JP7439919B2 - トラヒックを分散させるための装置、方法、システム及びプログラム - Google Patents

トラヒックを分散させるための装置、方法、システム及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP7439919B2
JP7439919B2 JP2022528371A JP2022528371A JP7439919B2 JP 7439919 B2 JP7439919 B2 JP 7439919B2 JP 2022528371 A JP2022528371 A JP 2022528371A JP 2022528371 A JP2022528371 A JP 2022528371A JP 7439919 B2 JP7439919 B2 JP 7439919B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mac address
processing unit
port
special port
frame
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2022528371A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2021245909A1 (ja
Inventor
秀雄 川田
修宏 柴田
佳祐 山形
慎一 吉原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Publication of JPWO2021245909A1 publication Critical patent/JPWO2021245909A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7439919B2 publication Critical patent/JP7439919B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L45/00Routing or path finding of packets in data switching networks
    • H04L45/66Layer 2 routing, e.g. in Ethernet based MAN's
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L12/00Data switching networks
    • H04L12/28Data switching networks characterised by path configuration, e.g. LAN [Local Area Networks] or WAN [Wide Area Networks]
    • H04L12/42Loop networks
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L45/00Routing or path finding of packets in data switching networks
    • H04L45/18Loop-free operations

Description

本開示は、L2NWにおけるパケット転送に関する。
イーサネット(登録商標)リングプロトコルやスパニングツリープロトコル等の物理的な配線にループ状の経路(以下、ループ状の経路をリングネットワークと称する。)を含むL2NW(Layer2 NetWork)においては、ブロッキングポイントを設定してループが発生しないようにしているが、異なるリングネットワーク間を接続する場合も、ループが発生しないよう、中継ノードで論理的にツリー構成となるように接続(ブロッキングポイントを設定)する必要があった(例えば、非特許文献1及び2参照。)。そのため、従来技術においては、例えば異なるリングのあるノード間のトラヒックが増大した場合においても、そのノード間を直接接続できず、ループが発生しないよう中継ノードを経由して通信させる必要があった。
一方、イーサネットリングプロトコル等では冗長構成をとっていることからリング全体のリンク帯域を一意にする必要があり、中継ノード経由の通信が増大した場合にもリング全体の帯域を増大する必要があるため、設備コストを要する、トラヒック流量に応じた柔軟なNW構成ができないといった課題があった。
特開2007-19698号公報、リング型冗長通信路制御方法
IEEE 802.1D-1998 Edition MAC bridges (STP) IEEE 802.1D-2004 Edition MAC bridges (RSTP)
