JP2000327769A - ポリアルキレンオキシドの製造方法 - Google Patents

ポリアルキレンオキシドの製造方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アルキレンオキシド化合物を重合させてポリ
アルキレンオキシドを製造するに際し、製造上や取り扱
い上に特に問題なく、重合開始に先立ち特別な処置をす
る必要もない重合開始剤で、金属成分を全く含まずまた
臭気を残留させないポリアルキレンオキシドを簡便かつ
効率的に製造する方法を提供する。 【解決手段】 テトラキス[トリス(ジメチルアミノ)
ホスホラニリデンアミノ]ホスホニウムフルオリドの存
在下、または該ホスホニウムフルオリドおよび水または
部分構造式−OHもしくは−NH−を有する有機化合物
から選ばれる活性水素化合物の存在下に、アルキレンオ
キシド化合物を重合させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アルキレンオキシ
ド化合物の重合によるポリアルキレンオキシドの製造方
法に関する。ポリアルキレンオキシドはイソシアネート
化合物と反応させることによりポリウレタンフォームや
エラストマー等の原料または界面活性剤等として用いら
れる重要な重合体である。
【0002】
【従来の技術】アルキレンオキシド化合物の重合でポリ
アルキレンオキシドを製造するに際しては、開始剤系と
して、例えば多価アルコール等の活性水素化合物と例え
ば水酸化カリウム等の塩基性アルカリ金属化合物とを用
い、重合開始に先だって脱水反応により活性水素化合物
のアルカリ金属の塩を生成させてこれを用いるのが最も
一般的である。工業的にも実用化されてはいる。開始剤
系のこれ以外の組み合わせについては、USP3,82
9,505では、活性水素化合物と例えば、Zn 3[F
e(CN)62・H2O・ジオキサンで表される化合物
を用いて、プロピレンオキシドからその重合体を得るこ
とを示しており、特開平2−276821では、亜鉛ヘ
キサシアノコバルテート錯体で製造したポリオールにナ
トリウムメチラートを反応させた後、エチレンオキシド
を重合させて重合体を得ることを示しており、また特開
昭62−232433では、ヒュームドシリカのヘキサ
ンスラリーに1,4−ブタンジオールと非イオン系界面
活性剤を加えた分散物にジエチル亜鉛のヘキサン溶液を
添加して得られた生成物を用いてエチレンオキシドを重
合して重合体を得ることを示している。しかしながらこ
れらは何れも金属成分を含有しており、生成したポリア
ルキレンオキシド中にこれらの金属成分が残存するとポ
リウレタン製造の際の反応またはポリウレタンの物性に
悪影響を与えるため、ポリアルキレンオキシドの製造に
あたってはこれらの金属成分を充分に除去する特別の方
法や煩雑な工程が必要となっている。
【0003】一方金属を含まない開始剤系としては、特
開昭50−159595では活性水素化合物であるアル
カンポリオールと三ふっ化ほう素のエーテル付加物との
組み合わせでエチレンオキシドからその重合体を得てい
る。しかしこの開始剤系についても重合体中の特異な不
純物がポリウレタンの物性に悪影響を及ぼすことが知ら
れており、充分に除去するには煩雑な工程が必要となっ
ている。また特開昭57−12026ではアルコール類
とアミノフェノールを用いて、アルキレンオキシドの重
合体を得ており、特開昭56−38323ではソルビト
ールとテトラメチルアンモニウムヒドロオキシドを用い
てプロピレンオキシドを重合させている。しかしながら
何れも重合活性が充分でないうえ、アミン系の臭気が残
留するなどの問題を抱えている。
【0004】また、ホスファゼン化合物と活性水素化合
物の存在下に、アルキレンオキシド化合物を重合させる
ポリアルキレンオキシドの製造法が知られている(EP
0763555、マクロモレキュラー ラピッド コム
ニケーション(Macromol.Rapid Commun.)17巻143
