JP2001010439A - サイドエアーバッグ装置装備シート - Google Patents
サイドエアーバッグ装置装備シートInfo
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- JP2001010439A JP2001010439A JP11178305A JP17830599A JP2001010439A JP 2001010439 A JP2001010439 A JP 2001010439A JP 11178305 A JP11178305 A JP 11178305A JP 17830599 A JP17830599 A JP 17830599A JP 2001010439 A JP2001010439 A JP 2001010439A
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- trim cover
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 エアーバッグの膨張圧を力布でトリムカバー
の破断部に効率よく集中作用させ、トリムカバーの破断
部となる縫い合わせ目を速やかに切れ出させてエアーバ
ッグを迅速に膨張展開可能に組み立てしかも長さの短い
力布を組み付けるると共に、外観上豪華さを醸し出させ
る。 【解決手段】 トリムカバー7を袋状に縫製する前面カ
バー部7aと側面カバー部7bとの縫い合わせ目L1と
略平行させ、且つ、エアーバッグ装置1の装備位置に近
接させてトリムカバー7の破断部となる縫い合わせ目L
2を側面カバー部7bの面積内に設けると共に、伸びの
少ない力布8,9をトリムカバー7の破断部となる縫い
合わせ目L2に重ね縫いさせてトリムカバー7の内側に
備え、エアーバッグ装置1を力布8,9の内側に包み込
んでシートバックフレーム5のサイドプレート6に取付
け装備する。
の破断部に効率よく集中作用させ、トリムカバーの破断
部となる縫い合わせ目を速やかに切れ出させてエアーバ
ッグを迅速に膨張展開可能に組み立てしかも長さの短い
力布を組み付けるると共に、外観上豪華さを醸し出させ
る。 【解決手段】 トリムカバー7を袋状に縫製する前面カ
バー部7aと側面カバー部7bとの縫い合わせ目L1と
略平行させ、且つ、エアーバッグ装置1の装備位置に近
接させてトリムカバー7の破断部となる縫い合わせ目L
2を側面カバー部7bの面積内に設けると共に、伸びの
少ない力布8,9をトリムカバー7の破断部となる縫い
合わせ目L2に重ね縫いさせてトリムカバー7の内側に
備え、エアーバッグ装置1を力布8,9の内側に包み込
んでシートバックフレーム5のサイドプレート6に取付
け装備する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インフレータより
発生する出力圧で外方に向けて膨張展開可能なエアーバ
ッグを備えるエアーバッグ装置をシートバックフレーム
のサイドプレートに取付け装備すると共に、そのエアー
バッグ装置の装備側を被包するトリムカバーの縫い合わ
せた縫い目からエアーバッグの膨張展開に伴うトリムカ
バーの破断部を形成するサイドエアーバッグ装置装備シ
ートの改良に関するものである。
発生する出力圧で外方に向けて膨張展開可能なエアーバ
ッグを備えるエアーバッグ装置をシートバックフレーム
のサイドプレートに取付け装備すると共に、そのエアー
バッグ装置の装備側を被包するトリムカバーの縫い合わ
せた縫い目からエアーバッグの膨張展開に伴うトリムカ
バーの破断部を形成するサイドエアーバッグ装置装備シ
ートの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、サイドエアーバッグ装置装備シー
トとしては、トリムカバーを袋状に縫製する前面カバー
部と側面カバー部との縫い合わせ目をトリムカバーの破
断部となる縫い合わせ目とすると共に、伸びの少ない力
布をトリムカバーの破断部となる前面カバー部と側面カ
バー部との縫い合わせ目に重ね縫いさせてトリムカバー
の内側に備え、その力布によりエアーバッグ装置を包み
込んでシートバックフレームのサイドプレートに取付け
装備するものが提案されている(特開平11−7876
2号)。
トとしては、トリムカバーを袋状に縫製する前面カバー
部と側面カバー部との縫い合わせ目をトリムカバーの破
断部となる縫い合わせ目とすると共に、伸びの少ない力
布をトリムカバーの破断部となる前面カバー部と側面カ
