JP2008017985A - 収納箱搬送システム - Google Patents

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Abstract

【課題】店員や遊技者を煩わすことなく遊技を行っている遊技機まで収納箱を搬送する。
【解決手段】島設備11で、スロットマシン12の上部となる箇所に箱載置部15を設け、箱載置部15にメダル収納箱14が載置されているか否かを検知する箱検知センサ50を設ける。また、スロットマシン12の受容皿46に受容されるメダル45で受容皿46が満杯となったか否かを検知する満タン検知センサ48を設ける。ホールコンピュータでは、箱検知センサ48からのオン信号の出力の後に、スロットマシン12において当選信号が出力される、或いは満タン検知センサ48からオフ信号が出力されることを受けて、呼び出しボタン17の操作を有効にする。遊技者は、有効となる呼び出しボタン17を操作することで、島設備11に設けられた搬送装置が作動して箱載置部15にメダル収納箱14が搬送される。
【選択図】図2

Description

本発明は、パチンコ機やスロットマシン等の遊技機にて遊技を行った際に払い出されるメダルや、コイン或いはパチンコ球などの遊技媒体を収納する収納箱を搬送する収納箱搬送システムに関するものである。
パチンコ機やスロットマシンなどの遊技機は、パチンコ店等の遊技場の島設備に設置されている。このようなパチンコ機で遊技を行う場合には、パチンコ機に対応して設けられたCR(カードリーダー)機にプリペイドカードを挿入する、或いはパチンコ機の間に設置された球貸出し機や、スロットマシン間に設置されたメダル貸し出し機などに紙幣を投入することで、遊技の際に用いられるパチンコ球やメダルなどの遊技媒体の貸し出しが行われる。この遊技媒体の貸し出しを受けることにより、遊技者は遊技機における遊技を行うことができる。
例えばパチンコ機の場合には、遊技を開始する場合にパチンコ球の貸し出しを行うと、パチンコ機の前面に設けられた受容箱にパチンコ球が払い出されるので、遊技者は、操作ハンドルを遊技者が意図する打ち出し強さとなるように操作ハンドルを操作する。これにより、パチンコ球が遊技領域に向けて打ち出され、通常の遊技が行われる通常状態での遊技が開始される。遊技が開始され、例えば遊技領域に設けられた入賞装置にパチンコ球が入賞すると、その入賞に対する賞球としてのパチンコ球が受容皿に払い出される。例えば入賞装置のうち、通常状態から、この通常状態よりも遊技者に有利になる状態(「大当たり」状態)に移行させるか否かの抽選(以下、移行抽選)が行われる始動チャッカーにパチンコ球が入賞すると、移行抽選が行われる。この移行抽選で当たりとなる場合に、「大当たり」状態に移行する。この「大当たり」状態では、アタッカと呼ばれる入賞装置の可動物が所定の間開放され、その奥に設けられた入賞口へとパチンコ球を入賞させることができるようになる。そして、一端可動物が閉塞された後、再度開放される。この可動物は、他の入賞装置よりも入賞し易くなっていることから、「大当たり」状態に移行すると、入賞を得やすく、数多くのパチンコ球を獲得することができる。
また、スロットマシンの場合、遊技を開始する際にメダルを投入すると、ベット処理が行われ、投入されたメダルに対応する入賞ラインが有効となる。その後、スタートレバーを押下すると、遊技における当たり、又はハズレのいずれか、また当たりとなる場合には当たりの種類が決定され、筐体の内部に組み込まれた3個のリールが回転する。そして、各リールに対応して設けられたストップボタンの操作が有効となった後に、遊技者がストップボタンを押圧操作することで、押圧操作されたストップボタンに対応するリールが停止される。そして、全てのリールが停止され、有効となる入賞ラインのうちのいずれかの入賞ライン上に、例えば同一の図柄が停止されることで入賞となり、入賞に対する配当数のメダルがスロットマシンの前面に設けられた受容皿に払い出される。なお、ここでは詳細は省略するが、ストップボタンの押圧操作を行って、同一の入賞ライン上に例えば図柄「7」が3個、或いは図柄「BAR」が3個揃うと、遊技状態が通常の遊技が行われる通常モードから、遊技者に有利になるBBモードやRBモードへと移行する。これらBBモードやRBモードは、通常モードよりも入賞を得やすくなっていることから、数多くのメダルを獲得することができる。
特開2006−68552号公報 特開2004−160107号公報
このように数多くのメダルやパチンコ球を獲得した場合、遊技機に設けられた受容皿には、獲得したメダルやパチンコ球で満杯となりやすい。このため、遊技者は遊技を中断して、遊技場の従業員を呼んで遊技場に予め設置されているドル箱と呼ばれる収納箱を運んで来てもらうことになる。例えば遊技場の従業員を呼んだとしても、遊技場の店員は他の遊技者にも対応する必要があるから、必ずしもすぐに収納箱を運んできてくれるという保証がない。また、遊技を行っている遊技機から離れて、遊技者本人が収納箱を取りに行くことも考えられるが、例えばパチンコ機で遊技を行っている場合には、「大当たり」状態に移行してアタッカの可動物が開放される時間は予め決まっており、また、再度開放されるためには、可動物が開放されている間にパチンコ球を所定数入賞させる必要があることから、遊技を中断して収納箱を取りに行くという行為は、せっかく遊技者が有利になる遊技状態を自ら放棄することになり、遊技者は損をすることになる。