JPH11124424A - ポリウレタンエラストマー - Google Patents

ポリウレタンエラストマー

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JPH11124424A
JPH11124424A JP10232051A JP23205198A JPH11124424A JP H11124424 A JPH11124424 A JP H11124424A JP 10232051 A JP10232051 A JP 10232051A JP 23205198 A JP23205198 A JP 23205198A JP H11124424 A JPH11124424 A JP H11124424A
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智博 長田
Masaaki Aoki
正昭 青木
Tadahito Nobori
忠仁 昇
Usaji Takagi
夘三治 高木
Satoshi Yamazaki
聡 山崎
Tsukuru Izukawa
作 伊豆川
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 ポリオールとポリイソシアネート化合物
とを反応させて得られるポリウレタンエラストマー及び
その製造方法において、ポリオキシアルキレンポリオー
ルが、ホスファゼニウム化合物の存在下に、アルキレン
オキシド化合物を重合させて製造されたものを、又は水
酸基価OHV(mgKOH/g)が5〜60であり、総
不飽和度USV(meq/g)がUSV≦1.2/OH
Vを満足するポリオキシアルキレンポリオールを使用す
ることを特徴とするポリウレタンエラストマー及びその
製造方法。 【効果】 本発明の方法によれば、早期物性発現性に優
れ、かつ機械強度に優れたポリウレタンエラストマーを
得ることが出来る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はシーリング材、防水
材、壁材、床材、塗料、接着剤、或いは靴底として使用
するポリウレタン樹脂組成物に関するものであり、特に
ホスファゼニウム化合物の存在下に、アルキレンオキシ
ド化合物を重合させて製造した生成モノオールの少ない
高分子量ポリオキシアルキレンポリオールを用いること
により、硬化物の早期物性発現性を備えたポリウレタン
エラストマーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】ポリオールとポリイソシアネート化合物
とを反応させてポリウレタンエラストマーを製造するに
あたり、ポリオールとしてポリオキシアルキレンポリオ
ールを用いる場合、一般的な製造法としては、アルカリ
金属水酸化物が触媒として使用されている。一般的に
は、上記の触媒の存在下に、通常用いる開始剤とアルキ
レンオキシド化合物として最も広く使用されているプロ
ピレンオキシドを用いる場合、KOH触媒ではポリオキ
シアルキレンポリオールの分子量の増加と共に分子片末
端に不飽和基を有するモノオールが副生する事が知られ
ている。このモノオールは、主反応により生成するポリ
オキシアルキレンポリオールと比較して低分子量である
ため、ポリオキシアルキレンポリオールの分子量分布を
大幅に広げ、平均官能基数を低下させる。従って、モノ
オール含有量の高いポリオキシアルキレンポリオールを
使用した場合、ヒステリシスの増大、硬度の低下、伸長
性の低下、キュア性の低下等、諸物性の低下を招く原因
となっていた。
【0003】
【発明の解決しようとする課題】従来、ポリウレタンエ
ラストマーの原料として用いられてきたポリオキシアル
キレンポリオール、特に水酸基価60以下のポリオール
においては、副生物として不飽和モノオールを含んでお
り、これらは上記したように、ポリウレタンエラストマ
ーの強度、弾性率、硬度、耐摩耗性、硬化性等を低下さ
せる要因となっている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の問
題点を改良すべく鋭意研究した結果、ポリイソシアネー
ト化合物と、ポリオールとして水酸基価OHV(mgK
OH/g)が5〜60であり、且つ総不飽和度USV
(meq/g)が下記式(3)[化13]
【0005】
【化13】 USV≦1.2/OHV (3) を満足するポリオキシアルキレンポリオールを含有する
ポリオール、との反応より得られるポリウレタンエラス
トマーが、その原料であるポリオキシアルキレンポリオ
ールの不飽和モノオールの含有量を低減させることによ
って早期物性発現性を向上しうることを見い出した。さ
らに、本発明者らは、ポリオールとして、ホスファゼニ
ウム化合物の存在下に、アルキレンオキシド化合物を重
合させて製造されたポリオキシアルキレンポリオールを
含有するポリオールであると、原料中のポリオキシアル
キレンポリオールの不飽和モノオールの含有量を低減さ
せることができるので、得られるポリウレタンエラスト
マーが早期物性発現性を向上しうることを見い出し、本
発明を完成するに至った。
【0006】即ち、本発明は、ポリオールとポリイソシ
アネート化合物とを反応させて、ポリウレタンエラスト
マーを製造する方法において、水酸基価OHV(mgK
OH/g)が5〜60であり、総不飽和度USV(me
q/g)が上記式(3)を満足するポリオキシアルキレ
ンポリオールを必須成分として用いること、またはホス
ファゼニウム化合物の存在下に、アルキレンオキシド化
合物を重合させて製造されたポリオキシアルキレンポリ
オールを必須成分として用いることを特徴とするポリウ
レタンエラストマー及びその製造方法である。
【0007】即ち、本発明は、以下の(1)〜(6)を
提供するものである。 (1) ポリオールとポリイソシアネート化合物とを反
応せしめてなるポリウレタンエラストマーであって、該
ポリオールが、下記一般式(1)[化14]、又は一般
式(2)[化15]
【0008】
【化14】
【0009】
【化15】 (但し、一般式(1)中のa、b、およびcまたは一般
式(2)中のd、e、fおよびgはそれぞれ0または3
以下の正の整数であるが、全てが同時に0ではない。R
は同種または異種の、炭素原子数1ないし10個の炭化
水素基であり、同一窒素原子上の2個のRが互いに結合
して環構造を形成する場合もある。xはホスファゼニウ
ムカチオンの数を表し、Zx-は活性水素化合物のx価の
アニオンを表す。)で表されるホスファゼニウム化合物
の存在下に、アルキレンオキシド化合物を重合させて製