バー部との縫い合わせ目に重ね縫いさせてトリムカバー
の内側に備え、その力布によりエアーバッグ装置を包み
込んでシートバックフレームのサイドプレートに取付け
装備するものが提案されている(特開平11−7876
2号)。
【0003】このサイドエアーバッグ装置装備シートに
依れば、エアーバッグの膨張圧を力布によりトリムカバ
ーの破断部となる前面カバー部と側面カバー部との縫い
合わせ目に集中させ、その縫い合わせ目を容易に切れ出
させてエアーバッグを確実に膨張展開できると共に、エ
アーバッグの膨張バランス,展開方向性も安定よく定め
られるところから好ましい。
依れば、エアーバッグの膨張圧を力布によりトリムカバ
ーの破断部となる前面カバー部と側面カバー部との縫い
合わせ目に集中させ、その縫い合わせ目を容易に切れ出
させてエアーバッグを確実に膨張展開できると共に、エ
アーバッグの膨張バランス,展開方向性も安定よく定め
られるところから好ましい。
【0004】然し、そのサイドエアーバッグ装置装備シ
ートでは、トリムカバーを袋状に縫製する前面カバー部
と側面カバー部との縫い合わせ目をトリムカバーの破断
部となる縫い合わせ目として形成するところから、トリ
ムカバーの破断部となる縫い合わせ目がエアーバック装
置の装備位置より距離的に多少離れている。このため、
エアーバッグの膨張圧をトリムカバーの破断部となる縫
い合わせ目に直に作用できないばかりでなく、力布の一
部をトリムカバーとバックパッドとの間に挟込み配置し
なければならず、また、力布として寸法的に長いものを
備えなければならない。
ートでは、トリムカバーを袋状に縫製する前面カバー部
と側面カバー部との縫い合わせ目をトリムカバーの破断
部となる縫い合わせ目として形成するところから、トリ
ムカバーの破断部となる縫い合わせ目がエアーバック装
置の装備位置より距離的に多少離れている。このため、
エアーバッグの膨張圧をトリムカバーの破断部となる縫
い合わせ目に直に作用できないばかりでなく、力布の一
部をトリムカバーとバックパッドとの間に挟込み配置し
なければならず、また、力布として寸法的に長いものを
備えなければならない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、エアーバッ
グの膨張圧を力布でトリムカバーの破断部に効率よく集
中作用させ、インフレータの出力圧を低く設定しても、
トリムカバーの破断部となる縫い合わせ目を速やかに切
れ出させてエアーバッグを迅速に膨張展開可能に組み立
てられしかも力布の必要長さも短くて組み立てられると
共に、外観上豪華さを醸し出せるサイドエアーバッグ装
置装備シートを提供することを目的とする。
グの膨張圧を力布でトリムカバーの破断部に効率よく集
中作用させ、インフレータの出力圧を低く設定しても、
トリムカバーの破断部となる縫い合わせ目を速やかに切
れ出させてエアーバッグを迅速に膨張展開可能に組み立
てられしかも力布の必要長さも短くて組み立てられると
共に、外観上豪華さを醸し出せるサイドエアーバッグ装
置装備シートを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
サイドエアーバッグ装置装備シートにおいては、トリム
カバーを袋状に縫製する前面カバー部と側面カバー部と
の縫い合わせ目と略平行させ、且つ、エアーバッグ装置
の装備位置に近接させてトリムカバーの破断部となる縫
い合わせ目を側面カバー部の面積内に設けると共に、伸
びの少ない力布をトリムカバーの破断部となる縫い合わ
せ目に重ね縫いさせてトリムカバーの内側に備え、エア
ーバッグ装置を該力布の内側に包み込んでシートバック
フレームのサイドプレートに取付け装備することにより
構成されている。
サイドエアーバッグ装置装備シートにおいては、トリム
カバーを袋状に縫製する前面カバー部と側面カバー部と
の縫い合わせ目と略平行させ、且つ、エアーバッグ装置
の装備位置に近接させてトリムカバーの破断部となる縫
い合わせ目を側面カバー部の面積内に設けると共に、伸
びの少ない力布をトリムカバーの破断部となる縫い合わ
せ目に重ね縫いさせてトリムカバーの内側に備え、エア
ーバッグ装置を該力布の内側に包み込んでシートバック
フレームのサイドプレートに取付け装備することにより
構成されている。
【0007】本発明の請求項2に係るサイドエアーバッ
グ装置装備シートにおいては、あてがいプレートをトリ
ムカバーの破断部となる縫い合わせ目に重ね縫いする力
布の他端末に備え、そのあてがいプレートをエアーバッ
グ装置とシートバックフレームのサイドプレートとの間