本開示は、ループを発生させずに局所的な増設を可能にすることを目的とする。
本開示では、イーサネットリングプロトコル等を用いたL2NWにおいて、特定ノード間のトラヒックが増大した場合、そのノード間を直接接続する。例えばそのノード宛等の特定のフレームのみを転送させる。これにより、ループを発生させずに局所的な増設を可能とし、設備コストの削減、トラヒック流量に応じた柔軟なNW構成を可能にする。
具体的には、本開示に係るシステムは、
異なるリングネットワークに属する2つのノードが接続されているシステムであって、
前記2つのノードは、予め定められた特別ポートを用いて互いに接続されており、
前記2つのノードの一方は、予め定められたユニキャストフレームを受信した場合、前記特別ポートを用いて前記2つのノードの他方に送信し、
前記2つのノードの他方は、
前記特別ポートから予め定められたユニキャストフレームを受信した場合、当該ユニキャストフレームを転送し、
前記特別ポートから予め定められたユニキャストフレームとは異なるフレームを受信した場合、当該フレームを廃棄する。
具体的には、本開示に係る方法は、
異なるリングネットワークに属する2つのノードが接続されているシステムが実行する方法であって、
前記2つのノードは、予め定められた特別ポートを用いて互いに接続されており、
前記2つのノードの一方は、予め定められたユニキャストフレームを受信した場合、前記特別ポートを用いて前記2つのノードの他方に送信し、
前記2つのノードの他方は、
前記特別ポートから予め定められたユニキャストフレームを受信した場合、当該ユニキャストフレームを転送し、
前記特別ポートから予め定められたユニキャストフレームとは異なるフレームを受信した場合、当該フレームを廃棄する。
具体的には、本開示に係る装置は、
L2NWを構成する通信装置であって、
受信した主信号フレームの転送処理を行うフレーム転送処理部と、
リングネットワークに接続され、他の通信装置からのフレームを受信し、フレーム転送処理部に送信し、また、フレーム転送処理部から受信した主信号フレームを他の通信装置に送信するポートと、
前記リングネットワークとは異なるリングネットワークに接続され、予め定められたユニキャストフレームのみを転送し、かつ非ユニキャストフレームは転送しない特別ポートと、
前記特別ポートが宛先となるMACアドレスのみを学習し、前記フレーム転送処理部で受信した主信号フレームの送信先MACアドレスの登録があれば、前記フレーム転送処理部に宛先ポートとして前記特別ポートを通知する特別ポート専用MACアドレス登録処理部と、
前記フレーム転送処理部で受信した主信号フレームの送信元MACアドレスから前記特別ポート以外が宛先となるMACアドレスと宛先ポートを学習し、前記フレーム転送処理部で受信した主信号フレームの送信先MACアドレスを基に宛先ポートを前記フレーム転送処理部に通知するMACアドレス学習処理部と、
宛先ポートを前記特別ポートに設定するMACアドレスを前記特別ポート専用MACアドレス登録処理部に登録し、かつ非ユニキャストフレームは転送させないように前記フレーム転送処理部を操作する特別ポート設定処理部と、
前記特別ポートから受信した主信号フレームの送信先MACアドレスが前記MACアドレス学習処理部のMACアドレス学習テーブルにない場合は、その主信号フレームを廃棄するループ防止処理部と、
を備える。
具体的には、本開示のプログラムは、本開示に係る通信装置に備わる各機能部としてコンピュータを実現させるためのプログラムであり、本開示に係る通信装置が実行する通信方法に備わる各ステップをコンピュータに実行させるためのプログラムである。
本開示によれば、ループを発生させずに局所的な増設が対応可能となり、これによって設備コストの削減、トラヒック流量に応じた柔軟なNW構成が可能になる。
従来技術を用いたL2NWの接続構成の一例を示す。 本開示を用いたL2NWの接続構成の一例を示す。 第1の実施形態に係る通信装置の一例を示す。 MACアドレス学習テーブルの一例を示す。 第1の実施形態における特別ポートの設定手順の一例を示す。 第1の実施形態における転送処理の一例を示す。 第2の実施形態に係る通信装置の一例を示す。 第2の実施形態における特定の識別子の設定手順の一例を示す。 第2の実施形態における転送処理の一例を示す。 第3の実施形態に係る通信装置の一例を示す。 MACアドレス共有信号の送信処理の一例を示す。 MACアドレス共有信号の受信処理の一例を示す。 第4の実施形態に係る通信装置の一例を示す。 外部装置へのMACアドレス登録の一例を示す。 外部装置の保持する情報テーブルの一例を示す。 外部装置から他の通信装置のMACアドレス取得の一例を示す。
