JP2001163164A - サイドエアーバッグ装置を備える車輌用シート - Google Patents
サイドエアーバッグ装置を備える車輌用シートInfo
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Abstract
展開を力布で確実に保証できるよう二枚備える力布を少
ない工数で容易に組付け可能に構成する。 【解決手段】 二枚の力布9,10をトリムカバー2の
破断部3となる縫い合わせ目から二方向に分け、片方9
はバックパッド4の開口部5から内側に引き込むと共
に、エアーバッグ装置1とサイドプレート8の間に挟込
み固定するあてがいプレート11で端末止着し、他方は
エアーバッグ装置の前面側からバックパッドの後部側に
巻き込むと共に、他端末に備えたトリムワイヤ12をシ
ートバックフレーム7の後方に延在するサイドプレート
8の端部縁に掛け止めて端末止着する。
Description
をシートバックフレームのサイドプレートに取り付け、
そのエアーバッグ装置の装備側を被包するトリムカバー
の前面カバー部と側面カバー部との縫い合わせた縫い目
からエアーバッグの膨張展開に伴うトリムカバーの破断
部を形成し、このトリムカバーの破断部からインフレー
タより発生する出力圧で外方に向けて膨張展開可能なエ
アーバッグを有するサイドエアーバッグ装置を備える車
輌用シートの改良に関するものである。
シートとしては、各端末をトリムカバーの破断部となる
縫い合わせ目に共縫い縫いさせて伸びの少ない二枚の力
布をトリムカバーの内側に備え、その各力布をトリムカ
バーの前面カバー部並びに側面カバー部の内側に沿わせ
て配置すると共に、他端末を別方向からシートバックフ
レーム側に夫々連結固定することによりエアーバッグ装
置の装備領域を力布で覆うものが提案されている(特開
平11−78762号)。
用シートでは、インフレータの出力圧を低く設定して
も、エアーバッグの膨張圧を力布でトリムカバーの破断
部に瞬時に集中させ、トリムカバーの破断部となる縫い
合わせ目を速やかに切れ出せ、トリムカバーの破断部を
エアーバッグの膨張圧で確実に裂断可能でエアーバッグ
の膨張バランス,展開方向性も安定よく定められるとこ
ろから好ましい。
増やさずに、エアーバッグの膨張展開を力布で確実に保
証できるよう二枚備える力布を少ない工数で容易に組付
け可能に構成するサイドエアーバッグ装置を備える車輌
用シートを提供することを目的とする。
ーバッグ装置を備える車輌用シートにおいては、エアー
バッグ装置をバックパッドの側部に設けた開口部の内部
に組み付けてシートバックフレームのサイドプレートに
取り付け、そのエアーバッグ装置の装備側を被包するト
リムカバーの前面カバー部と側面カバー部との縫い合わ
せ目からエアーバッグの膨張展開に伴うトリムカバーの
破断部を形成し、このトリムカバーの破断部からインフ
レータより発生する出力圧で外方に向けて膨張展開可能
なエアーバッグを有するエアーバッグ装置を備えるもの
で、片端末をトリムカバーの破断部となる縫い合わせ目
に共縫いさせて伸びの少ない二枚の力布をトリムカバー
の内側に備え、その力布をトリムカバーの破断部となる
縫い合わせ目から二方向に分け、片方はバックパッドの
開口部から内側に引き込むと共に、当該力布の他端末に
備え付けたエアーバッグ装置とサイドプレートの間に挟
込み固定するあてがいプレートで端末止着し、他方はエ
アーバッグ装置の前面側からバックパッドの後部側に巻
き込むと共に、当該力布の他端末に備え付けたトリムワ
イヤをシートバックフレームの後方に延在するサイドプ
レートの端部縁に掛け止めて端末止着し、シートバック
フレームのサイドプレートに取り付けたエアーバッグ装
置を二枚の力布で包込み収容することにより構成されて
いる。
ると、図1はエアーバッグ装置1を車の前方側から見て
シートバックBの右側部縦方向に収容装備するアシスタ
ントシートを示す。このアシスタントシートでは、シー
トバックBのトリムカバー2においてエアーバッグの膨
張展開に伴う破断部3がエアーバッグ装置1の装備側を
被包する前面カバー部2a(バケットシートの場合、バ
ックパッドの土手部を被包するカバー部分)と側面カバ
ー部2bとの端末間を縫い合わせた縫い目で形成されて
いる。
ンフレータ,エアーバッグをエアーバッグケースの内部
に組付け収容し、エアーバッグモジュールとして車体側
に装備する衝撃センサーと回路接続することによりシー
トバックBの内部に備え付けられる。
うにケース蓋をエアーバッグの膨張圧で開放可能にケー
