JP2000315671A - 基板処理装置および基板処理方法 - Google Patents

基板処理装置および基板処理方法

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solvent
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置構成を複雑・大型化することなく容器に
付着した処理液の洗浄を行なえる基板処理装置及び基板
処理方法を提供する。 【解決手段】 容器(4)と、この容器(4)内で基板
(W,1)を保持し回転させる基板回転機構(3)と、
この基板回転機構(3)に保持された基板(W)上に、
この基板(W)を処理するための処理液を供給する処理
液供給機構(5、36、37、38、39)と、前記基
板回転機構(3)に保持された基板(W,1)上に、溶
剤を供給する溶剤供給機構(6、42、43、44、3
9)と、前記溶剤供給機構(6、42、43、44、3
9)を制御し、基板前処理用の溶剤と容器洗浄用の溶剤
とを選択的に供給させる制御部(15)とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体ウエハや液
晶ディスプレイ基板等の被処理基板上にレジスト液や溶
剤等の処理液を供給し、この被処理基板を容器内で回転
させることで供給した処理液を拡散させる基板処理装置
に関する。そして、特に、飛散した処理液が付着した容
器を洗浄することができる洗浄方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】周知のように、半導体デバイスや液晶デ
ィスプレイ(LCD)等の製造プロセスにおいては、フ
ォトリソグラフィー技術によって所望の回路を形成す
る。このフォトリソグラフィー技術においては、ウエハ
等の基板の表面にレジスト液を塗布し、これを所定のパ
ターンに露光し、さらに現像処理することにより基板上
に所定パターンのレジスト膜を形成する。ついで、これ
をエッチング処理することにより所定パターンの回路を
形成する。
【0003】現在、ウエハにレジスト液を塗布するため
の方法としてはスピンコーティング法が主流をなしてい
る。このスピンコーティング法では、ウエハの中心部に
レジスト液を滴下した後、ウエハを高速で回転させるこ
とでレジスト液を回転遠心力によってウエハ全体に拡散
させ、ウエハの全面に亘って略均一に塗布する。そし
て、このとき、余剰のレジスト液は回転遠心力によって
ウエハの縁部から飛散して除去される。このため、スピ
ンコーティング法においては、カップ状の容器内でウエ
ハを回転させて、このウエハから飛散するレジスト液を
受け止めるようにしている。この方法では、この容器の
内側にウエハから飛散したレジスト液が付着するため、
必要に応じてこの容器を洗浄する必要がある。
【0004】容器の内側に付着した処理液を洗浄する技
術として、従来、特開平5−82435号公報に開示さ
れたものがある。この公報に開示された技術では、ま
ず、洗浄に用いる専用の基板(洗浄基板)を、洗浄すべ
き容器内に搬入してスピンチャック上に保持させ、高速
で回転させる。次いで、高速回転する洗浄基板の直上に
容器洗浄専用の洗浄液吐出ノズルを対向させ、洗浄基板
上に洗浄液を供給する。このことで、供給された洗浄液
を洗浄基板の回転遠心力によってこの洗浄基板の縁部か
ら飛散させ、容器の内側部分に噴き付けて容器の洗浄を
行う。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の技術によれば、以下のような解決するべき課題があ
る。
【0006】すなわち、まず、上記の従来技術では、容
器洗浄処理用に独立した溶剤供給機構を設けている。こ
のため、基板処理装置の構成が複雑化し、大型化する恐
れがある。
【0007】また、近年、使用する処理液(例えばレジ
スト液)の種類の増加が著しく、容器の汚れについても
様々なパターンが発生してきている。しかしながら、前
述した公報に開示された技術では処理液の種類に応じた
容器洗浄処理を行えるものではない。このため、汚れが
落ちずらい処理液の場合や、粘度が低く広範囲に亘って
飛散するような処理液の場合等は、容器を十分に洗浄す
ることができない可能性がある。また、これに対応しよ
うとすると、洗浄液の使用量の増大、容器洗浄回数の増
大を招き、基板処理のスループットの低下等の新たな問
題が生じることが考えられる。
【0008】この発明は、このような事情に鑑みてなさ
れたもので、装置構成を複雑・大型化することなく容器
に付着した処理液の洗浄を行なえる基板処理装置を提供
することを目的とする。また、一連の基板処理工程中で
容器の洗浄を有効に行なえる基板処理方法を提供するこ
とを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明の第1の観点によれば、容器(4)と、こ
の容器(4)内で基板(W,1)を保持し回転させる基
板回転機構(3)と、この基板回転機構(3)に保持さ
れた基板(W)上に、この基板(W)を処理するための
処理液を供給する処理液供給機構(5、36、37、3
8、39)と、前記基板回転機構(3)に保持された基
板(W,1)上に、溶剤を供給する溶剤供給機構(6、
42、43、44、39)と、前記溶剤供給機構(6、
42、43、44、39)を制御し、基板前処理用の溶
剤と容器洗浄用の溶剤とを選択的に供給させる制御部
(15)とを有することを特徴とする基板処理装置が提
供される。
【0010】このような構成によれば、基板前処理用の
溶剤供給系統と容器洗浄用の溶剤供給系統を1つの溶剤
供給系統で共用することができるから、装置全体の構成
を簡略化できると共に、基板処理のスループットの向上
を図ることができる。
【0011】この観点に基づく1の実施形態によれば、
前記制御部(15)は、前記前処理用の溶剤の供給条件
(46)と容器洗浄用の溶剤の供給条件(47)を格納
する供給条件格納部(48)を有し、この供給条件格納
部(48)に格納された各供給条件(46、47)に基
づいて前記溶剤供給機構(6、42、43、44、3
9)を制御し、基板前処理用の溶剤と容器洗浄用の溶剤
とを選択的に供給させる。
【0012】他の1の実施形態によれば、前記容器洗浄
用の溶剤の供給条件(47)は、基板(W)を処理した
処理液の種類に関連付けられており、前記制御部(1
5)は、処理液の種類に応じた供給条件で前記溶剤供給
機構(6、42、43、44、39)から溶剤を基板
(1)上に供給して容器を洗浄する。
【0013】1の実施形態によれば、前記溶剤供給機構
(6、42、43、44、39)は、溶剤の供給源(4
2)と、この溶剤供給源(42)に接続され、溶剤の供
給量又は供給時間若しくはその両方を制御できる溶剤送
り機構(43、44、39)とを有し、前記制御部(1
5)は、前記溶剤送り機構(43、44、39)を制御
することで、基板前処理用の溶剤と容器洗浄用の溶剤と
を選択的に供給させる。
【0014】1の実施形態によれば、前記溶剤供給機構
(6、42、43、44、39)は、基板の上面に対し
て溶剤を供給する上面側供給系統(6、42、43、4
4、39)の他に、基板の下面に対して溶剤を供給する
下面側供給系統(16、18、19、39)を有し、前
記制御部(15)は、容器洗浄時には、前記上面側供給
系統と下面側供給系統の両方若しくは何れか一方から溶
剤を供給させる。
【0015】1の実施形態によれば、前記溶剤供給機構
(6、42、43、44、39)は、基板の上面、下面
若しくはその両方に対して溶剤を供給する溶剤供給系統
(6、42、43、44、39、16、18、19)の
他に、容器の内側に対して霧の溶剤を供給する溶剤噴霧
系統(90)とを有し、前記制御部(15)は、容器洗
