JP2000334103A - 遊技機および遊技機の制御方法 - Google Patents

遊技機および遊技機の制御方法

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JP2000334103A
JP2000334103A JP11149115A JP14911599A JP2000334103A JP 2000334103 A JP2000334103 A JP 2000334103A JP 11149115 A JP11149115 A JP 11149115A JP 14911599 A JP14911599 A JP 14911599A JP 2000334103 A JP2000334103 A JP 2000334103A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 予備遊技が起生された状態で、遊技球が可動
部材に受け入れられなかった場合の遊技者の焦燥感や不
満感を軽減して興趣を高める。 【解決手段】 変動入賞装置と入賞検出手段を備え、制
御手段は、始動入賞口ヘの遊技媒体の入賞に基づいて予
備遊技状態を起生し、かつ、特別入賞口への遊技媒体の
入賞を有効化するとともに、所定時間が経過するまで、
他の遊技媒体の前記始動入賞口への入賞に基づく予備遊
技状態の起生を無効化し、前記予備遊技状態の起生に基
づいて前記変動入賞装置が前記第2状態へ変換した後所
定時間内に、前記変動入賞装置の前記入賞検出手段によ
る遊技媒体の入賞が検出されなかった場合には、該入賞
検出手段により遊技媒体の入賞が検出された場合よりも
短い時間で、上記予備遊技状態の起生の無効化状態を解
除して、遊技媒体の上記始動入賞口への入賞に基づく予
備遊技状態の起生を有効化する制御を行うようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、特別遊技発生の
前段階としての予備遊技状態を起生させるための条件を
与える始動入賞口と、遊技媒体の入賞に基づき特別遊技
状態を起生させるための条件を与える特別入賞口を有す
る変動入賞装置とを遊技領域に備えたパチンコ遊技機等
の遊技機および遊技機の制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のパチンコ遊技機に代表される遊技
機では、遊技盤の遊技領域に始動入賞口や変動入賞装置
が設置され、この変動入賞装置の作動に伴って得られる
遊技内容に変化を持たせることによって遊技の興趣を高
揚させるようにしていた。
【0003】上記遊技機に備えられる変動入賞装置の一
例としては、変動入賞装置内部への遊技媒体としての遊
技球の受入れ状態を変更可能な一対の可動部材(羽根部
材)と、変動入賞装置内部に設けられた特別入賞口とを
備えた、いわゆる「羽根物」と呼ばれる遊技機に使用さ
れるものが一般に知られている。
【0004】ここで、図27,図28を参照して、従来
のパチンコ遊技機の概略構成を説明する。図27におい
て、101は遊技盤、102は遊技領域、103は一般
入賞口、104はアウト穴、105は第1始動入賞口、
106は第2始動入賞口、107は普通電動役物(補助
変動入賞装置)、108は普通図柄表示装置(補助可変
表示装置)、109は普図ゲート、110は普図始動記
憶表示器、111は特別変動入賞装置である。図28に
おいて、112は羽根部材、113は誘導路、114は
カウントセンサ、115は装飾LED、116,117
は特別入賞率変更手段(116は床板部材,117はV
誘導部材)、118は球保持部、119はV入賞口(特
別入賞口)、120は遊技状態決定用表示器(可変表示
装置)である。
【0005】図27に示すように、上記遊技盤101の
遊技領域102には、一般入賞口103,103及びア
ウト穴104の他、第1始動入賞口105,105及び
第2始動入賞口106、補助変動入賞装置としての普通
電動役物である電動チューリップ107、補助可変表示
装置としての普通図柄表示装置108、普図ゲート10
9,109、普図始動記憶表示器110、所謂羽根物と
呼ばれる特別変動入賞装置111及び可変表示装置とし
ての遊技状態決定用表示器120、さらに、各種装飾ラ
ンプやLED(発光ダイオード)等が設けられている。
上記特別変動入賞装置111は、図28に示すように遊
技領域102のほぼ中央部に設けられており、上部の左
右一対の羽根部材112,112と、ほぼJ字状をなす
誘導路113と、特別入賞率変更手段116,117
と、特別入賞口119とを備え、上記J字状の誘導路1
13には、入賞球を計数するカウントセンサ114と、
入賞球の通過に対応して点滅する多数の装飾LED11
5,115,115,・・・が設けられている。
【0006】上記特別変動入賞装置111の内部に設け
られる特別入賞率変更手段は、J字状の誘導路113で
囲まれた内方の下部に配置した左右作動可能な床板部材
116と、その上方に配置した昇降移動可能なV誘導部
材117とからなり、V誘導部材117の下部に口を開
けた状態の球保持部118を有している。
【0007】この球保持部118に、J字状の誘導路1
13を通過した入賞球が保持されて、V誘導部材117
が上昇すると、特別変動入賞装置111のほぼ中央部に
開口した特別入賞口である所謂V入賞口119に、球保
持部118に保持された入賞球が入賞する。
【0008】上記遊技盤101において、遊技領域10
2に投入された図示しない遊技球が、下側の左右の第1
始動入賞口105,105の何れかに入賞すると、ほぼ
中央部の特別変動入賞装置111の上部の左右一対の羽
根部材112,112が、図示しないソレノイドの駆動
により、逆ハ字状に1回開放動作し、また、下部中央の
第2始動入賞口106に遊技球が入賞すれば、左右一対
の羽根部材112,112が、逆ハ字状に2回開放動作
する。
【0009】これと同時に、特別変動入賞装置111の
始動遊技が行われ、床板部材116が左右に作動動作を
行うと共に、V誘導部材117が下降動作を行う。
【0010】そして、羽根部材112,112が逆ハ字
状に開放された状態において、遊技球が特別入賞装置1
11に入賞し、J字状の誘導路113を通過してその内
側の床板部材116上に入賞球が達した時点で、例えば
V誘導部材117の球保持部118に入賞球が保持され
ると、その入賞球を球保持部118に保持したV誘導部
材117が上昇して、V入賞口119に入賞球が入賞す
ると、特別変動入賞装置111において、その特別遊技
状態である大当たり状態が発生する。大当たり中は、床
板部材116が水平の位置で停止して、その上にV誘導
部材117の球保持部118が停止した状態となり、こ
うしてV誘導動作状態となって、球保持部118に入賞
球が保持し易い状態になる。
【0011】このような遊技機においては、始動入賞口
(第1始動入賞口105)への遊技球の入賞(始動入
賞)に基づいて変動入賞装置の可動部材(羽根部材11
2,112)を1回乃至2回開閉動作させる予備遊技状
態を起生し、その予備遊技状態が起生された際に変動入
賞装置内部に流入した遊技球が特別入賞口(119)に
入賞したことに基づき、可動部材(羽根部材112,1
12)を例えば18回(或いは例えば10個の入賞球が
発生するまで)連続的に開閉するサイクル遊技(いわゆ
る大当り遊技)を起生させ、該サイクル遊技中に内部に
流入した遊技球が再度特別入賞口に入賞したことに基づ
き、新たなサイクル遊技を繰り返して起生させるような
遊技内容であった。
【0012】そして、上記変動入賞装置における特別入
賞口(119)への遊技球の入賞は、各種の不正行為を
防止する等の目的から可動部材(羽根部材112,11
2)が開放した場合以外は無効になるように構成されて
いる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
な変動入賞装置では、可動部材より受け入れられた遊技
球が内部の遊技空間を流下してから特別入賞口(或いは
一般入賞口)に入賞するように構成されているため、可
動部材が閉じた時点よりも後れて一定以上の時間差をも
って特別入賞口に入賞する。
【0014】そして、遊技者の利益等を考慮して、この
ような入賞を無効にしないように、可動部材が閉じてか
らでも所定期間は特別入賞口への遊技球の入賞を有効と
するように延長させた有効時間を設けた制御を行ってい
る。
【0015】さらには、V誘導部材117と床板部材1
16は、その位置関係により、特別入賞口119に遊技
球を案内しやすい状態と、逆に特別入賞口119に遊技
球を案内しにくい状態とを、漸次切り替える構造であ
り、この切替動作は、始動入賞口への遊技球入賞タイミ
ングからの経過時間によって予め定められている。
【0016】ところが、従来の遊技機においては、始動
入賞口へ入賞する遊技球の全てを予備遊技状態の起生条
件として有効にしていたため、例えば、可動部材が閉鎖
する直前等で次の始動入賞があった場合などでは、可動
部材が連続して開放し続ける状態になり、このときV誘
導部材117と床板部材116との位置関係が、特別入
賞口119に遊技球を著しく案内しやすい状態を維持し
てしまう場合があった。
【0017】そのため、特別遊技状態の発生頻度が極端
に高くなる瞬間があることから、遊技店の営業上問題と
なる虞があり、遊技店では釘調整により始動入賞口への
遊技球の入賞率を下げる対策を施した結果、始動入賞の
し難い興趣の低い遊技機になってしまうこともあった。
【0018】そこで、上記のような問題点を解消するた
め、予備遊技状態が起生されてから上記延長された有効
時間(T1とする)が終了するまでを1つの遊技単位と
して、この遊技単位が終了するまでは、次の始動入賞を
無効にするような制御も考えられている(図29のタイ
ムチャート参照)。これにより、延長された有効時間内
には、変動入賞装置の内部に新たに遊技球を受け入れる
ことがなくなり、特別入賞口119への遊技球の案内率
を、一定にすることが出来る。
【0019】しかし、例えば、予備遊技が起生された状
態で、遊技球が1個も可動部材(羽根部材112,11
2)に受け入れられなかった場合などには、遊技者は始
動入賞口(第1始動入賞口105)への次の早期の入賞
を期待するが、上記のような始動入賞の無効制御を行う
場合には、延長された有効時間T1が経過するまでは、
次の始動入賞は無効となってしまう(即ち、例えば図2
9においては、時間T1内の第2始動スイッチによる始
動入賞を示す入力P1は無視されてしまう。)。
【0020】そのため、遊技者は、何の期待感もないま
ま一定時間の経過を待たなければならなくなり、遊技者
の焦燥感や不満感が増大するという不都合を生じ、ま
た、特別遊技状態の発生に対する期待感が低い興趣性の
低い遊技機になってしまうという問題があった。
【0021】また、遊技者の中には、予備遊技状態にお
ける特別遊技状態の発生に対する期待感が低い始動入賞
無効時間帯には、球を1個ずつ発射する(いわゆる止め
打ち)する者もおり、遊技機の稼働率を低下させるとい
う問題もあった。
【0022】本発明は、上記問題点を解決すべく案出さ
れたものであり、予備遊技が起生された状態で、遊技球
が可動部材に受け入れられなかった場合の遊技者の焦燥
感や不満感を軽減して興趣を高めることができ、しかも
稼働率を向上させることのできる遊技機および遊技機の
制御方法を提供することを目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係る遊技機は、可動部材(例えば、羽根部
材12,12)と特別入賞口(19)を有し前記可動部
材の作動によって遊技者にとって不利な第1状態と遊技
者にとって有利な第2状態とに変換可能な変動入賞装置
(特別変動入賞装置11)と、遊技媒体の入賞に基づい
て前記変動入賞装置を前記第2状態に変換させる予備遊
技状態を起生させるための条件を与える始動入賞口
(5,6)と、を遊技領域(2)に備え、前記始動入賞
口への遊技媒体(パチンコ球)の入賞に基づき前記変動
入賞装置による予備遊技状態を起生させる制御を行うと
ともに、前記予備遊技状態が起生されて前記第2状態に
変換した際に前記変動入賞装置に流入した遊技媒体が、
前記特別入賞口に入賞したことに基づいて、当該変動入
賞装置を予め定められた規定に基づいて前記第2状態に
変換させる特別遊技状態を起生させる制御を行う制御手
段(遊技制御装置30)を備えた遊技機において、前記