ス本体とヒンジで連結したエアーバッグケースを備え、
このエアーバッグケースをバックパッド4の開口部5の
内部に組み付けてケース本体より突出する締付けボルト
6でシートバックフレーム7のサイドプレート8に取付
け固定することによりシートバックBの側部に内蔵され
ている。
ック等の単材または表皮材,ワディング材,裏打材を三
者一体に積層形成したワディングカバーを用いて形成で
きる。このトリムカバー2は土手部を有するシートバッ
クBに対応し、座面中央から左右の土手面を被包する前
面カバー部2aと周側面から背面に至る側面カバー部2
bとを縫い合わせ、更に、図3で示すように背面カバー
部2cをスライドファスナー2d,2eで開閉自在に備
えることにより袋状に縫製されている。
えられる8番手程度の糸を上下の縫い糸とし、全体をミ
シン掛けすることにより所定の袋状に縫製することがで
きる。また、一般部は8番手程度の糸を上下の縫い糸と
して縫製し、トリムカバー2の破断部3となる縫い目は
8番手程度の糸と20番手程度の糸とを上下の縫い糸と
して縫い合わせることにより通常の使い勝手に耐えられ
る強度を保ってエアーバッグの膨張による応力で裂断し
易く縫製することもできる。
10が破断部3を形成する縫い合わせ目と片端末を共縫
いすることにより内側に備え付けられている。この力布
9,10としては、ポリエステル不織布や綿布等のエア
ーバッグの膨張圧を受けても伸びの少ない材質のものが
用いられている。また、図2で示すようにトリムカバー
2の破断部3を形成する縫い合わせ目から二方向に分け
てシートバックフレーム7のサイドプレート8に取付け
固定するエアーバッグ装置1を包み込むよう備え付けら
れている。
パッド4の開口部5から内側に引き込むと共に、当該力
布9の他端末に備え付けたあてがいプレート11で端末
止着することにより組み付けられている。このあてがい
プレート11は、エアーバッグ装置1とサイドプレート
8の間に挟み込んでエアーバッグ装置1の締付けボルト
6で共締め固定することにより備え付けられている。
ーバッグ装置1の前面側からバックパッド4の後部側に
巻き込むと共に、当該力布10の他端末に備え付けたト
リムワイヤ12をシートバックフレーム7の後方に延在
するサイドプレート8の端部縁に掛け止めて端末止着さ
れている。
で示すように力布10の端末に設けた縁取り袋10aの
内部に挿通し、軸線を縁取り袋10aの切欠部10b,
10cより一部露出するよう備え付けられている。ま
た、サイドプレート8の端部縁には図4で示すようにト
リムワイヤ12を縁取り袋10aから露出する軸線で掛
け止める折曲げフック8a,8bが設けられている。
置を備える車輌用シートでは、エアーバッグ装置1を力
布9,10の内側に包み込んでシートバックフレーム7
のサイドプレート8に取付け装備するため、エアーバッ
グの膨張圧を力布9,10で直に受けてトリムカバー2
の破断部3に効率よく集中させ、インフレータの出力圧
が低くても、トリムカバー2の破断部3を速やかに切れ
出させられるから、トリムカバー2の破断部3をエアー
バッグの膨張圧で確実に裂断可能に組み立てられる。
とサイドプレート8の間に挟み込んでエアーバッグ装置
1の締付けボルト6で共締め固定するあてがいプレート
11を片方9に備え、一方、トリムワイヤ12を他方1
0の端末に備えてシートバックフレーム7の後方に延在
するサイドプレート8の端部縁に掛け止めることにより
端末止着するため、部品点数を少なく容易に組み付けで
きてエアーバッグ装置1を確実に包込み収容できる。
ムカバー2の前面カバー部2aと側面カバー部2bの端
末と共縫いする片端末側を短い辺とし、他端末側を長い
辺とする略台形乃至は略三角巾状に裁断したものを備え
付けるとよい。
縦方向略中央に相応する位置でトリムカバー2の破断部
3を形成する縫い合わせ目の局所と短い辺側で共縫いす
ることにより、広い面積側で受けたエアーバッグの膨張
による応力を力布の相対する斜辺から短い辺側に集中さ
せ、縫い糸を各短い辺の縫い代で強く離間方向に引っ張
れるから、当該部分の縫い糸を瞬時に切ってトリムカバ
ー2の破断部3を確実に裂断させられる。
バッグ装置を備える車輌用シートに依れば、二枚の力布
をトリムカバーの破断部となる縫い合わせ目から二方向
に分け、片方はバックパッドの開口部から内側に引き込
むと共に、当該力布の他端末に備え付けたエアーバッグ
装置とサイドプレートの間に挟込み固定するあてがいプ
レートで端末止着し、他方はエアーバッグ装置の前面側
からバックパッドの後部側に巻き込むと共に、当該力布
