JP2007177570A - 建物の基礎束、建物の床下構造及び建物 - Google Patents

建物の基礎束、建物の床下構造及び建物 Download PDF

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Abstract

【課題】 床下に立設して床大梁を支持する基礎束を床上から設置可能にすること。
【解決手段】 ユニット建物10の基礎束30であって、束本体31に螺着され、相隣る建物ユニット20の床大梁22が互いになす間隔内に配置される上ボルト32と、上ボルト32の束本体31寄り中間部に固定され、上ボルト32の回転操作による上方への螺動に伴って床大梁22の下面を支持する受具35と、上ボルト32の上端部に取着されて床大梁22の上面を支持する固定具38とを有してなるもの。
【選択図】 図4

Description

本発明は建物の基礎束、建物の床下構造及び建物に関する。
建物の基礎束として、特許文献1に記載の如く、床下に立設される束本体と、束本体の上端部に設けられて建物の床梁の下面を支持する受具とを有するものがある。束本体は、ターンバックル胴を有し、ターンバックル胴の上下の両端に上ボルトと下ボルトを螺着し、上ボルトと下ボルトを互いに逆ねじにし、上ボルトの上端部に上述の受具を設け、下ボルトの下端部にスラブ着座具を固定するように構成される。
施工者は、建物の床下にもぐり、建物の床梁の下面に基礎束の受具をビス、釘等で固定する。ターンバックル胴を回転して束本体の長さを調整することにより、束本体の設置レベルを定める。建物の構築後の床梁のたわみ、振動を防止しようとするものである。
特開2001-115629
特許文献1の基礎束は、設置時に施工者が床下にもぐる必要があり、施工作業性が悪く、施工コストも高い。
本発明の課題は、床下に立設して床梁を支持する基礎束を床上から設置可能にすることにある。
請求項1の発明は、床下に立設される束本体と、束本体に螺着され、床梁の下方から上方に延在する上ボルトと、上ボルトの束本体寄り中間部に固定され、上ボルトの回転操作による上方への螺動に伴って床梁の下面を支持する受具と、上ボルトの上端部に取着されて床梁の上面を支持する固定具とを有してなるようにしたものである。
請求項2の発明は、請求項1の発明において更に、前記上ボルトが相隣る床梁が互いになす間隔内に挿通されるようにしたものである。
請求項3の発明は、請求項1の発明において更に、前記上ボルトが床梁のルーズ孔に挿通されるようにしたものである。
請求項4の発明は、請求項1〜3のいずれかの発明において更に、前記束本体がターンバックル胴を有し、ターンバックル胴の上下の両端に上ボルトと下ボルトを螺着し、上ボルトと下ボルトを互いに逆ねじにするようにしたものである。
請求項5の発明は、請求項1〜3のいずれかの発明において更に、前記上ボルトの上端面に工具係止部を備えてなるようにしたものである。
請求項6の発明は、請求項1〜5のいずれかの発明において更に、前記固定具が上ボルトに挿通される固定板と、上ボルトに螺着して固定板をバックアップするナットとからなるようにしたものである。
請求項7の発明は、請求項6の発明において更に、前記固定板が、上ボルトのための挿通孔まわりに、相隣る床梁が互いになす前記間隔に係入する係入突部を備えてなるようにしたものである。
請求項8の発明は、請求項6の発明において更に、前記固定板が、上ボルトのための挿通孔まわりに、床梁のルーズ孔に係入する係入突部を備えてなるようにしたものである。
請求項9の発明は、請求項6の発明において更に、前記受具が上ボルトに固定される受板と、上ボルトに挿通されて受板の上面と床梁の下面との間に介在するすべり板とからなるようにしたものである。
請求項10の発明は、請求項6の発明において更に、前記受板とすべり板の互いに摺接する面の一方にエンボス部を設けたものである。
請求項11の発明は、請求項6の発明において更に、前記下ボルトの下端部にスラブ着座具を固定してなるようにしたものである。