浄時には、前記溶剤噴霧系統(90)から霧状の溶剤を
容器内側に噴き付けた後、前記基板(1)を回転させつ
つ前記溶剤供給系統から溶剤を供給させる。
【0016】1の実施形態によれば、この基板処理装置
は、さらに、容器内の雰囲気を制御する雰囲気制御機構
(DF、30、10)を有し、前記制御部(15)は、
基板の前処理時、基板の処理時、及び容器洗浄時におけ
る容器内雰囲気を選択的に制御する。
【0017】1の実施形態によれば、前記制御部(1
5)は、容器洗浄中に基板回転速度を変化させ、容器
(4)に対する洗浄位置を移動させる。
【0018】1の実施形態によれば、容器洗浄を行なう
際に、処理する基板(W)の代わりに、洗浄に用いる専
用の基板(1)を前記回転保持機構(3)上に供給する
基板供給機構(7)を有する。
【0019】1の実施形態によれば、この洗浄処理のた
めに用いる基板(1)は、その一部に、溶剤を厚さ方向
に沿って所定の範囲に亘って飛散させるための溶剤案内
部(66)が設けられている。
【0020】1の実施形態によれば、前記溶剤案内部
(66)は、洗浄処理のために用いる基板(1、65)
の一部を、切り込み立ち上げ加工してなる案内片(6
6)である。
【0021】1の実施形態によれば、前記溶剤案内部
(66)は、供給された溶剤を、溶剤が供給された面と
反対側の面に導く溶剤案内通路(66a)を有する。
【0022】1の実施形態によれば、前記洗浄処理のた
めに用いる基板(1)及び、処理液で処理する基板
(W)を、略同一の温度状態に制御するための基板温度
制御機構(DF)を有する。
【0023】1の実施形態によれば、容器(4)内で基
板(W,1)を保持し回転させる基板回転機構(3)
は、基板(W,1)との間に所定の隙間を存した状態で
この基板を吸着保持するものである。
【0024】この発明の第2の観点によれば、容器
(4)と、この容器(4)内で基板(1)を保持する基
板保持機構(3、9)と、前記基板保持機構(3、9)
に保持された基板(1)上に、容器洗浄用の溶剤を供給
する溶剤供給機構(6、42、43、44、39)と、
容器(4)内で基板(1)を回転させることで、基板
(1)に供給された溶剤を回転遠心力によって飛散させ
容器(4)を洗浄する基板回転機構(3、10)とを有
し、前記基板(1)は、その一部に、溶剤を厚さ方向に
沿って所定の範囲に亘って飛散させるための溶剤案内部
(66)が設けられていることを特徴とする容器洗浄装
置が提供される。
【0025】また、この発明の第3の観点によれば、容
器(4)内で処理基板(W)を処理する基板処理方法に
おいて、容器(4)内に設けられた基板保持機構(3、
9)に処理基板(W)を供給する工程と、処理基板
(W)の表面に前処理用の溶剤を供給し、基板(W)の
前処理を行なう工程と、処理基板(W)に処理液を供給
し、基板(W)の処理を行なう工程と、基板保持機構
(3、9)に処理基板(W)に代えて容器洗浄用基板
(1)を供給する工程と、前記前処理用の溶剤を供給し
たのと同じ供給系統(6、42、43、44、39)を
通して前記容器洗浄用基板(1)上に容器洗浄用の溶剤
を供給する工程と、前記容器洗浄用基板(1)を回転さ
せ、回転遠心力によって容器洗浄用の溶剤を飛散させ、
これによって容器(4)を洗浄する工程とを有すること
を特徴とする基板処理方法が提供される。
【0026】この観点に基づく1の実施形態によれば、
前記前処理用の溶剤を供給したのと異なる供給系統(1
6、17、18、19、39)を通して前記容器洗浄用
基板(1)に容器洗浄用の溶剤を供給する工程をさらに
有する。
【0027】他の1の実施形態によれば、容器(4)の
内側に霧状の溶剤を噴霧する工程を有し、この工程の後
に前記容器洗浄用基板(1)に容器洗浄用の溶剤を供給
する。
【0028】1の実施形態によれば、前記容器(4)を
洗浄する工程は、容器洗浄用基板(1)の回転数を変化
させて溶剤を飛散方向を制御し、容器(4)の下から上
に向かって洗浄する。
【0029】この発明の他の特徴と利点は、次に説明す
る発明の実施の形態及び図面によって当業者に明らかに
される。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を、図面
を参照しながら説明する。
【0031】この実施形態は、本発明の特徴である容器
洗浄システムを、半導体ウエハ(被処理基板)上にレジ
スト液を塗布するレジスト液塗布装置に適用したもので
ある。すなわち、この発明は、レジスト液塗布装置のよ
うに容器内で基板を処理する装置において、処理液で汚
染された容器を効果的に洗浄するためのシステムを提供
するものである。
【0032】そして、この実施形態では、ウエハの前処
理(プリウェット処理)に用いる溶剤を吐出する前処理
用溶剤供給系統と、容器を洗浄するための溶剤を吐出す
る洗浄用溶剤供給系統とを、一つの溶剤供給系統で共用
し、吐出条件を格別に制御することで、前処理と洗浄の
両方に対処するようにしている。
【0033】また、この実施形態では、容器の洗浄時に
は、ウエハの代わりに図4(a)、(b)に示す基板1
(以下「洗浄基板1」という)を用いることで、容器の
洗浄を効果的に行うようにする。以下、このような特徴
を備えたレジスト液塗布装置について説明する。
【0034】(レジスト液塗布装置)図1は、この実施
形態のレジスト液塗布装置を示す概略構成図である。こ
の装置は、図に2で示すベースと、このベース2に保持
され上面にウエハWを保持するスピンチャック機構3
と、前記ベース2に固定され前記スピンチャック機構3
の周囲を覆うカップ状の容器4と、前記スピンチャック
機構3の上方に対向可能に設けられウエハW上に処理液
としてのレジスト液を滴下するレジスト液吐出ノズル5
と、同じくスピンチャック機構3の上方に対向可能に設
けられ前記ウエハW若しくは前記洗浄基板1上に溶剤と
してのシンナーを滴下する溶剤吐出ノズル6とを有す
る。
【0035】また、この装置は、図に7で示すメインア
ーム機構を有する。このメインアーム機構7は、前記ス
ピンチャック機構3に対して、レジスト液の塗布処理を
行うウエハWと前述した洗浄基板1とを選択的に供給す
る。
【0036】次に、各機構について詳しく説明する。ま
ず、前記スピンチャック機構3は、スピンチャック9
と、このスピンチャック9を回転駆動するためのサーボ
モータ10とを有する。前記スピンチャック9は、その
上面に真空チャック溝11を有し、この真空チャック溝
11はこのスピンチャック9を通してバキューム機構1
2に接続されている。
【0037】したがって、前記バキューム機構12を作
動させることでウエハW若しくは洗浄基板1をスピンチ
ャック9上に吸着保持でき、かつ、前記サーボモータ1
0を作動させることで吸着保持したウエハW若しくは洗
浄基板1を回転させることができるようになっている。
【0038】なお、前記スピンチャック9の上面には、
微細な突起14が散設されており、吸着保持したウエハ
Wとスピンチャック9との間に所定の隙間を生じさせる
ように構成されている。このことで、ウエハW周辺の雰
囲気制御された気体が、ウエハWの下面側部分にも流通
するようになっている。なお、前記突起14の高さは、
この突起14の間を流通する気流により前記スピンチャ
ック9上にウエハWを確実に吸着保持することができる
寸法に調節されている。
【0039】また、前記モータ10及び前記バキューム
装置12は中央制御装置15に接続されており、このス
ピンチャック機構3は、この中央制御装置15からの指
令によって作動するようになっている。
【0040】一方、前記べース2には、ウエハWの裏面
または洗浄基板1の裏面に向けて溶剤としてのシンナー
を噴射するバックリンスノズル16が設けられている。
このバックリンスノズル16は、制御弁18を介して溶