〜148頁 1996年、およびマクロモレキュラー
シンポシウム (Macromol. Symp.)107巻331〜34
0頁 1996年)。しかしながらこの方法におけるホ
スファゼン化合物は強い塩基性を有する開始剤ではある
が、そのようなホスファゼン化合物を合成するには複雑
な工程を経る必要があるし、強い塩基性を持たせるため
に更に強い塩基性化合物を使用せねばならず、工業的に
は決して有利なものではない。またその強い塩基性のた
め空気中の炭酸ガスで変質し易いなど取り扱い上にも問
題がある。
【0005】またEP0791600では、実質的に活
性水素化合物のホスファゼニウム塩の存在下に、アルキ
レンオキシド化合物を重合させてポリアルキレンオキシ
ドを製造する方法が開示されている。この方法は、開始
剤系として活性水素化合物とアルカリ金属水酸化物を用
いる場合と同様に、重合開始に先だって脱水反応または
脱塩反応などにより活性水素化合物のホスファゼニウム
塩を生成させる必要がある。またその際に生じる無機塩
などは重合の円滑な進行を阻害する場合もあり、その除
去が煩雑となるなど、工業的には改善が求められてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、アル
キレンオキシド化合物を重合させてポリアルキレンオキ
シドを製造するに際し、製造上や取り扱い上に特に問題
なく、重合開始に先立ち特別な処置をする必要もない開
始剤で、金属成分を全く含まず臭気を残留させないポリ
アルキレンオキシドを簡便かつ効率的に製造する方法を
提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは鋭意検討を
続けた結果、特定のホスホニウムフルオリドが、または
該ホスホニウムフルオリドおよび水もしくは特定の部分
構造を有する有機化合物を含む開始剤系が上記目的に叶
った効果的な開始剤系となることを見出し、本発明を完
成した。即ち、本発明はアルキレンオキシド化合物を重
合させてポリアルキレンオキシドを製造するに際し、テ
トラキス[トリス(ジメチルアミノ)ホスホラニリデン
アミノ]ホスホニウムフルオリドの存在下、または該ホ
スホニウムフルオリドおよび水または部分構造式−OH
もしくは−NH−を有する有機化合物から選ばれる活性
水素化合物の存在下に、アルキレンオキシド化合物を重
合させることを特徴とするポリアルキレンオキシドの製
造方法である。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の方法におけるアルキレン
オキシド化合物としては、例えばエチレンオキシド、プ
ロピレンオキシド、1,2−ブチレンオキシド、2,3
−ブチレンオキシド、スチレンオキシド、シクロヘキセ
ンオキシド、エピクロロヒドリン、エピブロモヒドリ
ン、メチルグリシジルエーテル、アリルグリシジルエー
テルまたはフェニルグリシジルエーテル等の1,2−エ
ポキシ化合物が挙げられる。その他本発明の方法を阻害
しなければ、如何なる1,2−エポキシ化合物でも構わ
ない。これらは2種以上を併用してもよい。併用する場
合には、複数のアルキレンオキシド化合物を同時に併用
する方法、順次に併用する方法または順次を繰り返して
行なう方法などがとり得る。
【0009】これらのアルキレンオキシド化合物のう
ち、エチレンオキシド、プロピレンオキシド、1,2−
ブチレンオキシドおよびスチレンオキシドが好ましく、
エチレンオキシドおよびプロピレンオキシドがより好ま
しい。プロピレンオキシドが更に好ましい。本発明の方
法におけるテトラキス[トリス(ジメチルアミノ)ホス
ホラニリデンアミノ]ホスホニウムフルオリドは、EP
0791600の12頁から13頁に記載の方法で合成
したテトラキス[トリス(ジメチルアミノ)ホスホラニ
リデンアミノ]ホスホニウムクロリドから常用のイオン
交換法によって合成することができる。
【0010】本発明の方法における活性水素化合物と
は、活性水素を有する化合物であり、水または部分構造