以下、本開示の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、本開示は、以下に示す実施形態に限定されるものではない。これらの実施の例は例示に過ぎず、本開示は当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を施した形態で実施することができる。なお、本明細書及び図面において符号が同じ構成要素は、相互に同一のものを示すものとする。
(関連技術)
図1に、特許文献1の関連技術を用いたL2NWの接続構成の一例を示す。特許文献1によるイーサネットリングプロトコルを用いたL2NWでは、異なるリングネットワーク間を通信するには、論理的にツリー構成となる。例えば、図1のように、ノード#2-#3-#4-#5で構成されるリングネットワークとノード#1-#4-#5で構成されるリングネットワークが存在し、中継ノード#5にブロッキングポイントPがある場合、中継ノード(#4)を経由する必要がある。
イーサネットリングプロトコルでは、冗長構成をとっているため、リング全体のリンク帯域を一意にする必要がある。例えば、リングの一部区間(ノード#1-#4間)でトラヒックが増大した場合でも、リング全体(リング#1-#4-#5)の帯域を増大する必要があった。
一方、トラヒックが増大したリングの一部区間(ノード#1-#4間)を通過しないようにノード#1-#2間を直接接続するとブロックポイントがないためループ(#1-#2-#4)が発生するので、トラヒック流量に応じた柔軟なNW構成ができなかった。
(本開示の概要)
図2に、本開示を用いたL2NWの接続構成の一例を示す。ノード#1-#2間のみトラヒックが増大した場合に中継ノードを経由せずに、ノード#1-#2間を接続する。図に示す1-1は特定ポートを示し、1-2は宛先ポートを示す。
本開示では、イーサネットリングプロトコル等を用いたL2NWで、異なるリングネットワークを論理的にツリー構成でなくてもループを発生させることなく、接続を可能とする技術である。
本開示は、以下の3つの方法を提案する。
1.ユニキャストのみ転送する特別ポート(ポート1-1、2-1)を設定する。すなわち、ブロードキャスト、アンノンユニキャスト、マルチキャストは、特別ポートに転送しない。
2.特別ポートに転送するユニキャストの中でも特定の識別子のフレームのみ転送する方法。
3.指定した異なるノード間(ノード#1、#2)で、指定したポート(ポート1-2、2-2)が宛先となるMAC(Media Access Control)アドレス学習状況をノード間で自律的に共有する方法。
(本開示による効果)
本開示により、イーサネットリングプロトコルを用いたL2NWで、特定対地間のトラヒック増大に対して、局所的な増設が対応可能になり、増設コストを削減できるようになる。
また、本開示は、イーサネットリングプロトコルを用いたL2NWだけでなく、STP(Spanning Tree Protocol)やRSTP(Rapid Spanning Tree Protocol)を用いたL2NWに適用でき、同様な効果がある。
(第1の実施形態)
図3に、本実施形態に係る通信装置の一例を示す。本実施形態の通信装置91は、特定のユニキャストトラヒックの経路分散を行う。具体的には、本実施形態に係る通信装置91は、L2NWを構成する通信装置であって、フレーム転送処理部101と、ポート102と、特別ポート103と、MACアドレス学習処理部104と、特別ポート専用MACアドレス登録処理部105と、特別ポート設定処理部106と、ループ防止処理部107と、を備える通信装置である。
MACアドレス学習処理部104はMACアドレス学習テーブルを保持し、特別ポート専用MACアドレス登録処理部105は特別ポート専用MACアドレス学習テーブルを保持する。図4にMACアドレス学習テーブルの一例を示す。MACアドレス学習テーブルは、ポート102が宛先となるMACアドレスを定めるテーブルである。特別ポート専用MACアドレス学習テーブルは、特別ポート103が宛先となるMACアドレスを定めるテーブルである。本開示において、MACアドレス学習テーブルはFDB(Forwarding DataBase)として機能する。特別ポート専用MACアドレス学習テーブルは、特別FDBと表記することがある。
フレーム転送処理部101は、受信した主信号フレームの転送処理を行う。
ポート102は、他の通信装置からのフレームを受信し、フレーム転送処理部101に送信し、また、フレーム転送処理部101から受信した主信号フレームを他の通信装置に送信するポートである。例えば、図1及び図2に示すノード#2の場合、ポート102は、ノード#3又はノード#4に接続されている。
特別ポート103は、指定したユニキャストフレームのみを転送し、かつ非ユニキャストフレームは転送しないポートである。例えば、図1及び図2に示すノード#2の場合、ポート103はノード#1に接続されている。図1及び図2に示すノード#1の場合、ポート103はノード#2に接続されている。このように、特別ポート103は、異なるリングネットワーク同士で接続されている。