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、店員や遊技者を煩わすことなく、遊技を行っている遊技機まで収納箱を搬送することができるようにした収納箱搬送システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の収納箱搬送システムは、遊技場の島設備に配設される遊技機と、前記遊技機と電気的に接続され、前記遊技機を管理する管理装置と、前記遊技機に対応して設けられ、前記遊技機において払い出された遊技媒体を収納する収納箱が載置される載置台と、前記収納箱が前記載置台に載置されているか否かを検知し、その検知信号を前記管理装置に送信する箱検知手段と、前記遊技機に対応して設けられ、前記収納箱の搬送要求を行う際に操作される搬送要求ボタンと、保管された前記収納箱を前記載置台に向けて搬送する搬送装置とから構成され、前記管理装置は、前記箱検知手段からの検知信号に基づいて、前記収納箱が前記載置台に載置されているか否かを判定する判定手段と、前記判定手段によって前記収納箱が前記載置台に載置されていないことが判定されている場合に前記遊技機から出力される出力信号を受けて、該遊技機に対応した前記搬送要求ボタンを有効とする有効許可手段と、前記有効となる搬送要求ボタンの操作が行われたときに前記搬送装置を駆動させ、前記収納箱が載置されていない前記載置台に収納箱を搬送する駆動制御手段とを備えたことを特徴とする。なお、搬送要求ボタンを有効とするとは、搬送要求ボタンの操作時に出力される信号を有効とすることの他に、搬送要求ボタンの操作自体を有効とすることが含まれる。
また、前記遊技機は、遊技の実行の際に払い出される遊技媒体を受容する受容皿と、前記受容皿が前記遊技媒体で満杯であるか否かを検知する遊技媒体検知手段と、を備え、前記遊技機は、前記遊技媒体検知手段によって前記受容皿に受容された遊技媒体が満杯であることが検知されたときに、前記管理装置に前記遊技媒体で満杯であることを示す満杯信号を出力し、前記有効許可手段は、前記遊技機からの満杯信号を受けて、前記搬送要求ボタンを有効とすることを特徴とする。
また、前記遊技機は、遊技の実行に伴って抽選を行う抽選手段を備え、前記遊技機は、前記抽選手段の抽選結果が当たりとなる場合に、前記管理装置に向けて前記抽選結果が当たりであることを示す当選信号を前記管理装置に出力し、前記有効許可手段は、前記遊技機からの当選信号を受けて、前記搬送要求ボタンを有効とすることを特徴とする。
また、前記有効許可手段は、前記搬送要求ボタンを一定時間有効とすることを特徴とする。
また、前記有効許可手段は、前記搬送要求ボタンを前記遊技場の閉店前の一定時間有効とすることを特徴とする。
本発明の収納箱搬送システムによれば、遊技場の島設備に配設される遊技機と、前記遊技機と電気的に接続され、前記遊技機を管理する管理装置と、前記遊技機に対応して設けられ、前記遊技機において払い出された遊技媒体を収納する収納箱が載置される載置台と、前記収納箱が前記載置台に載置されているか否かを検知し、その検知信号を前記管理装置に送信する箱検知手段と、前記遊技機に対応して設けられ、前記収納箱の搬送要求を行う際に操作される搬送要求ボタンと、保管された前記収納箱を前記載置台に向けて搬送する搬送装置とから構成され、前記管理装置は、前記箱検知手段からの検知信号に基づいて、前記収納箱が前記載置台に載置されているか否かを判定する判定手段と、前記判定手段によって前記収納箱が前記載置台に載置されていないことが判定されている場合に前記遊技機から出力される出力信号を受けて、該遊技機に対応した前記搬送要求ボタンを有効とする有効許可手段と、前記有効となる搬送要求ボタンの操作が行われたときに前記搬送装置を駆動させ、前記収納箱が載置されていない前記載置台に収納箱を搬送する駆動制御手段とを備えたから、遊技者の必要に応じて、収納箱が搬送されてくることになるから、遊技場の従業員や遊技者を煩わせることがない。
また、前記遊技機は、遊技の実行の際に払い出される遊技媒体を受容する受容皿と、前記受容皿が前記遊技媒体で満杯であるか否かを検知する遊技媒体検知手段と、を備え、前記遊技機は、前記遊技媒体検知手段によって前記受容皿に受容された遊技媒体が満杯であることが検知されたときに、前記管理装置に前記遊技媒体で満杯であることを示す満杯信号を出力し、前記有効許可手段は、前記遊技機からの満杯信号を受けて、前記搬送要求ボタンを有効とするから、収納箱を搬送するタイミングが遊技を行って得られる遊技媒体の量によって図られることになる。これにより、遊技者は、遊技を中断する必要が無くなるから遊技者に不公正感を生じさせることがない。
また、前記遊技機は、遊技の実行に伴って抽選を行う抽選手段を備え、前記遊技機は、前記抽選手段の抽選結果が当たりとなる場合に、前記管理装置に向けて前記抽選結果が当たりであることを示す当選信号を前記管理装置に出力し、前記有効許可手段は、前記遊技機からの当選信号を受けて、前記搬送要求ボタンを有効とするから、収納箱を搬送するタイミングが遊技状態によって図られることになる。これにより、遊技者は、遊技者に対して有利な状態のときに遊技を中断する必要が無く、遊技者に不公正感を生じさせることがない。
また、前記有効許可手段は、前記搬送要求ボタンを一定時間有効とするから、遊技者が必要がないと考えた場合には、搬送要求ボタンを操作する必要がなく、搬送要求ボタンの操作が一定時間内に操作が無いことを条件に搬送要求ボタンが無効となる。このため、必要がないときに、搬送要求ボタンを操作することで、いたずらに収納箱を搬送させるということが無くなる。
また、前記有効許可手段は、前記搬送要求ボタンを前記遊技場の閉店前の一定時間有効とするから、閉店時に手持ちとして残っている遊技媒体を収納箱に移し替える作業を効率よく行うことができる。
