JP2001283353A - セキュリティシステム - Google Patents

セキュリティシステム

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JP2001283353A
JP2001283353A JP2000099250A JP2000099250A JP2001283353A JP 2001283353 A JP2001283353 A JP 2001283353A JP 2000099250 A JP2000099250 A JP 2000099250A JP 2000099250 A JP2000099250 A JP 2000099250A JP 2001283353 A JP2001283353 A JP 2001283353A
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JP
Japan
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alarm
security
customer
security level
gas
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Application number
JP2000099250A
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English (en)
Inventor
Masatomo Kobayashi
賢知 小林
Masa Ishimoto
雅 石本
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Tokyo Gas Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Gas Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】顧客宅の周囲の状況に応じて変化する危険度に
応じて、適切なセキュリティレベルで危険を監視するこ
とができるセキュリティシステムを提供する。 【解決手段】セキュリティシステムに対して、異常を検
出する確率が異なる複数のセキュリティレベルが設定さ
れ、顧客宅の周囲の危険度に応じて、セキュリティレベ
ルが変更される。従って、顧客宅の危険度に応じて適切
なセキュリティレベルでの監視を行うことができる。ま
た、各セキュリティレベルでの監視サービスに対して、
それぞれ単位時間当たりの料金を設定しておき、所定期
間における各セキュリティレベルでの監視サービスの時
間に基づいて、顧客に対して課金する。これにより、顧
客は、危険度が比較的高い期間についてのみ、割増料金
を払えばよいので、全体として質の高い監視サービスを
割安な料金設定で享受することができる。また、監視サ
ービス提供会社についても、危険度が比較的高い期間の
み、セキュリティレベルが上がるので、全体として、セ
キュリティ部隊の出動率を抑えられ、コスト負担を少な
くすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、防火や防犯のため
のセキュリティシステムに関し、火災警報器、ガス漏れ
警報器、ドアや窓などの侵入警報器など各種警報器から
の警報出力に基づいて、火災又は犯罪などの異常発生を
検出し、通報したり、セキュリティ部隊を出動させるセ
キュリティシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】セキュリティシステムは、セキュリティ
契約を締結した顧客の家屋に、例えば、火災警報器に含
まれる温度センサや煙センサ、ドアや窓の扉からの侵入
を検出する侵入警報器に含まれる超音波センサなど各種
センサを配置する。そして、遠隔の監視センタが、これ
らのセンサから出力される警報信号を監視する。監視セ
ンタは、センサの出力に基づいて、火災や犯罪などなん
らかの異常な状態の発生を判定し、異常を検出した場合
は、顧客に電話で通報したり、顧客宅にセキュリティ部
隊を出動させる。
【0003】このようなセキュリティシステムにおい
て、従来は、顧客宅の異常を検出するレベル、即ちセキ
ュリティレベルは、顧客宅の周囲の状況にかかわらず一
定である。即ち、各種センサの感度はあらかじめ設定さ
れた感度に固定であるので、センサが異常を検出して警
報信号を出力するレベルは一定である。従って、セキュ
リティシステムのセキュリティレベルを高めるには、各
種センサの感度をできるだけ敏感にし、少しの危険をも
検出できるようにすればよい。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、各種セ
ンサの感度を不必要に高くすると、異常でない場合であ
っても異常検出する誤検出の確率が高くなる。このよう
な誤検出が増加すると、セキュリティ部隊の出動作業の
コストがかさみ、セキュリティシステム全体のコストが
増大してしてしまう。
【0005】一方、例えば、近所に空き巣などの侵入事
件が連続して発生しているような場合、通常よりも高い
セキュリティレベルを必要とする。また、冬期の空気が
乾燥した時期は、火災が発生しやすい状況にあるので、
このような時期も、通常よりも高いセキュリティレベル
を必要とする場合がある。しかしながら、従来のセキュ
