JP2000321613A - カメラの像振れ補正装置と交換レンズとカメラ本体 - Google Patents

カメラの像振れ補正装置と交換レンズとカメラ本体

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JP2000321613A
JP2000321613A JP12993199A JP12993199A JP2000321613A JP 2000321613 A JP2000321613 A JP 2000321613A JP 12993199 A JP12993199 A JP 12993199A JP 12993199 A JP12993199 A JP 12993199A JP 2000321613 A JP2000321613 A JP 2000321613A
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Japan
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optical system
correction
camera
driving
image
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JP12993199A
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English (en)
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Yukio Uenaka
行夫 上中
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Pentax Corp
Original Assignee
Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
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  • Adjustment Of Camera Lenses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 レリーズタイムラグが発生しないようカメラ
の像振れ補正制御を行なう。 【解決手段】 カメラ本体で露光終了後、交換レンズの
レンズCPUにおいてMRセンサの出力に基づいて第1
及び第2の回動板の現在位置を算出する(S356)。
中心位置Caから現在位置検出値V5aを減算し、第2
の回動板を現在位置から水平軸線方向の中心位置まで駆
動するための駆動値V6aを算出し、中心位置Cbから
現在位置検出値V5bを減算し、第1の回動板を現在位
置からの垂直軸線方向の中心位置まで駆動するための駆
動値V6bを算出する(S358)。駆動値V6a、V
6bをD/A変換し各回動板のモータ駆動回路へ出力す
る(S360)。駆動値V6a、V6bの値が共に
「0」であるかチェックし(S362)、共に「0」に
なるまでステップS356〜S360の処理を繰り返
す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、手ぶれ等に起因し
て光学機器が振動した場合に、被写体像のぶれを補正す
る像振れ補正装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、カメラ本体にマウントされる交換
レンズには、像振れ補正装置が搭載されたものが用いら
れている。像振れ補正装置は、ぶれ検出手段として設け
られた角速度センサと、撮影光学系の光路中に位置決め
されるよう設けられた補正光学系を備えている。このよ
うな像振れ補正装置は、角速度センサからの出力信号を
積分してカメラ本体及び交換レンズのぶれ量とぶれ方向
を演算し、このぶれ量及びぶれ方向が相殺されるよう、
補正光学系を駆動する。その結果、手振れ等に起因する
カメラ本体のフィルム等の撮像媒体の表面上での被写体
像の移動、即ち像振れが補正される。
【0003】像振れはどの方向へ発生するか予測するこ
とはできない。従って、像振れ補正を開始する際、補正
光学系を補正範囲の中心に位置決めすることが望まし
い。補正範囲とは、補正光学系の支持部材や駆動部材等
により規定される補正光学系の駆動の限界範囲内で制御
される範囲であり、その中心に補正光学系が位置決めさ
れるとき、補正光学系の光軸は撮影光学系を構成する他
の光学系の光軸に一致する。補正光学系を補正範囲の中
心に位置づけることにより各方向へ均等に補正範囲を確
保でき、像振れ補正が最も効果的に行なわれる。従っ
て、カメラ本体側でフィルムの露光が開始されると交換
レンズ側では像振れ補正制御に先立って補正光学系を中
心位置へ駆動する処理が実行される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、補正光学系
を補正範囲の中心へ駆動する処理を行なうため、カメラ
本体側でフィルムが露光され始めても交換レンズ側では
像振れ補正制御が即座に開始されず、レリーズタイムラ
グ、即ちカメラ本体側でレリーズボタンが操作されてか
ら交換レンズで像振れ補正制御が開始されるまでの時間
差が非常に長くなるという問題があった。その結果、露
光期間中に十分な補正効果が得られず、シャッターチャ
ンスを逃してしまう等の弊害を引き起こしていた。
【0005】本発明は、以上の問題を解決するものであ
り、レリーズタイムラグの発生を防止し、かつ像振れ補
正が効果的に実行されるカメラの像振れ補正装置を提供
することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明にかかるカメラの
像振れ補正装置は、複数の光学系から構成される撮影光
学系により撮像媒体上に形成される被写体像を、シャッ
ター動作をオンオフ制御することにより撮像媒体に記録
する撮像制御手段を有するカメラに設けられ、撮影光学
系の一部を構成し、撮影光学系の光軸のぶれを補正する
ための補正光学系と、撮影光学系の光軸のぶれを検出す
るぶれ検出手段と、補正光学系を駆動する駆動手段と、
撮影光学系の光軸のぶれに起因する被写体像の撮像媒体
上における像振れを無くすよう駆動手段を制御する制御
手段とを備えたカメラの像振れ補正装置において、制御
手段は、シャッター動作の終了時、補正光学系の光軸と
撮影光学系の他の光学系の光軸とが一致する基準位置へ
補正光学系が駆動されるよう駆動手段を制御することを
特徴とする。
【0007】好ましくは、カメラへの電源投入時、制御
手段は補正光学系が基準位置へ駆動されるよう駆動手段
を制御する。
【0008】また、本発明に係る交換レンズは、複数の
光学系から構成され、被写体像をカメラ本体に設けられ
た撮像媒体に結像するための撮影光学系と、撮影光学系
の一部を構成し、撮影光学系の光軸のぶれを補正するた
めの補正光学系と、補正光学系を駆動する駆動手段と、
撮影光学系の光軸のぶれを検出するぶれ検出手段と、撮
影光学系の光軸のぶれに起因する撮像媒体上における被
写体像の像振れが無くなるよう駆動手段を制御する制御
手段とを有する像振れ補正装置と、カメラ本体へ装着さ
れている状態においてカメラ本体との間でデータを伝達
するための通信手段とを備えた交換レンズであって、通