図1に示すように、遊技場には島設備11が複数並列的に設けられることによって、遊技場のフロアが区画されている。詳細は記載しないが、これら島設備11の間には、遊技者や遊技場の従業員が歩行でき、且つ遊技者が遊技を行うのに充分な空間が確保されている。この島設備11には、例えば10台のスロットマシン(遊技機)12が設置されている。各スロットマシン12は、正面を向いた状態で横一列に並べられた状態となっている。各スロットマシン12には、例えば台番号A〜Jが付与されており、この台番号A〜Jによって各々のスロットマシン12が個別に識別される。この島設備11では、例えば台番号Eのスロットマシン12と、台番号Fのスロットマシン12とが仕切壁11aによって仕切られている。
図2は、島設備11に配設されるスロットマシン12の近傍の構成を示す斜視図である。スロットマシン12は、遊技場の島設備11に所定の間隔を空けて整列して設置され、隣り合うスロットマシン12の間にメダル貸出機13が設けられている。また、スロットマシン12やメダル貸出機13の上部には、メダル収納箱14が載置される箱載置部(載置台)15や、遊技履歴などを表示する表示装置16及び呼び出しボタン(搬送要求ボタン)17が設けられている。
スロットマシン12は、前面が開口された収納箱20の前面に、上部扉22と下部扉23とからなる2枚の前面扉21が図示しないヒンジ部を介してそれぞれ組み付けられている。上部扉22の前面には、スロットマシン12のイメージを示すデザインが施された意匠パネル25が設けられている。この意匠パネル25の略中央には表示窓26が形成されており、この表示窓26から、内部に配設された3個のリール27,28,29の外周面がそれぞれ視認される。各リール27,28,29の外周面には複数種の図柄が配列されており、1つのリールが停止したときには、表示窓26から3個の図柄が表示される。これにより、3個のリールの全てが停止されたときには、9個の図柄が表示され、横3本、斜め2本の計5本の入賞ラインが設定される。
この表示窓26の側方には、演出表示装置30が設けられている。この演出表示装置30は、例えば遊技中の演出表示が行われる他に、遊技が行われていない待機状態のときに、スロットマシン12のイメージを示すアニメーション表示などが行われる。
下部扉23の前面には、スロットマシン12のイメージを示すデザインが施された意匠パネル35が設けられている。この意匠パネル35の上部には、メダル投入口36、スタートレバー37、ストップボタン38,39,40、MAXベットボタン41などが設けられている。メダル投入口36は、遊技を行う際に、メダル45を直接投入するために設けられている。なお、本実施形態ではメダル投入口36としているが、例えばパチンコ球を投入することによって遊技を行うスロットマシンの場合には、パチンコ球の径に合わせた投入口となることは言うまでもない。
スタートレバー37は、遊技を開始する際に押下される。このスタートレバー37が押下されることによって、後述する乱数取得部126における乱数の取得処理、及び当選役決定部127における当たりか否かの判定処理が行われる。また、これら処理の後に、各リール27,28,29が回転を開始するとともに、演出表示装置30において、遊技における演出表示が開始される。ストップボタン38,39,40は、回転するリールを停止させるために設けられている。また、MAXベットボタン41は、クレジットされたメダルを使用してベットする場合に押圧操作されるボタンである。
下部扉23であって、意匠パネル35の下方には、受容皿46が設けられている。この受容皿46は、遊技で入賞を得た場合に払い出されるメダル(遊技媒体)45を受容するために設けられている。なお、符号47は、払出し口であり、この払出し口47を介してメダル45が受容皿46に払い出される。受容皿46には、払い出されるメダル45で満杯となったか否かを検知する満タン検知センサ(遊技媒体検知手段)48が設けられている。この満タン検知センサ48は、例えば投光部48aと、受光部48bとから構成された透過型のセンサが用いられる。この満タン検知センサ48は、後述する遊技制御装置95(図6参照)と接続されている。
スロットマシン12の側方に設けられるメダル貸出機13は、スロットマシン12で使用されるメダル45の貸し出しを行う装置である。このメダル貸出機13は、その前面に紙幣を投入する投入口51や、貸し出し表示など表示を行う表示画面52、また、紙幣を投入することで貸し出されるメダルが払い出される払い出し口53などが設けられている。
箱載置部15は、スロットマシン12に設けられた受容皿46に受容されたメダル45を収納するメダル収納箱14が載置される。この箱載置部15は筒形状から構成され、その後面が後述する開閉ドアによって遮蔽されている。なお、この箱載置部15には、メダル収納箱14が載置されているか否かを検知する箱検知センサ(箱検知手段)50が設置されている。なお、この箱検知センサ50は、例えば投光部50aと受光部50bとから構成され、後述するホールコンピュータ91(図6参照)に接続されている。
呼び出しボタン17は、箱載置部15にメダル収納箱14が載置されていない場合で、かつ満タン検知センサ48がオフ状態、或いはBB移行役が当選した場合に、その操作が有効となる。そして、有効となる呼び出しボタン17が操作されると、後述する搬送装置60が駆動し、メダル収納箱14が箱載置部15に搬送される。なお、呼び出しボタン17の操作が有効となると、内部に設けられたLED141(図6参照)が点灯し、呼び出しボタン17の操作が有効となったことが遊技者に報知される。なお、呼び出しボタン17の操作が有効となる場合には、例えばスピーカ等により有効となった旨を示す報知音を再生するなどしても良い。また、呼び出しボタン17は、スロットマシン12のそれぞれに対応するように島設備11に設ける他に、予めスロットマシン12に組み込むことも可能である。