特別ポート専用MACアドレス登録処理部105は、前記特別ポート103が宛先となるMACアドレスのみを学習し、特別FDBを作成する。また特別ポート専用MACアドレス登録処理部105は、フレーム転送処理部101で受信した主信号フレームの送信先MACアドレスの登録があれば、フレーム転送処理部101に宛先ポートとして特別ポート103を通知する。
MACアドレス学習処理部104は、フレーム転送処理部101で受信した主信号フレームの送信元MACアドレスから、特別ポート103以外が宛先となるMACアドレスと宛先ポートを学習し、MACアドレス学習テーブルを作成する。また、MACアドレス学習処理部104は、フレーム転送処理部101で受信した主信号フレームの送信先MACアドレスを基に、宛先ポートを、特別ポート専用MACアドレス登録処理部105を経由してフレーム転送処理部101に通知する。
特別ポート設定処理部106は、宛先ポートを特別ポート103に登録するMACアドレスを、特別ポート専用MACアドレス登録処理部105に登録する。さらに特別ポート設定処理部106は、非ユニキャストフレームは転送しないように、フレーム転送処理部101を操作する。
ループ防止処理部107は、特別ポート103から受信した主信号フレームの送信先MACアドレスがMACアドレス学習処理部104のMACアドレス学習テーブルにない場合は、その主信号フレームを廃棄する。ループ防止処理部107からMACアドレス学習テーブルへのアクセスは、特別ポート専用MACアドレス登録処理部105及び特別ポート設定処理部106を介して行うことができる。
図5に、通信装置のユニキャストのみ転送する特別なポートを設定するための手順の一例を示す。
手順S111:通信装置91にユニキャストのみ転送する特別ポート103を設定する。
手順S112:設定した特別ポート103で転送する宛先MACアドレスを、特別FDBに登録する。
手順S113:設定したペアの通信装置91で設定を有効化する。ペアの通信装置91は、例えば、図2に示すノード#1及び#2である。
図6に、設定有効化後の転送処理の一例を示す。フレームを受信した場合(S121)、宛先MACアドレスがユニキャストであるか否かを判定し(S122)、受信フレームの宛先MACアドレスが特別FDBに登録があるかを判定する(S123)。登録した宛先MACアドレスのユニキャストフレームを受信した場合は、FDBに従い、特別ポートで転送する(S125)。
受信フレームの宛先MACアドレスが特別FDBに登録がない場合、受信フレームの宛先MACアドレスをMACアドレス学習処理部104のFDBで検索し、FDBにおける該当MACアドレスの登録の有無を判定する(S126)。該当MACアドレスがFDBに登録されている場合、特別FDBに従い、該当ポートに送信する(S127)。
手順S122において宛先MACアドレスがユニキャストでない場合、又は手順S126において該当MACアドレスがFDBに登録されていない場合、受信ポートと特別ポート以外のVLAN(Virtual Local Area Network)登録のある全ポートに転送する(S124)。
ただし、特別ポート設定処理部106は、特別ポート103の故障を検知した場合、特別FDB(Forwarding Data Base)をマスクし、FDBにより転送処理を行う。特別ポート103の故障で経路の切替により、トラヒックが溢れる場合は、クラシファイに基づいたキューイング処理を実施し、スケジューリングにより帯域制御を実施する。特別ポート設定処理部106は、特別ポート103の故障の復旧を確認できたら、特別FDBのマスクを解除する。
上述の設定手順を実施し、設定を通信装置91で有効化することで、転送処理において、特別ポート103に非ユニキャストフレームが送信されなくなる。これにより、非ユニキャスト(未学習ユニキャストも含む)フレームによるループ発生を防止できる。
本実施形態では、MACアドレス学習処理部104がFDBを保持し、特別ポート設定処理部106が特別FDBを保持する例を示したが、本開示はこれに限定されない。例えば、各機能部からアクセス可能な記憶媒体が通信装置91に備わる場合、当該記憶媒体にFDB及び特別FDBが記憶されていてもよい。以降の実施形態においても同様である。
(第2の実施形態)
図7に、本実施形態に係る通信装置の一例を示す。本実施形態の通信装置91は、特定のユニキャストトラヒックのうちの任意の識別子で経路分散を行う。具体的には、本実施形態に係る通信装置91は、第1の実施形態における特別ポート専用MACアドレス登録処理部105に代えて特別ポート専用MACアドレス登録及び識別子判定処理部108を備えた通信装置である。