請求項12の発明は、請求項1〜11のいずれかに記載の基礎束を使用した建物の床下構造である。
請求項13の発明は、請求項1〜11のいずれかに記載の基礎束を使用した建物である。
(請求項1)
(a)基礎束が、床下に立設される束本体と、束本体に螺着され、床梁の下方から上方に延在する上ボルトと、上ボルトの束本体寄り中間部に固定され、上ボルトの回転操作による上方への螺動に伴って床梁の下面を支持する受具と、上ボルトの上端部に取着されて床梁の上面を支持する固定具とを有してなるようにした。従って、束本体を立設した後に床梁の下方から上方に延在する上ボルトを床上から回転操作することにより、上ボルトの中間部に固定されている受具を高さ調整するように上動させて床梁の下面に当て、床梁の設置レベルを調整する。その後、上ボルトの上端部に固定具を取着することにより、床梁を受具と固定具で上下から挟持し、床梁を一定の設置レベルに固定的に支持できる。これにより、床下に立設して床梁を支持する基礎束を床上から設置でき、施工作業性を向上し、施工コストを低減できる。
(請求項2)
(b)上ボルトが相隣る床梁が互いになす間隔内に挿通されることにより、上ボルトを相隣る床梁に安定的に連結し、床梁を一定の設置レベルに安定的に支持できる。
(請求項3)
(c)上ボルトが床梁のルーズ孔に挿通されることにより、上ボルトを床梁に安定的に連結し、床梁を一定の設置レベルに安定的に支持できる。
(請求項4)
(d)束本体がターンバックル胴を有し、ターンバックル胴の上下の両端に上ボルトと下ボルトを螺着し、上ボルトと下ボルトを互いに逆ねじにするようにした。従って、ユニット建物の構築後の万が一の不同沈下時等に、床下からターンバックル胴を回転して束本体の長さを調整することにより、床梁の設置レベルを修正することもできる。
(請求項5)
(e)上ボルトの上端面に工具係止部を備えることにより、上ボルトを床上から簡易確実に回転操作できる。
(請求項6)
(f)上ボルトに挿通される固定板と、上ボルトに螺着して固定板をバックアップするナットとにより、上ボルトの上端部に取着される固定具を簡易に構成できる。
(請求項7)
(g)上述(f)の固定板が、上ボルトのための挿通孔まわりに、相隣る建物ユニットの床梁が互いになす間隔に係入する係入突部を備えることにより、上ボルトが相隣る床梁の間隔内でぐらつくことを防止し、ひいては束本体の立設状態を安定強固にできる。
(請求項8)
(h)上述(f)の固定板が、上ボルトのための挿通孔まわりに、床梁のルーズ孔に係入する係入突部を備えることにより、上ボルトが床梁のルーズ孔内でぐらつくことを防止し、ひいては束本体の立設状態を安定強固にできる。
(請求項9)
(i)上ボルトの中間部に固定される受具が上ボルトに固定される受板と、上ボルトに挿通されて受板の上面と床梁の下面との間に介在するすべり板とからなるようにした。従って、床上から上ボルトを回転操作したとき、上ボルトに固定の受板をすべり板に対してすべらせて回転容易にし、受板の高さ調整が容易になる。
(請求項10)
(j)上述(h)の受板とすべり板の互いに摺接する面の一方にエンボス部を設けたことにより、受板をすべり板に対して更にすべり易くし、受板の高さ調整が一層容易になる。
(請求項11)
(k)下ボルトの下端部にスラブ着座具を固定してなることにより、束本体を床下に安定的に立設できる。
(請求項12)
(l)建物の床下構造に使用される基礎束において、上述(a)〜(k)を実現できる。
(請求項13)
(m)建物に使用される基礎束について、上述(a)〜(k)を実現できる。
図1は実施例1のユニット建物を構成するように据付けられて相隣る建物ユニットを示す平面図、図2は建物ユニットを示す斜視図、図3は建物ユニットの床構造を示す断面図、図4は基礎束を示す正面図、図5は図4の平面図、図6は上ボルトと受板を示す斜視図、図7は基礎束の設置手順を示す施工工程図、図8は基礎束の変形例を示す正面図、図9は実施例2の基礎束を示す正面図、図10は図9の平面図、図11は実施例3の基礎束を示す正面図、図12は図11の平面図である。
(実施例1)
