JP2002166765A - エアーバッグモジュール装備シート - Google Patents
エアーバッグモジュール装備シートInfo
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- JP2002166765A JP2002166765A JP2000366077A JP2000366077A JP2002166765A JP 2002166765 A JP2002166765 A JP 2002166765A JP 2000366077 A JP2000366077 A JP 2000366077A JP 2000366077 A JP2000366077 A JP 2000366077A JP 2002166765 A JP2002166765 A JP 2002166765A
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- trim cover
- airbag
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 力布をエアーバックモジュールに容易に組み
付けられ、また、エアーバックモジュールを力布で確実
に包み込め、エアーバッグの膨張圧をトリムカバーの破
断部となる縫い合わせ目に効率よく集中でき、エアーバ
ッグを速やかに膨張展開可能に備え付けられるよう構成
する。 【解決手段】 トリムカバー4の各端末を挟んで両端末
をトリムカバー4の破断部40となる縫い合わせ目によ
り共縫いした輪状の力布5を備え、エアーバッグモジュ
ール1を力布5の輪内に組み付けて力布5をエアーバッ
グモジュール1に掛け渡し、この力布5をエアーバッグ
モジュール1で押えてエアーバッグモジュール1をシー
トバックフレーム2のサイドプレート3に取り付け、そ
のエアーバッグモジュール1を含むシートバック全体を
トリムカバー4で被包する。
付けられ、また、エアーバックモジュールを力布で確実
に包み込め、エアーバッグの膨張圧をトリムカバーの破
断部となる縫い合わせ目に効率よく集中でき、エアーバ
ッグを速やかに膨張展開可能に備え付けられるよう構成
する。 【解決手段】 トリムカバー4の各端末を挟んで両端末
をトリムカバー4の破断部40となる縫い合わせ目によ
り共縫いした輪状の力布5を備え、エアーバッグモジュ
ール1を力布5の輪内に組み付けて力布5をエアーバッ
グモジュール1に掛け渡し、この力布5をエアーバッグ
モジュール1で押えてエアーバッグモジュール1をシー
トバックフレーム2のサイドプレート3に取り付け、そ
のエアーバッグモジュール1を含むシートバック全体を
トリムカバー4で被包する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エアーバッグをイ
ンフレータより発生するガス圧で膨張展開可能に組み付
けたエアーバックモジュールを側突緩衝用としてシート
バックの側部に備え付けるエアーバッグモジュール装備
シートの改良に関するものである。
ンフレータより発生するガス圧で膨張展開可能に組み付
けたエアーバックモジュールを側突緩衝用としてシート
バックの側部に備え付けるエアーバッグモジュール装備
シートの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、エアーバッグモジュール装備シー
トとしては、トリムカバーの各端末を挟んで各力布の片
端末を共縫いした縫い合わせ目によりトリムカバーの破
断部を形成すると共に、二枚の力布をトリムカバーの内
側に備え、エアーバッグモジュールを二枚の力布で包み
込んでシートバックフレームのサイドプレートに取り付
けると共に、このエアーバッグモジュールを含むシート
バック全体をトリムカバーで被包するものが提案されて
いる(特開平11−78762号)。
トとしては、トリムカバーの各端末を挟んで各力布の片
端末を共縫いした縫い合わせ目によりトリムカバーの破
断部を形成すると共に、二枚の力布をトリムカバーの内
側に備え、エアーバッグモジュールを二枚の力布で包み
込んでシートバックフレームのサイドプレートに取り付
けると共に、このエアーバッグモジュールを含むシート
バック全体をトリムカバーで被包するものが提案されて
いる(特開平11−78762号)。
【0003】そのエアーバッグモジュール装備シートで
は、エアーバッグの膨張圧を力布によりトリムカバーの
破断部となる縫い合わせ目に集中させ、破断部となる縫
