JP2000313302A - サイドエアーバッグ装置を備える車輌用シート - Google Patents

サイドエアーバッグ装置を備える車輌用シート

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JP2000313302A
JP2000313302A JP11123656A JP12365699A JP2000313302A JP 2000313302 A JP2000313302 A JP 2000313302A JP 11123656 A JP11123656 A JP 11123656A JP 12365699 A JP12365699 A JP 12365699A JP 2000313302 A JP2000313302 A JP 2000313302A
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trim cover
airbag device
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back frame
seam
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Masami Harada
正巳 原田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エアーバッグの膨張圧を力布でトリムカバー
の破断部に効率よく集中させ、インフレータの出力圧を
低く設定しても、トリムカバーの破断部となる縫い目を
速やかに切れ出させてトリムカバーの破断部をエアーバ
ッグの膨張圧で確実に裂断可能に組み立てる。 【解決手段】 端末をトリムカバー2の破断部3となる
縫い合わせ目に共縫いさせて伸びの少ない力布7,8を
備え、この力布7,8をトリムカバー2の破断部3とな
る縫い合わせ目からエアーバッグ装置1を包み込む二方
向に分けてエアーバッグ装置1とシートバックフレーム
5のサイドプレート6との間に引込み止着し、エアーバ
ッグ装置1を力布7,8の内側に包み込んでシートバッ
クフレーム5のサイドプレート6に取付け装備した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インフレータより
発生する出力圧で外方に向けて膨張展開可能なエアーバ
ッグを有するエアーバッグ装置をシートバックフレーム
のサイドプレートに取付け装備すると共に、そのエアー
バッグ装置の装備側を被包するトリムカバーの前面側と
側面側との端末を縫い合わせた縫い目からエアーバッグ
の膨張展開に伴うトリムカバーの破断部を形成するサイ
ドエアーバッグ装置を備える車輌用シートの改良に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】サイドエアーバッグ装置を備える車輌用
シートとしては、各端末をトリムカバーの破断部となる
縫い合わせ目に重ね縫いさせて伸びの少ない二枚の力布
をトリムカバーの内側に備え、その各力布をトリムカバ
ーの前面カバー部並びに側面カバー部の双方に分けると
共に、他端末を別方向からシートバックフレーム側に夫
々連結固定することによりエアーバッグ装置の装備領域
を力布で覆うものが既に提案されている(特開平11−
78762号)。
【0003】そのサイドエアーバッグ装置を備える車輌
用シートでは、インフレータの出力圧を低く設定して
も、エアーバッグの膨張圧を力布でトリムカバーの破断
部に瞬時に集中させ、トリムカバーの破断部となる縫い
目を速やかに切れ出させてトリムカバーの破断部をエア
ーバッグの膨張圧で確実に裂断できると共に、エアーバ
ッグの膨張バランス,展開方向性も安定よく定められる
ところから好ましい。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、エアーバッ
グの膨張圧を力布でトリムカバーの破断部により効率よ
く集中させ、インフレータの出力圧を更に低く設定して
も、トリムカバーの破断部となる縫い目を速やかに切れ
出させてトリムカバーの破断部をエアーバッグの膨張圧
で確実に裂断可能に組み立てるサイドエアーバッグ装置
を備える車輌用シートを提供することを目的とする。
【0005】また、本発明は力布を備えてシート全体を
容易に組立可能なサイドエアーバッグ装置を備える車輌
用シートを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
サイドエアーバッグ装置を備える車輌用シートにおいて
は、インフレータより発生する出力圧で外方に向けて膨
張展開可能なエアーバッグを有するエアーバッグ装置を
シートバックフレームのサイドプレートに取り付け、そ
のエアーバッグ装置の装備側を被包するトリムカバーの
前面カバー部と側面カバー部との縫い合わせ目からエア
ーバッグの膨張展開に伴うトリムカバーの破断部を形成