リティシステムのセキュリティレベルは一定であるの
で、周囲の状況に応じて危険度が変化すると、適切なセ
キュリティレベルで危険を監視できない場合がある。
【0006】そこで、本発明の目的は、周囲の状況に応
じて変化する危険度に応じて、適切なセキュリティレベ
ルで危険を監視することができるセキュリティシステム
を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
のセキュリティシステムでは、異常を検出する感度が異
なる複数のセキュリティレベルが設定され、顧客宅の周
囲の危険度に応じて、セキュリティレベルが変更され
る。従って、顧客宅の危険度に応じて適切なセキュリテ
ィレベルでの監視を行うことができる。また、各セキュ
リティレベルでの監視サービスに対して、それぞれ単位
時間当たりの料金を設定しておき、所定期間における各
セキュリティレベルでの監視サービスの時間に基づい
て、顧客に対して課金する。これにより、顧客は、危険
度が比較的高い期間についてのみ、割増料金を払えばよ
いので、全体として質の高い監視サービスを割安な料金
設定で享受することができる。また、監視サービス提供
会社についても、危険度が比較的高い期間のみ、セキュ
リティレベルが上がるので、全体として、セキュリティ
部隊の出動確率を抑えられ、コスト負担を少なくするこ
とができる。
【0008】好ましくは、本発明のセキュリティシステ
ムは、顧客宅に設置される少なくとも1つの警報器及び
前記警報器と通信可能に接続する監視センタを有し、前
記警報器から前記監視センタに出力される警報に基づい
て、顧客宅の異常を検出し、セキュリティ部隊を顧客宅
に出動させるセキュリティシステムにおいて、顧客宅の
異常を検出する確率が異なる複数のセキュリティレベル
が設定され、顧客宅の危険度に応じて前記セキュリティ
レベルが変更可能であることを特徴とする。
【0009】上記発明において、前記複数のセキュリテ
ィレベルは、好ましくは、前記警報器の警報出力感度、
又は前記監視センタで判定される前記セキュリティ部隊
の出動基準の少なくとも1つが互いに異なる。また、前
記セキュリティ部隊の出動基準は、前記セキュリティ部
隊を出動させるのに必要な前記警報器からの警報の継続
時間であり、前記出動基準が低くなるに従って、前記警
報の継続時間は短くなる。さらに、顧客宅の危険度が高
くなるに従って、より高いセキュリティレベルに変更さ
れ、セキュリティレベルが高くなるに従って、前記警報
出力感度は高くなり、又は前記出動基準は低くなる。
【0010】上記発明において、前記警報器は、好まし
くは、火災警報器、ガス漏れ警報器、一酸化炭素警報
器、又は侵入警報器の少なくとも一つであって、前記危
険度は、前記警報器が前記火災警報器である場合、火災
が発生しやすい程度、前記警報器が前記ガス漏れ警報器
である場合、ガス漏れが発生しやすい程度、前記警報器
が前記一酸化炭素警報器である場合、一酸化炭素が発生
しやすい程度、又は前記警報器が前記侵入警報器である
場合、侵入されやすい程度である。
【0011】また、上記発明において、前記監視センタ
がセキュリティレベルの変更を判断し、セキュリティレ
ベルの変更を前記警報器に通信によって通知してもよい
し、前記警報器がセキュリティレベルの変更を判断し、
セキュリティレベルの変更を前記監視センタに通信によ
って通知してもよい。
【0012】さらに好ましくは、上記発明において、前
記複数のセキュリティレベルによる監視サービスに対し
て、所定の単位時間当たりの料金が各セキュリティレベ
ル毎に設定され、所定期間中の各セキュリティレベルで
の監視サービスの時間に基づいて、顧客に課金する。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。しかしながら、本発明の技術的範囲が、本
実施の形態に限定されるものではない。
【0014】図1は、本実施の形態におけるセキュリテ
ィシステムの構成図である。ここに示されたセキュリテ
ィシステムは、顧客宅に設置されたガスメータ10と、
警報器20と、通信装置30と、通信装置30と公衆電
話回線などの通信回線36を介して接続されて通信可能
な監視センタ40とを有する。
【0015】ガスメータ10は、ガスが供給されるガス
導管12に接続され、また、顧客宅内に設置されたガス
配管14に接続される。ガス配管14の先には、ガスを
燃焼するガス器具16が接続される。ガスメータ10
は、図示しないが、例えばガス流量を計測する計測手段
と、ガスを遮断する遮断弁と、地震を感知する感震器
と、ガス流量や感震器からの情報を解釈し、必要に応じ
てガス遮断弁の遮断制御を行うマイクロコンピュータな
どを有する。ガスメータ10は、顧客宅に設置される通
信装置30と接続され、顧客宅の電話回線を利用して監
視センタ40と通信を行うことができる。従って、監視
センタ40では、この通信ネットワークにより、ガス使
用状況を把握することができ、必要に応じてガス遮断を
ガスメータ10に命令することができる。或いは、監視
センタ40では、ガスメータ10により自主的に行われ
たガス遮断に対して、必要に応じてガス開栓動作をガス
メータ10に命じることもできる。
【0016】顧客宅に設置される警報器20は、火災警
報器22を有する。火災警報器20は、例えば、顧客宅
内の温度が火災警報用の設定温度を超えていることを検
