JP2000318271A - プリンタ - Google Patents

プリンタ

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JP2000318271A
JP2000318271A JP11132162A JP13216299A JP2000318271A JP 2000318271 A JP2000318271 A JP 2000318271A JP 11132162 A JP11132162 A JP 11132162A JP 13216299 A JP13216299 A JP 13216299A JP 2000318271 A JP2000318271 A JP 2000318271A
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JP
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condition data
print condition
printing
cartridge
printer
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JP11132162A
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English (en)
Inventor
Nobuo Katsuma
伸雄 勝間
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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  • Record Information Processing For Printing (AREA)
  • Handling Of Sheets (AREA)
  • Handling Of Cut Paper (AREA)
  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録紙カートリッジのメモリからプリント条
件データを読み出せない場合やプリント条件データに誤
りがある場合にも支障なくプリントを行う。 【解決手段】 記録紙カートリッジ2にはプリント条件
データが記憶されたEEPROM24が設けられてい
る。記録紙カートリッジ2がプリンタ1に装着される
と、EEPROM24からプリント条件データが読み出
される。正常に読み出せた場合には、このプリント条件
データに基づいてプリントが行われ、接点が汚れていて
データが読み出せない場合やデータに誤りがある場合に
は、プリンタ1に設けられたEEPROM67から前回
のプリント条件データが読み出されてプリントが行われ
る。前回のプリント条件データがEEPROM67に記
憶されていない場合には、EEPROM67に予め記憶
されているデフォルトのプリント条件データに基づいて
プリントが行われる。用いられたプリント条件データは
次回のプリントのためにEEPROM24,67に記憶
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、メモリ手段を備え
た記録紙カートリッジを用いて記録紙に画像を記録する
プリンタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】デジタルカメラ等で撮像した画像をプリ
ントする各種プリンタが市販されている。このようなプ
リンタにおいては、給紙を効率良く行うために、記録紙
カートリッジを用いている。記録紙カートリッジには、
10〜20枚程度の記録紙が収納されている。この記録
紙カートリッジはプリンタに直接に又は給紙カセットを
介して間接に装填される。そして、給紙ローラにより、
記録紙カートリッジの給紙開口から記録紙が1枚ずつ引
き出され、これにプリントが行われる。
【0003】また、記録紙の裏面等にバーコード等を設
けて、記録紙の感度特性やサイズ等の記録紙情報が読み
取れるようにし、プリンタ側がプリント時の条件データ
(以下プリント条件データという)として用いることが
できるようにした記録紙カートリッジが種々提案されて
いる。しかしながら、バーコードを設ける場合には、バ
ーコードラベルを作成しこれを貼り付ける作業や、バー
コードを直接に記録する作業が必要になる。しかも、プ
リンタでは、これらバーコードを読み取るために、アレ
イ型のセンサを設けたり、このセンサを可動させる機構
が必要になり、装置構成が複雑になるという問題があ
る。
【0004】ところで、近年の半導体技術の進歩によ
り、EEPROMなどの不揮発性半導体メモリが安価に
手に入るようになってきている。このメモリを用いる
と、バーコード等に比べて伝達可能な情報量を増やすこ
