JP2000344980A - ウエザーストリップスポンジ成形体及びその製造方法 - Google Patents

ウエザーストリップスポンジ成形体及びその製造方法

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JP2000344980A
JP2000344980A JP11162129A JP16212999A JP2000344980A JP 2000344980 A JP2000344980 A JP 2000344980A JP 11162129 A JP11162129 A JP 11162129A JP 16212999 A JP16212999 A JP 16212999A JP 2000344980 A JP2000344980 A JP 2000344980A
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olefin
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Hidenari Nakahama
秀斉 仲濱
Shuichi Nonaka
修一 野中
Yuji Ishii
雄二 石井
Masaaki Kawasaki
川崎  雅昭
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Mitsui Chemicals Inc
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Mitsui Chemicals Inc
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【解決手段】 エチレン・α−オレフィン・非共役ポリ
エン共重合体ゴムA100重量部に対して、少なくと
も、DSCで測定された融点Tmが120〜170℃で
あり、かつ、電子顕微鏡1万倍レベルで求めた平均粒径
が0.1〜20μmである結晶性ポリオレフィン樹脂B
10〜30重量部、窒素吸着比表面積20〜60m2
gのカーボンブラックC70〜120重量部、可塑剤D
30〜80重量部及び発泡剤E2〜7重量部が配合され
ているコンパウンド210〜350重量部を加硫してな
り、比重が0.5未満であるウエザーストリップスポン
ジ成形体、並びに、マイクロ波加硫槽と熱空気加硫槽が
直列につながれた成形ラインを用いるウエザーストリッ
プスポンジ成形体の製造方法。 【効果】 製品肌良好で、低CS性(良シール)機能、
低比重を有し、高速成形が可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エチレン・α−オ
レフィン・非共役ポリエン共重合体ゴム/結晶性ポリオ
レフィンを用いた低比重・高速成形可能なウエザースト
リップスポンジ成形体及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ウエザーストリップスポンジ製品は、自
動車のドアーとボディーの間に位置し、外からの雨、
風、音を防ぐ重要なシール部品である。また、車の乗り
降りで目にする製品であることから、その外観は重要な
要求特性の一つである。一方で、その製品を低コスト生
産する技術確立も重要なアイテムである。このような要
求を満たすために、連続押出し速度をアップすることに
よる単位時間当たりの生産性アップや、低比重化による
原材料低減の検討がなされてきた。
【0003】前者の取り組みでは、押出し速度(成形ラ
イン速度)アップによる架橋密度低下を防ぐため、これ
までより高温条件での生産となり、この条件下で、スポ
ンジのシール性能に大きく影響を与える製品形状が熱空
気加硫槽(HAV)内で変形するという問題があった。
また、HAVの前にレイアウトされることの多い熱効率
良好なマイクロ波加硫槽(UHF)のパワーをアップす
ることも同様の問題を引き起こしていた。更に、これま
でより高温下の条件での成形により、加硫速度と発泡速
度のずれが生じ、外観不良による意匠性低下が問題とな
っていた。
【0004】後者の取り組みでは、低比重化を目的とし
て通常より多く発泡剤が配合される。僅かな製品成形ラ
インの熱むらで発泡ガスの体積が変化し、その結果、製
品形状がばらつくという問題が生じることが多々あっ
た。また、低比重化(高発泡化)の取り組み自体、スポ
ンジ製品の吸水率増加を招き、製品外観が荒れるという
意匠性低下があり、結局のところ、スポンジ製品比重で
0.5を安定して下まわる材料はなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ウェザース
トリップスポンジ製品として重要な意匠性、製品形状、
圧縮永久歪が良好で、かつ、低コストで得られるウエザ
ーストリップスポンジ成形体及びその製造方法を提供す
ることを目的とする。スポンジ製品の低比重化とは、高
発泡化しようとする試みであり、高発泡化するために
は、多量の発泡剤を使用すれば可能となる分けでなく、
少ない発泡材料でより高発泡化すること、即ち発泡効率
を上げることを本発明は目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、以下の発明を
包含する。 (1)エチレンと炭素数3〜20のα−オレフィンと非
共役ポリエンとからなるエチレン・α−オレフィン・非
共役ポリエン共重合体ゴムであって、190℃の動的粘
弾性測定から求まる複素粘性率(η* )の周波数依存性
評価で、8rad/sec時のη* 値が2×103 Pa
・S以上で、かつ、10-2rad/sec時の複素粘性
率η* 値をBとし、8rad/sec時の複素粘性率η
* 値をAとしたときのB/Aの値(但し、当該エチレン
・α−オレフィン・非共役ポリエン共重合体ゴムが油展
タイプの場合は、(B/A)/{1−[油展量/(10
0+油展量)]}の値)が35以上であるエチレン・α
−オレフィン・非共役ポリエン共重合体ゴム(A)10
0重量部に対して、少なくとも、DSCで測定された融
点(Tm)が120〜170℃であり、かつ、電子顕微
鏡1万倍レベルで求めた平均粒径が0.1〜20μmで
ある結晶性ポリオレフィン樹脂(B)10〜30重量
部、窒素吸着比表面積20〜60m2 /gのカーボンブ
ラック(C)70〜120重量部、可塑剤(D)30〜
80重量部及び発泡剤(E)2〜7重量部が配合されて
いるコンパウンド210〜350重量部を加硫してな
り、比重が0.5未満であるウエザーストリップスポン
ジ成形体。
【0007】(2)エチレン・α−オレフィン・非共役
ポリエン共重合体ゴム(A)が、単一の共重合体ゴムに
おいて、又は異なる共重合体ゴムにおいて、非共役ポリ
エンとして、重合可能な二重結合を1個のみ有する非共
役ポリエンと、重合可能な二重結合を2個以上有する非
共役ポリエンとを組み合わせたものである前記(1)に
記載のウエザーストリップスポンジ成形体。
【0008】(3)エチレンと炭素数3〜20のα−オ
レフィンと非共役ポリエンとからなるエチレン・α−オ
レフィン・非共役ポリエン共重合体ゴムであって、19
0℃の動的粘弾性測定から求まる複素粘性率(η* )の
周波数依存性評価で、8rad/sec時のη* 値が2
×103 Pa・S以上で、かつ、10-2rad/sec
時の複素粘性率η* 値をBとし、8rad/sec時の
複素粘性率η* 値をAとしたときのB/Aの値(但し、
当該エチレン・α−オレフィン・非共役ポリエン共重合
体ゴムが油展タイプの場合は、(B/A)/{1−[油
展量/(100+油展量)]}の値)が35以上である
エチレン・α−オレフィン・非共役ポリエン共重合体ゴ
ム(A)100重量部に対して、DSCで測定された融