剤供給源19に接続されている。また、前記ベース2の
周縁部には複数の排液管17が設けられ、ベース2上で
受けた不要なレジスト液若しくは溶剤を排出できるよう
に構成されている。
【0041】また、前述した容器4は、前記ベース2に
取り付けられた内カップ20と、この内カップ20の外
側を覆うように設けられた外カップ21とからなる。内
カップ20は、径方向外側に向かって次第に高さが低く
なるように傾斜し、不要な排出気液をこの方向へ導く傾
斜部22と、この傾斜部22に連結され略垂直に下方向
に延出された分離板23を有する。外カップ21は、前
記内カップ20の傾斜部22及び分離板23を外側から
囲むように設けられ、この分離板23と共に断面略U字
状の気液流路28を形成する外側壁部24と、この外側
壁部24の内側に配置され、前記U字状の気液流路28
を通過した排出気体をこの容器の下方向へ排出する排気
口25とを有する。また、前記U字状の気液流路28の
底面には、図に26で示す排液口が設けられている。
【0042】このような構成によれば、前記分離板23
によって液体と気体とが分離され、液体は、前記気液流
路28の底面に設けられた排液口26から排出され、気
体は、前記排気口25から排出される。なお、この排気
口25に接続された排気管29の途中にはオートダンパ
30が備えられ、容器4内の雰囲気の排気/停止を前記
中央制御装置15の指令により切り換えるように制御さ
れる。
【0043】一方、レジスト液吐出ノズル5及び溶剤吐
出ノズル6は、前記スピンチャック機構3及び容器4の
直上に対向可能に設けられたアーム32に保持されてい
る。このうち、レジスト液吐出ノズル5は、ホルダ33
を介してこのアーム32に着脱自在に取着されており、
後で説明するように交換可能に構成されている。
【0044】また、このレジスト液吐出ノズル5は、図
示しない温調機構によって温調される供給管35を介し
てレジスト液供給タンク36に接続されている。この供
給管35の中途部にはレジスト液供給用のバルブ37及
びポンプ38(例えばベローズポンプ)が設けられてい
る。これらバルブ37、ポンプ38は、例えばエア源3
9から供給されるエアにより作動するようになってい
る。このエア源39は前記中央制御装置15に接続され
ており、この制御装置15からの指令に基づいて動作す
ることで、前記レジスト液供給タンク36からレジスト
液を吸い上げ、前記ノズル5を通じてウエハW上に滴下
するようになっている。
【0045】一方、前記溶剤吐出ノズル6は、前記アー
ム32に固定的に保持されており、その上流側は溶剤供
給管41としてアーム32の基端側に延出され、溶剤供
給タンク42に接続されている。この溶剤供給タンク4
2には、このタンク42内に加圧されたN2ガスを送り
込むことで溶剤の液送りを行なうN2ガス供給源43が
接続されている。このN2ガス供給源43は中央制御装
置15に接続されており、この制御装置15の指令によ
って作動するようになっている。また、溶剤供給管41
の中途部には、前記エア源39から導入されたエアによ
って開閉動作する溶剤用制御弁44が接続されている。
【0046】したがって、前記中央制御装置15の指令
によって前記N2ガス供給源43およびエア源39が作
動することで、タンク42内の溶剤が加圧されて前記溶
剤供給管41側に送り込まれ、前記制御弁44が開閉す
ることによって前記ノズル6から吐出されるようになっ
ている。
【0047】一方、図2は、前記レジスト液塗布装置の
上面図である。この図に示すように、前記レジスト液吐
出ノズル5及び溶剤吐出ノズル6を保持したアーム32
は、Y駆動機構54によってY方向位置決め駆動可能に
保持されている。このY駆動機構54は、Y方向に沿っ
て前記容器4の外側まで延出されたYレール55を有
し、前記レジスト液吐出ノズル5を前記ウエハWに対向
する位置と図に56で示すノズル待機部との間で駆動で
きるようになっている。
【0048】ノズル待機部56には、それぞれホルダ3
3’に保持された3つのノズル5’が収納されている。
各ノズル5’はそれぞれ異なる種類のレジスト液を収納
するレジスト液タンク(図示しない)に接続されてお
り、現在前記アーム32に保持されているノズル5と交
換できるようになっている。したがって、この実施形態
では、4種類のレジスト液を選択的に供給できるように
構成されている。また、このノズル待機部56は、各ノ
ズル5をX方向に駆動して前記アーム32の先端部に対
向位置決めできるように構成されている。
【0049】さらに、この図に57で示すのは、サイド
リンスノズルである。このサイドリンスノズル57は、
サイドリンス用アーム58に保持され、前記ウエハWに
対向位置決めされるようになっている。そして、このサ
イドリンスノズル57は、ウエハWの周縁部のみに溶剤
を供給して不要なレジスト液膜を溶解して除去する。
【0050】また、この図にWPで示すのは、前述した
洗浄基板1を収容する洗浄基板収納ユニットである。こ
の収納ユニットWPに収納された洗浄基板1は、メイン
アーム7によって温調された搬送路60内を搬送され、
容器洗浄時には前記ウエハWに代えて前記スピンチャッ
ク9上に移載されるようになっている。
【0051】次に、図3を参照して、この発明の要部で
ある溶剤供給システムの制御系統を説明する。
【0052】前述したように、このシステムでは、プリ
ウェット用の溶剤供給システムと容器洗浄用の溶剤供給
システムを、図1に示した溶剤供給システム(6,4
1,42,43,44)で共用する。それらを使い分け
るために、この実施形態の制御装置15は、プリウェッ
ト条件46と容器洗浄条件47を格納するデータ格納部
45を有する。
【0053】このプリウェット条件46及び洗浄条件4
7は、それぞれレジスト液の種類(この実施形態では前
述したように4種類)に関連付けられて予め用意された
各種の制御データを含む。この制御データは、例えば、
塗布するレジスト液の種類に応じた溶剤供給量、供給速
度、雰囲気、ウエハ回転速度、及び形成するレジスト液
膜の情報(膜厚や、膜厚分布等)等を含む。
【0054】そして、前記制御装置15は、前記の条件
46,47に応じて溶剤供給系(エア源やN2供給源
等)を制御する供給系制御部48と、排気やダウンフロ
ー等によりスピンチャック機構3周辺の雰囲気を制御す
る雰囲気制御部49と、ウエハWの回転駆動系(スピン
チャック機構等)を制御するウエハ駆動系制御部50と
を有する。
【0055】前記供給系制御部48は、プリウエット工
程時には、前記プリウェット条件46に基づき、前記エ
ア源39を通して制御弁44を制御することで、例えば
溶剤の供給時間若しくは供給速度を、塗布するレジスト
液の種類に対応したプリウエット工程に適したものに制
御する。また、容器洗浄工程時には、前記洗浄条件47
を取り出して、溶剤の供給時間若しくは供給速度を、使
用したレジスト液の種類に対応した容器洗浄工程に適し
たものに制御する。
【0056】この実施形態のように、溶剤がN2ガス加
圧により供給される場合には、溶剤の単位時間当たりの
供給量が一定であるから、前記制御弁44の開度、開時
間若しくはその両方を制御することで各条件に対応した
溶剤の供給を行うようにする。
【0057】また、前記雰囲気制御部49は、プリウェ
ット条件及び洗浄条件に応じて、図示しないダウンフロ
ー発生装置(DF)、前記オートダンパ30やバキュー
ム装置12を制御し、基板周辺の雰囲気(温度や湿度
等)をプリウェット工程若しくは洗浄工程に応じたもの
にする。また、ウエハ駆動系制御部50は、前記モータ
10を制御し、ウエハWの回転数を各工程に応じたもの
とする。
【0058】なお、この制御装置15には、ディスプレ
イ51及びタッチパネルやキーボード等の入力部52が
接続されており、前述した各条件46,47を表示でき