造するポリオキシアルキレンポリオールを必須成分とし
て含有することを特徴とするポリウレタンエラストマ
ー。
【0010】(2) ポリオールとポリイソシアネート
化合物とを反応せしめてなるポリウレタンエラストマー
であって、該ポリオールが、水酸基価OHV(mgKO
H/g)が5〜60であり、且つ総不飽和度USV(m
eq/g)が下記式(3)[化16]を満足するポリオ
キシアルキレンポリオール
【0011】
【化16】 USV≦1.2/OHV (3) を必須成分として含有することを特徴とするポリウレタ
ンエラストマー。
【0012】(3) ポリオールとポリイソシアネート
化合物とを反応せしめてなるポリウレタンエラストマー
であって、該ポリオールが、下記一般式(1)[化1
7]、又は一般式(2)[化18]
【0013】
【化17】
【0014】
【化18】 (但し、一般式(1)中のa、b、およびcまたは一般
式(2)中のd、e、fおよびgはそれぞれ0または3
以下の正の整数であるが、全てが同時に0ではない。R
は同種または異種の、炭素原子数1ないし10個の炭化
水素基であり、同一窒素原子上の2個のRが互いに結合
して環構造を形成する場合もある。xはホスファゼニウ
ムカチオンの数を表し、Zx-は活性水素化合物のx価の
アニオンを表す。)で表されるホスファゼニウム化合物
の存在下に、アルキレンオキシド化合物を重合させて製
造するポリオキシアルキレンポリオールであり、該ポリ
オキシアルキレンポリオールの水酸基価OHV(mgK
OH/g)が5〜60であり、且つ総不飽和度USV
(meq/g)が下記式(3)[化19]を満足するポ
リオキシアルキレンポリオール
【0015】
【化19】 USV≦1.2/OHV (3) を必須成分として含有することを特徴とするポリウレタ
ンエラストマー。
【0016】(4) ポリオールとポリイソシアネート
化合物とを反応させて得られるポリウレタンエラストマ
ーの製造方法であって、該ポリオールが、下記一般式
(1)[化20]、又は一般式(2)[化21]
【0017】
【化20】
【0018】
【化21】 (但し、一般式(1)中のa、b、およびcまたは一般
式(2)中のd、e、fおよびgはそれぞれ0または3
以下の正の整数であるが、全てが同時に0ではない。R
は同種または異種の、炭素原子数1ないし10個の炭化
水素基であり、同一窒素原子上の2個のRが互いに結合
して環構造を形成する場合もある。xはホスファゼニウ
ムカチオンの数を表し、Zx-は活性水素化合物のx価の
アニオンを表す。)で表されるホスファゼニウム化合物
の存在下に、アルキレンオキシド化合物を重合させて製
造するポリオキシアルキレンポリオールを必須成分とし
て含有することを特徴とするポリウレタンエラストマ
ー。
【0019】(5) ポリオールとポリイソシアネート
化合物とを反応させて得られるポリウレタンエラストマ
ーの製造方法であって、該ポリオールが、水酸基価OH
V(mgKOH/g)が5〜60であり、且つ総不飽和
度USV(meq/g)が下記式(3)[化22]を満
足するポリオキシアルキレンポリオール
【0020】
【化22】 USV≦1.2/OHV (3) を必須成分として含有することを特徴とするポリウレタ
ンエラストマー。
【0021】(6) ポリオールとポリイソシアネート
化合物とを反応させて得られるポリウレタンエラストマ
ーの製造方法であって、該ポリオールが、下記一般式
(1)[化23]、又は一般式(2)[化24]
【0022】
【化23】
【0023】
【化24】 (但し、一般式(1)中のa、b、およびcまたは一般
式(2)中のd、e、fおよびgはそれぞれ0または3
以下の正の整数であるが、全てが同時に0ではない。R
は同種または異種の、炭素原子数1ないし10個の炭化
水素基であり、同一窒素原子上の2個のRが互いに結合
して環構造を形成する場合もある。xはホスファゼニウ
ムカチオンの数を表し、Zx-は活性水素化合物のx価の
アニオンを表す。)で表されるホスファゼニウム化合物
の存在下に、アルキレンオキシド化合物を重合させて製
造するポリオキシアルキレンポリオールであり、該ポリ
オキシアルキレンポリオールの水酸基価OHV(mgK
OH/g)が5〜60であり、且つ総不飽和度USV
(meq/g)が下記式(3)[化25]を満足するポ
リオキシアルキレンポリオール
【0024】
【化25】 USV≦1.2/OHV (3) を必須成分として含有することを特徴とするポリウレタ
ンエラストマーの製造方法。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明をさらに詳細に説明
する。
【0026】本発明において使用するポリイソシアネー
トとしては、具体的には、例えば、 1)トリレンジイソシアネート(異性体の各種混合物を
含む)、ジフェニルメタンジイソシアネート(異性体の
各種混合物を含む)、3・3’−ジメチル−4・4’−
ビフェニレンジイソシアネート、1・4−フェニレンジ
イソシアネート、キシリレンジイソシアネート、テトラ
メチルキシリレンジイソシアネート、ナフチレンジイソ
シアネート、ジシクロヘキシルメタン−4・4’−ジイ
ソシアネート、イソホロンジイソシアネート、ヘキサメ
チレンジイソシアネート、水素化キシジレンジイソシア
ネート、1・4−シクロヘキシルジイソシアネート、1
−メチル−2・4−ジイソシアナト−シクロヘキサン、
2・4・4−トリメチル−1・6−ジイソシアナト−ヘ
キサン、等のジイソシアネート、
【0027】2)4・4’・4”−トリフェニルメタン
トリイソシアネート、トリス(4−フェニルイソシアナ
ト)チオフォスフェート、等のトリイソシアネート、 3)前記イソシアネート類のウレタン化変性品、イソシ
アヌレート化変性品、カルボジイミド化変性品、ビュー
レット化変性品、粗製トリレンジイソシアネート、ポリ
メチレン・ポリフェニルイソシアネート、等の多官能性
イソシアネートである。
【0028】本発明において使用するポリオールとして
は、特に以下に詳述するポリオキシアルキレンポリオー
ルポリオールを含有することが必須である。即ち、一般
式(1)、又は一般式(2)で表されるホスファゼニウ
ム化合物の存在下に、アルキレンオキシド化合物を重合
させて製造するポリオキシアルキレンポリオールである
か、または該ポリオキシアルキレンポリオールの水酸基
価OHV(mgKOH/g)が5〜60であり、且つ総
不飽和度USV(meq/g)が下記式(3)[化2
6]を満足するポリオキシアルキレンポリオールであ
る。
【0029】
【化26】 USV≦1.2/OHV (3)
【0030】ここで、ポリオキシアルキレンポリオール