点(Tm)が120〜170℃であり、かつ、電子顕微
鏡1万倍レベルで求めた平均粒径が0.1〜20μmで
ある結晶性ポリオレフィン樹脂(B)10〜30重量部
を予め押出機によりアロイ化しているポリマーに、少な
くとも、窒素吸着比表面積20〜60m2 /gのカーボ
ンブラック(C)70〜120重量部、可塑剤(D)3
0〜80重量部及び発泡剤(E)2〜7重量部を配合し
て得られるコンパウンド210〜350重量部を加硫し
成形するに当たり、マイクロ波加硫槽と熱空気加硫槽が
直列につながれた成形ラインを用いることを特徴とする
ウエザーストリップスポンジ成形体の製造方法。
【0009】(4)配合ゴム組成物の加硫状態と発泡状
態を同時に評価可能な測定機により、測定温度160℃
で求まる加硫と発泡のタイミング指標[Tc50(加硫
曲線のトルクが飽和した時間を100%としたときの5
0%時の時間)−Tp50(発泡曲線のトルクが飽和し
た時間を100%としたときの50%時の時間)]が
1.0〜2.5分で、かつ、最大発泡ガス圧上昇率が2
0KPa/sec以上、最大発泡ガス圧上昇率時の弾性
トルク値が0.5〜2.0dN・mであるコンパウンド
を成形する前記(3)に記載の製造方法。 (5)前記(3)又は(4)に記載の製造方法により得
ることができ、比重が0.5未満であるウエザーストリ
ップスポンジ成形体。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明で用いられるエチレン・α
−オレフィン・非共役ポリエン共重合体ゴム(A)にお
ける炭素数3〜20のα−オレフィンとしては、具体的
には、プロピレン、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘ
キセン、4−メチル−1−ペンテン、1−ヘプテン、1
−オクテン、1−ノネン、1−デセン、1−ウンデセ
ン、1−ドデセン、1−トリデセン、1−テトラデセ
ン、1−ペンタデセン、1−ヘキサデセン、1−ヘプタ
デセン、1−オクタデセン、1−ノナデセン、1−エイ
コセン、9−メチル−1−デセン、11−メチル−1−
ドデセン、12−エチル−1−テトラデセン等が挙げら
れる。これらのα−オレフィンは、単独で、又は2種以
上組み合わせて用いることができる。これらのα−オレ
フィンのうち、炭素数3〜8のα−オレフィン、例えば
プロピレン、1−ブテン、4−メチル−1−ペンテン、
1−ヘキセン、1−オクテンが特に好ましい。
【0011】エチレン・α−オレフィン・非共役ポリエ
ン共重合体ゴム(A)は、良好なモジュラス及び耐環境
劣化性を得るという点で、エチレンとα−オレフィンと
のモル比[エチレン/α−オレフィン]が40/60〜
95/5であることが好ましく、50/50〜90/1
0であることが更に好ましく、55/45〜85/15
であることが特に好ましい。エチレン・α−オレフィン
・非共役ポリエン共重合体ゴム(A)における非共役ポ
リエンとしては、環状又は鎖状の非共役ポリエンを用い
ることができる。
【0012】環状の非共役ポリエンとしては、例えば、
メチルテトラヒドロインデン、5−エチリデン−2−ノ
ルボルネン、5−メチレン−2−ノルボルネン、5−イ
ソプロピリデン−2−ノルボルネン、5−ビニル−2−
ノルボルネン、6−クロロメチル−5−イソプロペニル
−2−ノルボルネン、ジシクロペンタジエン、ノルボル
ナジエン等のジエン;2,3−ジイソプロピリデン−5
−ノルボルネン、2−エチリデン−3−イソプロピリデ
ン−5−ノルボルネン、2−プロペニル−2,2−ノル
ボルナジエン等のトリエンが挙げられる。
【0013】また、鎖状の非共役ポリエンとしては、例
えば、1,4−ヘキサジエン、3−メチル−1,4−ヘ
キサジエン、4−メチル−1,4−ヘキサジエン、5−
メチル−1,4−ヘキサジエン、4,5−ジメチル−
1,4−ヘキサジエン、6−メチル−1,6−オクタジ
エン、7−メチル−1,6−オクタジエン、6−エチル
−1,6−オクタジエン、6−プロピル−1,6−オク
タジエン、6−ブチル−1,6−オクタジエン、6−メ
チル−1,6−ノナジエン、7−メチル−1,6−ノナ
ジエン、6−エチル−1,6−ノナジエン、7−エチル
−1,6−ノナジエン、6−メチル−1,6−デカジエ
ン、7−メチル−1,6−デカジエン、6−メチル−
1,6−ウンデカジエン、7−メチル−1,6−オクタ
ジエン等のジエン;4−エチリデン−1,6−オクタジ
エン、4−エチリデン−7−メチル−1,6−オクタジ
エン、4−エチリデン−7−メチル−1,6−ノナジエ
ン、4−エチリデン−6,7−ジメチル−1,6−オク
タジエン、4−エチリデン−6,7−ジメチル−1,6
−ノナジエン、4−エチリデン−1,6−デカジエン、
4−エチリデン−7−メチル−1,6−デカジエン、4
−エチリデン−7−メチル−6−プロピル−1,6−オ
クタジエン、4−エチリデン−1,7−ノナジエン、4
−エチリデン−8−メチル−1,7−ノナジエン、4−
エチリデン−1,7−ウンデカジエン、4−エチリデン
−8−メチル−1,7−ウンデカジエン、4−エチリデ
ン−7,8−ジメチル−1,7−ノナジエン、4−エチ
リデン−7,8−ジメチル−1,7−デカジエン、4−
エチリデン−7,8−ジメチル−1,7−ウンデカジエ
ン、7−エチル−4−エチリデン−8−メチル−1,7
−ウンデカジエン、4−エチリデン−7,8−ジエチル
−1,7−デカジエン、4−エチリデン−9−メチル−
1,8−デカジエン、4−エチリデン−8,9−ジメチ
ル−1,8−デカジエン、4−エチリデン−10―メチ
ル−1,9−ウンデカジエン、4−エチリデン−9,1
0−ジメチル−1,9−ウンデカジエン、4−エチリデ
ン−11−メチル−1,10−ドデカジエン、4−エチ
リデン−10,11−ジメチル−1,10−ドデカジエ
ン、3,7−ジメチル−1,4,8ーデカトリエン等の
トリエンが挙げられる。
【0014】これらの非共役ポリエンは、単独で、又は
2種以上組み合わせて用いることができる。エチレン・
α−オレフィン・非共役ポリエン共重合体ゴム(A)と
しては、高速連続押出により形状保持性の良好なポリマ
ーが得られる点で、非共役ポリエンとして、(i)重合
可能な二重結合を1個のみ有する非共役ポリエン(以
下、単に「非共役ポリエン(i)」と称する場合があ
る)と、(ii)重合可能な二重結合を2個以上有する非
共役ポリエン(以下、単に「非共役ポリエン(ii)」と
称する場合がある)とを、単一の共重合体ゴムにおい
て、又は異なる共重合体ゴムにおいて、組み合わせたも
のが好ましい。
【0015】前記非共役ポリエン(i)としては、例え
ば5−エチリデン−2−ノルボルネン(ENB)、7−
メチル−1,6−オクタジエン、4−エチリデン−8−
メチル−1,7−ノナジエン、3,7−ジメチル−1,
4,8−デカトリエンが挙げられ、前記非共役ポリエン
(ii)としては、例えばジシクロペンタジエン(DCP
D)、5−ビニル−2−ノルボルネン(VNB)、ノル
ボルナジエン(NBD)、ω−ジエン(例えば、3−メ
チル−1,5−ヘキサジエン、4,8−ジメチル−1,
4,8−デカトリエン、4−エチリデン−8−メチル−
1,7−ノナジエン)が挙げられる。
【0016】前記の非共役ポリエン(i)及び(ii)を
単一の共重合体ゴムにおいて組み合わせたエチレン・α
−オレフィン・非共役ポリエン共重合体ゴムにおいて
は、[(ii)/(i)]がモル比で0.01〜5である
ことが好ましい。前記の非共役ポリエン(i)及び(i
i)を異なる共重合体ゴムにおいて組み合わせたエチレ
ン・α−オレフィン・非共役ポリエン共重合体ゴムにお
いては、[非共役ポリエン(ii)含有共重合体ゴム/非
共役ポリエン(i)含有共重合体ゴム]が重量比で0.