するもので、端末をトリムカバーの破断部となる縫い合
わせ目に共縫いさせて伸びの少ない力布をトリムカバー
の内側に備え、この力布をトリムカバーの破断部となる
縫い合わせ目からエアーバッグ装置を包み込む二方向に
分けてエアーバッグ装置とシートバックフレームのサイ
ドプレートとの間に引込み止着し、エアーバッグ装置を
該力布の内側に包み込んでシートバックフレームのサイ
ドプレートに取付け装備することにより構成されてい
る。
【0007】本発明の請求項2に係るサイドエアーバッ
グ装置を備える車輌用シートにおいては、片端末をトリ
ムカバーの破断部となる縫い合わせ目で共縫いさせて伸
びの少ない二枚の力布をトリムカバーの内側に備え、こ
の各力布をトリムカバーの破断部となる縫い合わせ目か
らエアーバッグ装置を包み込む二方向に分け、その力布
の他端末に備えるあてがいプレートをエアーバッグ装置
とシートバックフレームのサイドプレートとの間に挟込
み固定し、各力布を該あてがいプレートでシートバック
フレームのサイドプレートに引込み止着することにより
構成されている。
【0008】本発明の請求項3に係るサイドエアーバッ
グ装置を備える車輌用シートにおいては、片端末をトリ
ムカバーの破断部となる縫い合わせ目で共縫いさせて伸
びの少ない二枚の力布をトリムカバーの内側に備え、こ
の各力布をトリムカバーの破断部となる縫い合わせ目か
らエアーバッグ装置を包み込む二方向に分け、その各力
布の他端末に備えるあてがいプレートをエアーバッグ装
置とシートバックフレームのサイドプレートとの間に重
ねて挟込み固定し、各力布を該あてがいプレートでシー
トバックフレームのサイドプレートに引込み止着するこ
とにより構成されている。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して説明す
ると、図1はエアーバッグ装置1を車の前方側から見て
シートバックBの右側部縦方向に収容装備するアシスタ
ントシートを示す。このアシスタントシートでは、シー
トバックBのトリムカバー2においてエアーバッグの膨
張展開に伴う破断部3がエアーバッグ装置1の装備側を
被包する前面カバー部2a(バケットシートの場合、バ
ックパッドの土手部を被包するカバー部分)と側面カバ
ー部2bとの端末間を縫い合わせた縫い目で形成されて
いる。
【0010】エアーバッグ装置1は、特に図示しないイ
ンフレータ,エアーバッグをエアーバッグケースの内部
に組付け収容し、エアーバッグモジュールとして車体側
に装備する衝撃センサーと回路接続することによりを備
え付けられる。そのエアーバッグ装置1はケース蓋をエ
アーバッグの膨張圧で開放可能にケース本体とヒンジで
連結したエアバッグケースを備え、このエアーバッグケ
ースをケース本体より突出するボルト4でシートバック
フレーム5のサイドプレート6に締付け固定することに
より取り付けられる。
【0011】トリムカバー2は、本革,合皮,ファブリ
ック等の単材または表皮材,ワディング材,裏打材を三
者一体に積層形成したワディングカバーを用いて形成で
きる。このトリムカバー2は土手部を有するシートバッ
クBに対応し、座面中央から左右の土手面を被包する前
面カバー部2aと周側面から背面に至る側面カバー部2
bとを縫い合わせ、更に、図2で示すように背面カバー
部2cをスライドファスナー2d,2eで開閉自在に備
えることにより袋状に縫製されている。
【0012】そのトリムカバー2は通常の使い勝手に耐
えられる8番手程度の糸を上下の縫い糸とし、全体をミ
シン掛けすることにより所定の袋状に縫製することがで
きる。また、一般部は8番手程度の糸を上下の縫い糸と
して縫製し、トリムカバー2の破断部3となる縫い目は
8番手程度の糸と20番手程度の糸とを上下の縫い糸と
して縫い合わせることにより通常の使い勝手に耐えられ
る強度を保ってエアーバッグの膨張による応力で裂断し
易く縫製することもできる。
【0013】そのトリムカバー2には、破断部3を形成
する縫い合わせ目と片端末を共縫いすることにより二枚
の力布7,8が内側に備え付けられている。この力布
7,8としては、ポリエステル不織布や綿布等のエアー
バッグの膨張圧を受けても伸びの少ない材質のものが用
いられている。
【0014】その力布7,8は、図3で示すようにトリ
ムカバー2の破断部3を形成する縫い合わせ目からエア
ーバッグ装置1を包み込む二方向に分け、エアーバッグ
装置1とシートバックフレーム5のサイドプレート6の
間に引込み止着し、エアーバッグ装置1を内側に包み込
んでエアーバッグケースより突出するボルト4でシート
バックフレーム5のサイドプレート6に取付け装備する
ものとして組み付けられている。
【0015】なお、バックパッド9にはシートバックフ
レーム5のサイドプレート6に取付け装備するエアーバ
ッグ装置1の収容空間が側部に設けられている。そのエ
アーバッグ装置1の収容空間を経て、片方の力布7はエ
アーバッグ装置1の片側からシートバックフレーム5の