変動入賞装置は、前記可動部材と前記特別入賞口との間
の遊技媒体通過領域に設けられ当該変動入賞装置内への
遊技媒体の入賞を検出する入賞検出手段(カウントスイ
ッチ14)を備え、前記制御手段は、前記始動入賞口ヘ
の遊技媒体の入賞に基づいて予備遊技状態を起生し、か
つ、上記特別入賞口への遊技媒体の入賞を有効化すると
ともに、所定時間が経過するまで、他の遊技媒体の前記
始動入賞口への入賞に基づく予備遊技状態の起生を無効
化し、前記予備遊技状態の起生に基づいて前記変動入賞
装置が前記第2状態へ変換した後所定時間内に、前記変
動入賞装置の前記入賞検出手段による遊技媒体の入賞が
検出されなかった場合には、該入賞検出手段により遊技
媒体の入賞が検出された場合よりも短い時間で、上記予
備遊技状態の起生の無効化状態を解除して、遊技媒体の
上記始動入賞口への入賞に基づく予備遊技状態の起生を
有効化する制御を行うように構成したものである。
【0024】これによれば、第2状態において可動部材
によって遊技媒体が拾われず入賞検出手段による入賞が
検出されなかった場合には、余り間をおかずに始動入賞
口への入賞が有効になるので遊技者の不快感を低減して
遊技に対する興趣を向上させることができる。
【0025】また、他の発明に係る遊技機は、可動部材
(例えば、羽根部材12,12)と特別入賞口(19)
を有し前記可動部材の作動によって遊技者にとって不利
な第1状態と遊技者にとって有利な第2状態とに変換可
能な変動入賞装置(特別変動入賞装置11)と、遊技媒
体の入賞に基づいて前記変動入賞装置を前記第2状態に
変換させる予備遊技状態を起生させるための条件を与え
る始動入賞口(5,6)と、を遊技領域(2)に備え、
前記始動入賞口への遊技媒体の入賞に基づき前記変動入
賞装置による予備遊技状態を起生させる制御を行うとと
もに、前記予備遊技状態が起生されて前記第2状態に変
換した際に前記変動入賞装置に流入した遊技媒体が、前
記特別入賞口に入賞したことに基づいて、当該変動入賞
装置を予め定められた規定に基づいて前記第2状態に変
換させる特別遊技状態を起生させる制御を行う制御手段
(遊技制御装置30)を備えた遊技機において、前記変
動入賞装置は、前記可動部材と前記特別入賞口との間の
遊技媒体通過領域に設けられ当該変動入賞装置内への遊
技媒体の入賞を検出する入賞検出手段(カウントスイッ
チ14)を備え、前記制御手段は、前記始動入賞口ヘの
遊技媒体の入賞に基づいて予備遊技状態を起生するとと
もに、所定時間が経過するまで、他の遊技媒体の前記始
動入賞口への入賞に基づく予備遊技状態の起生を無効化
し、前記予備遊技状態の起生に基づいて前記変動入賞装
置が前記第2状態へ変換した後所定時間内に、前記変動
入賞装置の前記入賞検出手段による遊技媒体の入賞が検
出された場合には、前記特別入賞口への遊技媒体の入賞
を有効化するとともに、上記予備遊技状態の起生の無効
化状態を継続し、前記予備遊技状態の起生に基づいて前
記変動入賞装置が前記第2状態へ変換した後所定時間内
に、前記変動入賞装置の前記入賞検出手段による遊技媒
体の入賞が検出されなかった場合には、該入賞検出手段
により遊技媒体の入賞が検出された場合よりも短い時間
で、上記予備遊技状態の起生の無効化状態を解除して、
遊技媒体の上記始動入賞口への入賞に基づく予備遊技状
態の起生を有効化する制御を行うように構成したもので
ある。
【0026】これによれば、第2状態において可動部材
によって遊技媒体が拾われず入賞検出手段による入賞が
検出されかった場合には、余り間をおかずに始動入賞口
への入賞が有効になるので遊技者の不快感を低減して遊
技に対する興趣を向上させることができる。
【0027】さらに、他の発明に係る遊技機は、可動部
材(例えば、羽根部材12,12)と特別入賞口(1
9)を有し前記可動部材の作動によって遊技者にとって
不利な第1状態と遊技者にとって有利な第2状態とに変
換可能な変動入賞装置(特別変動入賞装置11)と、遊
技媒体の入賞に基づいて前記変動入賞装置を前記第2状
態に変換させる予備遊技状態を起生させるための条件を
与える始動入賞口(5,6)と、を遊技領域(2)に備
え、前記始動入賞口への遊技媒体の入賞に基づき前記変
動入賞装置による予備遊技状態を起生させる制御を行う
とともに、前記予備遊技状態が起生されて前記第2状態
に変換した際に前記変動入賞装置に流入した遊技媒体
が、前記特別入賞口に入賞したことに基づいて、当該変
動入賞装置を予め定められた規定に基づいて前記第2状
態に変換させる特別遊技状態を起生させる制御を行う制
御手段(遊技制御装置30)を備えた遊技機において、
前記変動入賞装置は、前記可動部材と前記特別入賞口と
の間の遊技媒体通過領域に設けられ当該変動入賞装置内
への遊技媒体の入賞を検出する入賞検出手段を備え、前
記変動入賞装置は、前記可動部材と前記特別入賞口との
間の遊技媒体通過領域に設けられ当該変動入賞装置内へ
の遊技媒体の入賞を検出する入賞検出手段(カウントス
イッチ14)と、当該変動入賞装置の出口側に設けられ
た流出検出手段とを備え、前記制御手段は、上記入賞検
出手段と上記流出検出手段からの検出信号に基づいて、
前記変動入賞装置内の遊技媒体の残留の有無を監視する
残留遊技媒体監視手段(カウントスイッチ50)を備
え、前記始動入賞口ヘの遊技媒体の入賞に基づいて予備
遊技状態を起生するとともに、所定時間が経過するま
で、遊技媒体の該始動入賞口への入賞に基づく予備遊技
状態の起生を無効化し、前記予備遊技状態の起生に基づ
いて前記変動入賞装置が前記第2状態へ変換した後所定
時間内に、前記変動入賞装置の前記入賞検出手段による
遊技媒体の入賞が検出された場合には、前記特別入賞口
への遊技媒体の入賞を有効化するとともに、上記予備遊
技状態の起生の無効化状態を継続し、前記予備遊技状態
の起生に基づいて前記変動入賞装置が前記第2状態へ変
換した後所定時間内に、上記残留遊技媒体監視手段によ
り上記変動入賞装置内に遊技媒体が残留していないこと
が確認されたことを条件として、上記特別入賞口への遊
技媒体の入賞の有効状態および上記予備遊技状態の起生
の無効状態を解除する制御を行うように構成したもので
ある。
【0028】これによれば、変動入賞装置内での遊技球
の動きに幅を持たせることができるので、遊技球を比較
的長時間にわたって変動入賞装置内で転動させて、入賞
するか否かのスリル感を増大させ、興趣を向上させるこ
とができる。
【0029】なお、上記残留遊技媒体監視手段により上
記変動入賞装置内に遊技媒体が所定時間経過後に残留し
ていることが確認されたことを条件として、異常状態で
あると判定する異常判定手段を備え、上記異常判定手段
の判定結果に基づいて、上記制御手段は、所定の異常状
態対応制御を行うように構成することもできる。
【0030】これによれば、変動入賞装置内の球づまり
を検出できるので正当な遊技を行わせることができる。
【0031】また、上記変動入賞装置の可動部材の上記
予備遊技状態における動作中、および該可動部材が最後
に動作終了したタイミングの直後に所定の予備時間を設
け、上記制御手段は、上記予備時間内に上記入賞検出手
段により遊技媒体の通過を検出した場合には、前記変動
入賞装置の動作に伴う有効な入賞と判定し、上記予備時
間経過後に上記入賞検出手段により遊技媒体の通過を検
出した場合には、前記変動入賞装置の動作に伴わない無
効な入賞と判定するように構成してもよい。
【0032】これによれば、上記予備時間(T2)経過
後における上記入賞検出手段による遊技媒体の通過検出
は、前記変動入賞装置の動作に伴わない不正行為の発生
あるいは装置異常の発生と考えられるので、その場合に
は入賞を無効と判定することにより精度の高い遊技制御
を行うことができ、遊技機の信頼性を高めることができ
る。
【0033】さらに、前記始動入賞口への遊技媒体の入
賞に基づいて予備遊技状態が起生されるのと並行して、
遊技装飾演出を、第1の演出状態から第2の演出状態へ
切り換えるように構成された上記遊技機において、所定
時間内に前記変動入賞装置の前記入賞検出手段による遊
技媒体の入賞が検出されなかったことを条件に、該入賞
検出手段により遊技媒体の入賞が検出された場合よりも
短い時間で、上記予備遊技状態の起生の無効化状態を解
除して、遊技媒体の上記始動入賞口への入賞に基づく予
備遊技状態の起生を有効化する場合に、上記遊技装飾演
出を、第2の演出状態から第1の演出状態へ切り換える
タイミングを無効化状態解除タイミングよりも所定時間
遅らせるように制御することもできる。
【0034】これによれば、変動入賞装置内への入賞頻
度が低い場合でも、通常の遊技装飾演出に切り替わるタ
イミングを所定時間遅らせてあるので、遊技者の遊技球
が余り入賞していないという印象を軽減することがで
き、遊技者の不快感を低減することができる。
【0035】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係る遊技機の実
施形態の一例を図面を参照して説明する。
【0036】ここに、図1は本発明を適用した一例とし
てのパチンコ遊技機の遊技盤面を示す正面図、図2から
図5はその遊技盤面に備えられる特別変動入賞装置の動
作態様を示した拡大図である。
【0037】図1において、1は遊技盤、2は遊技領
域、3は一般入賞口、4はアウト穴、5は第1始動入賞
口、6は第2始動入賞口、7は普通電動役物(補助変動
入賞装置)、8は普通図柄表示装置(補助可変表示装
置)、9は普図ゲート、10は普図始動記憶表示器、1
1は特別変動入賞装置である。
【0038】なお、普通図柄表示装置8はセグメント型
表示器、普図始動記憶表示器10はLEDランプによる
ものである。
【0039】変動入賞装置を示す図2から図5におい
て、12は羽根部材、13は誘導路、14は入賞検出手
段としてのカウントセンサ、15は装飾LED、16,
17は特別入賞率変更手段(16は床板部材,17はV
誘導部材)、18は球保持部、19はV入賞口(特別入
賞口)、20は遊技状態決定用表示器(可変表示装置)
である。
【0040】また、上記遊技盤1の遊技領域2には、予
備遊技状態の発生を知らせる各種装飾ランプ21やLE
D(発光ダイオード)等が設けられている。特別変動入
賞装置11は、遊技領域2のほぼ中央部に設けられてお
り、上部の左右一対の羽根部材12,12と、その下方
の正面から見た形状がほぼJ字状をなす誘導路13と、
特別入賞率変更手段16,17と、特別入賞口19とを
備え、上記J字状の誘導路13には、入賞球を計数する
カウントセンサ14と、入賞球の通過に対応して点滅す
る多数の装飾LED15,15,15,・・・が設けら
れている。
【0041】上記特別変動入賞装置11の内部に設けら
れる特別入賞率変更手段は、J字状の誘導路13で囲ま
れた内方の下部に配置した左右作動可能な床板部材16
と、その上方に配置した昇降移動可能なV誘導部材17
とからなり、図示例では、口を開けた状態の人物の顔に
模したV誘導部材17の下部に球保持部18を有してい
る。
【0042】この球保持部18に、J字状の誘導路13
を通過した入賞球が保持されて、V誘導部材117が上
昇すると、特別変動入賞装置11のほぼ中央部に開口し
た特別入賞口である所謂V入賞口19に、球保持部18
に保持された入賞球が入賞するようになっている。
【0043】さらに、上記特別変動入賞装置11の上部
には、LED表示器による遊技状態決定用表示器20が
備えられており、この遊技状態決定用表示器20は、左
右一対の羽根部材12,12の間に位置している。
【0044】上記遊技盤1は、第2種(所謂羽根物タイ
プ)のパチンコ遊技機に属し、遊技領域2に投入された
遊技球が、下部左右の第1始動入賞口5,5の何れかに
入賞した場合には、ほぼ中央部の特別変動入賞装置11
の上部の左右一対の羽根部材12,12が、図示しない
ソレノイドの駆動により、図2に示すように、逆ハ字状
に1回開放動作する。また、下部中央の第2始動入賞口
6に遊技球が入賞した場合には、左右一対の羽根部材1
2,12が、逆ハ字状に2回開放動作する。
【0045】これと同時に、特別変動入賞装置11の始
動遊技が行われ、例えば、各々のモータの駆動により、
図2に示すように、床板部材16が左右に作動動作を行
うと共に、V誘導部材17が下降動作を行う。
【0046】そして、羽根部材12,12が逆ハ字状に
開放された状態において、遊技球が特別入賞装置11に
入賞し、J字状の誘導路13を通過してその内側の床板
部材16上に入賞球が達した時点で、例えば、図3に示
