JP2000330390A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2000330390A JP11144537A JP14453799A JP2000330390A JP 2000330390 A JP2000330390 A JP 2000330390A JP 11144537 A JP11144537 A JP 11144537A JP 14453799 A JP14453799 A JP 14453799A JP 2000330390 A JP2000330390 A JP 2000330390A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 中間転写ベルトの寿命が長く、色ずれや白抜
けなどの画質欠陥の発生が防止された画像形成装置を提
供することを目的とする。 【解決手段】 表面に静電潜像が形成される感光体ドラ
ム1と、感光体ドラム1上に画像情報に応じた静電潜像
を形成する静電潜像形成装置2と、感光体ドラム1上に
形成された静電潜像をトナーにより現像する現像装置
5,6,7,8と、感光体ドラム1上に形成されたトナ
ー像tの転写を受け、トナー像tを担持しながらA方向
に循環移動する中間転写ベルト10と、感光体ドラム1
上のトナー像tを中間転写ベルト10に転写する導電性
ロール25と、中間転写ベルト10に転写されたトナー
像を用紙Pに転写するバイアスロール3とを備えた画像
形成装置において、中間転写ベルト10を、弾性材料よ
りなる基材と、その基材上に形成された、導電剤が分散
された樹脂材料よりなる表面層とから構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式の複
写機やプリンタなどに用いられる画像形成装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式の画像形成装置として、無
機または有機材料からなる光導電性感光体の表面層を有
する像担持体を一様に帯電させた後、画像信号を変調し
たレーザ光などにより像担持体上に静電潜像を形成し、
その静電潜像を帯電したトナーで現像して可視化された
トナー像を形成し、次にそのトナー像を中間転写体を介
して、あるいは直接に記録紙などの記録媒体に静電的に
転写することにより所望の再生画像を得る方式の画像形
成装置が知られている。
【0003】この方式の画像形成装置のうち中間転写体
として中間転写ベルトを用いる方式の画像形成装置とし
て、例えば、特開昭62−206567号公報などに
は、像担持体上に形成したトナー像を中間転写ベルトに
1次転写し、次に中間転写ベルト上のトナー像を記録紙
に2次転写する方式の画像形成装置が開示されている。
この方式の画像形成装置に用いられる中間転写ベルトの
材料としては、例えば、特開平06−095521号公
報ではポリカーボネイト樹脂、特開平5−200904
号公報や特開平6−228335号公報ではPVDF
(ポリフッ化ビニリデン)、特開平6−149081号
公報ではポリアルキレンフタレート、特開平6−149
083号公報ではPC(ポリカーボネイト)/PAT
(ポリアルキレンテレフタレート)のブレンド材料、特
開平6−149079号公報ではETFE(エチレンテ
トラフロロエチレン共重合体)/PC、ETFE/PA
T、およびPC/PATのブレンド材料などの熱可塑性
樹脂にカーボンブラックなどの導電剤を分散してなる導
電性の樹脂材料を用いる提案がなされている。
【0004】このような材料よりなる中間転写ベルトを
使用したカラー画像形成装置では、その中間転写ベルト
を張架支持する複数の支持ロールの回転軸の平行度やロ
ール外径のばらつき、あるいは中間転写ベルト自体の周
長変化により張力が不均一となることなどが原因となっ
て、中間転写ベルトが直進走行せずに支持ロールの軸方
向に変位した状態で走行する、いわゆる片寄り走行や蛇
行などの現象が発生することがある。このような現象が
発生すると中間転写ベルトに順次転写される各色のトナ
ー像の転写位置が相互にずれてしまうことがあり、最終
的に用紙上に形成されるカラー画像に色ずれや色相変化
などを起こす画像欠陥を発生することがある。
【0005】そこで、このような中間転写ベルトの片寄
り走行や蛇行を防止する対策として、例えば、特開昭5
8−100145号公報には、駆動ロールにフランジを
設ける方法、特開平5−333707号公報には、中間
転写ベルトの幅方向の端部にゴムのガイド部材を設ける
方法、特開昭59−230950号公報および特開昭6
2−50873号公報には、中間転写ベルトの幅方向の
両端にホットメルト型接着テープあるいは感圧性接着性
シートのガイド部材を接着する方法、特開平4−333
457号公報および特開平7−187435号公報に
は、エラストマを接着した補強テープをガイド部材とし
て接着する方法などが開示されている。
【0006】しかし、このようなガイド部材を中間転写
ベルトの端部に設けて片寄り走行や蛇行を防止する方法
では、中間転写ベルトの材料としてポリカーボネイト樹
脂などの熱可塑性樹脂の導電性材料を用いた場合は、中
間転写ベルト端部のガイド部材近傍に応力が集中するた
めに駆動中に中間転写ベルト端部にクラックが発生し
て、ベルトの寿命が短くなるなどの問題がある。
【0007】その対策として機械的特性が優れたポリイ
ミド樹脂を用いることが考えられ、例えば、特許第25
60727号公報(特開昭63−311263号公報)
には、カーボンブラックを分散させたポリイミド樹脂製
の無端ベルトを中間転写ベルトとして用いた画像形成装
置が開示されている。
【0008】このようなベルトを製造する一般的な方法
としては、例えば、導電剤を分散したポリアミド酸溶液
の成膜原溶液を円筒金型に注入して、100℃〜200
℃に加熱しつつ500rpm〜2000rpmの回転数
で円筒金型を回転させながら遠心成形法によりフィルム
状に成膜する。次いで、得られたフィルムを、半硬化し
た状態で脱型して鉄芯に被せ、300℃以上の高温でポ
リイミド化反応(ポリアミド酸の閉環反応)を進行させ
て本硬化を行わせる。本硬化の工程において、急激に温
度を上げて反応を促進すると、ベルト表面に小突起など