図3〜5に示すように、島設備11には、メダル収納箱14を箱載置部15に向けて搬送する搬送装置60が設けられている。搬送装置60は、モータ61と、主動ローラ62と、従動ローラ63と、これらローラ62,63に巻き付けられる搬送ベルト64とから構成されている。モータ61はドライバ65によって駆動制御され、その駆動により、主動ローラ62が図3中A方向に回転する。これにより、主動ローラ62に巻き掛けられた搬送ベルト64が図3中B方向に移動する。従動ローラ62は、主動ローラ63と同様に搬送ベルト64が巻き掛けられており、主動ローラ63の回転によって移動する搬送ベルト64によって従動ローラ63が回転する。なお、符号66は、テンションローラであり、搬送ベルト64に掛かる張力を一定に保つために設けられている。また、符号67は、支持ローラであり、搬送ベルト64の弛みを防止している。
従動ローラ63と、該従動ローラ63に巻き掛けられる搬送ベルト64との上方には、メダル収納箱14の高さよりも広い間隔を空けて、搬送装置60によって搬送されるメダル収納箱14が複数積層された状態で収納された収納ケース70が設けられている。図4に示すように、収納ケース70は、中空の箱形状から構成され、その底面70aにメダル収納箱14を落下させるための開口71が設けられている。この収納ケース70の内部には、収納ケース70の内部に収納されたメダル収納箱14を、搬送ベルト64に向けて送り出す送り出し機構72が配設されている。送り出し機構72は、回転軸が平行となるように保持され、所定の間隔を空けて配置された2つの送出歯車73,74と、これら送出歯車73,74にそれぞれ噛合するギヤ機構75と、ギヤ機構75を介して送出歯車73,74を回転させるモータ76とから構成される。
送出歯車73,74は、外周面に所定ピッチで歯73a,74aが形成されており、これら歯73a,74aの部分が、メダル収納箱14のフランジ部14a,14bの落下軌跡上に位置するように配置されている。これにより、収納ケース70の内部に積層されたメダル収納箱14のうち、最下端のメダル収納箱14のフランジ部14a,14bが送出歯車73,74の外周面に設けられた複数の歯73a,74aのうち、メダル収納箱14の落下軌跡上に位置する歯73a,74aによってそれぞれ支持される。これら送出歯車73,74がそれぞれ回転すると、メダル収納箱14のフランジ部14a,14bを支持する歯73a,74aが、フランジ部14a,14bの落下軌跡上から退避することで最下端に位置するメダル収納箱14が開口71を介して落下する。この落下の際に、上流側に位置する歯73a,74aが、次に最下端に位置するメダル収納箱14のフランジ部14a,14bの落下軌跡上に移動し、フランジ部14a,14bを支持する。
ギヤ機構75は複数のギヤを組み合わせて構成され、モータ76の駆動力を2つの送出歯車73,74に伝達する。また、このギヤ機構75を介することによって、送出歯車73が図3中C方向に、送出歯車74が図3中D方向にそれぞれ回転される。なお、モータ76は、有効となる呼び出しボタン17が押圧操作されたときに駆動されるようになっている。なお、符号77は、モータ76を駆動させるドライバである。
この収納ケース70の下面70aには、開口71から搬送ベルト64へと落下するメダル収納箱14を検知する落下検知センサ80が設けられている。この落下検知センサ80は、例えば投光部80aと受光部80bとから構成された透過型のフォトセンサが用いられる。なお、この落下検知センサ80は、ホールコンピュータ91と接続されている。この落下検知センサ80によって落下するメダル収納箱14が検知されることで、上述した搬送装置60のモータ61が駆動され、搬送ベルト64が図3中B方向に移動する。
上述したように、各スロットマシン12の上部には、箱載置部15が設けられている。この箱載置部15の奥には開閉ドア85が設けられている。この開閉ドア85は、モータ86の駆動によって開閉される。例えば、搬送装置60が駆動されると開閉ドア85が図5中E方向に回動し、搬送ベルト64の上方から退避した状態(図5中二点差線に示す状態)から、搬送ベルト64の上方を遮断する状態(図5中実線に示す状態)に変化し、その状態で保持される。搬送装置60は駆動していることから、搬送ベルト64によって搬送されるメダル収納箱14は、開閉ドア85に当接した後、図5中G方向に移動していく。そして、図5中G方向への移動の際に、箱載置部15に設けられた箱検知センサ50によって、メダル収納箱14が検知されると、モータ86が駆動し、開閉ドア85が図5中F方向に回動する。開閉ドア85とメダル収納箱14とは当接された状態であることから、開閉ドア85が図5中F方向に回動する際に、メダル収納箱14が押圧され、箱載置部15に送り込まれる。そして、開閉ドア85が搬送ベルト64の上方から退避した状態(図5中二点差線の状態)まで回動されると、その回動が停止される。
図6は、収納箱搬送システムの電気的構成を示す機能ブロック図である。収納箱搬送システム90は、スロットマシン12及びホールコンピュータ91を備えて構成されている。スロットマシン12は、遊技における基本的制御を行う遊技制御装置95を備えている。遊技制御装置95は、CPU96、ROM97及びRAM98を備えている。CPU96は、スロットマシン12に給電が行われると、ROM97に記憶された起動プログラム(図示省略)を読み出して、そのプログラムを実行する。RAM98は、遊技中の制御におけるデータが記憶される他に、設定変更時における設定値等が記憶される。
メダルセンサ100は、メダル投入口36の下流側に設けられたセレクタ(図示せず)の内部に設けられ、セレクタによって真贋判定によって正規のメダルと判定されたメダルを検出する。CPU96には、図示しないメダルカウンタが設けられており、例えばクレジット機能が有効となる場合には、4枚目以降のメダルの検知信号をメダルカウンタによって計数していく。一方、1〜3枚目までに投入されたメダル45の検知信号の場合には、そのそれぞれの検知信号に基づいて、CPU96はベット処理を実行する。