式−OHもしくは−NH−を有する有機化合物から選ば
れる化合物である。それらは先ず水である。そして部分
構造式−OHを有する有機化合物としては、例えば蟻
酸、酢酸、プロピオン酸、酪酸、イソ酪酸、ラウリン
酸、ステアリン酸、オレイン酸、フェニル酢酸、ジヒド
ロ桂皮酸またはシクロヘキサンカルボン酸、安息香酸、
パラメチル安息香酸または2−カルボキシナフタレン等
の炭素数1ないし20個のカルボン酸類、例えば蓚酸、
マロン酸、こはく酸、マレイン酸、フマル酸、アジピン
酸、イタコン酸、ブタンテトラカルボン酸、フタル酸、
イソフタル酸、テレフタル酸、トリメリット酸またはピ
ロメリット酸等の炭素数2ないし20個の2ないし6個
のカルボキシル基を有する多価カルボン酸類、例えば
N,N−ジエチルカルバミン酸、N−カルボキシピロリ
ドン、N−カルボキシアニリンまたはN,N’−ジカル
ボキシ−2,4−トルエンジアミン等のカルバミン酸
類、例えばメタノール、エタノール、n−プロパノー
ル、イソプロパノール、n−ブチルアルコール、sec
−ブチルアルコール、tert−ブチルアルコール、イ
ソペンチルアルコール、tert−ペンチルアルコー
ル、n−オクチルアルコール、ラウリルアルコール、セ
チルアルコール、シクロペンタノール、シクロヘキサノ
ール、アリルアルコール、クロチルアルコール、メチル
ビニルカルビノール、ベンジルアルコール、1−フェニ
ルエチルアルコール、トリフェニルカルビノールまたは
シンナミルアルコール等の炭素数1ないし20個のアル
コール類、例えばエチレングリコール、プロピレングリ
コール、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコー
ル、1,3−プロパンジオール、1,3−ブタンジオー
ル、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオー
ル、1,4−シクロヘキサンジオール、トリメチロール
プロパン、グリセリン、ジグリセリン、トリメチロール
メラミン、ペンタエリスリトールまたはジペンタエリス
リトール等の炭素数2ないし20個の2ないし8個の水
酸基を有する多価アルコール類、例えばグルコース、ソ
ルビトール、デキストロース、フラクトースまたはシュ
クロース等の糖類またはその誘導体、例えばフェノー
ル、2−ナフトール、2,6−ジヒドロキシナフタレン
またはビスフェノールA等の炭素数6ないし20個の1
ないし3個の水酸基を有する芳香族化合物類、例えばポ
リエチレンオキシド、ポリプロピレンオキシドまたはそ
れらのコポリマー等であって2ないし8個の末端を有し
その末端に1ないし8個の水酸基を有する数平均分子量
200ないし50,000のポリアルキレンオキシド類
等が挙げられる。
【0011】その他本発明の方法を阻害しなければ、部
分構造式−OHを有する如何なる有機化合物であっても
構わない。また活性水素化合物としての部分構造式−N
H−を有する有機化合物としては、例えばメチルアミ
ン、エチルアミン、n−プロピルアミン、イソプロピル
アミン、n−ブチルアミン、イソブチルアミン、sec
−ブチルアミン、tert−ブチルアミン、シクロヘキ
シルアミン、ベンジルアミン、β-フェニルエチルアミ
ン、アニリン、o−トルイジン、m−トルイジンまたは
p−トルイジン等の炭素数1ないし20個の脂肪族また
は芳香族一級アミン類、例えばジメチルアミン、メチル
エチルアミン、ジエチルアミン、ジ−n−プロピルアミ
ン、エチル−n−ブチルアミン、メチル−sec−ブチ
ルアミン、ジペンチルアミン、ジシクロヘキシルアミ
ン、N−メチルアニリンまたはジフェニルアミン等の炭
素数2ないし20個の脂肪族または芳香族二級アミン
類、例えばエチレンジアミン、ジ(2−アミノエチル)
アミン、ヘキサメチレンジアミン、4,4’−ジアミノ
ジフェニルメタン、メラミン、トリ(2−アミノエチ
ル)アミン、N,N’−ジメチルエチレンジアミンまた
はジ(2−メチルアミノエチル)アミン等の炭素数2な
