JP3065978U - 小袋の外包装手段 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【技術課題】 大袋（外袋）が膨張しない包装手段を提
供する。 【解決手段】 調味料等を小袋２…内に密封したものを
複数個まとめて大袋１内に外包装するとき、前記大袋１
の任意の場所に空気抜き穴４を設け、大袋１内の空気が
熱膨張したとき、空気抜き穴４から外に逃げ出るように
する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、みそ、各種たれ、つゆ等を一回あるいは一食ごと等に個包装したも のをまとめて大袋（外袋）内に入れて販売する小袋の外包装手段に関するもので ある。

【０００２】

【従来の技術】

みそ、各種たれ、つゆ等を個包装したものを複数個まとめて大袋内に入れ、密 封して販売すると、大袋内に残留していた空気が熱膨張して、所謂パンパンに張 った状態になることがある。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

このように外袋が張った状態になると、外観上見栄えが悪く、また、商品が古 いような印象を与えて商品価値が損なわれる。 更に、袋が張った分、占有面積が大きくなり、商品の包装や展示において場所 をとったり、すべり落ちるために重ね置きもできなくなるという問題がある。

【０００４】 本考案は斯る点に鑑みて提案されるものであって、外袋が膨張しない包装手段 を提供するのがその目的である。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するため、請求項１に記載の考案においては、小袋の外包装手 段において、調味料を小袋内に密封したものを複数個まとめて大袋内に外包装す るとき、前記大袋の任意の場所に空気抜き穴を設けたことを特徴とするものであ る。

【０００６】

【作用】

大袋内の空気が熱膨張すると、その一部に設けられた空気抜き穴から膨張した 分の空気が外に逃げる。この結果、外袋が膨張することはない。

【０００７】

【実施例】

図１〜図３に基づいて請求項１に記載の本考案の実施例を詳述する。符号の１ はからし酢みそを小袋２…内に個包装した大袋（外袋）であって、この大袋１に おいてその裏面３には、空気抜き穴４が２ヶ設けてあり、大袋１内の空気は、こ の空気抜き穴４から外に逃げる構造である。

【０００８】 図３（Ａ）（Ｂ）は大袋１の密封ヒートシール部５に袋内から外に続く未シー ル部６を形成し、この未シール部６を空気抜き穴４としたもので、大袋１内の空 気はこの未シール部６を経由して外に逃げる構造である。

【０００９】 なお、上記実施例において、空気抜き穴４の数、位置、大きさ等は特に限定さ れないが、商品の包装形態を損なわないように、袋の裏面３やヒートシール部５ 等に設けるのが良い。

【００１０】

【考案の効果】

本考案は以上のように、大袋（外袋）の一部に空気抜き穴を設けたことにより 、袋内の空気が熱膨張しても、この膨張した分の空気は外に逃げてしまう。この 結果、パンパンに張った状態になることはなく、よって、外観の見栄えが悪くな ったり、商品が古いような印象を与えたり、商品の包装や展示に際して場所を多 く占めたり、重ね置きが出来なくなると云った欠点が無くなる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の実施例の説明図。

【図２】Ａ−Ａ′線拡大断面図。

【図３】ヒートシール部に空気抜き穴を設けた例の説明
図。

【符号の説明】

１ 大袋 ２… 小袋 ３ 裏面 ４ 空気抜き穴 ５ ヒートシール部 ６ 未シール部

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 調味料を小袋内に密封したものを複数個
   まとめて大袋内に外包装するとき、前記大袋の任意の場
   所に空気抜き穴を設けて成る小袋の外包装手段。