中の総不飽和度(C=C)とは、ポリオキシアルキレン
ポリオールを合成する際に、主としてプロピレンオキサ
イドの副反応により生成する分子末端に不飽和基を有す
るモノオール量の指標となるものである。上記モノオー
ルは、主反応により生成するポリオキシアルキレンポリ
オールと比較して低分子量であるため、ポリオキシアル
キレンポリオールの分子量分布を大幅に広げ、平均官能
基数を低下させる。従って、モノオール含有量の高いポ
リオキシアルキレンポリオールを使用すると、ヒステリ
シスの増大、硬度の低下、伸長性の低下等、諸物性の低
下を招く原因となる。従って、モノオール(C=C)
は、できれば全くないことが好ましいが、可能な限り少
量とする必要がある。
【0031】上記したポリオキシアルキレンポリオール
は、例えば特公昭44−551号公報に記載されている
ようなZn3[Co(CN)62の如き金属シアン化物
錯体、特開平7−278289号公報に記載されている
ような水酸化セシウム、或いはホスファゼニウム化合物
等を触媒に用いて、活性水素化合物にアルキレンオキシ
ドを付加させて得られる。
【0032】特に、ホスファゼニウム化合物を触媒とし
て使用した場合には、ポリウレタンエラストマーの物性
等に悪影響を与える金属成分等が、生成したポリオキシ
アルキレンポリオール中に残存しない為、より好まし
い。尚、通常用いられているKOH等の触媒を用いた場
合には、総不飽和度が高くなる為、好ましくない。
【0033】ここで、本発明において使用するホスファ
ゼニウム化合物を触媒に用いて得られるポリオキシアル
キレンポリオールとは、一般式(1)、又は一般式
(2)で表されるホスファゼニウム化合物の存在下に、
アルキレンオキシド化合物を重合させて製造するポリオ
ールである。
【0034】本発明における該ホスファゼニウム化合物
とは、下記一般式(1)[化27]、又は一般式(2)
[化28]で表される構造を有するホスファゼニウムカ
チオンと活性水素化合物アニオンとの塩であり、該ホス
ファゼニウムカチオンはその電荷が中心の燐原子上に極
在する極限構造式で代表しているが、これ以外に無数の
極限構造式が描かれ、実際にはその電荷は全体に非極在
化している。
【0035】
【化27】
【0036】
【化28】 (但し、一般式(1)中のa、b、およびcまたは一般
式(2)中のd、e、fおよびgはそれぞれ0または3
以下の正の整数であるが、全てが同時に0ではない。R
は同種または異種の、炭素原子数1ないし10個の炭化
水素基であり、同一窒素原子上の2個のRが互いに結合
して環構造を形成する場合もある。xはホスファゼニウ
ムカチオンの数を表し、Zx-は活性水素化合物のx価の
アニオンを表す。)
【0037】一般式(1)で表されるホスファゼニウム
化合物中のa、bおよびcは、それぞれ0又は3以下の
正の整数であり、好ましくは0又は2以下の正の整数で
ある。より好ましくは、a、bおよびcの順序に関わら
ず、(2、1、1)、(1、1、1)、(0、1、1)
又は(0、0、1)の組み合わせの中の数である。一般
式(2)で表されるホスファゼニウム化合物中のd、
e、fおよびgは、それぞれ0または3以下の正の整数
であり、好ましくは0又は2以下の正の整数である。よ
り好ましくはd、e、fおよびgの順序に関わらず、
(2、1、1、1)、(1、1、1、1)、(0、1、
1、1)、(0、0、1、1)又は(0、0、0、1)
の組み合わせの中の数である。さらに好ましくは、
(1、1、1、1)、(0、1、1、1)、(0、0、
1、1)又は(0、0、0、1)の組み合わせの中の数
である。
【0038】一般式(1)又は一般式(2)で表される
ホスファゼニウム化合物中のRは同種又は異種の、炭素
原子数1ないし10個の脂肪族又は芳香族の炭化水素基
であり、具体的には、このRは、例えばメチル、エチ
ル、ノルマル−プロピル、イソプロピル、アリル、ノル
マル−ブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、2
−ブテニル、1−ペンチル、2−ペンチル、3−ペンチ
ル、2−メチル−1−ブチル、イソペンチル、tert
−ペンチル、3−メチル−2−ブチル、ネオペンチル、
ノルマル−ヘキシル、4−メチル−2−ペンチル、シク
ロペンチル、シクロヘキシル、1−ヘプチル、3−ヘプ
チル、1−オクチル、2−オクチル、2−エチル−1−
ヘキシル、1,1−ジメチル−3,3−ジメチルブチル
(通称、tert−オクチル)、ノニル、デシル、フェ
ニル、4−トルイル、ベンジル、1−フェニルエチルま
たは2−フェニルエチル等の脂肪族又は芳香族の炭化水
素基から選ばれる。これらのうち、メチル、エチル、ノ
ルマル−プロピル、イソプロピル、tert−ブチル、
tert−ペンチルもしくは1,1−ジメチル−3,3
−ジメチルブチル等の炭素数1ないし10個の脂肪族炭
化水素基が好ましく、メチル基またはエチル基がより好
ましい。
【0039】又、一般式(1)又は一般式(2)で表さ
れるホスファゼニウム化合物中の同一窒素原子上の2個
のRが互いに結合して環構造を形成する場合の該窒素原
子上の二価の基(R−R)は、炭素原子数4ないし6の
主鎖を有する二価の炭化水素基であり(環は窒素原子を
含んだ5ないし7員環となる)、例えばテトラメチレ
ン、ペンタメチレン又はヘキサメチレン等であり、それ
らの主鎖にメチル又はエチル等のアルキル基が置換した
ものである。好ましくは、テトラメチレン又はペンタメ
チレンである。ホスファゼニウムカチオン中の、可能な
全ての窒素原子についてこのような環構造をとっていて
も構わないし、一部であってもよい。
【0040】一般式(1)又は一般式(2)で表される
ホスファゼニウム化合物中のxは活性水素化合物の種類
により一様ではないが、通常1ないし8であり、好まし
くは1である。
【0041】一般式(1)又は一般式(2)で表される
ホスファゼニウム化合物は、例えば、一般式(1)又は
一般式(2)中のホスファゼニウムカチオンと無機アニ
オンとの塩および活性水素化合物のアルカリ金属もしく
はアルカリ土類金属の塩を反応させる方法、又は一般式
(1)又は一般式(2)中のホスファゼニウムカチオン
と別種の活性水素化合物のアニオンとの塩および活性水
素化合物を反応させる方法などにより得ることができ
る。
【0042】又、一般式(1)で表されるホスファゼニ
ウム化合物は、例えば下記一般式(4)[化29]
【0043】
【化29】 (但し、式中、a、bおよびcはそれぞれ0または3以
下の正の整数であるが、全てが同時に0ではない。Rは
同種または異種の、炭素原子数1ないし10個の炭化水