すように、V誘導部材17の球保持部18に入賞球が保
持されると、図4に示すように、その入賞球を球保持部
18に保持したV誘導部材17が上昇して、V入賞口1
9に入賞球が入賞すると、特別変動入賞装置11におい
て、その特別遊技状態である大当たり状態が発生する。
大当たり中は、各々のモータの駆動により、図3に示す
ように、床板部材16が水平の位置で停止して、その上
にV誘導部材17の球保持部18が停止した状態とな
り、こうしてV誘導動作状態となって、球保持部18に
入賞球が保持し易い状態になる。
【0047】さらに、この大当たりの発生と共に、上方
の遊技状態決定用表示器20において、複数の識別情報
(例えば、数字、アルファベット、記号、絵等)による
変動図柄が始動する。
【0048】なお、特別入賞率変更手段(床板部材16
及びV誘導部材17)による入賞球の振り切り動作状態
を図5に示しており、始動遊技中または大当たり中でV
誘導動作無しの場合においては、図示のように、床板部
材16が左右作動を行うと共に、V誘導部材17が最下
部動作(始動遊技中は1回、大当たり中でV誘導動作無
しの場合は2回)以降は球を保持できない上の位置で停
止する。
【0049】ここで、床板部材16は奥側に傾斜してい
るため、球保持部18に保持されない球は、奥側の一般
入賞口に入賞する。また、J字状の誘導路13の下部の
入賞口13aは、誘導路13を通過した球が床板部材1
6まで到達できなかった場合の入賞口である。また、前
記遊技状態決定用表示器20において、大当たり中は、
そのラウンド数とカウント数が表示される。
【0050】また、図1において、特別変動入賞装置1
1の両側の普図ゲート9,9の何れかを遊技球が通過す
ると、その普図ゲート9,9の各々に設けた普図始動ス
イッチのONにより、下部中央の普通図柄表示装置8に
おいて、1桁の識別情報による変動図柄が始動する。
【0051】この普通図柄表示装置8の変動図柄が特定
の図柄(例えば、数字の“7”)で停止すると、その下
部の電動チューリップ7が、図示しないソレノイドの駆
動により逆ハ字状に1回開放動作する。この電動チュー
リップ7の逆ハ字状の開放動作によって、その下部の第
2始動入賞口6に遊技球が入賞し易くなる。
【0052】ここで、図6のブロック図を参照して上記
遊技盤1を備えるパチンコ遊技機の制御系の構成を説明
する。
【0053】パチンコ遊技機の裏面側に備えられる遊技
制御装置(役物制御回路)30は、例えば、入力インタ
フェース42,出力インタフェース43および水晶発振
子等からなるクロックジェネレータとしての発振器36
を備える遊技用マイクロコンピュータMCで構成されて
いる。
【0054】遊技用マイクロコンピュータMCは、例え
ばMOS IC等で構成されるワンチップ・マイコンな
どが用いられ、内部にCPU(中央処理装置)32、R
AM(ランダム・アクセス・メモリ)33及びROM
(読み出し専用メモリ)34を備えている。
【0055】遊技制御装置30の入力インタフェース4
2には、普図始動スイッチ24、遊技用始動スイッチS
W1,SW2、カウントスイッチ(入賞検出手段)1
4、継続(V)スイッチ27、V誘導部材用モータ制御
センサ(第2モータ制御用センサ)25、床板駆動用モ
ータ制御センサ(第1モータ制御用センサ)26が接続
されている。
【0056】さらに、出力インタフェース43には、装
飾ランプ及びLEDなどによる各種表示部21、特別変
動入賞装置11、普通変動入賞装置(電動チューリッ
プ)7、普通図柄表示装置8、普図始動記憶表示器1
0、遊技状態決定用表示器20、V誘導部材用モータ
(第2モータ)22、床板駆動用モータ(第1モータ)
23が接続されている。
【0057】遊技制御装置30において、CPU32
は、制御部,演算部,各種カウンタ(普図時短カウンタ
など),各種レジスタ,各種フラグなどを備え、演算制
御の他、特別変動入賞装置11による特別遊技や普通変
動入賞装置(電動チューリップ)7による特定遊技の発
生確率を定める乱数などの生成も行っている。
【0058】また、RAM33は、各種データの記憶領
域や作業領域を備えると共に、カウンタを備えている。
【0059】ROM34には、パチンコ遊技機の遊技制
御や表示制御のプログラム、特別変動入賞装置11の遊
技制御プログラム、その遊技状態決定用表示器20への
表示データ及びその表示制御プログラム、普通図柄表示
装置8への表示データ及びその表示制御プログラム、前
記特別遊技や特定遊技発生の乱数判定値などが書き込ま
れている。
【0060】概略上記のように構成された遊技制御装置
30の動作について簡単に説明すると、遊技用マイクロ
コンピュータMCが、入力インタフェース42を介して
入力される普図始動スイッチ24や遊技用始動スイッチ
SW1,SW2からの検出信号に基づき、ROM34中
の遊技制御プログラムに従って、普通図柄表示装置8に
普通図柄の可変表示ゲームを行わせたり、特別変動入賞
装置11(V誘導部材用モータ22,床板駆動用モータ
23)に特別遊技を行わせたり、遊技状態決定用表示器
20に遊技状態決定図柄の可変表示ゲームを行わせるな
どの制御を行う。なお、その制御の一環として、普通図
柄表示装置8の停止図柄を作成する普図停止図柄作成手
段と、遊技状態決定用表示器20の遊技状態決定図柄を
作成する遊技状態決定図柄作成手段としての機能なども
備えている。
【0061】また、遊技用マイクロコンピュータMC
は、普図の可変表示ゲームや遊技状態決定図柄の可変表
示ゲームの結果、普図始動スイッチ24、遊技用始動ス
イッチSW1,SW2、カウントスイッチ14、継続
(V)スイッチ27、V誘導部材用モータ制御センサ2
5、床板駆動用モータ制御センサ26からの検出信号な
どに基づいて、特別変動入賞装置11,普通変動入賞装
置(電動チューリップ)7,普通図柄表示装置8,普図
始動記憶表示器10,遊技状態決定用表示器20,装飾
ランプ及びLEDなどによる各種表示部21をROM3
4中の制御プログラムに従って制御するようになってい
る。
【0062】ここで、図7から図10を参照して特別変
動入賞装置11の第1始動スイッチSW1の動作につい
て説明する。
【0063】図7は第1始動入賞口への入賞による特別
変動入賞装置のSW1の動作状態を示すタイミングチャ
ート、図8は第2始動入賞口6への入賞による特別変動
入賞装置11の第2始動スイッチSW2の動作状態を示
すタイミングチャート、図9は大当たり中の特別変動入
賞装置のV誘導動作有りの動作を示すタイミングチャー
ト、図10は大当たり中の特別変動入賞装置のV誘導動
作無しの動作を示すタイミングチャートである。
【0064】前出の図1における2つの第1始動入賞口
5,5に設けられた第1始動スイッチSW1が入賞球に
より作動されると羽根部材12,12の1回開放動作を
伴う始動遊技が開始される。また、第2始動入賞口6に
設けられた始動スイッチSW2が作動されると羽根部材
12,12の2回開放動作を伴う始動遊技が開始され
る。
【0065】まず、遊技球が第1始動入賞口5に入賞す
ると、図7に示すように、特別変動入賞装置11におい
て、第1始動スイッチSW1のONから1秒後に、閉鎖
状態の羽根部材12,12が0.4秒間だけの1回開放
動作を行う。このとき、羽根部材12,12の開放によ
って遊技球が拾われると、羽根部材12,12の開放時
間中、あるいは羽根部材12,12閉鎖後の1秒間の予
備時間内に、遊技球がカウントスイッチ14を通過す
る。このようにして、カウントスイッチ14を遊技球が
通過した場合には、この1回開放動作を含んでV有効時
間は、0.4+7秒と設定している。また、カウントス
イッチ14を上記の時間内に遊技球が通過しなかった場
合(即ち、遊技球が拾われなかった場合)のV有効時間
は、0.4+1秒と設定している。なお、V有効時間と
は、この時間のみV入賞を有効とする期間のことであ
る。
【0066】また、カウント無しのときは、羽根部材1
2,12が1回開放動作後に閉鎖状態になって1秒(予
備時間)経過後に、第1及び第2始動スイッチSW1,
SW2の何れかがONすれば、再び羽根部材12,12
の開放動作が行われる(すなわち、予備時間の経過後に
第1及び第2始動スイッチSW1,SW2が有効とな
る。言い換えれば、V有効時間の終了に伴って第1及び
第2始動スイッチSW1,SW2が有効となるともいえ
る)。
【0067】また、カウント有りのときは、羽根部材1
2,12が1回開放動作後に閉鎖状態になって1秒(予
備時間)経過後、さらに延長の有効時間6秒を加えて、
併せて合計7秒後に、第1及び第2始動スイッチSW
1,SW2の何れかがONすれば、再び羽根部材12,
12の開放動作が行われる(すなわち、V有効時間の終
了後に第1及び第2始動スイッチSW1,SW2が有効
となる)。
【0068】始動遊技については、SW1のONに続い
てV誘導部材用モータ(第2モータ)23が駆動を開始
して、最上部位置にあるV誘導部材17を下降させ始
め、最下部位置で第2モータ制御用センサ25の検出に
よって停止する。このようなV誘導部材17の下降によ
る最下部位置での停止は、前述した羽根部材12,12
の開放動作に先立って行われ、かつ、羽根部材12,1
2の1回開放動作後の0.37秒経過まで行われる。そ
して、0.37秒経過後、V誘導部材用モータ23の駆
動によりV誘導部材17が上昇して最上部位置に戻され
る。
【0069】また、同時に、SW1のONに続いて床板
駆動用モータ(第1モータ)22が駆動を開始して、水
平な位置にある床板部材16が左傾斜し始め、その左傾
斜位置で第1モータ制御センサ26の検出により一旦停
止してから、若干遅れて床板駆動用モータ22が駆動
し、床板部材16が右傾斜し始める。そして、その右傾
斜位置で第1モータ制御センサ26の検出により一旦停
止してから、若干遅れて床板駆動用モータ22の駆動に
より床板部材16が水平な位置に戻されて停止する。こ
のような床板部材16の水平な位置に戻されての停止は
1秒間保たれ、その後、前述したような左傾斜、右傾
斜、水平な位置への戻りを1サイクルとして、複数回に
わたって同様に間欠的に繰り返される。
【0070】次に、遊技球が第2始動入賞口6に入賞す
ると、図8に示すように、特別変動入賞装置11におい
て、第2始動スイッチSW2のONから1秒後に、閉鎖
状態の羽根部材12,12が、順次、0.5秒間の開放
動作、0.6秒間の閉鎖動作、0.5秒間の開放動作の
態様により、トータル1.6秒の開放を行う。これら開
放動作と閉鎖動作を含んだトータルの開放時間を開放動
作時間とする。
【0071】この開放動作時間中に羽根部材12,12
の開放により遊技球が拾われると、この開放動作時間
中、あるいは開放動作時間経過後の1秒間の予備時間内
に、遊技球がカウントスイッチ14を通過する。このよ
うにして、カウントスイッチ14を遊技球が通過した場
合には、この開放動作時間を含んでV有効時間は1.6
秒+7秒と設定している。一方、カウントスイッチ14
を上記時間内に遊技球が通過しなかった場合(即ち、遊
技球が拾われなかった場合)のV有効時間は1.6+1
秒と設定している。
【0072】また、カウント無しのときは、上記開放動
作時間に続き1秒(予備時間)経過後に、第1及び第2
始動スイッチSW1,SW2の何れかがONすれば、再
び羽根部材12,12の開放動作が行われる(すなわ
ち、予備時間の経過後に第1及び第2始動スイッチSW
1,SW2が有効となる。言い換えればV有効時間の終
了にともなって第1及び第2始動スイッチSW1,SW
2が有効となる)。また、カウント有りのときは、上記
開放動作時間に続き1秒(予備時間)経過後、さらに延
長の有効時間6秒を加えて、併せて合計7秒後に、第1
及び第2始動スイッチSW1,SW2の何れかがONす
れば、再び羽根部材12,12の開放動作が行われる
(すなわち、V有効時間の終了後に第1及び第2始動ス
イッチSW1,SW2が有効となる)。
【0073】そして、始動遊技についても、前述した第
1始動入賞口5への入賞の場合と同様に、SW2のON
に続いてV誘導部材用モータ23が駆動を開始して、最
上部位置にあるV済導部材17を下降し始め、最下部位
置でV誘導部材用モータ制御センサ25の検出により停
止する。このようなV誘導部材177の下降による最下
部位置での停止は、前述した羽根部材12,12の開放
動作に先立って行われ、かつ、羽根部材12,12の2
回開放動作後の0.37秒経過まで行われる。その0.
