JP2007196986A - エアバッグユニットを備えた車両用シート - Google Patents

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Abstract

【課題】シートバック10内の側部にエアバッグユニット14を配設する場合に、そのエアバッグユニット14におけるエアバッグ14aの下部(腰部保護部14e)の展開性を出来る限り向上させる。
【解決手段】シートバック10のパッド部材に、エアバッグユニット14において折り畳まれた状態にあるエアバッグ14aの下側部分に位置する下部空間部11hを形成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、シートバックの側部に配設されたエアバッグユニットを備えた車両用シートに関する技術分野に属する。
従来より、例えば特許文献1及び2に示されているように、シートバック内の側部にエアバッグユニットを配設し、車体側部への衝突時に乗員の側方でバッグ体(エアバッグ)を展開させ、その展開したバッグ体で車両側突のエネルギを吸収して乗員を保護するようにした車両用シートはよく知られている。
国際公開第2002/100691号パンフレット 特開2005−041457号公報
ところで、シートバック内の側部にエアバッグユニットを配設する場合、シートには、パッド部材と該パッド部材を覆うシート表皮とが設けられているので、通常、これらパッド部材やシート表皮におけるエアバッグユニットに対応する部分をバッグ体の展開圧によって破断等により拡開して、バッグ体をシート外側に展開させる必要がある。
ここで、バッグ体が、乗員の胸部等を保護する部分しかなくて小型である場合には、バッグ体の展開圧がパッド部材やシート表皮におけるエアバッグユニットに対応する部分の上下略全体に集中して該部分の上下略全体が素早く拡開し、これにより、バッグ体全体がシート外側に素早く展開する。
しかし、上記特許文献2のように、乗員の腰部等を含めて上体全体を出来る限り保護すべくバッグ体を上下に大きくするようにすると、バッグ体が上下全体に亘って一様に展開することが困難になる。このことを一実施形態を例にとって説明すると次のようになる。すなわち、或るシートの形態では、パッド部材におけるバッグ体下部に対応する部分(通常、サイドサポート部において前方に最も大きく突出した部分の近傍)の厚みが大きくなっており、このために、バッグ体下部の展開が遅れる傾向にある。この傾向は、バッグ体がケースにより覆われずに紙等の破断が容易な可撓性のシート状部材で覆われたエアバッグユニットを用いる形態で顕著に見られ、たとえインフレータのバッグ体へのガス供給口を下部に設けても、下部の展開が遅れる傾向にある。すなわち、バッグ体がケースにより覆われたエアバッグユニットでは、ケース内でバッグ体全体が或る程度展開した後にその展開圧によってケース外に出てパッド部材やシート表皮を上下全体に亘って略同時に拡開させるのに対し、バッグ体が紙で覆われたエアバッグユニットでは、バッグ体が展開し易い箇所、例えばパッド部材の厚みが小さい部分(バッグ体の上下方向中央部ないし上部に対応する部分)からシート外部へ展開し易くなるため、バッグ体下部の展開がどうしても遅れる傾向にある。
本発明は、斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、上記のように乗員の腰部等を胸部と共に保護すべくバッグ体を上下に大きくする場合に、そのバッグ体下部の展開性を出来る限り向上させようとすることにある。
上記の目的を達成するために、この発明では、シートバックのパッド部材に、エアバッグユニットにおいて折り畳まれた状態にあるバッグ体の下側部分に位置する下部空間部を形成するようにした。
具体的には、請求項1の発明では、シートバック形状を形成するパッド部材と、該パッド部材を覆うシート表皮と、折り畳まれた状態から展開するバッグ体を有し、少なくとも一部が上記パッド部材で覆われるように上記シートバック内の側部に配設されたエアバッグユニットとを備えた車両用シートを対象とする。
そして、上記パッド部材に、上記エアバッグユニットにおいて折り畳まれた状態にあるバッグ体の下側部分に位置する下部空間部が形成されているものとする。
上記の構成により、シートバックのパッド部材に下部空間部が形成されていることで、バッグ体下部は、パッド部材のシート内側において下部空間部に展開し、これにより、バッグ体下部の展開圧が十分に高くなり、例えばパッド部材におけるバッグ体下部に対応する部分の厚みが大きくても、該部分が、バッグ体の上下方向中央部ないし上部に対応する部分と略同時に拡開する。この結果、バッグ体下部の展開性が向上し、バッグ体が上下略全体に亘って良好に展開する。
請求項2の発明では、請求項1の発明において、シート表皮は、シートバックのエアバッグユニットが配設された側部におけるシート前面側に位置する前面部と、該側部におけるシート側面側に位置しかつ該側部において該前面部と連結される側面部とを有し、上記シート表皮の前面部と側面部との連結部分における上記エアバッグユニットに対応する高さ位置に、バッグ体の展開圧により破断する破断部が形成されており、上記破断部の破断を促進させるべく、該破断部に一端部が固定されかつ該破断部からエアバッグユニットのシート幅方向外側を通ってシート後側へ延びる、上記シート表皮よりも伸び難い側部低伸張部材を備え、上記側部低伸張部材の下端位置が、下部空間部の下端位置と同じ高さか又は下部空間部の下端位置よりも下側にあるものとする。
このことにより、バッグ体の展開圧を受けてシート表皮の側面部が伸張しようとするが、側部低伸張部材がその伸張を抑えるため、破断部が早期に破断して、その破断した開口からバッグ体がスムーズにシート外方に展開する。そして、側部低伸張部材の下端位置が、下部空間部の下端位置と同じ高さか又は下部空間部の下端位置よりも下側にあるので、破断部におけるバッグ体下部に対応する部分を、バッグ体の上下方向中央部ないし上部に対応する部分と略同時に素早く破断させることができ、バッグ体下部の展開性をより確実に向上させることができる。
請求項3の発明では、請求項2の発明において、破断部に一端部が固定され、該破断部からエアバッグユニットのシート前側を通ってシート幅方向中央側へ延びる、シート表皮よりも伸び難い前部低伸張部材を備えているものとする。
