JPH05107620A - ブレ防止装置付きカメラ - Google Patents
ブレ防止装置付きカメラInfo
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- JPH05107620A JPH05107620A JP3296234A JP29623491A JPH05107620A JP H05107620 A JPH05107620 A JP H05107620A JP 3296234 A JP3296234 A JP 3296234A JP 29623491 A JP29623491 A JP 29623491A JP H05107620 A JPH05107620 A JP H05107620A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- substrate
- camera
- lens
- actuator
- diaphragm
- Prior art date
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- Adjustment Of Camera Lenses (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ブレ補正レンズの駆動機構およびアクチュエ
ータを簡易な構成で設けるとともに、鏡筒径を極力小さ
くして小型化を図る。 【構成】 シャッタ機構部が取り付けられた基板18と
一体的に固設された基板19上に、ブレ補正レンズ7、
8および9の駆動機構である偏心基板34等およびアク
チュエータ22が設けられている。特に、アクチュエー
タ22は絞り羽根20、21の前側に配置してある。
ータを簡易な構成で設けるとともに、鏡筒径を極力小さ
くして小型化を図る。 【構成】 シャッタ機構部が取り付けられた基板18と
一体的に固設された基板19上に、ブレ補正レンズ7、
8および9の駆動機構である偏心基板34等およびアク
チュエータ22が設けられている。特に、アクチュエー
タ22は絞り羽根20、21の前側に配置してある。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、手ブレ防止装置付きカ
メラに関するものである。
メラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の手ブレ防止装置付きカメ
ラとして、絞りの直後のレンズ群を偏心駆動することに
より、像面の像ブレを防止する防振光学系を有する単焦
点交換レンズを装着する一眼レフカメラが知られてい
る。この交換レンズは、絞りの後方にブレ補正レンズを
偏心駆動するための駆動機構およびアクチュエータが設
けられている。
ラとして、絞りの直後のレンズ群を偏心駆動することに
より、像面の像ブレを防止する防振光学系を有する単焦
点交換レンズを装着する一眼レフカメラが知られてい
る。この交換レンズは、絞りの後方にブレ補正レンズを
偏心駆動するための駆動機構およびアクチュエータが設
けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述した従来
の手ブレ防止装置付きカメラでは、絞りの後方の基板に
ブレ補正レンズを偏心駆動するための駆動機構およびア
クチュエータが設けられているので、下記問題点があ
る。まず、ズームレンズ付レンズシャッタカメラに適用
した場合には、レンズシャッタユニットがズーミングに
応じて光軸方向に移動するので、ブレ補正レンズの駆動
機構およびアクチュエータを取り付けたユニットもズー
ミングに応じて光軸方向に移動できることが必要になる
ために、構造が複雑になりカメラが大型化しかつコスト
高となってしまう。
の手ブレ防止装置付きカメラでは、絞りの後方の基板に
ブレ補正レンズを偏心駆動するための駆動機構およびア
クチュエータが設けられているので、下記問題点があ
る。まず、ズームレンズ付レンズシャッタカメラに適用
した場合には、レンズシャッタユニットがズーミングに
応じて光軸方向に移動するので、ブレ補正レンズの駆動
機構およびアクチュエータを取り付けたユニットもズー
ミングに応じて光軸方向に移動できることが必要になる
ために、構造が複雑になりカメラが大型化しかつコスト
高となってしまう。
【0004】また、偏心駆動のためのアクチュエータが
設けられるので、鏡筒径がその分大きくなりカメラが大
型化してしまう。