出する温度センサや、火災警報用の所定濃度の煙や炎が
発生していることを検出する煙センサや炎センサを備え
る。火災警報器22は、温度センサが設定温度を検出し
た場合、煙センサが所定濃度の煙を検出した場合、炎セ
ンサが炎を検出した場合に火災警報を発することができ
る。この警報は、従来からの警報音に加えて、通信装置
30に回線28を介して送信される。また、火災警報器
22は、火災警報を発した原因となる火災情報、例えば
検出温度や検出濃度も通信装置30に送信することがで
きる。なお、火災警報器22は、火災感知器及び受信盤
を備える構成であってもよく、即ち、火災を感知する手
段(火災感知器)と警報を発する手段(受信盤)が別々
の装置で構成されてもよい。
【0017】警報器20は、更に、CO警報器24を有
する。CO警報器24は、顧客宅内の一酸化炭素(C
O)濃度がCO警報用の所定の濃度を超えていることを
検出するCOセンサを備える。CO警報器24は、CO
センサが所定濃度を検出した場合、CO警報を発するこ
とができる。この警報は、火災警報器22の場合と同様
に、通信装置30に送信され、また、CO警報に至った
原因となるCO情報も通信装置30に送信することがで
きる。
【0018】警報器20は、更に好ましくは、ガス漏れ
警報器26を有する。ガス漏れ警報器26は、メタンガ
スなどのガス導管12やガス配管14から漏れたガスが
顧客宅内に充満しているか否かを検出するガスセンサを
備える。そして、ガス漏れ警報器26は、ガスセンサが
所定の警報レベルのガス濃度を検出した場合、ガス漏れ
警報を発することができ、その警報は上記と同様に通信
装置30にも送信される。
【0019】警報器20は、更に好ましくは、侵入警報
器27を有する。侵入警報器27は、顧客宅のドアや窓
などの扉の破壊を検出する超音波センサなどを備える。
侵入警報器27は、超音波センサが扉の破壊を検出した
場合、警報を発することができ、その警報は上記同様に
通信装置30にも送信される。
【0020】通信装置30は、例えば、顧客宅の居間な
どに設置され、内部にマイクロコンピュータを搭載し、
所定のインテリジェンシを有する。そして、通信装置3
0は、ガスメータ10からのガスの使用に関する種々の
ガス情報と、警報器20からの警報器それぞれの情報と
を収集し、それらの情報を監視センタ40に送信するこ
とができる。通信装置30と監視センタ40との間は、
通常は、一般の公衆電話回線36を介して通信される。
従って、顧客の所有する電話回線を利用して通信され
る。
【0021】通信装置30は、ガスメータ10と警報器
20からのそれぞれの情報をそのまま監視センタ40に
送信する場合もあれば、それらの情報からある程度の判
断を行う機能を有し、その判断結果に従ってある程度加
工されたガス情報及び警報器からの情報を監視センタ4
0に送信する場合もある。前者の場合は、通信装置30
から監視センタ40に送信すべき情報量が多くなるの
で、迅速で誤りのない通報を行うためには、通信装置3
0の通信能力を比較的高くすることが必要である。ま
た、後者の場合は、通信装置30の判断に従って、加工
された少ないデータ量の情報が監視センタ40に送信さ
れ、通信装置30の能力がそれほど高くなくても迅速で
誤りの少ない通報を可能にする。
【0022】監視センタ40は、通信装置30から送信
されるガス情報と警報器の情報とから、迅速で且つ適切
なセキュリティ措置をとることができる。最も典型的に
は、ガス情報と警報器の情報とから、火災の蓋然性が高
いことが判断されると、監視センタ40内の監視サーバ
は、所轄の消防署42に火災発生を知らせる自動通報を
行ってもよい。この自動通報には、監視センタ40の監
視サーバが保持している顧客情報を加えることができ、
消防出動に必要な顧客住所や建築物情報などを通報と共
に正確に消防署42に伝えることができる。
【0023】監視センタ40では、上記のガス情報や警
報器からの情報によっては、至急消防署に出動を要請す
るほどのセキュリティレベルではないが、顧客宅への連
絡が必要な場合は、監視サーバが顧客宅に電話をし不在
か否かをチェックする。そして、電話応答がないことに
より不在であることが確認される場合は、必要に応じて
所轄の消防署に自動通報する。これらの操作は、人間が
介することなく、全て監視サーバにより機械的に行うこ
とができる。
【0024】セキュリティ部隊44は、従来からも監視
センタ40からの出動要請に応じて、顧客宅に派遣され
る部隊である。本実施の形態例のセキュリティシステム
では、監視センタ40が、ガス情報に加えてガス漏れ情
報などの警報器からの情報も収集することができるの
で、消防の出動要請は必要なくてもセキュリティ部隊4
4の出動は必要であると判断される場合は、セキュリテ
ィ部隊44の迅速な出動を行うことができる。
【0025】図1に示されたセキュリティシステムにお
いて、本発明では、顧客宅の危険度に応じて、セキュリ
ティレベルを変更する。これにより、顧客宅の周囲の状
況に応じた適切なセキュリティレベルでセキュリティ活
動を行うことができるようになる。セキュリティレベル
は、好ましくは、警報器20に含まれる各センサの感度
を変更したり、セキュリティ部隊の出動基準を変更する
ことにより変更される。例えば、顧客宅の危険度が通常
よりも高いと判断された場合、警報器20の所定のセン
サの感度を上げたり、又はセキュリティ部隊の出動基準
