JP2000311284A - 火災警報器等とガスメータを利用した保安システム - Google Patents

火災警報器等とガスメータを利用した保安システム

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JP2000311284A JP2000045525A JP2000045525A JP2000311284A JP 2000311284 A JP2000311284 A JP 2000311284A JP 2000045525 A JP2000045525 A JP 2000045525A JP 2000045525 A JP2000045525 A JP 2000045525A JP 2000311284 A JP2000311284 A JP 2000311284A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】火災発生の検出精度を高くし、保安レベルに応
じてより迅速で適切な保安活動につなげることができる
保安システムを提供する。 【解決手段】本発明の保安システムは、顧客宅に設置さ
れガス流量を測定するガスメータ10と、顧客宅に設置
される火災警報器22と、ガスメータと火災警報器に通
信可能に接続され顧客宅に設置されるセキュリティ装置
30と、セキュリティ装置と通信回線を介して接続さ
れ、セキュリティ装置から火災情報とガス情報とを受信
するガスセンタ40とを有する。ガスセンタ40は、セ
キュリティ装置30が収集した火災情報とガス情報とを
受信し、それらの情報から消防署42に自動通報する
か、顧客宅に電話し不在確認後自動通報するか等のセキ
ュリティレベルに対応した迅速で適切な対応を行う。本
発明によれば、ガス情報と火災情報とがガスセンタに集
中されるので、例えば火災の最も高い原因である所謂天
ぷら火災の予知能力を高めることができ、より適切で迅
速な消防の出動などの保安活動に結びつけることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、火災警報器等とガ
スメータとを利用した保安システムに関し、警報器から
の情報とガスメータからの情報を利用することにより、
火災の可能性が高い場合などに、迅速に消防活動につな
げることができる保安システムに関する。
【0002】
【従来の技術】マイクロコンピュータを利用したガスメ
ータが広く普及している。かかるガスメータは、ガス流
量を計測する機能に加えて、ガスの使用状況、感震器か
らの情報を分析して、内部に設けたガス遮断弁の遮断制
御を行う保安機能を有する。更に、ガスメータは、外付
けの通信端末装置により、ガスセンタと一般公衆回線を
利用した通信を行うことができ、ガスの使用状況の情
報、遮断情報などをガスセンタに送信し、また、ガスセ
ンタはガス遮断弁を遠隔操作する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ガスメータと通信端末装置を利用した保安システムは、
単にガスの使用状況に基づいてガスに対する保安が行わ
れるだけである。従って、従来の保安システムは、火災
警報器などの火災情報との連携はなく、消防活動に結び
つけることはできない。
【0004】一方、従来、火災警報器からの警報に応答
して、消防活動に結びつけるような保安システムは提案
されているが、火災の原因に大いに関係するガス使用情
報との連携はなく、検出温度だけから発する火災警報だ
けでは火災発生に対する誤報の可能性が高く、保安レベ
ルに応じて迅速で適切な保安活動に結びつけることはで
きない。また、警報器として火災警報器以外に、一酸化
炭素(CO)警報器やガス漏れ警報器などが普及してい
るが、それらを利用した保安システムでは、適切で迅速
な保安活動に結びつけることができていない。
【0005】そこで、本発明の目的は、ガス情報と火災
情報とを利用してより迅速で適切な保安活動に結びつけ
ることができる保安システムを提供することにある。
【0006】更に、本発明の目的は、ガス情報とCO情
報やガス漏れ情報を利用して、より適切で迅速な保安活
動に結びつけることができる保安システムを提供するこ
とにある。
【0007】更に、本発明の目的は、ガス情報から天ぷ
ら調理中であることを検出することができるガスメータ
を提供することにある。
【0008】更に、本発明の目的は、火災情報を利用し
て所謂天ぷら火災の火勢を弱めて消防活動に貢献し或い
は天ぷら火災の発生率をも抑制することができる保安シ
ステムを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の保安システムは、顧客宅に設置されガス
流量を測定するガスメータと、顧客宅に設置される火災
警報器と、ガスメータと火災警報器に通信可能に接続さ
れ顧客宅に設置されるセキュリティ装置と、セキュリテ
ィ装置と通信回線を介して接続され、セキュリティ装置
から火災情報とガス情報とを受信するガスセンタとを有
する。ガスセンタは、セキュリティ装置が収集した火災
情報とガス情報とを受信し、それらの情報から消防署に
自動通報するか、顧客宅に電話し不在確認後自動通報す
るか等のセキュリティレベルに対応した迅速で適切な対
応を行う。
【0010】本発明によれば、ガス情報と火災情報とが
ガスセンタに集中されるので、例えば火災の最も高い原
因の一つである所謂天ぷら火災の予知能力を高めること
ができ、より適切で迅速な消防の出動などの保安活動に
結びつけることができる。
【0011】上記の目的を達成するために、本発明の保
安システムは、上記発明の保安システムの火災警報器に
代わって、或いは火災警報器と共に、CO警報器が設置
される。そして、ガスセンタでは、ガス情報とCO警報
器からのCO情報とに従って、消防署に自動通報する
か、顧客宅に電話し不在確認後自動通報するか等のセキ
ュリティレベルに対応した適切な対応を行う。
【0012】更に、上記の目的を達成するために、本発
明の保安システムは、上記発明の保安システムの火災警
報器に代わって、或いはそれと共にガス漏れ警報器が設
置される。そして、ガスセンタでは、ガス情報とガス漏
れ警報器からのガス漏れ情報とに従って、ガス保安部隊
に出動を要請するか否かを行う。
【0013】上記の目的を達成するために、本発明は、
消防署への緊急連絡を可能にする保安システムにおい
て、顧客宅に設置され、ガス流量を測定するガスメータ
と、前記顧客宅に設置される火災警報器と、前記顧客宅
に設置され、前記ガスメータと火災警報器に通信可能に
接続され、前記ガスメータからガス情報を前記火災警報
器から火災情報を受信するセキュリティ装置と、前記セ
キュリティ装置と通信回線を介して接続され、前記セキ
ュリティ装置から前記火災情報及びガス情報と共に通報
を受信するガスセンタとを有し、前記ガスセンタは、前
記火災情報とガス情報に応じて、消防署に自動通報する
第1の動作、または一旦顧客宅に電話し不在確認後に自
動通報する第2の動作を行うことを特徴とする。
【0014】更に、上記の目的を達成するために、別の
発明では、消防署への緊急連絡を可能にする保安システ
ムにおいて、顧客宅に設置され、ガス流量を測定するガ
スメータと、前記顧客宅に設置されるCO警報器と、前
記顧客宅に設置され、前記ガスメータとCO警報器に通
信可能に接続され、前記ガスメータからガス情報を前記
CO警報器からCO情報を受信するセキュリティ装置
と、前記セキュリティ装置と通信回線を介して接続さ
れ、前記セキュリティ装置から前記CO情報及びガス情
報と共に通報を受信するガスセンタとを有し、前記ガス
センタは、前記CO情報とガス情報に応じて、消防署に
自動通報する第1の動作、または一旦顧客宅に電話し不
在確認後に自動通報する第2の動作を行うことを特徴と
する。
【0015】更に、上記の目的を達成するために、別の
発明では、ガス漏れに対する保安システムにおいて、顧
客宅に設置され、ガス流量を測定するガスメータと、前
記顧客宅に設置されるガス漏れ警報器と、前記顧客宅に
設置され、前記ガスメータとガス漏れ警報器に通信可能
に接続され、前記ガスメータからガス情報を前記ガス漏
れ警報器からガス漏れ情報を受信するセキュリティ装置
と、前記セキュリティ装置と通信回線を介して接続さ
れ、前記セキュリティ装置から前記ガス漏れ情報及びガ
ス情報と共に通報を受信するガスセンタとを有し、前記
ガスセンタは、前記ガス漏れ情報が所定のガス濃度が検
出されることを示し、前記ガス情報がガス流量がないこ
とを示す場合に、ガス保安部隊に顧客先に出動を要請す