ると共に、各条件の内容を変更及び更新できるように構
成されている。したがって、例えば、設定した条件では
容器4の洗浄が十分でない場合は、供給する溶剤の量を
増加させたり、ウエハWの回転数を高速にしたりする等
の変更が行える。
【0059】(洗浄基板)次に洗浄基板1を、図4
(a)、(b)を参照して説明する。洗浄基板1は、円
盤状の本体65を有する。この本体65は、ウエハWの
熱伝導率と同じ材質で形成されかつ同じ厚さtcを有す
る。これにより熱容量がウエハWとほぼ同等になるよう
に調整されている。
【0060】この本体65は、周方向に沿って所定の間
隔で設けられた立ち上げフィン66(溶剤案内部)を有
する。このフィン66は、この本体65にコの字状の切
込みを入れ、径方向外側に向かって次第に高さが高くな
るように立ち上げることで形成されたものである。
【0061】図5に示すように、この洗浄基板1は、前
記ウエハWと同様にスピンチャック9上に吸着保持され
て回転駆動される。そして、前記溶剤吐出ノズル6から
前記容器洗浄条件47に基づいて制御された溶剤が吐出
されると、この溶剤を回転遠心力によって径方向外側に
案内する。径方向外側に案内される溶剤は、前記フィン
66と、このフィン66の設けられていない部分とに分
岐して流れ、フィン66に案内された溶剤Aは、このフ
ィン66に沿って斜め上方向に案内され、このフィン6
6の縁部から斜め上方向に向かって飛散する。フィン6
6の設けられていない部分に案内された溶剤Bは、本体
65上面の縁部から略水平方向に飛散させられる。ま
た、フィン66の設けられていない部分に案内された溶
剤の一部は、フィン66の下側に生成された開口66a
を通じて上記本体65の裏面に流通し、この本体65の
下面の縁部から略水平方向に飛散させられる(C)。本
体65の上面と下面からそれぞれ飛散した溶剤は、本体
65の縁部から飛散した直後で合流し、この影響で流れ
が乱れて飛散範囲が上下に広がることになる。
【0062】このようにして、洗浄基板1の本体65若
しくはフィン66の縁部から飛散した溶剤は、前記容器
4(外カップ21)の内面に直接噴き付けられ、容器4
に付着しているレジスト液を溶解して洗浄する。なお、
このような構成の洗浄基板1によれば、溶剤の飛散範囲
を拡大させて、より広い範囲の洗浄を行うことができ
る。
【0063】(レジスト液の塗布及び容器の洗浄処理工
程)次に図6および図7を参照しながらこの実施形態に
おけるレジスト液の塗布処理について説明する。図6は
レジスト塗布工程のフローチャート、および図7(a)
〜(d)はレジスト塗布工程と容器洗浄工程を示す工程
図である。
【0064】(1)予備工程 まず、オペレータは、図3に示した入力部52を通じて
塗布するべきレジスト液を選択する等、各種の設定を行
なう。
【0065】この設定に基づいて、前記待機ユニット5
6からピックアップされるレジスト液吐出ノズル5(レ
ジスト液供給系統)の種類が決定される。
【0066】(2)プリウェット工程(ステップS1〜
S5、図7(a)) まず、前記メインアーム機構7によりウエハWをスピン
チャック9上に載置させる(ステップS1)。一方、前
記制御装置15は、前記データ格納部45からプリウェ
ット条件46を取り出す(ステップS2)。次に、溶剤
吐出ノズル6をウエハWの中心部上に移動させ対向させ
る(ステップS3、図7(a))。この溶剤吐出ノズル
6に接続された制御弁44は、塗布するレジスト液に対
応した前記プリウェット条件46に基づいて制御され、
ウエハW上に例えば2ml(第1の量)の溶剤を供給す
る(ステップS4)。
【0067】次いで、ウエハWの回転を開始し、例えば
前記プリウェット条件46に基づいて2000rpmで
回転させながら遠心力により溶剤を拡散し、溶剤膜を形
成する(ステップS5)。
【0068】このようなプリウェット処理によれば、ウ
エハWに直接レジスト液を塗布する場合に比べてレジス
ト液が滑りやすく即ち拡散しやすくなる。このため少量
のレジスト液であってもウエハW全体にレジスト液を拡
散することができるので、レジスト液の消費量を大幅に
低減することができる。
【0069】(3)レジスト液塗布工程(ステップS6
〜S10、図7(b)、(c)) 以上のプリウェット工程が終了すると、レジスト液吐出
ノズル5をウエハWの中心部上に移動させ(ステップS
6、図7(b))、例えばウエハWを約4000rpm
で回転させながら所定のレジスト液を滴下する(ステッ
プS7)。その後一旦ウエハWの回転数を例えば150
0rpmまで低下させてレジスト膜に作用する遠心力を
低減してレジスト膜がウエハWの周縁部において厚くな
るのを防止する(ステップS8)。次いで、再びウエハ
Wの回転数を例えば3000rpmに上昇させてレジス
ト膜を乾燥させる(ステップS9)。
【0070】ウエハWの上面にレジスト膜が形成された
ならば、ウエハWの裏面洗浄及びウエハの周縁部の不要
レジスト膜の除去を行う(ステップS10)。すなわ
ち、図7(b)に示すように、ウエハWを回転させなが
らウエハWの裏面(下面)に向けてバックリンスノズル
16から溶剤を供給して、ウエハWの上面側から回り込
んでウエハWの裏面側周縁部に付着したレジスト膜を除
去する。また、ウエハWの上面の周縁部にサイドリンス
ノズル57を対向させ、このノズル57から供給された
溶剤によってウエハ周縁部のレジスト膜を溶解除去す
る。
【0071】なお、サイドリンスノズル57は、先端が
先細形状に形成されており、溶剤の供給位置精度が高く
なるように構成されている。これにより、不要なレジス
ト膜を少ない溶剤でより効果的に除去することができ、
基板処理のスループットを向上させることができる。
【0072】不要なレジスト液膜が除去されたならば、
ウエハWを高回転で回転させて溶剤を振り切る。このこ
とで、一連のレジスト液塗布工程を終了する。処理の終
了したウエハは前記メインアーム機構7によって搬出さ
れ、次の処理ユニット(後で説明するポストベークユニ
ット)へ搬送される。
【0073】次に、ステップS11で容器洗浄を開始す
るかを判断する。この判断は、例えば、ウエハWに対す
るレジスト処理を前回の容器洗浄から何回行ったかに基
づいて行う。そして、このステップS11で容器洗浄を
行うと判断するまでは、ステップS1〜S10の工程を
継続的に行いウエハWに対するレジスト液塗布を行う。
【0074】なお、上記のレジスト液塗布処理工程にお
いては、オートダンパ30は常時開に設定され、容器4
内の雰囲気は常に容器下方の排気口25から排気された
状態となっている。これにより、レジスト液や溶剤が飛
散して形成されたミストやパーティクルが排出され、ウ
エハW上に再付着して汚染する等の事態が防止される。
【0075】さらに、上記のレジスト液処理工程中は、
図示しない温湿度調整器により、常時、温度はクリーン
ルーム内の設定気温と同一の温度例えば23℃、湿度は
常に40%を保つように雰囲気されている。これにより
ウエハW毎の膜厚ばらつきの発生を抑制することができ
る。
【0076】(4)容器の洗浄処理工程(ステップS1
2〜S17:図7(d)) 一方、前記ステップS11で容器洗浄を開始すると判断
された場合には、ステップS12〜ステップS17を実
行する。
【0077】この容器洗浄工程においては、まず、前記
制御装置15が前記データ格納部45から使用したレジ
スト液に応じた容器洗浄条件47を取り出す(ステップ
S12)。次に、前記洗浄基板格納ユニットWPから洗
浄基板1を取り出し、前記メインアーム機構7によって
温度および湿度を制御されたダウンフロー(DF)が形
成された搬送路60中を搬送する。このことで、洗浄基
板1の温度がウエハWのレジスト塗布処理前に設定され
る温度と略同一の温度に温調される(ステップS1
3)。
【0078】このように、洗浄基板1をウエハWと同じ
