストアドレスに対応する全出力インタフ
ェースIDから転送停止メッセージを受信したとき(ス
テップS92:Y)には、さらに上位の中継ノード宛て
に転送停止メッセージを送信(ステップS93)して、
一連の処理が終了するようになっている。つまり全出力
インタフェースIDから転送停止メッセージを受信した
ときには、出力すべき出力インタフェースが全て削除さ
れている状態なので、不要なトラヒックを避けるために
上位側への転送停止メッセージを送信するようになって
いる。受信した転送停止メッセージによって削除された
出力インタフェースIDがまだ存在していれば、転送停
止メッセージを送信したノードに対応する出力インタフ
ェースIDを削除する(ステップS94)とともに、そ
のノードに対する転送を停止(ステップS95)させ
て、一連の処理が終了するようになっている。
【0049】このように中継ノードはエッジノードある
いは他の中継ノードからの転送停止メッセージを受信す
ると、中継ノードテーブルから転送停止するマルチキャ
ストアドレスを検索して、転送停止メッセージを送信し
てきたノードに対応する出力インタフェースIDのみを
削除するようになっている。転送停止メッセージを送信
してきたノードに対応する出力インタフェースIDのみ
を削除することによって、次回このマルチキャストアド
レスのマルチキャストパケットを受信しても、この転送
パケットを再送することがなくなる。
【0050】中継ノードテーブルに登録されている出力
インタフェースIDは、図7で示すように1つのマルチ
キャストアドレスに対して複数存在する場合もあるが、
転送停止メッセージによる出力インタフェースIDは該
当する出力インタフェースIDのみを削除し、残りの登
録されている出力インタフェースIDには何ら影響を与
えないようになっている。例えば、図7のマルチキャス
トアドレス72が“www.xxx.yyy.zzz”
の転送データに対して出力インタフェースID71が
“3”のノードから転送停止メッセージを受信すると、
出力インタフェースID71が“2、3、4”から出力
インタフェースID“3”が削除されて、出力インタフ
ェースID71が“2、4”になるように登録情報が更
新される。
【0051】次にこのようなマルチキャストパケットを
各中継ノード経由でエッジノードに転送するマルチキャ
ストサーバノードについて説明する。
【0052】図10はマルチキャストサーバノードのイ
ンタフェースの構成を表わしたものである。このマルチ
キャストサーバノード96は、入出力インタフェース9
1,972を有しており、入出力インタフェース971
と入出力インタフェース972は機能的に同一のもので
ある。このようにこのマルチキャストサーバノード96
は中継ノードと基本的に同一なインタフェース構成をし
ている。このマルチキャストサーバノードはマルチキャ
ストサーバノードを有しており、エッジノードから中継
ノードを介して転送されてきたブロードキャストパケッ
トに応じてどの中継ノードを経由して転送するかの転送
経路情報が登録されている。
【0053】図11はこのマルチキャストサーバノード
テーブルの構成を表わしたものである。マルチキャスト
サーバノードテーブル98は、マルチキャストアドレス
99と、このマルチキャストサーバノードに入力した入
力インタフェースを識別するための入力インタフェース
ID100と、マルチキャストパケットとして出力する
出力インタフェースを識別するための出力インタフェー
スID101がそれぞれ登録されるようになっている。
【0054】このマルチキャストサーバノード98の登
録情報によれば、例えば、入力インタフェースID10
0が“2”である入力インタフェースからマルチキャス
トアドレス99が“www.xxx.yyy.zzz”
の転送パケットをエッジノードから中継ノードを介して
受信すると、出力インタフェースID98が“1”であ
る出力インタフェース“1”と出力インタフェースID
98が“2”である出力インタフェース“2”と出力イ
ンタフェースID98が“3”である出力インタフェー
ス“3”に対して、このマルチキャストパケットを転送
するようになっている。そして各出力インタフェースに
対応する中継ノードは、前述した中継ノードテーブルに
基づいてこの転送パケットを次々に中継していくことに
なる。
【0055】次にこのようなマルチキャストサーバノー