信手段を介して撮像媒体の露光終了を示すデータがカメ
ラ本体から伝達された場合、制御手段は、補正光学系の
光軸と撮影光学系の他の光学系の光軸とが一致する基準
位置へ補正光学系が駆動されるよう駆動手段を制御す
る。
【0009】好ましくは、カメラ本体から電源が供給さ
れた時点で、制御手段は、基準位置へ補正光学系が駆動
されるよう駆動手段を制御する。
【0010】また、本発明に係るカメラ本体は、複数の
光学系から構成され被写体像を結像するための撮影光学
系を備えた交換レンズが装着可能であり、交換レンズが
装着された状態において被写体像が結像される撮像媒体
と、交換レンズとの間でデータを伝達するための通信手
段とを備えたカメラ本体であって、交換レンズは、撮影
光学系の一部を構成し、撮影光学系の光軸のぶれを補正
するための補正光学系と、補正光学系を駆動する駆動手
段と、撮影光学系の光軸のぶれを検出するぶれ検出手段
と、撮影光学系の光軸のぶれに起因する被写体像のぶれ
が無くなるよう駆動手段を制御する制御手段とを有する
像振れ補正装置を備え、通信手段を介して撮像媒体の露
光終了を示すデータを交換レンズに伝達すると、像振れ
補正装置の制御手段は、補正光学系の光軸と撮影光学系
の他の光学系の光軸とが一致する基準位置へ補正光学系
が駆動されるよう駆動手段を制御することを特徴とす
る。
【0011】好ましくは、カメラ本体が交換レンズへ電
源を供給した時点で、像振れ補正装置の制御手段は、基
準位置へ補正光学系が駆動されるよう駆動手段を制御す
る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。尚、本明細書において、交換レン
ズが装着されるカメラ本体の結像面に平行な(即ち、交
換レンズの撮影光軸に直交する)面を「垂直面」と呼
び、この垂直面内で撮影光軸と交差し、かつカメラ本体
を上下に分割する軸線を「水平軸線a」と呼び、カメラ
本体を左右に分割する軸線を「垂直軸線b」と呼ぶこと
とする。
【0013】図1は、本発明の実施形態にかかる像振れ
補正機能を有するカメラの電気的な構成を示している。
このカメラはレンズ交換式一眼レフカメラであって、カ
メラ本体100と交換レンズ200から構成される。カ
メラ本体100内にはマイコンを備えたカメラ制御回路
(カメラCPU)110が設けられ、交換レンズ200
内には、マイコンを備えたレンズ制御回路(レンズCP
U)210が設けられている。カメラ本体100及び交
換レンズ200にはそれぞれ接点ピン300C、300
Lが複数設けられており、交換レンズ200がカメラ本
体100にマウントされると、対応する接点ピン300
Cと接点ピン300Lが当接し電気的に接続される。そ
の結果、カメラCPU110とレンズCPU210は通
信バス301で接続され、各種の通信データや制御信号
がカメラ本体100と交換レンズ200の間で転送され
る。
【0014】カメラ本体100内において、クイックリ
ターンミラー121の上方にはファインダ光学系の一部
を構成するペンタプリズム122が配置されている。撮
影時以外、クイックリターンミラー121は実線で示す
角度に位置決めされており、交換レンズ200内に設け
られたフォーカシング光学系220及び像振れ補正手段
230を通過した光線は、クリックリターンミラー12
1とペンタプリズム122を介してファインダ光学系の
接眼レンズ123に導かれる。撮影時、クイックリター
ンミラー121は破線で示す位置に跳ね上げられ、フォ
ーカシング光学系220、像振れ補正手段230を通過
した光線は、シャッタ機構124を介してフィルムFに
導かれる。尚、本実施形態の一眼レフカメラの撮影光学
系は、フォーカシング光学系220、後述する像振れ補
正手段230に設けられた補正光学系、及び変倍光学系
(図示せず)から構成される。
【0015】カメラCPU110にはモータ駆動回路1
30が接続されている。モータ駆動回路130は、クイ
ックリターンミラー121の跳ね上げ駆動を行なうミラ
ーモータ131を駆動し、フィルムFの巻き上げを行な
う巻上モータ132を駆動する。
【0016】カメラCPU110にはメインスイッチ1
41、測光スイッチ142、レリーズスイッチ143、
巻上完スイッチ144、ミラーUPスイッチ145が接
続されている。メインスイッチ141はカメラの電源を
投入して動作を許可するためのスイッチである。メイン
スイッチ141がオンするとカメラ本体100に電源が
投入され、交換レンズ200にも電源が投入される。シ
ャッターボタン(図示せず)が半押しされると測光スイ
ッチ142がオンし、測光センサ150による測光処理
が行なわれ、シャッターボタンが全押しされるとレリー
ズスイッチ143がオンし、撮影動作が実行される。ミ
ラーUPスイッチ145は撮影動作の開始、終了に応じ
てオンオフする。カメラCPU110はミラーUPスイ
ッチ145のオンオフに基づいてモータ駆動回路130
にクイックリターンミラー121を跳ね上げ駆動の開
始、及び停止のための制御信号を出力する。また、巻上
完スイッチ144のオンオフに応じてモータ駆動回路1
30を介して、フィルムFを1駒巻き上げるための巻上
モーター132の駆動、停止が行われる。
【0017】また、撮影動作の開始、終了に応じてカメ
ラCPU110は、レリーズ制御IF160を介してシ
ャッター機構124の制御を行ない、またレリーズ制御
IF160及び絞り制御量伝達機構303を介して、交
換レンズ200内に設けられた絞り機構240の制御を
行なう。絞り制御量伝達機構303と絞り機構240
は、対応する接点ピン300C、300Lが当接するこ
とにより接続される。
【0018】カメラCPU110には表示装置170、
不揮発性メモリ(EEPROM)180が接続されてい
る。表示装置170は、撮影モード、シャッタースピー
ド等を表示するために設けられている。EEPROM1
80には撮影動作に用いられる各種データが格納されて
いる。
【0019】カメラCPU110には別のモータ駆動回
路190が接続されている。モータ駆動回路190には
AFモーター191を駆動するのもであり、AFモータ
ー191にはギアブロック192が連結されている。ギ
アブロック192は図示しないジョイント機構を介し
て、交換レンズ200内に設けられたギアブロック25
0に結合されている。フォーカシング光学系220は、
図1では1枚のレンズとして表わされているが実際には
複数枚のレンズから構成され、フォーカシングのために
ギアブロック250により光軸方向に移動可能である。
【0020】レンズCPU210には、被写体に対する
撮影光学系のぶれを検出するための角速度センサ26
1、262、像振れ補正手段230を駆動するための駆
動回路271、272、像振れ補正手段230の位置を
検出するためのMRセンサ(magnetoresistance senso
r)428、423が接続されている。
【0021】角速度センサ261は、図1の上下方向
(垂直方向)のカメラの回転運動の角速度を検出するも
ので、手ぶれなどによる該方向での角速度に応じた電圧
をレンズCPU210へ出力する。角速度センサ262
は、図1の紙面に直交する方向(水平方向)でのカメラ
の回転運動の角速度を検出するセンサで、検出した角速
度に応じた電圧をレンズCPU210へ出力する。
【0022】像振れ補正手段230は、撮影光学系の光