ベットスイッチセンサ101は、MAXベットボタン41の内部に配設されている。MAXベットボタン41が押圧操作されると、ベットスイッチセンサ101がオンとなり、そのオン信号(以下、投入信号)がCPU96に向けて出力される。この投入信号を受けて、CPU96は、RAM98に記憶されたクレジット数の減算を行い、ベット処理を実行する。これにより、スタートレバー37の操作が有効化される。
スタートスイッチセンサ102は、スタートレバー37が押下されることによってオンとなり、そのオン信号(以下、スタート信号)がCPU96に出力される。CPU96は、入力されたスタート信号を受けて、ROM97に格納された遊技制御プログラム(図示せず)や、RAM98に一時記憶されたデータを読み出して、遊技処理を開始する。
第1リール27、第2リール28、第3リール29の各リールの基準位置には、インデックス27a,28a,29aがそれぞれ設けられ、その一回転ごとにフォトセンサ105,106,107によって、それぞれのインデックス27a,28a,29aの通過が光電検出される。フォトセンサ105,106,107による検知信号は、リールごとのリセット信号としてCPU96に出力される。なお、第1リール27、第2リール28、第3リール29には、ステッピングモータ109,110,111の駆動軸がそれぞれ圧入されており、ステッピングモータ109,110,111の作動によって、これら第1リール27、第2リール28、第3リール29が回転する。図6では、便宜上、第1リール27とステッピングモータ109、第2リール28とステッピングモータ110、第3リール29とステッピングモータ111とをそれぞれ実線で囲って示してある。なお、符号112,113,114は、ステッピングモータ109,110,111をそれぞれ駆動させるドライバである。
なお、CPU96には、ステッピングモータごとにパルスカウンタ(図示せず)が設けられ、各々のステッピングモータに供給された駆動パルスの個数を計数する。これにより、フォトセンサ105,106,107からのリセット信号が入力されるたびにクリアされ、再びアップカウントされる。CPU96は、リールごとにパルスカウンタのカウント値を監視することによって、例えば横中央の入賞ライン上にどの図柄が移動してきているのかを識別することができ、また、どの程度リールを回転させれば目的の図柄が有効となる入賞ライン上に移動してくるのかを予測することができる。
第1ストップスイッチセンサ118は、第1ストップボタン38の内部に設けられており、第1ストップボタン38が押圧操作されるとオンとなり、オン信号(以下、第1停止信号)をCPU96に向けて出力する。これを受けて、CPU96は、ROM97に記憶された図柄テーブル130を参照して、第1リール27に配設された図柄のうち、目的の図柄が有効となる入賞ライン上に停止されるように、ドライバ112におけるステッピングモータ109への駆動パルスの供給を制御する。
第2ストップスイッチセンサ119は、第2ストップボタン39の内部に設けられ、第2ストップボタン39が押圧操作されるとオンとなり、オン信号(以下、第2停止信号)をCPU96に向けて出力する。これを受けて、CPU96は、ROM97に記憶された図柄テーブル130を参照して、第2リール28に配設された図柄のうち、目的の図柄が有効となる入賞ライン上に停止されるように、ドライバ113におけるステッピングモータ110への駆動パルスの供給を制御する。
第3ストップスイッチセンサ120は、第3ストップボタン40の内部に設けられ、第3ストップボタン40が押圧操作されるとオンとなり、オン信号(以下、第3停止信号)をCPU96に向けて出力する。これを受けて、CPU96は、ROM97に記憶された図柄テーブル130を参照して、第3リール29に配設された図柄のうち、目的の図柄が有効となる入賞ライン上に停止されるように、ドライバ114におけるステッピングモータ111への駆動パルスの供給を制御する。
CPU96は、遊技制御プログラムを実行することによって、制御部125、乱数取得部126、当選役決定部127、信号送信部128として機能する。制御部125は、例えば第1リール27、第2リール28、第3リール29の回転・停止制御、入賞となる場合の払い出し制御等を実行する。
乱数取得部126は、スロットマシン12に給電が開始されると、乱数の更新処理を開始し、スタートスイッチセンサ102からのスタート信号が出力された時点の乱数を取得する。この乱数取得部126において取得された乱数はRAM98に記憶され、当選役決定部127で使用される。
当選役決定部127は、乱数取得部126において取得された乱数と、ROM97に記憶された乱数テーブル129とから、複数種の当選役のいずれか、或いはハズレかを決定する。なお、乱数取得部126における乱数の取得、及び当選役決定部127における複数種の当選役のいずれか、或いはハズレの決定を、当選役抽選として説明する。なお、この当選役抽選の結果は、RAM98に記憶される。なお、複数の当選役には、例えば、通常モードの遊技よりも出球率が高くなるBBモードへ移行するBB移行役やRBモードへ移行するRB移行役の他に、入賞したときにメダルの払い出しのみが行われるベル役やプラム役等の当選役がある。また、入賞したときに、メダルの投入を行わなくても次回の遊技の権利を得られるリプレイ役も当選役として含まれている。なお、次回の遊技の権利を得られるとは、入賞したときに、クレジットされたメダルや、メダル投入口36からのメダルを用いずに、自動的にメダルが投入される(以下、自動投入)ことを示す。