設けられるので、鏡筒径がその分大きくなりカメラが大
型化してしまう。
【0005】本発明の目的は、簡易な構成により、ブレ
補正レンズの駆動機構およびアクチュエータを装着でき
るとともに、偏心駆動のためのアクチュエータがあって
も鏡筒径が大きくならず、小型化を図ることができる手
ブレ防止装置付きカメラを提供することにある。
補正レンズの駆動機構およびアクチュエータを装着でき
るとともに、偏心駆動のためのアクチュエータがあって
も鏡筒径が大きくならず、小型化を図ることができる手
ブレ防止装置付きカメラを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明による手ブレ防止装置付きカメラは、絞り機
構部が取り付けられた基板またはその基板と一体的に設
けられた基板上に、ブレ補正レンズの駆動機構およびア
クチュエータが設けられている構成としてある。
に、本発明による手ブレ防止装置付きカメラは、絞り機
構部が取り付けられた基板またはその基板と一体的に設
けられた基板上に、ブレ補正レンズの駆動機構およびア
クチュエータが設けられている構成としてある。
【0007】また、本発明による手ブレ防止装置付きカ
メラは、絞り羽根の直後のレンズ群を偏心駆動すること
により、像面の像ブレを防止する防振光学系からなる撮
影レンズを有し、前記レンズ群を駆動するアクチュエー
タの少なくとも一部を前記絞り羽根の前側に配置した構
成としてある。
メラは、絞り羽根の直後のレンズ群を偏心駆動すること
により、像面の像ブレを防止する防振光学系からなる撮
影レンズを有し、前記レンズ群を駆動するアクチュエー
タの少なくとも一部を前記絞り羽根の前側に配置した構
成としてある。
【0008】この場合に、前記絞り羽根の光軸方向の位
置を規制し、その絞り羽根の前後に配置された基板のい
ずれか一方にアクチュエータを設け、前記レンズ群を偏
心駆動するためのガイド部材を後の基板に設けたことを
特徴とすることができる。
置を規制し、その絞り羽根の前後に配置された基板のい
ずれか一方にアクチュエータを設け、前記レンズ群を偏
心駆動するためのガイド部材を後の基板に設けたことを
特徴とすることができる。
【0009】また、カメラの振動を検出する振動検出手
段を、前記後の基板に設けたことを特徴とすることがで
きる。さらに、前記絞り羽根は2枚で構成されており、
各絞り羽根の回転中心を結ぶ線と垂直であり前記撮影レ
ンズの光軸を通る軸に対して、前記アクチュエータと前
記絞り羽根の回転中心を略対称に配置したことを特徴と
することができる。
段を、前記後の基板に設けたことを特徴とすることがで
きる。さらに、前記絞り羽根は2枚で構成されており、
各絞り羽根の回転中心を結ぶ線と垂直であり前記撮影レ
ンズの光軸を通る軸に対して、前記アクチュエータと前
記絞り羽根の回転中心を略対称に配置したことを特徴と
することができる。
【0010】
【作用】本発明では、シャッタ機構部が取り付けられた
基板もしくはその基板と一体的に構成された基板上に、
ブレ補正レンズの駆動機構およびアクチュエータ振動検
出手段を設けたので、構造が複雑にならない。
基板もしくはその基板と一体的に構成された基板上に、
ブレ補正レンズの駆動機構およびアクチュエータ振動検
出手段を設けたので、構造が複雑にならない。
【0011】また、絞り羽根の直後のレンズ群を偏心駆
動することにより、像面の像ブレを防止する防振光学系
からなる撮影レンズを有し、そのレンズ群を駆動するア
クチュエータの少なくとも一部を前記絞りの前側、すな
わち最も光線の絞られる部分に配置したので、他の部分
に配置する場合に比較して鏡筒径を小さくすることがで
きる。
動することにより、像面の像ブレを防止する防振光学系
からなる撮影レンズを有し、そのレンズ群を駆動するア
クチュエータの少なくとも一部を前記絞りの前側、すな
わち最も光線の絞られる部分に配置したので、他の部分
に配置する場合に比較して鏡筒径を小さくすることがで
きる。
【0012】
【実施例】以下、図面等を参照して、実施例につき、本
発明を詳細に説明する。図1および図2は、本発明によ
る手ブレ防止装置付きカメラの実施例を示す縦断面図、
図3は、実施例に係るカメラのブレ補正レンズの駆動機
構部を示す平面図である。
発明を詳細に説明する。図1および図2は、本発明によ
る手ブレ防止装置付きカメラの実施例を示す縦断面図、
図3は、実施例に係るカメラのブレ補正レンズの駆動機
構部を示す平面図である。
【0013】この実施例のカメラ1は、図1,図2に示