を下げる。本発明による監視サービスは、顧客に対する
通常の監視サービスに加えて、付加的な監視サービスと
して、顧客に選択可能に提供される。
【0026】図2は、顧客宅の危険度とセキュリティレ
ベルの関係を示す図である。図2(a)は、一例とし
て、火災に関する危険度とセキュリティレベルの関係を
示し、図2(b)は、侵入に関する危険度とセキュリテ
ィレベルの関係を示す。危険度及びセキュリティレベル
は、火災に関する監視サービス、ガス漏れに関する監視
サービス、一酸化炭素に関する監視サービス、侵入に関
する監視サービスなど、設置されている警報器毎に別々
に設定される。顧客は、例えば、火災に関する監視サー
ビスと、侵入に関する監視サービスとを別々に加入契約
することができる。
【0027】まず、図2(a)において、通常の契約で
は、セキュリティレベルは「1」である。セキュリティ
レベル「1」における危険度を「1」とする。セキュリ
ティレベル「1」の各センサの感度は、あらかじめ設定
された基準感度aである。また、セキュリティ部隊の出
動基準は、各センサからの警報信号出力継続時間で表さ
れ、セキュリティレベル「1」の出動基準は、あらかじ
め設定されたb秒間とする。センサからの警報信号が比
較的短い場合、誤検出である確率が高いので、ある程度
の期間継続してセンサから信号が出力した場合に、異常
(火災、侵入など)が発生したと推定して、セキュリテ
ィ部隊が出動する。
【0028】危険度「1」より一段階高い危険度「2」
は、例えば、顧客宅の地域に異常乾燥注意報が出されて
いる場合のレベルである。外部(例えば気象庁)からの
気象情報として、例えば異常乾燥注意報が出されている
場合は、空気が乾燥し、火災が発生しやすい状況にあ
る。危険度「2」に対して、セキュリティレベル
「2」、「3」が対応する。セキュリティレベル「2」
は、顧客の住宅が、木造住宅以外の住宅である場合のレ
ベルであって、セキュリティレベル「3」は、顧客の住
宅が木造住宅である場合のレベルである。木造住宅の方
が、セキュリティレベルが高いのは、木造住宅がそれ以
外の住宅より、火災の被害が大きい確率の高い住宅だか
らである。
【0029】セキュリティレベル「2」では、各センサ
の感度は1.2a、即ち、セキュリティレベル「1」での
センサ感度の1.2倍にする。感度を高めることによっ
て、より迅速に火災を検出することが可能になる。ま
た、セキュリティ部隊の出動基準は0.8bとなり、セキ
ュリティレベル「1」と比較して20%低くなる。これに
より、セキュリティ部隊の出動する確率が高くなり、迅
速に火災を検出することが可能となる。
【0030】セキュリティレベル「3」では、各センサ
の感度は、1.5a、セキュリティ部隊の出動基準は、0.6
bとなり、セキュリティレベル「2」よりさらにセンサ
感度を高め、出動基準を低くする。このように、同じ危
険度であっても、住宅の種類(又は構造)によってセキ
ュリティレベルを異ならせることが好ましい。もちろ
ん、住宅の種類(又は構造)に関係なく、ある危険度に
対して同じセキュリティレベルが設定されてもよい。
【0031】危険度「3」は、例えば、顧客宅の周辺で
放火事件が発生した場合のレベルである。放火事件が発
生すると、連続して次の放火事件が発生するおそれがあ
り、火災の発生する確率が高くなる。危険度「3」は、
危険度「2」より火災の発生する確率が高いものとす
る。危険度「3」に対して、セキュリティレベル「4」
が対応する。セキュリティレベル「4」では、各センサ
の感度は1.8aに高められ、セキュリティ部隊の出動基
準は0.4bと低くなる。これにより、セキュリティレベ
ル「3」よりも、さらに、センサから信号が出力される
確率が高くなり、また、セキュリティ部隊の出動する確
率が高くなるので、火災をより迅速に検出することが可
能となる。
【0032】危険度「4」は、例えば、異常乾燥注意報
が出されていて、且つ顧客宅の周辺で放火事件が発生し
た場合のレベルである。この場合の火災の発生する確率
は、危険度「3」よりさらに高い。従って、危険度
「4」に対応するセキュリティレベル「5」では、各セ
ンサの感度は2.0a(セキュリティレベル「1」の2
倍)に高められ、セキュリティ部隊の出動基準は0.2b
となる(セキュリティレベル「1」と比較して80%低
下)。これにより、セキュリティレベル「4」よりも、
より高い確率で火災を検出することができるようにな
る。
【0033】また、図2(b)において、通常の契約で
は、火災の場合と同様に、セキュリティレベルは「1」
である。そして、上記同様に、セキュリティレベル
「1」に対する危険度を「1」とし、セキュリティレベ
ル「1」の各センサの感度は、あらかじめ設定された基
準感度cであり、さらに、セキュリティレベル「1」の
出動基準は、あらかじめ設定されたd秒間とする。
【0034】危険度「2」は、例えば、顧客宅の周辺で
空き巣などの侵入事件が発生した場合のレベルである。
侵入巣事件が発生すると、連続して次の侵入事件が発生
するおそれがあり、侵入の発生する確率が通常より高く
なる。危険度「2」に対して、セキュリティレベル
「2」が対応する。セキュリティレベル「2」では、各
センサの感度は1.5cに高められる。即ち、センサ感度
は通常の1.5倍になる。また、セキュリティ部隊の出動
基準は0.5bになる。即ち、出動基準は、通常の半分に
低くなる。これにより、センサから警報信号が出力され