に挟み込んで、力布をあてがいプレートでシートバック
フレームのサイドプレートに引込み止着することにより
構成されている。
グ装置装備シートにおいては、あてがいプレートをトリ
ムカバーの破断部となる縫い合わせ目に重ね縫いする力
布の他端末に備え、そのあてがいプレートをエアーバッ
グ装置とシートバックフレームのサイドプレートとの間
に挟み込んで、力布をあてがいプレートでシートバック
フレームのサイドプレートに引込み止着することにより
構成されている。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して説明す
ると、図1はエアーバッグ装置1を車の前方側から見て
右側部に収容装備するアシスタントシートのシートバッ
クBを示す。このシートバックBにおいては、特に図示
しないインフレータ,エアーバッグをエアーバッグケー
スの内部に組付け収容し、エアーバッグモジュールとし
て車体側に装備する衝撃センサーと回路接続することに
より、エアーバッグ装置1が内部に備え付けられてい
る。
ると、図1はエアーバッグ装置1を車の前方側から見て
右側部に収容装備するアシスタントシートのシートバッ
クBを示す。このシートバックBにおいては、特に図示
しないインフレータ,エアーバッグをエアーバッグケー
スの内部に組付け収容し、エアーバッグモジュールとし
て車体側に装備する衝撃センサーと回路接続することに
より、エアーバッグ装置1が内部に備え付けられてい
る。
【0009】そのエアーバッグ装置1は、ケース蓋をエ
アーバッグの膨張圧で開放可能にケース本体とヒンジで
連結したエアーバッグケースにより組み立てられてい
る。また、図2で示すようにバックパッド2の側部に設
けた空洞部3の内部に収容すると共に、エアーバッグケ
ースのケース本体より突出するボルト4でシートバック
フレーム5のサイドプレート6に締付け固定することに
よりトリムカバー7で被包するシートバックBの内部に
取り付けられている。
アーバッグの膨張圧で開放可能にケース本体とヒンジで
連結したエアーバッグケースにより組み立てられてい
る。また、図2で示すようにバックパッド2の側部に設
けた空洞部3の内部に収容すると共に、エアーバッグケ
ースのケース本体より突出するボルト4でシートバック
フレーム5のサイドプレート6に締付け固定することに
よりトリムカバー7で被包するシートバックBの内部に
取り付けられている。
【0010】トリムカバー7としては、本革,合皮,フ
ァブリック等の単材または表皮材,ワディング材,裏打
材を三者一体に積層形成したワディングカバーを用いて
形成できる。このトリムカバー7は土手部を有するシー
トバックBに対応し、座面中央から左右の土手面を被包
する前面カバー部7aと周側面から背面に至る側面カバ
ー部7bとを縫い合わせ、更に、背面カバー部7cをス
ライドファスナー7dで開閉自在に備えることにより袋
状に縫製されている。
ァブリック等の単材または表皮材,ワディング材,裏打
材を三者一体に積層形成したワディングカバーを用いて
形成できる。このトリムカバー7は土手部を有するシー
トバックBに対応し、座面中央から左右の土手面を被包
する前面カバー部7aと周側面から背面に至る側面カバ
ー部7bとを縫い合わせ、更に、背面カバー部7cをス
ライドファスナー7dで開閉自在に備えることにより袋
状に縫製されている。
【0011】そのトリムカバー7においては、全体を袋
状に縫製する前面カバー部7aと側面カバー部7bとの
縫い合わせ目L1と略平行させ、且つ、エアーバッグ装
置1の装備位置に近接させてトリムカバー7の破断部と
なる縫い合わせ目L2が側面カバー部7bの面積内に設
けられている。この破断部となる縫い合わせ目L2は側
面カバー部7bを前後二枚に形取り裁断し、その相互を
端末間で縫い合わせることにより周側面全周に亘るよう
設けることができる。
状に縫製する前面カバー部7aと側面カバー部7bとの
縫い合わせ目L1と略平行させ、且つ、エアーバッグ装
置1の装備位置に近接させてトリムカバー7の破断部と
なる縫い合わせ目L2が側面カバー部7bの面積内に設
けられている。この破断部となる縫い合わせ目L2は側
面カバー部7bを前後二枚に形取り裁断し、その相互を
端末間で縫い合わせることにより周側面全周に亘るよう
設けることができる。
【0012】そのトリムカバー7を袋状に縫製する一般
の縫い合わせ目は通常の使い勝手に耐えられる8番手程
度の糸を上下の縫い糸とし、全体をミシン掛けすること
により所定の袋状に縫製できる。また、トリムカバー7