処理条件となるように温調することで、スピンチャック
9の温度をレジスト液塗布時と同じ状態に保持すること
ができる。すなわち、前記洗浄基板1の温度がウエハW
1と比べて低い場合には、スピンチャック9が冷やされ
てしまい、再度ウエハWを保持した場合に、ウエハWの
温度分布が不均一になり、これによりレジスト膜の膜厚
にばらつきが生じる場合がある。この実施形態では、前
記洗浄基板1に対しウエハWと同等の温調を行っている
から、このような事態が生じるのを有効に防止できる。
【0079】次いで、この洗浄基板1はスピンチャック
9上に載置される。そして、前記制御装置15は、前記
容器洗浄条件47に基づいて前記モータ10を作動さ
せ、洗浄基板1を例えば4000rpmで回転させる。
ついで、前記制御弁44が容器洗浄条件47に基づいて
制御され、洗浄基板1上に例えば毎分所定mlの溶剤
を、所定時間供給する(ステップS14、図7
(d))。
【0080】このことで、図5、図7(d)に示すよう
に、前記洗浄基板1の縁部から溶剤が飛散し、これが容
器4(外カップ21)の内側に直接噴き付けられて、付
着したレジスト液を溶解し、除去する。
【0081】なお、この溶剤の噴き付け位置は、前記洗
浄基板1の回転数すなわち、遠心力によって変化する。
例えば、回転数を低くすることで、外カップ21の低い
位置に直接溶剤を噴き付けることができ、回転数を高く
することで外カップ21の高い位置に直接溶剤を噴き付
けることができる。
【0082】この実施形態では、洗浄基板1の回転数を
2000rpmまで徐々に上げていくことで、外カップ
21の低い位置から洗浄を開始し次第に高い位置に溶剤
の噴き付け位置を移動させるようにする(ステップS1
5)。
【0083】容器4の洗浄が終了したならば、溶剤の吐
出を停止させ、溶剤を振り切ることで、この容器洗浄工
程を終了する(ステップS16)。使用した洗浄基板1
は、スピンチャック9上から搬出され、再び温調雰囲気
(ダウンフロー:DF)下の搬送路60を通って前記洗
浄基板格納ユニットWPに収納される。
【0084】このような構成のレジスト液塗布装置及び
容器洗浄工程によれば、以下の効果を得ることができ
る。
【0085】すなわち、第1に、プリウェット処理に用
いる溶剤供給系統と容器洗浄処理に用いる溶剤供給系統
とを共用することができるので、溶剤の配管構成が複雑
化することがない。
【0086】すなわち、従来のレジスト液塗布装置に用
いられていた容器洗浄装置は、容器洗浄の溶剤を吐出す
る専用の配管系統を有していたため、これが装置構成を
複雑化するという問題があった。
【0087】一方、本発明の発明者らは、近年、ウエハ
等の基板にレジスト液等の処理液を供給して処理する前
に洗浄液としても使用できる揮発性溶剤を供給すること
により処理液の供給量を低減せしめるプリウェット処理
の技術の開発を継続的に行っている。そこで、発明者ら
は、容器洗浄用の専用ノズルを設けず、プリウェット処
理に使用する揮発性溶剤の供給系を兼用して容器洗浄処
理を行えないかという観点から鋭意検討を行い、被処理
基板の処理に使用する際と容器洗浄処理に使用する際と
で溶剤の供給量あるいは供給流量等の管理を行う構成に
よってこれを実現するに至った。
【0088】また、このような構成によれば、装置構成
が簡略化されるだけでなく、各系統を各別に位置決めす
る等の処理が不要になるから、処理時間の短縮を図るこ
とが可能となる。
【0089】第2に、プリウェット処理と容器洗浄工程
共に、レジスト液の種類に応じた溶剤処理条件を各別に
制御するようにしたから、レジスト液の種類に応じたプ
リウェット処理を行えると共に、溶解除去しようとする
レジスト液に応じた洗浄工程を効果的に行える効果もあ
る。
【0090】第3に、洗浄基板1として、図4に示した
構成のものを用いるようにしたので、溶剤の飛散範囲の
制御自由度が向上し、より効果的な容器洗浄が行える効
果がある。
【0091】すなわち、上記洗浄基板1にフィン66を
設けることで、この洗浄基板1から飛散させる溶剤の飛
散方向を積極的に制御でき、特に、上下方向の洗浄範囲
を拡大することができる。そして、容器4内の広い範囲
に亘って付着した汚れを有効に除去できる。
【0092】また、洗浄基板1の回転数を制御すること
により、溶剤を噴き付ける位置を自由に制御できる。こ
の実施形態では、最初は基板1の回転速度を遅くしてお
いて、徐々に高速にするようにしているが、このことに
より以下の効果がある。
【0093】すなわち、溶剤を、いきなり容器4の高い
位置に噴き付けた場合には、すだれ状に飛散した溶剤の
液流同士が繋がらず、最初に溶剤が接触した位置とそう
でない位置との間に洗浄の差が生じて、図8に示すよう
な洗浄むらが生じる可能性がある。
【0094】これに対して、この発明のように、溶剤の
飛散範囲を上下方向に広範囲とすると共に、下側から徐
々に上側に向かって溶剤の噴き付け位置を移動させてい
くことにより、上記のような洗浄むらが生じてしまうこ
とを有効に防止できる。
【0095】(塗布現像処理システム)以上説明したレ
ジスト液塗布装置は、図9〜図11に示す塗布現像処理
システムに適用されることが好ましい。
【0096】図9に示すように、この塗布現像処理シス
テムは、ウエハWが収容されたカセットCRからウエハ
Wを順次取り出すカセット部70と、カセット部70に
よって取り出されたウエハWに対しレジスト液塗布及び
現像のプロセス処理を行なうプロセス処理部71と、レ
ジスト液が塗布されたウエハWを図示しない露光装置に
受け渡すインタフェース部72とを備えている。
【0097】前記カセット部70には、カセットCRを
位置決め保持するための4つの突起部80aと、この突
起部80aによって保持されたカセットCR内からウエ
ハWを取り出す第1のサブアーム機構81とが設けられ
ている。このサブアーム機構81は、ウエハWを取り出
したならば、θ方向に回転して向きを変え、このウエハ
Wを前記プロセス処理部71に設けられたメインアーム
機構7に受け渡すことができるようになっている。
【0098】カセット部70とプロセス処理部71間で
のウエハWの受け渡しは第3の処理ユニット群G3を介
して行われる。この第3の処理ユニット群G3は、図1
0に示すように複数のプロセス処理ユニットを縦形に積
み上げて構成したものである。すなわち、この処理ユニ
ット群G3は、ウエハWを冷却処理するクーリングユニ
ット(COL)、前記洗浄基板1を収納する洗浄基板格
納ユニット(WP)、ウエハWに対するレジスト液の定
着性を高める疎水化処理を行なうアドヒージョンユニッ
ト(AD)、ウエハWの位置合わせをするアライメント
ユニット(ALIM)、ウエハWを待機させておくため
のエクステンションユニット(EXT)、露光処理前の
加熱処理を行なう2つプリベーキングユニット(PRE
BAKE)、及び露光処理後の加熱処理を行なう2つポ
ストベーキングユニット(POBAKE)を順次下から
上へと積み上げて構成されている。
【0099】前記ウエハWのメインアーム機構7への受
け渡しは、前記エクステンションユニット(EXT)及
びアライメントユニット(ALIM)を介して行われ
る。
【0100】また、図9に示すように、このメインアー
ム機構7の周囲には、前記第3の処理ユニット群G3を
含む第1〜第5の処理ユニット群G1〜G5がこのメイ
ンアーム機構7を囲むように設けられている。前述した
第3の処理ユニット群G3と同様に、他の処理ユニット
群G1,G2,G4,G5も各種の処理ユニットを上下
方向に積み上げ的に構成されている。
【0101】すなわち、この発明のレジスト液塗布装置
(COT)は、図11に示すように、前記第1、第2の
処理ユニット群G1、G2に設けられている。この第
1、第2の処理ユニット群G1,G2は、レジスト塗布
