JP2007029138A - 弾球遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】想定外の大当りの発生を防止し、遊技店と遊技者の利益バランスを良好に保つ弾球遊技機を提供すること。
【解決手段】 始動口へ遊技球が入球することに起因して入口を開放する大入賞装置3を備え、かつ上記始動口への入球に起因して有効期間の計測が開始され、該有効期間中に遊技球が大入賞装置3の内部のV入賞口35(特定の領域)を通過すると大当りとなる弾球遊技機において、大入賞装置3に、装置3内への遊技球の入球を検出する入球検出スイッチ40と、大入賞装置3から遊技球を排出する排出口37と、大入賞装置3の内部の遊技球を排出口37へ誘導する排出誘導装置を設け、大入賞装置3内に遊技球が残っている場合に新たな始動口への入球に起因して、大入賞装置3の開放および有効期間の計測開始を行う前に、排出誘導装置により排出口37から遊技球を排出するようになす。
【選択図】 図3

Description

本発明は弾球遊技機、特に始動口への入球に起因して大入賞装置の入口が開放可能とされ、かつ大入賞装置内の特定の領域を遊技球が通過すると大当り状態となる弾球遊技機に関する。
弾球遊技機には、遊技盤上に、始動口と、該始動口へ遊技球が入球すると開閉する羽型の役物を有する大入賞装置とを備え、上記役物の開放時のみ上記大入賞装置内へ遊技球が入球可能で、かつ大入賞装置の内部において遊技球がV入賞口(特定の領域)に入球すると、大当りとなって上記役物を一定期間連続的に開閉して上記大入賞装置への入球を容易にし、遊技者にとって極めて有利な特別遊技に移行するようにしたものがある(第2種遊技機)。
一般に第2種遊技機では、遊技店と遊技者の利益バランスを保つために、始動口への入球の確率と、大入賞装置への入球の確率、およびV入賞口への入球の確率を綿密に計算して大当りが発生する確率を設定している。しかしながら、遊技者による不正行為等で大当りとなると遊技店と遊技者の利益バランスが崩れるといった問題が生ずる。そこで、上記V入賞口への入球があればいつでも大当りを発生させるのではなく、遊技者がピアノ線等で不正に大入賞装置の役物を開放させ、上記V入賞口に入球させて大当りを発生させるといった不正行為を防止するため、例えば、始動口への入球により大入賞装置が開放してから所定の時間のみV入賞口への入球を有効とする有効期間を設定することが行われている。これによれば、先ず始動口への入球がなければ、強制的に大入賞装置の入口を開いてV入賞口へ入球させても大当りとならない。
また不正行為以外にも、大当り遊技終了後に、大入賞装置内に残った遊技球がV入賞口へ入球すると連続して大当りが発生することとなり、この場合、遊技機の設計時点で想定した以外の大当りの発生となって遊技店と遊技者の利益バランスを崩すこととなる。そこで、下記特許文献1に記載されたように、大当り遊技終了後に、V入賞口への入球を無効にする特定玉受付制御手段と、大当り終了後にV入賞口への入球が無効となるまで始動口への入球を無効にする始動玉受付制御手段を設け、両制御手段により大当り遊技終了後の大入賞装置内に残った遊技球により再び大当りが発生することを防止し、想定外の大当りの発生を防ぐようにしたものが提案されている。
特開2001−658号公報
しかしながら、特許文献1の構造では想定外の大当りの発生を防止する構成として十分であるとはいえない。第2種遊技機は、一つの契機(一回の始動口への入球)で開放された大入賞装置へ入球した遊技球により、同契機で開始された有効期間中に特定の領域への入球を判定して大当り抽選を行うといった基本構成を有する。これに対して、例えば図13(a)に示すように、始動口への入球があり(801)、これにより大入賞装置が開放(802)して装置内へ遊技球が入球したが(803)、有効期間(804)が経過しても遊技球がV入賞口やハズレ口のいずれにも入らないまま装置内に残った状態で、新たな始動口への入球があり(805)、これにより開始された有効期間中(806)に装置内に残っていた上記遊技球がV入賞口へ入球(807)すると、上記基本構成とは異なる想定外の大当りが発生(808)するといった問題がある。また、有効期間は大入賞装置開放時に入球があった場合(804)でも入球がなかった場合(806)でも同じ時間に設定しているので想定外の大当りが発生しやすい。
図13(b)に示すように、前の始動口への入球(801)による有効期間中(804)に、新たな始動口への入球があり(805)、両有効期間(804,806)が連続した状態になるとより想定外の大当りが発生(808)する。また、大入賞装置内に残った遊技球が直接V入賞口に入らなくても、残った遊技球が新たに大入賞装置が開放したときに入球した遊技球をV入賞口へ誘導することにより想定外の大当りを容易に発生させるといった問題があった。
そこで本発明は上記事情を鑑み、一つの契機で開放された大入賞装置へ入球した遊技球により、同契機で開始された有効期間中に特定の領域への入球を判定して大当り抽選を行う基本構成とは異なる想定外の大当りの発生がなく、遊技店と遊技者の利益バランスを崩すことのない弾球遊技機を提供することを課題としてなされたものである。