ること特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態例を説明する。しかしながら、かかる実施の形
態例が、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
【0017】図1は、本実施の形態例における保安シス
テムの構成図である。ここに示された保安システムは、
顧客宅に設置されたガスメータ10と、警報器20と、
セキュリティ装置30と、セキュリティ装置30と公衆
電話回線などの通信回線36を介して接続されて通信可
能なガスセンタ40とを有する。
【0018】ガスメータ10は、ガスが供給されるガス
導管12に接続され、また、顧客宅内に設置されたガス
配管14に接続される。ガス配管14の先には、ガスを
燃焼するガス器具16が接続される。ガスメータ10
は、図示しないが、例えばガス流量を計測する計測手段
と、ガスを遮断する遮断弁と、地震を感知する感震器
と、ガス流量や感震器からの情報を解釈し、必要に応じ
てガス遮断弁の遮断制御を行うマイクロコンピュータな
どを有する。通常のガスメータ10は、別途顧客宅に設
置される通信端末装置32と接続され、顧客宅の電話回
線を利用してガスセンタ40と通信を行うことができ
る。従って、ガスセンタ40では、この通信ネットワー
クにより、ガス使用状況を把握することができ、必要に
応じてガス遮断をガスメータ10に命令することができ
る。或いは、ガスセンタ40では、ガスメータ10によ
り自主的に行われたガス遮断に対して、必要に応じてガ
ス開栓動作をガスメータ10に命じることもできる。
【0019】顧客宅に設置される警報器20は、例え
ば、顧客宅内の温度や煙或いは炎を検出して火災警報用
の設定温度を超えている場合や、火災警報用の所定濃度
の煙や炎が発生している場合に、火災警報を発すること
ができる火災警報器22を有する。この警報は、従来か
らの警報音に加えて、セキュリティ装置30に回線28
を介して送信される。また、火災警報器22は、火災警
報を発した原因となる火災情報、例えば検出温度や検出
濃度、もセキュリティ装置30に送信することができ
る。
【0020】警報器20は、更に、顧客宅内の一酸化炭
素(CO)濃度を検出し、CO警報用の所定の濃度を超
えている場合に、CO警報を発することができるCO警
報器24を有する。この警報は、火災警報器の場合と同
様に、セキュリティ装置30に送信され、また、CO警
報に至った原因となるCO情報もセキュリティ装置30
に送信することができる。
【0021】警報器20は、更に好ましくは、ガス漏れ
警報器26を有する。ガス漏れ警報器26は、メタンガ
スなどのガス導管12やガス配管14から漏れたガスが
顧客宅内に充満しているか否かを検出することができ
る。そして、所定の警報レベルのガス濃度が検出される
と、ガス漏れ警報を発することができ、その警報は上記
と同様にセキュリティ装置30にも送信される。
【0022】セキュリティ装置30は、例えば、顧客宅
の居間などに設置され、内部にマイクロコンピュータを
搭載し、所定のインテリジェンシを有する。そして、セ
キュリティ装置30は、ガスメータ10からのガスの使
用に関する種々のガス情報と、警報器20からの警報器
それぞれの情報とを収集し、それらの情報をガスセンタ
40に送信することができる。セキュリティ装置30
は、自ら通信機能を有する場合もあれば、従来からガス
メータ10に接続して設置される通信端末32を利用し
てガスセンタ30と通信する場合もある。セキュリティ
装置30とガスセンタ40との間は、通常は、一般の公
衆電話回線36を介して通信される。従って、顧客の所
有する電話回線を利用して通信される。
【0023】セキュリティ装置30は、ガスメータ10
と警報器20からのそれぞれの情報をそのままガスセン
タ40に送信する場合もあれば、それらの情報からある
程度の判断を行う機能を有し、その判断結果に従ってあ
る程度加工されたガス情報及び警報器からの情報をガス
センタ40に送信する場合もある。前者の場合は、セキ
ュリティ装置30からガスセンタ40に送信すべき情報
量が多くなるので、迅速で誤りのない通報を行うために
は、通信端末装置32の通信能力を比較的高くすること
が必要である。また、後者の場合は、セキュリティ装置
30の判断に従って、加工された少ないデータ量の情報
がガスセンタ40に送信され、通信端末装置32の能力
がそれほど高くなくても迅速で誤りの少ない通報を可能
にする。
【0024】ガスセンタ40は、セキュリティ装置30
から送信されるガス情報と警報器の情報とから、迅速で
且つ適切な保安措置をとることができる。最も典型的に
は、ガス情報と警報器の情報とから、火災の蓋然性が高
いことが判断されると、ガスセンタ40内のコンピュー
タシステムは、所轄の消防署42に火災発生を知らせる
自動通報を行う。この自動通報には、ガスセンタ40の
コンピュータシステムが保持している顧客情報を加える
ことができ、消防出動に必要な顧客住所や建築物情報な
どを通報と共に正確に消防署42に伝えることができ
る。
【0025】ガスセンタ40では、上記のガス情報や警
報器からの情報によっては、至急消防署に出動を要請す
るほどの保安レベルではないが、顧客宅への連絡が必要
な場合は、コンピュータシステムが顧客宅に電話をし不
在か否かをチェックする。そして、電話応答がないこと
により不在であることが確認される場合は、必要に応じ
て所轄の消防署に自動通報する。これらの操作は、人間
が介することなく、全てコンピュータシステムにより機
械的に行うことができる。
【0026】ガス保安部隊44は、従来からもガスセン
タ40からの出動要請に応じて、顧客宅に派遣される部
隊である。本実施の形態例の保安システムでは、ガスセ
ンタ40が、ガス情報に加えてガス漏れ情報などの警報
器からの情報も収集することができるので、後述する通
り、消防の出動要請は必要なくてもガス保安部隊44の
出動は必要であると判断される場合は、自動通報により
ガス保安部隊44の迅速な出動を行うことができる。
【0027】図1に示された保安システムは、従来のガ
スメータ10と通信端末32及びガスセンタ40で構築
されていたガスの使用状況に限定された保安システム
に、警報器20と、それからの情報をガス情報と共に収
集してガスセンタ40に送信するセキュリティ装置30
とを追加することにより、ガス情報と警報器からの情報
との組み合わせで、より広範で複数のセキュリティレベ
ルに対応した適切な保安活動に迅速に結びつけることが
できるようになる。
【0028】[火災警報器とガスメータ利用による保安
システム]図2は、火災警報とガス流量がある場合の保
安システムの動作フローチャート図である。火災警報器
22は、少なくとも温度検出機能を有し、例えば65℃
などの火災警報用の設定温度を超える温度が検出される
場合に、警報音を発する。また、火災警報器22は、好
ましくは、検出した温度の情報をセキュリティ装置30
に送信することができる。この点については、後に詳述
する。
【0029】図2において、縦軸は時間軸を示す、横方
向には保安システムの構成要素がそれぞれ示される。図
に示される通り、火災警報器22が予備的火災検知をす
ると、セキュリティ装置30に通知し(S10)、セキ
ュリティ装置30が起動し(S12)、ガスメータ10
に問い合わせを行って少なくともガス流量があるか否か
のガス情報を収集する(S16)。そして、セキュリテ
ィ装置30は、火災警報器からの火災情報とガスメータ
からのガス情報から通報すべきか否かを判断する(S1
8)。この判断ロジックについては、後述する。また、
セキュリティ装置30は、火災警報を受信してガス流量
有りのガス情報を受信すると、ガスメータ10に対して
ガス遮断指令を送り、ガスメータ10にガス遮断弁の遮
断を行わせる。ガス遮断が行われたことがガスメータ1
0から返信されると、セキュリティ装置30は、ガス情
報と火災情報とを通報と共にガスセンタ40に送信す
る。この通報には、ガス遮断済みの情報も含まれる。こ
の時、セキュリティ装置30は、顧客の電話回線を利用
するので、もし顧客が電話回線を使用中であれば、その
回線を一旦切断して割り込みで上記通報を行う。
【0030】好ましい実施の形態例では、セキュリティ
装置30は、火災警報器22からの火災情報やガスメー
タ10からのガス情報を、所定のデータ量の少ないデー
タに変換して、ガスセンタ40に送信する。このように
データ量を少なくすることにより、公衆電話回線36を
経由して送信する場合の送信エラーの発生確率を下げる