る確率が高くなり、また、セキュリティ部隊の出動する
確率が高くなるので、侵入をより迅速に検出することが
可能となる。
【0035】同様に、ガス漏れに関する危険度は、ガス
を使用している場合に通常よりも高くなる。また、一酸
化炭素発生に関する危険度は、ガス器具(例えば、給湯
器)がガス燃焼を行っている場合に通常よりも高くな
る。ガスの使用は、ガスメータ10から得られるガス使
用状況情報によって検出可能である。また、ガス燃焼
は、ガス器具16を通信装置30と接続し、ガス器具1
6のON/OFFを取得可能にすることにより、検出可能で
ある。このように、ガス漏れ及び一酸化炭素発生のにつ
いても、複数の危険度が設定される。そして、各危険度
に対応して、ガス漏れ警報器又はCO警報器の感度、セ
キュリティ部隊の出動基準が異なるセキュリティレベル
が設定される。
【0036】また、上述のセキュリティレベル「1」よ
り高いセキュリティレベルにおいて、顧客が通信装置3
0のスイッチをOFFにしている場合であっても、通信装
置30に通電し、通信装置30を動作状態にさせてもよ
い。例えば、本発明のセキュリティシステムによる監視
サービス料金が通信装置30のスイッチをONにしている
時間に応じて課金する制度である場合、顧客は、留守又
は夜間のときだけ通信装置30のスイッチをONにする可
能性がある。このような場合に、顧客に対して、セキュ
リティレベルが高くなった場合は、通信装置30のスイ
ッチのON/OFFに関係なく、監視を行うサービスを提供す
ることが考えられる。そのために、通信装置30は、ス
イッチがOFFにされても、監視センタ40からの通信回
線を介した制御により、動作状態になるための回路構成
を備える。
【0037】上述したように、本発明のセキュリティシ
ステムは、顧客宅の危険度が通常よりも高まった場合、
火災を検出する確率がより高くなるようにセキュリティ
レベルを上げる。具体的には、顧客宅に配置された各種
センサの感度が高められたり、又はセキュリティ部隊の
出動基準が下げられる。但し、セキュリティレベルを上
げることにより、火災を検出する確率が高まる一方で、
誤検出の確率も高くなる。誤検出によっても、セキュリ
ティ部隊は出動するので、誤検出の確率が高くなれば、
監視サービスのコストも上昇する。
【0038】本発明の実施の形態では、このコスト上昇
分は、本発明のセキュリティシステムによって、危険度
に応じてセキュリティレベルを変更するサービス(セキ
ュリティレベル変更サービスと呼ぶ)を受ける顧客に対
して負担させる。即ち、このセキュリティレベル変更サ
ービスをオプションサービスとして、顧客に対して選択
可能にする。これにより、このサービスの提供を希望し
ない顧客に対しては、監視サービス提供会社は、危険度
にかかわらず通常のセキュリティレベル「1」での監視
サービスを提供する。この場合、サービスの料金は、例
えば月額一定である。一方、セキュリティレベル変更サ
ービスを受ける契約をした顧客に対しては、サービス提
供会社は、危険度に応じて、セキュリティレベルを変え
たサービスを提供する。そして、サービス提供会社は、
各顧客毎に、セキュリティレベル「2」以上の各レベル
での監視時間に基づいて、セキュリティレベル変更サー
ビスに対する料金を計算する。
【0039】図3は、セキュリティレベル「2」以上の
各レベルに対応する割増料金(単位時間当たり)テーブ
ルである。監視センタ40は、各顧客のセキュリティレ
ベルが上がると、そのレベルでの監視時間を測定し、そ
の監視時間に各レベルに対応する割増料金を乗じて、セ
キュリティレベル変更サービスに対する追加料金を計算
する。サービス提供会社は、セキュリティレベル「1」
による通常の監視サービスに対する通常の月極料金に、
上記追加料金を加算して、顧客に請求する。
【0040】図4は、本実施の形態におけるセキュリテ
ィシステムの第一の動作フローチャートである。第一の
動作フローチャートでは、監視センタ40側で、セキュ
リティレベルを変更する。監視センタ40、警報器20
それぞれが通常の監視状態である場合に、危険度が変わ
る事象が発生する。例えば、特定の地域に異常乾燥注意
報が出される。この場合は、図2(a)に従うと、火災
に関する危険度が「1」から「2」に変更する。監視セ
ンタ40の監視員は、各顧客の通信装置30と通信回線
で接続する監視センタ40内の監視サーバを操作して、
その地域に対する火災に関する危険度を手動で変更する
(S11)。なお、危険度の変更は、自動で行われても
よい。そのために、監視センタ40内の監視サーバは、
気象庁や報道機関などから自動的に危険度の変更を伴う
事象を取得してもよい。
【0041】監視サーバは、顧客契約データベースを検
索する(S12)。そして、監視サーバは、その特定地
域に住所を有し、さらにセキュリティレベル変更サービ
スの契約をしている顧客を抽出する(S13)。監視サ
ーバは、抽出した顧客に対する出動基準を、変更した危
険度に対応するセキュリティレベルの出動基準に変更す
る(S14)。さらに、監視サーバは、変更した危険度
に対応するセキュリティレベルを含むレベル変更指示
を、抽出した各顧客宅の警報器20に通信装置30を介
してに送信する(S15)。より詳しくは、火災の危険
度の変更によってセキュリティレベルが変更される場合
は、火災警報器20に対してレベル変更指示が送信され