い合わせ目を容易に裂断できるため、エアーバッグを外
方に向けて確実に膨張展開できる。また、エアーバッグ
の展開性能をトリムカバーの種類毎に確認することを省
けるから、多大な開発工数と費用を削減でき、更に、エ
アーバッグの膨張バランス,展開方向も安定よく定めら
れる。
は、エアーバッグの膨張圧を力布によりトリムカバーの
破断部となる縫い合わせ目に集中させ、破断部となる縫
い合わせ目を容易に裂断できるため、エアーバッグを外
方に向けて確実に膨張展開できる。また、エアーバッグ
の展開性能をトリムカバーの種類毎に確認することを省
けるから、多大な開発工数と費用を削減でき、更に、エ
アーバッグの膨張バランス,展開方向も安定よく定めら
れる。
【0004】然し、そのエアーバッグモジュール装備シ
ートでは力布を二枚備えるため、各力布をエアーバッグ
モジュールに個別に組み付けなければならず、また、破
断部となる縫い合わせ目の縫い代より連続する各力布の
他端末を個別に端末止めしなければならいから、組付け
作業に手間が掛る。
ートでは力布を二枚備えるため、各力布をエアーバッグ
モジュールに個別に組み付けなければならず、また、破
断部となる縫い合わせ目の縫い代より連続する各力布の
他端末を個別に端末止めしなければならいから、組付け
作業に手間が掛る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、力布をエア
ーバックモジュールに容易に組み付けられ、また、エア
ーバックモジュールを力布で確実に包み込め、エアーバ
ッグの膨張圧をトリムカバーの破断部となる縫い合わせ
目に効率よく集中させ、エアーバッグを速やかに膨張展
開できるよう備え付けられるエアーバッグモジュール装
備シートを提供することを目的とする。
ーバックモジュールに容易に組み付けられ、また、エア
ーバックモジュールを力布で確実に包み込め、エアーバ
ッグの膨張圧をトリムカバーの破断部となる縫い合わせ
目に効率よく集中させ、エアーバッグを速やかに膨張展
開できるよう備え付けられるエアーバッグモジュール装
備シートを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
エアーバッグモジュール装備シートにおいては、エアー
バッグをインフレータより発生するガス圧で膨張展開可
能に組み付けたエアーバッグモジュールと、エアーバッ
グの膨張展開に伴う破断部を縫い合わせ目で形成したト
リムカバーと、トリムカバーの各端末を挟んで両端末を
トリムカバーの破断部となる縫い合わせ目により共縫い
した輪状の力布とを備え、上記エアーバッグモジュール
を力布の輪内に組み付けて力布をエアーバッグモジュー
ルに掛け渡し、この力布をエアーバッグモジュールで押
えてエアーバッグモジュールをシートバックフレームの
サイドプレートに取り付け、そのエアーバッグモジュー
ルを含むシートバック全体をトリムカバーで被包するこ
とにより構成されている。
エアーバッグモジュール装備シートにおいては、エアー
バッグをインフレータより発生するガス圧で膨張展開可
能に組み付けたエアーバッグモジュールと、エアーバッ
グの膨張展開に伴う破断部を縫い合わせ目で形成したト
リムカバーと、トリムカバーの各端末を挟んで両端末を
トリムカバーの破断部となる縫い合わせ目により共縫い
した輪状の力布とを備え、上記エアーバッグモジュール
を力布の輪内に組み付けて力布をエアーバッグモジュー
ルに掛け渡し、この力布をエアーバッグモジュールで押
えてエアーバッグモジュールをシートバックフレームの
サイドプレートに取り付け、そのエアーバッグモジュー
ルを含むシートバック全体をトリムカバーで被包するこ
とにより構成されている。
【0007】本発明の請求項2に係るエアーバッグモジ
ュール装備シートにおいては、エアーバッグモジュール
の底部より突出する支軸を設け、その支軸を力布の面内
に挿通させて、エアーバッグモジュールを力布の輪内に
組み付けることにより構成されている。
ュール装備シートにおいては、エアーバッグモジュール
の底部より突出する支軸を設け、その支軸を力布の面内
に挿通させて、エアーバッグモジュールを力布の輪内に
組み付けることにより構成されている。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して説明す
ると、図1はエアーバッグモジュール1を車の前方から
見て右側部に装備するアシスタントシートのシートバッ
クBを示す。このシートバックBは、エアーバッグモジ