軸を偏向する補正光学系と、補正光学系を駆動する駆動
手段とから構成されている。駆動手段は、レンズCPU
210の制御に基づいて撮影光学系により形成される被
写体像のフィルム面F上での移動を相殺するように補正
光学系を駆動し、撮影光学系の光軸を紙面に垂直な方向
および紙面に平行な方向に、互いに独立に偏向する。ま
た、レンズCPU210には不揮発性メモリ(EEPR
OM)280が接続されており、像振れ補正手段230
の制御に用いられるデータが格納されている。
【0023】図2は、像振れ補正手段230の構成を示
す。補正光学系を構成する補正レンズ401は、レンズ
枠410にはめ込まれた状態で第1回動板420に固定
され、第1回動板420は回動軸421を介して第2回
動板430に回動可能に取り付けられる。さらに第2回
動板430は、撮影光学系の光軸Oを中心として回動軸
421とは90度離れて突設された回動軸431を介し
て基板440に回動可能に取り付けられる。基板440
は、交換レンズ200内に固定されている。
【0024】上記の構成により、補正レンズ401は、
第1、第2回動板420、430の回動により、光軸O
に対して垂直な面内で図中の矢印V、Hで示した方向に
変位可能に保持される。
【0025】レンズ枠410は、大径部411と小径部
412とを有し、小径部412が第1回動板420の開
口部422に嵌合される。第1回動板420の回動軸4
21は、第2回動板430に形成された軸孔439に挿
入される。開口部422を挟んで回動軸421の反対側
には、ネジ孔423が形成されたアーム424が設けら
れている。
【0026】ネジ孔423には、フレキシブルジョイン
トを介してモータ425の回転軸に連結されたネジ部材
426が螺合している。モータ425は、第2回動板4
30上に固定されている。モータ425が駆動される
と、第1回動板420は、回動軸421を中心にネジ部
材426の回転方向に応じて矢印Vで示す方向に回動駆
動される。
【0027】駆動アーム424の先端には、永久磁石4
27が設けられており、第2回動板430上には、永久
磁石427の位置を検出するMRセンサ428が、永久
磁石427と対向して設けられている。レンズCPU2
10は、MRセンサ428の出力信号によりレンズ40
1の矢印V方向の変位を検知する。
【0028】第2回動板の回動軸431は、基板440
に形成された軸孔449に挿入される。第2回動板43
0には小径部412が挿通される開口部432が形成さ
れている。開口部432は、第1回動板420を第2回
動板430に組み付けた際に、第1回動板420の回動
による小径部412の移動を妨げない大きさになってい
る。
【0029】開口部432を挟んで回動軸431の反対
側には、ネジ孔433が形成された駆動アーム434が
設けられている。ネジ孔433には、フレキシブルジョ
イントを介してモータ435の回転軸に連結されたネジ
部材436が螺合している。モータ435が駆動される
と、第2回動板430は、回動軸431を中心に、ネジ
部材436の回転方向に応じて矢印Hで示す方向に回動
駆動される。
【0030】駆動アーム434の先端には、永久磁石4
37が設けられており、基板440上には、MRセンサ
438が配されている。レンズCPU210は、MRセ
ンサ438の出力信号によりレンズ401の矢印H方向
の変位を検知する。
【0031】基板440には小径部412が挿通される
開口部442が設けられている。開口部442は、第
1、第2回動板の回動による小径部412の移動を妨げ
ない大きさとなっている。
【0032】図3は、上述のレンズ枠410、第1回動
板420、第2回動板430、および基板440が組み
合わされた状態で像振れ補正手段230をフォーカシン
グ光学系220側から見た図である。図3は、補正レン
ズ401の光軸が撮影光学系の光軸Oに一致する基準状
態を示す。基準状態では、第1回動板420の回動軸4
21の中心、光軸O、永久磁石427、MRセンサ42
8が直線a上に並ぶ。同様に、第2回動板430の回動
軸431の中心、光軸O、永久磁石437、MRセンサ
438が直線b上に並ぶ。
【0033】上述のように、第2回動板430の開口部
432は第1回動板420の回動による小径部412の
移動を妨げない大きさを有し、基板440の開口部44
2は第1及び第2回動板420、430の回動による小
径部412の移動を妨げない大きさを有している。換言
すれば、補正レンズ401の像振れ補正のための駆動範
囲(補正範囲)は、小径部412の外周面と開口部43
2、442の内壁面との衝突等による像振れ補正手段4
01の各部材への負荷やダメージを考慮し、小径部41
2と開口部432、442により機械的に規定される補
正レンズ401の駆動の限界範囲よりも所定量小さく定
められている。従って、図3に示すように、補正レンズ
401が基準状態にある場合、その光軸は上述の補正範
囲の中心に一致する。
【0034】図4は、図1のブロック図において像振れ
補正に関する部分を詳細に示す図である。交換レンズ2
00がカメラ本体100にマウントされた状態でカメラ
本体100の電源スライドレバー(図示せず)が操作さ
れ、カメラCPU110のメインスイッチ141がオン
すると、電源供給用の接点ピン300C、300Lを介
してレンズCPU210にも電源が供給される。カメラ
CPU110において、シャッターボタンに連動する測
光スイッチ142、レリーズスイッチ143のON/O
FFの情報は、それぞれ1ビットのデジタルバスとして
カメラCPU110のポートPI1、PI2に入力され
る。
【0035】角速度センサ261、262の電圧出力
は、レンズCPU210のA/D変換ポートAD2、A
D1に、MRセンサ428、438からの電圧出力は、
A/D変換ポートAD4、AD3にそれぞれ入力され
る。レンズCPU210のD/A出力ポートDA1、D
A2には、第2回動板430を駆動するモータ435お
よび第1回動板420を駆動するモータ425が、それ
ぞれモータ駆動回路272、271を介して接続されて
いる。レンズCPU210は、上述の入力信号に基づい
て像振れを無くすように補正するために必要な補正レン
ズの移動量をモータ435、モータ425の駆動量に換
算して演算し、ポートDA1、DA2から駆動量に対応
した電圧を出力する。また、後述する補正レンズ401
の駆動に用いられるデータがEEPROM280に格納
されている。
【0036】次に、図5及び図6に示すフローチャート
を参照して、カメラ本体100のカメラCPU110に
よる処理手順を説明する。カメラ本体100の不図示の
電源スライドレバーが操作されメインスイッチ141が
オンすると、ステップS100において、交換レンズ2
00における補正レンズ401の中心駆動処理が終了し
たか否かがチェックされる。中心駆動処理終了の判断
は、レンズCPU210から中心駆動処理終了を示すデ
ータが転送されたか否かにより行われる。この中心駆動
処理終了を示すデータが送信されたか否かは、このデー
タが送信されたときにセットされるフラグによって判別
される。このフラグにセットされた値は、メインスイッ
チ141がオフする際、直ちにEEPROMに格納、保
持されるよう構成されている。尚、中心駆動処理の内容
は後述する。中心駆動処理の終了が確認された場合のみ
ステップS102へ進む。ステップS102において測