いし20個の2ないし3個の一級もしくは二級アミノ基
を有する多価アミン類、例えばピロリジン、ピペリジ
ン、モルホリンまたは1,2,3,4−テトラヒドロキ
ノリン等の炭素数4ないし20個の飽和環状二級アミン
類、3−ピロリン、ピロール、インドール、カルバゾー
ル、イミダゾール、ピラゾールまたはプリン等の炭素数
4ないし20個の不飽和環状二級アミン類、例えばピペ
ラジン、ピラジンまたは1,4,7−トリアザシクロノ
ナン等の炭素数4ないし20個の2ないし3個の二級ア
ミノ基を有する環状の多価アミン類、例えばアセトアミ
ド、プロピオンアミド、N−メチルプロピオンアミド、
N−メチル安息香酸アミドまたはN−エチルステアリン
酸アミド等の炭素数2ないし20個の無置換またはN−
一置換の酸アミド類、例えば2−ピロリドンまたはε−
カプロラクタム等の5ないし7員環の環状アミド類また
は例えばこはく酸イミド、マレイン酸イミドまたはフタ
ルイミド等の炭素数4ないし10個のジカルボン酸のイ
ミド類等が挙げられる。
【0012】その他本発明の方法を阻害しなければ、部
分構造式−NH−を有する如何なる有機化合物であって
も構わない。上述の活性水素化合物には複数個の活性水
素原子を有する物が含まれる。通常、それらの全ての活
性水素原子がプロトンとして脱離したアニオン部位から
重合は起こっている。これらの活性水素化合物のうち、
部分構造式−OHを有する有機化合物として好ましく
は、例えばメタノール、エタノール、n−プロパノー
ル、イソプロパノール、n−ブチルアルコール、sec
−ブチルアルコール、tert−ブチルアルコール、イ
ソペンチルアルコール、tert−ペンチルアルコー
ル、n−オクチルアルコール、ラウリルアルコール、セ
チルアルコール、シクロペンタノール、シクロヘキサノ
ール、アリルアルコール、クロチルアルコール、メチル
ビニルカルビノール、ベンジルアルコール、1−フェニ
ルエチルアルコール、トリフェニルカルビノールまたは
シンナミルアルコール等の炭素数1ないし20個のアル
コール類であり、例えばエチレングリコール、プロピレ
ングリコール、ジエチレングリコール、ジプロピレング
リコール、1,3−プロパンジオール、1,3−ブタン
ジオール、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサン
ジオール、1,4−シクロヘキサンジオール、トリメチ
ロールプロパン、グリセリン、ジグリセリン、ペンタエ
リスリトールまたはジペンタエリスリトール等の炭素数
2ないし20個の2ないし8個の水酸基を有する多価ア
ルコール類であり、例えばグルコース、ソルビトール、
デキストロース、フラクトースまたはシュクロース等の
糖類またはその誘導体であり、例えばポリエチレンオキ
シド、ポリプロピレンオキシドまたはそれらのコポリマ
ー等であって2ないし8個の末端を有しその末端に1な
いし8個の水酸基を有する数平均分子量200ないし5
0,000のポリアルキレンオキシド類である。
【0013】部分構造式−NH−を有する有機化合物と
して好ましくは、例えばエチレンジアミン、ジ(2−ア
ミノエチル)アミン、ヘキサメチレンジアミン、4,
4’−ジアミノジフェニルメタン、トリ(2−アミノエ
チル)アミン、N,N’−ジメチルエチレンジアミン、
N、N’−ジエチルエチレンジアミンまたはジ(2−メ
チルアミノエチル)アミン等の炭素数2ないし20個の
2ないし3個の一級もしくは二級アミノ基を有する多価
アミン類であり、例えばピロリジン、ピペリジン、モル
ホリンまたは1,2,3,4−テトラヒドロキノリン等
の炭素数4ないし10個の飽和環状二級アミン類であ
り、例えばピペラジン、ピラジンまたは1,4,7−ト
リアザシクロノナン等の炭素数4ないし10個の2ない
し3個の二級アミノ基を含む環状の多価アミン類であ
る。
【0014】さらに活性水素化合物としてより好ましく
は、例えばエチレングリコール、プロピレングリコー
ル、1,4−ブタンジオール、トリメチロールプロパ