このことで、シート表皮の前面部及び側面部の両方の伸張を抑えることができ、これにより、破断部が破断するまでの時間をより一層短縮することができる。
請求項4の発明では、請求項3の発明において、側部低伸張部材及び前部低伸張部材の少なくとも一方は、シート表皮に沿うように配設されているものとする。
すなわち、低伸張部材がシート表皮に沿うように配設されている場合には、低伸張部材の組付性が向上するものの、パッド部材が変形する分だけバッグ体の展開性が劣る可能性がある。例えばパッド部材におけるバッグ体下部に対応する部分の厚みが大きい場合には、該部分の変形量が大きくなるため、バッグ体下部の展開性が劣る可能性が高くなる。しかし、本発明では、下部空間部が形成されていることで、バッグ体下部の展開圧が十分に高くなった状態で、パッド部材におけるバッグ体下部に対応する部分を変形させるので、バッグ体下部の展開性が劣るようなことはなく、バッグ体を上下方向略全体に亘って良好に展開させることができる。
請求項5の発明では、請求項2〜4のいずれか1つの発明において、パッド部材のエアバッグユニットに対応する高さ位置に、エアバッグユニットと破断部との間においてバッグ体が該破断部を指向して展開するように形成された案内部が形成されているものとする。
このことにより、バッグ体の展開圧を破断部に集中させて、バッグ体全体の展開性をより一層向上させることができる。
請求項6の発明では、請求項5の発明において、案内部の下端位置が、下部空間部の下端位置と略同じ高さにあるものとする。
このことで、破断部におけるバッグ体下部に対応する部分にもバッグ体の展開圧を確実に作用させることができ、バッグ体下部の展開性をより一層良好に向上させることができる。
請求項7の発明では、請求項1〜6のいずれか1つの発明において、パッド部材は、エアバッグユニットのシート幅方向外側を覆う部分を有しているものとする。
こうすることで、シートのエアバッグユニットが配設された側部の感触を良好に維持することができる。一方、エアバッグユニットのシート幅方向外側にパッド部材があると、そのパッド部材の変形の分だけバッグ体(特にパッド部材の厚みが大きい部分に対応するバッグ体下部)の展開性が劣る可能性がある。しかし、本発明では、下部空間部が形成されているので、エアバッグユニットのシート幅方向外側にパッド部材があっても、バッグ体下部の展開性が劣るようなことはなく、バッグ体を上下方向略全体に亘って良好に展開させることができる。
請求項8の発明では、請求項1〜7のいずれか1つの発明において、バッグ体は、シートクッションに着座している乗員の腰部に対応する腰部保護部を有し、下部空間部は、シートバックにおける上記乗員の腰部と略同じ高さ位置に設けられているものとする。
このことにより、腰部保護部の展開性を向上させることができ、乗員の胸部等に加えて腰部を確実に保護することができる。
請求項9の発明では、請求項1〜8のいずれか1つの発明において、バッグ体は、シートクッションに着座している乗員の腰部に対応する腰部保護部と、該腰部保護部に接続され、該乗員の胸部に対応する胸部保護部と、該腰部保護部と胸部保護部とを区画する区画部とを有していて、腰部保護部が胸部保護部よりも先に展開完了するように構成されているものとする。
このように腰部保護部が胸部保護部よりも先に展開完了するように構成することで、下部空間部と相俟って、腰部保護部が素早くシート外方へ展開する。この結果、腰部保護部により乗員の上体を車幅方向中央側へ早期に押圧することができ、該乗員の保護性をより一層向上させることができる。
請求項10の発明では、請求項1〜9のいずれか1つの発明において、バッグ体は、該バッグ体の下面がシートクッションの上面に接触しながら展開するように構成されているものとする。
すなわち、乗員の保護性を向上させる観点からは、バッグ体を出来る限り下側へ延長することが好ましく、例えば請求項9の発明のように腰部保護部により乗員を車幅方向中央側へ押圧するには、バッグ体がシートクッションの上面と干渉する程度に下側へ延長することが好ましい。一方、このようにバッグ体を下側へ延長すると、バッグ体がシートクッションの上面に接触しながら展開することになる。この場合、パッド部材に上記下部空間部が形成されていないとすると、バッグ体の展開中にその下部がシートクッション及びシートバックの両方に規制された状態となるため、バッグ体下部の展開挙動が不安定となる可能性が高くなる。しかし、本発明では、下部空間部が形成されていることで、バッグ体下部がシートバックに規制されることは殆どなくて自由度が高い状態にあり、このことにより、バッグ体下部は、シートクッションの上面に接触しても、該上面から大きな反力を受けることなくシート前方に展開し、この結果、バッグ体の上下全体に亘って安定した展開性が得られる。
請求項11の発明では、請求項1〜10のいずれか1つの発明において、シートバックの側部に、シート前方に突出しかつ上下方向に延びるサイドサポート部が設けられ、シート側面視で、上記サイドサポート部の前端は、上下方向中間部の方が上端部及び下端部よりもシートバックフレーム後端からの距離が大きくなる湾曲状に形成されており、下部空間部は、上記サイドサポート部において上記前端とシートバックフレーム後端との間の距離が最も大きい部位近傍に位置しているものとする。
すなわち、サイドサポート部において該サイドサポート部前端とシートバックフレーム後端との間の距離が最も大きい部位近傍は、通常、シートクッションに着座している乗員の腰部と同じ高さ位置であって、乗員のシートに対する保持性を向上させるためにパッド部材の厚みが大きくされた部分であり、このため、バッグ体下部の展開性が劣る可能性が高くなる。しかし、本発明では、上記部位近傍に下部空間部が形成されているので、バッグ体下部の展開性が劣るようなことはなく、乗員の特に腰部を確実に保護することができるようになる。
請求項12の発明では、請求項1〜11のいずれか1つの発明において、エアバッグユニットにおいて折り畳まれた状態にあるバッグ体は、該バッグ体の展開圧により破断する紙で覆われているものとする。
このことにより、バッグ体がケースにより覆われたエアバッグユニットに比べて、簡単に構成することができて、低コスト化を図ることができる。一方、バッグ体が紙で覆われたエアバッグユニットでは、バッグ体が、パッド部材において厚みが小さい、バッグ体の上下方向中央部ないし上部に対応する部分からシート外方へ展開して、バッグ体下部の展開性が劣る可能性が高くなる。しかし、本発明では、下部空間部が形成されていることで、バッグ体が、パッド部材において厚みが大きい、バッグ体下部に対応する部分からも、他の部分と略同時にシート外方へ展開するので、バッグ体が紙で覆われていても、バッグ体下部の展開性が劣るようなことはなく、特に請求項8及び9の発明のように腰部保護部を設ける場合に、乗員の腰部を確実に保護することができるようになる。