すように、3群(凸,凸,凹)ズームレンズを有するレ
ンズシャッタカメラであり、図1はワイド状態を示して
おり、図2はテレ状態を示している。
すように、3群(凸,凸,凹)ズームレンズを有するレ
ンズシャッタカメラであり、図1はワイド状態を示して
おり、図2はテレ状態を示している。
【0014】第1群レンズAは、レンズ2、3、4、5
および6により構成され、光軸方向に繰り出しフォーカ
シングを行う。第2群レンズBは、レンズ7、8および
9により構成される。この第2群レンズBは、光軸に垂
直な面内、すなわちフィルム面と平行な方向に偏心可能
であり、偏心することによりフィルム面上の被写体像を
光学性能を良好に保ったままシフトさせることができる
ブレ補正レンズとなる。第3群レンズCは、レンズ1
0、11および12により構成される。
および6により構成され、光軸方向に繰り出しフォーカ
シングを行う。第2群レンズBは、レンズ7、8および
9により構成される。この第2群レンズBは、光軸に垂
直な面内、すなわちフィルム面と平行な方向に偏心可能
であり、偏心することによりフィルム面上の被写体像を
光学性能を良好に保ったままシフトさせることができる
ブレ補正レンズとなる。第3群レンズCは、レンズ1
0、11および12により構成される。
【0015】絞り兼用シャッタ羽根20、21は、基板
18と基板19との間に配置されている。また、シャッ
タ駆動制御機構部16およびフォーカシング駆動制御機
構部17は、基板18に取り付けられている。基板19
は、基板18と一体的に固設されており、第2群レンズ
Bを偏心駆動するためのアクチュエータ22、28(2
8は図1は不図示、図3参照)および後述する偏心基板
14、34等のブレ補正レンズの駆動機構が取り付けら
れている。なお、アクチュエータ22は、基板18に取
り付けられていてもよいし、また、アクチュエータ22
は、少なくとも一部が基板18,19よりも前側に配置
されていることが好ましい。このように、基板19に偏
心駆動機構が取り付けられているので、他の部分に取り
付ける場合に比較して、構造が簡単となる。また、アク
チュエータ22、28が最も光線の絞られる部分に配置
されているので、レンズ鏡筒の径を小さくすることがで
きる。
18と基板19との間に配置されている。また、シャッ
タ駆動制御機構部16およびフォーカシング駆動制御機
構部17は、基板18に取り付けられている。基板19
は、基板18と一体的に固設されており、第2群レンズ
Bを偏心駆動するためのアクチュエータ22、28(2
8は図1は不図示、図3参照)および後述する偏心基板
14、34等のブレ補正レンズの駆動機構が取り付けら
れている。なお、アクチュエータ22は、基板18に取
り付けられていてもよいし、また、アクチュエータ22
は、少なくとも一部が基板18,19よりも前側に配置
されていることが好ましい。このように、基板19に偏
心駆動機構が取り付けられているので、他の部分に取り
付ける場合に比較して、構造が簡単となる。また、アク
チュエータ22、28が最も光線の絞られる部分に配置
されているので、レンズ鏡筒の径を小さくすることがで
きる。
【0016】偏心基板34は、第2群レンズBを偏心さ
せるための基板であり、第2群レンズBは、基板19に
固設されたガイド棒35、36に沿って偏心する。偏心
基板14は、第2群レンズBを偏心基板34と垂直方向
に偏心するための基板であり、第2群レンズBは、偏心
基板34に固設されたガイド棒41、42(図3参照)
に沿って偏心する。
せるための基板であり、第2群レンズBは、基板19に
固設されたガイド棒35、36に沿って偏心する。偏心
基板14は、第2群レンズBを偏心基板34と垂直方向
に偏心するための基板であり、第2群レンズBは、偏心
基板34に固設されたガイド棒41、42(図3参照)
に沿って偏心する。
【0017】また、基板19には、カメラの振動を検出
する振動センサ46(図3参照)および振動センサ47
が取り付けられている。
する振動センサ46(図3参照)および振動センサ47
が取り付けられている。
【0018】図3は、実施例に係るカメラに使用するブ
レ補正レンズの駆動機構部を示す平面図である。図3
は、露出作動前の状態を示しており、この状態では、第
2群レンズBの偏心は0であり、シャッタは閉じてい
る。像ブレは、カメラの振動成分のうちカメラの回転振
動による影響が大きく、シフトによるものは、ほとんど
無視できることが知られている。振動センサ46、47