37秒経過後、V誘導部材用モータ23の駆動によりV
誘導部材17が上昇して最上部位置に戻される。
【0074】また、同時に、前述した第1始動入賞口5
への入賞の場合と同様に、SW2のONに続いて床板駆
動用モータ22が駆動を開始して、水平な位置にある床
板部材16が左傾斜し始め、その左傾斜位置で第1モー
タ制御センサ26の検出により一旦停止してから、若干
遅れて床板駆動用モータ22の駆動により床板部材16
が今度は右傾斜し始める。そして、その右傾斜位置で床
板駆動用モータ制御センサ26の検出により一旦停止し
てから、若干遅れて床板駆動用モータ22の駆動により
床板部材16が平らな位置に戻されて停止する。このよ
うな床板部材16の水平な位置に戻されての停止は1秒
間保たれ、その後、前述したような左傾斜、右傾斜、水
平な位置への戻りを1サイクルとして、同様の動作が間
欠的に繰り返される。
【0075】ところで、前記V入賞口19の内部には、
継続スイッチとして所謂Vスイッチ27が設けられてお
り、V入賞口19に入った入賞球はこのVスイッチ27
により検出されて、特別変動入賞装置11が大当たり状
態またはその継続状態となる。
【0076】また、大当たり状態が発生すると、図9に
示すように、特別変動入賞装置11において、羽根部材
12,が0.8秒間の開放動作を0.8秒の間隔を介し
て間欠的に開放動作を繰り返し、最大で18回行う。
【0077】そして、このような羽根部材12,12の
最大18回繰り返す開放動作に先立って、V誘導部材用
モータ23が駆動を開始して、最上部位置にあるV誘導
部材17を下降し始め、最下部位置でV誘導部材用モー
タ制御センサ25の検出により停止する。このV誘導部
材17の最下部位置での停止状態(図3参照)は、前述
した羽根部材12,12の最大18回開放動作後の0.
37秒経過まで継続される。また、大当たり中でV誘導
動作有りの場合、床板部材16は水平な位置で停止状態
(図3参照)にある。従って、図3に示すように、水平
の位置で停止状態の床板部材16上にV誘導部材17が
停止状態となって、その球保持部18に入賞球が非常に
保持されやすい。
【0078】即ち、V誘導動作が行われて、羽根部材1
2,12の開放動作が18回になるか、または、カウン
トセンサ(カウントスイッチ)14により計数された入
賞球が10個になるかの何れかの条件が成立すると、羽
根部材12,12が閉じると共に、V誘導部材17が上
昇する。ここで、V誘導部材17は、その球保持部18
に入賞球を保持しているので、図4に示すように、最上
部位置でV入賞口19に入賞球が入賞する。これによ
り、V入賞口19に入った入賞球はVスイッチ27によ
り検出されて再び大当たり状態が発生し、大当たりの継
続動作が行われることとなる。この継続動作は、最大で
も15回に制限されている。
【0079】また、大当たり状態では、図10に示すよ
うに、特別変動入賞装置11において、羽根部材12,
12が0.8秒間の開放動作を0.8秒の間隔を介して
間欠的に開放動作を繰り返し最大で18回行う。
【0080】そして、このような羽根部材12,12の
最大18回繰り返す開放動作に先立って、V誘導部材用
モータ23が駆動を開始して、最上部位置にあるV誘導
部材17を下降し始め、最下点より上部の位置で一旦停
止する。この最下点より上部の位置でのV誘導部材17
の一旦停止状態は、2.5秒間継続される。その2.5
秒経過後に、再びV誘導部材17が下降して最下部位置
で停止する。このV誘導部材17の最下部位置での停止
状態は、僅か0.2秒間だけである。その0.2秒後、
直ちにV誘導部材17が上昇して再び最下点より上部の
位置で2.5秒間停止状態となってから、再びV誘導部
材17が下降して最下部位置で僅か0.2秒間だけ停止
し、直ちにV誘導部材17が上昇して再び最下点より上
部の位置で停止状態となる。このV誘導部材17の最下
点より上部の位置で停止状態(図5参照)は、前述した
羽根部材12,12の最大18回開放動作後の0.37
秒経過まで継続される。
【0081】また、大当たり中でV誘導動作無しの場合
には、床板部材16が左傾斜し始め、その左傾斜位置で
一旦停止し、若干遅れて床板部材16が右傾斜し始め
る。そして、その右傾斜位置で一旦停止してから、若干
遅れて水平な位置に床板部材16が戻されて停止する。
このような床板部材16の水平な位置に戻されての停止
は1秒間保たれ、その後、前述したような左傾斜、右傾
斜、水平な位置への戻りを1サイクルとして、同様の動
作が間欠的に繰り返される。
【0082】従って、前述したように、僅か0.2秒間
だけV誘導部材17が最下部位置に停止する2回の場合
だけは、図3に示すように、斜め或いは水平状態の床板
部材16上にV誘導部材17が短時間(0.2秒)の2
回だけ停止して、その球保持部18に入賞球が保持され
る可能性はあるが、その確率は非常に低い。
【0083】その後は、図5に示すように、V誘導部材
17が最下点より上部の位置で停止状態となって、その
球保持部18に入賞球が入らない振り切り動作中とな
る。この結果、羽根部材12,12の開放動作が18回
になるか、または、カウントセンサ(カウントスイッ
チ)14により計数された入賞球が10個になるかの何
れかの所定の条件が成立して、羽根部材12,12が閉
じると共に、V誘導部材17が上昇しても、V誘導部材
17の球保持部18には入賞球が殆ど保持されないの
で、V入賞口19への入賞はなく、即ち、大当たりの継
続は殆ど発生しない。
【0084】以上のような遊技態様を持つ特別変動入賞
装置11においては、その遊技状態決定用表示器20に
よる大当たり発生時の停止図柄によって以下の如く設定
されている。
【0085】即ち、遊技状態決定用表示器20による大
当たり発生時の停止図柄が、“7”であれば、15R
(ラウンド)までV誘導が行われ、また、“3”であれ
ば、4RまでV誘導を行った後、5Rから振り切り処理
が行われ、その他の場合には、2RまでV誘導を行った
後、3Rから振り切り処理が行われるようになってい
る。
【0086】ここで、図11は遊技状態決定用表示器2
0に表示される遊技状態決定図柄の図柄配列の一例を示
す図表である。即ち、ポインタ0,1,2,3,4,
5,6,7,8,9,A,Bに各々対応して図柄
“×”,“◆”,“3”,“×”,“◆”,“☆”,
“×”,“◆”,“7”,“×”,“◆”,“☆”がそ
れぞれ設定されている。
【0087】そして、このような遊技状態決定図柄によ
る各図柄の出現率及びV誘導については、図12に示す
ように、“7”の場合は、出現率1/12で、15Rま
でV誘導を行い、“3”の場合は、出現率1/12で、
4RまでV誘導を行うように設定されており、また、他
の外れの“×”、“◆”、“☆”の場合、出現率10/
12で、2RまでV誘導を行うように設定されている。
【0088】以上のような遊技状態決定図柄において、
遊技状態決定用表示器20に表示されるスクロール態様
としては、V入賞で高速スクロールを開始し、停止する
場合は必ず“×”(ポインタ0,3,6,9)から低速
スクロールを開始する。この低速スクロールは1〜3コ
マの範囲で停止する。そして、“3”や“7”が出る場
合は、必ず3コマ目の低速スクロールで停止する(3コ
マ目でも“☆”だと外れ)ため、低速スクロール中に2
コマ目が通り過ぎると、非常に期待感が向上するような
図柄配列と低速スクロール制御になっている。
【0089】また、図13は普通図柄表示装置8の時間
短縮(時短)中における普電(電動チューリップ)7の
開放タイミングと特別変動入賞装置11の始動遊技の関
係を示すもので、作動パターン1の場合のタイミングチ
ャートである。
【0090】この作動パターン1は、1回の普電開放時
間を始動遊技が2回発生可能なように設定して、大当た
りのチャンスを大きくするものである。即ち、普通図柄
表示装置8において、“7”で停止して普図が当たる
と、図12に示すように、普電(電動チューリップ)7
が開放状態となってその開放状態が5.8秒保たれる。
従って、遊技球が普電(電動チューリップ)7の開放に
より、第2始動入賞口6に入賞してSW2のONによ
り、特別変動入賞装置11において、羽根部材12,1
2が2回開放動作する(図8参照)が、その間を含むV
有効時間中、始動スイッチのONは無効とされる。
【0091】そして、遊技球が羽根部材12,12の開
放により拾われなかった場合(遊技球がカウントされな
かった場合)、V有効時間(ここで無効時間と呼ぶ)終
了後の第2始動入賞口6への入賞によるSW2のON
で、再び特別変動入賞装置11の羽根部材12,12が
2回開放動作する。このように、無効時間より、普電
(電動チューリップ)7の開放時間が長く設定されてい
るため、遊技球がカウントされなかった場合には、無効
時間を過ぎてからも普電(電動チューリップ)7への入
賞の可能性が残され、始動遊技が連続して発生する可能
性がある。
【0092】ここで、図14を参照して作動パターン2
について説明する。
【0093】図14は、作動パターン2の場合のタイミ
ングチャートである。
【0094】この作動パターン2は、普電の開放パター
ンを2回の間欠制御とすることにより、始動遊技が2回
発生可能なようにして、大当たりのチャンスを大きくす
るものである。即ち、普通図柄表示装置8において、
“7”で停止して普図が当たると、図14に示すよう
に、普電(電動チューリップ)7が開放状態となってそ
の開放状態が2.0秒保たれる。従って、遊技球が第2
始動入賞口6に入賞してSW2のONにより、特別変動
入賞装置11において、羽根部材12,12が2回開放
動作する(図8参照)が、その間を含むV有効時間(無
効時間)中、始動スイッチのONは無効とされる。そし
て、遊技球が羽根部材12,12の開放により拾われな
かった場合(即ち、遊技球がカウントされなかった場
合)には、無効期間終了後に、普電(電動チューリッ
プ)7が再び開放状態となってその開放状態が2.0秒
保たれる。従って、第2始動入賞口6への入賞によるS
W2のONで、再び特別変動入賞装置11の羽根部材1
2,12が2回開放動作する。
【0095】次に、図15を参照して、本実施形態に係
る遊技機の遊技制御装置30の遊技進行に関わる制御内
容について説明する。
【0096】ここに図15は、遊技進行の制御の処理手
順を示すゼネラルフローチャートである。
【0097】まず、ステップS1では、遊技制御装置3
0を構成する遊技用マイクロコンピュータMCの初期化
処理が行われ、ステップS2で始動SWの監視処理を開
始する。この始動SW監視処理については、図16に示
すサブルーチンで後述する。
【0098】次いでステップS3に移行してラウンド数
を「0」に設定してステップ4に進み変動入賞装置の初
期開閉処理を行う。なお、この変動入賞装置の初期開閉
処理の詳細については後述する。
【0099】続いて、ステップS5に移行して継続フラ
グがセットされたか否かが判定され、NOの場合には上
記ステップ2の始動SWの監視処理まで戻り、YESの
場合にはステップS6に移行してラウンド数を「1」イ
ンクリメントしてステップS7に進む。
【0100】ステップS7ではカウント数を0にクリア
してからステップS8に移行し、3秒間のインターバル
動作を実行する。次いでステップS9に移行して作動回
数に18を設定し、ステップS10で開放時間に0.8
秒を設定し、ステップS11で閉止時間に0.8秒を設
定してからステップS12に移行する。
【0101】ステップS12では、変動入賞手段の特別
開閉処理を実行して上記ステップS5まで戻り処理が継
続される。なお、変動入賞手段の特別開閉処理について
は後述する。
【0102】次に、図16のフローチャートを参照し
て、上記ゼネラルフローチャートのステップS2に係る
始動SW監視処理のサブルーチンの処理手順を説明す
る。
【0103】この始動SW監視処理では、まず、ステッ
プS201で第2始動スイッチ(SW2)でパチンコ球
が検出されたか否かが判定され、YESの場合にはステ
ップS203に移行して、作動回数に「2」を設定し、
ステップS204で開放時間に0.5秒を設定し、ステ
ップS205で閉止時間に0.6秒を設定してステップ