01〜5であることが好ましい。
【0017】前記の非共役ポリエン(i)及び(ii)を
組み合わせたエチレン・α−オレフィン・非共役ポリエ
ン共重合体ゴムの具体例としては、エチレン・α−オレ
フィン・5−エチリデン−2−ノルボルネン共重合体と
エチレン・α−オレフィン・5−ビニル−2−ノルボル
ネン共重合体との組み合わせ;エチレン・α−オレフィ
ン・5−エチリデン−2−ノルボルネン共重合体とエチ
レン・α−オレフィン・ジシクロペンタジエン共重合体
との組み合わせ;エチレン・α−オレフィン・5−エチ
リデン−2−ノルボルネン共重合体とエチレン・α−オ
レフィン・ノルボルナジエン共重合体との組み合わせ;
エチレン・α−オレフィン・5−エチリデン−2−ノル
ボルネン・5−ビニル−2−ノルボルネン共重合体、エ
チレン・α−オレフィン・5−エチリデン−2−ノルボ
ルネン・ノルボルナジエン共重合体の単独使用が挙げら
れる。
【0018】エチレン・α−オレフィン・非共役ポリエ
ン共重合体ゴム(A)のヨウ素価は、加硫速度を速くし
生産性を向上させ、かつ耐環境劣化性を向上させるとい
う点で、5〜50であることが好ましく、10〜40で
あることが更に好ましく、10〜30であることが特に
好ましい。エチレン・α−オレフィン・非共役ポリエン
共重合体ゴム(A)の135℃のデカリン中で測定した
極限粘度[η]は、良好な機械的強度、圧縮永久歪及び
押出し加工性を得るという点で、2.0〜4.0dl/
gであることが好ましく、2.5〜3.5dl/gであ
ることが更に好ましい。
【0019】本発明において、結晶性ポリオレフィン樹
脂(B)としては、発泡効率を上げるため、DSC(示
差走査熱量計)で測定された融点(Tm)が120〜1
70℃、好ましくは125〜170℃、更に好ましくは
125〜165℃のものを用いる。このような結晶性ポ
リオレフィン樹脂(B)としては、具体的には、1−ブ
テン重合体;1−ブテン含量が90モル%以上の1−ブ
テン・エチレン共重合体、1−ブテン・プロピレン共重
合体等の1−ブテン含量が90モル%以上の1−ブテン
・α−オレフィン共重合体;プロピレン重合体;プロピ
レン含量が80モル%以上のプロピレン・エチレン共重
合体、プロピレン・1−ブテン共重合体、プロピレン・
エチレン・1−ブテン共重合体等のプロピレン含量が8
0モル%以上のプロピレン・α−オレフィン共重合体な
どが挙げられる。中でも、1−ブテン重合体、プロピレ
ン(共)重合体が好ましい。
【0020】結晶性ポリオレフィン樹脂(B)の電子顕
微鏡1万倍レベルで求めた平均粒径は、生産コストを低
減させ、かつUHF成形中の温度で素早く発泡のタイミ
ング時に充分に溶融する点で、0.1〜20μmである
ことが好ましく、0.2〜10μmであることが更に好
ましい。結晶性ポリオレフィン樹脂(B)の分散粒子の
アスペクト比(長径/短径)は、好ましくは5以下、更
に好ましくは1〜3である。このアスペクト比が5以下
である場合、結晶性ポリオレフィン樹脂(B)粒子のミ
クロ分散が良好である。
【0021】また結晶性ポリオレフィン樹脂(B)がプ
ロピレン(共)重合体である場合、そのメルトフローレ
ート(ASTM D 1238, 230℃、荷重2.16kg)は、通常0.