が発生するなどの問題があるため、ポリイミド化反応に
は4時間から6時間かける必要がある。そのため製造に
長時間を要し、かつ、ポリイミド樹脂が高価な材料であ
るためにポリイミド樹脂製の中間転写ベルトは高価にな
ることが避けられない。
【0009】また、ポリイミド樹脂材料は機械的特性に
優れているために、バイアスロールを用いて記録紙を像
担持体に押圧し電界を印加してトナー像を静電的に転写
する1次転写部でのバイアスロールによる押圧力による
変形が少なく、バイアスロールによる押圧力が集中しや
すい。そのためトナーが凝集し電荷密度が高くなること
によってトナー層内部で放電が起こりトナー極性を変化
させるなどの原因によりライン画像が中抜けする(ホロ
ーキャラクタ)などの画質欠陥を発生させるという問題
がある。
【0010】また、中間転写ベルト方式の画像形成装置
に用いられるベルト材料として、特開平9−30503
8号公報および特開平10−240020号公報には、
ポリエステルなどの織布と弾性部材を積層してなる補強
材入り弾性ベルトが開示されている。
【0011】この補強材入り弾性ベルトは、ベルト自体
が弾性を有していることから、支持ロールの軸方向に変
位した状態で走行する、いわゆる片寄り走行や蛇行の発
生は抑えられるが、ヤング率が300kg/cm2と低
いためにベルト材料の伸びやクリープなどに起因する色
ずれが発生するという問題がある。
【0012】さらに、前述のカーボンブラック分散のポ
リカーボネイト、カーボンブラック分散のエチレンテト
ラフロロエチレン共重合体、補強材入り弾性ベルトなど
の導電性の無端ベルトを用いた場合において、葉書など
の中間転写ベルトの幅より短い用紙を連続して1000
枚以上転写した後で、マゼンタ30%のハーフトーン画
像を転写すると用紙走行部に白抜けが発生することがあ
る。
【0013】図4は、中間転写ベルトの幅より短い用紙
を連続して1000枚転写した後の白抜け発生状況を示
す図である。
【0014】中間転写ベルト方式の画像形成装置におい
て、用紙Pとして図4(a)に示すように中間転写ベル
ト10の幅W1よりも短い幅W2の葉書を中間転写ベル
ト10上に担持して連続1000枚コピーを行った後
に、その中間転写ベルト10上にマゼンタ30%のハー
フトーン画像を転写した。その結果、中間転写ベルトの
特性によっては、図4(b)に示すように、マゼンタ3
0%のハーフトーン画像12の中に白抜け11が発生す
ることが観察される。この白抜け11は、中間転写ベル
ト10上の葉書を担持していた用紙走行部11に生じて
おり、この白抜けが生じた中間転写ベルトの表面抵抗率
を測定すると、用紙走行部11の表面抵抗率がその周囲
の非通紙部12の表面抵抗率よりも1.1桁(logΩ
/□)以上低くなっていることがわかる。
【0015】この白抜けによる画質欠陥は、特に、10
℃、15%RHの低温低湿環境下において、葉書などの
中間転写ベルトの幅よりも短い幅の用紙を連続して10
00枚以上転写(2次転写電圧3kVを印加)した場合
などに顕著に現れる。
【0016】このように、用紙走行部に白抜けが発生す
るのは、2次転写装置での用紙剥離時に中間転写ベルト
と用紙間での剥離放電によって、中間転写ベルトの用紙
走行部の表面抵抗率が周辺部位より低下して転写効率が
低下することが原因であると考えられる。
【0017】図5は、中間転写ベルトの表面抵抗率低下
の説明図である。
【0018】図5に示すように、バイアスロール3とバ
ックアップロール22とからなる2次転写装置におい
て、中間転写ベルト10の表面10cは、電極ロール2
6に印加された電源によりプラスに帯電され、用紙Pの
中間転写ベルト10側の表面はマイナスに帯電されてい
る。そのため、中間転写ベルト10と用紙Pとの間で剥
離放電が発生し、その放電による電流が中間転写ベルト
10を劣化させ表面抵抗率を低下させるものと考えられ
る。
【0019】このように劣化した中間転写ベルトは画像
形成装置から取り外して新しい中間転写ベルトに交換す
るほかはない。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したように、
従来技術における中間転写ベルトには、ベルト材料の伸
びやクリープなどに起因する色ずれ、色相変化などの画
像欠陥や、ベルト亀裂、破断などによるベルト寿命の短
縮や、表面抵抗率低下によるベルト劣化など問題が多
く、中間転写ベルトの頻繁な交換が必要であり、メンテ
ナンスの手間の増加とランニングコストの上昇を招く結
果となっている。
【0021】従来は、高価格であったために一部の法人
ユーザのみが対象であったフルカラーの複写機やプリン
タは、価格の低減に伴いスモールオフィスや一般家庭を
も含む、より広範なユーザが対象になりつつある。これ
らのユーザを対象にしたフルカラーの複写機やプリンタ
では、従来以上に本体を小型化し、低価格化することが
必要であるとともに、メンテナンスの手間の減少および
ランニングコストの低減がより一層重要な課題であり、
この観点から中間転写ベルトの寿命を大幅に延長する必
要がある。
【0022】本発明は、上記の事情に鑑み、中間転写ベ
ルトの寿命が長く、色ずれや白抜けなどの画質欠陥の発
生が防止された画像形成装置を提供することを目的とす
る。
【0023】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の画像形成装置は、表面に静電潜像が形成される像担
持体と、該像担持体上に画像情報に応じた静電潜像を形
成する静電潜像形成装置と、上記像担持体上に形成され
た静電潜像をトナーにより現像する現像装置と、該現像
装置により形成された上記像担持体上のトナー像の転写
を受け転写されたトナー像を担持しながら所定の方向に
循環移動する中間転写ベルトと、上記像担持体上のトナ
ー像を上記中間転写ベルトに転写する1次転写装置と、
上記中間転写ベルトに転写されたトナー像を所定のバイ
アス電圧が印加されたバイアスロールにより所定の記録
媒体に転写する2次転写装置とを備えた画像形成装置に
おいて、上記中間転写ベルトが、弾性材料よりなる基材
と、該基材上に形成された、導電剤が分散された樹脂材
料よりなる表面層とからなることを特徴とする。
【0024】ここで、上記中間転写ベルトが、上記表面