ュール1をシートバックフレーム2のサイドプレート3
に取り付け、エアーバッグ(図示せず)の膨張展開に伴
う破断部40を縫い合わせ目で形成したトリムカバー4
で全体を被包することにより、エアーバッグモジュール
内蔵型のものとして構成されている。
ると、図1はエアーバッグモジュール1を車の前方から
見て右側部に装備するアシスタントシートのシートバッ
クBを示す。このシートバックBは、エアーバッグモジ
ュール1をシートバックフレーム2のサイドプレート3
に取り付け、エアーバッグ(図示せず)の膨張展開に伴
う破断部40を縫い合わせ目で形成したトリムカバー4
で全体を被包することにより、エアーバッグモジュール
内蔵型のものとして構成されている。
【0009】エアーバッグモジュール1は、特に図示し
ないが、インフレータをリテーナで保持し、そのリテー
ナの締付けボルトをエアーバッグより外部に突出させて
インフレータをリテーナと一体にエアーバッグの取付基
部寄り内部に挿置し、更に、リテーナの締付けボルトを
外部に突出させて全体をモジュールケース10の内部に
収容し、衝撃センサー等の関連機器と回路構成するのに
必要なハーネス,コネクタを備えることにより組み立て
られている。
ないが、インフレータをリテーナで保持し、そのリテー
ナの締付けボルトをエアーバッグより外部に突出させて
インフレータをリテーナと一体にエアーバッグの取付基
部寄り内部に挿置し、更に、リテーナの締付けボルトを
外部に突出させて全体をモジュールケース10の内部に
収容し、衝撃センサー等の関連機器と回路構成するのに
必要なハーネス,コネクタを備えることにより組み立て
られている。
【0010】モジュールケース10としては、開閉可能
なリッドをケース本体にヒンジ接続したもの、または、
V溝等による脆弱部を前部面に設けたケース本体とロア
プレートとからなるハウジングにより、エアーバックの
膨張圧で開放可能なものが備え付けられている。
なリッドをケース本体にヒンジ接続したもの、または、
V溝等による脆弱部を前部面に設けたケース本体とロア
プレートとからなるハウジングにより、エアーバックの
膨張圧で開放可能なものが備え付けられている。
【0011】そのエアーバッグモジュール1は、図2で
示すように力布5で包み込んでバックパッド6の空洞部
7に収容すると共に、シートバックフレーム2のサイド
プレート3にリテーナの締付けボルト11並びにナット
12で取付け固定し、エアーバッグモジュール1を含む
バックパッド6の全体をトリムカバー4で被包し、イン
フレータを車体側に装備する衝撃センサーと回路接続す
ることにより装備されている。
示すように力布5で包み込んでバックパッド6の空洞部
7に収容すると共に、シートバックフレーム2のサイド
プレート3にリテーナの締付けボルト11並びにナット
12で取付け固定し、エアーバッグモジュール1を含む
バックパッド6の全体をトリムカバー4で被包し、イン
フレータを車体側に装備する衝撃センサーと回路接続す
ることにより装備されている。
【0012】トリムカバー4は、本革,合皮,ファブリ
ック等の単材、或いは、表皮材,ワディング材,裏打材
を三者一体に積層形成したワディングカバーで形成でき
る。このトリムカバー4は、座面中央から左右の土手面
を被包する前面マチ部41と周側面から背面に至る側面
マチ部42とを縫い合わせ、更に、背面マチ部43をス
ライドファスナー44で開閉自在に備えることにより袋
状に縫製されている。
ック等の単材、或いは、表皮材,ワディング材,裏打材
を三者一体に積層形成したワディングカバーで形成でき
る。このトリムカバー4は、座面中央から左右の土手面
を被包する前面マチ部41と周側面から背面に至る側面
マチ部42とを縫い合わせ、更に、背面マチ部43をス
ライドファスナー44で開閉自在に備えることにより袋
状に縫製されている。
【0013】そのトリムカバー4には、エアーバッグの
膨張展開に伴う破断部40がモジュールケース10の開
放側と近接させて側面マチ部42の面内に設ける縫い合
わせ目で形成されている。この破断部40は、モジュー
ルケース10の開放側と近接位置するため、エアーバッ
グの膨張圧を速やかに作用できると共に、エアーバッグ
の膨張展開がバックパッド6により邪魔されない位置に
設けられるところから好ましい。
膨張展開に伴う破断部40がモジュールケース10の開
放側と近接させて側面マチ部42の面内に設ける縫い合
わせ目で形成されている。この破断部40は、モジュー
ルケース10の開放側と近接位置するため、エアーバッ
