JPH0667370U - 空気膨張体を用いた緩衝材 - Google Patents

空気膨張体を用いた緩衝材

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JPH0667370U
JPH0667370U JP008523U JP852393U JPH0667370U JP H0667370 U JPH0667370 U JP H0667370U JP 008523 U JP008523 U JP 008523U JP 852393 U JP852393 U JP 852393U JP H0667370 U JPH0667370 U JP H0667370U
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JP
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air
cushioning material
expander
check valve
exhaust port
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Application number
JP008523U
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English (en)
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博史 加藤木
一男 白石
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Toppan Inc
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Toppan Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本考案は、いずれかの空気室にピンホールが生
じても、全ての空気が抜けることがなく、1箇所の空気
室のみに留め、他の区画された空気室により緩衝機能が
働く空気膨張体を用いた緩衝材を提供するものである。 【構成】四角形状からなる二枚の非通気性の熱可塑性プ
ラスチックフィルムの一部を残し、周囲外側縁を熱融着
して、空気給排気口を形成した袋状のシートとし、前記
周囲外側縁内を縦ヒートシールで等間隔に区画し、複数
の独立した空気室を形成してなる空気膨張体を用いた緩
衝材であって、前記空気給排気口と並列に各縦ヒートシ
ール部上方に、各々の空気室どうしを連通する連通孔を
設け、該空気給排気口及び各々の連通あなに逆止弁を設
けたことを特徴とする空気膨張体による緩衝材である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、電気部品、機械部品等の梱包の際に使用する、複数の空気室を有し 、この各々の空気室に逆止弁を取り付けた空気膨張体を用いた緩衝材に関するも のである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、図5に示すように、二枚のプラスチックシート材の周囲外側縁(31) を熱融着して、前記周囲外側縁内に縦ヒートシール(32)を等間隔で、しかも交互 に他方の外側縁に当接しないように施し、短冊状に仮区画して相互に連通した空 気室(33)を形成し、前記外側縁又は空気室の1箇所に空気給排気口(34)を設け、 この空気給排気口に逆止弁(36)を設けた空気膨張体(30)がレジャー用エヤーマッ トとして、或いはエアークッション用、緩衝材用等として数多く提案され、また 公知である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の空気膨張体(30)は仮区画された空気室を有するが、各々 の空気室(33)が相互に連通しているので、空気室のいずれかの部分に突き刺し等 によるピンホールが1箇所でも生じると、全体の空気が抜けて空気膨張体(30)と しての役割が果たせなくなると共に、レジャー用に使用すれば事故発生の危険性 も含み、また本考案に係わる緩衝材として使用する際も、搬送中に空気抜けによ って部品等が破損してしまう問題があった。