以上説明したように、本発明のエアバッグユニットを備えた車両用シートによると、シートバックのパッド部材に、エアバッグユニットにおいて折り畳まれた状態にあるバッグ体の下側部分に位置する下部空間部を形成するようにしたことにより、バッグ体下部の展開性を向上させることができ、乗員の特に腰部を確実に保護することができるようになる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
(実施形態1)
図1は、本発明の実施形態1に係る車両用シートの側面図であり、図2は、図1のII−II線断面図であり、図3は、図1のIII−III線断面図であり、図4は、車両用シートのシートバックの正面図であり、図5は、図4のV−V線断面図であり、図6は、図3のシート表皮の破断部近傍の拡大図であり、図7は、図3のパッド部材の溝部近傍の拡大図である。
本発明の実施形態1に係る車両用シートは、車両のフロアパネルの上面上にシート左右方向が車幅方向と一致するように設置されている。以下、車両用シートとして、助手席について説明する。なお、他のシートの構成も助手席とほぼ同様である。
図1〜図5に示すように、助手席1は、シートバック10とシートクッション30とを備えている。このシートバック10は、シートクッション30の後端部に設けた不図示のナックル部材を介して、シート幅方向に延びる軸周りに回転可能に連結されていて、シートクッション30に対してシートバック10の角度調整を行うことができるようになっている。上記シートバック10内の左右両側部には、上下方向かつシート前後方向に延びるシートバックフレーム17,17がそれぞれ配設されている。尚、左側の側部のシートバックフレーム17は、2枚の板材で構成されてなる。
上記シートバック10の左右両側部には、シート幅方向中央部の背凭れ面よりもシート前方(車両前方)に突出しかつ上下方向に延びるサイドサポート部10a,10aがそれぞれ設けられている。シート側面視で、各サイドサポート部10aの前端は、上下方向中間部の方が上端部及び下端部よりも上記シートバックフレーム17後端からの距離が大きくなる湾曲状に形成されている。例えば、上記各サイドサポート部10aの前端においてシートバック10の下端からシートバック10の上下全長の略1/4位の高さ位置の部位が、シートバックフレーム17後端からの距離が最も大きくなっている。また、シートバック10の横断面視で(図2及び図3参照)、各サイドサポート部10aは、シート幅方向中央側から外側に行くに従って背凭れ面からの突出量が大きくなる曲面状に形成されている。
上記シートバック10は、該シートバック形状を形成するパッド部材11と、該パッド部材11を覆うシート表皮12と、インサートワイヤ13と、折り畳まれた状態から展開するエアバッグ(バッグ体に相当)14aを有し、シートバック10内の左側の側部(車幅方向外側(助手席1に近いサイドドア側)の側部)に配設されたサイドエアバッグユニット14とを備えている。
上記パッド部材11は、硬度が比較的大きいスポンジからなっている。このパッド部材11のシート幅方向中央部11aと左側部11bとの境目部分11cのシート前側には、溝部11dが上下方向に延びるように形成されている。このように、境目部分11cに溝部11dを形成しているので、この境目部分11cは、厚さがこれ以外の部分よりも薄くなっている。溝部11dの底部には、4つの凹部11eが互いに上下方向に所定間隔を開けて形成されている(図5参照)。これらの凹部11eでは、インサートワイヤ13における後述の上下埋設部13aの第1埋設部13cが露出して、パッド部材11に埋設されたインサートワイヤ13が視認できるようになっている。なお、パッド部材11の前面には、パッド部材11の溝部11dの側面及び底面が含まれる。
ここで、パッド部材11は発泡成形されている。そして、パッド部材11のシート幅方向中央部11aと左側部11bとの境目部分11cは、上述のように、厚さがこれ以外の部分よりも薄いので、成形がこれ以外の部分よりも早く終了する。このため、境目部分11cは、密度がこれ以外の部分よりも高くなって、硬度がこれ以外の部分よりも大きくなっている。
上記シート表皮12は、複数のパーツで構成されていて、該複数のパーツでパッド部材11の外側面を覆っている。すなわち、このシート表皮12は、左端縁部がインサートワイヤ13の上下埋設部13aに固定(結合)されかつパッド部材11のシート幅方向中央部11aの前面を覆う中央前面部12aと、右端縁部がインサートワイヤ13の上下埋設部13aに固定され、パッド部材11の左側部11bの前面を覆う外側前面部12bと、前端縁部がその外側前面部12bの左端縁部と連結され、パッド部材11の左側部11bの側面を覆う側面部12cとを有している。上記外側前面部12bは、インサートワイヤ13の上下埋設部13aからシート幅方向外側に向かって延びていて、シートバック10のサイドエアバッグユニット14が配設された側部におけるシート前面側に位置する前面部に相当する。一方、上記側面部12cは、外側前面部12bとの連結部分からシート後方に向かって延びていて、シートバック10のサイドエアバッグユニット14が配設された側部におけるシート側面側に位置しかつ該側部において上記前面部(外側前面部12b)と連結される側面部に相当する。
上記シート表皮12の中央前面部12aと外側前面部12bとの境目部分が、シート後方に凹んだ折り目部12dを構成している。シート表皮12の外側前面部12b及び側面部12cの連結部分における上記サイドエアバッグユニット14に対応する高さ位置には、破断部12eが上下方向に延びるように形成されている。この破断部12eは、サイドエアバッグユニット14のエアバッグ14aの展開膨張時に、そのエアバッグ14aがシートバック10外に展開膨張するようにそのエアバッグ14aの展開膨張圧によって破断されるようになっている。すなわち、破断部12eにおける外側前面部12bと側面部12cとを連結する縫製糸の強度が他の部分よりも小さくされて、破断部12eが破断し易くなっている。