特別ポート専用MACアドレス登録及び識別子判定処理部108は、特別ポート103が宛先ポートとなるMACアドレスと、特定の識別子の判定条件と、を特別ポート設定処理部106から登録される。
特別ポート専用MACアドレス登録及び識別子判定処理部108は、フレーム転送処理部101で受信した主信号フレームがその条件を満足するか判定する。条件が適合する場合、特別ポート専用MACアドレス登録及び識別子判定処理部108は、フレーム転送処理部101に宛先ポートを特別ポート103で通知する。一方、条件に適合しない場合、特別ポート専用MACアドレス登録及び識別子判定処理部108は、MACアドレス学習処理部104に問い合わせし、その結果をフレーム転送処理部101に通知する。
第1の実施形態では、特別ポートで転送する条件は、宛先MACアドレスのみであったが、本実施形態では、宛先MACアドレスに、識別子を判定条件に加える。例えば、同じ宛先MACアドレスでも、VLANタグ中のPCP(Priority Code Point)の優先度7以上のみ特別ポートで転送できるようにする。
設定手順は、図8に示すように、第1の実施形態における手順S112での識別子の判定条件を加えて特別FDBに登録する(S212)。
また、転送処理としては、図9に示すように、宛先アドレスがユニキャストであり(S122においてユニ)、受信フレームの宛先MACアドレスが特別FDBに登録があり、識別子の判定条件に適合する場合、特別ポートに送信を決定するようになる(S125)。その他は第1の実施形態と同様である。
(第3の実施形態)
図10に、本実施形態に係る通信装置の一例を示す。本実施形態に係る通信装置91は、第2の実施形態における手動設定を省略可能にする。具体的には、本実施形態に係る通信装置91は、第2の実施形態に係る通信装置91に、さらに、MACアドレス共有信号送信処理部110と、MACアドレス共有信号受信処理部109と、を備えた通信装置である。
MACアドレス共有信号送信処理部110は、他の通信装置とMACアドレス学習情報を共有するために、ポート102の中から指定した宛先ポートの学習状況を取得し、取得したMACアドレス情報を特別ポート103からMACアドレス共有信号フレームとして送信する。宛先ポートの学習状況は、特別ポート設定処理部106および特別ポート専用MACアドレス登録及び識別子判定処理部108を経由し、MACアドレス学習処理部104から取得する。
MACアドレス共有信号受信処理部109は、特別ポート103から受信したMACアドレス共有信号フレームを処理し、特別ポート設定処理部106を経由し、特別ポート専用MACアドレス登録及び識別子判定処理部108に登録する。
第1及び第2の実施形態では、特別ポートで転送するユニキャストアドレスを手動で設定する必要があったが、本実施形態では特別ポートで転送するユニキャストアドレスを自動で登録する方法を示す。以下、図11を参照しながら、通信装置間でMACアドレス共有信号を用いて自動で特別ポートを用いて転送するユニキャストアドレスを登録する方法を示す。
MACアドレス共有信号には、送信処理と受信処理が含まれる。ここでは、MACアドレス共有信号の送信処理を述べる。ユニキャストのみ転送する特別ポートの設定の有効化の手順S113まで完了させる。ここで、手順S112及びS212の特別ポートで転送する宛先MACアドレスの登録は不要になる。
次に、他の通信装置とMACアドレスを共有する指定した宛先ポートを設定する(S311)。それ以降は、装置で自律的に実施する。
手順S311で設定した宛先ポートに該当するMACアドレスをFDBから抽出する(S312)。その後、他の通信装置に抽出したMACアドレスをMACアドレス共有信号で送信する(S313)。
FDBで指定した宛先ポートで新規アドレスの登録もしくは削除アドレスが発生したら(S314)、他の通信装置に新規MACアドレスもしくは削除MACアドレスをMACアドレス共有信号で送信する(S315)。
次に、図12を参照しながら、MACアドレス共有信号の受信処理を述べる。先の他の通信装置から送信されたMACアドレス共有信号を受信したら(S321)、自ノードの特定FDBに該当MACアドレスと、宛先ポートとして特別ポートを追加する(S322)。
本実施形態に係る通信装置91は、特別ポート専用MACアドレス登録及び識別子判定処理部108に代えて、第1の実施形態で説明した特別ポート専用MACアドレス登録処理部105を備えていてもよい。この場合、MACアドレス共有信号送信処理部110は、宛先ポートの学習状況を、特別ポート専用MACアドレス登録処理部105を経由し、MACアドレス学習処理部104から取得する。
(第4の実施形態)