グの膨張圧を速やかに作用できると共に、エアーバッグ
の膨張展開がバックパッド6により邪魔されない位置に
設けられるところから好ましい。
【0014】それに代えて、座面中央から左右の土手面
を被包する前面マチ部41と周側面から背面に至る側面
マチ部42との土手部に相当する膨出部頂点に位置する
縫い合わせ目45(図1参照)により、エアーバッグの
膨張展開に伴う破断部40を形成できる。この破断部4
0となる縫い合わせ目は、8番手程度の糸と20番手程
度の糸とを上下の縫い糸として縫い合わせることによ
り、通常の使い勝手に耐えられる強度を保ってエアーバ
ッグの膨張による応力で裂断し易く縫製できる。
を被包する前面マチ部41と周側面から背面に至る側面
マチ部42との土手部に相当する膨出部頂点に位置する
縫い合わせ目45(図1参照)により、エアーバッグの
膨張展開に伴う破断部40を形成できる。この破断部4
0となる縫い合わせ目は、8番手程度の糸と20番手程
度の糸とを上下の縫い糸として縫い合わせることによ
り、通常の使い勝手に耐えられる強度を保ってエアーバ
ッグの膨張による応力で裂断し易く縫製できる。
【0015】そのトリムカバー4には、図3で示すよう
な側面マチ42の縫い代42a,42bを挟んで、上述
した破断部40を形成する縫い合わせ糸で両端末を共縫
いすることにより、輪状の連続した一枚の力布5が内側
に備え付けられている。この力布5は、ポリエステル不
織布や綿布等のエアーバッグの膨張圧を受けても伸びの
少ない材質のものでなり、図4aで示すように別裁断さ
れた側面マチ42の縫い代42a,42bと端末を内側
に重ね合わせて仮縫いし、図4bで示すように三者を一
体に本縫いすることにより備え付けられる。
な側面マチ42の縫い代42a,42bを挟んで、上述
した破断部40を形成する縫い合わせ糸で両端末を共縫
いすることにより、輪状の連続した一枚の力布5が内側
に備え付けられている。この力布5は、ポリエステル不
織布や綿布等のエアーバッグの膨張圧を受けても伸びの
少ない材質のものでなり、図4aで示すように別裁断さ
れた側面マチ42の縫い代42a,42bと端末を内側
に重ね合わせて仮縫いし、図4bで示すように三者を一
体に本縫いすることにより備え付けられる。
【0016】その各部からシートバックBを組み立てる
には、トリムカバー4をバックパッド6に被せるのに先
立って、図3で示すようにエアーバッグモジュール1を
力布5の輪内に組み付ける。このエアーバッグモジュー
ル1は、図5で示すようにモジュールケース10の底部
より突出する支軸13を設け、その支軸13を力布5の
面内に挿通することから、力布5の輪内に容易に位置決
めできて力布5と確実に組み付けられる。
には、トリムカバー4をバックパッド6に被せるのに先
立って、図3で示すようにエアーバッグモジュール1を
力布5の輪内に組み付ける。このエアーバッグモジュー
ル1は、図5で示すようにモジュールケース10の底部
より突出する支軸13を設け、その支軸13を力布5の
面内に挿通することから、力布5の輪内に容易に位置決
めできて力布5と確実に組み付けられる。
【0017】その支軸13は、エアーバッグモジュール
1をシートバックフレーム2のサイドプレート3にあて
がい固定する際の確認用としてサイドプレート3の板面
に設ける通し穴30(図3参照)に嵌め合せるようにで
きる。このため、支軸13は図5で示すような丸ピン状
に、図6aで示すような螺子ピン状に、図6bで示しよ
うな鍔付ピン状に形成すればよい。
1をシートバックフレーム2のサイドプレート3にあて
がい固定する際の確認用としてサイドプレート3の板面
に設ける通し穴30(図3参照)に嵌め合せるようにで
きる。このため、支軸13は図5で示すような丸ピン状
に、図6aで示すような螺子ピン状に、図6bで示しよ
うな鍔付ピン状に形成すればよい。
【0018】そのエアーバッグモジュール1を力布5の
輪内に組み付けた後、図7で示すようにエアーバックモ
ジュール1を力布5と共にバックパッド6の空洞部7の
嵌め込む。この際には、エアーバッグモジュール1より
突出する締付けボルト11をサイドプレート3の板面に
設けられた受け穴31(図3参照)に挿通し、また、通
し穴30の嵌り込む支軸13をバックパット6の内側よ
り確認してからナット12を締付けボルト11にねじ込
めばよい。
輪内に組み付けた後、図7で示すようにエアーバックモ
ジュール1を力布5と共にバックパッド6の空洞部7の
嵌め込む。この際には、エアーバッグモジュール1より