上記パッド部材11の左側部11bの前面とシート表皮12の外側前面部12bとの間には、前部低伸張部材15がこれらに沿うように設けられている。この前部低伸張部材15は、エアバッグ14aの展開膨張時に破断部12eの破断を促進するための布からなっていて、その伸長率がシート表皮12よりも低い、つまりシート表皮12よりも伸び難くされている。そして、前部低伸張部材15の左端縁部が上記破断部12eに固定されており、前部低伸張部材15は該破断部12eからサイドエアバッグユニット14のシート前側を通ってシート幅方向中央側へ延びて、前部低伸張部材15の右端縁部がインサートワイヤ13の上下埋設部13aに固定されている。
上記パッド部材11の左側部11bの側面及び後面とシート表皮12の側面部12c及び後面部12fとの間には、側部低伸張部材16がこれらに沿うように設けられている。この側部低伸張部材16も、上記前部低伸張部材15と同様に、エアバッグ14aの展開膨張時に破断部12eの破断を促進するための布からなっていて、その伸長率がシート表皮12よりも低くされている。そして、側部低伸張部材16の前端縁部が破断部12eに固定され、側部低伸張部材16は該破断部12eからサイドエアバッグユニット14のシート幅方向外側を通ってシート後側へ延びており、側部低伸張部材16の後端縁部がシート幅方向中央側へ延びていて、上記シートバックフレーム17におけるサイドエアバッグユニット14よりもシート後方の部分に固定されている。
上記前部低伸張部材15及び側部低伸張部材16の上端位置は、後述のエアバッグ展開用空間部11fの上端位置に対して同じ高さか又は上側にあり、前部低伸張部材15及び側部低伸張部材16の下端位置は、後述の下部空間部11hの下端位置(エアバッグ展開用空間部11fの下端位置と同じ高さ位置)に対して同じ高さか又は下側にある。
ここで、図6を参照しながら、シート表皮12の破断部12eの形成方法について簡略に説明する。まず、シート表皮12の外側前面部12bと前部低伸張部材15とを重ね合わせ、これらの左端縁部同士を第1縫製糸18で縫い合わせて縫合部を形成する。また、シート表皮12の側面部12cと側部低伸張部材16とを重ね合わせ、これらの前端縁部同士を第1縫製糸18で縫い合わせて縫合部を形成する。そして、これらの両縫合部同士を第2縫製糸19で縫い合わせる。それから、各縫合部をその裏面側に折り返して折返し部を形成して、各折返し部を第3縫製糸20で縫い合わせる。以上により、シート表皮12の外側前面部12b及び側面部12cの連結部分に破断部12eが形成される。そして、通常時には、シート表皮12の外側前面部12b及び側面部12cの間が第2縫製糸19で閉じられ、エアバッグ14aの展開膨張時には、第2縫製糸19がその展開膨張圧によって切断されてシート表皮12の外側前面部12b及び側面部12cの間が開口し、エアバッグ14aがシートバック10外に展開膨張するようになっている。なお、第3縫製糸20による各折返し部の縫い合わせは、不要としてもよい。
図1〜図5に示すように、上記インサートワイヤ13は、上下埋設部13aと上側及び下側水平埋設部13b,13bとを有している。
上下埋設部13aは、パッド部材11のシート幅方向中央部11aと左側部11bとの境目部分11cに、パッド部材11の上端部から下端部に亘ってシート正面視(車両正面視)で上下方向に延びるように埋設されている。上下埋設部13aは、上端が破断部12eの上端の高さ位置よりも上方に位置し、下端が破断部12eの下端の高さ位置よりも下方に位置している。また、上下埋設部13aは、サイドサポート部10aの前面に沿うように、シート側面視でシート前方に突出した略湾曲状に形成されているとともに、境目部分11cの溝部11dの底部(境目部分の前面側)にそれぞれ埋設された上側及び下側第1埋設部13c,13cと、境目部分11cにその溝部11dの底面(パッド部材11の前面)との距離が各第1埋設部13cよりも大きくなるように埋設された第2埋設部13dとを有している。なお、上下埋設部13aの上端は、破断部12eの上端の高さ位置と略同じ高さ位置に位置していてもよく、上下埋設部13aの下端は、破断部12eの下端の高さ位置と略同じ高さ位置に位置していてもよい。
上記各第1埋設部13cには、シート表皮12の中央前面部12aの左端縁部及び外側前面部12bの右端縁部、並びに前部低伸張部材15の右端縁部が固定されている。各第1埋設部13cの長さは、シート正面視で例えば100mm以上であり、本実施形態では、170mmである。
上記第2埋設部13dは、上下埋設部13aの中央部に配設されていて、下側第1埋設部13cのシート後方に位置している。また、第2埋設部13dは、左側サイドサポート部10aにおいてシート側面視における該サイドサポート部10aの前端とシートバックフレーム17後端との間の距離が最も大きくなる部位近傍に位置している。第2埋設部13dは、上下方向に延びる上下部13eと、各第1埋設部13cと上下部13eとをそれぞれつなぐ上側及び下側段差部13f,13fとを有している。上下部13eの長さは、シート正面視で例えば50〜80mmであり、本実施形態では、50mmである。上側段差部13fの長さは、例えば10〜20mmであり、本実施形態では、10mmである。下側段差部13fの長さは、例えば15〜30mmであり、本実施形態では15mmである。上側及び下側段差部13f,13fの長さは長いのが望ましい。
上記上側及び下側水平埋設部13bは、上下埋設部13aの両端からシート幅方向中央側に向かってそれぞれ延びてパッド部材11のシート幅方向中央部11aに埋設されている。上側水平埋設部13bは、破断部12eの上端の高さ位置よりも上方に位置している。下側水平埋設部13bは、破断部12eの下端の高さ位置よりも下方に位置している。各水平埋設部13bの先端部は折り返され、これが折返し部13gを構成している。各水平埋設部13bは、シートバック10(パッド部材11)のシート幅方向中央の近傍まで延びている。各水平埋設部13bの長さは、例えば50mm以上であり、本実施形態では、300mmである。
上記上下埋設部13a及び各水平埋設部13bの境目部分の上側及び下側折れ曲がり部13h,13hは円弧状にそれぞれ形成され、それらの曲率半径が15mm以上200mm以下である。なお、この曲率半径は、インサートワイヤ13の中心軸について測定したものである。また、曲率半径を200mm以下としたのは、これよりも大きくすると、シートバック10の形状に対し、インサートワイヤ13が所定の形状に維持できなかったり、上下埋設部13aの長さがその必要長さよりも短くなったりするからである。