信号送信部128は、例えば、満タン検知センサ48がオフ状態(投光部48aからの光がメダル45によって遮光され、受光部48bでは受光できない状態)となる場合に、ホールコンピュータ91に向けて満タン信号を出力する他に、例えば当選役抽選で当選された当選役がBB移行役やRB移行役となる場合にその当選信号をホールコンピュータ91に向けて出力する。
ROM96には、上述した起動プログラムや、遊技制御プログラム、投入プログラム等のプログラムの他に、乱数テーブル129、図柄テーブル130等が記憶されている。乱数テーブルは、当選役決定部127における、複数の当選役のいずれか、或いはハズレかを決定する際に用いられる。この乱数テーブル129は、複数の当選役、及びハズレのそれぞれに、乱数の振り分けが行われている。図柄テーブル130は、第1リール27、第2リール28、第3リール29の外周面にそれぞれ配置される図柄と、基準位置からのステップ数とが対応付けられたテーブルである。
ホールコンピュータ(管理装置)91は、遊技場10の島設備11に設置されるスロットマシン12、及びメダル貸出機13とそれぞれ電気的に接続されており、これら装置を統括的に管理する。このホールコンピュータ91は、CPU(判定手段、有効許可手段、駆動制御手段)135、ROM136及びRAM137を備えている。CPU135は、ROM136に記憶された情報管理プログラム138を読み出して、入力される各種データを管理する。また、ROM136に記憶された駆動制御プログラム139を読み出した後、入力される制御信号に基づいて搬送装置60のモータ61や、送出機構72のモータ76、及び開閉ドア85を開閉するモータ86の駆動制御を行う。
信号受信部140はスロットマシン12の遊技制御装置95の信号送信部128と電気的に接続されており、信号送信部128から送信される遊技履歴データを受信する他に、満タン信号や当選信号を受信し、これらデータや信号をCPU135に入力する。これを受けて、呼び出しスイッチセンサ145からのオン信号の入力を有効とし、LED146を点灯させる。なお、CPU131には、図示しないタイマによって呼び出しスイッチセンサ145からのオン信号の入力を有効としてからの経過時間を計測しており、例えば15分など、予め設定された時間が経過したときに、呼び出しスイッチセンサ145からのオン信号の入力を有効とする状態を終了する。これに合わせて、LED146を消灯させる。これにより、呼び出しボタン17からのオン信号の入力が無効となる。なお、本実施形態では、予め設定された時間内に呼び出しスイッチセンサ145からオン信号が出力された場合には、次に呼び出しスイッチセンサ145が有効となるまで、呼び出しボタン17の操作が無効となる。
また、CPU135に内蔵されたタイマには、アラーム機能が設けられており、例えば閉店30分前になると、アラーム機能が有効となり、例えば、上述した満タン信号や当選信号が出力されていない場合であっても、呼び出しスイッチセンサ145からのオン信号の入力を有効とする。この場合も、LED146を点灯させる。
呼び出しスイッチセンサ145は、呼び出しボタン17の内部に設けられている。呼び出しボタン17が押圧操作されることで、呼び出しスイッチセンサ145がオンとなり、そのオン信号がCPU135に出力される。これを受けて、CPU135は、駆動制御プログラム139を読み出して、ドライバ77に駆動開始信号を出力する。これにより、モータ76が駆動し、ギヤ機構75を介して送出歯車73,74が回転する。この回転の後に、落下検知センサ80から落下検知信号が出力されると、CPU135は、ドライバ77に駆動停止信号を出力する。これにより、モータ76が停止し、送出歯車73,74の回転が停止される。この駆動停止信号の出力とともに、CPU135は、ドライバ65、87に駆動開始信号をそれぞれ出力する。これにより、搬送装置60を駆動させるとともに、開閉ドア85を図5中E方向に回動させる。
次に、本実施形態の作用について、図7のフローチャートに基づいて説明する。遊技場10が開店すると、島設備11に設置されたスロットマシン12の上部に設けられた箱載置部15に設けられた箱検知センサ50によって、メダル収納箱14が載置されているか否かが検知される。例えば、箱検知センサ50がオフとなる場合には、ホールコンピュータ91は箱載置部15にメダル収納箱14が載置されていると判断する。一方、箱検知センサ50がオンとなる場合には、ホールコンピュータ91は、箱載置部15にメダル収納箱14が載置されていないと判断する。なお、ホールコンピュータ91の起動時に箱検知センサがオンとなっている箱載置部15に対してメダル収納箱14を自動的に搬送させるようにしてもよい。
遊技者は、箱載置部15にメダル収納箱14が載置されているか否かに関係なく、スロットマシン12による遊技を行うことになる。遊技者がスロットマシン12による遊技を開始し、例えばBB移行役やRB移行役が当選すると、当選信号がスロットマシン12からホールコンピュータ91へと出力される。これを受けて、ホールコンピュータ91は、呼び出しスイッチセンサ145からのオン信号の出力を有効とし、呼び出しボタン17の内部に設けられたLED146を点灯させる。例えばBB移行役が入賞した場合、スロットマシン12の遊技状態は通常の遊技が行われる通常モードから、通常モードよりも遊技者が有利になるBBモードへと移行する。