ユニット建物10は、図1に示す如く、コンクリートスラブ1(図4)の上に鋼製基礎11等を設置し、複数の建物ユニット20をそれら鋼製基礎11の上に据付けて構築される。尚、基礎11は、鋼製基礎でなく、RCの通常基礎であっても良い。
建物ユニット20は、柱21、床大梁22、天井梁23を箱形に接続した骨組構造体である。本実施例の建物ユニット20は、図2、図3に示す如く、4本の角鋼管製柱21の下端部間に形鋼製床大梁22を架け渡し、それら柱21の上端部間に形鋼製天井大梁23を架け渡して構成される。相対する長辺側の床大梁22には複数本の床小梁22Aが支持され、それら床小梁22Aの上には複数本の床根太22Bが支持され、それら床根太22Bの上には床板22Cが貼り設けられる。相対する長辺側の天井大梁23には複数本の天井根太23Aが支持され、それら天井根太23Aの下には天井板23Bが貼り設けられる。
ユニット建物10の構築後の各建物ユニット20の床大梁22のたわみ、振動を防止するため、各建物ユニット20の床大梁22の中間部は鋼製基礎束30により支持される。基礎束30は、コンクリートスラブ1の上に設置され、以下の如くに構成される。
基礎束30は、図4、図5に示す如く、コンクリートスラブ1の上に立設される束本体31Aを有する。束本体31は、鋼製ターンバックル胴31Aを有し、ターンバックル胴31Aの上下の両端に上ボルト32と下ボルト33を螺着し、上ボルト32と下ボルト33を互いに逆ねじにしている。
上ボルト32は束本体31たるターンバックル胴31Aに螺着され、束本体31の立設後に据付けられて相隣る建物ユニット20、20の床大梁22が互いになす間隔内に配置される。また、下ボルト33の下端部には鋼製円板等スラブ着座具34が溶接又はかしめ等により固定され、スラブ着座具34はコンクリートビス34Aや接着剤等でコンクリートスラブ1に固定される。
基礎束30は、上ボルト32のターンバックル胴31A寄り中間部に固定され、上ボルト32の回転操作による上方への螺動に伴って床大梁22の下フランジの下面に当たってこれを支持する受具35を有する。上ボルト32の頂部上端面には、六角レンチ等が係止し得る六角切込孔等の工具係止部32Aが設けられる。
受具35は上ボルト32に溶接又はかしめ等により固定される鋼製円板等の受板36と、上ボルト32に相対回転可能に挿通されて受板36の上面と床大梁22の下フランジの下面との間に介在する鋼製円板等のすべり板37とからなる。受板36とすべり板37の互いに摺接する面の一方、本実施例では受板36の上面の周方向複数位置には、図6に示す如く、半球状エンボス部36Aが設けられる。
基礎束30は、上ボルト32の上端部に取着されて床大梁22の上フランジの上面に当たってこれを支持する固定具38を有する。固定具38は上ボルト32に挿通される鋼製四角板等の固定板39と、上ボルト32に螺着して固定板39をバックアップするナット40とからなる。固定板39はビス39A等により床大梁22の上フランジに締結固定される。
以下、基礎束30の設置手順について説明する(図7)。
(1)束本体31の下ボルト33に設けられているスラブ着座具34をコンクリートスラブ1に固定する(図7(A))。
(2)ユニット建物10において、相隣る各建物ユニット20のコーナー部を鋼製基礎11の上に据付ける。上述(1)の束本体31に螺着されている上ボルト32がそれら建物ユニット20の床大梁22の中間部が形成する間隔内に配置され、床大梁22の下方から上方に延在する(図7(B))。
(3)上ボルト32の工具係止部32Aに六角レンチ等を係止して上ボルト32を床上から回転操作し、上ボルト32の中間部に固定されている受具35を高さ調整するように上動させて床大梁22の下面に当て、床大梁22の設置レベルを調整する。受具35の受板36がすべり板37を介して床大梁22の下面に当たる(図7(C))。
(4)上ボルト32の上端部に固定具38(固定板39とナット40)を取着する(図7(D))。床大梁22が受具35と固定具38で上下から挟持され、床大梁22を一定の設置レベルに固定的に支持する。