ドが行う転送データに対する処理内容について詳細に説
明する。
【0056】図12はこのようなマルチキャストサーバ
ノードが転送データを受信したときの処理内容を表わし
たものである。このマルチキャストサーバノードが転送
メッセージを受信すると(ステップS102)、このメ
ッセージが前述したような転送停止メッセージであるか
否かの判別を行う(ステップS103)。受信した転送
メッセージが転送停止メッセージであると判別されたと
きには(ステップS103:Y)、マルチキャストサー
バノードテーブルに基づいて該当する出力インタフェー
スに対して転送停止が送信されたマルチキャストアドレ
スのマルチキャストを停止し、中継ノードテーブルでの
登録情報削除と同様に、マルチキャストサーバノードテ
ーブルの該当する出力インタフェースIDを削除してテ
ーブルの更新を行い(ステップS104)、一連の処理
を終了する。
【0057】受信した転送メッセージが転送停止メッセ
ージではないと判別されたときには(ステップS10
3:N)、この転送データのマルチキャストアドレスが
マルチキャストサーバノードに登録されているか否かの
判別を行う(ステップS105)。マルチキャストサー
バノードに該当するマルチキャストアドレスが登録され
ていると判別されたときには(ステップS105:
Y)、登録された出力インタフェースIDの出力インタ
フェースに対して転送され(ステップS106)、一連
の処理を終了する。また該当するマルチキャストアドレ
スが登録されていないと判別されたときには(ステップ
S105:N)、このマルチキャストアドレスを新たに
登録し、全出力インタフェースに対して転送を行い(ス
テップS107)、一連の処理を終了する。
【0058】次にこのようなエッジノードと、中継ノー
ドと、マルチキャストサーバノードとで構成されるAT
Mコネクションレスネットワークでのマルチキャストツ
リーの構成動作について説明する。
【0059】図13はATMコネクションレスネットワ
ークにおいて、エッジノード11が収容するユーザネッ
トワークでブロードキャストが実行されたときの動作を
説明するための第1の説明図である。なお、図13にお
いて、図1と同一要素部分には同一符号を付し、適宜説
明を省略する。以下では、ユーザネットワークが分散さ
れ、エッジノード11,13,14に収容されているも
のとする。エッジノード11が収容するユーザネットワ
ークの1つの終端末からブロードキャストが実行される
と、エッジノード11がこれを検出するようになってい
る。このブロードキャストパケットに前述したように運
用開始時にエッジノードテーブルに設定されたマルチキ
ャストアドレスが付与され、中継インタフェースIDで
識別される中継ノード16に転送する。中継ノード16
では、中継ノードテーブルよりこの転送パケットが入力
された入力インタフェースIDとエッジノード11で付
与されたマルチキャストアドレスに基づいて、得られた
出力インタフェースIDが示す出力インタフェースへ転
送される。このようにして、転送経路110が示すよう
に、ユーザネットワークのブロードキャストパケット
は、中継ノード19を介してマルチキャストサーバノー
ド20に転送されるようになっている。
【0060】図14はATMコネクションレスネットワ
ークでエッジノード11が収容するユーザネットワーク
でブロードキャストが実行されたときの動作を説明する
ための第2の説明図である。なお、図14において、図
1と同一要素部分には同一符号を付し、適宜説明を省略
する。マルチキャストサーバノード20では、マルチキ
ャストサーバノードテーブルの登録情報より、転送され
てきたパケットのマルチキャストアドレスが登録されて
いれば、転送パケットの転送先としてこのマルチキャス
トアドレスに対応する出力インタフェースから転送す
る。以下では、このマルチキャストアドレスに対応して
前述したように運用開始時として全出力インタフェース
が登録されていたものとする。すなわち転送経路120
で示されているように、中継ノード19,16を介して
エッジノード11,12へ、中継ノード12,17を介
してエッジノード13へ、中継ノード19,18を介し
てエッジノード14,15へ、それぞれ転送されるよう
になっている。各中継ノードでは、転送経路120で転
送される転送パケットのマルチキャストアドレスと、入
力インタフェースを識別するための入力インタフェース
