JP2000316497A - カップ入り菓子の製造方法 - Google Patents
カップ入り菓子の製造方法Info
- Publication number
- JP2000316497A JP2000316497A JP11130550A JP13055099A JP2000316497A JP 2000316497 A JP2000316497 A JP 2000316497A JP 11130550 A JP11130550 A JP 11130550A JP 13055099 A JP13055099 A JP 13055099A JP 2000316497 A JP2000316497 A JP 2000316497A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cup
- jelly
- sponge
- cake
- sponge cake
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Bakery Products And Manufacturing Methods Therefor (AREA)
- Jellies, Jams, And Syrups (AREA)
- Confectionery (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 カップ入り菓子を簡単な工程で能率よく衛生
的に製造する。 【解決手段】 プラスチック製のカップ1にゼリー液5
を注入し、ゼリー液5の上にスポンジ種6を比重差で浮
かせる。カップ1をオーブン7に送り、全体を加熱し、
スポンジ種6を膨張させてスポンジケーキ3を焼成す
る。カップ1をオーブン7から冷却装置8に送り、全体
を冷却し、ゼリー液5を固化させてゼリー2を生成す
る。カップ1の上面に蓋4を貼り付け、ゼリー2の上に
スポンジケーキ3が載ったカップ入り菓子を完成する。
的に製造する。 【解決手段】 プラスチック製のカップ1にゼリー液5
を注入し、ゼリー液5の上にスポンジ種6を比重差で浮
かせる。カップ1をオーブン7に送り、全体を加熱し、
スポンジ種6を膨張させてスポンジケーキ3を焼成す
る。カップ1をオーブン7から冷却装置8に送り、全体
を冷却し、ゼリー液5を固化させてゼリー2を生成す
る。カップ1の上面に蓋4を貼り付け、ゼリー2の上に
スポンジケーキ3が載ったカップ入り菓子を完成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ゼリーの上にスポ
ンジケーキが載ったカップ入り菓子の製造方法に関する
ものである。
ンジケーキが載ったカップ入り菓子の製造方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】この種のカップ入り菓子の製造にあた
り、従来は、冷却を必要とするゼリーと、加熱を必要と
するスポンジケーキとを別々に製作していた。すなわ
ち、カップの中にゼリー液を注入し、ゼリー液を冷却し
て固化させ、これと別の工程でスポンジ種を加熱して膨
張させ、このスポンジケーキをゼリーの上に載せて製品
を完成していた。
り、従来は、冷却を必要とするゼリーと、加熱を必要と
するスポンジケーキとを別々に製作していた。すなわ
ち、カップの中にゼリー液を注入し、ゼリー液を冷却し
て固化させ、これと別の工程でスポンジ種を加熱して膨
張させ、このスポンジケーキをゼリーの上に載せて製品
を完成していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の製造
方法によると、ゼリーとスポンジケーキとを別々に製作
していたので、工程が複雑化し、ラインの自動化が妨げ
られ、製造能率が低下するという問題点があった。ま
た、スポンジケーキの組合せ工程で人手が介入するた
め、細菌が侵入しやすく、品質保持期間が短くなるとい
う問題点もあった。
方法によると、ゼリーとスポンジケーキとを別々に製作
していたので、工程が複雑化し、ラインの自動化が妨げ
られ、製造能率が低下するという問題点があった。ま
た、スポンジケーキの組合せ工程で人手が介入するた
め、細菌が侵入しやすく、品質保持期間が短くなるとい
う問題点もあった。
【0004】そこで、本発明の課題は、カップ入り菓子
を簡単な工程で能率よく衛生的に製造できる方法を提供
することにある。
を簡単な工程で能率よく衛生的に製造できる方法を提供
することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明の製造方法は、ゼリーの上にスポンジケー