層のヤング率をE1、上記基材のヤング率をE2とした
とき、 E1>E2 なる関係を満たすものであることが好ましい。
【0025】また、上記表面層が、10000kg/c
2以上のヤング率を有するものであることが好まし
い。
【0026】また、上記表面層が、1×1010Ω/□以
上1×1014Ω/□以下の表面抵抗率を有するものであ
ることも好ましい。
【0027】また、上記表面層が、1×109Ωcm以
上1×1014Ωcm以下の体積抵抗率を有するものであ
ることも好ましい態様である。
【0028】また、上記表面層が、イオン導電性を有す
る樹脂材料よりなるものであることも好ましい態様の一
つであり、さらに、上記表面層が、イオン導電性ポリマ
を分散させたフッ素樹脂系材料よりなるものであること
もまた好ましい態様である。
【0029】さらに、上記基材が、互いに異なる溶解度
パラメータを持つ複数の弾性材料よりなる非相溶系の弾
性材料に導電剤を分散させてなるものであることも好ま
しい。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
説明する。
【0031】本発明の画像形成装置は、中間転写ベルト
を使用した電子写真方式の画像形成装置に適用すること
ができる。例えば、現像装置内に単色のトナーのみを収
容するモノカラー画像形成装置や、感光体ドラムなどの
像担持体上に形成された、互いに色の異なる複数のトナ
ー像を中間転写ベルトに順次1次転写してカラートナー
像を形成しそれを記録媒体に2次転写するカラー画像形
成装置や、互いに異なる色のトナーを収容する現像器を
備えた複数の像担持体を中間転写ベルト上に直列に配置
したタンデム型カラー画像形成装置などに適用される。
【0032】図1は、本発明の画像形成装置が適用され
るフルカラー画像形成装置の概略構成図である。
【0033】このカラー画像形成装置は、矢印A方向に
回転する、像担持体としての感光体ドラム1、感光体ド
ラム1上に画像情報に応じた静電潜像を形成する静電潜
像形成装置2、感光体ドラム1上に形成された静電潜像
をB(ブラック)、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、
C(シアン)の各色のトナーで現像してそれぞれの色の
トナー像tを形成する現像装置5,6,7,8、1次転
写位置T1において感光体ドラム1に接触してトナー像
tの転写を受ける、矢印B方向に循環移動する中間転写
ベルト10、1次転写位置T1において中間転写ベルト
10を介して感光体ドラム1に対向して配置された、感
光体ドラム1上のトナー像を中間転写ベルト10に転写
する1次転写装置を構成する導電性ロール25、2次転
写位置T2において中間転写ベルト10上のトナー像を
記録媒体である用紙Pに転写する2次転写装置を構成す
るバイアスロール3、およびバイアスロール3に対向し
て配置されたバックアップロール22を備えている。中
間転写ベルト10の詳細については後述する。
【0034】これらのほかに、中間転写ベルト10を支
持するベルトローラ21,23,24、バイアスロール
3に付着したトナー粒子や紙粉などの異物を除去する、
ポリウレタンなどからなるクリーニングブレード15、
バックアップロール22に電圧を印加する電極ロール2
6、2次転写位置T2の下流側に配置された、中間転写
ベルト10から用紙Pを剥離する剥離爪13、中間転写
ベルト10上の残留トナー像を除去するベルトクリーナ
9、用紙Pを収容する記録紙トレー4、記録紙トレー4
内の用紙Pを2次転写位置T2に供給する給紙装置1
4、さらに、バイアスロール3にバイアス電圧を供給す
る電源(図示せず)、導電性ロール25にバイアス電圧
を供給する電源(図示せず)などが備えられている。
【0035】次に、この画像形成装置の動作について説
明する。
【0036】感光体ドラム1表面が、図示しない帯電装
置により一様に帯電されたのち、レーザ書込装置などか
らなる静電潜像形成装置2により感光体ドラム1上に第
1色、例えば、Bの静電潜像が形成される。このBの静
電潜像は現像装置5によりBトナーで現像されて可視化
されたトナー像tが形成される。トナー像tは感光体ド
ラム1のA方向への回転により1次転写位置T1に搬送
され、導電性ロール25からトナー像tに逆極性の電界
を作用させることにより静電的に中間転写ベルト10に
吸着され、中間転写ベルト10の矢印B方向への移動に
伴い中間転写ベルト10に1次転写される。
【0037】以下、同様にして第2色のYのトナー像
t、第3色のMのトナー像t、第4色のCのトナー像t
が順次形成され、中間転写ベルト10上において重ね合
わされるように1次転写されて多重トナー像が形成され
る。なお、中間転写ベルト10上への各色トナー像の1
次転写が完了するまでの間は、バイアスロール3、剥離
爪13、およびベルトクリーナ9などは中間転写ベルト
10から離れた退避位置に引き込まれている。
【0038】中間転写ベルト10に形成された多重トナ
ー像は中間転写ベルト10のB方向への移動に伴い2次
転写装置に搬送される。
【0039】単色画像形成の場合は、1次転写されたト
ナー像tは直ちに2次転写されて定着装置に搬送される
が、複数色の重ね合わせ転写による多色画像形成の場合
は、各色のトナー像が1次転写装置により中間転写ベル
ト10上の同一位置に正確に転写されるように中間転写
ベルト10と感光体ドラム1との回転を同期させて各色
のトナー像が相互にずれないように構成されている。
【0040】2次転写装置は、中間転写ベルト10のト
ナー像を担持する表面側に接して配置されたバイアスロ
ール3と、中間転写ベルト10の裏面側に接してバイア
スロール3に対向して配置されたバックアップロール2
2と、バックアップロール22に圧接しながら回転する
電極ロール26とから構成される。電極ロール26に
は、トナー像の極性と同極性の転写バイアス電圧が印加
されている。
【0041】用紙Pは記録紙トレー4に収容された記録
紙束から給紙装置14により一枚ずつ取り出され、2次
転写位置T2における中間転写ベルト10とバイアスロ
ール3との間に形成されるニップ部に所定のタイミング
で供給される。用紙Pと重ね合わされてニップ部に供給
された中間転写ベルト10上の多色トナー像は、バイア