は、カメラの回転振動を検出するセンサであり、例えば
角速度センサを用いることができる。この振動センサ4
6、47は、各々の長手方向の軸が直交する方向に基板
19上に固設されており、各々長手方向の軸まわりの角
速度を検出する。
レ補正レンズの駆動機構部を示す平面図である。図3
は、露出作動前の状態を示しており、この状態では、第
2群レンズBの偏心は0であり、シャッタは閉じてい
る。像ブレは、カメラの振動成分のうちカメラの回転振
動による影響が大きく、シフトによるものは、ほとんど
無視できることが知られている。振動センサ46、47
は、カメラの回転振動を検出するセンサであり、例えば
角速度センサを用いることができる。この振動センサ4
6、47は、各々の長手方向の軸が直交する方向に基板
19上に固設されており、各々長手方向の軸まわりの角
速度を検出する。
【0019】ガイド棒35、36は、基板19上の突起
19c、19d、19a、19bによって、基板19に
振動センサ46の長手方向の軸と直角に固設されてい
る。偏心基板34は、支持部34a、34b、34cの
貫通孔にガイド棒36、35が摺動自在に嵌合すること
により、基板19に対し振動センサ46の長手方向と直
角方向に移動可能である。
19c、19d、19a、19bによって、基板19に
振動センサ46の長手方向の軸と直角に固設されてい
る。偏心基板34は、支持部34a、34b、34cの
貫通孔にガイド棒36、35が摺動自在に嵌合すること
により、基板19に対し振動センサ46の長手方向と直
角方向に移動可能である。
【0020】ガイド棒41、42は、偏心基板34上の
突起34d、34e、34f、34gによって、振動セ
ンサ47の長手方向と直角に偏心基板34に固設されて
いる。偏心基板14は、支持部14a、14bの貫通孔
にガイド棒41、42が摺動自在に嵌合することによ
り、偏心基板34上で振動センサ47との長手方向と直
角方向に移動可能である。
突起34d、34e、34f、34gによって、振動セ
ンサ47の長手方向と直角に偏心基板34に固設されて
いる。偏心基板14は、支持部14a、14bの貫通孔
にガイド棒41、42が摺動自在に嵌合することによ
り、偏心基板34上で振動センサ47との長手方向と直
角方向に移動可能である。
【0021】カム33は、基板34を駆動するカムであ
って、偏心基板34と基板19との間に張架された引っ
張りバネ37の付勢力によって偏心基板34と当接され
ている。このカム33は、アクチュエータ28と減速ギ
ア29、30、31および32からなる減速ギア系を介
してギア結合されている。したがって、アクチュエータ
28が回転することによりカム33が回転し、これにと
もない基板34はガイド棒35、36に沿って移動する
こととなる。
って、偏心基板34と基板19との間に張架された引っ
張りバネ37の付勢力によって偏心基板34と当接され
ている。このカム33は、アクチュエータ28と減速ギ
ア29、30、31および32からなる減速ギア系を介
してギア結合されている。したがって、アクチュエータ
28が回転することによりカム33が回転し、これにと
もない基板34はガイド棒35、36に沿って移動する
こととなる。
【0022】カム27は、基板14を駆動するカムであ
って、偏心基板14と偏心基板34との間に張架された
引っ張りバネ43の付勢力によって偏心基板14と当接
されている。このカム27は、アクチュエータ22と減
速ギア23、24、25および26からなる減速ギア系
を介しギア結合されている。したがって、アクチュエー
タ22が回転することによりカム27が回転し、これに
ともない基板14はガイド棒41、42に沿って移動さ
せる。
って、偏心基板14と偏心基板34との間に張架された
引っ張りバネ43の付勢力によって偏心基板14と当接
されている。このカム27は、アクチュエータ22と減
速ギア23、24、25および26からなる減速ギア系
を介しギア結合されている。したがって、アクチュエー
タ22が回転することによりカム27が回転し、これに
ともない基板14はガイド棒41、42に沿って移動さ
せる。
【0023】カム33により偏心基板34が駆動されて
も、偏心基板14のカム27との当接面14aはガイド
棒35、36と平行に構成され、かつ偏心基板34の移
動量より大きい長さに構成されているので、偏心基板1
4には偏心基板34の移動にかかわらずカム27のリフ
ト量が正確に伝達される。偏心基板34に固設されたブ
ラシ38と基板19上のプリント板39とによって構成