本発明は、始動口と、該始動口へ遊技球が入球することに起因して入口を開放する大入賞装置を備え、かつ上記始動口への入球に起因して有効期間の計測が開始され、該有効期間中に遊技球が上記大入賞装置の内部の特定の領域を通過すると上記大入賞装置へ遊技球が入球し易くなる大当り状態に移行する弾球遊技機において、上記大入賞装置に、大入賞装置内への遊技球の入球を検出する入球検出手段と、大入賞装置から遊技球を排出する排出口と、大入賞装置の内部に遊技球が存在するときに、上記始動口への入球に起因して大入賞装置の内部の遊技球を上記排出口へ誘導する排出誘導装置とを設ける(請求項1)。前の始動口への入球に起因して開放された大入賞装置内に遊技球が残っている場合、新たな始動口への入球に起因して、大入賞装置の開放を行う前に、排出誘導装置により排出口から大入賞装置内の遊技球を排出することができ、従来構造のように残った遊技球が特定の領域を通過したり、残った遊技球が新たに大入賞装置内へ入球した遊技機を特定の領域へ誘導することにより発生する想定外の大当りを防止する。
排出口としては大入賞装置に既設のハズレ口であってもよいし、通常は閉鎖されており遊技球を排出する際に開口されるものであってもよい。有効期間の計測は大入賞装置の開放と同時に開始することが望ましい。尚、始動口への入球がないのに大入賞装置が開放した場合には、有効期間の計測を開始しない。また、有効期間の計測は、大入賞装置の開放後に入球検出手段によって遊技球が検出されたてから計測を開始するように構成してもよい。大入賞装置内に遊技球が残っているか否かの判定は、入球検出手段で検出された遊技球の数(大入賞装置に入球した遊技球の数)と、特定の領域や大入賞装置内に設置された既設のハズレ口および排出口を通過した遊技球の数との差で判断することができる。
上記始動口への入球時から上記大入賞装置の入口が開放されるまでに所定の遅延時間を設け、該遅延時間内に上記排出誘導装置を作動させるように構成する(請求項2)。大入賞装置内に残た遊技球を新たな大入賞装置の開放前に排出できる。尚、有効期間は、大入賞装置の開放と同時に計測を開始してもよいし、大入賞装置の開放後に入球が検出されてから計測を開始するようにしてもよい。
上記有効期間中に上記始動口への入球があっても、上記排出誘導装置の作動を規制する誘導規制手段と、上記大入賞装置の開放を規制する開放規制手段とを設ける(請求項3)。誘導規制手段の規制により有効期間中に排出誘導装置を作動させないので不用意に大当りの可能性を無くすことがない。また、有効期間中に大入賞装置を開放させると、装置内に残っている遊技球が新たに入球した遊技球を特定の領域へ誘導して想定外の大当りを容易に発生させるおそれがあるが、開放規制手段の規制により大入賞装置を開放させないので想定外の大当りを予防できる。
上記有効期間は、上記入球検出手段により遊技球が検出されることにより期間延長するように構成する(請求項4)。通常の有効期間を短く設定しておけば、仮に排出誘導装置が大入賞装置内に残っている遊技球の排出に失敗したとしても、有効期間が短いので残った遊技球が特定の領域を通過して想定外の大当りとなる確率を低くできる。
上記大入賞装置内に存在する遊技球が上記特定領域を通過する可能性が高いか否か判定する判定手段を設け、上記始動口へ遊技球が入球したときに、上記判定手段により上記大入賞装置内に存在する遊技球が特定領域を通過する可能性が高いか否か判定して可能性が高い場合には、上記誘導規制手段および上記開放規制手段により上記排出誘導装置の作動および上記大入賞装置の開放を規制し、上記大入賞装置内に存在する遊技球が特定領域を通過する可能性が低い場合には、上記誘導規制手段および上記開放規制手段による規制を解除して上記排出誘導装置を作動させ、上記大入賞装置の開放させるように構成する(請求項5)。大入賞装置内の遊技球が特定領域を通過する可能性が高い場合は、誘導規制手段の規制により排出誘導装置を作動させず、かつ開放規制手段の規制により大入賞装置を開放させないので大入賞装置内の遊技球による大当りの可能性を維持できる。可能性が低い場合には、誘導規制手段および開放規制手段の規制を解除して排出誘導装置による遊技球の排出と大入賞装置の開放を行い、新たに大入賞装置へ入球した遊技球により大当りの可能性が発生するので、遊技者の利益を確保できる。判断手段は、大入賞装置内に存在する遊技球の位置や有効期間の残り時間などで判断するように構成する。
本発明の弾球遊技によれば、一つの契機で開放された大入賞装置へ入球した遊技球により、同契機で開始された有効期間中に特定の領域への入球を判定して大当り抽選を行う基本構成とは異なる想定外の大当りの発生を防ぎ、遊技店と遊技者の利益バランスを保つことができる。
図1は本発明を適用した第1の実施形態のパチンコ機を示す斜視図で、本パチンコ機は長方形の外枠111と前面枠112とを有し、前面枠112は、左端上下のヒンジ116により外枠111に対し水平方向に回動自在に取り付けられており、前面枠112と一体化している各部をメンテナンス時等に手前側に開き出すことが可能である。遊技機は、通常複数列レイアウトされる遊技機設置島に外枠111にて取り付けられ、プリペードカードユニットと交互に配置される。