IDと、出力インタフェースを識別するための出力イン
タフェースIDとがそれぞれ登録される。このように運
用開始時は全エッジノードに対してブロードキャストさ
れることになる。
【0061】図15はATMコネクションレスネットワ
ークでエッジノード11が収容するユーザネットワーク
でブロードキャストが実行されたときの動作を説明する
ための第3の説明図である。なお、図15において、図
1と同一要素部分には同一符号を付し、適宜説明を省略
する。マルチキャストサーバノード20から各中継ノー
ドを介して転送されてきた転送パケットを受信したエッ
ジノードでは、各エッジノードが有するエッジノードテ
ーブルに基づいて転送パケットのマルチキャストアドレ
スと中継インタフェースIDより、各エッジノードで宛
先となるユーザネットワークを識別するユーザインタフ
ェースIDを得るようになっている。このようにエッジ
ノードテーブルに受信パケットのマルチキャストアドレ
スが登録されていれば、得られたユーザインタフェース
IDに対応するユーザインタフェースに転送パケットを
転送し、ブロードキャストを行うようになっている。ま
た、エッジノードテーブルに受信パケットのマルチキャ
ストアドレスが登録されていなければ、この転送パケッ
トを廃棄するとともに、この転送パケットを送信した上
位側のノードに対して転送停止メッセージを送信するよ
うになっている。以下では、エッジノード12,15の
エッジノードテーブルには、このエッジノード11で付
与されたマルチキャストアドレスが登録されていないも
のとする。
【0062】エッジノード12,15では、受信パケッ
トのマルチキャストアドレスがそれぞれのエッジノード
テーブルに登録されていないので、この受信パケットを
廃棄するとともに、上位側ノードである中継ノード1
6,18に対してそれぞれ転送停止メッセージ131,
132を送信するようになっている。この転送停止メッ
セージを受信した中継ノード16,18は、それぞれの
中継ノードにある中継ノードテーブルからこのマルチキ
ャストアドレスに対応し、エッジノード12,15に対
応する出力インタフェースIDを削除して転送を停止
し、次回のマルチキャストのときに不要なトラヒックが
発生しないようにしている。
【0063】このとき中継ノードで出力インタフェース
IDを削除したことによって、転送可能な出力インタフ
ェースがなくなったマルチキャストアドレスに対して
は、さらに上位側の転送停止メッセージを送信するよう
になっている。例えば、転送停止メッセージ132によ
ってこのマルチキャストアドレスに対応する出力インタ
フェースがなくなったときには、さらに中継ノード19
に対して転送停止メッセージを送信することになり、同
様の処理が順次上位側に対して、マルチキャストサーバ
ノードに至るまで繰り返されるようになっている。本実
施例では中継ノード18ではエッジノード14へ転送す
べきことを示す出力インタフェースがあるので、これ以
上転送停止メッセージが送信されることはない。
【0064】図16はATMコネクションレスネットワ
ークでエッジノード11が収容するユーザネットワーク
でブロードキャストが実行されたときの動作を説明する
ための第4の説明図である。なお、図16において、図
1と同一要素部分には同一符号を付し、適宜説明を省略
する。このように図13〜図15のようなマルチキャス
トノードテーブルや中継ノードテーブルやエッジノード
テーブルへの登録情報とその更新により、マルチキャス
トアドレスに対応して転送経路140に示すようなマル
チキャストツリーが構成されるようになっている。
【0065】なお、各中継ノードでは、登録情報のうち
削除した出力インタフェースに対応するノードに対し、
マルチキャストアドレスごとに中継ノードテーブルに登
録されていない出力インタフェースに対して定期的に転
送確認メッセージを送信するようにすれば、再度転送が
必要であるかを確認することができるようになる。前述
したように初めて受信したマルチキャストアドレスのデ
ータについては、転送元のノード以外の全てに対して転
送を行うように出力インタフェースIDとして、転送元
のノードに相当する入力インタフェースIDと組になっ
ている出力インタフェースID以外の全てを登録するよ
うになっている。このように暫定的なテーブルを構成し
た後、エッジノードから転送確認メッセージに応答する