ここで、インサートワイヤ13の製造方法について簡略に説明する。すなわち、1本のワイヤの上端部及び下端部をそれぞれシート幅方向に折り曲げて上側及び下側水平埋設部13b,13bを形成する。そして、そのワイヤの中央部をシート後方に突出するように折り曲げて第2埋設部13dを形成する。以上により、インサートワイヤ13が製造される。なお、インサートワイヤ13は、パッド部材11の発泡成形の際、これに埋設される。
また、パッド部材11の発泡成形方法について簡単に説明する。まず、パッド部材11を発泡成形するための金型を、該金型におけるパッド部材11前面を成形する側が下側になるように設置する。そして、金型内の所定の位置にインサートワイヤ13を配置する。それから、金型内に発泡剤を含む発泡材料を流し込んで発泡させる。以上により、パッド部材11が発泡成形される。なお、パッド部材11の境目部分11cは、上述のように、厚さがこれ以外の部分よりも薄いので、その境目部分11cは、パッド部材11の発泡成形の際、発泡剤が充満した状態で比較的長い時間維持される。
さらに、図7を参照して、前側伸長部材15と縫い合わせたシート表皮12をパッド部材11に被せながらインサートワイヤ13に該シート表皮12及び前側伸長部材15を固定する方法について簡単に説明する。まず、シート表皮12の中央前面部12aの左端縁部とシート表皮12の外側前面部12bの右端縁部と前側低伸長部材15の右端縁部とを第1縫製糸21で縫い合わせて縫合部を形成する。そして、この縫合部における凹部11eに対応する部分を樹脂ピン23に第2縫製糸24で留める。それから、これらの樹脂ピン23をそれぞれインサートワイヤ13の上側及び下側第1埋設部13c,13cにおける凹部11eに対応する部分にOリング(ホックリング)22で固定して、シート表皮12及び前側低伸長部材15をパッド部材11に被せる。以上により、インサートワイヤ13にシート表皮12の中央前面部12a及び外側前面部12b、並びに前側低伸長部材15がOリング22を介して固定される。
図1及び図3に示すように、上記サイドエアバッグユニット14は、当該車両の側突時に、助手席1のシートクッション30に着座した乗員Pを保護するためのものである。このサイドエアバッグユニット14は、パッド部材11の左側部11b内(つまり、シートバック10の左側サイドサポート部10a内)の中央部でかつインサートワイヤ13よりもシート幅方向外側に配設されていて、該サイドエアバッグユニット14のシート前側(エアバッグ14aの展開側)、シート後側、シート幅方向外側、上側及び下側がパッド部材11で覆われている。そして、サイドエアバッグユニット14は、折り畳まれた状態にあるエアバッグ14aと、シートバックフレーム17に固定されかつ該エアバッグ14aに展開膨張用のガスを供給するインフレータ14bとを有している。この折り畳まれた状態にあるエアバッグ14aは、通常時(非展開時)は、折り畳まれた状態でインフレータ14bのシート前方に配設されていて、エアバッグ14aの展開膨張圧により破断する紙14cで覆われており、これにより、エアバッグ14aの折り畳まれた状態が維持されるようになされている。このように、エアバッグ14aを紙14cで覆った場合、ケース内に収容する場合と比較して、簡単な構成にできてコストを削減できる。なお、インフレータ14bにおいてガスをエアバッグ14a内に供給するためのガス供給口は、本実施形態では、該インフレータ14bの下部でかつ後述の腰部保護部14eに設けられている。
上記エアバッグ14aは、車両の側突時に、インフレータ14bからのガス圧によって折り畳まれた状態から展開膨張し、その展開膨張圧によって、パッド部材11における後述の拡開部11gを拡開させかつ上記破断部12eを破断してシートバック10外に展開膨張することで、シートクッション30に着座している乗員Pの胸部及び腰部を保護するようになっている。すなわち、シートバック10外に展開膨張したエアバッグ14aは、乗員Pの胸部に対応して該胸部を保護するための胸部保護部14dと、その胸部保護部14dの下側にこれと連通するように乗員Pの腰部に対応して設けられ、乗員Pの腰部を保護するための腰部保護部14eとを有している。このように、車両の側突時には、エアバッグ14aの胸部保護部14d及び腰部保護部14eが乗員Pの胸部及び腰部と車体側壁(図示せず)との間に展開膨張して、乗員Pの胸部及び腰部を保護する。
上記サイドエアバッグユニット14のエアバッグ展開側(シート前側)における上記パッド部材11の左側部11bの該サイドエアバッグユニット14に対応する高さ位置には、エアバッグ14aの展開膨張圧により拡開される拡開部11gと、サイドエアバッグユニット14と拡開部11gとの間に位置する、エアバッグ14aが展開するためのエアバッグ展開用空間部11fとが形成されている。
上記拡開部11gは、本実施形態では、エアバッグユニット14のエアバッグ展開側におけるパッド部材11の左側部11bをシート内側表面から外側表面まで切離してなるスリット(図3では、隙間をあけて記載しているが、実際には隙間が殆どない状態にある)で構成されている。この拡開部11gのシート前側に、上記破断部12eが形成されている。
そして、エアバッグ展開用空間部11fは、シートバック10の横断面視で、サイドエアバッグユニット14から拡開部11gに向かって該エアバッグ展開用空間部11fのシート幅方向の長さが小さくなるようになされ、該エアバッグ展開用空間部11fに展開されたエアバッグ14aを拡開部11gへと導き、この拡開部11gは、破断部12eに向かって真っ直ぐに延びて、エアバッグ14aを破断部12eへと導く。すなわち、エアバッグ展開用空間部11f及び拡開部11gは、サイドエアバッグユニット14と破断部12eとの間においてエアバッグ14aが破断部12eを指向して展開するように形成された案内部に相当する。
上記エアバッグ展開用空間部11f及び拡開部11gの上端位置は、略同じ高さにあって、サイドエアバッグユニット14において折り畳まれた状態にあるエアバッグ14aの上端位置に対して同じ高さか又は上側にある。また、エアバッグ展開用空間部11f及び拡開部11gの下端位置は、略同じ高さにあって、折り畳まれた状態にあるエアバッグ14aの下端位置よりも下側、具体的には、後述の下部空間部11hの下端位置と略同じ高さにある。なお、破断部12eの上端及び下端位置は、エアバッグ展開用空間部11fの上端及び下端位置とそれぞれ同じ高さにある。