S209に移行する。
【0104】一方、ステップS201でNOと判定され
た場合にはステップS202に移行して、第1始動スイ
ッチ(SW1)でパチンコ球を検出したか否かを判定
し、NOの場合には前記ステップS201まで戻り、Y
ESの場合にはステップS206に移行して作動回数に
「1」を設定し、ステップS207で開放時間に0.4
秒を設定し、ステップS208で閉止時間にダミーとし
て0秒を設定してからステップS209に移行する。
【0105】ステップS209では、始動SWの無効化
処理が行われ、このステップ以降の始動入賞口(5,
6)の入賞検出を無視するように所定の制御フラグが設
定されるので、予備遊技状態(変動入賞装置11の開放
動作)の無効化状態が開始される。ステップS210で
は1秒間の開閉直前ディレイ処理が行われた後に、上記
ゼネラルフローチャートのステップS3に戻る。この始
動SW監視処理により、始動入賞口(5,6)へ遊技媒
体が入賞してから所定時間が経過するまでの間、他の遊
技媒体の始動入賞口(5,6)への入賞に基づく予備遊
技状態の起生を無効化する制御を実現することができ
る。
【0106】次に、図17および図18に示すフローチ
ャートを参照して、上記ゼネラルフローチャートのステ
ップS4に係る変動入賞装置の初期開閉処理の第1実施
形態に係るサブルーチンの処理手順を説明する。
【0107】第1実施形態に係る変動入賞装置の初期開
閉処理では、まずステップS1401で入賞検出フラグ
をクリアし、ステップS1402で継続フラグをクリア
する。そして、ステップS1403に移行して継続スイ
ッチ27の有効化処理を実行することによって、このス
テップ以降の継続スイッチ27の検出によって特別遊技
状態が発生するように所定の制御フラグが設定されるの
で、V有効時間が開始する。さらに、ステップS140
4に進む。
【0108】ステップS1404では、変動入賞装置1
1のソレノイドがオンか否かが判定され、NOの場合に
はステップS1405に移行して変動入賞装置11のソ
レノイドをオンにしてステップS1406に進み、制御
タイマに開放時間(T4)を設定してステップS141
1に移行する。
【0109】一方、前記ステップS1404でYESと
判定された場合には、ステップS1407に進んで変動
入賞装置11のソレノイドをオフしてステップS140
8に移行し、制御タイマに閉止時間を設定し、ステップ
S1409で作動回数を「1」デクリメントしてステッ
プS1410に移行する。ステップS1410では、作
動回数が「0」か否かが判定され、YESの場合にはス
テップS1417に移行し、NOの場合にはステップS
1411に移行する。
【0110】ステップS1411では、継続スイッチ2
7でパチンコ球が検出されたか否かが判定され、YES
の場合にはステップS1416に移行して変動入賞装置
11のソレノイドをオフしてからステップS1430に
移行し、NOの場合にはステップS1412に進む。
【0111】ステップS1412では、カウントスイッ
チ14でパチンコ球を検出したか否かが判定され、NO
の場合にはステップS1414にそのまま移行し、YE
Sの場合にはステップS1413で入賞検出フラグをセ
ットしてからステップS1414に移行する。
【0112】ステップS1414では、制御タイマを更
新し、ステップS1415で制御タイマがタイムアップ
か否かが判定される。そして、その判定結果がYESの
場合には前記ステップS1404まで戻り、NOの場合
には前記ステップS1411まで戻る。
【0113】従って、制御タイマの減算にともなって変
動入賞装置11の羽根部材12のソレノイドの開放時間
と閉止時間とが管理されており、作動回数の値を1つ減
算する毎に、羽根部材12が1回の開閉動作を行うよう
に制御されている。
【0114】一方、ステップS1417では、制御タイ
マに1秒(図19のT2に相当)を設定してステップS
1418に移行し、継続スイッチ27でパチンコ球を検
出したか否かが判定され、YESの場合にはステップS
1430に移行して継続フラグをセットし、ステップS
1431で継続スイッチ27の無効化処理(このステッ
プ以降に発生した継続スイッチ27の遊技球検出を無視
するように、所定の制御フラグを設定する処理)を行っ
てV有効時間を終了した後、ゼネラルフローチャートの
前記ステップS5に移行する。
【0115】また、前記ステップS1418でNOと判
定された場合にはステップS1419に移行して、カウ
ントスイッチ14でパチンコ球を検出したか否かが判定
され、NOの場合にはステップS1421にそのまま移
行し、YESの場合にはステップS1420で入賞検出
フラグをセットしてからステップS1421に移行す
る。
【0116】ステップS1421では、制御タイマを更
新してからステップ1422に移行し、制御タイマがタ
イムアップか否かが判定され、NOの場合には前記ステ
ップS1418まで戻り、YESの場合にはステップS
1423に移行する。ステップS1423では入賞検出
フラグがセットされたか否かが判定され、NOの場合に
はステップS1428に移行する。
【0117】一方、ステップS1423でYESと判定
された場合にはステップS1424で制御タイマに(T
3=6秒:図19参照)を設定してからステップS14
25に移行する。ステップS1425では、継続スイッ
チ27でパチンコ球が検出されたか否かが判定され、Y
ESの場合には前記ステップS1430に移行し、NO
の場合にはステップS1426で制御タイマを更新して
からステップS1427に移行する。ステップS142
7では、制御タイマがタイムアップか否かが判定され、
NOの場合にはステップS1425まで戻り、YESの
場合にはステップS1428に移行して継続スイッチ2
7の無効化処理を実行し、ステップS1429で始動ス
イッチの有効化処理を実行してゼネラルフローチャート
の前記ステップS5に移行する。
【0118】以上の図17,図18のフローチャートに
したがった制御手順により、図19のタイミングチャー
トに示すような動作が実現される。
【0119】即ち、始動入賞口へのパチンコ球の入賞
(例えば、第2始動スイッチSW2の入力N1)に基づ
いて予備遊技状態(変動入賞装置11の開放動作)を起
生し、かつ、特別入賞口への遊技媒体の入賞を有効化
(V領域有効状態に相当)するとともに、予備遊技状態
の起生に基づいて変動入賞装置(11)が開放動作を開
始した後、所定時間(T4)内に、カウントスイッチ1
4による入力C1があった場合には、所定時間(T4+
T3)が経過するまで他のパチンコ球の始動入賞口
(5,6)への入賞に基づく予備遊技状態の起生を無効
化し、所定時間(T4+T3)が経過後に始動入賞口
(5,6)への入賞を有効化させる。
【0120】装飾ランプ,LED21による装飾演出
は、第2始動スイッチSW2のオンで開始され、上記所
定時間(T4+T3)後の始動入賞有効化タイミングで
終了される。但し、両タイミングは必ずしも一致させな
くてもよい。
【0121】一方、所定時間(T4)内にカウントスイ
ッチ14による入力が無い場合には、所定時間(T4)
経過後にV領域の有効状態を無効化するとともに、始動
入賞口(5,6)への入賞を有効化させる。これによ
り、変動入賞装置11の開放中にパチンコ球が拾われず
カウントスイッチ14による入賞が検出されなかった場
合には、余り間をおかずに始動入賞口(5,6)への入
賞が有効になるので遊技者の不快感を低減して遊技に対
する興趣を向上させることができる。
【0122】なお、誘導構造物(V誘導部材17及び床
板部材16)の動作についても、所定時間(T4)内に
カウントスイッチ14による入力が有る場合には、所定
時間(T4+T3)経過後に動作を終了し、所定時間
(T4)内にカウントスイッチ14による入力が無い場
合には、所定時間(T4)経過後に途中で動作を中止し
て、通常の状態に復帰するように初期化される。
【0123】また、装飾ランプ,LED21による装飾
演出状態については、所定時間(T4)内にカウントス
イッチ14による入力が無かった場合にも、所定時間
(T4+T3)が経過するまで点滅させるようにするこ
ともでき、その場合には変動入賞装置11内への入賞頻
度が低い場合でも、通常の遊技装飾演出に切り替わるタ
イミングを所定時間遅らせた状態となり、遊技者のパチ
ンコ球が余り入賞していないという印象を軽減すること
ができ、遊技者の不快感を低減することができる。
【0124】なお、第2始動スイッチSW2への入賞に
よって、羽根部材12が2回開閉動作をする予備遊技状
態が起生する場合のみならず、第1始動スイッチSW1
への入賞によって、羽根部材12が1回開閉動作をする
予備遊技状態が起生する場合であっても、本実施形態は
適用可能である。
【0125】図20は、第2の実施形態に係る変動入賞
装置の初期開閉処理のタイミングチャートである。第1
の実施形態(図19)との違いは、可動部材の開放動作
に伴って遊技球が変動入賞装置の内部に取り込まれるこ
とを条件としてV領域有効化状態が開始される点にあ
る。
【0126】この実施形態では、始動入賞口ヘのパチン
コ球の入賞(例えば、第2始動スイッチSW2の入力N
1)に基づいて予備遊技状態(変動入賞装置11の開放
動作)を起生するとともに、所定時間(T4+T3)が
経過するまで、他のパチンコ球の始動入賞口(5,6)
への入賞に基づく予備遊技状態の起生を無効化し、予備
遊技状態の起生に基づいて変動入賞装置(11)が開放
動作を開始した後所定時間(T4)内に、カウントスイ
ッチ14によるパチンコ球の入賞(C1)が検出された
場合に、特別入賞口への遊技媒体の入賞を有効化(V領
域有効状態に相当)する。
【0127】一方、所定時間(T4)内にカウントスイ
ッチ14による入力が無い場合には、V領域有効化状態
を発生させないで、第1の実施形態と同様、所定時間
(T4)経過後に始動入賞口(5,6)への入賞を有効
化させる。
【0128】これにより、変動入賞装置11の開放中に
パチンコ球が拾われずカウントスイッチ14による入賞
が検出されなかった場合には、余り間をおかずに始動入
賞口(5,6)への入賞が有効になるので遊技者の不快
感を低減して遊技に対する興趣を向上させることができ
る。また、所定時間(T4)内にカウントスイッチ14
による検出が無い限り、V領域は有効状態にならないた
め、不正な入賞をより正確に排除することができるとい
うメリットがある。
【0129】ここでは、変動入賞装置11の可動部材1
2の予備遊技状態における動作中、および該可動部材が
最後に動作終了したタイミング(LT:図20の<カウ
ント入賞有りの時>を参照)の直後に所定の予備時間
(T2)を設け、上記制御手段は、この予備時間(T
2)内に入賞検出手段(カウントスイッチ14)により
パチンコ球の通過を検出した場合には、変動入賞装置1
1の動作に伴う有効な入賞と判定し、予備時間(T2)
経過後にカウントスイッチ14によりパチンコ球の通過
を検出した場合(例えば検出信号C2:図20参照)に
は、変動入賞装置11の動作に伴わない無効な入賞と判
定するようにしており、T2の時間設定によってT4の
時間が一義的に決定されるようになっている。
【0130】よって、予備時間(T2)経過後における
カウントスイッチ14によるパチンコ球の通過検出は、
変動入賞装置11の動作に伴わない不正行為の発生ある
いは装置異常の発生と考えられるので、その場合には入
賞を無効と判定することにより精度の高い遊技制御を行
うことができ、遊技機の信頼性を高めることができる。
【0131】なお、第1始動スイッチSW1(または第
2始動スイッチSW2)の入力があってから実際に羽根
部材11が開動作されるまでに遅延時間DLY(図20
参照)があるので、上記始動スイッチの有効化タイミン
グ(t1)は、この遅延時間DLY分早めるようにして
もよい。これにより、遊技者の焦燥感をより低減するこ
とができる。また、装飾ランプ,LED21による装飾
演出状態については、上記第1の実施形態と同様に、所
定時間(T4)内にカウントスイッチ14による入力が
無かった場合にも、所定時間(T4+T3)が経過する
まで点滅させるようにすることもでき、その場合には変
