JP2000313451A - 米袋のエアー抜け装置 - Google Patents
米袋のエアー抜け装置Info
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Abstract
の抜けを更に良好にする。 【解決手段】 袋本体1の一辺であって、この一辺に沿
って外側には広い間隔で未シール部分を形成しながら外
側ヒートシール5を行って外側エアー抜け通路6を形成
し、この外側ヒートシール5部分の内側に前記外側エア
ー抜け通路6に対向する部分において、米10が抜け出
ない間隔となるようにポイントシール8を行うことによ
り、内側エアー抜け通路9を形成するようにして内側ヒ
ートシール7を行って成る米袋において、製袋前に、こ
の米袋を形成する表フィルム1aと裏フィルム1bの双
方に、前記外側ヒートシール5部分と内側ヒートシール
7部分とを横断するように、そして表と裏で互いに反対
方向を向くように、一定の間隔で凸状と凹状の押しぐせ
1a′,1b′を連続的に形成し、その上で前記外側ヒ
ートシール5と内側ヒートシール7を行う。
Description
した後に袋内からエアーを抜き出すことができるように
形成した(ヒートシールした)所謂無孔タイプの米袋に
おけるエアー抜け装置に関するものである。
米袋に充填した場合、これをそのままヒートシールして
密封してしまうと、袋内に残留したエアーが影響して所
謂パンパンに張った状態になることから、袋の一部にエ
アー抜け孔を形成したものが公知である。しかし、この
エアー抜け孔を形成した米袋の場合、このエアー抜け孔
から虫や水が侵入したり、あるいは重ね置きした場合に
荷重がかかって破れたりすることがある。
を改善するために、米袋を製袋する際に、米袋本体の一
辺に沿ってヒートシールを外と内の二条に形成し、外側
のヒートシールはエアーが抜け易いように広い間隔で未
シール部分を形成し、内側のヒートシールは、前記広い
未シール部分と対向する位置にポイントシールを行うこ
とにより、エアーは抜けるが米粒が出ないように工夫し
た所謂無孔タイプの米袋を特願平6−164993号と
して提案している。
は、強度的にも十分であり、エアーの抜けも良好である
が、本発明は、このエアーの抜けを更に良好にすること
が目的である。
め、請求項1に記載の発明においては、米袋のエアー抜
け装置において、袋本体の一辺であって、この一辺に沿
って外側には広い間隔で未シール部分を形成しながら外
側ヒートシールを行って外側エアー抜け通路を形成し、
この外側ヒートシール部分の内側に前記外側エアー抜け
通路に対向する部分において、米粒が抜け出ない間隔と
なるようにポイントシールを行うことにより、内側エア
ー抜け通路を形成するように内側ヒートシールを行って
成る米袋において、前記外側ヒートシール部分と内側ヒ
ートシール部分とを横断するように、一定の間隔で凹凸
状の押しぐせを形成したことを特徴とするものである。
請求項1に記載の発明において、エアー抜け装置を米袋
本体の二辺以上に沿って形成したことを特徴とするもの
である。
請求項1又は2に記載の発明において、押しぐせを製袋
前の表フィルムと裏フィルムにあらかじめ形成した後に
外側ヒートシールを形成して成ることを特徴とするもの
である。
請求項1又は2に記載の発明において、押しぐせを外側
ヒートシールと内側ヒートシールを行った後に形成して
成ることを特徴とするものである。
請求項1又は2又は3又は4に記載の発明において、内
側ヒートシールのみから成ることを特徴とするものであ
る。
請求項1又は2又は3又は4又は5に記載の発明におい
て、押しぐせを表フィルム又は裏フィルムの一方にのみ
形成して成ることを特徴とするものである。
形成される。米は一部開口した充填口から充填され、そ
の後この充填口が密封される。充填口を密封した後、米
袋をそのままにしておくと袋内のエアーは残留したまま
となるが、袋を外側から押えると、内部からエアー抜け
装置を経由してエアーが外に抜け出る。このとき、米粒
は内側ヒートシールの未シール部分がポイントシールに
より狭められているため、袋外に出ることはない。
対応しており、図1〜図3に基づいてエアー抜け装置の
具体的な構造を説明し、図4〜図6に基づいてその作用
を説明する。先ず、図1は製袋された状態の米袋本体で
あって、この米袋本体1は、両サイドにサイドシール
2,2aを形成し、左辺に沿ってエアー抜け装置4を形
成し、右辺に充填口3を形成した外観構造である。
一定の間隔で外側エアー抜け通路6を形成しながら外側
ヒートシール5を行い、この内側には、前記外側エアー
抜け通路6に対向する位置において、米粒が抜け出ない
範囲の間隔となるようにポイントシール8を行って内側
エアー抜け通路9を形成するように内側ヒートシール7
を行った構造である。また、この外側ヒートシール5と
内側ヒートシール7を横断するように、袋の表フィルム
1aと裏フィルム1bには、交互に、そして位置をずら
して凹凸状の押しぐせ1a′と1b′がつけてある。な
お、この押しぐせ1a′と1b′の数は、内側エアー抜
け通路9に少なくとも一条かかれば良いが、出来れば二
条以上かかるようにするとエアーの抜けも良く、好まし
い。
填口3をヒートシールして密封した状態の外観が図4で
ある。この状態で外圧を加えると、内部のエアーは、図
5、図6に示すように、内側エアー抜け通路9から外側
エアー抜け通路6を経由して、矢印のように外に抜け出
る。このとき、押しぐせ1a′,1b′の作用により、
表フィルム1aと裏フィルム1bとの間に隙間が強制的
に形成されるため、エアーの抜けが良く、時間も大巾に
短縮される。
ており、エアー抜け装置4を米袋本体1のサイドシール
2,2aを行う時に、あるいは充填口3のヒートシール