の破断部となる縫い合わせ目L2は8番手程度の糸と2
0番手程度の糸とを上下の縫い糸として縫い合わせるこ
とにより通常の使い勝手に耐えられる強度を保ってエア
ーバッグの膨張による応力で裂断し易く縫製できる。
の縫い合わせ目は通常の使い勝手に耐えられる8番手程
度の糸を上下の縫い糸とし、全体をミシン掛けすること
により所定の袋状に縫製できる。また、トリムカバー7
の破断部となる縫い合わせ目L2は8番手程度の糸と2
0番手程度の糸とを上下の縫い糸として縫い合わせるこ
とにより通常の使い勝手に耐えられる強度を保ってエア
ーバッグの膨張による応力で裂断し易く縫製できる。
【0013】そのトリムカバー7には、破断部を形成す
る縫い合わせ目L2と片端末を重ね縫いすることにより
二枚の力布8,9が内側に備え付けられている。この力
布8,9としては、ポリエステル不織布や綿布等のエア
ーバッグの膨張圧を受けても伸びの少ない材質のものが
用いられる。また、破断部を形成する縫い合わせ目L 2
と重ね縫いする側を短い辺とし、シートバックフレーム
5のサイドプレート6に引込み止着する側を長い辺とす
る略台形乃至は略三角巾状に裁断したものを備え付ける
とよい。
る縫い合わせ目L2と片端末を重ね縫いすることにより
二枚の力布8,9が内側に備え付けられている。この力
布8,9としては、ポリエステル不織布や綿布等のエア
ーバッグの膨張圧を受けても伸びの少ない材質のものが
用いられる。また、破断部を形成する縫い合わせ目L 2
と重ね縫いする側を短い辺とし、シートバックフレーム
5のサイドプレート6に引込み止着する側を長い辺とす
る略台形乃至は略三角巾状に裁断したものを備え付ける
とよい。
【0014】その各力布8,9は、エアーバッグ装置1
の開放縁略中央に相応する位置で、トリムカバー7の破
断部となる縫い合わせ目L2の局所と短い辺側で共縫い
することにより、広い面積側で受けたエアーバッグの膨
張による応力を力布8,9の相対する斜辺から短い辺側
に集中させ、縫い糸を各短い辺の縫い代で強く離間方向
に引っ張れるから、当該部分の縫い糸を瞬時に切ってト
リムカバー7の破断部を確実に裂断させられる。
の開放縁略中央に相応する位置で、トリムカバー7の破
断部となる縫い合わせ目L2の局所と短い辺側で共縫い
することにより、広い面積側で受けたエアーバッグの膨
張による応力を力布8,9の相対する斜辺から短い辺側
に集中させ、縫い糸を各短い辺の縫い代で強く離間方向
に引っ張れるから、当該部分の縫い糸を瞬時に切ってト
リムカバー7の破断部を確実に裂断させられる。
【0015】その力布8,9は、図3で示すようにトリ
ムカバー7の破断部3となる縫い合わせ目L2からエア
ーバッグ装置1を包み込む二方向に分け、エアーバッグ
装置1とシートバックフレーム5のサイドプレート6の
間に引込み止着し、エアーバッグ装置1を内側に包み込
んでエアーバッグケースより突出するボルト4でシート
バックフレーム5のサイドプレート6に締付け固定する
ことにより組み付けられている。
ムカバー7の破断部3となる縫い合わせ目L2からエア
ーバッグ装置1を包み込む二方向に分け、エアーバッグ
装置1とシートバックフレーム5のサイドプレート6の
間に引込み止着し、エアーバッグ装置1を内側に包み込
んでエアーバッグケースより突出するボルト4でシート
バックフレーム5のサイドプレート6に締付け固定する
ことにより組み付けられている。
【0016】その力布8,9のうち、片方8はバックパ
ッド2の空洞部3を経てエアーバッグ装置1の片側から
シートバックフレーム5のサイドプレート6に引込み止
着されている。また、他方9はエアーバッグ装置1のケ
ース蓋側を経て他側からシートバックフレーム5のサイ
ドプレート6に引込み止着されている。
ッド2の空洞部3を経てエアーバッグ装置1の片側から
シートバックフレーム5のサイドプレート6に引込み止
着されている。また、他方9はエアーバッグ装置1のケ
ース蓋側を経て他側からシートバックフレーム5のサイ
ドプレート6に引込み止着されている。
【0017】各力布8,9は、図4で示すようにあてが
いプレート10,11を他端末に備え、このあてがいプ
レート10,11をエアーバッグ装置1とシートバック
フレーム5のサイドプレート6との間に重ねて挟込み固
定することにより、あてがいプレート10,11を介し
てシートバックフレーム5のサイドプレート6に引込み
止着されている。
いプレート10,11を他端末に備え、このあてがいプ
レート10,11をエアーバッグ装置1とシートバック