動入賞装置11内への入賞頻度が低い場合でも、通常の
遊技装飾演出に切り替わるタイミングを所定時間遅らせ
た状態となり、遊技者のパチンコ球が余り入賞していな
いという印象を軽減することができ、遊技者の不快感を
低減することができる。
【0132】次に、図21および図22に示すフローチ
ャートを参照して、上記ゼネラルフローチャートのステ
ップS4に係る変動入賞装置の初期開閉処理の第3実施
形態に係るサブルーチンの処理手順を説明する。
【0133】なお、本実施形態に係る遊技機において
は、図23に示すように、特別変動入賞装置11の遊技
媒体の出口側に流出検出手段としての出口カウントスイ
ッチ50が設けられており、その出口カウントスイッチ
50は前出の図6に鎖線で示したように遊技制御装置3
0の入力インターフェース42に接続されている。
【0134】第3実施形態に係る変動入賞装置の初期開
閉処理では、まずステップS2401で残留数カウンタ
を0にクリアし、ステップS2402で継続フラグをク
リアしてからステップS2403に移行する。
【0135】ステップS2403では、変動入賞装置1
1のソレノイドがオンか否かが判定され、NOの場合に
はステップS2404に移行して変動入賞装置11のソ
レノイドをオンし、ステップS2405で制御タイマに
開放時間(T4)を設定してステップS2410に進
む。
【0136】一方、前記ステップS2403でYESと
判定した場合にはステップS2406に移行して変動入
賞装置11のソレノイドをオフし、ステップS2407
で制御タイマに閉止時間を設定し、ステップS2408
で作動回数を「1」デクリメントしてステップS240
9に移行する。
【0137】ステップS2409では、作動回数が
「0」か否かが判定され、YESの場合にはステップS
2419に移行し、NOの場合にはステップS2410
に移行する。
【0138】ステップS2410では、継続スイッチ2
7でパチンコ球を検出したか否かが判定され、NOの場
合にはステップS2411に移行して入口カウントスイ
ッチ14による監視処理を行い、ステップS2412で
出口カウントスイッチ50による監視処理を行い、ステ
ップS2413で制御タイマを更新してステップS24
14に移行し、制御タイマがタイムアップか否かが判定
され、NOの場合には前記ステップS2410に戻り、
YESの場合には前記ステップS2403まで戻る。
【0139】一方、前記ステップS2410で、YES
と判定された場合にはステップS2415に移行して、
残留カウンタが「0」より多いか否かが判定され、NO
の場合には前記ステップS2411まで戻り、YESの
場合にはステップS2416で変動入賞装置11のソレ
ノイドをオフし、ステップS2417で継続フラグをセ
ットし、ステップS2418で継続スイッチ27の無効
化処理を行った後、前記ゼネラルフローチャートのステ
ップS5に戻る。
【0140】また、前記ステップS2419では、制御
タイマに(T2=1秒:図24参照)を設定してからス
テップS2420に移行する。
【0141】ステップS2420では、継続スイッチ2
7でパチンコ球を検出したか否かが判定され、NOの場
合にはそのままステップS2422に移行し、YESの
場合にはステップS2421で残留カウンタが「0」よ
り多いか否かが判定され、NOの場合には前記ステップ
S2417に移行し、YESの場合にはステップS24
22に進む。
【0142】ステップS2422では、入口カウントス
イッチ14による監視処理(即ち、入口カウントスイッ
チ14を遊技球が通過することに伴って残留数カウンタ
を「1」インクリメントする処理)を行い、ステップS
2423で出口カウントスイッチ50による監視処理
(即ち、出口カウントスイッチ50を遊技球が通過する
に伴って残留数カウンタを「1」デクリメントする処
理)を行う。
【0143】次いで、ステップS2424で制御タイマ
を更新してステップS2425に移行し、制御タイマが
タイムアップか否かが判定され、NOの場合には前記ス
テップS2420まで戻り、YESの場合にはステップ
S2426に移行する。
【0144】ステップS2426では、残留カウンタが
「0」より多いか否かが判定され、NOの場合にはステ
ップS2436に移行し、YESの場合にはステップS
2427に移行して監視タイマに30秒を設定してステ
ップS2428に進む。
【0145】ステップS2428では、継続スイッチ2
7でパチンコ球を検出したか否かが判定され、YESの
場合には前記ステップS2417に移行し、NOの場合
にはステップS2429に進んで監視タイマを更新して
からステップS2430に移行する。
【0146】ステップS2430では、監視タイマがタ
イムアップか否かが判定され、YESの場合には、入口
カウントスイッチ14による検出数と、出口カウントス
イッチ50による検出数が一致せず、装置の故障等の異
常かあるいは何らかの不正行為があったと判断して、ス
テップS2431に移行して所定の異常対応処理(例え
ば警告ランプを点灯させる,盤面のスイッチの入力を全
て無効にして遊技を停止させる,出口側のカウントスイ
ッチ50に残留数分の球を通すと遊技を復帰させる,球
の発射を停止させるなどの処理)を行う。
【0147】一方、ステップS2430でNOと判定さ
れた場合にはステップS2432に移行して出口カウン
トスイッチ50でパチンコ球を検出したか否かが判定さ
れ、NOの場合には前記ステップS2428まで戻り、
YESの場合にはステップS2433に移行して残留数
を「1」デクリメントし、ステップS2434で監視タ
イマに30秒を設定してからステップS2435に移行
する。
【0148】ステップS2435では残留数が「0」か
否かが判定され、NOの場合には前記ステップS242
8まで戻り、YESの場合にはステップS2436に移
行して継続スイッチ27の無効化処理を行うことにより
V有効時間を終了し、ステップS2437で始動スイッ
チ(SW1,SW2)の有効化処理(始動スイッチが有
効になるよう所定の制御フラグを設定する処理)を行う
ことにより予備遊技状態の無効化状態が解除され(この
ステップ以降は、始動スイッチの検出により予備遊技状
態の起生が可能な状態となる)、前記ゼネラルフローチ
ャートのステップS5に戻る。
【0149】以上の図21,図22のフローチャートに
したがった制御手順により、図24のタイミングチャー
トに示すような動作が実現される。
【0150】即ち、始動入賞口ヘのパチンコ球の入賞
(例えば、第2始動スイッチSW2の入力N1)に基づ
いて予備遊技状態(変動入賞装置11の開放動作)を起
生するとともに、所定時間が経過するまで、遊技媒体の
該始動入賞口への入賞に基づく予備遊技状態の起生を無
効化し、予備遊技状態の起生に基づいて変動入賞装置
(11)が開放動作を開始した後所定時間(T4)内
に、入賞検出手段(入口側のカウントスイッチ14)に
よるパチンコ球の入賞が検出された場合(即ち、残留数
カウンタが>0の場合)には、特別入賞口への遊技媒体
の入賞を有効化(V領域有効状態に相当)するととも
に、予備遊技状態(変動入賞装置11の開放動作)の起
生の無効化状態を継続する。
【0151】さらに、この実施形態では、入賞検出手段
(入口側のカウントスイッチ14)からの検出信号(例
えば、F1,F2,F3)と流出検出手段(出口側のカ
ウントスイッチ50)からの検出信号(例えば、G1,
G2,G3)に基づいて、変動入賞装置11内のパチン
コ球の残留の有無を監視し、検出信号(F1,F2,F
3)と(G1,G2,G3)との比較により変動入賞装
置11内にパチンコ球が残留していないことが確認され
たことを条件として、特別入賞口への遊技媒体の入賞の
有効化状態および上記予備遊技状態の起生の無効を解除
する。
【0152】また、入口カウントスイッチ14と出口カ
ウントスイッチ50に基づいて残留数を監視できるの
で、変動入賞装置開放後長時間にわたって残留数が
「0」にならなければ玉詰まり等の異常が発生したこと
を検出することができる。また、この実施形態において
も、第1および第2の実施形態と同様に、所定時間T4
経過するまでに入口カウントスイッチ14の入力がなか
ったときは、V領域入賞有効状態を無効化するととも
に、始動スイッチ(SW1,SW2)の有効状態を無効
化する。
【0153】これによれば、変動入賞装置11内での遊
技球の動きに幅を持たせることができるので、遊技球を
比較的長時間にわたって変動入賞装置内で転動させて、
入賞するか否かのスリル感を増大させ、興趣を向上させ
ることができる。
【0154】なお、誘導構造物(V誘導部材17及び床
板部材16)の動作についても、入口側のカウントスイ
ッチ14からの検出信号(F1,F2,F3)と出口側
のカウントスイッチ50からの検出信号(G1,G2,
G3)の比較により変動入賞装置11内にパチンコ球が
残留していないことが確認されたことを条件として、動
作を終了するようにできる。
【0155】また、装飾ランプ,LED21による装飾
演出状態についても、入口側のカウントスイッチ14か
らの検出信号(F1,F2,F3)と出口側のカウント
スイッチ50からの検出信号(G1,G2,G3)の比
較により変動入賞装置11内にパチンコ球が残留してい
ないことが確認されたことを条件として、消灯するよう
にしてもよい。
【0156】次に、図25,図26のフローチャートを
参照して、図15のゼネラルフローチャートのステップ
S12に係る変動入賞装置特別開閉処理のサブルーチン
の処理手順を簡単に説明する。
【0157】まず、ステップS3001では継続フラグ
をクリアしてステップS3002に移行し、ラウンド数
が最大ラウンド数(例えば15R)か否かが判定され、
YESの場合にはそのままステップS3004に移行
し、NOの場合にはステップS3003に移行して継続
スイッチ27の有効化処理を行ってからステップS30
04に進む。
【0158】ステップS3004では、変動入賞装置1
1のソレノイドがオンか否かが判定され、NOの場合に
はステップS3005に移行して変動入賞装置11のソ
レノイドをオンし、ステップS3006で制御タイマに
開放時間を設定してからステップS3011に進む。
【0159】一方、ステップ3004でYESと判定さ
れた場合にはステップS3007に移行して変動入賞装
置11のソレノイドをオフし、ステップS3008で制
御タイマに閉止時間を設定し、ステップS3009で作
動回数を「1」デクリメントしてステップS3010に
移行する。
【0160】ステップS3010では、作動回数が
「0」か否かが判定され、NOの場合にはステップS3
011に移行し、YESの場合にはステップS3020
に移行する。
【0161】前記ステップS3011では、継続スイッ
チ27でパチンコ球を検出したか否かが判定され、YE
Sの場合にはステップS3012に移行してラウンド数
が最大か否かが判定され、YESの場合にはステップS
3014に進み、NOの場合にはステップS3013で
変動入賞装置11のソレノイドをオフしてステップS3
027に移行する。
【0162】一方、ステップ3011でNOと判定した
場合にはステップS3014に移行してカウントスイッ
チ14でパチンコ球を検出したか否かが判定され、NO
の場合にはそのままスイッチS3018に進み、YES
の場合にはステップS3015に移行してカウント数を
「1」インクリメントしてステップS3016に移行す
る。
【0163】ステップS3016では、カウント数が最
大値(例えば10個)以上か否かが判定され、YESの
場合にはステップS3017で変動入賞装置11のソレ
ノイドをオフしてからステップS3020に移行し、N
Oの場合にはステップS3018に進んで制御タイマを
更新してからステップS3019に移行する。
【0164】ステップS3019では、制御タイマがタ
イムアップか否かが判定され、NOの場合には前記ステ
ップS3011に戻り、YESの場合には前記ステップ
S3004に戻る。
【0165】従って、制御タイマの減算に伴って変動入
賞装置11の羽根部材12のソレノイドの開放時間と閉
止時間とが管理されており、作動回数の値を1つ減算す