1〜50g/10分、好ましくは0.5〜40g/10
分、更に好ましくは1〜30g/10分の範囲にある。
結晶性ポリオレフィン樹脂(B)が1−ブテン(共)重
合体である場合、そのメルトフローレート(ASTM D 123
8, 190℃、荷重2.16kg)は、通常0.05〜50g/1
0分、好ましくは0.1〜30g/10分、更に好まし
くは0.5〜25g/10分の範囲にある。
【0022】本発明においては、結晶性ポリオレフィン
樹脂(B)は、エチレン・α−オレフィン・非共役ポリ
エン共重合体ゴム(A)100重量部に対して、10〜
30重量部、好ましくは15〜25重量部の割合で用い
られる。本発明で用いられるカーボンブラック(C)
は、良好な機械的強度及び押出し肌を得る点で、窒素吸
着比表面積が20〜60m2 /gであることが必要であ
る。本発明においては、カーボンブラック(C)は、ウ
ェザーストリップスポンジとしての機械的強度及び良好
な耐候性を得るために、エチレン・α−オレフィン・非
共役ポリエン共重合体ゴム(A)100重量部に対し
て、70〜120重量部、好ましくは80〜110重量
部の割合で用いられる。
【0023】可塑剤(軟化剤)(D)としては、通常ゴ
ムに使用される可塑剤を用いることができる。具体的に
は、プロセスオイル、潤滑油、パラフィン油、流動パラ
フィン、石油アスファルト、ワセリン等の石油系可塑
剤;コールタール、コールタールピッチ等のコールター
ル系可塑剤;ヒマシ油、アマニ油、ナタネ油、大豆油、
ヤシ油等の脂肪油系可塑剤;トール油;サブ(ファクチ
ス);蜜ロウ、カルナウバロウ、ラノリン等のロウ類;
リシノール酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ステアリ
ン酸バリウム、ステアリン酸カルシウム、ラウリン酸亜
鉛等の脂肪酸及び脂肪酸塩;ナフテン酸;パイン油、ロ
ジン又はその誘導体;テルペン樹脂、石油樹脂、アタク
チックポリプロピレン、クマロンインデン樹脂等の合成
高分子物質;ジオクチルフタレート、ジオクチルアジペ
ート、ジオクチルセバケート等のエステル系可塑剤;マ
イクロクリスタリンワックス、液状ポリブタジエン、変
性液状ポリブタジン、液状チオコール、炭化水素系合成
潤滑油等が挙げられる。中でも石油系可塑剤、特にプロ
セスオイルが好ましく用いられる。これらの可塑剤の配
合量は、用途により適宜選択できるが、前記共重合体ゴ
ム(A)100重量部に対して、30〜80重量部、好
ましくは40〜70重量部である。
【0024】本発明で用いられる発泡剤(E)として
は、無機系発泡剤、ニトロソ系発泡剤、アゾ系発泡剤、
スルホニルヒドラジド系発泡剤、アジド系発泡剤等が挙
げられる。これらの発泡剤は、単独で又は2種以上を混
合して用いられる。発泡剤(E)の具体例としては、炭
酸水素ナトリウム(重曹)、炭酸ナトリウム、重炭酸ア
ンモニウム、炭酸アンモニウム、亜硝酸アンモニウム等
の無機系発泡剤;N,N’−ジニトロソペンタメチレン
テトラミン(DPT)、N,N’−ジメチル−N,N’
−ジニトロソテレフタルアミド等のニトロソ系発泡剤;
アゾジカルボンアミド(ADCA)、アゾビスイソブチ
ロニトリル(AZBN)、アゾビスシクロヘキシルニト
リル、アゾジアミノベンゼン、バリウムアゾジカルボキ
シレート等のアゾ系発泡剤;ベンゼンスルホニルヒドラ
ジド(BSH)、p,p’−オキシビス(ベンゼンスル
ホニルヒドラジド)(OBSH)、トルエンスルホニル
ヒドラジド(TSH)、ジフェニルスルホン−3,3’
−ジスルホニルヒドラジド等のスルホニルヒドラジド系
発泡剤;カルシウムアジド、4,4’−ジフェニルジス
ルホニルアジド、p−トルエンスルホニルアジド等のア
ジド系発泡剤が挙げられる。
【0025】これらの発泡剤(E)は、高発泡製品を安
定して生産するため、前記共重合体ゴム(A)100重
量部に対して、2〜7重量部の割合で用いられる。配合
された発泡剤は、その分解温度以上で窒素ガス又は炭酸
ガスを放出する。このガスが加硫反応によつて粘度が上
昇するコンパウンド中でうまく気泡を作れば良好な外観
を有し、発泡効率の良好なスポンジを得ることが可能で
ある。しかし、そのタイミングでゴム基材の粘度が低す
ぎると気泡は製品表面を突き抜け破泡する。逆にその粘
度が高すぎるとガスは気泡を作ることなく外へでてしま
う。つまり、発泡効率の悪い製品となる。本発明は、こ
の発泡効率を上げることを可能にするものである。
【0026】本発明の成形体は加硫して、加硫ゴムとし
て用いられる。加硫に用いる加硫剤としては、イオウ及
びイオウ化合物が挙げられる。イオウとしては、具体的
には、粉末イオウ、沈降イオウ、コロイドイオウ、表面
処理イオウ、不溶性イオウ等が挙げられる。イオウ化合
物としては、具体的には、塩化イオウ、二塩化イオウ、
高分子多硫化物、及び加硫温度で活性イオウを放出して
加硫するイオウ化合物、例えばモルホリンジスルフィ
ド、アルキルフェノ−ルジスルフィド、テトラメチルチ
ウラムジスルフィド、ジペンタメチレンチウラムテトラ
スルフィド、ジメチルジチオカルバミン酸セレン等が挙
げられる。これらの中ではイオウが好ましい。イオウ又
はイオウ化合物は、前記共重合体ゴム(A)100重量
部に対して、通常0.1〜10重量部、好ましくは0.
5〜5重量部の割合で用いられる。
【0027】また、加硫剤としてイオウ又はイオウ化合
物を使用するときは、加硫促進剤を併用することが好ま
しい。加硫促進剤としては、具体的には、N−シクロヘ
キシル−2−ベンゾチアゾールスルフェンアミド(CB
S)、N−オキシジエチレン−2−ベンゾチアゾールス
ルフェンアミド(OBS)、N−t−ブチル−2−ベン
ゾチアゾールスルフェンアミド(BBS)、N,N−ジ
イソプロピル−2−ベンゾチアゾールスルフェンアミド
等のスルフェンアミド系化合物;2−メルカプトベンゾ
チアゾ−ル(MBT)、2−(2,4−ジニトロフェニ
ル)メルカプトベンゾチアゾ−ル、2−(4−モルホリ
ノジチオ)ベンゾチアゾ−ル、2−(2,6−ジエチル
−4−モルホリノチオ)ベンゾチアゾ−ル、ジベンゾチ
アジルジスルフィド等のチアゾ−ル系化合物;ジフェニ
ルグアニジン(DPG)、トリフェニルグアニジン、ジ
オルソトリルグアニジン(DOTG)、ジオルソニトリ
ルグアニジン、オルソニトリルバイグアナイド、ジフェ
ニルグアニジンフタレ−ト等のグアニジン系化合物;ア
セトアルデヒド−アニリン縮合物、ブチルアルデヒド−
アニリン縮合物、ヘキサメチレンテトラミン(H)、ア
セトアルデヒドアンモニア等のアルデヒドアミン又はア
ルデヒド−アンモニア系化合物;2−メルカプトイミダ
ゾリン等のイミダゾリン系化合物;チオカルバニリド、