サイドプレート6に引込み止着され、他方の力布8はエ
アーバッグ装置1のケース蓋側を経て他側からシートバ
ックフレーム5のサイドプレート6に引込み止着されて
いる。
【0016】このように構成するサイドエアーバッグ装
置を備える車輌用シートでは、エアーバッグ装置1を力
布7,8の内側に包み込んでシートバックフレーム5の
サイドプレート6に取付け装備するため、エアーバッグ
の膨張圧を力布7,8で直に受けてトリムカバー2の破
断部3に効率よく集中させ、インフレータの出力圧が低
くても、トリムカバー2の破断部3を速やかに切れ出さ
せられるから、トリムカバー2の破断部3をエアーバッ
グの膨張圧で確実に裂断可能に組み立てられる。
【0017】その力布7,8は、図2,図4で示すよう
にあてがいプレート10,11を各他端末に備え、この
あてがいプレート10,11をエアーバッグ装置1とシ
ートバックフレーム5のサイドプレート6との間に重ね
て挟込み固定することにより、あてがいプレート10,
11を介してシートバックフレーム5のサイドプレート
6に引込み止着されている。
【0018】そのあてがいプレート10,11として
は、図2で示すような樹脂製のトリムコードを用いるこ
とができる。このトリムコード10,11は、力布7,
8の端末を通すスリット10a,11aを有するプレー
ト部と、エアーバッグ装置1をシートバックフレーム5
のサイドプレート6に締付け固定する二本のボルト4
(片側のみ図示)の差込み穴10b,10c、11b,
11cを有するプレート部とから形成されている。
【0019】そのあてがいプレート10,11には、力
布7,8の端末をスリット10a,11aに通して相対
合わせに折り返し端末側で縫い合せることにより、力布
7,8が連結されている。また、このあてがいプレート
10,11はボルト4の差込み穴10b,10c、11
b,11cを互いに合わせて重ね、ボルト4を各合わせ
た差込み穴10b,11b、10c,11cに差し込ん
でエアーバッグ装置1の背部に予め組み付けてボルト4
でシートバックフレーム5のサイドプレート6に締付け
固定することにより力布7,8を引込み止着できる。
【0020】そのあてがいプレート10,11を備える
ことから、力布7,8の端末をシートバックフレーム5
のサイドプレート6に簡単且つ確実に引込み止着できる
ばかりでなく、力布7,8の端末がエアーバッグの膨張
圧でボルト締め個所により千切れ出すのを防げるため、
エアーバッグの膨張圧を力布7,8で直に受けてトリム
カバー2の破断部3に集中させることにより、トリムカ
バー2の破断部3をエアーバッグの膨張圧でより確実に
裂断可能に組み立てられる。
【0021】そのあてがいプレートとしては特に図示し
ないが、力布の端末を通すスリットを両側に有する一つ
もののプレート部として形成し、ボルト4の差込み穴を
プレート面に設けるものであってもよい。この一つもの
のあてがいプレートを備えることから、部品点数を少な
くできて簡単に組み立てられると共に、エアーバッグ装
置1とシートバックフレーム5のサイドプレート6との
間に安定よく挟込み固定できて力布7,8をシートバッ
クフレーム5のサイドプレート6に確実に引込み止着で
きる。
【0022】なお、力布7,8としてはトリムカバー2
の前面カバー部2aと側面カバー部2bの端末と共縫い
する側を短い辺とし、シートバックフレーム5のサイド
プレート6に引込み止着する側を長い辺とする略台形乃
至は略三角巾状に裁断したものを備え付けるとよい。
【0023】その各力布は、エアーバッグ装置1の縦方
向略中央に相応する位置で、トリムカバー2の破断部3
を形成する縫い合わせ目の局所と短い辺側で共縫いする
ことにより、広い面積側で受けたエアーバッグの膨張に
よる応力を力布8の相対する斜辺から短い辺側に集中さ
せ、縫い糸を各短い辺の縫い代で強く離間方向に引っ張
れるから、当該部分の縫い糸を瞬時に切ってトリムカバ
ー2の破断部3を確実に裂断させられる。
【0024】
【発明の効果】以上の如く、本発明の請求項1に係るサ
イドエアーバッグ装置を備える車輌用シートに依れば、
端末をトリムカバーの破断部となる縫い合わせ目に共縫
いさせて伸びの少ない力布をトリムカバーの内側に備
え、この力布をトリムカバーの破断部となる縫い合わせ
目からエアーバッグ装置を包み込む二方向に分けてエア
ーバッグ装置とシートバックフレームのサイドプレート
の間に引込み止着し、エアーバッグ装置を力布の内側に
包み込んでシートバックフレームのサイドプレートに取
付け装備することにより、エアーバッグの膨張圧を力布
で直に受けてトリムカバーの破断部に効率よく集中さ
せ、インフレータの出力圧が低くても、トリムカバーの
破断部をエアーバッグの膨張圧で確実且つ瞬時に裂断可
能に組み立てられる。
【0025】本発明の請求項2に係るサイドエアーバッ
グ装置を備える車輌用シートに依れば、片端末をトリム
カバーの破断部となる縫い合わせ目で共縫いさせて伸び