る毎に、羽根部材12が1回の開閉動作を行うように制
御されているので、このステップS3004〜S301
9までの処理によって、羽根部材12の一連の開閉動作
が制御される。
【0166】一方、ステップS3020では制御タイマ
に6秒を設定してからステップS3021に移行し、継
続スイッチ27でパチンコ球を検出したか否かが判定さ
れ、NOの場合には制御タイマを更新してステップS3
023に進み、制御タイマがタイムアップか否かが判定
され、NOの場合には前記ステップS3021に戻り、
YESの場合にはステップS3024に移行して継続ス
イッチ27の無効化処理を行い、ステップS3025で
始動スイッチの有効化処理を行ってから前記ゼネラルフ
ローチャートに戻る。
【0167】また、前記ステップS3021でYESと
判定された場合にはステップS3026に移行して、ラ
ウンド数は最大か否かが判定され、YESの場合には前
記ステップS3022に移行し、NOの場合にはステッ
プS3027に進んで継続フラグをセットし、ステップ
S3028で継続スイッチ27の無効化処理を行うこと
によりV有効時間を終了してから、前記ゼネラルフロー
チャートに戻る。
【0168】なお、以上の実施の形態例においては、第
2種(いわゆる羽根物タイプ)のパチンコ遊技機とした
が、本発明はこれに限定されるものではなく、変動入賞
装置の内部に特別入賞口を配置した構成の遊技機であれ
ば、第1種(いわゆるセブン機タイプ)や第3種(いわ
ゆる権利物タイプ)のパチンコ遊技機、アレンジボール
遊技機等の他の弾球遊技機であっても適用可能である。
また、変動入賞装置及び可変表示装置の構成、遊技機能
や表示内容等も任意であり、特別入賞率変更手段につい
ても、V誘導部材と床板部材からなる組み合わせの他、
適宜のものを採用し得る。さらに、その他、具体的な細
部構造等についても適宜に変更可能であることはいうま
でもない。
【0169】また、遊技球を受け入れて賞球を払い出す
入賞口を、始動入賞口として例示したが、遊技球の通過
を検出可能な領域であれば、賞球が獲得不能なもの(い
わゆる通過ゲート等)であっても始動入賞口としての機
能を有することも勿論である。
【0170】
【発明の効果】以上述べたように、本発明に係る遊技機
によれば、可動部材と特別入賞口を有し前記可動部材の
作動によって遊技者にとって不利な第1状態と遊技者に
とって有利な第2状態とに変換可能な変動入賞装置と、
遊技媒体の入賞に基づいて前記変動入賞装置を前記第2
状態に変換させる予備遊技状態を起生させるための条件
を与える始動入賞口と、を遊技領域に備え、前記始動入
賞口への遊技媒体の入賞に基づき前記変動入賞装置によ
る予備遊技状態を起生させる制御を行うとともに、前記
予備遊技状態が起生されて前記第2状態に変換した際に
前記変動入賞装置に流入した遊技媒体が、前記特別入賞
口に入賞したことに基づいて、当該変動入賞装置を予め
定められた規定に基づいて前記第2状態に変換させる特
別遊技状態を起生させる制御を行う制御手段を備えた遊
技機において、前記変動入賞装置は、前記可動部材と前
記特別入賞口との間の遊技媒体通過領域に設けられ当該
変動入賞装置内への遊技媒体の入賞を検出する入賞検出
手段を備え、前記制御手段は、前記始動入賞口ヘの遊技
媒体の入賞に基づいて予備遊技状態を起生し、かつ、上
記特別入賞口への遊技媒体の入賞を有効化するととも
に、所定時間が経過するまで、他の遊技媒体の前記始動
入賞口への入賞に基づく予備遊技状態の起生を無効化
し、前記予備遊技状態の起生に基づいて前記変動入賞装
置が前記第2状態へ変換した後所定時間内に、前記変動
入賞装置の前記入賞検出手段による遊技媒体の入賞が検
出されなかった場合には、該入賞検出手段により遊技媒
体の入賞が検出された場合よりも短い時間で、上記予備
遊技状態の起生の無効化状態を解除して、遊技媒体の上
記始動入賞口への入賞に基づく予備遊技状態の起生を有
効化する制御を行うように構成されているので、第2状
態において可動部材によって遊技媒体が拾われず入賞検
出手段による入賞が検出されなかった場合には、余り間
をおかずに始動入賞口への入賞が有効になるので遊技者
の不快感を低減して遊技に対する興趣を向上させること
ができるという効果がある。
【0171】また、他の発明に係る遊技機によれば、可
動部材と特別入賞口を有し前記可動部材の作動によって
遊技者にとって不利な第1状態と遊技者にとって有利な
第2状態とに変換可能な変動入賞装置と、遊技媒体の入
賞に基づいて前記変動入賞装置を前記第2状態に変換さ
せる予備遊技状態を起生させるための条件を与える始動
入賞口と、を遊技領域に備え、前記始動入賞口への遊技
媒体の入賞に基づき前記変動入賞装置による予備遊技状
態を起生させる制御を行うとともに、前記予備遊技状態
が起生されて前記第2状態に変換した際に前記変動入賞
装置に流入した遊技媒体が、前記特別入賞口に入賞した
ことに基づいて、当該変動入賞装置を予め定められた規
定に基づいて前記第2状態に変換させる特別遊技状態を
起生させる制御を行う制御手段を備えた遊技機におい
て、前記変動入賞装置は、前記可動部材と前記特別入賞
口との間の遊技媒体通過領域に設けられ当該変動入賞装
置内への遊技媒体の入賞を検出する入賞検出手段を備
え、前記制御手段は、前記始動入賞口ヘの遊技媒体の入
賞に基づいて予備遊技状態を起生するとともに、所定時
間が経過するまで、他の遊技媒体の前記始動入賞口への
入賞に基づく予備遊技状態の起生を無効化し、前記予備
遊技状態の起生に基づいて前記変動入賞装置が前記第2
状態へ変換した後所定時間内に、前記変動入賞装置の前
記入賞検出手段による遊技媒体の入賞が検出された場合
には、前記特別入賞口への遊技媒体の入賞を有効化する
とともに、上記予備遊技状態の起生の無効化状態を継続
し、前記予備遊技状態の起生に基づいて前記変動入賞装
置が前記第2状態へ変換した後所定時間内に、前記変動
入賞装置の前記入賞検出手段による遊技媒体の入賞が検
出されなかった場合には、該入賞検出手段により遊技媒
体の入賞が検出された場合よりも短い時間で、上記予備
遊技状態の起生の無効化状態を解除して、遊技媒体の上
記始動入賞口への入賞に基づく予備遊技状態の起生を有
効化する制御を行うように構成したので、第2状態にお
いて可動部材によって遊技媒体が拾われず入賞検出手段
による入賞が検出されかった場合には、余り間をおかず
に始動入賞口への入賞が有効になるので遊技者の不快感
を低減して遊技に対する興趣を向上させることができる
という効果がある。
【0172】さらに、他の発明に係る遊技機によれば、
可動部材と特別入賞口を有し前記可動部材の作動によっ
て遊技者にとって不利な第1状態と遊技者にとって有利
な第2状態とに変換可能な変動入賞装置と、遊技媒体の
入賞に基づいて前記変動入賞装置を前記第2状態に変換
させる予備遊技状態を起生させるための条件を与える始
動入賞口と、を遊技領域に備え、前記始動入賞口への遊
技媒体の入賞に基づき前記変動入賞装置による予備遊技
状態を起生させる制御を行うとともに、前記予備遊技状
態が起生されて前記第2状態に変換した際に前記変動入
賞装置に流入した遊技媒体が、前記特別入賞口に入賞し
たことに基づいて、当該変動入賞装置を予め定められた
規定に基づいて前記第2状態に変換させる特別遊技状態
を起生させる制御を行う制御手段を備えた遊技機におい
て、前記変動入賞装置は、前記可動部材と前記特別入賞
口との間の遊技媒体通過領域に設けられ当該変動入賞装
置内への遊技媒体の入賞を検出する入賞検出手段を備
え、前記変動入賞装置は、前記可動部材と前記特別入賞
口との間の遊技媒体通過領域に設けられ当該変動入賞装
置内への遊技媒体の入賞を検出する入賞検出手段と、当
該変動入賞装置の出口側に設けられた流出検出手段とを
備え、前記制御手段は、上記入賞検出手段と上記流出検
出手段からの検出信号に基づいて、前記変動入賞装置内
の遊技媒体の残留の有無を監視する残留遊技媒体監視手
段を備え、前記始動入賞口ヘの遊技媒体の入賞に基づい
て予備遊技状態を起生するとともに、所定時間が経過す
るまで、遊技媒体の該始動入賞口への入賞に基づく予備
遊技状態の起生を無効化し、前記予備遊技状態の起生に
基づいて前記変動入賞装置が前記第2状態へ変換した後
所定時間内に、前記変動入賞装置の前記入賞検出手段に
よる遊技媒体の入賞が検出された場合には、前記特別入
賞口への遊技媒体の入賞を有効化するとともに、上記予
備遊技状態の起生の無効化状態を継続し、前記予備遊技
状態の起生に基づいて前記変動入賞装置が前記第2状態
へ変換した後所定時間内に、上記残留遊技媒体監視手段
により上記変動入賞装置内に遊技媒体が残留していない
ことが確認されたことを条件として、上記特別入賞口へ
の遊技媒体の入賞の有効状態および上記予備遊技状態の
起生の無効状態を解除する制御を行うように構成したの
で、変動入賞装置内での遊技球の動きに幅を持たせるこ
とができるので、遊技球を比較的長時間にわたって変動
入賞装置内で転動させて、入賞するか否かのスリル感を
増大させ、興趣を向上させることができるという効果が
ある。
【0173】また、上記残留遊技媒体監視手段により上
記変動入賞装置内に遊技媒体が所定時間経過後に残留し
ていることが確認されたことを条件として、異常状態で
あると判定する異常判定手段を備え、上記異常判定手段
の判定結果に基づいて、上記制御手段は、所定の異常状
態対応制御を行うように構成することもでき、その場合
には、変動入賞装置内の球づまりを検出できるので正当
な遊技を行わせることができるという効果がある。
【0174】また、上記変動入賞装置の可動部材の上記
予備遊技状態における動作中、および該可動部材が最後
に動作終了したタイミングの直後に所定の予備時間を設
け、上記制御手段は、上記予備時間内に上記入賞検出手
段により遊技媒体の通過を検出した場合には、前記変動
入賞装置の動作に伴う有効な入賞と判定し、上記予備時
間経過後に上記入賞検出手段により遊技媒体の通過を検
出した場合には、前記変動入賞装置の動作に伴わない無
効な入賞と判定するように構成してもよく、その場合に
は、上記予備時間経過後における上記入賞検出手段によ
る遊技媒体の通過検出は、前記変動入賞装置の動作に伴
わない不正行為の発生あるいは装置異常の発生と考えら
れるので、その場合には入賞を無効と判定することによ
り精度の高い遊技制御を行うことができ、遊技機の信頼
性を高めることができるという効果がある。
【0175】さらに、前記始動入賞口への遊技媒体の入
賞に基づいて予備遊技状態が起生されるのと並行して、
遊技装飾演出を、第1の演出状態から第2の演出状態へ
切り換えるように構成された上記遊技機において、所定
時間内に前記変動入賞装置の前記入賞検出手段による遊
技媒体の入賞が検出されなかったことを条件に、該入賞
検出手段により遊技媒体の入賞が検出された場合よりも
短い時間で、上記予備遊技状態の起生の無効化状態を解
除して、遊技媒体の上記始動入賞口への入賞に基づく予
備遊技状態の起生を有効化する場合に、上記遊技装飾演
出を、第2の演出状態から第1の演出状態へ切り換える
タイミングを所定時間遅らせるように制御することもで
き、その場合には、変動入賞装置内への入賞頻度が低い
場合でも、通常の遊技装飾演出に切り替わるタイミング
を無効化状態解除タイミングよりも所定時間遅らせてあ
るので、遊技者の遊技球が余り入賞していないという印
象を軽減することができ、遊技者の不快感を低減するこ
とができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した一例としてのパチンコ遊技機
の遊技盤面を示す正面図である。
【図2】図1の遊技盤面に備えられる特別変動入賞装置
の拡大図で、始動遊技状態中を示す正面図である。
【図3】図2と同様の拡大図で、大当たり中のV誘導動
作状態を示す正面図である。
【図4】図3に続いて、V入賞時を示す正面図である。
【図5】図2と同様の拡大図で、振り切り動作状態を示
す正面図である。
【図6】図1の遊技盤を備えるパチンコ遊技機の制御系
の構成を示すブロック構成図である。
【図7】第1始動入賞口への入賞による特別変動入賞装
置のSW1動作を示すタイミングチャートである。