スロール3およびバックアップロール22による圧接搬
送作用、転写バイアス電圧による静電反発作用、および
中間転写ベルト10の回転作用により用紙Pに転写され
る。
【0042】ここで、最終のトナー像の1次転写が終了
するまで退避位置に引き込まれていた剥離爪13を作動
位置に移動させることにより、トナー像が転写された用
紙Pは中間転写ベルト10から剥離され、図示しない定
着装置に搬送されて加圧/加熱処理を受けトナー像は定
着されて永久画像とされる。
【0043】なお、多重トナー像の用紙Pへの転写が終
了した中間転写ベルト10は、2次転写位置T2の下流
側に配置されたベルトクリーナ9により残留トナーの除
去が行われ、次の画像形成サイクルに備えられる。
【0044】
【実施例】次に、本発明の実施例および比較例について
説明する。 [実施例1]図2は、本実施形態の画像形成装置に用い
られる中間転写ベルトの断面図である。
【0045】この中間転写ベルト10は、弾性材料より
なる基材10aと、基材10a上に形成された、導電剤
が分散された樹脂材料よりなる表面層10bとから構成
されている。
【0046】基材10aは、次のようにして作製した。
弾性材料としてEPDM:NBRの重量比が6:4であ
るゴム材料(日本合成ゴム(株)製NE40)に電気化
学工業(株)製アセチレンブラック10部と旭カーボン
(株)製FTカーボン20部を混練した後、チューブク
ロスヘッド押出成形機によりチューブ形状に押し出し、
加硫缶を用いて1.5kg/cm2の蒸気圧で120℃
の温度に加熱加硫して導電性の弾性ベルトを得た。さら
に、この弾性ベルトを直径166mmの金属基材の外側
に被覆して表面を研磨加工し、周長直径166mm、厚
み0.35mmの弾性ベルトを得た。
【0047】上記の方法により得られた厚さ0.5mm
の弾性ベルトの体積抵抗率は109. 5Ωcmであり、1
00%モジュラスは120kg/cm2であった。
【0048】表面層10bの樹脂材料として用いられ
る、イオン導電性ポリマ分散のポリフッ化ビニリデン樹
脂層は、三洋化成工業(株)製のペレスタット6321
(商品名)20重量部とポリフッ化ビニリデン(PVD
F)樹脂100重量部とを2軸押出機を用いて混練して
ペレットを作製し、次に、このペレットを1軸押出機に
より220℃の加熱温度でチューブ形状に成型して厚み
0.15mmの無端ベルトを得た。
【0049】この無端ベルトの表面層の表面抵抗率は1
2.3 logΩ/□、体積抵抗率は12.5 log
Ωcm、ヤング率は20000kg/cm2であった。
【0050】こうして作製した無端ベルトを約1%延伸
させた状態で張架し、その表面にPVDF樹脂層を積層
して2層からなる無端ベルトを得た。この2層構成の無
端ベルトを図1に示した画像形成装置の中間転写ベルト
として用いて1000枚の連続プリントを行った時の用
紙走行部の表面抵抗率低下量は、0.1 logΩ/□
であった。
【0051】この実施例のように、弾性材料よりなる基
材と、その基材上に形成された、導電剤が分散された樹
脂材料よりなる表面層とからなる2層構造の中間転写ベ
ルトを用いることにより、中間転写ベルトが支持ロール
の軸方向に変位した状態で走行する、いわゆる片寄り走
行や蛇行の発生が防止される。また、樹脂材料よりなる
表面層を設けたことによって、基材の経時的な伸びやク
リープなど変形を抑制することができるので色ずれなど
の発生が防止される。また、弾性材料よりなる基材によ
って、2次転写装置でのバイアスロール3による押圧力
の応力を緩和することができ、2次転写装置においてバ
イアスロール3による押圧力が集中してトナーが凝集し
ライン画像白抜けなどの画質欠陥を発生するという問題
も解決される。
【0052】また、本実施形態の画像形成装置におい
て、中間転写ベルトの表面層を構成する樹脂材料のヤン
グ率E1を、基材を構成する弾性材料のヤング率E2よ
りも大きい構成とすることにより、中間転写ベルトに加
えられる約5kgfに達するプロセス方向のテンション
が表面層の樹脂材料で受け止められるので、基材を構成
する弾性材料の経時的な伸びやクリープ変形などが抑制
され、前述の色ずれなどの問題が解消される。
【0053】また、基材を構成する弾性材料の100%
モジュラスを200kg/mm2以下とすることによ
り、前述の、ベルトを張架支持する複数の支持ロールの
回転軸の平行度や支持ロール外径のばらつきのためにベ
ルト部材が直進走行せず支持ロールの軸方向に変位した
状態で走行する、いわゆる片寄り走行や蛇行の発生が防
止される。さらに、基材を構成する弾性材料によって、
2次転写装置におけるバイアスロールによる押圧力の応
力を緩和することができるので、バイアスロールによる
押圧力が集中してトナーが凝集しライン画像白抜けなど
の画質欠陥が発生するなどの問題も解決することができ
る。
【0054】基材に用いる弾性材料としては、シリコン
ゴム、フッ素ゴム、ウレタンゴム、EPDM、NBR、
CR、塩素化ポリイソプレン、水素添加ポリブタジエ
ン、ブチルゴムなどのゴム材料を1種類または2種類以
上をブレンドしてなる弾性材料を用いることができる。
必要に応じて、これに導電剤として、カーボンブラッ
ク、グラファイト、アルミニウム、銅合金などの金属ま
たは合金、酸化錫、酸化亜鉛、チタン酸カリウム、酸化
錫−酸化インジウムまたは酸化錫−酸化アンチモン複合
酸化物などの金属酸化物などの1種または2種以上の微
粉末が用いられる。これらのうち、導電剤としてはコス
トの点でカーボンブラックが好適である。
【0055】また、本発明の実施形態の画像形成装置に
用いる中間転写ベルトの表面層材料のヤング率を100
00kg/cm2以上とすることにより、中間転写ベル
トが約5kgfに及ぶプロセス方向のテンションを受け
てもベルトの経時的な伸びやクリープ変形などの発生を
抑制することができる。
【0056】表面層材料の厚みは、50μm以上であれ
ばベルトの経時的な伸びやクリープ変形などを抑制する
ことができるが、好ましくは80μm以上の厚みが好適
である。
【0057】また、この実施例のように、中間転写ベル
トの表面層の表面抵抗率を1×10 10Ω/□以上1×1
14Ω/□以下の範囲、好ましくは1×1011Ω/□以
上1×1013Ω/□以下の範囲とすることにより、表面