上記パッド部材11の左側部11bには、上記サイドエアバッグユニット14において折り畳まれた状態にあるエアバッグ14aの下側部分に位置する下部空間部11hが形成されている。この下部空間部11hは、そのシート前側で上記エアバッグ展開用空間部11fと接続されている。そして、下部空間部11hは、シートバック10において、シートクッション30に着座している乗員Pの腰部と略同じ高さ位置、つまり、乗員Pがアメリカ成人男性の平均の体格を有する者であるとして、シートクッション30における該乗員Pの着座により沈み込んだ着座面から15cm以上30cm以下の高さ位置に設けられている。この高さ位置は、左側サイドサポート部10aにおいてシート側面視における該サイドサポート部10aの前端とシートバックフレーム17後端との間の距離が最も大きくなる部位近傍である。このことで、下部空間部11hは、左側サイドサポート部10aにおいて上記距離が最も大きくなる部位近傍に位置していることになる。
−サイドエアバッグユニットの動作−
以下、サイドエアバッグユニット14の動作について説明する。
車両が側突されると、該側突が不図示のセンサ(加速度センサ等)により検出され、この検出によりインフレータ14bがガスを発生させる。このガスがインフレータ14bのガス供給口からエアバッグ14aに供給され、これにより、エアバッグ14aがインフレータ14bからのガス圧によって紙14cを破ってエアバッグ展開用空間部11fへ展開膨張し、その展開膨張圧によって、拡開部11gを、該展開中のエアバッグ14aが通過可能な大きさまで拡開しかつ破断部12eを破断することで、シートバック10外方へ飛び出す。このとき、下部空間部11hがなければ、腰部保護部14eは、パッド部材11の厚みの大きい部分を拡開させるために、胸部保護部14dに比べて展開し難くて、腰部保護部14eのシートバック10外への展開が遅れる傾向にある。この傾向は、本実施形態の如く、ケースにより覆われずに紙14cで覆われたサイドエアバッグユニット14で顕著となる。しかし、本実施形態では、下部空間部11hが形成されているので、腰部保護部14eが、パッド部材11の左側部11bのシート内側において下部空間部11hに展開し、これにより、腰部保護部14eの展開膨張圧が十分に高くなり、パッド部材11の拡開部11gにおいて腰部保護部14eにより拡開される部分が、胸部保護部14dにより拡開される部分と略同時に拡開する。この結果、破断部12eも上下略全体に亘って略同時に破断し、胸部保護部14d及び腰部保護部14eが略同時にシートバック10外に展開膨張して、乗員Pの胸部及び腰部を確実に保護することができる。
また、前部低伸張部材15及び側部低伸張部材16によりシート表皮12の外側前面部12b及び側面部12cがシート外側に伸びるのが抑制されて、エアバッグ14aの展開膨張圧により破断部12eを素早く破断することができる。そして、前部低伸張部材15及び側部低伸張部材16の下端位置が、下部空間部11hの下端位置と同じ高さか又は下部空間部11hの下端位置よりも下側にあるので、破断部12eにおける腰部保護部14eに対応する部分を、胸部保護部14dに対応する部分と略同時に破断させることができ、腰部保護部14eの展開性を確実に向上させることができる。
(実施形態2)
図8及び図9は本発明の実施形態2を示し(尚、以下の実施形態では、図1と同じ部分については同じ符号を付してその詳細な説明は省略する)、エアバッグ14aの構成及び大きさ(形状)を上記実施形態1とは異ならせたものであり、エアバッグ14aを除くサイドエアバッグユニット14の構成や、助手席1の構成は、上記実施形態1と同じである。
すなわち、本実施形態では、展開膨張したエアバッグ14aは、シートクッション30に着座している乗員Pの腰部に対応する腰部保護部14eと、該腰部保護部14eに接続され、該乗員Pの胸部(本実施形態では、腹部を含む)に対応する胸部保護部14dと、該腰部保護部14eと胸部保護部14dとを区画する区画部14fとを有している。この区画部14fは、エアバッグ14aの車幅方向両側(乗員側及び反乗員側)の面をそれぞれ構成する2つの基布同士を線状に縫製して結合したものであって、胸部保護部14dと腰部保護部14eとの境界に位置する。エアバッグ14aにおけるインフレータ14bの近傍部分には、区画部14fが設けられておらず、該部分で胸部保護部14dと腰部保護部14eとが互いに連通している。
そして、インフレータ14bのガス供給口は、腰部保護部14eに設けられており、このことで、インフレータ14bからのガスは、先に腰部保護部14eに供給され、この腰部保護部14eに供給されたガスの一部が、上記区画部14fが設けられていない部分を通って胸部保護部14dに供給される。このことにより、腰部保護部14eが胸部保護部14dよりも先に展開完了する(完全に膨張が完了する)ようになっている。このように腰部保護部14eが胸部保護部14dよりも先に展開完了することで、車両側突時の初期段階で、腰部保護部14eによって乗員Pの上体を車幅方向中央側へ早期に押圧するようにしている。
また、本実施形態では、エアバッグ14aは、その展開膨張時にシートクッション30と干渉するような上下長さを有している。つまり、図9に示すように、エアバッグ14aは、該エアバッグ14aの下面(つまり腰部保護部14eの下面)における乗員側の部分がシートクッション30の上面の車両外側の端部(この部分にサイドサポート部が形成されていてもよい)に接触しながら展開するように構成されている。このことにより、腰部保護部14eによる乗員Pの車幅方向中央側への押圧を確実に行えるようにしている。なお、このエアバッグ14aの展開完了時の形状に対応して、側部低伸張部材16の下端位置、エアバッグ展開用空間部11fの下端位置、下部空間部11hの下端位置、破断部12eの下端位置等を上記実施形態1よりも下側位置に変更している。