の他端末に備え付けたトリムワイヤをシートバックフレ
ームの後方に延在するサイドプレートの端部縁に掛け止
めて端末止着することにより、エアーバッグの膨張に伴
ってトリムカバーの破断部を力布で確実に裂断可能に組
み立てられることは勿論、部品点数を少なく容易に組み
付けできてエアーバッグ装置を力布で確実に包込み収容
することができる。
車輌用シートを全体的に示す斜視図である。
る。
態で示す斜視図である。
側から示す斜視図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 エアーバッグ装置をバックパッドの側部
に設けた開口部の内部に組み付けてシートバックフレー
ムのサイドプレートに取り付け、そのエアーバッグ装置
の装備側を被包するトリムカバーの前面カバー部と側面
カバー部との縫い合わせ目からエアーバッグの膨張展開
に伴うトリムカバーの破断部を形成し、このトリムカバ
ーの破断部からインフレータより発生する出力圧で外方
に向けて膨張展開可能なエアーバッグを有するエアーバ
ッグ装置を備える車輌用シートにおいて、 片端末をトリムカバーの破断部となる縫い合わせ目に共
縫いさせて伸びの少ない二枚の力布をトリムカバーの内
側に備え、その力布をトリムカバーの破断部となる縫い
合わせ目から二方向に分け、片方はバックパッドの開口
部から内側に引き込むと共に、当該力布の他端末に備え
付けたエアーバッグ装置とサイドプレートの間に挟込み
固定するあてがいプレートで端末止着し、他方はエアー
バッグ装置の前面側からバックパッドの後部側に巻き込
むと共に、当該力布の他端末に備え付けたトリムワイヤ
をシートバックフレームの後方に延在するサイドプレー
トの端部縁に掛け止めて端末止着し、シートバックフレ
ームのサイドプレートに取り付けたエアーバッグ装置を
二枚の力布で包込み収容してなることを特徴とするサイ
ドエアーバッグ装置を備える車輌用シート。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35035399A JP4521500B2 (ja) | 1999-12-09 | 1999-12-09 | サイドエアーバッグ装置を備える車輌用シート |
US09/557,671 US6357789B1 (en) | 1999-06-24 | 2000-04-25 | Seat provided with side air bag system |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35035399A JP4521500B2 (ja) | 1999-12-09 | 1999-12-09 | サイドエアーバッグ装置を備える車輌用シート |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2001163164A true JP2001163164A (ja) | 2001-06-19 |
JP4521500B2 JP4521500B2 (ja) | 2010-08-11 |
Family
ID=18409922
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP35035399A Expired - Fee Related JP4521500B2 (ja) | 1999-06-24 | 1999-12-09 | サイドエアーバッグ装置を備える車輌用シート |
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Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4521500B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8807591B2 (en) | 2012-01-25 | 2014-08-19 | Nhk Spring Co., Ltd. | Vehicle seat and webbing sewing method |
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-
1999
- 1999-12-09 JP JP35035399A patent/JP4521500B2/ja not_active Expired - Fee Related
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