光スイッチ142がオンしているか否かがチェックされ
る。測光スイッチ142がオフの場合、ステップS10
4へ進み、通信バス301を介してレンズCPU210
に対して割り込み要求を実行し、測光スイッチ142が
オフであることを示すデータをレンズCPU210へ転
送し、ステップS102へ戻る。すなわち、測光スイッ
チ142がオフの間は、ステップS104の処理が繰り
返し実行される。一方、測光スイッチ142がオンの場
合、ステップS106へ進み、通信バス301を介して
レンズCPU210に対して割り込み要求を実行し、測
光スイッチオンを示すデータをレンズCPU210へ転
送し、ステップS108へ進む。
【0037】ステップS108では、測光センサ150
を介して被写体光の測光動作を実行して露光値(Ev)
を演算し、この露光値に基づき撮影に必要となる絞り値
(Av)及び露出時間(Tv)を演算する。また、AF
センサ(図示せず)で撮影光学系のデフォーカス量を検
出し、そのデフォーカス量が相殺されるようモーター駆
動回路190を介してAFモータ191を駆動する。そ
の結果、ギヤブロック192、250を介してフォーカ
シング光学系220が駆動される。
【0038】次いでステップS110で再度、測光スイ
ッチ142がオンしているか否かがチェックされ、オフ
の場合はステップS104を実行してステップS102
へ戻り、オンの場合はステップS112へすすむ。
【0039】ステップS112ではレリーズスイッチ1
43がオンしたか否かがチェックされる。レリーズスイ
ッチ143がオフの場合、ステップS114へ進み、通
信バス301を介してレンズCPU210に対して割り
込み要求を実行し、レリーズスイッチオフを示すデータ
をレンズCPU210へ転送し、ステップS108へ戻
る。即ち、レリーズスイッチ143がオフの間は、ステ
ップS108からS114の処理が繰り返し実行され
る。一方、レリーズスイッチ143がオンの場合、図6
のステップS116へ進み、同様に通信バス301を介
してレンズCPU210に対して割り込み要求を実行
し、レリーズスイッチオンを示すデータをレンズCPU
210へ転送し、ステップS118へ進む。
【0040】ステップS118〜S122において、ク
イックリターンミラー121の跳ね上げ駆動に関する処
理が実行される。ステップS118で、レンズCPU2
10に対して割り込み要求を実行し、クイックリターン
ミラー跳ね上げ駆動中を示すデータを転送し、ステップ
S120でクイックリターンミラー121を跳ね上げ駆
動し、跳ね上げ駆動が終了したらたら、ステップS12
2でレンズCPU210に対して割り込み要求を実行
し、クイックリターンミラー跳ね上げ駆動終了を示すデ
ータを転送する。
【0041】次いでステップS124において、ステッ
プS108で演算された絞り値(Av)に基づいて絞り
制御量伝達機構303(図1参照)を介して絞り機構2
40を絞り込み駆動し、ステップS126でレンズCP
U210に対して割り込み要求を実行し、露光中である
ことを示すデータを転送する。ステップS128で、シ
ャッタ機構124を開方向に駆動し露光が開始される。
【0042】ステップS130では、ステップS108
で演算した露出時間(Tv)が経過したか否かがチェッ
クされる。露出時間(Tv)が経過するまではステップ
S130の処理が繰り返し実行され、露出時間が経過し
たことが確認されたらステップS132へ進む。
【0043】ステップS132でシャッタ機構124が
閉じられ露光が終了する。ステップS134でレンズC
PU210に対して割り込み要求を実行し、露光終了を
示すデータを転送する。次いで、ステップS136で絞
り機構240を絞り制御量伝達機構303を介して開放
駆動し、ステップS138でクイックリターンミラー1
21を反射位置まで戻し駆動し、ステップS140でフ
ィルムFの巻き上げ処理が行なわれ、一連の撮影動作が
終了し、処理は図5のステップS100へ戻る。
【0044】以上のように、カメラCPU110側で
は、撮影動作の各段階でレンズCPU210に対する割
り込み処理が実行され、それぞれの動作内容を示すデー
タが転送される。
【0045】図7は、通信バス301を介してカメラC
PU110から通信の割込み要求があった場合のレンズ
CPU210側における処理手順を示すフローチャート
である。レンズCPU210は常時、通信バス301が
接続されたポートをモニターしており、割込み要求の有
無をチェックしている。
【0046】カメラCPU110により割り込み要求が
実行され、転送された通信データがステップS200に
おいてレンズCPU210に取り込まれると、ステップ
S202で転送されてきた通信データが測光スイッチオ
ンを示すデータか否かがチェックされ、測光スイッチオ
ンを示すデータの場合、ステップS204で測光SWフ
ラグに「1」がセットされる。ステップS206で通信
データが測光スイッチオフを示すデータか否かがチェッ
クされ、測光スイッチオフを示すデータの場合、ステッ
プS208で測光SWフラグに「0」がセットされる。
【0047】ステップS210で通信データがレリーズ
スイッチオンを示すデータか否かがチェックされ、レリ
ーズスイッチオンを示すデータの場合、ステップS21
2でレリーズSWフラグに「1」がセットされる。ステ
ップS214で通信データがレリーズスイッチオフを示
すデータか否かがチェックされ、レリーズスイッチオフ
を示すデータの場合、ステップS216でレリーズSW
フラグに「0」がセットされる。
【0048】ステップS218で通信データがクイック
リターンミラー跳ね上げ駆動中を示すデータか否かをチ
ェックし、クイックリターンミラー跳ね上げ駆動中を示
すデータの場合、ステップS220でミラーUPフラグ
に「1」をセットする。ステップS222で通信データ
がクイックリターンミラー跳ね上げ駆動終了を示すデー
タか否かをチェックし、クイックリターンミラー跳ね上
げ駆動終了を示すデータの場合、ステップS224でミ
ラーUPSWフラグに「0」をセットする。
【0049】ステップS226で通信データが露光中を
示すデータか否かがチェックされ、露光中を示すデータ
の場合、ステップS228で露出時間フラグに「1」が
セットされる。ステップS230で通信データが露光終
了を示すデータか否かがチェックされ、露光終了を示す
データの場合、ステップS232で露出時間フラグに
「0」がセットされる。
【0050】以上のように、カメラCPU110から割
込み要求があると、レンズCPU210では転送された
通信データをチェックし、その内容に応じて各フラグに
値をセットする。
【0051】次に、図8〜図11に示すフローチャート
を参照して、レンズCPU210における像振れを補正
するための像振れ補正制御動作を説明する。
【0052】接点ピン300C、300Lを介してカメ
ラ本体100から電源が投入されると、レンズCPU2
10が起動し、ステップS300において初期設定処理
として、デジタル変数値V3a、水平軸線方向のデジタ
ル揺動変位値V4a、デジタル変数値V3b、及び垂直
軸線方向のデジタル揺動変位値V4bにそれぞれ「0」
をセットしクリアする。デジタル変数値V3aは、角速
度センサ262から出力されるヌル電圧に基づく水平軸
線方向の直流成分(即ち、手振れ検出信号の水平軸線方