とができるので、本出願人は、バーコードラベルに代え
て、メモリを内蔵させた記録紙カートリッジを提案して
いる。しかも、メモリを用いたものでは、センサー等を
用いてプリント条件データを読み出す必要がなく、電気
接点を介して接続することで簡単にプリント条件データ
を読み取ることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
なメモリを用いた記録紙カートリッジでは、メモリの電
気接点に汚れが付着して、メモリからプリント条件デー
タが読み取れなくなることがある。また、メモリに記憶
されているプリント条件データが壊れていて用いること
ができないこともある。このような場合には、記録紙カ
ートリッジを別のものと交換するか、マニュアルでプリ
ント条件データをプリンタに入力する必要があった。
【0006】本発明は上記課題を解決するためのもので
あり、記録紙カートリッジのメモリからプリント条件デ
ータを読み出せない場合やプリント条件データに誤りが
ある場合にも支障なくプリントすることができるプリン
タを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のプリンタは、第1のプリント条件データが
記憶されたカートリッジ側メモリ手段を備える記録紙カ
ートリッジを用い、記録紙に画像を記録するプリンタに
おいて、第2のプリント条件データを記憶するプリンタ
側メモリ手段と、前記第1のプリント条件データまたは
第2のプリント条件データに基づいてプリントを行う制
御手段とからなるものである。また、前記第2のプリン
ト条件データは、前回のプリント条件データまたはデフ
ォルトのプリント条件データであるものである。
【0008】また、前記制御手段は、前記カートリッジ
側メモリ手段から第1のプリント条件データが読み出せ
ない場合に第2のプリント条件データに基づいてプリン
トを行うものである。また、前記カートリッジ側メモリ
手段から第1のプリント条件データを読み出す際にデー
タに誤りがあるか否かを判別する判別手段を備え、この
判別手段によりデータに誤りが検出された場合には、前
記制御手段は第2のプリント条件データに基づいてプリ
ントを行うものである。
【0009】また、前記制御手段は、プリントに用いた
プリント条件データを前記カートリッジ側メモリ手段に
記憶させるものである。また、前記制御手段は、マニュ
アルによって画質調整を行った場合には、この画質調整
によるプリント条件データを前記カートリッジ側メモリ
手段に記憶させるものである。
【0010】
【発明の実施の形態】図2において、本発明のカラー感
熱プリンタ(以下プリンタという)1に用いられる記録
紙カートリッジ2は、積層された記録紙3とこれを収納
するカートリッジ本体4とから構成されている。記録紙
3は、図3に示すように、支持体5上に、シアン感熱発
色層6,マゼンタ感熱発色層7,イエロー感熱発色層
8,保護層9が順次に層設されている。各感熱発色層6
〜8を発色させるために必要な熱エネルギーは層が深い
ほど大きくなり、シアン感熱発色層6が最も大きく、イ
エロー感熱発色層8が最も小さい。イエロー感熱発色層
8は420nm付近の近紫外線を照射すると、光定着し
て発色能力が失われる。また、マゼンタ感熱発色層7は
365nm付近の紫外線を照射すると、光定着して発色
能力が失われる。シアン感熱発色層6は、通常の取扱で
は発色しないため、光定着性は与えられていない。
【0011】図2に示すように、記録紙3は厚みに応じ
て10〜20枚がカートリッジ本体4内に積層されてい
る。カートリッジ本体4は、プラスチック製の薄型箱状
に構成されており、蓋13を備えている。蓋13は取付
軸14を介してカートリッジ本体4に開閉自在に取り付
けられている。そして、記録紙3が装填された後にカー
トリッジ本体4に蓋13が嵌着され、これがカートリッ
ジ本体4と一体化される。また、カートリッジ本体4の
一端部には給紙口15が形成されている。この給紙口1
5は、カートリッジ本体4と蓋13との合わせ部分に隙
間を設けて形成されている。
【0012】記録紙カートリッジ2内には、給紙ローラ
20、押さえ板21、付勢板22、記録紙分離ローラ対
23、カートリッジ側メモリ手段としてのEEPROM
24が配置されており、押さえ板21と付勢板22とに
より、積層した記録紙3が挟持されている。
【0013】給紙ローラ20は、給紙口15の近くでカ
ートリッジ本体4に、取付軸25により回転自在に配置
されている。また、押さえ板21は、給紙ローラ20の
取付軸25に回転自在に取り付けられている。この押さ
え板21は自重によって下方に付勢されるため、記録紙
3を付勢板22に押しつける。付勢板22は、給紙ロー
ラ20が取り付けられる側とは反対側の端部近くに取付