の少ない二枚の力布をトリムカバーの内側に備え、この
各力布をトリムカバーの破断部となる縫い合わせ目から
エアーバッグ装置を包み込む二方向に分け、その力布の
他端末に備えるあてがいプレートをエアーバッグ装置と
シートバックフレームのサイドプレートとの間に挟込み
固定し、各力布を該あてがいプレートでシートバックフ
レームのサイドプレートに引込み止着することにより、
力布の端末がエアーバッグの膨張圧で千切れ出すのを防
げ、エアーバッグの膨張圧を力布で直に受けてトリムカ
バーの破断部に集中させられるから、トリムカバーの破
断部をエアーバッグの膨張圧で確実に裂断可能に組み立
てられる。
【0026】本発明の請求項3に係るサイドエアーバッ
グ装置を備える車輌用シートに依れば、片端末をトリム
カバーの破断部となる縫い合わせ目で共縫いさせて伸び
の少ない二枚の力布をトリムカバーの内側に備え、この
各力布をトリムカバーの破断部となる縫い合わせ目から
エアーバッグ装置を包み込む二方向に分け、その各力布
の他端末に備えるあてがいプレートをエアーバッグ装置
とシートバックフレームのサイドプレートとの間に重ね
て挟込み固定し、各力布を該あてがいプレートでシート
バックフレームのサイドプレートに引込み止着すること
により、力布の端末をシートバックフレームのサイドプ
レートに簡単且つ確実に引込み止着できると共に、力布
の端末がエアーバッグの膨張圧で千切れ出すのを防げ、
力布で直に受けるエアーバッグの膨張圧をトリムカバー
の破断部に集中させてトリムカバーの破断部をエアーバ
ッグの膨張圧で確実に裂断可能に組み立てられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るサイドエアーバッグ装置を備える
車輌用シートを全体的に示す斜視図である。
【図2】同車輌用シートのトリムカバーを背部の開放状
態で示す斜視図である。
【図3】同車輌用シートの片側部を示す部分断面図であ
る。
【図4】同車輌用シートのエアーバッグ装置装備個所を
中心に示す部分断面図である。
【符号の説明】
1 エアーバッグ装置 2 トリムカバー 2a トリムカバーの前面カバー部 2b トリムカバーの側面カバー部 3 トリムカバーの破断部 5 シートバックフレーム 6 サイドプレート 7,8 力布 10,11 あてがいプレート

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インフレータより発生する出力圧で外方
    に向けて膨張展開可能なエアーバッグを有するエアーバ
    ッグ装置をシートバックフレームのサイドプレートに取
    り付け、そのエアーバッグ装置の装備側を被包するトリ
    ムカバーの前面カバー部と側面カバー部との縫い合わせ
    目からエアーバッグの膨張展開に伴うトリムカバーの破
    断部を形成する車輌用シートにおいて、 端末をトリムカバーの破断部となる縫い合わせ目に共縫
    いさせて伸びの少ない力布をトリムカバーの内側に備
    え、この力布をトリムカバーの破断部となる縫い合わせ
    目からエアーバッグ装置を包み込む二方向に分けてエア
    ーバッグ装置とシートバックフレームのサイドプレート
    との間に引込み止着し、エアーバッグ装置を該力布の内
    側に包み込んでシートバックフレームのサイドプレート
    に取付け装備したことを特徴とするサイドエアーバッグ
    装置を備える車輌用シート。
  2. 【請求項2】 片端末をトリムカバーの破断部となる縫
    い合わせ目で共縫いさせて伸びの少ない二枚の力布をト
    リムカバーの内側に備え、この各力布をトリムカバーの
    破断部となる縫い合わせ目からエアーバッグ装置を包み
    込む二方向に分け、その力布の他端末に備えるあてがい
    プレートをエアーバッグ装置とシートバックフレームの
    サイドプレートとの間に挟込み固定し、各力布を該あて
    がいプレートでシートバックフレームのサイドプレート
    に引込み止着したことを特徴とする請求項1に記載のサ
    イドエアーバッグ装置を備える車輌用シート。
  3. 【請求項3】 片端末をトリムカバーの破断部となる縫
    い合わせ目で共縫いさせて伸びの少ない二枚の力布をト
    リムカバーの内側に備え、この各力布をトリムカバーの
    破断部となる縫い合わせ目からエアーバッグ装置を包み
    込む二方向に分け、その各力布の他端末に備えるあてが
    いプレートをエアーバッグ装置とシートバックフレーム
    のサイドプレートとの間に重ねて挟込み固定し、各力布
    を該あてがいプレートでシートバックフレームのサイド
    プレートに引込み止着したことを特徴とする請求項1に
    記載のサイドエアーバッグ装置を備える車輌用シート。
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