JP2001341608A - サイドエアーバッグ装置装備シート - Google Patents
サイドエアーバッグ装置装備シートInfo
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Abstract
部に効率よく作用できるよう力布を簡単に組み付けら
れ、エアーバッグを速やかに膨張展開できるよう力布を
備え付ける。 【解決手段】 モジュールカバー3の開放口を隔てた両
側の縁部に分けて、トリムカバー10の破断部11から
連続する力布12,13の他端部を各々連結固定する。
Description
展開するエアーバッグを開放可能なモジュールカバーの
内部に収容したエアーバッグ装置を備え、そのエアーバ
ッグ装置をシートバックの側部に装備するサイドエアー
バッグ装置装備シートの改良に関するものである。
トとしては、トリムカバーを袋状に縫製する前面カバー
部と側面カバー部との縫い合わせ目からトリムカバーの
破断部を形成すると共に、二枚の力布をトリムカバーの
破断部となる縫い合わせ目に片端部で縫い合わせてトリ
ムカバーの内側に備え、その力布によりエアーバッグ装
置を包み込んでシートバックフレームのサイドプレート
に取付け装備するものが提案されている(特開平11−
78762号)。
は、エアーバッグの膨張圧を力布によりトリムカバーの
破断部となる縫い合わせ目に集中させ、その縫い合わせ
目を容易に切れ出させてエアーバッグを外方に確実に膨
張展開できると共に、エアーバッグの膨張バランス,展
開方向性も安定よく定められるところから好ましい。
おいて、力布はモジュールカバーを含むエアーバッグ装
置全体を簡単に包み込めるよう組み付けられ、また、エ
アーバック装置を直に包み込んでエアーバッグの膨張圧
をトリムカバーの破断部となる縫い合わせ目に効率よく
集中させ、エアーバッグを確実に膨張展開できるよう備
え付ける必要がある。
グの膨張圧をトリムカバーの破断部に効率よく作用でき
るよう力布を簡単に組み付けられ、エアーバッグを速や
かに膨張展開できるよう力布を備え付けるサイドエアー
バッグ装置装備シートを提供することを目的とする。
ーバッグ装置装備シートにおいては、ガス圧により膨張
展開するエアーバッグを開放可能なモジュールカバーの
内部に収容したエアーバッグ装置を備え、このエアーバ
ッグ装置をバックパッドの側部に設けた空洞内に位置さ
せてシートバックフレームのサイドプレートに取り付
け、そのエアーバッグ装置の装備側を被包するトリムカ
バーの縫い合わせ目でエアーバッグの膨張展開に伴うト
リムカバーの破断部を形成し、このトリムカバーの破断
部となる縫い合わせ目と片端部を縫い合わせてエアーバ
ッグの膨張圧を作用する二枚の力布をトリムカバーの内
側に備えるもので、モジュールカバーの開放口を隔てた
両側の縁部に分けて、トリムカバーの破断部から連続す
る力布の他端部を各々連結固定することにより構成され
ている。
ると、図1はエアーバッグ装置Eを車の前方側から見て
右側部に収容装備するアシスタントシートのシートバッ
クBを示す。このシートバックBにおいては、エアーバ
ッグ装置Eがエアーバッグを開放可能なモジュールカバ
ーの内部に収容すると共に、エアーバックの内部に備え
るガス発生用のインフレータを車体側に装備する衝撃セ
ンサーと回路接続することにより備え付けられている。
エアーバッグ1をインフレータ2と共に、モジュールカ
バー3の内部に収容することにより構成されている。そ
のエアーバッグ1は、図3で示すようにインフレータ2
から発生するガス圧で膨張展開可能に折り畳まれるバッ
グ本体1aと、バッグ本体1aより幅狭な取付け基部1
bとから袋状を呈するよう縫製されている。このエアー
バッグ1には、インフレータ2を内部に組み付ける開き
口1cが取付け基部1bに設けられている。
が取付け基部1bの内部に組み付けられる。インフレー
タ2は、エアーバッグ1の膨張展開に要するガスをイン
フレータ本体2aから発生するもので、衝撃センサー等
の関連機器と回路構成するのに必要なハーネス2b,コ
ネクタ2cを備えて構成されている。
2aを挿通保持するリテーナ4と共に、エアーバッグ1
の内部に組み付けられる。リテーナ4はインフレータ本