【0004】 そこで本考案は、いずれかの空気室にピンホールが生じても、完全に全ての空 気が抜けることがなく、1箇所の空気室のみに留め、残りの区画された空気室に より緩衝機能が働く空気膨張体を用いた緩衝材を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】 上述の課題を解決するために本考案は、四角形状からなる二枚の非通気性の熱 可塑性プラスチックフィルムを重ねて、この一部分を残して周囲外側縁(11)を熱 融着し、空気給排気口(14)を形成した袋状のシートとし、前記周囲外側縁内を縦 ヒートシール(12)で等間隔に区画し、複数の独立した空気室(13)を形成してなる 空気膨張体(20)を用いた緩衝材であって、前記空気給排気口(14)と並列に各縦ヒ ートシール部(12)上方に、各々の空気室どうしを連通する連通孔(15)を設け、該 空気給排気口及び各々の連通孔に逆止弁(16)を設けたことを特徴とすものである 。 また、前記逆止弁(16)は、帯状の二枚の熱可塑性プラスチックフィルムを重ね て、上下二本の平行した枝状ヒートシール(17)で接合し、等間隔に複数の逆止弁 (16)を形成して、この逆止弁の二本の枝状ヒートシール端部(17a) と前記縦ヒー トシール先端の取付部((12a)で接合し、前記逆止弁を空気室(13)内に固着したこ とを特徴とするものである。
【0006】
【作用】
本考案の空気膨張体による緩衝材は、縦ヒートシールにより独立した複数の空 気室に構成され、また各空気室を連通する連通口には逆止弁が各々設けてあるの で、各空気室に空気を供給し膨張させるが、いずれかの空気室の1箇所に突き刺 し等によるピンホールができて空気漏れが生じても、全体の空気漏れが発生せず 、1箇所の空気室のみが不良となるが、残りの箇所の空気室が緩衝機能を果たす ものである。
【0007】
【実施例】
図に基づき本考案の実施例を説明する。図1(a) は、本考案の一実施例におけ る複数本の縦ヒートシールにより複数の区画された空気室に逆止弁を固着した空 気膨張体を用いた緩衝材の平面図である。また図1(b) は上記のA部分の拡大図 である。
【0008】 本考案の緩衝材に用いる素材は、逆止弁を含め繰り返し使用できるが基本的に 開梱後廃棄するの物なので、ポリプロピレン、ポリスチレン、或いは塩化ビニル 等の非通気性が高く、安価な樹脂フィルムを使用することが望ましい。 図1に示すように、二枚の非通気性の熱可塑性プラスチックフィルムを重ねて 、その上方のフィルム間に、二枚の帯状の熱可塑性プラスチックフィルムを重ね て等間隔に平行した二本の枝状のヒートシール(17)で接合した逆止弁(16)を挟み 込み、左外側縁上方の一部を除き(空気給排気口となる部分)周囲外側縁(11)を 熱融着すると共に、図1(b) のA部分の拡大図に示すように、この周囲外側縁内 に等間隔に複数本の縦ヒートシール(12)を上下から延ばして、挟み込んだ逆止弁 の枝状ヒートシール端部(17a) と当接するように縦ヒートシール先端の取付部(1 2a) を施して、空気室(13)内に逆止弁(16)を固着したものである。 前記複数本の縦ヒートシール(12)を施すことで、複数に区画され独立した短冊 状の空気室となり、各々の空気室の連通孔(15)に帯状に連結された逆止弁(16)を 縦ヒートシール先端の取付部(12a) で固着した空気膨張体(20)ができる。
【0009】 図2は、側面に小孔を設けたエアーパイプを用いて空気の給排気の状況を示す 説明図(a) であり、また逆止弁にエアーパイプを挿入した際の状態を示す説明図 (b) である。また図3は、複数の逆止弁を設けた空気室にエアーを送り膨張させ た緩衝材の全体図である。図2(a) に示すように、エアーの供給は細いプラスチ ック又は金属製のエアーパイプ(21)の側面で、しかも空気室の位置に合わせて小 孔(21a) を設けたパイプにエアーを供給すると、この小孔から各空気室にエアー が入り、膨張して図3に示すような空気膨張体ができあがる。 またエアーの供給が終わりパイプを引き抜くと、空気室のエアーの内圧力で、 二枚のフィルムで形成された逆止弁(16)が密着し(枝状ヒートシール部分以外は 接合されずにフィルムのままになっている)、エアーは隣接する空気室(13)に移 動せず、かつ空気膨張体の外には漏れない。 また、この空気膨張体を用いた緩衝材のエアーを抜くときは、前記のエアーパ イプのみを逆止弁に差し込むと、エアーは小孔(21a) から緩衝材の外に自然に排 気される。
【0010】 また図4は、本考案の他の実施例における空気膨張体による緩衝材の平面図で ある。 図に示すとおり、二枚のプラスチックフィルムの間に、2つの逆止弁(16)を有 するシートを挟み込み、周囲外側縁(11)を熱融着して一方の逆止弁の枝状ヒート シール端部(17a) に当接させて固着し、周囲外側縁内には他方の逆止弁である前 記枝状のヒートシール端部(17a) に当接させて、上下から一本の帯状の縦ヒート シール(12)を延長して、U字及び逆U字状に湾曲させて先端を下方の外側縁(11) と接続して、2つの区画独立した空気室(13,13) を設けたものである。 この場合は2つの逆止弁を並列に設けて、2つの空気室に対応させたものであ るが、各々の空気室に逆止弁を1個づつ取り付ける(図示はせず)ことでも機能 はかわらない。 上述した空気膨張体による緩衝材においても、一方の空気室にピンホールがで きてエアーが漏れても、他の空気室が緩衝機能を果たす。