装置(COT)と現像処理装置(DEV)とを上下方向
に積み上げ構成したものである。
【0102】なお、この図に82、83、84で示すの
は、図示しない温湿度調整器により温度および湿度を調
整されたダウンフローDFを通すためのフィルターであ
る。これにより、カセット部70、プロセス処理部71
及びインタフェース部72の各ステーションには、フィ
ルタ82〜84によって塵芥が除去されて清浄化された
空気のダウンフローDFが形成されている。
【0103】一方、前記メインアーム機構7は、図10
に示すように、上下方向に延接された筒状のガイド89
と、ガイド89に沿って上下駆動されるメインアーム8
8を備えている。また、このメインアーム88は平面方
向に回転し、かつ進退駆動されるように構成されてい
る。したがって、このメインアーム88を、上下方向に
駆動することで、ウエハWを前記各処理ユニット群G1
〜G5の各処理ユニットに対して任意にアクセスさせる
ことができるようになっている。
【0104】すなわち、前記カセット部70から第3の
処理ユニット群G3のエクステンションユニット(EX
T)を介してウエハWを受け取ったメインアーム機構7
は、先ず、このウエハWを第3の処理ユニット群G3の
アドヒージョンユニット(AD)に搬入し、疎水化処理
を行なう。ついで、アドヒージョンユニット(AD)か
らウエハWを搬出し、クーリングユニット(COL)で
冷却処理する。
【0105】冷却処理されたウエハWは、前記メインア
ーム機構7によって前記第1の処理ユニット群G1(若
しくは第2の処理ユニット群G2)のレジスト液塗布装
置(COT)に対向位置決めされ、搬入される。このこ
とで、ウエハWをこの発明のレジスト液塗布装置に対し
てロードすることができる。
【0106】前述したようにレジスト液が塗布されたウ
エハWは、メインアーム機構7によってレジスト液塗布
ユニット(COT)からアンロードされ、第4の処理ユ
ニット群G4を介してインタフェース部72に受け渡さ
れる。
【0107】この第4の処理ユニット群G4は、図7に
示すように、クーリングユニット(COL)、イクステ
ンション・クーリングユニット(EXT・COL)、イ
クステンションユニット(EXT)、クーリングユニッ
ト(COL)、2つのプリベーキングユニット(PRE
BAKE)、及び2つのポストベーキングユニット(P
OBAKE)を下から上へと順次積み上げて構成したも
のである。
【0108】前記レジスト液塗布装置(COT)から取
り出されたウエハWは、先ず、プリベーキングユニット
(PREBAKE)に挿入され、レジスト液から溶剤
(シンナー)を飛ばして乾燥される。
【0109】次に、このウエハWはクーリングユニット
(COL)で冷却された後、エクステンションユニット
(EXT)を介して前記インタフェース部72に設けら
れた第2のサブアーム機構74に受け渡される。
【0110】ウエハWを受け取った第2のサブアーム機
構74は、受け取ったウエハWを順次カセットCR内に
収納する。このインターフェース部72は、前記ウエハ
WをカセットCRに収納した状態で図示しない露光装置
に受け渡し、露光処理後のウエハWが収納されたカセッ
トCRを受け取る。
【0111】露光処理された後のウエハWは、前記とは
逆に第4の処理ユニット群G4を介してメインアーム機
構7に受け渡され、このメインアーム機構7は、この露
光後のウエハWを必要であればポストベーキングユニッ
ト(POBAKE)に挿入した後、現像装置(DEV)
に挿入し現像処理を行なわせる。現像処理後のウエハW
は、いずれかのベーキングユニットに搬送され、加熱乾
燥された後、この第3の処理ユニット群G3のエクステ
ンションユニット(EXT)を介してカセット部70に
排出される。
【0112】なお、前記第5の処理ユニット群G5は、
選択的に設けられるもので、この例では前記第4の処理
ユニット群G4と同様に構成されている。また、この第
5の処理ユニット群G5はレール75によって移動可能
に保持され、前記メインアーム機構7及び前記第1〜第
4の処理ユニット群G1〜G4に対するメンテナンス処
理を容易に行ない得るようになっている。
【0113】なお、前記洗浄基板1は、容器洗浄時に、
洗浄基板格納ユニットWPから取り出されて前記レジス
ト液塗布ユニット(COT)に供給されるようになって
いる。
【0114】また、前記中央制御装置15に接続された
表示部51及びタッチパネル52は、図11に示すよう
に、カセット部70の側方に配置されている。
【0115】前述したレジスト液塗布装置を、図9〜図
11に示した塗布現像ユニットに適用した場合、複数の
ウエハの並行処理が容易に行なえるから、ウエハWの塗
布現像処理工程を非常に効率的に行なうことができる。
また、各処理ユニットが上下に積上げ式に構成されてい
るから装置の設置面積を著しく減少させることができ
る。
【0116】(変形例)この発明は上述した一実施形態
に限定されるものではなく、発明の要旨を変更しない範
囲で種々変形可能である。
【0117】第1に、前記一実施形態では、容器洗浄時
に、ウエハWの上面に対向する溶剤吐出ノズル6からの
み溶剤を供給していたが、バックリンスノズル16から
も供給するようにしても良い。
【0118】この場合、前記制御装置15は、前記容器
洗浄条件47に基づいて前記バックリンスノズル16の
制御弁18に接続されたエア源39を制御し、除去する
レジスト液に応じた条件で溶剤を吐出させるようにす
る。
【0119】このような構成によれば、前記洗浄基板1
の下面に沿わせ回転遠心力によってこの溶剤を基板1の
縁部から飛散させることが可能になる。また、このよう
な構成によれば、基板1の下面側から前記開口66aを
通って基板1の上面側に溶剤を流通させ、前記フィン6
6の下面に沿ってこの溶剤を案内して、このフィン66
の縁部から飛散させることができる。このことにより、
フィン66の上面側から飛散する溶剤と下面側から飛散
する溶剤とを合体させることができる。
【0120】なお、これにより、洗浄基板1の上面側を
流通する溶剤が上記開口66aに衝突してミスト化する
ことがないから、溶剤の使用効率を高めることも可能に
なる。このため容器洗浄処理の所要時間を低減するとと
もに溶剤消費量を低減することができる。
【0121】また、この場合、前記溶剤吐出ノズル6か
らの溶剤の供給開始タイミングと、バックリンスノズル
16からの溶剤の供給開始タイミングとの間に時間差を
付けるようにしても良い。このことによっても、溶剤の
飛散方向を制御することができる。
【0122】第2に、前記一実施形態では、容器洗浄工
程中に洗浄基板1の回転数を次第に上昇させることで図
8に示すような洗浄むらの発生を防止するようにした
が、次の方法によってこれを防止するようにしても良
い。
【0123】このためには、たとえば、図12に示すよ
うに、前記バックリンスノズル16の側方に、内カップ
の上部に霧状の溶剤を噴射する複数のスプレーノズル9
0を設けるようにし、前記洗浄基板1を回転させる前
に、前記容器4の内側にミスト状の溶剤を噴き付けて
(噴霧して)濡らすようにする。
【0124】この後、前記洗浄基板1を回転させると共
に、前記溶剤吐出ノズル6を通じて溶剤を供給すること
で、前記第1の実施形態と同様の洗浄を行う。このよう
な洗浄方法によれば、前記容器4の内側全体を予め溶剤
で濡らしておくことができるので、図8のような洗浄む
らが生じることを防止できる効果がある。
【0125】なお、前記スプレーノズル90から噴霧さ
れた霧状の溶剤は、比重が軽いため容器から上方へ放出
されやすい。これを防止するため、例えば前記排気口2
5からの排気流量を、レジスト液の塗布処理あるいは前
記ノズル6を通じた洗浄処理の場合よりも大きくするこ
とが有効である。また、このことにより、溶剤の消費量