層の表面抵抗率が高い場合に発生する放電による白抜
け、表面抵抗率が低い場合に発生する画質悪化の問題を
解決することができる。すなわち、中間転写ベルトの表
面層の表面抵抗率が10 14Ω/□以上の場合は、1次転
写装置における像担持体と中間転写ベルトが剥離するポ
ストニップ部で剥離放電が発生してしまい、放電が発生
した部分が白抜けする。また、中間転写ベルトの表面層
が109Ω/□以下の場合には、プレニップ部での電界
強度が強くなり、プレニップ部でのギャップ放電が発生
しやすくなるために画質の粒状性が悪化するという問題
が発生する。なお、表面抵抗率の計測には三菱油化製ハ
イレスターIPのHRプローブを用い、電圧100Vを
印加し10秒後の電流値より求めた。
【0058】また、この実施例のように、中間転写ベル
トの表面層の体積抵抗率を×109Ωcm以上1×10
14Ωcm以下の範囲、好ましくは1×1011Ωcm以上
1×1012Ωcm以下の範囲とすることにより、次の問
題が解決される。すなわち、中間転写ベルトの表面層の
体積抵抗率が109Ωcm以下の場合は、像担持体から
中間転写ベルトに転写された未定着トナー像の電荷を保
持する静電的な力が働かなくなるために、トナー同士の
静電的反発力や画像エッジ付近のフリンジ電界の力によ
って画像の周囲にトナーが飛散する、いわゆるブラー現
象が発生してノイズの大きい画像が形成される。特に、
多重転写画像のように単位面積あたりのトナー量の多い
画像の周辺ではこの現象が顕著に現れるのでカラー画像
形成装置にとって致命的な欠陥となってしまう。一方、
中間転写ベルトの表面層の体積抵抗率が1×1014Ωc
m以上の場合は、電荷を保持する静電的な力が大きいた
めに中間転写ベルト上の多重転写画像を記録紙に転写し
た後でも電荷が残るので、1次転写装置の上流側に除電
機構を設ける必要が生じる。なお、体積抵抗率の計測に
は三菱油化製ハイレスターIPのHRプローブを用い、
電圧100Vを印加し30秒後の電流値より求めた。
【0059】また、この実施例のように、中間転写ベル
トの表面層を、イオン導電性を有する樹脂材料よりなる
ものとした場合は、葉書などの中間転写ベルトの幅より
も短い幅の用紙を連続して1000枚以上転写した後で
も用紙走行部の白抜け現象の発生が防止される。それ
は、イオン導電性を有する樹脂材料、すなわち電圧依存
性の小さい材料を転写面の材料として用いることにより
2次転写装置での用紙剥離時に中間転写ベルトと用紙間
での剥離放電による電界集中が少なくなるので、中間転
写ベルトの用紙走行部の表面抵抗率が周辺部位より低下
して転写効率が周辺部位より低下する現象が防止される
からであると考えられる。
【0060】なお、本発明者は、カーボンブラックなど
の電子電導性の材料に導電剤を均一に分散することによ
って、表面抵抗率の低下が少なくなることを見出してい
るが、さらに詳細に検討した結果、電子的な伝導による
材料よりも、イオン導電ポリマを分散させた樹脂材料よ
りなるイオン的に電気を伝達する材料の方が、より電圧
依存性の少ないベルト材料を得ることが可能であり、こ
れを中間転写ベルトの表面層の材料として用いることが
有効であることを見出した。
【0061】さらに、この実施例のように、中間転写ベ
ルトの表面層をイオン導電性ポリマを分散させたフッ素
樹脂系材料よりなるものとした場合は、葉書などの中間
転写ベルトの幅よりも短い幅の用紙を連続して1000
枚以上転写した後の用紙走行部の白抜け現象の発生が防
止され、かつ、低表面エネルギー材料であるために転写
面のトナーの付着力が少なくなり、中間転写ベルトから
記録媒体への2次転写が容易になるので良質の画質を得
たことができる。このような表面層を構成する樹脂材料
としては、例えば、ポリエーテルを主セグメントとする
ブロック型ポリマである三洋化成工業(株)製のペレス
タット6321(商品名)を分散してなるポリフッ化ビ
ニリデン(PVDF)樹脂材料などを挙げることができ
る。
【0062】なお、本実施形態の画像形成装置における
中間転写ベルトの基材を、互いに異なる溶解度パラメー
タを持つ複数の弾性材料よりなる非相溶系の弾性材料に
導電剤を分散させてなるものとした場合は、中間転写ベ
ルトの表面抵抗率の低下を少なくすることができる。
【0063】このような非相溶系の弾性材料は、例え
ば、溶解度パラメータ(SP値)の差が1.3J1/2
2/3以上である非相溶系のゴム材料、または、樹脂材
料とゴム材料とを組み合わせることによって得られる。
これら溶解度パラメータが異なる互いに相溶性のない2
種類の材料をブレンドして、導電剤としてカーボンブラ
ックを分散させると、カーボンブラック分散の含有の少
ないゴム相(島相)とカーボンブラックの分散の多いゴ
ム相(海相)とに分かれ、2種類のゴムの界面にカーボ
ンブラックが密に分散した導電性ゴム相が得られる。
【0064】図3は、本実施形態の画像形成装置の中間
転写ベルトにおける基材弾性層の断面図である。
【0065】図3には、NBRとEPDMとで構成され
る非相溶系の材料を中間転写ベルトの基材として用いた
結果、NBR(島相)31とEPDM(海相)32より
なる海島構造が形成される。NBRと親和性の大きいカ
ーボンブラック33は、NBR(島相)31表面にリッ
チに分散して不均一分散状態となりこのカーボンリッチ
な部分が導電に寄与するのでカーボンブラックの配合量
を少なくすることができる。このようにカーボンが島相
31表面に固定されて中間転写ベルト内部に安定した導
電路が形成され、かつ海相32中を自由に動き回るカー
ボンが少なくなるので基材の抵抗値は変化しにくくなり
中間転写ベルトの表面抵抗率の低下が防止される。
【0066】ここで、溶解度パラメータδ(SP値)は δ=δd+δp′+δh (1) で示される。
【0067】ここで、δd、δp′、δhは、それぞれ
分散力、極性効果、および水素結合によるSP値を表
す。
【0068】一般に、溶解度パラメータδは、凝集エネ
ルギーをE(cal=4.1868J)、分子容をVm
とすると、δ=(E/Vm)1/2で表され、δが大きい
ほど極性が大きいことを示す。
【0069】SP値の大きいゴム材料としては、ポリウ
レタン(SP値=10)、塩素化ポリイソプレン(SP