ことができ、また送信時間を短くすることができ、通報
を迅速に且つ正確に送信することができる。
【0031】ガスセンタ40では、セキュリティ装置3
0から送られる通報と共にガス情報と火災情報とを受信
する。従って、ガスセンタ40のコンピュータシステム
は、これらの情報に従って、所轄の消防署に自動通報す
べきか否かを判断する(S30)。ある程度加工された
火災情報とガス情報を受信することにより、その判断工
程を迅速に行うことができ、必要な場合の消防署への自
動通報を迅速に行うことができる。
【0032】この判断ロジックについても後述するが、
例えば、火災情報が火災発生の蓋然性が非常に高いこと
を示す場合は、自動的に所轄の警察署42に顧客情報と
共に通報する。或いは、ガス情報から顧客宅で天ぷら調
理中である可能性が高いことが判明している場合は、火
災情報が火災警報用の設定温度に達していなくても自動
通報する。過去の火災データから、住宅火災の約80%
は天ぷら調理中に油に引火したことが原因である所謂天
ぷら火災であることが判明している。従って、ガスメー
タ10からのガス情報が天ぷら調理中に対応する情報の
場合は、自動通報を行う(S32)。
【0033】また、ガス情報と火災情報から自動通報す
るほどの保安レベルではない場合は、例えば、ガスセン
タ30のコンピュータにより顧客宅の電話34に電話を
する(S34)。そして、応答がない場合は、不在であ
ると判断して(S36)、消防署42に自動通報を行
う。また、応答が有る場合は、その後ガスセンタ40内
の作業員により適切な顧客対応が行われる。
【0034】消防署42に自動通報がされた場合、顧客
情報が正確に伝えられ、また、すでにガス遮断操作は完
了しているので、消防署は、それに対応した適切な消防
活動体制で出動することができる。
【0035】図3は、セキュリティ装置の動作例を示す
フローチャート図である。図3には、セキュリティ装置
30が火災情報やガス情報を収集し、それらの情報から
通報すべきか否かの判断を行い、ガスセンタ40に通報
するまでの動作例が示される。顧客宅に設置されるガス
メータ10や警報器20及びセキュリティ装置30等
は、それぞれが有する電池を主な電源としている。従っ
て、その動作頻度を有る程度低く抑えて内蔵電池の電力
の消耗を抑えることが要求される。そこで、図3の動作
例では、最初に火災警報器22から予備的な火災検知信
号がセキュリティ装置30に供給され、その後セキュリ
ティ装置30がガスメータ10にガス情報の問い合わせ
をする。そして、セキュリティ装置30は、火災情報と
ガス情報とから、ガスセンタ40に通報すべきか否かの
判断を行って、必要な場合にガスセンタ40に火災情報
及びガス情報と共に通報する。
【0036】図3のフローチャートに従って説明する。
セキュリティ装置30は、火災警報器22から予備的火
災検知の信号を受信すると(S10)、起動する(S1
2)。火災警報器22は、火災警報を発する設定温度が
例えば65℃の場合、検出温度が例えば50℃の予備的
温度を越える場合に上記の予備的火災検知の信号を送信
する。火災警報器22は、予備的温度を超えた旨の信号
と共に温度情報をセキュリティ装置30に送信する。火
災警報器22が、温度検知と共に煙の濃度や炎の濃度を
検出することができる場合は、上記の設定温度、予備的
温度の代わりに、煙・炎に基づいて同様の動作を行うこ
ともできる。
【0037】起動されたセキュリティ装置30は、供給
された火災情報である温度情報から、ガスメータ10に
ガス情報の問い合わせをするか否かを判断する。セキュ
リティ装置30は、上記の予備的火災検知を受信する
と、火災の発生を検出するための監視体制に入る。そし
て、火災警報器22から供給される火災情報である検出
温度Tが、設定温度(65℃)より低いが上記監視体制
に入った温度(50℃)よりも高い予備的温度、例えば
55℃、を越えたか否かを判断し(S14)、越えてい
れば、ガスメータ10にガス情報の問い合わせを行う
(S16)。この問い合わせは、セキュリティ装置30
が接続回線18を経由して行うポーリング操作により行
われる。これにより、ガスメータ10は初めてセキュリ
ティ装置30との通信を行う。
【0038】ガスメータ10は、例えば、現在ガス流量
が有るか否かのガス情報をセキュリティ装置30に返信
する。或いは、ガスメータ10がより高度な機能を有す
る場合は、使用されるガスの流量の履歴から、天ぷら調
理中の蓋然性が高いことを検出し、揚げ物調理中である
ことを示すガス情報が、セキュリティ装置30に供給さ
れる。或いは、ガスメータ10からはガス流量の履歴デ
ータがセキュリティ装置30に供給され、セキュリティ
装置30において、ガス流量の履歴データから揚げ物調
理中の蓋然性が高いか否かの判断をしてもよい。ガスメ
ータ10またはセキュリティ装置30による揚げ物調理
中(天ぷら調理中)の蓋然性が高いことを検出する方法
は、後に詳述する。
【0039】セキュリティ装置30は、ガス情報に揚げ
物調理中を示す情報が含まれている場合は(S18)、
最新の火災情報とそのガス情報と共に、火災通報をガス
センタ30に、通信回線36を介して送信する(S2
4)。図3には示されていないが、その場合、セキュリ
ティ装置30は、図2に示した通り、一旦ガスメータ1
0にガス遮断を命令し、ガス遮断済みを確認してその情
報も通報に加える。
【0040】セキュリティ装置30は、ガス情報に揚げ
物調理中を示す情報が含まれていない場合は(S1
8)、火災監視体制を継続し火災警報器22に火災情報
の問い合わせを続ける(S20)。そして、火災情報の
検出温度Tが火災警報を発する設定温度、例えば65
℃、を越えている場合は(S22)、ガス情報から揚げ
物調理中の情報が得られなくても、最新火災情報とガス
情報を添付してガスセンタ40に通報する(S24)。
【0041】ステップS24にてガスセンタ40に火災
情報とガス情報を送信する場合、検出温度そのもののデ
ータではなく、例えば55℃〜60℃、60℃〜65
℃、65℃超に対応するデータ等に加工してデータ量を
減らして送信する。
【0042】図4は、ガスセンタでの動作例を示すフロ
ーチャート図である。ガスセンタ40は、セキュリティ
装置30から通報を受けると(S30(1))、通報と
共に送信された火災情報とガス情報に対応して、第1に
所轄の消防署に自動通報するか、第2に顧客宅が不在で
あることを確認して所轄の消防署に自動通報するか、第
3にガスセンタの監視員が電話などを通じて顧客対応を
するかのいずれをすべきかを判断する。
【0043】図4に示した動作例では、ガス情報から揚
げ物調理中の蓋然性が高いとの判断ができなくても、火
災情報から検出温度が設定温度(65℃)を越えている
場合は(S30(2))、ガスセンタ40は所轄の消防
署42に自動的に通報を行う(S32)。この通報に
は、住所や建物形態などの顧客情報とガス遮断情報など
が含まれる。
【0044】ガスセンタ40は、ガス情報から揚げ物調
理中の蓋然性が高いとの判断ができる場合は、火災情報
から検出温度が設定温度(65℃)より低い予備的な温
度(60℃)を越えていれば(S30(3))、所轄の
消防署に自動通報を行う(S32)。揚げ物調理中の蓋
然性が高い場合は、住宅火災の約80%を示す所謂天ぷ
ら火災の発生の蓋然性が高いので、かかる状況の場合
は、保安レベルを高くして自動通報により消防署からの
出動を要請することが望ましい。
【0045】ガスセンタ40は、ガス情報から揚げ物調
理中の蓋然性が高いとの判断ができる場合であるが、但
し火災情報から検出温度が予備的火災検知用の温度(5
5℃)を越えている場合は(S30(4))、消防署に
自動通報をするほどの保安レベルにないので、一旦顧客
宅に電話する(S34)。この顧客宅への電話は、ガス
センタ40のコンピュータにより機械的に行うことが可
能である。そして、顧客宅が不在か否かのチェックを行
う。
【0046】天ぷら火災の典型的な原因は、揚げ物調理
中にかかってきた電話に応答しているうちに、油に引火
してしまうことが多い。そして、一旦油に引火すると、
ガス栓を遮断しても火勢は小さくなるものの火災を完全
に防止できるとはいえない。そこで、ガスセンタ40か
ら顧客宅に電話をし、話中であれば強制的に割り込みを
かけるなどをして、顧客に火災に至る状況にあることを
知らしめる。この場合、顧客宅の電話から応答が有る場
合は、ガスセンタ40の監視員が適切な対応をすること
ができる(S38)。しかし、電話の応答がなく不在中
であることが判明すると(S36)、ガスセンタ40の