されるスイッチにより、ガイド棒36と平行な方向のブ
レ補正レンズ位置が検出される。この検出は、偏心0位
置、両端のシフト限界位置の3箇所で行われる。
も、偏心基板14のカム27との当接面14aはガイド
棒35、36と平行に構成され、かつ偏心基板34の移
動量より大きい長さに構成されているので、偏心基板1
4には偏心基板34の移動にかかわらずカム27のリフ
ト量が正確に伝達される。偏心基板34に固設されたブ
ラシ38と基板19上のプリント板39とによって構成
されるスイッチにより、ガイド棒36と平行な方向のブ
レ補正レンズ位置が検出される。この検出は、偏心0位
置、両端のシフト限界位置の3箇所で行われる。
【0024】偏心基板14に固設されたブラシ44と偏
心基板34上のプリント板45とによって構成されるス
イッチにより、ガイド棒41と平行な方向のブレ補正レ
ンズ位置が検出される。この検出は、偏心0位置、両端
のシフト限界位置の3箇所で行われる。偏心基板14、
34を基板19上にガイドし、振動センサ46、47を
基板19に固設しているので、それぞれの振動センサ4
6、47の振動の検出方向と、それぞれの偏心基板1
4、34の駆動方向の精度を向上することができる。
心基板34上のプリント板45とによって構成されるス
イッチにより、ガイド棒41と平行な方向のブレ補正レ
ンズ位置が検出される。この検出は、偏心0位置、両端
のシフト限界位置の3箇所で行われる。偏心基板14、
34を基板19上にガイドし、振動センサ46、47を
基板19に固設しているので、それぞれの振動センサ4
6、47の振動の検出方向と、それぞれの偏心基板1
4、34の駆動方向の精度を向上することができる。
【0025】絞り羽根20、21は、基板18、19と
の間に配置され光軸方向の位置が規制されている。この
絞り羽根20、21は、それぞれ基板18に固設された
ピン48、49によって回動自在に支持されている。ま
た、絞り羽根20、21に設けられたカム孔20a、2
1aにシャッタ機構により駆動される絞り駆動ピン50
が挿入されている。
の間に配置され光軸方向の位置が規制されている。この
絞り羽根20、21は、それぞれ基板18に固設された
ピン48、49によって回動自在に支持されている。ま
た、絞り羽根20、21に設けられたカム孔20a、2
1aにシャッタ機構により駆動される絞り駆動ピン50
が挿入されている。
【0026】絞り羽根20、21の破線と実線で示され
た状態はシャッタ閉状態を示しており、また、絞り、羽
根20、21の一点鎖線で示された状態はシャッタ開状
態を示している。
た状態はシャッタ閉状態を示しており、また、絞り、羽
根20、21の一点鎖線で示された状態はシャッタ開状
態を示している。
【0027】絞り羽根20、21の回転中心であるピン
48、49を結ぶ線X(二点鎖線)と垂直な光軸Z(図
3では点)を通る軸Y(二点鎖線)に対して、アクチュ
エータ22、28が略対称に配置されている。これは、
絞り羽根の作動軌跡外であって、かつ、光軸にできるだ
け近いスペースに配置したことによるものであり、カメ
ラの小型化に寄与する。
48、49を結ぶ線X(二点鎖線)と垂直な光軸Z(図
3では点)を通る軸Y(二点鎖線)に対して、アクチュ
エータ22、28が略対称に配置されている。これは、
絞り羽根の作動軌跡外であって、かつ、光軸にできるだ
け近いスペースに配置したことによるものであり、カメ
ラの小型化に寄与する。
【0028】次に、以上の構成からなるカメラの動作に
ついて説明する。まず、角速度センサ46、47により
カメラの角速度が検出されると、その信号は不図示のア
ンプを介して、不図示のブレ補正演算回路に接続され
る。前記ブレ補正演算回路では、撮影レンズによって結
像されるフィルム面上の被写体像がブレないように、ブ
レ補正レンズの駆動方向、速度が演算される。
ついて説明する。まず、角速度センサ46、47により
カメラの角速度が検出されると、その信号は不図示のア
ンプを介して、不図示のブレ補正演算回路に接続され
る。前記ブレ補正演算回路では、撮影レンズによって結
像されるフィルム面上の被写体像がブレないように、ブ
レ補正レンズの駆動方向、速度が演算される。
【0029】前記ブレ補正演算回路の演算出力によっ
て、アクチュエータ制御回路を介して、アクチュエータ
22、28が駆動され、ブレ補正レンズがシフト駆動さ
れる。なお、角速度センサ46の出力によりアクチュエ
ータ28が駆動され、角速度センサ47の出力によりア
クチュエータ22が駆動される。このとき、アクチュエ