値=9.35)、NBR(SP値=9.3)、クロロピ
レンゴム(SP値=8.71)を挙げることができ、S
P値の小さいゴム材料としては、EPDM(SP値=
8.0)、水素添加ポリブタジエン(SP値=8.0
8)、ブチルゴム(SP値=7.85)、シリコーンゴ
ム(SP値7.45)を挙げることができる。例えば、
基材の弾性材料として、EPDMとNBRの非相溶系の
ゴム材料を組み合わせることによりEPDM(SP値=
8.0)とNBR(SP値=9.3)の非相溶系の弾性
材料を得ることができる。ここで、NBRのSP値は、
NBR中のアクリロニトリル量により8.71から1
0.39まで変化させることができる。
【0070】カーボンブラックと親和性のあるNBR
と、NBRと相溶性の乏しいEPDMとをブレンドして
非相溶系の弾性材料を構成することにより、上記のよう
にカーボンブラックが島相と海相との界面に分布した弾
性材料が得られる。このNBRとEPDMのブレンド比
率、NBR中のアクリロニトリル量、カーボンブラック
量を調整することにより安定した所望の抵抗値を有する
弾性材料を得ることができる。
【0071】この弾性材料に分散する導電剤としては、
ファーネスブラック、ケッチェンブラック、チャンネル
ブラックなどを挙げることができる。例えば、電気化学
(株)製粒状アセチレンブラック(吸油量288ml/
100g)、旭カーボン(株)製HS−500(吸油量
477ml/100g)、アサヒサーマルFT(吸油量
28ml/100g)、アサヒサーマルMT(吸油量3
5ml/100g)、ライオンアグゾ(株)製ケッチェ
ンブラック(吸油量360ml/100g)、キャボッ
ト(株)製バルカンXC−72(吸油量265ml/1
00g)、テグサ社のSpecial Black4な
どを挙げることができる。これらのカーボンブラックを
1種類または2種類以上を組み合わせることにより安定
した所望の抵抗値を有する弾性材料を得ることができ
る。
【0072】なお、中間転写ベルトは、表面層の樹脂材
料と基材の弾性材料をそれぞれベルト形状に成型した後
で積層して用いてもよく、樹脂材料と弾性材料をそれぞ
れ成形してベルト形状とした後、接着剤などにより接着
してもよい。積層したベルトを形成する方法としては、
樹脂材料の表面層を形成した後、基材の弾性部材を加硫
接着して形成してもよい。また、2色同軸押し出し成型
により表面層の樹脂材料と基材の弾性材料とを一体成形
してもよい。 [実施例2]基材10a(図2参照)は、次のようにし
て作製した。弾性材料としてEPDM:NBRの重量比
が7:3であるゴム材料(日本合成ゴム(株)製NE3
0)に電気化学工業(株)製アセチレンブラック10部
と旭カーボン(株)製FTカーボン20部を混練した
後、チューブクロスヘッド押出成形機によりチューブ形
状に押し出し、加硫缶を用いて1.5kg・cm2の蒸
気圧で120℃の温度に加熱加硫して導電性の弾性ベル
トを得た。さらに、この弾性ベルトを直径166mmの
金属基材の外側に被覆して表面を研磨加工し、周長直径
166mm、厚み0.35mmの弾性ベルトを得た。
【0073】上記の方法により得られた厚さ0.35m
mの弾性ベルトの体積抵抗率は10 9.1Ωcmであり、
100%モジュラスは150kg/cm2であった。
【0074】さらに、この弾性ベルトの表面に、実施例
1で得られたPVDF樹脂層を積層して2層の無端ベル
トを得た。この2層構成のベルトを図1に示した画像形
成装置の中間転写ベルトとして用いて1000枚の連続
プリントを行った時の用紙走行部の表面抵抗率低下量
は、0.1 logΩ/□であった。
【0075】表面層を形成する樹脂材料としては、例え
ば、ポリイミド、ポリエステル、ポリエーテルテーテル
ケトン、ポリアミド、ポリカーボネイト、ポリフッ化ビ
ニリデン、ETFE(エチレンテトラフロロエチレン共
重合体)などの樹脂材料およびこれらを主原料としてな
る樹脂材料を挙げることができる。
【0076】これらの樹脂材料に、表面層の表面抵抗率
を1×1010Ω/□以上1×1014Ω/□以下の範囲に
制御するために、電子電導性系導電剤またはイオン電導
性導電剤の導電剤を添加する。電子電導性系導電剤とし
ては、カーボンブラック、グラファイト、アルミニウ
ム、ニッケル、銅合金などの金属または合金、酸化錫、
酸化亜鉛、チタン酸カリウム、酸化錫−酸化インジウム
または酸化錫−酸化アンチモン複合酸化物などの金属酸
化物などを挙げることができ、イオン電導性導電剤とし
ては、スルホン酸塩やアンモニア塩など、また、カチオ
ン系、アニオン系、ノニオン系などの各種の界面活性剤
を挙げることができる。
【0077】さらに、導電性ポリマをブレンドする方法
があり、導電性ポリマとしては、例えば、カルボキシル
基に4級のアンモニウム塩基を結合する(メタ)アクリ
レートとの各種(例えばスチレン)共重合体、4級アン
モニウム塩基と結合するマレイミドとメタアクリレート
との共重合体などの4級アンモニウム塩基を結合するポ
リマ、ポリスルホン酸ナトリウムなどのスルホン酸のア
ルカリ金属塩を結合するポリマ、分子鎖中に少なくとも
アルキルオキシドの親水性ユニットを結合するポリマ、
例えば、ポリエチレンオキシド、ポリエチレングリコー
ル系ポリアミド共重合体、ポリエチレンオキシド−エピ
クロルヒドリン共重合体ポリエーテルアミドイミド、ポ
リエーテルを主セグメントとするブロック型のポリマ、
さらには、ポリアニリン、ポリチオフェン、ポリアセチ
レン、ポリピロール、ポリフェニレンビニレンなどを挙
げることができ、これらの導電性ポリマは脱ドープ状
態、またはドープ状態で用いることができる。上記の導
電剤、導電性ポリマ、または界面活性剤を1種または2
種以上を組み合わせて用いることによって安定した体積
抵抗率を得ることができる。 [実施例3]表面層の樹脂材料として、宇部興産(株)
製耐熱皮膜用ポリイミドUワニスAにミキサなどにより
脱ドープ状態としたポリアニンとドーパント剤を混合
し、この成膜溶液を円筒金型に注入し100℃から20
0℃に段階的に昇温して加熱しつつ500rpm〜20
00rpmの回転数で円筒金型を回転させながら遠心成
形法によりフィルム状に成膜した。次いで、得られたフ
ィルムを半硬化状態で脱型して鉄芯に被せ、350℃の