コンピュータは、所轄の消防署に自動通報する(S3
2)。
【0047】図4のフローチャートは、ガスセンタ40
の動作例を示す。セキュリティ装置30が、図3に示し
た様な判断機能を有しない場合は、セキュリティ装置3
0は、火災情報とガス情報を通報と共にガスセンタ40
に送信し、ガスセンタ40にて、それらの情報に従っ
て、上記図3、4と同様の判断を行うこともできる。
【0048】図5は、セキュリティ装置の別の動作例を
示すフローチャート図である。この例では、セキュリテ
ィ装置30がガスメータ10から揚げ物調理中の蓋然性
が高いことを検知した旨の信号を受信したときから(S
42)、起動して(S44)、火災監視体制に入る。そ
して、セキュリティ装置30は、火災警報器22に火災
情報の問い合わせを行い(S46)、顧客宅の温度や煙
が所定の予備的温度或いは濃度に達しているか否かのチ
ェックを行う(S48)。図5の例では、火災情報の検
出温度が予備的温度(55℃)を越えているか否かのチ
ェックを行う。
【0049】そして、火災情報の検出温度が予備的温度
(55℃)を越えていることが検出されると(S4
8)、セキュリティ装置30は、電話回線36を介して
ガスセンタ40に最新の火災情報とガス情報と共に火災
予知の警報を送信する(S50)。この時、図示しない
が、セキュリティ装置30は、ガスメータ10にガス栓
の遮断を命令し、ガス遮断情報もガスセンタ40に通知
する。そして、セキュリティ装置30は、更に火災監視
体制を継続し、火災警報器22に火災情報の問い合わせ
を一定の間隔で継続し(S52)、その都度最新火災情
報をガスセンタ40に送信する(S50)。
【0050】ガス栓を遮断したことに伴い、或いは別の
何らかの原因で火災情報の検知温度が予備的温度(55
℃)より低くなると、火災監視体制は解除される(S5
4)。
【0051】図5に示したセキュリティ装置30の動作
例の場合も、図4に示したガスセンタ40での動作に変
更はない。ガスセンタ40では、通報と共に送信された
最新火災情報とガス情報に従って、消防署42に自動通
報、または、顧客宅の不在を確認してから自動通報、ま
たは電話による顧客対応のいずれかの動作が行われる。
【0052】[揚げ物調理中の検知方法]上記の保安シ
ステムにおいて、ガスメータ10がガス流量から顧客が
揚げ物調理中の蓋然性が高いことを検出することを説明
した。そこで、かかる検出の方法を説明する。
【0053】図6は、揚げ物調理中を検知する方法を説
明する図である。図中、横軸は時間を、縦軸は揚げ物の
油の温度(℃)とガスコンロのガス使用量(Kcal)とを
示す。図中Tは、一般的な揚げ物調理における油の温度
の推移を示す。また、図中Gは、その場合のガス使用量
の推移を示す。
【0054】一般的な揚げ物調理では、時刻t0からt1ま
で、ガスコンロの最大ガス流量(例2800Kcal)また
はそれに近いガス流量に制御して、油の温度を約180
℃まで上昇させる。その後、ガスコンロのガス流量が最
低レベル(例500Kcal)またはそれに近いガス流量に
され、油の温度の上昇が止まりやや下がり始める。時刻
t2は、油の中に素材が入れられる時間であり、ガスコン
ロのガス流量は中程度(例1600Kcal)に制御され
るが、素材を投入したことで油の温度の下降は大きくな
る。そして、再度時刻t3でガス流量を最大またはそれに
近い流量にすることで、油の温度Tは再度上昇し、最後
は時刻t5で油の温度が約190℃に達した時点で素材
が油のなかから取り出され、同時にガスコンロのガスも
停止される。最後の油の温度を最初の180℃からやや
高い190℃まで上昇させてから素材を取り出すこと
で、からっと感が出ることが知られている。
【0055】但し、一般家庭での揚げ物調理におけるガ
ス流量は、各家庭毎にまちまちである。しかしながら、
最初に最大ガス流量で油の温度を180℃程度まで上昇
させてから、一旦ガス流量を最小限に絞り、その後、最
大が図流量と最小ガス流量との間で適宜ガス流量の制御
が行われることは、多くの家庭での揚げ物調理において
共通することである。時刻t2以降から最後の時刻t5まで
のガス流量の制御は、各家庭でまちまちであるが、少な
くともガスコンロの最大ガス量と最小ガス量との間で、
一定時間制御されることは、多くの家庭で共通である。
【0056】次に、ガスコンロの最大ガス流量は、他の
一般的なガス機器である、風呂給湯器やガスルームエア
コンの使用するガス流量よりも小さい傾向にある。例え
ば、風呂給湯器のガス流量は、約40000Kcal以上で
あり、ガスルームエアコンのガス流量は、約5000Kc
alである。従って、ガスコンロが単独で使用されている
場合は、これらの他の大型のガス機器の使用ではなく、
ガスコンロ単独の使用であることが、ある程度の精度を
持って検出することができる。
【0057】そこで、ガスメータ10或いはセキュリテ
ィ装置30が顧客宅で揚げ物調理中である蓋然性が高い
ことを検出するためには、ガスの使用量の推移を監視ま
たは分析し、ガスコンロの単独使用中にガス使用量が最
初は最大ガス流量またはそれに近い流量に制御され、一
定時間後に最小ガス流量またはそれに近い流量に一旦低
下制御され、その後最小ガス流量と最大ガス流量との間
のガス流量で比較的長い時間制御される場合に、揚げ物
調理中の蓋然性が高いと判断することができる。或い
は、揚げ物調理中に電話を受信して長時間ガスコンロか
ら離れてしまう場合は、上記の最小ガス流量と最大ガス
流量との間のガス流量で比較的長い時間制御される時
に、継続して一定のガス流量に固定されてしまう。従っ
て、この点も揚げ物調理中の判断材料にすることができ
る。
【0058】従って、ガスメータ10に内蔵されるマイ
クロコンピュータが、ガス流量の履歴を記録し、そのガ
ス履歴に上記のような一定のパターンのガス使用量の推
移を検出すると、上記保安システムの如く揚げ物調理中
の蓋然性が高い旨の警報を、セキュリティ装置30に送
信することができる。或いは、セキュリティ装置30の
マイクロコンピュータが、同様の判断をすることも可能
である。
【0059】上記の揚げ物調理中の検出ロジックは、他
のガス使用態様時であっても、揚げ物調理中の蓋然性が
高いと判断する可能性がある。しかしながら、住宅火災
の約80%が天ぷら火災であることを考慮すると、多少
の雑音は含まれていても、ガス使用量から揚げ物調理中
の蓋然性が高いことが検出されると、そのガス情報と共
に火災情報をガスセンタ40に送信することで、上記し
た如き自動通報、不在時の自動通報、電話による顧客対
応などの、それぞれの保安レベルに応じたより適切な保
安措置を講じることが可能になる。ガス情報を利用する
ことにより、火災発生の検出確率を高くし、誤報の確率
を低くしている。従って、この保安システムは、消防署
への自動通報を可能にする。
【0060】図7は、火災警報があるがガス流量がない
場合の保安システムの動作フローチャート図である。保
安システムは、図2に示した通りであり、各構成要素が
有する機能も上述してきたのと同じである。
【0061】図7の場合も、図示される通り、火災警報
器22が予備的火災検知をすると、セキュリティ装置3
0に通知し(S10)、セキュリティ装置30が起動し
(S12)、ガスメータ10に問い合わせを行って少な
くともガス流量があるか否かのガス情報を収集する(S
16)。ここでは、ガス流量が無いとのガス情報が、ガ
スメータ10から返信される。
【0062】そこで、セキュリティ装置30は、火災警
報器からの火災情報とガスメータからのガス流量なしと
のガス情報から通報すべきか否かを判断する(S1
8)。この判断ロジックは、図3に示された判断論理と
同じである。即ち、図3を参照すると、ガス流量がない
場合でも火災警報器22からの予備的火災検知を受信し
ていると、セキュリティ装置は火災監視体制になり、火
災警報器22から最新の火災情報を収集する(S2
0)。そして、火災情報の検知温度が、設定温度(65
℃)を越えたことが検出されると、セキュリティ装置
は、最新火災情報とガス情報と共にガスセンタ40に通
報する。なお、この通報に先立って、セキュリティ装置
30は、火災発生の蓋然性が高くガスへの引火のおそれ
があるので、ガスメータ10に対してガス栓の遮断命令
を発する(S19)。そして、遮断情報が通報と共にガ
スセンタ40に送信される。
【0063】ガスセンタ40への通報の方法は、火災警
報があってガス流量があった場合の例と同様である。即
ち、セキュリティ装置30がある程度情報を加工して、
データ量を少なくしてガスセンタ40に電話回線36を