フレーム5のサイドプレート6との間に重ねて挟込み固
定することにより、あてがいプレート10,11を介し
てシートバックフレーム5のサイドプレート6に引込み
止着されている。
【0018】そのあてがいプレート10,11として
は、樹脂製のトリムコードを用いることができる。この
トリムコード10,11は、力布8,9の端末を通すス
リットを有するプレート部10a,11aと、エアーバ
ッグ装置1をシートバックフレーム5のサイドプレート
6に締付け固定するボルト4(片側のみ図示)の差込み
穴を有するプレート部10b,10c、11b,11c
とから形成されている。
は、樹脂製のトリムコードを用いることができる。この
トリムコード10,11は、力布8,9の端末を通すス
リットを有するプレート部10a,11aと、エアーバ
ッグ装置1をシートバックフレーム5のサイドプレート
6に締付け固定するボルト4(片側のみ図示)の差込み
穴を有するプレート部10b,10c、11b,11c
とから形成されている。
【0019】このように構成するサイドエアーバッグ装
置装備シートでは、トリムカバー7の破断部となる縫い
合わせ目L2をエアーバッグ装置1の装備位置に近接さ
せて側面カバー部7bの面積内に設けると共に、その破
断部となる縫い合わせ目L2と重ね縫いする力布8,9
によりエアーバッグ装置1を内側に包み込んでシートバ
ックフレーム5のサイドプレート6に取付け装備するた
め、エアーバッグの膨張圧を力布8,9で受けてトリム
カバー7の破断部となる縫い合わせ目L2に直に集中作
用できる。
置装備シートでは、トリムカバー7の破断部となる縫い
合わせ目L2をエアーバッグ装置1の装備位置に近接さ
せて側面カバー部7bの面積内に設けると共に、その破
断部となる縫い合わせ目L2と重ね縫いする力布8,9
によりエアーバッグ装置1を内側に包み込んでシートバ
ックフレーム5のサイドプレート6に取付け装備するた
め、エアーバッグの膨張圧を力布8,9で受けてトリム
カバー7の破断部となる縫い合わせ目L2に直に集中作
用できる。
【0020】これにより、インフレータの出力圧が低く
ても、トリムカバー7の破断部となる縫い合わせ目L2
を速やかに切れ出させられるから、エアーバッグを瞬時
に膨張展開させられる。また、力布8,9としてはエア
ーバッグ装置1の装備位置に近接させて側面カバー部7
bの面積内に設ける縫い合わせ目L2と重ね縫いするこ
とから、エアーバッグ装置1を内側に包み込んでシート
バックフレーム5のサイドプレート6に連結しても寸法
的に短いものを組み付けられる。
ても、トリムカバー7の破断部となる縫い合わせ目L2
を速やかに切れ出させられるから、エアーバッグを瞬時
に膨張展開させられる。また、力布8,9としてはエア
ーバッグ装置1の装備位置に近接させて側面カバー部7
bの面積内に設ける縫い合わせ目L2と重ね縫いするこ
とから、エアーバッグ装置1を内側に包み込んでシート
バックフレーム5のサイドプレート6に連結しても寸法
的に短いものを組み付けられる。
【0021】それに加えて、全体を袋状に縫製する前面
カバー部7aと側面カバー部7bとの縫い合わせ目L1
と略平行させてトリムカバー7の破断部となる縫い合わ
せ目L2を側面カバー部7bの面積内に設けることか
ら、この縫い合わせ目L1,L 2のダブルステッチ構造
により外観上豪華さを醸し出せる。
カバー部7aと側面カバー部7bとの縫い合わせ目L1
と略平行させてトリムカバー7の破断部となる縫い合わ
せ目L2を側面カバー部7bの面積内に設けることか
ら、この縫い合わせ目L1,L 2のダブルステッチ構造
により外観上豪華さを醸し出せる。
【0022】
【発明の効果】以上の如く、本発明の請求項1に係るサ
イドエアーバッグ装置装備用シートに依れば、トリムカ
バーを袋状に縫製する前面カバー部と側面カバー部との
縫い合わせ目と略平行させ、且つ、エアーバッグ装置の
装備位置に近接させてトリムカバーの破断部となる縫い
合わせ目を側面カバー部の面積内に設けると共に、伸び
の少ない力布をトリムカバーの破断部となる縫い合わせ
目に重ね縫いさせてトリムカバーの内側に備え、エアー
バッグ装置を力布の内側に包み込んでシートバックフレ
ームのサイドプレートに取付け装備することにより、エ
アーバッグの膨張圧を力布でトリムカバーの破断部に効
率よく集中作用させることができる。
イドエアーバッグ装置装備用シートに依れば、トリムカ
バーを袋状に縫製する前面カバー部と側面カバー部との
縫い合わせ目と略平行させ、且つ、エアーバッグ装置の