向のオフセット値)やカメラのゆっくりしたぶれに基づ
く水平軸線方向の直流成分を示し、デジタル変数値V3
bは、角速度センサ261から出力されるヌル電圧に基
づく垂直軸線方向の直流成分(即ち、手振れ検出信号の
垂直軸線方向のオフセット値)やカメラのゆっくりした
ぶれに基づく垂直軸線方向の直流成分を示す。
【0053】ステップS302では、カメラCPU11
0の動作状況をチェックする際に用いられる各フラグ、
即ち上述の測光SWフラグ、レリーズSWフラグ、ミラ
ーUPフラグ、露出時間フラグにそれぞれ「0」がセッ
トされ初期化される。
【0054】次いでステップS304〜S310におい
て、補正レンズ401の中心駆動処理が実行される。中
心駆動処理とは、補正レンズ401の光軸が補正範囲の
中心に位置決めされるよう補正レンズ401を駆動する
処理であり、補正レンズ401の光軸が補正範囲の中心
に位置づけられた場合、その光軸は撮影光学系を構成す
るフォーカシング光学系220等の他の光学系の光軸と
一致する。ステップS304で、第2の回動板430の
水平軸線方向の現在位置検出信号としてのMRセンサ4
38のアナログ検出信号を、アナログ/デジタル変換入
力端子AD3から読み込み、水平軸線方向のデジタル現
在位置検出値V5aを算出し、第1の回動板420の垂
直軸線方向の現在位置検出信号としてのMRセンサ42
8のアナログ検出信号を、アナログ/デジタル変換入力
端子AD4から読み込み、垂直軸線方向のデジタル現在
位置検出値V5bを算出する。
【0055】ステップS306で、補正レンズ401の
光軸Oが補正範囲の中心にあるときの第2の回動板43
0の位置データである中心位置Caからデジタル現在位
置検出値V5aを減算し、第2の回動板430の現在位
置から中心位置Caへのデジタル揺動駆動値V6a、即
ち、モータ435の駆動量を算出する。同様に、補正レ
ンズ401の光軸Oが補正範囲の中心にあるときの第1
の回動板420の位置データである中心位置Cbからデ
ジタル現在位置検出値V5bを減算し、第1の回動板4
20の現在位置から中心位置Cbへのデジタル揺動駆動
値V6b、即ち、モータ425の駆動量を算出する。
【0056】中心位置Ca及びCbの値は、像振れ補正
手段230の組立時に調整される値である。像振れ補正
手段230は、交換レンズ200内に取り付けられたと
き上述の補正レンズ401の補正範囲の中心と撮影光学
系の光軸とが一致するよう設計されており、中心位置C
aは補正レンズ401の光軸が補正範囲の中心に位置決
めされているときのMRセンサ438の出力値であり、
中心位置Cbは補正レンズ401の光軸が補正範囲の中
心に位置決めされているときのMRセンサ428の出力
値である。
【0057】中心位置Ca及びCbの算出は以下のよう
に行なう。像振れ補正手段230の組立後、補正レンズ
401の駆動検査を行なうための所定の治具を用い、補
正範囲の中心を通り水平軸線方向と平行な直線上におけ
る補正範囲の一方の端部に補正レンズ401を位置決め
した場合のMRセンサ438の出力値と、他方の端部に
補正レンズ401を位置決めした場合のMRセンサ43
8の出力値との平均値を算出し、その値を中心位置Ca
の値とする。同様に、補正範囲の中心を通り垂直軸線方
向と平行な直線上における補正範囲の一方の端部に補正
レンズ401を位置決めした場合のMRセンサ428の
出力値と、他方の端部に補正レンズ401を位置決めし
た場合のMRセンサ428の出力値との平均値を算出
し、その値を中心位置Cbの値とする。
【0058】上述のようにして算出された中心位置Ca
及びCbの値は、EEPROM280に格納されてお
り、ステップS306の処理においては、中心位置Ca
及びCbの値はEEPROM280から取得される。
【0059】次いでステップS308において、水平軸
線方向のデジタル揺動駆動値V6aをデジタル/アナロ
グ変換してアナログ信号として第1のデジタル/アナロ
グ変換出力端子DA1から出力すると共に、垂直軸線方
向のデジタル揺動駆動値V6bをデジタル/アナログ変
換してアナログ信号として第2のデジタル/アナログ変
換出力端子DA2から出力する。
【0060】ステップS310で、水平軸線方向及び垂
直軸線方向のデジタル揺動駆動値V6a、V6bの値が
共に「0」であるか否かがチェックされる。水平軸線方
向及び垂直軸線方向のデジタル揺動駆動値V6a、V6
bの値が共に「0」でない場合、若しくはいずれか一方
の値が「0」でない場合は、補正レンズ401が基準位
置まで駆動されていない状態であるためステップS30
4に戻り、以降の処理が繰り返される。
【0061】一方、デジタル揺動駆動値V6a、V6b
の値が共に「0」の場合とは、デジタル現在位置検出値
V5aの値が中心位置Caに一致し、かつデジタル現在
位置検出値V5bの値が中心位置Cbに一致している場
合、即ち補正レンズ401が基準位置まで駆動され補正
範囲の中心にある状態を示す。従って、ステップS31
2へ進み、中心駆動処理が終了したことを示す通信デー
タをカメラCPU110へ転送する。カメラCPU11
0では通信割り込み処理がかかり(図示せず)レンズC
PU210から転送された中心駆動処理終了の通信デー
タを受け取ると、上述のように図5のステップS100
でYESとなり、S102以降の処理が開始される。
【0062】中心駆動処理が終了したら、ステップS3
14へ進み、水平軸線aに沿う手振れ検出信号としての
角速度センサ262からのアナログ検出信号を、アナロ
グ/デジタル変換入力端子AD1から読み込み、読み込
んだアナログ検出信号をデジタル変換し、水平軸線方向
のデジタル検出値V1aを算出する。同様に、垂直軸線
bに沿う手振れ検出信号としての角速度センサ261か
らのアナログ検出信号を、アナログ/デジタル変換入力
端子AD2から読み込み、読み込んだアナログ検出信号
をデジタル変換し、垂直軸線方向のデジタル検出値V1
bを算出する。
【0063】ステップS316において、上述した直流
成分による影響を除去するために、水平軸線方向のデジ
タル検出値V1aから直流成分を示すデジタル変数値V
3aを減じ、水平軸線aに沿う角速度V2aを算出し、
垂直軸線方向のデジタル検出値V1bから直流成分を示
すデジタル変数値V3bを減じ、垂直軸線bに沿う角速
度V2bを算出する。
【0064】ステップS318において、角速度値V2
aを第1の係数K1aで割った値をデジタル変数値V3
aに加えることにより、新たにデジタル変数値V3aを
演算し直して規定し、同様に、角速度値V2bを第1の
係数K1bで割った値をデジタル変数値V3bに加える
ことにより、新たにデジタル変数値V3bを演算し直し
て規定する。
【0065】次いでステップS320で測光SWフラグ
の値がチェックされ、測光SWフラグに「1」がセット
されない限り、即ち、カメラ本体100側の測光スイッ
チ142がオンしない限り、ステップS314〜ステッ
プS318の処理を繰り返し実行する。即ち、デジタル
検出値V1a(V1b)とデジタル変数値V3a(V3
b)との差をとるための差動増幅器と、角速度V2a
(V2b)の直流成分を除去するためのデジタル変数値
V3a(V3b)を出力するためのハイパスフィルタと
から構成されるいわゆる負帰還回路と同等の機能を実行
する。以上のように、デジタル変数値V3a、V3b
は、初回の演算ではステップS300で「0」がセット