前面枠112の内側には、前面枠112の高さ方向の上側略2/3の大きさをカバーする金枠113が取り付けられ、金枠113の左側を支軸にして金枠113の内周を縁取るガラス枠114が開閉可能に蝶着される。ガラス枠114にはガラス板115が二重に装填されている。ガラス板115の奥側で前面枠112の内側には遊技盤21が収納され、ガラス板115を挟んで遊技者と対向するようになっている。
前面枠112の内側にはまた、金枠113の下方にバスタブ状の上皿121と下皿124とが手前側に突出して設けられている。上皿121の本体部にはエボナイド等の汚れのつきにくいものが用いられる。上皿121の側面には賞球の払出し用等の排球出口122が開口している。
上皿121は左右に手前に膨出する膨出部を有し、左側の膨出部の頂部には、上記プリペードカードユニットに挿入されたプリペードカードの残高を表示する残高表示部133、遊技球の貸し出しを受ける場合に押下する球貸し釦131および精算する場合の精算釦132が設けられている。
下皿124は側面に溢れ球排球出口125が開口しており、上皿121満杯時の溢れ球が流入するとともに発射し損ねた戻り球の球出口となっている。また、遊技者が上皿球抜きレバー123を操作することにより溢れ球排球出口125を介して上皿121と連通するようになっており、上皿121の遊技球を下皿124に移動することが可能である。また、下皿124が遊技球で満杯となった時には、下皿球抜きレバー126の操作により下皿124の底面が開口して下皿124の下方に排出可能であり、遊技球を別箱に移すことができる。
下皿124の右側には発射ハンドル141が設けられている。発射ハンドル141は、手前側に突出して取り付けられたグリップ部142の外周にリング状の回動リング143を同軸に設けてなり、遊技者が回動リング143を時計方向に回動すれば、上皿121から供給される遊技球を遊技盤21の盤面上に発射することができる。
図2に示すように、遊技盤21の盤面上には、盤面上を略円形に縁取るようにレール22,23が設けてあり、両レール22,23により囲まれた遊技領域が形成してある。両レール22,23は図中左側の一部が二重構造の発射口を形成しており、発射ハンドル141の操作で遊技球が両レール22,23に沿って発射され、上記遊技領域内に入る。遊技領域の中央には大入賞装置3が設けられ、その周囲に種々の始動口24,25、一般入賞口26、図略の多数の遊技釘、風車等が設けられ、遊技領域の下端にはアウト口27が形成されている。
大入賞装置3の下方に設けられた各始動口24は、入球に起因して大入賞装置3の役物30を1回開閉させるもので、始動口25は入球に起因して役物30を2回開閉させるものである。
図2ないし図4に示すように、大入賞装置3には、上部の左右両側にそれぞれ遊技球が入球可能な入口を開閉する一対の羽型の役物30が設けられ、ソレノイド300の駆動による両役物30の開放時にのみ大入賞装置3内へ遊技球が入球可能である。また左右の上記入口にはそれぞれ、遊技球の入球を検出する入球検出手段たる入球検出スイッチ40,40が設置してある。入球検出スイッチ40,40は従来周知のもで、遊技球を挿通可能な開口部を備え、該開口部を遊技球が通過すると電気的に検出信号を発する近接センサを用いる。
役物30の開放時に大入賞装置3内へ遊技球が入球すると、入球検出スイッチ40がこれを検出し、賞球が払い出される。入球した遊技球は、一旦、上段の棚部で受けられ、該上段の棚部の中央の取込口31より左右両側縁に形成された球通路32を通り、通路下端の通路出口33より装置下端のステージ34へ送られる(図4(A)(B))。
大入賞装置3内の上下中間位置には、中央に特定の領域たるV入賞口35が設けられ、該V入賞口35の左右両側にハズレ口351が設けられている。これらV入賞口35およびハズレ口351に対応して上記ステージ34には、V入賞口35またはハズレ口351へ遊技球を振り分ける振分機構たる円筒状の回転体36が横設されている。回転体36は電動モーターにより円筒の軸を中心に周方向、かつステージ34から遊技球をV入賞口35またはハズレ口351へ向けて上向きに案内するように回転している。回転体36の外周部には複数の電磁石361が付設されている。回転体36は、ステージ34上の遊技球を電磁石361で吸着するとともに、上記回転により吸着した遊技球をV入賞口35またはハズレ口351へ送る。尚、回転体36は中央の電磁石361に吸着した遊技球を80%〜100%の確率でV入賞口35へ入球させるようにしてある。
ステージ34の遊技球が回転体36の中央の電磁石361に吸着されて上方へ運ばれ、V入賞口35へ入球すると(図4(C)(D))、V入賞口35に設置されたVスイッチ41がこれを検出して大当りとなって上記特別遊技へ移行する。回転体36の左右両側の電磁石361に吸着された遊技球はハズレ口351へ入球する(図4(E))。ハズレ口351にも図略のハズレスイッチが設置されている。このように大入賞装置3は、回転体36で振り分けられた遊技球がV入賞口35またはハズレ口351へ入球することで大当り抽選を行う。
ステージ34には、回転体36の電磁石361にうまく吸着されない遊技球を排出する排出口37が設けてある。排出口37には、これを開閉可能な開閉板50が設けてある。開閉板50は排出誘導装置たる主制御装置61の指令によりソレノイド500が駆動され開閉される。通常、開閉板50は閉じている。排出口37には排出球検出スイッチ42が設置してあり、排出された遊技球を検出する。排出口37から排出された遊技球はハズレ口351への入球と同様にハズレとする。尚、上記排出誘導装置たる主制御装置61は排出誘導時に開閉板50の開放指令とともに、電磁石361への電力を遮断して電磁石361の磁力がなくなるようにしている。