このBBモードは、例えば1枚賭けの遊技が行われるRBモード(以下では、BBモードとして組み込まれるRBモードをシフトRBモードと称する)と、このシフトRBモードへと導入させる遊技(以下、導入遊技)とから構成されている。導入遊技では、シフトRBモードへと移行させるシフトRB役が入賞し易くなっており、また、シフトRBモードでは入賞を得やすくなっていることから、数多くのメダルを得ることができる。このBBモードの遊技を行っている最中に、スロットマシン12の受容皿46には、払い出される数多くのメダル45が受容されることになる。このとき、遊技者は、有効となっている呼び出しボタン17を操作する。この呼び出しボタン17を操作することで、内部の呼び出しスイッチセンサ145からのオン信号がホールコンピュータ91に向けて出力される。この呼び出しスイッチセンサ145からのオン信号が出力されると、CPU135は、呼び出しボタン17の内部に設けられるLED146を消灯させ、呼び出しボタン17の操作を無効とする。
ホールコンピュータ91は、送出機構72を作動させて、メダル収納箱14を搬送ベルト64上に送り出す。送出機構72を作動させると、落下検知センサ80からの検知信号がホールコンピュータ91に向けて出力される。これを受けて、ホールコンピュータ91は搬送装置60を作動させ、また、開閉ドア85を図5中E方向に回動させる。そして、メダル収納箱14が開閉ドア85に摺接されながら箱載置部15の内部に向けて(図5中G方向に)移動し、その移動によってメダル収納箱14が箱検知センサ50によって検知されたときに、開閉ドア85を図5中F方向に回動させる。これにより、開閉ドア85によってメダル収納箱14が押圧され、箱載置部15にメダル収納箱14が載置される。
遊技者は、箱載置部15に搬送されたメダル収納箱14に、スロットマシン12の受容皿46に受容されたメダル45を移し替え、例えば遊技場10の床面にメダル45が収納されたメダル収納箱14を載置する。なお、RB移行役が入賞したときも同様である。また、これら移行役が入賞しても、メダル収納箱14を用いる(収納箱にメダルを移し替える)必要がないときには、遊技者は呼び出しボタン17の操作を行う必要が無い。この場合には、例えば15分など、一定の時間が経過すれば、呼び出しボタン17の操作が無効となるから、例えばいたずらに呼び出しボタン17の操作を行われなくようにすることができる。
また、BB移行役やRB移行役が入賞しなくても、スロットマシン12の受容皿46に払い出されるメダル45で満杯となる場合、受容皿46に設けられた満タン検知センサ48がオフとなる。この場合も、ホールコンピュータ91は、呼び出しボタン17の操作を有効とする。この場合も、有効となる呼び出しボタン17が操作されると、上述した動作でメダル収納箱14が箱載置部15に搬送される。これにより、遊技者が有効となる呼び出しボタン17を操作するだけで、容易にメダル収納箱14が搬送されてくることになる。これにより、遊技場の店員を呼んで収納箱を運んできてもらう、或いは遊技者自身で収納箱を取りに行く手間を省くことができる。
さらに、遊技場10の閉店30分前になると、ホールコンピュータ91のCPU135に設けられたタイマのアラーム機能によって、当選信号の有無、或いは満タン信号の有無に関係なく、呼び出しボタン17の操作を例えば1回など所定回数に限り有効にする。この呼び出しボタン17を遊技場10の閉店前に有効にするのは、スロットマシン12の受容皿46の内部に受容されたメダルの回収を目的にしているからである。なお、この場合、箱検知センサ50からオフ信号が出力されている場合は、箱載置部15にメダル収納箱14があるので、この場合には、呼び出しボタン17の操作は有効とはならない。これにより、例えば、メダル45を移し替える作業を遊技場10の閉店時間ぎりぎりに行わなくても済むので、遊技者は、急いでメダル45の移し替え作業を行う必要がない。
本実施形態では、スロットマシン1台について説明しているが、遊技場10には、複数台のスロットマシン12が配設されている。例えば複数台のスロットマシン12で遊技が行われ、有効となる呼び出しボタン17が同時期に複数重複的に操作された場合には、その呼び出しボタン17が操作された順番でメダル収納箱14を搬送する。また、この場合、スロットマシン12から出力された信号に応じてメダル収納箱14を搬送する優先順位を決めるようにしてもよい。例えば図1に示す台番号Dのスロットマシン12から当選信号が出力され、台番号Hのスロットマシン12から満タン信号が出力されているときには、満タン信号が出力された台番号Hのスロットマシン12に対応する箱載置部15に対してメダル収納箱14を搬送した後に、当選信号が出力された台番号Dのスロットマシン12に対応する箱載置部15に対してメダル収納箱14を搬送する。つまり、満タン信号が出力されたスロットマシン12の場合には、受容皿46にメダル45が満杯であるのに対して、当選信号が出力されたスロットマシン12の場合には、満タン検知センサ48からの出力がない(満タン信号よりも当選信号の出力が先に行われている)ことから、受容皿46にはメダル45を受容するスペースに余裕があり、仮に例えばBB移行役や、RB移行役を入賞させることで移行するRBモードやBBモードの遊技を行ったとしても、これらモードで入賞を得た場合に払い出されるメダル45によって受容皿46がすぐに満杯とはならないからである。
本実施形態ではRB移行役やBB移行役が当選したときに呼び出しボタン17が有効となり、その呼び出しボタン17を操作することでメダル収納箱14が搬送されてくる構成としているが、RB移行役やBB移行役が入賞したときに、呼び出しボタン17を有効としてもよい。また、この他に、RB移行役やBB移行役が当選した場合には、メダル収納箱14を自動的に搬送することも可能である。この場合、RB移行役やBB移行役が当選したことを遊技者に報知することになり、新たな報知として利用することができる。