装備位置に近接させてトリムカバーの破断部となる縫い
合わせ目を側面カバー部の面積内に設けると共に、伸び
の少ない力布をトリムカバーの破断部となる縫い合わせ
目に重ね縫いさせてトリムカバーの内側に備え、エアー
バッグ装置を力布の内側に包み込んでシートバックフレ
ームのサイドプレートに取付け装備することにより、エ
アーバッグの膨張圧を力布でトリムカバーの破断部に効
率よく集中作用させることができる。
【0023】このため、インフレータの出力圧を低く設
定しても、トリムカバーの破断部となる縫い合わせ目を
速やかに切れ出させてエアーバッグを迅速に膨張展開可
能に組み立てられしかも力布の必要長さも短くて組み立
てられると共に、全体を袋状に縫製する前面カバー部と
側面カバー部との縫い合わせ目とトリムカバーの破断部
となる縫い合わせ目のダブルステッチ構造により外観上
豪華さを醸し出すことができる。
定しても、トリムカバーの破断部となる縫い合わせ目を
速やかに切れ出させてエアーバッグを迅速に膨張展開可
能に組み立てられしかも力布の必要長さも短くて組み立
てられると共に、全体を袋状に縫製する前面カバー部と
側面カバー部との縫い合わせ目とトリムカバーの破断部
となる縫い合わせ目のダブルステッチ構造により外観上
豪華さを醸し出すことができる。
【0024】本発明の請求項2に係るサイドエアーバッ
グ装置装備シートに依れば、あてがいプレートをトリム
カバーの破断部となる縫い合わせ目に重ね縫いする力布
の他端末に備え、そのあてがいプレートをエアーバッグ
装置とシートバックフレームのサイドプレートとの間に
挟み込んで、力布をあてがいプレートでシートバックフ
レームのサイドプレートに引込み止着することにより、
力布の端末をシートバックフレームのサイドプレートに
簡単且つ確実に引込み止着できると共に、力布の端末が
エアーバッグの膨張圧で千切れ出すのを防げ、力布で直
に受けるエアーバッグの膨張圧をトリムカバーの破断部
に集中させてトリムカバーの破断部をエアーバッグの膨
張圧で確実に裂断可能に組み立てられる。
グ装置装備シートに依れば、あてがいプレートをトリム
カバーの破断部となる縫い合わせ目に重ね縫いする力布
の他端末に備え、そのあてがいプレートをエアーバッグ
装置とシートバックフレームのサイドプレートとの間に
挟み込んで、力布をあてがいプレートでシートバックフ
レームのサイドプレートに引込み止着することにより、
力布の端末をシートバックフレームのサイドプレートに
簡単且つ確実に引込み止着できると共に、力布の端末が
エアーバッグの膨張圧で千切れ出すのを防げ、力布で直
に受けるエアーバッグの膨張圧をトリムカバーの破断部
に集中させてトリムカバーの破断部をエアーバッグの膨
張圧で確実に裂断可能に組み立てられる。
【図1】本発明に係るサイドエアーバッグ装置シートの
シートバックを全体的に示す斜視図である。
シートバックを全体的に示す斜視図である。
【図2】同シートバックの片側部を示す部分断面図であ
る。
る。
【図3】同シートバックのエアーバッグ装置装備個所を
集中的に示す部分断面図である。
集中的に示す部分断面図である。
【図4】同シートバック用のトリムカバーを背部開放状
態で示す斜視図である。
態で示す斜視図である。
B シートバック 1 エアーバッグ装置 2 バックパッド 3 バックパッドの空洞部 4 エアーバッグ装置取付け用ボルト 5 シートバックフレーム 6 サイドプレート 7 トリムカバー 7a トリムカバーの前面カバー部 7b トリムカバーの側面カバー部 L1 前面カバー部と側面カバー部との
縫い合わせ目 L2 トリムカバーの破断部となる縫い
合わせ目 8,9 力布 10,11 あてがいプレート
縫い合わせ目 L2 トリムカバーの破断部となる縫い
合わせ目 8,9 力布 10,11 あてがいプレート
Claims (2)
- 【請求項1】 インフレータより発生する出力圧で外方
に向けて膨張展開可能なエアーバッグを備えるエアーバ
ッグ装置をシートバックフレームのサイドプレートに取
り付け、そのエアーバッグ装置の装備側を被包するトリ
ムカバーの縫い合わせ目からエアーバッグの膨張展開に
伴うトリムカバーの破断部を形成するサイドエアーバッ
グ装置装備シートにおいて、 トリムカバーを袋状に縫製する前面カバー部と側面カバ
ー部との縫い合わせ目と略平行させ、且つ、エアーバッ
グ装置の装備位置に近接させてトリムカバーの破断部と
なる縫い合わせ目を側面カバー部の面積内に設けると共
に、伸びの少ない力布をトリムカバーの破断部となる縫
い合わせ目に重ね縫いさせてトリムカバーの内側に備
