JP3071427U - 包装体 - Google Patents

包装体

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JP3071427U
JP3071427U JP2000001144U JP2000001144U JP3071427U JP 3071427 U JP3071427 U JP 3071427U JP 2000001144 U JP2000001144 U JP 2000001144U JP 2000001144 U JP2000001144 U JP 2000001144U JP 3071427 U JP3071427 U JP 3071427U
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hollow chamber
outer bag
air
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JP2000001144U
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敏克 大内
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敏克 大内
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 中空室を膨張させた状態でも内袋体の内側の
物品収納空間に対し物品を出し入れすることが可能で、
かつ、湾曲可能でカーブした物品にも対応することがで
き、さらに、正面部や背面部だけでなく底部に外部から
衝撃を受けた場合も物品収納空間に入れた物品の損傷を
防止できる包装体を提供する。 【解決手段】 内袋体2と外袋体3の二重構造で、その
内袋体2の内側に一端を開口した物品収納空間5を設け
るとともにその開口7を開閉可能な蓋8を設け、又、正
面部と背面部において内袋体2と外袋体3の間に周縁部
を密閉して空気等の流体を充填することにより膨張して
エアークッション機能を発揮する中空室4を設け、又、
内袋体2に底6を設けるとともにその外側に外袋体3の
底21を設けて底部を二重底構造とすることにより両方
の底6,21の間にも上記の中空室4を設け、