通じて送信する。
【0064】ガスセンタ40では、セキュリティ装置3
0から送られる通報と共にガス情報と火災情報とを受信
し、ガスセンタ40のコンピュータシステムは、これら
の情報に従って、所轄の消防署に自動通報すべきか否か
を判断する(S30)。ここでの判断と、その後の警察
署への自動通報、不在確認後に自動通報、または電話で
顧客対応は、上述の例と同じである。但し、この例で
は、ガス流量が無いので揚げ物調理中の蓋然性が高い等
のガス情報は存在しないので、例えば、火災情報の検出
温度が設定温度(65℃)を大きく越えている等の火災
が発生している蓋然性が非常に高いことを火災情報が知
らせる場合は(S30)、消防署への自動通報(S3
2)に至る。
【0065】また、火災情報から自動通報するほどの保
安レベルではない場合は、ガスセンタ30のコンピュー
タにより顧客宅の電話34に電話をする(S34)。そ
して、応答がない場合は、不在であると判断して(S3
6)、消防署42に自動通報を行う。また、応答が有る
場合は、その後ガスセンタ40内の人間により電話を通
じて適切な顧客対応が行われる。
【0066】図7の場合、火災警報などの火災情報と、
ガス不使用中とのガス情報に従い、火災発生の蓋然性が
高い場合は、引火防止のためにガス栓を遮断し、必要に
応じてガスセンタ40から所轄の消防署に自動通報され
る。従って、火災情報とガス情報に基づく最適な保安活
動を行うことができる。
【0067】[火災警報器とガスメータ利用による保安
システムの変形例]図1などで説明した保安システムで
は、火災警報器からの火災警報に応答して、セキュリテ
ィ装置がガスメータに対してガス遮断を命じている。し
かしながら、かかる保安システムの変形例として、図1
に示される通り、火災警報器とガスメータを直接接続し
て、火災警報器から火災警報が発せられる場合は、セキ
ュリティ装置を介することなく、直接ガスメータのガス
遮断弁を駆動させて、ガス流路を遮断することもでき
る。
【0068】一般に普及しているガスメータには、ガス
遮断弁を駆動させる為の外部端子を有する。従って、こ
の外部端子に火災警報器からの警報の信号を与えること
により、直接ガス遮断弁を遮断することができる。そし
て、その場合は、上記した保安システムにおいては、単
にセキュリティ装置によるガス遮断命令が省略される。
従って、ガスメータからのガス遮断情報は、上記と同様
にセキュリティ装置に送られ、セキュリティ装置はガス
センタにそのガス遮断情報を送信することができる。
【0069】ガスメータによっては、ガス遮断機能を有
しない場合がある。その場合は、ガスメータから顧客宅
側のガス配管内にガス遮断装置を取り付け、火災警報器
からの信号をこのガス遮断装置に与えて、ローカルにガ
ス遮断を行うようにしても良い。或いは、天ぷら火災が
火災の原因の一つであることから、天ぷら調理が行われ
るガスコンロのガス供給口のところにガス遮断装置を取
り付けて、火災警報器からの警報信号に応答して、ガス
遮断装置を駆動させても良い。即ち、ガス遮断機能を有
しないガスメータであっても、上記の如くガス遮断装置
を適宜設けることで、火災警報器との連携でガスを遮断
させ、天ぷら火災の発生確率を抑えることができる。
【0070】[CO警報器とガスメータ利用による保安
システム]図8は、CO警報とガス流量がある場合の保
安システムの動作フローチャート図である。CO警報器
24は、CO濃度検出機能を有し、例えば120PPMな
どのCO警報用の設定濃度を超える濃度が検出される場
合に、警報音を発する。また、CO警報器24は、好ま
しくは、検出したCO濃度の情報をセキュリティ装置3
0に送信することができる。かかる点は、火災警報器2
2が、火災警報を発することができると同時に火災情報
をセキュリティ装置30に送信することができることと
同様である。CO濃度が一定の値を超えている場合は、
ガスを燃焼しているガス機器が不完全燃焼をしている場
合、他の燃焼機器が不完全燃焼をしている場合、初期火
災を起こしている場合等が可能性として考えられる。そ
こで、この保安システムでは、ガス情報とCO情報とに
従って、適切な保安活動を行う。
【0071】図8のフローチャートは、図2のフローチ
ャートと類似し、対応する箇所には同じステップ番号を
つけている。本保安システムでは、セキュリティ装置3
0は、図3に示したフローチャートに従って動作する。
即ち、CO警報器24が検出したCO濃度が予備的火災
につながる程度の値(例えば90PPM)に達している
と、CO警報器24から予備的火災検知の信号がセキュ
リティ装置30に送信される(S10)。その結果、セ
キュリティ装置30が起動し、火災監視体制になる(S
12)。そして、セキュリティ装置30は、CO警報器
24によるCO値が予備的濃度(100PPM)を越えて
いることが判明すると(S14)、ガスメータ10に対
してガス情報を問い合わせる(S16)。ガスメータ1
0は、例えばガス流量がある旨のガス情報を送信する。
CO濃度と揚げ物調理中との間の関連性は、火災警報の
場合よりも薄いが、揚げ物調理中の油への引火により初
期火災が発生場合も考えられるので、ガスメータ10か
ら揚げ物調理中の蓋然性が高いか否かの情報もガス情報
として送信される。
【0072】また、セキュリティ装置30は、CO情報
とガス情報とからガスセンタ40に通報すべきか否かの
判断を行う(S18)。例えば、ガス情報が揚げ物調理
中の蓋然性が高い旨の情報を含む場合は、CO濃度が予
備的濃度(例えば100PPM)しか越えていなくても、
最新のCO情報とガス情報と共にガスセンタ30に自動
的に通知する(S24)。また、ガス情報が揚げ物調理
中の蓋然性が高い旨の情報を含まない場合は、引き続き
CO警報器24にCO情報を問い合わせし(S20)、
CO値が火災警報を発する原因となる程度の高い値(例
えば120PPM)を越えると(S22)、最新CO情報
及びガス情報と共に、ガスセンタ30に通報する(S2
4)。
【0073】ガスメータ10からのガス情報に揚げ物調
理中の蓋然性が高いか否かの情報が含まれない場合は、
単にCO濃度が火災警報を発する原因となる程度に高い
値(例えば120PPM)を越えると(S22)、ガスセ
ンタ30に通報がなされる(S24)。
【0074】更に、セキュリティ装置30は、CO情報
が所定のCO濃度を超えていることを示す場合は、ガス
メータ10にガス栓の遮断を命令する(S19)。そし
て、ガス遮断された旨の情報がガスメータ10から返信
される。CO濃度が所定の値を超えていてガスが使用中
である場合は、ガスの使用によりガス燃焼器が不完全燃
焼を起こしている可能性がある。そこで、ガス栓の遮断
によりガス燃焼機器の不完全燃焼が止まる可能性があ
り、セキュリティ装置30は、CO警報器24に対する
監視を継続し、CO値が低下するか否かをチェックする
(S25)。セキュリティ装置30は、CO値が低下し
た場合は、その情報もガスセンタ40に送信する。
【0075】ガスセンタ40での動作例は、図4の例と
同様である。但し、CO濃度の上昇に対しては、ガス流
量が存在する場合は、ガス燃焼機器による不完全燃焼の
可能性が高く、セキュリティ装置30からの指令により
ガスメータ10がガス栓を遮断すれば、CO値が低下す
る場合がある。従って、ガスセンタ40は、CO濃度が
非常に高い(例えば500PPM)場合は例外的に消防署に自
動通報するが、それ以外の場合は、顧客宅に電話し(S
34)、不在が確認された場合は(S36)、顧客情報
と共に消防署に自動通報するか(S32)、或いは、不
在でなければ適切な顧客対応がなされる(S38)。
【0076】従って、図8中のステップS30でのガス
センタ40の判断フローは、第1にCO情報に非常に高
いCO値の検出が含まれる場合は、所轄の消防署に自動
通報を行い(S32)、第2にCO値が設定値(例えば
120PPM)を越えている場合は、顧客宅に電話し、不在が
確認された時のみ消防署42に自動通報を行う。そし
て、第3に、顧客宅と電話連絡がとれた場合は、電話に
よる適切な対応がなされる。
【0077】上記の保安システムにおいて、CO警報に
応答して消防署への自動通報を行うことが好ましくない
場合は、上記のステップS30からS32への経路を省
略してもよい。この場合は、顧客宅が不在であることを
確認した時のみ、所轄の消防署への自動通報が行われ
る。
【0078】図9は、CO警報とガス流量がない場合の
保安システムの動作フローチャート図である。図8と対
応する部分には同じ引用番号を与えた。図9の例でも、