軸26を介して回動自在に取り付けられており、コイル
バネ27により上方に付勢されている。これにより、付
勢板22にセットされた記録紙3は給紙ローラ20に押
圧される。
【0014】給紙ローラ20の一方の軸端部は、記録紙
カートリッジ2の横から外部に突出しており、この突出
した軸端部には駆動ギヤ(図示せず)が固定されてい
る。駆動ギヤは、プリンタ1に記録紙カートリッジ2が
セットされたときに、プリンタ側のギヤとかみ合う。プ
リンタ側のギヤは、図示しない記録紙搬送モータにより
回転されるため、給紙の際に給紙ローラ20が時計方向
に回転し、記録紙3を給紙口15からプリンタ1に給紙
する。また、記録紙分離ローラ対23は、給紙口15内
に配置されており、上下方向から記録紙3をニップす
る。
【0015】記録紙カートリッジ2内で分離ローラ対2
3の下方には、EEPROM24を有するプリント基板
35が配置されている。EEPROM24には出荷状態
では、収納した記録紙3の感度特性やサイズの情報等の
プリント時に必要なプリント条件データが書き込まれて
いる。
【0016】プリント基板35には接点パターン35a
が形成されており、この接点パターン35aが記録紙カ
ートリッジ2の開口36から露出するようにされてい
る。プリンタ1内には、接点パターン35aに対応する
位置で接触ピン41が突出して形成されている。この接
触ピン41はコイルバネ42で突出方向に付勢されてい
る。したがって、記録紙カートリッジ2が給紙位置にセ
ットされると、接触ピン41が接点パターン35aに接
触し、EEPROM24がプリンタ1のCPU43に接
続される。これにより、EEPROM24に記憶された
プリント条件データがCPU43により読み取られる。
また、記録紙カートリッジ2の給紙位置近傍には、セン
サ44が設けられ、記録紙カートリッジ2の装填が検知
される。
【0017】図4において、プリンタ1には、テレビ受
像機などの外部ディスプレイ45が接続されており、こ
の外部ディスプレイ45にはプリント対象画像などが表
示される。プリンタ1の前面には、その中央部で、記録
紙カートリッジ2の装填口46が設けられている。ま
た、装填口46の上方には排紙口47が設けられてい
る。さらに、左側上部には画像データが記憶されたスマ
ートメディア48の挿入口49、その下側には電源スイ
ッチ50が設けられている。
【0018】記録紙カートリッジ2の装填口46の右側
には、操作パネル40が設けられている。この操作パネ
ル40には、決定キー51と、この決定キー51の上下
左右に配置される4個のカーソルキー52,53,5
4,55と、カーソルキー52〜55の斜め上方に配置
されるプリントキー56,取消キー57及び画質調整キ
ー58とが設けられている。
【0019】カーソルキー52〜55は、外部ディスプ
レイ45に表示されるカーソルを各向きに移動させるも
のである。決定キー51は、カーソルで特定されたコマ
やプリント枚数などを確定する際に用いられる。プリン
トキー56は、画質調整等が終了した後に押され、これ
によりプリントが開始される。取消キー57は誤ったキ
ー入力等を取り消す場合に使用され、これを1回押すこ
とで、操作直前の状態に戻すことができる。画質調整キ
ー58はプリント対象画像の画質をマニュアル調整する
際に押される。
【0020】図1において、CPU43には、前記セン
サ44,外部ディスプレイ45,操作パネル40の他、
プリンタ側メモリ手段としてのEEPROM67,ワー
クメモリとして用いられるRAM68,スマートメディ
ア48から入力された画像データを書き込むフレームメ
モリ71,演算回路72及び電圧調整器75が接続され
ている。
【0021】EEPROM67には、記録紙カートリッ
ジ2のEEPROM24から読み出されたプリント条件
データの他、ユーザーがマニュアルで調整した画質調整
データもプリント条件データとして記憶される。また、
EEPROM67には、予めデフォルトのプリント条件
データが記憶されており、EEPROM24からプリン
ト条件データが読み出せない場合等に用いられる。
【0022】フレームメモリ71には、演算回路72,
ヘッドドライバ73を介してサーマルヘッド74が接続
されている。演算回路72は、EEPROM24から読
み出された感熱発色層6〜8毎の感度特性に応じて設定
された補正データ(Y(SENSE) ,M(SENSE) ,C(SENS
E) )により、次のような演算式1でヘッド印加電圧Y
(VOLTAGE) ,M(VOLTAGE) ,C(VOLTAGE) を求める。な
お、各補正データには、例えば0〜15の16段階があ
り、標準的な記録紙では、センター値である8段目の補
正データが用いられる。また、演算式1中のY(ORIGINA
L),M(ORIGINAL),C(ORIGINAL)は、フレームメモリ7