さらに、本実施形態では、車両のサイドドア31(図9では、助手席1に近いサイドドア)内に、ウレタン等からなる2つの押圧パッド35,35が配設されている。つまり、サイドドア31は、アウタパネル32、インナパネル33及びレインフォースメント34で構成されており、各押圧パッド35は、アウタパネル32とレインフォースメント34との間、及びインナパネル33とレインフォースメント34との間にそれぞれ配設されている。各押圧パッド35は、上記展開完了状態にあるエアバッグ14aの腰部保護部14eと略同じ高さ位置に配設されていて、サイドドア31に他の車両等が衝突したときに、その衝撃を吸収しながら、腰部保護部14eを車幅方向中央側へ押圧する役目を果たし、これにより、腰部保護部14eの早期展開と相俟って、乗員Pをより一層確実に車幅方向中央側へ押圧するようにしている。なお、このような押圧パッド35は必ずしも必要なものではなく、腰部保護部14eの展開のみで乗員Pを車幅方向中央側へ押圧するようにすることは十分に可能である。
したがって、本実施形態では、腰部保護部14eにより乗員Pを車幅方向中央側へ押圧するように構成したので、乗員Pの保護性をより一層向上させることができる。一方、このような構成のために、エアバッグ14aが上下に長くなって、シートクッション30の上面に接触しながら展開することになる。この場合、パッド部材11に下部空間部11hが形成されていないとすると、エアバッグ14aの展開膨張時にその下部(腰部保護部14e)がシートクッション30及びシートバック10の両方に規制された状態となるため、エアバッグ14aの下部の展開挙動が不安定となる可能性が高くなる。しかし、本実施形態では、上記実施形態1と同様に、下部空間部11hが形成されていることで、エアバッグ14aの下部がシートバック10に規制されることは殆どなくて展開方向における自由度が高い状態にあり、このことにより、エアバッグ14aの下部は、シートクッション30の上面に接触しても、該上面から受ける反力が軽減されて、該上面をスムーズに滑るようにしてシート前方に展開する。よって、エアバッグ14aが上下略全体に亘って安定かつ良好に展開し、乗員Pの胸部から腰部までの上体全体を確実に保護することができる。
また、エアバッグ14aに、その展開完了状態でシート略前後方向に延びる区画部14fを設けたことにより、エアバッグ14aは、該区画部14fでシート前方から見て略L字状(く字状)に折れ曲がり易くなり、これにより、エアバッグ14aの下部がシートクッション30の上面に接触しても、該上面から受ける反力がより一層軽減され、エアバッグ14aがより一層スムーズに展開することになる。
なお、上記実施形態2では、区画部14fにより胸部保護部14dと腰部保護部14eとを区画するようにしたが、この区画部14fは必ずしも必要なものではなく、上記実施形態1と同様に区画部14fがないものであってもよい。また、腰部保護部14eによって乗員Pを車幅方向中央側へ早期に押圧する観点からは、区画部14fの有無に関係なく、腰部保護部14eを先に展開完了させるようにすることが好ましいが、この限りではない。
また、上記実施形態1及び2では、前部低伸張部材15及び側部低伸張部材16を設けたが、これら低伸張部材がなくても本発明を適用することができる。また、前部低伸張部材15及び側部低伸張部材16のうちのいずれか一方のみを設けてもよい。さらに、前部低伸張部材15及び側部低伸張部材16の両方をシート表皮12に沿うように配設する必要はなく、いずれか一方のみをシート表皮に沿わせるようにしてもよい。例えば、前部低伸張部材15をシート表皮12に沿わせない場合には、前部低伸張部材15の一端部を破断部12eに固定し、該破断部12eから拡開部11g(スリット)及びエアバッグ展開用空間部11fを通りかつサイドエアバッグユニット14のシート前側を通ってシート幅方向中央側へ延びるようにして、前部低伸張部材15の他端部をシートバックフレーム17に結合固定すればよい。一方、側部低伸張部材16をシート表皮12に沿わせない場合には、側部低伸張部材16の一端部を破断部12eに固定し、該破断部12eから拡開部11g(スリット)及びエアバッグ展開用空間部11fを通りかつサイドエアバッグユニット14のシート幅方向外側を通ってシート後側へ延びるようにして、側部低伸張部材16の他端部をシートバックフレーム17に結合固定すればよい。
また、上記実施形態1及び2では、パッド部材11の左側部11bが、サイドエアバッグユニット14のシート前側、シート後側、シート幅方向外側、上側及び下側を覆っているが、サイドエアバッグユニット14の少なくとも一部がパッド部材11で覆われていればよい。例えば、サイドエアバッグユニット14のシート幅方向外側がパッド部材11で覆われずに、シート表皮12のみで覆われていてもよい。
さらに、上記実施形態1及び2では、パッド部材11の拡開部11gを、エアバッグユニット14のエアバッグ展開側におけるパッド部材11の左側部11bをシート内側表面から外側表面まで切離してなるスリットで構成したが、エアバッグ14aの展開膨張圧により該パッド部材11の左側部11bが破断しながら拡開するように構成してもよい。例えば、上記パッド部材11の左側部11bのシート内側表面から外側表面までの一部にスリットや切欠き等を設けてなる脆弱部で拡開部11gを構成するようにしてもよい。
さらにまた、上記実施形態1及び2では、エアバッグ展開用空間部11f及び拡開部11g(案内部)の下端位置を、下部空間部11hの下端位置と略同じ高さにしたが、そのようにする必要は必ずしもなく、案内部の下端位置を、例えば、折り畳まれた状態にあるエアバッグ14aの下端位置と略同じ高さにしてもよい。このようにしても、腰部保護部14eが下部空間部11hに展開することで、パッド部材11及びシート表皮12の下部空間部11hに対応する部分を容易に破断して、シートバック10外へスムーズに展開する。
また、上記実施形態1及び2では、エアバッグ14aが腰部保護部14eを有しているが、腰部保護部14eがないものであっても、エアバッグ14a下部の展開性を向上させるために、下部空間部11hを設けるようにすることが好ましい。
さらに、上記実施形態1及び2では、エアバッグ14aが紙14cで覆われたサイドエアバッグユニット14を用いたが、エアバッグ14aがケース内に収容されたサイドエアバッグユニットであっても、本発明を適用することができる。但し、エアバッグ14aが紙14cで覆われたサイドエアバッグユニット14の方が、本発明の作用効果を顕著に奏することができる。
加えて、本発明は、実施形態に限定されず、その精神又は主要な特徴から逸脱することなく他の色々な形で実施することができる。
このように、上述の実施形態はあらゆる点で単なる例示に過ぎず、限定的に解釈してはならない。本発明の範囲は請求の範囲によって示すものであって、明細書本文には何ら拘束されない。さらに、請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本発明の範囲内のものである。