図13に、本実施形態に係る通信装置の一例を示す。本実施形態に係る通信装置91は、第2の実施形態における手動設定を省略可能にする。具体的には、本実施形態に係る通信装置91は、第2の実施形態に係る通信装置91に、さらに、MACアドレス共有処理部111を備えた通信装置である。
MACアドレス共有処理部111は、他の通信装置に自ノードのMACアドレス学習情報を共有するために、ポート102の中から指定した宛先ポートの学習状況をMACアドレス学習処理部104から取得して外部装置112へ送信する。
また、MACアドレス共有処理部111は、指定した他の通信装置のMACアドレス学習情報を外部装置112に問い合わせ、特別ポート設定処理部104を経由して特別ポート専用MACアドレス登録及び識別子判定処理部108にその情報を登録する。ここで、MACアドレス学習処理部104は、宛先ポートの学習状況を、特別ポート設定処理部106、特別ポート専用MACアドレス登録及び識別子判定処理部108を経由して取得する。
本実施形態では、通信装置91と外部装置112を用いて、特別ポートに転送するユニキャストアドレスを登録する方法を示す。外部装置112へMACアドレスを登録する処理と、外部装置12から他の通信装置のMACアドレスを取得する処理と、がある。ここでは、図14を参照しながら、外部装置112へMACアドレスを登録する処理を述べる。
ユニキャストのみ転送する特別ポートの設定の有効化の手順S113まで完了させる。ここで、手順S112及びS212の特別ポートで転送する宛先MACアドレスの登録は不要になる。
次に、自装置の通信装置ID(IDentification)を設定する(S411)。次に、他の通信装置とMACアドレスを共有する指定した宛先ポートを設定する(S412)。手順S412で設定した宛先ポートに該当するMACアドレスをFDBから抽出する(S413)。その後、通信装置91は、外部装置112に自装置の通信装置IDと抽出したMACアドレスを登録する(S414)。
図15に、外部装置の保持する情報テーブルの一例を示す。FDBの状況が変化した場合、指定した宛先ポートで新規アドレスの登録もしくは削除アドレスが発生したら(S415)、外部装置112に新規MACアドレスを登録もしくは削除MACアドレスを削除する(S416)。
次に、図16を参照しながら、外部装置112から他の通信装置のMACアドレスを取得する処理を述べる。
通信装置91に外部装置112にMACアドレスを取得したい通信装置IDを登録する(S421)。外部装置112は、該当通信装置IDの登録されたMACアドレス取得する。外部装置112は、通信装置91から要求を受けると、取得したMACアドレスを要求のあった通信装置に送信する(S422)。通信装置91は、外部装置112から取得したMACアドレスをFDBに登録し、MACアドレスと宛先ポートを特別ポートに登録する(S423)。すでにFDBにMACアドレスの登録がある場合は、宛先ポートのみを特別ポートに上書きする。外部装置112に該当通信装置IDに登録されているMACアドレスに追加もしくは削除があった場合、外部装置112は、要求のあった通信装置91に通知する(S424)。通知を受信した通信装置91は、通知を自ノードのFDBに反映する(S425)。
本実施形態に係る通信装置91は、特別ポート専用MACアドレス登録及び識別子判定処理部108に代えて、第1の実施形態で説明した特別ポート専用MACアドレス登録処理部105を備えていてもよい。この場合、MACアドレス共有信号送信処理部110は、宛先ポートの学習状況を、特別ポート専用MACアドレス登録処理部105を経由し、MACアドレス学習処理部104から取得する。
本開示の装置はコンピュータとプログラムによっても実現でき、プログラムを記録媒体に記録することも、ネットワークを通して提供することも可能である。以下の実施形態においても同様である。具体的には、本開示は、コンピュータを、フレーム転送処理部101、MACアドレス学習処理部104、特別ポー専用MACアドレス登録処理部105、特別ポー設定処理部106、ループ防止処理部107、特別ポー専用MACアドレス登録及び識別子判定処理部108、MACアドレス共有信号受信処理部109、MACアドレス共有信号送信処理部110、MACアドレス共有処理部111、の少なくともいずれかとして機能させ、通信装置91を実現させてもよい。
本開示は情報通信産業に適用することができる。
101:フレーム転送処理部
102:ポート
103:特別ポート
104:MACアドレス学習処理部
105:特別ポート専用MACアドレス登録処理部
106:特別ポート設定処理部
107:ループ防止処理部
108:特別ポート専用MACアドレス登録及び識別子判定処理部
109:MACアドレス共有信号受信処理部
110:MACアドレス共有信号送信処理部
111:MACアドレス共有処理部
112:外部装置
91:通信装置