素基であり、同一窒素原子上の2個のRが互いに結合し
て環構造を形成する場合もある。)で表されるホスファ
ゼン化合物と活性水素化合物を反応させることによって
も合成できる。
【0044】その他、一般式(1)又は一般式(2)で
表されるホスファゼニウム化合物を得る方法であれば如
何なる方法でも構わない。
【0045】本発明における活性水素化合物とは、酸素
原子上に活性水素原子を有する化合物であり、例えば水
であり、例えば蟻酸、酢酸、プロピオン酸、酪酸、イソ
酪酸、ラウリン酸、ステアリン酸、オレイン酸、フェニ
ル酢酸、ジヒドロ桂皮酸、シクロヘキサンカルボン酸、
安息香酸、パラメチル安息香酸または2−カルボキシナ
フタレン等の炭素数1ないし20個のカルボン酸であ
り、例えば蓚酸、マロン酸、こはく酸、マレイン酸、フ
マル酸、アジピン酸、イタコン酸、ブタンテトラカルボ
ン酸、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、トリメ
リット酸またはピロメリット酸等の炭素数2ないし20
個の2ないし6個のカルボキシル基を有する多価カルボ
ン酸類であり、例えばN,N−ジエチルカルバミン酸、
N−カルボキシピロリドン、N−カルボキシアニリン、
N,N’−ジカルボキシ−2,4−トルエンジアミン等
のカルバミン酸類であり、例えばメタノール、エタノー
ル、ノルマル−プロパノール、イソプロパノール、ノル
マル−ブチルアルコール、sec−ブチルアルコール、
tert−ブチルアルコール、イソペンチルアルコー
ル、tert−ペンチルアルコール、ノルマル−オクチ
ルアルコール、ラウリルアルコール、セチルアルコー
ル、シクロペンタノール、シクロヘキサノール、アリル
アルコール、クロチルアルコール、メチルビニルカルビ
ノール、ベンジルアルコール、1−フェニルエチルアル
コール、トリフェニルカルビノールまたはシンナミルア
ルコール等の炭素数1ないし20個のアルコール類であ
り、例えばエチレングリコール、プロピレングリコー
ル、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、
1,3−プロパンジオール、1,3−ブタンジオール、
1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、
1,4−シクロヘキサンジオール、トリメチロールプロ
パン、グリセリン、ジグリセリン、ペンタエリスリトー
ルまたはジペンタエリスリトール等の炭素数2ないし2
0個の2ないし8個の水酸基を有する多価アルコール類
であり、例えばグルコース、ソルビトール、デキストロ
ース、フラクトースまたはシュクロース等の糖類または
その誘導体であり、例えばフェノール、2−ナフトー
ル、2,6−ジヒドロキシナフタレンまたはビスフェノ
ールA等の炭素数6ないし20個の1ないし3個の水酸
基を有する芳香族化合物類であり、例えばポリエチレン
オキシド、ポリプロピレンオキシドまたはそれらのコポ
リマー等であって2ないし8個の末端を有しその末端に
1ないし8個の水酸基を有するポリアルキレンオキシド
類である。
【0046】また更に、本発明における活性水素化合物
とは、窒素原子上に活性水素原子を有する化合物であ
り、例えばメチルアミン、エチルアミン、ノルマル−プ
ロピルアミン、イソプロピルアミン、ノルマル−ブチル
アミン、イソブチルアミン、sec−ブチルアミン、t
ert−ブチルアミン、シクロヘキシルアミン、ベンジ
ルアミン、β-フェニルエチルアミン、アニリン、o−
トルイジン、m−トルイジンまたはp−トルイジン等の
炭素数1ないし20個の脂肪族または芳香族一級アミン
類であり、例えばジメチルアミン、メチルエチルアミ
ン、ジエチルアミン、ジ−ノルマル−プロピルアミン、
エチル−ノルマル−ブチルアミン、メチル−sec−ブ
チルアミン、ジペンチルアミン、ジシクロヘキシルアミ
ン、N−メチルアニリンまたはジフェニルアミン等の炭
素数2ないし20個の脂肪族または芳香族二級アミン類
であり、例えばエチレンジアミン、ジ(2−アミノエチ
ル)アミン、ヘキサメチレンジアミン、4,4’−ジア
ミノジフェニルメタン、トリ(2−アミノエチル)アミ
ン、N,N’−ジメチルエチレンジアミン、N,N’−
ジエチルエチレンジアミンまたはジ(2−メチルアミノ
エチル)アミン等の炭素数2ないし20個の2ないし3
個の一級もしくは二級アミノ基を有する多価アミン類で
あり、例えばピロリジン、ピペリジン、モルホリンまた
は1,2,3,4−テトラヒドロキノリン等の炭素数4
ないし20個の飽和環状二級アミン類であり、3−ピロ
リン、ピロール、インドール、カルバゾール、イミダゾ
ール、ピラゾールまたはプリン等の炭素数4ないし20
個の不飽和環状二級アミン類であり、例えばピペラジ
ン、ピラジンまたは1,4,7−トリアザシクロノナン
等の炭素数4ないし20個の2ないし3個の二級アミノ
基を含む環状の多価アミン類であり、例えばアセトアミ
ド、プロピオンアミド、N−メチルプロピオンアミド、
N−メチル安息香酸アミドまたはN−エチルステアリン
酸アミド等の炭素数2ないし20個の無置換またはN−
一置換の酸アミド類であり、例えば2−ピロリドン、ε
−カプロラクタム等の5ないし7員環の環状アミド類で
あり、例えばこはく酸イミド、マレイン酸イミドまたは
フタルイミド等の炭素数4ないし10個のジカルボン酸
のイミド類である。
【0047】これらの活性水素化合物のうち、好ましく
は、水であり、例えばメタノール、エタノール、ノルマ
ル−プロパノール、イソプロパノール、ノルマル−ブチ
ルアルコール、sec−ブチルアルコール、tert−
ブチルアルコール、イソペンチルアルコール、tert
−ペンチルアルコール、ノルマル−オクチルアルコー
ル、ラウリルアルコール、セチルアルコール、シクロペ
ンタノール、シクロヘキサノール、アリルアルコール、
クロチルアルコール、メチルビニルカルビノール、ベン
ジルアルコール、1−フェニルエチルアルコール、トリ
フェニルカルビノールまたはシンナミルアルコール等の
炭素数1ないし20個のアルコール類であり、例えばエ
チレングリコール、プロピレングリコール、ジエチレン
グリコール、ジプロピレングリコール、1,3−プロパ
ンジオール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタン
ジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,4−シクロ
ヘキサンジオール、トリメチロールプロパン、グリセリ
ン、ジグリセリン、ペンタエリスリトールまたはジペン