本発明は、シートバックの側部に配設されたエアバッグユニットを備えた車両用シートに有用であり、特に折り畳まれたバッグ体が紙で覆われたエアバッグユニットを備えた車両用シートに有用である。
本発明の実施形態1に係る車両用シートの側面図である。 図1のII−II線断面図である。 図1のIII−III線断面図である。 車両用シートのシートバックの正面図である。 図4のV−V線断面図である。 図3のシート表皮の破断部近傍の拡大図である。 図3のパッド部材の溝部近傍の拡大図である。 本発明の実施形態2を示す図1相当図である。 車両を助手席の前側で車幅方向に沿って切断した要部断面図である。
符号の説明
1 車両用シート
10 シートバック
10a サイドサポート部
11 パッド部材
11f エアバッグ展開用空間部(案内部)
11g 拡開部(案内部)
11h 下部空間部
12 シート表皮
12b 外側前面部(前面部)
12c 側面部
12e 破断部
14 サイドエアバッグユニット
14a エアバッグ(バッグ体)
14c 紙
14d 胸部保護部
14e 腰部保護部
14f 区画部
15 前部低伸長部材
16 側部低伸長部材
17 シートバックフレーム
30 シートクッション

Claims (12)

  1. シートバック形状を形成するパッド部材と、該パッド部材を覆うシート表皮と、折り畳まれた状態から展開するバッグ体を有し、少なくとも一部が上記パッド部材で覆われるように上記シートバック内の側部に配設されたエアバッグユニットとを備えた車両用シートであって、
    上記パッド部材に、上記エアバッグユニットにおいて折り畳まれた状態にあるバッグ体の下側部分に位置する下部空間部が形成されていることを特徴とするエアバッグユニットを備えた車両用シート。
  2. 請求項1記載のエアバッグユニットを備えた車両用シートにおいて、
    シート表皮は、シートバックのエアバッグユニットが配設された側部におけるシート前面側に位置する前面部と、該側部におけるシート側面側に位置しかつ該側部において該前面部と連結される側面部とを有し、
    上記シート表皮の前面部と側面部との連結部分における上記エアバッグユニットに対応する高さ位置に、バッグ体の展開圧により破断する破断部が形成されており、
    上記破断部の破断を促進させるべく、該破断部に一端部が固定されかつ該破断部からエアバッグユニットのシート幅方向外側を通ってシート後側へ延びる、上記シート表皮よりも伸び難い側部低伸張部材を備え、
    上記側部低伸張部材の下端位置が、下部空間部の下端位置と同じ高さか又は下部空間部の下端位置よりも下側にあることを特徴とするエアバッグユニットを備えた車両用シート。
  3. 請求項2記載のエアバッグユニットを備えた車両用シートにおいて、
    破断部に一端部が固定され、該破断部からエアバッグユニットのシート前側を通ってシート幅方向中央側へ延びる、シート表皮よりも伸び難い前部低伸張部材を備えていることを特徴とするエアバッグユニットを備えた車両用シート。
  4. 請求項3記載のエアバッグユニットを備えた車両用シートにおいて、
    側部低伸張部材及び前部低伸張部材の少なくとも一方は、シート表皮に沿うように配設されていることを特徴とするエアバッグユニットを備えた車両用シート。
  5. 請求項2〜4のいずれか1つに記載のエアバッグユニットを備えた車両用シートにおいて、
    パッド部材のエアバッグユニットに対応する高さ位置に、エアバッグユニットと破断部との間においてバッグ体が該破断部を指向して展開するように形成された案内部が形成されていることを特徴とするエアバッグユニットを備えた車両用シート。
  6. 請求項5記載のエアバッグユニットを備えた車両用シートにおいて、
    案内部の下端位置が、下部空間部の下端位置と略同じ高さにあることを特徴とするエアバッグユニットを備えた車両用シート。
  7. 請求項1〜6のいずれか1つに記載のエアバッグユニットを備えた車両用シートにおいて、
    パッド部材は、エアバッグユニットのシート幅方向外側を覆う部分を有していることを特徴とするエアバッグユニットを備えた車両用シート。
  8. 請求項1〜7のいずれか1つに記載のエアバッグユニットを備えた車両用シートにおいて、
    バッグ体は、シートクッションに着座している乗員の腰部に対応する腰部保護部を有し、
    下部空間部は、シートバックにおける上記乗員の腰部と略同じ高さ位置に設けられていることを特徴とするエアバッグユニットを備えた車両用シート。
  9. 請求項1〜8のいずれか1つに記載のエアバッグユニットを備えた車両用シートにおいて、
    バッグ体は、シートクッションに着座している乗員の腰部に対応する腰部保護部と、該腰部保護部に接続され、該乗員の胸部に対応する胸部保護部と、該腰部保護部と胸部保護部とを区画する区画部とを有していて、腰部保護部が胸部保護部よりも先に展開完了するように構成されていることを特徴とするエアバッグユニットを備えた車両用シート。
  10. 請求項1〜9のいずれか1つに記載のエアバッグユニットを備えた車両用シートにおいて、
    バッグ体は、該バッグ体の下面がシートクッションの上面に接触しながら展開するように構成されていることを特徴とするエアバッグユニットを備えた車両用シート。
  11. 請求項1〜10のいずれか1つに記載のエアバッグユニットを備えた車両用シートにおいて、
    シートバックの側部に、シート前方に突出しかつ上下方向に延びるサイドサポート部が設けられ、
    シート側面視で、上記サイドサポート部の前端は、上下方向中間部の方が上端部及び下端部よりもシートバックフレーム後端からの距離が大きくなる湾曲状に形成されており、
    下部空間部は、上記サイドサポート部において上記前端とシートバックフレーム後端との間の距離が最も大きい部位近傍に位置していることを特徴とするエアバッグユニットを備えた車両用シート。
  12. 請求項1〜11のいずれか1つに記載のエアバッグユニットを備えた車両用シートにおいて、
    エアバッグユニットにおいて折り畳まれた状態にあるバッグ体は、該バッグ体の展開圧により破断する紙で覆われていることを特徴とするエアバッグユニットを備えた車両用シート。
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