転送要求メッセージを受信したときには中継ノードテー
ブルに登録し、転送不要メッセージを受信したときには
登録を行わないようにすることもできる。また、転送確
認メッセージではなく、実際に該当するマルチキャスト
アドレスのデータを定期的に登録していない出力インタ
フェースに対して転送するようにしても、同様に再転送
を行うことができるようになる。
【0066】また、マルチキャストサーバノード20で
マルチキャストアドレスを指定してブロードキャストを
実行するコマンドを備えるようにすれば、ユーザネット
ワークの構成変更が生じてもこれまで説明したように容
易にマルチキャストツリーを作成することができる。例
えば、エッジノード12,15にユーザネットワークを
新たに収容するようにした場合、エッジノードテーブル
に該当情報を登録後にこのブロードキャスト実行コマン
ドを実行させることによって、マルチキャストツリーを
容易に構成することができる。さらに例えば、エッジノ
ード14が収容するユーザネットワークを削除する場
合、エッジノードテーブルの該当情報を削除後煮、この
ブロードキャストコマンドを実行させることによっても
マルチキャストツリーを再構成することができる。ま
た、このエッジノードテーブルから該当情報の削除と同
時に転送停止メッセージを上位側の中継ノードに送信す
るようにすることによって不要なマルチキャストツリー
を容易に削除することもできるようになる。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
によれば、ユーザネットワークを収容するエッジノード
と、これらエッジノード間を中継する中継ノードと、マ
ルチキャストサーバノードそれぞれに、エッジノードテ
ーブルと中継ノードテーブルとマルチキャストサーバノ
ードテーブルを設けて、これらのテーブルに基づいてマ
ルチキャストを行うようにし、エッジノードでは宛先と
なるユーザネットワークを収容していないときは転送パ
ケットを廃棄するようにした。これにより、中継ノード
でのテーブルの規模が大幅に削減することができるの
で、中継ノードにおける負荷を軽減し、ネットワークと
してのスループットを大幅に向上することができるよう
になる。また、ユーザネットワークに不要な負荷を削減
することができる。
【0068】また請求項2記載の発明によれば、ユーザ
ネットワークを収容するエッジノードと、これらエッジ
ノード間を中継する中継ノードと、マルチキャストサー
バノードそれぞれに、エッジノードテーブルと中継ノー
ドテーブルとマルチキャストサーバノードテーブルを設
けて、これらのテーブルに基づいてマルチキャストを行
うようにした。エッジノードではエッジノードテーブル
にマルチキャストパケットのマルチキャストアドレスが
登録されているか否かを判別するようにして、登録され
ているときにはユーザネットワークへの転送を行うよう
にした。また、登録されていないときにはエッジノード
でこのマルチキャストパケットの廃棄を行うとともに、
このマルチキャストパケットの送信元である上位側ノー
ドに転送停止メッセージを送信して、上位側ノードでは
このエッジノードに転送停止を要求したマルチキャスト
アドレスの転送パケットを転送しないようにした。さら
に中継ノードテーブルで転送すべき出力インタフェース
がすべて無効化されたときにはマルチキャストアドレス
の転送を停止するように、マルチキャストサーバノード
に対しても転送停止メッセージを送信するようにして、
次回からは転送されないようにした。これにより、中継
ノードのテーブルの規模を大幅に削減することができる
とともに、負荷を軽減できるようになる。また、このよ
うに転送停止メッセージを順次上位側ノードに対して送
信して各テーブル情報を更新することができるので、容
易にマルチキャストツリーを構成することができるよう
になる。すなわちネットワーク構成に変更が生じても、
マルチキャストツリーの再構成が容易になり、運用面で
の負荷が大幅に軽減できるようになる。
【0069】さらに請求項3〜5記載の発明によれば、
初めて受信したマルチキャストアドレスに対して各テー
ブルの登録情報を更新するようにすることによって、煩
雑なネットワークの管理を行うことなく、ユーザネット
ワーク構成の変更が生じても柔軟に対応でき、システム
の保守性を高めることができるようになる。
【0070】さらに請求項6記載の発明によれば、マル