され、2回目以降の繰り返し演算においてはステップS
318で演算される値が用いられる。
【0066】尚、第1の係数K1a、K1bは比較的小
さな値(具体的には後述する第2の係数K2a、K2b
よりもそれぞれ小さな値)に設定されている。この結
果、手ぶれが無い状態にもかかわらず、直流成分である
ヌル電圧等が存在することにより角速度センサ261、
262から出力される値(即ち、角速度センサ261、
262で検出される角速度の値)が「0」とならない状
態から、負帰還回路の機能を実現する上述のループ処理
により残存直流出力成分が実質的に0レベルになるまで
の時間を、極力短く設定することができる。
【0067】この結果、カメラ本体100でメインスイ
ッチ141がオンされ交換レンズ200に電源が投入さ
れてから、カメラ本体100のシャッターボタンが半押
しされ測光スイッチ142がオンされ、レンズCPU2
10で制御する測光SWフラグに「1」がセットされる
までの間において、例えば、カメラのメイン電源投入直
後や、構図の決定・変更のためにカメラを一方向へ大き
くパンさせた後等において、残存直流出力成分が実質的
に0レベルになるまでに長い時間がかかる等の不具合が
解消されることになり、速写性を損なってシャッタチャ
ンスを逃す等の不都合が回避される。
【0068】また、上述のように、図8のステップS3
14、S316、S318の処理は、角速度成分におけ
る直流成分の除去を目的とした処理であり、このステッ
プS314〜S318の処理をループしている間、即
ち、電源投入後シャッターボタンが押されず測光スイッ
チ141のオフ状態が続く間、補正レンズ401の駆動
は行われず、その位置は基準位置に維持される。
【0069】測光SWフラグに「1」がセットされたこ
とが確認されると、図9のステップ322へ進む。ステ
ップS322では、ステップS314と同様に、水平軸
線方向のデジタル検出値V1a及び垂直軸線方向のデジ
タル検出値V1bを算出し、ステップS324へ進む。
【0070】ステップS324ではステップS316と
同様、水平軸線方向のデジタル検出値V1aから直流成
分を示すデジタル変数値V3aを減じ、水平軸線方向の
角速度値V2aを算出すると共に、垂直軸線方向のデジ
タル検出値V1bから直流成分を示すデジタル変数値V
3bを減じ、垂直軸線方向の角速度値V2bを算出す
る。
【0071】次いでステップS326において、デジタ
ル変数値V3aに対して角速度値V2aを第2の係数K
2aで割った値を加えることにより、新たにデジタル変
数値V3aを演算し直して規定し、デジタル変数値V3
bに対して角速度値V2bを第2の係数K2bで割った
値を加えることにより、新たにデジタル変数値V3bを
演算し直して規定する。以上の処理により、カメラのゆ
っくりとした手振れに基づく像振れをも補正することが
できる。
【0072】次いで、ステップS328でレリーズSW
フラグのチェックが行なわれる。レリーズSWフラグに
「1」がセットされていない場合、即ちカメラ本体10
0のレリーズスイッチ143がオンされておらず、クイ
ックリターンミラー121の跳ね上げ駆動(図6のステ
ップS118)以降の処理が開始されていない場合、図
8のステップ320へ戻り、以降の処理が繰り返され
る。ステップS328でレリーズSWフラグに「1」が
セットされており、カメラ本体100でレリーズシーケ
ンスが開始されたことが確認されるとステップS330
へ進み、ミラーUPフラグのチェックが行われる。ステ
ップS330でミラーUPフラグに「0」がセットされ
ており、カメラ本体100においてクイックリターンミ
ラー121の跳ね上げ駆動が行われていないことが確認
されるとステップS332へ進む。
【0073】ステップS332〜S336において、ス
テップSS322〜S326と同様の処理が行なわれ
る。水平軸線方向のデジタル検出値V1a及び垂直軸線
方向のデジタル検出値V1bが算出され(S332)、
水平軸線方向のデジタル検出値V1aから直流成分を示
すデジタル変数値V3aを減じ、水平軸線方向の角速度
値V2aを算出すると共に、垂直軸線方向のデジタル検
出値V1bから直流成分を示すデジタル変数値V3bを
減じ、垂直軸線方向の角速度値V2bを算出する(S3
34)。さらに、デジタル変数値V3aに対して角速度
値V2aを第2の係数K2aで割った値を加えることに
より、新たにデジタル変数値V3aを演算し直して規定
し、デジタル変数値V3bに対して角速度値V2bを第
2の係数K2bで割った値を加えることにより、新たに
デジタル変数値V3bを演算し直して規定する(S33
6)。
【0074】即ち、カメラ本体100において、シャッ
ターボタンが全押しされレリーズスイッチ143がオン
した後、クイックリターンミラー121の跳ね上げ駆動
がまだ実行されていないか若しくは終了している場合
は、デジタル検出値V1a(V1b)とデジタル変数値
V3a(V3b)の差分の算出、及び角速度V2a(V
2b)の直流成分を除去するためにデジタル変数値V3
a(V3b)を規定し直す処理が継続して行われる。
【0075】次いでステップS338において、水平軸
線方向の角速度値V2aを積分処理することにより、第
2の回動板430の水平軸線aに沿う揺動位置を規定す
るためのデジタル揺動変位値V4aを算出し、垂直軸線
方向の角速度値V2bを積分処理することにより、第1
の回動板420の垂直軸線bに沿う揺動位置を規定する
ためのデジタル揺動変位値V4bを算出する。
【0076】ステップS338の積分処理において、角
速度値V2a(V2b)を積分することにより直接的に
算出される積分値の大きさをフィルムFの面上における
像振れの大きさに変換すると共に、角速度値V2a(V
2b)の発生方向(すなわち、像振れの発生方向)をそ
れぞれ逆転した状態で設定する。これにより、ステップ
S338で算出されるデジタル揺動変位値V4a(V4
b)は、フィルムFの面上における像振れの補正値とし
て機能する。
【0077】次いでステップS340において、第2の
回動板430の水平軸線方向の現在位置検出信号として
のMRセンサ438のアナログ検出信号を、アナログ/
デジタル変換入力端子AD3から読み込み、水平軸線方
向のデジタル現在位置検出値V5aを算出し、第1の回
動板420の垂直軸線方向の現在位置検出信号としての
MRセンサ428のアナログ検出信号を、アナログ/デ
ジタル変換入力端子AD4から読み込み、垂直軸線方向
のデジタル現在位置検出値V5bを算出する。
【0078】一方、ステップS330において、ミラー
UPフラグに「1」がセットされており、カメラ本体1
00においてクイックリターンミラー121の跳ね上げ
駆動の処理中であることが確認されると、ステップS3
32〜S338の処理は行なわれずに上述のステップS
340の処理が行なわれる。
【0079】ステップS340の処理が実行されると図
10のステップS342へ進み、第2の回動板430の
水平軸線方向のデジタル揺動変位値V4aが、水平軸線
方向の補正可能範囲MAXaを超えているか否かを判別
する。水平軸線方向のデジタル揺動変位値V4aが補正
可能範囲MAXaを超えていない場合、即ち、補正可能
範囲MAXa内にある場合、ステップS344へ進む。
【0080】ステップS344で、第1の回動板420