尚、ユニット建物10の構築後に床大梁22の設置レベルを調整する必要を生じたときには、床下にもぐる作業者によりターンバックル胴31Aを回転して束本体31(上ボルト32、下ボルト33)の長さを調整することにより、床大梁22の設置レベルを修正できる。
本実施例によれば以下の作用効果を奏する。
(a)基礎束30が、床下に立設される束本体31と、束本体31に螺着され、相隣る建物ユニット20の床大梁22が互いになす間隔内に配置される上ボルト32と、上ボルト32の束本体31寄り中間部に固定され、上ボルト32の回転操作による上方への螺動に伴って床大梁22の下面を支持する受具35と、上ボルト32の上端部に取着されて床大梁22の上面を支持する固定具38とを有してなるようにした。従って、束本体31を立設した後に相隣る建物ユニット20を据付け、それら建物ユニット20の間隔内に配置されてそれらの床大梁22に安定的に連結されることになる上ボルト32を床上から回転操作することにより、上ボルト32の中間部に固定されている受具35を高さ調整するように上動させて床大梁22の下面に当て、床大梁22の設置レベルを調整する。その後、上ボルト32の上端部に固定具38を取着することにより、床大梁22を受具35と固定具38で上下から挟持し、床大梁22を一定の設置レベルに安定的かつ固定的に支持できる。これにより、床下に立設して床大梁22を支持する基礎束30を床上から設置でき、施工作業性を向上し、施工コストを低減できる。
(b)束本体31がターンバックル胴31Aを有し、ターンバックル胴31Aの上下の両端に上ボルト32と下ボルト33を螺着し、上ボルト32と下ボルト33を互いに逆ねじにするようにした。従って、ユニット建物10の構築後の万が一の不同沈下時等に、床下からターンバックル胴31Aを回転して束本体31の長さを調整することにより、床大梁22の設置レベルを修正することもできる。
(c)上ボルト32の上端面に工具係止部32Aを備えることにより、上ボルト32を床上から簡易確実に回転操作できる。
(d)上ボルト32に挿通される固定板39と、上ボルト32に螺着して固定板39をバックアップするナット40とにより、上ボルト32の上端部に取着される固定具38を簡易に構成できる。
(e)上ボルト32の中間部に固定される受具35が上ボルト32に固定される受板36と、上ボルト32に挿通されて受板36の上面と床大梁22の下面との間に介在するすべり板37とからなるようにした。従って、床上から上ボルト32を回転操作したとき、上ボルト32に固定の受板36をすべり板37に対してすべらせて回転容易にし、受板36の高さ調整が容易になる。
(f)上述(e)の受板36とすべり板37の互いに摺接する面の一方にエンボス部36Aを設けたことにより、受板36をすべり板37に対して更にすべり易くし、受板36の高さ調整が一層容易になる。
(g)下ボルト33の下端部にスラブ着座具34を固定してなることにより、束本体31を床下に安定的に立設できる。
(h)ユニット建物10の床下構造に使用される基礎束30について、上述(a)〜(g)を実現できる。
(i)ユニット建物10に使用される基礎束30について、上述(a)〜(g)を実現できる。
図8の変形例は、上ボルト32の上端部に取着される固定具38の固定板39が、上ボルト32のための挿通孔51まわりに、相隣る建物ユニット20、20の床大梁22が互いになす間隔に係入する係入突部52を備えるようにしたことにある。係入突部52は、固定板39の下面の挿通孔51まわりに溶接等される環状体により構成できる他、固定板39の挿通孔51まわりで相対する2点を切欠いて折曲げた折曲げ片等により構成できる。上ボルト32に挿通されて相隣る床大梁22の上面に載置された固定板39の係入突部52は、一方の床大梁22のウエブ外面と、他方の床大梁22のウエブ外面の双方に相対する。これによれば、上ボルト32が相隣る床大梁22、22の間隔内でぐらつくことを防止し、ひいては束本体31の立設状態を安定強固にできる。
(実施例2)