る。同様に、ガス漏れ、一酸化炭素、侵入それぞれの危
険度の変更によって、セキュリティレベルが変更される
場合、それぞれガス漏れ警報器26、CO警報器24、
侵入警報器27にレベル変更指示が送信される。
【0042】また、異常乾燥注意報が出され、危険度
「2」に変更される場合、顧客の住宅の種類によって、
セキュリティレベルは異なる(図2(a)参照)。この
ような場合、監視サーバは、顧客契約データベースに含
まれる顧客住宅種類情報に基づいて、各顧客ごとのセキ
ュリティレベルを判定し、抽出した顧客ごとに、異なる
セキュリティレベルを送信する。
【0043】また、セキュリティレベル変更サービスの
契約において、顧客はセキュリティレベルの上限を設定
可能であってもよい。例えば、ある顧客がセキュリティ
レベル「3」を上限に設定する契約を締結した場合にお
いて、危険度の変更に応じてセキュリティレベルが
「5」に変更される場合であっても、この顧客に対して
は、上限のセキュリティレベル「3」への変更指示が送
信される。上限のセキュリティレベルも、顧客契約デー
タベースに格納される。
【0044】警報器20は、レベル変更指示を受信する
と、レベル変更指示に含まれるセキュリティレベルに対
応する感度に変更する(S21)。警報器20は、セン
サの感度を変更すると、その変更時刻情報を監視センタ
40に返信する(S22)。
【0045】監視センタ40は、変更時刻情報を受信す
ると、顧客毎に、変更したセキュリティレベルと変更時
刻を記憶する(S16)。こうして、監視センタ40
は、セキュリティレベルを変更する(セキュリティレベ
ル「1」に戻る場合も含む)毎に、各顧客のセキュリテ
ィレベルとその変更時刻を含むレベル変更情報を記憶す
る。従って、変更時刻の差分から、各セキュリティレベ
ル毎の監視時間を求めることができる。
【0046】顧客に対する課金を計算する課金サーバ
は、毎月の所定日所定時刻に、監視サーバに記憶される
各顧客毎のレベル変更情報を読み出す(S17)。課金
サーバは、監視サーバとともに監視センタ40内に設置
されてもよいし、監視センタ40と遠隔に設置され、通
信回線を介して監視サーバと接続されてもよい。また、
上記各顧客毎のセキュリティレベルとその変更時刻を含
むレベル変更情報は、監視サーバから課金サーバに、そ
の都度送信され、課金サーバが記憶してもよい。また、
監視サーバと課金サーバは同一のコンピュータシステム
であってもよい。
【0047】課金サーバは、各顧客毎に、セキュリティ
レベル「2」以上の監視の有無を調べ、有る場合は、各
レベル毎に、変更時刻の差分からそのレベルでの監視時
間を求め、追加料金を計算し、月極の一定料金に加算し
て、各顧客の請求料金を求める。(S18)。
【0048】例えば、セキュリティレベル「1」による
通常の監視サービスが月極料金Z円であるとして、ある
月において、セキュリティレベル「2」での監視が、1
5時間、セキュリティ「5」での監視が20時間であっ
た顧客に対する請求金額は、図3のテーブルに従って、 Z+(15×1.2X)+(20×1.5X) となる。
【0049】図5は、本実施の形態におけるセキュリテ
ィシステムの第二の動作フローチャートである。第二の
動作フローチャートでは、警報器20の判断で、セキュ
リティレベルが変更される。例えば、顧客宅に湿度セン
サが配置され、火災警報器22に接続される。そして、
火災警報器22は、湿度センサの検出する湿度に応じ
て、セキュリティレベルを変更する。例えば、火災警報
器22は、湿度センサが所定値未満の低湿度を検出して
いる間は、火災の危険度が高いと判定し、セキュリティ
レベル「2」又は「3」に設定する。また、湿度センサ
が所定値以上の湿度を検出している間は、通常の危険度
と判定して、セキュリティレベル「1」に設定する。ま
た、ガス漏れ警報器26は、通信装置30を介して、ガ
スの使用状況情報(ガスが使用されているか否かに関す
る情報)を取得することにより、危険度を判定して、セ
キュリティレベルの変更を判断してもよい。また、CO
警報器24も、通信装置30を介して、ガス器具の使用
状況情報(ガス燃焼が行われているか否かに関する情
報)を取得し、セキュリティレベルの変更を判断しても
よい。
【0050】警報器20は、セキュリティレベルを変更
すると(S41)、センサ感度を変更する。さらに、警
報器20は、変更されたセキュリティレベルとその変更
時刻情報(レベル変更情報)を、監視センタ40に送信
する(S42)。
【0051】監視センタ40の監視サーバは、レベル変
更情報を受信すると、変更されたセキュリティに対応す
るセキュリティ部隊の出動基準を変更する(S31)。
さらに、監視サーバは、そのレベル変更情報を記憶する
(S32)。そして、上述同様に、課金サーバが、毎月
の所定日所定時刻に、レベル変更情報を読み出して(S
33)、各顧客に対する請求金額を計算する(S3
4)。
【0052】上述の実施の形態において、セキュリティ
レベルは、異常乾燥注意報、放火事件、侵入事件などに
基づいて変更されたが、他の事象で変更されてもよい。
例えば、ガスメータ10に内蔵される感震器が所定震度
以上の地震を検出した場合、火災警報器22は、自動的
にセキュリティレベルを上げてもよい。地震後は、火災
が発生しやすいからである。また、気象庁などが発表す
る地震情報に基づいて、監視センタ40側でセキュリテ