ン、グリセリン、ペンタエリスリトールまたはジペンタ
エリスリトールなどの炭素数2ないし20個の2ないし
8個の水酸基を有する多価アルコール類であり、例えば
グルコース、ソルビトール、デキストロース、フラクト
ースまたはシュクロース等の糖類またはその誘導体であ
り、例えばポリエチレンオキシド、ポリプロピレンオキ
シドまたはそれらのコポリマー等であって2ないし6個
の末端を有しその末端に2ないし6個の水酸基を有する
数平均分子量200ないし10,000のポリアルキレ
ンオキシド類等の部分構造式−OHを有する有機化合物
である。
【0015】本発明の方法において、テトラキス[トリ
ス(ジメチルアミノ)ホスホラニリデンアミノ]ホスホ
ニウムフルオリドの使用量としては、特に制限はない
が、アルキレンオキシド化合物1モルに対して、通常は
1X10-15ないし5X10-1モルであり、好ましくは
1X10-7ないし1X10-1モルの範囲である。本発明
の方法において使用する場合の活性水素化合物の量は、
特に制限はないが、該ホスホニウムフルオリド1モルに
対して、通常1ないし1X105モル、好ましくは5な
いし1X104モル、より好ましくは10ないし1X1
3モルの範囲である。本発明の方法における重合反応
の形式は特に制限されものではない。通常、テトラキス
[トリス(ジメチルアミノ)ホスホラニリデンアミノ]
ホスホニウムフルオリドまたは該ホスホニウムフルオリ
ドおよび活性水素化合物を、また溶媒を使用するならそ
の溶媒などと共に仕込んだ反応器に、アルキレンオキシ
ド化合物を一括して供給する方法または間歇的もしくは
連続的に供給する方法が用いられる。
【0016】本発明の方法における重合反応の反応温度
は、使用するアルキレンオキシド化合物、テトラキス
[トリス(ジメチルアミノ)ホスホラニリデンアミノ]
ホスホニウムフルオリドおよび用いる場合の活性水素化
合物の種類や量などにより一様ではないが、通常150
℃以下であり、好ましくは10ないし130℃、より好
ましくは50ないし120℃の範囲である。反応時の圧
力は、使用するアルキレンオキシド化合物および用いる
場合の活性水素化合物の種類もしくは量または重合温度
などに依存して一様ではないが、通常重合反応時の圧力
として3.0MPa(メガパスカルで表す絶対圧、以下
同様)以下であり、好ましくは0.01ないし1.5M
Pa、より好ましくは0.1ないし1.0MPaの範囲
である。反応時間は、用いる物質の種類もしくは量また
は重合温度や圧力などに依存して一様ではないが、通常
70時間以下であり、好ましくは0.1ないし30時
間、より好ましくは0.5ないし24時間である。
【0017】本発明の方法では、2種以上のアルキレン
オキシド化合物を併用することもできる。複数のアルキ
レンオキシド化合物を同時に併用して重合させると、そ
れらの化合物の反応性の差にもよるが、比較的ランダム
性の高い共重合体が得られ、2種以上のアルキレンオキ
シド化合物を順次に重合させると、2種以上のポリアル
キレンオキシド化合物のブロックを含むブロック共重合
体が得られる。例えば第1種のアルキレンオキシド化合
物の重合反応の終了後にそのまま第2種のアルキレンオ
キシド化合物を重合させると2種類のブロックを含むブ
ロック共重合体が得れる。またこの第2種のアルキレン
オキシド化合物の重合反応終了後、再び元の第1種のア
ルキレンオキシド化合物を重合させたり、これを繰り返
すことにより交互性のブロック共重合体が得られる。3
種以上のアルキレンオキシド化合物をこのように併用す
れば、さらに複雑なブロック共重合体が得られる。これ
らの共重合体のうち、アルキレンオキシド化合物として
プロピレンオキシドおよびエチレンオキシドを順次に重
合させて得られる、ポリプロピレンオキシドとポリエチ
レンオキシドのブロックを含むブロック共重合体が好ま
しい。
【0018】本発明の重合反応に際しては、必要ならば
溶媒を使用することもできる。使用する場合の溶媒とし
ては、例えば、ペンタン、ヘキサン、ヘプタンもしくは