尚、大入賞装置3は、回転体36が電磁石361により遊技球を吸着して運搬するので、遊技者の不正行為等による衝撃の影響を受けやすく、大入賞装置3の遊技盤21への取付構造は防振部材39を用いた防振構造としてある。図の55は表示装置である。
図5は本パチンコ機の電気的構成を示すブロック図で、主制御装置61は、遊技制御プログラムを記憶したROMおよび演算等の作業領域として働くRAMを内蔵したワンチップマイコンを中心とした論理演算回路として構成され、各装置や基板類、各種スイッチ類および各種アクチュエータ類との入出力を行うための外部入出力回路も設けられている。
主制御装置61が信号入力を受ける各種スイッチ類について説明する。満タンスイッチ711は下皿124内に設けられた圧力センサであり、下皿124が遊技球で満タン状態になったことを検知する。玉切れスイッチ712は図略の球タンクに設けられた圧力センサであり、球タンク内に遊技球が不足していることを検知する。
始動口1スイッチ713は始動口24内に、始動口2スイッチ714は始動口25内に設けられ、それぞれ遊技球を検知する。Vスイッチ41はV入賞口35内に設けられ、遊技球が特別領域を通過したことを検知する。入球検出スイッチ40は大入賞口54内に入球するすべての遊技球を検知する。ハズレスイッチ743はハズレ口351内に設けられ、遊技球がハズレ口351を通過したことを検知する。排出球検出スイッチ42は排出口37内に設けられ、遊技球が排出口37から排出されたことを検知する
賞球払い出しスイッチ717は払出制御装置62から払い出される賞球をカウントする。カウント信号は払出制御装置62へも送信される。各普通入賞口スイッチ718は各普通入賞口53に入賞した遊技球を検知する。
主制御装置61により駆動される上記アクチュエータ類について説明する。作動用ソレノイド300は大入賞装置3の役物30の開閉に使用される。振分回転体モーター737は回転体36の回転駆動に使用される。開閉板50用ソレノイド500は排出口37の排出誘導装置50の開閉板の開閉駆動に使用される。
払出制御装置62は1チップマイクロコンピュータを用いた論理演算回路として構成されたもので、主制御装置61と双方向通信を行い、主制御装置61からの制御コマンドに従って入賞があった場合に賞球モータ722を作動せしめて賞球の払い出しの制御を行うとともに、プリペードカードユニット723およびCR精算表示装置724と双方向通信を行い、球貸しソレノイド725を駆動して貸し球の供給の制御を行う。貸球の数は球貸しセンサ736の出力に基づいてカウントされる。CR精算表示装置724は上記上皿121の押し釦132,133および残高表示部131形成位置に内蔵され、球貸し釦132の押下でオンする球貸しスイッチ、精算釦133の押下でオンする精算スイッチおよび残高表示部131における数値表示用のLEDから構成されている。
発射制御装置63は、遊技者が操作する発射ハンドルの回動量を検知する回動量センサ(図4中、発射ハンドル)726の検知量に応じて図示しない発射装置を構成する発射モータ727を駆動制御するもので、1チップマイコンからなる。発射制御装置63は、払出制御装置62と、払出制御装置62からの送信のみが許容される一方向通信を行う。発射制御装置63には発射停止スイッチ727が接続され、遊技者により操作されると発射を一時的に停止せしめるようになっている。また、タッチスイッチ728は発射ハンドル141に内蔵されて、遊技者が発射ハンドル141に触れているか否かを検知するもので、弾球遊技機が稼働中か否かが知られる。
サブ統合基板66は、主制御装置61からの指令を受けてこの指令を表示制御装置64および表示装置55に中継するとともに、1チップマイコンとランプ出力用のICチップからなるランプ制御装置を有し、各種のランプ類733のランプ制御を行う。
またサブ統合基板66は多数の音声データを記憶したマスクROM内蔵の1チップマイコンと、これにより制御される音源ICおよびアンプ等からなる音声制御装置を備えており、これにより主制御装置61および演出図柄制御装置64からの指令を受けて、録音した音源をフレーズに組み立てスピーカ735を駆動する音声制御を行う。
表示制御装置64は1チップマイコン等を中心に構成され、サブ統合基板66を経由した主制御装置61の指令に基づいて大入賞装置3に組み込まれた表示装置55の画像を制御する。
主制御装置61の通信の構成はインバータ回路やラッチ回路を用いて構成される。
また、主制御装置61は、盤用外部接続端子741を介して、遊技場内の弾球遊技機全体を管理するホールコンピュータ1cと接続され、ホールコンピュータに賞球の払い出し数等の種々の遊技情報を送信するようになっている。また、試験信号端子742と接続され、弾球遊技機を所定の状態として、故障の解析などを行うことができる。更に、ガラス枠114の開閉状態を検知する扉開放スイッチ751が接続され、ガラス枠114が開放されると、これを遊技場側に知らせるようになっている。各装置61,62,64,66等には、AC24V電圧を整流する電源基板67より定電圧が供給される。