ジエチルチオウレア(EUR)、ジブチルチオウレア、
トリメチルチオウレア、ジオルソトリルチオウレア等の
チオウレア系化合物;テトラメチルチウラムモノスルフ
ィド(TMTM)、テトラメチルチウラムジスルフィド
(TMTD)、テトラエチルチウラムジスルフィド、テ
トラブチルチウラムジスルフィド、テトラキス(2−エ
チルヘキシル)チウラムジスルフィド(TOT)、ペン
タメチレンチウラムテトラスルフィド等のチウラム系化
合物;ジメチルジチオカルバミン酸亜鉛、ジエチルジチ
オカルバミン酸亜鉛、ジ−n−ブチルジチオカルバミン
酸亜鉛、エチルフェニルジチオカルバミン酸亜鉛、ブチ
ルフェニルジチオカルバミン酸亜鉛、ジメチルジチオカ
ルバミン酸ナトリウム、ジメチルジチオカルバミン酸セ
レン、ジメチルジチオカルバミン酸テルル等のジチオカ
ルバミン酸塩;ジブチルキサントゲン酸亜鉛等のキサン
トゲン酸塩;亜鉛華(酸化亜鉛)等の化合物が挙げられ
る。これらの加硫促進剤は、前記共重合体ゴム(A)1
00重量部に対して、通常0.1〜20重量部、好まし
くは0.2〜10重量部の割合で用いられる。
【0028】本発明に用いるゴム組成物には、前記の成
分の他に、必要に応じて、カーボンブラック(C)以外
のゴム補強剤、充填剤、老化防止剤、加工助剤、発泡助
剤、脱泡剤、活性剤、耐熱安定剤、耐候安定剤、帯電防
止剤、着色剤、滑剤、増粘剤及びその他のゴム用配合物
を、本発明の目的を損なわない範囲で配合することがで
きる。
【0029】安定した製品形状を得、かつ良好な圧縮永
久歪を得る点から、前記共重合体ゴム(A)100重量
部に対して、コンパウンドが210〜350重量部、好
ましくは230〜330重量部となる範囲で各成分を配
合する。前記ゴム補強剤は、加硫ゴムの引張り強さ、引
裂き強さ、耐摩耗性等の機械的性質を高める効果があ
る。このようなゴム補強剤としては、前記のカ−ボンブ
ラックの他、シリカ(乾式法シリカ、湿式法シリカ)、
活性化炭酸カルシウム、微粉タルク、微粉ケイ酸、ケイ
酸塩等が挙げられる。これらのゴム補強剤は、シランカ
ップリング剤等により表面処理が施されていてもよい。
【0030】前記充填剤は、物性にあまり影響を与える
ことなく、ゴム製品の硬度を高くしたり、コストを引き
下げることを目的として使用される。このような充填剤
としては、軽質炭酸カルシウム、重質炭酸カルシウム、
タルク、クレー等が挙げられる。これらのゴム補強剤及
び充填剤の種類及び配合量は、その用途により適宜選択
できるが、ゴム補強剤(カーボンブラック(C)を除
く)及び充填剤の合計配合量は、前記共重合体ゴム
(A)100重量部に対して、140重量部以下、好ま
しくは50重量部以下である。
【0031】また、老化防止剤を使用すれば、更に製品
寿命を長くすることが可能である。このことは、通常の
ゴムの場合と同様である。この場合に使用される老化防
止剤としては、具体的には、フェニルナフチルアミン、
フェニルブチルアミン、4,4’−(α,α−ジメチル
ベンジル)ジフェニルアミン、N,N’−ジ−2−ナフ
チル−p−フェニレンジアミン等の芳香族第二アミン系
安定剤;ジブチルヒドロキシトルエン、2,6−ジ−t
−ブチル−4−メチルフェノール、テトラキス[メチレ
ン−3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフ
ェニル)プロピオネート]メタン、テトラキス[メチレ
ン(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシ)ヒドロ
シンナメート]メタン等のフェノール系安定剤;ビス
[2−メチル−4−(3−n−アルキルチオプロピオニ
ルオキシ)−5−t−ブチルフェニル]スルフィド等の
チオエーテル系安定剤;2−メルカプトベンゾイミダゾ
ール等のベンゾイミダゾール系安定剤;ジブチルジチオ
カルバミン酸ニッケル等のジチオカルバミン酸塩系安定
剤;2,2,4−トリメチル−1,2−ジヒドロキノリ
ンの重合物等のキノリン系安定剤等が挙げられ、単独で
又は2種以上を併用して用いられる。このような老化防
止剤は、前記共重合体ゴム(A)100重量部に対し
て、通常5重量部以下、好ましくは3重量部以下の割合
で用いられるが、要求される物性値に応じて適宜最適量
を決定することが望ましい。
【0032】加工助剤としては、通常のゴムの加工に使
用される加工助剤を使用することができる。具体的に
は、リノール酸、リシノール酸、ステアリン酸、パルミ
チン酸、ラウリン酸、ステアリン酸バリウム、ステアリ
ン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウム、前記酸のエステル
類等の高級脂肪酸並びにその塩及びエステル類等が挙げ
られる。このような加工助剤は、前記共重合体ゴム
(A)100重量部に対して、通常10重量部以下、好
ましくは5重量部以下の割合で用いられるが、要求され
る物性値に応じて適宜最適量を決定することが望まし
い。
【0033】発泡助剤の使用は、発泡剤の分解温度の調
節、気泡の均一化等に効果がある。このような発泡助剤
としては、例えばサリチル酸、フタル酸、ステアリン
酸、シュウ酸等の有機酸、尿素及びその誘導体を挙げら
れる。ゴム組成物を加硫する場合、内包する水分により
気泡ができたり、発泡度が異なったりするため、脱泡剤
として酸化カルシウム等を添加してもよい。このような
脱泡剤は、前記共重合体ゴム(A)100重量部に対し
て、通常20重量部以下、好ましくは10重量部以下の
割合で用いられるが、要求される物性値に応じて適宜最
適量を決定することが望ましい。
【0034】活性剤としては、具体的には、ジ−n−ブ
チルアミン、ジシクロヘキシルアミン、モノエタノール
アミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、
ジベンジルアミン、アクチングB(商品名;吉富製薬
(株)製の有機アミン)、アクチングSL(商品名;吉
富製薬(株)製の有機アミン)等のアミン類;ジエチレ
ングリコール、ポリエチレングリコール、レシチン、ト
リアリル−トリメリテート、脂肪族及び芳香族カルボン
酸の亜鉛混合物(例えば、商品名 Struktol activator
73、Schill & Seilacher社製)、商品名 Struktol IB 5
31、Struktol FA541 等の Schill & Seilacher 社製の
アミン系活性剤、商品名 ZEONET ZP(日本ゼオン(株)
製)等の過酸化亜鉛調製物、オクタデシルトリメチルア
ンモニウムブロミド、合成ハイドロタルサイト等が挙げ