シクロヘキサン等の脂肪族炭化水素類、ベンゼンもしく
はトルエン等の芳香族炭化水素類、ジエチルエーテル、
テトラヒドロフラン、1,3−ジオキサンもしくはアニ
ソール等のエーテル類またはジメチルスルホキシド、
N,N−ジメチルホルムアミド、ヘキサメチルホスホル
アミドおよびN,N’−ジメチルイミダゾリジノンなど
の非プロトン性極性溶媒等である。この他本発明の方法
の重合反応を阻害しなければ、いかなる溶媒でも用いら
れる。本発明の方法における重合反応は、必要であれば
窒素またはアルゴン等の不活性ガスの存在下に実施する
こともできる。
【0019】本発明の方法で得られるポリアルキレンオ
キシドは、重合反応に溶媒を用いた場合にはそれを除去
するだけで、そのままポリウレタンフォームやエラスト
マーの原料または界面活性剤として使用し得る場合もあ
るが、通常塩酸、燐酸もしくは硫酸等の鉱酸、蟻酸、酢
酸もしくはプロピオン酸等の有機カルボン酸、二酸化炭
素または酸型イオン交換樹脂等で処理した後に用いるこ
ともできる。更に水、有機溶媒またはそれらの混合物で
洗浄するなどの常用の精製を行うこともできる。
【0020】
【実施例】次に実施例により本発明を更に詳しく説明す
るが、これらは限定的でなく単に説明のためと解される
べきである。
【0021】実施例1 温度測定管、圧力計攪、拌装置およびアルキレンオキシ
ド導入管を装備した500mlの加圧反応器に、テトラ
キス[トリス(ジメチルアミノ)ホスホラニリデンアミ
ノ]ホスホニウムフルオリド{[(Me2N)3P=N
−]4+,F-}(ここでMeはメチル基を示す。)を
1.98g(2.61mmol)とグリセリンを20.
0g(217mmol)を仕込んだ。系内を窒素で置換
した後、100℃に昇温し、プロピレンオキシド197
g(3.40mol)を反応時圧力が0.5MPa(メ
ガパスカルで表わす絶対圧、以降同様)を超えることの
ないよう調節して連続的に5時間かけて供給した。次い
で100℃で12時間反応させた。圧は0.11MPa
まで下がった。気相部に窒素を送りながら残圧をパージ
した後、内容物を別容器に移し、10mmHgに減圧し
て30分間80℃を保ち低沸分を除いた。その後窒素で
常圧に戻し室温まで冷却した。透明で無臭の液状のポリ
オキシプロピレントリオール213gが得られた。この
ポリマーの水酸基価(滴定によりポリマー1g中の末端
水酸基量をKOHmgで換算するもの。KOHmg/g
ポリマー、以降同様)は173であり、これから計算さ
れる数平均分子量は972であった。
【0022】比較例1 テトラキス[トリス(ジメチルアミノ)ホスホラニリデ
ンアミノ]ホスホニウムフルオリドを用いなかった以外
は全て実施例1と同様に行った。プロピレンオキシドの
消費は観測されなかった。反応器内容物は21.3gで
あって、仕込んだグリセリンそのものの重量とほぼ等し
く、ポリオキシプロピレントリオールは得られなかっ
た。
【0023】比較例2 テトラキス[トリス(ジメチルアミノ)ホスホラニリデ
ンアミノ]ホスホニウムフルオリドの代わりに等モルの
テトラフェニルホスホニウムクロリドを用いた以外は全
て実施例1と同様に行った。プロピレンオキシドの消費
は観測されなかった。反応器内容物は22.5gであっ
て、仕込んだグリセリンと該ホスホニウムクロリドとの
重量の和とほぼ等しく、ポリオキシプロピレントリオー
ルは得られなかった。
【0024】比較例3 テトラキス[トリス(ジメチルアミノ)ホスホラニリデ
ンアミノ]ホスホニウムフルオリドの代わりに等モルの
テトラキス[トリス(ジメチルアミノ)ホスホラニリデ
ンアミノ]ホスホニウムクロリドを用いた以外は全て実
施例1と同様に行った。プロピレンオキシドの消費は観
測されなかった。反応器内容物は24.1gであって、
仕込んだグリセリンと該ホスホニウムクロリドとの重量
の和とほぼ等しく、ポリオキシプロピレントリオールは
得られなかった。
【0025】実施例2 実施例1で用いたテトラキス[トリス(ジメチルアミ
ノ)ホスホラニリデンアミノ]ホスホニウムフルオリド