次に図6ないし図11に基づいて、本パチンコ機の主制御装置61により制御される大入賞装置3の作動について説明する。尚、主制御装置61は、大入賞装置3の役物30の開放制御、開閉板50等を制御する排出誘導装置、排出誘導装置の作動を規制する誘導規制手段、および大入賞装置3の開放を制御する開放規制手段を構成している。図6に示すように、始動口24への入球があり始動口スイッチ713がオンになると(811)、所定時間遅れて(遅延時間A)大入賞装置3の役物30が作動して大入賞装置3の入口が開放する(812)。また大入賞装置3の開放と同時に有効フラグが作動となって有効期間の計測が開始される(813)。大入賞装置3の開放中に大入賞装置3への入球がなければ、有効期間は大入賞装置3の閉鎖と同時に終了する。
始動口24への入球(814)を起因とする大入賞装置3の開放中(815)に大入賞装置3への入球により入球検出スイッチ40がオンになると(816)、大入賞装置3が閉鎖しても有効期間は所定時間(B時間)に延長される(817)。B時間が経過して有効期間(817)終了後に、V入賞口35への入球がありVスイッチ41がオンになっても(818)大当り遊技にならない。一方、有効期間延長中(822)に、ハズレ口351への入球がありハズレスイッチ743がオンになると(823)、有効期間(822)はB時間の経過を待たずに終了となる。尚、有効期間中は大入賞装置3の表示装置55に有効期間中であることが表示される。また表示装置55には、有効期間以外でV入賞口35への入球した場合に、有効期間以外での入球であり、大当りにならないといったメッセージが表示される。
また、遊技者の不正行為により始動口24への入球なしに大入賞装置3を開放し(824)、大入賞装置3への入球があっても(825)、有効期間が計測されず(図の仮想線)、V入賞口35への入球があっても(826)大当り遊技にならない。
図7に示すように、始動口24への入球(827)に起因する大入賞装置3の開放時(828)の大入賞装置3への入球(829)による有効期間延長中(830)に、V入賞口35への入球があると(831)、大当り遊技となって(832)、大入賞装置3が連続的に開放する。尚、V入賞口35への入球(831)から大当り遊技(832)となる間にはタイムラグ(C時間)を設けている。大当り遊技は、1ラウンド当たり、例えば大入賞装置を18回開放するかまたは大入賞装置へ遊技球が10個入球すると終了となる遊技を例えば15回(ラウンド)継続する。また大当り遊技はラウンド回数が抽選され(例えば1ランド、5ラウンド、15ラウンドの中ら選択される)、仮に15ラウンドが選択されても、各ラウンド中にV入賞口35への入球がなければ15ラウンドになる前に大当り遊技が終了する。大当りとなると、表示装置55には、ラウンド抽選の結果や大当り遊技中のラウンド回数、大入賞装置3への入球数等が表示される。
図8に示すように、始動口24への入球(835)に起因する大入賞装置3の開放時(836)に大入賞装置3に2つの遊技球が入球(837,838)した場合、有効期間(839)は期間中に一方の遊技球がハズレ(840)であっても終了せず、上記B時間の経過、または他方の遊技球の抽選結果が出た時点(図例ではハズレ841)で終了となる。つまり、入球検出スイッチ40で検出された遊技球の数分、ハズレ口351に遊技球が入ったら有効期間が終了する構成である。
大入賞装置3の開放時(843)に大入賞装置3に2つの遊技球が入球(844,845)し、有効期間中(846)に一方の遊技球が当たり(847)となると、有効期間(846)は終了となるが、C時間経過後に大当り遊技を実行せず(図の仮想線)、他方の遊技球の抽選結果(図例ではハズレ(848))が出たD時間後に大当り遊技を実行する(849)。このような構成にすることで、大当り遊技開始時には、必ず大入賞装置内に遊技球がない状態にできる。例えば大当り開始時に大入賞装置3内に遊技球があると、容易に次のラウンドに移行してしまう(容易にV入賞口35へ入球してしまう)が、これを防止できる。
図9に示すように、始動口24への入球(850)に起因する大入賞装置3の開放時(851)に大入賞装置3への入球(852)があり、この遊技球の抽選結果が出ない(V入賞口35にもハズレ口351にも入っていない状態)まま、有効期間(853)が終了して、次に新たな始動口24への入球(854)があると、E時間経過した後に主制御装置61の上記排出誘導装置が作動して開閉板50を開放し、これにより排出口37を開放する。そして遊技球が排出口37から排出されたことを排出球検出スイッチ42の検出(856)により確認する。上記排出誘導装置の作動は始動口24への入球(854)から大入賞装置3の開放(857)までの遅延時間Aに行われ、遊技球排出の検出(856)により終了する。排出球検出スイッチ42が遊技球を検出して排出を確認すると上記排出誘導装置は作動を停止して開閉板50を閉じる。尚、遅延時間Aに遊技球の排出するので、大入賞装置3内に残った遊技球による影響がない。