時に図1と同じように形成したものである。但し、サイ
ドシール2,2a側はヒートシール幅を大きくとること
は実際上難しい場合が多いので、充填口3側と図1の左
辺側の二辺が実用的である。このように、双方にエアー
抜け装置4を形成することにより、特に大型の米袋にお
いてエアーの抜けが良くなり、抜け時間も大巾に短縮で
きる。
ており、エアー抜け装置4において、押しぐせ1a′,
1b′を、外側ヒートシール5と内側ヒートシール7を
行った後に形成したものである。この際、押しぐせ1
a′,1b′の凹凸は、交互になるように形成しても、
あるいは凹状だけ、あるいは凸状だけを連続的に形成し
ても良い。この実施例においては、実施例1に比較して
エアーの抜けは少し劣るが、小型の米袋において実用的
であり、また、押しぐせをつけない無孔タイプの米袋と
比較した場合には格段に優れたエアー抜け効果が得られ
る。
ており、実施例1〜3は、すべて外側ヒートシール5と
内側ヒートシール7を行った例であるが、本実施例は、
内側ヒートシール7のみを一条で行った場合である。こ
の場合、内側ヒートシール7のシール幅を少し広く設定
する。このようにすると、シール部分の強度も高まり、
加えて押しぐせ1a′,1b′によりエアー抜け通路
6,9も拡大し、優れたエアー抜け効果が得られる。
ており、表フィルム1a又は裏フィルム1bの何れか一
方に、米袋本体1の内側方向に向く押しぐせ1a′,1
b′をつけることにより、この押しぐせ1a′,1b′
により隙間をつくり、エアー抜け効果の向上を図ったも
のである。
袋において、エアー抜け装置に押しぐせをつけたことに
より、エアー抜け装置において強制的に隙間ができ、こ
れによりエアーの抜けが非常に良くなり、エアー抜き時
間の短縮と、エアー抜き圧の軽減が可能となる。
Claims (6)
- 【請求項1】 袋本体の一辺であって、この一辺に沿っ
て外側には広い間隔で未シール部分を形成しながら外側
ヒートシールを行って外側エアー抜け通路を形成し、こ
の外側ヒートシール部分の内側に前記外側エアー抜け通
路に対向する部分において、米粒が抜け出ない間隔とな
るようにポイントシールを行うことにより、内側エアー
抜け通路を形成するように内側ヒートシールを行って成
る米袋において、前記外側ヒートシール部分と内側ヒー
トシール部分とを横断するように、一定の間隔で凹凸状
の押しぐせを形成して成る米袋のエアー抜け装置。 - 【請求項2】 エアー抜け装置を米袋本体の二辺以上に
沿って形成して成る請求項1記載の米袋のエアー抜け装
置。 - 【請求項3】 押しぐせを製袋前の表フィルムと裏フィ
ルムにあらかじめ形成した後に外側ヒートシールを形成
して成る請求項1又は2記載の米袋のエアー抜け装置。 - 【請求項4】 押しぐせを外側ヒートシールと内側ヒー
トシールを行った後に形成して成る請求項1又は2記載
の米袋のエアー抜け装置。 - 【請求項5】 内側ヒートシールのみから成る請求項1
又は2又は3又は4記載の米袋のエアー抜け装置。 - 【請求項6】 押しぐせを表フィルム又は裏フィルムの
一方にのみ形成して成る請求項1又は2又は3又は4又
は5記載の米袋のエアー抜け装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP12228299A JP4241997B2 (ja) | 1999-04-28 | 1999-04-28 | 米袋のエアー抜け装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12228299A JP4241997B2 (ja) | 1999-04-28 | 1999-04-28 | 米袋のエアー抜け装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2000313451A true JP2000313451A (ja) | 2000-11-14 |
JP4241997B2 JP4241997B2 (ja) | 2009-03-18 |
Family
ID=14832112
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12228299A Expired - Fee Related JP4241997B2 (ja) | 1999-04-28 | 1999-04-28 | 米袋のエアー抜け装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP4241997B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001354246A (ja) * | 2000-06-09 | 2001-12-25 | Meiwa Pax Co Ltd | 包装用袋およびその製造法 |
JP2002211585A (ja) * | 2001-01-16 | 2002-07-31 | Dainippon Printing Co Ltd | 通気性袋 |
KR100582820B1 (ko) | 2005-02-25 | 2006-05-23 | 주식회사오뚜기 | 쌀 포장재 |
JP2010208701A (ja) * | 2010-07-02 | 2010-09-24 | Dainippon Printing Co Ltd | 通気性袋の製造方法 |
-
1999
- 1999-04-28 JP JP12228299A patent/JP4241997B2/ja not_active Expired - Fee Related
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