およびグリセリンの代わりに、実施例1で得られた触媒
成分を含んでいるポリオキシプロピレントリオール3
3.5gを用い、反応時間を20時間とした以外は全て
実施例1と同様にした。透明で無臭のポリオキシプロピ
レントリオール221gが得られ、その水酸基価は2
6.9であった。これから計算される数平均分子量は6
250であった。
【0026】実施例3 実施例1で用いたテトラキス[トリス(ジメチルアミ
ノ)ホスホラニリデンアミノ]ホスホニウムフルオリド
およびグリセリンの代わりに、実施例2で得られた触媒
成分を含んでいるポリオキシプロピレントリオールを7
1.8g仕込み、プロピレンオキシド140g(2.4
1mol)を供給した以外は、実施例1と全く同様にし
た。透明で無臭のポリオキシプロピレントリオール20
5gが得られ、その水酸基価は11.4であり、数平均
分子量は14800であった。
【0027】実施例4 実施例1で用いたテトラキス[トリス(ジメチルアミ
ノ)ホスホラニリデンアミノ]ホスホニウムフルオリド
およびグリセリンの代わりに、実施例1で得られた触媒
成分を含んでいるポリオキシプロピレントリオールを1
00g仕込み、プロピレンオキシドの代わりにエチレン
オキシド101g(2.30mol)を4時間かけて供
給し、反応時間を8時間とした以外は実施例1と同様に
した。透明で無臭のポリオキシプロピレンポリオキシエ
チレントリオールであるブロック共重合体を198g得
た。水酸基価は92.5であり、数平均分子量は182
0であった。
【0028】実施例5 実施例1で用いたグリセリンの代わりに水酸化カリウム
触媒で工業生産されている水酸基価168(数平均分子
量1002)のポリオキシプロピレントリオール(三井
化学株式会社製MN−1000)を31.1g用い、反
応時間を20時間とした以外は実施例1と同様にした。
透明で無臭のポリオキシプロピレントリオール226g
が得られた。水酸基価は23.7であり、数平均分子量
は7100であった。
【0029】実施例6 実施例1で用いたグリセリンの代わりにメチルアルコー
ルを6.95g(217mmol)用い、反応時間を1
9時間とした以外は実施例1と同様にした。透明で無臭
のポリオキシプロピレンモノオール200gが得られ
た。水酸基価は61.5であり、数平均分子量は910
であった。
【0030】実施例7 実施例1で用いたグリセリンの代わりにジプロピレング
リコールを29.1g(217mmol)用いた以外は
実施例1と同様にした。透明で無臭のポリオキシプロピ
レンジオール224gが得られた。水酸基価は110で
あり、数平均分子量は1020であった。
【0031】実施例8 実施例1で用いたグリセリンの代わりにグルコースを3
9.1g(217mmol)用いた以外は実施例1と同
様にした。透明で無臭のポリオキシプロピレンペンタオ
ール226gが得られた。水酸基価は272であり、数
平均分子量は1030であった。
【0032】実施例9 実施例1で用いたグリセリンの代わりに1,4−ブタン
ジオールを19.6g(217mmol)用い、プロピ
レンオキシドの代わりに1,2−ブチレンオキシド24
4g(3.40mol)を0.3MPa以下に保ちなが
ら5時間かけて供給し、反応時間20時間、反応温度を
90℃にした以外は実施例1と同様にした。透明で無臭
のポリオキシブチレンジオール256gが得られた。水
酸基価は96.7であり、数平均分子量は1160であ
った。
【0033】実施例10 実施例1で用いたプロピレンオキシドの代わりにスチレ
ンオキシド300g(2.50mol)を0.2MPa
以下に保ちながら5時間かけて供給し、反応時間15時
間にした以外は実施例1と同様にした。透明で無臭のポ
リオキシスチレントリオール313gが得られた。水酸
基価は118であり、数平均分子量は1430であっ
た。
【0034】実施例11 実施例1で用いたグリセリンの代わりにエチレンジアミ
ンを13.0g(217mmol)用いた以外は実施例