られる。これらの活性剤は、前記共重合体ゴム(A)1
00重量部に対して、通常10重量部以下、好ましくは
8重量部以下の割合で用いられる。
【0035】本発明のウエザーストリップスポンジ成形
体は、比重が0.5未満、好ましくは0.25〜0.4
5である。本発明のウエザーストリップスポンジ成形体
は、前述した成分を配合して得られるコンパウンドを加
硫し成形するに当たり、マイクロ波加硫槽(UHF)と
熱空気加硫槽(HAV)が直列につながれた成形ライン
を用いて製造することが好ましい。
【0036】高速成形するために採られる高温成形条件
下で加硫と発泡の速度は大きく変化するため、加硫と発
泡のタイミングが良好な材料だけが高速成形可能な材料
となりうる。そのタイミングは良好な製品を得るために
重要な要素である。加硫状態と発泡状態を同時に測定可
能な測定機(MDR:Moving Die Rheometer;アルファ
テクノロジーズ社製MDR2000P)により、測定温
度160℃で求まる加硫と発泡のタイミング指標[Tc
50(加硫曲線のトルクが飽和した時間を100%とし
たときの50%時の時間)−Tp50(発泡曲線のトル
クが飽和した時間を100%としたときの50%時の時
間)]が1.0〜2.5分であることが高発泡化の点で
好ましい。
【0037】更に、最大発泡ガス圧上昇率(MPR)が
20KPa/sec以上、最大発泡ガス圧上昇時の弾性
トルク値(S(MPR))が0.5〜2.0dN・mで
あることが、高発泡化を可能とし、かつ良好な製品肌を
得る点で好ましい。MPRを観測する時間での基材の硬
さ=弾性トルク値が2.0dN・mより大きいと弾性が
強くなる。エチレン・α−オレフィン・非共役ポリエン
共重合体ゴム(A)にコンパウンド中で予め溶融ブレン
ドしてある樹脂がUHF出力アップにより温度上昇し、
これによって樹脂が溶融することでコンパウンドの粘度
が低下し、最も高発泡化しやすいS(MPR)(dN・
m)値が前記範囲に入ることにより高発泡化が可能とな
る。
【0038】UHFとHAVが直列につながれた成形ラ
インを用いる製造方法は、熱効率の良好なUHFを用い
ることによる急激な材料温度の上昇を利用することによ
り高速連続押出を実現することができる。そのため、急
激な温度上昇による粘度低下で、押出形状を変化させな
い形状保持性の良好なポリマーを用いることが好まし
い。
【0039】本発明で用いるエチレン・α−オレフィン
・非共役ポリエン共重合体ゴム(A)は、190℃の動
的粘弾性測定から求まる複素粘性率(η* )の周波数依
存性評価で、8rad/sec時のη* 値が2×103
Pa・S以上、好ましくは2×103 Pa・S〜2×1
5 Pa・Sで、かつ、10-2rad/sec時の複素
粘性率η* 値をBとし、8rad/sec時の複素粘性
率η* 値をAとしたとき、B/Aの値(但し、当該エチ
レン・α−オレフィン・非共役ポリエン共重合体ゴムが
油展タイプの場合は、(B/A)/{1−[油展量/
(100+油展量)]}の値)(以下「B/A値」とい
うこともある。)が35以上である。これにより、製品
形状が変形することがなく、混練加工性も良好になり、
また、UHF加硫槽を用いてコンパウンド温度をアップ
する条件を採ることができ、高速成形、高発泡化も可能
になる。8rad/sec時のη* 値は、およそムーニ
ー粘度に対応する値である。また、このB/A値は、ポ
リマーの分岐度を表しており、この数値が高いほどスポ
ンジ製品の形状保持性が良好となる。
【0040】本発明のウエザーストリップスポンジ成形
体は、例えば次のような方法で調製することができる。
即ち、前記したエチレン・α−オレフィン・非共役ポリ
エン共重合体ゴム(A)及び結晶性ポリオレフィン樹脂
(B)を用い、例えば、1軸、2軸押出機により、20
0〜250℃で20秒から4分混合混練する方法、ある
いは、バンバリーミキサーのような密閉式混練機によ
り、180〜230℃で3〜10分混合する方法により
エチレン・α−オレフィン・非共役ポリエン共重合体ゴ
ム/結晶性ポリオレフィンのアロイを得る。次に、この
アロイを含むゴム組成物をバンバリーミキサーで3〜5
分混練し、冷却後、オープンロールに巻き付け配合剤を
分散させゴム組成物を得る。そのロールからリボン状又
はシート状の未加硫ゴム配合物(コンパウンド)を調製
する。次いで、ゴム用押出機を用いて口金によりスポン
ジ形状を得た後、高速成形するために、マイクロ波加硫
槽(UHF)と熱空気加硫槽(HAV)が直列につなが
れた成形ラインを用いて加硫及び発泡を行う。この際、
押出機ヘッド温度80℃として、UHF加硫槽出口温度
が140℃以上、好ましくは160℃以上となるように
マイクロ波出力を調整する。
【0041】
【実施例】以下、実施例及び比較例により本発明を更に
具体的に説明するが、本発明の範囲はこれらの実施例に
何ら限定されるものではない。なお、実施例及び比較例
における各種物性及びその試験方法は、以下のとおりで
ある。
【0042】(1)加硫と発泡のタイミング評価 (a)測定機 MDR:RHEOMETER MDR2000
P;発泡圧力センサー付き:アルファテクノロジーズ社
製 (b)測定法 サンプリング:コンパウンドを6g秤量し測定温度16
0℃で5分間加硫した後、キャビティーからはみ出した
部分を取り除き、重量(A)を測定後、A×0.75の
重量を秤量して、本試験に供した。本試験は、160
℃、10分間の条件で行い、この条件で得られたMP
R、S(MPR)、Tp50、Tc50を測定し、Tc
50−Tp50を加硫と発泡のタイミング指標とした。
【0043】(2)比重 熱風加硫したチューブ状スポンジゴムから、20mm×2
0mmの試験片を打ち抜き、表面の汚れをアルコールで拭
き取った。この試験片を、25℃雰囲気下で自動比重計
(東洋精機製作所製:M−1型)を用いて、空気中と純
水中の質量差から比重測定を行い、スポンジの比重SG
を算出した。 (3)吸水率(Wa) 熱風加硫したチューブ状スポンジゴムから、20mm×2
0mmの試験片を打ち抜き、表面の汚れをアルコールで拭
き取った。この試験片を水面下50mmの位置で125mm
Hgまで減圧し、3分間保持した。続いて大気圧に戻し3
分間経過後、吸水した試験片の重量を測定し、以下の式
から吸水率(Wa)を算出した。
【0044】
【数1】 Wa(重量%)=[(W2 ―W1 )/W1 ]×100 W1 :浸漬前重量(g) W2 :浸漬後重量(g)
【0045】(4)圧縮永久歪 熱風加硫したチューブ状スポンジゴムを30mmの長さに
切断し、圧縮永久歪測定用治具に取り付けた。試験片の
高さが荷重をかける前の高さの1/2になるように圧縮