チキャストコマンドを備えてマルチキャストアドレスを
指定してマルチキャストを実行できるようにしたので、
ネットワーク管理装置などによるネットワーク変更があ
っても、適時マルチキャストツリーの再構成をすること
ができるようになり、システムの信頼性と保守性を高め
ることができる。
【0071】さらに請求項7記載の発明によれば、中継
ノードテーブルに登録されているマルチキャストアドレ
スごとに、これと対応した出力インタフェースについ
て、登録されていない出力インタフェースに対して定期
的に転送確認メッセージを送信し、エッジノードからの
転送要求メッセージにより中継ノードテーブルの更新を
行うようにした。これにより、一旦削除した出力インタ
フェースについても転送要求に応じてその都度中継ノー
ドテーブルを更新することができるので、ネットワーク
の状態に応じた柔軟な処理が行えるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例におけるATMマルチキャ
ストシステムの構成の概要を表わしたブロック図であ
る。
【図2】 本発明の一実施例におけるエッジノードのイ
ンタフェースの構成を表わした説明図である。
【図3】 本発明の一実施例におけるエッジノードテー
ブルの格納情報を表わしたテーブル構成図である。
【図4】 本発明の一実施例におけるブロードキャスト
を受信したエッジノードの処理内容を表わしたフロー図
である。
【図5】 本発明の一実施例におけるマルチキャストパ
ケットを受信したエッジノードの処理内容を表わしたフ
ロー図である。
【図6】 本発明の一実施例における中継ノードのイン
タフェースの構成を表わした説明図である。
【図7】 本発明の一実施例における中継ノードテーブ
ルの格納情報を表わしたテーブル構成図である。
【図8】 本発明の一実施例における転送データを受信
した中継ノードの処理内容を表わしたフロー図である。
【図9】 本発明の一実施例における転送停止メッセー
ジを受信した中継ノードの処理内容を表わしたフロー図
である。
【図10】 本発明の一実施例におけるマルチキャスト
サーバノードのインタフェースの構成を表わした説明図
である。
【図11】 本発明の一実施例におけるマルチキャスト
サーバノードテーブルの格納情報を表わしたテーブル構
成図である。
【図12】 本発明の一実施例における転送データを受
信したマルチキャストサーバノードの処理内容を表わし
た説明図である。
【図13】 本発明の一実施例におけるATMコネクシ
ョンレスネットワークのマルチキャストツリー構成動作
の原理を説明する第1の説明図である。
【図14】 本発明の一実施例におけるATMコネクシ
ョンレスネットワークのマルチキャストツリー構成動作
の原理を説明する第2の説明図である。
【図15】 本発明の一実施例におけるATMコネクシ
ョンレスネットワークのマルチキャストツリー構成動作
の原理を説明する第3の説明図である。
【図16】 本発明の一実施例におけるATMコネクシ
ョンレスネットワークのマルチキャストツリー構成動作
の原理を説明する第4の説明図である。
【図17】 従来提案されたATMマルチキャストシス
テムの構成の概要を表わしたブロック図である。
【符号の説明】
10 ATMコネクションレスネットワーク 11〜15 エッジノード 12〜19 中継ノード 20 マルチキャストサーバノード

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のユーザを収容するネットワークを
    識別するための識別情報とこれらネットワークのブロー
    ドキャストパケットの送受信先である中継ノードの識別
    情報とこれら識別情報に対応した同報選択通知形式であ
    るマルチキャストを行うためのマルチキャストアドレス
    とを格納するエッジノードテーブルと、 前記ユーザからのブロードキャストパケットを受信する
    とこのエッジノードテーブルに格納され前記ブロードキ
    ャストパケットに対応したマルチキャストアドレスを前
    記パケットに付与するとともにこのパケットを前記エッ
    ジノードテーブルの中継ノードの識別情報に基づいて転
    送するエッジノード送信手段と、 転送パケットが入力される入力インタフェースを識別す
    るための識別情報と前記転送パケットに付与されたマル
    チキャストアドレスとこれら識別情報とマルチキャスト