の垂直軸線方向のデジタル揺動変位値V4bが、垂直軸
線方向の補正可能範囲MAXbを超えているか否かを判
別する。垂直軸線方向のデジタル揺動変位値V4bが補
正可能範囲MAXbを超えていない、即ち補正可能範囲
MAXb内にあると判断される場合、ステップS346
へ進む。
【0081】ステップS346では、第2の回動板43
0の現在位置からの水平軸線方向のデジタル揺動駆動値
V6a、即ち、モータ435の駆動量を算出するため
に、水平軸線方向のデジタル揺動変位値V4aからデジ
タル現在位置検出値V5aを減算し、第1の回動板42
0の現在位置からの垂直軸線方向のデジタル揺動駆動値
V6b、即ち、モータ425の駆動量を算出するため
に、垂直軸線方向のデジタル揺動変位値V4bからデジ
タル現在位置検出値V5bを減算する。
【0082】次いでステップS348で、水平軸線方向
のデジタル揺動駆動値V6aをデジタル/アナログ変換
してアナログ信号として第1のデジタル/アナログ変換
出力端子DA1から出力すると共に、垂直軸線方向のデ
ジタル揺動駆動値V6bをデジタル/アナログ変換して
アナログ信号として第2のデジタル/アナログ変換出力
端子DA2から出力する。
【0083】第1のデジタル/アナログ変換出力端子D
A1から出力されたアナログ揺動駆動信号(V6a)は
モータ駆動回路272で増幅された後、モータ435に
出力される。モータ435は、入力されたアナログ揺動
駆動信号に基づき第2の回動板430を揺動駆動する。
その結果、補正レンズ401は、手振れにより発生した
像振れの水平軸線方向成分をキャンセルするように、水
平軸線aに沿って移動駆動される。
【0084】第2のデジタル/アナログ変換出力端子D
A2から出力されたアナログ揺動駆動信号(V6b)は
モータ駆動回路271で増幅された後、モータ425に
出力される。モータ425は、入力されたアナログ揺動
駆動信号に基づき第1の回動板420を揺動駆動する。
その結果、補正レンズ401は、手振れにより発生した
像振れの垂直軸線方向成分をキャンセルするように、垂
直軸線bに沿って移動駆動される。
【0085】ステップS342で水平軸線方向のデジタ
ル揺動変位値V4aが補正可能範囲MAXaを超えてい
る、即ち、補正可能範囲MAXa外にあることが確認さ
れると、ステップS352へ進む。ステップS352で
は、図9のステップS340で算出した水平軸線方向の
デジタル現在位置検出値V5aをデジタル揺動変位値V
4aにセットする。
【0086】従って、水平軸線方向において補正可能範
囲MAXaを超える像振れが発生すると、ステップS3
46の演算が実行されても、水平軸線方向のデジタル揺
動駆動値V6aには「0」がセットされるのでステップ
S348の処理により補正レンズ401は水平方向にお
いて停止される。
【0087】また、ステップS344で垂直軸線方向の
デジタル揺動変位値V4bが補正可能範囲MAXbを超
えている、即ち、補正可能範囲MAXb外にあることが
確認されると、ステップS354へ進む。ステップS3
54では、図9のステップS340で算出した垂直軸線
方向のデジタル現在位置検出値V5bをデジタル揺動変
位値V4bにセットする。
【0088】従って、垂直軸線方向において補正可能範
囲MAXbを超える像振れが発生すると、ステップS3
46の演算が実行されても、垂直軸線方向のデジタル揺
動駆動値V6bには「0」がセットされるのでステップ
S348の処理により補正レンズ401は垂直方向にお
いて停止される。
【0089】ステップS348で第1及び第2のデジタ
ル/アナログ変換出力端子DA1、DA2からアナログ
揺動駆動信号(V6a、V6b)を出力した後、ステッ
プS350において露出時間フラグの値がチェックされ
る。上述のように、露出時間フラグには、カメラCPU
110が図5のステップS106で演算した露出時間
(Tv)が経過した場合、カメラCPU110から転送
される通信データに基づいて「1」がセットされる。即
ち、露出時間フラグに「1」がセットされている場合は
露光処理が終了したことを示し、「1」がセットされて
いない場合は、露光処理中であることを示す。露光処理
中の場合、図9のステップS330へ戻り、以降の処理
を再度実行する。
【0090】以上のように、クイックリターンミラー1
21の跳ね上げ駆動中は、図9のステップS332〜S
338のぶれ検出処理は行われず、図10のステップS
346、S348の補正レンズ401の駆動処理は実行
される。即ち、この場合、水平軸線方向及び垂直軸線方
向のデジタル揺動変位値V4a、V4bはクイックリタ
ーンミラー121の跳ね上げ駆動前の値に固定されるの
で、補正レンズ401は実質的に停止される。
【0091】一方、露出時間が経過したと判断された場
合は図11のステップS356へ進む。ステップS35
6〜S364において、図8のステップS304〜S3
12と同様の補正レンズ401の中心駆動処理が実行さ
れる。MRセンサ438及び428のアナログ検出信号
をアナログ/デジタル変換入力端子AD3、AD4から
それぞれ読み込み、水平軸線方向のデジタル現在位置検
出値V5a及び垂直軸線方向のデジタル現在位置検出値
V5bを算出する(S356)。
【0092】中心位置Caからデジタル現在位置検出値
V5aを減算し、第2の回動板430の現在位置からの
水平軸線方向のデジタル揺動駆動値V6a(モータ43
5の駆動量)を算出し、中心位置Cbからデジタル現在
位置検出値V5bを減算し、第1の回動板420の現在
位置からの垂直軸線方向のデジタル揺動駆動値V6b
(モータ425の駆動量)を算出する(S358)。
【0093】デジタル揺動駆動値V6a及びデジタル揺
動駆動値V6bをデジタル/アナログ変換してそれぞれ
第1のデジタル/アナログ変換出力端子DA1、第2の
デジタル/アナログ変換出力端子DA2から出力する
(S360)。
【0094】デジタル揺動駆動値V6a、V6bの値が
共に「0」であるかチェックし(S362)、共に
「0」でない場合、若しくはいずれか一方の値が「0」
でない場合は、ステップS356からS360の処理を
繰り返し実行する。一方、デジタル揺動駆動値V6a、
V6bの値が共に「0」であり、補正レンズ401が基
準位置まで駆動され補正範囲の中心にあることが確認さ
れたら、ステップS364へ進み、中心駆動処理が終了
したことを示す通信データをカメラCPU110へ転送
する。その後、図8のステップS314へ戻り、以降の
処理を繰り返す。
【0095】以上のように本実施形態によれば、カメラ
本体100における露出処理終了後、交換レンズ200
において補正レンズ401を補正範囲の中心位置へ駆動
する処理が行なわれる。従って、カメラ本体100で電
源がオンのまま引き続きレリーズシーケンスが再開され
る場合、補正レンズ401は既に中心位置に位置決めさ
れており、レンズCPU210による像振れ補正制御は
即座に開始される。その結果、レリーズタイムラグが短
縮され、シャッターチャンスを逃す等の不都合が回避さ
れる。
【0096】さらに、本実施形態によれば、カメラ本体
100から交換レンズ200に電源が投入されると補正
レンズ401を補正範囲の中心位置へ駆動する処理が行
なわれる。従って、電源投入後レリーズシーケンスが開
始される際、補正レンズ401は既に補正範囲の中心位
置に位置決めされており、像振れ補正制御が即座に開始