ータ22、28によって偏心0位置へ駆動される動作
は、露出完了後に行われる。
て、アクチュエータ制御回路を介して、アクチュエータ
22、28が駆動され、ブレ補正レンズがシフト駆動さ
れる。なお、角速度センサ46の出力によりアクチュエ
ータ28が駆動され、角速度センサ47の出力によりア
クチュエータ22が駆動される。このとき、アクチュエ
ータ22、28によって偏心0位置へ駆動される動作
は、露出完了後に行われる。
【0030】シフト限界位置スイッチがオンして、シフ
ト限界位置が検出された場合には、アクチュエータが停
止され、逆方向へのシフト信号が入ると再起動される。
ト限界位置が検出された場合には、アクチュエータが停
止され、逆方向へのシフト信号が入ると再起動される。
【0031】
【発明の効果】以上説明のように、本発明によれば、シ
ャッタ機構部が取り付けられた基板またはその基板と一
体的に構成された基板上にブレ補正レンズの駆動機構お
よびアクチュエータを設けたので、レンズ鏡筒の構造が
複雑にならない。また、ブレ補正レンズのアクチュエー
タは、最も光線の絞られる絞り近傍に設けられるので、
レンズ鏡筒の径方向が大型化しない。
ャッタ機構部が取り付けられた基板またはその基板と一
体的に構成された基板上にブレ補正レンズの駆動機構お
よびアクチュエータを設けたので、レンズ鏡筒の構造が
複雑にならない。また、ブレ補正レンズのアクチュエー
タは、最も光線の絞られる絞り近傍に設けられるので、
レンズ鏡筒の径方向が大型化しない。
【図1】本発明による像ブレ補正装置付きカメラの実施
例(ワイド状態)を示した縦断面図である。
例(ワイド状態)を示した縦断面図である。
【図2】本発明による像ブレ補正装置付きカメラの実施
例(テレ状態)を示した縦断面図である。
例(テレ状態)を示した縦断面図である。
【図3】実施例にかかるカメラのブレ補正レンズの駆動
機構部を示す平面図である。
機構部を示す平面図である。
1 レンズシャッタカメラ 14 偏心基板 18 基板 19 基板 22 アクチュエータ 28 アクチュエータ 34 偏心基板
Claims (5)
- 【請求項1】 絞り機構部が取り付けられた基板または
その基板と一体的に設けられた基板上に、ブレ補正レン
ズの駆動機構およびアクチュエータが設けられているこ
とを特徴とするブレ防止装置付きカメラ。 - 【請求項2】 絞り羽根の直後のレンズ群を偏心駆動す
ることにより、像面の像ブレを防止する防振光学系から
なる撮影レンズを有し、 前記レンズ群を駆動するアクチュエータの少なくとも一
部を前記絞り羽根の前側に配置したことを特徴とするブ
レ防止装置付きカメラ。 - 【請求項3】 前記絞り羽根の光軸方向の位置を規制
し、その絞り羽根の前後に配置された基板のいずれか一
方にアクチュエータを設け、 前記レンズ群を偏心駆動するためのガイド部材を後の基
板に設けたことを特徴とする請求項2記載のブレ防止装
置付きカメラ。 - 【請求項4】 カメラの振動を検出する振動検出手段
を、前記後の基板に設けたことを特徴とする請求項3記
載のブレ防止装置付きカメラ。 - 【請求項5】 前記絞り羽根は2枚で構成されており、
各絞り羽根の回転中心を結ぶ線と垂直であり前記撮影レ
ンズの光軸を通る軸に対して、前記アクチュエータと前
記絞り羽根の回転中心を略対称に配置したことを特徴と
する請求項3に記載のブレ防止装置付きカメラ。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3296234A JPH05107620A (ja) | 1991-10-16 | 1991-10-16 | ブレ防止装置付きカメラ |
US08/170,992 US5416558A (en) | 1991-10-16 | 1993-12-21 | Camera with shake preventing apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3296234A JPH05107620A (ja) | 1991-10-16 | 1991-10-16 | ブレ防止装置付きカメラ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05107620A true JPH05107620A (ja) | 1993-04-30 |
Family
ID=17830919