キが載ったカップ入り菓子を製造するにあたり、カップ
の中にゼリー液を注入し、ゼリー液の上にスポンジ種を
比重差で浮かせ、全体を加熱してスポンジ種を膨張させ
たのち、全体を冷却してゼリー液を固化させることを特
徴とする。
めに、本発明の製造方法は、ゼリーの上にスポンジケー
キが載ったカップ入り菓子を製造するにあたり、カップ
の中にゼリー液を注入し、ゼリー液の上にスポンジ種を
比重差で浮かせ、全体を加熱してスポンジ種を膨張させ
たのち、全体を冷却してゼリー液を固化させることを特
徴とする。
【0006】ここで、ゼリーとは、ゼラチンや増粘多糖
類等のゲル化剤を用いて冷却固化させる菓子であり、プ
リン風、ムース風又はレアチーズ風に仕上げた菓子をも
含む。スポンジケーキとは、小麦粉を用いて加熱膨張さ
せる菓子であり、スフレ風に仕上げた菓子をも含む。カ
ップとしては、プラスチック製容器又は陶磁器製容器を
使用できる。
類等のゲル化剤を用いて冷却固化させる菓子であり、プ
リン風、ムース風又はレアチーズ風に仕上げた菓子をも
含む。スポンジケーキとは、小麦粉を用いて加熱膨張さ
せる菓子であり、スフレ風に仕上げた菓子をも含む。カ
ップとしては、プラスチック製容器又は陶磁器製容器を
使用できる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1の(E)はカップ入り菓子の
製品形態を示すものである。このカップ入り菓子におい
ては、プラスチック製のカップ1が用いられ、カップ1
の下部にゼリー2が収容され、ゼリー2の上にはスポン
ジケーキ3が載置され、カップ1の上面は蓋4で覆われ
ている。
に基づいて説明する。図1の(E)はカップ入り菓子の
製品形態を示すものである。このカップ入り菓子におい
ては、プラスチック製のカップ1が用いられ、カップ1
の下部にゼリー2が収容され、ゼリー2の上にはスポン
ジケーキ3が載置され、カップ1の上面は蓋4で覆われ
ている。
【0008】このカップ入り菓子の製造にあたっては、
まず、同図(A)に示すように、カップ1にゼリー液5
を注入し、次いで、同図(B)に示すように、ゼリー液
5の上にスポンジ種6を流し込んで比重差を利用して浮
かせる。ここで、ゼリー液5としては、例えば、牛乳8
9%に砂糖10%とゲル化剤1%とを加えて加温状態で
撹拌し、ミルクプリン風に味付けしたものを使用する。
また、スポンジ種6としては、例えば、卵42%と砂糖
25%と小麦粉25%とバター8%とを共立て法あるい
は別立て法によって調合したものを使用する。
まず、同図(A)に示すように、カップ1にゼリー液5
を注入し、次いで、同図(B)に示すように、ゼリー液
5の上にスポンジ種6を流し込んで比重差を利用して浮
かせる。ここで、ゼリー液5としては、例えば、牛乳8
9%に砂糖10%とゲル化剤1%とを加えて加温状態で
撹拌し、ミルクプリン風に味付けしたものを使用する。
また、スポンジ種6としては、例えば、卵42%と砂糖
25%と小麦粉25%とバター8%とを共立て法あるい
は別立て法によって調合したものを使用する。
【0009】次に、同図(C)に示すように、カップ1
をオーブン7に送り、全体を160〜180℃の温度で
30〜60分程度加熱し、スポンジ種6を膨張させてス
ポンジケーキ3を焼成する。ここで、スポンジ種6が蒸
気を必要とする場合は、お湯を張った天板(図示略)の
上にカップ1を載せておくとよい。
をオーブン7に送り、全体を160〜180℃の温度で
30〜60分程度加熱し、スポンジ種6を膨張させてス
ポンジケーキ3を焼成する。ここで、スポンジ種6が蒸
気を必要とする場合は、お湯を張った天板(図示略)の
上にカップ1を載せておくとよい。
【0010】続いて、同図(D)に示すように、カップ
1をオーブン7から冷却装置8に送り、5℃の冷水にて
30〜60分冷まし、10〜15℃にして、ゼリー液5
を固化させてゼリー2を生成する。その後、同図(E)
に示すように、カップ1の上面に蓋4を貼り付け、−1
4℃の冷風にて冷やし、ゼリー2の上にスポンジケーキ
3が載ったカップ入り菓子を完成する。
1をオーブン7から冷却装置8に送り、5℃の冷水にて
30〜60分冷まし、10〜15℃にして、ゼリー液5
を固化させてゼリー2を生成する。その後、同図(E)
に示すように、カップ1の上面に蓋4を貼り付け、−1
4℃の冷風にて冷やし、ゼリー2の上にスポンジケーキ
3が載ったカップ入り菓子を完成する。
【0011】上記製造方法によれば、ゼリー液5の上に
スポンジ種6を浮かせて加熱後に冷却するので、ゼリー
2及びスポンジケーキ3を同一ライン上で連続的に製作