突出する締付けボルト11をサイドプレート3の板面に
設けられた受け穴31(図3参照)に挿通し、また、通
し穴30の嵌り込む支軸13をバックパット6の内側よ
り確認してからナット12を締付けボルト11にねじ込
めばよい。
【0019】これにより、図2で示すようにトリムカバ
ー4の破断部40となる縫い合わせ目の縫い代42a,
42bから連続する輪状の力布5でエアーバッグモジュ
ール1を直接包み込んでシートバックフレーム2のサイ
ドプレート3にあてがい固定できる。また、力布5はエ
アーバッグモジュール1で押えられてサイドプレート3
の板面とで挟み込み支持される。
ー4の破断部40となる縫い合わせ目の縫い代42a,
42bから連続する輪状の力布5でエアーバッグモジュ
ール1を直接包み込んでシートバックフレーム2のサイ
ドプレート3にあてがい固定できる。また、力布5はエ
アーバッグモジュール1で押えられてサイドプレート3
の板面とで挟み込み支持される。
【0020】そのエアーバッグモジュール装備シートで
は、輪状の連続した一枚の力布5を破断部40となる縫
い合わせ目の縫い代42a,42bに縫い付けて備え、
エアーバッグモジュール1の全体を力布5で直接包み込
むため、エアーバッグの膨張圧をトリムカバー4の破断
部40となる縫い合わせ目に効率よく集中させ、エアー
バッグを速やかに膨張展開可能に構成できる。
は、輪状の連続した一枚の力布5を破断部40となる縫
い合わせ目の縫い代42a,42bに縫い付けて備え、
エアーバッグモジュール1の全体を力布5で直接包み込
むため、エアーバッグの膨張圧をトリムカバー4の破断
部40となる縫い合わせ目に効率よく集中させ、エアー
バッグを速やかに膨張展開可能に構成できる。
【0021】それと共に、エアーバッグモジュール1を
シートバックフレーム7のサイドプレート8の取り付け
るのに先立って、一枚の力布5をエアーバッグモジュー
ル1に掛け渡すだけでよいため、組付け作業も簡単に行
える。
シートバックフレーム7のサイドプレート8の取り付け
るのに先立って、一枚の力布5をエアーバッグモジュー
ル1に掛け渡すだけでよいため、組付け作業も簡単に行
える。
【0022】なお、力布5としては一枚の連続ものだけ
でなく、図8で示すように二枚を中央辺で重ね合わせて
縫い合せることにより輪状に連続する一枚ものでも備え
付けられる。この場合には、二枚の重ね縫いにより、エ
アーバッグモジュール1で押え込む力布5の布面部分を
補強できる。
でなく、図8で示すように二枚を中央辺で重ね合わせて
縫い合せることにより輪状に連続する一枚ものでも備え
付けられる。この場合には、二枚の重ね縫いにより、エ
アーバッグモジュール1で押え込む力布5の布面部分を
補強できる。
【0023】
【発明の効果】以上の如く、本発明の請求項1に係るエ
アーバッグモジュール装備シートに依れば、トリムカバ
ーの各端末を挟んで両端末をトリムカバーの破断部とな
る縫い合わせ目により共縫いした輪状の力布を備え、エ
アーバッグモジュールを力布の輪内に組み付けて力布を
エアーバッグモジュールに掛け渡し、この力布をエアー
バッグモジュールで押えてエアーバッグモジュールをシ
ートバックフレームのサイドプレートに取り付け、その
エアーバッグモジュールを含むシートバック全体をトリ
ムカバーで被包することにより、力布をエアーバックモ
ジュールに容易に組み付けられ、また、エアーバックモ
ジュールを力布で確実に包み込め、エアーバッグの膨張
圧をトリムカバーの破断部となる縫い合わせ目に効率よ
く集中できてエアーバッグを速やかに膨張展開可能に備
え付けられる。
アーバッグモジュール装備シートに依れば、トリムカバ
ーの各端末を挟んで両端末をトリムカバーの破断部とな
る縫い合わせ目により共縫いした輪状の力布を備え、エ
アーバッグモジュールを力布の輪内に組み付けて力布を
エアーバッグモジュールに掛け渡し、この力布をエアー
バッグモジュールで押えてエアーバッグモジュールをシ
ートバックフレームのサイドプレートに取り付け、その
エアーバッグモジュールを含むシートバック全体をトリ
ムカバーで被包することにより、力布をエアーバックモ
ジュールに容易に組み付けられ、また、エアーバックモ
ジュールを力布で確実に包み込め、エアーバッグの膨張
圧をトリムカバーの破断部となる縫い合わせ目に効率よ
く集中できてエアーバッグを速やかに膨張展開可能に備
え付けられる。
【0024】本発明の請求項2に係るエアーバッグモジ
ュール装備シートに依れば、エアーバッグモジュールの