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は物品を損傷しないように輸送等することができる包装体に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、特開平10−316148号公報等によって、内袋体と外袋体の間に空 気等の流体を充填することにより膨張する密閉された中空室を設けて、その内袋 体の中に収納した物品を膨張させた中空室で包むことにより緩衝効果を得た包装 体が公知である。
【0003】 このような構造の包装体は、中空室を膨張させた状態で内袋体に対し物品を出 し入れするのが困難で、内袋体の中に物品を入れてから、その後に中空室を膨張 させなければならず、又、逆に、空気等を抜いて中空室を萎ませてから物品を取 り出さなければならぬという不便があった。
【0004】 また、中空室に空気等を充填すると湾曲しにくくなって、カーブした物品に対 応することができないという不満もあつた。
【0005】 また、従来のこの種の一般的な包装体は、物品収納空間の両端を開口して、ど ちら側からでも物品を出し入れできるようにしている。そして、中空室に空気等 を入れて膨張させると開口が閉じて物品が抜け落ちないようになっている。しか しながら、物品が小さい場合は問題がないが、物品が長くてその端部が開口の近 傍に位置する物や、重い物品の場合は、包装体を揺すると物品が抜け出てしまう 懸念がある。そこで、物品収納空間の底を閉じたものも出現しているが、単に閉 じただけなので物品の保護が十分ではなかった。すなわち、外部から包装体の正 面部や背面部に衝撃が加わった場合は中空室のエアークッション効果でその衝撃 を緩和して内部の物品を保護することはできるが、外部から包装体の底部に衝撃 が加わった場合は中空室が存在しないので衝撃が内部の物品まで作用して物品が 損傷するおそれがあった。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
そこで本考案は、空気等を入れて中空室を膨張させた状態でも内袋体の内側の 物品収納空間に対し物品を出し入れすることが可能で、かつ、中空室を膨張させ た状態でも湾曲可能でカーブした物品にも対応することができ、さらに、正面部 や背面部だけでなく底部に外部から衝撃を受けた場合も物品収納空間に入れた物 品の損傷を防止できる包装体の提供を課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本考案の包装体は、内袋体2と外袋体3の二重構 造で、その内袋体2の内側に一端を開口した物品収納空間5を設けるとともにそ の開口7を開閉可能な蓋8を設け、又、正面部と背面部において内袋体2と外袋 体3の間に周縁部を密閉して空気等の流体を充填することにより膨張してエアー クッション機能を発揮する中空室4を設け、又、内袋体2に底6を設けるととも にその外側に外袋体3の底21を設けて底部を二重底構造とすることにより両方 の底6,21の間にも上記の中空室4を設け、又、正面部と背面部の複数箇所に おいて外袋体3と内袋体2とを溶着等により線状に接合してその溶着等による接 合部15bを外袋体3の外面と内袋体2の内面において中空室4を膨張させた状 態で筋状の凹部14になさしめたことを特徴とする、という構成を採るものであ る。
【0008】
【考案の実施の形態】
以下、図面を用いて本考案の実施の形態を説明する。まず、図1乃至図4は本 考案包装体1の使用前の状態を示したものであり、この包装体1は内袋体2と外 袋体3の二重構造となっている。
【0009】 内袋体2と外袋体3は共に加熱等により溶着可能な熱可塑性の軟質プラスチッ クシートにより形成するのが好ましく、又、透明であることが好ましい。
【0010】 内袋体2と外袋体3は周縁部を溶着等により気密に接合して両者の間に密閉さ れた中空室4を設ける。図中、符号15aがその溶着等による接合部を示してい る。
【0011】 また、内袋体2の内側には物品収納空間5を設ける。この物品収納空間5は内 袋体2に底6を設けることにより一端のみを開口する。
【0012】 物品収納空間5の開口7は蓋8によって開閉可能とする。その蓋8は、例えば 、図2に示すように、外袋体3の背面部材9の一端を延長することにより設ける ことができる。その蓋8には粘着剤10や接着剤等を塗布して、閉蓋状態で蓋8 を外袋体3に固定できるようにすることが好ましい。また、粘着剤10や接着剤 等は剥離紙11で覆うことが好ましい。
【0013】 内袋体2と外袋体3の間に設ける中空室4は、包装体1の正面部と底部と背面 部とにそれぞれ互いに連通するように設ける。この中空室4は外部から空気等を 充填する必要があるので、包装体1の適所に中空室4へ開通する通気口12を設 ける。この通気口12には外部から空気等を入れるときは開いて、中空室4が空 気等で膨張したときは、その圧力等で閉じることができる逆止弁のような機能を 有する栓体13を取り付けることが好ましい。その栓体13は、もちろん、中空 室4から空気を排出するときも開くことができる構造とする。
【0014】 次に、図5及び図6は中空室4に空気等を充填して膨張させた状態を示したも のである。すなわち、中空室4に空気等を充填して膨張させると、包装体1の正 面部と背面部において、その外袋体3の外面と内袋体2の内面における同一位置 にそれぞれ筋状の凹部14が形成される。この筋状の凹部14は一定間隔で複数 箇所に平行に設けることが好ましい。また、その筋状の凹部14の向きは、物品 収納空間5に対して物品を出し入れする方向に対して垂直な向きが好ましい。
【0015】 上記のように、中空室4に空気等を充填して膨張させたときに筋状の凹部14 ができるようにするには、図1及び図2に示すように、包装体1の正面部と背面 部において、外袋体3と内袋体2とを所要箇所で加熱等による溶着等で線状に接 合すればよい。図中、符号15bがその溶着等による接合部を示している。
【0016】 なお、筋状の凹部14を設けることにより中空室4は複数の部位に区画される が、それらの部位が互いに連通した状態を維持するように、溶着等による接合部 15bの両端を包装体1の左右の側縁部まで到達させず、溶着等による接合部1 5bの両端の外側に中空室連通部16を設けることが好ましい(図4参照)。
【0017】 図5及び図6に示すように、内袋体2の内側の物品収納空間5に物品17を挿 入して中空室4に空気等を充填して膨張させると、物品17がエアークッション 効果を得た中空室4により包まれた状態となって保護される。
