JP2000320056A - 床 束 - Google Patents

床 束

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JP2000320056A
JP2000320056A JP11133863A JP13386399A JP2000320056A JP 2000320056 A JP2000320056 A JP 2000320056A JP 11133863 A JP11133863 A JP 11133863A JP 13386399 A JP13386399 A JP 13386399A JP 2000320056 A JP2000320056 A JP 2000320056A
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JP
Japan
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support shaft
floor
foundation concrete
floor bundle
horizontal member
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JP11133863A
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English (en)
Inventor
Noboru Watanabe
昇 渡辺
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TOOTETSU SANGYO KK
Original Assignee
TOOTETSU SANGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 建築構造物において、大引きなどの床用横架
材が上に凸になるように湾曲するのを防止する。 【解決手段】 床束10の支持軸11の下端部に定着板
15を設け、この定着板15を基礎コンクリート1に埋
め込んで固定する。また、支持軸11の上端部に雄ねじ
を形成する。この支持軸11の上端部を大引き(床用横
架材)3の貫通孔3aに貫通させ、上記雄ねじに螺合し
た一対のナット(挟持部材)16,17で大引き3を上
下から挟む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、建築構造物にお
いて、大引きなどの床用横架材を支持するための床束に
関する。
【0002】
【従来の技術】図4は、建築構造物の一例を示したもの
である。建築構造物では、地面に基礎コンクリート1が
敷設されている。基礎コンクリート1の周端部(図にお
いて左端部)は、地面から鉛直に立ち上げられ、この周
端部の上面に土台2が設けられている。この土台2に大
引き(横架材)3の端部が連結されている。大引き3
は、床束4によって水平に支持されている。すなわち、
基礎コンクリート1には、床束4が立設されている。床
束4は、鉛直に延びる支持軸4aを備え、この支持軸4
aの上端部に断面L形状の連結板4bが設けられてい
る。この連結板4bが大引き3の下面と側面とに当てが
われ、木ねじ4cで連結されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記大引き3は、乾燥
に伴って不均一に収縮し、色々な方向に湾曲しようとす
る。そのうち、水平方向への湾曲は、大引き3の上面に
大引き3と直交して水平に設けられた根太5によって阻
止される。また、下に凸になるような湾曲は、床束4に
よって阻止される。しかしながら、床束4は、基礎コン
クリート1の上に立てられているだけであり、基礎コン
クリート1に固定されてはいない。そのため、大引き3
の上への湾曲を阻止することができず、大引き3と一緒
に浮き上がって基礎コンクリート1から離れてしまう。
このような状態では、床上を歩いたりした時に、大引き
3が上下に揺れ、床鳴りが発生してしまう。また、木ね
じ4cに無理な荷重が掛かり、連結板4bが大引き3か
ら外れ易くなる。
【0004】そこで、図5に示すように、基礎コンクリ
ート1と大引き3との間に番線6を架け渡す場合もあ
る。しかし、番線6では、腐食したり大引き3の湾曲力
が強かったりすることによって断線するおそれがある。
また、床束4とは別途に設置する手間がかかるうえ、床
下空間の利用の障害ともなる。本発明は上記事情に鑑み
てなされたものであり、その目的とするところは、大引
きなどの床用横架材を下から支持するだけでなく、横架
材の上への湾曲をも防止できる床束を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
に、第1の発明は、水平に延びる床用横架材と基礎コン
クリートとの間に配置され、鉛直に延びる支持軸により
上記横架材を支持する床束において、上記支持軸の上端
部を上記横架材に移動不能に固定し、上記支持軸の下端
部を上記基礎コンクリートに移動不能に固定したことを
特徴とする。第2の発明は、第1の発明において、上記
支持軸の上端部が上記横架材を貫通しており、この支持
軸の上端部に、その軸線に沿って接近離間可能な一対の
挟持部材を設け、これら挟持部材によって上記横架材を
上下から圧力をもって挟み付けたことを特徴とする。第
3の発明は、第1または第2の発明において、上記支持
軸の下端部が、上記基礎コンクリートに埋め込まれてい
ることを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を、図1
〜図3を参照して説明する。なお、これら図面の建築構
造物において、床束以外の構成については、図4の従来
例と同様であるので、同一符号を付して、説明を簡略化
する。図1は、本発明の第1実施形態を示したものであ
る。床束10は、鉛直に延びる支持軸11を備えてい
る。支持軸11は、下軸12と、上軸13と、これら軸
12,13を連結するターンバックル14とを有してい
る。下軸12の下端部には、水平をなす例えば四角形状
の定着板(定着部材)15が溶接によって固定されてい
る。下軸12の下端部と定着板15とは、基礎コンクリ
ート1に埋め込まれている。
【0007】下軸12の上端部は、雄ねじをなし、ター
ンバックル14の下側部に形成された雌ねじ14aに螺