1と同様にした。透明で無臭のポリオキシプロピレンテ
トラオール208gが得られた。水酸基価は237であ
り、数平均分子量は947であった。
【0035】実施例12 実施例1で用いたグリセリンの代わりにピペラジンを1
8.7g(217mmol)用い、反応時間を8時間と
した以外は実施例1と同様にした。透明で無臭のポリオ
キシプロピレンジオール196gが得られた。水酸基価
は126であり、数平均分子量は892であった。
【0036】実施例13 実施例1で用いたグリセリンの代わりにピロリジンを1
5.4g(215mmol)用い、反応時間を10時間
とした以外は実施例1と同様にした。透明で無臭のポリ
オキシプロピレンモノオール201gが得られた。水酸
基価は61.6であり、数平均分子量は911であっ
た。
【0037】
【発明の効果】本発明の方法によれば、アルキレンオキ
シド化合物を重合させてポリアルキレンオキシドを製造
するに際し、製造上や取り扱い上特に問題なく、重合開
始に先立ち特別な処置をする必要もない特定のホスフィ
ンオキシド化合物を重合開始剤を用いることができ、金
属成分を全く含まずまた臭気を残留させないポリアルキ
レンオキシドを簡便かつ効率的に製造することができ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 船木 克彦 神奈川県横浜市栄区笠間町1190番地 三井 化学株式会社内 (72)発明者 柴原 敦 神奈川県横浜市栄区笠間町1190番地 三井 化学株式会社内 (72)発明者 原 烈 神奈川県横浜市栄区笠間町1190番地 三井 化学株式会社内 (72)発明者 清野 真二 神奈川県横浜市栄区笠間町1190番地 三井 化学株式会社内 (72)発明者 高木 夘三治 神奈川県横浜市栄区笠間町1190番地 三井 化学株式会社内 Fターム(参考) 4J005 AA02 AA03 AA04 AA12 AA14 AA21 BB01 BB02

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アルキレンオキシド化合物を重合させて
    ポリアルキレンオキシドを製造するに際し、テトラキス
    [トリス(ジメチルアミノ)ホスホラニリデンアミノ]
    ホスホニウムフルオリドの存在下、または該ホスホニウ
    ムフルオリドおよび水または部分構造式−OHもしくは
    −NH−を有する有機化合物から選ばれる活性水素化合
    物の存在下に、アルキレンオキシド化合物を重合させる
    ことを特徴とするポリアルキレンオキシドの製造方法。
  2. 【請求項2】 アルキレンオキシド化合物が、エチレン
    オキシド、プロピレンオキシド、1,2−ブチレンオキ
    シドおよびスチレンオキシドよりなる群から選ばれる化
    合物である請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 活性水素化合物としての部分構造式−O
    Hを有する有機化合物が、炭素数1ないし20個のアル
    コール類、炭素数2ないし20個の2ないし8個の水酸
    基を有する多価アルコール類、糖類またはその誘導体、
    2ないし8個の末端を有しその末端に1ないし8個の水
    酸基を有する数平均分子量200ないし50,000の
    ポリアルキレンオキシド類である請求項1または2のい
    ずれかに記載の方法。
  4. 【請求項4】 活性水素化合物としての部分構造式−N
    H−を有する有機化合物が、炭素数2ないし20個の2
    ないし3個の一級もしくは二級アミノ基を有する多価ア
    ミン類、炭素数4ないし10個の飽和環状二級アミンま
    たは炭素数4ないし10個の2ないし3個の二級アミノ
    基を含む環状の多価アミン類である請求項項1または2
    のいずれかに記載の方法。
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