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3296234A Pending JPH05107620A (ja) | 1991-10-16 | 1991-10-16 | ブレ防止装置付きカメラ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05107620A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5930042A (en) * | 1993-12-14 | 1999-07-27 | Nikon Corporation | Optical lens barrel with an optical lens group shiftable perpendicular to and parallel with an optical axis and method of use |
US7519283B2 (en) | 2005-06-15 | 2009-04-14 | Konica Minolta Photo Imaging, Inc. | Barrel unit, image pickup apparatus installed with the same, and method for correcting shake of barrel |
US7548685B2 (en) | 2005-06-21 | 2009-06-16 | Konica Minolta Photo Imaging, Inc. | Rotating device, barrel unit, image sensing apparatus installed with the same |
JP2009169359A (ja) * | 2008-01-21 | 2009-07-30 | Canon Inc | 像振れ補正装置、撮像装置および光学装置 |
JP2010085771A (ja) * | 2008-09-30 | 2010-04-15 | Nidec Copal Corp | 像振れ補正装置及び光量制御装置 |
JP2010085447A (ja) * | 2008-09-29 | 2010-04-15 | Nidec Copal Corp | 像振れ補正装置、撮像レンズユニット、及び光量制御装置 |
-
1991
- 1991-10-16 JP JP3296234A patent/JPH05107620A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5930042A (en) * | 1993-12-14 | 1999-07-27 | Nikon Corporation | Optical lens barrel with an optical lens group shiftable perpendicular to and parallel with an optical axis and method of use |
US7519283B2 (en) | 2005-06-15 | 2009-04-14 | Konica Minolta Photo Imaging, Inc. | Barrel unit, image pickup apparatus installed with the same, and method for correcting shake of barrel |
US7548685B2 (en) | 2005-06-21 | 2009-06-16 | Konica Minolta Photo Imaging, Inc. | Rotating device, barrel unit, image sensing apparatus installed with the same |
JP2009169359A (ja) * | 2008-01-21 | 2009-07-30 | Canon Inc | 像振れ補正装置、撮像装置および光学装置 |
JP2010085447A (ja) * | 2008-09-29 | 2010-04-15 | Nidec Copal Corp | 像振れ補正装置、撮像レンズユニット、及び光量制御装置 |
JP2010085771A (ja) * | 2008-09-30 | 2010-04-15 | Nidec Copal Corp | 像振れ補正装置及び光量制御装置 |
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