合されている。一方、上軸13の下端部は、上記下軸1
2の雄ねじと逆ねじをなす雄ねじをなし、ターンバック
ル14の上側部に形成された雌ねじ14bに螺合されて
いる。また、ターンバックル14の中央部の外周には、
工具掛け部14cが設けられている。この工具掛け部1
4cに工具(図示せず)を掛け、ターンバックル14を
回すことによって、上下の軸12,13の間隔を調節す
ることができ、ひいては、支持軸11の全体の長さを伸
縮させることができる。
【0008】上軸13の上端部は、大引き3に形成され
た貫通孔3aを貫通している。この上軸13の上端部
は、雄ねじをなし、この雄ねじに一対のナット16,1
7(挟持部材)が螺合されている。これらナット16,
17は、大引き3をそれぞれ座金18,19を介して上
下から圧力をもって挟み付けている。これによって、床
束10が大引き3に連結(移動不能に固定)され、大引
き3を水平に支持している。下側の座金19は、例えば
四角形状をなし、上側の座金18より十分に大きい。こ
れによって、大引き3を下から支えるための受圧面積が
十分に確保されている。
【0009】上記のように構成された床束10において
は、定着板15が基礎コンクリート1に埋め込まれて移
動不能に固定されている。したがって、大引き3が上に
湾曲しようとして上側のナット16を押しても、このナ
ット16、ひいては支持軸11が押し上げられることは
ない。よって、大引き3が湾曲することはなく、上下に
揺れて床鳴りを引き起こすこともない。また、上軸13
を大引き3に貫通させ、一対のナット16,17で大引
き3を挟んでいるので、床束10と大引き3との強い連
結状態を長く維持することができる。また、基礎コンク
リート1の打設時には、下軸12および定着板15だけ
を設置しておき、養生後に上軸13およびターンバック
ル14を取り付けることができる。
【0010】次に、本発明の第2実施形態を、図2を参
照して説明する。この実施形態に係る床束10Aは、支
持軸11が1本の軸からなっており、その下端部に定着
板15が設けられる一方、上端部が雄ねじをなして、大
引き3を貫通している。この支持軸11の上端部に一対
のナット16,17が螺合されている。
【0011】次に、本発明の第3実施形態を、図3を参
照して説明する。この実施形態に係る床束10Bは、支
持軸11とは別体をなして基礎コンクリート1に埋め込
まれた定着部材15Aを備えている。定着部材15A
は、水平をなす例えば四角形状の定着板15aと、この
定着板15aの上面の中央部に設けられたナット部15
bとを有している。ナット部15bの上端部は、基礎コ
ンクリート1から突出している。このナット部15b
に、雄ねじをなす支持軸11の下端部が螺合されてい
る。この床束10Bによれば、基礎コンクリート1の打
設時には定着部材15Aだけを設置しておき、養生後に
支持軸11を取り付けることができる。
【0012】本発明は、上記実施形態に限定されるもの
でなく、種々の形態を採用可能である。例えば、支持軸
11の上端に挟持部材の一方としてボルト頭部ないしは
フランジ(鍔)を一体に形成し、これをもって上側のナ
ット16に代えてもよい。支持軸11(下軸12)の下
端部に定着板15を設けるのに代えて、支持軸11の下
端部自体を曲げて基礎コンクリート1に埋設、定着させ
てもよい。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように、第1の発明によれ
ば、床束が基礎コンクリートから離れることがないの
で、横架材が上に湾曲するのを防止でき、横架材の揺れ
を無くして床鳴りを防止することができる。第2の発明
によれば、床束と横架材との強い連結状態を長く維持で
きる。第3の発明によれば、支持軸の下端部を基礎コン
クリートに確実に固定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る建築構造物の正面
断面図である。
【図2】本発明の第2実施形態に係る建築構造物の正面
断面図である。
【図3】本発明の第3実施形態に係る建築構造物の正面
断面図である。
【図4】従来の建築構造物の一例を示す正面断面図であ
る。
【図5】従来の建築構造物の他の例を示す正面断面図で
ある。
【符号の説明】
1 基礎コンクリート 3 大引き(床用横架材) 10,10A,10B 床束 11 支持軸 16,17 ナット(挟持部材)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水平に延びる床用横架材と基礎コンクリ
    ートとの間に配置され、鉛直に延びる支持軸により上記
    横架材を支持する床束において、上記支持軸の上端部を
    上記横架材に移動不能に固定し、上記支持軸の下端部を
    上記基礎コンクリートに移動不能に固定したことを特徴
    とする床束。
  2. 【請求項2】 上記支持軸の上端部が上記横架材を貫通
    しており、この支持軸の上端部に、その軸線に沿って接
    近離間可能な一対の挟持部材を設け、これら挟持部材に
    よって上記横架材を上下から圧力をもって挟み付けたこ
    とを特徴とする請求項1に記載の床束。
  3. 【請求項3】 上記支持軸の下端部が、上記基礎コンク
    リートに埋め込まれていることを特徴とする請求項1ま
    たは2に記載の床束。
JP11133863A 1999-05-14 1999-05-14 床 束 Pending JP2000320056A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007177570A (ja) * 2005-12-28 2007-07-12 Sekisui Chem Co Ltd 建物の基礎束、建物の床下構造及び建物

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007177570A (ja) * 2005-12-28 2007-07-12 Sekisui Chem Co Ltd 建物の基礎束、建物の床下構造及び建物
JP4709645B2 (ja) * 2005-12-28 2011-06-22 積水化学工業株式会社 建物の基礎束、建物の床下構造及び建物

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