最初にCO警報器24が、予備的な火災検知に対応する
CO値(例えば100PPM)を検知すると、セキュリティ装
置30に通知する。その結果、セキュリティ装置30は
起動し火災監視体制になる(S12)。そして、セキュ
リティ装置30は、ガスメータ10にガス情報の問い合
わせを行う(S16)。ガスメータ10は、ここの例で
はガス流量なしとのガス情報を返信する。
【0079】その結果、セキュリティ装置30は、図8
の場合と同様に、図3のフローチャートに従って、その
後のCO濃度の監視を継続し(S20)、CO濃度が設
定濃度(例えば120PPM)を越えたことが検出されると
(S22)、ガスセンタ40にガス情報及びCO情報と
共に通報する(S24)。ガス流量がないので、セキュ
リティ装置30はガスメータにガス栓の遮断を命令する
ことはない。
【0080】CO濃度がある程度高いが、ガスが使用さ
れていない場合は、ガス燃焼機器による不完全燃焼の可
能性はなく、従って、初期火災が発生している可能性が
比較的高くなる。そこで、ガスセンタ40のコンピュー
タは、CO濃度が非常に高い(例えば500PPM)場合は例
外的に消防署に自動通報するが、それ以外の場合は、顧
客宅に電話し(S34)、不在が確認された場合は(S
36)、顧客情報と共に消防署に自動通報するか(S3
2)、或いは、不在でなければ適切な顧客対応がなされ
る(S38)。従って、図8中のステップS30でのガ
スセンタ40の判断フローは、図8の場合と同じであ
る。この場合も、上記工程において、ステップS30か
らS32への自動通報の経路を省略してもよい。
【0081】[ガス漏れ警報器とガスメータによる保安
システム]次に、ガス漏れ警報器26とガスメータ10
による保安システムについて説明する。ガス漏れ警報器
26は、ガスの配管14やガス導管12等が漏洩した
り、ガス燃焼中だったガス機器の炎が立ち消えしてガス
機器からガスが燃焼されずに漏洩したりすると、屋内の
メタンガス濃度を検出し、ガス漏れ警報を発する。従っ
て、ガス漏れは火災とは直接の関係は乏しい。従って、
この保安システムでは、ガス使用中にガス漏れが検出さ
れると、まずガスメータ10にガス栓の遮断を命じ、そ
の後のガス漏れがなくなるか否かを監視する。また、ガ
ス漏れが検出されるとガスセンタ40に通報され、ガス
センタ40から顧客宅に電話連絡され、適切な対応がな
される。一方、ガス漏れが検出されたがガスメータから
ガス流量なしとのガス情報が供給された場合は、ガス栓
を遮断してもガス漏れの解決にならないので、ガスセン
タ40からガス保安部隊46に出動要請がなされる。
【0082】図10は、ガス漏れ警報がありガス流量が
ある場合の保安システムの動作フローチャート図であ
る。ガス漏れ警報器26が、ガス漏れを検出すると、セ
キュリティ装置30に通知し、セキュリティ装置30は
起動する(S12)。これによりセキュリティ装置30
は、ガス漏れ監視体制に入る。そこで、セキュリティ装
置30は、ガスメータ10にガス流量があるか否かのガ
ス情報を問い合わせる(S16)。そして、ガス流量あ
りとのガス情報を受信すると、セキュリティ装置30
は、ガスメータ10にガス遮断を命ずる(S19)。こ
れに応答してガスメータはガス遮断弁を閉じ、ガス遮断
情報を返信する。
【0083】次に、セキュリティ装置30は、ガス情
報、ガス漏れ情報及びガス遮断情報と共にガスセンタ4
0に通報する(S24)。そして、セキュリティ装置3
0は、その後、ガス濃度の低下がないか否かの監視を行
う(S60)。ガス濃度の推移を適宜ガスセンタ40に
通知する。ガスセンタ40は、顧客宅に電話連絡し、ガ
ス漏れが発生していることを伝え、適切な措置或いは避
難を要請する(S62)。この対応は、ガスセンタ40
の作業員による。
【0084】なお、ガス遮断後のガス濃度の低下の監視
は、セキュリティ装置30ではなく、ガスセンタ40の
コンピュータによって行われてもよい。その場合は、一
定の時間後に、ガスセンタ40からセキュリティ装置3
0にガス濃度検出命令が出され、それに応答して、セキ
ュリティ装置30がガス漏れ警報器26から検出された
ガス濃度の情報を収集し、ガスセンタ40に通信により
伝える。
【0085】図11は、ガス漏れ警報がありガス流量が
ない場合の保安システムの動作フローチャート図であ
る。この場合は、ガス漏れ検知からガス情報の取得まで
は、図10と同じである。ガス流量がないことが検出さ
れると、セキュリティ装置30は、ガス情報、ガス漏れ
情報、ガス遮断されていないことと共に、電話回線を通
じてガスセンタ40に通報する(S24)。
【0086】この場合は、顧客宅内のガス配管14やガ
ス器具からのガス漏れではなく、ガス 導管12からの
漏れたガスが屋内に進入している可能性があり、ガスメ
ータ10によるガス遮断を行うことなく、ガスセンタ4
0は、ガス保安部隊46に出動を要請する(S64)。
ガス保安部隊46は、これに応答して出動する(S6
6)。そして、ガスセンタ40は、更に顧客宅に電話に
て連絡をし、避難要請などを行う(S62)。この顧客
対応は、ガスセンタ40の作業員により行われる。本発
明におけるセキュリティ装置30とガスセンタ40のコ
ンピュータとの機能の関係は、上記の実施の形態例に限
定されない。ガスセンタ40が上記説明したセキュリテ
ィ装置30の一部の機能を有することもできる。一方、
セキュリティ装置30が上記説明したガスセンタ40の
一部の機能を有することもできる。
【0087】[ガスセンタから消防署への自動通報]次
に、ガスセンタ40から消防署42への自動通報動作に
ついて説明する。図12は、自動通報動作のフローチャ
ートである。図12において、ガスセンタ40のコンピ
ュータシステムは、セキュリティ装置30から火災情
報、ガス情報、ガス漏れ情報及びCO情報などの情報を
受信し、消防署42への自動通報と判断すると(S7
0)、顧客情報データベース48から後述する通報用顧
客情報を選択する(S71)。
【0088】図13は、顧客情報データベース48の構
成を示す図である。顧客情報データベース48は、ガス
の利用契約をしている全顧客の顧客基本情報ファイル4
81(氏名、住所、電話番号、口座番号など)、全顧客
の住所を含む地図データファイル482及び通報用顧客
情報ファイル483を有する。通報用顧客情報ファイル
483は、本実施の形態において特徴的なデータファイ
ルであって、セキュリティ装置30を設置する各顧客毎
にあらかじめ作成される顧客情報を格納する。
【0089】通報用顧客情報ファイル483の各顧客情
報は、例えば、顧客の氏名、住所、電話番号などの基本
情報に加えて、住宅情報を有する。住宅情報は、例え
ば、顧客の家が、住居か商店か、或いはマンション又は
一戸建てであるか、マンションならば何階建ての何階に
住んでいるか、一戸建てであれば、何階建ての住宅か、
木造か鉄骨か等の住宅の形状や構造に関する情報等であ
る。また、家族構成情報を有していてもよい。さらに、
通報用顧客情報ファイル483の各顧客情報は、地図デ
ータ482のうち、顧客の家及びその近隣部分を切り出
した近隣地図データを有する。
【0090】図14は、通報用顧客情報ファイル483
内の顧客情報の近隣地図データの例である。図14で
は、例として建物aに住む顧客の近隣地図データが示さ
れる。
【0091】図12に戻って、ガスセンタ40のコンピ
ュータシステムは、上述したような通報用顧客情報ファ
イル483から対応する顧客情報を選択すると、その中
に最低限必要な情報(氏名、住所、電話番号などの基本
情報)が登録されているかどうかをチェックし(S7
2)、含まれていない場合は、ディスプレイにエラー表
示をしたり、アラームを鳴らし、ガスセンタ40内の保
安員がマニュアルで対応する(S73)。含まれている
場合、顧客情報を以下の所定の通信手段で消防署42に
自動通報する(S74a、S74b、S74c)。
【0092】所定の通信手段は、具体的には、(1)顧
客情報を音声データ化して電話による自動通報(S74
a)、(2)FAXによる自動通報(S74b)、
(3)電子メールによる自動通報(S74c)のいずれ
か一つ又は2つ以上の組み合わせである。顧客情報で
は、近隣地図データ以外の基本情報や住宅情報などはあ
らかじめテキストデータ化され、近隣地図データも汎用
的なフォーマットで画像データ化されている。従って、
(1)音声データ化による電話通報において、選択した
顧客情報のうちの画像データである近隣地図データ以外
の情報は、容易に音声データ化できるので、瞬時に消防
署に音声によって自動通報することができる。なお、電