高温でポリイミド化反応(ポリアミド酸の閉環反応)を
進行させて本硬化を行い厚み80μmのポリイミドフィ
ルムを得た。その表面抵抗率は1012.8Ω/□、体積抵
抗率は1012.3Ωcm、ヤング率は18000kg/c
2であった。
【0078】このイオン導電性ポリマ分散のポリイミド
フィルムを実施例1の弾性材料基材上に積層して2層構
成の無端ベルトを得た。この2層構成の無端ベルトを図
1に示した画像形成装置の中間転写ベルトとして用いて
3000枚の連続プリントを行った時の用紙走行部の表
面抵抗率の低下量は、0.1 logΩ/□であった。
【0079】次に、上記各実施例に対する比較例として
作製した中間転写ベルトについて説明する。 [比較例1]比較例1として、宇部興産(株)製耐熱皮
膜用ポリイミドUワニスAにミキサなどにより、導電剤
としてカーボンブラックを適宜混合して得られた製膜原
液を用い、金属シート上に均一に流延して120℃の雰
囲気で120分乾燥させ、さらに、150℃で30分、
200℃で30分、220℃で30分、330℃で20
分と段階的に昇温して本硬化(イミド化反応)させて厚
み80μm、表面抵抗率1011.8Ω/□、体積抵抗率1
8.9Ωcmの厚さ80μmのフィルムを得た。このポ
リイミド樹脂ベルトのヤング率は40000kg/cm
2であった。
【0080】このカーボンブラック分散ポリイミド樹脂
フィルムの端部10mmを重ね合わせてセメダイン
(株)製一液性弾性接着剤(スーパーX8008)を用
いて接着して無端ベルトを得た。
【0081】この無端ベルトを図1に示した画像形成装
置の中間転写ベルトとして用いて1000枚の連続プリ
ントを行った時の用紙走行部の表面抵抗率の低下量は、
0.6 logΩ/□であった。 [比較例2]比較例2として、次の方法により金属酸化
物分散のポリイミド樹脂ベルトを作製した。金属酸化物
として、粒子径が0.4μmの硫酸バリウム表面に酸化
錫系導電層を形成してなる三井金属(株)製のパストラ
ンTYPE−4をさらにシラン系カプリング剤で表面処
理したものを用い、ポリイミド樹脂成分100重量部に
対して、37重量部の金属酸化物をN−メチルピロリド
ンを溶媒とする宇部興産(株)製耐熱皮膜用ポリイミド
U−ワニス−Sに添加してミキサで十分混合した。得ら
れた製膜原液を金属シート上に均一に流延して120℃
の雰囲気で120分乾燥させ、さらに、150℃で30
分、200℃で30分、250℃で60分、350℃で
30分、420℃で30分と段階的に昇温して、厚み8
0μmの金属酸化物分散のポリイミドフィルムを得た。
表面抵抗率は1013.5Ω/□、体積抵抗率は108.5Ω
cm、ヤング率は40000kg/cm2であった。
【0082】このポリイミド樹脂フィルムの端部10m
mを重ね合わせてセメダイン(株)製一液性弾性接着剤
(スーパーX8008)を用いて接着して無端ベルトを
得た。
【0083】この無端ベルトを図1に示した画像形成装
置の中間転写ベルトとして用いて1000枚の連続プリ
ントを行った時の用紙走行部の表面抵抗率の低下量は
1.2logΩ/□であった。 [比較例3]比較例3として、次の方法によりカーボン
分散カーボネイト樹脂ベルトを作製した。すなわち、2
軸押出機を用いてポリカーボネイト樹脂にカーボンブラ
ックを混練して、カーボンブラック12重量部としてな
るポリカーボネイト樹脂ペレットを得た。さらに、この
樹脂ペレットを1軸押出機を用いてチューブ形状に押出
成形して、厚み150μm、表面抵抗率1011.9Ω/
□、体積抵抗率1012.4Ωcmの無端ベルトを得た。こ
の無端ベルトのヤング率は24000kg/cm 2であ
った。
【0084】この無端ベルトを図1に示した画像形成装
置の中間転写ベルトとして用いて1000枚の連続プリ
ントを行った時の用紙走行部の表面抵抗率の低下量は
1.8logΩ/□であった。 [比較例4]比較例4として、次の方法によりカーボン
分散ETFE樹脂ベルトを作製した。すなわち、2軸押
出機を用いてETFE樹脂にカーボンブラックを混練し
て、カーボンブラック14重量部としてなるETFE樹
脂ペレットを得た。さらに、この樹脂ペレットを1軸押
出機を用いてチューブ形状に押出成形して、厚み150
μm、表面抵抗率1011.5Ω/□、体積抵抗率109.0
Ωcmの無端ベルトを得た。この無端ベルトのヤング率
は11000kg/cm2であった。
【0085】この無端ベルトを図1に示した画像形成装
置の中間転写ベルトとして用いて1000枚の連続プリ
ントを行った時の用紙走行部の表面抵抗率の低下量は
2.3logΩ/□であった。 [比較例5]比較例4として、次の方法により弾性ベル
トを作製した。すなわち、表面層用材料としてCR(ク
ロロロピレンゴム)ゴム材料(日本合成ゴム製EP3
5)に電気化学工業(株)製アセチレンブラック10部
と旭カーボン(株)製FTカーボン20部を混練したも
のを用い、この表面層用材料をチューブクロスヘッド押
出成形機によりチューブ形状に押し出し、加硫缶を用い
て1.5kg/cm2の蒸気圧で120の温度に加熱加
硫して導電性のゴムベルトを得た。さらに、このゴムベ
ルトを金属基材の外側に被覆し、表面を研磨加工して厚
み0.5mmの無端ベルトを得た。この厚さ0.5mm
の無端ベルトの体積抵抗率は109.5Ωcmであった。
【0086】この無端ベルトの表面に、ウレタン変性フ
ッ素系樹脂コーテング材料としてカーボンブラックを8
部分散したウレタン変性4フッ化エチレン樹脂を含有し
た水−エマルジョン塗料である日本アチソン(株)のエ
ムラロンJYL−601ESDを厚み20μmでスプレ
ーコートし、100℃で35分加熱し、厚み20μmの
コート層を形成した。
【0087】こうして得られたウレタン変性フッ素系樹
脂でコートされた弾性ベルトの表面抵抗率は1012.0Ω
/□、体積抵抗率は109.5Ωcmであった。
【0088】この無端ベルトを図1に示した画像形成装
置の中間転写ベルトとして用いて1000枚の連続プリ
ントを行った時の用紙走行部の表面抵抗率の低下量は
2.7logΩ/□であった。
【0089】表1は、本発明の各実施例および各比較例
についての、層構成、表面層の表面抵抗率と体積抵抗
率、基材の体積抵抗率、表面層のヤング率、画質(ホロ
ーキャラクタ)、用紙走行部の表面抵抗率低下量、片寄