の低減を図ることができる。
【0126】第3に、上述の実施形態においては、いず
れも洗浄用の溶剤として揮発性の溶剤、すなわちシンナ
ーを使用したが、レジスト液などの処理液を洗い流すこ
とのできる液体であれば良い。また、処理液はレジスト
液に限られず、現像液等にも適用可能である。処理液が
現像液の場合には溶剤としては純水等を用いることがで
きる。
【0127】第4に、上記実施形態においては、基板処
理における容器内雰囲気と容器洗浄処理における容器内
雰囲気とで圧力を異ならせるように制御しているが、容
器洗浄処理時において、基板処理時に比して容器内雰囲
気の温度を低く、湿度を高くすることにより溶剤の蒸発
を抑制するように制御してもよい。またこれらを圧力、
温度および湿度の制御を組み合わせることによりさらに
一層容器洗浄処理の洗浄効果が高まり、処理時間の低
減、溶剤の消費量の低減を図ることができる。
【0128】第5に、上記実施形態においては、ウエハ
Wの表面を溶剤で濡らした後にレジスト液を供給するよ
うにしているが、レジスト液の供給は溶剤の供給中に行
ってもよい。このように供給を同時に行うことにより処
理時間の低減を図ることができる。
【0129】第6に、上記実施形態においては、洗浄基
板1をウエハWの処理前に設定される温度と略同一の温
度状態に保持する工程を、温調されたダウンフロー(D
F)が形成された搬送路60中を通過させることにより
行ったが、この工程は洗浄基板1を温調することができ
れば良いので、例えば洗浄基板格納ユニットWPに温調
されたダウンフローを導いたり、クーリングプレート
(COL)上に載置する等により行ってもよい。ダウン
フローを基板保持ユニットWPに導いて温調するように
すれば、ウエハWの処理中において長時間にわたって温
調を行うことができるから、さらに精度の良い温調を施
すことが可能となる。そして、洗浄基板1とウエハWと
の温度差による処理ばらつきをさらに低減することがで
きる。
【0130】また、洗浄基板1をクーリングプレートに
載置して温調を行うようにすれば、面内て均一に温調さ
れたプレートに直接的に載置して温調を施すことができ
るので、基板全面に亘って均一な温度分布を得ることが
できる。なお、これに対して、ダウンフローにより温調
する場合には、ダウンフローの場所による速度差によっ
て洗浄基板1と空気との間の熱伝達係数にばらつきが生
じ、洗浄基板1に微少な温度ばらつきが発生する恐れが
ある。クーリングプレートによる温調によれば、これを
有効に防止できる。
【0131】第7に、上記実施形態においては、洗浄基
板1への溶剤の供給を洗浄基板1の上面(処理面)側か
らと下面(非処理面)側からとより行ったが、下面側か
らのみ供給するようにしても良い。
【0132】第8に、上記実施形態においては、容器に
ミスト状の溶剤を噴霧するためにスプレーノズル90を
用いたが、噴出する溶剤の粒径を小さくすることができ
る構成であればこれに限定されるものではない。例えば
洗浄基板1のフィン66の側面に上面側または下面側か
ら溶剤を当ててミストを発生させることにより行っても
よい。
【0133】第9に、上記実施形態においては、洗浄基
板1のフィン66の立ち上げ高さを全て同じとしたが、
これに限定されるものではない。周方向に沿って様々な
高さのフィン66を設けるようにしても良い。また、フ
ィン66の高さは容器4内の汚れの付着位置に応じて設
定するのが好ましい。即ち、例えば容器4の高い位置に
汚れの付着が多い場合にはフィン66の高さを高く、容
器4の低い位置に汚れの付着が多い場合にはフィン66
の高さを低くすることが好ましい。
【0134】また、汚れが、高さ方向の複数の箇所例え
ばN箇所にわたって付着している場合においては、これ
に対応するために、高さの異なるN種類のフィン66を
設けるようにすることが好ましい。
【0135】第10に、上記一実施形態においては、ウ
エハW若しくは洗浄基板1とスピンチャック9との間に
突起14を散設して隙間を設け、ウエハW或いは洗浄基
板1の裏面側の温調を行えるようにしたが、このために
は必ずしも上記一実施形態の構成に限定されるものでは
ない。
【0136】例えば、前記突起14の代りに多孔質材料
からなるシートを介在させるようにしても同様の効果を
得ることができる。
【0137】その他、この発明は、要旨を変更しない範
囲で種々変形可能であることはいうまでもない。
【0138】
【発明の効果】以上説明した構成によれば、装置構成を
複雑・大型化することなく容器に付着した処理液の洗浄
を行なえる基板処理装置及び基板処理方法を提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態を示す概略構成図。
【図2】同じく、上面図。
【図3】同じく、溶剤供給機構の制御系を示すブロック
図。
【図4】同じく、洗浄基板を示す平面図及び縦断面図。
【図5】同じく、洗浄基板からの溶剤の飛散形態を説明
するための説明図。
【図6】同じく、レジスト液塗布工程及び容器洗浄工程
を示すフローチャート。
【図7】同じく、レジスト液塗布工程及び容器洗浄工程
を示す工程図。
【図8】同じく、容器に付着した処理液の汚れを示す説
明図。
【図9】同じく、この発明を適用した塗布現像システム
を示す上面図。
【図10】同じく、この発明を適用した塗布現像システ
ムを示す背面図。
【図11】同じく、この発明を適用した塗布現像システ
ムを示す正面図。
【図12】変形例を説明するための概略構成図。
【符号の説明】
W…ウエハ G1〜G5…第1〜第5の処理ユニット群 DF…ダウンフロー WP…洗浄基板格納ユニット 1…基板 1…洗浄基板 2…ベース 3…スピンチャック機構 4…容器 5…レジスト液吐出ノズル 6…溶剤吐出ノズル 7…メインアーム機構 9…スピンチャック 10…サーボモータ 11…真空チャック溝 12…バキューム装置 14…突起 15…中央制御装置 16…バックリンスノズル 17…排液管 18…制御弁 19…溶剤供給源 20…内カップ 21…外カップ 22…傾斜部 23…分離板 24…外側壁部 25…排気口 26…排液口 28…気液流路 29…排気管 30…オートダンパ 32…アーム 33…ホルダ 35…供給管 36…レジスト液供給タンク 37…バルブ 38…ポンプ 39…エア源 41…溶剤供給管 42…溶剤供給タンク 43…ガス供給源 44…溶剤用制御弁 45…データ格納部 46…プリウェット条件 47…容器洗浄条件 48…供給系制御部 49…雰囲気制御部 50…ウエハ駆動系制御部 51…ディスプレイ 52…入力部 54…Y駆動機構 55…Yレール 56…ノズル待機部 57…サイドリンスノズル 58…サイドリンス用アーム 60…搬送路 65…本体 66…フィン 66a…開口 70…カセット部 71…プロセス処理部 72…インタフェース部 90…スプレーノズル

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器と、 この容器内で基板を保持し回転させる基板回転機構と、 この基板回転機構に保持された基板上に、この基板を処
    理するための処理液を供給する処理液供給機構と、 前記基板回転機構に保持された基板上に、溶剤を供給す
    る溶剤供給機構と、 前記溶剤供給機構を制御し、基板前処理用の溶剤と容器
    洗浄用の溶剤とを選択的に供給させる制御部とを有する
    ことを特徴とする基板処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の基板処理装置において、 前記制御部は、 前記前処理用の溶剤の供給条件と容器洗浄用の溶剤の供
    給条件を格納する供給条件格納部を有し、 この供給条件格納部に格納された各供給条件に基づいて
    前記溶剤供給機構を制御し、基板前処理用の溶剤と容器