タエリスリトール等の炭素数2ないし20個の2ないし
8個の水酸基を有する多価アルコール類であり、例えば
グルコース、ソルビトール、デキストロース、フラクト
ースまたはシュクロース等の糖類またはその誘導体であ
り、例えばポリエチレンオキシド、ポリプロピレンオキ
シドまたはそれらのコポリマー等であって2ないし8個
の末端を有しその末端に1ないし8個の水酸基を有する
分子量100ないし50,000のポリアルキレンオキ
シド類であり、例えばエチレンジアミン、ジ(2−アミ
ノエチル)アミン、ヘキサメチレンジアミン、4,4’
−ジアミノジフェニルメタン、トリ(2−アミノエチ
ル)アミン、N,N’−ジメチルエチレンジアミン、
N,N’−ジエチルエチレンジアミンまたはジ(2−メ
チルアミノエチル)アミン等の炭素数2ないし20個の
2ないし3個の一級もしくは二級アミノ基を有する多価
アミン類であり、例えばピロリジン、ピペリジン、モル
ホリンまたは1,2,3,4−テトラヒドロキノリン等
の炭素数4ないし20個の飽和環状二級アミン類であ
り、例えばピペラジン、ピラジンまたは1,4,7−ト
リアザシクロノナン等の炭素数4ないし20個の2ない
し3個の二級アミノ基を含む環状の多価アミン類であ
る。
【0048】これらの活性水素化合物のうち、より好ま
しくは、水であり、例えばメタノール、エタノール、ノ
ルマル−プロパノール、イソプロパノール、ノルマル−
ブチルアルコール、sec−ブチルアルコール、ter
t−ブチルアルコール、イソペンチルアルコール、te
rt−ペンチルアルコール、ノルマル−オクチルアルコ
ール等の炭素数1ないし10個のアルコール類であり、
例えばエチレングリコール、ジエチレングリコール、プ
ロピレングリコール、ジプロピレングリコール、1,4
−ブタンジオール、トリメチロールプロパン、グリセリ
ン、もしくはペンタエリスリトール等の炭素数2ないし
10個の2ないし4個の水酸基を有する多価アルコール
類であり、ポリエチレンオキシド、ポリプロピレンオキ
シドもしくはそれらのコポリマー等であって2ないし6
個の末端を有しその末端に2ないし6個の水酸基を有す
る分子量100ないし10,000のポリアルキレンオ
キシド類であり、例えばN,N’−ジメチルエチレンジ
アミン、N,N’−ジエチルエチレンジアミンまたはジ
(2−メチルアミノエチル)アミン等の炭素数2ないし
20個の2ないし3個の二級アミノ基を有する多価アミ
ン類であり、例えばピペラジン、ピラジンまたは1,
4,7−トリアザシクロノナン等の炭素数4ないし20
個の2ないし3個の二級アミノ基を含む環状の多価アミ
ン類である。
【0049】これらの活性水素化合物のうち、さらに好
ましくは、水であり、例えばエチレングリコール、ジエ
チレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレ
ングリコール、1,4−ブタンジオール、トリメチロー
ルプロパン、グリセリン、もしくはペンタエリスリトー
ル等の炭素数2ないし10個の2ないし4個の水酸基を
有する多価アルコール類であり、ポリエチレンオキシ
ド、ポリプロピレンオキシドもしくはそれらのコポリマ
ー等であって2ないし6個の末端を有しその末端に2な
いし6個の水酸基を有する分子量100ないし10,0
00のポリアルキレンオキシド類である。
【0050】本発明におけるアルキレンオキシド化合物
としては、例えばエチレンオキシド、プロピレンオキシ
ド、1,2−ブチレンオキシド、2,3−ブチレンオキ
シド、スチレンオキシド、シクロヘキセンオキシド、エ
ピクロロヒドリン、エピブロモヒドリン、メチルグリシ
ジルエーテル、アリルグリシジルエーテルまたはフェニ
ルグリシジルエーテル等のエポキシ化合物である。これ
らは2種以上を併用してもよい。併用する場合には、複
数のアルキレンオキシド化合物を同時に併用する方法、
順次に併用する方法または順次を繰り返して行なう方法
などが取り得る。これらのアルキレンオキシド化合物の
うち、エチレンオキシド、プロピレンオキシド、1,2
−ブチレンオキシドまたはスチレンオキシドが好まし
く、エチレンオキシドおよびプロピレンオキシドはより
好ましい。
【0051】アルキレンオキシド化合物の重合反応に供
する、ホスファゼニウム化合物の使用量は、特に制限は
ないが、アルキレンオキシド化合物1モルに対して、通
常1×10-15〜5×10-1モル、好ましくは1×10
-7〜1×10-2モルの範囲である。
【0052】また、重合反応の反応温度は、使用するア
ルキレンオキシド化合物やその他の成分の種類や量によ
り一様ではないが、通常150℃以下であり、好ましく
は10〜130℃、より好ましくは50〜120℃の範
囲である。また反応時の圧力は、用いるアルキレンオキ
シド化合物やその他の成分の種類もしくは量または重合
温度に依存して一様ではないが、通常重合反応時の圧力
として30kg/cm 2(絶対圧、以下同様)以下であ
り、好ましくは0.1〜15kg/cm2、より好まし
くは1〜10kg/cm2の範囲である。
【0053】本発明においては、ポリオールとして、特
に上記したポリオキシアルキレンポリオールポリオール
を含有することが必須である。従って、上記水酸基価
(即ち高分子量)のポリオールのみを(但し水を除く)
イソシアネート化合物と反応させることができるが、さ
らに低分子量のイソシアネート基と反応しうる多官能性
化合物を高分子量ポリオールとともに使用することがで
きる。この多官能性化合物は、水酸基、1級アミノ基、
あるいは2級アミノ基等のイソシアネート反応性基を2
個以上有するイソシアネート反応性基当たりの分子量が
600以下、特に300以下の化合物が適当である。
【0054】このような化合物としては、例えば多価ア
ルコール、アルカノールアミン、糖類、ポリアミン、モ
ノアミン、多価フェノール類等に少量のアルキレンオキ
サイドを付加して得られる低分子量のポリエーテル系ポ
リオールが挙げられる。さらに、低分子量のポリエステ
ル系ポリオール等も使用できる。好ましくは、エチレン
グリコール、プロピレングリコール、1,4−ブタンジ
オール、グリセリン等の多価アルコール、ジエタノール
アミン、トリエタノールアミン等のアルカノールアミ
ン、および水酸基価が200以上のポリエーテル系ポリ
オールが用いられる。この多官能性化合物の使用量は特
に制限されないが、上記した高分子量ポリオール100
重量部に対して50重量部以下が好ましい。
【0055】また、本発明においては、ポリイソシアネ
ート化合物のイソシアネート基の数とポリオール中のイ
ソシアネート反応性基の数との比が、0.8〜1.3、