図9、図10の実施例2は、実施例1におけると同様の基礎束30により、ユニット建物10の相隣る床大梁22に限定されない、一般建物又はユニット建物10の単独の鉄骨床梁101を一定の設置レベルに支持するものである。
基礎束30は、実施例1におけると実質的に同様に構成され、束本体31、上ボルト32、下ボルト33、スラブ着座具34、受具35、受板36、すべり板37、固定具38、固定板39、ナット40を有し、以下の如くに設置される。尚、受具35、受板36、すべり板37、固定板39は床梁101のフランジ巾に適合するサイズに設定される。
(1)束本体31の下ボルト33に設けられているスラブ着座具34をコンクリートスラブ1に固定する。
(2)建物の床梁101が設置され、上述(1)の束本体31に螺着されている上ボルト32が床梁101の上下のフランジのルーズ孔102に挿通される。
(3)上ボルト32の工具係止部32Aに六角レンチ等を係止して上ボルト32を床上から回転操作し、上ボルト32の中間部に固定されている受具35を高さ調整するように上動させて床梁101の下フランジの下面に当て、床梁101の設置レベルを調整する。受具35の受板36がすべり板37を介して床梁101の下フランジの下面に当たる。
(4)上ボルト32の上端部に固定具38(固定板39とナット40)を取着する。床梁101が受具35と固定具38で上下から挟持され、床梁101を一定の設置レベルに固定的に支持する。固定板39はビス39A等により床梁101の上フランジに締結固定される。
尚、建物の構築後に床梁101の設置レベルを調整する必要を生じたときには、床下にもぐる作業者によりターンバックル胴31Aを回転して束本体31(上ボルト32、下ボルト33)の長さを調整することにより、床梁101の設置レベルを修正できる。
本実施例によれば、実施例1の(a)〜(i)の作用効果と実質的に同一の作用効果を奏する。尚、実施例2では、上ボルト32が床梁101のルーズ孔102に挿通されることにより、上ボルト32を床梁101に安定的に連結し、床梁101を一定の設置レベルに安定的に支持できる。
実施例2において、固定板39が、上ボルト32のための挿通孔まわりに、床梁101のルーズ孔102に係入する係入突部を備えるものとすれば、上ボルト32が床梁101のルーズ孔102内でぐらつくことを防止し、ひいては束本体31の立設状態を安定強固にできる。
(実施例3)
図11、図12の実施例3は、実施例1におけると同様の基礎束30により、ユニット建物10の相隣る床大梁22に限定されない、一般建物の単独の木製土台201(ALCスラブ等でも同じ)を一定の設置レベルに支持するものである。
基礎束30は、実施例1におけると実質的に同様に構成され、束本体31、上ボルト32、下ボルト33、スラブ着座具34、受具35、受板36、すべり板37、固定具38、固定板39、ナット40を有し、以下の如くに設置される。尚、受具35、受板36、すべり板37、固定板39は木製土台201の巾に適合するサイズ設定される。
(1)束本体31の下ボルト33に設けられているスラブ着座具34をコンクリートスラブ1に固定する。
(2)建物の木製土台201が設置され、上述(1)の束本体31に螺着されている上ボルト32が木製土台201のルーズ孔202に挿通される。
(3)上ボルト32の工具係止部32Aに六角レンチ等を係止して上ボルト32を床上から回転操作し、上ボルト32の中間部に固定されている受具35を高さ調整するように上動させて木製土台201の下面に当て、木製土台201の設置レベルを調整する。受具35の受板36がすべり板37を介して木製土台201の下面に当たる。
(4)上ボルト32の上端部に固定具38(固定板39とナット40)を取着する。木製土台201が受具35と固定具38で上下から挟持され、木製土台201を一定の設置レベルに固定的に支持する。
尚、建物の構築後に木製土台201の設置レベルを調整する必要を生じたときには、床下にもぐる作業者によりターンバックル胴31Aを回転して束本体31(上ボルト32、下ボルト33)の長さを調整することにより、木製土台201の設置レベルを修正できる。