Claims (7)

  1. 異なるリングネットワークに属する2つのノードが接続されているシステムであって、
    前記2つのノードは、前記2つのノード間のトラヒックが増大したときに互いを接続するための特別ポートを備え
    前記2つのノードの一方は、前記特別ポート専用の学習テーブルにおいて宛先が前記特別ポートに登録されているユニキャストフレームを受信した場合、前記特別ポートを用いて前記2つのノードの他方に送信し、
    前記2つのノードの他方は、
    前記特別ポートからユニキャストフレームを受信した場合、前記特別ポート以外を宛先とする学習テーブルに従い、当該ユニキャストフレームを転送し、
    前記特別ポート以外を宛先とする学習テーブルに登録されていないユニキャストフレームを前記特別ポートから受信した場合、当該ユニキャストフレームを廃棄する、
    システム。
  2. 異なるリングネットワークに属する2つのノードが接続されているシステムが実行する方法であって、
    前記2つのノードは、前記2つのノード間のトラヒックが増大したときに、予め定められた特別ポートを用いて互いに接続され、
    前記2つのノードの一方は、前記特別ポート専用の学習テーブルにおいて宛先が前記特別ポートに登録されているユニキャストフレームを受信した場合、前記特別ポートを用いて前記2つのノードの他方に送信し、
    前記2つのノードの他方は、
    前記特別ポートからユニキャストフレームを受信した場合、前記特別ポート以外を宛先とする学習テーブルに従い、当該ユニキャストフレームを転送し、
    前記特別ポート以外を宛先とする学習テーブルに登録されていないユニキャストフレームを前記特別ポートから受信した場合、当該ユニキャストフレームを廃棄する、
    方法。
  3. L2NWを構成する通信装置であって、
    受信した主信号フレームの転送処理を行うフレーム転送処理部と、
    リングネットワークに接続され、他の通信装置からのフレームを受信し、フレーム転送処理部に送信し、また、フレーム転送処理部から受信した主信号フレームを他の通信装置に送信するポートと、
    前記リングネットワークとは異なるリングネットワークに接続され、予め定められたユニキャストフレームのみを転送し、かつ非ユニキャストフレームは転送しない特別ポートと、
    前記特別ポートが宛先となるMACアドレスのみを学習し、前記フレーム転送処理部で受信した主信号フレームの送信先MACアドレスの登録があれば、前記フレーム転送処理部に宛先ポートとして前記特別ポートを通知する特別ポート専用MACアドレス登録処理部と、
    前記フレーム転送処理部で受信した主信号フレームの送信元MACアドレスから前記特別ポート以外が宛先となるMACアドレスと宛先ポートを学習し、前記フレーム転送処理部で受信した主信号フレームの送信先MACアドレスを基に宛先ポートを前記フレーム転送処理部に通知するMACアドレス学習処理部と、
    宛先ポートを前記特別ポートに設定するMACアドレスを前記特別ポート専用MACアドレス登録処理部に登録し、かつ非ユニキャストフレームは転送させないように前記フレーム転送処理部を操作する特別ポート設定処理部と、
    前記特別ポートから受信した主信号フレームの送信先MACアドレスが前記MACアドレス学習処理部のMACアドレス学習テーブルにない場合は、その主信号フレームを廃棄するループ防止処理部と、
    を備える装置。
  4. 前記特別ポートが宛先ポートとなるMACアドレスと特定の識別子の判定条件を前記特別ポート設定処理部から登録され、前記フレーム転送処理部で受信した主信号フレームが登録されている条件を満足するか判定し、条件が適合する場合は前記フレーム転送処理部に宛先ポートを前記特別ポートで通知し、条件に適合しない場合は前記MACアドレス学習処理部に問い合わせし、その結果を前記フレーム転送処理部に通知する、特別ポート専用MACアドレス登録及び識別子判定処理部を備えた
    請求項3に記載の装置。
  5. 他の通信装置とMACアドレス学習情報を共有するために、前記ポートの中から指定した宛先ポートの学習状況を前記MACアドレス学習処理部から取得し、取得したMACアドレス情報を前記特別ポートからMACアドレス共有信号フレームとして送信するMACアドレス共有信号送信処理部と、
    前記特別ポートからMACアドレス共有信号フレームを受信し、前記特別ポート専用MACアドレス登録処理部に登録するMACアドレス共有信号受信処理部と、
    をさらに備えた請求項3又は4に記載の装置。
  6. 他の通信装置に自ノードのMACアドレス学習情報を共有するために、前記ポートの中から指定した宛先ポートの学習状況を前記MACアドレス学習処理部から取得して外部装置へ送信し、他の通信装置のMACアドレス学習情報を前記外部装置から取得し、前記特別ポート専用MACアドレス登録処理部に登録する、MACアドレス共有処理部
    をさらに備えた請求項3又は4に記載の装置。
  7. 請求項3から6のいずれかに記載の通信装置に備わる各機能部としてコンピュータを実行させるためのプログラム。
JP2022528371A 2020-06-05 2020-06-05 トラヒックを分散させるための装置、方法、システム及びプログラム Active JP7439919B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2020/022270 WO2021245909A1 (ja) 2020-06-05 2020-06-05 トラヒックを分散させるための装置、方法、システム及びプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2021245909A1 JPWO2021245909A1 (ja) 2021-12-09
JP7439919B2 true JP7439919B2 (ja) 2024-02-28