体2aを嵌込み保持する略円筒状のホルダー4aと、設
置板となるベースプレート4bと、ベースプレート4b
に植立固定した締付けボルト4c,4dとを備えて構成
されている。
で外側より包み込む包み布5が備え付けられる。この包
み布5は、エアーバッグ1と同材質の布材或いは強度を
有する別の布材により形成されている。その包み布5
は、片端末をエアーバッグ1の片側面に縫い合わせて止
着し、エアーバッグ1を包み込んでから、他端末をエア
ーバッグ1の外部に突き出るリテーナ4の締付けボルト
4c,4dに止め穴5a,5bで掛け止められるよう備
え付けられている。この包み布5には、エアーバック1
の膨張圧により破断線5cが設けられている。
ようなアンダーカバー30と、アッパーカバー31とに
分けて夫々樹脂成形したものが備え付けられる。そのア
ンダーカバー30は、図4で示すように底面部30aと
側面部30bとから略L字状を呈するよう形成されてい
る。このアンダーカバー30では側面部30bの上端縁
が開放口の片方となり、その上端縁寄り外側には止め環
30c,30dで保持する掛止めピン30eが備え付け
られている。また、底面部30aと側面部30bとの角
部には側面部30bの変位を許容する複数個の横長穴3
0fが設けられている。
底面部31a,側面部31b並びに天面部31cから略
コの字状を呈するよう形成されている。このアッパーカ
バー31では天面部31cの先端側が開放口の他方とな
り、その先端縁寄り外側には止め環31d,31eで保
持する掛止めピン31fが備え付けられている。また、
底面部31aと側面部31bとの角部には側面部31b
から天面部31cの変位を許容する複数個の横長穴31
gが設けられている。
ーバッグから突出する締付けボルトを受け入れるU字状
の切欠部31hが設けられている。また、底面部31a
の先端には後述するシートバックフレームのサイドプレ
ートに係止する掛止め縁31iが折り曲げられている。
それに加えて、側面部31b,天面部31cの縁回りに
はエアーバッグの傷つきを防止する反返り縁31j,3
1kが設けられている。
うにバックパッド6の側部に設けた空洞7に収容位置す
ると共に、モジュールカバー3より突出する締付けボル
ト4cでシートバックフレーム8のサイドプレート9に
取付け固定し、バックパッド6の空洞7を含む全体をト
リムカバー10で被包することによりシートバックBの
内部に装備されている。
革,合皮,ファブリック等の単材または表皮材,ワディ
ング材,裏打材を三者一体に積層形成したワディングカ
バーを用いて形成できる。このトリムカバー10は土手
部を有するシートバックBに対応し、図7で示すように
座面中央から左右の土手面を被包する前面カバー部10
aと周側面から背面に至る側面カバー部10bとを縫い
合わせ、更に、背面カバー部10cをスライドファスナ
ー10dで開閉自在に備えることにより袋状に縫製され
ている。
左右の土手面を被包する前面カバー部10aと周側面か
ら背面に至る側面カバー部10bとの縫い合わせ目か
ら、エアーバッグの膨張展開に伴う破断部11が形成さ
れている。この破断部11となる縫い合わせ目は、8番
手程度の糸と20番手程度の糸とを上下の縫い糸として
縫い合わせることにより通常の使い勝手に耐えられる強
度を保ってエアーバッグの膨張による応力で裂断し易く
縫製できる。
形成する縫い合わせ目と片端部を内外に重ねて縫い合わ
せることにより、二枚の力布12,13が内側に備え付
けられている。この力布12,13は、ポリエステル不
織布や綿布等のエアーバッグの膨張圧を受けても伸びの
少ない材質のものを用いて形成されている。また、自由
端側には引掛けフック14a,14b、15a,15b
を有するトリムコード14,15が備え付けられてい
る。
トリムカバー10の破断部11となる縫い合わせ目から
二方向に分け、片方12はバックパッド6の開口縁から
空洞7の内側に引き込み、トリムコード14の引掛けフ
ック14a,14bを掛止めピン30eに掛け止めてア
ンダーカバー30の開放縁に連結固定する。他方の力布
13はバックパッド6の開口縁から引き込み、トリムコ
ード15の引掛けフック15a,15bを掛止めピン3
1fに掛け止めてアッパーカバー31の開放縁に連結固