することができる。従って、工程を簡略化し、ラインを
自動化して、製造能率を向上させることができる。ま
た、スポンジ種6の組み込みに人手が不要となるため、
細菌の侵入を防止して、品質保持期間を従来品よりも大
幅に延長できる利点もある。
スポンジ種6を浮かせて加熱後に冷却するので、ゼリー
2及びスポンジケーキ3を同一ライン上で連続的に製作
することができる。従って、工程を簡略化し、ラインを
自動化して、製造能率を向上させることができる。ま
た、スポンジ種6の組み込みに人手が不要となるため、
細菌の侵入を防止して、品質保持期間を従来品よりも大
幅に延長できる利点もある。
【0012】なお、本発明は上記実施形態に限定される
ものではなく、例えば、ムース風又はレアチーズ風に味
付けしたゼリー液を用いたり、スフレ風のスポンジ種を
用いたりするなど、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で各
部の材料を適宜に変更して実施することも可能である。
ものではなく、例えば、ムース風又はレアチーズ風に味
付けしたゼリー液を用いたり、スフレ風のスポンジ種を
用いたりするなど、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で各
部の材料を適宜に変更して実施することも可能である。
【0013】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の方法によ
れば、ゼリー液の上にスポンジ種を浮かせて加熱後に冷
却するので、カップ入り菓子を簡単な工程で能率よく衛
生的に製造できるという優れた効果を奏する。
れば、ゼリー液の上にスポンジ種を浮かせて加熱後に冷
却するので、カップ入り菓子を簡単な工程で能率よく衛
生的に製造できるという優れた効果を奏する。
【図1】本発明によるカップ入り菓子の製造方法の一実
施形態を示す工程説明図である。
施形態を示す工程説明図である。
1・・カップ、2・・ゼリー、3・・スポンジケーキ、
4・・蓋、5・・ゼリー液、6・・スポンジ種、7・・
オーブン、8・・冷却装置。
4・・蓋、5・・ゼリー液、6・・スポンジ種、7・・
オーブン、8・・冷却装置。
Claims (1)
- 【請求項1】 ゼリーの上にスポンジケーキが載ったカ
ップ入り菓子を製造するにあたり、カップの中にゼリー
液を注入し、ゼリー液の上にスポンジ種を比重差で浮か
せ、全体を加熱してスポンジ種を膨張させたのち、全体
を冷却してゼリー液を固化させることを特徴とするカッ
プ入り菓子の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11130550A JP2000316497A (ja) | 1999-05-11 | 1999-05-11 | カップ入り菓子の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11130550A JP2000316497A (ja) | 1999-05-11 | 1999-05-11 | カップ入り菓子の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000316497A true JP2000316497A (ja) | 2000-11-21 |
Family
ID=15036966
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11130550A Pending JP2000316497A (ja) | 1999-05-11 | 1999-05-11 | カップ入り菓子の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000316497A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011529699A (ja) * | 2008-08-06 | 2011-12-15 | ネステク ソシエテ アノニム | 多層チルドデザート |
-
1999
- 1999-05-11 JP JP11130550A patent/JP2000316497A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011529699A (ja) * | 2008-08-06 | 2011-12-15 | ネステク ソシエテ アノニム | 多層チルドデザート |
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