1から読み出された画像データを標準的な記録紙で記録
する場合の基準となるヘッド印加電圧である。
【0023】
【数1】Y(VOLTAGE) =Y(ORIGINAL)+Y(SENSE) M(VOLTAGE) =M(ORIGINAL)+M(SENSE) C(VOLTAGE) =C(ORIGINAL)+C(SENSE)
【0024】電圧調整器75は、演算回路72で算出さ
れたヘッド印加電圧Y(VOLTAGE) ,M(VOLTAGE) ,C(V
OLTAGE) に基づいて駆動され、感熱発色層6〜8毎にサ
ーマルヘッド74への印加電圧を調整する。
【0025】このように構成されたプリント1の作用を
図5,図6及び図7を参照して説明する。先ず電源を投
入してからプリンタ1の装填口4に記録紙カートリッジ
2を挿入して給紙位置にセットすると、センサ44から
カートリッジ検出信号がCPU43に入力されるととも
に、接触ピン41が接点パターン35aに接触し、EE
PROM24がプリンタ1のCPU43に接続される。
センサ44からカートリッジ検出信号を受けたCPU4
3は、記録紙カートリッジ2のEEPROM24からプ
リント条件データを読み取る。なお、記録紙カートリッ
ジ2の検出は、センサ44による他に、EEPROM2
4のデータ読み出しが可能か否かによって行ってもよ
い。
【0026】CPU43は、EEPROM24からプリ
ント条件データを読み取る際に、パリティチェックを行
ってデータに誤りがあるか否かを検査する。データに誤
りがある場合には、CPU43内のレジスタにエラーフ
ラグをセットする。また、接点パターン35aが汚れて
いる等の理由からEEPROM24からデータを読み取
れない場合にも、エラーフラグをセットする。
【0027】CPU43は、エラーフラグがセットされ
ると、EEPROM67から前回に用いたプリント条件
データを読み出して、RAM68にセットする。また、
前回のプリント条件データがEEPROM67に記憶さ
れていない場合には、EEPROM67からデフォルト
のプリント条件データを読み出して、RAM68にセッ
トする。そして、CPU43は、RAM68にセットさ
れたプリント条件データを記録紙カートリッジ2のEE
PROM24に書き込む。この時、EEPROM24の
メモリ空き領域が足りなくてEEPROM24への書き
込みが行えない場合には、CPU43はEEPROM2
4が不良であることを示すメモリ不良フラグをセットす
る。
【0028】EEPROM24から正常にプリント条件
データが読み取れた場合には、このプリント条件データ
がRAM68に読み込まれるとともに、エラーフラグの
リセットが行われる。次に、CPU43の指令信号によ
り演算回路72が、RAM68にセットされたプリント
条件データを読み込んで、演算式1によりヘッド印加電
圧Y(VOLTAGE) ,M(VOLTAGE) ,C(VOLTAGE) を算出す
る。なお、マニュアル操作によってプリント条件データ
を変更して画質調整を行うことができるが、プリント結
果を見てから、画質が良好でない場合に行う。
【0029】一方、スマートメディア48を挿入口49
に差し込むと、スマートメディア48から必要なコマの
画像データが読み出され、フレームメモリ71に書き込
まれる。これにより、外部ディスプレイ45に、図8に
示すようなメニュー画面77が表示される。このメニュ
ー画面77は、プリント対象コマの指定エリア78と、
プリント対象画像の表示エリア79と、プリント枚数の
指定エリア80とから構成されている。このメニュー画
面77でプリント対象コマの指定とプリント枚数の入力
とを行う。
【0030】プリント対象コマの指定エリア78には、
スマートメディア48に記憶されている各コマの画像が
縮小コマ81として表示される。この中から、カーソル
キー52〜55を押して、プリント対象コマを特定す
る。カーソル枠82で指定されているコマは、その周囲
が例えば画面の背景色と異なる例えば青色に変わる。そ
して、カーソルキー52〜55を押すことで、カーソル
枠82を移動させ、カーソル枠82がプリント対象コマ
の縮小コマ81に移動したときに、決定キー51を押す
ことで、カーソル枠82で指示されたコマがプリント対
象コマとして選択される。
【0031】次に、プリント枚数を入力する。プリント
枚数表示枠83はデフォルトでは「1」として表示さ
れ、増やす場合には、数字の横の上向き三角ボタン84
を押すことにより、「2」,「3」・・・のように変え
ることができる。また、プリント枚数を減らすときに
は、下向き三角ボタン85を押す。この後、プリントキ
ー56を操作することで、表示エリア79に表示された
プリント対象画像が記録紙3のプリントエリアに3色面
順次で記録される。この記録に際して、演算回路72に
よって算出されたヘッド印加電圧Y(VOLTAGE) ,M(VOL