話通報の場合は、近隣地図データはFAX又は電子メー
ルで並行して送信される。また、(2)FAX通報及び
(3)電子メール通報においても、選択した顧客情報は
容易にFAXデータ化、電子メール化することができる
ので、瞬時に消防署に通報することができる。
【0093】このように、本発明の実施の形態では、顧
客毎に通報用の顧客情報を、送信可能なフォーマットで
あらかじめ作成し、顧客情報データベース48の通報用
顧客情報ファイル483に登録しておく。これにより、
自動通報する際に、対応する顧客の顧客情報を選択する
だけで、顧客情報を消防署に通報することが可能とな
る。即ち、データベース内を検索して顧客情報を作成す
る時間や顧客情報を送信可能なフォーマットに変換する
時間などを短縮することができるので、顧客情報を瞬時
に消防署に通報することができる。
【0094】なお、顧客の住所によって消防署の通報先
が異なる。例えば、通報先は、消防本部の集中通報セン
タや、それぞれ所轄の消防署であったりする。通報先が
集中通報センタである場合、通報は、集中通報センタか
ら顧客の住所を管轄する消防署に転送され、そこから消
防車が出動する。このように、複数の通報先が存在する
場合、通報先に応じて、利用できる通信手段が異なる場
合も想定される。従って、通報用の顧客情報には、通報
先の名前や連絡番号、及びそこへの通信手段の種類など
の通報先情報があらかじめ登録されていてもよい。
【0095】通信手段は、音声データによる電話通報、
FAX通報及び電子メール通報のいずれか一つであって
もよいし、二つ以上の組み合わせであってもよい。例え
ば、電話通報とFAX通報が並行して同時に行われても
よいし、全ての通信手段を使って送信されてもよい。ま
た、通報先が利用可能な通信手段が複数ある場合、通報
先情報として、利用される通信手段の優先順位が登録さ
れてもよい。例えば、第一順位として、電話通報とFA
X通報の組み合わせが登録され、FAXが通じない場
合、第二順位として、FAX通報の代わりに電子メール
通報が登録されてもよい。
【0096】また、通報先も、集中通報センタ及び所轄
の消防署のいずれかに限定されず、消防サイドの依頼に
応じて、両方に通報してもよい。さらには、無線通信
(例えば、携帯電話やノートパソコンのような携帯端末
によるインターネット通信)を利用して消防車に通報し
てもよい。
【0097】また、上述の実施の形態では、通報用顧客
情報ファイル483は、あらかじめ作成されてデータベ
ース48に登録されているが、通報用顧客情報ファイル
483は、自動通報の際に、顧客基本情報ファイル48
1及び地図データファイル482などに基づいて作成さ
れてもよい。この場合、データベース48は、上述の各
顧客の住宅情報及び家族構成情報などを格納するための
データファイルを有し、基本情報ファイル481ととも
に、検索によって各情報が抽出され、所定の送信フォー
マット(テキストファイル形式など)に変換される。さ
らに、地図データファイル482から、顧客宅を中心と
した所定範囲の近隣地図が切り出され、所定の送信フォ
ーマットに変換される。
【0098】以上、本発明の保護範囲は、上記の実施の
形態例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記
載された発明とその均等物にまで及ぶものである。
【0099】
【発明の効果】以上、本発明によれば、ガス情報と火災
情報、ガス情報とCO情報、またはガス情報とガス漏れ
情報とを利用して迅速に最も適切な保安活動を行うこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態例における保安システムの構成図
である。
【図2】火災警報とガス流量がある場合の保安システム
の動作フローチャート図である。
【図3】セキュリティ装置の動作例を示すフローチャー
ト図である。
【図4】ガスセンタの動作例を示すフローチャート図で
ある。
【図5】セキュリティ装置の別の動作例を示すフローチ
ャート図である。
【図6】揚げ物調理中を検知する方法を説明する図であ
る。
【図7】火災警報があるがガス流量がない場合の保安シ
ステムの動作フローチャート図である。
【図8】CO警報とガス流量がある場合の保安システム
の動作フローチャート図である。
【図9】CO警報とガス流量がない場合の保安システム
の動作フローチャート図である。
【図10】ガス漏れ警報がありガス流量がある場合の保
安システムの動作フローチャート図である。
【図11】ガス漏れ警報がありガス流量がない場合の保
安システムの動作フローチャート図である。
【図12】自動通報動作のフローチャートである。
【図13】顧客情報データベース48の構成を示す図で
ある。
【図14】通報用顧客情報483の近隣地図データの例
である。
【符号の説明】
10 ガスメータ 20 警報器 22 火災警報器 24 CO警報器 26 ガス漏れ警報器 30 セキュリティ装置 40 ガスセンタ 42 消防署 44 ガス保安部隊 48 顧客情報データベース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04M 11/04 H04M 11/04 (72)発明者 熊野 俊暢 東京都港区海岸一丁目5番20号 東京瓦斯 株式会社内 (72)発明者 東郷 悟史 東京都港区海岸一丁目5番20号 東京瓦斯 株式会社内 (72)発明者 西野 光重 東京都港区海岸一丁目5番20号 東京瓦斯 株式会社内 (72)発明者 本荘 妙子 東京都港区海岸一丁目5番20号 東京瓦斯 株式会社内 (72)発明者 藤本 龍雄 東京都港区海岸一丁目5番20号 東京瓦斯 株式会社内 (72)発明者 小柴 幸男 東京都港区海岸一丁目5番20号 東京瓦斯 株式会社内

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】消防署への緊急連絡を可能にする保安シス
    テムにおいて、顧客宅に設置され、ガス流量を測定する
    ガスメータと、 前記顧客宅に設置される火災警報器と、 前記顧客宅に設置され、前記ガスメータと火災警報器に
    通信可能に接続され、前記ガスメータからガス情報を前
    記火災警報器から火災情報を受信するセキュリティ装置
    と、 前記セキュリティ装置と通信回線を介して接続され、前
    記セキュリティ装置から前記火災情報及びガス情報と共
    に通報を受信するガスセンタとを有し、 前記ガスセンタは、前記火災情報とガス情報に応じて、
    消防署に自動通報する第1の動作、または一旦顧客宅に
    電話し不在確認後に自動通報する第2の動作を行うこと
    を特徴とする保安システム。
  2. 【請求項2】請求項1において、 前記ガスセンタは、前記火災情報が火災警報用の設定温
    度以上であることを示す場合は、前記第1の動作を行う
    ことを特徴とする保安システム。
  3. 【請求項3】請求項1において、 前記ガスセンタは、前記火災情報が火災警報用の設定温
    度以上であり、前記ガス情報がガス使用中であることを
    示す場合は、前記第1の動作を行うことを特徴とする保
    安システム。
  4. 【請求項4】請求項2において、 前記ガスセンタは、前記火災情報が火災警報用の設定温
    度より低い予備的温度以上であり、前記ガス情報がガス
    使用中であることを示す場合は、前記第1の動作を行
    い、 更に、前記火災情報が前記予備的温度未満であり、前記
    ガス情報がガス使用中であることを示す場合は、前記第
    2の動作を行うことを特徴とする保安システム。
  5. 【請求項5】請求項1乃至4のいずれかにおいて、 前記セキュリティ装置は、前記火災情報が前記設定温度
    以上であり、前記ガス情報がガス使用中であることを示
    す場合は、前記ガスメータに供給ガスの遮断をさせ、ガ
    ス遮断情報を前記ガス情報に含めて前記ガスセンタに送
    信することを特徴とする保安システム。
  6. 【請求項6】請求項1において、 前記ガスセンタは、前記火災情報が火災警報用の設定温
    度以上であり、前記ガス情報がガス不使用中であること
    を示す場合は、前記第1の動作を行うことを特徴とする
    保安システム。
  7. 【請求項7】請求項1において、 前記セキュリティ装置は、前記火災警報器からの所定の
    警報を受信した時に、前記ガスメータに前記ガス情報の
    問い合わせを行うことを特徴とする保安システム。