り発生状況を示す表である。用紙走行部の表面抵抗率低
下量は、これらのベルトを図1に示した画像形成装置の
中間転写ベルトとして用いて1000枚の連続プリント
を行った時の測定値である。
【0090】なお、画質(ホローキャラクタ)は、以下
の3レベルに区分して評価した。
【0091】 ◎:ホローキャラクタの発生なし ○:ホローキャラクタの発生僅かにあり ×:ホローキャラクタの発生あり
【0092】
【表1】
【0093】表1に示すように、本実施例1,2,3で
は、表面層にイオン導電性ポリマを分散した樹脂材料を
用いることにより、用紙走行部の表面抵抗率低下量は比
較例1〜5に比べて減少しており、表面抵抗率低下によ
る白抜けおよび中間転写ベルトの劣化が効果的に防止さ
れていることがわかる。
【0094】また、本実施例1,2,3においては、弾
性材料よりなる基材と樹脂材料よりなる表面層からなる
2層構造の中間転写ベルトを用いることにより、支持ロ
ールの軸方向に変位した状態でベルトが走行する、いわ
ゆる片寄り走行が防止されているが、比較例1から4で
は片寄り走行が発生している。ただし、比較例5におい
ては表面にフッ素樹脂系のコート層を設けた弾性材料を
用いたことにより片寄り走行の発生はみられなかった。
【0095】また、本実施例1,2,3において、弾性
材料の基材層を設けることにより、2次転写装置におけ
る応力集中を低減させることができ、高ヤング率の樹脂
材料を単層で用いた比較例に比べて画質(ホローキャラ
クタ)が改善されている。
【0096】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の画像形成
装置によれば、弾性材料よりなる基材と樹脂材料よりな
る表面層からなる2層構造の中間転写ベルトを用いたこ
とにより、中間転写ベルトの片寄り走行や蛇行が防止さ
れ、中間転写ベルトの寿命が長く、色ずれや白抜けなど
の画質欠陥の発生が防止された画像形成装置を実現する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置が適用されるフルカラー
画像形成装置の概略構成図である。
【図2】本実施形態の画像形成装置に用いられる中間転
写ベルトの断面図である。
【図3】本実施形態の画像形成装置の中間転写ベルトに
おける基材弾性層の断面図である。
【図4】中間転写ベルトの幅より短い用紙を連続して1
000枚転写した後の白抜け発生状況を示す図である。
【図5】中間転写ベルトの表面抵抗率低下の説明図であ
る。
【符号の説明】
1 感光体ドラム 2 静電潜像形成装置 3 バイアスロール 4 記録紙トレー 5,6,7,8 現像装置 9 ベルトクリーナ 10 中間転写ベルト 10a 基材 10b 表面層 10c 表面 11 用紙走行部(白抜け) 12 非通紙部(ハーフトーン画像) 13 剥離爪 14 給紙装置 15 クリーニングブレード 21,23,24 ベルトローラ 22 バックアップロール 25 導電性ロール 26 電極ロール 31 NBR(島相) 32 EPDM(海相) 33 カーボンブラック P 用紙 T1 1次転写位置 T2 2次転写位置 t トナー像

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面に静電潜像が形成される像担持体
    と、該像担持体上に画像情報に応じた静電潜像を形成す
    る静電潜像形成装置と、前記像担持体上に形成された静
    電潜像をトナーにより現像する現像装置と、該現像装置
    により形成された前記像担持体上のトナー像の転写を受
    け転写されたトナー像を担持しながら所定の方向に循環
    移動する中間転写ベルトと、前記像担持体上のトナー像
    を前記中間転写ベルトに転写する1次転写装置と、前記
    中間転写ベルトに転写されたトナー像を所定のバイアス
    電圧が印加されたバイアスロールにより所定の記録媒体
    に転写する2次転写装置とを備えた画像形成装置におい
    て、 前記中間転写ベルトが、弾性材料よりなる基材と、該基
    材上に形成された、導電剤が分散された樹脂材料よりな
    る表面層とからなることを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記中間転写ベルトが、前記表面層のヤ
    ング率をE1、前記基材のヤング率をE2としたとき、 E1>E2 なる関係を満たすものであることを特徴とする請求項1
    記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記表面層が、10000kg/cm2
    以上のヤング率を有するものであることを特徴とする請
    求項1記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記表面層が、1×1010Ω/□以上1
    ×1014Ω/□以下の表面抵抗率を有するものであるこ
    とを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記表面層が、1×109Ωcm以上1
    ×1014Ωcm以下の体積抵抗率を有するものであるこ
    とを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記表面層が、イオン導電性を有する樹
    脂材料よりなるものであることを特徴とする請求項1か
    ら5までのいずれか1項記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記表面層が、イオン導電性ポリマを分
    散させたフッ素樹脂系材料よりなるものであることを特
    徴とする請求項1から6までのいずれか1項記載の画像
    形成装置。
  8. 【請求項8】 前記基材が、互いに異なる溶解度パラメ
    ータを持つ複数の弾性材料よりなる非相溶系の弾性材料
    に導電剤を分散させてなるものであることを特徴とする
    請求項1から7までのいずれか1項記載の画像形成装
    置。
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