大入賞装置3内に遊技球が残っていなければ(図ではハズレ860)、次に始動口24への入球(861)時に排出誘導装置は作動しない(仮想線)。大入賞装置3の開放(862)時に入球(863)があり、この遊技球の結果が出ないまま、次の新たな始動口24への入球(865)により排出誘導装置が作動(867)し、排出誘導装置の作動中にハズレ(868)となっても排出誘導装置の作動は終了する。尚、排出誘導装置の作動は、有効期間終了後に遊技球がV入賞口35へ入球しても終了する。即ち、排出誘導装置の作動は遊技球が大入賞装置3内に残っていないことが確認されると終了する。
図10に示すように、始動口24への入球(869)に起因する大入賞装置3の開放時(870)に大入賞装置3に2つの遊技球が入球(871,872)し、一方の遊技球がハズレ(874)となったが、有効期間(873)終了後に新たに始動口24への入球(875)があると、排出誘導装置が作動(876)して他方の遊技球を排出する(877)。
大入賞装置3の開放時(878)に入球(879)があり、有効期間延長中(880)では、新たな始動口24への入球(881)があっても、主制御装置61の上記誘導規制手段の規制により排出誘導装置を作動させず、更に主制御装置61の上記開放規制手段の規制により大入賞装置3の開放を行わない(仮想線)。有効期間(880)終了後の始動口24への入球時(882)、まだ大入賞装置3内に遊技球が残っていれば、排出誘導装置が作動(883)して遊技球を排出する(884)。尚、有効期間延長中(885)に新たに始動口24への入球(886)があり、A時間経過後には有効期間(885)が終了する場合でも大入賞装置3の開放を行わない(仮想線)。
有効期間中に新たな始動口24への入球があっても、誘導規制手段により排出誘導装置を作動させないので不用意に大当りの可能性を無くすことがない。また、有効期間中に大入賞装置を開放させると、装置内に残っている遊技球が新たに入球した遊技球を特定の領域へ誘導して想定外の大当りを容易に発生させるおそれがあるが、開放規制手段により大入賞装置を開放させないので想定外の大当りを予防できる。また有効期間の重複(図13(b)参照)や、有効期間の間隔が短くなることを防ぐことができ、想定外の大当りを防ぐ。開放規制手段により有効期間中には大入賞装置を開放させない構成とすると、有効期間中の始動口24への入球が無駄になってしまうので、大入賞装置3の入球がない場合には有効期間を延長せず、入球がある場合に有効期間を延長するようにして必要以上に有効期間を延長させず無駄を少なくする。
図11(a)に示すように、始動口24への入球(887)で開放(888)した大入賞装置3に2つの遊技球が入球(889,890)し、一方の遊技球がハズレ(892)となったが他方の遊技球が大入賞装置3内に残った状態で、有効期間(891)終了から所定のF時間経過した場合には、新たな始動口24の入球がなくても、排出誘導装置を作動(893)して他方の遊技球を排出する(894)。尚、大入賞装置3への入球が1つの場合でもF時間経過後に排出する。
大入賞装置3へ入球(897)した遊技球が装置3内に残った状態で、有効期間(898)の終了後に新たに始動口24への入球(899)があると、排出誘導装置を作動して遊技球を排出しようとするが、始動口24への入球(899)からA時間経過しても遊技球を排出できない場合は、始動口24への入球(899)で開放(901)した大入賞装置3に入球(902)があっても、有効期間(903)を延長せず、大入賞装置3内に残った遊技球(2つ)を排出するか、または両遊技球の抽選結果(図では当たり(904,905))が出るまで排出誘導装置の作動(900)を継続する。当然、V入賞口35への入球(904,905)であっても有効期間中でないので大当りとならず、想定外の大当りの発生を防止できる。
また、始動口24への入球(910)からA時間経過しても遊技球を排出できない場合は、図11(b)に示すように、始動口24への入球(910)からA時間経過しても大入賞装置の開放および有効期間の計測を行わず(仮想線)、大入賞装置3内に残った遊技球を排出するか、または遊技球の結果(図ではV入賞口35へ入球(912))が出るまで排出誘導装置の作動(911)を継続するようにしてもよい。これによれば、図11(a)に示す有効期間(903)を延長させない構成よりも、より確実に想定外の大当りの発生を防止できる。
尚、遊技球の入球により大入賞装置3を1回開放する始動口24を中心に説明したが、入球により大入賞装置3を2回開放する始動口25でも同様な制御を行う。始動口25へ入球した場合には大入賞装置3を2回開放するが、この2回の開放は一つの契機(始動口25への入球)により発生したものであるので、1回目に開放した時に大入賞装置3に入球した遊技球が2回目の開放が終了してからV入賞口35へ入球しても(大当りとなっても)想定外ではない。同様に、1回目の開放により入球した遊技球が2回目の開放で入球した遊技球に影響をおよぼしても問題にはならない。
本実施形態によれば、大入賞装置3開放時に装置3への入球がなければ有効時間を延長しないようにしたので、既に大当りの可能性が無いときに意味のない遊技時間を短縮できる。また有効期間延長中であってもハズレ口351へ入球してハズレとなると、この時点で有効期間を終了して必要以上に有効期間を延長しないようにしたので、仮に大当りの可能性が無いのに有効期間が長いと、有効期間中に新たに始動口24,25への入球があっても大入賞装置3を開放しないので始動口24への入球が無駄になってしまう。また有効期間は、始動口24,25への入球なしに不正に大入賞装置3を開放しても有効期間が計測されないので、不正行為を防ぐことができる(図6)。