なお、本実施形態では、RB移行役、BB移行役が入賞した場合に、呼び出しボタン17を有効としているが、これに限定する必要はなく、例えばBB移行役の場合にのみ、つまり当選役に応じて呼び出しボタン17の操作を有効にするなどしてよい。
また、例えば呼び出しボタン17の操作からメダル収納箱14が実際に箱載置部15に搬送される迄の間に、箱検知センサ50からオフ信号が出力された場合には、ホールコンピュータ91のCPU135によって箱載置部15にメダル収納箱14が載置されていると判定されるので、この場合は、開閉ドア85を閉じ、呼び出しボタン17が操作されたスロットマシン12に対応して設けられた箱載置部15にメダル収納箱14を搬送しないようにする。この場合、搬送装置60は駆動していることから、搬送装置60によって搬送されるメダル収納箱14は、主動ローラ62側の下流に設けられた回収ボックスなどによって回収する。これにより、例えば箱載置部15にメダル収納箱14以外であって、遊技者の所有物を載置する、或いは、箱載置部15の箱検知センサ50から、いたずらにオフ信号を出力させるなどの行為を抑制することができる。
本実施形態では、メダルを収納したメダル収納箱14を遊技場10の床面に載置するとしているが、これに限定する必要はなく、箱載置部15に載置してもよい。このように箱載置部15にメダル45を収納したメダル収納箱14を載置する遊技者が多い場合には、例えばメダル収納箱14の重さを検出する重量検知手段を箱載置部15に設け、重量検知手段によって検出されたメダル収納箱14の重さが予め設定された重さとなる場合に、箱載置部15に対応して設けられた呼び出しボタン17を有効にすることも可能である。
本実施形態では、スロットマシンを例に取り上げているが、これに限定する必要はなく、例えばパチンコ機の場合にも、本発明を適用することが可能である。
遊技場の島設備を示す斜視図である。 スロットマシン近傍の外観を示す斜視図である。 収納箱を搬送する搬送装置の構成を示す斜視図である。 箱送出機構の構成を示す正面図である。 開閉ドアの開閉状態を示す正面図である。 スロットマシン及びホールコンピュータの電気的構成を示す機能ブロック図である。 収納箱を搬送する処理の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
10 遊技場
11 島設備
12 スロットマシン(遊技機)
14 メダル収納箱
15 箱載置部(載置台)
17 呼び出しボタン(搬送要求ボタン)
45 メダル(遊技媒体)
46 受容皿
48 満タン検知センサ(遊技媒体検知手段)
50 箱検知センサ(箱検知手段)
60 搬送装置
90 収納箱搬送システム
91 ホールコンピュータ(管理装置)
127 当選役決定部
135 CPU(判定手段、有効許可手段、駆動制御手段)

Claims (5)

  1. 遊技場の島設備に配設される遊技機と、
    前記遊技機と電気的に接続され、前記遊技機を管理する管理装置と、
    前記遊技機に対応して設けられ、前記遊技機において払い出された遊技媒体を収納する収納箱が載置される載置台と、
    前記収納箱が前記載置台に載置されているか否かを検知し、その検知信号を前記管理装置に送信する箱検知手段と、
    前記遊技機に対応して設けられ、前記収納箱の搬送要求を行う際に操作される搬送要求ボタンと、
    保管された前記収納箱を前記載置台に向けて搬送する搬送装置とから構成され、
    前記管理装置は、
    前記箱検知手段からの検知信号に基づいて、前記収納箱が前記載置台に載置されているか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段によって前記収納箱が前記載置台に載置されていないことが判定されている場合に前記遊技機から出力される出力信号を受けて、該遊技機に対応した前記搬送要求ボタンを有効とする有効許可手段と、
    前記有効となる搬送要求ボタンの操作が行われたときに前記搬送装置を駆動させ、前記収納箱が載置されていない前記載置台に収納箱を搬送する駆動制御手段とを備えたことを特徴とする収納箱搬送システム。
  2. 前記遊技機は、遊技の実行の際に払い出される遊技媒体を受容する受容皿と、前記受容皿が前記遊技媒体で満杯であるか否かを検知する遊技媒体検知手段と、を備え、
    前記遊技機は、前記遊技媒体検知手段によって前記受容皿に受容された遊技媒体が満杯であることが検知されたときに、前記管理装置に前記遊技媒体で満杯であることを示す満杯信号を出力し、
    前記有効許可手段は、前記遊技機からの満杯信号を受けて、前記搬送要求ボタンを有効とすることを特徴とする請求項1記載の収納箱搬送システム。
  3. 前記遊技機は、遊技の実行に伴って抽選を行う抽選手段を備え、
    前記遊技機は、前記抽選手段の抽選結果が当たりとなる場合に、前記管理装置に向けて前記抽選結果が当たりであることを示す当選信号を前記管理装置に出力し、
    前記有効許可手段は、前記遊技機からの当選信号を受けて、前記搬送要求ボタンを有効とすることを特徴とする請求項1又は2記載の収納箱搬送システム。
  4. 前記有効許可手段は、前記搬送要求ボタンを一定時間有効とすることを特徴とする請求項1〜3いずれか記載の収納箱搬送システム。
  5. 前記有効許可手段は、前記搬送要求ボタンを前記遊技場の閉店前の一定時間有効とすることを特徴とする請求項1〜4いずれか記載の収納箱搬送システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017189336A (ja) * 2016-04-13 2017-10-19 株式会社サンセイアールアンドディ 遊技機
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