【0011】
【考案の効果】
本考案の空気膨張体による緩衝材は、複数の独立した空気室を設けて、各々の 空気室に逆止弁を取り付けたことで、いずれかの空気室のエアーが漏れても全体 のエアーが漏れないので、充分に緩衝機能を果たすことができる。 また、緩衝材としてよく使用されている発泡スチロール等に比べ、エアーの充 填前は平らで保管場所も極僅かでよく、使用時にエアーパイプで一気に充填する ことができ、またエアーを抜くときもパイプを挿入するだけで排気することがで きる等、便利で種々の効果を生ずる空気膨張体による緩衝材である。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a) 本考案の一実施例における複数本の縦ヒー
トシールにより複数の区画された空気室に逆止弁を固着
した空気膨張体による緩衝材の平面図である。 (b) 上記のA部分の拡大図である。
【図2】本考案の実施例における側面に小孔を設けたエ
アーパイプを用いて空気の給排気の状況の一例を示す説
明図(a) と逆止弁にエアーパイプを挿入した際の状態を
示す説明図(b) である。
【図3】本考案の実施例における複数の逆止弁を設けた
空気室にエアーを送り膨張させた緩衝材の全体図であ
る。
【図4】本考案の他の実施例における空気膨張体による
緩衝材の一例を示す平面図である。
【図5】従来の空気膨張体による緩衝材の一例を示す説
明図である。
【符号の説明】
11,31 …周囲外側縁 12,32 …縦ヒートシール 12a …縦ヒートシール先端の取付部 13 …空気室 14,34 …空気給排気口 15 …連通孔 16,36 …逆止弁 17 …枝状ヒートシール 20,30 …空気膨張体 21 …エアーパイプ 21a エアーパイプの小孔

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】四角形状からなる二枚の非通気性の熱可塑
    性プラスチックフィルムの一部を残し、周囲外側縁を熱
    融着して、空気給排気口を形成した袋状のシートとし、
    前記周囲外側縁内を縦ヒートシールで等間隔に区画し、
    複数の独立した空気室を形成してなる空気膨張体を用い
    た緩衝材であって、前記空気給排気口と並列に各縦ヒー
    トシール部上方に、各々の空気室どうしを連通する連通
    孔を設け、該空気給排気口及び各々の連通孔に逆止弁を
    設けたことを特徴とする空気膨張体を用いた緩衝材。
  2. 【請求項2】前記逆止弁は、帯状の二枚の熱可塑性プラ
    スチックフィルムを重ねて、上下二本の平行した枝状ヒ
    ートシールで接合し、等間隔に複数の逆止弁を形成し、
    該二本の枝状ヒートシール端部と前記縦ヒートシール先
    端の取付部で接合し、前記逆止弁を空気室内に固着した
    ことを特徴とする請求項1に記載の空気膨張体を用いた
    緩衝材。
JP008523U 1993-03-03 1993-03-03 空気膨張体を用いた緩衝材 Pending JPH0667370U (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1995011838A1 (fr) * 1993-10-28 1995-05-04 Burlington Consolidated Limited Systeme d'emballage a haute resistance a l'impact
US7568508B2 (en) 2006-05-10 2009-08-04 Chian Hua Liao Inflatable pneumatic bag and the manufacture method thereof
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US8088459B2 (en) 2006-11-17 2012-01-03 Yao Sin Liao Air enclosure with independent double layer air chambers
US8157096B2 (en) 2006-06-23 2012-04-17 Chieh Hua LIAO Foldable air cushion
JP2013511440A (ja) * 2009-11-18 2013-04-04 ドイチェ ポスト アーゲー 機器のパッケージング

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