え、エアーバッグ装置を該力布の内側に包み込んでシー
トバックフレームのサイドプレートに取付け装備したこ
とを特徴とするサイドエアーバッグ装置装備シート。 - 【請求項2】 あてがいプレートをトリムカバーの破断
部となる縫い合わせ目に重ね縫いする力布の他端末に備
え、そのあてがいプレートをエアーバッグ装置とシート
バックフレームのサイドプレートとの間に挟み込んで、
力布をあてがいプレートでシートバックフレームのサイ
ドプレートに引込み止着したことを特徴とする請求項1
に記載のサイドエアーバッグ装置装備シート。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11178305A JP2001010439A (ja) | 1999-06-24 | 1999-06-24 | サイドエアーバッグ装置装備シート |
US09/557,671 US6357789B1 (en) | 1999-06-24 | 2000-04-25 | Seat provided with side air bag system |
US09/557,362 US6439597B1 (en) | 1999-04-30 | 2000-04-25 | Seat provided with side air bag system |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11178305A JP2001010439A (ja) | 1999-06-24 | 1999-06-24 | サイドエアーバッグ装置装備シート |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001010439A true JP2001010439A (ja) | 2001-01-16 |
Family
ID=16046161
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11178305A Pending JP2001010439A (ja) | 1999-04-30 | 1999-06-24 | サイドエアーバッグ装置装備シート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001010439A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001163163A (ja) * | 1999-12-09 | 2001-06-19 | T S Tec Kk | サイドエアーバッグ装置を備える車輌用シート |
JP2001163164A (ja) * | 1999-12-09 | 2001-06-19 | T S Tec Kk | サイドエアーバッグ装置を備える車輌用シート |
US7677594B2 (en) | 2007-06-29 | 2010-03-16 | Toyota Motor Engineering & Manufacturing North America, Inc. | Vehicle seat having a side airbag deployment strap |
-
1999
- 1999-06-24 JP JP11178305A patent/JP2001010439A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001163163A (ja) * | 1999-12-09 | 2001-06-19 | T S Tec Kk | サイドエアーバッグ装置を備える車輌用シート |
JP2001163164A (ja) * | 1999-12-09 | 2001-06-19 | T S Tec Kk | サイドエアーバッグ装置を備える車輌用シート |
US7677594B2 (en) | 2007-06-29 | 2010-03-16 | Toyota Motor Engineering & Manufacturing North America, Inc. | Vehicle seat having a side airbag deployment strap |
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A977 | Report on retrieval |
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