ィレベルの変更を判断して、火災警報器22に対してレ
ベル変更指示を通知してもよい。地震によって上がった
セキュリティレベルは、例えば、地震が止まってから所
定時間後、自動的に元のレベルに戻るように設定され
る。
【0053】また、顧客宅の電源を制御するブレーカが
落ちた場合に、それを検出してセキュリティレベルが上
げられてもよい。例えば、夜間にブレーカが落ちると、
顧客宅の電灯が消え、侵入事件の被害に遭いやすくなる
からである。例えば、通信装置30が警報器20に電源
を供給し、通信装置30が補助電源を内蔵している場
合、顧客宅の電源供給が止まっても、警報器20は動作
可能である。そして、通信装置30は、補助電源への切
り替わりを警報器20又は監視センタ40に通知する。
即ち、通信装置30は、停電検出手段として機能する。
この通知に基づいてセキュリティレベルを変更すること
ができる。顧客宅の電源供給が正常に戻り、補助電源の
使用が止まると、元のセキュリティレベルに戻るように
設定される。
【0054】さらに、本発明の実施の形態では、上述し
たように、セキュリティレベルが上がることにより、危
険の誤検出(誤警報)の確率が高くなる。その誤検出を
できるだけ少なくするために、所定の事象に対しては、
誤検出かどうかの判定(警報の正誤の判定)が監視セン
タ40で行われてもよい。例えば、ガス漏れ警報器26
から出動基準以上の信号が出力された場合、ガスメータ
10のガス使用状況情報が読み出される。そして、ガス
メータ10が動いていない場合、ガス漏れが発生するこ
とはなく、誤検出と判定される。この場合、セキュリテ
ィ部隊は出動しない。また、ガスメータが動いている場
合は、ガス漏れが発生している可能性が高く、セキュリ
ティ部隊は出動する。
【0055】また、本発明の実施の形態では、セキュリ
ティレベルの変更によって、各警報器のセンサの感度と
セキュリティ部隊の出動基準が変更されるが、どちらか
一方が変更されるような選択肢が提供されてもよい。
【0056】さらに、上述したように、警報器20がセ
キュリティレベルの変更を判断するインテリジェンシを
有してもよいが、警報器20に代わって、通信装置30
がセキュリティレベルの変更を判断してもよい。即ち、
通信装置30は、警報器20からの湿度センサ、ガスメ
ータ、ガス器具16などからの信号に基づいて、セキュ
リティレベルの変更する。
【0057】本発明の保護範囲は、上記の実施の形態に
限定されず、特許請求の範囲に記載された発明とその均
等物に及ぶものである。
【0058】
【発明の効果】以上、本発明によれば、異常を検出する
確率が異なる複数のセキュリティレベルが設定され、顧
客宅の周囲の危険度に応じて、セキュリティレベルが変
更される。従って、顧客宅の危険度に応じて適切なセキ
ュリティレベルでの監視を行うことができる。また、各
セキュリティレベルでの監視サービスに対して、それぞ
れ単位時間当たりの料金を設定しておき、所定期間にお
ける各セキュリティレベルでの監視サービスの時間に基
づいて、顧客に対して課金する。これにより、顧客は、
危険度が比較的高い期間についてのみ、割増料金を払え
ばよいので、全体として質の高い監視サービスを割安な
料金設定で享受することができる。また、監視サービス
提供会社についても、危険度が比較的高い期間のみ、セ
キュリティレベルが上がるので、全体として、セキュリ
ティ部隊の出動率を抑えられ、コスト負担を少なくする
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態におけるセキュリティシステムの
構成図である。
【図2】顧客宅の危険度とセキュリティレベルの関係を
示す図である。
【図3】セキュリティレベル「2」以上の各レベルに対
応する割増料金(単位時間当たり)テーブルである。
【図4】本実施の形態におけるセキュリティシステムの
第一の動作フローチャートである。
【図5】本実施の形態におけるセキュリティシステムの
第二の動作フローチャートである。
【符号の説明】
10 ガスメータ 20 警報器 22 火災警報器 24 CO警報器 26 ガス漏れ警報器 27 侵入警報器 30 通信装置 40 監視センタ 42 消防署 44 セキュリティ部隊
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C087 AA02 AA03 BB12 DD04 DD05 DD07 DD24 EE08 EE14 EE18 FF01 FF02 GG07 GG08 GG12 GG19 GG28 GG30 GG31 GG36 GG70

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】顧客宅に設置される少なくとも1つの警報
    器及び前記警報器と通信可能に接続する監視センタを有
    し、前記警報器から前記監視センタに出力される警報に
    基づいて、顧客宅の異常を検出し、セキュリティ部隊を
    顧客宅に出動させるセキュリティシステムにおいて、 顧客宅の異常を検出する感度が異なる複数のセキュリテ
    ィレベルが設定され、顧客宅の危険度に応じて前記セキ
    ュリティレベルが変更可能であることを特徴とするセキ
    ュリティシステム。
  2. 【請求項2】請求項1において、 前記複数のセキュリティレベルは、前記警報器の警報出
    力感度、又は前記監視センタで判定される前記セキュリ