【0018】 物品収納空間5の内面、すなわち内袋体2の内面には上記のように筋状の凹部 14ができるので、その内面全体が物品17の外周面に密着することはない。し たがって、上記の従来例に比べて物品17に対する接触面積が減り摩擦も小さく なるので物品17が滑りやすくなって、中空室4が膨張した状態のままでも物品 17を引き抜くことが可能である。なお、上記の蓋8により開口7を閉じた状態 にすれば物品17が物品収納空間5から自然に抜け落ちることはない。また、物 品17が薄物である場合は、中空室4が膨張している状態であっても、その物品 17を物品収納空間5に比較的容易に挿入することが可能である。
【0019】 外袋体3の外面と内袋体2の内面における同一複数箇所に上記のように筋状の 凹部14を設けることによって、中空室4が膨張している状態であっても、包装 体1は全体を容易に弓状に湾曲させることが可能である。したがって、物品17 がカーブした物であっても対応することができる。
【0020】 また、筋状の凹部14を、上記の如く、包装体1の正面部と背面部において外 袋体3と内袋体2とを所要箇所で加熱等による溶着等で線状に接合することによ り形成すれば、中空室4が溶着等による接合部15bで区画された状態となって 強度が増大するという利点がある。また、中空室4に空気等が充満していないと 、外部から圧力を受けたときに、その外圧を受けた箇所の空気等が逃げて凹みや すくなり、その場所のクッション効果が減少するが、中空室4を本考案のように 溶着等による接合部15bで区画しておけば、外部から圧力を受けたときに、そ の外圧を受けた箇所の空気等が逃げようとしても、溶着等による接合部15bが それを邪魔して空気等をその場所に留めやすくするのでクッション効果が損なわ れないという利点がある。
【0021】 ところで、上記のように包装体1の底部にも中空室4を設けるが、この中空室 4を設けるには、上記内袋体2の底6の外側に外袋体3の底21を設けて、底部 を二重底構造とすればよい。なお、内袋体2の底6は、内袋体2に折返部18を 設けてその折返部18を底6とすることが好ましい。
【0022】 そして、外袋体3の底21を設けるには、外袋体3の正面部材19と背面部材 9の一端部を内袋体2の折返部18より外側に突出させて、その外袋体3の正面 部材19と背面部材9の突出した一端部の周縁部を溶着等により接合して密閉す ればよい。なお、図7に示すように、外袋体3の正面部位と背面部位とを一連の 部材で形成して、その折返部20を底21となすことも可能である。そのように すれば、その底21は溶着等により接合する必要がない。
【0023】
【考案の効果】
本考案の包装体は上記の通りであり、内袋体2の内側の物品収納空間5に入れ た物品の周囲を空気等で膨張してエアークッション機能を発揮する中空室4で覆 うことにより輸送等する物品の損傷を防止することができる。また、この包装体 は不使用時に空気等を抜いて折畳むことができるので保管等に便利である。また 、この包装体は空気等を充填することにより何度も再使用可能なので経済的であ る。また、この包装体は、特に、中空室4の膨張状態で内袋体2の内面に筋状の 凹部14を設けたので、中空室4の膨張状態であっても、物品収納空間5に対す る物品の出し入れが可能である。さらに、外袋体3と内袋体2の同一複数箇所に 中空室4の膨張状態で同じく筋状の凹部14を設けたことにより、包装体の全体 を湾曲させることが容易となってカーブした物品にも対応できる。また、外袋体 3と内袋体2を溶着等により接合して筋状の凹部14を設けることにより、その 中空室4が溶着等による接合部15bで区画された状態となって強度が増大する という利点があり、さらに、中空室4が溶着等による接合部15bで区画された 状態となることにより、外部から圧力を受けたときに、その外圧を受けた箇所の 空気等が逃げようとしても、溶着等による接合部15bがそれを邪魔して空気等 をその場所に留めやすくするのでクッション効果が損なわれないという利点があ る。また、内袋体2に底6を設けるとともにその底6の外側に外袋体3の底21 を設けて底部を二重底構造とすることにより両方の底6,21の間に空気等の流 体を充填することにより膨張する中空室4を設けたので、正面部や背面部だけで なく底部にも外部から衝撃を受けた場合でも物品収納空間5に入れた物品の損傷 を防止することができて、輸送等する物品の保護の完全化を期することができる 。
【図面の簡単な説明】
【図1】使用前の状態を示す斜視図である。
【図2】図1のA−A線における断面図である。
【図3】図1のB−B線における断面図である。
【図4】図1のC−C線における断面図である。
【図5】使用状態を示すもので、図1のA−A線と同一
位置における断面図である。
【図6】使用状態を示すもので、図1のB−B線と同一
位置における断面図である。
【図7】包装体の底部の部分断面図である。
【符号の説明】
1 包装体 2 内袋体 3 外袋体 4 中空室 5 物品収納空間 6 底 7 開口 8 蓋 9 背面部材 10 粘着剤 11 剥離紙 12 通気口 13 栓体 14 筋状の凹部 15a 溶着等による接合部 15b 溶着等による接合部 16 中空室連通部 17 物品 18 折返部 19 正面部材 20 折返部 21 底

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内袋体2と外袋体3の二重構造で、その
    内袋体2の内側に一端を開口した物品収納空間5を設け
    るとともにその開口7を開閉可能な蓋8を設け、又、正
    面部と背面部において内袋体2と外袋体3の間に周縁部
    を密閉して空気等の流体を充填することにより膨張して
    エアークッション機能を発揮する中空室4を設け、又、
    内袋体2に底6を設けるとともにその外側に外袋体3の
    底21を設けて底部を二重底構造とすることにより両方
    の底6,21の間にも上記の中空室4を設け、又、正面
    部と背面部の複数箇所において外袋体3と内袋体2とを
    溶着等により線状に接合してその溶着等による接合部1
    5bを外袋体3の外面と内袋体2の内面において中空室
    4を膨張させた状態で筋状の凹部14になさしめたこと
    を特徴とする包装体。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010109727A1 (ja) * 2009-03-25 2010-09-30 Tanaka Yasuzumi 緩衝材製造装置、多重被加工シート材及び多重被加工シート材製造装置

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WO2010109727A1 (ja) * 2009-03-25 2010-09-30 Tanaka Yasuzumi 緩衝材製造装置、多重被加工シート材及び多重被加工シート材製造装置

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