できるため、電源投入直後のレリーズシーケンスにおい
てもレリーズタイムラグが短縮される。
【0097】また、電源供給用の接続ピン300C、3
00Lを介してカメラ本体100から交換レンズ200
へ電源が投入されため、レンズ交換等のためにカメラ本
体100から交換レンズ200が取り外されると交換レ
ンズ200では電源供給が断たれ動作が停止する。しか
しながら、再度、交換レンズ200をカメラ本体100
に装着し接続ピン300C、300Lが当接すると、即
座にカメラ本体100から電源が供給され、図8のステ
ップS300から処理が実行される。即ち、カメラ本体
100の電源がオンした状態で交換レンズ200が装着
されると、交換レンズ200側では即座に補正レンズ4
01の中心駆動処理が行なわれ、迅速に補正レンズ40
1を基準位置へ位置決めすることができる。
【0098】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、レリーズ
タイムラグの発生を防止し、かつ像振れ補正が効果的に
実行されるカメラの像振れ補正装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態にかかる像振れ補正機能を有
するカメラの構成の概略を示すブロック図である。
【図2】補正レンズ駆動機構の分解斜視図である。
【図3】図2の駆動機構を撮影光学系の側から見た正面
図である。
【図4】像振れ補正機能に関する部分の構成を示すブロ
ック図である。
【図5】カメラの制御シーケンスのうちレリーズスイッ
チがオンするまでの処理手順を示すフローチャートであ
る。
【図6】カメラの制御シーケンスのうちレリーズスイッ
チがオンした後の処理手順を示すフローチャートであ
る。
【図7】カメラCPUの割込み要求に対するレンズCP
Uの処理手順を示すフローチャートである。
【図8】レンズCPUの像振れ補正制御において、電源
投入後カメラ本体で測光処理が開始されるまでの期間の
処理手順を示すフローチャートである。
【図9】レンズCPUの像振れ補正制御において、カメ
ラ本体で測光処理が開始され露光が終了するまでの期間
の前半部分の処理手順を示すフローチャートである。
【図10】レンズCPUの像振れ補正制御において、カ
メラ本体で測光処理が開始され露光が終了するまでの期
間の後半部分の処理手順を示すフローチャートである。
【図11】レンズCPUの像振れ補正制御において、カ
メラ本体で露光が終了した後の処理手順を示すフローチ
ャートである。
【符号の説明】
100 カメラ本体 110 カメラCPU 121 クイックリターンミラー 141 メインスイッチ 142 測光スイッチ 143 レリーズスイッチ 150 測光センサ 200 交換レンズ 210 レンズCPU 220 撮影光学系 230 像振れ補正手段 240 絞り機構 261、262 角速度センサ 271、272 モータ駆動回路 301 通信バス 401 補正レンズ 420 第1回動板 430 第2回動板 428、438 MRセンサ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の光学系から構成される撮影光学系
    により撮像媒体上に形成される被写体像を、シャッター
    動作をオンオフ制御することにより前記撮像媒体に記録
    する撮像制御手段を有するカメラに設けられ、 前記撮影光学系の一部を構成し、前記撮影光学系の光軸
    のぶれを補正するための補正光学系と、 前記撮影光学系の光軸のぶれを検出するぶれ検出手段
    と、 前記補正光学系を駆動する駆動手段と、 前記撮影光学系の光軸のぶれに起因する前記被写体像の
    前記撮像媒体上における像振れを無くすよう前記駆動手
    段を制御する制御手段とを備えたカメラの像振れ補正装
    置において、 前記制御手段は、前記シャッター動作の終了時、前記補
    正光学系の光軸と前記撮影光学系の他の光学系の光軸と
    が一致する基準位置へ前記補正光学系が駆動されるよう
    前記駆動手段を制御することを特徴とするカメラの像振
    れ補正装置。
  2. 【請求項2】 前記カメラへの電源投入時、前記制御手
    段は前記補正光学系が前記基準位置へ駆動されるよう前
    記駆動手段を制御することを特徴とする請求項1に記載
    のカメラの像振れ補正装置。
  3. 【請求項3】 複数の光学系から構成され、被写体像を
    カメラ本体に設けられた撮像媒体に結像するための撮影
    光学系と、 前記撮影光学系の一部を構成し、前記撮影光学系の光軸
    のぶれを補正するための補正光学系と、前記補正光学系
    を駆動する駆動手段と、前記撮影光学系の光軸のぶれを
    検出するぶれ検出手段と、前記撮影光学系の光軸のぶれ
    に起因する前記撮像媒体上における前記被写体像の像振
    れが無くなるよう前記駆動手段を制御する制御手段とを
    有する像振れ補正装置と、 前記カメラ本体へ装着されている状態において前記カメ
    ラ本体との間でデータを伝達するための通信手段とを備
    えた交換レンズであって、 前記通信手段を介して前記撮像媒体の露光終了を示すデ
    ータが前記カメラ本体から伝達された場合、前記制御手
    段は、前記補正光学系の光軸と前記撮影光学系の他の光
    学系の光軸とが一致する基準位置へ前記補正光学系が駆
    動されるよう前記駆動手段を制御することを特徴とする
    交換レンズ。
  4. 【請求項4】 前記カメラ本体から電源が供給された時
    点で、前記制御手段は、前記基準位置へ前記補正光学系
    が駆動されるよう前記駆動手段を制御することを特徴と
    する請求項3に記載の交換レンズ。
  5. 【請求項5】 複数の光学系から構成され被写体像を結
    像するための撮影光学系を備えた交換レンズが装着可能
    であり、前記交換レンズが装着された状態において前記
    被写体像が結像される撮像媒体と、前記交換レンズとの
    間でデータを伝達するための通信手段とを備えたカメラ
    本体であって、 前記交換レンズは、前記撮影光学系の一部を構成し、前
    記撮影光学系のぶれを補正するための補正光学系と、前
    記補正光学系を駆動する駆動手段と、前記撮影光学系の
    光軸のぶれを検出するぶれ検出手段と、前記撮影光学系
    の光軸のぶれに起因する前記被写体像のぶれが無くなる
    よう前記駆動手段を制御する制御手段とを有する像振れ
    補正装置を備え、 前記通信手段を介して前記撮像媒体の露光終了を示すデ
    ータを前記交換レンズに伝達すると、前記像振れ補正装
    置の前記制御手段は、前記補正光学系の光軸と前記撮影
    光学系の他の光学系の光軸とが一致する基準位置へ前記
    補正光学系が駆動されるよう前記駆動手段を制御するこ
    とを特徴とするカメラ本体。
  6. 【請求項6】 前記カメラ本体が前記交換レンズへ電源
    を供給した時点で、前記像振れ補正装置の前記制御手段
    は、前記基準位置へ前記補正光学系が駆動されるよう前
    記駆動手段を制御することを特徴とする請求項5に記載
    のカメラ本体。
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