    アドレスに対応した転送パケットが出力される出力イン
    タフェースを識別するための識別情報とを格納する中継
    ノードテーブルと、 前記転送パケットのマルチキャストアドレスと前記転送
    パケットが入力される入力インタフェースの識別情報と
    しての入力インタフェース識別情報に基づいた前記中継
    ノードテーブルに格納された出力インタフェース識別情
    報により対応する出力インタフェースから前記転送パケ
    ットを転送する中継ノードと、 前記マルチキャストアドレスとこのマルチキャストアド
    レスに対応したマルチキャストの相手先である中継ノー
    ドの識別情報とを格納するマルチキャストノードテーブ
    ルと、 前記中継ノードから転送されてきた転送パケットのマル
    チキャストアドレスよりこのマルチキャストノードテー
    ブルに格納された中継ノードの識別情報に基づいてマル
    チキャストパケットとして同報選択通知を行うマルチキ
    ャストノードと、 前記マルチキャストパケットのマルチキャストアドレス
    に対応して前記エッジノードテーブルに登録されている
    前記ユーザのネットワークの識別情報に対応したネット
    ワークにのみ前記マルチキャストパケットを転送するエ
    ッジノード転送手段とを具備することを特徴とするAT
    Mマルチキャストシステム。
  2. 【請求項2】 複数のユーザを収容するネットワークを
    識別するための識別情報とこれらネットワークのブロー
    ドキャストパケットの送受信先である中継ノードの識別
    情報とこれら識別情報に対応した同報選択通知形式であ
    るマルチキャストを行うためのマルチキャストアドレス
    とを格納するエッジノードテーブルと、 前記ユーザからのブロードキャストパケットを受信する
    とこのエッジノードテーブルに格納され前記ブロードキ
    ャストパケットに対応したマルチキャストアドレスを前
    記パケットに付与するとともにこのパケットを前記エッ
    ジノードテーブルの中継ノードの識別情報に基づいて転
    送するエッジノード送信手段と、 転送パケットが入力される入力インタフェースを識別す
    るための識別情報と前記転送パケットに付与されたマル
    チキャストアドレスとこれら識別情報とマルチキャスト
    アドレスに対応した転送パケットが出力される出力イン
    タフェースを識別するための識別情報とを格納する中継
    ノードテーブルと、 前記転送パケットのマルチキャストアドレスと前記転送
    パケットが入力される入力インタフェースの識別情報と
    しての入力インタフェース識別情報に基づいた前記中継
    ノードテーブルに格納された出力インタフェース識別情
    報により対応する出力インタフェースから前記転送パケ
    ットを転送する中継ノードと、 前記マルチキャストアドレスとこのマルチキャストアド
    レスに対応したマルチキャストの相手先である中継ノー
    ドの識別情報とを格納するマルチキャストノードテーブ
    ルと、 前記中継ノードから転送されてきた転送パケットのマル
    チキャストアドレスよりこのマルチキャストノードテー
    ブルに格納された中継ノードの識別情報に基づいてマル
    チキャストパケットとして同報選択通知を行うマルチキ
    ャストノードと、 前記マルチキャストノードから前記中継ノードを介して
    転送されてきたマルチキャストパケットのマルチキャス
    トアドレスが前記エッジノードテーブルに登録されてい
    るか否かを判別するマルチキャストアドレス判別手段
    と、 このマルチキャストアドレス判別手段によって前記マル
    チキャストアドレスが登録されていると判別されたとき
    にはこのマルチキャストパケットのマルチキャストアド
    レスに対応して前記エッジノードテーブルに登録されて
    いる前記ユーザのネットワークの識別情報に対応したネ
    ットワークにのみ転送するエッジノード転送手段と、 前記マルチキャストアドレス判別手段によって前記マル
    チキャストアドレスが登録されていないと判別されたと
    きには前記中継ノードに対してこのマルチキャストアド
    レスのデータの転送停止メッセージを送信する第1の転
