JP3700084B2 - 自封式逆止弁を備える物品保持具 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、一対の空気充填空間の間で物品を安定保持する自封式逆止弁を備える物品保持具に関する。
【0002】
【従来の技術】
自封式逆止弁は自己密着性を持つフィルムにより形成され周囲の気圧により密着して内部通気路を閉じるパイプ状のもので、袋体内に位置してこの自封式逆止弁を通して充填された袋体内空気の圧力によって閉じ、内部空気が排出されることを防止して袋体の膨らみを維持するものである。
【0003】
そして、この自封式逆止弁はパイプ状のものが袋体の開口部分に差し入れられてその途中部分がその開口部分に気密状態に固着されることで設けられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来品の場合、まず、袋体から自封式逆止弁の一端が突出しているので見栄えが悪く、また、取扱や収納に際してもその突出部が邪魔な存在となった。さらに、別個の部材を使用して自封式逆止弁を形成するので製造に手間がかかるとともにコスト高となり、また、その固着部分の気密性が悪いと袋体内の空気が漏れてしまうという問題もあった。とくに、ヒートシールにより自封式逆止弁を固着する場合、パイプ状のものをそのまま用いるとパイプ内もヒートシールされるので、それを回避するようにヒートシール時にパイプ内に離形シートを入れる必要があり、製造に非常に手間がかかった。
【0005】
この発明は、見栄えが良くて使用に便利な自封式逆止弁を備える物品保持具を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明は、2枚の長方形状で略同形の自己密着性を持つフィルムが重ね合わされた状態において、その長手方向における中央位置に沿って前記フィルムそれぞれの片方側が互いに相反する方向に折り返され前記中央位置部分を除く3周縁が一体に固着されて前記フィルムそれぞれにおける片方側と残る片方側との間に気体充填部それぞれが互いに相対するように形成され、前記気体充填部それぞれの互いに相対する前記フィルムの残る片方側面の一部それぞれが前記長手方向に沿う方向において互いに固着されることで前記気体充填部それぞれの間に前記折り返し部に位置する開放部を空気導入口とする通気路が形成されるとともに、前記通気路を形成する前記フィルムの残る片方側面それぞれに通気穴が形成されることで自封式逆止弁が設けられ、前記自封式逆止弁から気体が導入されることで膨らんだ前記気体充填部それぞれの間が物品の保持部とされてなる物品保持具である。
【0007】
上記構成によれば、自封式逆止弁が外部に出ず見栄えが良く、取扱が容易な物品保持具が得られる。また、自封式逆止弁を一体とする物品保持具が、自封式逆止弁が連続一体に形成されることで、それらの部品を別途必要とせず、製造容易、かつ、安価に得られる利点がある。
【0008】
また、自封式逆止弁の空気導入口がフィルムの折り返し部間に開放しているので、気体を導入する際の自封式逆止弁内へのパイプ等の差し入れが容易に行なわれる。さらに、自封式逆止弁は2枚の自己密着性を持つフィルムが重ねられた状態そのままにおいて形成されるので、密着性が高く自封機能に優れる。
【0009】
【発明の実施の形態】
図1はこの発明の実施形態である自封式逆止弁を備える物品保持具の膨らみ時の外観斜視図、図2は断面図である。物品保持具10は全体がポリプロピレンフィルムにより形成され、相対する位置に一対の空気充填空間(気体充填部)30それぞれを備え、物品60を空気が充填されて膨れたそれら空気充填空間30それぞれの間で保持するようになっている。そして、物品保持具10には空気充填空間30それぞれの間の一方側に、膨らんだ際の空気充填空間30の両側からの押圧により密着して内部通気路を閉じる自封式逆止弁40が連続一体に形成されている。
【0010】
図3、図4は製造工程を示し、図3において2枚のポリプロピレンフィルム20が重ねられた状態において、1点鎖線位置がヒートシールにより固着されている。ポリプロピレンフィルム20は後方側のものが縦方向において若干長く形成されている。70はフィルム20それぞれに形成される切り込み(通気穴)である。そして、2点鎖線で示す位置で2枚のフィルム20それぞれの上側が手前側と向こう側とに折り返えされた図4に示すような状態において、3周縁の1点鎖線で示す位置がヒートシールされ物品保持具10は完成される。自封式逆止弁40はそれぞれのフィルム20間の図3でのヒートシール位置と図4での縁部のヒートシール位置との間に細長く形成され、その自封式逆止弁20内は空気充填空間30それぞれとは切り込み70それぞれにより連通している。空気充填空間30への空気の導入はパイプを空気導入口50を介して自封式逆止弁40内に差し入れて行ない、自封式逆止弁40内に吹き込まれた空気は切り込み70それぞれから空気充填空間30内それぞれに入る。パイプの空気導入口50からの差し入れは、ポリプロピレンフィルム20の後方側のものを縦方向において若干長く形成して段差部80を形成したことで容易に行なわれる。そして、空気充填空間30それぞれが膨れることで物品60が保持され、また自封式逆止弁40を形成する部分のフィルム面が密着することで封止機能が発揮される。
【0011】
【発明の効果】
この発明によれば、自封式逆止弁を一体とする物品保持具が、自封式逆止弁が連続一体に形成されることでそれらの部品を別途必要とせず、製造容易、かつ、安価に得られるようになる。
【0012】
とくに、自封式逆止弁が自封機能に優れるとともに、気体の導入が容易に行なえて使用に便利な物品保持具が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態である物品保持具の使用時の外観斜視図
【図2】この発明の実施形態である物品保持具の使用時の断面図
【図3】この発明の実施形態である物品保持具の製造工程図
【図4】この発明の実施形態である物品保持具の製造工程図
【符号の説明】
10 物品保持具
20 フィルム
30 空気充填空間(気体充填部)
40 自封式逆止弁
Claims (1)
- 2枚の長方形状で略同形の自己密着性を持つフィルムが重ね合わされた状態において、その長手方向における中央位置に沿って前記フィルムそれぞれの片方側が互いに相反する方向に折り返され前記中央位置部分を除く3周縁が一体に固着されて前記フィルムそれぞれにおける片方側と残る片方側との間に気体充填部それぞれが互いに相対するように形成され、
前記気体充填部それぞれの互いに相対する前記フィルムの残る片方側面の一部それぞれが前記長手方向に沿う方向において互いに固着されることで前記気体充填部それぞれの間に前記折り返し部に位置する開放部を空気導入口とする通気路が形成されるとともに、前記通気路を形成する前記フィルムの残る片方側面それぞれに通気穴が形成されることで自封式逆止弁が設けられ、
前記自封式逆止弁から気体が導入されることで膨らんだ前記気体充填部それぞれの間が物品の保持部とされてなる物品保持具。
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