    洗浄用の溶剤とを選択的に供給させることを特徴とする
    基板処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の基板処理装置において、 前記容器洗浄用の溶剤の供給条件は、基板を処理した処
    理液の種類に関連付けられており、 前記制御部は、処理液の種類に応じた供給条件で前記溶
    剤供給機構から溶剤を基板上に供給して容器を洗浄する
    ことを特徴とする基板処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の基板処理装置において、 前記溶剤供給機構は、 溶剤の供給源と、 この溶剤供給源に接続され、溶剤の供給量又は供給時間
    若しくはその両方を制御できる溶剤送り機構とを有し、 前記制御部は、 前記溶剤送り機構を制御することで、基板前処理用の溶
    剤と容器洗浄用の溶剤とを選択的に供給させることを特
    徴とする基板処理装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の基板処理装置において、 前記溶剤供給機構は、 基板の上面に対して溶剤を供給する上面側供給系統の他
    に、 基板の下面に対して溶剤を供給する下面側供給系統を有
    し、 前記制御部は、 容器洗浄時には、前記上面側供給系統と下面側供給系統
    の両方若しくは何れか一方から溶剤を供給させることを
    特徴とする基板処理装置。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の基板処理装置において、 前記溶剤供給機構は、 基板の上面、下面若しくはその両方に対して溶剤を供給
    する溶剤供給系統の他に、 容器の内側に対して霧の溶剤を供給する溶剤噴霧系統と
    を有し、 前記制御部は、 容器洗浄時には、前記溶剤噴霧系統から霧状の溶剤を容
    器内側に噴き付けた後、前記基板を回転させつつ前記溶
    剤供給系統から溶剤を供給させることを特徴とする基板
    処理装置。
  7. 【請求項7】 請求項1記載の基板処理装置において、 この基板処理装置は、さらに、容器内の雰囲気を制御す
    る雰囲気制御機構を有し、 前記制御部は、基板の前処理時、基板の処理時、及び容
    器洗浄時における容器内雰囲気を選択的に制御すること
    を特徴とする基板処理装置。
  8. 【請求項8】 請求項1記載の基板処理装置において、 前記制御部は、容器洗浄中に基板回転速度を変化させ、
    容器に対する洗浄位置を移動させることを特徴とする基
    板処理装置。
  9. 【請求項9】 請求項1記載の基板処理装置において、 容器洗浄を行なう際に、処理する基板の代わりに、洗浄
    に用いる専用の基板を前記回転保持機構上に供給する基
    板供給機構を有することを特徴とする基板処理装置。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の基板処理装置におい
    て、 この洗浄処理のために用いる基板は、 その一部に、溶剤を厚さ方向に沿って所定の範囲に亘っ
    て飛散させるための溶剤案内部が設けられていることを
    特徴とする基板処理装置。
  11. 【請求項11】 請求項10記載の基板処理装置におい
    て、 前記溶剤案内部は、洗浄処理のために用いる基板の一部
    を、切り込み立ち上げ加工してなる案内片であることを
    特徴とする基板処理装置。
  12. 【請求項12】 請求項10記載の基板処理装置におい
    て、 前記溶剤案内部は、 供給された溶剤を、溶剤が供給された面と反対側の面に
    導く溶剤案内通路を有することを特徴とする基板処理装
    置。
  13. 【請求項13】 請求項9記載の基板処理装置におい
    て、 前記洗浄処理のために用いる基板及び、処理液で処理す
    る基板を、略同一の温度状態に制御するための基板温度
    制御機構を有することを特徴とする基板処理装置。
  14. 【請求項14】 請求項1記載の基板処理装置におい
    て、 容器内で基板を保持し回転させる基板回転機構は、 基板との間に所定の隙間を存した状態でこの基板を吸着
    保持するものであることを特徴とする基板処理装置。
  15. 【請求項15】 容器と、 この容器内で基板を保持する基板保持機構と、 前記基板保持機構に保持された基板上に、容器洗浄用の
    溶剤を供給する溶剤供給機構と、 容器内で基板を回転させることで、基板に供給された溶
    剤を回転遠心力によって飛散させ容器を洗浄する基板回
    転機構とを有し、 前記基板は、 その一部に、溶剤を厚さ方向に沿って所定の範囲に亘っ
    て飛散させるための溶剤案内部が設けられていることを
    特徴とする容器洗浄装置。
  16. 【請求項16】 請求項15記載の容器洗浄装置におい
    て、 前記溶剤案内部は、洗浄処理のために用いる基板の一部
    を、切り込み立ち上げ加工してなる案内片であることを
    特徴とする容器洗浄装置。
  17. 【請求項17】 請求項15記載の容器洗浄装置におい
    て、 前記溶剤案内部は、 供給された溶剤を、溶剤が供給された面と反対側の面に
    導く溶剤案内通路を有することを特徴とする容器洗浄装
    置。
  18. 【請求項18】 容器内で処理基板を処理する基板処理
    方法において、 容器内に設けられた基板保持機構に処理基板を供給する
    工程と、 処理基板の表面に前処理用の溶剤を供給し、基板の前処
    理を行なう工程と、 処理基板に処理液を供給し、基板の処理を行なう工程
    と、 基板保持機構に処理基板に代えて容器洗浄用基板を供給
    する工程と、 前記前処理用の溶剤を供給したのと同じ供給系統を通し
    て前記容器洗浄用基板上に容器洗浄用の溶剤を供給する
    工程と、 前記容器洗浄用基板を回転させ、回転遠心力によって容
    器洗浄用の溶剤を飛散させ、これによって容器を洗浄す
    る工程とを有することを特徴とする基板処理方法。
  19. 【請求項19】 請求項18の基板処理方法において、 前記前処理用の溶剤を供給したのと異なる供給系統を通
    して前記容器洗浄用基板に容器洗浄用の溶剤を供給する
    工程をさらに有することを特徴とする基板処理方法。
  20. 【請求項20】 請求項18の基板処理方法において、 容器の内側に霧状の溶剤を噴霧する工程を有し、この工
    程の後に前記容器洗浄用基板に容器洗浄用の溶剤を供給
    することを特徴とする基板処理方法。
  21. 【請求項21】 請求項18の基板処理方法において、 前記容器を洗浄する工程は、 容器洗浄用基板の回転数を変化させて溶剤を飛散方向を
    制御し、容器の下から上に向かって洗浄することを特徴
    とする基板処理方法。
  22. 【請求項22】 請求項18の基板処理方法において、 容器洗浄用基板は、 その一部に、溶剤を厚さ方向に沿って所定の範囲に亘っ
    て飛散させるための溶剤案内部が設けられていることを
    特徴とする基板処理方法。
  23. 【請求項23】 請求項22記載の基板処理方法におい
    て、 前記溶剤案内部は、洗浄処理用基板の一部を、切り込み
    立ち上げ加工してなる案内片であることを特徴とする基
    板処理方法。
  24. 【請求項24】 請求項22記載の基板処理装置におい
    て、 前記溶剤案内部は、 供給された溶剤を、溶剤が供給された面と反対側の面に
    導く溶剤案内通路を有することを特徴とする基板処理方
    法。
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