【図8】第2始動入賞口への入賞による特別変動入賞装
置のSW2動作を示すタイミングチャートである。
【図9】大当たり中の特別変動入賞装置のV誘導動作有
りの動作を示すタイミングチャートである。
【図10】大当たり中の特別変動入賞装置のV誘導動作
無しの動作を示すタイミングチャートである。
【図11】遊技状態決定図柄の図柄配列の一例を示す図
表である。
【図12】図11の図柄に応じた出現率及びV誘導回数
を示す図表である。
【図13】補助可変表示装置の時間短縮中における補助
変動入賞装置の開放と特別変動入賞装置の始動遊技の関
係を示すもので、作動パターン1の場合のタイミングチ
ャートである。
【図14】図13と同様で、作動パターン2の場合のタ
イミングチャートである。
【図15】図1の遊技盤を備えるパチンコ遊技機の動作
制御を示すゼネラルフローチャートである。
【図16】図15のゼネラルフローチャートにおける始
動スイッチ監視処理のサブルーチンを示すフローチャー
トである。
【図17】図15のゼネラルフローチャートにおける変
動入賞装置の初期開閉処理の第1実施形態のサブルーチ
ンを示すフローチャートである。
【図18】図15のゼネラルフローチャートにおける変
動入賞装置の初期開閉処理の第1実施形態のサブルーチ
ンを示すフローチャートである。
【図19】カウント入力有りと無しの場合の第2始動ス
イッチ,変動入賞装置の開放とV領域有効状態等の関係
を示す第1の実施形態に係るタイミングチャートであ
る。
【図20】カウント入力有りと無しの場合の第2始動ス
イッチ,変動入賞装置の開放とV領域有効状態等の関係
を示す第2の実施形態に係るタイミングチャートであ
る。
【図21】図15のゼネラルフローチャートにおける変
動入賞装置の初期開閉処理の第3実施形態のサブルーチ
ンを示すフローチャートである。
【図22】図15のゼネラルフローチャートにおける変
動入賞装置の初期開閉処理の第3実施形態のサブルーチ
ンを示すフローチャートである。
【図23】第3実施形態に係る特別変動入賞装置の拡大
図である。
【図24】第2始動スイッチ,変動入賞装置の開放,入
口カウントスイッチの入力,出口カウントスイッチの入
力とV領域有効状態等の関係を示す第3の実施形態に係
るタイミングチャートである。
【図25】図15のゼネラルフローチャートにおける変
動入賞装置の特別開閉処理のサブルーチンを示すフロー
チャートである。
【図26】図15のゼネラルフローチャートにおける変
動入賞装置の特別開閉処理のサブルーチンを示すフロー
チャートである。
【図27】従来のパチンコ遊技機の遊技盤面を示す正面
図である。
【図28】図27の遊技盤面に備えられる特別変動入賞
装置の拡大図である。
【図29】第2始動スイッチ,変動入賞装置の開放とV
領域有効状態等の関係を示す従来の遊技機のタイミング
チャートである。
【符号の説明】
1 遊技盤 5 第1始動入賞口 6 第2始動入賞口 7 補助変動入賞装置 8 補助可変表示装置 11 特別変動入賞装置 14 カウントセンサ(入賞検出手段) 16,17 特別入賞率変更手段 19 特別入賞口 20 可変表示装置 30 遊技制御回路 50 カウントセンサ(流出検出手段)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】可動部材と特別入賞口を有し前記可動部材
    の作動によって遊技者にとって不利な第1状態と遊技者
    にとって有利な第2状態とに変換可能な変動入賞装置
    と、 遊技媒体の入賞に基づいて前記変動入賞装置を前記第2
    状態に変換させる予備遊技状態を起生させるための条件
    を与える始動入賞口と、を遊技領域に備え、 前記始動入賞口への遊技媒体の入賞に基づき前記変動入
    賞装置による予備遊技状態を起生させる制御を行うとと
    もに、前記予備遊技状態が起生されて前記第2状態に変
    換した際に前記変動入賞装置に流入した遊技媒体が、前
    記特別入賞口に入賞したことに基づいて、当該変動入賞
    装置を予め定められた規定に基づいて前記第2状態に変
    換させる特別遊技状態を起生させる制御を行う制御手段
    を備えた遊技機において、 前記変動入賞装置は、前記可動部材と前記特別入賞口と
    の間の遊技媒体通過領域に設けられ当該変動入賞装置内
    への遊技媒体の入賞を検出する入賞検出手段を備え、 前記制御手段は、 前記始動入賞口ヘの遊技媒体の入賞に基づいて予備遊技
    状態を起生し、かつ、上記特別入賞口への遊技媒体の入
    賞を有効化するとともに、所定時間が経過するまで、他
    の遊技媒体の前記始動入賞口への入賞に基づく予備遊技
    状態の起生を無効化し、前記予備遊技状態の起生に基づ
    いて前記変動入賞装置が前記第2状態へ変換した後所定
    時間内に、前記変動入賞装置の前記入賞検出手段による
    遊技媒体の入賞が検出されなかった場合には、該入賞検
    出手段により遊技媒体の入賞が検出された場合よりも短
    い時間で、上記予備遊技状態の起生の無効化状態を解除
    して、遊技媒体の上記始動入賞口への入賞に基づく予備
    遊技状態の起生を有効化する制御を行うことを特徴とす
    る遊技機。
  2. 【請求項2】可動部材と特別入賞口を有し前記可動部材
    の作動によって遊技者にとって不利な第1状態と遊技者
    にとって有利な第2状態とに変換可能な変動入賞装置
    と、 遊技媒体の入賞に基づいて前記変動入賞装置を前記第2
    状態に変換させる予備遊技状態を起生させるための条件
    を与える始動入賞口と、を遊技領域に備え、 前記始動入賞口への遊技媒体の入賞に基づき前記変動入
    賞装置による予備遊技状態を起生させる制御を行うとと
    もに、前記予備遊技状態が起生されて前記第2状態に変
    換した際に前記変動入賞装置に流入した遊技媒体が、前
    記特別入賞口に入賞したことに基づいて、当該変動入賞
    装置を予め定められた規定に基づいて前記第2状態に変
    換させる特別遊技状態を起生させる制御を行う制御手段
    を備えた遊技機において、 前記変動入賞装置は、前記可動部材と前記特別入賞口と
    の間の遊技媒体通過領域に設けられ当該変動入賞装置内
    への遊技媒体の入賞を検出する入賞検出手段を備え、 前記制御手段は、 前記始動入賞口ヘの遊技媒体の入賞に基づいて予備遊技
    状態を起生するとともに、所定時間が経過するまで、他
    の遊技媒体の前記始動入賞口への入賞に基づく予備遊技
    状態の起生を無効化し、 前記予備遊技状態の起生に基づいて前記変動入賞装置が
    前記第2状態へ変換した後所定時間内に、前記変動入賞
    装置の前記入賞検出手段による遊技媒体の入賞が検出さ
    れた場合には、前記特別入賞口への遊技媒体の入賞を有
    効化するとともに、上記予備遊技状態の起生の無効化状
    態を継続し、 前記予備遊技状態の起生に基づいて前記変動入賞装置が
    前記第2状態へ変換した後所定時間内に、前記変動入賞
    装置の前記入賞検出手段による遊技媒体の入賞が検出さ
    れなかった場合には、該入賞検出手段により遊技媒体の
    入賞が検出された場合よりも短い時間で、上記予備遊技
    状態の起生の無効化状態を解除して、遊技媒体の上記始
    動入賞口への入賞に基づく予備遊技状態の起生を有効化
    する制御を行うことを特徴とする遊技機。
  3. 【請求項3】可動部材と特別入賞口を有し前記可動部材
    の作動によって遊技者にとって不利な第1状態と遊技者
    にとって有利な第2状態とに変換可能な変動入賞装置
    と、 遊技媒体の入賞に基づいて前記変動入賞装置を前記第2
    状態に変換させる予備遊技状態を起生させるための条件
    を与える始動入賞口と、を遊技領域に備え、 前記始動入賞口への遊技媒体の入賞に基づき前記変動入
    賞装置による予備遊技状態を起生させる制御を行うとと
    もに、前記予備遊技状態が起生されて前記第2状態に変
    換した際に前記変動入賞装置に流入した遊技媒体が、前
    記特別入賞口に入賞したことに基づいて、当該変動入賞
    装置を予め定められた規定に基づいて前記第2状態に変
    換させる特別遊技状態を起生させる制御を行う制御手段
    を備えた遊技機において、 前記変動入賞装置は、前記可動部材と前記特別入賞口と
    の間の遊技媒体通過領域に設けられ当該変動入賞装置内
    への遊技媒体の入賞を検出する入賞検出手段を備え、 前記変動入賞装置は、 前記可動部材と前記特別入賞口との間の遊技媒体通過領
    域に設けられ当該変動入賞装置内への遊技媒体の入賞を
    検出する入賞検出手段と、 当該変動入賞装置の出口側に設けられた流出検出手段と
    を備え、 前記制御手段は、 上記入賞検出手段と上記流出検出手段からの検出信号に
    基づいて、前記変動入賞装置内の遊技媒体の残留の有無
    を監視する残留遊技媒体監視手段を備え、 前記始動入賞口ヘの遊技媒体の入賞に基づいて予備遊技
    状態を起生するとともに、所定時間が経過するまで、遊
    技媒体の該始動入賞口への入賞に基づく予備遊技状態の
    起生を無効化し、 前記予備遊技状態の起生に基づいて前記変動入賞装置が
    前記第2状態へ変換した後所定時間内に、前記変動入賞
    装置の前記入賞検出手段による遊技媒体の入賞が検出さ
    れた場合には、前記特別入賞口への遊技媒体の入賞を有
    効化するとともに、上記予備遊技状態の起生の無効化状
    態を継続し、 前記予備遊技状態の起生に基づいて前記変動入賞装置が
    前記第2状態へ変換した後所定時間内に、上記残留遊技
    媒体監視手段により上記変動入賞装置内に遊技媒体が残
    留していないことが確認されたことを条件として、上記
    特別入賞口への遊技媒体の入賞の有効状態および上記予
    備遊技状態の起生の無効状態を解除する制御を行うこと
    を特徴とする遊技機。
  4. 【請求項4】上記残留遊技媒体監視手段により上記変動
    入賞装置内に遊技媒体が所定時間経過後に残留している
    ことが確認されたことを条件として、異常状態であると
    判定する異常判定手段を備え、 上記異常判定手段の判定結果に基づいて、上記制御手段
    は、所定の異常状態対応制御を行うことを特徴とする請
    求項3記載の遊技機。
  5. 【請求項5】上記変動入賞装置の可動部材の上記予備遊
    技状態における動作中、および該可動部材が最後に動作
    終了したタイミングの直後に所定の予備時間を設け、 上記制御手段は、 上記予備時間内に上記入賞検出手段により遊技媒体の通
    過を検出した場合には、前記変動入賞装置の動作に伴う
    有効な入賞と判定し、 上記予備時間経過後に上記入賞検出手段により遊技媒体
    の通過を検出した場合には、前記変動入賞装置の動作に
    伴わない無効な入賞と判定することを特徴とする請求項
    1から請求項4の何れかに記載の遊技機。
  6. 【請求項6】前記始動入賞口への遊技媒体の入賞に基づ
    いて予備遊技状態が起生されるのと並行して、遊技装飾
    演出を、第1の演出状態から第2の演出状態へ切り換え
    るように構成された請求項1から請求項5の何れかに記
    載の遊技機において、 所定時間内に、前記変動入賞装置の前記入賞検出手段に
    よる遊技媒体の入賞が検出されなかったことを条件に、
    該入賞検出手段により遊技媒体の入賞が検出された場合
    よりも短い時間で、上記予備遊技状態の起生の無効化状
    態を解除して、遊技媒体の上記始動入賞口への入賞に基
    づく予備遊技状態の起生を有効化する場合に、上記遊技
    装飾演出を、第2の演出状態から第1の演出状態へ切り
    換えるタイミングを無効化状態解除タイミングよりも所
    定時間遅らせることを特徴とする遊技機の制御方法。
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