大入賞装置3には排出口37と排出口37へ遊技球を誘導する排出誘導装置を設け、有効期間終了後に大入賞装置3内に遊技球が残った状態で、新たに始動口24,25への入球があると、排出誘導装置を作動して排出口37より遊技球を排出するようにしたので、大入賞装置3内に残っている遊技球が、新たな始動口24,25への入球により計測された有効期間中にV入賞口35へ入球して大当りとなったり、大入賞装置内3に残った遊技球が直接V入賞口35に入らなくても、残った遊技球が新たに大入賞装置3内に入球した遊技球をV入賞口35へ誘導して大当りとなるといった想定外の大当り遊技の発生を防止できる(図9)。従って、本パチンコ機は、一つの契機(一回の始動口への入球)で開放された大入賞装置へ入球した遊技球により、同契機で開始された有効期間中に特定の領域への入球を判定して大当り抽選を行う構成にでき、遊技店と遊技者の利益バランスを崩すことがない。
大入賞装置3内に遊技球が残っているか否かの判定は、入球検出スイッチ40で検出された遊技球の数(大入賞装置に入った遊技球の数)と、Vスイッチ41やハズレスイッチ743および排出球検出スイッチ42で検出された遊技球の数(大入賞装置を出た遊技球の数)との差で判断することができる。
また、始動口24,25への入球から大入賞装置3の開放および有効期間の計測までの遅延時間(A時間)で排出誘導装置を作動して遊技球を排出するようにしたので、大入賞装置3から遊技球を効率よく排出でき(図9)、前の始動口24,25への入球を起因とする遊技契機の影響を受けずに新たな始動口24,25への入球を起因とする遊技契機を開始することができる。
有効期間中に新たな始動口24,25への入球があった場合、有効期間中に排出誘導装置を作動すると大当りとなる可能性を潰すこととなるが、有効期間中は新たな始動口24,25への入球があっても、誘導規制手段により排出誘導装置を作動させず、かつ開放規制手段により新たな始動口24,25への入球を起因とする大入賞装置3の開放および有効期間の計測を行わないので、大当りの可能性を持続でき、設計通り(想定通り)の大当り抽選が可能になる(図10)。尚、有効期間中に新たに始動口24,25への入球があり、新たな始動口24,25への入球から遅延時間(A時間)経過後に有効期間が終了する場合には、新たな大入賞装置3の開放および新たな有効期間の計測を開始してもよい。開放規制手段により有効期間中には大入賞装置を開放させない構成とすると、有効期間中の始動口24への入球が無駄になってしまうので、大入賞装置3の入球がない場合には有効期間を延長せず、入球がある場合に有効期間を延長するようにして必要以上に有効期間を延長させず無駄を少なくする。
遊技球が大入賞装置3内に残っている状態で、有効期間終了から所定のF時間経過した場合には、新たな始動口24,25への入球がなくても、排出誘導装置を作動して大入賞装置3内に残っている遊技球を排出するようにしたので、確実に想定外の大当りの発生を防止できる。また、排出誘導装置は、上記遅延時間(A時間)内に遊技球を排出できなくても、遊技球を排出するまで作動するので確実に遊技球を排出できる。この場合、排出誘導装置の作動中に大入賞装置3が開放して装置3への入球があっても有効期間を延長しないので、想定外の大当りを防止できる(図11(a))。排出誘導装置の作動中には、大入賞装置3の開放や有効期間の計測を行わないようにしてもよい(図11(b))。
本パチンコ機では、大当り遊技中の各ラウンド間のインターバル中にも排出誘導装置を作動させて、各ラウンドの開始時点で大入賞装置3内に遊技球が残っていないように構成している。これによれば、想定したV入賞口35への入球率が大入賞装置3内に残っている遊技球の影響を受けて変化せず、想定外の次のラウンドへの移行を防止できる。
次に、本発明を適用した第2の実施形態を説明する。本実施形態の基本構造は先の実施形態のそれとほぼ同じで、相違点を中心に説明する。本実施形態のパチンコ機には、回転体36の中央の吸着した遊技球をV入賞口へ送る電磁石361に、遊技球を吸着したか否かを検出するV磁石スイッチを設けるとともに、主制御装置61には、上記スイッチの検出信号の有無と有効期間の残り時間等により、大入賞装置3内の遊技球がV入賞口へ入球する確率が高いか否かの判定を行うようにしている(判定手段)。すなわち判定手段は、回転体36の中央の電磁石361に遊技球が吸着されたことを検出し、有効期間の残り時間が充分にあれば、V入賞口へ入球する確率が高いと判定する。
図12(a)に示すように、始動口24への入球(913)により開放した大入賞装置3への入球(915)があって有効期間延長中(916)に、新たに始動口24への入球(917)があると、上記判定手段によりにV磁石スイッチを判定して信号がなく大入賞装置3内にある遊技球で大当りの可能性が低いと判定すれば、有効期間中の上記誘導規制手段の規制を解除して排出誘導装置を作動させ(918)、排出終了(919)後、有効期間中の上記開放規制手段の規制を解除して新たな始動口24への入球(917)を起因とする大入賞装置3の開放(920)を行う。これにより大入賞装置3への入球(921)があり、有効期間中(922)にV入賞口35へ入球(923)すると大当り遊技(924)を実施する。