  8. 【請求項8】請求項7において、 前記セキュリティ装置は、前記ガス情報がガス使用中で
    あることを示す場合は、前記火災情報及びガス情報と共
    に、前記ガスセンタに通報することを特徴とする保安シ
    ステム。
  9. 【請求項9】請求項1において、 前記セキュリティ装置は、前記ガスメータから所定のガ
    ス使用状況を示すガス情報を受信した時に、前記火災警
    報器に前記火災情報の問い合わせを行うことを特徴とす
    る保安システム。
  10. 【請求項10】請求項9において、 前記セキュリティ装置は、前記火災情報が火災警報用の
    設定温度以上またはそれより低い予備的温度以上である
    場合は、前記火災情報及びガス情報と共に、前記ガスセ
    ンタに通報することを特徴とする保安システム。
  11. 【請求項11】消防署への緊急連絡を可能にする保安シ
    ステムにおいて、 顧客宅に設置され、ガス流量を測定するガスメータと、 前記顧客宅に設置されるCO警報器と、 前記顧客宅に設置され、前記ガスメータとCO警報器に
    通信可能に接続され、前記ガスメータからガス情報を前
    記CO警報器からCO情報を受信するセキュリティ装置
    と、 前記セキュリティ装置と通信回線を介して接続され、前
    記セキュリティ装置から前記CO情報及びガス情報と共
    に通報を受信するガスセンタとを有し、 前記ガスセンタは、前記CO情報とガス情報に応じて、
    消防署に自動通報する第1の動作、または一旦顧客宅に
    電話し不在確認後に自動通報する第2の動作を行うこと
    を特徴とする保安システム。
  12. 【請求項12】請求項11において、 前記セキュリティ装置は、前記CO情報が所定のCO濃
    度を越える情報を有する場合は、前記ガスメータにガス
    遮断を行わせ、その後のCO濃度を前記CO警報器を介
    して監視することを特徴とする保安システム。
  13. 【請求項13】請求項11において、 前記ガスセンタは、前記CO情報が火災警報用の所定の
    第1の濃度を超えていることを示す場合は、前記第1の
    動作を行い、前記CO情報が前記第1の濃度より低い
    が、当該第1の濃度よりも低い第2の濃度を超えている
    場合は、前記第2の動作を行うことを特徴とする保安シ
    ステム。
  14. 【請求項14】ガス漏れに対する保安システムにおい
    て、 顧客宅に設置され、ガス流量を測定するガスメータと、 前記顧客宅に設置されるガス漏れ警報器と、 前記顧客宅に設置され、前記ガスメータとガス漏れ警報
    器に通信可能に接続され、前記ガスメータからガス情報
    を前記ガス漏れ警報器からガス漏れ情報を受信するセキ
    ュリティ装置と、 前記セキュリティ装置と通信回線を介して接続され、前
    記セキュリティ装置から前記ガス漏れ情報及びガス情報
    と共に通報を受信するガスセンタとを有し、 前記ガスセンタは、前記ガス漏れ情報が所定のガス濃度
    が検出されることを示し、前記ガス情報がガス流量がな
    いことを示す場合に、ガス保安部隊に顧客先に出動を要
    請すること特徴とする保安システム。
  15. 【請求項15】請求項14において、 前記セキュリティ装置は、前記ガス漏れ情報が所定のガ
    ス濃度が検出されることを示し、前記ガス情報がガス流
    量があることを示す場合は、前記ガスメータにガス遮断
    を行わせ、その後のガス濃度を前記ガス漏れ警報器を介
    して監視することを特徴とする保安システム。
  16. 【請求項16】ガス配管に接続され、ガス流量を測定す
    るガスメータにおいて、 ガス流量の履歴から、ガスコンロに対応する範囲のガス
    流量が検出され、前記ガスコンロの使用開始から第1の
    所定期間の間当該ガスコンロの最大ガス流量またはそれ
    に近い流量の使用が行われ、その後、第2の所定期間の
    間当該ガスコンロの最小ガス流量またはそれに近い流量
    の使用が行われ、その後、第3の所定期間の間前記ガス
    コンロの最大ガス流量と最小ガス流量との間でガス流量
    の制御が行われていることが検出されるとき、揚げ物調
    理中に対応するガス使用状態を検出することを特徴とす
    るガスメータ。
  17. 【請求項17】ガス配管に接続され、ガス流量を測定す
    るガスメータにおいて、 ガス流量の履歴から、ガスコンロに対応する範囲のガス
    流量が検出され、前記ガスコンロの使用開始から第1の
    所定期間の間当該ガスコンロの最大ガス流量またはそれ
    に近い流量の使用が行われ、その後、第2の所定期間の
    間当該ガスコンロの最小ガス流量またはそれに近い流量
    の使用が行われ、その後、第3の所定期間の間前記ガス
    コンロの最大ガス流量と最小ガス流量との間で一定のガ
    ス流量の制御が継続して行われていることが検出される
    とき、揚げ物調理中に対応するガス使用状態を検出する
    ことを特徴とするガスメータ。
  18. 【請求項18】火災警報に対する保安システムにおい
    て、 顧客宅に設置され、ガス流量を測定するガスメータと、 前記顧客宅に設置され、当該顧客宅の温度または煙が火
    災警報に対応する設定値を超える時に火災警報を発する
    火災警報器と、 前記顧客宅に設置され、前記ガスメータとガス漏れ警報
    器に通信可能に接続され、前記火災警報器からの火災警
    報に応答して、前記ガスメータにガス遮断を行わせるセ
    キュリティ装置とを有する保安システム。
  19. 【請求項19】火災警報に対する保安システムにおい
    て、 顧客宅に設置され、ガス経路を遮断するガス遮断手段
    と、 前記顧客宅に設置され、当該顧客宅の温度または煙が火
    災警報に対応する設定値を超える時に火災警報を発する
    火災警報器とを有し、前記火災警報器からの火災警報に
    応答して、前記ガス遮断手段にガス遮断を行わせること
    を特徴とする保安システム。
  20. 【請求項20】消防署への緊急連絡を可能にする保安シ
    ステムにおいて、顧客宅に設置され、ガス流量を測定す
    るガスメータと、 前記顧客宅に設置される火災警報器と、 前記顧客宅に設置され、前記ガスメータと火災警報器に
    通信可能に接続され、前記ガスメータからガス情報を前
    記火災警報器から火災情報を受信するセキュリティ装置
    と、 前記セキュリティ装置と通信回線を介して接続され、前
    記セキュリティ装置から前記火災情報及びガス情報と共
    に通報を受信するガスセンタとを有し、 前記ガスセンタは、前記火災情報とガス情報に応じて、
    前記顧客の顧客情報を付して、消防署に自動通報するこ
    とを特徴とする保安システム。
  21. 【請求項21】消防署への緊急連絡を可能にする保安シ
    ステムにおいて、 顧客宅に設置され、ガス流量を測定するガスメータと、 前記顧客宅に設置されるCO警報器と、 前記顧客宅に設置され、前記ガスメータとCO警報器に
    通信可能に接続され、前記ガスメータからガス情報を前
    記CO警報器からCO情報を受信するセキュリティ装置
    と、 前記セキュリティ装置と通信回線を介して接続され、前
    記セキュリティ装置から前記CO情報及びガス情報と共
    に通報を受信するガスセンタとを有し、 前記ガスセンタは、前記CO情報とガス情報に応じて、
    前記顧客の顧客情報を付して、消防署に自動通報するこ
    とを特徴とする保安システム。
  22. 【請求項22】請求項20又は21において、 前記ガスセンタは、顧客毎に分類された前記顧客情報を
    格納するデータベースを有し、前記セキュリティ装置か
    らの通報を受信すると、前記データベースから前記顧客
    の顧客情報を選択することを特徴とする保安システム。
  23. 【請求項23】請求項20乃至22のいずれかにおい
    て、 前記顧客情報は、住宅に関する情報、家族構成情報、近
    隣地図データの少なくとも一つを有することを特徴とす
    る保安システム。
  24. 【請求項24】請求項20乃至22のいずれかにおい
    て、 前記ガスセンタは、電話、ファックス又は電子メールの
    少なくとも一つを利用して自動通報することを特徴とす
    る保安システム。
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