特に0.9〜1.1が適当である。本発明においては、
必要に応じて充填材、可塑剤、安定剤、着色剤、難燃剤
等の配合剤を使用することも可能である。
【0056】
【実施例】以下に、本発明を実施例により具体的に説明
するが、本発明はこれら実施例のみに限定されるもので
はない。尚、実施例中、部は重量部を示す。
【0057】[ポリオールの製造]使用したポリオール
を下記に示す。ポリオールA〜Cはホスファゼニウム化
合物触媒を用いて、ポリオールD〜Fは水酸化カリウム
触媒を用いて製造したポリオールである。
【0058】ポリオールA 攪拌装置、窒素導入管および温度計を装備した1Lのナ
スフラスコにジプロピレングリコール484g(3.6
1mol)を秤り取り、これにジメチルアミノトリス
[トリス(ジメチルアミノ)ホスフォラニリデンアミ
ノ]ホスホニウムヒドロキシド{[(Me2N)3P=
N]3(Me2N)P+ OH-}を27.01g(0.0
43mol)加えた。これを100℃に加熱し、攪拌し
ながら、5mmHgに減圧し、更に乾燥窒素を流通させ
て反応で生成する水を除去した。過剰のジプロピレング
リコールとその中に含まれるホスファゼニウム化合物で
あるジプロピレングリコールのモノ{ジメチルアミノト
リス[トリス(ジメチルアミノ)ホスフォラニリデンア
ミノ]ホスホニウム}塩{[(Me2N)3P=N]
3(Me2N)P+ Dpg-}の混合物を得た(Dpg-
はジプロピレングリコールの1価のアニオンを表す)。
【0059】この混合物全量を同様の5Lのオートクレ
ーブに仕込んだ。その後反応器内を乾燥窒素で置換し、
80℃に昇温して、プロピレンオキシド2920g(5
0.34mol)を反応時圧力3.8kg/cm2(絶
対圧、以下同様)前後を保つように間欠的に供給しなが
ら80℃で12時間反応させた。次いで同温度で10m
mHgに減圧し、30分間この圧を保って、残留するプ
ロピレンオキシドを除去した後、乾燥窒素で常圧に戻
し、内容物を室温まで冷却した(第1段)。分子量を更
に高める為に、その内容物の一部である828gを、同
様の5Lのオートクレーブに移し、反応器内を乾燥窒素
で置換し、80℃に昇温して、更にプロピレンオキシド
1932g(33.30mol)を反応時圧力3.8k
g/cm2前後を保つように間欠的に供給しながら80
℃で24時間反応させた(第2段)。次いで同温度で3
0分間10mmHgに保った。その後、反応器内を乾燥
窒素で置換して常圧に戻した。このようにして2段の反
応で、プロピレンオキシドの重合体であるポリオキシプ
ロピレンジオール(ポリオールA)を2721g得た。
該ポリオールの水酸基価は37.3mgKOH/g、総
不飽和度は0.011meq/gであった。
【0060】ポリオールB ポリオールAの第1段の重合反応で得られた、触媒を含
有するポリオキシプロピレンジオール428gを同様の
5Lのオートクレーブに移し、分子量を更に高める為
に、プロピレンオキシド2478g(42.73mo
l)を反応時圧力3.8kg/cm2前後を保つように
間欠的に供給しながら80℃で24時間反応させた。次
いで同温度で30分間10mmHgに保った。その後、
反応器内を乾燥窒素で置換して常圧に戻し、プロピレン
オキシドの重合体であるポリオキシプロピレンジオール
(ポリオールB)を2807g得た。該ポリオールの水
酸基価は18.7mgKOH/g、総不飽和度は0.0
21meq/gであった。
【0061】ポリオールC 攪拌装置、窒素導入管および温度計を装備した1Lのナ
スフラスコにグリセリン355g(3.86mol)を
秤り取り、これにテトラキス[トリス(ジメチルアミ
ノ)ホスフォラニリデンアミノ]ホスホニウムヒドロキ
シド{[(Me2N)3P=N]4+ OH-}を34.
97g(0.046mol)加えた。これを100℃に
加熱し攪拌しながら、5mmHgに減圧し、さらに乾燥
窒素を流通させて生成する水を除去した。過剰のグリセ
リンとその中に含まれるホスファゼニウム化合物である
グリセリンのモノ{テトラキス[トリス(ジメチルアミ
ノ)ホスフォラニリデンアミノ]ホスホニウム}塩
{[(Me2N)3P=N]4+Gly-の混合物を得
た。
【0062】この混合物全量を同様の5Lのオートクレ
ーブに仕込んだ。その後反応器内を乾燥窒素で置換し、
80℃に昇温して、プロピレンオキシド3170g(5
4.66mol)を反応時圧力3.8kg/cm2前後
を保つように間欠的に供給しながら80℃で12時間反
応させた。次いで同温度で30分間10mmHgに保っ
た後、乾燥窒素で常圧に戻し、内容物を室温まで冷却
し、ポリオキシプロピレントリオールが得られた(第1
段)。さらに分子量を高めるために、その内容物の一部
である691gを、同様の5Lのオートクレーブに移
し、反応器内を乾燥窒素で置換し、80℃に昇温して、
さらにプロピレンオキシド3317g(57.19mo
l)を反応時圧力3.8kg/cm2前後を保つように
間欠的に供給しながら80℃で24時間反応させた。次
いで同温度で30分間10mmHgに保った。その後、
反応器内を乾燥窒素で置換して常圧に戻した(第2
段)。このようにして2段の反応で、水酸基価33.5
mgKOH/gのプロピレンオキシドの重合体であるポ
リオキシプロピレントリオール(ポリオールC)を38
76g得た。このものの総不飽和度は0.012meq
/gであった。
【0063】ポリオールD 水酸化カリウム触媒を用いて公知の方法により、ジプロ
ピレングリコールにプロピレンオキシドを反応させて、
水酸基価37.1mgKOH/g、総不飽和度0.05
0meq/gのポリオキシプロピレンジオール(ポリオ
ールD)を得た。
【0064】ポリオールE 水酸化カリウム触媒を用いて公知の方法により、ジプロ
ピレングリコールにプロピレンオキシドを反応させて、
水酸基価18.9mgKOH/g、総不飽和度0.11
0meq/gのポリオキシプロピレンジオール(ポリオ
ールE)を得た。
【0065】ポリオールF 水酸化カリウム触媒を用いて公知の方法により、グリセ
リンにプロピレンオキシドを反応させて、水酸基価3
2.2mgKOH/g、総不飽和度0.053meq/
gのポリオキシプロピレントリオール(ポリオールF)
を得た。
【0066】[ポリイソシアネートの製造]イソシアネート液A 4,4−ジフェニルメタンジイソシアネート 118
0.2重量部を三井ポリオール MN−5000(三井
東圧化学(株)製;水酸化カリウムを触媒として製造さ
れた分子量約5000のポリオキシプロピレントリオー
ル) 235.1重量部、ジプロピレングリコール 8
4.2重量部で変成し、イソシアネート基含有量22.