一方、図12(b)に示すように、有効期間中(928)に新たな始動口24への入球(929)があっても、上記判定手段によりにV磁石スイッチの信号を検出(930)して大入賞装置3内にある遊技球で大当りとなる可能性が高いと判定すれば、上記誘導規制手段および上記開放規制手段の規制により、有効期間中の新たな始動口24への入球(929)を起因とする排出誘導装置の作動および大入賞装置3の開放を行わない(仮想線)。有効期間中(928)にV入賞口35へ入球(931)すると大当り遊技(932)を実施する。
本実施形態によれば、第1の実施形態と同様に不正行為により大当りや想定外大当りの発生を防止できるうえ、第1の実施形態では大入賞装置3内に遊技球があり有効期間中では新たな始動口24,25への入球があっても排出誘導装置の作動および新たな大入賞装置3の開放を行わないが、これに対して本パチンコ機では、判定手段により大入賞装置3内の遊技球で大当りの可能性が低い場合は、排出誘導装置の作動させ、新たな大入賞装置3の開放を行なうようにしたので、大当りの可能性のない無意味な遊技時間を短縮でき、新たに大入賞装置3を開放すことで新たに入球する遊技球により大当りの可能性が発生するので、遊技者の利益を確保できる。
尚、上述の第1および第2の実施形態はすべての点で例示であって本発明の範囲を限定するものではなく、本発明は上述の実施形態を様々に変形、変更したものも含まれる。例えば、大入賞装置内のV入賞口に開閉式のシャッターを設けて有効時間中のみV入賞口を開放するようにしてもよし、大入賞装置内に遊技機球をV入賞口またはハズレ口へ振り分ける振分機構として回転体に限らず、クルーン等の他の振分機構でもよい。また大入賞装置内の下端部にV入賞口およびハズレ口を並設してもよい。この場合、排出誘導装置として、上記V入賞口を開閉可能なシャッターを設け、ハズレ口と排出口を共用することが望ましい。
本発明を適用した弾球遊技機の斜視図である。 本発明の第1の実施形態の遊技盤の概略正面図である。 上記遊技盤の中央に組付けられた大入賞装置の縦断面図である。 上記大入賞装置の作動を示す概略説明図である。 本発明を適用した弾球遊技機の電気的の構成を示すブロック図である。 第1の実施形態の弾球遊技機の有効期間の計測動作を示すタイムチャートである。 上記弾球遊技機の大当り遊技の動作を示すタイムチャートである。 上記弾球遊技機の有効期間の他の計測動作を示すタイムチャートである。 上記弾球遊技機の排出誘導装置の動作を示すタイムチャートである。 上記弾球遊技機の排出誘導装置の他の動作を示すタイムチャートである。 上記弾球遊技機の排出誘導装置の更に他の動作を示すタイムチャートである。 本発明の第2の実施形態の弾球遊技機の排出誘導装置の動作を示すタイムチャートである。 従来の弾球遊技機の大入賞装置の動作を示すタイムチャートである。
符号の説明
24,25 始動口
3 大入賞装置
35 V入賞口(特定の領域)
37 排出口
40 入球検出スイッチ(入球検出手段)
50 開閉板
61 主制御装置(排出誘導装置、誘導規制手段、開放規制手段、判定手段)

Claims (5)

  1. 始動口と、該始動口へ遊技球が入球することに起因して入口を開放する大入賞装置を備え、かつ上記始動口への入球に起因して有効期間の計測が開始され、該有効期間中に遊技球が上記大入賞装置の内部の特定の領域を通過すると上記大入賞装置へ遊技球が入球し易くなる大当り状態に移行する弾球遊技機において、 上記大入賞装置に、大入賞装置内への遊技球の入球を検出する入球検出手段と、大入賞装置から遊技球を排出する排出口と、大入賞装置の内部に遊技球が存在するときに、上記始動口への入球に起因して大入賞装置の内部の遊技球を上記排出口へ誘導する排出誘導装置とを具備することを特徴とする弾球遊技機。
  2. 上記始動口への入球時から上記大入賞装置の入口が開放されるまでに所定の遅延時間を設け、該遅延時間に上記排出誘導装置を作動させるように構成した請求項1に記載の弾球遊技機。
  3. 上記有効期間中に上記始動口への入球があっても、上記排出誘導装置の作動を規制する誘導規制手段と、上記大入賞装置の開放を規制する開放規制手段とを設けた請求項1または2に記載の弾球遊技機。
  4. 上記有効期間を、上記入球検出手段で遊技球が検出されることにより期間延長するように構成した請求項1ないし3のいずれかに記載の弾球遊技機。
  5. 上記大入賞装置内に存在する遊技球が上記特定領域を通過する可能性が高いか否か判定する判定手段を設け、上記始動口へ遊技球が入球したときに、上記判定手段により上記大入賞装置内に存在する遊技球が特定領域を通過する可能性が高いか否か判定して可能性が高い場合には、上記誘導規制手段および上記開放規制手段により上記排出誘導装置の作動および上記大入賞装置の開放を規制し、上記大入賞装置内に存在する遊技球が特定領域を通過する可能性が低い場合には、上記誘導規制手段および上記開放規制手段による規制を解除して上記排出誘導装置を作動させ、上記大入賞装置の開放させるようになした請求項3または4に記載の弾球遊技機。
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