し、治具ごと70℃のギヤーオーブン中に入れ、200
時間熱処理した。試験片を圧縮装置から取り出し、30
分放冷後、試験片の高さを測定し以下の計算式により圧
縮永久歪を算出した。
【0046】
【数2】圧縮永久歪=[(t0 −t1 )/(t0
2 )]×100(%) t0 :試験片の試験前の高さ t1 :試験片を熱処理し、30分間放冷した後の高さ t2 :試験片を測定用治具に取り付けた状態での高さ
【0047】(5)ポリマーの形状保持性予測粘弾性評
価法 (a)測定機:レオメトリック社製RDS 測定温度:190℃、歪み:1% 試料:50tプレス機を用いて、190℃で2mmシート
を作成した。この2mmシートから直径25mmの円盤状に
打ち抜き粘弾性測定用試料とした。 (b)複素粘性率の周波数依存性測定 A:8rad/sec時の複素粘性率ηA B:0.01rad/sec 時の複素粘性率ηB B/A値を形状保持性評価指標指数とした。 なお、油展ポリマーの評価に際しては以下の値を形状保
持性評価指標指数とした。
【0048】
【数3】 (B/A)/{1−[油展量/(100+油展量)]}
【0049】(6)形状保持率(%) 熱風加硫したチューブ状スポンジゴムを2mmの長さに切
断し、拡大鏡を用いて、縦a、横bの寸法を測定し(図
1参照)、以下の式より算出した。 形状保持率(%)=[(a−b)/a]×100
【0050】(7)製品肌評価(官能試験) 熱風加硫したチューブ状スポンジゴムを30mmの長さに
切断し、上から60Wの電球で照らし、表面の光沢が現
れる角度から目視にて以下の5点満点評価を行った。 5点:光沢が強く平面が平滑である。 3点:光沢はあるものの平面がやや凸凹している。 1点:光沢なく、平面が凸凹している。 (4点、2点は、それぞれ、5点と3点、3点と1点の
中間の状態)
【0051】(8)M25(25%引張応力) (a)試験片:JIS1号ダンベルで打ち抜く。 (b)測定方法:引張速度50mm/minで25%伸長時の
応力を求める。
【0052】(実施例1〜4及び比較例1〜5)表1に
示したエチレン・プロピレン・ジエン共重合体ゴム(E
PDM)及び結晶性ポリオレフィン樹脂を用いて、43
Lバンバリーミキサーにて180℃×5分間、充填率7
5%の条件でプレブレンドし、樹脂用押出機(スクリュ
ー径50mm;押出機のバレル長さ(L)/スクリュー
径(D)=10)を用いて260℃で400g/hの速
度で押し出し、EPDM及び結晶性ポリオレフィン樹脂
のアロイ(以下「EPDM/樹脂アロイ」という。)を
得た。次に、このEPDM/樹脂アロイを用いて表2に
示す配合物からなるゴム組成物を調製し、これをBB4
型バンバリーミキサー((株)神戸製綱所製)で3〜5
分混練し、冷却後、14インチオープンロール(日本ロ
ール(株)製)に巻き付け配合剤を分散させゴム組成物
を得た。そのロールからリボン状に切り出した。マイク
ロ波加硫槽(UHF)と熱空気加硫槽(HAV)が直列
につながれた成形ラインを用いて、又はマイクロ波加硫
槽(UHF)を組み合わせない成形ラインを用いて、加
硫及び発泡を行った。この際、押出機ヘッド温度80℃
として、UHFの温度は200℃とし、UHF出口温度
が180℃となるように出力を調整した。30mのHA
V加硫槽を用い、その層内温度は250℃に設定した。
各種物性試験の結果を表2に示す。
【0053】
【表1】
【0054】1) EPDM−1:エチレン・プロピレン
・5−エチリデン−2−ノルボルネン・5−ビニル−2
−ノルボルネン共重合体[エチレン/プロピレンのモル
比=68/32、135℃のデカリン中で測定した極限
粘度[η]=3.3dl/g、ENBに基づくヨウ素価
=22、VNBに基づくヨウ素価=2.0] 2) EPDM−2:エチレン・プロピレン・5−エチリ
デン−2−ノルボルネン・5−ビニル−2−ノルボルネ
ン共重合体[エチレン/プロピレンのモル比=69/3
1、135℃のデカリン中で測定した極限粘度[η]=
3.3dl/g、ENBに基づくヨウ素価=22、VN
Bに基づくヨウ素価=2.0]
【0055】3) EPDM−3:エチレン・プロピレン
・5−エチリデン−2−ノルボルネン・5−ビニル−2
−ノルボルネン共重合体[エチレン/プロピレンのモル
比=70/30、135℃のデカリン中で測定した極限
粘度[η]=3.3dl/g、ENBに基づくヨウ素価
=24、VNBに基づくヨウ素価=1.9] 4) EPDM−4:エチレン・プロピレン・5−エチリ
デン−2−ノルボルネン共重合体[エチレン/プロピレ
ンのモル比=65/35、135℃のデカリン中で測定
した極限粘度[η]=2.9dl/g、ENBに基づく
ヨウ素価=20]
【0056】5) EPDM−5:エチレン・プロピレン
・5−エチリデン−2−ノルボルネン・5−ビニル−2
−ノルボルネン共重合体[エチレン/プロピレンのモル
比=68/32、135℃のデカリン中で測定した極限
粘度[η]=3.4dl/g、ENBに基づくヨウ素価
=24、VNBに基づくヨウ素価=3.5] 6) EPDM−6:エチレン・プロピレン・5−エチリ
デン−2−ノルボルネン共重合体[エチレン/プロピレ
ンのモル比=70/30、135℃のデカリン中で測定
した極限粘度[η]=3.3dl/g、ENBに基づく
ヨウ素価=20]
【0057】7) PB:1−ブテン重合体(商品名:ポ
リブテンP−7000、三井化学(株)製) 8) PP:プロピレン重合体(商品名:グランドポリプ
ロJ106W、(株)グランドポリマー製) 9) phr:parts per hundred rubber
【0058】
【表2】
【0059】1) 亜鉛華[商品名:3号、堺化学工業
(株)製] 2) SRF−Hカーボンブラック[商品名:旭#50H
G、旭カーボン(株)製] 3) パラフィン系プロセスオイル[商品名:ダイアナプ
ロセスPW−380、出光興産(株)製] 4) 活性剤[ポリエチレングリコール;商品名:PEG
#4000、日本油脂(株)製]
【0060】5) 脱泡剤[酸化カルシウム;商品名:ベ
スタ20、井上石灰工業(株)製] 6) 発泡剤[p,p’−オキシビス(ベンゼンスルホニ
ルヒドラジド);商品名:ネオセルボンN1000S
W、永和化成工業(株)製] 7) 成形ラインレイアウト 1:UHF+HAV 2:HAV(UHFなし)
【0061】8) phr:parts per hundred rubber 加硫系:イオウ1.5重量部、加硫促進剤2−メルカプ
トベンゾチアゾール[商品名:サンセラーM、三新化学
工業(株)製]1.0重量部、加硫促進剤N−シクロヘ
キシル−2−ベンゾチアゾールスルフェンアミド[商品
名:サンセラーCM、三新化学工業(株)製]1.0重