定することにより組み付けられている。
フックをアンダーカバー30並びにアッパーカバー31
に設け、掛止めピンを力布の端末に備えることによって
も行える。
置装備シートでは、トリムカバー10の破断部11から
連続する力布12,13の他端部をバックパッド6の側
部に設けた空洞7の内側で、トリムコード14の引掛け
フック14a,14bをアンダーカバー30の掛止めピ
ン30eに掛け止めに、トリムコード15の引掛けフッ
ク15a,15bをアッパーカバー31の掛止めピン3
1fに掛け止めるだけでよいため、力布12,13を簡
単に組み付けられる。また、力布12,13がモジュー
ルカバー3に直結されているため、モジュールカバー3
の開放と共に、エアーバッグ1の膨張圧をトリムカバー
10の破断部11に作用することができる。
に代え、図8で示すように金属薄板32,33をインサ
ート成形したもの3’を備え付けることもできる。この
アンダーカバー30’では、図9で示すように止め環3
0c’,30d’を金属薄板32の上端縁に設けて掛止
めピン30e’が備え付けられている。アッパーカバー
31’では、図10で示すように止め環31d’,31
e’を金属薄板33の先端側に設けることにより掛止め
ピン31f’が備え付けられている。
略同じ構成を有し、図11でも示すようにシートバック
フレーム(図示せず)のサイドプレート9に係止する掛
止め縁31i’は金属薄板33の下端側に折曲げ形成さ
れている。なお、この変形例に係るモジュールカバー
3’のように掛止めフック34をアンダーカバー30’
の開放縁に設け、また、止め穴35をアッパーカバー3
1’の開放縁寄り天面に設けることにより、開放口を閉
鎖可能に形成することもできる。
バッグ装置装備用シートに依れば、モジュールカバーの
開放口を隔てた両側の縁部に分けて、トリムカバーの破
断部から連続する力布の他端部を各々連結固定すること
により、力布を簡単に組み付けられるばかりでなく、力
布をモジュールカバーに直結できるため、モジュールカ
バーの開放と共に、エアーバッグの膨張圧をトリムカバ
ーの破断部に効率よく作用でき、エアーバッグを速やか
に膨張展開できるよう力布を備え付けられる。
トのシートバックを示す斜視図である。
トに備えるエアーバック装置を示す断面図である。
トに備えるエアーバック装置のエアーバッグ並びにイン
フレータ,リテーナを示す展開斜視図である。
トに備えるモジュールカバーのアンダーカバーを示す斜
視図である。
トに備えるモジュールカバーのアッパーカバーを示す斜
視図である。
トの主要部を示す断面図である。
トを構成するトリムカバーを示す斜視図である。
トに備えるエアーバック装置の別のモジュールカバーを
示す断面図である。
バーを示す斜視図である。
カバーを示す斜視図である。
分断面図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 ガス圧により膨張展開するエアーバッグ
を開放可能なモジュールカバーの内部に収容したエアー
バッグ装置を備え、このエアーバッグ装置をバックパッ
ドの側部に設けた空洞内に位置させてシートバックフレ
ームのサイドプレートに取り付け、そのエアーバッグ装
置の装備側を被包するトリムカバーの縫い合わせ目でエ
アーバッグの膨張展開に伴うトリムカバーの破断部を形
成し、このトリムカバーの破断部となる縫い合わせ目と
片端部を縫い合わせてエアーバッグの膨張圧を作用する
二枚の力布をトリムカバーの内側に備えるサイドエアー
バッグ装置装備シートにおいて、 モジュールカバーの開放口を隔てた両側の縁部に分け
て、トリムカバーの破断部から連続する力布の他端部を
各々連結固定してなることを特徴とするサイドエアーバ
ッグ装置装備シート。
Priority Applications (1)
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JP2000205856A JP4560659B2 (ja) | 2000-06-02 | 2000-06-02 | サイドエアーバッグ装置装備シート |
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