5重量%の変成ジフェニルメタンジイソシアネート(イ
ソシアネート液A)を得た。
【0067】イソシアネート液B 2,4−トリレンジイソシアネート 80重量%、2,
6−トリレンジイソシアネート 20重量%を含有する
トリレンジイソシアネート 206重量部に三井ポリオ
ール ジオール2000(三井東圧化学(株)製;水酸
化カリウムを触媒として製造された分子量約2000の
ポリオキシプロピレンジオール) 503.6重量部、
分子量約5000のポリプロピレントリオール 87
1.1重量部で変性し、イソシアネート基含有量3.5
2重量%の変成トリレンジイソシアネート(イソシアネ
ート液B)を得た。
【0068】実施例1 ポリオールA 40重量部、ポリオールC 40重量
部、1,4ブタンジオールを10.4重量部、ジブチル
チンジラウレート(DBTDL)を0.01重量部を加
え、均一に混合してポリオール液とし、イソシアネート
液Aと混合した後脱泡を行い、モールドに注入し、以下
の条件でポリウレタンエラストマーを成型した。なお、
イソシアネートとイソシアネート反応性基の数との比は
1.05となるように調整した。 ・液温;ポリオール液,イソシアネート液共に23℃ ・型温及びオーブン温度;60℃ この際、得られた製品の脱型時間(注型後脱型可能とな
るまでの時間)を測定した。また、厚さ12mmのモー
ルドを用いて硬度測定用サンプルを作製し、脱型後3時
間、6時間、12時間、24時間、48時間までの23
℃,相対湿度60%雰囲気での硬化物の硬度変化をJI
S A硬度計にて測定し、硬度発現性を評価した。更
に、厚さ2mmのモールドを用いて物性測定用のシート
を作製し、オーブン内にて24時間キュア後、脱型し、
23℃、相対湿度60%雰囲気で7日間熟成しJIS−
Kの6301に準拠した引張強度、伸び、硬度の測定を
行った。このポリウレタンエラストマーは表1に示す如
く、脱型時間3分、3時間後の硬度発現性80、以後6
時間後84、12時間後88、24時間後90、48時
間後90であり、JIS−Kの6301に準拠した引張
強度、伸び、硬度においても良好な値を示した。
【0069】実施例2 ポリオールA 40重量部、ポリオールF 40重量
部、1,4ブタンジオールを10.4重量部、ジブチル
チンジラウレート(DBTDL)を0.01重量部を加
え、均一に混合してポリオール液とし、実施例1と同様
の方法に従ってポリウレタンエラストマーを成型した。
このポリウレタンエラストマーは表1に示す如く、脱型
時間4分、3時間後の硬度発現性76、以後6時間後8
0、12時間後84、24時間後88、48時間後88
であり、JIS−Kの6301に準拠した引張強度、伸
び、硬度においても良好な値を示した。
【0070】実施例3 ポリオールC 40重量部、ポリオールD 40重量
部、1,4ブタンジオールを10.4重量部、ジブチル
チンジラウレート(DBTDL)を0.01重量部を加
え、均一に混合してポリオール液とし、実施例1と同様
の方法に従ってポリウレタンエラストマーを成型した。
このポリウレタンエラストマーは表1に示す如く、脱型
時間4分、3時間後の硬度発現性77、以後6時間後8
1、12時間後86、24時間後89、48時間後89
であり、JIS−Kの6301に準拠した引張強度、伸
び、硬度においても良好な値を示した。
【0071】比較例1 ポリオールD 40重量部、ポリオールF 40重量
部、1,4ブタンジオールを10.4重量部、ジブチル
チンジラウレート(DBTDL)を0.01重量部を加
え、均一に混合してポリオール液とし、実施例1と同様
の方法に従ってポリウレタンエラストマーを成型した。
このポリウレタンエラストマーは表1に示す如く、脱型
時間5分、3時間後の硬度発現性67、以後6時間後6
9、12時間後73、24時間後80、48時間後85
であり、JIS−Kの6301に準拠した引張強度、伸
び、硬度においても実施例1〜3に及ばないものであっ
た。
【0072】
【表1】
【0073】実施例4 ポリオールB 66.57重量部にジフェニルメタンジ
アミン 5.3重量部、有機鉛触媒LL−690D(三
共有機合成(株)製) 0.05部を加え、均一に混合
してポリオール液とし、イソシアネート液B100重量
部と均一混合した後脱泡を行い、厚み2mmのオープン
モールドに注型し23℃、相対湿度60%雰囲気で7日
間熟成し、ポリウレタンエラストマーを成型した。ポリ
オール液とイソシアネート液を混合して得られた液の粘
度が100000cpsに達するまでの時間を可使時間
とし、B8M型回転粘度計を用いて、液温25℃での測
定を行った。また、JIS−Kの6301に準拠した引
張試験、伸びの測定を行った。更に、JIS−Aの14
15に準拠した100時間、150時間、200時間、
250時間の150%伸長時の促進暴露を行い、その表
面状態を8倍の拡大鏡を用いて観察した。このポリウレ
タンエラストマーは表2に示す如く、可使時間6分、引
張強度32.1kg/cm2、伸び480%であり、1
00時間、150時間、200時間における促進暴露試
験では表面状態に何等変化はみられず、250時間にお
いて表面に微細なひび割れが発生した。
【0074】比較例2 ポリオールE 65.87重量部にジフェニルメタンジ
アミン 5.3重量部、有機鉛触媒LL−690D(三
共有機合成(株)製) 0.1部を加え均一に混合して
ポリオール液とし、実施例4と同様の方法に従ってポリ
ウレタンエラストマーを成型した。このポリウレタンエ
ラストマーは表2に示す如く、可使時間6分、引張強度
18.3kg/cm2、伸び420%であり100時
間、150時間における促進暴露試験で表面状態に変化
はみられず、200時間において表面にひび割れが発生
し、250時間において破断した。
【0075】
【表2】
【0076】実施例1〜3と比較例1との比較により、
本発明のポリウレタンエラストマーは水酸化カリウム系
触媒で合成したポリオキシアルキレンポリオールで製造
したポリウレタンエラストマーに比較してキュア性が高
く、優れた硬度発現性を有し、早期物性発現性に優れる
ことがわかる。また、本発明によるポリウレタンエラス
トマーは水酸化カリウム系触媒で合成したポリオキシア
ルキレンポリオールを用いて製造したポリウレタンエラ
ストマーに比較して早期物性発現性に優れるため、脱型
時間が短くて済み、成型性にも優れる。さらに、JIS
−K6301に準拠した引張強度、伸びにおいても優れ
ている。
【0077】実施例4と比較例2との比較により、少な
い触媒添加量で同等の可使時間を得ることができ、キュ
ア性が高く早期物性発現性に優れることがわかる。ま
た、JIS−K6301に準拠した引張強度、伸びにお
いても優れている。さらに、促進暴露試験において、本
発明のウレタンエラストマーは水酸化カリウム系触媒で
合成したポリオキシアルキレンポリオールを用いて製造
したポリウレタンエラストマーに比較して触媒添加量を
制限できるため、促進暴露試験に悪影響を及ばす硬化物
中の触媒含有量が少なく、優れた耐促進暴露性能を有す
る。
【0078】
【発明の効果】本発明によれば、ポリオールとポリイソ
シアネート化合物とを反応させて得られるポリウレタン
エラストマー及びその製造方法において、ポリオキシア
ルキレンポリオールが、ホスファゼニウム化合物の存在
下に、アルキレンオキシド化合物を重合させて製造され
たポリオキシアルキレンポリオール、または水酸基価O
HV(mgKOH/g)が5〜60であり、総不飽和度