    送停止メッセージ送信手段と、 この第1の転送停止メッセージ送信手段によって送信さ
    れた転送停止メッセージを受信すると前記中継ノードテ
    ーブルに格納されたこの転送停止を行うマルチキャスト
    アドレスに対応する出力インタフェースの識別情報を無
    効化する中継ノード転送停止設定手段と、 前記転送停止メッセージによって転送停止を行うマルチ
    キャストアドレスに対して前記中継ノードテーブルに格
    納された出力インタフェースの識別情報がすべて無効で
    あるときにはこの転送停止となるマルチキャストパケッ
    トの送信元に対してさらに転送停止メッセージを送信す
    る第2の転送停止メッセージ送信手段と、 この第2の転送停止メッセージ送信手段によって送信さ
    れた転送メッセージを受信すると前記マルチキャストノ
    ードテーブルに格納されたこの転送停止を行うマルチキ
    ャストアドレスに対応する格納情報を無効化するマルチ
    キャストノートテーブル無効化手段とを具備することを
    特徴とするATMマルチキャストシステム。
  3. 【請求項3】 前記エッジノードテーブルに転送パケッ
    トのマルチキャストアドレスが登録されていないときに
    は前記ユーザのネットワークを識別するための識別情報
    とこれらネットワークのブロードキャストパケットの送
    受信先である中継ノードの識別情報とこれら識別情報に
    対応したマルチキャストアドレスの設定を前記エッジノ
    ードテーブルに対して行うエッジノード初期設定部とを
    具備することを特徴とする請求項1または請求項2記載
    のATMマルチキャストシステム。
  4. 【請求項4】 前記中継ノードテーブルに転送パケット
    のマルチキャストアドレスが登録されていないときには
    転送パケットが入力される入力インタフェースを識別す
    るための識別情報と前記転送パケットに付与されたマル
    チキャストアドレスと前記入力インタフェースと組の出
    力インタフェース以外の全出力インタフェースの識別情
    報を前記中継ノードテーブルに対して登録する中継ノー
    ド設定部とを具備することを特徴とする請求項1または
    請求項2記載ののATMマルチキャストシステム。
  5. 【請求項5】 前記マルチキャストノードテーブルに転
    送パケットのマルチキャストアドレスが登録されていな
    いときには前記マルチキャストノードテーブルにこのマ
    ルチキャストアドレスと全出力インタフェースの識別情
    報を登録するマルチキャストアドレス設定部とを具備す
    ることを特徴とする請求項1または請求項2記載のAT
    Mマルチキャストシステム。
  6. 【請求項6】 マルチキャストアドレスを指定するため
    のマルチキャスト指定手段と、 このマルチキャストアドレス指定手段によって指定され
    たマルチキャストアドレスを用いてマルチキャストを実
    行するマルチキャスト実行手段とを備え、このマルチキ
    ャスト実行手段によって実行されたマルチキャストによ
    り前記エッジノードテーブルと前記中継ノードテーブル
    と前記マルチキャストノードテーブルの格納情報の更新
    を行うことを特徴とする請求項3〜5記載のATMマル
    チキャストシステム。
  7. 【請求項7】 前記中継ノードテーブルに登録されてい
    るマルチキャストアドレスごとに登録されていない出力
    インタフェースに対して定期的に転送確認メッセージを
    送信する転送確認メッセージ送信手段と、 この転送確認メッセージ送信手段により前記エッジノー
    ドテーブルに前記マルチキャストアドレスに対応する登
    録情報の更新を行うときには前記中継ノードに対して転
    送要求メッセージを送信する転送要求メッセージ送信手
    段とを備え、この転送要求メッセージにより転送確認メ
    ッセージを送信した前記中継ノードテーブルのマルチキ
    ャストアドレスに対応する登録情報の更新を行うことを
    特徴とする請求項1または請求項2記載のATMマルチ
    キャストシステム。
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