本実施例によれば、実施例1の(a)〜(i)の作用効果と実質的に同一の作用効果を奏する。尚、実施例3では、上ボルト32が木製土台201のルーズ孔202に挿通されることにより、上ボルト32を木製土台201に安定的に連結し、木製土台201を一定の設置レベルに安定的に支持できる。
実施例3において、固定板39が、上ボルト32のための挿通孔まわりに、木製土台201のルーズ孔202に係入する係入突部を備えるものとすれば、上ボルト32が木製土台201のルーズ孔202内でぐらつくことを防止し、ひいては束本体31の立設状態を安定強固にできる。
以上、本発明の実施例を図面により記述したが、本発明の具体的な構成はこの実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。
図1はユニット建物を構成するように据付けられて相隣る建物ユニットを示す平面図である。 図2は建物ユニットを示す斜視図である。 図3は建物ユニットの床構造を示す断面図である。 図4は基礎束を示す正面図である。 図5は図4の平面図である。 図6は上ボルトと受板を示す斜視図である。 図7は基礎束の設置手順を示す施工工程図である。 図8は基礎束の変形例を示す正面図である。 図9は実施例2の基礎束を示す正面図である。 図10は図9の平面図である。 図11は実施例3の基礎束を示す正面図である。 図12は図11の平面図である。
符号の説明
10 ユニット建物
20 建物ユニット
22 床大梁
30 基礎束
31 束本体
31A ターンバックル胴
32 上ボルト
32A 工具係止部
33 下ボルト
34 スラブ着座具
35 受具
36 受板
36A エンボス部
37 すべり板
38 固定具
39 固定板
40 ナット
51 挿通孔
52 係入突部
101 床梁
102 ルーズ孔
201 木製土台
202 ルーズ孔

Claims (13)

  1. 床下に立設される束本体と、
    束本体に螺着され、床梁の下方から上方に延在する上ボルトと、
    上ボルトの束本体寄り中間部に固定され、上ボルトの回転操作による上方への螺動に伴って床梁の下面を支持する受具と、
    上ボルトの上端部に取着されて床梁の上面を支持する固定具とを有してなる建物の基礎束。
  2. 前記上ボルトが相隣る床梁が互いになす間隔内に挿通される請求項1に記載の建物の基礎束。
  3. 前記上ボルトが床梁のルーズ孔に挿通される請求項1に記載の建物の基礎束。
  4. 前記束本体がターンバックル胴を有し、ターンバックル胴の上下の両端に上ボルトと下ボルトを螺着し、上ボルトと下ボルトを互いに逆ねじにする請求項1〜3のいずれかに記載の建物の基礎束。
  5. 前記上ボルトの上端面に工具係止部を備えてなる請求項1〜4のいずれかに記載の建物の基礎束。
  6. 前記固定具が上ボルトに挿通される固定板と、上ボルトに螺着して固定板をバックアップするナットとからなる請求項1〜5のいずれかに記載の建物の基礎束。
  7. 前記固定板が、上ボルトのための挿通孔まわりに、相隣る床梁が互いになす前記間隔に係入する係入突部を備えてなる請求項6に記載の建物の基礎束。
  8. 前記固定板が、上ボルトのための挿通孔まわりに、床梁のルーズ孔に係入する係入突部を備えてなる請求項6に記載の建物の基礎束。
  9. 前記受具が上ボルトに固定される受板と、上ボルトに挿通されて受板の上面と床梁の下面との間に介在するすべり板とからなる請求項1〜8のいずれかに記載の建物の基礎束。
  10. 前記受板とすべり板の互いに摺接する面の一方にエンボス部を設けた請求項9に記載の建物の基礎束。
  11. 前記下ボルトの下端部にスラブ着座具を固定してなる請求項2〜10のいずれかに記載の建物の基礎束。
  12. 請求項1〜11のいずれかに記載の基礎束を使用した建物の床下構造。
  13. 請求項1〜11のいずれかに記載の基礎束を使用した建物。
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