量部、加硫促進剤ジエチルチオウレア[商品名:サンセ
ラーEUR、三新化学工業(株)製]1.0重量部、加
硫促進剤テトラキス(2−エチルヘキシル)チウラムジ
スルフィド[商品名:サンセラーTOT、三新化学工業
(株)製]1.0重量部
【0062】
【発明の効果】本発明のウエザーストリップスポンジ成
形体は、製品肌良好で、低CS性(良シール)機能、低
比重を有し、高速成形が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】形状保持率の測定方法を説明するための図であ
る。
【符号の説明】
a 縦 b 横
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08J 9/00 CES C08K 3/04 C08K 3/04 B60J 5/00 501G (72)発明者 石井 雄二 千葉県市原市千種海岸3番地 三井化学株 式会社内 (72)発明者 川崎 雅昭 千葉県市原市千種海岸3番地 三井化学株 式会社内 Fターム(参考) 3D024 AA02 AA06 AA09 AB01 AB33 AB57 4F074 AA24 AA25 AA26 AB03 AB05 AC02 AD01 AE01 AG01 AG02 AG03 BA00 BA18 BB05 BB06 BB29 CA22 CC04Y CC06Y CC32Y CC34Y CC37Y CC46 CC55 CC63 DA35 4F203 AA03 AA09 AB02 AB18 AG20 AH23 DA08 DA11 DB02 DC01 DC03 DC07 DL01 4J002 AE053 AG003 BB122 BB151 DA036 DE218 DE238 EH037 EH097 EH147 EQ018 EQ028 EQ038 ES008 EU188 EV218 FD016 FD027 FD328 GN00

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エチレンと炭素数3〜20のα−オレフ
    ィンと非共役ポリエンとからなるエチレン・α−オレフ
    ィン・非共役ポリエン共重合体ゴムであって、190℃
    の動的粘弾性測定から求まる複素粘性率(η* )の周波
    数依存性評価で、8rad/sec時のη* 値が2×1
    3 Pa・S以上で、かつ、10-2rad/sec時の
    複素粘性率η* 値をBとし、8rad/sec時の複素
    粘性率η* 値をAとしたときのB/Aの値(但し、当該
    エチレン・α−オレフィン・非共役ポリエン共重合体ゴ
    ムが油展タイプの場合は、(B/A)/{1−[油展量
    /(100+油展量)]}の値)が35以上であるエチ
    レン・α−オレフィン・非共役ポリエン共重合体ゴム
    (A)100重量部に対して、少なくとも、DSCで測
    定された融点(Tm)が120〜170℃であり、か
    つ、電子顕微鏡1万倍レベルで求めた平均粒径が0.1
    〜20μmである結晶性ポリオレフィン樹脂(B)10
    〜30重量部、窒素吸着比表面積20〜60m2 /gの
    カーボンブラック(C)70〜120重量部、可塑剤
    (D)30〜80重量部及び発泡剤(E)2〜7重量部
    が配合されているコンパウンド210〜350重量部を
    加硫してなり、比重が0.5未満であるウエザーストリ
    ップスポンジ成形体。
  2. 【請求項2】 エチレン・α−オレフィン・非共役ポリ
    エン共重合体ゴム(A)が、単一の共重合体ゴムにおい
    て、又は異なる共重合体ゴムにおいて、非共役ポリエン
    として、重合可能な二重結合を1個のみ有する非共役ポ
    リエンと、重合可能な二重結合を2個以上有する非共役
    ポリエンとを組み合わせたものである請求項1記載のウ
    エザーストリップスポンジ成形体。
  3. 【請求項3】 エチレンと炭素数3〜20のα−オレフ
    ィンと非共役ポリエンとからなるエチレン・α−オレフ
    ィン・非共役ポリエン共重合体ゴムであって、190℃
    の動的粘弾性測定から求まる複素粘性率(η* )の周波
    数依存性評価で、8rad/sec時のη* 値が2×1
    3 Pa・S以上で、かつ、10-2rad/sec時の
    複素粘性率η* 値をBとし、8rad/sec時の複素
    粘性率η* 値をAとしたときのB/Aの値(但し、当該
    エチレン・α−オレフィン・非共役ポリエン共重合体ゴ
    ムが油展タイプの場合は、(B/A)/{1−[油展量
    /(100+油展量)]}の値)が35以上であるエチ
    レン・α−オレフィン・非共役ポリエン共重合体ゴム
    (A)100重量部に対して、DSCで測定された融点
    (Tm)が120〜170℃であり、かつ、電子顕微鏡
    1万倍レベルで求めた平均粒径が0.1〜20μmであ
    る結晶性ポリオレフィン樹脂(B)10〜30重量部を
    予め押出機によりアロイ化しているポリマーに、少なく
    とも、窒素吸着比表面積20〜60m2 /gのカーボン
    ブラック(C)70〜120重量部、可塑剤(D)30
    〜80重量部及び発泡剤(E)2〜7重量部を配合して
    得られるコンパウンド210〜350重量部を加硫し成
    形するに当たり、マイクロ波加硫槽と熱空気加硫槽が直
    列につながれた成形ラインを用いることを特徴とするウ
    エザーストリップスポンジ成形体の製造方法。
  4. 【請求項4】 配合ゴム組成物の加硫状態と発泡状態を
    同時に評価可能な測定機により、測定温度160℃で求
    まる加硫と発泡のタイミング指標[Tc50(加硫曲線
    のトルクが飽和した時間を100%としたときの50%
    時の時間)−Tp50(発泡曲線のトルクが飽和した時
    間を100%としたときの50%時の時間)]が1.0
    〜2.5分で、かつ、最大発泡ガス圧上昇率が20KP
    a/sec以上、最大発泡ガス圧上昇率時の弾性トルク
    値が0.5〜2.0dN・mであるコンパウンドを成形
    する請求項3記載の製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項3又は4記載の製造方法により得
    ることができ、比重が0.5未満であるウエザーストリ
    ップスポンジ成形体。
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