TAGE) ,C(VOLTAGE) に基づいて電圧調整器75が駆動
され、感熱発色層6〜8毎の感度特性に応じてサーマル
ヘッド74に印加される熱エネルギーが変更される。
【0032】プリント処理が終了すると、プリント処理
に用いられたプリント条件データは、次回のプリント処
理に用いるため、メモリ不良フラグがセットされている
場合には、プリンタ側のEEPROM67のみに、また
メモリ不良フラグがセットされていない場合には、カー
トリッジ側のEEPROM24とプリンタ側のEEPR
OM67の両方に書き込まれる。
【0033】プリント結果を見てプリント画像の画質が
良好でない場合には、画質調整キー58を押す。これに
より、図7に示すように、外部ディスプレイ45に項目
選択メニューの画面59が表示される。画面59には、
3個の項目1(色の濃さ調整),項目2(明るさ調
整),項目3(終了)が縦に並んで表示される。これら
の項目を選択するには、カーソルキー52,53を押し
て、カーソル枠60を項目1〜3のいずれか1個に重ね
て決定キー51を押す。
【0034】例えば、プリント画像の明るさを調整した
い場合には、項目2を選択する。これにより、外部ディ
スプレイ45に明るさ調整の画面61が表示される。デ
フォルトでは画面61内のノブ62が水平方向に延びた
ライン63の中間に位置している。カーソルキー54,
55を押すと、ノブ62がライン63上を左右に移動し
てプリント画像の明るさを示すブライト値が変化する。
プリント画像を明るくしたい場合にはノブ62を+側
へ、また暗くしたい場合にはノブ62を−側へ移動させ
た後、カーソルキー52,53を用いて項目「終了」を
選択する。これにより、選択したブライト値がRAM6
8に記憶されてから、項目選択メニューの画面59に戻
る。
【0035】プリント画像の濃さを調整したい場合に
は、画面59において項目1を選択する。これにより、
外部ディスプレイ45に色の濃さ調整の画面64が表示
される。上述した画面61における操作手順と同様に、
画面64に表示されたノブ65をライン66上の所望の
位置に移動させた後、「終了」を選択すると、ライン6
6上でのノブ65の位置に応じた色の濃さを示すカラー
値がRAM68に記憶された後、項目選択メニューの画
面59に戻る。
【0036】項目選択メニューの画面59で項目3の
「終了」にカーソル枠60を合わせて決定キー51を押
すと、前記ブライト値,カラー値がRAM68から演算
回路72に読み込まれ、下記の数式2,3により、それ
ぞれ調整後の画像データの輝度成分Data(Y)’,
色の濃さ成分Data(C)’が算出される。なお、D
ata(Y),Data(C)は、スマートメディア4
8から取り込まれた画像データのそれぞれ輝度成分,色
の濃さ成分であり、前記ブライト値,カラー値は、それ
ぞれBR,COLで示す。
【0037】
【数2】Data(Y)’=Data(Y)+BR
【0038】
【数3】Data(C)’=Data(C)×COL
【0039】次に、プリントキー56を押すと、プリン
ト対象画像が輝度成分Data(Y)’,色の濃さ成分
Data(C)’の画像データに基づいてプリント処理
される。このプリント処理が終了した後、前記ブライト
値BR,カラー値COLは、メモリ不良フラグがセット
されていない場合には、EEPROM24,67の両方
に書き込まれ、またメモリ不良フラグがセットされてい
る場合には、EEPROM67のみに書き込まれる。
【0040】以上説明した実施形態では、輝度成分,色
の濃さ成分を変えて画質調整を行ったが、これに代え
て、または加えて、各色毎に濃度調整してもよい。ま
た、上記実施形態では、プリント側メモリ手段としてE
EPROMを用いたが、本発明はこれに限定されること
なく、例えばバックアップ電源付きのRAMでもよい。
【0041】
【発明の効果】本発明によれば、第2のプリント条件デ
ータを記憶するプリンタ側メモリ手段を設け、カートリ
ッジ側メモリ手段に記憶された第1のプリント条件デー
タまたは第2のプリント条件データに基づいてプリント
を行うようにしたので、第1,第2いずれか一方のプリ
ント条件データが使用できない場合にも他方のプリント
条件データを使用して支障なくプリントを行うことがで
きる。
【0042】また、第2のプリント条件データは前回の
プリント条件データまたはデフォルトのプリント条件デ
ータであるから、第1のプリント条件データが使用でき
ない場合に、前回に良好なプリント結果が得られたプリ
ント条件データまたは一般的な画像データを良好にプリ
ントできるデフォルトのプリント条件データを用いて支
障なくプリントを行うことができる。
【0043】また、カートリッジ側メモリ手段から第1
のプリント条件データが読み出せない場合に第2のプリ