USV(meq/g)が式(3)USV≦1.2/OH
Vを満足するポリオキシアルキレンポリオールを使用す
ることにより、早期物性発現性に優れ、かつ機械強度に
優れたポリウレタンエラストマーを得ることが出来る。
即ち、従来品と比較して、キュア性が高く、優れた硬
度発現性を有し、早期物性発現性に優れ、脱型時間が短
くて済み、成型性にも優れる。さらに、少ない触媒添加
量で従来と同等の可使時間を得ることができ、かつ促進
暴露試験に悪影響を及ばす硬化物中の触媒含有量が少な
く、優れた耐促進暴露性能を有する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高木 夘三治 神奈川県横浜市栄区笠間町1190番地 三井 化学株式会社内 (72)発明者 山崎 聡 愛知県名古屋市南区丹後通2丁目1番地 三井化学株式会社内 (72)発明者 伊豆川 作 愛知県名古屋市南区丹後通2丁目1番地 三井化学株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリオールとポリイソシアネート化合物
    とを反応せしめてなるポリウレタンエラストマーであっ
    て、該ポリオールが、下記一般式(1)[化1]、又は
    一般式(2)[化2] 【化1】 【化2】 (但し、一般式(1)中のa、b、およびcまたは一般
    式(2)中のd、e、fおよびgはそれぞれ0または3
    以下の正の整数であるが、全てが同時に0ではない。R
    は同種または異種の、炭素原子数1ないし10個の炭化
    水素基であり、同一窒素原子上の2個のRが互いに結合
    して環構造を形成する場合もある。xはホスファゼニウ
    ムカチオンの数を表し、Zx-は活性水素化合物のx価の
    アニオンを表す。)で表されるホスファゼニウム化合物
    の存在下に、アルキレンオキシド化合物を重合させて製
    造するポリオキシアルキレンポリオールを必須成分とし
    て含有することを特徴とするポリウレタンエラストマ
    ー。
  2. 【請求項2】 ポリオールとポリイソシアネート化合物
    とを反応せしめてなるポリウレタンエラストマーであっ
    て、該ポリオールが、水酸基価OHV(mgKOH/
    g)が5〜60であり、且つ総不飽和度USV(meq
    /g)が下記式(3)[化3]を満足するポリオキシア
    ルキレンポリオール 【化3】 USV≦1.2/OHV (3) を必須成分として含有することを特徴とするポリウレタ
    ンエラストマー。
  3. 【請求項3】 ポリオールとポリイソシアネート化合物
    とを反応せしめてなるポリウレタンエラストマーであっ
    て、該ポリオールが、下記一般式(1)[化4]、又は
    一般式(2)[化5] 【化4】 【化5】 (但し、一般式(1)中のa、b、およびcまたは一般
    式(2)中のd、e、fおよびgはそれぞれ0または3
    以下の正の整数であるが、全てが同時に0ではない。R
    は同種または異種の、炭素原子数1ないし10個の炭化
    水素基であり、同一窒素原子上の2個のRが互いに結合
    して環構造を形成する場合もある。xはホスファゼニウ
    ムカチオンの数を表し、Zx-は活性水素化合物のx価の
    アニオンを表す。)で表されるホスファゼニウム化合物
    の存在下に、アルキレンオキシド化合物を重合させて製
    造するポリオキシアルキレンポリオールであり、該ポリ
    オキシアルキレンポリオールの水酸基価OHV(mgK
    OH/g)が5〜60であり、且つ総不飽和度USV
    (meq/g)が下記式(3)[化6]を満足するポリ
    オキシアルキレンポリオール 【化6】 USV≦1.2/OHV (3) を必須成分として含有することを特徴とするポリウレタ
    ンエラストマー。
  4. 【請求項4】 ポリオールとポリイソシアネート化合物
    とを反応させて得られるポリウレタンエラストマーの製
    造方法であって、該ポリオールが、下記一般式(1)
    [化7]、又は一般式(2)[化8] 【化7】 【化8】 (但し、一般式(1)中のa、b、およびcまたは一般
    式(2)中のd、e、fおよびgはそれぞれ0または3
    以下の正の整数であるが、全てが同時に0ではない。R
    は同種または異種の、炭素原子数1ないし10個の炭化
    水素基であり、同一窒素原子上の2個のRが互いに結合
    して環構造を形成する場合もある。xはホスファゼニウ
    ムカチオンの数を表し、Zx-は活性水素化合物のx価の
    アニオンを表す。)で表されるホスファゼニウム化合物
    の存在下に、アルキレンオキシド化合物を重合させて製
    造するポリオキシアルキレンポリオールを必須成分とし
    て含有することを特徴とするポリウレタンエラストマ
    ー。
  5. 【請求項5】 ポリオールとポリイソシアネート化合物
    とを反応させて得られるポリウレタンエラストマーの製
    造方法であって、該ポリオールが、水酸基価OHV(m
    gKOH/g)が5〜60であり、且つ総不飽和度US
    V(meq/g)が下記式(3)[化9]を満足するポ
    リオキシアルキレンポリオール 【化9】 USV≦1.2/OHV (3) を必須成分として含有することを特徴とするポリウレタ
    ンエラストマー。
  6. 【請求項6】 ポリオールとポリイソシアネート化合物
    とを反応させて得られるポリウレタンエラストマーの製
    造方法であって、該ポリオールが、下記一般式(1)
    [化10]、又は一般式(2)[化11] 【化10】 【化11】 (但し、一般式(1)中のa、b、およびcまたは一般
    式(2)中のd、e、fおよびgはそれぞれ0または3
    以下の正の整数であるが、全てが同時に0ではない。R
    は同種または異種の、炭素原子数1ないし10個の炭化
    水素基であり、同一窒素原子上の2個のRが互いに結合
    して環構造を形成する場合もある。xはホスファゼニウ
    ムカチオンの数を表し、Zx-は活性水素化合物のx価の
    アニオンを表す。)で表されるホスファゼニウム化合物
    の存在下に、アルキレンオキシド化合物を重合させて製
    造するポリオキシアルキレンポリオールであり、該ポリ
    オキシアルキレンポリオールの水酸基価OHV(mgK
    OH/g)が5〜60であり、且つ総不飽和度USV
    (meq/g)が下記式(3)[化12]を満足するポ
    リオキシアルキレンポリオール 【化12】 USV≦1.2/OHV (3) を必須成分として含有することを特徴とするポリウレタ
    ンエラストマーの製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000327769A (ja) * 1999-05-18 2000-11-28 Mitsui Chemicals Inc ポリアルキレンオキシドの製造方法
US6914117B2 (en) 2001-05-21 2005-07-05 Huntsman International Llc Elastomeric polyurethane material

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