底部より突出する支軸を設け、その支軸を力布の面内に
挿通させて、エアーバッグモジュールを力布の輪内に組
み付けることにより、エアーバックモジュールを力布の
輪内に容易に位置決めできて力布と確実に組み付けられ
る。
ュール装備シートに依れば、エアーバッグモジュールの
底部より突出する支軸を設け、その支軸を力布の面内に
挿通させて、エアーバッグモジュールを力布の輪内に組
み付けることにより、エアーバックモジュールを力布の
輪内に容易に位置決めできて力布と確実に組み付けられ
る。
【図1】本発明に係るエアーバッグモジュール装備シー
トのシートバックを示す斜視図である。
トのシートバックを示す斜視図である。
【図2】図1のシートバックを示す部分断面図である。
【図3】図1のシートバックに装備されるエアーバッグ
モジュールを一例に係る力布とと共に示す説明図であ
る。
モジュールを一例に係る力布とと共に示す説明図であ
る。
【図4a】図3の力布をトリムカバーに備え付ける仮縫
い工程を示す説明図である。
い工程を示す説明図である。
【図4b】図4aの力布の本縫い工程を示す説明図であ
る。
る。
【図5】図3のエアーバックモジュールを力布に組み付
けて示す説明図である。
けて示す説明図である。
【図6a】図5のエアーバッグモジュールに設けられた
支軸の変形例を示す説明図である。
支軸の変形例を示す説明図である。
【図6b】図6のエアーバッグモジュールに設けられた
支軸の別の変形例を示す説明図である。
支軸の別の変形例を示す説明図である。
【図7】図3のエアーバッグモジュールをバックパッド
に組み付けて示す説明図である。
に組み付けて示す説明図である。
【図8】図1のシートバックに装備されるエアーバッグ
モジュールを一例に係る力布とと共に示す説明図であ
る。
モジュールを一例に係る力布とと共に示す説明図であ
る。
B シートバック 1 エアーバッグモジュール 2 シートバックフレーム 3 サイドプレート 4 トリムカバー 40 トリムカバーの破断部 42a,42b 縫い代 5 力布
Claims (2)
- 【請求項1】 エアーバッグをインフレータより発生す
るガス圧で膨張展開可能に組み付けたエアーバッグモジ
ュールと、エアーバッグの膨張展開に伴う破断部を縫い
合わせ目で形成したトリムカバーと、トリムカバーの各
端末を挟んで両端末をトリムカバーの破断部となる縫い
合わせ目により共縫いした輪状の力布とを備え、 上記エアーバッグモジュールを力布の輪内に組み付けて
力布をエアーバッグモジュールに掛け渡し、この力布を
エアーバッグモジュールで押えてエアーバッグモジュー
ルをシートバックフレームのサイドプレートに取り付
け、そのエアーバッグモジュールを含むシートバック全
体をトリムカバーで被包してなることを特徴とするエア
ーバッグモジュール装備シート。 - 【請求項2】 エアーバッグモジュールの底部より突出
する支軸を設け、その支軸を力布の布面に挿通させて、
エアーバッグモジュールを力布の輪内に組み付けたこと
を特徴とする請求項1に記載のエアーバッグモジュール
装備シート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000366077A JP2002166765A (ja) | 2000-11-30 | 2000-11-30 | エアーバッグモジュール装備シート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000366077A JP2002166765A (ja) | 2000-11-30 | 2000-11-30 | エアーバッグモジュール装備シート |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002166765A true JP2002166765A (ja) | 2002-06-11 |
Family
ID=18836751
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000366077A Pending JP2002166765A (ja) | 2000-11-30 | 2000-11-30 | エアーバッグモジュール装備シート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
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