ント条件データに基づいてプリントを行うので、支障な
くプリントを行うことができる。また、カートリッジ側
メモリ手段から第1のプリント条件データを読み出す際
にデータに誤りがあるか否かを判別し、データに誤りが
検出された場合には第2のプリント条件データに基づい
てプリントを行うので、第1のプリント条件データに誤
りがあっても支障なくプリントを行うことができる。
【0044】また、プリントに用いたプリント条件デー
タをカートリッジ側メモリ手段に記憶させるので、次回
のプリント時に良好な画質のプリントを行うことができ
る。また、マニュアルによって画質調整を行った場合に
は、この画質調整によるプリント条件データも各メモリ
手段に記憶させるから、次回のプリント時にマニュアル
による画質調整が不用になり、更に効率よくプリントを
行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】カラー感熱プリンタの電気的構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】記録紙カートリッジの構成を示す断面図であ
る。
【図3】記録紙の層構造を示す説明図である。
【図4】カラー感熱プリンタの使用状態を示す斜視図で
ある。
【図5】プリント条件データの読出に係るシーケンスを
示すフローチャートである。
【図6】プリント指示後のプリントシーケンスを示すフ
ローチャートである。
【図7】マニュアルによる画質調整のシーケンスを示す
フローチャートである。
【図8】プリント対象コマ指定とプリント枚数指定のメ
ニュー画面を示す説明図である。
【符号の説明】
1 カラー感熱プリンタ 2 記録紙カートリッジ 3 記録紙 24,67 EEPROM 35a 接点パターン 43 CPU 58 画質調整ボタン 72 演算回路 75 電圧調整器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C058 AB10 AB12 AD09 AE17 AF01 2C059 AA09 AA76 2C061 AQ04 AR01 HN16 HV02 HV31 KK22 KK31 2C087 AC05 BA07 BA14 BD36 BD53 CB10 DA17 5B021 AA30 DD00 KK02 NN00

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のプリント条件データが記憶された
    カートリッジ側メモリ手段を備える記録紙カートリッジ
    を用い、記録紙に画像を記録するプリンタにおいて、 第2のプリント条件データを記憶するプリンタ側メモリ
    手段と、前記第1のプリント条件データまたは第2のプ
    リント条件データに基づいてプリントを行う制御手段と
    からなることを特徴とするプリンタ。
  2. 【請求項2】 前記第2のプリント条件データは、前回
    のプリント条件データまたはデフォルトのプリント条件
    データであることを特徴とする請求項1記載のプリン
    タ。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記カートリッジ側メ
    モリ手段から第1のプリント条件データが読み出せない
    場合に第2のプリント条件データに基づいてプリントを
    行うことを特徴とする請求項1または2記載のプリン
    タ。
  4. 【請求項4】 前記カートリッジ側メモリ手段から第1
    のプリント条件データを読み出す際にデータに誤りがあ
    るか否かを判別する判別手段を備え、この判別手段によ
    りデータに誤りが検出された場合には、前記制御手段は
    第2のプリント条件データに基づいてプリントを行うこ
    とを特徴とする請求項1ないし3いずれか記載のプリン
    タ。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は、プリントに用いたプリ
    ント条件データを前記カートリッジ側メモリ手段に記憶
    させることを特徴とする請求項1ないし4いずれか記載
    のプリンタ。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は、マニュアルによって画
    質調整を行った場合には、この画質調整によるプリント
    条件データを前記カートリッジ側メモリ手段に記憶させ
    ることを特徴とする請求項1ないし5いずれか記載のプ
    リンタ。
JP11132162A 1999-05-13 1999-05-13 プリンタ Pending JP2000318271A (ja)

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