Family

ID=78830742

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022528371A Active JP7439919B2 (ja) 2020-06-05 2020-06-05 トラヒックを分散させるための装置、方法、システム及びプログラム

Country Status (3)

Country Link
US (1) US20230231807A1 (ja)
JP (1) JP7439919B2 (ja)
WO (1) WO2021245909A1 (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012086019A1 (ja) 2010-12-21 2012-06-28 三菱電機株式会社 通信装置、通信システムおよび通信方法
JP2016184915A (ja) 2015-03-27 2016-10-20 株式会社日立製作所 伝送網システム、伝送装置および管理装置
JP2017130963A (ja) 2017-03-15 2017-07-27 アラクサラネットワークス株式会社 ネットワーク装置、及び、通信方法

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4087319B2 (ja) * 2003-09-11 2008-05-21 富士通株式会社 ブリッジ装置
JP2007019698A (ja) * 2005-07-06 2007-01-25 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> リング型冗長通信路制御方法

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012086019A1 (ja) 2010-12-21 2012-06-28 三菱電機株式会社 通信装置、通信システムおよび通信方法
JP2016184915A (ja) 2015-03-27 2016-10-20 株式会社日立製作所 伝送網システム、伝送装置および管理装置
JP2017130963A (ja) 2017-03-15 2017-07-27 アラクサラネットワークス株式会社 ネットワーク装置、及び、通信方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPWO2021245909A1 (ja) 2021-12-09
US20230231807A1 (en) 2023-07-20
WO2021245909A1 (ja) 2021-12-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1435706B1 (en) Multicast optimization in a VLAN tagged network
JP4688765B2 (ja) ネットワークの冗長方法及び中位スイッチ装置
US6807175B1 (en) Distributed multicast routing in packet-based communication network devices
US7792124B2 (en) Data forwarding in a layer three satellite network
JP5404938B2 (ja) 通信装置、通信システムおよび通信方法
JP2003188918A (ja) アプリケーションレイヤ・マルチキャスト方式及びその中継ノードシステム
JP2006042368A (ja) スイッチングノードのスタック内のスイッチングノードのリモート制御
US20110299551A1 (en) Method and Apparatus for Transferring Data Packets Between a First Network and a Second Network
CN108259635B (zh) 一种arp表项学习方法和dr设备
JP5521613B2 (ja) ネットワークシステム、ネットワーク機器、経路情報更新方法、及びプログラム
CN101335685B (zh) 一种利用重定向技术实现特定报文优先处理的方法
US8483181B2 (en) Forwarding data path optimization in a distributed environment for achieving micro-mobility
JP2012209855A (ja) スイッチシステム、ラインカード、fdb情報の学習方法及びプログラム
US20070217438A1 (en) Ring node device and method of connecting terminal to ring node device
JPH06296177A (ja) 複合通信網
JP7439919B2 (ja) トラヒックを分散させるための装置、方法、システム及びプログラム
US10623301B2 (en) Method, routing bridge and non-transitory computer-readable storage medium for network routing
JPH0624368B2 (ja) 学習機能を持ったブリッジ方式
CN112866143B (zh) 一种实现802.1cb协议的装置及芯片
JP2005057693A (ja) ネットワーク仮想化システム
JP5907252B2 (ja) 通信装置、通信方法、及び通信プログラム
WO2017164068A1 (ja) トランスポートネットワーク制御装置、通信システム、転送ノードの制御方法及びプログラム
WO2022227695A1 (zh) 传输报文的方法、装置及设备
JP4609862B2 (ja) ネットワーク中継方法、ネットワーク要素およびネットワーク中継システム
JP2005323316A (ja) ゲートウェイ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20221110

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20231017

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20231114

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20240116

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20240129

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7439919

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150