    ティ部隊の出動基準の少なくとも1つが互いに異なるこ
    とを特徴とするセキュリティシステム。
  3. 【請求項3】請求項2において、 前記セキュリティ部隊の出動基準は、前記セキュリティ
    部隊を出動させるのに必要な前記警報器からの警報の継
    続時間であり、前記出動基準が低くなるに従って、前記
    警報の継続時間は短くなることを特徴とするセキュリテ
    ィシステム。
  4. 【請求項4】請求項2において、 顧客宅の危険度が高くなるに従って、より高いセキュリ
    ティレベルに変更され、セキュリティレベルが高くなる
    に従って、前記警報出力感度は高くなり、又は前記出動
    基準は低くなることを特徴とするセキュリティシステ
    ム。
  5. 【請求項5】請求項1において、 前記警報器は、火災警報器、ガス漏れ警報器、一酸化炭
    素警報器、又は侵入警報器の少なくとも一つであって、 前記危険度は、前記警報器が前記火災警報器である場
    合、火災が発生しやすい程度、前記警報器が前記ガス漏
    れ警報器である場合、ガス漏れが発生しやすい程度、前
    記警報器が前記一酸化炭素警報器である場合、一酸化炭
    素が発生しやすい程度、又は前記警報器が前記侵入警報
    器である場合、侵入されやすい程度であることを特徴と
    するセキュリティシステム。
  6. 【請求項6】請求項1において、 前記監視センタがセキュリティレベルの変更を判断し、
    セキュリティレベルの変更を前記警報器に通信によって
    通知することを特徴とするセキュリティシステム。
  7. 【請求項7】請求項1において、 前記警報器がセキュリティレベルの変更を判断し、セキ
    ュリティレベルの変更を前記監視センタに通信によって
    通知することを特徴とするセキュリティシステム。
  8. 【請求項8】請求項1において、 顧客宅の停電を検出する停電検出手段が設けられ、前記
    停電検出手段による停電の検出に基づいて、前記顧客宅
    のセキュリティレベルを変更することを特徴とするセキ
    ュリティシステム。
  9. 【請求項9】請求項6において、 前記警報器は火災警報器であって、 前記監視センタは、外部からの気象情報に基づいて、当
    該気象情報の対象地域内の顧客宅に対するセキュリティ
    レベルの変更を判断し、前記顧客宅に配置された火災警
    報器の感度を変更することを特徴とするセキュリティシ
    ステム。
  10. 【請求項10】請求項6において、 前記警報器はガス漏れ警報器であって、 前記監視センタは、所定の顧客宅のガス漏れ警報器から
    警報を受信した場合、前記所定の顧客宅のガス使用量を
    計測するガスメータからガス使用状況を取得し、当該ガ
    ス使用状況に基づいて、前記ガス漏れ警報器からの警報
    の正誤を判定することを特徴とするセキュリティシステ
    ム。
  11. 【請求項11】請求項1において、 前記複数のセキュリティレベルによる監視サービスに対
    して、所定の単位時間当たりの料金が各セキュリティレ
    ベル毎に設定され、 顧客毎に、所定期間中における各セキュリティレベル毎
    の監視サービスの時間を記録し、各セキュリティレベル
    での監視サービスの時間に基づいて、顧客に課金するこ
    とを特徴とするセキュリティシステム。
  12. 【請求項12】顧客宅に設置される少なくとも1つの警
    報器からの警報に基づいて、顧客宅の異常を検出し、セ
    キュリティ部隊を顧客宅に出動させる監視サービスの課
    金方法において、 顧客宅の異常を検出する感度が異なる複数のセキュリテ
    ィレベルを設定し、顧客宅の危険度に応じて前記セキュ
    リティレベルを変更し、前記複数のセキュリティレベル
    による監視サービスに対して、所定の単位時間当たりの
    料金を各セキュリティレベル毎に設定し、 所定期間中における各セキュリティレベル毎の監視サー
    ビスの時間に基づいて、顧客に課金することを特徴とす
    る監視サービスの課金方法。
  13. 【請求項13】火災を検出する火災警報器において、 前記火災警報器の周囲の湿度を検出する湿度センサが設
    けられ、前記湿度センサが検出する湿度に基づいて、火
    災の検出感度を変更可能であることを特徴とする火災警
    報器。
  14. 【請求項14】ガス漏れを検出するガス漏れ警報器にお
    いて、 顧客のガス使用量を計測するガスメータからガス使用状
    況を取得し、当該ガス使用状況に基づいて、前記ガス漏
    れの検出感度を変更することを特徴とするガス漏れ警報
    器。
  15. 【請求項15】一酸化炭素を検出する一酸化炭素警報器
    において、 顧客宅内のガス器具の使用状況を取得し、当該ガス器具
    の使用状況に基づいて、一酸化炭素の検出感度を変更す
    ることを特徴とする一酸化炭素警報器。
  16. 【請求項16】火災を検出する火災警報器において、 地震を検出する感震器が設けられ、前記感震器による地
    震の検出に基づいて、火災の検出感度を変更することを
    特徴とする火災警報器。
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